JP2022082197A - 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法 - Google Patents

情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022082197A
JP2022082197A JP2020193612A JP2020193612A JP2022082197A JP 2022082197 A JP2022082197 A JP 2022082197A JP 2020193612 A JP2020193612 A JP 2020193612A JP 2020193612 A JP2020193612 A JP 2020193612A JP 2022082197 A JP2022082197 A JP 2022082197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
user terminal
application
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020193612A
Other languages
English (en)
Inventor
孝文 寺澤
Takafumi Terasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynamic Laboratory Corp
Original Assignee
Dynamic Laboratory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dynamic Laboratory Corp filed Critical Dynamic Laboratory Corp
Priority to JP2020193612A priority Critical patent/JP2022082197A/ja
Publication of JP2022082197A publication Critical patent/JP2022082197A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】ユーザ端末を、所望の目的にのみ使用可能とする情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法を提供する。【解決手段】情報通信システムは、ユーザ端末及び第1サーバを備える。ユーザ端末は、ユーザ端末を使用するユーザを特定するユーザID及びパスワードを第1サーバへ送信する。第1サーバは、ユーザ端末との通信により取得されるユーザID及びパスワードに基づいて、ユーザを認証する。第1サーバは、ユーザが認証されたユーザ端末に対して、使用を許可する位置を示す使用許可位置情報及び使用許可位置情報に紐付けされたアプリケーション起動情報を送信する。ユーザ端末は、第1サーバから送信された使用許可位置情報及びアプリケーション起動情報を記憶する。ユーザ端末は、端末位置情報が特定され、使用許可位置情報が認証された場合に、アプリケーション起動情報の使用を許可する。【選択図】図6B

Description

本発明は、情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法に関する。
例えば、小学校の授業では各児童にタブレット端末などのモバイル機器(ユーザ端末)を貸与し、または購入させ、モバイル機器を用いて授業を進めることが行われている。小学校の各教室にネットワークに接続されたルータ(無線LAN)を設置し、モバイル機器とルータとの間での無線通信により、モバイル機器にて所望のアプリケーションを起動させる。例えば、英語や算数の学習用アプリを起動させることができる。
また、児童が所持するモバイル機器は、学習塾で使用することもできるため、児童はモバイル機器を所持して自宅、学校、学習塾を移動することになる。しかし、モバイル機器を児童に所持させると、学習以外の用途として、児童にとって不適切なサイトにアクセスし、ネットトラブルに陥る可能性がある。
特許文献1には、ユーザの年齢を認証し、年齢の条件を満たさないユーザに対してはアプリケーションの起動を禁止する情報取得制御システムについての発明が開示されている。
特開2006-209433号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術はユーザの年齢が低く、アプリケーションを使用する条件を満たさない場合に、このアプリケーションの使用を禁止するのみであり、その他のアプリケーションの使用が可能であるので、本来教材として所持しているモバイル機器を他の目的で使用することを禁止することができない。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ユーザ端末を、所望の目的にのみ使用可能とする情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報通信システムは、ユーザ端末と、ネットワークを介して前記ユーザ端末に接続されるサーバと、前記ユーザ端末の位置を特定する位置特定部と、を備えた情報通信システムであって、前記ユーザ端末は、該ユーザ端末を使用するユーザを特定するユーザID、及びパスワードを送信する制御を行う端末機側制御部11を有し、前記サーバは、前記ユーザ端末との通信により取得される前記ユーザID及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証する認証制御部と、前記ユーザが認証された前記ユーザ端末に対して、使用を許可する位置を示す使用許可位置情報、及び前記使用許可位置情報に紐付けされたアプリケーション起動情報を送信するサーバ側制御部と、を有し、前記ユーザ端末は更に、前記サーバより送信された前記使用許可位置情報、及び前記アプリケーション起動情報を記憶する記憶部と、前記位置特定部により特定された端末位置情報と、前記使用許可位置情報とが認証された際に、前記アプリケーション起動情報の使用を許可するアプリケーション管理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報通信装置は、ユーザ端末よりネットワークを介して送信される、前記ユーザ端末を使用するユーザのユーザID、及びパスワードを受信する受信部と、前記ユーザID、及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証する認証制御部と、所望のアプリケーション起動情報と、前記ユーザに対してアプリケーションの使用を許可する位置を示す使用許可位置情報と、を紐づけした使用許可アプリ対応テーブルを記憶する記憶部と、前記受信機にて前記ユーザID及びパスワードが受信され、且つ、前記認証制御部にて認証された際に、前記ユーザ端末に、前記アプリケーション起動情報、及びアプリケーションの使用許可位置情報を送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る端末装置は、ユーザのユーザID、及びパスワードをネットワークを介してサーバに送信する送信部と、前記ユーザID及び前記パスワードが前記サーバにて認証された際に、前記サーバより送信されるアプリケーション起動情報、及びアプリケーションの使用を許可する位置を示す使用許可位置情報を受信する受信部と、アプリケーションと前記使用許可位置情報を紐づけして記憶するユーザ側記憶部と、当該端末装置の位置を特定する位置特定部により特定された端末位置情報と、前記使用許可位置情報と、が認証された際に、前記使用許可位置情報に紐づけされた前記アプリケーションの使用を許可するアプリケーション制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報通信システムの制御方法は、ユーザ端末と、ネットワークを介して前記ユーザ端末に接続されるサーバとの間の情報通信を行う情報通信システムの制御方法であって、前記ユーザ端末にて、ユーザを特定するユーザID、及びパスワードを前記サーバに送信するステップと、前記サーバにて、前記ユーザID及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証するステップと、前記サーバにて、前記ユーザが認証された前記ユーザ端末に対して、使用を許可する位置を示す使用許可位置情報、及び前記使用許可位置情報に紐付けされたアプリケーション起動情報を送信するステップと、前記ユーザ端末にて、前記サーバより送信された前記使用許可位置情報、及び前記アプリケーション起動情報を記憶するステップと、前記ユーザ端末の位置情報である端末位置情報を取得するステップと、前記端末位置情報と、前記使用許可位置情報と、が認証された際に、前記アプリケーションプログラムの使用を許可するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが所持する端末機を、所望の目的にのみ使用可能とすることが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る情報通信システムの、ユーザ端末の詳細な構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る情報通信システムの、第1サーバの詳細な構成を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る情報通信システムの、第2サーバの詳細な構成を示すブロック図である。 図5Aは、場所・アプリ対応テーブルの例を示す説明図である。 図5Bは、場所・アプリ対応テーブルの例を示す説明図である。 図6Aは、第1実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションのダウンロード処理の手順を示すフローチャートである。 図6Bは、第1実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションの実行処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。 図8は、第2実施形態に係る情報通信システムの、ユーザ端末の詳細な構成を示すブロック図である。 図9は、第2実施形態に係る情報通信システムの、サーバの詳細な構成を示すブロック図である。 図10Aは、第2実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションのダウンロード処理の手順を示すフローチャートである。 図10Bは、第2実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションの実行処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第3実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。 図12は、第3実施形態に係る情報通信システムの、端末装置の詳細な構成を示すブロック図である。 図13は、第3実施形態に係る情報通信システムの、サーバの詳細な構成を示すブロック図である。 図14Aは、第3実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションのダウンロード処理の手順を示すフローチャートである。 図14Bは、第3実施形態に係る情報通信システムの、アプリケーションの実行処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、本発明の第4実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。 図16は、第4実施形態に係る情報通信システムの、モバイルルータの詳細な構成を示すブロック図である。 図17は、第4実施形態に係る情報通信システムの、移動通信器の詳細な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報通信システム101は、ユーザが操作するユーザ端末1と、無線LAN用のルータ2(位置特定部)と、ネットワーク3を経由してユーザ端末1に接続される第1サーバ4及び第2サーバ5、を備えている。
なお、図1では、一つのユーザ端末1に対して一つのルータ2が対応する構成を記載しているが、一つのルータ2に対して複数のユーザ端末1が対応する構成とすることもできる。また、ルータ2は、無線に限定されるものではなく、有線でもよい。
図2は、ユーザ端末1の詳細な構成を示すブロック図である。ユーザ端末1は、例えばタブレット型の端末、スマートフォンなどの可搬型の端末機である。また、ディスクトップ型パソコンなどの固定型の端末機であってもよい。ここでは、可搬型の端末機を用いる例について説明する。図2に示すようにユーザ端末1は、制御部11と、操作表示部12と、記憶部13と、ネットワーク通信部14と、LAN通信部15と、を備えている。
操作表示部12は、ユーザによる各種の操作入力を受け付ける。また、操作表示部12は、ユーザ端末1で処理される各種の情報、画像を表示する。操作表示部12は、例えば、ソフトウェアプログラムによって操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、電源ボタンなどのハードウェアキー、及び音声による操作指示を読み込むマイク等を備える。なお、本実施形態では操作表示部12に操作入力を受け付ける機能を備える例について示すが、操作入力の機能を備えず、表示のみの機能としてもよい。
記憶部13は、ユーザ端末1を使用するユーザを識別するための情報であるユーザIDデータ131、パスワードデータ132などの各種のデータを記憶する。また、記憶部13には、第2サーバ5(詳細は後述)よりダウンロードするアプリケーションプログラム134が記憶されている。記憶部13として、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)を用いることが可能である。
ネットワーク通信部14は、ネットワーク3を介して第1サーバ4との間の通信を行う。LAN通信部15は、ルータ2との間でLAN通信(ローカルエリアネットワーク通信)を行う。
制御部11は、通信処理部111と、ダウンロード処理部112と、アプリケーション制御部113を備えている。
通信処理部111は、ネットワーク通信部14にて第1サーバ4との間の通信を制御する。また、LAN通信部15によるルータ2との間のLAN通信を制御する。
ダウンロード処理部112は、ダウンロードが許可されたアプリケーションプログラムを第2サーバ5から取得し、記憶部13にダウンロードする処理を実行する。
アプリケーション制御部113は、記憶部13に記憶されているアプリケーションプログラム134の実行を制御する。
制御部11はまた、操作表示部12にて入力された操作情報に基づいた制御を実行する。制御部11はまた、各種の情報を操作表示部12に表示する処理を実行する。
制御部11、記憶部13、及びネットワーク通信部14は、例えば中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図3は、第1サーバ4の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、第1サーバ4は、制御部41と、記憶部42と、ネットワーク通信部43を備えている。
制御部41は、場所特定処理部411と、認証制御部412と、場所処理モジュール実行部414と、を備えている。制御部41の詳細構成については後述する。
記憶部42は、ハードディスクやSSDで構成される。記憶部42には、場所・アプリ対応テーブル421を含む各種のデータが記憶されている。
場所・アプリ対応テーブル421には、ネットワーク3に接続される各ユーザ端末1の場所情報と、ユーザ端末1で使用可能なアプリケーションとの対応関係が記憶されている。具体的に、ユーザ端末1が置かれている場所情報、例えば、学校の教室、塾などの情報と、使用を許可するアプリケーション、例えば、算数や国語学習用のアプリケーションとの対応関係を示すデータが記憶されている。
図1に示すユーザ端末1は、ルータ2との間で通信が確立されると、このルータ2の場所情報を取得することができる。即ち、ルータ2はユーザ端末1の位置を特定する位置特定部としての機能を備えている。従って、第1サーバ4は、ユーザ端末1の場所情報を取得することができ、このユーザ端末1に対して使用を許可するアプリケーションを設定することができる。また、ユーザ端末1或いはルータ2の設置場所をGPS情報として設定することも可能である。例えば、経度、緯度の情報を設定することができる。
更に、場所・アプリ対応テーブル421には、場所IDに対応付けた場所処理モジュール(詳細は後述する)が記憶されている。即ち、場所・アプリ対応テーブル421には、ユーザ端末1を使用するユーザを特定するユーザID、及びユーザ端末1の場所ID(場所情報)に応じて、使用可能なアプリケーション、及び場所処理モジュールが対応付けて記憶されている。
ユーザ端末1とルータ2との通信が確立されると、該ルータ2の固有情報を認識することにより、ユーザ端末1が置かれている場所を特定することができる。ルータ2の固有情報として、上述したSSID、或いは、BSSID(Macアドレス)、プロキシサーバのIPアドレスなどを挙げることができる。
図5A、図5Bは、図3に示した場所・アプリ対応テーブル421のデータ構成を示す説明図である。図5Aに示すように、場所・アプリ対応テーブル421には、ユーザID、パスワード、場所IDを対応付けたテーブルが設定されている。更に、図5Bに示すように、場所IDと、使用を許可するアプリケーションの情報と、場所処理モジュールとが対応付けて記憶されている。
例えば、図5Aにおいて、ユーザ端末1を利用するユーザ(ユーザID:P1)に対してパスワードPS11が対応付けられ、更に、場所R11が対応付けられている。また、図5Bにおいて、場所R11に対して使用を許可するアプリケーションとして「アプリAP1」が対応付けられている。更に、「アプリAP1」に対して、場所R11における場所処理モジュールとして「プロセスPP1」が対応付けられている。
つまり、ユーザ端末1よりユーザID(P1)及びパスワード(PS11)が入力され、更に、ユーザ端末1が接続されるルータ2により場所IDがR11である場合には、アプリケーション「アプリAP1」の使用が許可される。また、このユーザ端末1に対して場所処理モジュール「プロセスPP1」が実行されることになる。
場所処理モジュールとは、ユーザが所定の場所に居る場合に、このユーザに対して実行する処理が設定されたモジュールである。場所処理モジュールの一例として、小学校の出席(参加)、欠席(不参加)の確認処理を挙げることができる。具体的に、小学生のユーザがユーザ端末1を所持して、教室またはその近傍に設置されているルータ2との接続が確立されると、出欠確認のプログラム(プロセスPP1)が作動して、このユーザが出席していることを認識することが可能となる。つまり、小学生のユーザが教室内でユーザ端末1を操作することにより、この小学生の出欠確認を行うことができる。
また、図3に示すネットワーク通信部43は、ネットワーク3に接続され、該ネットワーク3を介してユーザ端末1と第1サーバ4との間の通信を行う。
次に、制御部41について説明する。場所特定処理部411は、ユーザ端末1との通信により、該ユーザ端末1のユーザIDと、ユーザ端末1の場所IDを特定する。場所IDは、ルータ2との通信により取得される。
また、ユーザの場所を特定する他の方法として、ユーザ端末1にGPS受信機を搭載し、GPS衛星とGPS受信機との通信により、ユーザ端末1が置かれている場所の経度、緯度情報を取得し、ユーザ端末1が置かれている場所を特定することも可能である。
認証制御部412は、ユーザ端末1が置かれている場所が特定されている際に、ユーザ端末1にて入力されるユーザIDと場所IDに基づいて、使用を許可するアプリケーションプログラムを認識する。
例えば、図5Aに示すユーザID(P1)のユーザ(例えば、小学生のユーザ)が居る場所が、R11に設定されている場所IDである場合には、該ユーザ端末1にてパスワードPS11が入力された際に、認証制御部412は、図5Bに示すアプリAP1の起動を許可する。「アプリAP1」は、例えば、算数や国語の学習に関するアプリケーションプログラムである。
また、認証制御部412により、ユーザが居る場所と場所IDが不一致である場合、例えば、小学生のユーザが自宅に居て、場所IDとして小学校の教室が設定されている場合に、場所IDが一致しないことをユーザ端末1に通知する処理を実施することも可能である。
場所処理モジュール実行部414は、ユーザIDと場所IDが認証された際に、このユーザIDが使用するユーザ端末1に対して、場所処理モジュールを実行する。前述したように、場所処理モジュールは、小学生の出欠を確認する処理などである。
制御部41、記憶部42、及びネットワーク通信部43は、例えば中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図4は、第2サーバ5の詳細な構成を示すブロック図である。図4に示すように、第2サーバ5は、制御部51と、記憶部52と、ネットワーク通信部53を備えている。
記憶部52は、ハードディスクやSSDで構成される。記憶部52には、アプリケーションプログラム521を含む各種のデータが記憶されている。例えば、ユーザが小学生であり、ユーザ端末1がタブレット端末である場合には、算数や国語を学習する教材のアプリケーションプログラムが保存されている。
制御部51は、第2サーバ5より送信されるアプリケーションプログラムの送信要求を受けて、記憶部52に記憶されているアプリケーションプログラム521を送信するアプリケーション送信部511を備えている。
第2サーバ5は、例えば中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
[第1実施形態の作用の説明]
次に、第1実施形態に係る情報通信システム101の処理手順を、図6A、図6Bに示すフローチャートを参照して説明する。図6Aは、ユーザ端末1に所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順を示すフローチャートである。図6Bは、ユーザ端末1に対して、アプリケーションの使用を許可する処理を示すフローチャートである。
初めに、図6Aを参照して、ユーザ端末1に所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順について説明する。ステップS11において、ユーザ端末1の制御部11は、該ユーザ端末1の電源がオンとされたことを確認する。
ステップS12において、ユーザ端末1にてユーザID及びパスワードが入力されると、制御部11はユーザID及びパスワードをネットワーク3を経由して第1サーバ4に送信する。
ステップS13において、第1サーバ4の制御部41は、ユーザ端末1より送信されたユーザID、及びパスワードを受信する。
ステップS14において、第1サーバ4の制御部41は、ユーザID、及びパスワードに基づいて、当該ユーザ端末1が使用可能なアプリケーションを認識する。
ステップS15において、第1サーバ4の制御部41は、ユーザ端末1が使用可能なアプリケーションの送信指示を、第2サーバ5に送信する。
ステップS16において、第2サーバ5の制御部51は、記憶部52に記憶されているアプリケーションプログラム521をユーザ端末1に送信する。
ステップS17において、ユーザ端末1の制御部11は、第2サーバ5より送信されたアプリケーションプログラムをダウンロードする。その結果、ユーザ端末1の記憶部13に、ユーザが使用するアプリケーションプログラム134(図2参照)をダウンロードすることができる。
次に、図6Bに示すフローチャートを参照して、ユーザがユーザ端末1にてアプリケーションを実行する際の処理手順について説明する。
図6Bに示すステップS21において、ユーザ端末1の制御部11は、該ユーザ端末1の電源がオンとされたことを確認する。
ステップS22において、ユーザ端末1を携行するユーザがルータ2に接近すると、該ルータ2とユーザ端末1との間の通信が確立される。
ステップS23において、ユーザ端末1は、ルータ2との通信によりルータ2より、該ルータ2が置かれている位置に基づく場所情報を取得する。
ステップS24において、ユーザ端末1は、該ユーザ端末1のユーザID、パスワード、及びステップS23の処理で取得した場所情報を第1サーバ4に送信する。
ステップS25において、第1サーバ4は、ユーザ端末1より送信されたユーザID、パスワード、及び場所情報を受信する。
ステップS26において、第1サーバ4は、アクセスしたユーザ端末1に対して、使用可能なアプリケーションの情報を送信する。具体的に、図5Bに示したように、場所ID、及び使用を許可するアプリケーションの対応テーブルを参照して、使用を許可するアプリケーションの情報をユーザ端末1に送信する。
ステップS27において、ユーザ端末1は、使用可能なアプリケーションのリストをディスプレイ等に表示する。
ステップS28において、ユーザ端末1は、リストに含まれるアプリケーションの選択を受け付ける。
ステップS29において、ユーザ端末1は、ユーザにより選択されたアプリケーションプログラムを実行する。
その結果、ユーザ端末1を携行するユーザがルータ2に近づくことにより、所望のアプリケーションを実行することが可能となる。例えば、ルータ2が小学校の教室に設置されており、ユーザ端末1を携行した小学生が教室内に入ると、ユーザ端末1にて算数学習のアプリケーションを使用することができるようになる。
また、上述したステップS26~S28の処理では、第1サーバ4より、使用可能なアプリケーションのリストの情報を送信し、ユーザ端末1にて所望のアプリケーションを選択する例について示したが、特定のアプリケーションに限定することも可能である。
例えば、ユーザ端末1に対して場所IDに対応する一つのアプリケーションを設定しておくことにより、ユーザ端末1がルータ2に接近すると、自動的にこのアプリケーションが起動するようにすることも可能である。
また、第1サーバ4の記憶部42に設定されている場所・アプリ対応テーブル421に場所処理モジュール(図5B参照)が設定されている場合には、この場所処理モジュールによるプログラムが実行される。例えば、図5A、図5Bに示すようにユーザID(P1)のユーザに対して、場所IDとして場所R11が設定されている場合には、場所処理モジュールとしてプロセスPP1が実行される。プロセスPP1は、例えば、小学生の出席、欠席を管理する機能である。小学生のユーザがユーザ端末1にてユーザIDを入力することにより、プロセスPP1の機能により、このユーザが出席していることを認識できる。従って、小学校の各クラスごとの出席簿を自動で作成することが可能となる。
[第1実施形態の効果の説明]
このようにして、第1実施形態に係る情報通信システム101では、ユーザ端末1を使用するユーザのユーザID、及びユーザ端末の場所ID(ユーザが居る場所)に応じて、このユーザに対しての使用を許可するアプリケーションプログラムが設定される。
従って、例えばタブレット端末やスマートフォン等のユーザ端末1を所持した小学生が、学習用のアプリケーションを実施する際には、小学生が小学校の教室に居るときに限ってこのアプリケーションの使用が許可される。更に、この小学生が塾に通っている場合には、小学生が塾に居るときに限って、この塾で使用するアプリケーションの使用が許可される。
その結果ユーザに対して、ユーザ端末1を使用する場所ごとに使用可能なアプリケーションを制限することができる。例えば、場所の特定により、小学校であると判断された場合には、小学校で子どもの安全なネット利用のためのフィルタをかけているネットワークに接続した場合は、自由にインターネットアクセスができるアプリを画面に表示させる。
また、小学校ではないと判断された場合は、自由にインターネットを利用できないアプリのみを画面に表示させることができる。即ち、小学校であるか否かに応じて、ユーザ端末1に表示する画面を切り替える処理を実行することができる。
このため、例えば小学生のユーザに対して不適切なサイトへのアクセスを禁止することが可能となる。
また、ユーザ端末1において入力されるユーザID、及びパスワードに対応させて、アプリケーションの使用を許可するので、同一のユーザ端末1であっても、異なるユーザIDが入力された場合には、使用が許可されるアプリケーションが異なる。その結果、ユーザごとに使用を許可するアプリケーションを設定することが可能となる。
更に、学校、塾、自宅、など複数の場所に対応する場所判断情報を設定することにより、場所が変わるごとに画面表示が変わる仕様を持たせることができる。
また、ユーザ端末1を所持したユーザの場所を特定できるので、例えば、場所処理モジュールとして、小学生の出席、欠席を認識することができる。
更に、ユーザ端末1を所持したユーザが移動して、特定の場所内に入ったこと、及び特定の場所外に出たことを検出できるので、例えば、社員の出勤時間(予め設定された場所内への入場時刻)、退勤時間(予め設定された場所外への退場時刻)の管理に役立てることも可能である。
また、ユーザ端末1の場所を特定する方法として、ユーザ端末1にGPS受信機を搭載し、GPS衛星より送信されるGPS情報を取得する方法を採用することも可能である。GPS情報として得られる経度、緯度の情報から、ユーザ端末1の場所情報を得ることが可能となる。このような構成とすることにより、ルータIDを設定して場所を特定する必要がなく、より確実に場所情報を取得することが可能となる。
更に、複数のユーザIDに対して、所定のアプリケーションの使用を許可する構成とすることもできる。例えば、複数のユーザIDを、グループA、グループBに分類し、グループAのユーザに対して使用を許可するアプリケーションを、所望の場所IDに対応させて設定する。同様に、グループBのユーザに対して使用を許可するアプリケーションを、所望の場所ID(場所情報)に対応させて設定する。
このような構成とすることにより、例えばオリエンテーリングを行うときに、複数のグループごとに使用可能なアプリケーションを設定することが可能となり、一方のグループには情報が表示され、他方のグループにはこの情報が表示されない、などの設定が可能となる。このため、オリエンテーリングの遊戯性を高めることが可能となる。
なお、前述した第1実施形態では、第1サーバ4とは異なる第2サーバ5がアプリケーションプログラムを備える例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1サーバ4がアプリケーションプログラムを備える構成とすることも可能である。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、第2実施形態に係る情報通信システム102は、前述した第1実施形態と同様に、ユーザ端末1と、無線LAN用のルータ2と、ネットワーク3を経由してユーザ端末1に接続されるサーバ6を備えている。
なお、前述した第1実施形態と同様に、一つのルータ2に対して複数のユーザ端末1が対応する構成とすることもできる。また、ルータ2は無線に限定されるものではなく、有線でもよい。
図8は、第2実施形態に係る情報通信システム102の、ユーザ端末1の構成を示すブロック図である。図8に示すように、ユーザ端末1は、制御部11と、操作表示部12と、記憶部13と、ネットワーク通信部14と、LAN通信部15と、を備えている。
操作表示部12、ネットワーク通信部14、及びLAN通信部15は、前述した第1実施形態と同様であるので、構成の説明を省略する。
記憶部13には、ユーザ端末1を利用するユーザを識別するための情報であるユーザIDデータ131、パスワードデータ132などの各種のデータが記憶されている。また、記憶部13には、ユーザ端末1が置かれている場所と、この場所において使用が許可されるアプリケーションとの対応を記述した場所・アプリ対応テーブル133が記憶されている。更に、記憶部13には、各種のアプリケーションプログラム134が記憶されている。記憶部13として、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)を用いることが可能である。
場所・アプリ対応テーブル133には、ユーザ端末1で入力されるユーザIDと、ユーザ端末1が置かれている場所を特定する場所ID、及び使用を許可するアプリケーションを対応付けたデータが記憶されている。更に場所・アプリ対応テーブル133は、場所IDに対応付けた場所処理モジュールが記憶されている。具体的には、前述した図5A、図5に示した対応テーブルと同様の対応テーブルが記憶されている。
即ち、第2実施形態では、前述した第1実施形態で図3に示した場所・アプリ対応テーブル421がユーザ端末1に設定されている点で、第1実施形態と相違している。
図8に戻って、制御部11は、通信処理部111と、ダウンロード処理部112と、場所特定処理部115と、場所処理モジュール実行部114を備えている。
通信処理部111は、ネットワーク通信部14にて第1サーバ4との間の通信を制御する。
ダウンロード処理部112は、ダウンロードが許可されたアプリケーションプログラムをサーバ6から取得し、記憶部13にダウンロードする処理を実行する。
また、ダウンロード処理部112は、ユーザが居る場所とルータ2に設定されている場所IDとが一致しない場合には、アプリケーションプログラムのダウンロードを禁止する。
場所特定処理部115は、ユーザ端末1が置かれている場所を特定する処理を実行する。具体的に、LAN通信部15とルータ2との間の通信により、ルータ2のSSID等の固有情報を取得する。この情報に基づき、ルータ2が設置されている場所の近傍がユーザ端末1の置かれている場所であると判断する。或いは、場所特定処理部115がGPS受信機(図示省略)を備えており、GPS衛星からの受信信号に基づいて、ユーザ端末1が置かれている場所を特定する。
場所処理モジュール実行部114は、前述した第1実施形態で示した図3に記載の場所処理モジュール実行部414と同様に、ユーザIDと場所IDが認証された際に、場所処理モジュールを実行する。
また制御部11は、操作表示部12にて入力された操作情報に基づいた制御を実行する。制御部11は、各種の情報を操作表示部12に表示する処理を実行する。
ユーザ端末1は、例えば中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図9は、第2実施形態に係るサーバ6の構成を示すブロック図である。図9に示すように、サーバ6は、制御部61と、記憶部62と、ネットワーク通信部63を備えている。
記憶部62には、ユーザが使用する各種のアプリケーションプログラム621が記憶されている。例えば、ユーザが小学生であり、ユーザ端末1がタブレット端末である場合には、算数や国語を学習する教材のアプリケーションプログラム621が保存されている。
制御部61は、アプリケーション送信部611を備えている。アプリケーション送信部611は、前述した第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
[第2実施形態の作用の説明]
次に、第2実施形態に係る情報通信システム102の処理手順を、図10A、図10Bに示すフローチャートを参照して説明する。図10Aは、ユーザ端末1に所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順を示すフローチャートである。図10Bは、ユーザ端末1に対して、アプリケーションの使用を許可する処理を示すフローチャートである。
初めに、図10Aを参照して、ユーザ端末1に所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順について説明する。
ステップS31において、ユーザ端末1の制御部11は、該ユーザ端末1の電源がオンとされたことを確認する。
ステップS32において、制御部11は、操作表示部12にてユーザにより入力されたユーザID、及びパスワードをネットワーク3を経由してサーバ6に送信する。
ステップS33において、サーバ6の制御部61は、ユーザ端末1より送信されたユーザID、及びパスワードを受信する。
ステップS34において、サーバ6の制御部61は、ユーザID、及びパスワードに基づいて、当該ユーザ端末1が使用可能なアプリケーションを認識する。
ステップS35において、サーバ6の制御部61は、記憶部62に記憶されているアプリケーションプログラム621をユーザ端末1に送信する。
ステップS36において、ユーザ端末1の制御部11は、サーバ6より送信されたアプリケーションプログラムをダウンロードする。その結果、図8に示すアプリケーションプログラム134をユーザ端末1の記憶部13にダウンロードすることができる。
次に、図10Bに示すフローチャートを参照して、ユーザがユーザ端末1にてアプリケーションを実行する際の処理手順について説明する。
図10Bに示すステップS41において、ユーザ端末1の制御部11は、該ユーザ端末1の電源がオンとされたことを確認する。
ステップS42において、ユーザ端末1を携行するユーザがルータ2に接近すると、該ルータ2とユーザ端末1との間の通信が確立される。
ステップS43において、ユーザ端末1は、ルータ2との通信によりルータの位置から場所情報を取得する。
ステップS44において、ユーザ端末1は、該ユーザ端末1にてユーザが入力するユーザID、パスワードを確認する。
ステップS45において、ユーザ端末1は、該ユーザ端末1で使用可能なアプリケーションを認識する。
ステップS46において、ユーザ端末1は、使用可能なアプリケーションのリストをディスプレイ等に表示する。
ステップS47において、ユーザ端末1は、リストに含まれるアプリケーションの選択を受け付ける。
ステップS48において、ユーザ端末1は、ユーザにより選択されたアプリケーションプログラムを実行する。
その結果、ユーザ端末1を携行するユーザがルータ2に近づくことにより、所望のアプリケーションを実行することが可能となる。例えば、ルータ2が小学校の教室に設置されており、ユーザ端末1を携行した小学生が教室内に入ると、ユーザ端末1にて算数学習のアプリケーションを使用することができるようになる。
また、上述したステップS46の処理では、使用可能なアプリケーションのリストを表示し、ユーザが所望のアプリケーションを選択する例について示したが、特定のアプリケーションに限定することも可能である。
例えば、ユーザ端末1に対して場所IDに対応する一つのアプリケーションを設定しておくことにより、ユーザ端末1がルータ2に接近すると、自動的にこのアプリケーションが起動するようにすることも可能である。
[第2実施形態の効果の説明]
このようにして、第2実施形態に係る情報通信システムでは、前述した第1実施形態と同様に、ユーザ端末1を使用する場所ごとに使用可能なアプリケーションを制限することができるので、例えば小学生のユーザに対して不適切なサイトへのアクセスを禁止することが可能となる。
また、第2実施形態では、ユーザ端末1の記憶部13に、場所・アプリ対応テーブル133が記憶されているので、ユーザ端末1にて、使用が許可されるアプリケーションを判定することが可能となる。このため、ユーザ端末1側で、場所・アプリ対応テーブル133の設定、更新などを行うことができ、操作性を向上させることが可能となる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、本発明の第3実施形態に係る情報通信システム103の構成を示すブロック図である。図11に示すように、第3実施形態に係る情報通信システム103は、端末装置1aと、ユーザが持ち運び可能な移動通信器2aと、ネットワーク3を経由して端末装置1aに接続されるサーバ6を備えている。
端末装置1aは、例えばディスクトップ型のパソコン、モバイルパソコン等である。また、移動通信器2aは、例えばモバイルパソコンである。
図12は、端末装置1aの構成を示すブロック図である。図12に示すように、端末装置1aは、制御部11と、操作表示部12と、記憶部13と、ネットワーク通信部14と、LAN通信部15、を備えている。なお、端末装置1aの各構成要件は、前述した図8と同様であるので、同一符号を付して詳細な構成説明を省略する。
図13は、移動通信器2aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、移動通信器2aは、通信部21と、制御部22を備えている。また、制御部22は、場所情報出力部221を備えている。
通信部21は、図12に示したLAN通信部15との間で、LAN通信を行う。
場所情報出力部221は、端末装置1aとの間でLAN通信が確立された際に、端末装置1aに場所情報を送信する。
なお、サーバ6の構成は、前述した図9に示したサーバ6と同一であるので、構成説明を省略する。
[第3実施形態の作用の説明]
次に、第3実施形態に係る情報通信システム103の処理手順を、図14A、図14Bに示すフローチャートを参照して説明する。図14Aは、端末装置1aに所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順を示すフローチャートである。図14Bは、端末装置1aに対して、アプリケーションの使用を許可する処理を示すフローチャートである。
初めに、図14Aを参照して、端末装置1aに所望のアプリケーションをダウンロードする際の処理手順について説明する。
ステップS51において、端末装置1aの制御部11は、該端末装置1aの電源がオンとされたことを確認する。
ステップS52において、制御部11は、操作表示部12にてユーザにより入力されたユーザID、及びパスワードをネットワーク3を経由してサーバ6に送信する。
ステップS53において、サーバ6の制御部61は、端末装置1aより送信されたユーザID、及びパスワードを受信する。
ステップS54において、サーバ6の制御部61は、ユーザID、及びパスワードに基づいて、当該端末装置1aが使用可能なアプリケーションを認識する。
ステップS55において、サーバ6の制御部61は、記憶部62に記憶されているアプリケーションプログラム621を端末装置1aに送信する。
ステップS56において、端末装置1aの制御部11は、サーバ6より送信されたアプリケーションプログラムをダウンロードする。その結果、図12に示すアプリケーションプログラム134を端末装置1aの記憶部13にダウンロードすることができる。
次に、図14Bに示すフローチャートを参照して、ユーザが端末装置1aにてアプリケーションを実行する際の処理手順について説明する。
図14Bに示すステップS61において、端末装置1aの制御部11は、該端末装置1aの電源がオンとされたことを確認する。
ステップS62において、移動通信器2aの制御部22は、該移動通信器2aの電源をオンとする。
ステップS63において、移動通信器2aの通信部は、該移動通信器2aから規定の範囲内(例えば、半径10m以内)に位置情報を送信する。
ステップS64において、端末装置1aのLAN通信部15は、移動通信器2aより送信された位置情報が受信されたか否かに基づき、移動通信器2aが端末装置1aに接近したか否かを判定する。
移動通信器2aが端末装置1aに接近した場合には、ステップS65において、LAN通信部15はLAN通信により移動通信器2aの位置情報を取得する。
ステップS66において、端末装置1aの制御部11は、移動通信器2aに対応するアプリケーションプログラムを実行する。例えば、端末装置1aに、ディスプレイに広告を表するアプリケーションプログラムをダウンロードしておき、移動通信器2aが端末装置1aに接近した場合に、この広告プログラムを実行させることができる。
従って、例えば移動通信器2aの一例としてスマートフォンを所持したユーザが端末装置1aに接近した場合には、予めこのユーザに応じた広告をディスプレイに表示することにより、ユーザに応じた広告の効果を得ることが可能となる。
[第3実施形態の効果の説明]
このようにして、第3実施形態では、移動通信器2a(例えば、スマートフォン)を所持するユーザが端末装置1aに接近した場合には、この端末装置1aにて所定のアプリケーションプログラムが実行される。従って、例えば端末装置1aに広告を表示するアプリケーションをインストールしておき、端末装置1aが接近したときに、このアプリケーションプログラムを実行させて、ディスプレイなどの表示装置に広告を表示させることができる。
また、実行されるアプリケーションは、各ユーザID毎に設定されるので、移動通信器2aを所持したユーザに適した広告をディスプレイに表示させることができる。このため、ユーザの年齢や嗜好に応じた広告を表示することができ、広告表示による宣伝効果を高めることが可能となる。
[第4実施形態の説明]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図15は、本発明の第4実施形態に係る情報通信システム104の構成を示すブロック図である。図15に示すように、第4実施形態に係る情報通信システム104は、モバイルルータ7(位置特定部)と、ネットワーク3を介してモバイルルータ7に接続されるサーバ6と、モバイルルータ7との間で無線通信により接続可能な移動通信器8(ユーザ端末)と、を備えている。
モバイルルータ7は、例えば管理者などの特定ユーザが携行する可搬型のルータである。図16は、モバイルルータ7の詳細な構成を示すブロック図である。図16に示すように、モバイルルータ7は、制御部11と、記憶部13と、ネットワーク通信部14と、LAN通信部15と、を備えている。
ネットワーク通信部71は、ネットワーク3を経由してサーバ4との間での通信を行う。
LAN通信部72は、LAN通信により移動通信器8との間での通信を行う。
記憶部13は、ユーザID131、パスワード、及び、セキュリティポリシィ135を含む各種の情報を記憶する。セキュリティポリシィとは、例えばアクセス権の設定内容であり、管理者などの特定のユーザには、全てのプログラムの使用やデータの閲覧にアクセス権を設定し、それ以外のユーザにはアクセス権に制限を設けることを示す。
制御部11は、通信処理部111と、場所特定処理部115を備える。
通信処理部111は、ネットワーク通信部14にてサーバ6との間の通信を制御する。また、LAN通信部15による移動通信器8との間のLAN通信を制御する。
場所特定処理部115は、モバイルルータ7が置かれている場所と、この場所情報に対応したセキュリティポリシィを設定する処理を実行する。
図15に示す移動通信器8は、例えば、特定ユーザ及びそれ以外の一般ユーザが携行する可搬型のモバイル端末である。図17は、移動通信器8の詳細な構成を示すブロック図である。図17に示すように、移動通信器8は、通信部81と、制御部82と、表示部83を備えている。
通信部81は、LAN通信によりモバイルルータ7との間で通信を行う。
表示部83は、例えば液晶画面であり各種の情報を画面表示する。
制御部82は、ユーザID及びパスワードが設定されている。制御部82は、モバイルルータ7との間のLAN通信により、ユーザIDが認証されると、モバイルルータ7に設定されているセキュリティポリシィに応じたプログラムが実行される。或いは、セキュリティポリシィに応じたプログラムの実行が許可される。
次に、第4実施形態に係る情報通信システム104の処理手順について説明する。
例えば、モバイルルータ7を所持したユーザ(以下、「管理者」という)がある会議室に入室し、該モバイルルータ7の電源をオンとする。その結果、モバイルルータ7と、会議室内に持ち込まれている各移動通信機8との間でLAN通信が行われる。
モバイルルータ7は、該モバイルルータ7が置かれている場所と、セキュリティポリシィに基づいて、会議室内に持ち込まれている移動通信器8のユーザIDに応じたセキュリティポリシィを設定する。
例えば、アクセス権「高」に設定されているユーザには、全てのプログラムの使用及びデータの閲覧を許可し、アクセス権「低」に設定されているユーザには、特定のプログラムのみ使用可能とし、特定のデータのみ閲覧可能になるようにセキュリティポリシィを設定する。
このように、第4実施形態に係る情報通信システム104では、モバイルルータ7に各ユーザごとのセキュリティポリシィを設定し、場所情報に応じて、該モバイルルータ7と通信が確立された移動通信器8によるプログラムの使用及びデータの閲覧を制限することが可能である。
従って、例えばタブレット端末を所持した多くのユーザが会議室内で会議をする場合などにおいて、管理者などの特定のユーザのみを高いアクセス権に設定し、一般のユーザについては、低いアクセス権に設定できるので、機密情報を取り扱う場合などにおいて、情報漏洩などの問題を回避することが可能となる。
また、管理者が会議室内にモバイルルータ7を持ち込み、該モバイルルータ7のスイッチをオンにするという簡単な操作で、会議室内の移動通信器8で使用可能なプログラムを設定できるので、複数のユーザによる会議を実施する際に極めて有用である。
以上、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 ユーザ端末
1a 端末装置
2 ルータ(位置特定部)
2a、8 移動通信器
3 ネットワーク
4 第1サーバ
5 第2サーバ
6 サーバ
7 モバイルルータ
11 制御部(端末機側制御部)
12 操作表示部
13 記憶部
14 ネットワーク通信部
15 LAN通信部
21、81 通信部
22、41、51、61 制御部
42、52、62 記憶部
43、53、63 ネットワーク通信部
83 表示部
101、102、103、104 情報通信システム
111 通信処理部
112 ダウンロード処理部
113 アプリケーション制御部
114、414 場所処理モジュール実行部
115、411 場所特定処理部
131 ユーザIDデータ
132 パスワードデータ
134 アプリケーションプログラム
135 セキュリティポリシィ
221 場所情報出力部
411 場所特定処理部
412 認証制御部
414 場所処理モジュール実行部
511、611 アプリケーション送信部
521、621 アプリケーションプログラム

Claims (8)

  1. ユーザ端末と、ネットワークを介して前記ユーザ端末に接続されるサーバと、前記ユーザ端末の位置を特定する位置特定部と、を備えた情報通信システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    該ユーザ端末を使用するユーザを特定するユーザID、及びパスワードを送信する制御を行う端末機側制御部11を有し、
    前記サーバは、
    前記ユーザ端末との通信により取得される前記ユーザID及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証する認証制御部と、
    前記ユーザが認証された前記ユーザ端末に対して、使用を許可する位置を示す使用許可位置情報、及び前記使用許可位置情報に紐付けされたアプリケーション起動情報を送信するサーバ側制御部と、を有し、
    前記ユーザ端末は更に、前記サーバより送信された前記使用許可位置情報、及び前記アプリケーション起動情報を記憶する記憶部と、
    前記位置特定部により特定された端末位置情報と、前記使用許可位置情報とが認証された際に、前記アプリケーション起動情報の使用を許可するアプリケーション管理部と、
    を備えたことを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記位置特定部は、無線ルータであり、前記端末位置情報は、前記無線ルータの位置情報であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記位置特定部は、前記ユーザ端末に搭載されてGPS衛星より送信されるGPS信号を受信するGPS受信機であり、前記GPS受信機で受信された位置情報を、前記端末位置情報とすること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  4. 前記ユーザ端末は、前記位置特定部で特定された位置の近傍でのみ作動可能な場所処理モジュールを備えており、前記端末位置情報と、前記使用許可位置情報とが認証された際に、前記場所処理モジュールを実施すること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報通信システム。
  5. 前記ユーザ端末は、前記位置特定部で特定された位置の近傍でのみ作動可能な場所処理モジュール、を更に備え、前記端末位置情報と、前記使用許可位置情報とが認証された際に、前記場所処理モジュールを実施する場所処理モジュール制御部
    を更に備えたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報通信システム。
  6. ユーザ端末よりネットワークを介して送信される、前記ユーザ端末を使用するユーザのユーザID、及びパスワードを受信する受信部と、
    前記ユーザID、及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証する認証制御部と、
    所望のアプリケーション起動情報と、前記ユーザに対してアプリケーションの使用を許可する位置を示す使用許可位置情報と、を紐づけした使用許可アプリ対応テーブルを記憶する記憶部と、
    前記受信部にて前記ユーザID及びパスワードが受信され、且つ、前記認証制御部にて認証された際に、前記ユーザ端末に、前記アプリケーション起動情報、及びアプリケーションの使用許可位置情報を送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする情報通信装置。
  7. ユーザのユーザID、及びパスワードをネットワークを介してサーバに送信する送信部と、
    前記ユーザID及び前記パスワードが前記サーバにて認証された際に、前記サーバより送信されるアプリケーション起動情報、及びアプリケーションの使用を許可する位置を示す使用許可位置情報を受信する受信部と、
    アプリケーションと前記使用許可位置情報を紐づけして記憶するユーザ側記憶部と、
    当該端末装置の位置を特定する位置特定部により特定された端末位置情報と、前記使用許可位置情報と、が認証された際に、前記使用許可位置情報に紐づけされた前記アプリケーションの使用を許可するアプリケーション制御部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  8. ユーザ端末と、ネットワークを介して前記ユーザ端末に接続されるサーバとの間の情報通信を行う情報通信システムの制御方法であって、
    前記ユーザ端末にて、ユーザを特定するユーザID、及びパスワードを前記サーバに送信するステップと、
    前記サーバにて、前記ユーザID及び前記パスワードに基づいて、前記ユーザを認証するステップと、
    前記サーバにて、前記ユーザが認証された前記ユーザ端末に対して、使用を許可する位置を示す使用許可位置情報、及び前記使用許可位置情報に紐付けされたアプリケーション起動情報を送信するステップと、
    前記ユーザ端末にて、前記サーバより送信された前記使用許可位置情報、及び前記アプリケーション起動情報を記憶するステップと、
    前記ユーザ端末の位置情報である端末位置情報を取得するステップと、
    前記端末位置情報と、前記使用許可位置情報と、が認証された際に、前記アプリケーションの使用を許可するステップと、
    を備えたことを特徴とする情報通信システムの制御方法。
JP2020193612A 2020-11-20 2020-11-20 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法 Pending JP2022082197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020193612A JP2022082197A (ja) 2020-11-20 2020-11-20 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020193612A JP2022082197A (ja) 2020-11-20 2020-11-20 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022082197A true JP2022082197A (ja) 2022-06-01

Family

ID=81801402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020193612A Pending JP2022082197A (ja) 2020-11-20 2020-11-20 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022082197A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023178109A (ja) * 2022-06-03 2023-12-14 デジタルアーツ株式会社 情報処理装置、認証システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023178109A (ja) * 2022-06-03 2023-12-14 デジタルアーツ株式会社 情報処理装置、認証システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6891219B2 (ja) 他のモバイル装置での集中を制限して動作を行なうためにモバイル装置を使用すること
CA2892614C (en) System and method for managing several mobile devices simultaneously
JP7469322B2 (ja) グループ・ベースの携帯装置管理
US20120222062A1 (en) Parental controls in a media network
JP2010521106A (ja) ワイヤレス・デバイスの遠隔管理のための方法および技術
JP2017520865A5 (ja)
US20120042358A1 (en) Proctoring System
JP2009290869A (ja) 移動体装置、ロケーション情報格納装置、移動体装置の制御方法、ロケーション情報格納装置の制御方法、およびスケジュール情報取得システム
US11079893B2 (en) Remotely restricting client devices
CN101690273A (zh) 为个人网络中的移动装置提供服务
JP6659170B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5635381B2 (ja) 認証方法、管理装置及び認証システム
JP2007214978A (ja) 対象者管理システム
JP2013257818A (ja) 装置制御システム、装置制御プログラム、装置制御方法
KR20220114184A (ko) 온라인 강의 시스템 및 방법
US9560045B1 (en) Securing content using a wireless authentication factor
JP2014178737A (ja) 情報処理装置
JP2022082197A (ja) 情報通信システム、情報通信装置、端末装置及び情報通信システムの制御方法
JP2007115226A (ja) ユーザ認証システム
US10678895B2 (en) Data input method, and electronic device and system for implementing the data input method
JP2004139221A (ja) 認証システム
JP4032761B2 (ja) 教育サービス提供サーバ、教育用コンテンツ提供方法、及び、プログラム
KR20100011763A (ko) 근거리 통신망에서의 컴퓨터 원격 제어 시스템 및 그 방법
JP2005128885A (ja) 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム
JP4819589B2 (ja) 認証システムおよび認証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240508

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240702