JP2022074686A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気ケーブルから供給される電力を降圧しつつ電気機器を含むユニット全体を小型化することができる作業機械を提供する。【解決手段】下部走行体(3)と、上部旋回体(5)と、電力供給システム(9)と、を備えた作業機械であって、電力供給システムは、上部旋回体及び下部走行体のいずれか一方に配設される降圧装置(31)と、回転コネクタ(33)と、供給配線(61)と、上部旋回体及び下部走行体のいずれか他方に配設される電気機器(55)と、降圧配線(63)とを有し、供給配線は、回転コネクタを介して降圧装置に電気的に接続し、降圧配線は、回転コネクタを介して電気機器に電気的に接続する。【選択図】図2

Description

本発明は作業機械に係り、特に電動式作業機械に関する。
作業機械には、機体に搭載される内燃機関を駆動して稼働するもののほか、電力供給用のサブステーションから電気ケーブルを介して供給される電力によって稼働する、所謂電動式作業機械(例えば電動式油圧ショベル)がある。
この電動式作業機械には、電気ケーブルを巻き取るケーブルリールユニットが配設されている。ケーブルリールユニットには、ケーブル巻き取り用ドラムや210Vの電力を供給されて駆動する電動モータが備えられている。すなわち、ケーブルリールユニットは、電動モータに210Vの電力を供給することでケーブル巻き取り用ドラムを駆動し、電気ケーブルの巻き取りや繰り出しをすることが可能である(特許文献1)。
ところで、一般的には、電動モータが210Vの電力で駆動するのに対し、サブステーションから供給される電力は6000~7200Vである。したがって、サブステーションから供給される電力は、降圧して電動モータに供給する必要がある。
そこで、サブステーションから供給される電力を210Vに降圧させることが可能なトランス盤をケーブルリールユニットに搭載することで、電気ケーブルから供給される電力を210Vに降圧して電動モータに供給することが考えられる。
特開実公昭60-162550号公報
しかしながら、上記のように電動モータを作動させるためのトランス盤をケーブルリールユニットに搭載することは、ケーブルリールユニットを大型にすることとなり、改善の余地があった。また、ケーブルリールユニット以外に種々の電気機器を設ける場合においても、電気機器に電力を供給するためのトランス盤を配設することは、電気機器を含むユニット全体を大型にすることとなり、やはり改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気ケーブルから供給される電力を降圧しつつ電気機器を含むユニット全体を小型化することができる作業機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の作業機械は、機体を走行可能に支持する下部走行体と、前記下部走行体の上方に回動可能に配設されてなる上部旋回体と、前記機体に電力を供給する電力供給システムと、を備えた作業機械であって、前記電力供給システムは、前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか一方に配設され、前記機体の外部の電源装置から供給される電力を降圧する降圧装置と、前記上部旋回体と前記下部走行体との相対的な回動を許容しつつ電力を流通させることが可能な回転コネクタと、前記電源装置と前記降圧装置とで電力を流通可能に接続する供給配線と、前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか他方に配設された電気機器と、前記降圧装置によって降圧された電力を前記電気機器に供給する降圧配線と、を有し、前記供給配線は、前記回転コネクタを介して前記降圧装置に電気的に接続し、前記降圧配線は、前記回転コネクタを介して前記電気機器に電気的に接続することを特徴とする。
これにより、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体のいずれか一方に配設し、電気機器をそのいずれか他方に配設し、降圧装置と電気機器とを回転コネクタを介して電気的に接続することで、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体の両方に配設する場合と比較して降圧装置の数を減らすことが可能とされる。
その他の態様として、前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか他方に配設され、前記供給配線の少なくとも一部を収納する収納ユニットを有し、前記収納ユニットは、駆動することで前記供給配線の少なくとも一部を収納する収納部と、前記電気機器として機能し前記収納部を駆動する駆動部と、を含み、前記供給配線は、前記収納部及び前記回転コネクタを介して前記降圧装置に電気的に接続し、前記降圧配線は、前記回転コネクタを介して前記駆動部に電気的に接続するのが好ましい。
これにより、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体のいずれか一方に配設し、収納ユニットをそのいずれか他方に配設し、降圧装置と電気機器として機能する駆動部とを回転コネクタを介して電気的に接続することで、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体の両方に配設する場合と比較して降圧装置の数を減らすことが可能とされる。
その他の態様として、前記降圧装置は、前記上部旋回体に配設され、前記収納ユニットは、前記下部走行体に配設されてなるのが好ましい。
これにより、上部旋回体に降圧装置を配設し、下部走行体に収納ユニットを配設することで、上部旋回体に設けられるフロントアタッチメント等の作業装置の駆動や運転席等の稼働に用いる多種類の電圧に対し、回転コネクタを介さずに降圧装置から電力を供給することが可能とされる。
その他の態様として、収納ユニットは、下部走行体に設けられ、上部旋回体の外端より下部走行体の前後方向及び左右方向内側に位置するのが好ましい。
これにより、収納ユニットを下部走行体に、上部旋回体の外端より下部走行体の前後方向及び左右方向内側に位置するように設けることで、機体全体としての外径が収納ユニットを設けることによって大きくなることを抑制することができる。
その他の態様として、前記降圧配線によって前記電気機器に供給される電力の電圧は、210Vであるのが好ましい。
これにより、降圧配線によって電気機器に供給される電力の電圧を210Vにすることで、電気機器の作動に必要十分な電圧の電力を供給可能にしつつ、降圧配線の径を適切な太さにすることが可能とされる。
その他の態様として、前記供給配線及び前記降圧配線は、少なくとも一部が複数の電線を束ねてなる複合配線に含まれてなるのが好ましい。
これにより、供給配線及び降圧配線の少なくとも一部を、複数の電線を束ねてなる複合配線に含ませるようにすることで、供給配線及び降圧配線を、結束具等を用いることなく好適にまとめることが可能とされる。
本発明の作業機械によれば、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体のいずれか一方に配設し、電気機器をそのいずれか他方に配設し、降圧装置と電気機器とを回転コネクタを介して電気的に接続したので、降圧装置を上部旋回体及び下部走行体の両方に配設する場合と比較して降圧装置の数を減らすことができる。これにより、電気ケーブルから供給される電力を降圧しつつ電気機器を含むユニット全体を小型化することができる。
機体の側面図である。 電力供給システムの構成図である。 図1中の範囲Aの拡大図である。 第2ケーブル及び第3ケーブルの断面図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1を参照すると、機体1の側面図が示されている。機体1は、例えばダムなどで発電された電力がサブステーション(電源装置)100を介して供給されることで稼働する電動式油圧ショベルである。この機体1は、下部走行体3、上部旋回体5、旋回装置7及び電力供給システム9を備える。
下部走行体3は、クローラ11を駆動することで機体1を移動させることが可能な走行体である。上部旋回体5は、内部に旋回ベアリングが設けられた旋回装置7を介して下部走行体3の上側に旋回可能に搭載される旋回体である。この上部旋回体5は、フロントアタッチメント21、運転室23及び建屋25を有している。したがって、上部旋回体5は、運転室23に搭乗するオペレータが建屋25内の図示しない油圧モータを制御することで、上部旋回体5を下部走行体3に対して相対的に回動させることやフロントアタッチメント21を操作して掘削作業等の作業を行うことが可能である。
図2を参照すると、電力供給システム9の構成図が示されている。また、図3を参照すると、図1中の範囲Aの拡大図が示されている。電力供給システム9は、サブステーション100から断路器101を介して機体1に電力を供給し、建屋25内の油圧モータの駆動等に用いるよう降圧や分配をするシステムである。具体的には、電力供給システム9は、キュービクル(降圧装置)31、第1スリップリング(回転コネクタ)33、リールユニット(収納ユニット)35、第1ケーブル(供給配線)41、第2ケーブル(複合配線)42及び第3ケーブル(複合配線)43を有している。
キュービクル31は、上部旋回体5に配設される変電装置である。このキュービクル31は、サブステーション100から供給される電力の電圧(例えば6000V)を所定の電圧(例えば210V)に降圧することや、油圧モータを駆動する図示しない電動モータへの電力の供給をすることが可能である。第1スリップリング33は、旋回装置7の内部に設けられ、下部走行体3と上部旋回体5とで相対的な回動を可能にしつつ電気を流通させることが可能な装置である。
リールユニット35は、第1ケーブル41の巻き取りや繰り出しが可能なケーブル巻取装置である。このリールユニット35は、下部走行体3の左右一対のクローラ11の左右方向内側であって、下部走行体3から後方に延びてなる支持フレーム13に設けられ、上部旋回体5の後端(外端)Lより下部走行体3の前後方向内側に位置する(図3参照)。また、リールユニット35は、ケース51、ドラム53、電動モータ(電気機器、駆動部)55及びコントローラ57を備えている。
ケース51は、ドラム53、電動モータ55及びコントローラ57を支持する筐体である。ドラム53は、第1ケーブル41を周方向に巻き取ることが可能な筒状の部材である。このドラム53の内部には、第1スリップリング33と同様の第2スリップリング54が配設されている。第2スリップリング54には、第1ケーブル41と周方向外側に延びる接触部54aで摺動可能に電気的に接続し、軸芯端部54bに第2ケーブル42の後述する高圧電力線心(供給配線)61が電気的に接続している。したがって、ドラム53は、回転することで第1ケーブル41の巻き取りや繰り出しを可能にしつつ、ドラム53が回転することによって第2ケーブル42がねじれることを防止することができる。
電動モータ55は、電力が供給されることで駆動することが可能な電動モータである。この電動モータ55は、駆動することで、ドラム53を回転させることができる。コントローラ57は、電動モータ55の回転方向や回転速度を制御することが可能な制御装置である。
図4を参照すると、第2ケーブル42及び第3ケーブル43の断面図が示されている。第2ケーブル42及び第3ケーブル43は、複数の電線を束ねて形成される複合配線である。具体的には、第2ケーブル42及び第3ケーブル43は、高圧電力線心61、低圧電力線心(降圧配線)63、接地線心65及び信号線心67を束ねて形成されてなる。
高圧電力線心61は、第1ケーブル41内の電力線心と同等の電力線心を含んでなる。すなわち、高圧電力線心61は、6000Vの電圧の電気を流通させることが可能である。低圧電力線心63は、210Vの電圧の電気を流通させることが可能な電力線心を含んでなる。接地線心65は、例えば第1ケーブル41を流通する電力に対して反対方向の電力を流通する電力線芯を含む。信号線心67は、コントローラ57等の制御装置間での電気信号が流通する線芯を含んでなる。
ここで、第2ケーブル42は、一端が第2スリップリング54の軸芯端部54bに、他端が第1スリップリング33の軸芯端部33bに接続されている。また、第3ケーブル43は、一端が第1スリップリング33の接触部33aに、他端がキュービクル31に接続されている。ここで、第2ケーブル42及び第3ケーブル43の高圧電力線心61は、第2スリップリング54の軸芯端部54bから第1スリップリング33を介してキュービクル31に電気的に接続されてなる。
したがって、電力供給システム9では、サブステーション100から機体1に供給される電力を、断路器101、第1ケーブル41、第2スリップリング54、第2ケーブル42内の高圧電力線心61、第1スリップリング33及び第3ケーブル43内の高圧電力線心61を介してキュービクル31に供給することができる。
また、第2ケーブル42及び第3ケーブル43の低圧電力線心63は、キュービクル31から第1スリップリング33及びコントローラ57を介して電動モータ55に電気的に接続されてなる。具体的には、第2ケーブル42は、第2スリップリング54側の端部から枝分かれして支流ケーブル42aを形成しており、支流ケーブル42aはコントローラ57を介して電動モータ55に電気的に接続されている。
この支流ケーブル42aには、第2ケーブル42の低圧電力線心63が線心として設けられている。これにより、第2ケーブル42の低圧電力線心63は、高圧電力線心61から分かれるようにして延び、コントローラ57を介して電動モータ55に電力を供給することが可能である。
ところで、キュービクル31では、高圧電力線心61を介して供給された電力を分配し、その一部を210Vの電圧の電気に降圧して第3ケーブル43の低圧電力線心63に通電する。したがって、電力供給システム9では、キュービクル31で降圧した210Vの電圧の電気を低圧電力線心63により、第1スリップリング33及びコントローラ57を介して電動モータ55に供給することができる。
このように、上部旋回体5に配設されたキュービクル31を用いて降圧した電力を下部走行体3に配設された電動モータ55に供給することで、リールユニット35は、サブステーション100から供給される高圧電力を降圧するためのトランス盤(降圧装置)や、該トランス盤に電力ケーブルを引き込むための分岐箱等の機器を搭載せずに機能を確保することができる。また、第2ケーブル42及び第3ケーブル43に複合配線を用い、高圧電力線心61及び低圧電力線心63をそれぞれ異なる方向に電力を流通させるように利用することで、ケーブル全体を小型化することができる。
以上説明したように、本発明に係る作業機械では、機体1を走行可能に支持する下部走行体3と、下部走行体3の上方に回動可能に配設されてなる上部旋回体5と、機体1に電力を供給する電力供給システム9と、を備えた作業機械であって、電力供給システム9は、上部旋回体5に配設され、機体1の外部のサブステーション100から供給される電力を降圧するキュービクル31と、上部旋回体5と下部走行体3との相対的な回動を許容しつつ電力を流通させることが可能な第1スリップリング33と、サブステーション100とキュービクル31とで電力を流通可能に接続する高圧電力線心61を含む第1ケーブル41、第2ケーブル42及び第3ケーブル43と、キュービクル31によって降圧された電力をリールユニット35に供給する低圧電力線心63を含む第2ケーブル42及び第3ケーブル43と、を有する。
そして、本発明に係る作業機械では、下部走行体3に配設された電気機器としての電動モータ55と、キュービクル31によって降圧された電力を電動モータ55に供給する低圧電力線心63を含む第2ケーブル42及び第3ケーブル43と、を有し、高圧電力線心61は、第1スリップリング33を介してキュービクル31に電気的に接続し、低圧電力線心63は、第1スリップリング33を介して電動モータ55に電気的に接続する。
従って、キュービクル31を上部旋回体5に配設し、リールユニット35をその他方である下部走行体3に配設し、キュービクル31と電動モータ55とを第1スリップリング33を介して電気的に接続したので、キュービクル31を上部旋回体5及び下部走行体3の両方に配設する場合と比較してキュービクル31のような降圧装置の数を減らすことができる。
このようにして降圧装置の数を減らすことで、降圧装置をリールユニット35に配設せずに、キュービクル31によって降圧された電力をリールユニット35の電動モータ55に供給することができ、ひいては、リールユニット35を小型化することや、構成部品の減少を図ることができる。また、リールユニット35を小型化することで、機体1が傾斜地を移動する際や不整地を移動する際、リールユニット35が地面に接触することを抑制することができる。
また、下部走行体3に配設され、高圧電力線心61の少なくとも一部を収納するリールユニット35を有し、リールユニット35は、駆動することで第1ケーブル41の少なくとも一部を収納するドラム53と、電気機器として機能しドラム53を駆動する電動モータ55と、を含み、高圧電力線心61は、ドラム53及び第1スリップリング33を介して電動モータ55に電気的に接続し、低圧電力線心63は、第1スリップリング33を介して電動モータ55に電気的に接続するようにしたので、キュービクル31を上部旋回体5及び下部走行体3の両方に配設する場合と比較してキュービクル31の数を減らすことができる。
特に、キュービクル31は、上部旋回体5に配設され、リールユニット35は、下部走行体3に配設されてなるので、上部旋回体5に設けられるフロントアタッチメント21等の作業装置の駆動や運転室23等の稼働に用いる多種類の電圧に、第1スリップリング33を介さずにキュービクル31から電力を供給することができる。また、上部旋回体5と比較して地面に対して相対的に回動等することが少ない下部走行体3にリールユニット35を設けたことで、機体1の作業によって第1ケーブル41が揺動することを抑制することができる。
そして、このように小型化されたリールユニット35は、下部走行体3に設けられ、上部旋回体5の後端Lより下部走行体3の前後方向内側に位置するので、機体1全体としての外形寸法がリールユニット35を設けることによって大きくなることを抑制することができる。これにより、支持フレーム13に加わる荷重を軽減することができる。
そして、低圧電力線心63によって電動モータ55に供給される電力の電圧を210Vにしたので、電動モータ55の駆動に必要十分な電圧の電力を供給可能にしつつ、低圧電力線心63の径を適切な太さにすることができる。
そして、高圧電力線心61及び低圧電力線心63は、少なくとも一部が複数の電線を束ねてなる第2ケーブル42及び第3ケーブル43のような複合ケーブルに含まれてなるので、高圧電力線心61及び低圧電力線心63を、結束具等を用いることなく好適にまとめることができる。
以上で本発明に係る発明の名称の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、機体1として電動式油圧ショベルを例にしたが、ケーブルショベルや油圧クローラドリルであってもよい。
また、本実施形態では、リールユニット35によって第1ケーブル41を巻き取る態様にしたが、第1ケーブル41を収納することができればよく、折りたたむ形式であってもよい。
また、本実施形態では、上部旋回体5にキュービクル31を、下部走行体3にリールユニット35をそれぞれ配設したが、上部旋回体5にリールユニット35を、下部走行体3にキュービクル31をそれぞれ配設するようにしてもよい。
また、本実施形態では、キュービクル31から第1スリップリング33及びコントローラ57を介して電気的に接続される電気機器がリールユニット35のドラム53を駆動する電動モータ55である場合を最適例として説明したが、電気機器は電動モータ55に限られるものではなく、下部走行体3に配設される電気機器であれば、ヒータや溶接機に電力を供給するための電源タップ等であってもよい。
1 機体
3 下部走行体
5 上部旋回体
9 電力供給システム
31 キュービクル(降圧装置)
33 第1スリップリング(回転コネクタ)
35 リールユニット(収納ユニット)
41 第1ケーブル(供給配線)
42 第2ケーブル(複合配線)
43 第3ケーブル(複合配線)
53 ドラム(収納部)
55 電動モータ(電気機器、駆動部)
61 高圧電力線心(供給配線)
63 低圧電力線心(降圧配線)
100 サブステーション(電源装置)

Claims (6)

  1. 機体を走行可能に支持する下部走行体と、
    前記下部走行体の上方に回動可能に配設されてなる上部旋回体と、
    前記機体に電力を供給する電力供給システムと、を備えた作業機械であって、
    前記電力供給システムは、
    前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか一方に配設され、前記機体の外部の電源装置から供給される電力を降圧する降圧装置と、
    前記上部旋回体と前記下部走行体との相対的な回動を許容しつつ電力を流通させることが可能な回転コネクタと、
    前記電源装置と前記降圧装置とで電力を流通可能に接続する供給配線と、
    前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか他方に配設された電気機器と、
    前記降圧装置によって降圧された電力を前記電気機器に供給する降圧配線と、を有し、
    前記供給配線は、前記回転コネクタを介して前記降圧装置に電気的に接続し、
    前記降圧配線は、前記回転コネクタを介して前記電気機器に電気的に接続することを特徴とする作業機械。
  2. 前記上部旋回体及び前記下部走行体のいずれか他方に配設され、前記供給配線の少なくとも一部を収納する収納ユニットを有し、
    前記収納ユニットは、
    駆動することで前記供給配線の少なくとも一部を収納する収納部と、
    前記電気機器として機能し前記収納部を駆動する駆動部と、を含み、
    前記供給配線は、前記収納部及び前記回転コネクタを介して前記降圧装置に電気的に接続し、
    前記降圧配線は、前記回転コネクタを介して前記駆動部に電気的に接続する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記降圧装置は、前記上部旋回体に配設され、
    前記収納ユニットは、前記下部走行体に配設されてなる、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記収納ユニットは、前記下部走行体において、前記上部旋回体の外端より前記下部走行体の前後方向内側及び左右方向内側に位置する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の作業機械。
  5. 前記降圧配線によって前記電気機器に供給される電力の電圧は、210Vである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の作業機械。
  6. 前記供給配線及び前記降圧配線は、少なくとも一部が複数の電線を束ねてなる複合配線に含まれてなる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の作業機械。
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