JP2022083158A - レーザー溶着構造及びレーザー溶着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザー光透過性を有する第1樹脂部材とレーザー光吸収性を有する第2樹脂部材との溶着状態を簡単で精度良く判定することができるレーザー溶着技術を提供する。【解決手段】レーザー溶着構造101は、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材10は第2樹脂部材20の接合面21に向けて突出する溶着用リブ13を有し、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材20は第1樹脂部材10の接合面11に向けて突出する溶着判定用突起22を有し、溶着用リブ13が接合面21に押し付けられ、且つ、溶着判定用突起22が隣接部14の凹部15に隙間dを隔てて配置された状態で、レーザー光照射面12の第1領域12aと第2領域12bとのそれぞれに対するレーザー光照射により第2領域12bに溶着歪が生じた否かによって溶着用リブ13の溶着状態が判定可能となるように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂部材のレーザー溶着技術に関する。
従来、車両を構成する樹脂部材の中には、レーザー照射による溶着構造を有するものがある。この溶着構造について、例えば、下記の特許文献1には、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材とを互いに重ね合わせて、第1樹脂部材側からレーザー光を照射することにより、第1樹脂部材と第2樹脂部材とを接合する技術が開示されている。
この技術において、第1樹脂部材は、第2樹脂部材に向けて突出した溶着用リブを有し、レーザー光の照射によって溶融した第2樹脂部材の接合部に溶着用リブが溶け込むことにより、第2樹脂部材に溶着される。また、第1樹脂部材の厚みと第2樹脂部材の厚みを合わせた厚み寸法を測定用の治具や工具を使用して溶着の前後で測定することで、溶着用リブの溶着状態が判定される。この場合、溶着前の厚み寸法と溶着後の厚み寸法との差分値を、溶着用リブの溶け込みに伴う高さの減少量として算出し、この算出値が所定値であるときに溶着終了と判定される。
特開2002-337236号公報
上記の溶着構造では、溶着用リブの溶着状態を判定するのに、治具や工具を使用して溶着の前後で測定を行う必要があり工数がかかるうえに、測定誤差等の影響によって溶着状態を精度良く判定するのが難しいという問題が生じ得る。また、このような問題は、車両を構成する樹脂部材の溶着構造のみならず、その他の分野での樹脂部材の溶着構造においても同様に生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材とレーザー光吸収性を有する第2樹脂部材との溶着状態を簡単で精度良く判定するのに有効なレーザー溶着技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材と、を溶着するためのレーザー溶着構造であって、
上記第1樹脂部材は、上記第2樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着用リブを有し、
上記第2樹脂部材は、上記第1樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着判定用突起を有し、
上記第1樹脂部材の上記接合面とは反対側の面をレーザー光照射面としたとき、上記溶着用リブが上記第2樹脂部材の上記接合面に押し付けられ、且つ、上記溶着判定用突起が上記第1樹脂部材の上記接合面のうち上記溶着用リブに隣接する隣接部に隙間を隔てて配置された状態で、上記レーザー光照射面の上記溶着用リブに対応した第1領域と上記隣接部に対応した第2領域とのそれぞれへのレーザー光照射により上記第2領域に溶着歪が生じたか否かによって上記溶着用リブの溶着状態が判定可能となるように構成されている、レーザー溶着構造、
にある。
本発明の別態様は、
レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材と、を溶着するレーザー溶着方法であって、
上記第1樹脂部材は、上記第2樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着用リブを有し、
上記第2樹脂部材は、上記第1樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着判定用突起を有し、
上記第1樹脂部材の上記接合面とは反対側の面をレーザー光照射面としたとき、上記溶着用リブを上記第2樹脂部材の上記接合面に押し付け、且つ、上記溶着判定用突起を上記第1樹脂部材の上記接合面のうち上記溶着用リブに隣接する隣接部に隙間を隔てて配置する準備ステップと、
上記準備ステップの後で、上記レーザー光照射面の上記溶着用リブに対応した第1領域にレーザー光を照射する第1照射ステップと、
上記第1照射ステップの後で、上記レーザー光照射面の上記隣接部に対応した第2領域にレーザー光を照射する第2照射ステップと、
上記第2照射ステップにより上記第2領域に溶着歪が生じたか否かによって上記溶着用リブの溶着状態を判定する溶着判定ステップと、
を有する、レーザー溶着方法、
にある。
上記の各態様において、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材と、を溶着するとき、第1樹脂部材は、第2樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着用リブにおいて第2樹脂部材にレーザー光照射により溶着される。一方で、第2樹脂部材から第1樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着判定用突起は、第1樹脂部材の接合面のうち溶着用リブに隣接する隣接部にレーザー光照射により溶着されるときに、溶着用リブの溶着状態の判定に使用される。
このとき、第1樹脂部材のレーザー光照射面のうち隣接部に対応した第2領域に溶着歪が生じたか否かによって溶着用リブの溶着状態が判定される。即ち、第2領域に溶着歪が生じたときには、溶着判定用突起と隣接部との隙間が無くなっており溶着用リブの溶融代が十分に確保できているため溶着用リブの溶着状態が良好であると判定できる。これに対して、第2領域に溶着歪が生じないときには、溶着判定用突起と隣接部との隙間が残っており溶着用リブの溶融代が十分に確保できていないため溶着用リブの溶着状態が良好でないと判定できる。
ユーザーはレーザー光照射後に第1樹脂部材のレーザー光照射面を目視や画像などによって確認するのみで、溶着用リブの溶着状態を工具や治具を使用することなく簡単に判定することができる。また、工具や治具を使用して測定を行うときの測定誤差等の影響を無くすことができるため、溶着用リブの溶着状態の判定精度が高まる。
以上のごとく、上記の各態様によれば、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材とレーザー光吸収性を有する第2樹脂部材との溶着状態を簡単で精度良く判定するのに有効なレーザー溶着技術を提供することが可能になる。
実施形態1のレーザー溶着構造にかかるバックドアを車両後方からみた背面図。 図1のII-II線矢視断面図。 実施形態1のレーザー溶着方法のフローチャート。 図3中の溶着状態判定のフローチャート。 図2において図3中の第2ステップの実行時の様子を示す断面図。 図2において図3中の第3ステップの実行時の様子を示す断面図。 図2において溶着用リブの溶着状態が良好であるときの断面図。 図2において溶着用リブの溶着状態が良好でないときの断面図。 実施形態2のレーザー溶着構造について図2に対応した断面図。
上述の各態様の好ましい実施形態について説明する。
上記一態様のレーザー溶着構造において、上記第1樹脂部材の上記隣接部には、上記接合面が上記溶着判定用突起の突出方向に凹んだ凹部が設けられており、上記溶着判定用突起が上記凹部に上記隙間を隔てて配置されるのが好ましい。
このレーザー溶着構造によれば、第1樹脂部材のうち溶着判定用突起が溶着される隣接部に凹部を設け、この凹部に溶着判定用突起を対向させて配置することで、凹部を設けない場合に比べて隣接部が薄肉になる。そして、隣接部の薄肉化によって溶着判定用突起の溶着時に溶着歪が生じやすくなるため、溶着用リブの溶着状態の判定精度をより高めることができる。
上記一態様のレーザー溶着構造において、上記レーザー光照射面の上記第1領域へのレーザー光照射時に上記溶着用リブが溶融してその突出量が小さくなる溶融代の管理下限値が上記隙間とされるのが好ましい。
このレーザー溶着構造によれば、レーザー光照射面の第2領域に溶着歪が生じた場合、ユーザーは溶着用リブの溶融代が管理下限値に達したか、或いは管理下限値を上回ったことを確認できる。これにより、ユーザーは溶着用リブの溶着に最低限必要な溶着強度を容易に管理することが可能になる。
上記別態様のレーザー溶着方法において、上記第1樹脂部材の上記隣接部には、上記接合面が上記溶着判定用突起の突出方向に凹んだ凹部が設けられており、上記準備ステップで上記溶着判定用突起を上記凹部に上記隙間を隔てて配置するのが好ましい。
このレーザー溶着方法によれば、第1樹脂部材のうち溶着判定用突起が溶着される隣接部に凹部を設け、第1照射ステップでこの凹部に溶着判定用突起を対向させて配置することで、凹部を設けない場合に比べて隣接部が薄肉になる。隣接部の薄肉化によって溶着判定用突起の溶着時に溶着歪が生じやすくなるため、溶着用リブの溶着状態の判定精度をより高めることができる。
上記別態様のレーザー溶着方法において、上記準備ステップでは、上記第1照射ステップのレーザー光照射時に上記溶着用リブが溶融してその突出量が小さくなる溶融代の管理下限値を上記隙間とするのが好ましい。
このレーザー溶着方法によれば、第2照射ステップによってレーザー光照射面の第2領域に溶着歪が生じた場合、ユーザーは溶着判定ステップで溶着用リブの溶融代が管理下限値に達したか、或いは管理下限値を上回ったことを確認できる。これにより、ユーザーは溶着用リブの溶着に最低限必要な溶着強度を容易に管理することが可能になる。
以下、レーザー溶着構造及びレーザー溶着方法の具体的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、この実施形態の説明のための図面において、車両上方を矢印UPで示し、車両内方を矢印INで示している。また、特にことわらない限り、樹脂部材の板厚方向を矢印Xで示し、樹脂部材の幅方向を矢印Yで示し、板厚方向X及び幅方向Yのいずれにも直交する方向であって樹脂部材の長手方向を矢印Zで示している。
(実施形態1)
図1に示されるように、車両1のバックドア3は、後部開口2を開閉するための車両用の開閉ドアである。このバックドア3は、樹脂材料からなる樹脂製のドアとして構成されている。
図2に示されるように、実施形態1のレーザー溶着構造101は、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材10と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材20と、を板厚方向Xについて重ねて互いに溶着するための溶着構造である。このレーザー溶着構造101は、バックドア3の外周縁部に使用されている。
第1樹脂部材10は、バックドア3のインナーパネルであり、第2樹脂部材20は、インナーパネルの外側に接合されるアウターパネルである。第1樹脂部材10には、後述の溶着用リブ13が概ね一定のリブ幅で環状に連続的に設けられている。第2樹脂部材20には、後述の溶着判定用突起22が、溶着用リブ13に沿って複数箇所(図1では7箇所)に断続的に設けられている。
第1樹脂部材10は、レーザー光を透過する性質を有する熱可塑性の樹脂材料からなる。第2樹脂部材20は、レーザー光を吸収する性質を有するとともに、第1樹脂部材10の樹脂材料との相溶性を示す熱可塑性の樹脂材料からなる。
即ち、第1樹脂部材10の樹脂材料は、第2樹脂部材20の樹脂材料に比べると、レーザー光の透過性が相対的に高く、且つレーザー光の吸収性が相対的に低い。また、第2樹脂部材20の樹脂材料は、第1樹脂部材10の樹脂材料に比べると、レーザー光の吸収性が相対的に高く、且つレーザー光の透過性が相対的に低い。
第1樹脂部材10は、一般的なものから選定した着色顔料を用いて着色されている。着色顔料は、顔料系の光吸収色素と染料系の光吸収色素を熱可塑性樹脂の中に分散させたもので、レーザー光を吸収する性質を有する。着色顔料の添加により、熱可塑性樹脂のレーザー光の透過率は低くなる。
第2樹脂部材20は、一般的な着色顔料を用いて着色されている。第2樹脂部材20には、レーザー光を吸収する性質を付与するために、着色顔料としてのカーボンブラック等を添加することができる。一般的に、黒色に近い着色顔料を熱可塑性樹脂に添加することにより、レーザー光の吸収率が高くなる(レーザー光の透過率が低くなる)。
また、第1樹脂部材10及び第2樹脂部材20について、顔料系の光吸収色素と染料系の光吸収色素とを混合させて添加するとともに、これらの光吸収色素の混合比率を適宜調整して、レーザー光の透過率を調整することができる。
第1樹脂部材10及び第2樹脂部材20を構成する熱可塑性樹脂として、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)、PMMA(アクリル(ポリメタクリル酸メチル))、PC(ポリカーボネート)、AS(アクリロニトリル・スチレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)等を採用することができる。
なお、必要に応じて、上記の熱可塑性樹脂にガラス繊維が添加されたものを使用することもできる。また、着色顔料には、一般的なものから選定したものを使用することができる。
第1樹脂部材10は、レーザー溶着の際に第2樹脂部材20に第1方向Xについて空間部Sを隔てて概ね平行に対向配置される。この第1樹脂部材10は、第1樹脂部材10のうち板厚が一様な本体プレート部10aから第2樹脂部材20の接合面21に向けて第1方向X1(板厚方向Xのうちの一方向)へ突出する溶着用リブ13を有する。
溶着用リブ13は、長手方向Zに延びている。この溶着用リブ13の突出高さh1は、第1樹脂部材10の接合面11から溶着用リブ13の突出先端面13aまでの板厚方向Xの距離に相当する。
第1樹脂部材10の接合面11のうち溶着用リブ13に隣接する隣接部14には凹部15が設けられている。凹部15は、接合面11を第2方向X2に凹ませた形状によって構成されている。このため、第1樹脂部材10のうち凹部15に相当する部位は、本体プレート部10aに比べて板厚方向Xの寸法が小さい。
第2樹脂部材20は、第2樹脂部材20のうち板厚が一様な本体プレート部20aから第1樹脂部材10の接合面11に向けて第2方向X2(第1方向X1とは逆方向)へ突出する溶着判定用突起22を有する。この溶着判定用突起22の突出高さh2は、第2樹脂部材20の接合面21から溶着判定用突起22の突出先端面22aまでの板厚方向Xの距離に相当する。
レーザー溶着構造101では、レーザー溶着の際に、第1樹脂部材10と第2樹脂部材20が板厚方向Xに重ねて概ね平行に配置される。このとき、溶着用リブ13の突出先端面13aが第2樹脂部材20の接合面21に押し付けられ、且つ、溶着判定用突起22の突出先端面22aが第1樹脂部材10の隣接部14に設けられている凹部15に隙間dを隔てて配置された溶着準備状態になる。
第1樹脂部材10において、第2樹脂部材20の接合面21に対向する接合面11とは反対側の面は、レーザー光照射のためのレーザー光照射面12となる。このレーザー光照射面12には、溶着用リブ13が設けられている位置に対応した第1領域12aと、溶着判定用突起22が設けられている位置に対応した第2領域12bと、が含まれている。
ここで、溶着用リブ13の形状と溶着判定用突起22の形状を比較した場合、図2の断面について、溶着用リブ13の突出先端面13aの幅方向Yの寸法w1が、溶着判定用突起22の突出先端面22aの幅方向Yの寸法w2を上回るように構成されるのが好ましい。本構成によれば、凹部15に対する溶着判定用突起22の接触面積が、第2樹脂部材20の接合面21に対する溶着用リブ13の接触面積を下回るため、溶着判定用突起22の溶着が溶着用リブ13の溶着の妨げになるのを抑制することができる。即ち、溶着判定用突起22は、溶着用リブ13に比べて溶融し易く凹部15に強干渉したときに溶着用リブ13の溶着を妨げにくい。その結果、溶着用リブ13における溶着力が溶着判定用突起22の影響によって低下するのを抑制できる。
また、図2の断面について、凹部15の底面の幅方向Yの寸法w3が、溶着判定用突起22の寸法w2を上回るように構成されるのが好ましい。本構成によれば、溶着判定用突起22を凹部15に位置合わせした状態で、その突出先端面22aを凹部15の底面に接合させ易くなる。
溶着用リブ13の突出先端面13aの幅方向Yの寸法については適宜に設定可能であるが、この幅方向Yの寸法が1~5mmまでの範囲に入るように設定されるのが好ましい。特に好ましくは、この幅方向Yの寸法が2~3mmまでの範囲に入るように設定される。
また、溶着用リブ13は、そのリブ高さh1が0.2~1mmまでの範囲に入るように設定されるのが好ましい。特に好ましくは、このリブ高さh1が0.4~0.6mmまでの範囲に入るように設定される。
レーザー溶着構造101は、上記の溶着準備状態で、第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうち溶着用リブ13に対応した第1領域12aと隣接部14の凹部15に対応した第2領域12bとのそれぞれへのレーザー光照射により第2領域12bに溶着歪(後述の「溶着歪C」)が生じたか否かによって溶着用リブ13の溶着状態が判定可能となるように構成されている。
なお、上記のレーザー溶着構造101と同様の構造を、バックドア3において、或いはバックドア3以外の内装部品または外装部品において、樹脂製の2つのパネル部材を互いに重ね合わせてレーザー溶着によって接合するのに採用することもできる。
次に、図3~図8を参照しながら実施形態1のレーザー溶着方法について説明する。このレーザー溶着方法は、第1樹脂部材10と第2樹脂部材20を板厚方向Xについて重ねて互いに溶着する溶着方法である。
図3に示されるように、このレーザー溶着方法は、第1ステップS101~第5ステップS105までの処理を順次実行することによって可能になる。なお、これらのステップに対して、必要に応じて1または複数のステップが追加されてもよいし、或いは複数のステップが統合されてもよい。
図3中の第1ステップS101は、上記のレーザー光透過性の第1樹脂部材10と、上記のレーザー光吸収性の第2樹脂部材20と、をそれぞれ準備して、所定の受け治具(図示省略)にセットする準備ステップである。この第1ステップS101によれば、第1樹脂部材10の下方に第2樹脂部材20を配置して重ね合わせた状態で位置決めされる。
このとき、第1樹脂部材10を第2樹脂部材20に空間部Sを隔てて対向させ、且つ第1樹脂部材10に設けられている溶着用リブ13の突出先端面13aを第2樹脂部材20の接合面21に押し付けた加圧状態(図2を参照)で、第1樹脂部材10の凹部15と第2樹脂部材20に設けられている溶着判定用突起22の突出先端面22aとの間に予め定めた隙間dを確保するようにセットする。
図3中の第2ステップS102と第3ステップS103はともに、第1ステップS101で第2樹脂部材20の上に重ね合わせた第1樹脂部材10のレーザー光照射面12にレーザー光を照射する照射ステップである。
第2ステップS102は、第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうちの第1領域12aにレーザー光を照射する第1照射ステップである。これに対して、第3ステップS103は、第2ステップS102の後で、第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうちの第2領域12bにレーザー光を照射する第2照射ステップである。
図5に示されるように、第2ステップS102では、第1ステップS101の後で、レーザー出力装置(図示省略)を第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうちの第1領域12aに向けて配置する。そして、このレーザー出力装置を、環状に設けられている溶着用リブ13(図1を参照)に沿って予め設定された走査速度で走査しながらレーザー光Lを出力する。これにより、レーザー光照射面12のうち溶着用リブ13に対応した第1領域12aにレーザー光Lを所定の強度で照射する。このとき、レーザー出力装置は、ロボットアームを使用して、予め記憶されている溶着用リブ13の位置情報に基づいて走査されるのが好ましい。
レーザー光照射面12の第1領域12aに照射されたレーザー光Lは、その一部が第1樹脂部材10の溶着用リブ13に吸収され、その残部が溶着用リブ13を透過する。そして、第1樹脂部材10の溶着用リブ13を透過したレーザー光Lは、第2樹脂部材20の本体プレート部20aに吸収されて発熱し、溶融する。また、第2樹脂部材20の接合面21から第1樹脂部材10の溶着用リブ13へ熱伝導によって熱が伝わり、溶着用リブ13が溶融する。これにより、溶着用リブ13と本体プレート部20aの接合面21の近傍とが互いに溶け合い、溶着用リブ13の突出先端面13aと接合面21との境界に溶着部Aが形成される。
図6に示されるように、第2ステップS102により溶着用リブ13が溶融することによってその突出量が小さくなる。このとき、溶着用リブ13の突出量が小さくなった分の寸法(板厚方向Xの溶着用リブ13の潰れ量)を溶融代Mとすると、この溶融代Mは、溶着用リブ13の溶着前のリブ高さh1(図5を参照)から溶着用リブ13の溶着後のリブ高さh3(図6を参照)を差し引いた値として算出される。
溶着用リブ13について溶融代Mと溶着強度との関係を予め把握しておいて、この溶融代Mの管理下限値Maを、第1樹脂部材10の凹部15と溶着判定用突起22との間の隙間dとすることによって、溶着用リブ13について所望の溶着強度のうちの最小値(溶融代Mが管理下限値Maであるときの溶着強度)を少なくとも得ることが可能になる。
図6に示されるように、第3ステップS103では、第2ステップS102の後で、第1ステップS101で用いたレーザー出力装置を使用して、今度は第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうち凹部15に対応した第2領域12bにレーザー光Lを同一強度で照射する。このとき、レーザー出力装置は、ロボットアームを使用して、予め記憶されている溶着判定用突起22の位置情報に基づいて走査されるのが好ましい。
レーザー光照射面12の第2領域12bに照射されたレーザー光Lは、その一部が第1樹脂部材10の凹部15に吸収され、その残部が凹部15を透過する。ここで、凹部15の底面に溶着判定用突起22の突出先端面22aが当接して隙間d(図5を参照)が無くなるまで、溶着用リブ13が板厚方向Xに潰れている場合、第1樹脂部材10の凹部15を透過したレーザー光Lは、第2樹脂部材20の溶着判定用突起22に吸収されて発熱し、溶融する。また、溶着判定用突起22の突出先端面22aから第1樹脂部材10の凹部15へ熱伝導によって熱が伝わり、凹部15が溶融する。
これにより、溶着用リブ13と溶着判定用突起22と凹部15の近傍とが互いに溶け合い、溶着判定用突起22の突出先端面22aと凹部15の底面との境界に溶着部Bが形成される。一方で、凹部15の底面に溶着判定用突起22の突出先端面22aが当接することなく隙間d(図5を参照)が残っている場合には、溶着部Bが形成されない。
なお、このレーザー溶着方法では、種々の波長のレーザー光Lを使用できる。例えば、808nm、840nm、940nm、980nm等の波長を有する半導体レーザーや、1064nmの波長を有するYAGレーザー等から出力される光をレーザー光Lとして使用できる。また、溶着判定用突起22が溶着用リブ13よりも小さい場合、必要に応じて、レーザー光照射面12の第2領域12bに照射するレーザー光Lの強度を、レーザー光照射面12の第1領域12aに照射するレーザー光Lの強度よりも弱くすることもできる。
図3中の第4ステップS104は、レーザー光Lの照射を停止して自然放置することによって冷却固化を行うステップである。この第4ステップS104によれば、溶着部Aが冷却固化し、また溶着部Bが形成されている場合にこの溶着部Bが冷却固化する。さらに、溶着部Bが形成されている場合には、冷却固化時の熱収縮の影響で、レーザー光照射面12の第2領域12bに「ヒケ」と呼ばれる溶着歪Cが生じる(図7を参照)。これに対して、溶着部Bが形成されていない場合には、第2領域12bに溶着歪Cが生じない(図8を参照)。
図3中の第5ステップS105は、第3ステップS103によりレーザー光照射面12の第2領域12bに溶着歪Cが生じたか否かによって溶着用リブ13の溶着状態を判定する溶着判定ステップである。この第5ステップS105は、具体的には、図4の溶着状態判定のフローにしたがってステップS105a~S105dを実行することによって可能になる。
ステップS105aは、ユーザーがレーザー光照射面12の第2領域12bを目視するステップである。このステップS105aによれば、レーザー光照射面12の第2領域12bの変化を確認することができる。なお、これに代えて、レーザー光照射面12の第2領域12bを撮影してその撮影画像に基づいて第2領域12bの変化を確認するようにしてもよい。
ステップS105bは、レーザー光照射面12の第2領域12bに、全ての溶着判定用突起22に対応する溶着歪Cが生じているか否かを確認するステップである。全ての溶着判定用突起22に対応する溶着歪Cが生じていることが確認された場合(ステップS105bの「Yes」の場合)にステップS105cにすすみ、そうでない場合(ステップS105bの「No」の場合)にステップS105dにすすむ。
ステップS105cでは、溶着用リブ13は、全ての溶着判定用突起22に隣接する部位において溶着状態が良好であり、所望の溶着強度を確保できていると判定される(図7を参照)。これに対して、ステップS105dでは、溶着用リブ13は、その全部或いは一部において溶着状態が良好でなく、所望の溶着強度を確保できていないと判定される(図8を参照)。ステップS105bで全ての溶着判定用突起22に対応する溶着歪Cの有無を確認することによって、溶着用リブ13にその溶着強度が十分な位置と不十分な位置が存在するようなバラツキが発生する不具合を解消することができる。
上述の実施形態1によれば、以下のような作用効果が得られる。
レーザー光透過性を有する第1樹脂部材10と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材20と、を溶着するとき、第1樹脂部材10は、第2樹脂部材20の接合面21に向けて突出する溶着用リブ13において第2樹脂部材20にレーザー光照射により溶着される。一方で、第2樹脂部材20から第1樹脂部材10の接合面11に向けて突出する溶着判定用突起22は、第1樹脂部材10の接合面11のうち溶着用リブ13に隣接する隣接部14(凹部15)にレーザー光照射により溶着されるときに、溶着用リブ13の溶着状態の判定に使用される。
このとき、第1樹脂部材10のレーザー光照射面12のうち凹部15に対応した第2領域12bに溶着歪Cが生じたか否かによって溶着用リブ13の溶着状態が判定される。即ち、第2領域12bに溶着歪Cが生じたときには、溶着判定用突起22と凹部15との隙間dが無くなっており溶着用リブ13の溶融代Mが十分に確保できているため溶着用リブ13の溶着状態が良好であると判定できる。これに対して、第2領域12bに溶着歪Cが生じないときには、溶着判定用突起22と凹部15との隙間dが残っており溶着用リブ13の溶融代Mが十分に確保できていないため溶着用リブ13の溶着状態が良好でないと判定できる。
ユーザーはレーザー光照射後に第1樹脂部材10のレーザー光照射面12を目視や画像などによって確認するのみで、溶着用リブ13の溶着状態を工具や治具を使用することなく簡単に判定することができる。また、工具や治具を使用して寸法測定を行うときの測定誤差等の影響を無くすことができるため、溶着用リブ13の溶着状態の判定精度が高まる。さらに、溶着判定用突起22を用いるため、第1樹脂部材10に深さ測定用ゲージのような測定治具を挿入するための貫通穴を設ける必要がなく、外観上の見栄えが損なわれるのを防ぐのに有効である。
したがって、実施形態1によれば、レーザー光透過性を有する第1樹脂部材10とレーザー光吸収性を有する第2樹脂部材20との溶着状態を簡単で精度良く判定することが可能になる。
上述の実施形態1によれば、第1樹脂部材10のうち溶着判定用突起22が溶着される隣接部14に凹部15を設け、この凹部15に溶着判定用突起22を対向させて配置することで、凹部15を設けない場合に比べて隣接部14が薄肉になる。そして、隣接部14の薄肉化によって溶着判定用突起22の溶着時に溶着歪Cが生じやすくなるため、溶着用リブ13の溶着状態の判定精度をより高めることができる。
上述の実施形態1によれば、レーザー光照射面12の第2領域12bに溶着歪Cが生じた場合、ユーザーは溶着用リブ13の溶融代Mが管理下限値Maに達したか、或いは管理下限値Maを上回ったことを確認できる。これにより、ユーザーは溶着用リブ13の溶着に最低限必要な溶着強度を容易に管理することが可能になる。
以下、上述の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明を省略する。
(実施形態2)
図9に示されるように、実施形態2のレーザー溶着構造102は、第1樹脂部材10の断面形状が実施形態1のレーザー溶着構造101のものと相違している。レーザー溶着構造101では、第1樹脂部材10の隣接部14に凹部15が設けられているのに対して、このレーザー溶着構造102では、隣接部14に凹部15に相当する部位が設けられていない。即ち、第1樹脂部材10の本体プレート部10a自体によって隣接部14が構成されている。
レーザー溶着構造102の溶着準備状態では、溶着用リブ13の突出先端面13aが第2樹脂部材20の接合面21に押し付けられ、且つ、溶着判定用突起22の突出先端面22aが第1樹脂部材10の隣接部14に隙間dを隔てて配置される。
実施形態2のレーザー溶着方法は、実施形態1のレーザー溶着方法の場合と同様に、図3及び図4に示されるフローチャートを適用して実行される。
その他の構成及び方法は、実施形態1の場合と同様である。
実施形態2によれば、第1樹脂部材10の隣接部14の断面形状を簡素化することができる。
その他、実施形態1の場合と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、第1樹脂部材10に溶着用リブ13を連続的に設け、且つ第2樹脂部材20に複数の溶着判定用突起22を溶着用リブ13に沿って断続的に設ける場合について例示したが、これに代えて、連続的に設けた溶着用リブ13に沿って溶着判定用突起22を連続的に設けたり、断続的に設けた複数の溶着用リブ13に沿って溶着判定用突起22を連続的或いは断続的に設けたりするようにしてもよい。
上述の実施形態では、車両1のバックドア3におけるレーザー溶着技術について例示したが、このレーザー溶着技術を、車両1におけるバックドア3以外の樹脂部品や、車両1以外の樹脂部品などのレーザー溶着技術に適用できることは勿論である。
10 第1樹脂部材
11 接合面
12 レーザー光照射面
12a 第1領域
12b 第2領域
13 溶着用リブ
20 第2樹脂部材
21 接合面
22 溶着判定用突起
101,102 レーザー溶着構造
C 溶着歪
d 隙間
L レーザー光
M 溶融代
Ma 管理下限値
S101 第1ステップ(準備ステップ)
S102 第2ステップ(第1照射ステップ)
S103 第3ステップ(第2照射ステップ)
S105 第5ステップ(溶着判定ステップ)
X1 溶着用リブの突出方向
X2 溶着判定用突起の突出方向

Claims (6)

  1. レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材と、を溶着するためのレーザー溶着構造であって、
    上記第1樹脂部材は、上記第2樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着用リブを有し、
    上記第2樹脂部材は、上記第1樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着判定用突起を有し、
    上記第1樹脂部材の上記接合面とは反対側の面をレーザー光照射面としたとき、上記溶着用リブが上記第2樹脂部材の上記接合面に押し付けられ、且つ、上記溶着判定用突起が上記第1樹脂部材の上記接合面のうち上記溶着用リブに隣接する隣接部に隙間を隔てて配置された状態で、上記レーザー光照射面の上記溶着用リブに対応した第1領域と上記隣接部に対応した第2領域とのそれぞれへのレーザー光照射により上記第2領域に溶着歪が生じたか否かによって上記溶着用リブの溶着状態が判定可能となるように構成されている、レーザー溶着構造。
  2. 上記第1樹脂部材の上記隣接部には、上記接合面が上記溶着判定用突起の突出方向に凹んだ凹部が設けられており、上記溶着判定用突起が上記凹部に上記隙間を隔てて配置される、請求項1に記載のレーザー溶着構造。
  3. 上記レーザー光照射面の上記第1領域へのレーザー光照射時に上記溶着用リブが溶融してその突出量が小さくなる溶融代の管理下限値が上記隙間とされる、請求項1または2に記載のレーザー溶着構造。
  4. レーザー光透過性を有する第1樹脂部材と、レーザー光吸収性を有する第2樹脂部材と、を溶着するレーザー溶着方法であって、
    上記第1樹脂部材は、上記第2樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着用リブを有し、
    上記第2樹脂部材は、上記第1樹脂部材の接合面に向けて突出する溶着判定用突起を有し、
    上記第1樹脂部材の上記接合面とは反対側の面をレーザー光照射面としたとき、上記溶着用リブを上記第2樹脂部材の上記接合面に押し付け、且つ、上記溶着判定用突起を上記第1樹脂部材の上記接合面のうち上記溶着用リブに隣接する隣接部に隙間を隔てて配置する準備ステップと、
    上記準備ステップの後で、上記レーザー光照射面の上記溶着用リブに対応した第1領域にレーザー光を照射する第1照射ステップと、
    上記第1照射ステップの後で、上記レーザー光照射面の上記隣接部に対応した第2領域にレーザー光を照射する第2照射ステップと、
    上記第2照射ステップにより上記第2領域に溶着歪が生じたか否かによって上記溶着用リブの溶着状態を判定する溶着判定ステップと、
    を有する、レーザー溶着方法。
  5. 上記第1樹脂部材の上記隣接部には、上記接合面が上記溶着判定用突起の突出方向に凹んだ凹部が設けられており、上記準備ステップで上記溶着判定用突起を上記凹部に上記隙間を隔てて配置する、請求項4に記載のレーザー溶着方法。
  6. 上記準備ステップでは、上記第1照射ステップのレーザー光照射時に上記溶着用リブが溶融してその突出量が小さくなる溶融代の管理下限値を上記隙間とする、請求項4または5に記載のレーザー溶着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024070584A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 Agc株式会社 ガラス振動板モジュール

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