JP2022075391A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナにおいて、空気の通路長を確保するために要するスペースを拡大することなく、吸気音を抑制する技術を提供する。【解決手段】エアクリーナは、内燃機関に供給される空気が流れる吸気通路に配置される。エアクリーナは、上面と下面と側面とを有するケーシングと、ケーシング内に配置されたエレメントと、ケーシングに設けられた空気の流入口と、ケーシングの下面に設けられた空気の流出口と、ケーシング内に配置されており、ケーシングを平面視したときに、流入口と流出口とを結ぶ範囲に跨って配置されており、上面から前記下面まで伸びる内壁と、を備える。【選択図】図3

Description

本明細書に開示する技術は、エアクリーナに関する。
内燃機関に供給される空気が流れる吸気通路には、塵埃を除去した上で空気をシリンダ内に導入するために、エアクリーナが配置される。特許文献1には、ケーシングと、ケーシング内に配置されたエレメント(フィルタ)を備えるエアクリーナが開示されている。
特開平8-135526号公報
この種のエアクリーナでは、吸気通路の入口からエアクリーナの流入口までの空気の通路長が短いほど、吸気音が大きくなることが知られている。一方で、吸気音を低減するために当該通路長を長くするには、大きなスペースを要するという問題が生じる。本明細書では、空気の通路長を確保するために要するスペースを拡大することなく、吸気音を低減する技術を提供する。
本明細書が開示するエアクリーナは、内燃機関に供給される空気が流れる吸気通路に配置される。前記エアクリーナは、上面と下面と側面とを有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されたエレメントと、前記ケーシングに設けられた前記空気の流入口と、前記ケーシングの前記下面に設けられた前記空気の流出口と、前記ケーシング内に配置されており、前記ケーシングを平面視したときに、前記流入口と前記流出口とを結ぶ範囲に跨って配置されており、前記上面から前記下面まで伸びる内壁と、を備える。
エアクリーナのケーシング内を空気が流通する際には、ケーシングの流入口から流出口に向かって空気が流れる。上述したエアクリーナでは、ケーシングを平面視したときに、空気の流入口と流出口とを結ぶ範囲に跨るとともに、ケーシングの上面から下面まで伸びる内壁が設けられている。したがって、流入口からケーシング内に流入した空気は、流入口から流出口までの最短距離を通らずに、内壁に沿って迂回して流出口まで到達する。このように、上記のエアクリーナでは、ケーシングの内部空間の一部を空気の通路として機能させることができる。このため、従来のエアクリーナから体格を変更することなく、空気の通路長を確保することができ、吸気音を低減することができる。
前記流出口は、前記ケーシングを平面視したときに、前記エレメント及び前記内壁によって包囲されていてもよい。
このような構成では、エレメントの必要面積を効率良く確保することができるとともに、ケーシングをコンパクトに設計することができる。
前記エレメントは、前記ケーシングを平面視したときに、前記流出口の周囲を一巡するように配置されていてもよい。前記内壁は、前記エレメントよりも前記流入口に近接して配置されていてもよい。
このような構成では、エレメントの面積を効率良く確保することができるとともに、形状や構造が比較的簡易であり、エレメントの配置やメンテナンスを容易に行うことができる。
前記ケーシングの外側に設けられたレゾネータをさらに備えていてもよい。前記ケーシングを平面視したときに、前記レゾネータが前記ケーシングの外周縁よりも内側に配置されていてもよい。
上記の構成では、レゾネータを配置することによって吸気音が低減される。また、平面視において、レゾネータがケーシングの外周縁よりも内側に配置されている。このため、例えば、ケーシングよりも上流や下流の吸気通路にレゾネータを接続する場合と比較して、レゾネータの設置に要するスペースを縮小することができる。
前記ケーシングを平面視したときに、前記ケーシングの内部と前記レゾネータの内部を連通する連通口が、前記内壁と前記側面に挟まれた範囲を除く範囲内に形成されていてもよい。
上記の構成では、ケーシングの内部とレゾネータの内部を連通する連通口が、内壁と側面に挟まれた範囲を除く範囲内に形成されている。すなわち、流入口からケーシング内に流入した空気が内壁に沿って迂回した後の空間に連通口が形成されている。このため、低減された吸気音の周波数に合わせてレゾネータを設計することができる。
前記ケーシングの前記上面に設けられており、前記流出口を開閉して前記内燃機関に供給される前記空気の流量を変化させるスロットルをさらに備えてもよい。前記スロットルは、前記ケーシングの内部で前記流出口を開閉するポペットバルブを備えていてもよい。
上記の構成では、スロットルがケーシングの上面に設けられているため、スロットルの組み付けや交換を容易に行うことができる。
前記ケーシングは、円筒形状を有していてもよい。
このような構成では、流入口から流入した空気が、ケーシングの側面に沿って流通し易い。このため、空気がケーシング内を効率良く流れることができる。
実施例のエアクリーナを含む吸気システムの構成を示す概略図である。 実施例のエアクリーナの拡大断面図。 図2のIII-III線断面図。 実施例のエアクリーナの平面図。 図4のV-V線断面図。 実施例のエアクリーナにおける空気の流れを示す図。 変形例のエアクリーナの図3に対応する断面図。 他の変形例のエアクリーナの図2に対応する断面図。
(実施例)
図面を参照して、実施例のエアクリーナ10を含む吸気システム1の構成について説明する。吸気システム1は、エアクリーナ10を介して空気を大気からエンジン2に供給する。なお、エンジン2内で燃焼された後の排気は、排気管6を介して大気に排出される。エアクリーナ10の下流側には、インテークマニホールド46が配置されている。
まず、図1を参照して、エンジン2の構成について説明する。図1に示すように、エンジン2は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、クランクケース13、ヘッドカバー14、及びオイルパン15を備えている。
シリンダブロック11は、複数個のシリンダ20を備えている。1個のシリンダブロック11に対して、例えば6個、8個、又は10個のシリンダ20が形成されている。
シリンダ20は、ピストン21を収容している。ピストン21とシリンダ20によって囲まれた部分に燃焼室22が形成されている。空気と燃料の混合気体が燃焼室22で燃焼する。混合気体が燃焼したときのエネルギーによってシリンダ20内でピストン21が往復動する。シリンダ20内のピストン21は、コンロッド29を介してクランクシャフト28に接続されている。ピストン21が往復動することによってクランクシャフト28が回転する。
シリンダブロック11は、第1連通路25と、第2連通路26とをさらに備えている。シリンダブロック11には、シリンダ20と、第1連通路25と、第2連通路26とが横に並んで形成されている。また、シリンダブロック11には、インジェクタ33が固定されている。インジェクタ33は、燃料供給通路(図示省略)を介して燃料タンク(図示省略)に接続されている。インジェクタ33は、燃料タンクから供給される燃料をエンジン2の燃焼室22に供給する。
シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド12が固定されている。シリンダヘッド12には、点火プラグ34が固定されている。点火プラグ34は、燃焼室22に存在している空気と燃料の混合気体に点火する。
また、シリンダヘッド12は、吸気ポート31、排気ポート32、吸気弁23、及び排気弁24を備えている。吸気ポート31と排気ポート32のそれぞれは、燃焼室22と連通する位置に形成されている。吸気ポート31から燃焼室22に空気が導入される。そして、空気と燃料の混合気体が燃焼室22で燃焼した後の排ガスが燃焼室22から排気ポート32に排出される。吸気弁23は、吸気ポート31を開閉する。吸気弁23が吸気ポート31を開状態にしたときに燃焼室22に空気が導入される。排気弁24は、排気ポート32を開閉する。排気弁24が排気ポート32を開状態にしたときに燃焼室22から排ガスが排出される。
シリンダブロック11の下部には、クランクケース13が固定されている。クランクケース13は、クランクシャフト28を収容している。クランクケース13は、クランクシャフト28を回転可能な状態で支持している。クランクケース13の下部には、オイルパン15が固定されている。オイルパン15は、エンジンオイルを貯留する。また、シリンダヘッド12の上部には、ヘッドカバー14が固定されている。ヘッドカバー14は、シリンダヘッド12を覆っている。
続いて、図2~図5を参照して、エアクリーナ10の構成について説明する。エアクリーナ10は、大気からエンジン2に供給される空気中の異物を除去する。図2に示すように、エアクリーナ10は、ケーシング50と、エレメント52と、内壁60と、スロットル62と、レゾネータ70と、を備えている。
ケーシング50は、図2及び図3に示すように、概して円筒形状を有している。ケーシング50は、上側ケーシング50a及び下側ケーシング50bを有している。上側ケーシング50aと下側ケーシング50bとを重ね合わせることにより、ケーシング50の上面53a、下面53b、及び側面53cが規定されるとともに、ケーシング50の内部空間82が画定される。
ケーシング50には、流入口66及び流出口68が設けられている。流入口66は、ケーシング50の側面53c(すなわち、周面)に設けられている。流出口68は、ケーシング50の下面53bに設けられている。また、流入口66から周方向外側に向かって吸気部51が設けられている。吸気部51によって流入口66への吸気通路80が形成されている。大気中の空気は、吸気部51の吸気通路80を介して流入口66からケーシング50の内部空間82に流入する。そして、後述するエレメント52によって当該空気の異物が除去され、清浄化された空気は、流出口68からエンジン2に向かってケーシング50から流出する。
ケーシング50内には、エレメント52が配置されている。エレメント52を構成する材料は特に限定されず、例えば、濾紙や不織布、発泡ウレタン等によって構成することができる。図2に示すように、エレメント52は、ケーシング50の上面53aから下面53bまで伸びるように配置されている。また、図3に示すように、エレメント52は、平面視において流出口68の周囲を一巡するように配置されている。エレメント52は、第1エレメント52aと第2エレメント52bを有している。第1エレメント52aは、ケーシング50を平面視したときに、ケーシング50の内周側において流出口68の周囲を一巡している。第2エレメント52bは、第1エレメント52aよりもケーシング50の外周側において流出口68の周囲を一巡している。換言すると、第1エレメント52a及び第2エレメント52bは、ケーシング50の流出口68を中心として同心円状に配置されている。
ケーシング50内にはまた、内壁60が配置されている。図2に示すように、内壁60は、ケーシング50の上面53aから下面53bまで伸びるように配置されている。また、図3に示すように、内壁60は、ケーシング50を平面視したときに、流入口66と流出口68を結ぶ範囲R1に跨って設けられている。本実施例では、内壁60は、範囲R1に跨って、ケーシング50の周方向に沿って長く伸びている。内壁60は、エレメント52よりも流入口66に近接して配置されている。
図2に示すように、上側ケーシング50aの上部には、スロットル62が設けられている。スロットル62は、ポペットバルブ64を備えている。スロットル62は、ポペットバルブ64を上下に駆動可能に構成されている。ポペットバルブ64が上下に移動することによって、流出口68を開閉することができる。ポペットバルブ64によって流出口68が閉鎖されると、ケーシング50の内部空間82とエンジン2との連通が遮断される。ポペットバルブ64が図2の上方向に移動して、ポペットバルブ64と流出口68の距離が離れるにつれて空気の流路面積が増加し、空気がエンジン2に供給される。なお、図3では、スロットル62の図示を省略している。
図2に示すように、スロットル62、上側ケーシング50a、及び下側ケーシング50bには、2本のボルト56が挿通されている。各ボルト56は、スロットル62、上側ケーシング50a、及び下側ケーシング50bを貫通しており、その下端は、インテークマニホールドなどの支持部材54に締結されている。各部材62、50a、50b、54がボルト56によって接続され、一体化されている。支持部材54は、流出口68の周囲を一巡しており、下側ケーシング50bの下端(流出口68の下側部分)と支持部材54の間には、Oリング58が配置されている。
図2、図4に示すように、ケーシング50の外側(詳細には、上側ケーシング50aの上側)には、複数のレゾネータ70が配置されている。レゾネータ70は、吸気音を抑制するために配置されている。図4に示すように、本実施例では、3つのレゾネータ70がケーシング50の外側に配置されている。各レゾネータ70は、平面視において、ケーシング50の外周縁(すなわち、側面53c)よりも内側に配置されている。各レゾネータ70は、平面視において湾曲しており、ケーシング50の周方向に沿って伸びている。2つのレゾネータ70がケーシング50の外周縁に隣接して配置されており、他の1つのレゾネータ70が、上記2つのレゾネータ70よりも内周側に配置されている。各レゾネータ70には、レゾネータ70の内部空間76(図5参照)とケーシング50の内部空間82とを連通する連通口70aがそれぞれ設けられている。連通口70aは、ケーシング50を平面視したときに、内壁60と側面53cに挟まれた範囲R2を除く範囲に形成されている。
図5に示すように、レゾネータ70の内部には、レゾネータ70の連通口70aが位置する側の側面から内側に突出する隔壁72が設けられている。この隔壁72によって、ケーシング50の内部空間とレゾネータ70の内部空間76を連結する連結通路74が画定されている。なお、図5において、参照符号Lはケーシング50内とレゾネータ70内の空間を連結する連結通路74の長さを示しており、参照符号Sは連結通路74の断面積を示しており、参照符号Vは、レゾネータ70の内部空間76の容積を示している。ケーシング50の流入口66から流入した空気は、連通口70aから連結通路74を介してレゾネータ70の内部空間76に到達する。レゾネータ70の内部空間76に音波が流入するときに、音波エネルギーを摩擦による熱エネルギーに変換することで、吸気音が低減される。なお、図5においては、内壁60の図示を省略している。
(効果)
エアクリーナ10のケーシング50内を空気が流通する際には、ケーシング50の流入口66から流出口68に向かって空気が流れる。本実施例のエアクリーナ10では、ケーシング50を平面視したときに、空気の流入口66と流出口68とを結ぶ範囲R1に跨るとともに、ケーシング50の上面53aから下面53bまで伸びる内壁60が設けられている。したがって、流入口66からケーシング50内に流入した空気は、流入口66から流出口68までの最短距離を通らずに、図6の矢印100(100a、100b、100c)に示すように、内壁60に沿って迂回して流出口68まで到達する。仮に内壁60が存在しない場合、吸気部51から流入する空気は、流入口66から流出口68までの最短距離を通過するため、ケーシング50の内部空間82までの空気の通路長が距離L1となる。これに対し、本実施例では、内壁60を備えているため、空気が吸気部51を介して流出口68に達するまでに、矢印100a及び100bで示す通路を通る。したがって、ケーシング50の内部空間82までの実質的な通路長が、距離L1+L2となる。すなわち、距離L1に加えてケーシング50の内部空間82の一部(距離L2)を実質的な空気の通路として機能させることができる。このため、従来のエアクリーナから体格を変更することなく、空気の通路長(すなわち、距離L1+L2)を長く確保することができ、吸気音を抑制することができる。
また、本実施例では、エレメント52が、ケーシング50を平面視したときに、流出口68の周囲を一巡するように配置されている。このため、エレメント52の面積を効率良く確保することができるとともに、エレメント52の形状や構造が比較的簡易であり、エレメント52の配置やメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施例では、ケーシング50を平面視したときに、レゾネータ70がケーシング50の外周縁よりも内側に配置されている。このため、ケーシング50とレゾネータ70を一体化して設計することができ、エアクリーナ10の設置に要するスペースをコンパクト化することができる。
また、本実施例では、レゾネータ70の連通口70aが、内壁60とケーシング50の側面53cに挟まれた範囲R2を除く範囲に形成されている。ここで、レゾネータ70により低減可能な音の周波数fは、f=C(S/VL)0.5によって定義されることが知られている(Cは定数)。レゾネータ70の内部空間76の容積V、連結通路74の長さL、及び連結通路74の断面積Sは、隔壁72の高さや長さを変更することによって調節することができる。また、ケーシング50内で発生する吸気音の周波数は、内壁60の長さや位置を変更することによって調節することができる。すなわち、吸気音の周波数と、レゾネータ70により低減可能な音の周波数fとを、任意の値に設定することができる。したがって、本実施例では、ケーシング50内で発生する吸気音の周波数と、レゾネータ70により低減可能な音の周波数とを容易に一致させることができる。
また、本実施例では、スロットル62が、ケーシング50の上面53aに設けられている。このため、スロットル62の組み付けや交換を容易に行うことができる。
また、本実施例では、ケーシング50が円筒形状を有している。このため、流入口66から流入した空気が、ケーシング50の側面53cに沿って流通し易い。したがって、空気がケーシング50内を効率良く流れることができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上述した実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例)
ケーシング50を平面視したときに、流出口68をエレメント52及び内壁60によって包囲してもよい。例えば、図7に示すように、外周側に位置するエレメント52bと内壁60とを接続し、第1エレメント52aと、第2エレメント52b及び内壁60とによって流出口68を包囲するように構成してもよい。このような構成では、ケーシング50の体格(平面視したときの半径)をより小さくすることができる。
また、スロットルの弁は、ポペットバルブ64に限られない。例えば、図8に示すように、バタフライバルブを備えるスロットル110を適用してもよい。この場合、例えば、図8に示すように、流出口68を覆うようにエレメント150を設けてもよい。
また、レゾネータ70の連通口70aは、範囲R2内に形成されてもよい。このように構成した場合であっても、内壁60によって空気の通路長(すなわち、距離L2)の長さを調節することにより、レゾネータ70により低減可能な音の周波数を、吸気音の周波数に適宜一致させることができる。
また、流入口66は、ケーシング50の側面53cではなく、ケーシング50の上面53aや下面53bに設けられてもよい。このように構成した場合であっても、流入口66と流出口68とを結ぶ範囲に跨る内壁60を配置することにより、空気の通路長を確保することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:吸気システム、2:エンジン、6:排気管、10:エアクリーナ、50:ケーシング、50a:上側ケーシング、50b:下側ケーシング、51:吸気部、52:エレメント、52a:第1エレメント、52b:第2エレメント、53a:上面、53b:下面、53c:側面、54:支持部材、56:ボルト、58:Oリング、60:内壁、62:スロットル、64:ポペットバルブ、66:流入口、68:流出口、70:レゾネータ、70a:連通口、72:隔壁、80:吸気通路、82:内部空間

Claims (7)

  1. 内燃機関に供給される空気が流れる吸気通路に配置されるエアクリーナであって、
    上面と下面と側面とを有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置されたエレメントと、
    前記ケーシングに設けられた前記空気の流入口と、
    前記ケーシングの前記下面に設けられた前記空気の流出口と、
    前記ケーシング内に配置されており、前記ケーシングを平面視したときに、前記流入口と前記流出口とを結ぶ範囲に跨って配置されており、前記上面から前記下面まで伸びる内壁と、
    を備える、エアクリーナ。
  2. 前記流出口は、前記ケーシングを平面視したときに、前記エレメント及び前記内壁によって包囲されている、請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記エレメントは、前記ケーシングを平面視したときに、前記流出口の周囲を一巡するように配置されており、
    前記内壁は、前記エレメントよりも前記流入口に近接して配置されている、請求項1に記載のエアクリーナ。
  4. 前記ケーシングの外側に設けられたレゾネータをさらに備えており、
    前記ケーシングを平面視したときに、前記レゾネータが前記ケーシングの外周縁よりも内側に配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
  5. 前記ケーシングを平面視したときに、前記ケーシングの内部と前記レゾネータの内部を連通する連通口が、前記内壁と前記側面に挟まれた範囲を除く範囲内に形成されている、請求項4に記載のエアクリーナ。
  6. 前記ケーシングの前記上面に設けられており、前記流出口を開閉して前記内燃機関に供給される前記空気の流量を変化させるスロットルをさらに備えており、
    前記スロットルは、前記ケーシングの内部で前記流出口を開閉するポペットバルブを備えている、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
  7. 前記ケーシングは、円筒形状を有している、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
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