JP2022078863A - 医療用制御装置及び医療用観察システム - Google Patents

医療用制御装置及び医療用観察システム Download PDF

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Abstract

【課題】観察に適した撮像画像を得ること。【解決手段】医療用制御装置9は、内視鏡2にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置5に含まれるフォーカスレンズ5211を移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部93を備える。フォーカス制御部93は、内視鏡2から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる内視鏡2から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、フォーカスレンズ5211を移動させてピント位置を内視鏡2に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する。【選択図】図2

Description

本開示は、医療用制御装置及び医療用観察システムに関する。
従来、医療分野において、被検体内(生体内)を観察する医療用観察システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の医療用観察システムは、先端から生体内の被写体像を取り込む内視鏡と、当該内視鏡が取り付けられ、当該被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置と、当該撮像装置の動作を制御する医療用制御装置とを備える。また、当該撮像装置には、撮像素子に入射する光量を調整する絞りが設けられている。
特開2019-33971号公報
ところで、特許文献1に記載の医療用観察システムのように、撮像装置に絞りが設けられた構成では、医療用制御装置は、例えば、以下に示す制御を実行することができる。
医療用制御装置は、撮像画像における全画像領域のうち特定の検波領域内の画像の明るさを基準となる明るさに変更するために、上述した絞りの絞り値を変更する。
そして、上述した制御では、内視鏡の先端から被写体までの被写体距離(ワーキングディスタンス)が比較的に小さい近接撮影の場合には、医療用制御装置は、撮像画像における検波領域内の画像の明るさが高くなるため、絞り値を大きくする(絞りを絞る)。すなわち、近接撮影の場合には、絞り値が大きくなるため、被写界深度の深い撮像画像を得ることができる。一方、被写体距離が比較的に大きい遠隔撮影の場合には、医療用制御装置は、撮像画像における検波領域内の画像の明るさが低くなるため、絞り値を小さくする(絞りを開く)。すなわち、遠隔撮影の場合には、絞り値が小さくなるため、被写界深度の浅い撮像画像となってしまう。
そこで、遠隔撮影の場合であっても、被写界深度が深く、観察に適した撮像画像を得ることができる技術が要望されている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、観察に適した撮像画像を得ることができる医療用制御装置及び医療用観察システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る医療用制御装置は、内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、前記フォーカス制御部は、前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する。
本開示に係る医療用観察システムは、被写体像を取り込む内視鏡と、前記内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置と、前記撮像装置の動作を制御する医療用制御装置とを備え、前記医療用制御装置は、前記撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、前記フォーカス制御部は、前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する。
本開示に係る医療用制御装置及び医療用観察システムによれば、観察に適した撮像画像を得ることができる。
図1は、実施の形態1に係る医療用観察システムを示す図である。 図2は、医療用観察システムを示すブロック図である。 図3は、制御装置の動作を示すフローチャートである。 図4Aは、近接撮影の状態を示す図である。 図4Bは、近接撮影にて被写体を撮像した撮像画像を示す図である。 図5Aは、遠隔撮影の状態を示す図である。 図5Bは、遠隔撮影にて被写体を撮像した撮像画像を示す図である。 図6Aは、過焦点距離を説明する図である。 図6Bは、過焦点距離を説明する図である。 図6Cは、過焦点距離を説明する図である。 図7は、実施の形態2に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 図8Aは、撮像画像の検波領域に明暗が混在する場合を説明する図である。 図8Bは、撮像画像の検波領域に明暗が混在する場合を説明する図である。 図9Aは、撮像画像の検波領域に明暗が混在する場合を説明する図である。 図9Bは、撮像画像の検波領域に明暗が混在する場合を説明する図である。
以下に、図面を参照して、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔医療用観察システムの概略構成〕
図1は、実施の形態1に係る医療用観察システム1を示す図である。図2は、医療用観察システム1を示すブロック図である。
医療用観察システム1は、医療分野において用いられ、生体内を観察するシステムである。この医療用観察システム1は、図1に示すように、挿入部2と、光源装置3と、ライトガイド4と、カメラヘッド5と、第1の伝送ケーブル6と、表示装置7と、第2の伝送ケーブル8と、制御装置9と、第3の伝送ケーブル10とを備える。
挿入部2は、本開示に係る内視鏡に相当する。本実施の形態1では、挿入部2は、硬性内視鏡で構成されている。すなわち、挿入部2は、全体が硬質、または一部が軟質で他の部分が硬質である細長形状を有し、生体内に挿入される。この挿入部2内には、1または複数のレンズを用いて構成され、被写体像を集光する光学系(図示略)が設けられている。さらに、挿入部2の基端に設けられた接眼部21(図1)には、挿入部2の種別を一意に識別するためのスコープID(Identifier)を記憶する記憶部22(図2)が設けられている。当該スコープIDは、本開示に係る識別情報に相当する。
光源装置3は、ライトガイド4の一端が接続され、制御装置9による制御の下、当該ライトガイド4の一端に当該制御装置9にて指定された光量の照明光を供給する。なお、本実施の形態1では、光源装置3は、制御装置9とは別体で構成されているが、これに限らず、当該制御装置9内部に設けられた構成を採用しても構わない。
ライトガイド4は、一端が光源装置3に着脱自在に接続されるとともに、他端が挿入部2に着脱自在に接続される。そして、ライトガイド4は、光源装置3から供給された光を一端から他端に伝達し、挿入部2に供給する。挿入部2に供給された光は、当該挿入部2の先端から出射され、生体内に照射される。生体内に照射され、当該生体内で反射された光(被写体像)は、挿入部2内の光学系により集光される。
カメラヘッド5は、本開示に係る撮像装置に相当する。このカメラヘッド5は、挿入部2における接眼部21に着脱自在に接続される。そして、カメラヘッド5は、制御装置9による制御の下、挿入部2にて集光された被写体像を撮像して撮像画像を生成する。
なお、カメラヘッド5の詳細な構成については、後述する。
第1の伝送ケーブル6は、一端がコネクタCN1(図1)を介して制御装置9に着脱自在に接続され、他端がコネクタCN2(図1)を介してカメラヘッド5に着脱自在に接続される。そして、第1の伝送ケーブル6は、カメラヘッド5から出力される撮像画像等を制御装置9に伝送するとともに、制御装置9から出力される制御信号、同期信号、クロック、及び電力等をカメラヘッド5にそれぞれ伝送する。
なお、第1の伝送ケーブル6を介したカメラヘッド5から制御装置9への撮像画像等の伝送は、当該撮像画像等を光信号で伝送してもよく、あるいは、電気信号で伝送しても構わない。第1の伝送ケーブル6を介した制御装置9からカメラヘッド5への制御信号、同期信号、クロックの伝送も同様である。
表示装置7は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等を用いた表示ディスプレイで構成され、制御装置9による制御の下、当該制御装置9からの映像信号に基づく画像を表示する。
第2の伝送ケーブル8は、一端が表示装置7に着脱自在に接続され、他端が制御装置9に着脱自在に接続される。そして、第2の伝送ケーブル8は、制御装置9にて処理された映像信号を表示装置7に伝送する。
制御装置9は、本開示に係る医療用制御装置に相当する。この制御装置9は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等で構成され、光源装置3、カメラヘッド5、及び表示装置7の動作を統括的に制御する。
なお、制御装置9の詳細な構成については、後述する。
第3の伝送ケーブル10は、一端が光源装置3に着脱自在に接続され、他端が制御装置9に着脱自在に接続される。そして、第3の伝送ケーブル10は、制御装置9からの制御信号を光源装置3に伝送する。
〔カメラヘッドの構成〕
次に、カメラヘッド5の構成について図2を参照しつつ説明する。
カメラヘッド5は、図2に示すように、受信部51と、撮像部52と、通信部53と、駆動部54と、検出部55とを備える。
受信部51は、カメラヘッド5が接眼部21に接続された際に、記憶部22からスコープIDを受信する。例えば、記憶部22をRFID(Radio Frequency Identifier)タグで構成し、受信部51をRFID検出回路で構成することができる。
撮像部52は、挿入部2にて集光された被写体像を撮像して撮像画像を生成する部分である。この撮像部52は、図2に示すように、レンズユニット521と、絞り522と、撮像素子523と、信号処理部524とを備える。
レンズユニット521は、フォーカスレンズ5211(図2)を含み、挿入部2にて集光された被写体像を取り込んで、撮像素子523の撮像面に結像する。
フォーカスレンズ5211は、1または複数のレンズを用いて構成され、光軸に沿って移動することにより、ピント位置を調整する。
また、レンズユニット521には、フォーカスレンズ5211を光軸に沿って移動させるフォーカス機構(図示略)が設けられている。
絞り522は、レンズユニット521と撮像素子523との間に設けられ、制御装置9による制御の下、当該レンズユニット521から撮像素子523に向かう被写体像の光量を調整する。
ここで、駆動部54は、制御装置9が実行する後述するAF処理及び遠隔撮影制御において、当該制御装置9による制御の下、上述したフォーカス機構を動作させ、ピント位置を調整する。また、駆動部54は、制御装置9による制御の下、絞り522を動作させ、当該絞り522の絞り値を調整する。
また、検出部55は、フォトインタラプタ等の位置センサを含み、現時点でのフォーカスレンズ5211の位置(以下、フォーカス位置と記載)を検出する。そして、検出部55は、検出したフォーカス位置に応じた信号を制御装置9に出力する。さらに、検出部55は、リニアエンコーダ等を含み現時点での絞り522の絞り値を検出する。そして、検出部55は、検出した絞り値に応じた信号を制御装置9に出力する。
撮像素子523は、レンズユニット521が結像した被写体像を受光して撮像画像(アナログ信号)を生成するイメージセンサで構成されている。
信号処理部524は、撮像素子523にて生成された撮像画像(アナログ信号)に対して信号処理を行う。
例えば、信号処理部524は、撮像素子523にて生成された撮像画像(アナログ信号)に対して、リセットノイズを除去する処理、当該アナログ信号を増幅するアナログゲインを乗算する処理、及びA/D変換等の信号処理を行う。
通信部53は、制御装置9との間で通信を行うインターフェースである。この通信部53は、信号処理部524にて信号処理が行われた撮像画像(デジタル信号)及び受信部51にて受信したスコープIDを制御装置9に対して送信するとともに、制御装置9からの制御信号を受信する。
〔制御装置の構成〕
次に、制御装置9の構成について図2を参照しつつ説明する。
制御装置9は、図2に示すように、通信部91と、観察画像生成部92と、制御部93と、記憶部94とを備える。
通信部91は、本開示に係る第1の取得部に相当する。この通信部91は、カメラヘッド5(通信部53)との間で通信を行うインターフェースである。そして、通信部91は、当該通信部53から出力された撮像画像(デジタル信号)及びスコープIDを受信するとともに、制御部93からの制御信号を送信する。
観察画像生成部92は、制御部93による制御の下、カメラヘッド5から出力され、通信部91にて受信した撮像画像(デジタル信号)を処理する。そして、観察画像生成部92は、処理した後の撮像画像を表示するための表示用の映像信号を生成し、当該映像信号を表示装置7に出力する。この観察画像生成部92は、図2に示すように、画像処理部921と、表示制御部922とを備える。
画像処理部921は、通信部91にて受信した撮像画像(デジタル信号)に対して画像処理及び検波処理を実行する。
具体的に、当該画像処理としては、当該撮像画像(デジタル信号)に対して、当該デジタル信号を増幅するデジタルゲインを乗算するデジタルゲイン処理、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、デモザイク処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、輝度信号及び色差信号(Y,Cb/Cr信号)を生成するYC変換処理、拡大処理(電子ズーム)等を例示することができる。
また、上述した検波処理は、上述した画像処理が実行された後の撮像画像における全画像領域のうち特定の検波領域Ar(図4B,図5B参照)内の画素毎の画素情報(例えば、Y値(輝度信号(Y信号))に基づいて、当該検波領域Ar内の画像のコントラストや周波数成分の検出、フィルタ等による当該検波領域Ar内の輝度平均値や最大最小画素の検出、閾値との比較判定、ヒストグラム等の検出を実行する処理である。ここで、検波領域Arは、撮像画像の画像中心を中心とする矩形状の領域である(図4B,図5B参照)。なお、当該検波領域Arとしては、撮像画像の画像中心に位置しているものに限らず、その他の位置に位置しているものを採用しても構わない。そして、画像処理部921は、当該検波処理により得られた検波情報(コントラスト、周波数成分、輝度平均値、最大最小画素、及びヒストグラム等)を制御装置9に出力する。
表示制御部922は、画像処理部921にて画像処理が実行された後の撮像画像(輝度信号及び色差信号(Y,Cb/Cr信号))を表示するための表示用の映像信号を生成する。そして、表示制御部922は、当該映像信号を表示装置7に出力する。
制御部93は、例えば、CPUやFPGA等で構成され、撮像部52、光源装置3、及び表示装置7の動作を制御するとともに、制御装置9全体の動作を制御する。この制御部93は、本開示に係るフォーカス制御部、第2の取得部、被写体距離算出部、明るさ調整部、及び動き量算出部の機能を有する。なお、当該機能については、後述する「制御装置の動作」において説明する。
記憶部94は、制御部93が実行するプログラムや、当該制御部93の処理に必要な情報等を記憶する。当該制御部93の処理に必要な情報としては、ID変換テーブルを例示することができる。
当該ID変換テーブルは、互いに異なるスコープID毎に、当該スコープIDの挿入部2に対応する過焦点距離と、当該挿入部2に対応し、遠隔撮影となる当該挿入部2の先端から被写体までの被写体距離の範囲を示す範囲情報とが設定されたテーブルである。本実施の形態1では、範囲情報として、遠隔撮影となる被写体距離の最小値を採用している。すなわち、被写体距離が当該最小値以上であれば、遠隔撮影であることを判定することができる。
〔制御装置の動作〕
次に、上述した制御装置9の動作について説明する。
図3は、制御装置9の動作を示すフローチャートである。
先ず、制御部93は、受信部51にて受信されたスコープIDを、通信部91を介して取得する(ステップS1)。
ステップS1の後、制御部93は、光源装置3を駆動する。これにより、光源装置3から出射された光は、挿入部2の先端から被写体に照射される。また、制御部93は、当該被写体に照射され、当該被写体で反射された被写体像を所定のフレームレートで撮像素子523に撮像させる。そして、撮像部52は、当該被写体像を撮像して撮像画像を順次、生成する。これにより、通信部91は、カメラヘッド5から当該撮像画像を順次、受信する(ステップS2)。
ステップS2の後、制御部93は、以下に示すように、明るさ調整処理を実行する(ステップS3)。
先ず、制御部93は、撮像画像に対する画像処理部921の検波処理により得られた検波情報(輝度平均値)に基づいて、撮像画像における全画像領域のうち検波領域Ar内の画像の明るさを基準となる明るさに変更する(検波情報(輝度平均値)を基準となる輝度平均値に変更する)ための明るさ評価値を算出する(ステップS3A)。当該明るさ評価値としては、以下に示す第1~第5の明るさ評価値を例示することができる。
第1の明るさ評価値は、絞り522の絞り値である。
第2の明るさ評価値は、光源装置3が供給する光の光量である。
第3の明るさ評価値は、撮像素子523における各画素の露光時間(電子シャッタ)である。
ステップS3Aの後、制御部93は、検波領域Ar内の画像の明るさが基準となる明るさよりも明るい場合(ステップS3B:Yes)には、カメラヘッド5(駆動部54)に制御信号を出力し、絞り522の絞り値をステップS3Aにて算出した第1の明るさ評価値とし、当該絞り値を大きくする(ステップS3C)。すなわち、絞り522を絞る。ステップS3Cの後、制御部93は、光源装置3に制御信号を出力し、当該光源装置3が供給する光の光量をステップS3Aにて算出した第2の明るさ評価値とし、当該光量を低くする(ステップS3D)。ステップS3Dの後、制御部93は、カメラヘッド5(駆動部54)に制御信号を出力し、撮像素子523の各画素の露光時間をステップS3Aにて算出した第3の明るさ評価値とし、当該露光時間を短くする(ステップS3E)。
一方、制御部93は、検波領域Ar内の画像の明るさが基準となる明るさよりも暗い場合(ステップS3B:No)には、制御部93は、カメラヘッド5(駆動部54)に制御信号を出力し、撮像素子523の各画素の露光時間をステップS3Aにて算出した第3の明るさ評価値とし、当該露光時間を長くする(ステップS3F)。ステップS3Fの後、制御部93は、光源装置3に制御信号を出力し、当該光源装置3が供給する光の光量をステップS3Aにて算出した第2の明るさ評価値とし、当該光量を高くする(ステップS3G)。ステップS3Gの後、制御部93は、カメラヘッド5(駆動部54)に制御信号を出力し、絞り522の絞り値をステップS3Aにて算出した第1の明るさ評価値とし、当該絞り値を小さくする(ステップS3H)。すなわち、絞り522を開く。
そして、制御部93は、検波領域Ar内の画像の明るさが基準となる明るさとならない場合(ステップS3I:No)には、ステップS3Aに戻り、当該基準となる明るさとなるまで(ステップS3I:Yes)ステップS3A~S28の処理を繰り返す。
ステップS3の後(ステップS3Iにおいて「Yes」と判定された場合)、制御部93は、以下に示すように、AF処理を実行する(ステップS4)。
具体的に、制御部93は、ステップS4において、撮像画像に対する画像処理部921の検波処理により得られた検波情報(コントラストや周波数成分)に基づいて、撮像画像における全画像領域のうち検波領域Ar内の画像の合焦状態を評価するための合焦評価値を算出する。例えば、制御部93は、画像処理部921の検波処理により得られたコントラストや、当該検波処理により得られた周波数成分のうち高周波成分の和を合焦評価値とする。なお、合焦評価値は、値が大きいほどフォーカスが合っていることを示す。そして、制御部93は、算出した合焦評価値と、検出部55にて検出された現時点のフォーカス位置とに基づいて、山登り法等により、駆動部54の動作を制御することで、撮像画像における全画像領域のうち検波領域Ar内の画像が合焦状態となるようにフォーカスレンズ5211を移動させる。
ステップS4の後、制御部93は、検出部55にて検出された現時点のフォーカス位置に基づいて、挿入部2の先端から被写体100(図4A,図5A参照)までの被写体距離WD(図4A,図5A参照)を算出する(ステップS5)。
ところで、フォーカス位置と撮像素子523の配置位置との間の離間距離は、被写体距離と相関関係がある。例えば、当該離間距離が比較的に小さい場合には、被写体距離は、比較的に大きくなる。一方、当該離間距離が比較的に大きい場合には、被写体距離は、比較的に小さくなる。そこで、制御部93は、当該離間距離に基づいて、被写体距離WDを算出する。
図4Aは、近接撮影の状態を示す図である。図4Bは、近接撮影にて被写体100を撮像した撮像画像F1を示す図である。図5Aは、遠隔撮影の状態を示す図である。図5Bは、遠隔撮影にて被写体100を撮像した撮像画像F2を示す図である。
ステップS5の後、制御部93は、当該ステップS5にて算出した被写体距離WDに基づいて、現時点の撮影状態が遠隔撮影であるか否かを判定する(ステップS6)。
ところで、近接撮影とは、図4Aに示すように、被写体距離WDが比較的に小さい状態での撮影を意味する。一方、遠隔撮影とは、図5Aに示すように、被写体距離WDが比較的に大きい状態での撮影を意味する。
具体的に、制御部93は、ステップS6において、記憶部94に記憶されたID変換テーブルを参照し、ステップS1にて取得したスコープIDに対応する範囲情報(本実施の形態1では、遠隔撮影となる被写体距離の最小値)を認識する。そして、制御部93は、ステップS5にて算出した被写体距離WDが当該最小値以上である場合(範囲情報に基づく範囲内である場合)に、現時点の撮影状態が遠隔撮影であると判定する。一方、制御部93は、ステップS5にて算出した被写体距離WDが当該最小値未満である場合に、現時点の撮影状態が遠隔撮影ではないと判定する。
遠隔撮影ではないと判定した場合(ステップS6:No)には、制御部93は、後述する遠隔撮影制御を実行せずに、現時点のフォーカス位置を維持する(ステップS7)。
一方、遠隔撮影であると判定した場合(ステップS6:Yes)には、制御部93は、公知の手法(例えば、ブロックマッチング法や勾配法等)により、現時点の撮像画像よりも時系列的に前に得られた撮像画像から当該現時点の撮像画像への動き量を算出する(ステップS8)。
ステップS8の後、制御部93は、当該ステップS8にて算出した動き量が特定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS9)。
動き量が特定の閾値以上であると判定した場合(ステップS9:Yes)には、制御部93は、ステップS7に移行する。
一方、動き量が特定の閾値未満であると判定した場合(ステップS9:No)には、制御部93は、以下に示す遠隔撮影制御を実行する(ステップS10)。
具体的に、制御部93は、ステップS10において、記憶部94に記憶されたID変換テーブルを参照し、ステップS1にて取得したスコープIDに対応する過焦点距離を認識する。そして、制御部93は、カメラヘッド5(駆動部54)に制御信号を出力し、フォーカス位置を変更して、ピント位置PP(図6A参照)を過焦点距離の位置に設定する。
図6Aないし図6Cは、過焦点距離を説明する図である。なお、図6Aないし図6Cにおいて、横軸は、撮像素子523から被写体側への距離を示している。また、図6Aないし図6Cにおいて、符号「RA」は、合焦状態となっている範囲を示している。
例えば、ピント位置PPを過焦点距離の位置よりも手前となるようにフォーカス位置を調整した場合には、図6Bの合焦状態となっている範囲RAに示すように、遠くがぼけてしまう。一方、ピント位置PPを過焦点距離の位置よりも奥となるようにフォーカス位置を調整した場合には、図6Cの合焦状態となっている範囲RAに示すように、近くがぼけてしまう。そして、ステップS10を実行した場合には、図6Aに示すように、合焦状態となっている範囲RAが近くから遠く(無限遠)までとなり、被写界深度が深くなる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態1に係る制御装置9は、挿入部2のスコープIDを取得する。また、制御装置9は、ID変換テーブルを参照し、当該スコープIDの挿入部2に対応した過焦点距離及び遠隔撮影となる被写体距離の範囲を示す範囲情報を取得する。さらに、制御装置9は、現時点のフォーカス位置に基づいて、被写体距離WDを算出する。そして、制御装置9は、被写体距離WDが範囲情報に基づく範囲に含まれる場合には、フォーカスレンズ5211を移動させてピント位置PPを過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する。
したがって、本実施の形態に係る制御装置9によれば、遠隔撮影の場合であっても、被写界深度が深く、観察に適した撮像画像を得ることができる。
ところで、生体内において挿入部2を押したり引いたりして移動させている場合や左右に移動させている場合には、未だ撮影状態が定まっていない状況である。すなわち、現時点で遠隔撮影であっても、当該挿入部2の移動により、撮影状態が近接撮影等に移行する場合がある。このため、現時点で遠隔撮影であっても、上述した場合には、遠隔撮影制御を実行しても意味がない。
そこで、本実施の形態に係る制御装置9は、上述した場合を撮像画像の動き量によって判断し、当該動き量が特定の閾値以上である場合には、遠隔撮影制御を実行しない。このため、フォーカス位置を不要に移動することを回避することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、実施の形態2に係る制御装置9の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態2に係る制御装置9は、図7に示すように、上述した実施の形態1で説明した動作とは異なる動作を行う。
本実施の形態2に係る制御装置9の動作では、図7に示すように、上述した実施の形態1で説明したステップS8,S9の代わりにステップS11,S12が採用されている。以下では、ステップS11,S12を主に説明する。
制御部93は、遠隔撮影であると判定した場合(ステップS6:Yes)には、撮像画像内の明領域及び暗領域を抽出する(ステップS11)。
具体的に、制御部93は、ステップS11において、撮像画像の検波領域Ar内において、画素レベルが第1の閾値以上となる画素で構成され、第2の閾値以上の大きさ(画素数)となる明領域を抽出する。ここで、当該画素レベルとしては、Y信号(輝度信号)に応じた輝度値やRGB値(画素値)を例示することができる。本実施の形態2では、当該画素レベルとして、当該輝度値を採用している。また、制御部93は、当該撮像画像の検波領域Ar内において、当該画素レベルが第1の閾値よりも小さい第3の閾値以下となる画素で構成され、第4の閾値以上の大きさ(画素数)となる暗領域を抽出する。すなわち、本実施の形態2に係る制御部93は、本開示に係る動き量算出部の機能が省略され、本開示に係る明領域抽出部及び暗領域抽出部の機能が追加されている。
ステップS11の後、制御部93は、撮像画像の検波領域Arに明暗が混在しているか否かを判定する(ステップS12)。
具体的に、制御部93は、ステップS12において、ステップS11にて撮像画像の検波領域Arから明領域及び暗領域の双方を抽出することができた場合には、当該撮像画像の検波領域Arに明暗が混在していると判定する。そして、制御部93は、ステップS7に移行する。
一方、制御部93は、ステップS12において、ステップS11にて撮像画像の検波領域Arから明領域及び暗領域の双方を抽出することができなかった場合には、当該撮像画像の検波領域Arに明暗が混在していないと判定する。そして、制御部93は、ステップS10に移行する。
図8A、図8B、図9A、及び図9Bは、撮像画像の検波領域Arに明暗が混在する場合を説明する図である。具体的に、図8Aは、深い腔の被写体100を撮像している状態を示す図である。図8Bは、図8Aに示す状態で撮像した撮像画像F3を示す図である。図9Aは、手前が鉗子101で奥が臓器102の被写体100を撮像している状態を示す図である。図9Bは、図9Aに示す状態で撮像した撮像画像F4を示す図である。
ところで、図8Aに示すように、深い腔の被写体100を撮像した場合には、当該深い腔の手前が明るく、奥が暗くなる。すなわち、このように深い腔の被写体100を撮像した撮像画像F3の検波領域Arには、明暗が混在することとなる。
また、図9Aに示すように、手前が鉗子101で奥が臓器102の被写体100を撮像した場合には、手前の鉗子101が明るくなり、奥の臓器102が暗くなる。すなわち、このように手前が鉗子101で奥が臓器102の被写体100を撮像した撮像画像F4の検波領域Arには、明暗が混在することとなる。
以上説明した本実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果の他、以下の効果を奏する。
ところで、撮像画像の検波領域Arに明暗が混在している場合には、AF処理において、適切な位置にフォーカス位置を位置付けることが難しい。このため、当該場合には、被写体距離WDを適切に算出することができず、現時点で遠隔撮影であるか否かの判定も適切に実行することができない。
そこで、本実施の形態に係る制御装置9は、上述した場合を明領域及び暗領域の双方を抽出することができたか否かによって判断し、当該双方を抽出するができた場合には、遠隔撮影制御を実行しない。このため、フォーカス位置を不要に移動することを回避することができる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本開示を実施するための形態を説明してきたが、本開示は上述した実施の形態1,2によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1,2では、明るさ調整処理として、絞り522の絞り値の調整、光源装置3からの光量の調整、及び露光時間の調整の3つを説明したが、これに限らない。例えば、明るさ調整処理としては、信号処理部524にて乗算されるアナログゲインの調整や、画像処理部921にて乗算されるデジタルゲインの調整を採用しても構わない。
上述した実施の形態1,2では、制御装置9は、ID変換テーブルを参照し、スコープIDの挿入部2に対応する過焦点距離を取得していたが、これに限らず、過焦点距離を算出しても構わない。
例えば、過焦点距離は、以下の式(1)で表される。
具体的に、本変形例に係るID変換テーブルは、互いに異なるスコープID毎に、当該スコープIDの挿入部2に対応する焦点距離及び許容錯乱円と、当該挿入部2に対応する範囲情報とが設定されたテーブルである。そして、制御装置9は、ステップS10において、ID変換テーブルを参照し、スコープIDの挿入部2に対応する焦点距離及び許容錯乱円を取得する。また、制御装置9は、明るさ調整処理を実行した後の現時点での絞り値を取得する。そして、制御装置9は、取得した焦点距離、許容錯乱円、及び絞り値を以下の式(1)に代入し、過焦点距離を算出する。
Figure 2022078863000002
上述した実施の形態1,2において、図3に示したフローは、矛盾のない範囲で処理の順序を変更しても構わない。また、上述した実施の形態1,2に記載の技術を適宜、組み合わせても構わない。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、前記フォーカス制御部は、前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する医療用制御装置。
(2)前記内視鏡の識別情報を取得する第1の取得部と、前記識別情報に基づいて、前記内視鏡に対応した前記過焦点距離と、前記内視鏡に対応し、遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲を示す範囲情報とを取得する第2の取得部とをさらに備え、前記フォーカス制御部は、前記内視鏡から被写体までの被写体距離が前記範囲情報に基づく範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記過焦点距離の位置に設定する前記遠隔撮影制御を実行する前記(1)に記載の医療用制御装置。
(3)前記フォーカスレンズの位置に基づいて、前記内視鏡から被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出部をさらに備える前記(1)または(2)に記載の医療用制御装置。
(4)前記撮像装置に含まれる絞りの動作を制御し、前記撮像画像の明るさを調整する明るさ調整部をさらに備える前記(1)~(3)のいずれか一つに記載の医療用制御装置。
(5)時系列的に前の前記撮像画像から後の前記撮像画像への動き量を算出する動き量算出部をさらに備え、前記フォーカス制御部は、前記動き量が特定の閾値以上である場合には、前記遠隔撮影制御を実行しない前記(1)~(4)のいずれか一つに記載の医療用制御装置。
(6)前記撮像画像内において、画素レベルが第1の閾値以上となる画素で構成され、第2の閾値以上の大きさとなる明領域を抽出する明領域抽出部と、前記撮像画像内において、画素レベルが前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値以下となる画素で構成され、第4の閾値以上の大きさとなる暗領域を抽出する暗領域抽出部とをさらに備え、前記フォーカス制御部は、前記撮像画像から前記明領域抽出部及び前記暗領域抽出部にて前記明領域及び前記暗領域の双方が抽出された場合には、前記遠隔撮影制御を実行しない前記(1)~(5)のいずれか一つに記載の医療用制御装置。
(7)被写体像を取り込む内視鏡と、前記内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置と、前記撮像装置の動作を制御する医療用制御装置とを備え、前記医療用制御装置は、前記撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、前記フォーカス制御部は、前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する医療用観察システム。
1 医療用観察システム
2 挿入部
3 光源装置
4 ライトガイド
5 カメラヘッド
6 第1の伝送ケーブル
7 表示装置
8 第2の伝送ケーブル
9 制御装置
10 第3の伝送ケーブル
21 接眼部
22 記憶部
51 受信部
52 撮像部
53 通信部
54 駆動部
55 検出部
91 通信部
92 観察画像生成部
93 制御部
94 記憶部
100 被写体
101 鉗子
102 臓器
521 レンズユニット
522 絞り
523 撮像素子
524 信号処理部
921 画像処理部
922 表示制御部
5211 フォーカスレンズ
Ar 検波領域
CN1,CN2 コネクタ
F1~F4 撮像画像
PP ピント位置
RA 合焦状態となっている範囲
WD 被写体距離

Claims (7)

  1. 内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、
    前記フォーカス制御部は、
    前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する医療用制御装置。
  2. 前記内視鏡の識別情報を取得する第1の取得部と、
    前記識別情報に基づいて、前記内視鏡に対応した前記過焦点距離と、前記内視鏡に対応し、遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲を示す範囲情報とを取得する第2の取得部とをさらに備え、
    前記フォーカス制御部は、
    前記内視鏡から被写体までの被写体距離が前記範囲情報に基づく範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記過焦点距離の位置に設定する前記遠隔撮影制御を実行する請求項1に記載の医療用制御装置。
  3. 前記フォーカスレンズの位置に基づいて、前記内視鏡から被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出部をさらに備える請求項1に記載の医療用制御装置。
  4. 前記撮像装置に含まれる絞りの動作を制御し、前記撮像画像の明るさを調整する明るさ調整部をさらに備える請求項1に記載の医療用制御装置。
  5. 時系列的に前の前記撮像画像から後の前記撮像画像への動き量を算出する動き量算出部をさらに備え、
    前記フォーカス制御部は、
    前記動き量が特定の閾値以上である場合には、前記遠隔撮影制御を実行しない請求項1に記載の医療用制御装置。
  6. 前記撮像画像内において、画素レベルが第1の閾値以上となる画素で構成され、第2の閾値以上の大きさとなる明領域を抽出する明領域抽出部と、
    前記撮像画像内において、画素レベルが前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値以下となる画素で構成され、第4の閾値以上の大きさとなる暗領域を抽出する暗領域抽出部とをさらに備え、
    前記フォーカス制御部は、
    前記撮像画像から前記明領域抽出部及び前記暗領域抽出部にて前記明領域及び前記暗領域の双方が抽出された場合には、前記遠隔撮影制御を実行しない請求項1に記載の医療用制御装置。
  7. 被写体像を取り込む内視鏡と、
    前記内視鏡にて取り込まれた被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像装置と、
    前記撮像装置の動作を制御する医療用制御装置とを備え、
    前記医療用制御装置は、
    前記撮像装置に含まれるフォーカスレンズを移動させてピント位置を制御するフォーカス制御部を備え、
    前記フォーカス制御部は、
    前記内視鏡から被写体までの被写体距離が遠隔撮影となる前記内視鏡から被写体までの被写体距離の範囲に含まれる場合には、前記フォーカスレンズを移動させて前記ピント位置を前記内視鏡に対応した過焦点距離の位置に設定する遠隔撮影制御を実行する医療用観察システム。
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