JP2022071610A - 医療用装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、便宜上、前後、左右、上下は、図1に示す診療用無影灯2の向いている方向を正面(前)として基準とする。また、なお、以下の説明において、同一の構成のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
図1に示す医療用装置Sは、歯科、耳鼻科、眼科等の医療の診断・治療を行うのに使用される装置である。医療用装置Sは、例えば、鼻、眼、口腔等を診療部位とする医療に主に使用される。医療用装置Sは、少なくとも、患者が手で把持する把持部23,33,45と、1または複数の波長を有する紫外線を発生する紫外線光源部26,34,46と、を有している。
なお、医療用装置Sは、医療の診断、治療を行うのに使用される装置であればよく、使用用途、設置場所等は特に限定されない。以下、医療用装置Sの一例として、把持部23,33,45を備えた歯科用診療装置100によって、患者の口腔内を治療する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、歯科用診療装置100は、歯科用治療ユニット1を備えて構成されている。
歯科用治療ユニット1は、診療椅子4と、ユニット本体部11と、ユニット本体部11に立設された支柱12と、支柱12の上部に軸支されたアーム13と、アーム13の先端部に取り付けた診療用無影灯2と、ドクターテーブル3と、ドクター用インスツルメントハンガ15と、アシスタント用インスツルメントハンガ16と、表示装置(図示省略)と、を備えている。歯科用治療ユニット1は、ユニット本体部11、支柱12、アーム13、診療用無影灯2、ドクターテーブル3及び診療椅子4を有するものであればよく、型式、種類等は特に限定されない。
図1に示すように、ユニット本体部11は、支柱12を有するものであればよく、形状、構造等は特に限定されるものではない。
図1及び図4に示すように、診療用無影灯2は、患者の口腔内、被検査歯(歯牙)、根管内等の被写体を明るく照らすための照明装置である。図4に示すように、診療用無影灯2は、筐体21と、ジョイント部22と、左右の把持部23と、カバー24と、複数(例えば、4つ)の照明用光源25と、紫外線光源部26と、把持検出手段27と、を備えて成る。
筐体21は、診療用無影灯2のケース本体である。筐体21は、略お椀型をしている。筐体21の前面には、カバー24、及び、照明用光源25が設けられている。筐体21の後部には、ジョイント部22が設けられている。筐体21の左右側面には、把持部23が突設されている。筐体21には、多数の接続端子を有する電気接続部(図示省略)が設けられている。
ジョイント部22は、筐体21をアーム13(図1参照)の接続部13dに対して上下左右方向に回動自在に連結する自在接手を構成する連結部材である。ジョイント部22は、基端部が接続部13dに連結され、先端部が筐体21の後面の左右に連結されている。このため、筐体21の前面に配置された照明用光源25は、照射する方向を自由に変えることが可能になっている。
図4に示すように把持部23は、照明用光源25を照射するとき、あるいは、筐体21をアーム13に着脱したり、筐体21の向きを調整したりするときに、持ち手となる部材である。把持部23は、例えば、略U字状(略円弧状)に形成された略棒状の部材から成る。把持部23の少なくとも一部は、紫外線光源部26からの紫外線を透過する透明な紫外線透過部材U1によって形成されている。把持部23には、把持部23の内部から外部に向けて紫外線が通過するように配置された紫外線光源部26と、使用者が把持部23を使用者が把持したか否かを検出する把持検出手段27と、が設けられている。
図4に示す照明用光源25は、例えば、影が生じないように複数のLEDを設け、前方に照射野形状のスリット及びレンズを配置して照射野を設ける無影灯から成る。照明用光源25は、不図示の支持体を介して支持部に、回動機構によって回動自在に取り付けられている。このため、照明用光源25によって照明される照明位置は、自由に調整することができるようになっている。歯科用の通常照明光の照明用光源25は、一般に、色温度3600°K~6000°K(ケルビン温度)の白色光が使用されている。照明用光源25は、ドクターテーブル3の無影灯制御部35を介して電源ACに電気的に接続されている(図7参照)。
なお、照明用光源25は、無影灯であればよく、ランプあるいはLEDの後ろ側に反射ミラー用の拡散板を設置し、面光源として影を生じないように被写体の周囲に所望の照射野(光パターン)を設けた周知の無影灯であってもよい(例えば、特開2014-53164号公報参照)。
図4及び図5に示すように、診療用無影灯2の紫外線光源部26は、波長が190nm乃至400nmの紫外線発生手段である。紫外線光源部26は、把持部23の内部に把持部23の長手方向に適宜な間隔で配置された複数(例えば、三つ)の光源から成る。このため、紫外線光源部26は、把持部23の表面に付着したウイルスや、把持部23を把持した使用者の手等に付着したウイルスに紫外線を照射して殺菌することが可能である。紫外線光源部26は、ドクターテーブル3の光源制御部36を介して電源ACに電気的に接続されている(図1及び図7参照)。なお、紫外線光源部26については、さらに、後で詳述する。
診療用無影灯2の把持検出手段27は、使用者が診療用無影灯2の把持部23を手で把持したか否かを検出するセンサである。把持検出手段27は、使用者が診療用無影灯2の把持部23に接触したらONになり、把持部23に被接触の状態になったらOFFになるセンサであり、例えば、静電容量式のタッチセンサ(タッチスイッチ)から成る。把持検出手段27は、例えば、紫外線を透す透明なシート状の部材で形成されて、把持部23の表面全体あるいは一部に取り付けられている。把持検出手段27は、ドクターテーブル3(図1参照)の光源制御部36を介して電源ACに電気的に接続されている。
図1に示すように、ドクターテーブル3は、術者が主に使用するワークテーブルである。ドクターテーブル3は、ワークプレート31と、操作パネル部32と、把持部33と、紫外線光源部34と、無影灯制御部35と、光源制御部36と、把持検出手段37と、表示部38と、制御装置30(図7参照)と、を有している。ドクターテーブル3は、診療椅子4のベース部41に支持部材を介在して回動自在に設けられて、ドクター用インスツルメントハンガ15及び診療椅子4の近隣に配置されている。
ワークプレート31は、矩形の平坦な天板から成る。
操作パネル部32は、紫外線光源部26,34,46を点灯、消灯させるための点消灯スイッチや、紫外線光源部26,34,46の点灯時間を設定するためのタイマスイッチや、紫外線光源部26,34,46から発生する紫外線の波長を調整する波長調整スイッチや、その他の操作を行うスイッチ等を有する操作装置である。操作パネル部32は、多数のタッチスイッチ(図示省略)等を有する液晶パネルから成る。操作パネル部32は、ドクターテーブル3に内設された制御装置30に電気的に接続されて、タッチスイッチ(図示省略)の操作信号が制御装置30に入力されて、照明用光源25及び紫外線光源部34を駆動させる(図7参照)。
図1及び図2に示すように、ドクターテーブル3の把持部33は、術者がドクターテーブル3の位置を変える場合に、手で把持する箇所である。把持部33の少なくとも一部は、紫外線光源部34からの紫外線を透過する透明な紫外線透過部材U1から成る。把持部33は、例えば、操作パネル部32の前端部の左右端部から左右方向に突出した円柱形状(丸棒状)のハンドル部材から成る。把持部33は、紫外線を発生する紫外線光源部34と、把持部33を使用者が把持したか否かを検出する把持検出手段37と、を有している。
図2及び図3に示すように、ドクターテーブル3の紫外線光源部34は、前記した診療用無影灯2(図4及び図5参照)の紫外線光源部26と同様、波長が190nm乃至280nmの遠紫外線C波を発生する遠紫外線C波発生手段である。紫外線光源部34は、把持部33の内部から外部に向けて紫外線が通過するように配置された複数(例えば、把持部33内の長手方向に適宜な間隔で配置された三つの光源)の発光源から成る。紫外線光源部34は、当該紫外線光源部26から発生される紫外線が特定(単一)の波長以外の波長を有することを防止するハンドパスフィルタ等のフィルタ(図示省略)を備えている。
無影灯制御部35は、照明用光源25の明るさ等を制御する制御部である。無影灯制御部35は、ドクターテーブル3の操作パネル部32内に設けられている。
図7に示す光源制御部36は、紫外線光源部26,34,46を制御する制御部である。光源制御部36は、患者交代検出手段48や、把持検出手段27,37,47の検出信号に基づいて、紫外線光源部26,34,46を制御する。光源制御部36は、把持検出手段27,37,47により、少なくとも把持が検出されている間は紫外線光源部26,34,46から紫外線を発生させる。光源制御部36は、ドクターテーブル3の操作パネル部32(図2参照)に設けられている。
なお、光源制御部36は、把持検出手段27,37,47によって把持が検出されなくなった後に、紫外線光源部26,34,46から紫外線を発生させるようにしてもよい。
図2に示すように、ドクターテーブル3の把持検出手段37は、使用者がドクターテーブル3の把持部33を把持したか否かを検出するセンサである。図2及び図3に示すように、把持検出手段37は、前記した診療用無影灯2(図4参照)の把持検出手段27と同様、使用者がドクターテーブル3の把持部33に接触したらONになり、把持部33に被接触の状態になったらOFFになるセンサである。把持検出手段37は、例えば、静電容量式のタッチセンサ(タッチスイッチ)から成る。把持検出手段37は、例えば、紫外線を透す透明なシート状の部材で形成されて、把持部33の表面全体あるいは一部に取り付けられている。把持検出手段37は、光源制御部36を介して電源AC(図7参照)に電気的に接続されている。
表示部38は、図7に示すように、診療用無影灯2の照明用光源25、紫外線光源部26及び把持検出手段27の作動状況と、ドクターテーブル3の紫外線光源部34及び把持検出手段37の作動状況と、診療椅子4の紫外線光源部46、把持検出手段47及び患者交代検出手段48の作動状況等を表示する液晶モニタから成る。表示部38は、操作パネル部32(図2参照)に設けられている。
タイマ39は、図7に示すように、把持検出手段27,37,47で使用者が把持部33を把持したことを検出した後、光源制御部36によって紫外線光源部26,34,46をONまたはOFFするタイミングを設定するものである。タイマ39は、光源制御部36に設けられている。
図1に示すように、診療椅子4は、患者が診療時に着座する医療用椅子である。診療椅子4は、ベース部41と、座部42と、バックレスト43と、患者の頭部を支えるヘッドレスト44と、アームレスト49(把持部45)と、紫外線光源部46と、把持検出手段47と、患者交代検出手段48と、を有している。
座部42は、患者が着座する部分である。
バックレスト43は、患者の背部を支えて患者を所定の診療体位に保持する部分である。
ヘッドレスト44は、患者の頭部を支える部分である。
図6に示すように、診療椅子4の把持部45は、アームレスト49である。把持部45は、紫外線を発生する紫外線光源部46と、把持部45を使用者が手で把持したか否かを検出する把持検出手段47と、を有している。診療椅子4の把持部45の少なくとも一部は、紫外線光源部46からの紫外線を透過する紫外線透過部材U2から成る。
アームレスト49は、患者の肘を支える部分である。アームレスト49は、芯材45aと、芯材45aを覆う被覆部材45b,45cと、アームレスト49を座部42に回動自在に連結する回動軸部45dと、を有している。
紫外線透過部材U2は、紫外線光源部46からの紫外線を導光可能な材質の材料から成る。紫外線透過部材U2の外側には、多孔質または繊維状の部材を備えている。
診療椅子の紫外線光源部46は、把持部45の内部から外部に向けて紫外線を発生するようにアームレスト49(把持部45)の内部に配置されている。紫外線光源部46は、芯材45aに適宜な間隔で配置された複数の光源から成る。なお、紫外線光源部46は、芯材45aに固定することには限定されず、芯材45aの近傍に配置してもよい。
図8Aに示すように、ダブル誘電体方式のエキシマランプ5は、上側から順に金属電極5aと、誘電体5bと、放電プラズマが発生する放電空間5cと、誘電体5dと、金属網電極5eとを備えて構成されて、光照射5fを発する。
放電空間5cには、放電用ガスが充填されている。放電用ガスは、希ガスとハロゲンガスの混合ガスを用いて紫外線を発光させることができる。希ガスは、ArF(193nm)、KrBr(207nm)、KrCl(222nm)、HgXe(254nm)がある。新型コロナウイルスを最も短時間で死滅させる希ガスは、図8Bに示すように、波長222nmのKrCl(クリプトン・塩素)エキシマランプの相対強度が強く最も好ましい。
図9A及び図9Bに示すように、シングル誘電体方式のエキシマランプ6は、誘導体6aと、外部電極6bと、内部電極6cと、放電空間6dと、を備えて構成されて、光照射6eを発する。
外部電極6bは、誘導体6aの外側表面に設けられた棒状の電極から成る。
内部電極6cは、誘導体6aの中心線上に配置された棒状の電極から成る。
放電空間6dは、円筒状の誘導体6a内の空間である。放電空間6d内には、ガス体が注入されて放電プラズマが発生される。そして、放電空間6d内の内部電極6cと、放電管である誘導体6a外の外部電極6bと、の間に低い印加電圧を加えると、誘導体6a内には、放電プラズマが発生し、誘導体6a外には、紫外線が光放射される。
このように紫外線発生手段は、希ガスの選択や、バンドパスフィルタ(図示省略)の波長の通過領域を抽出することで、波長が190nm~230nm、あるいは、230nm~280nmの範囲で特定波長のみを発生するようにしてもよいし、波長が190nm~230nm、あるいは、230nm~280nmのいずれかの特定範囲の波長を発生するようにしてもよい。
図6に示すように、診療椅子4の把持検出手段47は、使用者が診療椅子4の把持部45を把持したか否かを検出するセンサである。把持検出手段47は、前記した診療用無影灯2(図4参照)の把持検出手段27及びドクターテーブル3(図3参照)の把持検出手段37と同様、使用者が診療椅子4のアームレスト49(把持部45)に接触したらONになり、アームレスト49に被接触の状態になったらOFFになるセンサである。把持検出手段47は、例えば、静電容量式のタッチセンサ(タッチスイッチ)から成る。把持検出手段47は、例えば、紫外線を透す透明なシート状の部材で形成されて、把持検出手段47の表面全体あるいは一部に取り付けられている。把持検出手段47は、ドクターテーブル3の光源制御部36を介して電源ACに電気的に接続されている。
図1または図7に示すように、患者交代検出手段48は、診療対象の患者の交代を検出するセンサである。つまり、患者交代検出手段48は、診療椅子4に着座した患者が診療椅子4から離れた後、他の患者等が着座したかを検出する検出手段である。患者交代検出手段48は、座部42またはバックレスト43に設けられている。患者交代検出手段48は、患者が診療椅子4に着座したことを検出する着座スイッチ(あるいは、重量センサ)と、着座スイッチからのON、OFF信号に基づいて患者が違う患者に交代したことを判定する制御装置30(光源制御部36)と、から構成されている。
なお、患者交代検出手段48は、着座スイッチを備えたものに限定されず、患者の有無を検出する圧力センサや、患者が発する人体赤外線を感知するセンサや、光反射型センサ等であってもよい。
図7に示す人検知手段HSは、紫外線光源部26,34,46から発生される紫外線の照射範囲内に人がいるか否かを検出する人感センサである。換言すると、人検知手段HSは、紫外線光源部26,34,46から発生される紫外線の照射範囲内に人がいないことを確認するためのセンサである。人検知手段HSは、例えば、カメラから成り、アーム13(図1参照)、あるいは、診察室の天井面や壁等に設置されている。人検知手段HS及び患者交代検出手段48は、光源制御部36に電気的に接続されている。このため、光源制御部36は、人検知手段HS及び患者交代検出手段48の検出結果に基づいて、人がいないことを検出した場合に、紫外線を照射するように制御する。
図2に示すように、ドクター用インスツルメントハンガ15は、術者が使用する種々のインスツルメント17が係止される箇所である。
図1に示すアシスタント用インスツルメントハンガ16は、補助者が使用する種々のインスツルメント17(図2参照)が係止される箇所である。なお、アシスタント用インスツルメントハンガ16にも、ドクターテーブル3と同様に、紫外線光源部34を備えて紫外線透過部材U1から成る把持部33を設けてもよい。
図7に示す制御装置30は、歯科用診療装置100の動作を制御する装置である。制御装置30は、把持検出手段27,37,47、患者交代検出手段48、人検知手段HS、ドクターテーブル3の操作パネル部32等からの駆動信号を受けて、各手段を制御して、主に、照明用光源25や、紫外線光源部26,34,46を駆動させる制御を実行させる。制御装置30は、例えば、ドクターテーブル3に設けられている。制御装置30は、不図示の液晶表示装置及び電源ACに電気的に接続されている。
次に、本発明の実施形態に係る歯科用診療装置100(医療用装置S)の作用効果を説明する。
また、把持部23,33,45の紫外線透過部材U1,U2から成る部分は、把持部23,33,45の内部から外部に紫外線が放射されるので、使用者が把持する把持部23,33,45の表面、及び、使用者の手に紫外線を照射して殺菌を行うことができる。このため、把持部23,33,45を確実に感染予防することができると共に、紫外線照射中に把持部23,33,45に触れている使用者の手等も、紫外線を当てることができるので、効率よく殺菌することができる。したがって、医療用装置Sは、把持部23,33,45を大きな手間をかけることなく容易に感染予防することができる。
なお、多孔質は、ウレタン等のスポンジ素材で通気性があるものが望ましい。また、繊維状の部材は、綿、絹、ナイロン等の密度の低い素材や、不織布等であってもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。また、多孔質または繊維状の部材は、柔らかく通気性に優れた素材であることから、アームレスト(把持部)49の素材として用いることで患者に優しく好適である。
なお、紫外線透過部材U1,U2は、非晶質のフッ素樹脂、アクリルまたは石英ガラス等の無機材料の外側に多孔質または繊維状の部材を設けてもよく、また、これら素材を組合せて多重構造にしてもよい。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
図11は、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第2変形例を示す図であり、診療用無影灯2Bの把持部23Bの構造を示す説明図である。
また、紫外線光源部26B及びスリーブ32Bは、第1変形例の紫外線光源部34A及びスリーブ32Aと同一である。このため、把持検出手段27(図7参照)は、なくてもよい。
図12は、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第3変形例を示す図であり、ドクターテーブル3Cの把持部33Cの構造を示す説明図である。
図13Aは、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第4変形例を示す図であり、使用者の指が把持部33Dから離れているときの状態を示す説明図である。図13Bは、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第4変形例を示す図であり、使用者の指が把持部33Dに接触したときの状態を示す説明図である。図13Cは、図13Bの要部拡大図である。
この場合、把持部33Dは、一部を紫外線透過部材U1で形成して、その他の部分は、紫外線透過部材U1でなくてもよい。
図14は、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第5変形例を示す図であり、ドクターテーブル3Eの把持部33Eの構造を示す説明図である。
図15は、本発明の実施形態に係る医療用装置Sの第6変形例を示す図であり、ドクターテーブル3Fの把持部33Fの構造を示す説明図である。
この場合、把持検出手段37Fは、把持部33Fの内部に配設してもよく、また、把持部33Fの外部に配設してもよい。
例えば、図1に示す患者交代検出手段48は、このセンサの代わりに、サーモカメラ等のカメラ装置を使用して患者の交代を検出してもよい。この場合、患者交代検出手段48は、アーム13、または、診療用無影灯2の筐体21に取り付ける。
また、図1に示す患者交代検出手段48は、診療椅子4への患者導入・退出の指令動作を検出して患者交代を検出してもよい。
2,2B 診療用無影灯
3,3A,3C,3E,3F ドクターテーブル
4 診療椅子
23,23B,33,33A,33C,33D,33E,33F,45 把持部
26,26B,34,34A,46 紫外線光源部
27,37,37C,37D,37E,37F,47 把持検出手段
36 光源制御部
45a 芯材
45b,45c 被覆部材
48 患者交代検出手段
49 アームレスト(把持部)
100 歯科用診療装置
HS 人検知手段
S 医療用装置
U1,U2 紫外線透過部材
Claims (17)
- 把持部と、
1または複数の波長を有する紫外線を発生する紫外線光源部と、を有する医療用装置であって、
前記紫外線光源部は、前記把持部の内部から外部に向けて紫外線が通過するように配置され、
前記把持部の少なくとも一部は、前記紫外線光源部からの紫外線を透過する紫外線透過部材から成ること
を特徴とする医療用装置。 - 前記紫外線光源部を前記把持部の内部に配置したこと
を特徴とする請求項1に記載の医療用装置。 - 前記把持部は、アームレストであり、
前記アームレストは、芯材と、前記芯材を覆う被覆部材と、を有し、
1または複数の前記紫外線光源部は、前記芯材または前記芯材の近傍に配置され、
前記被覆部材の少なくとも一部は、前記紫外線透過部材から成ること
を特徴とする請求項1に記載の医療用装置。 - 前記紫外線透過部材は、前記紫外線光源部からの紫外線を導光可能であること
を特徴とする請求項1または請求項3に記載の医療用装置。 - 前記紫外線透過部材は、多孔質または繊維状の部材であること
を特徴とする請求項1または請求項4に記載の医療用装置。 - 前記紫外線透過部材は、非晶質のフッ素樹脂、アクリル、石英ガラスのうちのいずれかの無機材料であること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部は、当該紫外線光源部から発生される紫外線が特定(単一)の波長以外の波長を有することを防止するフィルタを備えること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部を制御する光源制御部と、
診療対象の患者の交代を検出する患者交代検出手段と、を有し、
前記光源制御部は、前記患者交代検出手段に基づいて、前記紫外線光源部を制御すること
を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の波長は、190nm~230nmにピークを有すること
を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の波長は、207nmにピークを有すること
を特徴とする請求項9に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の波長は、222nmにピークを有すること
を特徴とする請求項9に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の波長は、230nm~280nmにピークを有すること
を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の波長は、254nmにピークを有すること
を特徴とする請求項12に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部を制御する光源制御部を有し、
前記把持部は、当該把持部を使用者が把持したか否かを検出する把持検出手段を有し、
前記光源制御部は、前記把持検出手段により把持が検出されなくなった後に、前記紫外線光源部から紫外線を発生させること
を特徴とする請求項12または請求項13に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部を制御する光源制御部を有し、
前記把持部は、使用者が把持したか否かを検出する把持検出手段を有し、
前記光源制御部は、前記把持検出手段により少なくとも把持が検出されている間は前記紫外線光源部から紫外線を発生させること
を特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部から発生される紫外線の照射範囲内に人がいるか否かを検出する人検知手段を備えていること
を特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の医療用装置。 - 前記紫外線光源部を制御する光源制御部と、
前記紫外線光源部から発生される紫外線の照射範囲内に人がいるか否かを検出する人検知手段と、
診療対象の患者の交代を検出する患者交代検出手段と、を備え、
前記光源制御部は、前記患者交代検出手段により診療対象の患者の交代を検出し、さらに、前記人検知手段が人を検知しない場合に、前記紫外線光源部から紫外線を発生させること
を特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれか1項に記載の医療用装置。
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