JP2022076667A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022076667000001
【課題】本発明は、ユーザから得られる情報を考慮せずに装置に設定可能な宛先の更新処理を行う構成に比べて、誤送信の発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】プロセッサを備え、前記プロセッサは、通信手段を介して接続されている複数の装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の前記装置に各々設定可能な前記宛先を複数組み合わせた宛先グループを複数設定し、認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、前記宛先グループに含まれる前記宛先の更新処理を行う優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、ユーザが望むユーザ情報へのアクセス速度を低下させることなく、メモリ容量の増大を抑制できる画像形成装置が記載されている。
特開2012-049970号公報
拠点A及び拠点B等の複数の拠点で構成されたシェアオフィスには、各拠点に一台又は複数台の画像形成装置が設置されていることが多い。また、シェアオフィスに設置された画像形成装置には、各拠点の画像形成装置に設定可能な宛先の中から、2以上の拠点の画像形成装置に各々設定可能な宛先を複数組み合わせた宛先グループを設定可能なものが存在する。そして、当該画像形成装置には、宛先グループに含まれる宛先の追加又は削除等を行う更新処理がユーザの操作に基づき実行されるものが存在する。当該更新処理は、一例として、宛先グループが設定された全ての拠点の画像形成装置を対象にすることができる。
ここで、シェアオフィスに設置された画像形成装置を対象に更新処理を実行する場合には、各拠点に画像形成装置が設置されている点、複数の拠点間の距離が離れている点、及び、多数のユーザが使用するために登録される宛先の数が多くなる点等により、当該更新処理の完了までに多くの時間を要することが想定される。そのため、更新処理を行う優先度を考慮しない場合には、一例として、送信対象の宛先グループに対する更新処理が完了せず、既に宛先グループから削除された宛先に情報が送付されてしまう等の誤送信が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、ユーザから得られる情報を考慮せずに装置に設定可能な宛先の更新処理を行う構成に比べて、誤送信の発生を抑制することを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、通信手段を介して接続されている複数の装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の前記装置に各々設定可能な前記宛先を複数組み合わせた宛先グループを複数設定し、認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、前記宛先グループに含まれる前記宛先の更新処理を行う優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する。
第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記取得情報は、複数の前記宛先グループの各々が主催した催し物の単位時間あたりの開催頻度、複数の前記宛先グループの各々に含まれる前記宛先の数、複数の前記宛先グループの各々が単位時間あたりに発信した情報の発信頻度、及び、複数の前記宛先グループの各々が単位時間あたりに受信した情報の受信頻度の少なくとも1つの構成情報から構成される。
第3の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記取得情報が複数の前記構成情報から構成される場合、個々の前記構成情報に応じた重み付けをした演算結果を用いて前記優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する。
第4の態様の情報処理装置は、第2又は第3の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、複数の前記宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループの数が予め定めた閾値を上回る場合、複数の前記装置の中の一部の前記装置を対象に前記更新処理を行う。
第5の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、複数の前記宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループの数が予め定めた閾値を下回る場合、当該ユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループのみを対象に前記更新処理を行う。
第6の態様の情報処理装置は、第1から第5の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記宛先グループに含まれる前記宛先に対応する対応ユーザに対してのみ、当該宛先グループに含まれる前記宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該宛先グループに含まれる前記宛先の編集を可能とする編集権限の少なくとも1つを付与するか否かの権限設定を受付ける。
第7の態様の情報処理装置は、第6の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記宛先グループが主催した催し物の種類に応じて、前記対応ユーザに対してのみ前記閲覧権限及び前記編集権限の少なくとも1つを付与するか否かを決定する。
第8の態様の情報処理装置は、第6又は第7の態様の情報処理装置であって、前記対応ユーザには、認証情報の入力により認証可能な認証可能ユーザと、前記認証可能ユーザとなり得ない認証不能ユーザと、が含まれ、前記プロセッサは、前記対応ユーザに前記認証可能ユーザ及び前記認証不能ユーザが含まれる場合、前記認証可能ユーザに対してのみ前記閲覧権限及び前記編集権限の少なくとも1つを付与する。
第9の態様の情報処理装置は、第1から第8の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定した後、認証情報の入力により認証されたユーザにより選択された前記宛先グループに含まれる前記宛先の前記更新処理を直近に行った更新日を表示させる。
第10の態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、通信手段を介して接続されている複数の装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の前記装置に各々設定可能な前記宛先を複数組み合わせた宛先グループを複数設定し、認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、前記宛先グループに含まれる前記宛先の更新処理を行う優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する、処理を実行させる。
第1の態様によれば、ユーザから得られる情報を考慮せずに装置に設定可能な宛先の更新処理を行う構成に比べて、誤送信の発生が抑制される。
第2の態様によれば、少なくとも1つの構成情報を用いて、優先度が複数の宛先グループの各々に設定される。
第3の態様によれば、取得情報が複数の構成情報から構成される場合に、各構成情報の重要度が考慮された優先度が複数の宛先グループの各々に設定される。
第4の態様によれば、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる宛先グループの数が予め定めた閾値を上回る場合に複数の装置全てを対象に更新処理を行う構成に比べて、更新処理に要する時間が短縮される。
第5の態様によれば、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる宛先グループの数が予め定めた閾値を下回る場合に全ての宛先グループを対象に更新処理を行う構成に比べて、更新処理に要する時間が短縮される。
第6の態様によれば、情報処理装置を使用可能なユーザ全てに対して閲覧権限及び編集権限の少なくとも1つを付与する構成に比べて、情報処理装置から取得可能な情報の秘匿性を高められる。
第7の態様によれば、宛先グループが主催した催し物の種類に応じて、情報処理装置から取得可能な情報の公開範囲が制限される。
第8の態様によれば、対応ユーザに認証可能ユーザ及び認証不能ユーザが含まれる場合に対応ユーザ全てに対して閲覧権限及び編集権限の少なくとも1つを付与する構成に比べて、情報処理装置から取得可能な情報の秘匿性を高められる。
第9の態様によれば、更新処理を直近に行った更新日をユーザに認知させられる。
第10の態様によれば、ユーザから得られる情報を考慮せずに装置に設定可能な宛先の更新処理を行う構成に比べて、誤送信の発生が抑制される。
宛先共有システムの概略構成を示す図である 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 設定処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成装置に設定された宛先を示す表示例である。 拠点間宛先グループを示す第1の表示例である。 更新処理の流れを示すフローチャートである。 取得情報を示す表示例である。 最新の宛先表A及び宛先表Bを示す表示例である。 拠点間宛先グループを示す第2の表示例である。 送信処理の流れを示すフローチャートである。 確認画面を示す表示例である。 拠点間宛先グループを示す第3の表示例である。 ユーザの利用頻度を示した説明図である。 拠点間宛先グループを示す第4の表示例である。 権限設定の設定画面を示す第1の表示例である。 権限設定の設定画面を示す第2の表示例である。 イベント公開情報を示す表示例である。 拠点間宛先グループを示す第5の表示例である。
(第1の実施形態)
以下、本実施の形態に係る宛先共有システムについて説明する。
図1は、宛先共有システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、宛先共有システムは、画像形成装置10と、画像形成装置50と、管理サーバ90と、クラウドストレージ92とを含む。
画像形成装置10及び画像形成装置50は、一例として、複数の企業がオフィススペースを共同利用するシェアオフィス内に設置されている。第1の実施形態では、当該シェアオフィスは、拠点A及び拠点B等の物理的に離れた複数の拠点で構成されている。そして、画像形成装置10は、複数の拠点の中の「拠点A」に設置され、画像形成装置50は、複数の拠点の中の「拠点B」に設置されている。画像形成装置10及び画像形成装置50は情報処理装置の一例である。
管理サーバ90は、シェアオフィスの管理者が管理するコンピュータであり、後述するイベントの開催頻度を少なくとも記憶する。
クラウドストレージ92は、種々のデータを記憶する記憶装置である。このクラウドストレージ92は、後述する取得情報を少なくとも記憶する。
画像形成装置10、画像形成装置50、管理サーバ90、及びクラウドストレージ92は、ネットワークNを介して接続され、互いに通信可能となっている。このネットワークNには、例えば、インターネット、LAN(=Local Area Network)、WAN(=Wide Area Network)等が適用される。ネットワークNは「通信手段」の一例である。
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を制御する制御部20を備えている。この制御部20は、CPU22(=Central Processing Unit)、ROM24(=Read Only Memory)、RAM26(=Random Access Memory)、及び入出力インターフェース(=I/O)28がバスを介して相互に通信可能に接続されている。CPU22は「プロセッサ」の一例である。
CPU22は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU22は、ROM24又は後述する記憶部30からプログラムを読み出し、RAM26を作業領域としてプログラムを実行する。CPU22は、ROM24又は記憶部30に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。第1の実施形態では、ROM24又は記憶部30には、少なくとも後述する設定処理、更新処理、及び送信処理を実行するための情報処理プログラムが格納されている。なお、情報処理プログラムは、画像形成装置10に予めインストールされていてもよいし、不揮発性の記憶媒体に記憶したり、又は、ネットワークNを介して配布したりして、画像形成装置10に適宜インストールしてもよい。不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD(=Hard Disk Drive)、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
ROM24は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM26は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
I/O28には、記憶部30、表示部32、操作部34、画像形成部36、原稿読取部38、及び通信部40が接続されている。これらの各部は、I/O28を介して、CPU22と相互に通信可能とされている。
記憶部30は、HDD、SSD(=Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
表示部32には、例えば、液晶ディスプレイ(=LCD:Liquid Crystal Display)又は有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部32は、タッチパネルを一体的に有している。
操作部34には、テンキー又はスタートキー等の各種の操作キーが設けられている。
表示部32及び操作部34は、画像形成装置10のユーザから各種の指示を受け付ける。この各種の指示には、例えば、原稿の読み取りを開始させる指示、及び原稿のコピーを開始させる指示等が含まれる。表示部32は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果、及び処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
原稿読取部38は、画像形成装置10の上部に設けられた図示しない自動原稿送り装置の給紙台に置かれた原稿を1枚ずつ取り込み、取り込んだ原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。あるいは、原稿読取部38は、プラテンガラス等の原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。
画像形成部36は、原稿読取部38による読み取りによって得られた画像情報、又は、ネットワークNを介して接続された外部のPC等から得られた画像情報に基づく画像を、紙等の記録媒体に形成する。
通信部40は、画像形成装置10が外部のPC及び画像形成装置50等と通信するためのインターフェースである。当該通信には、たとえば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
上記の情報処理プログラムを実行する際に、画像形成装置10は、上記のハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラムに基づく処理を実行する。
図3は、画像形成装置50のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置50は、画像形成装置50の動作を制御する制御部60を備えている。この制御部60は、CPU62、ROM64、RAM66、及びI/O68がバスを介して相互に通信可能に接続されている。CPU62は「プロセッサ」の一例である。
CPU62は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU62は、ROM64又は後述する記憶部70からプログラムを読み出し、RAM66を作業領域としてプログラムを実行する。CPU62は、ROM64又は記憶部70に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。第1の実施形態では、ROM64又は記憶部70には、少なくとも後述する設定処理、更新処理、及び送信処理を実行するための情報処理プログラムが格納されている。なお、情報処理プログラムは、画像形成装置50に予めインストールされていてもよいし、不揮発性の記憶媒体に記憶したり、又は、ネットワークNを介して配布したりして、画像形成装置50に適宜インストールしてもよい。不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
ROM64は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM66は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
I/O68には、記憶部70、表示部72、操作部74、画像形成部76、原稿読取部78、及び通信部80が接続されている。これらの各部は、I/O68を介して、CPU62と相互に通信可能とされている。
記憶部70は、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
表示部72には、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等が用いられる。表示部72は、タッチパネルを一体的に有している。
操作部74には、テンキー又はスタートキー等の各種の操作キーが設けられている。
表示部72及び操作部74は、画像形成装置50のユーザから各種の指示を受け付ける。この各種の指示には、例えば、原稿の読み取りを開始させる指示、及び原稿のコピーを開始させる指示等が含まれる。表示部72は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果、及び処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
原稿読取部78は、画像形成装置50の上部に設けられた図示しない自動原稿送り装置の給紙台に置かれた原稿を1枚ずつ取り込み、取り込んだ原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。あるいは、原稿読取部78は、プラテンガラス等の原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。
画像形成部76は、原稿読取部78による読み取りによって得られた画像情報、又は、ネットワークNを介して接続された外部のPC等から得られた画像情報に基づく画像を、紙等の記録媒体に形成する。
通信部80は、画像形成装置50が外部のPC及び画像形成装置10等と通信するためのインターフェースである。当該通信には、たとえば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
上記の情報処理プログラムを実行する際に、画像形成装置50は、上記のハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラムに基づく処理を実行する。
図4は、拠点間宛先グループを設定する設定処理の流れを示すフローチャートである。
拠点間宛先グループとは、複数の画像形成装置(例:画像形成装置10及び画像形成装置50)の各々に設定可能な宛先の中から、画像形成装置10及び画像形成装置50に各々設定可能な宛先を複数組み合わせたものである。拠点間宛先グループは「宛先グループ」の一例である。また、第1の実施形態は、上記の宛先として、メールアドレスと、当該メールアドレスに対応するユーザ名と、が設定されている。
なお、以下では、画像形成装置10のCPU22が設定処理を行う場合について説明する。CPU22がROM24又は記憶部30から情報処理プログラムを読み出して、RAM26に展開して実行することにより、画像形成装置10による設定処理が行われる。
図4に示すステップS10において、CPU22は、ROM24又は記憶部30から、拠点Aに設置された画像形成装置10に設定された宛先表Aを取得する。そして、ステップS11に進む。
ここで、宛先表Aは、上記のように、画像形成装置10のROM24又は記憶部30に記憶されている。この宛先表Aには、画像形成装置10に設定された全ての宛先が含まれている。第1の実施形態では、シェアオフィスを利用可能な全てのユーザに対して、宛先表Aを閲覧可能とする閲覧権限が付与されている。
ステップS11において、CPU22は、通信部40を介して、拠点Bに設置された画像形成装置50に設定された宛先表Bを取得する。そして、ステップS12に進む。
ここで、宛先表Bは、画像形成装置50のROM64又は記憶部70に記憶されている。この宛先表Bには、画像形成装置50に設定された全ての宛先が含まれている。第1の実施形態では、シェアオフィスを利用可能な全てのユーザに対して、宛先表Bを閲覧可能とする閲覧権限が付与されている。
ステップS12において、CPU22は、画像形成装置10及び画像形成装置50の各々に設定可能な宛先の中から、画像形成装置10及び画像形成装置50に各々設定可能な宛先を複数組み合わせて、拠点間宛先グループを生成する。そして、当該処理を終了する。
図5は、画像形成装置10及び画像形成装置50のそれぞれに設定された全ての宛先を示す表示例である。具体的には、図5(A)は、宛先表Aに含まれる全ての宛先を示し、図5(B)は、宛先表Bに含まれる全ての宛先を示している。
図5(A)に示すように、画像形成装置10の宛先表Aには、ユーザ1及びユーザ2で構成された「Aグループ」、ユーザ3及びユーザ4で構成された「Bグループ」、及びユーザ5及びユーザ6で構成された「Cグループ」の3グループが含まれている。
図5(B)に示すように、画像形成装置50の宛先表Bには、ユーザ7及びユーザ8で構成された「Aグループ」、ユーザ9及びユーザ10で構成された「Bグループ」、及びユーザ11及びユーザ12で構成された「Dグループ」の3グループが含まれている。
なお、図5では、宛先表A及び宛先表Bのそれぞれに複数の宛先が組み合わされたグループが設定されている例を示したが、これに限らず、宛先表A及び宛先表Bは個々の宛先が列挙された形式であってもよい。
図6は、拠点間宛先グループを示す第1の表示例である。なお、図6では、当該拠点間宛先グループが画像形成装置10の表示部32に表示された状態を示している。
図6に示すように、当該拠点間宛先グループには、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ7、及びユーザ8で構成された「Aグループ」、ユーザ3、ユーザ4、ユーザ9、及びユーザ10で構成された「Bグループ」、ユーザ5及びユーザ6で構成された「Cグループ」、及びユーザ11及びユーザ12で構成された「Dグループ」の4グループが含まれている。
このように、CPU22は、図4に示すステップS12において、宛先表A及び宛先表Bで共通するグループ(例:Aグループ及びBグループ)については、当該グループに含まれる宛先を組み合わせた一の拠点間宛先グループ(例:Aグループ及びBグループ)を生成する。また、CPU22は、図4に示すステップS12において、宛先表A又は宛先表Bに単独で存在するグループ(例:Cグループ及びDグループ)については、当該グループに含まれる宛先を維持した拠点間宛先グループ(例:Cグループ及びDグループ)を生成する。
第1の実施形態では、図4に示すステップS12で生成された拠点間宛先グループが、シェアオフィスの各拠点に設置された画像形成装置に共有され、各画像形成装置に記憶される。例えば、図4に示すステップS12で生成された拠点間宛先グループ(図6参照)は、画像形成装置10のROM24又は記憶部30、及び、画像形成装置50のROM64又は記憶部70に記憶される。
図7は、拠点間宛先グループを更新する更新処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、画像形成装置10で更新処理が行われる場合について説明する。CPU22がROM24又は記憶部30から情報処理プログラムを読み出して、RAM26に展開して実行することにより、画像形成装置10による更新処理が行われる。
図7に示すステップS20において、CPU22は、画像形成装置10に対するユーザ認証を行う。そして、ステップS21に進む。一例として、CPU22は、予め登録されたユーザの「ユーザ名」及び「パスワード」と、入力された「ユーザ名」及び「パスワード」とが一致した場合、当該ユーザによる画像形成装置10へのログインを許可する。このように、第1の実施形態では、「認証情報」として「ユーザ名」及び「パスワード」を入力させるパスワード認証でユーザ認証を行っている。
ステップS21において、CPU22は、通信部40を介して、認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報をクラウドストレージ92から取得する。そして、ステップS22に進む。なお、取得情報の詳細については後述する。
ステップS22において、CPU22は、拠点間宛先グループに含まれる宛先の更新処理を行う更新優先度を複数の拠点間宛先グループの各々に設定する。そして、ステップS23に進む。更新優先度は「優先度」の一例である。
図8は、クラウドストレージ92に記憶された取得情報を示す表示例である。
図8に示すように、クラウドストレージ92には、取得情報として、拠点間宛先グループの各々に対応する「イベントの開催頻度」、「グループ規模」、「発信頻度」、「受信頻度」、「評価値」、及び「更新優先度」が記憶されている。
イベントの開催頻度とは、各拠点間宛先グループが直近3ヶ月以内に主催した展示会、セミナー、研修会、及び製品発表会等のイベントの開催回数である。イベントは「催し物」の一例であり、直近3ヶ月以内は「単位時間あたり」の一例である。このイベントの開催頻度の元データは、管理サーバ90に記憶されており、予め定めた頻度で管理サーバ90の最新データがクラウドストレージ92に書き込まれる。なお、第1の実施形態では、イベントの開催頻度が高くなるほど、後述する更新優先度が高くなる。
グループ規模とは、各拠点間宛先グループに含まれる宛先に対応するグループ内ユーザの人数である。グループ内ユーザは「対応ユーザ」の一例である。なお、第1の実施形態では、グループ規模が大きくなるほど、後述する更新優先度が高くなる。
発信頻度とは、各拠点間宛先グループのグループ内ユーザにより直近3ヶ月以内に発信された情報の発信回数である。上記の「発信された情報」としては、スキャンデータをメールで送信した送信回数、及びFAXを送信した送信回数等が想定される。直近3ヶ月以内は「単位時間あたり」の一例である。なお、第1の実施形態では、発信頻度が多くなるほど、後述する更新優先度が高くなる。
受信頻度とは、各拠点間宛先グループを送信先として直近3ヶ月以内に受信された情報の受信回数である。上記の「受信された情報」としては、スキャンデータをメールで受信した受信回数、及びFAXを受信した受信回数等が想定される。直近3ヶ月以内は「単位時間あたり」の一例である。なお、第1の実施形態では、受信頻度が多くなるほど、後述する更新優先度が高くなる。
上記の「グループ規模」、「発信頻度」、及び「受信頻度」は、シェアオフィスの各拠点に設置された画像形成装置で管理されるデータであり、当該画像形成装置でデータの更新が行われた場合に最新データがクラウドストレージ92に書き込まれる。
評価値とは、イベントの開催頻度、グループ規模、発信頻度、及び受信頻度の各々に応じた重み付けをした演算結果である。第1の実施形態では、一例として、イベントの開催頻度の重みを「×1」、グループ規模の重みを「×2」、発信頻度の重みを「×3」、受信頻度の重みを「×4」としている。
更新優先度とは、後述する更新処理が実行される順序である。この更新優先度は、評価値の値が大きい順に優先度が高くなっている。
例えば、図8では、Aグループの評価値が「3×1+4×2+5×3+2×4=34」、Bグループの評価値が「4×1+4×2+10×3+9×4=78」、Cグループの評価値が「1×1+2×2+4×3+3×4=29」、Dグループの評価値が「7×1+2×2+2×3+1×4=21」となっている。この結果、図8に示す更新優先度は、更新優先度が「1」のBグループが最も高く、その後はAグループ、Cグループ、Dグループの順となっている。
ここで、図8では、更新優先度として「1以上の数値」を設定していたが、これに加え、更新優先度として「0」又は「なし」等を設定することにより、更新処理が実行されない拠点間宛先グループを示すことができる。例えば、一部の拠点間宛先グループを対象に更新処理を実行する場合は、更新処理を実行する拠点間宛先グループの更新優先度には図8に示すような「1以上の数値」を設定し、更新処理を実行しない拠点間宛先グループの更新優先度には「0」を設定することが想定される。
図7に戻って、ステップS23において、CPU22は、ステップS22で設定された更新優先度に応じた順序で拠点間宛先グループに含まれる宛先の更新処理を行う。そして、当該処理を終了する。
なお、ステップS23の処理は以下の流れで行われる。
ステップS23において、CPU22は、ROM24又は記憶部30及び画像形成装置50のROM64又は記憶部70から、最新の宛先表A及び宛先表Bを取得する。
図9は、最新の宛先表A及び宛先表Bを示す表示例である。図9(A)に示す最新の宛先表Aは、図4に示すステップS10で取得した宛先表A(図5(A)参照)とは、Aグループに「ユーザ13」が追加されている点で相違している。また、図9(B)に示す最新の宛先表Bは、図4に示すステップS11で取得した宛先表B(図5(B)参照)とは、Bグループから「ユーザ10」が削除されている点で相違している。
続いて、CPU22は、上記で取得した最新の宛先表A及び宛先表Bを基に拠点間宛先グループに含まれる宛先を更新する。
図10は、拠点間宛先グループを示す第2の表示例である。図10に示す拠点間宛先グループは、図4に示すステップS12で生成した拠点間宛先グループ(図6参照)に対して、Aグループに「ユーザ13」を追加する更新、及びBグループから「ユーザ10」を削除する更新が行われた後の状態を示している。なお、図10に示す拠点間宛先グループのうち、Cグループ及びDグループは、図4に示すステップS12で生成した拠点間宛先グループ(図6参照)から変化していない。このように、第1の実施形態では、実際の宛先の更新の有無に関わらず、全ての拠点間宛先グループを対象に更新処理が実行される。
ここで、第1の実施形態では、画像形成装置10で図7に示すステップS23が行われたことに基づいて、シェアオフィスの拠点Bに設置された画像形成装置50についても上記と同様の更新処理が行われる。その結果、画像形成装置50のROM64又は記憶部70に記憶された拠点間宛先グループについても、図10に示す拠点間宛先グループと同内容に更新される。
図11は、特定の拠点間宛先グループにスキャンデータをメールで送信する送信処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、画像形成装置10で送信処理が行われる場合について説明する。CPU22がROM24又は記憶部30から情報処理プログラムを読み出して、RAM26に展開して実行することにより、画像形成装置10による送信処理が行われる。
図11に示すステップS30において、CPU22は、画像形成装置10に対するユーザ認証を行う。そして、ステップS31に進む。なお、このステップS30では、図7に示すステップS20と同様に、パスワード認証でユーザ認証が行われる。
ステップS31において、CPU22は、スキャンデータをメールで送信する送信先を受付ける。そして、ステップS32に進む。例えば、ステップS31では、図10に示す拠点間宛先グループが表示部32に表示され、当該拠点間宛先グループの中から選択された特定の拠点間宛先グループ(例:Bグループ)が送信先として設定される。
ステップS32において、CPU22は、ステップS31で送信先として受付けた特定の拠点間宛先グループ(例:Bグループ)に含まれる宛先の更新処理を直近に行った更新日を表示部32に表示させる。そして、ステップS33に進む。
図12は、スキャンデータをメールで送信する前に表示部32に表示される確認画面を示す表示例である。
図12に示すように、確認画面には、送信先を示す送信先情報31、更新処理を直近に行った更新日を示す更新日情報33、送信するボタン35、及び送信しないボタン37が表示されている。例えば、図12では、送信先情報31が「Bグループ」、更新日情報33が「2020年11月11日」と表示されている。また、第1の実施形態では、確認画面の表示中にユーザによる送信するボタン35の操作があった場合には、スキャンデータがメールで送信される(図11に示すステップS33参照)。一方、第1の実施形態では、確認画面の表示中にユーザによる送信しないボタン37の操作があった場合は、図11に示す送信処理が中止されて表示部32の画面が予め定めた内容へと変化する。
図11に戻って、ステップS33において、CPU22は、ステップS31で送信先として受付けた特定の拠点間宛先グループ(例:Bグループ)に含まれる宛先に対してスキャンデータをメールで送信する。そして、当該処理を終了する。なお、上記のように、ステップS33は、図12に示す確認画面の表示中にユーザによる送信するボタン35の操作があった場合に実行される。
ここで、第1の実施形態では、画像形成装置10に対するユーザ認証が行われた後(図7に示すステップS20参照)に、拠点間宛先グループに含まれる宛先が更新される(図7に示すステップS23参照)。このように、第1の実施形態では、シェアオフィス内に設置された画像形成装置にユーザがログインしている間に拠点間宛先グループに含まれる宛先が更新されることとなっている。
CPU22は、画像形成装置10にユーザがログイン(図7に示すステップS20及び図11に示すステップS30参照)した後、ステップS21からステップS23までの処理及びステップS31からステップS33までの処理を実行可能となる。そして、第1の実施形態では、CPU22による並列処理が実行可能となっており、ステップS21からステップS23までの処理及びステップS31からステップS33までの処理は並列して実行される。
そのため、上記の図11に示すステップS31の説明では、図10に示す拠点間宛先グループが表示部32に表示されると記載したが、処理の進行状況によっては、当該ステップS31において図6に示す拠点間宛先グループが表示部32に表示されることもある。このように、更新前の拠点間宛先グループが表示部32に表示されると、当該更新前の拠点間宛先グループの何れかが送信先として設定され、例えば、既に拠点間宛先グループから削除された宛先に情報が送付されてしまう等の誤送信が発生するおそれがある。なお、当該「誤送信」には、上記のような間違った宛先に届くことに加え、宛先エラーで何れの宛先にも届かないこと、及び、新規に拠点間宛先グループに追加された宛先に情報が送付されないことも含まれる。
上記の問題点は、拠点A及び拠点B等の複数の拠点で構成されたシェアオフィスに設置された画像形成装置において顕著に発生する。具体的には、シェアオフィスで画像形成装置を使用する場合には、各拠点に画像形成装置が設置されている点、複数の拠点間の距離が離れている点、及び、多数のユーザが使用するために登録される宛先の数が多くなる点等により、更新処理の完了までに多くの時間を要することで、更新処理の完了前に送信処理が完了することがあり得るためである。
そこで、第1の実施形態では、CPU22が、拠点間宛先グループを複数設定し、認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、拠点間宛先グループに含まれる宛先の更新処理を行う更新優先度を複数の拠点間宛先グループの各々に設定する。このように、第1の実施形態では、更新優先度を複数の拠点間宛先グループの各々に設定することで、少なくとも更新優先度の高い拠点間宛先グループについて、送信処理の完了前に更新処理が完了する可能性を高められる。
以上の構成により、第1の実施形態によれば、ユーザから得られる情報を考慮せずに画像形成装置に設定可能な宛先の更新処理を行う構成に比べて、誤送信の発生が抑制される。
また、第1の実施形態における取得情報は、上記した、イベントの開催頻度、グループ規模、発信頻度、及び受信頻度の構成情報から構成されている。そのため、第1の実施形態によれば、上記の構成情報を用いて、更新優先度が複数の拠点間宛先グループの各々に設定される。なお、当該構成情報には、必ずしも、イベントの開催頻度、グループ規模、発信頻度、及び受信頻度の全てを含む必要はなく、イベントの開催頻度、グループ規模、発信頻度、及び受信頻度の少なくとも1つを含めばよい。
また、第1の実施形態では、CPU22が、個々の構成情報に応じた重み付けをした演算結果を用いて更新優先度を複数の拠点間宛先グループの各々に設定する。そのため、第1の実施形態によれば、各構成情報の重要度が考慮された更新優先度が複数の拠点間宛先グループの各々に設定される。
また、第1の実施形態では、CPU22が、更新優先度を複数の拠点間宛先グループの各々に設定した後、認証情報の入力により認証されたユーザにより選択された特定の拠点間宛先グループに含まれる宛先の更新処理を直近に行った更新日を表示させる(図11に示すステップS32参照)。そのため、第1の実施形態によれば、更新処理を直近に行った更新日をユーザに認知させられる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第2の実施形態は、一部の拠点間宛先グループを対象に更新処理を実行可能な点で、全ての拠点間宛先グループを対象に更新処理が実行される第1の実施形態と異なっている。
第2の実施形態では、複数の拠点間宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる拠点間宛先グループの数が「3」を下回る場合、CPU22が、当該ユーザに対応する宛先が含まれる拠点間宛先グループのみを対象に更新処理を行う。上記の「3」は「予め定めた閾値」の一例である。
以下、図13を用いて、認証情報の入力により認証されたユーザを「ユーザ1」とした場合について説明する。
図13は、拠点間宛先グループを示す第3の表示例である。なお、図13では、当該拠点間宛先グループが画像形成装置10の表示部32に表示された状態を示している。
図13に示すように、当該拠点間宛先グループには、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ7、及びユーザ8で構成された「Aグループ」、ユーザ1、ユーザ4、ユーザ9、及びユーザ10で構成された「Bグループ」、ユーザ5及びユーザ6で構成された「Cグループ」、及びユーザ11及びユーザ12で構成された「Dグループ」の4グループが含まれている。この例では、認証情報の入力により認証されたユーザ1は、上記の4グループの中の2つの拠点間宛先グループに自己の宛先が含まれている。
上記の場合、CPU22は、図7に示すステップS23において、ユーザ1に対応する宛先が含まれるAグループ及びBグループのみを対象に更新処理を行う。そのため、第2の実施形態によれば、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる拠点間宛先グループの数が「3」を下回る場合に全ての拠点間宛先グループを対象に更新処理を行う構成に比べて、更新処理に要する時間が短縮される。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第3の実施形態は、シェアオフィスの一部の拠点に設置された画像形成装置を対象に更新処理を実行可能な点で、シェアオフィスの全ての拠点に設置された画像形成装置を対象に更新処理が実行される第1の実施形態と異なっている。
第3の実施形態では、シェアオフィスの複数の拠点のうち、認証情報の入力により認証されたユーザの利用頻度が予め定めた閾値を下回る拠点に設置された画像形成装置について更新処理の対象から除外され、それ以外の画像形成装置を対象に更新処理が行われる。
図14は、シェアオフィスの複数の拠点の各々に対応するユーザの利用頻度を示した説明図である。なお、以下では、当該ユーザを「ユーザ1」とし、ユーザ1の利用頻度を例に説明する。
図14に示すように、ユーザ1の利用頻度は、拠点Aが「5回」、拠点Bが「10回」、拠点Cが「4回」、拠点Dが「2回」となっている。この「利用頻度」は、例えば、各拠点への入室回数、又は各拠点での画像形成装置の利用回数とすることができる。なお、一例として、利用頻度を「各拠点への入室回数」とした場合には、利用頻度のデータを管理サーバ90に記憶し、図7に示す更新処理の実行前に画像形成装置に当該データを読み出すことが想定される。また、一例として、利用頻度を「各拠点での画像形成装置の利用回数」とした場合には、利用頻度のデータをクラウドストレージ92に記憶し、図7に示す更新処理の実行前に画像形成装置に当該データを読み出すことが想定される。
ここで、第3の実施形態では、複数の拠点間宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる拠点間宛先グループの数が「2」を上回る場合、シェアオフィスの一部の拠点に設置された画像形成装置を対象に更新処理を行う。上記の「2」は「予め定めた閾値」の一例である。この場合、CPU22は、更新処理の実行前に取得したユーザの利用頻度に基づいて、シェアオフィスの複数の拠点のうち、当該利用頻度が予め定めた閾値である「5」を下回る拠点に設置された画像形成装置について更新処理の対象から除外し、当該利用頻度が「5以上」の画像形成装置を対象に更新処理を行う。
図15は、拠点間宛先グループを示す第4の表示例である。なお、図15では、当該拠点間宛先グループが画像形成装置10の表示部32に表示された状態を示している。
図15に示すように、当該拠点間宛先グループには、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ7、及びユーザ8で構成された「Aグループ」、ユーザ1、ユーザ4、ユーザ9、及びユーザ10で構成された「Bグループ」、ユーザ1及びユーザ6で構成された「Cグループ」、及びユーザ11及びユーザ12で構成された「Dグループ」の4グループが含まれている。この例では、認証情報の入力により認証されたユーザ1は、上記の4グループの中の3つの拠点間宛先グループに自己の宛先が含まれている。また、図14に示すように、ユーザ1の利用頻度が「5以上」の拠点は「拠点A」及び「拠点B」である。
上記の場合、CPU22は、ユーザ1の利用頻度が「5以上」の拠点Aに設置された画像形成装置10及び拠点Bに設置された画像形成装置50のみを対象に更新処理を行う。そのため、第3の実施形態によれば、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する宛先が含まれる拠点間宛先グループの数が「2」を上回る場合にシェアオフィスの全ての拠点に設置された画像形成装置を対象に更新処理を行う構成に比べて、更新処理に要する時間が短縮される。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第4の実施形態は、シェアオフィスを利用可能な一部のユーザに対して、当該シェアオフィスに設置された画像形成装置に設定された宛先を閲覧可能とする閲覧権限を付与する点で、シェアオフィスを利用可能な全てのユーザに当該閲覧権限を付与する第1の実施形態と異なっている。
図16は、上記の閲覧権限、及びシェアオフィスに設置された画像形成装置に設定された宛先の編集を可能とする編集権限から構成される権限設定の設定画面を示す第1の表示例である。なお、図16では、画像形成装置10の表示部32に表示された設定画面を示している。
図16に示すように、設定画面には、メッセージ情報41、グループ情報43、進むボタン45、及び戻るボタン47が表示されている。なお、図16に示す設定画面には、一例として、設定画面へ移行するための図示しない設定ボタンが操作されることで移行する。
例えば、図16では、メッセージ情報41として「権限設定を行う拠点間宛先グループを選択して下さい。」と表示されている。また、図16では、グループ情報43として、AグループからDグループまでの各グループを示すグループ名と、グループ名の上部に設けられたチェックボックスと、が表示されている。なお、当該グループ情報43では、Aグループのチェックボックスにのみチェックマークが付されている。
第4の実施形態では、図16に示す設定画面の表示中にユーザによる進むボタン45の操作があった場合には、図17に示す設定画面へと画面の内容が変化する。一方、図16に示す設定画面の表示中にユーザによる戻るボタン47の操作があった場合は、権限設定が中止されて表示部32の画面が予め定めた内容へと変化する。
図17は、権限設定の設定画面を示す第2の表示例である。なお、図17では、画像形成装置10の表示部32に表示された設定画面を示している。
図17に示すように、設定画面には、メッセージ情報41、進むボタン45、戻るボタン47、及び変更情報49が表示されている。
例えば、図17では、メッセージ情報41として「Aグループの権限設定を変更しました。」と表示されている。また、図17では、変更情報49として「閲覧権限:グループ内ユーザのみ、編集権限:グループ内ユーザのみ」と表示されている。
第4の実施形態では、図17に示す設定画面の表示中にユーザによる進むボタン45の操作があった場合には、権限設定が確定されて表示部32の画面が予め定めた内容へと変化する。これにより、Aグループのグループ内ユーザに対してのみ、Aグループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及びAグループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限が付与される。一方、図17に示す設定画面の表示中にユーザによる戻るボタン47の操作があった場合は、権限設定が中止されて表示部32の画面が予め定めた内容へと変化する。
以上のように、第4の実施形態では、CPU22が、拠点間宛先グループに含まれる宛先に対応するグループ内ユーザに対してのみ、当該拠点間宛先グループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該拠点間宛先グループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限を付与するか否かの権限設定を受付ける。そのため、第4の実施形態によれば、シェアオフィスを利用可能な全てのユーザに対して閲覧権限及び編集権限を付与する構成に比べて、シェアオフィスに設置された画像形成装置から取得可能な情報の秘匿性を高められる。なお、当該権限設定には、必ずしも、閲覧権限及び編集権限の双方を含む必要はなく、閲覧権限及び編集権限の少なくとも1つを含めばよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第5の実施形態は、第4の実施形態と同様に、閲覧権限及び編集権限を付与するユーザを限定可能な形態である。
具体的には、第5の実施形態では、拠点間宛先グループが主催したイベントの種類に応じて、CPU22が、グループ内ユーザに対してのみ、当該拠点間宛先グループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該拠点間宛先グループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限を付与するか否かを決定する。
図18は、管理サーバ90に記憶されたイベント公開情報を示す表示例である。なお、図18では、拠点間宛先グループの中のAグループにおけるイベント公開情報を示している。
図18に示すように、管理サーバ90には、グループ内ユーザ以外への公開可否が設定されたイベント公開情報として、イベントの種類に対応する「権限設定」が記憶されている。当該「権限設定」は、各イベントを開催する際に設定可能とされており、イベントを主催したユーザにより指示された設定が管理サーバ90に入力される。一例として、図18では、Aグループが主催するイベントの権限設定として、展示会が「あり」、セミナーが「あり」、ゲーム会が「なし」に設定されている。なお、権限設定が「あり」のイベントは、グループ内ユーザのみに閲覧権限及び編集権限が付与され、権限設定が「なし」のイベントは、グループ内ユーザ以外にも閲覧権限及び編集権限が付与されることを意味する。
以上の設定により、Aグループが主催するイベントのうち、展示会及びセミナーは、当該展示会及びセミナーの各々に関係するグループ内ユーザに対してのみ、当該展示会及びセミナーの各々に対応する拠点間宛先グループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該拠点間宛先グループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限が付与される。これに対し、Aグループが主催するイベントのうち、ゲーム会は、例えば、シェアオフィスを利用可能な全てのユーザに対して、当該ゲーム会に対応する拠点間宛先グループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該拠点間宛先グループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限が付与される。
以上の構成により、第5の実施形態によれば、拠点間宛先グループが主催したイベントの種類に応じて、シェアオフィスに設置された画像形成装置から取得可能な情報の公開範囲が制限される。そのため、第5の実施形態によれば、例えば、イベントの不参加者に対応する宛先が当該イベントのために生成された拠点間宛先グループに追加されることで、当該イベントの参加者にのみ送付したい資料をイベントの不参加者が取得する事態が抑制される。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第6の実施形態は、第4の実施形態と同様に、閲覧権限及び編集権限を付与するユーザを限定可能な形態である。
具体的には、第6の実施形態では、拠点間宛先グループに含まれる宛先に対応するグループ内ユーザにシェアオフィスを利用可能なユーザ(以下、「シェアオフィスユーザ」とする)及びシェアオフィスを利用不能なユーザ(以下、「他ユーザ」とする)が含まれる場合、CPU22が、シェアオフィスユーザに対してのみ閲覧権限及び編集権限を付与する。シェアオフィスユーザは「認証情報の入力により認証可能な認証可能ユーザ」の一例であり、他ユーザは「認証可能ユーザとなり得ない認証不能ユーザ」の一例である。なお、第6の実施形態では、必ずしも、閲覧権限及び編集権限の双方をシェアオフィスユーザに対してのみ付与する必要はなく、閲覧権限及び編集権限の少なくとも1つをシェアオフィスユーザに対してのみ付与すればよい。
図19は、拠点間宛先グループを示す第5の表示例である。なお、図19では、当該拠点間宛先グループが画像形成装置10の表示部32に表示された状態を示している。
図19に示すように、当該拠点間宛先グループには、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ7、及びユーザ8で構成された「Aグループ」、ユーザ3、ユーザ4、ユーザ9、及びユーザ10で構成された「Bグループ」、ユーザ5及びユーザ6で構成された「Cグループ」、及びユーザ11及びユーザ12で構成された「Dグループ」の4グループが含まれている。また、図19に示す当該拠点間宛先グループには、ユーザ名の後に(内)又は(外)と記載されている。これは、ユーザ名の後に(内)と記載されたユーザは「シェアオフィスユーザ」であることを示し、(外)と記載されたユーザは「他ユーザ」であることを示している。
具体的には、Aグループのうち、ユーザ1及びユーザ7が「シェアオフィスユーザ」であり、ユーザ2及びユーザ8が「他ユーザ」である。また、Bグループのうち、ユーザ4及びユーザ10が「シェアオフィスユーザ」であり、ユーザ3及びユーザ9が「他ユーザ」である。なお、Cグループ及びDグループのユーザは、全て「シェアオフィスユーザ」である。
以上の設定により、Aグループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及びAグループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限は、「シェアオフィスユーザ」であるユーザ1及びユーザ7に対してのみ付与される。また、Bグループに含まれる宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及びBグループに含まれる宛先の編集を可能とする編集権限は、「シェアオフィスユーザ」であるユーザ4及びユーザ10に対してのみ付与される。
ここで、シェアオフィスユーザは、シェアオフィスに設置された画像形成装置を操作することの他、シェアオフィスユーザの所有する端末でシェアオフィスの管理者が管理するアプリケーション(以下、「アプリ」とする)を実行することにより、拠点間宛先グループに含まれる宛先の閲覧及び編集を行える。例えば、上記のアプリから拠点間宛先グループに含まれる宛先の閲覧指示が実行された場合には、予め定めた画像形成装置(例:当該ユーザの利用頻度の多い拠点に設置された画像形成装置)から最新の拠点間宛先グループに含まれる宛先を取得し、取得された当該宛先がアプリ上で表示される。
また、他ユーザについても、資料の共有及びユーザ間のコミュニケーション等を図るべく、他ユーザの所有する端末で上記のアプリを利用可能となっている。ただし、他ユーザは、シェアオフィスに設置された画像形成装置に設定された宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及びシェアオフィスに設置された画像形成装置に設定された宛先の編集を可能とする編集権限が付与されていないため、当該アプリ上で他ユーザがグループ内ユーザに含まれる拠点間宛先グループに含まれる宛先の閲覧及び編集を行うことはできない。シェアオフィスに設置された画像形成装置に記憶された拠点間宛先グループには、上記のように、シェアオフィスユーザであるか、他ユーザであるかを示す情報が格納されている(図19参照)。そして、シェアオフィスに設置された画像形成装置には、上記の情報を基に、他ユーザからのシェアオフィスに設置された画像形成装置に設定された宛先の閲覧要求及び編集要求には応答しない設定がなされている。そのため、当該アプリ経由で他ユーザからの上記の閲覧要求が行われたとしても、他ユーザにより実行されたアプリ上で他ユーザがグループ内ユーザに含まれる拠点間宛先グループに含まれる宛先の閲覧及び編集を行うことはできない。
以上の構成により、第6の実施形態によれば、グループ内ユーザにシェアオフィスユーザ及び他ユーザが含まれる場合にグループ内ユーザ全てに対して閲覧権限及び編集権限を付与する構成に比べて、シェアオフィスに設置された画像形成装置から取得可能な情報の秘匿性を高められる。
(その他)
上記の実施形態では、画像形成装置10で図4に示す設定処理、図7に示す更新処理、及び図11に示す送信処理が行われた場合について説明したが、これらの処理は画像形成装置10に限らず、シェアオフィスに設置された画像形成装置であれば同様に行うことができる。換言すると、画像形成装置10のCPU22に実行可能な処理は、例えば、画像形成装置50のCPU62でも同様に実行可能である。
上記の実施形態では、シェアオフィスの複数の拠点が「2つ」又は「4つ」の場合について説明したが、当該拠点の数は複数(2以上)であれば特に限定されない。
上記の実施形態では、取得情報をクラウドストレージ92に記憶させたが、これに限らず、取得情報をシェアオフィスに設置された画像形成装置の各々に記憶させる等、取得情報を記憶させる装置は特に限定されない。
上記の実施形態では、拠点間宛先グループを、画像形成装置10及び画像形成装置50の各々に設定可能な宛先の中から、画像形成装置10及び画像形成装置50に各々設定可能な宛先を複数組み合わせたものとしたが、シェアオフィスに設置された画像形成装置が3台以上ある場合にはこれに限定されない。例えば、シェアオフィスに設置された画像形成装置が4台ある場合には、拠点間宛先グループとして、当該4台の画像形成装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の画像形成装置(例:画像形成装置10及び画像形成装置50)に各々設定可能な宛先を複数組み合わせてもよい。つまり、シェアオフィスに設置された画像形成装置が3台以上ある場合には、拠点間宛先グループとして、シェアオフィスに設置された全ての画像形成装置に各々設定可能な宛先を複数組み合わせる必要はなく、シェアオフィスに設置された2以上の画像形成装置に各々設定可能な宛先を複数組み合わせればよい。
上記の実施形態では、シェアオフィスに設置された画像形成装置でスキャンデータをメールで送信する場合を例に説明したため、宛先として、メールアドレスと、当該メールアドレスに対応するユーザ名と、を設定していた。しかし、これに限らず、上記の実施形態の構成をシェアオフィスに設置された画像形成装置でFAXを送信する例に置換することは可能であり、FAXの例に置換した場合には、宛先として、FAX番号と、当該FAX番号に対応するユーザ名と、を設定してもよい。
上記の実施形態では、宛先表A及び宛先表Bで共通するグループに含まれる宛先を組み合わせることで一の拠点間宛先グループを生成したが、生成方法はこれに限定されない。例えば、宛先表A及び宛先表Bで設定されたグループ同士の宛先を組み合わせる方法ではなく、宛先表A及び宛先表Bに含まれる宛先を個別に抽出し、当該抽出した宛先を組み合わせて一の拠点間宛先グループを生成してもよい。
上記の実施形態では、クラウドストレージ92には、取得情報として、拠点間宛先グループの各々に対応する「イベントの開催頻度」、「グループ規模」、「発信頻度」、「受信頻度」、「評価値」、及び「更新優先度」が記憶されていた。しかし、これに限らず、取得情報として記憶する情報から「評価値」及び「更新優先度」を除外してもよい。この場合は、図7に示す更新処理が行われる都度、取得情報として記憶されている「イベントの開催頻度」、「グループ規模」、「発信頻度」、及び「受信頻度」を用いて、「評価値」、び「更新優先度」を導出すればよい。
上記の実施形態では、スキャンデータの送信先となる特定の拠点間宛先グループを拠点間宛先グループの中から選択された一のグループとした場合について説明したが、これに限らず、特定の拠点間宛先グループを拠点間宛先グループの中から選択された複数のグループとしてもよい。
なお、上記各実施形態及び(その他)に記載した内容は、適宜組み合わせることができる。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば CPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えば GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10、50 画像形成装置(情報処理装置の一例)
22、62 CPU(プロセッサの一例)

Claims (10)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    通信手段を介して接続されている複数の装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の前記装置に各々設定可能な前記宛先を複数組み合わせた宛先グループを複数設定し、
    認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、前記宛先グループに含まれる前記宛先の更新処理を行う優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する情報処理装置。
  2. 前記取得情報は、複数の前記宛先グループの各々が主催した催し物の単位時間あたりの開催頻度、複数の前記宛先グループの各々に含まれる前記宛先の数、複数の前記宛先グループの各々が単位時間あたりに発信した情報の発信頻度、及び、複数の前記宛先グループの各々が単位時間あたりに受信した情報の受信頻度の少なくとも1つの構成情報から構成される請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記取得情報が複数の前記構成情報から構成される場合、個々の前記構成情報に応じた重み付けをした演算結果を用いて前記優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    複数の前記宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループの数が予め定めた閾値を上回る場合、複数の前記装置の中の一部の前記装置を対象に前記更新処理を行う請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    複数の前記宛先グループにおいて、認証情報の入力により認証されたユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループの数が予め定めた閾値を下回る場合、当該ユーザに対応する前記宛先が含まれる前記宛先グループのみを対象に前記更新処理を行う請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記宛先グループに含まれる前記宛先に対応する対応ユーザに対してのみ、当該宛先グループに含まれる前記宛先を閲覧可能とする閲覧権限、及び当該宛先グループに含まれる前記宛先の編集を可能とする編集権限の少なくとも1つを付与するか否かの権限設定を受付ける請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記宛先グループが主催した催し物の種類に応じて、前記対応ユーザに対してのみ前記閲覧権限及び前記編集権限の少なくとも1つを付与するか否かを決定する請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記対応ユーザには、認証情報の入力により認証可能な認証可能ユーザと、前記認証可能ユーザとなり得ない認証不能ユーザと、が含まれ、
    前記プロセッサは、
    前記対応ユーザに前記認証可能ユーザ及び前記認証不能ユーザが含まれる場合、前記認証可能ユーザに対してのみ前記閲覧権限及び前記編集権限の少なくとも1つを付与する請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定した後、認証情報の入力により認証されたユーザにより選択された前記宛先グループに含まれる前記宛先の前記更新処理を直近に行った更新日を表示させる請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータに、
    通信手段を介して接続されている複数の装置の各々に設定可能な宛先の中から、2以上の前記装置に各々設定可能な前記宛先を複数組み合わせた宛先グループを複数設定し、
    認証情報の入力により認証されたユーザから得られる取得情報を用いて、前記宛先グループに含まれる前記宛先の更新処理を行う優先度を複数の前記宛先グループの各々に設定する、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
JP2020187158A 2020-11-10 2020-11-10 情報処理装置及び情報処理プログラム Pending JP2022076667A (ja)

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