JP2022080763A - 電極構造 - Google Patents

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真之 久保
Masayuki Kubo
隆浩 林
Takahiro Hayashi
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Abstract

【課題】電極の高さ調整が容易で且つ簡易な構成を実現することができる電極構造を提供する。【解決手段】被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極10と、電極10を組付けて被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部15とから構成された電極構造100であって、電極10及び装置側組付け部15のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部16を有し、電極10及び装置側組付け部15のうちのもう一方が、中心部に組付け孔部14が形成された可撓性材料からなる台座部13を有し、組付け凸部16が台座部13の組付け孔部14に挿入され、電極10が装置側組付け部15に組付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、電極構造に関し、電極の高さ調整が容易で且つ簡易な構成の電極構造に関する。
医療施設等において被験者の健康状態を診断するために、被験者の身体に生体電極を配し、各種の電気信号を検出することが行われている。例えば、被験者の頭皮に電極を配することによって脳波の計測が行われる。近年では、検査時のみならず日常生活における脳波計測等も行われることがあり、長時間安定して計測できる生体電極を備えたデバイスが求められている。
例えば、脳波測定等に用いられる脳波測定用電極として、電極先端部の形状を鋭くした導電性シリコーンゴムからなる電極部を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような脳波測定用電極は、相手部品への組付け用端子と端子支持用の絶縁ゴムからなる台座部とによって電極構造が構成されている。
従来、脳波測定用電極を支持するためのヘッドギア等の装置への組付けは、スナップボタン、ボルト締結等が主流である。例えば、図13に示す電極構造400は、電極410と装置側組付け部416aとの組付けが、スナップボタンによって行われている。電極410は、導電性ゴムからなる複数の突起部412と、複数の突起部412を支持する支持部材411と、台座部415と、台座部415を介して設けられたスナップボタン416bとから構成されている。装置側組付け部416aは、ヘッドギア等の装置側に設けられており、電極410と装置との組付けに利用される。即ち、電極410のスナップボタン416bを装置側組付け部416aに組付けることにより、ヘッドギア等の装置に対して電極410を着脱自在に取り付けることができる。図13は、従来の電極構造を模式的に示す説明図であり、図13の紙面左側が側面図を示し、紙面右側がC-C断面を示す。
しかしながら、図13に示すような電極410に設けられたスナップボタン416bを装置側組付け部416aに組付けることによって構成された電極構造400や、図示は省略するが、電極をボルト締結等によって装置に組付けた組付け構造は、測定対象が人体であることから個体差が生じており、安定した接触を得るためには、最も接触の弱い部分に合わせて装置全体を人体へ強く押し当てる必要があった。
例えば、図12に示すように、被験者の皮膚419の表面には凹凸等が存在するため、電極構造400を被験者の皮膚419に接触させるためには、電極410の突起部412を被験者の皮膚419に強く押し当てる必要がある。このため、従来の電極構造400は、被験者の皮膚419の一部の場所において電極410の突起部412が強く押し当てられ、被験者が痛みを伴い不快に感じてしまうという問題があった。このような問題の原因としては、電極410と装置側の部材との組付けが強固に固定されていることが考えられる。また、図示は省略するが、ボルトを組付け端子として用いる場合、ボルトの締め付け量により電極の高さ調整は可能であるが、人体に装着した状態では、電極の高さ調整が困難であった。ここで、図12は、従来の電極構造の測定対象との接触状態を説明するための説明図である。
このため、各被験者個人の頭皮の形状に適合する生体電極として、電極の頭皮接触部分の根元にスプリングを有する生体電極が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、近年、電極構造として、測定対象に当接して測定対象から電気信号を受け取るチップ部と、その電気信号を信号処理装置へ伝達する信号伝達部とを備え、チップ部の測定対象と当接する面には導電性と、可撓性又は伸縮性と、を有する突起が形成された脳波測定用電極等も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2017-74369号公報 特許第6112534号公報 特開2011-120866号公報
しかしながら、特許文献2に示すような生体電極は、電極として部品構成(例えば、部品点数)が多くなり、部品単価が高くなるという問題があった。また、例えば、スナップボタンが組付け端子である場合、挿入側となる凸側と受け側となる凹側でサイズが異なると互いの組付けができないことがあったり、互いのサイズが合わないことにより接触が不安定となったりして、汎用性が乏しいという問題もあった。
特許文献3に示すような生体電極は、頭皮に電極を装着するためのサポーターと電極に調整機構を備える全体的な構造を設ける必要があり、電極の構造が複雑化してしまうことや、電極の交換作業が煩雑化してしまうという問題があった。また、電極の構造上、押し付け方向において電極の高さが高くなり、装置全体の高さを抑えることが困難であるという問題もあった。
上記の課題に鑑み、本発明によれば、電極の高さ調整が容易で且つ簡易な構成の電極構造が提供される。
上述の課題を解決するため、本発明は、以下の電極構造を提供する。
[1] 被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極と、前記電極を組付けて前記被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部とから構成された電極構造であって、
前記電極及び前記装置側組付け部のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部を有し、
前記電極及び前記装置側組付け部のうちのもう一方が、中心部に孔部又は放射状のスリットが形成された可撓性材料からなる台座部を有し、
前記組付け凸部が前記台座部の前記孔部又は前記スリットに挿入され、前記電極が前記装置側組付け部に組付けられている電極構造。
[2] 被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極を備え、前記電極が、前記被験者の身体に装着する装着部材の一部としての装置側組付け部に組付けられるように構成された電極構造であって、
前記電極及び前記装置側組付け部のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部を有し、
前記電極及び前記装置側組付け部のうちのもう一方が、中心部に孔部又は放射状のスリットが形成された可撓性材料からなる台座部を有し、
前記組付け凸部が前記台座部の前記孔部又は前記スリットに挿入され、前記電極が前記装置側組付け部に組付けられている電極構造。
[3] 前記電極が、導電性ゴムからなる、前記[1]又は[2]に記載の電極構造。
[4] 前記台座部が、導電性材料からなる、前記[1]~[3]のいずれかに記載の電極構造。
[5] 前記台座部の材質が、金属、樹脂、及びゴムからなる群より選択される少なくとも一種である、前記[4]に記載の電極構造。
[6] 前記台座部の材質がゴムであり、硬度が80°以上である、前記[5]に記載の電極構造。
[7] 前記台座部の前記孔部の周縁に、前記組付け凸部挿入時のアンカー用の凹凸面を有する、前記[1]~[6]のいずれかに記載の電極構造。
本発明の電極構造は、電極の高さ調整が容易で且つ簡易な構成を実現することができるという効果を奏するものである。
本発明の第一実施形態の電極構造を模式的に示す側面図である。 図1に示す電極構造において、電極が装着部材側に沈み込んだ状態を示す側面図である。 図1に示す電極構造の分解斜視図である。 図1に示す電極構造の台座部の平面図である。 図1に示す電極構造の側面図である。 図5におけるA-A断面図である。 図5におけるB-B断面図である。 本発明の第二実施形態の電極構造を模式的に示す分解斜視図である。 図8に示す電極構造の台座部の平面図である。 本発明の第三実施形態の電極構造を模式的に示す側面図である。 図10に示す電極構造の断面図である。 従来の電極構造の測定対象との接触状態を説明するための説明図である。 従来の電極構造を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
図1は、本発明の第一実施形態の電極構造を模式的に示す側面図である。図2は、図1に示す電極構造において、電極が装着部材側に沈み込んだ状態を示す側面図である。図3は、図1に示す電極構造の分解斜視図である。図4は、図1に示す電極構造の台座部の平面図である。図5は、図1に示す電極構造の側面図である。図6は、図5におけるA-A断面図である。図7は、図5におけるB-B断面図である。
図1~図7に示す電極構造100は、被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極10と、電極10を組付けて被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部15とから構成された電極構造100である。例えば、電極10は、導電性樹脂からなる複数の突起部12と、複数の突起部12を支持する支持部材11とから構成されている。
電極10は、複数の突起部12を被験者の身体と接触させて、被験者の身体からの電気信号の感知、被験者への電気刺激の伝達、又は上記した感知と伝達の双方を行うために好適に用いることができる。具体的には、例えば、医療用計測器、ウェアラブル計測器、健康モニタリング機器等の生体電極として用いることができる。特に、電極10は、電気信号として脳波を計測する際に好適に用いることができる。
電極構造100は、電極10及び装置側組付け部15のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部16を有する。また、電極10及び装置側組付け部15のうちのもう一方(即ち、上述した組付け凸部16を有していない方)が、中心部に組付け孔部14が形成された可撓性材料からなる台座部13を有する。そして、組付け凸部16が台座部13の組付け孔部14に挿入され、電極10が装置側組付け部15に組付けられることによって電極構造100が構成されている。図1~図3、図5及び図6に示す電極構造100は、装置側組付け部15側に組付け凸部16が設けられ、電極10側に組付け孔部14が形成された台座部13が設けられている。そして、装置側組付け部15側に設けられた組付け凸部16は、電極10側に設けられた台座部13の組付け孔部14により、組付け凸部16の軸方向に対して摺動自在に保持されている。
組付け凸部16は、図1に示すような、円筒や円錐の面に沿って螺旋状の溝を設けたボルト状のものであってもよいし、従来公知のスナップボタンにおける凸側スナップであってもよい。
台座部13の組付け孔部14は、組付け凸部16を挿入することが可能な大きさに形成され、組付け孔部14の内径の少なくとも一部が、組付け凸部16の軸方向に直交する断面における直径よりも僅かに小さく形成されていることが好ましい。このように構成することによって、組付け孔部14の孔周縁の少なくとも一部にて、挿入された組付け凸部16の側面を把持し、電極10を装置側組付け部15に組付けることができる。
電極構造100は、図1に示すように、測定前の初期状態(別言すれば、電極構造100を含む測定装置を被験者に装着する前)において、組付け孔部14への組付け凸部16の挿入は、組付け凸部16の軸方向の途中までとなっている。即ち、組付け凸部16は、軸方向長さの先端側のみが組付け孔部14に挿入されている。そして、図2に示すように、電極10を被験者の身体に押し付けた際に、各々の押し付け力で必要以上の荷重が加わった場合に、電極10が台座部13の組付け孔部14を介して装置側組付け部15側に沈み込み、電極10の高さ調整が行われる。したがって、電極構造100によれば、電極10の高さ調整が極めて容易となる。
また、台座部13は可撓性材料からなるものであり、組付け凸部16のサイズに影響を受け難く、幅広く組付けが可能である。例えば、組付け凸部16を構成するボルトの直径が多少異なる場合であっても、台座部13が弾性変形することで、サイズ違いの組付け凸部16との組付けも可能となる。また、従来公知のスナップボタンの凸部が設けられた種々の電極10又は装置側組付け部15に対しても、台座部13の組付け孔部14との組付けが可能となる。
更に、電極構造100は、従来公知のスナップボタンを利用した組付け構造と比較して電極10及び装置側組付け部15の部品構成を少なくすることでき、簡易な構成を実現することができる。
図4に示すように、台座部13の組付け孔部14は、星形や星形の各角部が丸みを帯びた丸星形に形成されていることが好ましい。例えば、台座部13の組付け孔部14の周縁に、組付け凸部15挿入時のアンカー用の凹凸面を有することが好ましい。このように構成することによって、台座部13の中心部にて貫通する孔部分の外周へ、台座部13の構成材料が回りアンカー効果を期待することができる。ただし、組付け孔部14の形状は、上述した形状に限定されることはなく、組付け孔部14の周縁の少なくとも一部にて、挿入された組付け凸部16の側面を把持することが可能なものであればよい。組付け孔部14の周縁形状が、上述した丸星形等であり、組付け孔部14の周縁の複数個所において、組付け凸部16の側面を把持する場合には、組付け状態のバランスを考慮して、組付け孔部14の孔周縁の3か所以上にて組付け凸部16の側面を把持することが好ましい。
台座部13は導電性材料からなることが好ましい。台座部13の材質としては、例えば、特に限定されることはないが、金属、樹脂、及びゴムからなる群より選択される少なくとも一種を挙げることができる。台座部13の材質がゴムである場合、その硬度が80°以上であることがより好ましい。
台座部13は、電極10及び装置側組付け部15のいずれか一方と一体成形されたものであってもよいが、導電性接着剤などによる二次加工によって固定されていてもよい。また、図4における符号17は、第二孔部を示す。例えば、第二孔部17は、台座部13の組付け孔部14の周縁に複数個設けることができる。このような第二孔部17を設けることによって、台座部13と電極10を接合する際に、第二孔部17内に電極10を構成する導電性ゴム等の導電性樹脂が回り込み、アンカー効果や接着面積の増加を期待することができる。
図1に示すような電極構造100において、例えば、電極10がヘッドギアなどの頭部装着部材(図示せず)に設けられている場合には、装置側組付け部15が、上記した頭部装着部材の一部に据え付けられて固定されることが好ましい。例えば、ヘッドギアなどの頭部装着部材を被験者の頭部に装着した際の締め付け圧力により、電極10が台座部13の組付け孔部14を介して装置側組付け部15側に適切な量だけ沈み込み、電極10の高さ調整が極めて良好に行われる。なお、ヘッドギアなどの頭部装着部材は、被験者の身体に装着する装着部材であり、本実施形態の電極構造100の構成要素ではない。例えば、本実施形態の電極構造100が、ヘッドギアなどの各種の装着部材に適宜据え付けられて、被験者の身体からの電気信号の感知や被験者への電気刺激の伝達が行われる。そして、本実施形態の電極構造100において、被験者の身体に装着する装着部材への電極構造100の据え付けが、装置側組付け部15を介して行われることとなる。被験者の身体に装着する装着部材に関しては、例えば、特に限定されることはないが、複数個の電極構造100を個々に据え付けて固定できるような、各種の取り付機構を備えていることが好ましい。
電極10に設けられた複数の突起部12は、被験者の皮膚と直接接触し、皮膚との電気信号の授受を行うものである。複数の突起部12は、導電性材料、例えば、導電性ゴム等からなるものであることが好ましい。導電性ゴムとしては、導電性炭素粒子や銀粉又はフレーク状の銀粒子を配合した導電性ゴムを挙げることができる。導電性ゴムにおけるゴム成分としては、例えば、シリコーンゴムを挙げることができる。1つの電極10における突起部12の個数については特に制限はなく、電極10の大きさ(別言すれば、電極10の被験者の皮膚を覆う面積)、被験者の身体の測定部位、電気信号の種類等に応じて適宜最適な個数を決定することができる。
突起部12の形状は、被験者の身体に対して良好に接触できる形状であれば特に制限はない。例えば、突起部12の形状は、先端が砲弾状の棒形状であることが好ましい。各々の突起部12の尖端が丸みを帯びた形状となっていることにより、被験者の皮膚にソフトに接触するため、被験者に不快感を与えることがない。突起部12の形状は、前述の通り特に制限はなく、図示の形状に限定されず、被験者の身体の測定部位、電気信号の種類等に応じて適宜決定することができる。
支持部材11は、複数の突起部12を支持して一体化させるための部位である、支持部材11は、導電性材料、例えば、導電性ゴム等からなるものであることが好ましく、突起部12と同材質の導電性材料によって一体成形されたものであることが好ましい。即ち、電極10は、複数の突起部12と支持部材11とが共に導電性ゴムによって一体成形されていることがより好ましい。
電極10にて授受した電気信号は、電極10と装置側組付け部15とを組付ける組付け凸部16の及び台座部13を介して、装置側組付け部15側に伝達される。そして、装置側組付け部15を経由して、伝達された電気信号を処理する信号処理装置(図示せず)や電気信号の解析を行う信号解析装置(図示せず)へと更に伝達される。したがって、電極構造100においては、組付け凸部16の及び台座部13は、電極10と装置側組付け部15とを電気的に接続し、電気信号の伝達を行うコネクタ(connector)の機能も有している。
次に、本発明の第二実施形態の電極構造について、図8及び図9を参照しつつ説明する。ここで、図8は、本発明の第二実施形態の電極構造を模式的に示す分解斜視図である。図9は、図8に示す電極構造の台座部の平面図である。
図8に示す電極構造200は、被験者の身体に接触して電気信号を受け取る電極10と、電極10を組付けて被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部15とから構成された電極構造200である。
電極構造200は、電極10及び装置側組付け部15のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部16を有する。また、電極10及び装置側組付け部15のうちのもう一方が、中心部に放射状に切り込まれた組付けスリット24が形成された可撓性材料からなる台座部23を有する。本実施形態の電極構造200は、上述した組付けスリット24が形成された台座部23を有すること以外は、これまでに説明した第一実施形態の電極構造100(図1参照)と同様に構成されていることが好ましい。図8に示す電極構造200において、図1に示す電極構造100と同一の構成要素については同一の符号を付しており、同一の構成要素については、図1等の説明を参照し、本実施形態においての説明を省略することがある。
電極構造200における台座部23には、組付け凸部16が挿入される部位に放射状の組付けスリット24が形成されている。即ち、放射状の組付けスリット24は、組付け凸部16が挿入される部位を中心部として、当該中心部から放射状の延びる複数のスリットによって構成されている。そして、台座部23は、可撓性材料から構成されており、組付けスリット24の中心部に組付け凸部16が挿入された際に、放射状の組付けスリット24が周囲に押し広げられて、組付けスリット24の各切込み部位にて、挿入された組付け凸部16の側面を把持することができる。このような台座部23に形成された組付けスリット24は、組付け凸部16が挿入される中心部から少なくとも3方向以上に切り込まれた放射状のスリットからなるものであることが好ましい。また、特に限定されることはないが、放射状の組付けスリット24の中心部分(別言すれば、組付け凸部16が挿入される部位)において、組付け凸部16の外径よりも若干小さめの貫通孔が更に形成されていてもよい。
以上のように構成された電極構造200においても、電極10を被験者の身体に押し付けた際に、各々の押し付け力で必要以上の荷重が加わった場合に、電極10が台座部23の組付けスリット24を介して装置側組付け部15側に沈み込み、電極10の高さ調整が行われる。したがって、電極構造200によれば、電極10の高さ調整が極めて容易となる。
また、台座部23は可撓性材料からなるものであり、組付け凸部16のサイズに影響を受け難く、幅広く組付けが可能である。例えば、組付け凸部16を構成するボルトの直径が多少異なる場合であっても、台座部23が弾性変形することで、サイズ違いの組付け凸部16との組付けも可能となる。また、従来公知のスナップボタンの凸部が設けられた種々の電極10又は装置側組付け部15に対しても、台座部23の組付けスリット24との組付けが可能となる。
更に、電極構造200は、従来公知のスナップボタンを利用した組付け構造と比較して電極10及び装置側組付け部15の部品構成を少なくすることでき、簡易な構成を実現することができる。
次に、本発明の第三実施形態の電極構造について、図10及び図11を参照しつつ説明する。ここで、図10は、本発明の第三実施形態の電極構造を模式的に示す側面図である。図11は、図10に示す電極構造の断面図である。
図10及び図11に示す電極構造300は、被験者の身体に接触して電気信号を受け取る電極30と、電極30を組付けて被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部35とから構成された電極構造300である。電極30は、導電性ゴムからなる複数の突起部32と、複数の突起部32を支持する支持部材31とから構成されている。
電極構造300は、電極30及び装置側組付け部35のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部36を有する。また、電極30及び装置側組付け部35のうちのもう一方が、中心部に組付け孔部34が形成された可撓性材料からなる台座部33を有する。そして、組付け凸部36が台座部33の組付け孔部34に挿入され、電極30が装置側組付け部35に組付けられることによって電極構造300が構成されている。電極構造300は、装置側組付け部35側に、組付け凸部36としてスナップボタンの凸側スナップが設けられ、電極30側に組付け孔部34が形成された台座部33が設けられている。このように構成された電極構造300においても、これまでに説明した第一実施形態の電極構造100(図1参照)及び第二実施形態の電極構造200(図8参照)と同様の作用効果を奏するものである。
本実施形態の電極構造300は、電極30と装置側組付け部35との組付けを行うための組付け凸部36として、スナップボタンの凸側スナップが設けられていること以外は、これまでに説明した第一実施形態の電極構造100(図1参照)及び第二実施形態の電極構造200(図8参照)と同様に構成されていることが好ましい。
次に、本発明の第四実施形態の電極構造について説明する。本実施形態の電極構造は、例えば、図1に示すような電極構造100における電極10と同様に構成された電極を備えた電極構造である。そして、本実施形態の電極構造においては、図1に示すような装置側組付け部15が、被験者の身体に装着する装着部材の一部として構成されている。即ち、本実施形態の電極構造において、図1に示すような装置側組付け部15は必須の構成要素ではなく、この装置側組付け部15は、ヘッドギアなどの各種の装着部材に対して電極10(図1参照)を組付けるための装着部材側に備えつけられた接続部材となっている。
本実施形態の電極構造について、便宜的に、図1を参照しながら説明すると、本実施形態の電極構造は、被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極10を備え、この電極10が、被験者の身体に装着する装着部材の一部としての装置側組付け部15に組付けられるように構成された電極構造である。そして、例えば、図1に示すように、電極10及び装置側組付け部15のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部16を有する。また、電極10及び装置側組付け部15のうちのもう一方(即ち、上述した組付け凸部16を有していない方)が、中心部に組付け孔部14が形成された可撓性材料からなる台座部13を有する。そして、組付け凸部16が台座部13の組付け孔部14に挿入され、電極構造を構成する電極10が、装着部材の一部としての装置側組付け部15に組付けられるように構成されている。
上述したように構成された電極構造においても、これまでに説明した第一実施形態の電極構造100(図1参照)、第二実施形態の電極構造200(図8参照)及び第三実施形態の電極構造300(図10参照)と同様の作用効果を奏するものである。本実施形態の電極構造における電極、及び装着部材の一部としての装置側組付け部15については、これまでに説明した第一実施形態の電極構造100(図1参照)第二実施形態の電極構造200(図8参照)及び第三実施形態の電極構造300(図10参照)と同様に構成されていることが好ましい。
本発明の電極構造は、被験者の身体と接触させて、被験者の身体からの電気信号の感知、被験者への電気刺激の伝達、又は上記した感知と伝達の双方を行うための生体電極として利用することができる。
10:電極
11:支持部材
11a:第二孔部
12:突起部
13:台座部
14:組付け孔部
15:装置側組付け部
16:組付け凸部
17:第二孔部
23:台座部
24:組付けスリット
30:電極
31:支持部材
32:突起部
33:台座部
34:組付け孔部
35:装置側組付け部
36:組付け凸部
100,200,300:電極構造
400:電極構造
410:電極
411:支持部材
412:突起部
415:台座部
416a:装置側組付け部
416b:スナップボタン
419:皮膚

Claims (7)

  1. 被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極と、前記電極を組付けて前記被験者の身体に装着する装着部材の一部に据え付けられる装置側組付け部とから構成された電極構造であって、
    前記電極及び前記装置側組付け部のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部を有し、
    前記電極及び前記装置側組付け部のうちのもう一方が、中心部に孔部又は放射状のスリットが形成された可撓性材料からなる台座部を有し、
    前記組付け凸部が前記台座部の前記孔部又は前記スリットに挿入され、前記電極が前記装置側組付け部に組付けられている電極構造。
  2. 被験者の身体に接触して電気信号を受け取る導電性樹脂からなる電極を備え、前記電極が、前記被験者の身体に装着する装着部材の一部としての装置側組付け部に組付けられるように構成された電極構造であって、
    前記電極及び前記装置側組付け部のうちのいずれか一方が、相互の組付けを行うための組付け凸部を有し、
    前記電極及び前記装置側組付け部のうちのもう一方が、中心部に孔部又は放射状のスリットが形成された可撓性材料からなる台座部を有し、
    前記組付け凸部が前記台座部の前記孔部又は前記スリットに挿入され、前記電極が前記装置側組付け部に組付けられている電極構造。
  3. 前記電極が、導電性ゴムからなる、請求項1又は2に記載の電極構造。
  4. 前記台座部が、導電性材料からなる、請求項1~3のいずれか一項に記載の電極構造。
  5. 前記台座部の材質が、金属、樹脂、及びゴムからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項4に記載の電極構造。
  6. 前記台座部の材質がゴムであり、硬度が80°以上である、請求項5に記載の電極構造。
  7. 前記台座部の前記孔部の周縁に、前記組付け凸部挿入時のアンカー用の凹凸面を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の電極構造。
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