JP2022068715A - 発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料などの化学物質の製造を行う際に、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現可能な発電システムを提供する。【解決手段】実施形態の発電システムは、発電を行う発電部100と、化学物質を製造する化学物質製造部200とを備える。発電部は、燃焼器160と、燃焼器から供給される超臨界のCO2を含む媒体によって駆動するCO2タービン110と、CO2タービンの駆動によって発電を行う発電機111とを含む。化学物質製造部は、CO2タービンから排気された媒体を原料ガスとして用いて、化学物質を製造する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、発電システムに関する。
超臨界CO2タービン発電設備は、超臨界のCO2が燃焼器からCO2タービンに作動媒体として導入されることによって発電が行われる発電設備であって、CO2の排出を低減可能な発電システムとして高い期待が寄せられている。超臨界CO2タービン発電設備においてCO2タービンから排出される媒体は、高温かつ高濃縮状態であって、原油の増進回収(EOR(Enhanced Oil Recovery))等に利用されている。
カーボンリサイクルの有効性を高めるために、CO2から炭化水素系燃料や化学合成品(たとえば、CH4)などの化学物質を製造する方法が知られている。
しかしながら、CO2から燃料などの化学物質を製造する方法では、通常、低濃度のCO2を原料として用いている。このため、CO2を濃縮するためのエネルギーが必要であると共に、反応に多くのエネルギーが必要である。その結果、燃料などの化学物質の製造を行う際には、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現することが困難な場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、燃料などの化学物質の製造を行う際に、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現可能な発電システムを提供することである。
実施形態の発電システムは、発電を行う発電部と、化学物質を製造する化学物質製造部とを備える。発電部は、燃焼器と、燃焼器から供給される超臨界のCO2を含む媒体によって駆動するCO2タービンと、CO2タービンの駆動によって発電を行う発電機とを含む。化学物質製造部は、CO2タービンから排気された媒体を原料ガスとして用いて、化学物質を製造する。
<第1実施形態>
[A]発電システムの構成
第1実施形態にかかる発電システムについて、図1を用いて説明する。
[A]発電システムの構成
第1実施形態にかかる発電システムについて、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の発電システムは、発電部100と化学物質製造部200とを備える。
[A-1]発電部100
発電部100は、発電を行うために設けられている。ここでは、発電部100は、CO2タービン110と発電機111と再生熱交換器120と冷却器130と湿分分離器140とCO2ポンプ150と燃焼器160とを有し、超臨界CO2媒体を作動媒体として用いたセミクローズサイクルを構成する発電システム(sCO2システム)である。
発電部100は、発電を行うために設けられている。ここでは、発電部100は、CO2タービン110と発電機111と再生熱交換器120と冷却器130と湿分分離器140とCO2ポンプ150と燃焼器160とを有し、超臨界CO2媒体を作動媒体として用いたセミクローズサイクルを構成する発電システム(sCO2システム)である。
発電部100のうち、CO2タービン110は、燃焼器160から排出された超臨界状態のCO2を含む媒体が作動媒体(作動CO2媒体)として供給される。そして、CO2タービン110において、作動媒体が膨張し仕事を行うことによって、CO2タービン110の回転軸(タービンロータ)が回転する。CO2タービン110から排気された媒体は、再生熱交換器120へ流れる。
発電部100のうち、発電機111は、CO2タービン110の駆動によって発電を行うように構成されている。ここでは、発電機111の回転軸(発電機ロータ)は、CO2タービン110の回転軸(タービンロータ)に連結されており、CO2タービン110の回転軸が回転することで、発電機111の回転軸が回転し、発電機111において発電が行われる。
発電部100のうち、再生熱交換器120では、CO2タービン110から排気された媒体と、CO2ポンプ150から排出された媒体とが流入し、両者の間において熱交換が行われるように構成されている。ここでは、CO2タービン110から排気された媒体は、CO2ポンプ150から排出された媒体を加熱する加熱媒体として機能し、CO2ポンプ150から排出された媒体との間の熱交換が再生熱交換器120で行われることによって冷却される。この一方で、CO2ポンプ150から排出された媒体は、CO2タービン110から排気された媒体を冷却する冷却媒体として機能し、CO2タービン110から排気された媒体との間の熱交換が再生熱交換器120で行われることによって加熱される。CO2ポンプ150から排出された媒体は、再生熱交換器120での熱交換によって加熱された後には、燃焼器160へ供給される。
発電部100のうち、冷却器130では、CO2タービン110から排気された後に再生熱交換器120で熱交換が行われた媒体が冷却される。これにより、冷却器130では、再生熱交換器120から排出された媒体に含まれる水蒸気が凝縮される。
発電部100のうち、湿分分離器140では、冷却器130から排出された媒体が供給される。湿分分離器140においては、その供給された媒体から、冷却器130での凝縮によって生じた水(液相水)を分離する。その分離された水は、湿分分離器140から外部へ排出される。このため、湿分分離器140では、高純度のCO2を含む媒体が得られる。
発電部100のうち、CO2ポンプ150は、高純度のCO2である媒体が湿分分離器140から供給され、その供給された媒体を超臨界圧に昇圧する。CO2ポンプ150で昇圧された媒体のうち、一部は、外部へ排出され、たとえば、貯留や、石油増進回収などに利用される。ここでは、たとえば、燃焼器160における燃焼で増加したCO2の量に相当するCO2が外部へ排出される。そして、CO2ポンプ150で昇圧された媒体のうち、残部は、上述したように、再生熱交換器120に供給され、加熱される。
発電部100において、CO2ポンプ150から再生熱交換器120を通過した媒体は、燃焼器160に導かれる。つまり、CO2ポンプ150で昇圧された媒体が、再生熱交換器120において、CO2タービン110から排気された媒体との熱交換によって加熱された後に、燃焼器160に流入する。
また、酸素製造装置161で空気から製造され圧縮された酸素が燃焼器160に供給されるように構成されている。これと共に、天然ガスなどの燃料が燃焼器160に供給されるように構成されている。燃焼器160では、燃料が酸素と反応して燃焼が生じ、CO2とH2Oが生成される。
[A-2]化学物質製造部200
化学物質製造部200は、化学物質を製造するために設けられている。ここでは、化学物質製造部200は、第1の化学物質生成部201と第2の化学物質生成部202とを有する。
化学物質製造部200は、化学物質を製造するために設けられている。ここでは、化学物質製造部200は、第1の化学物質生成部201と第2の化学物質生成部202とを有する。
化学物質製造部200において、第1の化学物質生成部201は、CO2およびH2Oが原料ガスとして導入され、その原料ガスから、少なくともCOおよびH2を含む合成ガスや、合成ガスを原料とした炭化水素系合成物を生成するように構成されている。
本実施形態では、第1の化学物質生成部201は、H2O(水蒸気)が蒸気供給源(図示省略)から原料ガスとして供給される。これと共に、第1の化学物質生成部201は、発電部100において、CO2タービン110から排気された媒体が、原料ガスとして配管を介して供給される。ここでは、CO2タービン110から排気された媒体であって、再生熱交換器120に加熱源として導入される前の媒体が、発電部100から第1の化学物質生成部201に原料ガスとして供給される。CO2タービン110から排気された媒体は、CO2とH2O(水蒸気)とを含む媒体である。第1の化学物質生成部201においては、触媒還元法や電気化学手法による還元反応が生ずることで、CH4などの燃料と、少なくともCOおよびH2を含む合成ガス、および、酸素(O2)が生成される。第1の化学物質生成部201は、たとえば、電気化学手法によってCO2とH2Oとの両者を同時に還元するように構成されていることが好ましい。第1の化学物質生成部201では、COおよびH2を含む合成ガスが主生成物として生成され、場合によっては、COが更に還元されることによって、CH4などの燃料が生成される。
また、本実施形態では、第1の化学物質生成部201は、発電部100において発電機111が出力する電力が電力線を介して供給される。発電機111から供給された電力は、第1の化学物質生成部201において化学物質の製造に用いられる。たとえば、第1の化学物質生成部201は、原料ガスを電解する電解セル(図示省略)、原料ガスを昇圧するポンプ(図示省略)、原料ガスを加熱するヒータ(図示省略)などの電気機器を含み、第1の化学物質生成部201を構成する電気機器が、発電機111から供給された電力によって駆動するように構成されている。
この他に、本実施形態では、第1の化学物質生成部201は、発電部100においてCO2タービン110から排気された媒体が、加熱媒体として供給されるように構成されている。ここでは、CO2タービン110から排気された後に、CO2ポンプ150で超臨界圧に昇圧された媒体であって、再生熱交換器120の途中において、CO2タービン110から排気された媒体の熱で加熱された媒体が、配管を介して、第1の化学物質生成部201に加熱媒体として供給されるように構成されている。発電部100から第1の化学物質生成部201に加熱媒体として供給された媒体は、たとえば、原料ガスを加熱するために用いられる。
化学物質製造部200において、第2の化学物質生成部202は、第1の化学物質生成部201で生成された合成ガスが原料ガスとして導入され、その原料ガスから燃料などを製造するように構成されている。
第2の化学物質生成部202においては、第1の化学物質生成部201と同様に、触媒還元法や電気化学手法による還元反応が生ずることで、燃料およびO2などの化学物質が生成される。第2の化学物質生成部202では、CH4などの炭化水素化合物を燃料として生成される。その他、第2の化学物質生成部202は、CH3OHなどを生成するように構成してもよい。
[A-3]制御部300
発電システムは、上記の他に、制御部300を備えている。図示を省略しているが、制御部300は、演算器(図示省略)とメモリ装置(図示省略)とを含み、メモリ装置が記憶しているプログラムを用いて演算器が演算処理を行うように構成されている。制御部300は、設定された条件で各部の動作を制御することで、発電システムの運用を実行する。
発電システムは、上記の他に、制御部300を備えている。図示を省略しているが、制御部300は、演算器(図示省略)とメモリ装置(図示省略)とを含み、メモリ装置が記憶しているプログラムを用いて演算器が演算処理を行うように構成されている。制御部300は、設定された条件で各部の動作を制御することで、発電システムの運用を実行する。
[B]まとめ
以上のように、本実施形態の発電システムにおいて、化学物質製造部200は、発電部100のCO2タービン110から排気された媒体を原料ガスとして用いて化学物質を製造するように構成されている。具体的には、上述したように、化学物質製造部200においては、CO2タービン110から排気された媒体が第1の化学物質生成部201に導入され、CO2タービン110から排気された媒体を第1の化学物質生成部201が原料ガスとして用いて化学物質を製造する。CO2タービン110から排気された媒体は、温度が高く、かつ、CO2の濃度が高い。このため、本実施形態では、第1の化学物質生成部201に原料ガスとして供給するCO2について濃縮処理や加熱処理を実施するために必要なエネルギーを低減することができる。したがって、本実施形態では、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現可能である。
以上のように、本実施形態の発電システムにおいて、化学物質製造部200は、発電部100のCO2タービン110から排気された媒体を原料ガスとして用いて化学物質を製造するように構成されている。具体的には、上述したように、化学物質製造部200においては、CO2タービン110から排気された媒体が第1の化学物質生成部201に導入され、CO2タービン110から排気された媒体を第1の化学物質生成部201が原料ガスとして用いて化学物質を製造する。CO2タービン110から排気された媒体は、温度が高く、かつ、CO2の濃度が高い。このため、本実施形態では、第1の化学物質生成部201に原料ガスとして供給するCO2について濃縮処理や加熱処理を実施するために必要なエネルギーを低減することができる。したがって、本実施形態では、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現可能である。
特に、本実施形態の発電システムでは、化学物質製造部200は、CO2タービン110から排気された媒体であって、再生熱交換器120に加熱源として導入される前の媒体が、原料ガスとして供給され、化学物質としてCH4を含む燃料を製造するように構成されている。CO2タービン110から排気された媒体であって、再生熱交換器120に加熱源として導入される前の媒体は、高温状態を保持していると共に、冷却器130によって水が分離される前であるので、CO2の他にH2O(水蒸気)を含む。このため、化学物質製造部200には、高濃度かつ高温のCO2と高温のH2Oを含む媒体が原料ガスとして発電部100から供給される。その結果、本実施形態では、発電部100以外の蒸気供給源(図示省略)からH2O(水蒸気)を化学物質製造部200に原料ガスとして供給する量を減少可能である。したがって、本実施形態では、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を更に効率的に実現可能である。
また、本実施形態の発電システムでは、化学物質製造部200は、発電部100の発電機111が出力する電力を用いて、化学物質を製造するように構成されている。具体的には、化学物質製造部200においては、発電機111が出力する電力を用いて、第1の化学物質生成部201が化学物質の生成を行う。本実施形態では、化学物質製造部200と共に発電システムを構成する発電部100から出力される電力を用いて、第1の化学物質生成部201において化学物質の生成が行われるため、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を効率的に実現可能である。
さらに、本実施形態では、化学物質製造部200は、CO2タービン110から排気された媒体が、加熱媒体として供給されるように構成されている。ここでは、化学物質製造部200においては、CO2タービン110から排気された後に、CO2ポンプ150で超臨界圧に昇圧された媒体であって、再生熱交換器120の途中において、CO2タービン110から排気された媒体の熱で加熱された媒体が、第1の化学物質生成部201に加熱媒体として供給される。第1の化学物質生成部201では、加熱媒体として供給された媒体を用いて、たとえば、原料ガスの加熱が行われる。したがって、本実施形態では、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を更に効率的に実現可能である。
[C]変形例
上記の実施形態では、発電部100からCO2とH2Oを含む媒体が化学物質製造部200に原料ガスとして供給される場合について説明したが、これに限らない。たとえば、化学物質製造部200に発電部100から原料ガスとして供給する媒体としてH2Oが不足している場合には、冷却器130での凝縮によって生じた水(液相水)が湿分分離器140において除去された媒体を、化学物質製造部200に原料ガスとして供給するように、発電システムを構成してもよい。
上記の実施形態では、発電部100からCO2とH2Oを含む媒体が化学物質製造部200に原料ガスとして供給される場合について説明したが、これに限らない。たとえば、化学物質製造部200に発電部100から原料ガスとして供給する媒体としてH2Oが不足している場合には、冷却器130での凝縮によって生じた水(液相水)が湿分分離器140において除去された媒体を、化学物質製造部200に原料ガスとして供給するように、発電システムを構成してもよい。
上記の実施形態では、化学物質製造部200を構成する第1の化学物質生成部201に、発電部100の発電機111が出力する電力が供給される場合について説明したが、これに限らない。必要に応じて、第2の化学物質生成部202に発電部100の発電機111が出力する電力を供給するように、発電システムを構成してもよい。
また、実施形態では、再生熱交換器120の途中においてCO2タービン110から排気された媒体の熱で加熱された媒体が、化学物質製造部200に加熱媒体として供給される場合について説明したが、これに限らない。化学物質製造部200で化学物質を製造する際に適切な温度に対応する媒体を、発電部100から加熱媒体として化学物質製造部200に供給するように、発電システムを構成してもよい。
<第2実施形態>
[A]発電システムの構成
第2実施形態にかかる発電システムについて、図2を用いて説明する。
[A]発電システムの構成
第2実施形態にかかる発電システムについて、図2を用いて説明する。
図2に示すように、本実施形態の発電システムでは、化学物質製造部200において生成された化学物質(燃料,酸素)が燃焼器160に供給されるように構成されている。本実施形態は、この点および関連する点を除き、第1実施形態と同様である。このため、重複する事項に関しては、適宜、説明を省略する。
本実施形態では、化学物質製造部200において第1の化学物質生成部201で生成された燃料、および、第2の化学物質生成部202で生成された燃料が、配管を介して、燃焼器160に供給されるように、発電システムが構成されている。この他に、第1の化学物質生成部201で生成された酸素が、配管を介して、燃焼器160に供給されるように、発電システムが構成されている。
燃焼器160においては、第1の化学物質生成部201および第2の化学物質生成部202から供給された燃料が、第1の化学物質生成部201および酸素製造装置161から供給された酸素と反応して、燃焼が生じる。
[B]まとめ
以上のように、本実施形態の発電システムにおいて、化学物質製造部200は、第1実施形態の場合と同様に、CO2タービン110から排気された媒体を原料ガスや加熱媒体として用いると共に発電機111が出力する電力を用いて、化学物質を製造する。この他に、本実施形態において、燃焼器160は、その化学物質製造部200で生成された化学物質が供給される。したがって、本実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を更に効率的に実現可能である。
以上のように、本実施形態の発電システムにおいて、化学物質製造部200は、第1実施形態の場合と同様に、CO2タービン110から排気された媒体を原料ガスや加熱媒体として用いると共に発電機111が出力する電力を用いて、化学物質を製造する。この他に、本実施形態において、燃焼器160は、その化学物質製造部200で生成された化学物質が供給される。したがって、本実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、コストの低減、および、環境に対する負荷の低減を更に効率的に実現可能である。
[C]変形例
上記の実施形態においては、第1の化学物質生成部201および第2の化学物質生成部202から燃焼器160に燃料を供給する場合について説明したが、これに限らない。第1の化学物質生成部201と第2の化学物質生成部202との一方から燃焼器160に燃料を供給するように、発電システムを構成してもよい。
上記の実施形態においては、第1の化学物質生成部201および第2の化学物質生成部202から燃焼器160に燃料を供給する場合について説明したが、これに限らない。第1の化学物質生成部201と第2の化学物質生成部202との一方から燃焼器160に燃料を供給するように、発電システムを構成してもよい。
上記の実施形態においては、第2の化学物質生成部202および酸素製造装置161から燃焼器160に酸素を供給する場合について説明したが、これに限らない。第2の化学物質生成部202から燃焼器160に供給する量が燃焼に対して十分である場合には、酸素製造装置161から燃焼器160に酸素を供給しなくてもよい。
<その他>
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100:発電部、110:タービン、111:発電機、120:再生熱交換器、130:冷却器、140:湿分分離器、150:ポンプ、160:燃焼器、161:酸素製造装置、200:化学物質製造部、201:化学物質生成部、202:化学物質生成部、300:制御部
Claims (5)
- 発電を行う発電部と、
化学物質を製造する化学物質製造部と
を備える発電システムであって、
前記発電部は、
燃焼器と、
前記燃焼器から供給される超臨界のCO2を含む媒体によって駆動するCO2タービンと、
前記CO2タービンの駆動によって発電を行う発電機と
を含み、
前記化学物質製造部は、前記CO2タービンから排気された媒体を原料ガスとして用いて、前記化学物質を製造する、
発電システム。 - 前記発電部は、
前記CO2タービンから排気された媒体が流入する再生熱交換器と、
前記CO2タービンから前記再生熱交換器を介して流入する媒体を冷却する冷却器と、
前記冷却器から排出された媒体から水を分離する湿分分離器と、
前記湿分分離器において水が分離された媒体を昇圧するCO2ポンプと、
を有し、前記再生熱交換器において、前記CO2ポンプで超臨界圧に昇圧された媒体が、前記CO2タービンから排気された媒体の熱によって加熱された後に、前記燃焼器に流入するように構成されており、
前記化学物質製造部は、前記CO2タービンから排気された媒体であって、前記再生熱交換器に加熱源として導入される前の媒体が、前記原料ガスとして供給され、前記化学物質として炭化水素系燃料や化学合成品を製造するように構成されている、
請求項1に記載の発電システム。 - 前記化学物質製造部は、前記発電機が出力する電力を用いて、前記化学物質を製造する、
請求項1または2に記載の発電システム。 - 前記化学物質製造部は、前記CO2タービンから排気された媒体が、加熱媒体として供給されるように構成されている、
請求項1から3のいずれかに記載の発電システム。 - 前記燃焼器は、前記化学物質製造部において生成された前記化学物質が供給されるように構成されている、
請求項1から4のいずれかに記載の発電システム。
Priority Applications (1)
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JP2020177546A JP2022068715A (ja) | 2020-10-22 | 2020-10-22 | 発電システム |
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JP2015109767A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 株式会社Ihi | 発電システム |
JP2018016500A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 国立大学法人福井大学 | エレクトライド化マイエナイト化合物の製造方法、水素製造方法、一酸化炭素製造方法、水素製造システム、一酸化炭素製造システム |
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2020
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