JP2022077887A - トランスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスユニットで生じる損失を低減すること。【解決手段】トランスユニット20は、1次側コイル21,31と、2次側コイルと、を備える。1次側コイル21は、金属板巻線22を備える。1次側コイル31は、金属板巻線32を備える。2次側コイルは、第1巻線51及び第2巻線71を備える。第1巻線51及び第2巻線71のターン数は、金属板巻線22,32のターン数よりも多い。第1巻線51、及び第2巻線71は、金属板巻線22,32を捲回軸方向から挟むように配置されている。【選択図】図3

Description

本開示は、トランスユニットに関する。
特許文献1に開示のように、トランスユニットは、コアと、1次側コイルと、2次側コイルと、を備える。1次側コイルに入力された電圧は、変圧されて2次側コイルから出力される。
特開2019-149443号公報
1次側コイル及び2次側コイルに電流が流れる際には、近接効果によって1次側コイル及び2次側コイルのうち互いに近接する部分に電流が集中して流れる。近接効果とは、1次側コイル及び2次側コイルを電流が流れることで生じる磁場の作用により、互いに近接する部分に電流が集中して流れる現象である。1次側コイル及び2次側コイルのうち互いに近接する部分に電流が集中して流れると、電流密度が局所的に高くなることで、損失の増加に繋がる。特に、1次側コイル及び2次側コイルのうちターン数の少ない方には、1次側コイル及び2次側コイルのうちターン数の多い方よりも大きい電流が流れる。このため、1次側コイル及び2次側コイルのうちターン数の少ない方の損失は大きくなりやすい。
上記課題を解決するトランスユニットは、捲回軸方向に互いに対向配置された1次側コイル及び2次側コイルを有するトランスユニットであって、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち一方は、金属板を捲回した金属板巻線を含み、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち他方は、前記金属板巻線よりもターン数の多い第1巻線及び第2巻線を含み、前記金属板巻線、前記第1巻線、及び前記第2巻線のそれぞれは、前記捲回軸方向に延びる軸を捲回軸として捲回されており、前記第1巻線、及び前記第2巻線は、前記金属板巻線を前記捲回軸方向から挟むように配置されている。
1次側コイル及び2次側コイルに電流が流れる際には、第1巻線及び第2巻線の両方に電流が流れる。第1巻線に電流が流れることで生じる磁場は、金属板巻線において第1巻線に近い位置ほど電流密度が高くなるように作用する。第2巻線に電流が流れることで生じる磁場は、金属板巻線において第2巻線に近い位置ほど電流密度が高くなるように作用する。第1巻線及び第2巻線で金属板巻線を挟むことで、金属板巻線での電流密度の偏りを低減することができる。金属板巻線の一部に電流が集中して流れることが抑制され、トランスユニットで生じる損失を低減することができる。
上記トランスユニットについて、前記第1巻線、及び前記第2巻線のそれぞれは、互いに並列接続された複数の巻線を備えていてもよい。
上記トランスユニットについて、前記トランスユニットは、プッシュプル型の電力変換装置に用いられるものであり、前記金属板巻線を2つ備え、前記第1巻線及び前記第2巻線は、2つの前記金属板巻線の両方を前記捲回軸方向から挟むように設けられていてもよい。
本開示によれば、トランスユニットで生じる損失を低減することができる。
電力変換システムの概略構成図。 トランスユニットの斜視図。 トランスユニットの分解斜視図。 トランスユニットの断面図を示す図2の4-4線断面図。 2次側コイルを1つの巻線とした場合の金属板巻線での電流密度を示す図。 第1巻線及び第2巻線で金属板巻線を挟んだ場合の金属板巻線での電流密度を示す図。 実施形態のトランスユニットにおける金属板巻線での電流密度を示す図。 2つの金属板巻線同士の距離を長くした場合の金属板巻線での電流密度を示す図。 トランスユニットの変形例を示す回路図。
以下、トランスユニットの一実施形態について説明する。
図1に示すように、電力変換システム10は、直流電源11と、プッシュプルコンバータ12と、を備える。
直流電源11は、直流電力を出力するものである。直流電源11としては、例えば、蓄電装置又は電源回路を挙げることができる。
プッシュプルコンバータ12は、直流電源11から供給される直流電力を異なる電圧の直流電力に変換するプッシュプル型の電力変換装置である。プッシュプルコンバータ12は、トランスユニット20と、第1スイッチング素子13と、第2スイッチング素子14と、整流回路15と、を備える。トランスユニット20は、2つの1次側コイル21,31と、中間タップ41と、2次側コイル50と、を備える。2つの1次側コイル21,31と2次側コイル50とは互いに磁気結合している。
1次側コイル21は、第1端部21aと、第2端部21bと、を備える。1次側コイル31は、第1端部31aと、第2端部31bと、を備える。1次側コイル21と1次側コイル31は、第1端部21aと第1端部31aとが接続され、直列に接続される。
中間タップ41は、1次側コイル21と1次側コイル31との中点に設けられている。中間タップ41は、直流電源11の正極に接続されている。
第1スイッチング素子13は、1次側コイル21の第2端部21bと直流電源11の負極との間に設けられている。第2スイッチング素子14は、1次側コイル31の第2端部31bと直流電源11の負極との間に設けられている。両スイッチング素子13,14は、例えば、半導体スイッチング素子である。
2次側コイル50は、第1巻線51と、第2巻線71と、を含む。第1巻線51と第2巻線71とは互いに並列接続されている。
整流回路15は、2次側コイル50に接続されている。整流回路15は、2次側コイル50から出力された交流電力を直流電力に変換する。整流回路15としては、例えば、ダイオードを用いたブリッジ回路を挙げることができる。整流回路15から出力された直流電力は負荷に供給される。
プッシュプルコンバータ12では、第1スイッチング素子13と第2スイッチング素子14とが交互にオンされる。言い換えれば、2つの1次側コイル21,31には交互に電流が流れる。第1スイッチング素子13がオンされることで、1次側コイル21に電圧が印加される。これにより、2次側コイル50には誘導電流が流れる。第2スイッチング素子14がオンされることで、1次側コイル31に電圧が印加される。これにより、2次側コイル50には、誘導電流が流れる。1次側コイル21に電圧が印加された場合に2次側コイル50に流れる誘導電流と、1次側コイル31に電圧が印加された場合に2次側コイル50に流れる誘導電流とは互いに逆向きに流れる。
本実施形態のトランスユニット20では、1次側コイル21,31と2次側コイル50の巻数比に応じた昇圧が行われる。1次側コイル21,31に入力された電力は昇圧されて2次側コイル50から出力される。トランスユニット20で昇圧が行われることで、2次側コイル50では電圧が高くなる一方で電流は小さくなる。1次側コイル21,31に流れる電流は、2次側コイル50に流れる電流よりも大きいといえる。
次に、トランスユニット20の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、1次側コイル21は、矩形板状の金属板を捲回した1つの金属板巻線22を含む。金属板としては、銅板やアルミニウム板を用いることができる。本実施形態において、金属板巻線22のターン数は1である。なお、金属板巻線22のターン数とは、1次側コイル21のターン数ともいえる。1次側コイル21に流れる電流は、2次側コイル50に流れる電流よりも大きいため、金属板巻線22を用いることで、損失の低減を図っている。
金属板巻線22は、金属板が捲回された金属板捲回部23と、3つの金属板端子部28,29,30と、を備える。金属板捲回部23は、矩形板状の第1金属板長辺部24と、矩形板状の第2金属板長辺部25と、矩形板状の第1金属板短辺部26と、矩形板状の第2金属板短辺部27と、を備える。金属板捲回部23は、金属板の厚み方向と捲回軸方向とが同一となる態様で金属板を捲回した部分である。金属板長辺部24,25は、金属板短辺部26,27に比べて金属板の延びる方向への寸法(長手方向の寸法)が長い部分である。
第1金属板長辺部24は、第1端部24aと、第2端部24bと、を備える。第1端部24a及び第2端部24bは、第1金属板長辺部24の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部24a及び第2端部24bは、第1金属板長辺部24の延びる方向(第1金属板長辺部24の長手方向)において互いに離間した端部である。
第2金属板長辺部25は、第1端部25aと、第2端部25bと、を備える。第1端部25a及び第2端部25bは、第2金属板長辺部25の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部25a及び第2端部25bは、第2金属板長辺部25の延びる方向(第2金属板長辺部25の長手方向)において互いに離間した端部である。
第1金属板長辺部24と第2金属板長辺部25とは、第1金属板長辺部24の短手方向(第2金属板長辺部25の短手方向)に互いに離間して設けられている。
第1金属板短辺部26は、第1端部26aと、第2端部26bと、を備える。第1端部26a及び第2端部26bは、第1金属板短辺部26の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部26a及び第2端部26bは、第1金属板短辺部26の延びる方向(第1金属板短辺部26の長手方向)において互いに離間した端部である。
第2金属板短辺部27は、第1端部27aと、第2端部27bと、を備える。第1端部27a及び第2端部27bは、第2金属板短辺部27の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部27a及び第2端部27bは、第2金属板短辺部27の延びる方向(第2金属板短辺部27の長手方向)において互いに離間した端部である。
第1金属板短辺部26と第2金属板短辺部27とは、第1金属板短辺部26の短手方向(第2金属板短辺部27の短手方向)に互いに離間して設けられている。
第1金属板短辺部26の第1端部26aは、第1金属板長辺部24の第1端部24aと接続されている。第1金属板短辺部26の第2端部26bは、第2金属板長辺部25の第1端部25aと接続されている。
第2金属板短辺部27の第1端部27aは、第1金属板長辺部24の第2端部24bと接続されている。なお、第2金属板短辺部27は、第1金属板長辺部24の第2端部24bから第2金属板長辺部25の第2端部25bに向かって延設するが、第2端部27bは第2端部25bには接続されない。すなわち、第2金属板短辺部27の第2端部27bと第2金属板長辺部25の第2端部25bとの間には空隙が形成されているといえる。
金属板端子部28,29,30は、L字状である。金属板端子部28,29,30の一端は、金属板捲回部23に接続されている。金属板端子部28,29,30は、金属板捲回部23から第1金属板長辺部24の延びる方向(第1金属板長辺部24の長手方向)に延設し、その後、屈曲して金属板巻線22の捲回軸方向に延設している。金属板端子部28の一端は、第2金属板短辺部27の第2端部27bに設けられている。金属板端子部29の一端は、第1金属板短辺部26において第1金属板長辺部24と第2金属板長辺部25との間の部分に設けられている。金属板端子部30の一端は、第2金属板長辺部25の第2端部25bに設けられている。
1次側コイル31は、金属板巻線32を含む。金属板巻線32は、金属板巻線22と同様に矩形板状の金属板を捲回したものである。金属板巻線32のターン数は、金属板巻線22のターン数と同一である。本実施形態でいえば、金属板巻線32のターン数は1である。なお、金属板巻線32のターン数とは、1次側コイル31のターン数ともいえる。1次側コイル31に流れる電流は、2次側コイル50に流れる電流よりも大きいため、金属板巻線32を用いることで、損失の低減を図っている。
金属板巻線32は、金属板が捲回された金属板捲回部33と、3つの金属板端子部38,39,40と、を備える。金属板捲回部33は、矩形板状の第1金属板長辺部34と、矩形板状の第2金属板長辺部35と、矩形板状の第1金属板短辺部36と、矩形板状の第2金属板短辺部37と、を備える。
第1金属板長辺部34と第2金属板長辺部25とは、長さ方向の寸法及び短手方向の寸法が同一である。第2金属板長辺部35と第1金属板長辺部24とは、長手方向の寸法及び短手方向の寸法が同一である。第1金属板短辺部36と第1金属板短辺部26とは、長手方向の寸法及び短手方向の寸法が同一である。第2金属板短辺部37と第2金属板短辺部27とは、長手方向の寸法及び短手方向の寸法が同一である。なお、同一とは、公差の範囲内での誤差を許容するものである。
第1金属板長辺部34は、第1端部34aと、第2端部34bと、を備える。第1端部34a及び第2端部34bは、第1金属板長辺部34の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部34a及び第2端部34bは、第1金属板長辺部34の延びる方向(第1金属板長辺部34の長手方向)において互いに離間した端部である。
第2金属板長辺部35は、第1端部35aと、第2端部35bと、を備える。第1端部35a及び第2端部35bは、第2金属板長辺部35の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部35a及び第2端部35bは、第2金属板長辺部35の延びる方向(第2金属板長辺部35の長手方向)において互いに離間した端部である。
第1金属板長辺部34と第2金属板長辺部35とは、第1金属板長辺部34の短手方向(第2金属板長辺部35の短手方向)に互いに離間して設けられている。
第1金属板短辺部36は、第1端部36aと、第2端部36bと、を備える。第1端部36a及び第2端部36bは、第1金属板短辺部36の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部36a及び第2端部36bは、第1金属板短辺部36の延びる方向(第1金属板短辺部36の長手方向)において互いに離間した端部である。
第2金属板短辺部37は、第1端部37aと、第2端部37bと、を備える。第1端部37a及び第2端部37bは、第2金属板短辺部37の長手方向の端部である。言い換えると、第1端部37a及び第2端部37bは、第2金属板短辺部37の延びる方向(第2金属板短辺部37の長手方向)において互いに離間した端部である。
第1金属板短辺部36と第2金属板短辺部37とは、第1金属板短辺部36の短手方向(第2金属板短辺部37の短手方向)に互いに離間して設けられている。
第1金属板短辺部36の第1端部36aは、第1金属板長辺部34の第1端部34aと接続されている。第1金属板短辺部36の第2端部36bは、第2金属板長辺部35の第1端部35aと接続されている。
第2金属板短辺部37の第2端部37bは、第2金属板長辺部35の第2端部35bと接続されている。なお、第2金属板短辺部37は、第2金属板長辺部35の第2端部35bから第1金属板長辺部34の第2端部34bに向かって延設するが、第1端部37aは第2端部34bには接続されない。すなわち、第2金属板短辺部37の第1端部37aと第1金属板長辺部34の第2端部34bとの間には空隙が形成されているといえる。
金属板端子部38,39,40は、L字状である。金属板端子部38,39,40の一端は、金属板捲回部33に接続されている。金属板端子部38,39,40は、金属板捲回部33から第1金属板長辺部34の延びる方向(第1金属板長辺部34の長手方向)に延設し、その後、屈曲して金属板巻線32の捲回軸方向に延設している。金属板端子部38の一端は、第1金属板長辺部34の第2端部34bに設けられている。金属板端子部39の一端は、第1金属板短辺部36において第1金属板長辺部34と第2金属板長辺部35との間の部分に設けられている。金属板端子部40の一端は、第2金属板短辺部37の第1端部37aに設けられている。
第1巻線51は、複数の巻線52,53を備える。本実施形態では、第1巻線51は、2つの巻線52,53を備える。複数の巻線52,53同士は、並列接続されている。巻線52,53は、絶縁巻線である。絶縁巻線は、線状の導体を絶縁層で絶縁したものであり、例えば、マグネットワイヤーを挙げることができる。絶縁巻線は、導体が単数である単線である。2つの巻線52,53のターン数は同一である。本実施形態において、巻線52,53のターン数は3である。巻線52,53のターン数は、金属板巻線22,32のターン数よりも多い。巻線52,53のターン数は、第1巻線51のターン数ともいえる。
2つの巻線52,53は、互いに並んで設けられた状態で捲回されている。巻線52,53は、巻線52,53同士が捲回軸方向に交差する方向に並ぶように捲回されている。本実施形態において、巻線52,53は、巻線52,53同士が捲回軸方向に直交する方向に並ぶように捲回されている。言い換えれば、捲回軸方向から第1巻線51を見た場合の面積が、ターン数が多くなるほど大きくなる態様で巻線52,53は捲回されている。本実施形態において、2つの巻線52,53は、四角環状に捲回されている。第1巻線51は、巻線52,53が捲回された捲回部54と、2つの端子部59,60と、を備える。
端子部59,60は、L字状である。端子部59,60は、捲回部54に接続されている。端子部59,60は、捲回部54から離れる方向に延設し、その後、屈曲して第1巻線51の捲回軸方向に延設している。
第2巻線71は、第1巻線51と同様な構造である。詳細にいえば、第2巻線71は、複数の巻線72,73を第1巻線51と同様の態様で捲回したものである。複数の巻線72,73同士は並列接続されている。巻線72,73のターン数は、巻線52,53のターン数と同一である。本実施形態であれば、巻線72,73のターン数は3である。巻線72,73のターン数は、金属板巻線22,32のターン数よりも多い。巻線72,73のターン数は、第2巻線71のターン数ともいえる。本実施形態では、第1巻線51と第2巻線71とが並列接続されているため、第1巻線51のターン数及び第2巻線71のターン数は、2次側コイル50のターン数ともいえる。
第2巻線71は、巻線72,73が捲回された捲回部74と、2つの端子部79,80と、を備える。
端子部79,80は、L字状である。端子部79,80は、捲回部74に接続されている。端子部79,80は、捲回部74から離れる方向に延設し、その後、屈曲して第2巻線71の捲回軸方向に延設している。
金属板巻線22,32の厚み方向の寸法は、巻線52,53,72,73の直径よりも短い。
トランスユニット20は、コア90と、第1ケース100と、第2ケース110と、絶縁板120と、を備える。
コア90は、EIコアである。コア90は、第1コア91と、第2コア92と、を備える。第1コア91は、Iコアである。第1コア91は平板状である。第2コア92は、Eコアである。第2コア92は、平板状の基部93と、基部93から突出する3つの突出部94,95,96と、を備える。3つの突出部94,95,96は、基部93から、基部93の厚み方向に突出している。3つの突出部94,95,96は、互いに間隔を空けて並んで設けられている。
第1ケース100は、基部101と、筒部107と、を備える。基部101は、平板状の中央部102と、平板状の第1縁部103と、平板状の第2縁部104と、を備える。第1縁部103と第2縁部104とは、中央部102を間に挟んだ両側に位置している。本実施形態において、基部101は矩形平板状である。第1縁部103及び第2縁部104は、基部101における基部101の長手方向の両側に設けられている。2つの縁部103,104は、それぞれ、縁部103,104における縁部103,104の厚み方向の両面の間で延びる環状の画定面105を備える。画定面105に囲まれる領域は、縁部103,104を貫通する貫通孔106である。筒部107は、基部101から基部101の厚み方向に突出している。筒部107は、中央部102に設けられている。
第2ケース110は、板状である。第2ケース110は、第2ケース110の厚み方向の両面の間で延びる画定面111を備える。画定面111は、四角環状の面である。画定面111に囲まれる領域は、四角状の貫通孔112である。
絶縁板120は、2つの金属板巻線22,32同士を絶縁するためのものである。絶縁板120としては、例えば、絶縁紙が用いられる。本実施形態の絶縁板120は、四角環状である。
図3及び図4に示すように、第1コア91、第1ケース100、第1巻線51、金属板巻線22、絶縁板120、金属板巻線32、第2巻線71、第2ケース110、第2コア92の順にこれらの部材は積層されている。第1巻線51、金属板巻線22、金属板巻線32、及び第2巻線71が積層される方向を高さ方向とする。
金属板巻線22は、金属板巻線22の捲回軸方向と高さ方向とが一致する態様で配置されている。金属板端子部28,29,30の他端部は、第1ケース100の貫通孔106に挿入される。金属板巻線32は、金属板巻線32の捲回軸方向と高さ方向とが一致する態様で配置されている。金属板端子部38,39,40の他端部は、第1ケース100の貫通孔106に挿入されている。第1巻線51は、第1巻線51の捲回軸方向と高さ方向とが一致する態様で配置されている。端子部59の他端部及び端子部60の他端部は第1ケース100の貫通孔106に挿入されている。第2巻線71は、第2巻線71の捲回軸方向と高さ方向とが一致する態様で配置されている。端子部79の他端部及び端子部80の他端部は第1ケース100の貫通孔106に挿入されている。絶縁板120は、厚み方向と高さ方向とが一致する態様で配置されている。
金属板巻線22の捲回軸方向、第1巻線51の捲回軸方向、及び第2巻線71の捲回軸方向は互いに一致している。以下の説明において、金属板巻線22の捲回軸方向、第1巻線51の捲回軸方向、及び第2巻線71の捲回軸方向を「捲回軸方向」と称する。金属板巻線22、第1巻線51、及び第2巻線71は、捲回軸方向に延びる軸を捲回軸として捲回されているといえる。
1次側コイル21,31と2次側コイル50とは互いに対向した状態で配置されている。金属板巻線22と第1巻線51と捲回軸方向に互いに対向している。金属板巻線22と第1巻線51とは互いに接している。
金属板巻線22の第1金属板長辺部24、第2金属板長辺部25、第1金属板短辺部26及び第2金属板短辺部27の各々に第1巻線51は対向している。第1巻線51における第1金属板長辺部24に対向する部位では、第1金属板長辺部24の短手方向に巻線52,53が並んでいる。第1巻線51における第2金属板長辺部25に対向する部位では、第2金属板長辺部25の短手方向に巻線52,53が並んでいる。第1巻線51における第1金属板短辺部26に対向する部位では、第1金属板短辺部26の短手方向に巻線52,53が並んでいる。第1巻線51における第2金属板短辺部27に対向する部位では、第2金属板短辺部27の短手方向に巻線52,53が並んでいる。
金属板巻線32と第2巻線71と捲回軸方向に互いに対向している。金属板巻線32と第2巻線71とは互いに接している。
金属板巻線32の第1金属板長辺部34、第2金属板長辺部35、第1金属板短辺部36及び第2金属板短辺部37の各々に第2巻線71は対向している。第2巻線71における第1金属板長辺部34に対向する部位では、第1金属板長辺部34の短手方向に巻線72,73が並んでいる。第2巻線71における第2金属板長辺部35に対向する部位では、第2金属板長辺部35の短手方向に巻線72,73が並んでいる。第2巻線71における第1金属板短辺部36に対向する部位では、第1金属板短辺部36の短手方向に巻線72,73が並んでいる。第2巻線71における第2金属板短辺部37に対向する部位では、第2金属板短辺部37の短手方向に巻線72,73が並んでいる。
上記したように、2つの金属板巻線22,32は、第1巻線51と第2巻線71との間に配置されている。第1巻線51、及び第2巻線71は、2つの金属板巻線22,32の両方を捲回軸方向から挟むように配置されている。
2つの金属板巻線22,32同士の間には、絶縁板120が位置している。2つの金属板巻線22,32は、絶縁板120に接している。2つの金属板巻線22,32同士は、絶縁板120を介して互いに対向している。2つの第1金属板長辺部24,34同士、2つの第2金属板長辺部25,35同士、2つの第1金属板短辺部26,36同士、及び2つの第2金属板短辺部27,37同士は、絶縁板120を介して捲回軸方向に互いに対向している。2つの金属板巻線22,32同士の間隔は、巻線52,53,72,73の直径よりも短い。
第1ケース100の筒部107は、第1巻線51に囲まれる領域、金属板巻線22に囲まれる領域、絶縁板120に囲まれる領域、金属板巻線32に囲まれる領域、第2巻線71に囲まれる領域に挿入されている。言い換えれば、第1巻線51、金属板巻線22、絶縁板120、金属板巻線32、及び第2巻線71は、筒部107を囲むように配置されている。第2ケース110は、貫通孔112に筒部107が挿入されるように配置されている。
第2コア92の突出部96は、貫通孔112を介して筒部107に挿入されている。これにより、第1巻線51、第2巻線71、金属板巻線22及び金属板巻線32にコア90の一部が挿入されている。
端子部59,60の他端部、端子部79,80の他端部、金属板端子部28,29,30の他端部、及び金属板端子部38,39,40の他端部は第1ケース100の貫通孔106を貫通して、貫通孔106の外部に突出している。端子部59,60の他端部、端子部79,80の他端部、金属板端子部28,29,30の他端部、及び金属板端子部38,39,40の他端部が基板に接合されることで、トランスユニット20は基板に実装される。
本実施形態の作用について説明する。
1次側コイル21及び2次側コイル50に電流が流れる際には、第1巻線51及び第2巻線71の両方に電流が流れる。第1巻線51に電流が流れることで生じる磁場は、金属板巻線22,32において第1巻線51に近い位置ほど電流密度が高くなるように作用する。第2巻線71に電流が流れることで生じる磁場は、金属板巻線22,32において第2巻線71に近い位置ほど電流密度が高くなるように作用する。金属板巻線22,32の捲回軸方向の両側に近接効果が生じることで、金属板巻線22,32の電流密度が局所的に高くなることを抑制できる。
以下、図5~図8を用いて金属板巻線22,32の電流密度について詳細に説明を行う。図5~図8では、2つの金属板巻線22,32のうち、金属板巻線32に電流が流れる際の電流密度について説明を行うが、金属板巻線22に電流が流れる際の電流密度も同様である。図5~図8では金属板巻線32の電流密度をドットの密度で表現している。金属板巻線32の電流密度が高い位置ほどドットの密度も高い。
図5に示すように、比較例のトランスユニット200の2次側コイル210は、1つの巻線211を備える。巻線211は、捲回されている。巻線211のターン数は3である。捲回された巻線211同士の間には、空間が介在している。巻線211は、金属板巻線32に対向して配置されている。捲回された巻線211同士の間に空間が介在していることで、巻線211と金属板巻線32とが捲回軸方向に対向する対向面積が実施形態のトランスユニット20よりも小さい。
巻線211に電流が流れると、近接効果により金属板巻線32のうち巻線211に近い部位ほど電流密度が高くなる。比較例のトランスユニット200では、金属板巻線32における捲回軸方向の両面のうち巻線211に近いほうの面に近いほど電流密度が高くなる。また、比較例のトランスユニット200では、巻線211に向かい合わない部分の電流密度は低い。このため、比較例のトランスユニット200では、捲回軸方向及び巻線211の並ぶ方向の両方向に対して、金属板巻線32に電流密度の偏りが生じやすい。
図6に示すトランスユニット220は、2次側コイル230が第1巻線231と、第2巻線232と、を備える。第1巻線231及び第2巻線232は、巻線211と同様のものである。第1巻線231及び第2巻線232は、捲回軸方向から2つの金属板巻線22,32を挟むように配置されている。即ち、図6に示すトランスユニット220は、実施形態のトランスユニット20から、第1巻線51及び第2巻線71の備える巻線の数を少なくしたものといえる。
第1巻線231と第2巻線232とで、金属板巻線22,32を挟むことで、第1巻線231による近接効果と第2巻線232による近接効果の両方が金属板巻線22,32に作用する。これにより、捲回軸方向に対する電流密度の偏りが図5に示す比較例のトランスユニット200に比べて低減される。
図7に示すように、実施形態のトランスユニット20は、第1巻線51及び第2巻線71のそれぞれが複数の巻線52,53,72,73を備える。これにより、第1巻線51及び第2巻線71のターン数を維持しつつ、図6に示すトランスユニット220に比べて対向面積が増えている。
対向面積を増やし、金属板巻線22,32のうち第1巻線51及び第2巻線71に対向しない部分を少なくすることで、金属板巻線22,32における巻線52,53,72,73の並ぶ方向に対する電流密度の偏りを少なくすることができる。実施形態のトランスユニット20は、捲回軸方向及び巻線52,53,72,73の並ぶ方向の両方向に対して電流密度の偏りを低減できるといえる。
図8に示すトランスユニット240は、2つの金属板巻線22,32同士の間隔を実施形態のトランスユニット20よりも長くしたものである。2つの金属板巻線22,32同士の間隔を長くすると、第1巻線51の磁場が金属板巻線32に作用し難くなり、金属板巻線32には第2巻線71に電流が流れることによる近接効果が大きく作用することになる。同様に、金属板巻線22には第1巻線51に電流が流れることによる近接効果が大きく作用することになる。これにより、実施形態のトランスユニット20に比べて、金属板巻線32の電流密度に偏りが生じやすい。このように、金属板巻線22,32同士の間隔は、なるべく短くすることが好ましい。
本実施形態の効果について説明する。
(1)トランスユニット20は、金属板巻線22,32を捲回軸方向から挟む第1巻線51及び第2巻線71を備える。これにより、金属板巻線22,32の電流密度が局所的に高くなることを抑制できる。第1巻線51及び第2巻線71で金属板巻線22,32を挟まない場合に比べて、金属板巻線22,32の一部に電流が集中して流れることを抑制できる。これにより、トランスユニット20で生じる損失を低減することができる。
(2)第1巻線51及び第2巻線71のそれぞれは、互いに並列接続された複数の巻線52,53,72,73を備える。第1巻線51及び第2巻線71のそれぞれが単数の巻線を備えている場合に比べて、金属板巻線22,32との対向面積を大きくすることができる。対向面積が大きくなることで、巻線52,53,72,73の並ぶ方向に対して、金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減することができる。
なお、第1巻線51及び第2巻線71が備える巻線を単数とし、金属板巻線22,32の幅を短くすることも考えられる。この場合であっても、金属板巻線22,32において第1巻線51及び第2巻線71に対向しない部分の面積を小さくすることができ、金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減することができる。
しかしながら、金属板巻線22,32の幅を短くすると、金属板巻線22,32の断面積が小さくなることで、金属板巻線22,32の抵抗が増加する。金属板巻線22,32に流れる電流は、第1巻線51及び第2巻線71を流れる電流よりも大きいため、金属板巻線22,32の幅を短くすると、損失が大きくなる。これに対し、互いに並列接続された複数の巻線52,53,72,73によって対向面積を大きくする場合、金属板巻線22,32の幅を短くする必要がなく、金属板巻線22,32での損失が大きくなることを抑制できる。また、複数の巻線52,53,72,73を並列接続することで、第1巻線51及び第2巻線71のインピーダンスは小さくなる。このため、第1巻線51及び第2巻線71での損失を低減することができる。
(3)金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減するため、2つの金属板巻線22,32、第1巻線51及び第2巻線71を密接した構造としている。詳細にいえば、2つの金属板巻線22,32同士は絶縁板120、第1巻線51は金属板巻線22、第2巻線71は金属板巻線32にそれぞれ接した状態で設けられている。これにより、1次側コイル21と2次側コイル50の磁気結合を強くすることができ、漏れインダクタンスを低減することができる。漏れインダクタンスは、サージ電圧の原因となるため、漏れインダクタンスを低減することで、サージ電圧を低減することができる。
(4)トランスユニット20は、プッシュプルコンバータ12に用いられている。第1巻線51及び第2巻線71は、2つの金属板巻線22,32の両方を挟むように配置されている。プッシュプルコンバータ12では、2つの1次側コイル21,31に交互に電流が流れる。1次側コイル21,31及び2次側コイル50の両方を絶縁線で構成し、絶縁線をコア90にサンドイッチ巻きにすることで磁気結合を強めることも考えられる。しかしながら、プッシュプルコンバータ12では、2つの1次側コイル21,31に同時に電流が流れることがないため、サンドイッチ巻きを行うことによる効果が低くなる。これに対し、実施形態のトランスユニット20のように1次側コイル21,31及び2次側コイル50を配置することで、1次側コイル21,31と2次側コイル50の磁気結合を強めることができる。
(5)1次側コイル21,31は金属板巻線22,32を備える。金属板巻線22,32は、金属板による巻線のため、金属板の加工によって金属板端子部28,29,30,38,39,40を設けることができる。1次側コイル21,31としてリッツ線を用いる場合、別途、金属端子を設ける必要がある。これは、リッツ線は複数の導線を束ねたものであるため端子部の加工を行いにくいためである。金属板巻線22,32を用いることで、金属端子を設けることなく1次側コイル21,31を基板に実装することができる。同様に、第1巻線51及び第2巻線71として単線である絶縁線を用いている。絶縁線は、端部の加工を行うことで端子部59,60,79,80を設けることができる。このため、絶縁線を用いることで、金属端子を設けることなく2次側コイル50を基板に実装することができる。
(6)金属板巻線22,32と、第1巻線51及び第2巻線71との位置関係によって金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減している。金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減するための特別な部材、特別な材料、特別な生産技術を用いることなく、金属板巻線22,32の電流密度の偏りを低減することができる。
実施形態は、以下のように変更して実施することができる。実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○トランスユニット20は、プッシュプル型の電力変換装置とは異なる電力変換装置に用いられるものであってもよい。この場合、トランスユニット20は、1つの金属板巻線を備えるように構成されていてもよい。
○トランスユニット20は、1次側コイルと2次側コイルの巻数比に応じた降圧が行われるものであってもよい。1次側コイルに入力された電力は降圧されて2次側コイルから出力される。この場合、1次側コイルが第1巻線及び第2巻線を備え、2次側コイルが金属板巻線を備えるようにする。即ち、1次側コイル及び2次側コイルのうち一方が金属板巻線を備え、1次側コイル及び2次側コイルのうち他方が金属板巻線よりもターン数の多い第1巻線及び第2巻線を備えていればよい。
○第1巻線51及び第2巻線71のそれぞれは、単一の巻線を備えていてもよい。即ち、図6に示すトランスユニット220と同一の構成としてもよい。この場合であっても、捲回軸方向に対する電流密度の偏りを小さくすることができる。
○1次側コイル21,31のターン数は、2以上であってもよい。この場合、金属板巻線22,32の捲回数を増やしてもよいし、1次側コイル21,31のそれぞれが複数の金属板巻線を備えるようにし、絶縁板を介して複数の金属板巻線を積層してもよい。
○第1巻線51及び第2巻線71として、金属板を捲回した巻線を用いてもよい。
○図9に示すように、第1巻線51と第2巻線71とは直列接続されていてもよい。第1巻線51と第2巻線71とを直列接続することで、2次側コイル50のターン数が多くなる。第1巻線51と第2巻線71とを直列接続する場合、2次側コイル50のターン数は、第1巻線51のターン数と第2巻線71のターン数とを加算した値である。実施形態でいえば、2次側コイル50のターン数は6になり、トランスユニット20での昇圧比が2倍になる。
第1巻線51の端子部59,60と第2巻線71の79,80との接続態様を変更することで、第1巻線51と第2巻線71とを並列接続するか、直列接続するかを選択可能である。トランスユニット20が実装される基板のパターンを変更して、第1巻線51と第2巻線71とを並列接続するか、直列接続するかを変更可能にすることで、トランスユニット20の構成を変更することなく、並列接続と直列接続とを切り替えることができる。
○プッシュプル型の電力変換装置は、プッシュプル型のインバータであってもよい。即ち、実施形態から整流回路15を省略し、交流電力が出力されるようにしてもよい。
○第1金属板長辺部24、第2金属板長辺部25、第1金属板短辺部26、及び第2金属板短辺部27の形状は、任意に変更してもよい。同様に、第1金属板長辺部34、第2金属板長辺部35、第1金属板短辺部36及び、第2金属板短辺部37の形状は、任意に変更してもよい。
○金属板端子部28,29,30の形状は、任意に変更してもよい。同様に、金属板端子部38,39,40の形状は任意に変更してもよい。
○端子部59,60の形状は、任意に変更してもよい。同様に、端子部79,80の形状は任意に変更してもよい。
12…プッシュプル型の電力変換装置としてのプッシュプルコンバータ、20…トランスユニット、21,31…1次側コイル、22,32…金属板巻線、50…2次側コイル、51…第1巻線、52,53,72,73…巻線、71…第2巻線。

Claims (3)

  1. 捲回軸方向に互いに対向配置された1次側コイル及び2次側コイルを有するトランスユニットであって、
    前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち一方は、金属板を捲回した金属板巻線を含み、
    前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち他方は、前記金属板巻線よりもターン数の多い第1巻線及び第2巻線を含み、
    前記金属板巻線、前記第1巻線、及び前記第2巻線のそれぞれは、前記捲回軸方向に延びる軸を捲回軸として捲回されており、
    前記第1巻線、及び前記第2巻線は、前記金属板巻線を前記捲回軸方向から挟むように配置されているトランスユニット。
  2. 前記第1巻線、及び前記第2巻線のそれぞれは、互いに並列接続された複数の巻線を備える請求項1に記載のトランスユニット。
  3. 前記トランスユニットは、プッシュプル型の電力変換装置に用いられるものであり、
    前記金属板巻線を2つ備え、
    前記第1巻線及び前記第2巻線は、2つの前記金属板巻線の両方を前記捲回軸方向から挟むように設けられている請求項1又は請求項2に記載のトランスユニット。
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