JP2022067544A - 動物の検体検査結果の報告方法、その報告システム及びその報告手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】飼い主等の依頼者が動物の健康回復等をより実現できる報告方法、報告システム及び報告手段を提供する。【解決手段】本発明の動物の検体検査結果の報告方法は、第1ステップS1において、ヒトを除く検査対象動物D1等を識別するための動物識別情報と、検査対象動物D1等から採取した検体B1等の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する。第2ステップS2では、少なくとも動物識別情報及び各基礎データから検査対象動物が患っている疾患を推測する。第3ステップS3では、疾患の情報を含み、依頼者M1、V1等に提供する報告手段を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、動物の検体検査結果の報告方法と、動物の検体検査結果の報告システムと、動物の検体検査結果の報告手段とに関する。
特許文献1にヒトの血液検査結果を報告するための報告方法、その報告システム及びその報告書が開示されている。報告書を作成する者は、まず患者等の検査対象者から血液を採取し、血液検査を行った後、その結果をその検査対象者又はその検査対象者の関係者に報告する。この報告書を作成するためには、まず、第1ステップとして、検査対象者を特定の上、結果である複数の基礎データを取得する。この後、第2ステップとして、検査対象者が患っている疾患を推測する。そして、第3ステップとして、報告書を出力する。報告システムは、入力手段、記憶手段、処理手段及び表示手段を少なくとも備えたコンピュータからなる。報告書には、検査者、検査日時、検査対象者名等の基本的事項の他、結果である複数の基礎データと、検査対象者が患っていると推測される疾患の情報とが記載されている。
この報告方法等によれば、基本的事項の他に各基礎データだけが記載されている従来の報告書に比べ、検査対象者が患っていると推測される疾患の情報も記載された報告書が得られることから、医師がその報告書を確認することにより、検査対象者の疾患を見落とし難く、より的確に診断することができる。そのため、その医師は、治療方針を的確に立て、検査対象者の健康回復等をより実現できることとなる。特に、一人の医師が多数の患者を受け持っている場合や、経験が浅い医師であっても、この報告方法等を用いれば、その効果は顕著と思われる。
特開2002-14095号公報
しかし、ヒトを除く動物(以下、単に動物ということがある。)は、ヒトを対象とする医師とは異なる獣医師によって診断及び治療が行われるという特殊性がある。このため、動物に上記従来の報告方法等を適用することは困難であり、またそれだけでは不十分である。
すなわち、医師は、ヒトのみを対象とし、内科、皮膚科、腫瘍科、外科、歯科、眼科等、専門の診療科を通じてヒトの診断及び治療を行うことが通常である。また、多くのヒトは、言葉を通じて自己の症状を医師に伝達することが可能である。このため、診断、治療に間違いは生じ難い。
しかしながら、獣医師は、診断及び治療を行う動物が犬や猫の他、鳥、ウサギ、ハムスター等、多種の動物を対象とする。しかも、例えば種類が犬の場合、トイプードル、チワワ等の小型犬、フレンチ・ブルドッグ、柴犬等の中型犬、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー等の大型犬の相違があり、脊椎動物だけでも6万種類以上が存在する。加えて、獣医師は専門の診療科を有していない。また、動物には必要であっても、ヒトでは不要な検査項目もある。また、動物は自己の症状を獣医師に伝達することができない。さらに、動物は飼い主によって飼われ、獣医師はその飼い主に適切な飼い方を指導等する必要もある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、飼い主等の依頼者が動物の健康回復等をより実現できる報告方法、報告システム及び報告手段を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の動物の検体検査結果の報告方法は、ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、前記検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する第1ステップと、
少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っている疾患を推測する第2ステップと、
前記疾患の情報を含み、前記依頼者に提供する報告手段を生成する第3ステップとを備えていることを特徴とする。
本発明の動物の検体検査結果の報告システムは、ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、前記検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する第1処理部と、
少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っている疾患を推測する第2処理部と、
前記疾患の情報を含み、前記依頼者に提供する報告手段を生成する第3処理部とを備えていることを特徴とする。
本発明の動物の検体検査結果の報告方法及び報告システムを使用する者は、検査の依頼を受けた者であり、主に検査機関である。検査機関は、まず、検査対象動物から採取した検体を依頼者から入手するか、検体の検査を行った結果である複数の基礎データを取得する。
依頼者は、検査対象動物の飼い主である場合もあれば、飼い主から検査の依頼を受けた獣医師である場合もある。検査機関は、検体検査結果を第1~3ステップで依頼者に報告する。報告システムは第1~3処理部を備えている。
飼い主は、自己が飼育する検査対象動物の健康に気を留める場合、獣医師が所属する動物病院に相談をすることが一般的である。このため、飼い主が直接検査機関に検査対象動物の検体検査を依頼することはあり得ず、飼い主から検査の依頼を受けた獣医師又は動物病院が依頼者となることが一般的である。この場合、検査機関は、獣医師に検査結果を報告し、飼い主に対しては獣医師を介して検査結果の報告がなされる。
第1ステップでは、ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する。第1処理部は、ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する。
動物識別情報としては、動物種(犬や猫等の動物の種類の別の他、トイプードルやチワワ等の犬種、混血猫やスコティッシュ・フォールド等の猫種等の別をいう。)、大きさ(体重)、性別、年齢等が相当する。本発明では、動物識別情報を取得しているため、多種多様な動物に応じた基礎データを取得できる。
検体は、検査対象動物から採取される血液、尿、便等である。基礎データは、(1)生化学検査では、総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、A/G比(アルブミン/グロブリン比)、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ))、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ、GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ))、ALP(アルカリ性フォスファターゼ)、AMY(アミラーゼ)、LIPA(リパーゼ)、CK(クレアチンキナーゼ)、γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、血糖(GLU)、総コレストロール(T-Chol)、中性脂肪(TG)、無機リン(IP)、総ビリルビン(T-Bil)、電解質(Na、K、Cl)、カルシウム(Ca)、血清鉄、総鉄結合能(TIBC)、不飽和鉄結合能(UIBC)、犬シスタチンC、糖化アルブミン(GA)、総胆汁酸(TBA)、イオン化カルシウム、血清銅、血清亜鉛、血清マグネシウム、犬TLI(トリプシン様反応物質)、BTR(BCAA/チロシン比)(総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比)、HDLコレストロール、LDLコレストロール、乳酸脱水素酵素(LDH)、コバラミン、葉酸、蛋白分面、コリンエステラーゼ等の項目の数値であり、(2)内分泌検査では、T4(サイロキシン)、FT4(遊離トリヨードサイロニン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、コルチゾール(COR)、intactPTH(副甲状腺ホルモンintact)、PTH-rp(副甲状腺ホルモン関連蛋白)、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、アルドステロン、レニン活性、インスリン、エリスロポエチン、テストステロン、プロゲステロン等の項目の数値であり、(3)尿検査では、UPC(尿中蛋白クレアチニン比)、尿中一般、尿沈渣、ベンズジョーンズ蛋白定性、結石分析等の項目の数値であり、(4)凝固系検査では、PT(プロトロンビン時間)/APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)/フィブリノーゲン、PT、APTT、フィブリノーゲン、AT(アンチトロンビン活性)、FDP(フィブリノゲン・フィブリン分解産物)、Dダイマー、TAT(トロンビン・アンチトロンビンIII複合体)(犬)等の項目の数値であり、(5)血中薬物濃度検査では、シクロスポリン、臭化カリウム、ゾニサミド、フェノバルビタール等の項目の数値であり、(6)免疫学検査では、犬CRP(C-リアクティブプロテイン)、SAA(血清アミロイドA蛋白)(猫)、α1AG(α1アシドグリコプロテイン)(猫)、心筋トロポニン(cTnl)、クームステスト、血液型(犬)、血液型(猫)、抗結抗体等の項目の数値であり、(7)血液学検査では、全血球計算、血球計算(8種)、白血球分類、網状赤血球数等の項目の数値であり、(8)感染症検査では、犬レプトスピラ抗体(C/I/H)、犬レプトスピラ遺伝子、犬バベシア抗体、犬遺伝子、犬ブルセラ抗体、犬ヘモプラズマ遺伝子、FCoV抗体、FCoV遺伝子、猫カイシウィルス遺伝子、猫ヘモプラズマ遺伝子、フィラリア抗原検査、歯周病リスク検査、SFTSV遺伝子検査、トキソプラズマ抗体等の項目の数値であり、(9)微生物検査では、塗沫鏡検、口腔・呼吸器、消化器、泌尿器・生殖器、穿刺液、血液、皮膚・耳、嫌気培養、感受性検査、酵母様真菌感受性等の項目の数値であり得る。
これらの基礎データは、健康診断、遺伝子検査、病理学検査、アレルギー検査等の目的に応じて組み合わされて選択される。各基礎データには、微生物検査等を除いて、動物種、大きさ(体重)、性別、年齢等に応じた参考基準値が定められている。
第2ステップでは、少なくとも動物識別情報及び各基礎データから検査対象動物が患っている疾患を推測する。第2処理部は、少なくとも動物識別情報及び各基礎データから検査対象動物が患っている疾患を推測する。この場合、上記特許文献1のように、各基礎データだけに基づいて検査対象動物が患っている疾患を推測するのではなく、検査対象動物の動物種、大きさ、性別、年齢等の動物識別情報にも基づいてその推測を行うため、より精度よく推測を行うことができる。
第3ステップでは、疾患の情報を含み、依頼者に提供する報告手段を生成する。第3出力部は、疾患の情報を含み、依頼者に提供する報告手段を生成する。報告手段は、(1)コンピュータで表計算や人工知能で機械学習されたCSV、XLSX形式等の報告データ、(2)報告データに基づいて紙等に印刷される報告書、(3)報告データに基づいてPC、タブレット、スマートフォン等のディスプレイに表示される報告画面等であり得る。このため、依頼者は、その報告手段によって検査対象動物の疾患を見落とし難く、より的確に診断することができる。
このため、獣医師は、ヒトを除く動物に対し、治療方針を的確に立て、その動物の健康回復等をより実現できることとなる。特に、獣医師は一人で種々の動物について種々の診療科の診断を行わなければならず、経験の有無を問わず、その効果は顕著である。また、飼い主は適切な飼い方を実行することができる。
したがって、本発明の動物の検体検査結果の報告方法及び報告システムでは、依頼者が動物の健康回復等をより実現できる。
依頼者は、検査対象動物の飼い主と、飼い主から検査の依頼を受けた獣医師とからなり得る。報告手段は、飼い主に提供する飼い主用報告手段と、獣医師に提供する獣医師用報告手段とからなることが好ましい。この場合、飼い主にとっての便宜性と、獣医師にとっての便宜性とをともに実現することができる。
飼い主用報告手段には、次回の検査の予約を可能とする第1コード、及び、飼い主用報告手段の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードの少なくとも一つが入力されていることが好ましい。この場合、飼い主は、飼い主が知っておくべき情報を知ることができる。
獣医師用報告手段には、疾患に関するコンテンツへのアクセスを可能とする第3コード、検査の詳細へのアクセスを可能とする第4コード、及び、検査対象動物に関するコンサルタントへのアクセスを可能とする第5コードの少なくとも一つが入力されていることが好ましい。この場合、獣医師は、獣医師としては知っておくべき又は知っておいた方が好ましい情報を知ることができる。
第1~5コードとしてはQRコード(登録商標)を採用することが好ましい。QRコード(登録商標)を採用すれば、インターネットを通じ、ほとんど無限量の情報を飼い主用報告手段や獣医師用報告手段に含ませることが可能である。なお、飼い主用報告手段や獣医師用報告手段に宣伝広告等のための他のコードを入力してもよい。
本発明の報告方法は以下のように行われることが好ましい。まず、少なくとも動物識別情報及び各基礎データがワークシートに入力され、数式を有するテーブルに基づいて疾患を推測する表計算ソフトが用意されている。そして、第1ステップでは、新たな検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得する。この後、第2ステップでは、数式に基づいて新規動物の疾患を推測する。
本発明の報告システムは以下のように行われることが好ましい。まず、少なくとも動物識別情報及び各基礎データがワークシートに入力され、数式を有するテーブルに基づいて疾患を推測する表計算ソフトが用意されている。そして、第1処理部は、新たな検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得する。この後、第2処理部は、数式に基づいて新規動物の疾患を推測する。
これらの場合、アルゴリズムに基づいて疾患を推測できるため、疾患の信憑性が高くなる。また、数式の項目の組み合わせや数値をバージョンアップすることにより、疾患の信憑性がさらに高くなる。特に、数式の数値に関し、人工知能(AI)に多くの臨床を通じた機械学習をさせることにより、より高い精度へのバージョンアップが可能である。
本発明の報告方法は以下のように行われることも好ましい。まず、少なくとも動物識別情報及び各基礎データと疾患とが教師データとされ、少なくとも動物識別情報及び各基礎データが入力されて疾患が出力される判定モデルが機械学習によって生成されている。そして、第1ステップでは、新たな検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得する。この後、第2ステップでは、判定モデルによって新規動物の疾患を推測する。
本発明の報告システムは以下のように行われることが好ましい。まず、少なくとも動物識別情報及び各基礎データと疾患とが教師データとされ、少なくとも動物識別情報及び各基礎データが入力されて疾患が出力される判定モデルが機械学習によって生成されている。そして、第1処理部は、新たな検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得する。この後、第2処理部は、判定モデルによって新規動物の疾患を推測する。
これらの場合、AIに基づいて疾患を推測できるため、疾患の信憑性が高くなる。また、判定モデルに多くの臨床を通じた機械学習をさせることにより、疾患の信憑性がさらに高くなる。
本発明の動物の検体検査結果の報告手段は、依頼者は、ヒトを除く検査対象動物の飼い主と、前記飼い主から前記検査対象動物から採取した検体の検査の依頼を受けた獣医師とからなり、
前記飼い主に提供する飼い主用報告手段であり、
前記依頼者を識別するための依頼者識別情報と、
前記検査対象動物を識別するための動物識別情報と、
前記検体を識別するために検体識別情報と、
前記検査を行った結果である複数の基礎データと、
少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っていると推測される疾患の情報と、
次回の前記検査の予約を可能とする第1コード、及び、前記飼い主用報告手段の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードの少なくとも一つが入力されていることを特徴とする。
この場合、飼い主は、飼い主が知っておくべき情報を知ることができる。
本発明の動物の検体検査結果の報告手段は、依頼者は、ヒトを除く検査対象動物の飼い主と、前記飼い主から前記検査対象動物から採取した検体の検査の依頼を受けた獣医師とからなり、
前記獣医師に提供する獣医師用報告手段であり、
前記依頼者を識別するための依頼者識別情報と、
前記検査対象動物を識別するための動物識別情報と、
前記検体を識別するために検体識別情報と、
前記検査を行った結果である複数の基礎データと、
少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っていると推測される疾患の情報と、
前記疾患に関するコンテンツへのアクセスを可能とする第3コード、前記検査の詳細へのアクセスを可能とする第4コード、及び、前記検査対象動物に関するコンサルタントへのアクセスを可能とする第5コードの少なくとも一つが入力されていることを特徴とする。
この場合、獣医師は、獣医師としては知っておくべき又は知っておいた方が好ましい情報を知ることができる。
依頼者識別情報としては、依頼者が獣医師である場合には、獣医師の所属する動物病院の名称、住所、電話番号、ID、獣医師の氏名、飼い主の氏名、検査対象動物の愛称(ペット名)、検査対象動物のマイクロチップ番号等が相当する。
検体識別情報としては、血液、尿、便等の検体の種類、検体の採取日、検体の受付日、遠心の有無等が相当する。
したがって、本発明の動物の検体検査結果の報告手段では、依頼者が動物の健康回復等をより実現できる。
本発明の動物の検体検査結果の報告方法、報告システム及び報告手段では、依頼者が動物の健康回復等をより実現できる。
図1は、実施例1の報告方法を示す全体構成図である。 図2は、実施例1の報告システムのブロック構成図である。 図3は、実施例1の報告方法を示す流れ図である。 図4は、実施例1の報告方法において、報告システムが用いるテーブルの構成図である。 図5は、実施例1の報告方法において、報告システムが用いる獣医師用テンプレートの構成図である。 図6は、実施例1の報告方法において、報告システムが用いる飼い主用テンプレートの構成図である。 図7は、実施例1の報告方法において、報告システムが行うフローチャートの一部である。 図8は、実施例1の報告方法及び報告システムで得られる獣医師用報告書の平面図である。 図9は、実施例1の報告方法及び報告システムで得られる飼い主用報告書の平面図である。 図10は、実施例2の報告方法において、報告システムが用いるテーブルの構成図である。 図11は、実施例3の報告方法及び報告システムで用いる飼い主用相談画面の正面図である。 図12は、実施例3の報告方法及び報告システムで用いる第1飼い主用報告画面の正面図である。 図13は、実施例3の報告方法及び報告システムで用いる第2飼い主用報告画面の正面図である。 図14は、実施例4の報告システムのブロック構成図である。
以下、本発明を具体化した実施例1~4について、図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1は本発明の報告方法、報告システム及び報告手段を以下の例の下で具体化している。すなわち、図1に示すように、第1飼い主M1は近所の第1動物病院A1に行き、そこの第1獣医師V1に自己の飼っている第1犬D1の診察を依頼する。また、第2飼い主M2は、近所の第2動物病院A2に行き、そこの第2獣医師V2に自己の飼っている第2犬D2の診断を依頼する。第2動物病院A2には第3飼い主M3も訪れており、第2獣医師V2に自己の飼っている第3犬D3の診断を依頼する。なお、第1、2動物病院A1、A2には犬、猫等の診察等のために他の飼い主も訪れる。
第1獣医師V1は第1犬D1の血液検査が必要と判断し、第1動物病院A1は第1犬D1の第1血液B1を採取する。また、第2獣医師V2は第2、3犬D2、D3の血液検査が必要と判断し、第2動物病院A2は、第2犬D2の第2血液B2と、第3犬D3の第3血液B3とを採取する。第1~3犬D1~D3が検査対象動物となる動物であり、第1~3血液B1~B3が検体である。動物は新規動物を含む概念であり、検体は新規検体を含む概念である。
検査機関Iは、集荷、郵送又は持ち込みにより、第1~3血液B1~B3をそれぞれの検査依頼書3(図2参照)とともに入手する。各検査依頼書3には、血液の採取日、受付日、動物病院のID、動物病院の名称、カルテ番号、飼い主の氏名、検査対象動物のペット名、検査対象動物の体重、検体希釈の可否、過去歴表示の有無、検査対象動物の動物種、検査対象動物の性別及び検査対象動物の生年月日が記載されている。また、検査依頼書3には、血液検査で求める健康診断及び一般検査のチェック欄が記載されている。検査機関Iは、コンサルタントCと提携している。コンサルタントCは、種々の動物について、獣医師としては知っておくべき又は知っておいた方が好ましい情報に詳しい者又は機関である。なお、検査機関Iは他の動物病院からも血液を入手する。第1、2獣医師V1、V2及び第1~3飼い主M1~3が依頼者である。
動物病院のIDは、検査機関Iのコンピュータシステム1において、第1、2動物病院を含む動物病院の名称、住所、電話番号、第1、2獣医師V1、V2を含む獣医師の氏名等と紐付けされている。これら動物病院の名称、住所、電話番号、ID、獣医師の氏名及びカルテ番号が第1依頼者識別情報である。また、第1~3飼い主M1~M3を含む飼い主の氏名、第1~3犬D1~D3を含む検査対象動物のペット名が第2依頼者識別情報である。検査対象動物にマイクロチップが取り付けられている場合には、そのマイクロチップ番号も第2依頼者識別情報である。検査対象動物の体重、検査対象動物の動物種、検査対象動物の性別及び検査対象動物の生年月日は動物識別情報である。検体が血液であり、採取日、受付日、検体希釈の可否、過去歴表示の有無が検体識別情報である。
検査機関Iは、入手した第1~3血液B1~B3の血液検査を行い、健康診断等の項目に挙がるTP、Alb等の複数の基礎データを取得する。新規検体の検査を行った結果は新規基礎データである。検査機関Iは、図2に示すコンピュータシステム1を有し、図3に示す報告方法を実行する。コンピュータシステム1は、各検査依頼書3の記載内容を入力する複数台のパソコン5aと、サーバコンピュータ7と、サーバコンピュータ7と接続されたプリンタ9とを有している。サーバコンピュータ7は、各パソコン5aの他、血液検査を行う部署意のパソコン5bとLANによって接続されている。サーバコンピュータ7には、記憶部、演算部等の他、入力が行われる第1処理部7aと、疾患の推測を行う第2処理部7bと、出力を行う出力部7cとが含まれている。出力部7c及びプリンタ9が第3処理部に相当する。
第2処理部7bには、表計算ソフトとして、Excel(登録商標)がインストールされている。表計算ソフトは、図4に概要を示すテーブル11を有しているとともに、図5に示す獣医師用テンプレート13と、図6に示す飼い主用テンプレート15とを有している。
テーブル11には、図4に示すように、A~E等の行毎に条件1、条件2及び記載内容が入力されている。A行では、式11の条件1を満たせば、条件2にかかわらず、獣医師用テンプレート13又は飼い主用テンプレート15の特定のセルに何も記載しない。B行では、式11の条件1によって式21の条件2を満たすか否かが判断され、獣医師用テンプレート13又は飼い主用テンプレート15の特定のセルにある事項を記載する。C~E行等も同様である。条件1、2は、動物識別情報と項目間の数値とによって設定されている。
獣医師用テンプレート13には、図5に示すように、複数のセルCV1~CV18に入力ができるようになっている。セルCV1には、飼い主の氏名、検査対象動物のペット名、検査対象動物の動物種、検査対象動物の生年月日、検査対象動物の性別及び検査対象動物の体重が入力できるようになっている。セルCV2には、検体No.、カルテNo.、受付日、提出材料、乳びの程度及び溶血の程度が入力できるようになっている。
セルCV3には、動物病院の郵便番号、住所及び名称が入力できるようになっている。セルCV4には、検査の目的毎に複数の検査項目が入力できるようになっている。セルCV5には、各検査項目の単位が入力できるようになっている。セルCV6には、各検査項目の参考基準値が入力できるようになっている。セルCV7には、今回の結果及び判定が入力できるようになっている。なお、判定は、A:参考値範囲内、B・正常値を軽度に超えている、C:正常値を大幅に超えている、D:要精査に区分されている。セルCV8には、前回の結果が入力できるようになっている。
セルCV9には、コメントが入力できるようになっている。セルCV10には、判定項目が入力できるようになっている。セルCV11には、判定結果が入力できるようになっている。セルCV12には、その他の異常フラグが入力できるようになっている。セルCV13には、考えられる原因及びその他鑑別疾患の総合コメントが入力できるようになっている。セルCV14には、補足情報が入力できるようになっている。セルCV15には、異常フラグの詳細を参照させるための第4コードが入力できるようになっている。セルCV16には、検査項目の詳細を参照させるための第3コードが入力できるようになっている。セルCV17には、コンサルタントを参照させるための第5コードが入力できるようになっている。セルCV18には、検査コメントが入力できるようになっている。
飼い主用テンプレート15には、図6に示すように、複数のセルCM1~CM16に入力ができるようになっている。セルCM1には、獣医師用テンプレート13のセルCV1と同様、飼い主の氏名、検査対象動物のペット名、検査対象動物の動物種、検査対象動物の生年月日、検査対象動物の性別及び検査対象動物の体重が入力ができるようになっている。セルCM2には、獣医師用テンプレート13のセルCV2と同様、検体No.、カルテNo.、受付日及び提出材料が入力できるようになっている。但し、乳びの程度及び溶血の程度は、獣医師用テンプレート13には入力されるが、飼い主用テンプレート15には入力されない。他方、マイクロチップ番号は飼い主用テンプレート15にのみ入力される。
セル群CM3には、獣医師用テンプレート13のセルCV3と同様、動物病院の郵便番号、住所及び名称が入力できるようになっている。獣医師用テンプレート13と同様、セルCM4には複数の検査項目、セルCM5には各検査項目の単位、セルCM6には各検査項目の参考基準値、セルCM7には今回の結果及び判定、セルCM8に前回の結果が入力できるようになっている。
セルCM9には、獣医師用テンプレート13とは異なり、検査項目の説明が入力できるようになっている。セルCM10~CM12には、獣医師用テンプレート13のセルCV10~CV12と同様、それぞれ判定項目、判定結果、その他の異常フラグが入力できるようになっている。飼い主用テンプレート15には、獣医師用テンプレート13のセルCV13~CV17に相当するセルは存在しない。
セルCM13には、種々のお知らせが入力できるようになっている。セルCM14には次回の診察予約を可能とする第1コードが入力できるようになっている。セルCM15には健康診断の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードが入力できるようになっている。セルCM16には、獣医師用テンプレート13のセルCV18と同様、検査コメントが入力できるようになっている。
以上の構成の下、サーバコンピュータ7は、図3に示すように、検査依頼に基づいて第1ステップS1を実行する。具体的には、図2に示すように、パソコン5によって各検査依頼書3の記載内容を第1処理部7aに入力する。また、第1処理部7aには、血液検査が行われた複数の新規基礎データが他のパソコン5bから入力される。これにより、第1処理部7aは、依頼者識別情報、動物識別情報、検体識別情報及び複数の新規基礎データを取得する。
次いで、サーバコンピュータ7は、図3に示すように、第2ステップS2を実行し、動物識別情報及び各新規基礎データから第1~3犬D1~D3が患っている疾患を推測する。
具体的には、第2処理部7bは、図7に概略のフローチャートを示す第2処理ルーチンを実行する。まず、表計算ソフトが立ち上げられ(ステップS21)、テーブル11、第1依頼者識別情報、第2依頼者識別情報、動物識別情報、検体識別情報及び各基礎データが獣医師用テンプレート13又は飼い主用テンプレート15の特定のセルに読み込まれる(ステップS22)。すなわち、この際、セルCV9~CV18を除く獣医師用テンプレート13の各セルと、セルCM10~CM16を除く飼い主用テンプレート15の各セルとに入力が行われる。
次いで、獣医師用テンプレート13のセルCV7の各行について最後のセルか否かが判断され(ステップS23)、ここでYESになるまで、テーブル11の条件1、2に基づいて以下の処理を行う。まず、セルCV7の第1行から順次、項目毎の基礎データが割り付けられる(ステップS24)。割り付けられたセルにおいて、第1の数値が条件1を満たすか否かが判断される(ステップS25)。ステップS25でYESであれば、セルに記載する内容を確定する(ステップS26)。ステップS25でNOであれば、第1の数値が条件2を満たすか否かが判断される(ステップS27)。ステップS27でYESであれば、セルに記載する内容を確定する(ステップS28)。ステップS27でNOであれば、セルに記載する内容を確定する(ステップS29)。ステップS26、S28、S29の後、ステップS23に戻る。
例えば、ステップS24では、例えば、TP、ALT、AST、BUN、Cre、T-Chol、Ca等の基礎データが獣医師用テンプレート13のセルCV7の今回の結果欄に割り付けられる。この際、テーブル11に基づき、TPがa未満であるか、aからbまでの間であるか、bからcまでの間であるか、cを超えるか否かが条件1の式11~14等として判断される。ここで、a~cは数値である。「TPがa未満」である場合、「ALTがd以下、かつASTがe以下」であるか否か、及び/又は「BUNがf未満、かつCreがg未満」であるか否かが条件2の式21~23等として判断される。ここで、d~gも数値である。
「TPがa未満」であり、「ALTがd以下、かつASTがe以下」ではない場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄、セルCV9~18に何も出力しないことが確定する。「TPがa未満」であり、「ALTがd以下、かつASTがe以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「C」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、肝不全、消化器疾患、腎疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがa未満」であり、「BUNがf未満、かつCreがg未満」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「C」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、消化器疾患、腎疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがa未満」であり、「BUNがf未満、かつCreがg未満」であり、さらに「ALTがd以下、かつASTがe以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「C」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、消化器疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがaからbまでの間」である場合も条件2の判断がされる。「TPがaからbまでの間」であり、「ALTがd以下、かつASTがe以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「B」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、肝不全、消化器疾患、腎疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがaからbまでの間」であり、「ALTがd以下、かつASTがe以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「B」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、消化器疾患、腎疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがaからbまでの間」であり、「BUNがf未満、かつCreがg未満」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「B」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、肝不全、消化器疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがaからbまでの間」であり、「BUNがf未満、かつCreがg未満」、さらに「ALTがd以下、かつASTがe以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「B」を記載するとともに、セルCV9に「栄養失調、悪液質、出血、消化器疾患etc」を記載することが確定する。
「TPがaからbまでの間」であり、「T-cholがh未満、かつCaがi以下」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「D」を記載するとともに、セルCV9に「リンパ管拡張症(注)、肝不全、腎疾患etc(要精査)」を記載することが確定する。ここで、h~iも数値である。
「TPがbからcまでの間」である場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「A」を記載し、CV9~18に何も出力しないことが確定する。「TPがcを超えている」場合には、獣医師用テンプレート13のセルCV7の判定欄に「B」を記載し、CV9に「脱水、利尿剤、高蛋白血症(多発性骨髄腫、肝炎etc)」を記載することが確定する。これらの数値は動物識別情報に基づいている。
獣医師用テンプレート13のセルCV10~CV12には、セルCV9の記載事項と同様に選択されるが、第1~3飼い主M1~M3にも伝えるべき事項が入力される。セルCV13には、セルCV9の記載事項と同様に選択され、考えられる原因及びその他鑑別疾患の情報が入力される。セルCV14には、セルCV9の記載事項と同様に選択される補足事項が入力される。セルCV15には、CV12に記載された異常フラグの詳細を参照させるための第4コードXV15が入力される。セルCV16には、検査項目の詳細を参照させるための第3コードXV16が入力される。セルCV17には、コンサルタントを参照させるための第5コードXV17が入力される。第3~5コードXV15~XV17はQRコード(登録商標)である。第3、4コードXV15、XV16は第三者Wが公開しているホームページのサイトにアクセスするためのURLを含んでおり、第5コードXV17はコンサルタントCへの予約サイトにアクセスするためのURLを含んでいる。セルCV18には、検査機関Iが伝えるべき検査コメントが入力される。こうして、獣医師用テンプレート13への入力が終了する。
こうして、各基礎データだけに基づいて検査対象動物が患っている疾患を推測するのではなく、動物識別情報にも基づいてその推測を行うため、より精度よく推測を行うことができる。特に、実施例1では、アルゴリスムに基づいて疾患を推測できるため、疾患の信憑性が高い。また、数式の項目の組み合わせや数値をバージョンアップすることにより、疾患の信憑性がさらに高くなる。
また、獣医師用テンプレート13への入力後、飼い主用テンプレート15のセルCM10~CM16への入力が進行する。セルCM10~CM12には、獣医師用テンプレート13のセルCV10~CV12と同様の内容が入力される。セルCM13には、種々のお知らせが入力される。セルCM14には、次回の診察予約を可能とする第1コードXM14が入力される。セルCM15には、健康診断の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードXM15が入力される。第1、2コードXM14、XM15もQRコード(登録商標)である。第1、2コードXM14、XM15は動物病院や第三者Wが公開しているホームページのサイトにアクセスするためのURLを含んでいる。こうして、飼い主用テンプレート15への入力が終了する。
次いで、サーバコンピュータ7は、図3に示すように、第3ステップS3を実行し、獣医師用テンプレート13から図8に例を示す獣医師用報告データ17aをワークシートに生成する。また、サーバコンピュータ7は、図3に示すように、第3ステップS3を実行し、飼い主用テンプレート15から図9に例を示す飼い主用報告データ19aをワークシートに生成する。
獣医師用報告データ17a及び飼い主用報告データ19aはXLSX形式のExcel(登録商標)データである。獣医師用報告データ17aはプリンタ9によって獣医師用報告書17bとして印刷され、飼い主用報告データ19aはプリンタ9によって飼い主用報告書19bとして印刷される。この際、獣医師用報告書17bには、「検査結果のご報告(病院控)」、「※記載されているコメントは、診断を補助する情報であり、診断を確定するものではございませんので、予めご了承下さい。」等の標記がされる。飼い主用報告書19bには、「検査結果のご報告」、「※記載されているコメントは、診断を補助する情報であり、診断を確定するものではございませんので、予めご了承下さい。」等の標記がされる。
図1に示すように、獣医師用報告書17b及び飼い主用報告書19bは郵送で第1、2動物病院A1、A2に送られる。この際、獣医師用報告書17b及び飼い主用報告書19bをPDFで電子メールによって送信することも可能である。
第1、2獣医師V1、V2は、こうして入手した獣医師用報告書17bを確認し、獣医師用報告書17bに記載された情報を見ることから、疾患を見落とし難い。そして、第1、2獣医師V1、V2は、必要に応じて第1~3犬D1~D3を直接診察したり、レントゲン写真を見たり、飼い主M1~3に第1~3犬D1~D3の様子を聞いたりする。こうして、第1、2獣医師V1、V2は、第1~3犬D1~D3に対し、治療方針を的確に立て、各第1~3犬D1~D3の健康回復等をより実現できることとなる。特に、獣医師は一人で種々の動物について種々の診療科の診断を行わなければならず、経験の有無を問わず、その効果は顕著である。特に、獣医師用報告書17bには第3~5コードXV15~XV17が含まれているため、第1、2獣医師V1、V2は、獣医師としては知っておくべき又は知っておいた方が好ましい情報を容易にかつ確実に知ることができる。
また、第1、2動物病院は第1~3飼い主M1~M3に飼い主用報告書19bを提供する。第1~3飼い主M1~M3は、飼い主用報告書19bに記載された事項に基づき、適切な飼い方を実行することができる。特に、飼い主用報告書19bには第1、2コードXM34、XM35が含まれているため、第1~3飼い主M1~M3は、飼い主が知っておくべき情報を知ることができる。
したがって、実施例1の報告方法、報告システム及び報告手段によれば、依頼者が動物の健康回復等をより実現できる。
(実施例2)
実施例2の報告方法、報告システム及び報告手段は、図10に概要を示すテーブル21を採用している。テーブル21には、F~J等の行毎に条件1、条件2、条件3及び記載内容が入力されている。F行では、式31の条件1を満たせば、条件2及び条件3にかかわらず、獣医師用テンプレート13又は飼い主用テンプレート15の特定のセルに何も記載しない。G行では、式31の条件1によって式41の条件2を満たすか否かが判断され、さらに式51の条件3を満たすか否かが判断され、獣医師用テンプレート13又は飼い主用テンプレート15の特定のセルにある事項を記載する。H~J行等も同様である。なお、この場合、第2処理ルーチンは図7とは異なるフローチャートを実行する。
この場合、より詳細なアルゴリズムに基づいて疾患を推測できるため、疾患の信憑性がさらに高くなる。テーブルの各行に条件4、条件5等を設定することも可能である。より高度な推測をしようとするほど、条件及び式は増加する。
(実施例3)
実施例3の報告方法、報告システム及び報告手段は、会員登録した飼い主が外部からスマートフォンによって報告画面を見ることができるようにしたものである。
飼い主がスマートフォンによって特定のURLにアクセスすると、そのスマートフォンには、図11に示すページP1が表示される。ページP1は飼い主用相談画面である。このページP1には、「健康診断の数値を入れて下さい」の表示S30、年齢ボタンS31、犬種・猫種ボタンS32、検査機関選択ボタンS33、複数の数値入力スペースS34及びスタートボタンS35が表示されている。
飼い主は、年齢ボタンS31により検査対象動物の年齢を選択し、犬種・猫種ボタンS32により犬種又は猫種を選択し、検査機関選択ボタンS33により検査機関を選択する。例えば、検査機関として、実施例1、2の検査機関Iが選択される。飼い主が各数値入力スペースS34に健康診断の数値を入力し、スタートボタンS35をタップすると、このスマートフォンは、実施例1、2のサーバコンピュータ7に接続される。このため、サーバコンピュータ7は、スマートフォンに入力された健康診断の数値を新規基礎データとして取得する。
この後、サーバコンピュータ7は実施例1、2と同様に検査対象動物が患っている疾患を推測し、スマートフォンには図12に示すページP2が表示される。ページP2は第1飼い主用報告画面である。このページP2には、疾患表示スペースS36、「考えられる疾患」の表示S37及び複数の選択ボタンS38が表示されている。
飼い主は、ページP2を見ることによって検査対象動物は例えば腎臓が弱っている可能性があることを知る。その原因を知りたいと考える飼い主が仮に「慢性腎臓病」の選択ボタンS38をタップすると、スマートフォンには図13に示すページP3が表示される。ページP3は第2飼い主用報告画面である。このページP3には、「検査結果」の表示S39、「慢性腎臓病の詳細な説明」の表示S40及び「かかりつけの主治医に相談しましょう」の表示S41が表示される。そのため、飼い主は慢性腎臓病の詳細を知ることが可能になる。他の作用効果は実施例1、2と同様である。
なお、実施例1、2において、過去に検査機関Iで検査対象動物の健康診断等を行った飼い主に対し、飼い主用報告書19bのセルCM13にQRコード(登録商標)を入力することも可能である。QRコード(登録商標)には、飼い主用報告データ19aが表示されるURLが含まれている。この場合、飼い主は、このQRコード(登録商標)によってスマートフォンで飼い主用報告データ19aを見ることが可能になる。
(実施例4)
実施例4の報告方法、報告システム及び報告手段は、図14に示すようにAIを採用している。コンピュータシステム1の第2処理部7bには判定モデルJMが生成されている。判定モデルJMは、動物識別情報及び各基礎データと疾患とが教師データTDとされ、機械学習によって動物識別情報及び各基礎データが入力されて疾患が出力されるようになっている。
そして、第1処理部7aでは、新規検体を識別するための新規検体識別情報と、新規結果である複数の新規基礎データとを取得する。この後、第2処理部7bでは、判定モデルJMによって新規動物の疾患を推測する。
この場合、AIに基づいて疾患を推測できるため、疾患の信憑性がさらに高くなる。また、判定モデルJMに多くの臨床を通じた機械学習をさせることにより、疾患の信憑性がさらに高くなる。
以上において、本発明を実施例1~4に即して説明したが、本発明は上記実施例1~4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、動物は犬に限られず、猫、鳥、ウサギ、ハムスター等であってもよい。また、検体は、血に限られず、尿等であってもよい。
本発明は、ヒトを除く動物の診断に利用可能である。
D1~D3…検査対象動物、動物、犬
B1~B3…検体、血
M1~M3、V1、V2…依頼者(M1~M3…第1~3飼い主、第1、2V1、V2…獣医師)
S1…第1ステップ
S2…第2ステップ
17a、19a、17b、19b、P2、P3…報告手段(17a…獣医師用報告データ、19a…飼い主用報告データ、17b…獣医師用報告書、19b…飼い主用報告書、P2、P3…飼い主用報告画面)
C3…第3ステップ
XM14…第1コード
XM15…第2コード
XV15…第3コード
XV16…第4コード
XV17…第5コード
11、21…テーブル
TD…教師データ
JM…判定モデル
7a…第1処理部
7b…第2処理部
7c、9…第3処理部

Claims (11)

  1. ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、前記検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する第1ステップと、
    少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っている疾患を推測する第2ステップと、
    前記疾患の情報を含み、前記依頼者に提供する報告手段を生成する第3ステップとを備えていることを特徴とする動物の検体検査結果の報告方法。
  2. 依頼者は、前記検査対象動物の飼い主と、前記飼い主から前記検査の依頼を受けた獣医師とからなり、
    前記報告手段は、前記飼い主に提供する飼い主用報告手段と、前記獣医師に提供する獣医師用報告手段とからなる請求項1記載の動物の検体検査結果の報告方法。
  3. 前記飼い主用報告手段には、次回の前記検査の予約を可能とする第1コード、及び、前記飼い主用報告手段の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードの少なくとも一つが入力されている請求項2記載の動物の検体検査結果の報告方法。
  4. 前記獣医師用報告手段には、前記疾患に関するコンテンツへのアクセスを可能とする第3コード、前記検査の詳細へのアクセスを可能とする第4コード、及び、前記検査対象動物に関するコンサルタントへのアクセスを可能とする第5コードの少なくとも一つが入力されている請求項2記載の動物の検体検査結果の報告方法。
  5. 少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データがワークシートに入力され、数式を有するテーブルに基づいて前記疾患を推測する表計算ソフトが用意されており、
    前記第1ステップでは、新たな前記検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得し、
    前記第2ステップでは、前記数式に基づいて前記新規動物の前記疾患を推測する請求項1乃至4のいずれか1項記載の動物の検体検査結果の報告方法。
  6. 少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データと前記疾患とが教師データとされ、少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データが入力されて前記疾患が出力される判定モデルが機械学習によって生成されており、
    前記第1ステップでは、新たな前記検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得し、
    前記第2ステップでは、前記判定モデルによって前記新規動物の前記疾患を推測する請求項1乃至4のいずれか1項記載の動物の検体検査結果の報告方法。
  7. ヒトを除く検査対象動物を識別するための動物識別情報と、前記検査対象動物から採取した検体の検査を行った結果である複数の基礎データとを取得する第1処理部と、
    少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っている疾患を推測する第2処理部と、
    前記疾患の情報を含み、前記依頼者に提供する報告手段を生成する第3処理部とを備えていることを特徴とする動物の検体検査結果の報告システム。
  8. 少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データがワークシートに入力され、数式を有するテーブルに基づいて前記疾患を推測する表計算ソフトが用意されており、
    前記第1処理部は、新たな前記検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得し、
    前記第2処理部は、前記数式に基づいて前記新規動物の前記疾患を推測する請求項7記載の動物の検体検査結果の報告システム。
  9. 少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データと前記疾患とが教師データとされ、少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データが入力されて前記疾患が出力される判定モデルが機械学習によって生成されており、
    前記第1処理部は、新たな前記検査対象動物である新規動物から採取した新規検体の検査を行った結果である複数の新規基礎データを少なくとも取得し、
    前記第2処理部は、前記判定モデルによって前記新規動物の前記疾患を推測する請求項7記載の動物の検体検査結果の報告システム。
  10. 依頼者は、ヒトを除く検査対象動物の飼い主と、前記飼い主から前記検査対象動物から採取した検体の検査の依頼を受けた獣医師とからなり、
    前記飼い主に提供する飼い主用報告手段であり、
    前記依頼者を識別するための依頼者識別情報と、
    前記検査対象動物を識別するための動物識別情報と、
    前記検体を識別するために検体識別情報と、
    前記検査を行った結果である複数の基礎データと、
    少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っていると推測される疾患の情報と、
    次回の前記検査の予約を可能とする第1コード、及び、前記飼い主用報告手段の読み方を教示するコンテンツへのアクセスを可能とする第2コードの少なくとも一つが入力されていることを特徴とする動物の検体検査結果の報告手段。
  11. 依頼者は、ヒトを除く検査対象動物の飼い主と、前記飼い主から前記検査対象動物から採取した検体の検査の依頼を受けた獣医師とからなり、
    前記獣医師に提供する獣医師用報告手段であり、
    前記依頼者を識別するための依頼者識別情報と、
    前記検査対象動物を識別するための動物識別情報と、
    前記検体を識別するために検体識別情報と、
    前記検査を行った結果である複数の基礎データと、
    少なくとも前記動物識別情報及び各前記基礎データから前記検査対象動物が患っていると推測される疾患の情報と、
    前記疾患に関するコンテンツへのアクセスを可能とする第3コード、前記検査の詳細へのアクセスを可能とする第4コード、及び、前記検査対象動物に関するコンサルタントへのアクセスを可能とする第5コードの少なくとも一つが入力されていることを特徴とする動物の検体検査結果の報告手段。
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