JP2022067950A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Takuma Watanabe
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【課題】高速耐久性能を維持しながら、軽量化を図ることができる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド補強層8を具えた空気入りタイヤである。トレッド補強層8の内側プライ8A及び外側プライ8Bは、帯状プライ10をタイヤ周方向へ螺旋状に巻き付けられたものである。内側プライ8Aは、タイヤ軸方向に隣接する帯状プライ10が互いに離間するように第1螺旋ピッチで巻きつけられている。外側プライ8Bは、帯状プライ10が第2螺旋ピッチで巻きつけられている。第2螺旋ピッチが、第1螺旋ピッチよりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
下記特許文献1には、ベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されたバンド層とを具えた空気入りタイヤが記載されている。前記バンド層は、帯状プライを螺旋巻きにすることにより形成されたフルバンドプライとエッジバンドプライとを含んでいる。このような空気入りタイヤでは、高速耐久性が向上するとともに、タイヤ重量の増加が抑制されるとされている。
特許第3943506号
近年、車両低燃費要求が加速しており、タイヤの軽量化が重要な課題となっている。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、高速耐久性能を維持しながら、軽量化を図ることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、空気入りタイヤであって、トロイド状のカーカスと、前記カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッド補強層とを具え、前記トレッド補強層は、内側プライと、前記内側プライのタイヤ半径方向外側に重ねられた外側プライとを含み、前記内側プライ及び前記外側プライは、1本又は複数本の補強コードがトッピングゴムにより被覆された長尺の帯状プライをタイヤ周方向へ螺旋状に巻き付けられたものであり、前記内側プライは、タイヤ軸方向に隣接する前記帯状プライが互いに離間するように第1螺旋ピッチで巻きつけられており、前記外側プライは、前記帯状プライが第2螺旋ピッチで巻きつけられており、前記第2螺旋ピッチが、前記第1螺旋ピッチよりも小さい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2螺旋ピッチが、前記帯状プライの幅の1.0~1.1倍である、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第1螺旋ピッチが、前記帯状プライの幅の2.0~5.0倍である、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記内側プライにおいて、前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜が、前記外側プライの前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記内側プライと前記外側プライとが、1本の前記帯状プライで連続的に形成される、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記内側プライが、タイヤ軸方向の第1端からタイヤ赤道を通って第2端まで延びており、かつ、前記第1端上をタイヤ周方向に延びる第1周方向部を含む、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第1周方向部が、タイヤ回転軸を中心として150~210度の角度範囲を延びている、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記内側プライが、前記第2端上をタイヤ周方向に延びる第2周方向部を含む、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2周方向部が、タイヤ回転軸を中心として150~210度の角度範囲を延びている、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ベルト層が、タイヤ周方向に対して傾斜したベルトコードを備え、かつ、前記内側プライとタイヤ半径方向に隣接する第1ベルトプライを含み、前記内側プライの前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜は、前記第1ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである、のが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記内側プライ及び前記外側プライのタイヤ軸方向の幅が、前記ベルト層のタイヤ軸方向の幅の70%~120%である、のが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成を採用することで、高速耐久性能を維持しながら、軽量化を図ることができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 帯状プライの斜視図である。 図1の拡大図である。 ベルト層を概念的に示す平面展開図である。 内側プライを概念的に示す平面展開図である。 外側プライを概念的に示す平面展開図である。 トレッド補強層を形成するための方法を概念的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1の正規状態におけるタイヤ回転軸(図示省略)を含むタイヤ子午線断面図である。図1には、乗用車用のタイヤ1が示されている。但し、本発明は、重荷重用やライトトラック用等のタイヤ1に適用されても良い。
前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
前記「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMA であれば "標準リム" 、TRA であれば"Design Rim" 、ETRTO であれば"Measuring Rim" である。「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMA であれば "最高空気圧" 、TRA であれば表"TIRELOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTO であれば"INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トロイド状のカーカス6と、カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7と、ベルト層7のタイヤ半径方向外側に配されたトレッド補強層8とを具えている。トレッド補強層8のタイヤ半径方向の外側には、例えば、トレッドゴムGが配されている。
トレッド補強層8は、内側プライ8Aと、内側プライ8Aのタイヤ半径方向外側に重ねられた外側プライ8Bとを含んでいる。このようなトレッド補強層8は、ベルト層7のリフティング等を抑制して、高速耐久性能を高める。
内側プライ8A及び外側プライ8Bは、長尺の帯状プライ10をタイヤ周方向へ螺旋状に巻き付けられて形成される。
図2は、帯状プライ10の斜視図である。図2に示されるように、帯状プライ10は、1本又は複数本の補強コード11がトッピングゴム12により被覆されて形成されている。補強コード11としては、例えば、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが望ましく、とりわけナイロンコードが望ましい。トッピングゴム12としては、周知構造のものが採用される。
図3は、図1のトレッド部2の右半分の拡大図である。図3に示されるように、内側プライ8Aは、タイヤ軸方向に隣接する帯状プライ10が互いに離間するように第1螺旋ピッチp1(図5に示す)で巻きつけられている。このような内側プライ8Aは、プライ質量を低減し、タイヤの軽量化を図ることができる。また、外側プライ8Bは、帯状プライ10が第2螺旋ピッチp2(図6に示す)で巻きつけられている。第2螺旋ピッチp2は、第1螺旋ピッチp1よりも小さくされている。これにより、外側プライ8Bは、高速走行時におけるベルト層7のリフティング等を効果的に抑制し、高速耐久性能を高める。
図1に示されるように、カーカス6は、カーカスコード(図示省略)をタイヤ周方向に対して、例えば75~90度の角度で配列した1枚以上、本実施形態では2枚のカーカスプライ6A、6Bから形成される。前記カーカスコードとしては、例えば、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コードやスチールコードなどが採用される。各カーカスプライ6A、6Bは、両側のビード部4、4間を延びている。
ベルト層7は、例えば、第1ベルトプライ7Aと第2ベルトプライ7Bとからなる2枚のベルトプライ7Pで形成されている。第1ベルトプライ7Aは、例えば、第2ベルトプライ7Bよりもタイヤ半径方向の外側に配されている。第1ベルトプライ7Aは、本実施形態では、第2ベルトプライ7Bよりもタイヤ軸方向の幅が小さく形成されている。なお、第1ベルトプライ7Aは、第2ベルトプライ7Bと同じタイヤ軸方向の幅であっても良い。
ベルト層7(第2ベルトプライ7B)は、例えば、トレッド幅TWの90%~110%のタイヤ軸方向の幅B1を有している。これにより、カーカス6に対して箍効果が発揮され、高速耐久性能が高められる。
トレッド幅TWは、正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向両側の接地位置であるトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。
前記「正規荷重」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
図4は、ベルト層7の形成状態を概念的に示す平面展開図である。図4の横方向は、タイヤ軸方向を表し、縦方向は、タイヤ周方向を示している。図4に示されるように、各ベルトプライ7A、7Bは、複数本のベルトコード7aをタイヤ周方向に対して15~45°の角度θ1で配列して形成されている。第1ベルトプライ7Aのベルトコード7aと、第2ベルトプライ7Bのベルトコード7aとは、タイヤ周方向に対して逆向きに傾斜している。
ベルトコード7aとしては、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミド等の高モジュラスの有機繊維コードが望ましく、スチールコードがより望ましい。
図2に示されるように、帯状プライ10の長手方向は、補強コード11の長手方向と平行に延びている。帯状プライ10の形状については、特に限定されるものではないが、例えば、その幅wが、3.0~15.0mm、その厚さtが、0.6~1.5mmであるのが望ましい。また、1本の帯状プライ10に含まれる補強コード11は、3~14本が望ましい。これにより、タイヤ1の製造コストとタイヤ1の品質がバランス良く確保される。
図5は、内側プライ8Aを概念的に示す平面展開図である。図6は、外側プライ8Bを概念的に示す平面展開図である。図5、図6の横方向は、タイヤ軸方向を表し、縦方向は、タイヤ周方向を示している。図5、図6には、タイヤ回転軸(図示省略)を中心として360度の範囲(内側プライ8A及び外側プライ8Bのタイヤ1の1周分の長さ)が示される。
図5に示されるように、内側プライ8Aは、本実施形態では、タイヤ軸方向の第1端E1(図では、左側)からタイヤ赤道Cを通って第2端E2(図では右側)まで延びるように形成されている。第1端E1と第2端E2との間のタイヤ軸方向の距離が、内側プライ8Aのタイヤ軸方向の幅B2(図3に示す)である。
内側プライ8Aの幅B2は、ベルト層7のタイヤ軸方向の幅B1の70%~120%であるのが望ましい。これにより、高速耐久性能を維持しながら、軽量化を図ることができる。内側プライ8Aの幅B2は、ベルト層7のタイヤ軸方向の幅B1の80%以上がさらに望ましく、110%以下がさらに望ましい。
内側プライ8Aは、例えば、第1端E1上をタイヤ周方向に延びる第1周方向部15と、第2端E2上をタイヤ周方向に延びる第2周方向部16と、第1周方向部15と第2周方向部16とを継いで、タイヤ周方向に対して傾斜する内側傾斜部17とを含んでいる。第1周方向部15及び第2周方向部16は、ベルト層7のタイヤ軸方向の両端部7e、7eのリフティングを強固に抑制する。
本明細書では、第1螺旋ピッチp1は、内側プライ8Aの内側傾斜部17でのピッチである。内側傾斜部17の第1螺旋ピッチp1は、第1端E1から第2端E2までタイヤ軸方向に同じであるのが望ましい。なお、内側傾斜部17の第1螺旋ピッチp1は、第1端E1側及び第2端E2側が、タイヤ赤道C側よりも小さくても良い。
第1螺旋ピッチp1は、帯状プライ10の幅wの2.0~5.0倍であるのが望ましい。第1螺旋ピッチp1が帯状プライ10の幅wの2.0倍以上であるので、タイヤ1の軽量化が図られる。第1螺旋ピッチp1が帯状プライ10の幅wの5.0倍以下であるので、リフティング等の抑制効果が発揮される。第1螺旋ピッチp1及び第2螺旋ピッチp2は、本明細書では、帯状プライ10の幅方向の距離である。
このような内側プライ8Aの内側傾斜部17は、例えば、タイヤ軸方向に隣接する帯状プライ10、10間に形成される隙間Sを含んでいる。隙間Sは、例えば、第1周方向部15と第2周方向部16との間を連続的に形成されている。隙間Sには、例えば、周知のゴム材料が配されても良い。
本実施形態の内側プライ8Aは、第1ベルトプライ7Aとタイヤ半径方向で隣接している。内側プライ8A(内側傾斜部17)の帯状プライ10のタイヤ周方向に対する傾斜は、第1ベルトプライ7Aのベルトコード7aのタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである。これにより、大きな拘束力が得られるので、高速耐久性能が高く確保される。
第1周方向部15は、タイヤ回転軸を中心として150~210度の角度範囲a1を延びている。また、第2周方向部16は、タイヤ回転軸を中心として、150~210度の角度範囲a2を延びている。このような第1周方向部15及び第2周方向部16は、ベルト層7の両端部7e、7eのリフティングをさらに抑制しつつ、軽量化をさらに促進することができる。第1周方向部15の角度範囲a1及び第2周方向部16の角度範囲a2は、例えば、160度以上がさらに望ましく、200度以下がさらに望ましい。
図6に示されるように、外側プライ8Bは、例えば、第2端E2からタイヤ赤道Cを通って、第1端E1まで延びている。このように、本実施形態では、外側プライ8Bは、内側プライ8Aのタイヤ軸方向の幅B2と同じタイヤ軸方向の幅で形成されている。
外側プライ8Bは、例えば、第2端E2から第1端E1まで、帯状プライ10がタイヤ周方向に対して連続的に傾斜する外側傾斜部18として形成されている。
第2螺旋ピッチp2は、帯状プライ10の幅wの1.0~1.1倍以下が望ましい。第2螺旋ピッチp2が1.1倍以下であるので、ベルト層7のリフティングが効果的に抑えられ、高速耐久性能が高く維持される。第2螺旋ピッチp2が1.0倍以上であるので軽量化が促進される。第2螺旋ピッチp2が帯状プライ10の幅wの1.0倍では、タイヤ軸方向に隣接する帯状プライ10の側縁10e、10e(図2に示す)同士がタイヤ軸方向接触する突き合わせ状態として形成される。
内側プライ8Aにおいて、本実施形態では、帯状プライ10のタイヤ周方向に対する傾斜は、外側プライ8Bの帯状プライ10のタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである。より具体的に述べると、内側傾斜部17の帯状プライ10の傾斜は、外側傾斜部18の帯状プライ10の傾斜と逆向きである。これにより、さらに大きな拘束力が得られるので、高速耐久性能が効果的に維持される。
次に、このようなトレッド補強層8の形成方法が説明される。
図7は、本実施形態の形成方法で使用される形成装置30の斜視図である。図7に示されるように、形成装置30は、例えば、円筒状のドラム31と、ドラム31上に未加硫の帯状プライ10Nを供給するためのアプリケータ32とを含んでいる。ドラム31は、例えば、ドラム回転軸(図示省略)を有し、回転可能に支持されている。アプリケータ32は、例えば、少なくともドラム31の軸方向(ドラム軸方向)に移動可能に支持されている。このようなドラム31及びアプリケータ32は、周知の構造で構成されている。ドラム31の外周面には、未加硫のベルト層7Nが貼着されている。
本実施形態の形成方法では、内側プライ8A及び外側プライ8Bを形成する帯状プライ10Nが、ベルト層7Nの外側に巻き付けられる。より具体的には、先ず、内側プライ8Aを形成する第1工程が行われ(図7に示される)、引き続いて、外側プライ8Bを形成する第2工程が行われる(図示省略)。前記第1工程では、第1周方向部15、内側傾斜部17及び第2周方向部16が順に形成される。また、前記第2工程では、外側傾斜部18が形成される。第1周方向部15、内側傾斜部17、第2周方向部16、外側傾斜部18は、本実施形態では、1本の帯状プライ10Nで連続的に形成される。第1螺旋ピッチp1や第2螺旋ピッチp2は、例えば、アプリケータ32のドラム軸方向の移動速度や、ドラム31の回転速度を制御することにより、所望の範囲内とされる。図5及び図6には、本実施形態の形成方法が用いられた場合における、帯状プライ10の巻きつけ方向の一例が矢印で示されている。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1のタイヤ構造を有するサイズ225/60R17の乗用車用タイヤが、表1の仕様に基づき試作されるとともに、各試供タイヤの高速耐久性能及びタイヤ質量についてテストがされた。
<高速耐久性能>
ドラム試験機を用いて、JIS-D4230の高速耐久性能試験方法に準拠したテストがされた。結果は、比較例1の走行時間を100とする指数で表される。数値の大きい方が優れている。
リム:16x6.50J
内圧:220kPa
荷重:6.47kN
ドラム径:1707mm
帯状プライの幅w:10mm
速度:170km/hから10分毎に10km/hずつ増加
<タイヤ質量>
各試供タイヤの質量が測定された。結果は、比較例1の質量を100とする指数で表される。数値の小さい方が優れている。
テストの結果が表1に示される。
Figure 2022067950000002
表に示されるように、実施例のタイヤは、高速耐久性能が維持されるとともに、軽量化が図られる。
1 空気入りタイヤ
8 トレッド補強層
8A 内側プライ
8B 外側プライ
10 帯状プライ
p1 第1螺旋ピッチ
p2 第2螺旋ピッチ

Claims (11)

  1. 空気入りタイヤであって、
    トロイド状のカーカスと、前記カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッド補強層とを具え、
    前記トレッド補強層は、内側プライと、前記内側プライのタイヤ半径方向外側に重ねられた外側プライとを含み、
    前記内側プライ及び前記外側プライは、1本又は複数本の補強コードがトッピングゴムにより被覆された長尺の帯状プライをタイヤ周方向へ螺旋状に巻き付けられたものであり、
    前記内側プライは、タイヤ軸方向に隣接する前記帯状プライが互いに離間するように第1螺旋ピッチで巻きつけられており、
    前記外側プライは、前記帯状プライが第2螺旋ピッチで巻きつけられており、
    前記第2螺旋ピッチが、前記第1螺旋ピッチよりも小さい、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記第2螺旋ピッチは、前記帯状プライの幅の1.0~1.1倍である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1螺旋ピッチは、前記帯状プライの幅の2.0~5.0倍である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記内側プライにおいて、前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜は、前記外側プライの前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記内側プライと前記外側プライとは、1本の前記帯状プライで連続的に形成される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記内側プライは、タイヤ軸方向の第1端からタイヤ赤道を通って第2端まで延びており、かつ、前記第1端上をタイヤ周方向に延びる第1周方向部を含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1周方向部は、タイヤ回転軸を中心として150~210度の角度範囲を延びている、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記内側プライは、前記第2端上をタイヤ周方向に延びる第2周方向部を含む、請求項6又は7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第2周方向部は、タイヤ回転軸を中心として150~210度の角度範囲を延びている、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記ベルト層は、タイヤ周方向に対して傾斜したベルトコードを備え、かつ、前記内側プライとタイヤ半径方向に隣接する第1ベルトプライを含み、
    前記内側プライの前記帯状プライのタイヤ周方向に対する傾斜は、前記第1ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ周方向に対する傾斜と逆向きである、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記内側プライ及び前記外側プライのタイヤ軸方向の幅は、前記ベルト層のタイヤ軸方向の幅の70%~120%である、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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