JP2022076550A - 可変容量型油圧ポンプの較正システム - Google Patents

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Abstract

【課題】流量制御精度を向上させることができる可変容量型油圧ポンプの較正システムを提供する。【解決手段】可変容量型油圧ポンプの較正システム2は、可変容量型油圧ポンプ4と、入力される指令電流に応じてポンプ4の容量を調整するレギュレータ6と、レギュレータ6に指令電流を出力するコントローラ8とを備える。コントローラ8は、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力である場合におけるレギュレータ6への指令電流とポンプ4の容量との関係を示す第1の基準テーブルを求めるステップと、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力である場合におけるレギュレータ6への指令電流とポンプ4の容量との関係を示す第2の基準テーブルを求めるステップと、第1の基準テーブルと第2の基準テーブルとに基づいて、ポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示す複数の補正テーブルを求めるステップとを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、可変容量型油圧ポンプと、入力される指令電流に応じてポンプの容量を調整するレギュレータと、レギュレータに指令電流を出力するコントローラとを備える可変容量型油圧ポンプの較正システムに関する。
下記特許文献1には、コントローラから出力される指令電流に基づいて容量が制御される可変容量型油圧ポンプの較正システムが開示されている。このシステムは、コントローラから出力する指令電流を最小値から最大値まで多段階的に変化させながら各指令電流におけるポンプ圧を測定して各指令電流に対応する測定ポンプ圧のデータを取得する較正用データ取得手段と、予め設定される基準指令電流における仕様上のポンプ容量から求められるポンプ流量と較正用データ取得手段により求められた測定ポンプ圧とに基づいてポンプ圧とポンプ流量との関係を表す係数を求め、係数とポンプ圧との関係を示す第一テーブルを作成する第一テーブル作成手段と、較正用データ取得手段で取得したデータに基づいて各指令電流と測定ポンプ圧との関係を示す第二テーブルを作成する第二テーブル作成手段と、第一テーブルの係数を用いて第二テーブルの測定ポンプ圧をポンプ流量に変換し、ポンプ流量と指令電流との関係を示す第三テーブルを作成する第三テーブル作成手段と、ポンプ圧測定時のエンジン回転数と第三テーブルとからポンプ容量と指令電流との関係を示すポンプ制御テーブルを作成するポンプ制御テーブル作成手段とを具備し、ポンプ制御テーブル作成手段により作成されたポンプ制御テーブルを較正されたポンプ制御テーブルとして用いることを特徴としている。そして、このシステムによれば、指令電流の全域に亘って各指令電流に対するポンプ容量の値が較正されたポンプ制御テーブルを作成でき、ポンプ制御テーブルの較正を高精度に行うことができる。
特開2019-190443号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術においては、吐出圧力によってポンプの斜板位置の変動が小さいものを前提としており、吐出圧力によってポンプの斜板位置が有意に変動する場合には、正確なキャリブレーションが困難であるという問題がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、吐出圧力によってポンプの斜板位置が有意に変動する場合でも、ポンプの目標吐出量と、ポンプの実際の吐出量との間のずれを補正して、流量制御精度を向上させることができる可変容量型油圧ポンプの較正システムを提供することである。
本発明によれば、上記課題を解決する以下の可変容量型油圧ポンプの較正システムが提供される。すなわち、可変容量型油圧ポンプと、入力される指令電流に応じて前記ポンプの容量を調整するレギュレータと、前記レギュレータに指令電流を出力するコントローラとを備える可変容量型油圧ポンプの較正システムであって、前記コントローラは、前記ポンプの吐出圧力が第1の圧力である場合における前記レギュレータへの指令電流と前記ポンプの容量との関係を示す第1の基準テーブルを求めるステップと、前記ポンプの吐出圧力が第2の圧力である場合における前記レギュレータへの指令電流と前記ポンプの容量との関係を示す第2の基準テーブルを求めるステップと、前記第1の基準テーブルと前記第2の基準テーブルとに基づいて、前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す複数の補正テーブルを求めるステップとを実行する可変容量型油圧ポンプの較正システムが提供される。
好ましくは、前記コントローラは前記第1の基準テーブルを求めるステップにおいて、前記ポンプの最大容量および最小容量を算出し、前記ポンプの容量が前記最大容量となる最大指令電流を求め、前記ポンプの容量が前記最小容量となる最小指令電流を求め、前記最大容量、前記最小容量、前記最大指令電流および前記最小指令電流に基づいて前記第1の基準テーブルを求める。
前記コントローラは前記第2の基準テーブルを求めるステップにおいて、前記ポンプの第1の容量および第2の容量を算出し、前記ポンプの容量が前記第1の容量となる第1の指令電流を求め、前記ポンプの容量が前記第2の容量となる第2の指令電流を求め、前記第1の容量、前記第2の容量、前記第1の指令電流および前記第2の指令電流に基づいて前記第2の基準テーブルを求めるのが好適である。
前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、前記第1の基準テーブルを用いて、前記第1の指令電流に対応する第3の容量を算出すると共に、前記第3の容量と前記第1の容量との差分に対応する第1の電流差分を算出し、前記第1の圧力、前記第2の圧力、前記第1の指令電流および前記第1の電流差分に基づいて、前記ポンプの容量が前記第3の容量で一定となる前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す第1の補正テーブルを求めるのが好都合である。
前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、前記第1の基準テーブルを用いて、前記第2の指令電流に対応する第4の容量を算出すると共に、前記第4の容量と前記第2の容量との差分に対応する第2の電流差分を算出し、前記第1の圧力、前記第2の圧力、前記第2の指令電流および前記第2の電流差分に基づいて、前記ポンプの容量が前記第4の容量で一定となる前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す第2の補正テーブルを求めるのが望ましい。
前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、前記第1の補正テーブルと前記第2の補正テーブルとに基づいて、前記第1の補正テーブルおよび前記第2の補正テーブル以外の他の補正テーブルを線形補間により算出するのが好ましい。
本発明によれば、ポンプの吐出圧力とレギュレータへの指令電流との関係を示す複数の補正テーブルに従って指令電流を補正することにより、吐出圧力によってポンプの斜板位置が有意に変動する場合でも、ポンプの目標吐出量と、ポンプの実際の吐出量との間のずれを補正して、流量制御精度を向上させることができる。
本発明に従って構成された可変容量型油圧ポンプの較正システムの回路図。 図1に示すコントローラが実行する較正方法のフローチャート。 図1に示すレギュレータへの指令電流と、図1に示すポンプの容量との関係を示すグラフ。 図1に示すポンプの吐出圧力と、図1に示すポンプの容量との関係を示すグラフ。 図1に示すコントローラが求めた複数の補正テーブルを示すグラフ。 図1に示すレギュレータへの指令電流と、図5に示す複数の補正テーブルの傾きとの関係を示すグラフ。
以下、本発明に従って構成された可変容量型油圧ポンプの較正システムの実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1を参照して説明すると、全体を符号2で示す可変容量型油圧ポンプの較正システム(以下「システム2」という。)は、可変容量型油圧ポンプ4(以下「ポンプ4」という。)と、入力される指令電流に応じてポンプ4の容量を調整するレギュレータ6と、レギュレータ6に指令電流を出力するコントローラ8とを備える。システム2は、油圧ショベル等の建設機械に搭載され得る。
図1に示すとおり、ポンプ4はエンジン10によって駆動され、エンジン10には回転数センサ12が付設されている。エンジン10および回転数センサ12はコントローラ8に電気的に接続されており、エンジン10の駆動はコントローラ8によって制御され、また、回転数センサ12によって検出されたエンジン10の回転数はコントローラ8に入力される。
ポンプ4は、ポンプライン14によってコントロールバルブ16に接続されており、ポンプライン14を介してポンプ4から吐出された作動油がコントロールバルブ16に供給される。ポンプライン14には圧力センサ18が設けられており、圧力センサ18はコントローラ8に電気的に接続されている。圧力センサ18によって検出されたポンプ4の吐出圧力はコントローラ8に入力される。なお、図示の実施形態では、コントロールバルブ16に圧力センサ18が装着されているが、圧力センサ18はポンプライン14上に設置されていればよく、コントロールバルブ16に装着されていなくてもよい。
コントロールバルブ16には、油圧シリンダや油圧モータ等の複数の油圧アクチュエータ(図示していない。)に供給される作動油を制御するための複数のスプール16a、16b、16c、16dが装着されている。図示の実施形態のコントロールバルブ16には、作動油タンク20に接続されたバイパスライン22が設けられていて、バイパスライン22には可変絞りスプール24が配置されている。
可変絞りスプール24には、入力される駆動電流に応じて可変絞りスプール24の絞り開度(絞りの断面積)を調整するソレノイド24aが付設されている。ソレノイド24aはコントローラ8に電気的に接続されており、コントローラ8からソレノイド24aに駆動電流が入力される。なお、図1中のコントロールバルブ16には、便宜上、スプール16a~16dおよび可変絞りスプール24が示されているが、スプール16a~16dおよび可変絞りスプール24以外のスプールやリリーフバルブ等の適宜の油圧部材が装着されていてもよい。
レギュレータ6は、ポンプ4の斜板4aに連結されたピストンロッド26と、ピストンロッド26を作動させる電磁弁28とを含む。電磁弁28は、入力される指令電流に応じてピストンロッド26を作動させるソレノイド28aを有する。ソレノイド28aはコントローラ8に電気的に接続されており、コントローラ8からソレノイド28aに指令電流が入力される。
そして、レギュレータ6においては、コントローラ8からの指令電流が増大するに従ってポンプ4の容量を増大させ、コントローラ8からの指令電流が減少するに従ってポンプ4の容量を減少させるように、ピストンロッド26を作動させてポンプ4の斜板4aの傾きを制御する。また、図1に示すとおり、レギュレータ6と作動油タンク20との間にはオリフィス30が設けられており、ソレノイド28aが励磁されていない時には、レギュレータ6のスプリング室6aにポンプ4の吐出圧力が制御信号として入力され、ポンプ4の吐出圧力に応じてピストンロッド26が作動し、ポンプ4の斜板4aが制御される。一方、ソレノイド28aが励磁されると、図1の左側に電磁弁28が作動してポート28bとポート28cとが連通する。そうすると、スプリング室6aを通過した作動油のほとんどがオリフィス30を通らずに作動油タンク20に戻ることになる。なお、ポンプ4には、斜板4aの傾きを所定範囲に制限する制限手段(図示していない。)が設けられている。
コントローラ8は、制御プログラムに従って演算するプロセッサと、制御プログラムや演算結果等を記憶するメモリとを含むコンピュータから構成されており、システム2の作動を制御するようになっている。たとえば、コントローラ8は、レギュレータ6のソレノイド28aに出力する指令電流を増減することによって、ポンプ4の斜板4aの傾きを調整してポンプ4の容量を制御すると共に、可変絞りスプール24のソレノイド24aに出力する駆動電流を増減することによって、可変絞りスプール24の絞り開度を調整する。また、コントローラ8は、可変絞りスプール24の絞り開度を調整すると共にエンジン10の回転数を調整することによって、ポンプ4の吐出圧力を制御する。
次に、上述したとおりのシステム2において、コントローラ8が実行するポンプ4の較正方法について説明する。
図2に示すとおり、コントローラ8は、まず、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力である場合におけるレギュレータ6への指令電流とポンプ4の容量との関係を示す第1の基準テーブルを求めるステップS1を実行する。
ステップS1においては、まず、エンジン10の回転数が比較的高い回転数Nであり、可変絞りスプール24の絞りの断面積が比較的小さい断面積Aであり、ポンプ4の吐出圧力が比較的低い第1の圧力Pである場合のポンプ4の容量qを下記式(1)および(2)を用いて算出する。なお、下記式(1)および(2)は、あらかじめコントローラ8に格納されている。
Figure 2022076550000002
Figure 2022076550000003
上記式(1)におけるQはポンプ4の吐出量、αは係数、Aは可変絞りスプール24の絞りの断面積、Pはポンプ4の吐出圧力(ポンプ圧)、Pは作動油タンク20における作動油の圧力(タンク圧)、ρは作動油の粘度である。また、上記式(2)におけるqはポンプ4の容量、Nはエンジン10の回転数である。
係数αおよび作動油の粘度ρは固定値であり、あらかじめコントローラ8に格納された適宜の値を用いることができる。絞りの断面積Aについては、コントローラ8から可変絞りスプール24のソレノイド24aに出力される駆動電流と、絞りの断面積Aとの関係を示すテーブル(図示していないが、コントローラ8にあらかじめ格納されているテーブルである。)から求めたものを用いることができる。
エンジン10の回転数Nについては、コントローラ8からの指令に基づく値を用いてもよく、あるいは、回転数センサ12によって検出された回転数を用いてもよい。ポンプ4の吐出圧力Pは圧力センサ18によって検出したものを用いる。タンク圧Pは、あらかじめコントローラ8に格納された固定値を用いてもよく、あるいはタンク圧を計測するタンク圧センサ(図示していない。)をシステム2に設け、タンク圧センサによって検出したタンク圧を用いてもよい。
ポンプ4の容量qを算出した後、エンジン10の回転数をNに設定すると共に、可変絞りスプール24の絞りの断面積をAに設定した上で、レギュレータ6の電磁弁28のソレノイド28aへの指令電流を変化させながら、ポンプ4の吐出圧力の推移を圧力センサ18によって計測し、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pとなる指令電流Iを求める。指令電流Iは、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力P、エンジン10の回転数がN、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAである場合において、ポンプ4の容量がqとなる指令電流である。
ポンプ4の容量qおよび指令電流Iを求める際は、ポンプ4の最大容量qmaxとなる最大指令電流Imaxを求めるのが好ましい(図3参照。)。上記のとおり、ポンプ4には、斜板4aの傾きを所定範囲に制限する制限手段が設けられているので、ポンプ4の容量は最大容量qmaxとなるときに安定した値となるため、最大指令電流Imaxを精度よく求めることができる。
指令電流Iを求めた後、エンジン10の回転数がNよりも低い回転数N(N<N)であり、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAよりも大きい断面積A(A>A)であり、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pである場合のポンプ4の容量qを上記式(1)および(2)を用いて算出する。
ポンプ4の容量qを算出した後、エンジン10の回転数をNに設定すると共に、可変絞りスプール24の絞りの断面積をAに設定した上で、レギュレータ6への指令電流を変化させながら、ポンプ4の吐出圧力の推移を圧力センサ18によって計測し、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pとなる指令電流Iを求める。指令電流Iは、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力P、エンジン10の回転数がN、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAである場合において、ポンプ4の容量がqとなる指令電流である。
ポンプ4の容量qおよび指令電流Iを求める際は、ポンプ4の最小容量qminとなる最小指令電流Iminを求めるのが好適である(図3参照。)。上記のとおり、ポンプ4には、斜板4aの傾きを所定範囲に制限する制限手段が設けられているので、ポンプ4の容量は最小容量qminとなるときにも安定した値となるため、最小指令電流Iminを精度よく求めることができる。
指令電流Iを求めた後、容量q、qおよび指令電流I、Iに基づいて第1の基準テーブルを求める。図示の実施形態では、最大容量qmax、最小容量qmin、最大指令電流Imaxおよび最小指令電流Iminに基づいて第1の基準テーブルを求める例について説明する。
図3に示すとおり、レギュレータ6への指令電流Iを横軸とし、ポンプ4の容量qを縦軸として、最大指令電流Imaxおよび最大容量qmaxによって特定される点Aと、最小指令電流Iminおよび最小容量qminによって特定される点Bとを1次関数的に結ぶ。これによって、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pである場合におけるレギュレータ6への指令電流Iとポンプ4の容量qとの関係を示す第1の基準テーブルTP1を求めることができる。
なお、図示の実施形態のステップS1においては、まず、容量q(qmax)を算出し、次いで指令電流I(Imax)を求め、次いで容量q(qmin)を算出した後、指令電流I(Imin)を求めているが、容量の算出や指令電流を求める順番は任意でよい。
第1の基準テーブルTP1を求めるステップS1を実行した後、図2に示すとおり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力である場合におけるレギュレータ6への指令電流とポンプ4の容量との関係を示す第2の基準テーブルを求めるステップS2を実行する。
ステップS2においては、まず、エンジン10の回転数がNであり、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAであり、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pよりも高い第2の圧力P(P>P)である場合のポンプ4の容量(第1の容量q)を上記式(1)および(2)を用いて算出する。図3に示すとおり、第1の容量qは、最小容量qminと最大容量qmaxとの間の容量である(qmin<q<qmax)。
第1の容量qを算出した後、エンジン10の回転数をNに設定すると共に、可変絞りスプール24の絞りの断面積をAに設定した上で、レギュレータ6への指令電流を変化させながら、ポンプ4の吐出圧力の推移を圧力センサ18によって計測し、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pとなる第1の指令電流Iを求める。第1の指令電流Iは、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力P、エンジン10の回転数がN、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAである場合において、ポンプ4の容量が第1の容量qとなる指令電流である。図3に示すとおり、第1の指令電流Iは、最小指令電流Iminと最大指令電流Imaxとの間の電流値である(Imin<I<Imax)。
第1の指令電流Iを求めた後、エンジン10の回転数がNであり、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAであり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合のポンプ4の容量(第2の容量q)を上記式(1)および(2)を用いて算出する。図3に示すとおり、第2の容量qは、第1の容量qと最大容量qmaxとの間の容量である(q<q<qmax)。
第2の容量qを算出した後、エンジン10の回転数をNに設定すると共に、可変絞りスプール24の絞りの断面積をAに設定した上で、レギュレータ6への指令電流を変化させながら、ポンプ4の吐出圧力の推移を圧力センサ18によって計測し、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pとなる第2の指令電流Iを求める。第2の指令電流Iは、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力P、エンジン10の回転数がN、可変絞りスプール24の絞りの断面積がAである場合において、ポンプ4の容量が第2の容量qとなる指令電流である。図3に示すとおり、第2の指令電流Iは、第1の指令電流Iと最大指令電流Imaxとの間の電流値である(I<I<Imax)。
第2の指令電流Iを求めた後、第1の容量q、第2の容量q、第1の指令電流Iおよび第2の指令電流Iに基づいて第2の基準テーブルを求める。具体的には、図3に示すとおり、レギュレータ6への指令電流Iを横軸とし、ポンプ4の容量qを縦軸として、第1の指令電流Iおよび第1の容量qによって特定される点Cと、第2の指令電流Iおよび第2の容量qによって特定される点Dとを1次関数的に結ぶ。これによって、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合におけるレギュレータ6への指令電流Iとポンプ4の容量qとの関係を示す第2の基準テーブルTP2を求めることができる。
なお、図示の実施形態のステップS2においては、まず、第1の容量qを算出し、次いで第1の指令電流Iを求め、次いで第2の容量qを算出した後、第2の指令電流Iを求めているが、容量の算出や指令電流を求める順番は任意でよい。
第2の基準テーブルTP2を求めるステップS2を実行した後、図2に示すとおり、第1の基準テーブルTP1と第2の基準テーブルTP2とに基づいて、ポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示す複数の補正テーブルを求めるステップS3を実行する。
ステップS3においては、まず、図3に示す第1の基準テーブルTP1を用いて、第1の指令電流Iに対応する第3の容量qを算出する。図3を参照することによって理解されるとおり、第3の容量qは、点Eに係るポンプ4の容量であり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合に第1の指令電流Iがレギュレータ6に入力されたときの第1の容量qよりも大きい(q>q)。
図4には、ポンプ4の吐出圧力Pを横軸とし、ポンプ4の容量qを縦軸として、第1の圧力Pおよび第3の容量qによって特定される点E’(図3中の点Eに対応する点)と、第2の圧力Pおよび第1の容量qによって特定される点C’(図3中の点Cに対応する点)とを1次関数的に結んだテーブルTI1が示されている。テーブルTI1は、レギュレータ6への指令電流が第1の指令電流Iで一定の場合におけるポンプ4の吐出圧力Pとポンプ4の容量qとの関係を示している。
テーブルTI1を参照することによって理解されるとおり、システム2においては、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pの場合にレギュレータ6への指令電流を第1の指令電流Iとしたときのポンプ4の容量(第3の容量q)と、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pの場合にレギュレータ6への指令電流を第1の指令電流Iとしたときのポンプ4の容量(第1の容量q)とは異なる。
すなわち、システム2においては、レギュレータ6への指令電流が第1の指令電流Iで同一あっても、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pから第2の圧力Pに増大すると、ポンプ4の容量が第3の容量qから第1の容量qに低減することになり、ポンプ4の吐出圧力が増大するに従ってパワーダウンしてしまうことになる。したがって、システム2においては、ポンプ4の吐出圧力が異なると、同一の指令電流であってもポンプ4の容量が異なることから、補正をしなければ、ポンプ4の吐出圧力によっては、ポンプ4の目標吐出量と、ポンプ4の実際の吐出量との間にずれが生じることになる。
図3を参照して説明を続けると、第3の容量qを算出した後、第1の基準テーブルTP1を用いて、第3の容量qと第1の容量qとの差分に対応する第1の電流差分ΔIを算出する。第1の電流差分ΔIを第1の指令電流Iに加えた値I+ΔIは、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合に、ポンプ4の容量が第3の容量qとなる指令電流である。
第1の電流差分ΔIを算出した後、第1の圧力P、第2の圧力P、第1の指令電流Iおよび第1の電流差分ΔIに基づいて、ポンプ4の容量が第3の容量qで一定となるポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示す第1の補正テーブルを求める。
具体的には、図5に示すとおり、ポンプ4の吐出圧力Pを横軸とし、レギュレータ6への指令電流Iを縦軸として、第1の圧力Pおよび第1の指令電流Iによって特定される点E”(図3中の点Eおよび図4中の点E’に対応する点)と、第1の指令電流Iに第1の電流差分ΔIを加えた値I+ΔIおよび第2の圧力Pによって特定される補正点Cとを1次関数的に結ぶことによって、第1の補正テーブルTq3を求めることができる。
そして、第1の指令電流Iをレギュレータ6に出力する際には、ポンプ4の吐出圧力に応じて、第1の指令電流Iに加える第1の電流差分ΔIを第1の補正テーブルTq3に従って調整することにより、レギュレータ6への指令電流を補正する。これによって、ポンプ4の吐出圧力によらず、ポンプ4の容量を第3の容量qとすることができ、ポンプ4の吐出圧力が増大してもパワーダウンが生じることがない。なお、図5を参照することによって理解されるとおり、第1の圧力PにおいてはΔI=0であり、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pよりも低くなるとΔIは負の値となり、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pよりも高くなるとΔIは正の値となる。
第1の補正テーブルTq3を求めた後、図3に示す第1の基準テーブルTP1を用いて、第2の指令電流Iに対応する第4の容量qを算出する。図3に示すとおり、第4の容量qは、点Fに係るポンプ4の容量であり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合に第2の指令電流Iがレギュレータ6に入力されたときの第2の容量qよりも大きい(q>q)。
図4には、第1の圧力Pおよび第4の容量qによって特定される点F’(図3中の点Fに対応する点)と、第2の圧力Pおよび第2の容量qによって特定される点D’(図3中の点Dに対応する点)とを1次関数的に結んだテーブルTI2も示されている。テーブルTI2は、レギュレータ6への指令電流が第2の指令電流Iで一定の場合におけるポンプ4の吐出圧力Pとポンプ4の容量との関係を示している。
テーブルTI2を参照することによって理解されるとおり、システム2においては、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pの場合にレギュレータ6への指令電流を第2の指令電流Iとしたときのポンプ4の容量(第4の容量q)と、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pの場合にレギュレータ6への指令電流を第2の指令電流Iとしたときのポンプ4の容量(第2の容量q)とは異なる。これについては、テーブルTI1を参照して既に説明したのと同様であるが、システム2においては、レギュレータ6への指令電流が第2の指令電流Iで同一あっても、ポンプ4の吐出圧力が第1の圧力Pから第2の圧力Pに増大すると、ポンプ4の容量が第4の容量qから第2の容量qに低減することになる。
図3を参照して説明を続けると、第4の容量qを算出した後、第1の基準テーブルTP1を用いて、第4の容量qと第2の容量qとの差分に対応する第2の電流差分ΔIを算出する。第2の電流差分ΔIを第2の指令電流Iに加えた値I+ΔIは、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pである場合に、ポンプ4の容量が第4の容量qとなる指令電流である。
第2の電流差分ΔIを算出した後、第1の圧力P、第2の圧力P、第2の指令電流Iおよび第2の電流差分ΔIに基づいて、ポンプ4の容量が第4の容量qで一定となるポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示す第2の補正テーブルを求める。
具体的には、図5に示すとおり、第1の圧力Pおよび第2の指令電流Iによって特定される点F”(図3中の点Fおよび図4中の点F’に対応する点)と、第2の指令電流Iに第2の電流差分ΔIを加えた値I+ΔIおよび第2の圧力Pによって特定される補正点Dとを1次関数的に結ぶことによって、第2の補正テーブルTq4を求めることができる。
そして、第2の指令電流Iをレギュレータ6に出力する際には、ポンプ4の吐出圧力に応じて、第2の指令電流Iに加える第2の電流差分ΔIを第2の補正テーブルTq4に従って調整することにより、レギュレータ6への指令電流を補正する。これによって、ポンプ4の吐出圧力によらず、ポンプ4の容量を第4の容量qとすることができ、ポンプ4の吐出圧力が増大してもパワーダウンが生じることがない。なお、図5を参照することによって理解されるとおり、第2の圧力PにおいてはΔI=0であり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pよりも低くなるとΔIは負の値となり、ポンプ4の吐出圧力が第2の圧力Pよりも高くなるとΔIは正の値となる。
第2の補正テーブルTq4を求めた後、第1の補正テーブルTq3と第2の補正テーブルTq4とに基づいて、第1の補正テーブルTq3および第2の補正テーブルTq4以外の他の補正テーブルを線形補間により算出する。
図6を参照して説明すると、レギュレータ6への指令電流Iを横軸とし、図5に示す補正テーブルの傾きgを縦軸として、第1の指令電流Iおよび第1の補正テーブルTq3の傾きgによって特定される点Hと、第2の指令電流Iおよび第2の補正テーブルTq4の傾きgによって特定される点Jとを1次関数的に結び、レギュレータ6への指令電流Iと補正テーブルの傾きgとの関係を示す傾きテーブルTを求める。そして、傾きテーブルTから求まる傾きgを用いて、第1の補正テーブルTq3および第2の補正テーブルTq4以外の他の補正テーブルを算出する。
たとえば、図6に示す傾きテーブルTによれば、レギュレータ6への指令電流が第1の指令電流Iよりも小さい任意の指令電流Iの場合には、補正テーブルの傾きが第1の補正テーブルTq3の傾きgよりも小さい傾きg(g<g)となり、この傾きgを用いて、図5に示す補正テーブルTqmを算出することができる。補正テーブルTqmは、ポンプ4の容量が容量qで一定となるポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示すテーブルである。
また、図6に示す傾きテーブルTによれば、レギュレータ6への指令電流が第2の指令電流Iよりも大きい任意の指令電流Iの場合には、補正テーブルの傾きが第2の補正テーブルTq4の傾きgよりも大きい傾きg(g>g)となり、この傾きgを用いて、図5に示す補正テーブルTqnを求めることができる。補正テーブルTqnは、ポンプ4の容量が容量qで一定となるポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示すテーブルである。
このようにして、図6に示す傾きテーブルTを用いて、レギュレータ6への指令電流が第1・第2の指令電流I、I以外の指令電流の場合における傾きを複数算出することにより、第1・第2の補正テーブルTq3、Tq4以外の他の補正テーブルを複数算出することができる。
以上のとおりであり、図示の実施形態のシステム2によれば、ポンプ4の吐出圧力とレギュレータ6への指令電流との関係を示す複数の補正テーブルに従って指令電流を補正することにより、吐出圧力によってポンプ4の斜板位置が有意に変動(すなわち、ポンプ4の容量が有意に変動)する場合でも、ポンプ4の目標吐出量と、ポンプ4の実際の吐出量との間のずれを補正して、流量制御精度を向上させることができる。また、システム2においては、第1の基準テーブルTP1と第2の基準テーブルTP2とに基づいて複数の補正テーブルを求めることができるので、ポンプ4の吐出圧力や指令電流等を求める回数が少なくて済み、短時間で較正を実施することができる。
2:可変容量型油圧ポンプの較正システム
4:可変容量型油圧ポンプ
6:レギュレータ
8:コントローラ
:第1の圧力
:第2の圧力
P1:第1の基準テーブル
P2:第2の基準テーブル
q3:第1の補正テーブル
q4:第2の補正テーブル
qm:他の補正テーブル
qn:他の補正テーブル
max:最大容量
min:最小容量
:第1の容量
:第2の容量
:第3の容量
:第4の容量
max:最大指令電流
min:最小指令電流
:第1の指令電流
:第2の指令電流
ΔI:第1の電流差分
ΔI:第2の電流差分

Claims (6)

  1. 可変容量型油圧ポンプと、入力される指令電流に応じて前記ポンプの容量を調整するレギュレータと、前記レギュレータに指令電流を出力するコントローラとを備える可変容量型油圧ポンプの較正システムであって、
    前記コントローラは、
    前記ポンプの吐出圧力が第1の圧力である場合における前記レギュレータへの指令電流と前記ポンプの容量との関係を示す第1の基準テーブルを求めるステップと、
    前記ポンプの吐出圧力が第2の圧力である場合における前記レギュレータへの指令電流と前記ポンプの容量との関係を示す第2の基準テーブルを求めるステップと、
    前記第1の基準テーブルと前記第2の基準テーブルとに基づいて、前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す複数の補正テーブルを求めるステップとを実行する可変容量型油圧ポンプの較正システム。
  2. 前記コントローラは前記第1の基準テーブルを求めるステップにおいて、
    前記ポンプの最大容量および最小容量を算出し、
    前記ポンプの容量が前記最大容量となる最大指令電流を求め、
    前記ポンプの容量が前記最小容量となる最小指令電流を求め、
    前記最大容量、前記最小容量、前記最大指令電流および前記最小指令電流に基づいて前記第1の基準テーブルを求める、請求項1に記載の可変容量型油圧ポンプの較正システム。
  3. 前記コントローラは前記第2の基準テーブルを求めるステップにおいて、
    前記ポンプの第1の容量および第2の容量を算出し、
    前記ポンプの容量が前記第1の容量となる第1の指令電流を求め、
    前記ポンプの容量が前記第2の容量となる第2の指令電流を求め、
    前記第1の容量、前記第2の容量、前記第1の指令電流および前記第2の指令電流に基づいて前記第2の基準テーブルを求める、請求項1または2に記載の可変容量型油圧ポンプの較正システム。
  4. 前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、
    前記第1の基準テーブルを用いて、前記第1の指令電流に対応する第3の容量を算出すると共に、前記第3の容量と前記第1の容量との差分に対応する第1の電流差分を算出し、
    前記第1の圧力、前記第2の圧力、前記第1の指令電流および前記第1の電流差分に基づいて、前記ポンプの容量が前記第3の容量で一定となる前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す第1の補正テーブルを求める、請求項3に記載の可変容量型油圧ポンプの較正システム。
  5. 前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、
    前記第1の基準テーブルを用いて、前記第2の指令電流に対応する第4の容量を算出すると共に、前記第4の容量と前記第2の容量との差分に対応する第2の電流差分を算出し、
    前記第1の圧力、前記第2の圧力、前記第2の指令電流および前記第2の電流差分に基づいて、前記ポンプの容量が前記第4の容量で一定となる前記ポンプの吐出圧力と前記レギュレータへの指令電流との関係を示す第2の補正テーブルを求める、請求項4に記載の可変容量型油圧ポンプの較正システム。
  6. 前記コントローラは前記複数の補正テーブルを求めるステップにおいて、
    前記第1の補正テーブルと前記第2の補正テーブルとに基づいて、前記第1の補正テーブルおよび前記第2の補正テーブル以外の他の補正テーブルを線形補間により算出する、請求項5に記載の可変容量型油圧ポンプの較正システム。
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