JP2022082989A - 車両下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】側突時などに衝撃荷重を受けた場合であっても、乗員と車両側部との間の空間を確保できる車両下部構造を提供する。【解決手段】車両下部構造100は、フロアパネル102の縁108に沿って車両前後方向に延び、車幅方向内側に膨出した膨出部110を有するサイドシル106と、サイドシルの膨出部に設けられた第1シートブラケット124と、フロアパネルの上側で車幅方向に延びサイドシルの膨出部に接合されるクロスメンバ126と、車幅方向に延びクロスメンバに接合されクロスメンバよりも上方でサイドシルの膨出部に接合されるリンフォース128とを備え、クロスメンバは、車幅方向外側に向かうほど車両下方に傾斜した上壁138を有し、リンフォースは、傾斜した上壁に上方から重ねられサイドシルの膨出部に接合される上面部150を有し、傾斜した上壁は、上面部に対して傾斜している。【選択図】図3

Description

本発明は、車両下部構造に関するものである。
自動車などの車両は、一般的に車両前後方向に延びるサイドシルを、車幅方向に延びるクロスメンバで接合する車両下部構造を備える。サイドシルは、車両の床面を形成するフロアパネルの車幅方向の縁に沿って車両前後方向に延びていて、乗員が車両に乗り降りするときの敷居となる部材である。このようなサイドシルは、例えばスライドドアを有する車両において、スライドドアを摺動させるドアレール(ロアレール)の収納場所としても利用される(例えば特許文献1)。
特許文献1には、スライドドア車の下部車体構造が記載されている。この構造では、サイドシル内部にレール収容凹部が形成されている。レール収容凹部は、車幅方向車内側に窪んで車外側が開口されるとともに、スライドドアの下部を支持するロアレールを収容する。この構造はさらに、サイドシルのレール収容凹部とフロアパネルとの間に配置され、フロアパネル上で車幅方向に延びるクロスメンバを備える。
このクロスメンバは、レール収容凹部に結合される車幅方向車外側部と、車幅方向車内側部とを有する。クロスメンバの車内側部は、レール収容凹部より車両中央側で車外側部よりも上下方向高さを高く設定され、側面視でレール収容凹部と重複するように設定されている。またクロスメンバでは、車外側部から車内側部にかけての上面部に傾斜面が形成されている。さらにクロスメンバの傾斜面には、レール収容凹部に対向するように当接部材が設けられている。
特許文献1の下部車体構造では、側突時における衝撃が、サイドシルのレール収容凹部から当接部材を介してクロスメンバに確実に伝達されるため、サイドシルの内折れ変形が確実に抑制されることになる、としている。
特開2010-264980号公報
しかし、特許文献1の下部車体構造では、側突時にレール収容凹部が車幅方向内側に進入すると、レール収容凹部の動きが規制されることになり、乗員と車両側部との間の空間を確保することが困難となるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、側突時などに衝撃荷重を受けた場合であっても、乗員と車両側部との間の空間を確保できる車両下部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、車両の床面を形成するフロアパネルと、フロアパネルの車幅方向の縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルであって、車幅方向内側に膨出した膨出部を有するサイドシルと、サイドシルの膨出部の上側に設けられシートを支持する第1シートブラケットと、フロアパネルの上側で車幅方向に延びていてサイドシルの膨出部に接合されるクロスメンバと、クロスメンバに沿って車幅方向に延びクロスメンバに接合されクロスメンバよりも上方でサイドシルの膨出部に接合されてクロスメンバを補強するリンフォースとを備え、クロスメンバは、車幅方向外側に向かうほど車両下方に傾斜した上壁を有し、リンフォースは、クロスメンバの傾斜した上壁に上方から重ねられサイドシルの膨出部に接合される上面部を有し、クロスメンバの傾斜した上壁は、リンフォースの上面部に対して傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、側突時などに衝撃荷重を受けた場合であっても、乗員と車両側部との間の空間を確保できる車両下部構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車両下部構造の概要を示す図である。 図1の車両下部構造の一部を上方から見た状態を示す図である。 図1の車両下部構造の要部を拡大して示す図である。 図2の車両下部構造のA-A断面図である。 図2の車両下部構造のB-B断面図である。
本発明の一実施形態の代表的な構成は、車両の床面を形成するフロアパネルと、フロアパネルの車幅方向の縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルであって、車幅方向内側に膨出した膨出部を有するサイドシルと、サイドシルの膨出部の上側に設けられシートを支持する第1シートブラケットと、フロアパネルの上側で車幅方向に延びていてサイドシルの膨出部に接合されるクロスメンバと、クロスメンバに沿って車幅方向に延びクロスメンバに接合されクロスメンバよりも上方でサイドシルの膨出部に接合されてクロスメンバを補強するリンフォースとを備え、クロスメンバは、車幅方向外側に向かうほど車両下方に傾斜した上壁を有し、リンフォースは、クロスメンバの傾斜した上壁に上方から重ねられサイドシルの膨出部に接合される上面部を有し、クロスメンバの傾斜した上壁は、リンフォースの上面部に対して傾斜していることを特徴とする。
上記構成では、リンフォースの上面部とクロスメンバとが上下に離間した位置でサイドシルの膨出部にそれぞれ接合され、さらにクロスメンバの上壁とリンフォースの上面部の傾斜角度が異なっている。このため、サイドシルの膨出部は、傾斜した上壁に沿った方向でクロスメンバによって車幅方向内側から支持され、さらに、上面部に沿った方向でリンフォースによって車幅方向内側から支持される。またサイドシルの膨出部の上側には、乗員が着座するシートを支持する第1シートブラケットが設けられている。したがって上記構成によれば、例えば側突時の横方向からの衝撃荷重を受けた場合に、サイドシルの膨出部が車幅方向内側に変形し移動することを抑制して、第1シートブラケットに支持されたシートが車幅方向内側に進入することを抑制できる。このため、乗員と車両側部との間の空間を確保することができる。
上記のクロスメンバはさらに、傾斜した上壁の車両前後方向の縁からそれぞれ下方に延びる前壁と後壁を有し、リンフォースはさらに、上面部の車両前側の前縁から下方に延びクロスメンバの前壁に接合される前側接合部と、上面部の車両後側の後縁から下方に延びクロスメンバの後壁に接合される後側接合部とを有するとよい。
上記構成では、リンフォースの前側接合部と後側接合部は、クロスメンバの前壁と後壁にそれぞれ接合されている。またクロスメンバの前壁と後壁は、傾斜した上壁の縁に沿って下方に延びている。このため、リンフォースがサイドシルの膨出部側から衝撃荷重を受けると、衝撃荷重は、リンフォースの前側接合部と後側接合部を介してクロスメンバの前壁および後壁からさらに傾斜した上壁にも伝達される。したがって、リンフォースがサイドシルの膨出部側から衝撃荷重を受けた場合でも、リンフォースが破損することを防止できる。このため上記構成によれば、側突時に衝撃荷重を受けた場合であっても、サイドシルの膨出部が変形して車幅方向内側に傾くことがなく、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
上記の車両下部構造はさらに、フロアパネルの車幅方向の中央で車両前後方向にわたって延びクロスメンバに接合されるセンタートンネルと、リンフォースの上面部から車幅方向内側に離間していてクロスメンバおよびセンタートンネルに接合されシートを支持する第2シートブラケットとを備えるとよい。
これにより、クロスメンバがサイドシルの膨出部側から衝撃荷重を受けると、衝撃荷重は、第2シートブラケットを介してセンタートンネルに伝達される。したがって、クロスメンバの傾斜した上壁に衝撃荷重が集中することを抑制し、クロスメンバの破損を防止することができる。
上記のリンフォースはさらに、上面部に形成され車幅方向にわたって上方に突出した段差部を有するとよい。
これにより、リンフォースの車幅方向の剛性を高めることができる。このため、サイドシルの膨出部側から衝撃荷重を受けた場合に、リンフォースおよびリンフォースに接合されたクロスメンバの変形を抑制して、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
上記のクロスメンバはさらに、傾斜した上壁に形成されリンフォースの上面部よりも車幅方向内側に位置し上方に隆起した隆起部を有するとよい。
これにより、クロスメンバがサイドシルの膨出部側から衝撃荷重を受けると、クロスメンバでは、傾斜した上壁に形成された隆起部の周辺に応力が集中する。このため上記構成では、クロスメンバのうち、リンフォースの上面部よりも車幅方向内側に位置する隆起部の周辺で変形を生じさせることができる。したがって、側突時に衝撃荷重を受けた場合であっても、サイドシルの膨出部が傾いて持ち上がるように変形することを防止できるため、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両下部構造100の概要を示す図である。図2は、図1の車両下部構造100の一部を上方から見た状態を示す図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車両下部構造100は、車両の床面を形成するフロアパネル102と、センタートンネル104と、サイドシル106とを備える。センタートンネル104は、フロアパネル102の車幅方向の中央で車両前後方向にわたって延びている。サイドシル106は、フロアパネル102の車幅方向の縁108に沿って車両前後方向に延びていて、車両の乗降時に敷居となる部材である。
またサイドシル106は、車幅方向内側に膨出した膨出部110を有する。膨出部110は、図1に示すセンタピラー112の根本付近を含む車両前後方向にわたる範囲に形成されていて、その内部にスライド式ドア(図示省略)を摺動させるドアレール114(図4および図5参照)を収納する。
サイドシル106の膨出部110は、サイドシル106のうち、サイドシルアウタパネル116(図4および図5参照)の車内側に位置しこれに接合されるサイドシルインナパネル118が車幅方向内側に膨出した部位である。このため膨出部110は、車幅方向内側に膨出した上側部位120だけでなく、図1に示す下側部位122も含む。下側部位122は、上側部位120に連続して上側部位120の下方に位置する部位であり、図4および図5に示すようにサイドシルインナパネル118が車幅方向内側に膨出することで形成されている。
車両下部構造100はさらに、第1シートブラケット124と、クロスメンバ126と、リンフォース128と、第2シートブラケット130とを備える。第1シートブラケット124は、サイドシル106の膨出部110の上側部位120の上側に設けられていて、乗員が着座する不図示のシートを支持する。クロスメンバ126は、フロアパネル102の上側で車幅方向に延びていて、サイドシル106の膨出部110とセンタートンネル104とに接合される。
リンフォース128は、クロスメンバ126を補強する部材であって、クロスメンバ126に沿って車幅方向に延びて、クロスメンバ126に接合されクロスメンバ126よりも上方でサイドシル106の膨出部110に接合される(図3参照)。第2シートブラケット130は、リンフォース128から車幅方向内側に離間していて図2に示すようにクロスメンバ126およびセンタートンネル104に接合され、第1シートブラケット124とともにシートを支持する。
なおクロスメンバ126から車両前側に離間した位置には、他のクロスメンバ132が配置されている。クロスメンバ132は、フロアパネル102の上側で車幅方向に延びていて、サイドシル106とセンタートンネル104とに接合されている。さらにクロスメンバ132には、車幅方向に離間した他のシートブラケット134、136が接合されている。
図3は、図1の車両下部構造100の要部を拡大して示す図である。図4は、図2の車両下部構造100のA-A断面図である。なお図4では、A-A断面に加え車両前方の奥行の構成も示している。図5は、図2の車両下部構造100のB-B断面図である。
クロスメンバ126は、上壁138、前壁140(図2参照)および後壁142を有する。上壁138は、図3に示すように車幅方向外側に向かうほど車両下方に傾斜している。前壁140は、傾斜した上壁138の車両前側の縁144(図1参照)から下方に延びている。後壁142は、図3に示す傾斜した上壁138の車両後側の縁146から下方に延びている。またクロスメンバ126は、車幅方向外側の端部148を有する。クロスメンバ126の端部148は、サイドシル106の膨出部110の下側部位122に接合されている。
リンフォース128は、上面部150、前側接合部152(図2参照)および後側接合部154を有する。上面部150は、クロスメンバ126の傾斜した上壁138に上方から重ねられ、さらに車幅方向外側の端部156を有する。リンフォース128の上面部150の端部156は、図3に示すように、サイドシル106の膨出部110の下側部位122に接合されるクロスメンバ126の端部148よりも上方で、膨出部110の上側部位120に接合される。
リンフォース128の前側接合部152は、上面部150の車両前側の前縁158から下方に延びていて、クロスメンバ126の前壁140(図2参照)に接合される。後側接合部154は、上面部150の車両後側の後縁160から下方に延びていて、クロスメンバ126の後壁142に接合される。また、後側接合部154の下縁162は、クロスメンバ126の傾斜した上壁138に沿って平行に延びている。なお図示を省略するが、前側接合部152の下縁も傾斜した上壁138に沿って平行に延びている。
リンフォース128はさらに、図3に示す段差部164を有する。段差部164は、上面部150に形成され車幅方向にわたって上方に突出している。クロスメンバ126はさらに、隆起部166を有する。隆起部166は、傾斜した上壁138に形成されていて、リンフォース128の上面部150よりも車幅方向内側に位置し上方に隆起した部位である。
なおフロアパネル102の下側には、車両前後方向に長手のフロアサイドメンバ168が配置されている。このフロアサイドメンバ168は、図4および図5に示すように、フロアパネル102とサイドシル106のサイドシルインナパネル118とに接合されていて、フロアパネル102の剛性を高めている。
またリンフォース128の上面部150は、図4および図5に示すように、フロアパネル102から車両上方に離間していてフロアパネル102に平行になるように配置され、ほぼ水平方向になっている。クロスメンバ126の傾斜した上壁138は、この水平なリンフォース128の上面部150に対して傾斜している。
車両下部構造100では、図3および図4に示すようにリンフォース128の上面部150の端部156とクロスメンバ126の端部148が上下に離間した位置でサイドシル106の膨出部110にそれぞれ接合されている。さらにクロスメンバ126の上壁138とリンフォース128の上面部150の傾斜角度が異なっている。
このため車両下部構造100では、サイドシル106の膨出部110を、傾斜した上壁138に沿った方向でクロスメンバ126によって車幅方向内側から支持でき、さらに、上面部150に沿った方向でリンフォース128によって車幅方向内側から支持できる。
また、サイドシル106の膨出部110の上側には、乗員が着座するシートを支持する第1シートブラケット124が設けられている。したがって車両下部構造100によれば、例えば側突時の横方向からの衝撃荷重を受けた場合に、サイドシル106の膨出部110が車幅方向内側に変形し移動することを抑制して、第1シートブラケット124に支持されたシートが車幅方向内側に進入することを抑制できる。このため、乗員と車両側部との間の空間を確保することができる。
また、リンフォース128の前側接合部152と後側接合部154は、クロスメンバ126の前壁140と後壁142にそれぞれ接合されている。さらにクロスメンバ126の前壁140と後壁142は、傾斜した上壁138の縁144、146に沿って下方に延びている。
このため車両下部構造100では、リンフォース128がサイドシル106の膨出部110側から衝撃荷重を受けると、衝撃荷重は、リンフォース128の前側接合部152と後側接合部154を介してクロスメンバ126の前壁140および後壁142から、さらに傾斜した上壁138にも伝達される。
したがって車両下部構造100によれば、リンフォース128がサイドシル106の膨出部110側から衝撃荷重を受けた場合でも、リンフォース128が破損することを防止できる。このため、側突時に衝撃荷重を受けた場合であっても、サイドシル106の膨出部110が変形して車幅方向内側に傾くことがなく、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
また車両下部構造100では、第2シートブラケット130が、リンフォース128の上面部150から車幅方向内側に離間していてクロスメンバ126およびセンタートンネル104に接合されている。このため、クロスメンバ126がサイドシル106の膨出部110側から衝撃荷重を受けると、衝撃荷重は、第2シートブラケット130を介してセンタートンネル104に伝達される。したがって車両下部構造100によれば、クロスメンバ126の傾斜した上壁138に衝撃荷重が集中することを抑制し、クロスメンバ126の破損を防止することができる。
また車両下部構造100では、リンフォース128が段差部164を有するので、リンフォース128の車幅方向の剛性を高めることができる。このため、サイドシル106の膨出部110側から衝撃荷重を受けた場合に、リンフォース128およびリンフォース128に接合されたクロスメンバ126の変形を抑制して、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
さらに車両下部構造100では、クロスメンバ126の傾斜した上壁138に隆起部166が形成されている。このため、クロスメンバ126がサイドシル106の膨出部110側から衝撃荷重を受けると、クロスメンバ126では、上壁138に形成された隆起部166の周辺に応力が集中する。これにより、クロスメンバ126のうち、リンフォース128の上面部150よりも車幅方向内側に位置する隆起部166の周辺で変形を生じさせることができる。
したがって車両下部構造100によれば、側突時に衝撃荷重を受けた場合であっても、サイドシル106の膨出部110が傾いて持ち上がるように変形することを防止できるため、乗員と車両側部との間の空間を確保できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両下部構造に利用することができる。
100…車両下部構造、102…フロアパネル、104…センタートンネル、106…サイドシル、108…フロアパネルの縁、110…膨出部、112…センタピラー、114…ドアレール、116…サイドシルアウタパネル、118…サイドシルインナパネル、120…上側部位、122…下側部位、124…第1シートブラケット、126、132…クロスメンバ、128…リンフォース、130…第2シートブラケット、134、136…シートブラケット、138…上壁、140…前壁、142…後壁、144、146…上壁の縁、148…クロスメンバの端部、150…上面部、152…前側接合部、154…後側接合部、156…上面部の端部、158…上面部の前縁、160…上面部の後縁、162…後側接合部の下縁、164…段差部、166…隆起部、168…フロアサイドメンバ

Claims (5)

  1. 車両の床面を形成するフロアパネルと、
    前記フロアパネルの車幅方向の縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルであって、車幅方向内側に膨出した膨出部を有するサイドシルと、
    前記サイドシルの膨出部の上側に設けられシートを支持する第1シートブラケットと、
    前記フロアパネルの上側で車幅方向に延びていて前記サイドシルの膨出部に接合されるクロスメンバと、
    前記クロスメンバに沿って車幅方向に延び該クロスメンバに接合され該クロスメンバよりも上方で前記サイドシルの膨出部に接合されて前記クロスメンバを補強するリンフォースとを備え、
    前記クロスメンバは、車幅方向外側に向かうほど車両下方に傾斜した上壁を有し、
    前記リンフォースは、前記クロスメンバの傾斜した上壁に上方から重ねられ前記サイドシルの膨出部に接合される上面部を有し、
    前記クロスメンバの傾斜した上壁は、前記リンフォースの上面部に対して傾斜していることを特徴とする車両下部構造。
  2. 前記クロスメンバはさらに、前記傾斜した上壁の車両前後方向の縁からそれぞれ下方に延びる前壁と後壁を有し、
    前記リンフォースはさらに、
    前記上面部の車両前側の前縁から下方に延び前記クロスメンバの前壁に接合される前側接合部と、
    前記上面部の車両後側の後縁から下方に延び前記クロスメンバの後壁に接合される後側接合部とを有することを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 当該車両下部構造はさらに、
    前記フロアパネルの車幅方向の中央で車両前後方向にわたって延び前記クロスメンバに接合されるセンタートンネルと、
    前記リンフォースの上面部から車幅方向内側に離間していて前記クロスメンバおよび前記センタートンネルに接合され前記シートを支持する第2シートブラケットとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両下部構造。
  4. 前記リンフォースはさらに、前記上面部に形成され車幅方向にわたって上方に突出した段差部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両下部構造。
  5. 前記クロスメンバはさらに、前記傾斜した上壁に形成され前記リンフォースの上面部よりも車幅方向内側に位置し上方に隆起した隆起部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両下部構造。
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