JP2022074503A - モータユニット - Google Patents

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JP2022074503A JP2020184595A JP2020184595A JP2022074503A JP 2022074503 A JP2022074503 A JP 2022074503A JP 2020184595 A JP2020184595 A JP 2020184595A JP 2020184595 A JP2020184595 A JP 2020184595A JP 2022074503 A JP2022074503 A JP 2022074503A
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雅志 松本
Masashi Matsumoto
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Abstract

【課題】ロータシャフトレス構造を採用することで、モータユニットの軽量化及び小型化を実現できるとともに、ロータコアの内径部分の硬度を高めることで、ロータコアにロータシャフトの機能を持たせることができるモータユニットを提供する。【解決手段】モータユニット1は、軸方向の第1端501側に位置する第1孔部51と、軸方向の第2端502側に位置する第2孔部52とを有するロータコア50と、第1孔部51に直接取り付けられ、ロータコア50を回転可能に支持するベアリング60と、第2孔部52に直接取り付けられ、ロータコア50とともに回転することで、ロータコア50に発生するトルクを伝達するギアシャフト70とを備え、ギアシャフト70のロータコア50に取り付けられた側にあるシャフト端部701は、ベアリング60よりも第2端502側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータユニットに関する。
従来、ロータとギアシャフトとを連結して、ロータの生じるトルクをギアシャフトによって伝達するモータユニットが知られている。
例えば、特許文献1には、ステータと、ステータ内にロータを支持するとともにそれ自体がステータに対して回転自在に支持されたロータシャフトと、ロータシャフトの一端に設けられたコンミテータとを備えたモータ部と、ロータシャフトと同軸になるように回転自在に支持されるとともにウォームを備えたウォームシャフトと、ウォームに噛合するように回転自在に支持されるとともに出力軸を備えたウォームホイールとを備えた減速部とを有する減速機付きモータ装置が開示されている。
特開2009-296828号公報
特許文献1に開示された減速機付きモータ装置のようなモータユニットは、ロータに生じるトルクをギアシャフトに伝達するためのロータシャフトを採用している。しかしながら、ロータシャフトを採用する場合、ロータシャフトを取り付けるために、ロータコアの内径は、そのロータシャフトの形状に合わせて形成される必要がある。また、ロータシャフトの直径が限られた大きさを有するため、ロータコアの内径を大きくすることができない。その結果、モータユニットの軽量化は実現しにくい。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、ロータシャフトレス構造を採用することで、モータユニットの軽量化及び小型化を実現できるとともに、ロータコアの内径部分の硬度を高めることで、ロータコアにロータシャフトの機能を持たせることができるモータユニットを提供することである。
本発明の一態様に係るモータユニットは、ロータシャフトレス構造を有するモータユニットであって、軸方向の第1端側に位置する第1部と、軸方向の第1端に対向する第2端側に位置する第2部とを有するロータコアと、第1部に直接取り付けられ、ロータコアを回転可能に支持するベアリングと、第2部に直接取り付けられ、ロータコアとともに回転することで、ロータコアに発生するトルクを伝達するギアシャフトと、を備え、ギアシャフトのロータコアに取り付けられた側にあるシャフト端部は、ベアリングよりも第2端側に位置する。
上記態様のモータユニットは、ロータシャフトレス構成を採用することで、モータユニット1の軽量化を実現している。
具体的には、上記態様のモータユニットは、ロータシャフトを採用していないため、ロータシャフトを採用する場合に係るロータシャフトの重量をなくすことができる。また、ロータシャフトが採用されていないため、ロータコアの内径の全体を、ロータシャフトの寸法に合わせて小さく形成する必要がない。この場合、ロータコアの内径のうちの、ギアシャフトと嵌合する一部、すなわち第2部の内径だけを小さく形成すればよい。一方、ロータコアの内径の他の部分、すなわち第1部及び第3部の内径を拡大することができる。ここで、同じ外径、厚み、及び材質を有するロータコアに対して、ロータコアの内径が大きくなるほど、ロータコアの重量が小さくなる。このため、ロータコアの内径を拡大することで、ロータコアの重量を軽減することができる。
こうして、上記態様のモータユニットは、ロータシャフトレス構造を採用することで、ロータシャフトの重量をなくすとともに、ロータコアの内径を拡大し、ロータコアの重量を軽減することによって、モータユニットの軽量化を実現している。
また、上記態様のモータユニットは、ベアリングをロータコアに直接取り付けることで、ロータコアの取付機構を取り付けるために必要となる空間を小さく形成することができる。その結果、モータユニットの小型化を実現できる。
また、上記モータユニットにおいて、ロータコアのギアシャフトと接触する箇所は、浸炭処理が行われてもよい。
上記態様のモータユニットは、ロータコアとギアシャフトとが接触する箇所に対して浸炭処理を行うことで、ロータコアにロータシャフトの機能を持たせることができる。
具体的には、浸炭処理によって、ロータコアとギアシャフトとが接触する箇所の硬度を高めることができる。また、このような高い硬度を有するロータコアの内径部分によって、ロータコアにロータシャフトと同等の機能を持たせることができる。その結果、ロータコアは、ギアシャフトへ直接トルク伝達することが可能になる。
また、この場合、ロータコアはロータシャフトと同等の機能を有するため、そもそもロータシャフトを別途設ける必要がなくなる。その結果、モータユニットの軽量化を図ること
本発明によれば、ロータシャフトレス構造を採用することで、モータユニットの軽量化及び小型化を実現できるとともに、ロータコアの内径部分の硬度を高めることで、ロータコアにロータシャフトの機能を持たせることができるモータユニットを提供することが可能になる。
第1実施形態に係るモータユニットの構成を示す断面模式図である。 第1実施形態に係るロータコアの構成を示す断面模式図である。 第2実施形態に係るモータユニットの構成を示す断面模式図である。 第2実施形態に係るロータコアの構成を示す断面模式図である。 比較例に係るモータユニットの構成を示す断面模式図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面の記載において同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
[第1実施形態]
<モータユニット1の概要>
まず、図1を参照しつつ、第1実施形態に係るモータユニット1の概要について説明する。図1は、第1実施形態に係るモータユニット1の構成を示す断面模式図である。なお、図1は、モータユニット1の一部の構成を表示している。
第1実施形態に係るモータユニット1は、例えば、電気自動車やハイブリッド車両の走行駆動源又は発電機として使用される回転電機ユニットの一例である。また、モータユニット1は、ロータシャフトレス構造を有するものである。以下の説明では、図1に示されたモータユニット1の状態を「組立状態」と呼ぶことがある。
モータユニット1は、ロータ5と、第1ステータ10と、第2ステータ20と、ギアシャフト70と、ハウジング90とを備える。また、モータユニット1は、ベアリング60、シャフトベアリング80、及びボルト等の取付機構を備える。
組立状態において、ロータ5、第1ステータ10、第2ステータ20、及びギアシャフト70は、取付機構を介して、ハウジング90の内部において同軸に取り付けている。具体的には、第1ステータ10及び第2ステータ20は、ボルト等を介して、ハウジング90に固定されている。ロータ5及びギアシャフト70は、ベアリング60及びシャフトベアリング80を介して、第1ステータ10及び第2ステータ20に対して、ハウジング90に回転可能に取り付けられている。
また、この場合、ロータ5及びギアシャフト70は、嵌合されて一体になっている。第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれは、ロータ5の径方向の外側及び内側にて、ロータ5に対して所定のギャップを隔て配置される。
こうして、モータユニット1の第1ステータ10及び第2ステータ20に電流を供給すると、第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれに第1磁界及び第2磁界が発生する。これらの第1磁界及び第2磁界の作用によって、ロータ5は回転し、ロータ5にトルクが発生する。よって、ロータ5とともに回転するギアシャフト70は、ロータ5に生じるトルクを外部に伝達する。
<モータユニット1の各構成>
次に、図1及び図2を参照しつつ、モータユニット1の各構成について説明する。図2は、第1実施形態に係るロータコア50の構成を示す断面模式図である。
(ロータ5)
ロータ5は、ロータシャフトを有しないロータシャフトレス構造のロータの一例である。ロータ5は、ロータコア50と、ロータコア50に取り付けられた複数の磁石55とを有する。
ロータコア50は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。図2に示すように、ロータコア50は、軸方向の両端側に、対向するように設けられた第1端501及び第2端502を有する。また、ロータコア50は、中央部において中心軸に沿って設けられた、第1孔部51、第2孔部52、及び第3孔部53と、周縁側において等間隔に設けられた複数の磁石孔56とを有する。
第1孔部51は、ベアリング60を直接取り付けるための「第1部」の一例であり、第1端501側に位置する。第1孔部51の直径は、ベアリング60の外径よりも小さい。組立状態において、第1孔部51には、ベアリング60が嵌合されている。
第2孔部52は、ギアシャフト70を直接取り付けるための「第2部」の一例であり、第2端502側に位置する。第2孔部52の直径は、第1孔部51の直径及び第3孔部53の直径よりも小さい。また、第2孔部52の直径は、ギアシャフト70の端部側構成(後述する嵌合部72)の外径よりも小さい。組立状態において、第2孔部52には、ギアシャフト70が嵌合されている。
また、第2孔部52の周壁面は、ロータコア50のギアシャフト70と接触する箇所、すなわち嵌合領域Aを有する。嵌合領域Aは、浸炭処理が行われている。ここで、浸炭処理は、例えば、固体浸炭、液体浸炭、ガス浸炭、滴下式浸炭、真空浸炭、及びプラズマ浸炭等の方法によって行われることができる。浸炭処理によって、嵌合領域Aの硬度を高めている。
第3孔部53は、第2ステータ20を収容するための孔の一例であり、第1孔部51及び第2孔部52の間に位置する。第3孔部53の直径は、第1孔部51の直径よりも小さく、第2孔部52の直径よりも大きい。また、第3孔部53の直径は、第2ステータ20の外径よりも大きい。組立状態において、第3孔部53によって構成された空間には、第2ステータ20が配置されている。
磁石孔56は、磁石55を取り付けるための孔であり、軸方向にてロータコア50を貫通するように形成されている。複数の磁石55の各々は、図1に示すように、軸方向にて各磁石孔56を貫通するように、各磁石孔56に固定されている。
(第1ステータ10)
第1ステータ10は、ロータ5の外側に配置されるステータの一例である。第1ステータ10は、第1ステータコア11と、第1ステータコア11に巻回された第1コイル(図示せず)とを有する。
第1ステータコア11は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。第1コイルは、第1ステータコア11の内周面に形成された第1ティース(図示せず)及び第1スロット(図示せず)に装着されている。組立状態において、第1コイルに所定の電流を供給すると、第1ステータ10の内側に第1磁界が発生する。
(第2ステータ20)
第2ステータ20は、ロータ5の内側にある孔部に配置されるステータの一例である。第2ステータ20は、第2ステータコア21と、第2ステータコア21に巻回された第2コイル(図示せず)とを有する。
第2ステータコア21は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。第2コイルは、第2ステータコア21の内周面に形成された第2ティース(図示せず)及び第2スロット(図示せず)に装着されている。組立状態において、第2コイルに所定の電流を供給すると、第2ステータ20の外側に第2磁界が発生する。
(ギアシャフト70)
ギアシャフト70は、ロータ5のロータコア50に生じるトルクを伝達するための構成の一例である。また、ギアシャフト70は、ロータコア50を支持する機能を有する。ギアシャフト70は、本体部71と、本体部71の一端側に形成されたシャフト端部701とを有する。
シャフト端部701は、組立状態において、ロータコア50の第2孔部52に挿入されて嵌合される、ギアシャフト70の先端部分である。ここで、シャフト端部701は、ギアシャフト70のスプライン部分であるが、シャフト端部701は、ギアシャフト70のスプライン部分以外の部分であってもよい。
組立状態において、シャフト端部701は、第1孔部51に取付られたベアリング60よりも第2端502側に位置する。また、シャフト端部701は、組立状態において、第2孔部52の嵌合領域Aと直接接触する嵌合部72を有する。嵌合部72の外径は、第2孔部52の直径よりも大きい。
本体部71は、組立状態において、ロータコア50の第2孔部52の外部に位置する、ギアシャフト70の本体部分である。組立状態において、本体部71には、シャフトベアリング80が取り付けられている。
(ベアリング60及びシャフトベアリング80)
ベアリング60は、ロータコア50を回転可能に支持する取付部材の一例である。シャフトベアリング80は、ギアシャフト70を回転可能に支持する取付部材の一例である。なお、ベアリング60及びシャフトベアリング80に係る取付の詳細について、後述する。
(ハウジング90)
ハウジング90は、ロータ5、第1ステータ10、第2ステータ20、及びギアシャフト70を収容かつ支持するための構成の一例である。ハウジング90は、箱状部材である。ハウジング90の内部には、第1ステータ10、第2ステータ20、ベアリング60、及びシャフトベアリング80を固定するための複数のリブが設けられている。
<ロータコア50の取付詳細>
続いて、図1及び図2を参照しつつ、ロータコア50のハウジング90への取付詳細について説明する。
第1実施形態に係るロータコア50は、第2孔部52にてギアシャフト70と嵌合された上で、第1端501側にある第1孔部51に嵌合されたベアリング60と、第2端502側にあるギアシャフト7に固定されたシャフトベアリング80とを介して、ハウジング90に対して回転可能に取り付けられている。
より詳しく説明すると、ロータコア50を取り付ける過程において、ベアリング60の外輪は、ロータコア50の第1孔部51に嵌合され、ベアリング60の内輪は、ハウジング90のリブに固定される。それとともに、シャフトベアリング80の内輪は、ロータコア50に嵌合されたギアシャフト70の本体部71に嵌合され、シャフトベアリング80の外輪は、ハウジング90のリブに固定される。こうして、一体となったロータコア50及びギアシャフト70は、その軸方向の両側に設けられた一対のベアリング60及びシャフトベアリング80によって、ハウジング90に対して回転可能に取り付けられている。
<モータユニット1による効果>
続いて、図1、図2及び図5を参照し、比較例に係るモータユニット2の構成及びその取付と比較しながら、第1実施形態に係るモータユニット1を採用する場合の効果について説明する。図5は、比較例に係るモータユニット2の構成を示す断面模式図である。
(比較例)
ここで、第1実施形態に係るモータユニット1による効果を説明する前に、まず、比較例に係るモータユニット2の構成、特にロータ15の構成及び取付について説明する。なお、以下の説明では、比較例の第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点に係る内容を説明する。
第1実施形態に係るモータユニット1と異なり、比較例に係るモータユニット2は、第1実施形態に係る第2ステータ20のようなロータの径方向の内側に配置されたステータを有しない。また、比較例に係るモータユニット2は、ロータシャフトを有するロータ構成を採用している。
具体的には、図5に示すように、比較例に係るモータユニット2は、ロータ15と、ロータ15の外側に配置された第1ステータ10と、ギアシャフト70と、ハウジング190と、ロータ15をハウジング190に取り付けるための一対の第1ベアリング310及び第2ベアリング320とを備える。
比較例に係るロータ15は、ロータコア150と、ロータシャフト200とを有する。ロータコア150は、ロータコア150の中心軸に沿って形成された中心孔152を有する。ロータシャフト200が中心孔152に挿し込んだ上で、ロータコア150は位置決め部材160によってロータシャフト200に固定されている。ここで、中心孔152の周壁面は、浸炭処理が行われていない。
ギアシャフト70の嵌合部72は、高周波焼入れによって、ロータシャフト200の中心孔210に嵌合されている。中心孔210の内周面は、嵌合部72と接触する箇所、すなわち嵌合領域Bを有する。
比較例に係るロータコア150の外径、厚み、及び材質は、第1実施形態に係るロータコア50の外径、厚み、及び材質と同じである。一方、ロータシャフト200を取り付けるために、比較例に係るロータコア150の中心孔152は、ロータシャフト200の形状に合わせて形成されている。具体的には、比較例に係るロータコア150の中心孔152は、軸方向にて、ロータコア150を貫通するように設けられている。中心孔152の直径は、ロータシャフト200の直径とほぼ同じである。
また、図5に示すように、比較例に係るロータ15は、ロータシャフト200の両端側に取り付けられた一対の第1ベアリング310及び第2ベアリング320によって、ハウジング190に対して回転可能に取り付けられている。第1ベアリング310及び第2ベアリング320のそれぞれは、ロータコア150の軸方向の両端側の近傍に設けられている。また、第1ベアリング310及び第2ベアリング320とも、ロータコア150の外部に取り付けられている。
(第1実施形態)
上述したような比較例に係るモータユニット2に対して、第1実施形態に係るモータユニット1は、ロータシャフトレス構成を採用することで、ロータ5の重量を軽減し、モータユニット1の軽量化を実現している。
具体的には、第1実施形態に係るロータ5は、比較例に係るロータシャフト200のような構成を有していない。よって、まず、ロータ5は、ロータシャフトを採用する場合に係るロータシャフトの重量をなくすことができる。
また、ロータシャフトが採用されていないため、ロータコア50の内径の全体を、比較例のようにロータシャフトの寸法に合わせて小さく形成する必要がない。この場合、ロータコア50の内径のうちの、ギアシャフト70の嵌合部72と嵌合する一部、すなわち第2孔部52の直径だけを小さく形成すればよい。こうして、ロータコア50の内径の他の部分、すなわち第1孔部51及び第3孔部53の直径を拡大することができる。
ここで、第1実施形態に係る第2孔部52の直径は、比較例に係る中心孔152の直径よりも小さいが、第1実施形態に係る第1孔部51の直径及び第3孔部53の直径とも、比較例に係る中心孔152の直径よりも大きい。より詳細に説明すると、第1実施形態に係るロータコア50の中心孔である第1孔部51乃至第3孔部53が占める空間は、比較例に係る中心孔152が占める空間よりも大きい。言い換えれば、第1実施形態に係るロータコア50の内径の平均値は、比較例に係るロータコア150の内径よりも大きい。以下では、説明の便宜のために、第1実施形態に係るロータコア50の内径の平均値を「ロータコア50の内径」と略称することがある。
また、上述したように、比較例に係るロータコア150の外径、厚み、及び材質と、第1実施形態に係るロータコア50の外径、厚み、及び材質とは同じである。このため、比較例に係るロータコア150に比べて、大きい内径を有する第1実施形態に係るロータコア50の重量は、小さい内径を有する比較例に係るロータコア150の重量よりも小さい。
こうして、第1実施形態に係るモータユニット1は、ロータシャフトレス構造を採用することで、ロータシャフトの重量をなくすとともに、ロータコア50の内径を拡大し、ロータコア50の重量を軽減することによって、モータユニット1の軽量化を実現している。
また、第1実施形態に係るモータユニット1は、ロータコア50をハウジング90に取り付けるためのベアリング60をロータコア50に直接取り付けることで、モータユニット1の小型化を実現している。
具体的には、比較例に係るロータコア150の外部に設けられた第1ベアリング310から第2ベアリング320までの距離に比べて、第1実施形態に係るロータコア50に直接取り付けられたベアリング60からシャフトベアリング80までの距離は短い。言い換えれば、第1実施形態に係るロータコア50の取付機構を取り付けるために必要となるハウジング90の内部空間は、比較例に係るロータコア150の取付機構を取り付けるために必要となるハウジング190の内部空間よりも小さい。その結果、比較例に係るハウジング190に比べて、第1実施形態に係るハウジング90を小さく形成することができる。このように、第1実施形態に係るモータユニット1は、ベアリング60をロータコア50に直接取り付けることで、ロータコア50の取付機構を取り付けるためのハウジング90を小さくすることが可能になる。その結果、モータユニット1の小型化を実現できる。
さらに、第1実施形態に係るモータユニット1は、ロータコア50の嵌合領域Aに対して浸炭処理を行うことで、ロータコア50にロータシャフトの機能を持たせることができる。
具体的には、比較例に係るロータコア150の中心孔152の周壁面は、浸炭処理が行われていないが、第1実施形態に係るロータコア50の嵌合領域Aは、浸炭処理が行われている。よって、比較例に係るロータコア150の中心孔152の周壁面に比べて、第1実施形態に係る嵌合領域Aの硬度は高い。また、このような高い硬度を有するロータコア50の内径部分によって、ロータコア50自体にロータシャフトと同等の機能を持たせることができる。その結果、ロータコア50は、ギアシャフト70へ直接トルク伝達することが可能になる。
また、嵌合領域Aを有するロータコア50はロータシャフトと同等の機能を有するため、ロータ5は、そもそもロータシャフトを別途設ける必要がなくなる。その結果、上述したロータコア50の軽量化の実現と同様の理由で、モータユニット1の軽量化を図ることができる。
以上のとおり、第1実施形態に係るモータユニット1は、ロータシャフトレス構造を採用することで、モータユニット1の軽量化及び小型化を実現できるとともに、ロータコア50の内径部分の硬度を高めることで、ロータコア50にロータシャフトの機能を持たせることを実現している。
[第2実施形態]
続いて、図3及び図4を参照しつつ、第2実施形態に係るモータユニット1について説明する。図3は、第2実施形態に係るモータユニット1の構成を示す断面模式図である。図4は、第2実施形態に係るロータコア50の構成を示す断面模式図である。
以下の説明では、第2実施形態の第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点に係る内容を説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については言及しない。
第2実施形態に係るロータコア50の構成及びハウジング90への取付は、第1実施形態係るロータコア50の構成及びハウジング90への取付と異なる。
具体的には、図4に示すように、第2実施形態に係るロータコア50は、第1孔部51乃至第3孔部53に加えて、第2孔部52よりも第2端502側に位置し、ベアリング64を取り付けるための第4孔部54をさらに有する。また、第1実施形態に係る嵌合領域Aに比べて、第2実施形態に係る嵌合領域Aは狭くなっている。
組立状態において、図3に示すように、第2実施形態に係るロータコア50は、軸方向の両側に設けられた一対のベアリング60及びベアリング64によって、ハウジング90に対して回転可能に取り付けられている。この場合、ベアリング64の外輪は、第4孔部54に嵌合されており、ベアリング64の内輪は、ハウジング90のリブに固定されている。
このような第2実施形態に係るロータコア50の構成及びハウジング90への取付は、第1実施形態と同様の効果を実現できるとともに、ロータコア50を一対のベアリング60及びベアリング64によって、第1端501側が直接ハウジング90に対して回転可能に取り付けられるとともに、第2端502側も直接ハウジング90に対して回転可能に取り付けられることになる。その結果、ロータコア50のハウジング90への取付の安定性及びバランスを向上させることができるとともに、第4孔部54の追加によりロータコア50の重量をさらに軽減することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…モータユニット、5…ロータ、10…第1ステータ、11…第1ステータコア、20…第2ステータ、21…第2ステータコア、30…ハウジング、50…ロータコア、60…ベアリング、70…ギアシャフト

Claims (2)

  1. ロータシャフトレス構造を有するモータユニットであって、
    軸方向の第1端側に位置する第1部と、前記軸方向の前記第1端に対向する第2端側に位置する第2部とを有するロータコアと、
    前記第1部に直接取り付けられ、前記ロータコアを回転可能に支持するベアリングと、
    前記第2部に直接取り付けられ、前記ロータコアとともに回転することで、前記ロータコアに発生するトルクを伝達するギアシャフトと、
    を備え、
    前記ギアシャフトの前記ロータコアに取り付けられた側にあるシャフト端部は、前記ベアリングよりも前記第2端側に位置する、
    モータユニット。
  2. 前記ロータコアの前記ギアシャフトと接触する箇所は、浸炭処理が行われている、請求項1に記載のモータユニット。
JP2020184595A 2020-11-04 2020-11-04 モータユニット Pending JP2022074503A (ja)

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