JP2022071131A - New Radioにおけるダウンリンク測定設計 - Google Patents

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Abstract

【課題】より高い周波数帯域におけるより大きな経路損失を克服する装置を提供する。【解決手段】測定モデリング及びフィルタリングは、マルチビームベースのNRネットワークに使用されるセル品質導出方法と、2つの測定信号であるNR同期信号及び追加の参照信号の異なる特性を考慮する共通の測定モデルと、NRネットワークにおいて異なるモビリティシナリオを処理するマルチレベル測定フィルタリング手法とを含む。測定構成及び手順は、UEがビーム掃引ベースのNRネットワークを測定するための測定ギャップ設計と、NRネットワークにおいてUEモビリティ管理をトリガするためのトリガイベントのグループと、UE測定レポートの伝送に使用できるコンテンツフォーマットと、UE測定オーバヘッド及びコストを低減するための測定オブジェクト設計と、NRネットワークにおいて使用できるダウンリンク測定ベースのセル間ハンドオーバ手順とを含む。【選択図】なし

Description

関連出願の記述
本出願は、2017年3月23日に出願された米国仮特許出願第62/475,360号および2017年6月15日に出願された米国仮特許出願第62/520,0175号の利益を主張し、その開示はあたかもその全体が本明細書に記載されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、3GPP TS 36.300およびTS 36.331に記載されているような、複数のビームを使用する無線通信に関する。
ユーザ機器(UE)などの無線装置は、変化し続けるマルチビーム環境への適応を容易にするため、gNBなどの別のネットワークノードからビーム測定設定情報を受信する。この設定は、1つまたは複数の無線セルの複数のビームのビーム固有測定に関係し得る。よって、当該装置はこの設定に従ってビーム固有測定を実行し、ビーム固有測定に基づいてセル品質を導出することができる。
ビーム固有測定は例えば、参照信号受信電力、参照信号受信品質、または信号対干渉雑音比の測定を含むことができる。複数のビームは例えば、New Radio同期信号またはチャネル状態情報参照信号を含むことができる。
当該設定は、ビームがいくつ測定されるか、いつ測定されるか、およびどのように評価されるかに関する様々な情報を含むことができる。例えば、当該設定は、測定されるビームの最大数または最小数、および測定グループにビームを含めるための基準を示すことができる。あるいはセル品質評価が例えば、単一の「最良の」ビームの特性によって決定されてもよい。ここで、「最良の」は設定によって、例えば、強度が最も高いまたは品質が最も高い信号であると規定されてもよく、あるいは、信号強度と品質との組み合わせに基づく複合測定であってもよい。
このようなビーム固有の測定は、装置の一次セル、二次セル、またはすべての隣接セルのビームに対して自動的に、または、条件付きで実行され得る。たとえば、1つまたは複数の隣接セルのビームの測定は、1次セルのセル品質が閾値未満である場合にのみ実行され得る。
セルは、ダウンロードおよびアップロードトラフィックなど他の信号からの干渉がない状態で、参照信号などの特定の信号の装置による測定を容易にするためにギャップパターンを提供するように構成されてもよい。ギャップパターンは、測定設定情報に含まれてもよい。ギャップパターンは、様々な形態をとることができる。例えば、一連の測定ギャップは、可変量であるか、次のギャップごとにインクリメントされるか、またはその両方であるギャップ間のオフセットを含む、サービングセルのバースト列におけるギャップのパターンであってもよい。
当該装置は例えば、様々なトリガイベントに基づいて、測定レポートをサーバまたはTRPに返信するように構成されてもよい。レポートの形式及び内容、並びにトリガイベントは例えば、測定設定情報を介して調整することができる。
第2の測定設定は、測定レポートに基づいて装置に送信されてもよい。例えば、第2の設定は、ギャップパターン、測定されるビーム、測定されるセル、ビームの評価基準、測定トリガイベントまたは報告トリガイベント、または、セル品質評価導出方法を調整することができる。
測定レポートには、いかなる特定のビームまたはビームグループに関する情報も含まれ得る。例えば、New Radio同期信号またはチャネル状態情報参照信号、あるいはその両方に関する情報が含まれ得る。
測定レポートは例えば、ビームインデックス、または同期信号ブロックの時間インデックスを含み得る。ビームインデックスは、測定量の強度に応じて順序付けられてもよい。報告されたビーム測定値は、ビーム測定量も含み得る。
当該装置はランダムアクセスチャネル設定を含むハンドオーバコマンドを受信するように構成されてもよく、ランダムアクセスチャネル設定は第2の測定レポートに含まれるビームのうちの1つまたは複数に関連する物理ランダムアクセスチャネルリソースを備える。
このような技法を使用して、マルチビームベースのNRネットワークのための設定可能なセル品質導出方法、ならびに、例えば、NR同期信号および追加の参照信号の異なる特性を考慮する共通の測定モデルを達成することができる。これにより、NRネットワークにおいて異なるモビリティシナリオを処理するマルチレベル測定フィルタリングアプローチが可能となる。
同様に、UEがビーム掃引ベースのNRネットワークのための測定を実行するために使用され得る測定ギャップ設計。NRギャップパターン設定をシグナリングするために、NR MeasGapConfig IEを使用することができる。トリガイベントのグループは、NRネットワークにおいてUEモビリティ管理をトリガするために使用され得る。例えば、NR測定結果を報告するために、NR MeasurementReportメッセージおよびMeasResults IEを使用することができる。UEが測定を実行することができるオブジェクトの測定オブジェクト設計は、UE測定オーバーヘッドおよびコストを低減するために使用されることができる。測定設定をシグナリングするためにNR MeasConfig IEを使用することができる。NRネットワークでは、ダウンリンク測定ベースのセル間ハンドオーバ手順を使用することができる。
この発明の概要は、以下の詳細な説明でさらに説明される一連の概念を簡略化した形態で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。さらに、特許請求される主題は、本開示のいずれかに記載される一部またはすべての欠点を解決する限定事項に限定されない。
添付の図面と共に例として挙げる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
図1は、例示的なユーザ機器(UE)状態機械および状態遷移を示す状態図である。 図2は、オンデマンドSI提供の例示的な上位概念を示すコールフロー図である。 図3は、LTEで採用される測定モデルの一例を示すブロック図である。 図4は、いくつかの例示的な周波数間および周波数内測定シナリオを示す図である。 図5は、各SSブロックの間に単一ビームが送信される例示的なSSバースト列を示すタイミング図である。 図6は、セクタビームおよび複数の高利得狭ビームのセルカバレッジの例を示すビーム図である。 図7は、例示的な周波数内測定ギャップ問題を示すビーム図である。 図8は、NRネットワークの例示的なマルチビーム・マルチレベルモビリティ測定モデルを示すブロック図である。 図9は、NR-SSおよび追加RSのためのレイヤ1フィルタの測定サンプル入力の例を示す図である。 図10は、同期SSバースト列設定のギャップパターンの一例を示すタイミング図である。 図11は、非同期SSバースト列設定の一例を示すタイミング図である。 図12は、セル間の角度オフセットが既知である例示的な非同期配備を示すビーム図である。 図13は、追加RSのみがビーム識別情報を含む場合に、UEが頻繁なピンポンgNB間およびセル間TRP/ビームスイッチングを経験し得る事例を示すビーム図である 図14は、異なる状態にあるUEに関する測定トリガイベントの例を示す図である。 図15は、NRセル間ハンドオーバの例示的なシグナリングフローを示すコールフロー図である。 図16は、例示的なグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を示す図である。 図17は、例示的な代替NR測定モデルのブロック図である。 図18は、同期SSバースト列設定の例示的な代替ギャップパターンのタイミング図である。 図19は、非同期SSバースト列設定の代替のギャップパターンのタイミング図である。 図20は、本明細書で説明され、特許請求される方法および装置が実施形態であり得る、例示的な通信システムの一実施形態を示す図である。 図21は、本明細書に示された実施形態による、無線通信のために設定された例示的な装置またはデバイスのブロック図である。 図22は、一実施形態によるRANおよびコアネットワークのシステム図である。 図23は、別の実施形態によるRANおよびコアネットワークのシステム図である。 図24は、さらに別の実施形態によるRANおよびコアネットワークのシステム図である。 図25は、図20、図22、図23、および図24に示す通信ネットワークの1つまたは複数の装置を実施することができる例示的なコンピューティングシステムのブロック図である。
詳細な説明
Figure 2022071131000001

Figure 2022071131000002

Figure 2022071131000003
Figure 2022071131000004
3GPP TR 38.804 Study on New Radio Access Technology Radio Interface Protocol Aspects, Release 14, V 1.0.0は、図1に示されている多数のRRCプロトコル状態を説明する。
RRC_IDLE状態はセル再選択モビリティを含み、ページングは、コアネットワークによって開始される。ページングエリアは、コアネットワークによって管理される。
RRC_INACTIVE状態は、セル再選択モビリティを含む。コアネットワーク、すなわち、制御プレーンおよびユーザプレーンの両方のためのNR RAN接続が、UEのために確立される。UE ASコンテキストは、少なくとも1つのgNBおよびUEに格納される。ページングは、NR RANによって開始される。RANベースの通知エリアは、NR RANによって管理される。NR RANは、UEが属するRANベースの通知エリアを把握している。
RRC_CONNECTED状態では、UEがNR RRC接続を有する。UEは、NRにおいてASコンテキストを有する。NR RANは、UEが属するセルを把握している。UEへの/UEからのユニキャストデータの転送。ネットワーク制御モビリティ、例えば、NR内およびE-UTRANへの/E-UTRANからのハンドオーバ。
図1はさらに、これらのRRC状態間のサポートされる状態遷移を示す。RRC_IDLEからRRC_CONNECTEDへの遷移は例えば、「接続セットアップ」手順(例えば、要求、セットアップ、完了)に従ってもよい。RRC_CONNECTEDからRRC_IDLEへの遷移は例えば、「接続解放」手順に従ってもよい。RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEへの遷移は例えば、「接続非アクティブ化」手順に従ってもよい。RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへの遷移は例えば、「接続アクティブ化」手順に従ってもよい。
システム情報は、「最小SI」と「その他のSI」に分けられる。最小SIは常に存在し、定期的にブロードキャストされる。最小SIは、セルへの初期アクセスに必要な基本情報と、定期的にブロードキャストされ、またはオンデマンドで提供される、任意のその他のSIブロードキャストを取得するための情報(例えば、スケジューリング情報)とを含む。その他のSIは、最小SIでブロードキャストされないシステム情報を包含する。その他のSIはオプションであり、例えば、別個にブロードキャストされるか、または、図2に示されるように、ネットワークによるトリガまたはUEからの要求に応じて、専用信号で提供されるかのいずれかであり得る。
3GPP TS 36.300の10.6項では、LTEで現在使用されている測定モデルを定義している。このモデルは図3に示されており、点Aにおける信号は、物理層の内部の測定値(サンプル)である。レイヤ1フィルタリングは点Aで測定された入力の内部フィルタリングであり、例えば、物理レイヤにおいて、測定値を生成するために観測値をフィルタリングして処理する正確な方法は、実装に依存する。レイヤ1フィルタリングは、LTE規格によって制約されない。
点Bにおける信号は、レイヤ1フィルタリング後にレイヤ1によってレイヤ3に報告される測定値である。
レイヤ3フィルタリングは、点Bで提供された測定値に対して実行され、レイヤ3フィルタの挙動は標準化され、レイヤ3フィルタの設定はRRC信号によって提供される。点Cにおけるフィルタリング報告期間は、Bにおける1つの測定期間に等しい。
点Cにおける信号は、レイヤ3フィルタにおける処理後の測定値である。報告レートは点Bにおける報告レートと同一であり、これらの測定値は、1つ以上の報告基準の評価のための入力として使用される。
報告基準は点Dで測定レポートが必要であるかどうかをチェックするために評価される。評価は、例えば、異なる測定値間で比較するために、基準点Cで2つ以上の測定値の流れに基づいて行ってもよい。これは、図3において、点CおよびC'における入力によって示されている。UEは少なくとも、新しい測定結果が点CまたはC'で報告されるたびに、報告基準を評価することができる。報告基準は標準化され、設定は、UE測定のためのRRCシグナリングによって提供される。
点Dにおける信号は、無線インターフェース上で送信されるメッセージなどの測定レポート情報を含む。
レイヤ1フィルタリングは、あるレベルの測定平均化を導入することができる。要求された測定をUEが正確にはどのように、いつ実行するかは、3GPP TS 36.133で設定された性能要件を満たす点Bでの出力までの実装固有である。使用されるレイヤ3フィルタリング及びパラメータは3GPP TS 36.331に規定されており、点Bと点Cとの間のサンプル利用可能性に遅延を導入するものではなく、点C及び点C'における測定は、イベント評価において使用される入力である。
3GPP TS 36.331に規定されているように、LTEでは、UE-UTRANが提供する測定設定に従って、UEは測定情報を報告する。E-UTRANは例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージまたはRRCConnectionResumeメッセージを使用して、専用シグナリングによって、RRC_CONNECTEDにおいてUEに適用可能な測定設定を提供する。
UEは、周波数内測定(例えば、サービングセルのダウンリンクキャリア周波数での測定);周波数間測定(例えば、サービングセルのダウンリンクキャリア周波数のいずれかと異なる周波数での測定);UTRA周波数のRAT間測定;GERAN周波数のRAT間測定;および、CDMA2000 HRPDまたはCDMA2000 1xRTTまたはWLAN周波数のRAT間測定、などの測定を実行することを要求される。
測定設定は、測定オブジェクトなどの複数のパラメータを含むことができる。測定オブジェクトは、UEが測定を実行することができるオブジェクトである。周波数内および周波数間測定の場合、測定オブジェクトは、単一のE-UTRAキャリア波周波数であってもよい。このキャリア周波数に関連して、E-UTRANは、「ブラックリスト化された」セルのリストおよび「ホワイトリスト化された」セルのリストなどの、セル固有オフセットのリストを設定することができる。ブラックリスト化されたセルは、イベント評価または測定レポートにおいて考慮されない。RAT間WLAN測定の場合、測定オブジェクトはWLAN識別子のセットであり、任意選択でWLAN周波数のセットである。
いくつかの測定値は、隣接セルシステム情報、PCell UE Rx-Tx時間差、または一対のセルを報告するために使用する測定値(例えば、PCellとPSCellとの間のSSTD測定値)など、単一のセルにのみ関係する測定値である。
測定設定パラメータは、報告設定を含むことができる。測定レポートの目的は、UEからE-UTRANに測定結果を転送することである。UEはセキュリティアクティブ化が成功した後にのみ、この手順を開始することができる。報告設定は例えば、報告基準および報告フォーマット情報を含むことができる。報告基準は例えば、測定レポートを送信するようにUEをトリガする基準であってもよい。これは、例えば、定期的または単一のイベント記述であってもよい。報告フォーマット情報は例えば、UEが測定レポートに含める量と、関連する情報(例えば、報告するセルの数)とを含むことができる。
測定設定パラメータは例えば、測定IDを含むことができ、各測定IDは、1つの測定オブジェクトを1つの報告設定にリンクする。複数の測定IDを設定することによって、2つ以上の測定オブジェクトを同じ報告設定にリンクすること、ならびに、2つ以上の報告設定を同じ測定オブジェクトにリンクすることが可能である。測定IDは、測定レポート内の参照番号として使用される。
測定設定パラメータは例えば、RAT種類ごとに1つの量設定が設定される量設定を含むことができる。量設定は、すべてのイベント評価およびその測定タイプの関連するレポートに使用される測定量および関連するフィルタリングを定義する。例えば、測定量毎に1つのフィルタを設定してもよい。
測定設定パラメータは、例えば、ULまたはDL送信がスケジュールされていない測定を実行するためにUEが使用することができる期間などの、測定ギャップを含むことができる。表2は、UEによってサポートされ得る例示的なギャップパターン設定を列挙する。
Figure 2022071131000005
E-UTRANは例えば、WLANを除き、所与の周波数に単一の測定オブジェクトを設定することができる。場合によっては、異なる関連パラメータ(例えば、異なるオフセットまたはブラックリスト)で、同じ周波数に2つ以上の測定オブジェクトを設定することは不可能である。E-UTRANは例えば、異なる閾値を有する2つの報告設定を設定することによって、同じイベントの複数のインスタンスを設定することができる。
UEは、単一の測定オブジェクトリスト、単一の報告設定リスト、および単一の測定IDリストを保持することができる。測定オブジェクトリストは、RATタイプごとに指定される測定オブジェクトを含む。測定オブジェクトリストは、サービング周波数に対応するオブジェクトなどの周波数内オブジェクトを含むことができる。測定オブジェクトリストは、周波数間オブジェクト、およびRAT間オブジェクトを含むことができる。報告設定リストは、E-UTRAおよびRAT間報告設定を含むことができる。任意の測定オブジェクトはいずれも、同じRATタイプのどの報告設定にもリンクすることができる。いくつかの報告設定は、測定オブジェクトにリンクされないことがある。同様に、いくつかの測定オブジェクトは、報告設定にリンクされないことがある。
測定手順は、サービングセル、リストされたセル、および検出されたセルを区別し得る。サービングセルは、CAをサポートするUEのために設定される場合、PCellおよび1つまたは複数のSCellを含むことができる。リストされたセルは、測定オブジェクト内にリストされたセルであり、または、RAT間WLANの場合、測定オブジェクトまたはUEが接続されているWLAN内に設定されたWLAN識別子に一致するWLANである。検出されたセルは測定オブジェクト内にリストされていないが、測定オブジェクトによって示されたキャリア周波数上でUEによって検出されるセルである。
TS 36.300で指定されるように、周波数内/周波数間モビリティのためにLTE UEによって実行される測定は例えば、ブロードキャストまたは専用制御を使用して、E-UTRANによって制御され得る。RRC_IDLE状態では、UEがE-UTRANブロードキャストによって指定されたセル再選択のために定義された測定パラメータに従うことができる。RRC_IDLE状態のための専用測定制御の使用は、UE固有の優先順位の提供によって可能である。TS 36.300の10.2.4項参照。RRC_CONNECTED状態では、UEは例えば、UTRAN MEASUREMENT_CONTROLのように、E-UTRANから送られたRRCによって指定される測定設定に従うことができる。
RRC_IDLE状態およびRRC_CONNECTED状態では、UEは、TS 36.133で定義されているように、低下性能要件に従って1つまたは複数のUTRAキャリアまたはE-UTRAキャリアを監視するように設定され得る。
CSI-RSベースの発見信号測定において、本明細書では、「セル」という用語は該当セルの送信ポイントを指す。
周波数内隣接セル測定はUEによって実行される隣接セル測定であり、現在のセルおよびターゲットセルが同じキャリア周波数で動作するときの周波数内測定である。周波数間隣接セル測定はUEによって実行される隣接セル測定であり、隣接セルが、現在のセルと比較して、異なるキャリア周波数で動作するときの周波数間測定である。
測定が非ギャップ支援であるか、またはギャップ支援であるかは、UEの性能および現在の動作周波数に依存する。非ギャップ支援シナリオでは、UEは、測定ギャップなしで測定を実行することができる。ギャップ支援シナリオでは、UEは、測定ギャップなしで測定を実行できると仮定されるべきではない。UEは、特定のセル測定が送信/受信ギャップにおいて実行される必要があるかどうかを決定し、スケジューラは、ギャップが必要であるかどうかを認識する必要がある。
図4のシナリオA~Gなど、多くの周波数間および周波数内測定シナリオが可能である。
図4のシナリオAでは、同じキャリア周波数およびセル帯域幅が使用される。これは、測定ギャップなしの周波数内シナリオである。
シナリオBでは、同じキャリア周波数が使用されるが、ターゲットセルの帯域幅は現在のセルの帯域幅よりも小さい。これは、測定ギャップなしの周波数内シナリオである。
シナリオCでは、同じキャリア周波数が使用されるが、ターゲットセルの帯域幅は現在のセルの帯域幅よりも大きい。これは、測定ギャップなしの周波数内シナリオである。
シナリオDでは、異なるキャリア周波数が使用され、ターゲットセルの帯域幅は現在のセルの帯域幅よりも小さい。ターゲットセルの帯域幅は、現在のセルの帯域幅内にある。これは、測定を使用する周波数間シナリオである。
シナリオEは、異なるキャリア周波数を含み、ターゲットセルの帯域幅は現在のセルの帯域幅よりも大きく、現在のセルの帯域幅はターゲットセルの帯域幅内にある。これは、測定ギャップを使用する周波数間シナリオである。
シナリオFでは、異なるキャリア周波数が重複しない帯域幅と共に使用される。これは、測定ギャップを使用する周波数間シナリオである。
シナリオGでは、同じキャリア周波数が使用されるが、帯域幅低減低複雑度(BL)UEまたは拡張カバレッジ内のUEの動作周波数は現在のセルの中心周波数と一致することが保証されない。これは、測定ギャップを使用する周波数内シナリオである。
測定ギャップパターンは、RRCによって設定され、アクティブ化されてもよい。
CAを設定する際、「現在のセル」は、設定されたサービングセルのセットのうちのいずれのサービングセルでもよい。周波数内隣接セル測定の場合、これは、設定されたサービングセルのセットうちの1つとターゲットセルとが同じキャリア周波数上で動作するときに、UEによって実行される隣接セル測定が周波数内測定であることを意味する。UEは、測定ギャップなしの測定を実行することができる。
周波数間隣接セル測定の場合、UEによって実行される隣接セル測定は、隣接セルが設定されたいずれかのセットのサービングセルとは異なるキャリア周波数で動作するときの周波数間測定である。UEは、測定ギャップなしの測定を実行することができると仮定されるべきではない。
DCが設定された場合、設定されたサービングセルのセットはCAのように、MCGおよびSCGのすべてのセルを含む。SeNBに属するサービングセルの測定手順は、SeNBのRLFによる影響を受けないことがある。また、MeNBとSeNBの共通ギャップを適用してもよい。MeNBによって制御され通知されるUEには、単一の測定ギャップ設定のみが存在する。さらに、DCが設定された場合、UEは、MCGサービングセルのSFN、サブフレーム番号、およびサブフレーム境界に基づいて、測定ギャップの開始点を決定する。
NRでは、同期信号(SS)ブロックが、ネットワークがUEに同期信号を送信することができるビーム掃引時間の単位として定義され得る。SSバーストは1つ以上のSSブロックのセットとして定義されてもよく、SSバースト列は1つ以上のSSバーストのセットとして定義されてもよい。SSバースト列は図5に示されており、この例では、システムが各SSブロック中に1つのビームを送信する。各SSバーストにはM個のSSブロックがあり、SSバースト列にはL個のSSバーストがある。
現在、ビームフォーミングされたアクセスのフレームワークを設計するために、3GPP標準化の努力が進行中である。より高い周波数における無線チャネルの特性は、LTEが現在配備されているサブ6GHzチャネルとは著しく異なる。より高い周波数のためのNew Radioアクセス技術(RAT)を設計する重要な課題は、より高い周波数帯域におけるより大きな経路損失を克服することである。この大きな経路損失に加え、より高い周波数は、回折不良によって引き起こされる遮蔽のために、好ましくない散乱環境にさらされる。したがって、MIMO/ビームフォーミングは、受信機側で十分な信号レベルを保証するのに不可欠である。例えば、3GPP R1-164013 Framework for Beamformed Accessを参照のこと。
より高い周波数における追加の経路損失を補償するためにデジタルビームフォーミングによって使用されるMIMOデジタルプリコーディングのみに依存することは、6GHz未満の同様のカバレッジを提供するのに十分ではないように思われる。したがって、追加の利得を得るためにアナログビームフォーミングを使用することは、デジタルビームフォーミングと併せて代替となり得る。十分に狭いビームは多くのアンテナ素子で形成されるべきであり、これは、LTE評価のために想定されるものとは全く異なる可能性がある。ビームフォーミング利得が大きい場合、ビーム幅はそれに応じて減少する傾向があり、したがって、指向性アンテナ利得が大きいビームは、特に3セクタ構成では水平セクタ領域全体をカバーすることができない。同時高利得ビームの数の制限要因には、トランシーバ・アーキテクチャのコストおよび複雑さが含まれる。
異なるサービングエリアをカバーするようにステアリングされた狭いカバレッジビームを有する時間領域における複数の送信が必要である。本質的に、サブアレイのアナログビームはセル内の異なるサービスエリアにわたるビームステアリングの目的のために定義されたOFDMシンボルまたは任意の適切な時間隔単位の時間分解能で単一方向にステアリングされてもよく、したがって、サブアレイの数により、ビーム方向の数および各OFDMシンボル上の対応するカバレッジ、または、ビームステアリングの目的のために定義された時間隔単位が決定される。いくつかの文献では、この目的のために複数の狭いカバレッジビームを提供することは「ビーム掃引」と呼ばれている。アナログおよびハイブリッドビームフォーミングのために、ビーム掃引は、NRにおける基本的なカバレッジを提供するために不可欠であると考えられる。この概念は、図6に示すように、セクタレベルセルのカバレッジがセクタビームおよび複数の高利得・狭ビームで実現される。また、大規模MIMOを用いたアナログおよびハイブリッドビームフォーミングの場合、NR内のサービングセル内のカバレッジエリア全体をカバーするために、異なるサービングエリアをカバーするようにステアリングされた狭いカバレッジビームを用いた時間領域における複数の送信が不可欠である。
ビーム掃引に密接に関連する1つの概念は、UEとそのサービングセルとの間の最良のビームペアを選択するために使用されるビームペアリングの概念であり、これは、制御シグナリングまたはデータ送信に使用され得る。ダウンリンク送信の場合、ビームペアは、UE RXビームとNR-Node TXビームとからなる。アップリンク送信の場合、ビームペアは、UE TXビームとNR-Node RXビームとからなる。
関連する概念は、ビーム精緻化に使用され得るビームトレーニングである。例えば、図6に示すように、ビーム掃引およびセクタビームペアリングの処理中に、より粗いセクタビームフォーミングが適用され得る。次いで、例えば、アンテナ重みベクトルを精緻化するビームトレーニングが行われ、それに続き、UEとNR-Nodeとの間の高利得・狭ビームのペアリングが行われる。
NRでは、3GPP TR 38.804に従って、ビーム管理は最小ビーム決定、測定、報告、および掃引を包含する、DLおよびULの送受信に使用され得る1つまたは複数のTRPおよび/またはUEのビームのセットを獲得して維持するための一連のL1/L2手順を含む。ビーム決定は、TRPまたはUEがそれぞれの送受信ビームを選択するために行われる。ビーム測定は、受信済みのビームフォーミングされた信号の特性を測定するためのTRPまたはUEを含む。ビーム報告では、UEが、ビーム測定に基づいてビームフォーミングされた信号の特性/品質などの情報を報告する。ビーム掃引は、所定の方法で一定時間内に送信および/または受信されるビームによって空間領域をカバーする動作である。
いくつかのDL L1/L2ビーム管理手順は、1つまたは複数のTRP内でサポートされ得る。手順P-1は、TRP Txビーム/UE Rxビームの選択をサポートするため、異なるTRP TxビームのUE測定を可能にするために使用され得る。TRPにおけるビームフォーミングでは、手順P-1は通常、異なるビームのセットからのTRP内/TRP間Txビーム掃引を含む。UEにおけるビームフォーミングでは、手順P-1は通常、異なるビームのセットからのUE Rxビーム掃引を含む。
手順P-2は、異なるTRP Txビーム上のUE測定により、P-1よりも小さいと思われるビーム精緻化対象のビームセットからTRP間/TRP内Txビームの変更を可能にするために使用され得る。P-2は、P-1の特殊なケースであり得る。
手順P-3は、UEがビームフォーミングを使用する場合に、同じTRP Txビーム上のUE測定によりUE Rxビームの変更を可能にするために使用され得る。
少なくともネットワークトリガ非周期的ビーム報告は、P-1、P-2、およびP-3に関連する動作によってサポートされる。
ダウンリンクの場合、NRは、ビーム関連指示の有無にかかわらず、ビーム管理をサポートする。ビーム関連指示が提供された場合、データ受信に使用されるUE側ビームフォーミング/受信手順に関係する情報は、QCLを介してUEに指示され得る。
TRPによって送信されるビーム管理に使用されるRSに基づいて、UEは、選択されたTxビームの数Nに関連する情報を報告することができる。TR 38.804は、New Radioアクセス技術の測定の態様を記載する。RRCによって駆動されるセルレベル・モビリティの場合、DLのRRM測定フレームワークのベースラインは、TS 36.331で指定されているように、測定オブジェクト、測定ID、および報告設定を含む、LTEに指定されたものである。DL RRM測定は、ネットワークおよびビーム数などのUEビーム設定にかかわらず、共通フレームワークに基づいて実行され得る。イベントトリガ報告に関しては、LTEに指定された少なくともイベントA1~A6が潜在的な修正を伴って、NRにおいてサポートされる。他のイベントもまた、NRについて検討され得る。測定レポートは、少なくともセルレベル測定結果を含み得る。
RRC_CONNECTEDのUEは、常時ONの、NR-PSS/SSSおよび/またはCSI-RSなどのアイドルRSのRRM測定を実行することができなければならない。gNBは、CSI-RSおよび/またはアイドルRSに対して実行する専用シグナリングを介したRRM測定を設定する必要がある。イベントトリガ報告は、RRM測定のため、NR-PSS/SSS、および、CSI-RSに設定され得る。少なくとも、イベントA1~A6が、NR-PSS/SSSに対して設定され得る。
マルチビーム動作では、RRC_CONNECTED状態にあるUEが1つまたは複数の個々のDLビームを測定することができる。gNBは、ハンドオーバのためにこれらのDLビームの測定結果を考慮するメカニズムを有することができる。このメカニズムは、gNB間ハンドオーバをトリガし、ハンドオーバのピンポンおよび失敗を最適化するのに有用である。UEは、そのサービングセルからのビームと、隣接セルからのビームとを区別することができなければならない。UEは、ビームがそのサービングセルから送信されているかどうかを認識できなければならない。DL RRM測定のセルレベルシグナリング品質は、複数のビームが検出された場合、その複数のビームから導出され得る。セルレベルシグナリング品質を導出するために考えられるオプションとして、最良ビーム、N個の最良ビーム、すべての検出されたビーム、または閾値を超えるビームを選択することができるが、これに限定されない。例えば、DL RRM測定は、単一ビームに対して行われてもよい。
CSI-RSは、常時ONのアイドルモードRSに加え、RRC-CONNECTEDモードでビームフォーミングされ得る追加RSの例である。
RSRPは、アイドルモードRSから測定することができる。1つのRSRP値は例えば、SSブロック毎にIDLEモードRSから測定され得る。測定値は"SS-block-RSRP"と呼ばれ、少なくともアイドルモードでは、マルチビームの場合のビーム品質に対応し得る。UEは例えば、SSバーストセット内の複数のSSブロックから1つのRSRP値を測定するか、または、複数の測定を行うことができる。モビリティ用の追加RSは、定義された場合、複数のビーム上で送信され得る。
NRでは、異なる状態にあるUEは、レイテンシ、消費電力などの異なる性能要求のモビリティ管理測定を実行することができる。ビーム中心のNRネットワークでは、狭ビームの感受性、UEの回転/モビリティ、無線環境の突然の変化などに由来する、測定信号の送信制限または頻繁なビーム妨害のいずれかによって、測定できるセル/ビームが常に存在するとは限らない場合がある。さらに、NRにおける多様な使用シナリオおよびネットワーク配備シナリオは、測定挙動の適切な柔軟性および設定可能性を要する。したがって、ビームレベル測定についての報告/トリガ、異なる伝送特性を有する測定信号の適切なフィルタリング処理、測定結果のマルチレベル統合など、柔軟な測定設定、メカニズム、および手順を提供することができるように、新しい測定フレームワークが必要とされる。
例えば、本明細書で説明されるように、測定モデリングおよびフィルタリングは、NR RRC _CONNECTEDモードモビリティ、RRC_INACTIVEモードモビリティ、またはRRC_IDLEモードモビリティのセル品質導出をサポートするために使用され得る。
RRC_CONNECTEDモードモビリティは例えば、セル間モビリティおよびTRP間/セル内モビリティなどのいくつかのシナリオを含むことができる。例えば、TRP間/セル内モビリティは、中央ユニット(CU)がRRCエンティティおよびPDCPエンティティと、RLCエンティティ、MACエンティティ、およびPHYエンティティなどの分散ユニット(DU)のセットとを含み、ソースTRPおよびターゲットTRPが異なるDUに属する分割アーキテクチャに関連し得る。RRC_CONNECTEDモードモビリティはまた、ビームグループがTRPレベル以外のレベルでのビームのグループ化であり得る、セル内/ビームグループ間モビリティを含み得る。
測定モデリングおよびフィルタリングは、TRPビームなどのビームグループ、TRP Txビーム/UE Rxビーム選択などのビーム管理のための品質導出、およびNR RRC _CONNECTEDモードモビリティまたはRRC_INACTIVEモードモビリティのTRP間Txビーム変更のサポートに使用され得る。
測定モデリングおよびフィルタリングはまた、TRP内ビーム変化(例えば、TRP内Txビーム変化、UE Rxビームの変化)の個々のビーム品質導出をサポートするために使用されてもよい。
測定設定のための手順は、測定ギャップの設定を含んでもよい。測定ギャップは、ULまたはDLの送信がスケジュールされない期間または一連の期間として定義してもよい。測定ギャップ中に、UEは測定を実行することができる。UEはその受信機チェーンをターゲット周波数またはターゲットRATに同調させる必要があり得るので、通常、周波数間測定またはRAT間測定には測定ギャップが必要とされる。ビーム中心のセルアーキテクチャでは、任意の所与の時点で、セルの一部は利用可能なビームのカバレッジ内にあるが、同じセルのいくつかの他の部分はカバレッジ外にあるビーム掃引を使用することによってカバレッジが提供される。静的測定ギャップ長および静的測定ギャップ周期の現在のLTE測定ギャップメカニズムは、いくつかの理由により、ビーム中心のセルアーキテクチャには不適切である。
第1に、ギャップによってビームが物理的に存在する場合を見逃す可能性があるため、ダウンリンク測定のためのDL TXビームなどのビームが物理的に存在する(たとえば、UE DL RXビームを指している)時間と一致するようにタイミングを合わせる必要がある。これは、NRセルが同期されない場合があるということを考慮すると、さらに複雑になり得る。測定ギャップは、測定するDL TXビームの存在と一致する必要がある。
第2に、ギャップは、UEが潜在的に非同期のビーム掃引パターンを有する隣接セルからのビームを検出することを可能にするのに十分な長さである必要がある。
さらに、アイドルモードRSビームのようなより広いビームと、追加の接続モードRSビームのような狭いビームとが、例えば、UEがオーバーラップするタイムウィンドウにおいてより広いビームと狭いビームとの両方で受信することができるオーバーレイ方式で、共に使用される場合、UEは、図7に示されるように、より広いビームと狭いビームとの両方で同時に受信する性能を有していないことがあるので、周波数内の場合であっても、今後の課題は残る。
ここで、「アイドルモードRS」および「NR-SS」という用語は、NR-PSS/SSSなどの参照信号を指す。「追加RS」という用語は、CSI-RS、復調参照信号(DMRS)、およびモビリティ参照信号(MRS)などの信号を指す。
[測定のモデル化およびフィルタリング]
測定モデリングおよびフィルタリングのため、参照信号(RS)は、2つの広いカテゴリに分類され得る。1つは、アイドルモードRSであり、例えば、UEがアイドルモードおよび非アクティブモードで測定することができるRSである。もう1つは、接続モードRSであり、例えば、UEが接続モードで測定することができる追加RSである。
UEは主に、セル検出/獲得およびアイドルモードセルカバレッジ評価のためにアイドルモードRSを使用することができる。接続モードでは、セルタイミングを維持してセルカバレッジを評価することに加え、UEはさらに、データを送受信する必要があり得る。RRC_CONNECTED状態のUEはアイドルモードRSを使用して、セルタイミングを維持し、セルカバレッジを評価するか、または、セルカバレッジおよびモビリティ決定評価のために、アイドルモードRSに対して実行された測定をネットワークに報告することができる。
アイドルモードRSの測定はまた、RRC_CONNECTED状態のUEのHOを実行するときに使用されることになるRACH設定を決定するために使用することができる。しかしながら、例えば、通常広いビームで送信されるアイドルモードRSと比べて狭いビームフォーミングには、非常に高いTX/RXデータレートが必要とされるため、データ送信をサポートするアイドルモードRSに加え、接続モードで使用する追加RSは、ビームフォーミングの方法がアイドルモードRSとは異なること場合がある。
アイドルモードRSおよび追加の接続モードRSは例えば、ビーム幅、帯域幅、周期性などにおいて、ビームフォーミングの方法が異なる場合がある。したがって、測定のモデル化およびフィルタリングの設計の様々な解決策を適用して、どのビーム/信号タイプをセル品質評価に使用するか、ビーム量測定によってどのようにセル品質を導出するか、モビリティ決定をサポートする際にどのようにセルカバレッジレベルを評価するか、および、どのように異なるモビリティシナリオの処理に応じた測定を実行するかといった問題を解決することができる。ネットワークのノードにおける制御装置などの単一の装置は、様々な接続シナリオにおいて有用となり得るように、本明細書で説明される技法のいずれかまたはすべてを個々にまたは組み合わせて実行する性能を備え得る。異なるタイプの測定信号の動的可用性は、RRC_CONNECTEDおよびRRC_IDLE/RRC_INACTIVE動作の両方の様々な状況において有用である。
例えば、RRC_CONNECTED UEは、アイドルモードRSのみを測定するように設定されてもよく、これはカバレッジの拡張が必要とされる場合に有益であり得る。ただし、マシンタイプのアプリケーションのような低データレートの場合、または、NRが低周波数で少数のアンテナ素子を用いて展開される場合である。これらの場合、アイドルモードRSは、RRC_CONNECTED状態のUEのRRM測定には十分であり得る。
同様に、RRC_CONNECTED状態のUEは、NR-RSではなく、追加RSのみを測定するように設定され得る。これは、セルカバレッジ評価およびモビリティ決定が追加RSの測定にのみ依存する展開シナリオの場合であり得る。測定イベントおよび報告設定パラメータは、UEが、アイドルモードまたはRRC非アクティブモードに移行すると、セル内に留まるように設定され得る。
RRC_CONNECTED状態のUEは、アイドルモードRSおよび追加RSの両方を測定するように設定され得る。RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEモードのUEは例えば、アイドルモードRSのみを測定するように設定され得る。
図8は、NRネットワークのマルチビームマルチレベルモビリティ測定モデルの設計を示す図である。図8の例は、一方では高周波数における急速なチャネル変動に対する比較的短期的な高速反応()と、他方ではセルレベル品質の比較的長期的な安定した信頼性のある導出との間のトレードオフに対処する。図8のアプローチでは2タイプの測定信号がフィルタリングされ、別々に処理される。NR同期信号(NR-SS)は例示的なアイドルモードRSとして使用され、CSI-RSは使用され得る追加RSの例である。
図8は、NRネットワークのマルチビームマルチレベルモビリティ測定モデルを示す図である。図8の方法を含む本明細書で説明される方法は例えば、ソフトウェア、専用ハードウェア、またはそれらの組合せによって実装され得る。
図8のアプローチにより、異なるUE状態および異なるモビリティレベルに応じて、異なる測定技術を適用することができる。UEは、様々なシナリオにおいて、とりわけ、RSRP、RSRQ、およびSINRなどの測定品質を考慮し得る。本明細書で言及されるように、シナリオ1はセル間モビリティであり、シナリオ2はTRP間Txビーム変更であり、シナリオ3はTRP内ビーム変更である。
図8において、点AおよびBにおける入力は、ビームまたはビームペアレベル測定であってもよい。測定値は例えば、物理層の内部にあるサンプルであってもよい。NR-SSは例えば、ビームで送信されてもよい。点Aについては、1つ以上のRSRPがNR-SSから測定され得る。例えば、1つのRSRP値は、SSブロック毎にNR-SSから測定され得る。測定値は"SS-block-RSRP"ともいう。SS-block-RSRPは、マルチビームのケースにおけるRAN2合意の「ビーム品質」に対応し得る。SSブロックの時間インデックスは、測定に関連付けられたビームを識別するため、SS-block-RSRPと組み合わせて使用され得る。
点Bでは、例えば、追加のRSが定義されている場合、CONNECTEDモビリティのために、追加RSから1つまたは複数のRSRPを測定してもよい。
図9は、図8の点AおよびBにおける測定サンプルの例を示す図であり、図9の例では、UEがDL RXビーム2に対してビーム掃引を行うと仮定している。追加RSの場合、ビームIDおよびTRP IDなどの複数の識別子の情報を伝送することができる。NR-SSでは、測定結果が複数のビームのSS-Block測定量値の集計となるように、セルIDを伝送してもよい。
図8のレイヤ1フィルタリングは、測定平均化を含み得る。点CおよびDでの出力が3GPP TR 38.913に記載されているような性能要件のいずれかを満たす場合、UEが正確にどのように、いつ測定を正確に実行するかは、実装固有である。平均化動作は、時間領域で実行され得る。つまり、異なるビームまたはビームペア間の測定値は集計されない場合がある。
点CおよびDは、時間平均化後のビームまたはビームペアレベル測定結果である。時間平均化は、レイヤ1フィルタリング後に報告される異なる測定サンプル間の大きな変動を低減するのに役立つ。
点Eにおける信号は、ビームレベル測定レポートが必要であるかどうかをチェックするために使用されてもよい。これは、シナリオ3のTRP内ビーム変更に有用である。ビーム品質モニタリングおよびTRP内ビーム切替えなどのレイヤ1ビーム管理手順の場合、測定レポートはタイムクリティカルであり、ビーム品質変動および軽量に迅速に適応する必要がある。NR-SSは通常セル固有であり、ビームIDのようなビーム情報を伝送しないため、これは追加RSにのみ適用することができる。一般に、点DおよびEにおける情報は局所的で、タイムクリティカルで、軽量であり、ビーム品質変動に迅速に適応する。
レイヤ2フィルタリングは点Dで提供された測定値に対して実行される。レイヤ2フィルタの動作は標準化されてもよく、レイヤ2フィルタの設定はMAC制御要素などのL2シグナリングによって提供されてもよい。点Fにおけるフィルタリング報告期間は、点Dにおける1つの測定期間と同じでもよく、測定は個々のビームレベルでフィルタリングされる。セル内TRPスイッチングまたはTRP間ビームスイッチングが必要とされる状況では、例えば、複数のTRPが同じセル内で共通のMACエンティティを共有する、RRC関与なしのレイヤ2モビリティ管理で十分である。この目的のため、高速レイヤ2フィルタリングおよびレポートが図8に定義されている。
レイヤ2フィルタリング動作は例えば、以下の式に従って、個々のビームの移動加重平均を含んでもよい:
Figure 2022071131000006
ここで、Mnは、レイヤ1フィルタリングからの1つのビームまたは1つのSS-Block-RSRPの最新の受信測定結果である。Fnは、更新済みのフィルタリングされた測定結果である。Fn-1は、フィルタリングされた古い測定結果である。F0は、第1の測定がレイヤ1フィルタリングの結果である場合、M1に設定される。a=1/2(k/4)、ここで、kは、測定設定において受信された対応する測定量のフィルター係数である。フィルタ入力レートは実装に依存し、レイヤ1フィルタの出力レートによって決定され得る。
図8の点Fにおける信号は、レイヤ2フィルタリング後のビームまたはビームペアレベルの測定結果である。点Fの後、TRPビームなどのビームグループの品質を導出するために、レイヤ2マルチビーム組合せを使用することができる。これは、例えば、シナリオ2のTRP間Txビーム変更に有用である。品質導出は、例えば、TRP Txビーム/UE Rxビーム選択、または、NR RRC_CONNECTEDモードモビリティ若しくはRRC_INACTIVEモードモビリティのTRP Txビーム間変更などのビーム管理に使用され得る。
評価対象のグループに加えるためにどのビームを選択するかについて、複数のオプションが利用可能である。ビームグループには、例えば、最良ビームのみ、一定数の最良ビーム、すべての検出ビーム、または、RSRP、RSRQなどの設定可能な閾値測定量を超えるすべてのビームが含まれる。
スケーラビリティおよび柔軟性のため、評価対象のセットに加えるようビームを選択する方法は、ネットワークによって制御および設定され得る。例えば、閾値を超えるビーム数Nを使用することができ、この場合、Nと閾値の両方がネットワークによって設定される。Nの値および閾値の適切な設定を使用して、多くのオプションをカバーすることができる。例えば、Nを1に設定し、閾値を十分に小さい値に設定すると、閾値を超えるN個の最良ビームが実際に最良ビームを選択する。
点Iにおける信号はレイヤ2マルチビーム組合せの出力であり、ビームグループの品質を表す単一の値であってもよい。例えば、ビームグループが同じTRPからのものである場合、単一の値はTRPの品質を表す。同様に、単一の値は、選択されたビームグループの品質を表すことができる。点IとLとの間の処理は一般に、RRCの関与なしにセル間モビリティを処理し、より速いL2フィルタリングおよび報告で事足り得る。
レイヤ3マルチビーム組合せは、セルレベルモビリティ測定のため点Fの後に使用されてもよい。これは、例えば、シナリオ1のセル間モビリティに有用である。セルレベル品質を導出するためにUEがどの測定ビームを選択できるかに関する検討対象のオプションは、Fの後のレイヤ2マルチビーム組合せと同じであってもよい。このモジュールの違いは、Nの値および閾値などのパラメータおよび閾値がレイヤ2マルチビーム組合せとは別に設定され得ることである。具体的には、セル間モビリティではより安定した信頼性のあるセル品質導出が期待される。これは一般に、シグナリングオーバーヘッドおよびレイテンシによって発生するコストが、例えば、UEコンテキスト/データ転送およびパススイッチングなどのセル内モビリティよって発生するコストよりもはるかに高いからである。したがって、ビームの組合せ/統合のオプションは、大きなタイムウィンドウ内の値を平均化するなど、長期的な測定に好ましい場合がある。
レイヤ3マルチビーム組合せの場合、閾値を超えるN個のビームがセルレベル品質を導出すると考えられる場合(Nは1より大きい)、他の異なるオプションが存在し得る。例えば、1つのオプションは、全ての測定ビームから閾値を超える測定量を有する任意のN個のビームを選択することである(N個のビームは全ての検出ビームより少ない)。しかし、これは、選択されたビームが例えば、空間的相関によって相関され、合わせると閾値を超える可能性がある同じチャネル経路を使用する場合、良好なオプションではないことがある。「ビームグループ化」と呼ばれる同様の概念が、RAN1で論じられている。例えば、3GPP R1-1703184, On QCL Framework and Configuraions in NR, Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell, 2017年2月を参照。ビームグループ内のビームは、高度に相関して同様のチャネル伝搬が行われる一方、異なるビームグループからのビームは空間相関、チャネル応答相関などの相関が低い、低い相関を有し得る。多様なビーム特性を有するより多くの代替ビームを有するセルなど、よりロバストなセルがより高い導出品質を有することができるよう、セル品質導出のために相関ビームを選択することを回避するため、ネットワークはUEに対し、どのビームが擬似コロケーションされたかなどの支援情報を提供することができる。
点Hにおける信号は、Fの後のレイヤ3マルチビーム組合せの出力であり、セルレベル品質を表す少なくとも1つの値を含む。さらに、選択されたビームのビームIDおよびビーム品質などのビームレベル測定結果も含まれ得る。
レイヤ3マルチビーム組合せは点Cの後に使用することができる。セル固有のNR-SSはビームIDやビームグループIDなどのビームレベル情報を伝送しない可能性があるため、組み合わせアプローチは単に、同じセルの複数のSSブロックの測定値を、時間領域にわたって単純に集計することであり得る。一例において、閾値を超えるN SS-block-RSRP測定値までの線形電力値は例えば、閾値が絶対閾値または(例えば、最も強いSS-block-RSRPに対する)相対閾値であり得る場合に、平均化され得る。
点Gにおける信号は、Cの後のレイヤ3マルチビームの組合せの出力であり、NR-SSがビームレベル情報を伝送しない場合、SS-block-RSRPの集計値に基づくセルレベル品質のみを含み得る。
レイヤ3フィルタリングは点Gの後に使用されてもよく、入力はセルレベル品質のみであってもよい。フィルタリング式はレイヤ2フィルタリングに使用されるものと同様であってもよいが、kおよび平均化期間などのL3固有のパラメータを用いるものとする。より安定した信頼性のあるフィルタリング結果を得るため、レイヤ3フィルタリング内の平均化タイムウィンドウは、通常、レイヤ2およびレイヤ1の平均化タイムウィンドウよりも大きい。ネットワークは、固有のレイヤ3フィルタリングを用いてUEを設定することができる。レイヤ3フィルタの動作は標準化されてもよく、レイヤ3フィルタの設定はRRCシグナリングによって提供されてもよい。Jにおけるフィルタリング報告期間は、Gにおける1つの測定期間に等しい。
レイヤ3フィルタリングは、点H後に使用され得る。入力は、F後のレイヤ3マルチビームの組合せの出力に依存し、セルレベル品質だけでなくビームレベル情報も含み得る。セルレベル品質の値を平滑化するため、Gの後のレイヤ3フィルタリングに使用されるようなフィルタリング式が適用されてもよい。この場合も、このモジュールのL3固有のパラメータは、例えばネットワークを介して、異なるように設定することができる。任意選択的に、ここではビームレベル品質情報のための点Hの後に、例えば、異なるビームの情報がHからの入力として使用される場合、フィルタリング動作は実行されなくてもよく、代わりに、例えば、ビーム情報はレイヤ3レポート評価に直接転送されてもよい。
点J及びKにおける信号は共に、レイヤ3フィルタにおける処理後のセルレベル測定値を含む。セルレベル測定値は、特定パラメータを有するフィルタリング式に基づく演算から得られる。点Kについては、Hの後のレイヤ3フィルタリングが入力としてビーム情報を有する場合、ビームレベル情報が含まれてもよい。
図8のレイヤ2およびレイヤ3のレポート基準モジュールは、定義されたトリガリングに従って、点M、N、およびLにおいて測定レポートが実際に必要であるかどうかをチェックするために使用され得る。UEは少なくとも新しい測定結果が点J、K、およびIで報告されるたびに報告基準を評価することができる。報告基準は標準化することができ、設定は(例えば、レイヤ2またはレイヤ3のシグナリングとして)ネットワークシグナリングによって提供することができる。
両方のRS測定結果は、同じセルで利用可能である場合、ジョイントセルレベル評価に使用されてもよい。
点M、N、およびLにおける信号は例えば、メッセージを介して、無線インターフェース上で送信される測定レポート情報を含む。点Mでは、セルレベル品質を報告することができる。Nでは、少なくともセルレベル品質が報告されてもよく、ビームレベル品質/情報も、以前の処理に応じて含まれてもよい。点Lでは、ビームグループ(例えば、ビームグループが同じTRPに属する場合にはTRPのビーム)の品質、および/または、個々のビームについての情報が報告され得る。
点MおよびNにおける信号の統合評価は、両方の測定信号がCONNECTEDモードのUEに利用可能である場合に使用され得る。ネットワークは、図8に示す別々のプロセスパイプラインのように、両方の信号に対して別々にRRM測定設定を実行することができる。レイヤ3レポート基準評価のステップでは、両方の信号に対するセルレベル品質の統合評価が必要とされることがある。統合評価の一例では、UEがまず隣接セルを発見するためにNR-SS測定を使用する。次いで、ネットワークはこの情報を使用して、ハンドオーバ候補セルと思われるものに対応する追加のRS測定値を設定し、より正確かつ詳細な測定値を得ることができる。例えば、ネットワークはビーム、TRP、および/またはセルのサブセット上で追加のRS送信をオンにし、次いで、それを測定するようUEを設定することができる。NR-SSに基づく以前の測定結果は複数のビームから、SS-block-RSRPおよび/またはSS-block-RSRQなどのSS-Block量として集約され得、ハンドオーバ後のセル品質を正確に反映し得ない。
図8では、NR-SS信号と追加RS信号の両方が考慮されている。多くの理由により、2タイプの測定信号は、別々にフィルタリングされてもよい。
第1に、2タイプの測定信号は、ビーム幅、周期性、信号設計、およびビーム掃引全体に必要な測定持続時間などの異なる特性を有し得る。例えば、NR-SSが広域ビームベースであり、追加RSが狭域ビームベースであると仮定する。ビームフォーミングゲインが異なるため、NR-SSの測定量/品質は一般に、追加RSの測定量/品質よりも低いことがある。両方の信号からの測定結果をマージすることによってセルレベル品質を表す単一の値を生成する場合、マージ動作を適正に行うことは困難である。例えば、測定されたNR-SSからのビームレベル測定サンプルが測定された追加RSからの測定サンプルよりも多い場合、単一の値は、測定された追加RSからの結果の方が多い場合よりも小さいことがある。さらに、2つの信号の測定量/品質は、無線チャネルの時変性、および、異なる時間インスタンスでの測定のため、さらに異なり得る。そのため、ビーム結果の統合を別々に行う方がよい可能性がある。
第2に、送信リソース、使用される送信ビームのトラフィック負荷など、2つの測定信号の特性が別々に変更される場合、報告基準および組合せ方法などの対応するモジュール内のパラメータを別々に設定することができる。
第3に、1つの信号のみが利用可能または考慮される場合がある。例えば、IDLE/INACTIVEモードのUEの場合、NR-SSのみが利用可能であり得る。CONNECTEDモードUEには、追加RSのみが使用される。1つの信号のみが利用可能または考慮される場合、モデル/フィルタリング設計全体は、依然として共通のフレームワークとして使用され得る。例えば、1つの測定信号処理経路のレイヤ1フィルタリングの測定サンプリングをオフにしてもよい。
代替のNR測定モデルが図17に示されており、この例では、アイドルモードRSおよび追加RSベースの測定に同じ測定モデルが使用される。モデルの上部経路(点A~D)はセルレベル測定値を計算するために使用され、下部経路(点A~F)はビームレベル測定値を計算するために使用される。図17の例では、一般性を損なうことなく、NR-SSがアイドルモードRSの例として、CSI-RSが追加RSの例として、RSRPが測定量の例として用いられている。
図17において、点Aにおける入力は物理層の内部にあるサンプルなどの測定値、である。L1フィルタリングは点Aで測定された入力の内部フィルタリングであり、正確なフィルタリングは実装に依存する。点Bにおける情報は、L1フィルタリング後にL1からL3によって報告される測定値である。
ビーム選択およびセル品質導出は、セル品質測定を含む。図17の例では、セル品質測定はN個の最良ビーム(Kは測定ビーム数、N <= K)に基づいて行われる。Nの値はキャリア毎またはセル毎に設定され、Nと同じ値はNR-SSおよびCSI-RSに基づく測定を行う際に使用され得る。あるいは、Nと異なる値はNR-SSおよびCSI-RSに基づく測定のために設定され得る。N>1の場合、閾値を超えるN個までの検出ビームを平均してセル品質を導出することができる。閾値は、絶対閾値または相対閾値とすることができる。例えば、閾値は、サービングビーム、最強ビーム、または品質ビームのビームなどの測定値に対するものでもよい。
点Cにおける情報は、セル品質測定値である。L3セル品質フィルタリングは、点Cで提供された測定値に対して実行される。L3フィルタの動作は標準化され、L3フィルタの設定はRRCシグナリングによって提供される。Dにおけるフィルタリング報告期間は、Bにおける1つの測定期間と等しくてもよい。
点Dにおける信号は、L3セル品質フィルタにおける処理後のセル品質測定値である。報告レートは点Bにおける報告レートと同一であってもよく、この測定値は報告基準の1つ以上の評価のための入力として使用される。
L3ビームフィルタリングは、点Bで提供された測定値に対して実行される。L3フィルタの動作は標準化されてもよく、L3フィルタの設定はRRCシグナリングによって提供されてもよい。Eにおけるフィルタリング報告期間は、Bにおける1つの測定期間と等しくてもよい。
点Eにおける情報は、L3フィルタで処理した後のビーム測定値である。報告レートはB点における報告レートと同一であってもよく、この測定値は報告基準の1つ以上の評価のための入力として使用されてもよい。
ビーム選択は、最良ビームの測定結果の選択を含む。X<=Kの場合、X個までの最良ビームを閾値に基づいて選択することができる。閾値は、絶対閾値、または、サービングビーム、最強ビーム、最高品質ビームなどの測定値に対する相対閾値とすることができる。あるいは、X個の最良ビームはX個の最強ビームに対応してもよい。ビーム選択関数の出力は、ビームIDおよび/またはRSRP、RSRQ、およびSINRなどの測定量を含み得る。SSブロックの時間インデックスはNR-SSに基づく測定のためのビームIDとして使用することができ、CSI-RS IDは、CSI-RSに基づく測定のためのビームIDとして使用することができる。
点Fにおける情報は、最良ビームのビーム測定値を含む。X個までの最良ビームのビーム測定値が選択される。選択されたビーム測定の実際の数は、検出されたビームの数および/または設定された閾値に応じて、X未満であってもよい。
報告基準の評価には、点Gでの実測報告が必要かどうかをチェックすることが含まれ、評価は例えば、異なる測定間を比較するために、基準点DおよびFでの複数の測定フローに基づいて行われ得る。これは、点D、D'、DおよびF'における入力によって示される。UEは少なくとも、新しい測定結果が点D、D'、DおよびF'で報告されるたびに、報告基準を評価することができる。報告基準は標準化されてもよく、設定はUE測定のためのRRCシグナリングによって提供されてもよい。
点Gにおける情報は、無線インターフェース上で送信されるメッセージなどの測定レポート情報である。測定レポートは、セルレベル測定値および/またはビームレベル測定値を含み得る。
[測定の設定および処理]
[測定ギャップ]
NRでは、サービングセル測定に加え、周波数間/周波数内隣接セル測定を実行するために測定ギャップ使用され得る。NR-SS信号はSSバーストセット設定に従って送信されるため、単純な周期的測定ギャップではこれらの信号の測定を実行するのに十分ではないことがある。
以下のシナリオは、ギャップ設定が暗黙的または明示的に要求される可能性がある例示的な測定使用事例である。これらのシナリオはそれぞれ、異なるギャップ設定を含み得る。
Figure 2022071131000007
UE機能ビットは例えば、表3に記載されるシナリオに関連付けられ得る。UEは適切な測定設定ギャップを提供する際にgNBを支援するために、その機能をgNBにシグナリングすることができる。
NRでは、サービングセルおよび/または隣接セルのSSバーストセット設定に依存する測定ギャップ設定を使用することができる。
NR配備では、隣接セルは、同期バースト列設定など同じSSバースト列設定を用いて設定され得る。セルがこのように配備された場合、サービングセルのSSバースト列設定により整列されたギャップパターンは、サービングセルおよび隣接セルを測定するために使用され得る。図10は、同期バースト列設定に使用され得る例示的なギャップパターン設定を示す図である。ギャップパターンは、SSバースト列のSSバーストと整列した一連の測定ギャップから構成される。ギャップパターンは周期的であり、周期はSSバースト列の周期の整数倍であってもよい。すべてのUEが同時に測定ギャップにあることを回避するため、ギャップオフセットパラメータを使用して、UEを異なるSSバースト列の発生に分配することができる。あるいは、ギャップパターンが図18に示されるように、バースト列全体にわたる単一の測定ギャップから構成されてもよい。
別の実施形態では、隣接セルのSSバースト列設定がそのときのUEのサービングセルに対するオフセットで定義される。この実施形態では、UEは、そのサービングTRP/セルと隣接TRP/セルとのビーム掃引パターン(例えば、xSSブロック、xSSバーストおよびxSSバースト列、RSブロック、RSバースト、RSバースト列)間の時間領域オフセットによって設定される。オフセットは、共通ブロードキャストシグナリング、専用シグナリングによって設定され得る。gNBは、初期接続確立時または後続の再設定中にオフセット値によってUEを設定することができる。オフセット値は、隣接セル固有、隣接TRP固有、またはビームグループ固有であってもよい。オフセットは、シンボルの数、スロットまたはミニスロットの数、サブフレームの数、無線フレームの数のうちの1つまたは複数について示され得る。オフセットはゼロであってもよく、その場合、UEサービングセルとその隣接セルとの間のビーム掃引パターンは図10に示すように時間領域が一致する。オフセットは、周波数固有またはコンポーネントキャリア固有のギャップオフセットまたはセル固有のギャップオフセットであってもよい。UEはオフセット情報を使用して、そのサービングビームまたはサービングTRPまたはサービングセルと隣接するセルまたはTRPまたはビームグループのビーム掃引パターン(例えば、バースト列設定)を暗黙的に導出する。UEは、暗黙的な測定ギャップとして、UE RXビームの方向に送信するサービングビームが存在しないビーム掃引サイクル内の期間を使用することができる。UEはまた、gNBによって測定ギャップが明示的に設定され得る。例えば、周波数間測定を行う場合またはUEが狭いハイパワービームの受信モードにある間に広いビームの測定を行う場合、UEのサービングビームと同じ方向のビーム伝送を測定するために上記の測定ギャップがUEに必要とされ得る。
あるいは、隣接セルは、異なるSSバースト列設定で設定されてもよい。これを非同期バースト列設定と呼ぶ。セルがこのように配置される場合、測定ギャップが隣接セルのSSバーストと整列される保証はないため、サービングセルのSSバースト列設定と整列されたギャップパターンは、隣接セルの測定を実行するために使用することができない。こうした配備で測定を実行するための1つの解決策は、サービングセル測定を実行するためにサービングセルのバースト列と整列されたギャップのセットと、測定ギャップの発生毎に増分される可変量だけオフセットされたギャップの追加のセットとを含むギャップパターンを使用して図11に示すように隣接セルを測定することである。あるいは、ギャップパターンは、図19に示すようにバースト列全体にわたる単一の測定ギャップから構成されてもよい。
セルが時間領域で同期化されない配置の場合、サービングセルに対するセルの掃引パターン間の角度オフセットを決定することが可能であり得る。このオフセットは、隣接セルがその方向にSSブロックをいつ送信するか、したがって、UEがそのセルの測定をいつ実行すべきか、を決定するためにUEによって使用され得る。図12は、セル2およびセル3がセル1からそれぞれ-60度および90度だけオフセットされている例を示す図である。角度オフセットは、UEがいつセル2およびセル3の測定を実行するか最適化するために、ネットワークのトポロジに関する情報と組み合わせて使用することができる。
NRギャップパターン設定のセットの例を表4に示す。NR MeasGapConfig IEの例は、例A[付記参照]にも示されている。例示的なNR MeasGapConfig IEは、ギャップパターンが図10および図11に示すように、バースト列のバーストと整列されたギャップのセットから構成されているかどうか、または、図18および図19に示すように、バースト列にわたる単一のギャップから構成されているかどうかを示すために使用される選択的なalignWithBurstSeriesパラメータを含む。例示的なNR MeasGapConfig IEは、さらに、図11および図19に示すように、オフセットがインクリメントする追加のギャップが設定されているかどうかを示すために使用される選択的なincrementalGapパラメータも含む。
Figure 2022071131000008
[イベントトリガ]
NR UEは、セル内で(利用可能であれば)複数のビームを測定することが要求されうる。これにより、UE消費電力および待ち時間が増加する。UE測定の労力および消費電力を低減するために、LTEと同様に、いくつかのトリガイベントを定義することが必要である。
ビームフォーミングされたシステムでは、モビリティシナリオは(問題ステートメントに列挙されているように)異なることがある。これらの多様なモビリティシナリオは、柔軟な測定設定を要する。異なる測定トリガイベントおよび関連するパラメータ/閾値は、異なるレベルのシグナリングオーバヘッドおよびレイテンシにつながるセル内/セル間動作を考慮することによって設定され得る。通常、セル間またはgNB間のモビリティのケースでは、上位層のコストが高い信号およびコンテキスト/データ転送が一般的に必要とされるため、高い閾値を有する比較的長期的な評価を要する一方、セル内またはTRP内のモビリティのケースでは、上位層シグナリングおよび/またはコンテキスト/データ転送が必要とされないため、低い閾値を有する比較的短期的な評価を要する。そして、短期的評価ベースのトリガイベントは、高利得狭ビームの使用ににより、チャネル品質の頻繁な変動にUEが迅速に反応/適応することを可能にする。さらに、測定イベント設定中に、ネットワークは、UEがサービングセルおよび/または隣接セルからのセル固有の測定結果またはビーム固有の測定結果を比較するかどうかを示し、さらに、トリガイベントの条件が満たされた場合に、UEが報告する測定のレベル(たとえば、どのレベルのビームレベル測定結果が含まれるか、ビームIDのみ、またはビーム品質)を示すことができると考えられる。
NRが少なくともLTE A1-A6のようなイベントをサポートすることは既に合意されている。RSRP、RSRQ、およびRS-SINRは、イベントトリガにおけるトリガ量として使用され得る。トリガ量は、NR-SSまたは/および追加RSで測定される。2タイプの信号のいずれか1つを測定する際、TRP/セルレベル量は測定結果に基づいて導出される。NR-A1~NR-A8の例は、セル間モビリティシナリオに影響を及ぼすNRネットワークにおけるトリガイベントを含む。
例NR-A1では、サービングセルのN個の最良ビームのトリガ量(例えば、RSRP、RSRQ、およびRS-SINR)の平均値または加重和は、設定可能な閾値よりもオフセットが良くなり、許容可能なビームの数(例えば、設定可能な値よりも高いRSRPなどの測定量)は設定可能な値以上である。
例NR-A2では、サービングセルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和が設定可能な閾値よりも悪くなり、サービングセル内の許容可能なビームの数は設定可能な値よりも少なくなる。
例NR-A3では、隣接セルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和がPCell/ PSCellよりも良好にオフセットされ、隣接セル内の許容可能なビームの数は構成可能な値以上であるか、またはPCell/ PSCellよりも多い。
例NR-A4では、隣接セルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和が構成可能な閾値よりも良くなり、隣接セル内の許容可能なビームの数は構成可能な値以上である。
例NR-A5では、サービングセルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和が1つの構成可能な閾値よりも悪くなり、隣接セルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和は別の構成可能な閾値よりも良くなる。さらに、サービングセル内の許容可能なビームの数は1つの構成可能な値未満であり、隣接セル内の許容可能なビームの数は、別の構成可能な値以上であるか、またはサービングセル内の許容可能なビームの数よりも多い。
例NR-A6では、隣接セルのN個の最良ビームのトリガ量の平均値または加重和がSCellのそれよりも良好にオフセットされ、隣接セル内の許容可能なビームの数は構成可能な値以上である。
例NR-A7では、PCell/PSCellの許容可能なビームの数が構成可能な値よりも大きくなる。
例NR-A8では、PCell/PSCellの許容可能なビームの数が構成可能な値未満になる。
gNB間またはgNB内レベルのセル間モビリティシナリオの場合、トリガイベントは、異なるグループの閾値/値を適用すること、および/または、異なる長さの期間内に平均演算または合計演算を実行することによって使用され得る。例えば、gNB間セル間モビリティシナリオの場合、異なるgNB間の高コストなハンドオーバアクションを回避するよう、長期的で比較的安定した測定結果を蓄積するため、トリガ量は比較的長い期間に平均化/合計され、閾値はgNB間セルモビリティシナリオの閾値よりも大きくなり得る。
セル内TRPスイッチング・モビリティ・シナリオの場合、NR-A1~A6内のセルレベル値をTRPレベル値で置き換えることによって、トリガイベントNR-T1~T6の別のセットを定義することができる。
TRP内ビームスイッチングモビリティシナリオの場合、いくつかの例示的なビームレベルトリガイベントを定義することができる。シナリオNR-BM1では、任意の1つのサービングビーム(1つまたは複数のサービングビームの場合)の品質量(例えば、RSRP、RSRQ、およびRS-SINR)が構成可能な閾値よりも良好になる。シナリオNR-BM2では、任意の1つのサービングビーム(2つ以上のサービングビームの場合)の品質がすべての検出可能な隣接セルまたはTRPにおける最良のビームの品質よりも良好になる。シナリオNR-BM3では、任意の1つのサービングビーム品質が構成可能な閾値よりも悪くなる。シナリオNR-BM4では、任意の1つのサービングビーム品質が隣接セルまたはTRPの平均値よりも悪くなる。
NRでは、得られた最近のRAN1合意によると、RRC_CONNECTED UEは少なくとも、同期シーケンス(NR-SS)として定義されるIDLE RS、および恐らくは追加のDMRS for PBCHを測定することができる。一般性を失うことなく、NR-SSを例に取る。高周波数では、NR-SSが複数のビームで送信される可能性が非常に高い。RAN1でも合意されているように、UEがNR-SSを測定およびサービングセルまたは隣接セルから区別することができるよう、NR-SSはセルIDを符号化する。しかし、NR-SSはセル固有であるがTRP固有ではない(ネットワーク配備がセルとTRPとの間に1対1のマッピングを有し、各セルが単一のTRPからなる場合を除いて)こと、または、UE固有であることが一般的に理解されているため、ネットワークは、UEがRRC_CONNECTEDにおいてセルベースの測定レポートをトリガすることができるように、NR-SSのための例NR-A1~A6のようなUEイベントの構成だけはできなければならない。
追加のRSの場合、追加のRSが少なくともある種のビーム識別子(暗黙的または明示的)を伝送することがこれまで一般的に理解されている。追加のRSがセルIDまたは/およびTRP IDのような他の識別子を含むかどうかは、依然として未解決である。図13は、TRP IDおよびセルIDを符号化することが有益である場合を説明するための例を示す図である。図13において、RRC_CONNECTED UEがボトムアップ赤軌道に沿って移動するとき、UEは、狭ビームで送信されるネットワーク構成された追加RSを測定する。ここで、2つの問題があり得る。
第1に、(シナリオNR-BM1~BM4のような)ビームレベルのイベントトリガのみに基づいている場合、狭ビームの品質は急速に劣化し、頻繁な測定/モビリティイベントが観測され得る。
第2に、追加RSが、UEが各ビームを対応するTRPおよびセルにマッピングするための情報を伝送しない場合、UEはこれらの異なるセル、TRP、およびgNBの間でピンポンモビリティハンドオーバを実行し、(コンテキスト/データ転送が最小化されるべきであるという最近のRAN2ミーティング合意のうちの1つに対しても)不必要な高価なコンテキスト/データ転送が発生し得る。
図13の関連における問題を解決するために、少なくとも3つの可能な解決策がある。解決策1では、ネットワークが特定のビーム上で送信される追加のRSを動的かつ慎重に構成する。例えば、図13では、ネットワークがセル1/gNB1管理エリア内でのみ送信するために、(UEロケーション/モビリティ推定/予測に基づいて、またはUEに要求されて)追加のRS送信をオンにすることができる。しかし、この解決策はスケジューリングを行うために、UEの正確な情報と、頻繁/高コストの調整とを要する。UEの数が増加すると、スケジューリングがより複雑になる。
解決策2では、UEは、1つのビームのみではなく追加RSのグループに依拠し、定義されたビームレベルトリガイベントを使用することができる。この解決策は、第1の問題のみを解決する。第2の問題に関して、UEは、追加RSのグループが同じTRP/セルからのものであるか、または異なるTRP/セルからのものであるかどうかについての情報をまだ有していない。
解決策3では、各追加RSがビーム識別だけでなく、TRPまたは/およびセルID、あるいは/およびgNB IDさえも伝送する。追加RSの測定中に、ビームレベル測定結果はセルレベルおよび/またはTRPレベル測定に変換され、その結果、UEはTRP内、セル内ビーム/TRPスイッチングを選ぶことができる。また、定義されたトリガイベントで使用されるオフセットおよび閾値の異なるグループは、不必要なピンポンモビリティ挙動を回避するように注意深く設計されてもよい。この解決策は、追加RSが伝送中により多くの情報を伝送するため、より高いオーバーヘッドを要する。また、TRP/セルIDは、あるエリアにおいて一意であるように設計されなければならず、UEは復号化が徐々に複雑化する。
ネットワークは実際の配備に従ってどの解決策が使用できるかを決定し、UEに必要な情報(例えば、追加RSは送信のためにどのリソースを使用するか等)を構成する。解決策3が適用される場合、図14は、トリガイベントがどのように使用され得るかを示す。
図13~図14に示される機能は、図21および図25に示すように、無線デバイスまたは他の装置(たとえば、サーバ、ゲートウェイ、デバイス、または他のコンピュータシステム)のメモリに格納され、そのプロセッサ上で実行されるソフトウェア(たとえば、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装され得ることを諒解されたい。
RRC_CONNECTED状態にあるUEの場合、セルレベル測定結果およびトリガリングをどのように統合して評価するかは、UEのネットワーク構成によって決定され得る。例えば、NR-SS測定に基づいて、UEは最初に、隣接セルのリストを発見して作成し、次いで、さらにセルレベル測定をトリガし、スケジュールされた追加RSに基づいて、より正確な測定結果を導出することができる。
[報告および内容]
ネットワークが適切なセルにUEをハンドオーバするかどうか、および、どこにハンドオーバするかをネットワークが決定することができるように、ネットワーク制御モビリティの場合、測定結果をUEからネットワークに転送するために、測定レポートを使用することができる。UEが、サービングセルおよび隣接セルの両方からの複数のビームを測定した後、測定レポートのためのいくつかのオプションが存在する。レポートオプション1では、UEは、組み合わされた複数のビームの品質を報告する。
レポートオプション2では、UEが個々のビーム(対)測定結果を報告する。RRC_CONNECTED状態UEがNR-SSのみに基づいて測定を実行し、ビームレベル情報が利用可能でない場合、いくつかのシナリオが存在し得る。これらのシナリオでは、このオプションは不可能である。しかしながら、このシナリオではUEが個々のSSブロック測定結果を報告することができ、各SSブロック測定は測定に対応するSSブロックの時間インデックスによって識別されることができる。
レポートオプション3では、UEが複数のビームと個々のビーム(対)測定結果との結合された品質を報告する。
レポートオプション2の場合、組み合わされた複数のビームの品質は、セルレベルまたはTRPレベルの品質表現に変換され得る。最近の3GPP会議では、少なくともセルレベルの測定結果が測定レポートに含まれ、ビームレベルの測定結果がオプションとして含まれてもよいことが既に合意されている。ただし、他のレポートコンテンツを含めることは、依然として未解決である。再び図13を例に取る。RRC_CONNECTED UEがボトムアップ赤軌道に沿って移動するとき、UEは、ネットワーク構成に従ってネットワークを測定する。冗長/ピンポンハンドオーバは、ハンドオーバ評価中にセル品質のみが考慮される場合に起こり得る。例えば、UEは、UEがセル2の広いビームカバレッジ内にあるときにセル1(TRP2)からセル2(TRP3)にハンドオーバし(したがって、セル2の品質はセル1の品質よりも良好)、セル1(TRP1)にハンドオーバし戻すことができる。追加RSの測定により、ビームレベル測定結果がUEおよびネットワークによって利用可能であるときも同様である。しかし、TRPレベル品質が測定レポートにおいて利用可能である場合、ネットワークはTRP1も許容可能な品質(TRP3よりも低い組合せ品質であってもよい)を有し、TRP2と同じgNBを共有するという利点を有することをネットワークが知っているので、UEをセル1/TRP2からセル2/TRP3にハンドオーバすることを決定しなくてもよい。これにより、コンテキスト/データ転送コスト(シグナリングオーバーヘッドおよびレイテンシに関して)を大幅に最小化/節約することができる。
レポートオプション1では、いくつかの要因を考慮する必要がある。
第1に、測定レポートに個々のビーム(対)測定結果を含めるかどうかUEを設定するときに、ネットワークは無線環境の変化を考慮すべきである。例えば、ユーザの動き、角度回転、およびブロッキングは、サービングセル/TRPおよび隣接セル/TRPから送信されるビームの信号品質の変動を引き起こす。これらの非常に揮発性の高い/動的な無線環境では、レポートが送信された直後にビーム結果が期限切れになることがある。例えば、ビーム品質に加えて(回転による)ビーム指数も、正確ではなくなる。
第2に、セルは広い領域をカバーし、かなり多くのTRPを含むことができる。ビーム結果は、UEがターゲットセル内のどこに現れる可能性があるかの適正な指示を提供すべきである。この情報は、例えば、専用RAリソースを割り当てるときにネットワークが把握していると有用であるように思われる。例えば、測定レポートはSSブロックの時間インデックスを含むビーム測定値を含んでもよい。そして、これにより、ネットワークは、UEが検出し得る(1つまたは複数の)SSブロックを知ることができ、したがって、ハンドオーバのために専用プリアンブルを割り当てるときにどのRAリソースを使用すべきかを知ることができる。
第3に、セル/TRPレベルレポートの明らかな利点は、シグナリングオーバーヘッドが非常に低いことである。ただし、セル/TRP品質情報のみを含む測定レポートは、ネットワーク側ではどのビームが適格であるか見当がつかないため、ハンドオーバプロセス中のネットワークには不十分である可能性がある。ハンドオーバコマンドでは、ターゲットセル/TRPがUEに対してビーム固有PRACHパラメータを構成することができない。その結果、UEは、システム情報またはHOコマンドから読み出されたパラメータに基づいて、競合ベースのランダムアクセスのみを開始することができ、非競合ベースのランダムアクセスよりも多くの時間を消費する。
第4に、ビーム測定結果がソースセル/TRPによってターゲットセル/TRPに転送されると、ターゲットセル/TRPは通常のビーム掃引プロセスの代わりに、プレビームアライメントのようなものによってDL TXビームをより良く準備することができる。これは、ハンドオーバ遅延を大幅に低減することができる。
さらに、レポート内のビーム情報に基づいて、ターゲットセル/TRPは、使用されるRACHリソースまたはDL/UL TX/RXビームペアのような、UEのための支援情報を準備することができる。この情報は、ソースセル/TRPによってUEに転送され、UEが最適なビームペアを高速に識別し、データ/メッセージ中断時間を短縮するのを助けることができる。
これらの要因/状況は測定構成において異なるパラメータのグループに変換されてもよく、その結果、UEはビームが存在する場合、どのビーム結果が含まれ得るかのローカル決定を迅速に行ってもよい。あるいは、これらの構成可能なパラメータのグループが、リアルタイムトラフィックロードバランシング、ポリシー、配備変更などの要因によって、必要に応じてネットワークによって動的に変更されてもよい。
UEによって送信される測定レポートは例えば、セルおよび/またはTRPのN個のビームの測定結果、セルおよび/またはTRPのN個のビームの組合せ結果の平均または合計、および、いくつかの設定可能な閾値を超える品質を有するセルおよび/またはTRPのビームの数など、柔軟なコンテンツを含むように構成され得る。
表5では、いくつかの例示的な測定レポートオプションが示されている。いくつかの要因について、測定レポートに影響を与える/含まれる閾値/パラメータ値は、適切にスケーリング/調整されてもよい。例えば、UEモビリティ速度が高い場合、Nの数は少なくなり得る。
Figure 2022071131000009
例Bは、NR 測定レポートメッセージの例である。例Cは、例示的なMeasResults IEである[付記参照]。NR MeasResults IEが任意選択で、サービングセルおよび/または隣接セルのbeamResultListフィールドを含むことができる。beamResultListは測定量の強度に従って順序付けられ得るビームIdだけを含み得るか、またはbeamResultListは報告されたビームの測定量も含み得る。
[測定オブジェクト]
測定オブジェクトは、UEが例えば、周波数およびセル、ならびに、周波数またはセル固有のオフセットなどに関連するパラメータを測定することができるオブジェクトである。NRでは、大規模MIMOおよびビームフォーミングを使用することにより、ビームは様々なTRPおよびセルによって一般的に使用され得る。通常、ビームが狭ければ狭いほど、ビームはより高い利得を提供することができる。十分な容量を提供するために、これは、非常に狭いビームを意味し、次いで、セル領域をカバーするためにより多くのビームを意味する。一方、高周波ビームフォーミングの脆弱性により、UE側での小さな回転またはわずかな移動があっても、ビーム変化につながる可能性がある。次に、これらの頻繁なビーム変化は、定義されたトリガイベントに従って頻繁なUE測定をトリガし得る。これらの理由により、UE上の巨大な測定オーバーヘッドが、NRネットワークに存在し得る。
エネルギーおよびレイテンシの両方の観点から測定コストを低減するため(単一無線UEの場合、測定は、データ/メッセージ送信中断を引き起こし得る)、UE上で設定される測定オブジェクトは、UE測定労力を軽減するように制限する必要がある。例えば、UEは、すべてのセル/TRP/周波数の全ビーム掃引期間の代わりに、ビーム、セル、TRP、および/または周波数のサブセットのみを測定するように設定され得る。ネットワーク動作の観点から、いくつかのTRP/セルは特定の状況(例えば、スポーツ、休日などのラッシュアワー時の使用のみ)に対してのみアクティブとなるように設定されてもよい。追加RSは例えば、ハンドオーバ準備の一環として、一時的にオンにされてもよい。言い換えると、UEに設定された測定オブジェクトは柔軟かつ設定可能であるべきであり、測定オブジェクトは、UEについて測定が必要な場合にのみ設定される。
UE測定のためにビームまたは/およびTRPのサブセットを構成するための1つの解決策は、隣接するTRP/セル間でサブセット情報を交換することによるものである。サブセット情報は、隣接セルおよび周波数のNR-SS情報(例えば、周期性など)、追加RSビーム情報(例えば、ビームID、幅、リソース、負荷レベルなど)、および隣接TRP/セルのトラフィック負荷などを含むことができる。NR-SSおよびセル情報はすべてのUE(IDLE、INACTIVE、CONNECTED)に関するものであり、追加のRSおよびTRP情報は、CONNECTED UEのみに関するものである。隣接TRP/セルは、同じまたは異なるセル/gNBに属し得る。UE測定がイベントによってトリガされた場合、サービングTRP/セルは、UEロケーション情報について(例えば、X2インターフェースを介して)隣接TRP/セルに通知し、隣接TRP/セルのビーム情報のリクエストを送信することができる。UEの位置情報を用いることにより、隣接TRP/セルはUEに近いビーム/TRPのサブセットを選択し、サブセットをサービングTRP/セルに送り返し、最後にサービングTRP/セルは後の測定のために、サブセット全体またはサブセットの一部をUEに送り返すことができる。あるいは、オンデマンドリクエストの代わりに、隣接TRP/セルは周期的に、またはビーム掃引パターンまたはRS(NR-SSまたは追加RS)リソースが変化するたびに、ビーム情報をサービングTRP/セルに送達することができる。
測定設定は、UEが隣接セル測定の実行を要求されるときを制御するパラメータを含むことができる。このパラメータをS-measureと呼ぶ。S-measureは、PCellの導出されたセル品質と比較されるPCell品質閾値に対応し得る。UEは導出されたPCell品質がS-measure未満であるときに、隣接セル測定を実行することを要求される。アイドルモードRSベースおよび/または追加RSベースの測定は、UEがいつ隣接セル測定を実行することを要求されるかを決定するときに使用されるPCell品質を導出するために使用され得る。使用する測定タイプ(例えば、NR-SSまたはCSI-RSベース)は規格ごとに指定されてもよく、または、RRCシグナリングなどの上位シグナリングを介してネットワークによってシグナリングされてもよい。あるいは、NR-SSベースおよびCS-RSベース両方のPCell品質を導出し、統合決定を行うために使用することができる。例えば、UEは、NR-SSベースまたはCSI-RSベースのセル品質のいずれかがS-measure未満である場合に、隣接セル測定が必要とされるように構成され得る。あるいは、UEは、NR-SSベースおよびCSI-RSベースのセル品質の両方がS-measure未満である場合に、測定が必要とされるように構成され得る。ネットワークは、NR-SSベースおよび/またはCSI-RSベースの測定のために使用され得る単一のS-measureパラメータを用いてUEを設定しうる。あるいは、別個のNR-SSベースおよびCSI-RSベースの閾値、たとえば、s-Measureおよびcsi-s-Measureを設定することができる。
NRの場合、導出されたPCell品質以外の指標も、UEが隣接セル測定を実行することを要求されるときを制御するために使用され得る。例えば、UEは、適切なサービングセルビームの数が閾値未満であるときに、隣接セル測定をトリガすることができる。適切なビームは、その測定量が特定の閾値を超えるビームであってもよい。ビームが適切であるかどうかを決定するために使用される閾値は、s-Measureまたはcsi-s-Measureと同じであってもよい。あるいは、ビームが適切であるかどうかを決定するために、別個の閾値が使用されてもよい。ネットワークは、NR-SSベースおよび/またはCSI-RSベースの測定(たとえば、s-Measure-beams)に使用され得る適切なビームの数に対して単一の閾値を用いてUEを設定し得る。あるいは、別個のNR-SSベースおよびCSI-RSベースの閾値(たとえば、s-Measureビームおよびcsi-Measureビーム)を設定することができる。このような基準は、s-Measure基準および/またはcsi-s-Measure基準と組み合わせて設定することができる。例えば、s-Measureおよびs-Measureビームの両方が設定された場合、導出されたセル品質がs-Measure未満であるか、または適切なビームの数がs-Measureビーム未満である場合、UEは、隣接セル測定を実行することを要求される。このようなパラメータを含むMeasConfig IEの一例が、例Dに示されている{付記参照}。
導出されたセル品質および閾値を超えるビームの数は、図8に示される測定モデルの点JおよびKから、または図17に示される代替測定モデルの点DおよびFからそれぞれ決定され得る。
MeasConfig IEは、設定された測定値のすべてのイベント評価および関連する報告のために使用される測定量および関連するフィルタリングを定義するために使用され得る任意選択のquantityConfigフィールドを含む。NRの場合、測定量はNR-SSなどのアイドルモードRS、および/または、CSI-RSなどの追加RSに基づいてもよい。さらに、測定量は、セルレベルまたはビームレベルであってもよい。例E[付記参照]に示されるQuantityConfig IEを使用して、NR測定量および関連するフィルタリングを設定することができる。csiプレフィックスのないパラメータは、アイドルモードRSベースの測定量(例えば、NR-SS)を設定するために使用され、csiプレフィックスのあるパラメータは、追加RSベースの測定量(例えば、CSI-RS)を設定するために使用される。パラメータの第1セットはセルレベル測定量に対するものであり、第2セットは、ビームレベル測定量に対するものである。IE内の特定のパラメータの有無を使用して、関連する測定量が設定されているかどうかを示すことができる。
MeasConfig IEは、例Fに示す例示的なMeasObjectNR IEなどのNR測定設定を含み得るオプションのmeasObjectToAddModListフィールドを含む[付記参照]。MeasObjectNR IEは、セル品質導出で使用されるビームの数と、ビーム測定がセル品質導出で使用されるために超えてなければならない閾値とを設定するフィールドを含むことができる。同様に、MeasObjectNR IEはまた、イベント検出の考慮および/または測定レポートへの包含のためにビームXの最大数を設定するパラメータ、および、ビーム測定がイベント検出の考慮および/または測定レポートへの包含のために超えていなければならない閾値を含んでもよい。同様の設定をアイドルモードRSおよび追加RSベースの測定に使用することができる。あるいは、UEは、アイドルモードRSおよび追加RSベースの測定に個別に設定されてもよい。たとえば、CSI-RSベースのセル品質導出ならびにビームレベルイベント検出および報告を設定するために、csiprefixを有するフィールドの追加セットが任意選択でIEに含まれ得る。例Gは、MeasObjectToAddModList情報要素である。
[測定処理]
NR DL測定に基づくセル間ハンドオーバ処理のための例示的なシグナリングフローを図15に示す。UEは、初期アクセス中にセル選択およびネットワークへの登録を実行することができる。初期アクセスに続いて、UEは、測定設定および測定処理を実行することができる。
図15のステップ1において、デフォルト測定設定(例えば、測定対象、周波数、セル、NR-SS周期性など)はオフラインで事前構成されてもよく、またはSystem Information(例えば、他のSI)から取得されてもよい。あるいは、UEが、 (例えば、更新された測定設定を含む他のSIの要求に応じた、または専用シグナリングを介した)デフォルト設定を補完する更新済み設定をオプションで取得することができる。上で定義したMeasConfig IEを使用して、NR測定値を設定することができる。
図15のステップ2において、UEは、セル固有のビーム参照信号(例えば、測定設定において指定されたNR-SS)に基づいてソースセルおよびターゲットセルにおいてビームレベル測定を実行し、測定モデルにおいて適切な組み合わせアルゴリズムを設定することによってセルレベル品質の単一値を導出する(上述の測定モデル、フィルタリング設計、および代替のNR測定モデルを参照されたい)。UEは、隣接セル測定がいつ実行されるかを制御する基準(例えば、s-Measure、csi-s-Measure、s-detected-beams)を用いて設定された場合、隣接セル測定は、[測定対象]で上述したように基準が満たされた場合にのみ実行される。測定結果は、定義されたトリガイベントがトリガされるかどうかを判断するために評価される。
図15のステップ3において、NR-SSに基づいて測定報告イベントをトリガすると、UEは、ソースセルにRRCレベルレポートを提供する。NR-SSはセル固有であるため、セルレベル差異化のみを提供することができ、その結果、セル測定のみが測定レポートに含まれる。あるいは、UEは、NR-SS測定に基づいてビームレベル測定を報告するように設定されてもよく、報告におけるビームレベル測定結果は、ビームId(例えば、測定量の強度に従って順序付けられ得るSSブロックの時間インデックス)を含んでもよい。報告されたビームレベル測定値はまた、実際の測定量(例えば、SS-block-RSRP、SS-block-RSRQ)を含んでもよい。NR測定値は、{報告および内容}で上述したように、NR MeasurementReportメッセージを介してシグナリングされるNR MeasResults IEを使用して報告することができる。
図15のステップ4において、ソースセルは、NR-SS測定レポートに基づいて、より正確な測定結果のために、UEをさらに測定するように設定する(例えば、1つまたは複数のTRP/セル内のビームに対応する追加RSのサブセット)。さらなる測定は、上記{測定オブジェクト}で定義されたQuantityConfig IEを使用して設定され得る。NR-SSに基づく測定結果は(同じまたは異なるTRPからの)集計されたSSブロック測定量でもよく、(単一のTRPのみがサービングTRPとして選択された場合)データ送信中の実際のセル品質を反映しないことがある。
図15のステップ5では、UEは、NR-SS上で測定を実行することに加え、1つまたは複数の隣接TRP/cellならびにサービングセルからの新たに設定された追加RSに対してセルおよび/またはビームレベルの測定を実行する。測定結果は、定義されたトリガイベントがトリガされるかどうかを判断するために評価される。ここで評価されるトリガイベントはステップ2で評価されるイベントと同じであってもよいし、同じでなくてもよい。例えば、トリガイベントは、NR-SSおよび追加のRSに対して異なる定義をすることができる。
図15のステップ6において、UEは、追加RSに基づいて測定報告イベントをトリガすると、RRCレベルレポートをソースセルに提供し、ここで、{報告および内容}で上述したように、測定値は、NR MeasurementReportメッセージを介してシグナリングされたNR MeasResults IEを使用して報告され得る。UEは、セル品質に加え、ソースセルおよびターゲットセルのビーム測定値を報告する。ビーム情報は、ビーム識別情報(ビームIDまたはビームインデックス)と、RSRPなどの信号レベルとから構成され得る。あるいは、UEが(例えば、RRC関与なしにセル内モビリティ/モビリティを容易にするために)ビーム管理手順を介してビームレベル情報をサービングセルに提供した場合、UEは、サービングセルビーム測定値がL1/L2信号を介してソースにおいて既に入手可能であり得るため、サービングセルビーム測定値を報告する必要がないことがある。UEはまた、入手可能であれば、レポートの中にNR-SSに基づくセルレベル測定量を含むことができる。
図15のステップ7において、ソースセルは、UE測定報告を受信すると、ビーム測定を利用して、UEを別のセル(この例ではターゲットセル)にハンドオーバするかどうかを決定することができる。セルレベル測定結果のみを提供することにより、ソースセルがハンドオーバ決定を行うための情報を限定することができる。ソースセルおよびターゲットセル(または複数の潜在的ターゲットセル)の両方でビーム測定を使用することにより、たとえば、ターゲットセル内の適格ビーム(たとえば、閾値を超える品質を有する非相関ビーム)の数を決定し、サービングセルおよび他の測定された隣接セル上での現在の可用性と比較することができる。複数の適格ビームは(例えば、ハイブリッド/アナログビームフォーミングが使用される場合に)ネットワークにスケジューリングの柔軟性を提供することができ、サービングセルの接続性のロバスト性を保証することができる。
図15のステップ8において、ハンドオーバ(HO)決定の後、ビームレベル測定値はHOリクエストなどでターゲットセルに転送される。これらの測定値は、報告されたビームに対応するRACHアクセス用にリソースを予約するために、例えば、ビーム固有となる無競合RACHリソースを割り当てるために、ターゲットセルによって使用されてもよい。さらに、ターゲットセルは通常のビーム掃引プロセスの代わりに、プレビーム・ペアリングなどを介して、DL TXビームを準備することができる(ターゲットセルは報告されたビームレベル情報から、どのDL TXビームがUEにとって最良であるかを知っている)。これにより、ハンドオーバ遅延を大幅に低減することができる。
図15のステップ9において、ターゲットセルは許可制御を実行し、アクセス支援情報が含まれ得るRRC設定を提供する。アクセス支援情報は、UEに対して選択されたビームペア、割り当てられたC-RNTIおよびランダムアクセスパラメータを含むことができる。
図15のステップ10において、ターゲットセルはXnを介してHOリクエストACKメッセージでアクセス支援情報を転送し、UEは、ソースセルを介して設定を受信するUEに無競合RACHリソースの割り当てると、HO処理を完了する際に遅延を最小限に抑えられる可能性がある。
図15のステップ11において、支援情報がソースセルからUEに転送されると、UEは、設定されたビームペア上でランダムアクセスを開始し、RRCを介してターゲットセルに接続を移動する。
図15に示す工程を実行するエンティティは、図21および図25に示されるような無線通信および/またはネットワーク通信用に設定された装置またはコンピュータシステムのメモリに記憶され、プロセッサ上で実行されるソフトウェア(たとえば、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装され得る論理エンティティであり得ることが理解される。すなわち、図15に示される方法は、図21および図25に示す装置またはコンピュータシステムなどの装置のメモリに格納されたソフトウェア(たとえば、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装されてもよく、そのコンピュータ実行可能命令は、装置のプロセッサによって実行されると、図15に示す工程を実行する。また、図15に示す送信および受信の工程はいずれも装置のプロセッサおよびそれが実行するコンピュータ実行可能命令(たとえば、ソフトウェア)の制御下で、装置の通信回路によって実行され得ることも理解される。
New Radio(NR)におけるダウンリンク測定設計に関連する機能を制御および/または設定する際に、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)などのインターフェースを使用してユーザを支援することができる。図16は、ユーザがインデックス値に対応するパラメータを入力することを可能にするインターフェース1602を示す図である。インターフェース1602は、図21および図25に示すようなディスプレイを使用して生成され得ることが理解される。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、およびコーデック、セキュリティ、およびサービス品質に関する作業を含むサービス性能を含む、セルラ電気通信ネットワーク技術のための技術規格を開発する。最近の無線アクセス技術(RAT)規格は、WCDMA(登録商標)(一般に3Gと呼ばれる)、LTE(一般に4Gと呼ばれる)、およびLTE-Advanced規格を含む。3GPPは、「5G」とも呼ばれる、NR(New Radio)と呼ばれる次世代セルラ技術の標準化に取り組み始めている。3GPP NR規格の開発は、次世代無線アクセス技術(new RAT)の定義を含むことが予想され、これは6GHz未満の新しい柔軟な無線アクセスの提供、および6GHzを超える新しいultra-mobileブロードバンド無線アクセスの提供を含むことが予想される。柔軟な無線アクセスは、6GHz未満の新しいスペクトルにおける新しい、非後方互換性無線アクセスからなることが予想され、多様な要件を伴う幅広い3GPP NRユースケースセットに対処するために同じスペクトルにおいて一緒に多重化され得る異なる動作モードを含むことが予想される。ultra-mobileブロードバンドは例えば、屋内アプリケーションおよびホットスポットのためのultra-mobileブロードバンドアクセスの機会を提供するcmWaveスペクトルおよびmmWaveスペクトルを含むことが予想される。特に、ultra-mobileブロードバンドは、cmWave固有およびmmWave固有の設計最適化により、6GHz未満の柔軟な無線アクセスと共通の設計フレームワークを共有することが予想される。
3GPPは、NRがサポートすることが予想される様々なユースケースを識別し、その結果、データレート、レイテンシ、およびモビリティに関する様々なユーザエクスペリエンス要件が生じる。ユースケースには、拡張モバイルブロードバンド(例えば、高密度エリアにおけるブロードバンドアクセス、屋内超高速ブロードバンドアクセス、群衆におけるブロードバンドアクセス、あらゆる場所における50+ Mbps、超低コストブロードバンドアクセス、車両におけるモバイルブロードバンド)、クリティカル通信、大規模マシンタイプ通信、ネットワーク動作(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、マイグレーション、およびインターワーキング、エネルギー節約)、および拡張eV2X(enhanced vehicle-to-everything)通信、という一般的なカテゴリが含まれる。これらのカテゴリにおける特定のサービスおよびアプリケーションには、例えば、モニタリングネットワークおよびセンサネットワーク、デバイス遠隔制御、双方向遠隔制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、緊急対応者接続性、自動車eコール、災害警報、リアルタイムゲーム、マルチパーソンビデオコール、自律運転、拡張現実、触覚インターネット、および仮想現実が含まれる。これらのユースケースおよび他のユースケースのすべてが、本明細書で検討される。
図20は、本明細書で説明され、特許請求される方法および装置が具現化され得る、例示的な通信システム100の一実施形態を示す。図示されるように、例示的な通信システム100は無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(一般にまたは集合的にWTRU102と呼ぶことができる)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を検討することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、および102dのそれぞれは、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプの装置またはデバイスとすることができる。各WTRU102a、102b、102c、および102dはハンドヘルド無線通信装置として図20~24に示されているが、5G無線通信のために検討される多種多様なユースケースでは、各WTRUが例示にすぎないが、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電化製品、スマートウォッチまたはスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療またはeHealthデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、トラック、列車、または飛行機などの車両などを含む、無線信号を送信および/または受信するように構成された任意のタイプの装置またはデバイスを備えるか、またはその中で実施され得ることを理解されたい。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含むことができる。基地局114aは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、および102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースするように設定された任意のタイプのデバイスとすることができる。基地局114bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、RRH(リモート無線ヘッド)118a、118b、および/またはTRP(送信点および受信点)119a、119bのうちの少なくとも1つと有線および/または無線でインターフェースするように設定された任意のタイプのデバイスとすることができる。RRH118a、118bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースするように設定された任意のタイプのデバイスとすることができる。TRP119a、119bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースするように設定された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station; BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどとすることができる。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることができることが理解されよう。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であってもよく、これはさらに、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114bは、RAN103b/104b/105bの一部であってもよく、これはさらに、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的領域内で無線信号を送信および/または受信するように設定され得る。基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的領域内で有線および/または無線信号を送信および/または受信するように設定され得る。セルは、セルセクタにさらに分割されてもよい。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aが3つのトランシーバ、たとえば、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。一実施形態では、基地局114aが多入力多出力(MIMO)技術を使用することができ、したがって、セルのセクタごとに複数のトランシーバを使用することができる。
基地局114aは、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線、cmWave、mmWaveなど)とすることができるエアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、および102cのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
基地局114bは、任意の適切な有線(たとえば、ケーブル、光学ファイバなど)または無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光学線、cmWave、mmWaveなど)とすることができる有線またはエアインターフェース115b/116b/117bを介して、RRH118a、118bおよび/またはTRP119a、119bのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインタフェース115b/116b/117bは、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
RRH118a、118bおよび/またはTRP119a、119bは、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線、cmWave、mmWaveなど)とすることができるエアインターフェース115c/116c/117cを介してWTRU102cおよび102dのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインタフェース115c/116c/117cは、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には上述のように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してもよい。例えば、RAN103/104/105内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、又は、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118b、TRP119a、119bおよびWTRU102c、102dは、広帯域CDMA(WCDMA)(登録商標)を用いて、エアインタフェース115/116/117または115c/116c/117cをそれぞれ確立するユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMA(登録商標)は、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118bおよびTRP119a、119bならびにWTRU102c、102dは、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE-A(LTE-Advanced)を使用してそれぞれエアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cを確立することができるE-UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。将来的に、エアインタフェース115/116/117は、3GPP NR技術を実装することができる。
一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118bおよびTRP119a、119bならびにWTRU102c、102dは、IEEE 802.16(たとえば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GSM EDGE(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
図20の基地局114cは例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所化されたエリアにおける無線接続性を容易にするために任意の適切なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114cおよびWTRU102eは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線技術を実装することができる。一実施形態では、基地局114cおよびWTRU102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線技術を実装することができる。さらに一実施形態では、基地局114cおよびWTRU102eは、セルラベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図20に示すように、基地局114bは、インターネット110と直接接続し得る。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bは、コア・ネットワーク106/107/109と通信していてもよく、これは音声、データ、アプリケーション、および/またはインターネット・プロトコル(VoIP)サービスを介した音声を、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上に提供するように設定された任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続、ビデオ配信などの提供、および/または、ユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行することができる。
図20には示されていないが、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bおよび/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを使用する他のRANと、直接的または間接的に通信することができることが理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用することができるRAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bに接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を利用する別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102d、102eがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても機能することができる。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service; POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される有線または無線の通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105と同じRAT、または、異なるRATを使用することができる、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード機能を含むことができる。たとえば、WTRU102a、102b、102c、102d、および102eは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図20に示すWTRU102eは、セルラーベースの無線技術を使用することができる基地局114aと、IEEE 802無線技術を使用することができる基地局114cと通信するように設定することができる。
図21は例えば、WTRU102など、本明細書に示す実施形態に係る無線通信のために設定された例示的な装置またはデバイスのブロック図である。図21に示すように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含むことができることが理解されよう。また、実施形態は、基地局114aおよび114b、ならびに/または、基地局114aおよび114bが表すことができるトランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、進化型ホームノードB(eNodeB)、ホーム進化型ノードB(HeNB)、ホーム進化型ノードBゲートウェイ、およびプロキシノードなどのノードは、図21に示し本明細書で説明する要素の一部またはすべてを含むことができるが、これらに限定されないことを想定する。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに対応する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などとすることができる。プロセッサ118は、WTRU102が無線環境で動作することを可能にする、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または任意の他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合されてもよい。図21はプロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は電子パッケージまたはチップに一体化されてもよいことが理解されるのであろう。
送信/受信素子122は、エアインタフェース115/116/117を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または基地局から信号を受信するように設定されてもよい。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122がRF信号を送信および/または受信するように設定されたアンテナであってもよい。図20には示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを使用する他のRANと直接的または間接的に通信することができることが理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用することができるRAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を利用する別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても機能することができる。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service; POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される有線または無線の通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを使用することができる、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード機能を含むことができる。たとえば、WTRU102a、102b、102c、および102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図20に示すWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を使用することができる基地局114aと、IEEE 802無線技術を使用することができる基地局114bと通信するように設定することができる。
図21は例えば、WTRU102など、本明細書に示す実施形態に係る無線通信のために設定された例示的な装置またはデバイスのブロック図である。図21に示すように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含むことができることが理解されよう。また、実施形態は、基地局114aおよび114b、ならびに/または、基地局114aおよび114bが表すことができるトランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、進化型ホームノードB(eNodeB)、ホーム進化型ノードB(HeNB)、ホーム進化型ノードBゲートウェイ、およびプロキシノードなどのノードは図21に示し本明細書で説明する要素の一部またはすべてを含むことができるが、これらに限定されないことを想定する。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに対応する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などとすることができる。プロセッサ118は、WTRU102が無線環境で動作することを可能にする、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または任意の他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合されてもよい。図21はプロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は電子パッケージまたはチップに一体化されてもよいことが理解されるのであろう。
送信/受信素子122は、エアインタフェース115/116/117を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または基地局から信号を受信するように設定されてもよい。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122がRF信号を送信および/または受信するように設定されたアンテナであってもよい。一実施形態では、送信/受信要素122が例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように設定されたエミッタ/検出器とすることができる。さらに一実施形態では、送信/受信要素122がRF信号および光信号の両方を送信および受信するように設定することができる。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信および/または受信するように設定され得ることが理解されるのであろう。
さらに、送信/受信要素122は図21では単一の要素として示されているが、WTRU102は任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102がMIMO技術を使用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102がエアインターフェース115/116/117を介して無線信号を送受信する2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例えば、UTRAおよびIEEE 802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、表示/タッチパッド/インジケータ128にユーザデータを出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリから情報にアクセスし、その中にデータを格納することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、SIM(subscriber identity module)カード、メモリスティック、SD(secure digital)メモリカードなどを含むことができる。一実施形態では、プロセッサ118がサーバまたはホームコンピュータ(図示せず)などのWTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池、太陽電池、燃料電池などを含んでもよい。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合されてもよく、このチップセットはWTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信し、かつ/または、2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。WTRU102は実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得することができることが理解されよう。
プロセッサ118は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる他の周辺機器138にさらに結合することができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、バイオメトリクス(例えば、指紋)センサ、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートまたは他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどの様々なセンサを含むことができる。
WTRU102は、センサ、家庭用電化製品、スマートウォッチまたはスマートウェアなどのウェアラブルデバイス、医療またはeHealthデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、トラック、列車、または飛行機などの車両など、他の装置またはデバイスで実施することができる。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを備えることができる相互接続インターフェースなどの1つまたは複数の相互接続インターフェースを介して、上記のような装置またはデバイスの他の構成要素、モジュール、またはシステムに接続することができる。
図22は、一実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN103は、UTRA無線技術を使用して、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、および102cと通信することができる。RAN103は、コアネットワーク106と通信することもできる。図22に示すように、RAN103はノードB140a、140b、140cを含み得、これらは各々、エアインタフェース115上でWTRU102a、102b、および102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。ノードB140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けることができる。RAN103はまた、RNC142a、142bを含むことができる。RAN103は、一実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のノードBおよびRNCを含むことができることが理解されよう。
図22に示すように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信することができる。さらに、ノードB140cは、RNC142bと通信することができる。ノードB140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信することができる。RNC142a、142bの各々は、それが接続されるそれぞれのノードB140a、140b、140cを制御するように構成され得る。さらに、RNC142a、142bのそれぞれは、外部ループ電力制御、負荷制御、許可制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行またはサポートするように構成され得る。
図22に示すコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動交換局(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/または、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。前述の要素の各々はコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことが理解されるのであろう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインタフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続することができる。MSC146は、MGW144に接続することができる。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
RAN103内のRNC142aは、IuPSインタフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続することもできる。SGSN148は、GGSN150に接続することができる。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
上述のように、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線または無線ネットワークを含むことができるネットワーク112に接続することもできる。
図23は、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上述のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を使用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、および102cと通信することができる。RAN104は、コアネットワーク107と通信することもできる。
RAN104はeNode-B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeNode-Bを含むことができることが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cはMIMO技術を実装することができる。したがって、eNode-B160aは例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
eノードB160a、160b、および160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図23に示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図23に示すコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。前述の要素の各々はコアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことが理解されるのであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、および160cのそれぞれに接続され、制御ノードとして機能することができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中の特定のサービングゲートウェイの選択などを担うことができる。MME162はまた、RAN104と、GSM(登録商標)またはWCDMA(登録商標)などの他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間で切り替える制御プレーン機能を提供することができる。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、および160cのそれぞれに接続され得る。サービングゲートウェイ164は一般に、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットをルーティングし、転送することができる。サービングゲートウェイ164はまた、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカーすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行することもできる。
サービスゲートウェイ164はまた、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る、PDNゲートウェイ166に接続することもできる。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはそれと通信してもよい。さらに、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、および102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線または無線ネットワークを含むことができるネットワーク112へのアクセスを提供することができる。
図24は、一実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、および102cと通信するためにIEEE 802.16無線技術を使用するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってもよい。以下でさらに説明するように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109の異なる機能エンティティ間の通信リンクは、基準点として定義することができる。
図24に示されるように、RAN105は基地局180a、180b、180c、およびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は実施形態との整合性を保ちながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含むことができることが理解されよう。基地局180a、180b、180cはそれぞれ、RAN105内の特定のセルに関連付けることができ、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、および102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態では基地局180a、180b、180cはMIMO技術を実装することができる。したがって、基地局180aは例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。基地局180a、180b、180cは、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー施行などのモビリティ管理機能を提供することもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約ポイントとして機能ことができ、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティングなどを担うことができる。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE 802.16仕様を実装するR1基準点として定義することができる。さらに、WTRU102a、102b、および102cのそれぞれは、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、許可、IPホスト設定管理、および/またはモビリティ管理に使用することができるR2基準点として定義することができる。
基地局180a、180b、および180cのそれぞれの間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータ転送を容易にするためのプロトコルを含むR8基準点として定義することができる。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6基準点として定義することができる。R6基準点は、WTRU102a、102b、および102cのそれぞれに関連するモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図24に示すように、RAN105はコアネットワーク109に接続することができる。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは例えば、データ転送およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3基準点として定義され得る。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP-HA)184、認証、許可、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。前述の要素の各々はコアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営され得ることが理解されるのであろう。
MIP-HAは、IPアドレス管理を担うことができ、WTRU102a、102b、および102cに、異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングさせることができる。MIP-HA184は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、および102cに提供することができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証およびユーザサービスのサポートを担うことができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互作用を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、および102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、および102cに提供することができる。さらに、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、および102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線または無線ネットワークを含むことができるネットワーク112へのアクセスを提供することができる。
図24には示されていないが、RAN105は他のASNに接続されてもよく、コアネットワーク109は他のコアネットワークに接続されてもよいことが理解されるのであろう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクはR4基準点として定義することができ、これは、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、および102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含むことができる。コア・ネットワーク109と他のコア・ネットワークとの間の通信リンクは、ホーム・コア・ネットワークと訪問先コア・ネットワークとの間のインターワーキングを容易にするためのプロトコルを含むことができるR5リファレンスとして定義することができる。
本明細書に記載され、図20、図22、図23、および図24に示されるコアネットワークエンティティは、ある既存の3GPP仕様のエンティティに与えられた名前によって識別されるが、将来、これらのエンティティおよび機能は他の名前によって識別されてもよく、あるエンティティまたは機能は将来の3GPP NR仕様を含む、3GPPによって公開される将来の仕様において組み合わせられてもよいことが理解される。したがって、図20~24に記載され、図示された特定のネットワークエンティティおよび機能は例としてのみ提供され、本明細書で開示され、特許請求される主題は現在定義されているか、将来定義されるかにかかわらず、任意の同様の通信システムにおいて実施または実装され得ることが理解される。
図25は、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、または他のネットワーク112内の特定のノードまたは機能エンティティなど、図20、図22、図23、および図24に示す通信ネットワークの1つまたは複数の装置を実施することができる例示的なコンピューティングシステム90のブロック図である。コンピューティングシステム90は、コンピュータまたはサーバーを含むことができ、主に、ソフトウェアの形式などによるコンピュータ可読命令によって制御することができ、ソフトウェアの格納場所やアクセス手段は問わない。当該コンピュータ可読命令は、プロセッサ91内で実行されて、コンピューティングシステム90に作業を行わせることができる。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などとすることができる。プロセッサ91は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、コンピューティングシステム90が通信ネットワーク内で動作することを可能にする任意の他の機能を実行することができる。コプロセッサ81はメインプロセッサ91とは別個のオプションのプロセッサであり、追加の機能を実行し、またはプロセッサ91を支援することができる。プロセッサ91および/またはコプロセッサ81は本明細書で開示される方法および装置に関連するデータを受信し、生成し、処理することができる。
動作中、プロセッサ91は命令を取り出し、デコードし、実行し、コンピューティング・システムの主データ転送経路であるシステム・バス80を介して他のリソースとの間で情報を転送する。当該システムバスは、コンピューティングシステム90内のコンポーネントを接続し、データ交換のための媒体を定義する。システムバス80は通常、データを送るためのデータラインと、アドレスを送るためのアドレスラインと、割り込みを送り、システムバスを動作させるための制御ラインとを含む。システムバス80の一例は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスである。
システム・バス80に結合されたメモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)82および読取り専用メモリ(ROM)93を含む。当該メモリは、情報の記憶および検索を可能にする回路を含む。ROM93は一般に、容易に変更することができない記憶済みデータを含む。RAM 82に記憶されたデータは、プロセッサ91又は他のハードウェア装置によって読み出され又は変更されてもよい。RAM82および/またはROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御することができる。メモリコントローラ92は、命令が実行されるときに仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供することができる。メモリコントローラ92は、システム内の処理を分離し、システム処理をユーザ処理から分離するメモリ保護機能も提供することができる。したがって、第1のモードで実行されるプログラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマッピングされたメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有がセットアップされていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることができない。
さらに、コンピューティング・システム90は、プロセッサ91からプリンタ94、キーボード84、マウス95、およびディスクドライブ85などの周辺機器に命令を通信する役割を担う周辺機器コントローラ83を含むことができる。
ディスプレイ86は、ディスプレイコントローラ96によって制御され、コンピューティング・システム90によって生成された視覚出力を表示するために使用される。視覚出力は、テキスト、グラフィックス、動画グラフィックス、およびビデオを含むことができる。視覚出力は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の形態で提供されてもよい。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルで実装されてもよい。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送られるビデオ信号を生成するのに必要な電子構成要素を含む。
さらに、コンピューティングシステム90は、コンピューティングシステム90が他のノードまたはそれらのネットワークの機能エンティティと通信することを可能にするために、図20~24のRAN 103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、または他のネットワーク112などの外部通信ネットワークにコンピューティングシステム90を接続するために使用することができる、たとえばネットワークアダプタ97などの通信回路を含むことができる。通信回路は、単独で、またはプロセッサ91と組み合わせて、本明細書で説明される特定の装置、ノード、または機能エンティティの送信ステップおよび受信ステップを実行するために使用され得る。
本明細書で説明される装置、システム、方法、およびプロセスのいずれかまたはすべては、プロセッサ118または91などのプロセッサによって実行されると、プロセッサに本明細書で説明されるシステム、方法、およびプロセスを実行させ、かつ/または実装させる命令を、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されたコンピュータ実行可能命令(たとえば、プログラムコード)の形態で実施され得ることを理解されたい。具体的には、本明細書で説明される工程、動作、または機能のいずれも、無線および/または有線ネットワーク通信のために設定された装置またはコンピューティングシステムのプロセッサ上で実行される、コンピュータ実行可能命令の形式で実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、情報を記憶するための任意の非一時的(例えば、有形または物理的な)方法または技術で実装された揮発性および不揮発性、取外し可能および取外し不能媒体を含むが、コンピュータ可読記憶媒体は信号を含まない。コンピュータ可読記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピューティングシステムによってアクセスすることができる任意の他の有形的表現媒体または物理媒体が含まれるが、これらに限定されない。
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Claims (20)

  1. プロセッサと、メモリと、通信回路とを備える第1の装置であって、通信回路を介して通信ネットワークに接続することが可能であり、前記第1の装置のメモリに格納されたコンピュータ実行可能命令をさらに備え、前記第1の装置のプロセッサによって実行されると、
    第2の装置から、1つまたは複数の無線セルの複数のビームのビーム固有測定に関係する第1の構成を受信し;
    第1の構成に従ってビーム固有測定を実行し、
    前記ビーム固有測定に基づいてセル品質を導出する、第1の装置。
  2. 前記ビーム固有測定は、参照信号受信電力、参照信号受信品質、または信号対干渉雑音比の測定を含む、請求項1に記載の第1の装置。
  3. 前記複数のビームのうち1つのビームは、New Radio同期信号またはチャネル状態情報参照信号を含む、請求項2に記載の第1の装置。
  4. 前記セル品質は、各ビームが閾値を超える品質を有する最大ビーム数までのビームグループに基づく、請求項1に記載の第1の装置。
  5. 前記第1の構成は、前記ビームグループ内のビームの最大数と、前記閾値とを含む、請求項4に記載の第1の装置。
  6. 前記セル品質は、最良ビームに基づく、請求項1に記載の第1の装置。
  7. 1つまたは複数の隣接セルのビーム固有測定は、1次セルのセル品質が閾値未満である場合にのみ実行される、請求項1に記載の第1の装置。
  8. 1つまたは複数の隣接セルのビーム固有測定は、1次セルのための適切なビームの数が閾値未満である場合にのみ実行される、請求項1に記載の第1の装置。
  9. 前記ビーム固有測定は一連の測定ギャップから選択された測定ギャップの間に実行され、前記一連の測定ギャップはサービングセルのバースト列におけるギャップのパターンを含み、前記ギャップのパターンは次のギャップごとにインクリメントされる可変量のギャップ間のオフセットを含む、請求項1に記載の第1の装置。
  10. 前記命令は、前記第1の装置に、
    第1のトリガイベントが検出されると、第1の測定レポートを送信し;
    第2の装置から、1つまたは複数の無線セルの複数のビームのビーム固有測定に関係する第2の構成を受信し、;
    第2の構成に従ってビーム固有の測定を実行し、
    第2のトリガイベントに基づいて第2の測定レポートを送信する処理を実行させる、請求項1に記載の第1の装置。
  11. 前記第1のトリガイベントは、New Radio同期信号のセル品質測定であり、前記第2のトリガイベントは、チャネル状態情報参照信号に基づくセル品質測定である、請求項10に記載の第1の装置。
  12. 前記第1の測定レポートは、New Radio同期信号に基づくセル品質測定を含む、請求項10に記載の第1の装置。
  13. 前記第2の測定レポートは、New Radio同期信号に基づくビーム測定を含む、請求項10に記載の第1の装置。
  14. 前記ビーム測定は、ビームインデックスを含む、請求項13に記載の第1の装置。
  15. 前記ビームインデックスは、同期信号ブロックの時間インデックスを含む、請求項14に記載の第1の装置。
  16. 前記ビームインデックスは、ビーム測定量の強度に従って順序付けられる、請求項14に記載の第1の装置。
  17. 前記ビーム測定は、前記ビーム測定量をさらに含む、請求項14に記載の第1の装置。
  18. 前記第2の測定レポートは、チャネル状態情報参照信号に基づくビーム測定を含む、請求項10に記載の第1の装置。
  19. 前記ビーム測定はビームインデックスを含み、前記ビームインデックスは、測定量の強度に従って順序付けられる、請求項18に記載の第1の装置。
  20. 前記命令は前記第2の装置に、前記第2の装置からaを受信させ、前記ハンドオーバコマンドはランダムアクセスチャネル構成を含み、前記ランダムアクセスチャネル構成は、前記第2の測定レポートに含まれる前記ビームのうちの1つまたは複数に関連する物理ランダムアクセスチャネルリソースを含む、請求項10に記載の第1の装置。
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