JP2022085528A - 圧縮空気の凝縮装置 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項3の発明は、通気板の通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する下流側の通気板に衝突可能に設け、通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する通気板に確実に衝突させ、効率良い凝縮効果と液化作用を得られるようにしている。
請求項4発明は、通気板で生成した凝縮水を前記通気孔を介して凝縮ユニット内の底部に排出可能に設け、ドレンの滞留を回避して合理的に排出し得るようにしている。
請求項5の発明は、上流側に一または複数の通気板を配置した凝縮ユニット内の中央部に下流側に連通可能な出口管を軸方向に配置し、該出口管の上流側の端部を前記衝突板の他側面に近接配置し、該出口管の上流側端部と空気移動室の下流側端部に亘って略円錐面状の仕切壁を配置し、空気移動室の下流側に略V字形断面の空気圧縮室を区画形成し、凝縮ユニットの上流側で除湿し乾燥させた圧縮空気を空気移動室で更に除湿し乾燥させて、卓越した凝縮効果と除湿効果を得られるようにしている。
請求項6の発明は、空気圧縮室の横断面積を下流側に沿って漸減し、下流側端部を狭小に形成し、空気圧縮室における圧縮空気の卓越した凝縮効果と除湿効果を得られるようにしている。
請求項8の発明は、圧縮した圧縮空気を前記仕切壁に沿って衝突板側へ移動可能に設け、該衝突板に衝突して凝縮可能にし、圧縮後の圧縮空気を更に凝縮させて精密に凝縮し除湿させるようにしている。
請求項9の発明は、出口管の端部周面に雄ネジ部を設けるとともに、凝縮ユニットの上流側端部に雌ネジ部を形成した入口管を突設し、該雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合可能に設け、隣接する凝縮ユニット同士を連結可能に設け、隣接する凝縮ユニットを簡単に連結し得るようにしている。
請求項10の発明は、凝縮管を水平または垂直に配管し、凝縮管の多様な使用に応じられるようにしている。
請求項11の発明は、凝縮管を、エアードライヤ若しくは気液分離器またはエアークリーナの下流側若しくは上流側近傍、または双方に配置し、凝縮管の実用的な使用を実現し得るようにしている。
請求項13の発明は、凝縮管を下流側へ緩やかに傾斜して配置し、凝縮ユニット内のドレンを合理的に回収し得るようにしている。
請求項14の発明は、凝縮管の最下流位置の凝縮ユニットにドレントラップを取付け、ドレントラップによる合理的な使用を実現するようにしている。
請求項15の発明は、各凝縮ユニットの底部に通水孔を形成し、各通水孔を連通可能に設けるとともに、最下流位置の凝縮ユニットにドレンを流下可能に設け、該ドレンをドレントラップで回収可能に設け、凝縮ユニットのドレンを合理的に回収し得るようにしている。
請求項17の発明は、外部に設置した筒状容器の外周に複数の凝縮管を垂直方向に配置し、各凝縮管を筒状容器の外周に環状に配置するとともに、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し空冷可能に設け、凝縮管の設置スペースのコンパクト化を図るとともに、該凝縮管を空冷して凝縮ユニットを冷却し、圧縮空気を冷却して凝縮ユニットの凝縮負荷を軽減するようにしている。
請求項18の発明は、筒状容器を有底に構成し、その内部に冷却水を収容し、該筒状容器の内側に複数の凝縮管を冷却水に浸漬して垂直方向に配置するとともに、各凝縮管を筒状容器の内周に環状に配置し、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し、凝縮管および凝縮ユニットを冷却可能に設け、圧縮空気の冷却を増進して凝縮ユニットの凝縮負荷を軽減するようにしている。
請求項3の発明は、通気板の通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する下流側の通気板に衝突可能に設けたから、通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する通気板に確実に衝突させ、効率良い凝縮効果と液化作用を得られる効果がある。
請求項4発明は、通気板で生成した凝縮水を前記通気孔を介して凝縮ユニット内の底部に排出可能に設けたから、ドレンの滞留を回避して合理的に排出することができる。
請求項5の発明は、上流側に一または複数の通気板を配置した凝縮ユニット内の中央部に下流側に連通可能な出口管を軸方向に配置し、該出口管の上流側の端部を前記衝突板の他側面に近接配置し、該出口管の上流側端部と空気移動室の下流側端部に亘って略円錐面状の仕切壁を配置し、空気移動室の下流側に略V字形断面の空気圧縮室を区画形成したから、凝縮ユニットの上流側で除湿し乾燥させた圧縮空気を空気移動室で更に除湿し乾燥させて、卓越した凝縮効果と除湿効果を得られる効果がある。
請求項6の発明は、空気圧縮室の横断面積を下流側に沿って漸減し、下流側端部を狭小に形成したから、空気圧縮室における圧縮空気の卓越した凝縮効果と除湿効果を得られる効果がある。
請求項8の発明は、圧縮した圧縮空気を前記仕切壁に沿って衝突板側へ移動可能に設け、該衝突板に衝突して凝縮可能にしたから、圧縮後の圧縮空気を更に凝縮させて精密に凝縮し除湿させることができる。
請求項9の発明は、出口管の端部周面に雄ネジ部を設けるとともに、凝縮ユニットの上流側端部に雌ネジ部を形成した入口管を突設し、該雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合可能に設け、隣接する凝縮ユニット同士を連結可能に設けたから、隣接する凝縮ユニットを簡単に連結することができる。
請求項10の発明は、凝縮管を水平または垂直に配管したから、凝縮管の多様な使用に応じられる効果がある。
請求項11の発明は、凝縮管を、エアードライヤ若しくは気液分離器またはエアークリーナの下流側若しくは上流側近傍、または双方に配置したから、凝縮管の実用的な使用を実現することができる。
請求項13の発明は、凝縮管を下流側へ緩やかに傾斜して配置したから、凝縮ユニット内のドレンを合理的に回収することができる。
請求項14の発明は、凝縮管の最下流位置の凝縮ユニットにドレントラップを取付けたから、ドレントラップによる合理的な使用を実現することができる。
請求項15の発明は、各凝縮ユニットの底部に通水孔を形成し、各通水孔を連通可能に設けるとともに、最下流位置の凝縮ユニットにドレンを流下可能に設け、該ドレンをドレントラップで回収可能にしたから、凝縮ユニットのドレンを合理的に回収することができる。
請求項17の発明は、外部に設置した筒状容器の外周に複数の凝縮管を垂直方向に配置し、各凝縮管を筒状容器の外周に環状に配置するとともに、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し空冷可能に設けたから、凝縮管の設置スペースのコンパクト化を図るとともに、該凝縮管を空冷して凝縮ユニットを冷却し、圧縮空気を冷却して凝縮ユニットの凝縮負荷を軽減することができる。
請求項18の発明は、筒状容器を有底に構成し、その内部に冷却水を収容し、該筒状容器の内側に複数の凝縮管を冷却水に浸漬して垂直方向に配置するとともに、各凝縮管を筒状容器の内周に環状に配置し、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し、凝縮管および凝縮ユニットを冷却可能に設けたから、圧縮空気の冷却を増進して凝縮ユニットの凝縮負荷を軽減することができる。
前記凝縮管8は後述する凝縮ユニットを複数連結して構成され、その下流側端部にエアードライヤユニット9が接続されている。
実施形態の凝縮管8は、6個の凝縮ユニット10を連結して所定長さに形成しているが、設置環境や設置スペースに対応して可及的に多数の凝縮ユニット10を連結し、圧縮空気の凝縮効果を上げて除湿し水分を能率良く除去することが望ましい。
前記入口管11を隣接する上流側の凝縮ユニット10の下流側端部に配置し、その雌ネジ部12を当該位置の出口管14の雄ネジ部13にねじ込み、相隣接する凝縮ユニット10,10を連結している。
前記係合壁16の端面は出口管14の端面と同一面上に配置され、また前記環状孔15の内面は円錐状の仕切壁17で区画され、その奥部の狭小部を出口管14の上流側端部に連結している。
前記空気移動室18は、内部に前記区画スペースが占有していて、凝縮ユニット10の周壁と区画スペースとの間に、環状の空気移動スペースが形成されている。前記空気移動スペースの環状幅は、下流側に向かって漸減し、その下流側端部に狭隘な空気圧縮室19が形成され、導入した圧縮空気を狭隘部に押し込んで圧縮し、これを上流側に押し出して空気移動室18へ押し戻し、後述する衝突板に衝突可能にしている。
図中、22は通気板20と衝突板21との間に介在した支持脚、23は凝縮ユニット10の周壁10aと衝突板21の間に形成した環状通路、24は凝縮ユニット10の上流側端面と通気板20との間に形成した衝突室である。
空気移動室18へ押し戻された圧縮空気は、衝突板21の他側面に衝突して凝縮し、その一部を液化するとともに、衝突後に出口管14内に導かれて、隣接する下流側の凝縮ユニット10へ移動可能にされている。
この場合、ドレン排出孔26はドレン28の発生量に応じて、例えば各凝縮ユニット10に、または一つ若しくは二つ置きの凝縮ユニット10に形成しても良い。
前記筐体29内に冷凍回路の冷媒導管32が配管され、該冷媒導管32に冷媒圧縮機33と、コンデンサ34と膨張弁35と蒸発器36が介挿され、該蒸発器36を前記冷却室30内に配置し、冷却室30で冷却した圧縮空気を、連通管31を介して筐体29の外側の後述する凝結器とエアードライヤへ導入可能にしている。
前記凝結器41とエアードライヤ42は、略同径の円筒体で構成され、それらの処理能力ないし空気流量は4000l/mimで、従来の約13~14倍に構成され、それらの直下にオートまたは簡易なドレントラップ44,45を接続し、そのドレンをドレンチューブ46,47を介して室外へ排出可能にしている。
の2.3倍)の中空円筒体で構成され、その下半部は中空に構成されていて、後述するインレットから筒状容器内への圧縮空気の導入と、該筒状容器から凝結シリンダへの圧縮空気の導入と衝突の円滑化を図っている。
前記筒状容器48の下端部は漏斗状に形成され、その中央の通孔52にアルミニウム管若しくはステンレス鋼管または合成樹脂管製のネジパイプ53が接続され、該ネジパイプ53を介して、筒状容器48の底部に流下したドレンを前記ドレントラップ44へ移動可能にしている。
実施形態では製作の便宜上、凝縮管8の最下流位置の凝縮ユニット10の下流側端部を、出口管14を残して図4のX-X線のカットライン(切断線)に沿って切断し、切り残した出口管14の雄ネジ部13をインレット54のネジ孔56にねじ込んでいる。
そして、インレット54から導入した圧縮空気を通路60を介して通気路64へ導き、その下方から反転して凝結シリンダ50へ導入し、該シリンダ50内の上面に衝突して凝縮し、その一部を液化するとともに、凝結シリンダ50の上部から連結管62を経てアウトレット55へ移動し、該アウトレット55から中継管43へ移動可能にしている。
前記筒状容器65の下端部は漏斗状に形成され、その中央の通孔70にアルミニウム管若しくはステンレス鋼管または合成樹脂管製のネジパイプ71が接続され、該ネジパイプ71を介し、筒状容器65の底部に流下したドレンを前記ドレントラップ45へ移動可能にしている。
前記インレット72とアウトレット73は仕切壁78で区画され、インレット72の奥部に筒状容器67に連通する通路79が形成され、またアウトレット73の奥部にネジ孔80が形成されていて、該ネジ孔80に、除湿シリンダ67の上端部に突設した連結管81のネジ部82がねじ込まれている。
そして、インレット72から導入した圧縮空気を通路79へ導き、その下方を移動し反転して除湿シリンダ67へ導入し、該除湿シリンダ67の上部から連結管83を経てアウトレット73へ移動し、アウトレット73から空気導管76へ移動可能にしている。
前記集気シリンダ85の下端部に凹孔86が形成され、該凹孔86に小孔の通孔87の下端が開口され、該通孔87の上端が連結シリンダ83内を貫通して開口されていて、圧縮空気を通孔87から連結シリンダ83内に噴出して断熱膨張可能にし、かつその際、圧縮空気を冷却し一部を凝縮して液化可能にしている。図中、88は筒状容器65と除湿シリンダ67との間に形成した環状の通路である。
前記凝縮ユニット10は合成樹脂またはアルミダイカスト、若しくは各構成部をステンレス鋼板で折り曲げ加工し、それらを溶接して中空円筒状に成形し、その上流側の一端に雌ネジ部12を形成した入口管11を突設し、下流側の他端の周面に雄ネジ部13を形成した出口管14を配置する。
そして、出口管14の端部を凝縮ユニット10の端面と同一面上に配置し、その内側端部を凝縮ユニット10内の奥部の上流側端面から離間して配置する。
前記通気板20の下流側の離間位置に、複数の支持脚22を介して合成樹脂またはアルミダイカスト製の円板状の衝突板21を配置し、該衝突板21の外周と凝縮ユニット10の周壁10aとの間に環状通路23を形成し、該環状通路23から空気移動室18へ圧縮空気を噴出可能にする。
しかも、通気板20は周壁10aに例えば接着する等して容易に固定でき、また通気板20に支持脚22を介して衝突板21をビス止め等で容易に取付けられるから、通気板20と衝突板21の取付けを簡便に行える。
そして、前記突設した出口管14の雄ネジ部13を、この後の凝縮管8の配管の際、凝結器41のヘッドカバー49のインレット54のネジ孔56にねじ込む。
その場合、凝縮管8の一端、つまり最上流側の凝縮ユニット10の入口管11内の雌ネジ部12を、冷凍式エアードライヤ7の連通管31の送出側端部の雄ネジ部(図示略)にねじ込んで接続し、凝縮管8の他端、つまり前記改変した最下流側の凝縮ユニット10の出口管14の雄ネジ部13を、エアードライヤユニット40の凝結器41のヘッドカバー49のネジ孔56にねじ込んで接続する。この状況は図2,9のようである。
次に、エアードライヤ42のアウトレット73のネジ孔75に空気導管76のネジ部をねじ込み、該空気導管76の他端を工場内に配管し、その複数の適宜位置に支流導管(図示略)を接続し、各支流導管に各種のエアーツール77を接続する。
その際、通気板20に衝突して凝縮し液化した凝縮水、すなわちドレンは、通気板20の下部の通気孔25から流出して通気板20の他側へ移動し、その滞留を回避されて凝縮ユニット10内の底部へ移動し、その回収を促される。
したがって、前記圧縮空気は、凝縮作用と断熱膨張作用を繰り返し受けて、効率良くかつ集中的に液化されて除湿される。
その際、前記液化されたドレン27は、衝突板21の他側面に沿って凝縮ユニット10の底部に流下し、他のドレン27と一緒に凝縮ユニット10の底部に沿って移動し、排水孔26からドレンラップ27に収容される。
そして、通気孔25から噴出した圧縮空気は直後に衝突板21に衝突し、一部が凝縮されて液化された後、衝突板21に沿って周壁10a側へ移動し、狭小な環状通路23から空気移動室18へ噴出して断熱膨張し、冷却されて一部が液化される。
そして、液化されたドレン28は凝縮ユニット10の底部に流下し、このうち衝突室24内のドレン28は、通気板20の下部の通気孔25から衝突板21側へ移動し、他のドレン28と一緒に凝縮ユニット10の底部に沿って移動し、排水孔26からドレンラップ27に収容される。
その際、前記液化されたドレン28は、衝突板21の他側面に沿って凝縮ユニット10の底部に流下し、他のドレン28と一緒に凝縮ユニット10の底部に沿って移動し、排水孔26からドレンラップ27に収容される。
したがって、凝縮管8は従来のエアードライヤと同等の凝縮ないし除湿効果を奏するから、新たなエアードライヤとして機能する。
また、ドレントラップ27が存在しない凝縮ユニット10では、上流側の凝縮ユニット10で発生したドレン28が圧縮空気に交じって内部を移動し、隣接の下流側の凝縮ユニット10へ移動して、該凝縮ユニット10で発生したドレン26と一緒に下部に流下して滞留し、ドレントラップ25に回収されて排出される。
こうして、複数の凝縮ユニット10内を移動した圧縮空気は、圧縮空気中の水分を確実かつ充分に取り除かれ、精密に除湿される。
したがって、凝縮ユニット10ないし凝縮管8は、上流側の冷凍式エアードライヤ7による除湿作用を補完し、圧縮空気中の水分の除去を増進し、除湿効果を高める。このため、冷凍式エアードライヤ7の冷凍負荷が軽減され、その分消費電力が低減される。
そして、筒状容器48の下方から反転して上動し、凝結シリンダ50内に導入されて、その上面に勢い良く衝突して凝縮され、一部が液化してドレン28を生成する。
前記ドレン28は、凝結シリンダ50と筒状容器48の各内面に沿って流下し、通孔52から落下してドレントラップ44に滞留し、その溢流がドレンチューブ46に導かれて外部に排出される。
その際、圧縮空気は断熱膨張して冷却され、かつ凝縮して一部が液化し、その液滴が集気シリンダ85および除湿シリンダ67に沿って落下し、ドレントラップ45に収容される。
したがって、エアータンク3から供給された高温高圧の圧縮空気は、冷凍式エアードライヤ7で冷却かつ除湿され、凝縮管8の各凝縮ユニット10で凝縮作用と断熱膨張作用を繰り返し受けて冷却かつ除湿され、更にエアードライヤユニット40の凝結器41とエアードライヤ42によって、除湿および冷却されて水分を除去され、エアーツール77へ供給されるから、エアーツール77における機能低下や故障の発生を強力に防止し得る。
しかも、エアードライヤユニット40の凝結器41とエアードライヤ42を近接配置して、エアーコンプレッサ収容室1の小形化を図れる。
このうち、図17および図18は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は通気板20と衝突板21との間に第2通気板89を配置し、その外周部を周壁10aに密着して固定している。
前記第2通気板89は通気板20と同様に、通気孔25と同径の多数の通気孔90を形成しており、その固定位置を通気板20の位置よりもθ、位相をずらせて配置している。 したがって、各通気孔90は通気孔25,25の中間に位置し、圧縮空気が衝突板21に確実に衝突して凝縮し一部が液化される。
その際、通気板20、第2通気板89に衝突して凝縮し液化した凝縮水と、通気孔25,90から噴出して断熱膨張し液化した凝縮水、すなわちドレンは、通気板20,第2通気板89の下部の通気孔25,90から衝突板21側へ流出し、凝縮ユニット10の底部の滞留を回避されて、その回収を促される。
前記第3通気板91は通気板20と同様に、通気孔25と同径の多数の通気孔(図示略)を形成し、その固定位置を第2通気板89の位置よりもθ、位置をずらせて配置し、したがって通気孔(図示略)は通気板20と同相位置に配置して、衝突板21に確実に衝突し凝縮して一部が液化するようにされている。
このため、圧縮空気は通気板20、第2通気板89、第3通気板91の順に衝突し、最後に衝突板21に衝突して液化し、精密に除湿するようにしている。
このようにすることで、例えばエアードライヤユニット40とエアーツール77を接続する空気導管76の配管スペースをコンパクト化し、また空気導管76の保護を図れる。
また、前記凝縮管8をエアーコンプレッサ収容室1内から外部に配置し、凝縮管8の周面を空冷することによって、凝縮ユニット10内の圧縮空気を冷却し、その分凝縮ないし除湿負荷を軽減し得る。
したがって、最下位置の凝縮ユニット10以外にドレントラップの取付けを要せず、その分部品点数の低減を図れる。
また、筒状容器94内に冷却水96を収容して凝縮管8を浸漬し、凝縮ユニット10内の圧縮空気を冷却して除湿を促すようにしている。
このようにすることで、第5の実施形態と同様に凝縮ユニット10内の圧縮空気を冷却し、その分凝縮ないし除湿負荷を軽減するようにしている。図中、97は筒状容器94の上端部に被着した蓋体である。
10 凝縮ユニット
11 入口管
12 雌ネジ部
13 雄ネジ部
14 出口管
17 仕切壁
18 空気移動室
20 通気板
21 衝突板
23 狭小通路
25 通気孔
27 ドレントラップ
28 ドレン
42 エアードライヤー
89 第2通気板
90 通気孔
91 第3通気板
92,93 通水孔
94 筒状容器
96 冷却水
請求項3の発明は、通気板の通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する下流側の通気板に衝突可能に設け、通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する通気板に確実に衝突させ、効率良い凝縮効果と液化作用を得られるようにしている。
請求項5の発明は、複数の通気板を互いに離間して配置し、圧縮空気を通気板に順次衝突させて凝縮させるとともに、断熱膨張させて精密に除湿させ、また各通気板で生成された凝縮水を通気板間の凝縮ユニット内の底部に流下させて一時的に滞留可能にしている。
請求項7の発明は、凝縮ユニット内に配置した複数の通気板と衝突板との間隔を略等間隔に配置し、構成の簡潔化と、複数の通気板の配置に伴う凝縮ユニット内の占有スペ-スのコンパクト化を図るようにしている。
請求項9の発明は、複数の通気板を同厚に形成し、製作の合理化と構成の容易化を図るようにしている。
請求項3の発明は、通気板の通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する下流側の通気板に衝突可能に設けたから、通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する通気板に確実に衝突させ、効率良い凝縮効果と液化作用を得られる効果がある。
請求項5の発明は、複数の通気板を互いに離間して配置したから、圧縮空気を通気板に順次衝突させて凝縮させるとともに、断熱膨張させて精密に除湿させ、また各通気板で生成された凝縮水を通気板間の凝縮ユニット内の底部に流下させて一時的に滞留させることができる。
請求項7の発明は、凝縮ユニット内に配置した複数の通気板と衝突板との間隔を略等間隔に配置したから、構成の簡潔化と、複数の通気板の配置に伴う凝縮ユニット内の占有スペ-スのコンパクト化を図ることができる。
請求項9の発明は、複数の通気板を同厚に形成したから、製作の合理化と構成の容易化を図ることができる。
Claims (18)
- 中空筒状の凝縮ユニットを同軸状に複数連結した凝縮管の上流側端部から圧縮空気を導入可能に設け、各凝縮ユニット内の上流側に圧縮空気を衝突可能な円板状の衝突板を軸方向に直交配置し、該衝突板の外周と凝縮ユニットの内面との間に環状の狭小通路を設け、該狭小通路を凝縮ユニット内の空気移動室に連通可能に形成し、圧縮空気を下流側の凝縮ユニット内に順次移動して圧縮空気を凝縮し断熱膨張可能にした圧縮空気の凝縮装置において、前記衝突板の上流側に多数の通気孔を形成した一または複数の通気板を凝縮ユニットの内面に離間して固定し、該凝縮ユニットに導入した圧縮空気を通気板に衝突して凝縮可能に設けるとともに、該圧縮空気を通気孔から衝突板側へ噴出して断熱膨張可能に設け、圧縮空気を衝突板に複数回衝突して凝縮可能に設けたことを特徴とする圧縮空気の凝縮装置。
- 前記通気板を複数設け、それらの通気孔を互いに位相をずらせて配置した請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 通気板の通気孔から噴出した圧縮空気を隣接する下流側の通気板に衝突可能に設けた請求項2記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 通気板で生成した凝縮水を前記通気孔を介して凝縮ユニット内の底部に排出可能に設けた請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 上流側に一または複数の通気板を配置した凝縮ユニット内の中央部に下流側に連通可能な出口管を軸方向に配置し、該出口管の上流側の端部を前記衝突板の他側面に近接配置し、該出口管の上流側端部と空気移動室の下流側端部に亘って略円錐面状の仕切壁を配置し、空気移動室の下流側に略V字形断面の空気圧縮室を区画形成した請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記空気圧縮室の横断面積を下流側に沿って漸減し、下流側端部を狭小に形成した請求項5記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記圧縮空気を空気圧縮室の下流側端部に移動して圧縮し凝縮可能に設けた請求項5載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記圧縮した圧縮空気を前記仕切壁に沿って衝突板側へ移動可能に設け、該衝突板に衝突して凝縮可能にした請求項5記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記出口管の端部周面に雄ネジ部を設けるとともに、凝縮ユニットの上流側端部に雌ネジ部を形成した入口管を突設し、該雌ネジ部を前記雄ネジ部に螺合可能に設け、隣接する凝縮ユニット同士を連結可能に設けた請求項5記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記凝縮管を水平または垂直に配管した請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記凝縮管を、エアードライヤ若しくは気液分離器またはエアークリーナの下流側若しくは上流側近傍、または双方に配置した請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 水平に配置した凝縮管の各凝縮ユニットまたは適宜な凝縮ユニットの底部に、ドレントラップを取付け、凝縮ユニット内のドレンを回収可能に設けた請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記凝縮管を下流側へ緩やかに傾斜して配置した請求項1記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記凝縮管の最下流位置の凝縮ユニットにドレントラップを取付けた請求項13記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記各凝縮ユニットの底部に通水孔を形成し、各通水孔を連通可能に設けるとともに、最下流位置の凝縮ユニットにドレンを流下可能に設け、該ドレンをドレントラップで回収可能にした請求項13記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記凝縮管の最下流側の凝縮ユニットの下流側端部を、出口管を残して切断し、該出口管の下流側端部の突出部をエアードライヤ若しくは気液分離器またはエアークリーナに接続可能に設けた請求項13記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 外部に設置した筒状容器の外周に複数の凝縮管を垂直方向に配置し、各凝縮管を筒状容器の外周に環状に配置するとともに、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し空冷可能に設けた請求項9記載の圧縮空気の凝縮装置。
- 前記筒状容器を有底に構成し、その内部に冷却水を収容し、該筒状容器の内側に複数の凝縮管を冷却水に浸漬して垂直方向に配置するとともに、各凝縮管を筒状容器の内周に環状に配置し、隣接する凝縮管の下端部および上端部を接続して凝縮管を連通し、凝縮管および凝縮ユニットを冷却可能に設けた請求項9記載の圧縮空気の凝縮装置。
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