JP2022074932A - レーザ加工装置 - Google Patents

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【課題】チップから送り出されるワイヤ量を安定させる。【解決手段】第2ワイヤ送給ユニット24は、第1ワイヤ送給ユニット20とチップ25との間に設けられる。第1支持部材40は、第1吹出ノズル15に取り付けられる。第1支持部材40は、チップ25及びシールドガスノズル36を支持する。第2支持部材43は、第1吹出ノズル15に取り付けられる。第2支持部材43は、ワイヤ管23及びシールドガス管37を支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ加工装置に関するものである。
特許文献1には、溶接用トーチに取り付けられた状態で、溶接ワイヤを案内しながら、その先端側から溶接ワイヤを送り出すワイヤ狙いガイドを備えた溶接装置が開示されている。
特開2016-159297号公報
ところで、従来の発明では、溶接用トーチの位置や姿勢を変化させた場合に、ワイヤ経路の途中で溶接ワイヤの屈曲量が変化することがある。その結果、溶接ワイヤを送給するライナー内において、溶接ワイヤにかかる抵抗が大きくなり、チップ(ノズル部)から送り出されるワイヤ量が変動して、溶接品質が低下するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、チップから送り出されるワイヤ量を安定させることにある。
第1の発明は、ワークの加工点にレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドを備えたレーザ加工装置であって、前記レーザ加工ヘッドの出射端から前記レーザ光の出射方向に延びる筒状の部材で形成され、該出射方向の下流側に開口する吹出口からエアを吹き出す第1吹出ノズルと、溶接用のワイヤを送給する第1ワイヤ送給ユニットと、前記ワイヤが挿通されるワイヤ管に接続され、前記加工点に該ワイヤを案内するチップと、シールドガスが流れるシールドガス管に接続され、前記加工点にシールドガスを供給するシールドガスノズルと、前記第1ワイヤ送給ユニットと前記チップとの間に設けられ、前記ワイヤを送給する第2ワイヤ送給ユニットと、前記第1吹出ノズルに取り付けられ、前記チップ及び前記シールドガスノズルを支持する第1支持部材と、前記第1吹出ノズルに取り付けられ、前記ワイヤ管及び前記シールドガス管を支持する第2支持部材とを備えたことを特徴とする。
第1の発明では、第2ワイヤ送給ユニットは、第1ワイヤ送給ユニットとチップとの間に設けられる。第1支持部材は、第1吹出ノズルに取り付けられる。第1支持部材は、チップ及びシールドガスノズルを支持する。第2支持部材は、第1吹出ノズルに取り付けられる。第2支持部材は、ワイヤ管及びシールドガス管を支持する。
このように、第1ワイヤ送給ユニットとチップとの間に、第2ワイヤ送給ユニットを設けることで、第1ワイヤ送給ユニットのみでワイヤを送給する場合に比べて、チップから送り出されるワイヤ量を安定させることができる。チップから加工点に向かって送り出されるワイヤ量が安定することで、溶接品質を高めることができる。
また、第1吹出ノズルに、第1支持部材を介してチップ及びシールドガスノズルを取り付け、第1吹出ノズルに、第2支持部材を介してワイヤ管及びシールドガス管を取り付けるようにしている。これにより、チップ、シールドガスノズル、ワイヤ管、シールドガス管をレーザ加工ヘッドに直接又は間接的にそれぞれ取り付けるための部材を、第1吹出ノズルとは別に設ける必要が無く、部品点数を削減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第2ワイヤ送給ユニットの送給速度は、前記第1ワイヤ送給ユニットの送給速度よりも速いことを特徴とする。
第2の発明では、第2ワイヤ送給ユニットの送給速度を、第1ワイヤ送給ユニットの送給速度よりも速くしている。
これにより、第1ワイヤ送給ユニットと第2ワイヤ送給ユニットとの間で、ワイヤにテンションを付与して、チップから送り出されるワイヤ量を安定させることができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記第1吹出ノズルの吹出口よりも下流側で、前記レーザ光の出射方向と交差する方向にエアを吹き出す第2吹出ノズルを備え、前記第2ワイヤ送給ユニットは、エア駆動式のエアモータを有し、前記エアモータは、エアを吸気する吸気管と、エアを排気する排気管とを有し、前記排気管は、前記第2吹出ノズルに接続されていることを特徴とする。
第3の発明では、第2ワイヤ送給ユニットは、エアモータを有する。エアモータの排気管は、第2吹出ノズルに接続される。第2吹出ノズルは、レーザ光の出射方向と交差する方向にエアを吹き出す。
これにより、第2ワイヤ送給ユニットのエアモータの排気を利用して、第2吹出ノズルからエアを吹き出すことができる。また、配管を共通化することで、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、チップから送り出されるワイヤ量を安定させることができる。
本実施形態1に係るレーザ加工装置の構成を示す側面図である。 第2吹出ノズルの構成を示す斜視図である。 第2吹出ノズルの水平方向及び上下方向の位置を調整した状態を示す側面図である。 第2吹出ノズルの吹き出し角度を調整した状態を示す側面図である。 第2ワイヤ送給ユニットの構成を示す斜視図である。 第2ワイヤ送給ユニットの送給ローラ部の内部構成を示す斜視図である。 本実施形態2に係るレーザ加工装置の構成を示す側面図である。 第2ワイヤ送給ユニットの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
図1に示すように、レーザ加工装置1は、レーザ加工ヘッド10と、第1ワイヤ送給ユニット20と、第2ワイヤ送給ユニット24と、エア供給部30と、シールドガス供給部35とを備える。
レーザ加工ヘッド10は、ワークWの加工点Pにレーザ光Lを出射する。レーザ加工ヘッド10は、コリメータレンズ11と、フォーカスレンズ12と、保護ガラス13とを有する。
コリメータレンズ11は、図示しないファイバで伝送されたレーザ光Lを平行化する。フォーカスレンズ12は、コリメータレンズ11で平行化されたレーザ光Lを集光する。保護ガラス13は、レーザ加工ヘッド10内部に異物が侵入するのを抑える。
第1ワイヤ送給ユニット20は、一対の送給ローラ22と、ワイヤ管23とを有する。送給ローラ22は、図示しない送給モータによって回転する。送給ローラ22は、溶接用のワイヤ21を送給方向の下流側に送給する。ワイヤ21の先端部は、チップ25に挿通される。チップ25は、第1ワイヤ送給ユニット20及び第2ワイヤ送給ユニット24で送給されたワイヤ21を加工点Pに案内する。第1ワイヤ送給ユニット20とチップ25との間のワイヤ経路は、1m以上離れている。
第2ワイヤ送給ユニット24は、第1ワイヤ送給ユニット20とチップ25との間に配置される。第2ワイヤ送給ユニット24は、第1ワイヤ送給ユニット20で送給されたワイヤ21を加工点Pに向かって送給する。
シールドガスノズル36には、シールドガス管37が接続される。シールドガス管37には、シールドガス供給部35が接続される。シールドガスノズル36は、シールドガス供給部35から供給されたシールドガスを加工点Pに供給する。シールドガスにより、ワークWの酸化を抑える。
レーザ加工ヘッド10には、第1吹出ノズル15が取り付けられる。第1吹出ノズル15は、レーザ加工ヘッド10の出射端からレーザ光Lの出射方向に延びる筒状の部材で形成される。第1吹出ノズル15は、出射方向の下流側に吹出口16が開口している。
第1吹出ノズル15は、筒状のキャップ部17を有する。キャップ部17は、第1吹出ノズル15の吹出口16に着脱可能に取り付けられる。これにより、キャップ部17にスパッタやヒュームが付着して汚れたり、キャップ部17が劣化した場合に、キャップ部17のみを取り外して交換やクリーニングをすれば良いので、メンテナンス性が向上する。
レーザ加工ヘッド10の出射端の側面には、第1継手14が接続される。第1継手14には、第1エア供給管31が接続される。第1エア供給管31には、エア供給部30が接続される。エア供給部30から供給されたエアは、第1継手14を介して、レーザ加工ヘッド10の内部を通って第1吹出ノズル15に供給される。第1吹出ノズル15は、吹出口16からワークWの加工点Pに向かってエアを吹き出す。
第1吹出ノズル15からレーザ光Lの出射方向に吹き出されたエアは、第1吹出ノズル15内に侵入しようとする、加工点Pで発生するスパッタやヒュームを、レーザ光Lの光軸上から吹き飛ばして除去する。これにより、スパッタやヒュームによるレーザ光Lの屈折又は焦点位置の変動を抑える。
第1吹出ノズル15の上流端には、保護板18が設けられる。保護板18は、径方向に張り出す円盤状に形成される。保護板18は、レーザ加工時に発生したスパッタやヒュームがレーザ加工ヘッド10に付着するのを抑える。
第1吹出ノズル15には、第1支持部材40と、第2支持部材43とが取り付けられる。第1支持部材40は、加工点P側の、第1吹出ノズル15の下部寄りの位置に配置される。第2支持部材43は、第1支持部材40よりも上方に配置される。
第1支持部材40は、第1取付部41と、保持部42とを有する。第1取付部41は、第1吹出ノズル15の外周面を把持する。第1取付部41は、第1吹出ノズル15に沿って移動させることで、ワークWとの距離を変更可能となっている。第1取付部41には、保持部42が取り付けられる。
保持部42は、第2吹出ノズル50と、チップ25と、シールドガスノズル36とを保持する。第2吹出ノズル50は、第1吹出ノズル15の吹出口16よりも下流側に配置される。第2吹出ノズル50は、レーザ光Lの出射方向と交差する方向にエアを吹き出す。
第2吹出ノズル50から吹き出したエアは、第1吹出ノズル15から吹き出したエアに衝突し、第1吹出ノズル15から吹き出したエアを加工点Pから偏心させる。これにより、加工点Pの溶融部に悪影響を及ぼすことなく、スパッタやヒュームを吹き飛ばすとともに、溶融部から吹き上がるプルームを除去することができる。
言い換えると、溶融部から吹き上がるプルームが、第1吹出ノズル15から加工点Pに向かうレーザ光Lの光路から除去され、この光路内でのレーザ光Lの屈折や乱反射を抑制できる。
図2に示すように、第2吹出ノズル50は、複数の吹出孔51と、複数の吸込孔52とを有する。複数の吹出孔51は、複数の第1吹出孔51aと、複数の第2吹出孔51bとを有する。複数の第1吹出孔51aは、第2エア供給管32を介してエア供給部30に連通し、レーザ光Lの光路に向かって開口する。複数の第2吹出孔51bは、レーザ光Lの光路に向かって開口する。
ここで、レーザ光Lの光路とは、第1吹出ノズル15を介してレーザ光Lの出射方向にレーザ光Lが出射され、第1吹出ノズル15の吹出口16と加工点Pとの間に形成される光路である。
第1吹出孔51aは、第2吹出孔51bよりもエアを吹き出す吹出口の径が小さく、複数の第2吹出孔51bの近傍にそれぞれ配置される。複数の吸込孔52は、第2吹出ノズル50の側壁に開口するとともに、複数の第2吹出孔51bにそれぞれ連通する。
第2吹出ノズル50には、第2継手53が接続される。第2継手53には、第2エア供給管32が接続される。第2エア供給管32には、エア供給部30が接続される。エア供給部30から供給されたエアは、第2継手53を介して、第2吹出ノズル50の内部を通って複数の第1吹出孔51aから吹き出される。
このとき、エア供給部30から供給されるエアが第1吹出孔51aから吹き出されることにより、第1吹出孔51aからレーザ光Lの光路に向かって吹き出されるエアの流れによって、第2吹出孔51bに連通する吸込孔52に負圧が発生する。これにより、第2吹出ノズル50の周辺のエアが吸込孔52から吸い込まれ、第2吹出孔51bから吹き出される。
言い換えると、エア供給部30から複数の第1吹出孔51aに供給されるエアの流量に、複数の吸込孔52の周辺から吸い込まれて複数の第2吹出孔51bからそれぞれ吹き出されるエアの流量がそれぞれ加算されるように、エアがレーザ光Lの光路側に向かって、光路に交差するように吹き出される。
図3に示すように、第1支持部材40は、調整機構45を有する。第1支持部材40は、調整機構45を介して第2吹出ノズル50を支持する。調整機構45は、水平位置調整部46と、上下位置調整部47と、角度調整部55とを有する。
水平位置調整部46は、第1支持部材40の保持部42に対して水平方向に移動可能に取り付けられる。水平位置調整部46は、水平位置が調整された後で締結ボルト59により固定される。
上下位置調整部47は、保持部42に対して上下方向に移動可能に取り付けられる。上下位置調整部47は、上下位置が調整された後で締結ボルト59により固定される。
水平位置調整部46及び上下位置調整部47の位置を調整することで、第2吹出ノズル50から吹き出されるエアの吹き出し位置を変更することができる。
図4に示すように、角度調整部55は、保持部42に取り付けられた基台部56と、基台部56に対して第2吹出ノズル50を締結する締結ボルト57とを有する。第2吹出ノズル50は、締結ボルト57を緩めた状態で、締結ボルト57を中心に上下方向又は左右方向に回動させることで、エアの吹き出し角度を調整可能となっている。
第2吹出ノズル50には、ストッパボルト58が設けられる。ストッパボルト58は、上下方向に間隔をあけて配置される。ストッパボルト58の先端部は、上下位置調整部47のストッパ面48に当接する。ストッパボルト58の突出量を調整し、ストッパボルト58をストッパ面48に当接させることで、第2吹出ノズル50の姿勢(エアの吹き出し角度)を位置決めすることができる。第2吹出ノズル50は、締結ボルト57を締め付けることで、所定の姿勢で保持される。
これにより、レーザ加工ヘッド10の姿勢に応じて第2吹出ノズル50の姿勢(エアの吹き出し角度)を調整することで、第2吹出ノズル50からワークW側に向かうエアの流れを抑制し、ワークWの溶融部を避ける方向(ワークWの溶融部と平行な方向)にエアを吹き出すことができる。
図1に示すように、第2支持部材43は、第2取付部44を有する。第2取付部44は、第1吹出ノズル15の外周面を把持する。第2取付部44には、第2ワイヤ送給ユニット24が取り付けられる。シールドガス管37は、第2ワイヤ送給ユニット24の側壁部に固定される。
このように、ワイヤ管23及びシールドガス管37は、第2支持部材43及び第2ワイヤ送給ユニット24に支持される。これにより、ワイヤ管23及びシールドガス管37とレーザ加工ヘッド10との距離を近づけ、レーザ加工ヘッド10周辺の障害物にワイヤ管23及びシールドガス管37が干渉するのを抑えることができる。
ワイヤ管23は、湾曲部23aを有する。湾曲部23aは、チップ25と第2ワイヤ送給ユニット24との間で、湾曲状に屈曲して延びる。ワイヤ管23における湾曲部23aよりも送給方向の上流側は、レーザ加工ヘッド10と略平行に延びる。
これにより、ワイヤ管23の内部をワイヤ21が通過する際に、ワイヤ21にかかる抵抗を軽減して、ワイヤ21をスムーズに送給することができる。
〈第2ワイヤ送給ユニットの構成〉
図5及び図6に示すように、第2ワイヤ送給ユニット24は、ケーシング60と、送給モータ61と、ギア部62と、回転軸65と、トルクリミッタ部67と、送給ローラ部70とを有する。ケーシング60は、第2取付部44に取り付けられる。回転軸65は、軸受66によって回転可能に支持される。
送給モータ61は、ケーシング60に収納される。送給モータ61は、電気駆動式の電動モータで構成される。送給モータ61の回転駆動力は、ギア部62、回転軸65、及びトルクリミッタ部67を介して送給ローラ部70に伝達される。
ギア部62は、第1ギア63と、第2ギア64とを有する。第1ギア63と第2ギア64とは、かさ歯車で構成される。第1ギア63は、送給モータ61のモータ軸に連結される。第2ギア64は、回転軸65に連結される。第1ギア63は、第2ギア64に噛み合わされる。第1ギア63の回転に伴い、第2ギア64とともに回転軸65が回転する。
トルクリミッタ部67は、回転軸65の途中に設けられる。トルクリミッタ部67は、マグネット部68と、ヒステリシス部69とを有する。トルクリミッタ部67は、回転軸65に加わる負荷(負荷トルク)が所定の閾値よりも大きい場合に、マグネット部68とヒステリシス部69とを切り離し、送給モータ61からの送給ローラ部70へのトルクの伝達を遮断する。
送給ローラ部70は、第1送給ローラ71と、第2送給ローラ72と、ローラ加圧部73と、軸受部材74とを有する。第1送給ローラ71は、回転軸65に連結される。第2送給ローラ72は、ローラ加圧部73に保持される。ローラ加圧部73は、図示しない付勢バネによって、第2送給ローラ72を、送給されるワイヤ21を介して第1送給ローラ71に向かって(図示白抜き矢印方向)付勢する。軸受部材74は、軸受66を保持する。
第1送給ローラ71が回転することで、第1送給ローラ71と第2送給ローラ72との間に挟まれたワイヤ21が送給方向の下流側(加工点P側)に送給される。
ここで、ワイヤ21を送給する、第2ワイヤ送給ユニット24の送給速度を、第1ワイヤ送給ユニット20の送給速度よりも速くしている。
これにより、第1ワイヤ送給ユニット20と第2ワイヤ送給ユニット24との間で、ワイヤ21にテンションを付与して、チップ25から加工点Pに向かって送り出されるワイヤ量を安定させることができる。
-本実施形態1の効果-
本実施形態に係るレーザ加工装置1によれば、第1ワイヤ送給ユニット20とチップ25との間に、第2ワイヤ送給ユニット24を設けることで、第1ワイヤ送給ユニット20のみでワイヤ21を送給する場合に比べて、チップ25から加工点Pに向かって送り出されるワイヤ量を安定させることができる。チップ25から送り出されるワイヤ量が安定することで、溶接品質を高めることができる。
また、剛性の高い第1吹出ノズル15に、第1支持部材40を介してチップ25及びシールドガスノズル36を取り付け、また、第2支持部材43及び第2ワイヤ送給ユニット24を介してワイヤ管23及びシールドガス管37を取り付けるようにしている。これにより、チップ25、シールドガスノズル36、ワイヤ管23、シールドガス管37をレーザ加工ヘッド10に直接又は間接的にそれぞれ取り付けるための部材を、第1吹出ノズル15とは別に設ける必要が無く、部品点数を削減することができる。
《実施形態2》
以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図7及び図8に示すように、第2ワイヤ送給ユニット24は、送給モータ61を有する。送給モータ61は、エア駆動式のエアモータで構成される。送給モータ61には、吸気管75と、排気管としての第2エア供給管32とが接続される。吸気管75には、エアの吸気元としてエア供給部30が接続される。第2エア供給管32には、エアの排気先として第2吹出ノズル50が接続される。
エア供給部30から供給されたエアは、吸気管75を通って送給モータ61に供給され、送給モータ61を駆動する。送給モータ61から排気されたエアは、第2エア供給管32を通って第2吹出ノズル50に供給される。第2吹出ノズル50に供給されたエアは、吹出孔51の第1吹出孔51aから吹き出される。
これにより、第2ワイヤ送給ユニット24の送給モータ61から排気されるエアを利用して、第2吹出ノズル50からエアを吹き出すことができる。また、送給モータ61の排気管としての第2エア供給管32を、第2吹出ノズル50の吸気管として共通化することで、部品点数を削減することができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、第2吹出ノズル50、チップ25、シールドガスノズル36を、第1支持部材40を介して第1吹出ノズル15に支持する構成について説明したが、この形態に限定するものではない。例えば、第2吹出ノズル50を、第1吹出ノズル15とは別の部材に支持するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、チップから送り出されるワイヤ量を安定させることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 レーザ加工装置
10 レーザ加工ヘッド
15 第1吹出ノズル
16 吹出口
20 第1ワイヤ送給ユニット
21 ワイヤ
23 ワイヤ管
24 第2ワイヤ送給ユニット
25 チップ
32 第2エア供給管(排気管)
36 シールドガスノズル
37 シールドガス管
40 第1支持部材
43 第2支持部材
50 第2吹出ノズル
51 吹出孔
51a 第1吹出孔
51b 第2吹出孔
52 吸込孔
75 吸気管
L レーザ光
P 加工点
W ワーク

Claims (3)

  1. ワークの加工点にレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドを備えたレーザ加工装置であって、
    前記レーザ加工ヘッドの出射端から前記レーザ光の出射方向に延びる筒状の部材で形成され、該出射方向の下流側に開口する吹出口からエアを吹き出す第1吹出ノズルと、
    溶接用のワイヤを送給する第1ワイヤ送給ユニットと、
    前記ワイヤが挿通されるワイヤ管に接続され、前記加工点に該ワイヤを案内するチップと、
    シールドガスが流れるシールドガス管に接続され、前記加工点にシールドガスを供給するシールドガスノズルと、
    前記第1ワイヤ送給ユニットと前記チップとの間に設けられ、前記ワイヤを送給する第2ワイヤ送給ユニットと、
    前記第1吹出ノズルに取り付けられ、前記チップ及び前記シールドガスノズルを支持する第1支持部材と、
    前記第1吹出ノズルに取り付けられ、前記ワイヤ管及び前記シールドガス管を支持する第2支持部材とを備えた
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2ワイヤ送給ユニットの送給速度は、前記第1ワイヤ送給ユニットの送給速度よりも速い
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1吹出ノズルの吹出口よりも下流側で、前記レーザ光の出射方向と交差する方向にエアを吹き出す第2吹出ノズルを備え、
    前記第2ワイヤ送給ユニットは、エア駆動式のエアモータを有し、
    前記エアモータは、エアを吸気する吸気管と、エアを排気する排気管とを有し、
    前記排気管は、前記第2吹出ノズルに接続されている
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
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