JP2022085143A - 入場管理システム、入場管理サーバ、入場管理方法、及び、プログラム - Google Patents

入場管理システム、入場管理サーバ、入場管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コストをかけずに施設に入場しようとするユーザからの感染症の拡大を防止する。【解決手段】入場管理システム1は、施設の入り口に設置されたフラッパーゲート100と、読取装置200と、熱画像センサ300と、入場管理サーバ600とを備える。熱画像センサ300は、入場者が読取装置200に自分のIDカード10を読み取らせる操作を行ったときに、顔部分が撮像範囲内に入るような位置、角度でフラッパーゲート100のゲート本体部110に固定されている。【選択図】図1

Description

本開示は、入場管理システム、入場管理サーバ、入場管理方法、及び、プログラムに関する。
感染症の拡大防止策として、オフィスビル、マンション等の施設の入り口で入場者の熱画像を撮像して発熱症状が見られるか否かを判別し、発熱症状が見られる場合に入場を禁止するシステムが知られている。熱画像から発熱症状の有無を精度よく判別するためには、熱画像内に入場者の肌が露出されている顔領域が含まれている必要がある。特許文献1には、撮像された画像を解析して、顔の位置を判別する技術が記載されている。
特開2019-105906号公報
特許文献1に記載されている技術では、画像内から特定した人間の目の間隔、顔の角度、視線の角度等の情報に基づいて顔の位置を判別しており、これらの情報を取得するためには、高解像度のカメラと画像解析に優れた高性能なCPU(Central Processing Unit)、グラフィックボード等が必要である。そのため、システム全体のコストが増大してしまう問題がある。
本開示は上記実情に鑑みてなされたものであり、コストをかけずに施設に入場しようとするユーザからの感染症の拡大を防止することができる入場管理システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る入場管理システムは、
施設に入場しようとするユーザの識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置が前記ユーザの識別情報を読み取るときに当該ユーザの顔領域の熱画像を撮像可能な位置、角度に固定されている熱画像センサと、入場管理サーバと、を備えた入場管理システムであって、
前記入場管理サーバは、
前記読取装置が読み取った前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段が前記識別情報を取得した際に、前記熱画像センサで撮像された熱画像を取得する熱画像取得手段と、
前記熱画像取得手段で取得した前記熱画像から、前記ユーザの体温を判別する体温判別手段と、
前記体温判別手段で判別した体温と閾値とを比較することにより、前記ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する発熱判別手段と、
前記ユーザが前記発熱状態であると判別した場合に、感染拡大予防処理を実行する感染拡大予防処理実行手段と、
を備える。
本開示によれば、コストをかけずに施設に入場しようとするユーザからの感染症の拡大を防止することができる。
実施形態に係る入場管理システムの全体を上方から俯瞰した図 実施形態に係る入場管理サーバの構成を示すブロック図 実施形態に係る社員DBの構成例を示す図 実施形態に係る入場管理DBの構成例を示す図 実施形態に係る入場管理サーバの機能構成を示すブロック図 実施形態に係る入場処理の手順を示すフローチャート (A)は環境情報である外気温度から閾値を決定するために参照されるテーブルの構成例を示す図、(B)は環境情報である季節から閾値を決定するために参照されるテーブルの構成例を示す図 ユーザ毎に閾値が設定されているテーブルの構成例を示す図
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
本開示の実施形態について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る入場管理システム1を上方から示した図である。入場管理システム1は、会社のオフィスとして使われている施設の入り口に設置されたフラッパーゲート100と、読取装置200と、熱画像センサ300と、表示装置400と、スピーカ500と、入場管理サーバ600とを備える。フラッパーゲート100のコントローラ130と、読取装置200と、熱画像センサ300と、表示装置400と、スピーカ500は、施設のフロアの地下等に設けられた専用線10Lを介して、入場管理システム1と通信可能に接続されている。
フラッパーゲート100は、ユーザの入場を制限するためのゲート装置である。フラッパーゲート100は、入り口の左右に一対設置されて施設へのゲートを構成するゲート本体部110と、左右のゲート本体部110の間に回動自在に取り付けられているフラッパー120と、ゲート本体部110の内部に設けられているコントローラ130とを備える。
フラッパーゲート100のコントローラ130は、フラッパーゲート100の各部を統括制御するコンピュータである。また、コントローラ130は、入場管理サーバ600と通信可能に接続されている。例えば、コントローラ130は、入場管理サーバ600からの指示に基づいて図示せぬアクチュエータに制御信号を送ることによりフラッパー120を回動させてフラッパーゲート100を開閉する。なお、図1に示すフラッパーゲート100は閉じている状態である。フラッパー120が矢印方向に回動することでフラッパーゲート100は開いた状態になる。
読取装置200は、フラッパーゲート100のゲート本体部110の上面に埋設されており、RFID(Radio Frequency Identifier)により、近接されたユーザが所持するIDカード10からユーザのIDを非接触で読み取り、読み取ったIDを入場管理サーバ600に送信する。
熱画像センサ300は、フラッパーゲート100の周囲の熱画像を撮像し、撮像した熱画像を入場管理サーバ600に送信する。熱画像は、撮像範囲内の温度分布を色調で表した画像である。例えば、10℃未満は「青」、10℃以上15℃未満は「水色」、15℃以上20℃未満は「白」、20℃以上25℃未満は「緑」、25℃以上30℃未満は「黄緑」、30℃以上35℃未満は「黄」、35℃以上36℃未満は「橙」、36℃以上37℃未満は「ピンク」、37℃以上38℃未満は「紫」、38℃以上39℃未満は「赤」、39℃以上は「黒」等のような規則に従って熱画像は表される。
熱画像センサ300は、入場者が読取装置200に自分のIDカード10を読み取らせる操作を行ったときに、顔部分が撮像範囲内に入るような位置、角度でフラッパーゲート100のゲート本体部110に固定されている。熱画像センサ300の位置、角度は、人間の腕の長さ、身長等の身体情報の平均値、中央値、分散等の統計値に基づいて決定されている。そのため、IDカード10を読み取らせる操作をした際に、ほぼ全ての入場者の顔の熱画像を熱画像センサ300で撮像することができる。
表示装置400は、入場管理サーバ600からの指示に基づいて、種々の情報を表示する。表示装置400は、入場者の見やすい位置、角度でフラッパーゲート100のゲート本体部110に設置されている。例えば、表示装置400には、熱画像センサ300が撮像した熱画像が表示される。
スピーカ500は、フラッパーゲート100のゲート本体部110に内蔵されており、入場管理サーバ600からの指示に基づいて、各種の音を出力する。例えば、入場者が発熱状態にあると判別した場合、スピーカ500からは警報音が出力される。
入場管理サーバ600は、ユーザの施設への入場を記録する処理、及び、IDが登録されていないユーザ、及び発熱状態にあるユーザの入場を防ぐための処理等を行うサーバである。入場管理サーバ600は、図2に示すように、通信インタフェース610と、CPU620と、ROM(Read Only Memory)630と、RAM(Random Access Memory)640と、二次記憶装置650と、を備える。これらの構成部は、バス660を介して相互に接続される。
通信インタフェース610は、入場管理サーバ600が外部装置と通信するためのインタフェースである。入場管理サーバ600は、通信インタフェース610を介して、熱画像センサ300、表示装置400、読取装置200、スピーカ500、及び、フラッパーゲート100のコントローラ130と通信可能に接続されている。
CPU620は、入場管理サーバ600を統括的に制御する。ROM630は、ファームウェア及びファームウェアの実行時に使用されるデータ、プログラム等を記憶する。RAM640は、CPU620の作業領域として使用される。
二次記憶装置650は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)を含んで構成される。二次記憶装置650は、社員DB651と、入場管理DB652とを記憶している。
社員DB651は、図3に示すように、施設への入場が許可されている当該施設をオフィスとして利用しているユーザである各社員のID、氏名、所属等の情報が登録されているデータベースである。
入場者DBは、フラッパーゲート100を通過して施設に入場したユーザに関する情報が記録されるデータベースである。具体的には、入場者DBには、図4に示すように、施設への入場がある毎に、入場時間と、入場したユーザのIDと、入場時に判別したユーザの体温とが対応付けられて記憶される。
続いて、入場管理サーバ600の機能的な構成について説明する。図5に示すように、入場管理サーバ600は、機能的な構成として、ID取得部601と、入場者判別部602と、熱画像取得部603と、閾値決定部604と、体温判別部605と、発熱判別部606と、入場処理実行部607と、感染拡大予防処理実行部608と、発熱状況表示部609と、を備える。これらの各部は、入場管理サーバ600の各ハードウェアが協働して動作することによって実現される。
ID取得部601は、読取装置200がIDカード10から読み取った入場者のIDを取得する。ID取得部601は、本開示の識別情報取得手段の一例である。
入場者判別部602は、ID取得部601が取得したIDが社員DB651に登録されているか否かを判別する。
熱画像取得部603は、ID取得手段がIDを取得した際に、熱画像センサ300で撮像された熱画像を取得する。熱画像取得部603は、本開示の熱画像取得手段の一例である。
閾値決定部604は、入場管理DB652に記憶されているユーザの過去の体温の履歴に基づいて、この入場者の発熱状態を判定するための閾値を決定する。閾値決定部604は、本開示の閾値決定手段の一例である。
体温判別部605は、熱画像センサ300が撮像した熱画像から、入場者の体温を取得する。具体的には、体温判別部605は、熱画像が示す最も高い温度を入場者の体温と判別する。体温判別部605は、本開示の体温判別手段の一例である。
発熱判別部606は、ユーザの体温と閾値決定部604で決定した閾値とを比較することにより、ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する。発熱判別部606は、本開示の発熱判別手段の一例である。
入場処理実行部607は、発熱判別部606がユーザは発熱状態でないと判別した場合に、制御信号をコントローラ130に送信してフラッパーゲート100を開かせる。これにより、入場者は施設への入場が可能となる。
一方、発熱判別部606がユーザは発熱状態であると判別した場合、感染拡大予防処理実行部608は、フラッパーゲート100を閉じたままスピーカ500から警報音を出力させる処理、感染症に罹患している虞のあるユーザが入場しようとしていることを通知する処理等の感染拡大予防処理を実行する。感染拡大予防処理実行部608は、本開示の感染拡大予防処理実行手段の一例である。
発熱状況表示部609は、熱画像取得部603が取得した熱画像の色調を、閾値決定部604が決定した閾値を基準とした色調に変更したうえで表示装置400に表示させる。例えば、発熱状況表示部609は、閾値未満は「青」、閾値以上から閾値+1℃未満は「緑」、閾値+1℃以上から閾値+2℃未満は「黄」、閾値+2℃以上から閾値+3℃未満は「赤」、閾値+3℃以上は「黒」等のような規則に従って熱画像の色調を変更すればよい。発熱状況表示部609は、本開示の発熱状況表示手段の一例である。
続いて、入場管理サーバ600の動作について説明する。施設に入場したいユーザは、図1に示すように、閉じている状態のフラッパーゲート100に近づき、所持している社員証等のIDカード10を読取装置200に近接させる。読取装置200は、IDカード10に記録されたIDを読み取り、入場管理サーバ600に送信する。入場管理サーバ600は、読取装置200からIDを受信すると、図6のフローチャートに示す入場処理を実行する。
まず、ID取得部601は、読取装置200から受信したIDを取得する(ステップS101)。続いて、熱画像取得部603は、熱画像センサ300によって撮像された熱画像を取得する(ステップS102)。
続いて、入場者判別部602は、ステップS101で取得したIDが社員DB651に登録されているか否かを判別する(ステップS103)。
IDが社員DB651に登録されていない場合(ステップS103;No)、このユーザは、社員ではなく入場を許可されていないユーザである可能性が高い。そのため、入場判別部は、フラッパーゲート100の閉状態を維持したまま、その旨を施設の管理者、警備責任者等に通知する処理、スピーカ500から警報音を出力させる処理等の入場禁止処理を実行し(ステップS104)、入場処理は終了する。
一方、IDが社員DB651に登録されている場合(ステップS103;Yes)、閾値決定部604は、このIDを有するユーザの過去の入場時の体温の履歴から、ユーザの発熱状態を判別するための閾値を決定する(ステップS105)。具体的には、まず、閾値決定部604は、入場管理DB652から、このIDを有するエントリを全て特定する。なお、この際、閾値決定部604は、該当するエントリを必ずしも全て特定する必要はなく、例えば、入場日時が新しいものから順に5つのエントリのみを特定してもよい。そして、閾値決定部604は、特定したエントリに含まれるユーザの体温の値の平均値と分散を求める。そして、閾値決定部604は、平均値+3*分散の値を閾値として決定すればよい。なお、ユーザが施設に入るのが初めてであり、該当するエントリが入場管理DB652に1件も登録されていない場合、閾値決定部604は、予め定めた固定値を閾値に決定すればよい。
続いて、体温判別部605は、ステップS102で取得した熱画像からユーザの体温を判別する(ステップS106)。上述したように、熱画像センサ300は、読取装置200でユーザのIDを読み取ったときに、ユーザの顔が必ず撮像される位置、角度に固定されている。そのため、ID読み取り時とほぼ同時であるIDの取得直後にステップS102で取得された熱画像には、ユーザの顔領域が必ず含まれている。また、衣服を着ている人間の熱画像を撮像した場合、熱画像内で肌が直接露出している顔部分が最も温度が高い部分となり、当該部分の温度が最も人間の体温を正確に表すことが知られている。そのため、体温判別部605は、この熱画像が示す温度分布の中で最も高い温度をユーザの体温として判別すればよい。
続いて、発熱状況表示部609は、ステップS102で取得した熱画像の色調を、ステップSで決定した閾値を基準に応じて補正して、表示装置400に表示させる(ステップS107)。
続いて、発熱判別部606は、ステップS106で判別したユーザの体温とステップS105で決定した閾値とを比較して、ユーザの体温が閾値以上であるか否かを判別する(ステップS108)。
ユーザの体温が閾値未満の場合(ステップS108;No)、ユーザの体温は平熱であり感染症に罹患している可能性は低い。そのため、入場処理実行部607は、フラッパーゲート100のコントローラ130にゲートを開くことを指示する制御信号を送信する(ステップS109)。制御信号を受信したコントローラ130は、フラッパー120を図1の矢印の方向に回動させてフラッパーゲート100を1人の人間が通過するのに必要最低限な時間(例えば、2秒間)だけ、フラッパーゲート100をオープンする。その間にユーザはオープンしたフラッパーゲート100を通過して施設に入場する。その後、時間が経過するとコントローラ130は、フラッパー120を元の位置に戻し、フラッパーゲート100は閉じられる。
続いて、入場処理実行部607は、今回入場を許可したユーザのステップS106で判別した体温を入場管理DB652に新たに記録する(ステップS110)。ここで記録された体温の値は、このユーザが再度施設に入場しようとする際に実行される入場処理で、発熱状態判別の閾値を決定する際に参照される。以上で入場処理は終了する。
一方、ユーザの体温が閾値より大きい場合(ステップS108;Yes)、ユーザの体温は高い発熱状態であり、感染症に罹患している虞がある。そのため、感染拡大予防処理実行部608は、予め定めた感染拡大予防処理を実行する(ステップS111)。具体的には、感染拡大予防処理実行部608は、感染拡大予防処理として、フラッパーゲート100の閉状態を維持したまま、感染症に罹患している虞のあるユーザが入場しようとしていることを医療機関、施設の管理者、警備責任者等に通知する処理、警報音をスピーカ500から出力させる処理等を実行する。以上で入場処理は終了する。
このように、本実施形態によれば、熱画像センサ300は、ユーザが読取装置200にIDカード10を読み取らせる操作を行ったときに、顔部分がほぼ必ず撮像範囲内に入るような位置、角度で固定されている。そのため、入場管理サーバ600が読取装置200からユーザのIDを取得した際に熱画像センサ300で撮像された熱画像には、ほぼ必ずユーザの顔領域が含まれることとなる。そのため、高解像な熱画像センサ300、画像解析に優れた高性能なCPU、グラフィックボード等を必要とせずに、簡易な構成で熱画像からユーザの発熱の有無を精度よく判別し、発熱状態にあると判別した場合に感染拡大予防処理を確実に実行することができる。そのため、本開示によれば、コストをかけずに施設に入場しようとするユーザからの感染症の拡大を防止することが可能となる。
特に本開示では、取得した熱画像が示す最も高い温度を入場者の体温として判別することができるため、複雑なアルゴリズムを必要とせずに、容易にユーザの発熱の有無を判別することができる。
また、本開示では、ユーザが発熱状態にあるか否かを判別するための閾値は、過去に記録したこのユーザの体温の履歴に基づいて決定される。そのため、平熱の個人差も考慮して、発熱の有無を精度よく判定することができる。
また、本開示では、撮像された熱画像は、対象となるユーザの発熱状態を判別するための閾値を基準とした色調に変更されて表示装置400に表示される。そのため、このような変更を行う前の熱画像を表示するときよりも、自分が発熱状態にあるか否かを直感的に分かり易く表示することができる。そのため、入場を許可されなかった場合でも、ユーザの不満、不公平感を低減することができる。
(変形例)
なお、本開示は、上記各実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザが発熱状態にあるか否かを判別するための閾値を、過去に記録したこのユーザの体温の履歴に基づいて決定したが、閾値を決定する方法はこれに限定されるものではない。例えば、気温、季節、湿度等の環境情報に応じて人間の体温は変化するため、環境情報に基づいて発熱状態を判別するための閾値を決定してもよい。具体的には、入場処理のステップS105で、図7(A)、(B)に示すようなテーブルを参照して、閾値を決定してもよい。図7(A)は、現在の外気温度から閾値を決定するためのテーブルである。図7(B)は、現在の季節から閾値を決定するためのテーブルである。なお、図7(A)に示すテーブルを用いて閾値を決定する場合には、外気温度を取得するための温度センサを入場管理システム1に新たに設ける必要がある。
若しくは、発熱状態判別用の閾値を、ユーザ毎に予め閾値が設定されている図8に示すようなテーブルを参照することで決定してもよい。この場合は、ステップS101で取得したIDで図8に示すテーブルを検索することで、そのユーザに応じた最適な閾値を決定することが可能となる。
上記実施形態では、ユーザの所持するIDカード10からユーザのIDを取得する例を示したが、ユーザの識別情報を取得する手法はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザの指紋、虹彩等の生体情報をユーザの識別情報として読み取って取得し、生体情報に基づいて入場管理を行う入場管理システムにも本開示は適用可能である。
また、実施形態において入場管理サーバ600のCPU620が実行するプログラムを、既存のコンピュータに適用することで、当該コンピュータを本開示に係る入場管理サーバ600として機能させることも可能である。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット、イントラネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1 入場管理システム、10 IDカード、100 フラッパーゲート、110 ゲート本体部、120 フラッパー、130 コントローラ、200 読取装置、300 熱画像センサ、400 表示装置、500 スピーカ、600 入場管理サーバ、610 通信インタフェース、620 CPU、630 ROM、640 RAM、650 二次記憶装置、651 社員DB、652 入場管理DB、660 バス、601 ID取得部、602 入場者判別部、603 熱画像取得部、604 閾値決定部、605 体温判別部、606 発熱判別部、607 入場処理実行部、608 感染拡大予防処理実行部、609 発熱状況表示部、10L 専用線

Claims (10)

  1. 施設に入場しようとするユーザの識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置が前記ユーザの識別情報を読み取るときに当該ユーザの顔領域の熱画像を撮像可能な位置、角度に固定されている熱画像センサと、入場管理サーバと、を備えた入場管理システムであって、
    前記入場管理サーバは、
    前記読取装置が読み取った前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段が前記識別情報を取得した際に、前記熱画像センサで撮像された熱画像を取得する熱画像取得手段と、
    前記熱画像取得手段で取得した前記熱画像から、前記ユーザの体温を判別する体温判別手段と、
    前記体温判別手段で判別した体温と閾値とを比較することにより、前記ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する発熱判別手段と、
    前記ユーザが前記発熱状態であると判別した場合に、感染拡大予防処理を実行する感染拡大予防処理実行手段と、
    を備える入場管理システム。
  2. 前記熱画像センサの位置、角度は、前記読取装置が人間の識別情報を読み取るときの人間の身体情報の統計値に基づいて決定されている、
    請求項1に記載の入場管理システム。
  3. 前記入場管理サーバは、過去に記録した前記ユーザの体温の履歴に基づいて、前記閾値を決定する閾値決定手段を備える、
    請求項1又は2に記載の入場管理システム。
  4. 前記入場管理サーバは、環境情報に基づいて前記閾値を決定する閾値決定手段を備える、
    請求項1又は2に記載の入場管理システム。
  5. 表示装置をさらに備え、
    前記入場管理サーバは、前記熱画像取得手段が取得した前記熱画像を、前記閾値を基準とした色調に変更した上で前記表示装置に表示させる発熱状況表示手段をさらに備える、
    請求項1から4の何れか1項に記載の入場管理システム。
  6. 前記体温判別手段は、前記熱画像が示す最も高い温度を前記ユーザの体温と判別する、
    請求項1から5の何れか1項に記載の入場管理システム。
  7. 前記閾値は、ユーザ毎に予め設定されている、
    請求項1から6の何れか1項に記載の入場管理システム。
  8. 読取装置が読み取った施設に入場しようとするユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段が前記識別情報を取得した際に、前記ユーザの顔を撮像可能な位置、角度に固定されている熱画像センサで撮像された熱画像を取得する熱画像取得手段と、
    前記熱画像取得手段で取得した前記熱画像から、前記ユーザの体温を判別する体温判別手段と、
    前記体温判別手段で判別した体温と閾値とを比較することにより、前記ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する発熱判別手段と、
    前記ユーザが前記発熱状態であると判別した場合に、感染拡大予防処理を実行する感染拡大予防処理実行手段と、
    を備える入場管理サーバ。
  9. 読取装置が読み取った施設に入場しようとするユーザの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップで前記識別情報を取得した際に、前記ユーザの顔を撮像可能な位置、角度に固定されている熱画像センサで撮像された熱画像を取得する熱画像取得ステップと、
    前記熱画像取得ステップで取得した前記熱画像から、前記ユーザの体温を判別する体温判別ステップと、
    前記体温判別ステップで判別した体温と閾値とを比較することにより、前記ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する発熱判別ステップと、
    前記ユーザが前記発熱状態であると判別した場合に、感染拡大予防処理を実行する感染拡大予防処理実行ステップと、
    を備える入場管理方法。
  10. コンピュータを、
    読取装置が読み取った施設に入場しようとするユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記識別情報取得手段が前記識別情報を取得した際に、前記ユーザの顔を撮像可能な位置、角度に固定されている熱画像センサで撮像された熱画像を取得する熱画像取得手段、
    前記熱画像取得手段で取得した前記熱画像から、前記ユーザの体温を判別する体温判別手段、
    前記体温判別手段で判別した体温と閾値とを比較することにより、前記ユーザの体温が平熱よりも高い発熱状態であるか否かを判別する発熱判別手段、
    前記ユーザが前記発熱状態であると判別した場合に、感染拡大予防処理を実行する感染拡大予防処理実行手段、
    として機能させるプログラム。
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