JP2022065647A - 配糖体含有製剤、及び配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体の起泡性を抑制する方法、起泡性が抑制された配糖体含有製剤、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法、並びに配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法を提供する。【解決手段】(A)ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体に、下記(B)及び/又は(C)を配合する:(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。【選択図】なし
Description
本発明は配糖体含有製剤に関する。また、本発明は配糖体の起泡性を抑制する方法に関する。さらに、本発明は、配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法、及び配糖体含有組成物の泡立ちを抑制した製造方法に関する。
ステビオール配糖体は、キク科ステビア属に属する植物であるステビアレバウディアナ・ベルトニ(学名:Stevia rebaudiana(Bertoni)Bertoni)の葉や茎に含まれる甘味成分として知られており、当該ステビオール配糖体やこれを含むステビア抽出物は、従来より、食品添加物や医薬品添加物として広く使用されている(非特許文献1及び2)。
羅漢果配糖体は、ラカンカ(Siraitia grosvenorii(Swingle)C.Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang (Momordica grosvenorii Swingle))の果実に含まれる甘味成分として知られており(特許文献1、非特許文献3)、当該羅漢果配糖体やこれを含むラカンカ抽出物は、従来より、食品添加物として広く使用されている(非特許文献4)。
厚生労働省 消費者庁「第9版 食品添加物公定書2018」「α-グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア」第563-565頁、「α-グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビオール配糖体」第565-567頁、第725―726頁「ステビア抽出物」、第726―727頁「ステビオール配糖体」
厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課「医薬品添加物規格2018」第413-415頁「精製ステビア抽出物」
村田雄司ら、「羅漢果配糖体の甘味特性及びその改善」日本食品化学工学会誌 第53巻、第10号、527~533頁、2006年
厚生労働省 消費者庁「第9版 食品添加物公定書2018」「ラカンカ抽出物」第975-976頁
本発明者は、日々研究を重ねるなかで、ステビオール配糖体や羅漢果配糖体を配合した飲料は、それらを配合しない飲料と比較して、泡立ちやすく、特に容器に充填する際にその問題が顕在化することを知見した。しかしながら、ステビオール配糖体や羅漢果配糖体の起泡性を抑制する技術は知られていない。
そこで本発明は、ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体の起泡性を抑制する方法を提供することを課題とする。また本発明は、起泡性が抑制された配糖体含有製剤を提供することを課題とする。さらに本発明は、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物(例えば飲食品や医薬品)の製造方法や、配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねていたところ、ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体にアミノ酸又は酸(有機酸、無機酸)を併存させておくことで、これら配糖体の起泡性が抑制され、ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体を配合した飲食品や医薬品等の泡立ちが有意に抑制できることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて、さらに検討を重ねて完成したものであり、下記の実施形態を包含するものである。
(I)配糖体含有製剤
(I-1)(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体、並びに下記(B)及び/又は(C)を含有する、配糖体含有製剤:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(I-2)甘味料である、(I-1)に記載する配糖体含有製剤。
(I-1)(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体、並びに下記(B)及び/又は(C)を含有する、配糖体含有製剤:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(I-2)甘味料である、(I-1)に記載する配糖体含有製剤。
(II)可食性製品及びその製造方法
(II-1)(I-1)又は(I-2)に記載する配糖体含有製剤を含有する可食性製品、好ましくは飲食品。
(II-2)(I-1)又は(I-2)に記載する配糖体含有製剤を配合する工程を有する、可食性製品、好ましくは飲食品の製造方法。
(II-1)(I-1)又は(I-2)に記載する配糖体含有製剤を含有する可食性製品、好ましくは飲食品。
(II-2)(I-1)又は(I-2)に記載する配糖体含有製剤を配合する工程を有する、可食性製品、好ましくは飲食品の製造方法。
(III)配糖体の起泡性を抑制する方法
(III-1)(A)ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体を、下記(B)及び/又は(C)と混合して(B)及び/又は(C)と共存させることを特徴とする、前記配糖体の起泡性を抑制する方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(III-1)(A)ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体を、下記(B)及び/又は(C)と混合して(B)及び/又は(C)と共存させることを特徴とする、前記配糖体の起泡性を抑制する方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(IV)泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法
(IV-1)(A)ステビオール配糖体及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に、(A)と(B)及び/又は(C)を共存させる工程を有する、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(IV-2)前記工程後に、配糖体含有組成物の容器充填工程を有する、(IV-1)に記載する製造方法。
(IV-3)前記配糖体含有組成物が炭酸入り組成物である、(IV-1)又は(IV-2)に記載する製造方法。
(IV-1)(A)ステビオール配糖体及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に、(A)と(B)及び/又は(C)を共存させる工程を有する、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(IV-2)前記工程後に、配糖体含有組成物の容器充填工程を有する、(IV-1)に記載する製造方法。
(IV-3)前記配糖体含有組成物が炭酸入り組成物である、(IV-1)又は(IV-2)に記載する製造方法。
(V)配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法
(V-1)(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に、(A)と(B)及び/又は(C)を共存させることを特徴とする、配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(V-2)前記配糖体含有組成物が炭酸入り組成物である、(V-1)に記載する方法。
(V-1)(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体よりなる群から選択される少なくとも1種の配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に、(A)と(B)及び/又は(C)を共存させることを特徴とする、配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
(V-2)前記配糖体含有組成物が炭酸入り組成物である、(V-1)に記載する方法。
本発明によれば、起泡性が抑制された配糖体含有製剤を提供することができる。また本発明によれば、ステビオール配糖体及び/又は羅漢果配糖体を配合した飲食品や医薬品等の泡立ち、特に製造時における泡立ちを抑制することができる。
(I)配糖体含有製剤
本発明の配糖体含有製剤は、(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1種の配糖体を有する製剤形態を有するものであり、下記(B)及び/又は(C)を含有することを特徴とする。
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種(以下、当該成分を総括して「B成分」とも称する)、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種(以下、当該成分を総括して「C成分」とも称する)。
本発明の配糖体含有製剤は、(A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1種の配糖体を有する製剤形態を有するものであり、下記(B)及び/又は(C)を含有することを特徴とする。
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種(以下、当該成分を総括して「B成分」とも称する)、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種(以下、当該成分を総括して「C成分」とも称する)。
(A成分)配糖体
(ステビオール配糖体)
本発明が対象とするステビオール配糖体は、ステビオール骨格の1または2の部位に単糖または2糖ないし3糖以上のオリゴ糖が結合した化合物である。当該ステビオール配糖体には、ステビアレバウディアナ・ベルトニ(学名:Stevia rebaudiana(Bertoni)Bertoni)(以下、「ステビア植物」とも称する)の葉や茎に含まれるステビオール配糖体が含まれ、制限されないものの、例えば、ステビオサイド、レバウディオサイドA、B、C、D、及びF、並びに、ズルコサイドA、ルブソサイド、及びステビオールビオサイド等を挙げることができる。好ましくは、ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、及びズルコサイドDであり、より好ましくはレバウディオサイドAである。本発明の配糖体含有製剤は、一種のステビオール配糖体を含むものであっても、また2種以上のステビオール配糖体を任意に組み合わせて含むものであってもよい。また、本発明の配糖体含有製剤は、ステビオール配糖体を精製した状態で含むものであってもよいし、また粗精製状態で含むものであってよい。なお、ステビオール配糖体の由来は問わず、前記ステビア植物に由来するものであっても、また発酵技術により製造されたものであってもよい。制限されないものの、例えば特表2018-521636号公報には、組換え酵母菌を用いてグルコース含有組成物からステビオール配糖体を製造する方法が記載されている。
(ステビオール配糖体)
本発明が対象とするステビオール配糖体は、ステビオール骨格の1または2の部位に単糖または2糖ないし3糖以上のオリゴ糖が結合した化合物である。当該ステビオール配糖体には、ステビアレバウディアナ・ベルトニ(学名:Stevia rebaudiana(Bertoni)Bertoni)(以下、「ステビア植物」とも称する)の葉や茎に含まれるステビオール配糖体が含まれ、制限されないものの、例えば、ステビオサイド、レバウディオサイドA、B、C、D、及びF、並びに、ズルコサイドA、ルブソサイド、及びステビオールビオサイド等を挙げることができる。好ましくは、ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、及びズルコサイドDであり、より好ましくはレバウディオサイドAである。本発明の配糖体含有製剤は、一種のステビオール配糖体を含むものであっても、また2種以上のステビオール配糖体を任意に組み合わせて含むものであってもよい。また、本発明の配糖体含有製剤は、ステビオール配糖体を精製した状態で含むものであってもよいし、また粗精製状態で含むものであってよい。なお、ステビオール配糖体の由来は問わず、前記ステビア植物に由来するものであっても、また発酵技術により製造されたものであってもよい。制限されないものの、例えば特表2018-521636号公報には、組換え酵母菌を用いてグルコース含有組成物からステビオール配糖体を製造する方法が記載されている。
ステビオール配糖体の粗精製物としては、ステビア抽出物を挙げることができる。当該ステビア抽出物には、前記ステビア植物の葉や茎等を原料として、水又は有機溶媒で抽出される抽出物が含まれる。当該抽出物には、ステビア植物から水等で抽出された抽出液、及びその濃縮または乾燥物、並びに、当該抽出液からステビオール配糖体を含む画分を分離又は濃縮する等して、高濃度または高純度のステビオール配糖体が含まれるように精製処理されたものも含まれる。さらに、前記ステビア抽出物には、ステビア植物から得られた抽出物にグルコースやフルクトース等の糖を転移した酵素処理ステビアも含まれる。こうしたステビオール配糖体の粗精製物として、制限されないものの、乾燥物換算で、ステビオール配糖体4種(ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、及びズルコサイドA)の合計量が80.0質量%以上であるステビア抽出物;前記ステビオール配糖体4種の合計量が80.0質量%以上で、且つステビオール配糖体9種(ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドF、ズルコサイドA、ルブソサイド、及びステビオールビオサイド)の合計量が95.0質量%以上であるステビア抽出物;並びにステビオール配糖体5種(ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、ズルコサイドA、及びステビオールビオサイド)の合計量が90.0~96.0質量%であるステビア抽出物が含まれる。なお、各種ステビオール配糖体の定量は、公定書記載の方法に従って実施することができる(非特許文献1及び2参照)。
これらのステビオール配糖体、及びそれを含むステビア抽出物は、前述するステビア植物から調製することもできるが、簡便には、市販の製品を用いることができる。当該製品としては、制限されないものの、レバウディオサイドAを95質量%以上含有するレバウディオJ-100(守田化学工業株式会社製)、レバウディオサイドBを95%含有する製品、レバウディオサイドDを95%含有する製品、ステビオサイドを90質量%含有するステビロンS-100(守田化学工業株式会社製)、酵素処理ステビアを85質量%含有するSKスイートZ3(日本製紙株式会社製)等を例示することができる。
本発明の配糖体含有製剤が、A成分としてステビオール配糖体を単独で含むものである場合、その中のステビオール配糖体の配合割合は、制限されないものの、ステビオール配糖体の総量として80質量%以上を挙げることができる。好ましくは95質量%以上である。
(羅漢果配糖体)
本発明が対象とする羅漢果配糖体は、ラカンカ(Siraitia grosvenorii(Swingle)C.Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang (Momordica grosvenorii Swingle))の果実(羅漢果)に含まれる甘味成分である。当該羅漢果配糖体には、mogrolをアグリコンとしグルコースを5残基結合したトリテルペン配糖体であるモグロシドV、及びこれと類似する構造を有するトリテルペン配糖体(11-オキソ-モグロシドV、モグロシドIV,シアメノシドI)が含まれる。好ましくはモグロシドVである。本発明の配糖体含有製剤は、一種の羅漢果配糖体を含むものであっても、また2種以上の羅漢果配糖体を任意に組み合わせて含むものであってもよい。また、本発明の配糖体含有製剤は、羅漢果配糖体を精製した状態で含むものであってもよいし、また粗精製状態で含むものであってよい。なお、羅漢果配糖体の由来は問わず、前記ラカンカ植物に由来するものであっても、また発酵技術等により製造されたものであってもよい。
本発明が対象とする羅漢果配糖体は、ラカンカ(Siraitia grosvenorii(Swingle)C.Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang (Momordica grosvenorii Swingle))の果実(羅漢果)に含まれる甘味成分である。当該羅漢果配糖体には、mogrolをアグリコンとしグルコースを5残基結合したトリテルペン配糖体であるモグロシドV、及びこれと類似する構造を有するトリテルペン配糖体(11-オキソ-モグロシドV、モグロシドIV,シアメノシドI)が含まれる。好ましくはモグロシドVである。本発明の配糖体含有製剤は、一種の羅漢果配糖体を含むものであっても、また2種以上の羅漢果配糖体を任意に組み合わせて含むものであってもよい。また、本発明の配糖体含有製剤は、羅漢果配糖体を精製した状態で含むものであってもよいし、また粗精製状態で含むものであってよい。なお、羅漢果配糖体の由来は問わず、前記ラカンカ植物に由来するものであっても、また発酵技術等により製造されたものであってもよい。
羅漢果配糖体の粗精製物としては、ラカンカ抽出物を挙げることができる。当該ラカンカ抽出物には、前記ラカンカ植物の果実(羅漢果)を原料として、水又は有機溶媒で抽出される抽出物が含まれる。当該抽出物には、羅漢果から水等で抽出された抽出液、及びその濃縮または乾燥物、並びに、当該抽出液から羅漢果配糖体を含む画分を分離又は濃縮する等して、高濃度または高純度の羅漢果配糖体が含まれるように精製処理されたものも含まれる。さらに、前記ラカンカ抽出物には、羅漢果から得られた抽出物にグルコース等の糖を転移した酵素処理物やこれをさらにアミラーゼで部分分解したものも含まれる。こうした羅漢果糖体の粗精製物として、制限されないものの、乾燥物換算で、モグロシドVを20質量%以上含むラカンカ抽出物が含まれる。なお、各羅漢果配糖体の定量は、先行文献や公定書記載の方法に従って実施することができる(非特許文献3及び4参照)。
これらの羅漢果配糖体、及びそれを含むラカンカ抽出物は、前述する羅漢果から調製することもできるが、簡便には、市販の製品を用いることができる。当該製品としては、制限されないものの、モグロシドVを30質量%含有する「サンナチュレ(登録商標)M30」、モグロシドVを50質量%含有する「サンナチュレ(登録商標)M50」(いずれも三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)等を例示することができる。
本発明の配糖体含有製剤が、A成分として羅漢果配糖体を単独で含むものである場合、その中の羅漢果配糖体の配合割合は、制限されないものの、羅漢果配糖体の総量として80質量%以上を挙げることができる。好ましくは95質量%以上である。
(ステビオール配糖体と羅漢果配糖体)
本発明の配糖体含有製剤は、前述するステビオール配糖体と羅漢果配糖体の両方を含むものであってもよい。この場合、本発明の配糖体含有製剤に含まれるステビオール配糖体と羅漢果配糖体の配合割合は、制限されないものの、総量として80質量%以上を挙げることができる。好ましくは95質量%以上である。
本発明の配糖体含有製剤は、前述するステビオール配糖体と羅漢果配糖体の両方を含むものであってもよい。この場合、本発明の配糖体含有製剤に含まれるステビオール配糖体と羅漢果配糖体の配合割合は、制限されないものの、総量として80質量%以上を挙げることができる。好ましくは95質量%以上である。
(B成分)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物
本発明の配糖体含有製剤に配合されるアミノ酸は、アミノ基とカルボキシ基の両方の官能基を有する化合物である。これらのアミノ酸には、アミノ基とカルボキシ基を一つずつ有する化合物(モノアミノモノカルボン酸、及びヒドロキシモノアミノモノカルボン酸);一つのアミノ基と二つのカルボキシ基を有する化合物(モノアミノジカルボン酸);前記モノアミノジカルボン酸の一つのカルボキシ基がアミド化した化合物(モノアミノジカルボン酸のアミド化物);二つのアミノ基と一つのカルボキシ基を有する化合物(ジアミノモノカルボン酸);芳香族アミノ酸;及び複素環式アミノ酸が含まれる。具体的には、前記モノアミノモノカルボン酸には、グリシン、アラニン、ベタイン(トリメチルグリシン)、バリン、ロイシン、イソロイシン、γ-アミノ酪酸(GABA)、及びテアニンが含まれる。前記ヒドロキシモノアミノモノカルボン酸には、トレオニン、及びセリンが含まれる。前記モノアミノジカルボン酸にはアスパラギン酸、及びグルタミン酸が、またそのアミド化物にはアスパラギン、及びグルタミンが含まれる。前記ジアミノモノカルボン酸には、アルギニン、リシン、δ-ヒドロキシリシン、及びオルニチンが含まれる。前記芳香族アミノ酸には、フェニルアラニン、及びチロシンが含まれる。また前記複素環式アミノ酸には、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、及び4-ヒドロキシプロリンが含まれる。これらのアミノ酸はタンパク質を構成するアミノ酸であってもよいが、好ましくは含硫アミノ酸以外のアミノ酸である。これらのアミノ酸はL-アミノ酸であっても、D-アミノ酸であっても、またDL-アミノ酸でもよいが、好ましくはL-アミノ酸、またはDL-アミノ酸である。
本発明の配糖体含有製剤に配合されるアミノ酸は、アミノ基とカルボキシ基の両方の官能基を有する化合物である。これらのアミノ酸には、アミノ基とカルボキシ基を一つずつ有する化合物(モノアミノモノカルボン酸、及びヒドロキシモノアミノモノカルボン酸);一つのアミノ基と二つのカルボキシ基を有する化合物(モノアミノジカルボン酸);前記モノアミノジカルボン酸の一つのカルボキシ基がアミド化した化合物(モノアミノジカルボン酸のアミド化物);二つのアミノ基と一つのカルボキシ基を有する化合物(ジアミノモノカルボン酸);芳香族アミノ酸;及び複素環式アミノ酸が含まれる。具体的には、前記モノアミノモノカルボン酸には、グリシン、アラニン、ベタイン(トリメチルグリシン)、バリン、ロイシン、イソロイシン、γ-アミノ酪酸(GABA)、及びテアニンが含まれる。前記ヒドロキシモノアミノモノカルボン酸には、トレオニン、及びセリンが含まれる。前記モノアミノジカルボン酸にはアスパラギン酸、及びグルタミン酸が、またそのアミド化物にはアスパラギン、及びグルタミンが含まれる。前記ジアミノモノカルボン酸には、アルギニン、リシン、δ-ヒドロキシリシン、及びオルニチンが含まれる。前記芳香族アミノ酸には、フェニルアラニン、及びチロシンが含まれる。また前記複素環式アミノ酸には、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、及び4-ヒドロキシプロリンが含まれる。これらのアミノ酸はタンパク質を構成するアミノ酸であってもよいが、好ましくは含硫アミノ酸以外のアミノ酸である。これらのアミノ酸はL-アミノ酸であっても、D-アミノ酸であっても、またDL-アミノ酸でもよいが、好ましくはL-アミノ酸、またはDL-アミノ酸である。
これらのアミノ酸は、フリーの形態であっても、また塩付加物、酸付加物または水和物の形態であってもよい。制限されないものの、アミノ酸の塩付加物の一例として、グルタミン酸ナトリウムを、また酸付加物の一例として、アルギニン・塩酸塩等が例示される。
本発明の配糖体含有製剤には、前記アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、または水和物(以上、B成分)を一種単独で配合しても、また二種以上を任意に組み合わせて配合することができる。本発明の配糖体含有製剤中のこれらB成分の配合割合は、本発明の効果を奏することを限度として、制限されないものの、B成分の総量として0.01質量%以上を挙げることができる。好ましくは0.01~99質量%、より好ましくは0.01~80質量%である。また当該配合割合を、配糖体含有製剤中の配糖体(A成分)の含有量に対する割合で規定すると、制限されないものの、配糖体100質量部に対して、2質量%以上であり、好ましくは2~200質量%、より好ましくは2~50質量%である。
(C成分)有機酸、無機酸、及びそれらの塩
本発明の配糖体含有製剤には、前記B成分に代えて、またはB成分とともに、有機酸、無機酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の成分(C成分)を配合することができる。
本発明の配糖体含有製剤には、前記B成分に代えて、またはB成分とともに、有機酸、無機酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の成分(C成分)を配合することができる。
有機酸としては、本発明の効果を奏する限り、制限はされないが、例えばクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、イタコン酸、ケトグルタル酸、アジピン酸、フィチン酸及びグルコン酸などが含まれる。なお、グルコン酸はグルコノラクトンの形態で使用することもできる。これらの有機酸は、フリーの形態であっても、また塩の形態であってもよい。塩としては、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、及びカルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩を例示することができる。これらは1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することができる。制限されないものの、好ましくはグルコン酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、及びコハク酸、並びにそれらの塩である。
無機酸としては、本発明の効果を奏する限り、制限はされないが、例えばリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、硝酸、硫酸、及び炭酸などが含まれる。これらの無機酸は、フリーの形態であっても、また塩の形態であってもよい。塩としては、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、及びカルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩を例示することができる。これらは1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することができる。制限されないものの、好ましくはリン酸、メタリン酸、及びポリリン酸、並びにそれらの塩である。
本発明の配糖体含有製剤には、前記有機酸、無機酸、またはそれらの塩(以上、C成分)を一種単独で配合しても、また二種以上を任意に組み合わせて配合することができる。本発明の配糖体含有製剤中のこれらC成分の配合割合は、本発明の効果を奏することを限度として、制限されないものの、C成分の総量として0.01質量%以上を挙げることができる。好ましくは0.01~99質量%、より好ましくは0.01~80質量%である。また当該配合割合を、配糖体含有製剤中の配糖体(A成分)の含有量に対する割合で規定すると、制限されないものの、配糖体100質量部に対して、2質量%以上であり、好ましくは2~200質量%、より好ましくは20~200質量%である。さらに、C成分を前記B成分と併用する場合、B成分100質量部に対するC成分の割合としては、制限されないものの、1~10000質量部であり、好ましくは10~1000質量部である。
(その他の成分)
本発明の配糖体含有製剤は、前記A成分、並びにB成分及び/又はC成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分を配合することができる。当該成分は、制限されないものの、好ましくは食品添加物または医薬品添加物として使用が許容されている成分を挙げることができる。例えば、賦形剤、着色料、香料、酸化防止剤、保存料、A成分以外の他の甘味料等を例示することができる。
本発明の配糖体含有製剤は、前記A成分、並びにB成分及び/又はC成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分を配合することができる。当該成分は、制限されないものの、好ましくは食品添加物または医薬品添加物として使用が許容されている成分を挙げることができる。例えば、賦形剤、着色料、香料、酸化防止剤、保存料、A成分以外の他の甘味料等を例示することができる。
ここで他の甘味料としては、従来公知若しくは将来知られ得る甘味成分を挙げることができ、具体的には、α-サイクロデキストリン、β-サイクロデキストリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、N-アセチルグルコサミン、アラビノース、アリテーム、イソトレハロース、イソマルチトール、イソマルトオリゴ糖(イソマルトース、イソマルトトリオース、パノース等)、エリスリトール、オリゴ-N-アセチルグルコサミン、ガラクトース、ガラクトシルスクロース、ガラクトシルラクトース、ガラクトピラノシル (β1-3) ガラクトピラノシル (β1-4) グルコピラノース、ガラクトピラノシル (β1-3) グルコピラノース、ガラクトピラノシル (β1-6) ガラクトピラノシル (β1-4) グルコピラノース、ガラクトピラノシル (β1-6) グルコピラノース、カンゾウ抽出物(グリチルリチン)、キシリトール、キシロース、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオース等)、グリセロール、グリチルリチン酸三アンモニウム、グリチルリチン酸三カリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸二アンモニウム、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、クルクリン、グルコース、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース等)、サッカリン、サッカリンナトリウム、サッカリンカルシウム、シクラメート、スクロース、スタキオース、ステビア抽出物、ステビア末、ズルチン、ソルビトール、ソルボース、タウマチン(ソーマチン)、テアンデオリゴ、テアンデオリゴ糖、テンリョウチャ抽出物、トレハルロース、トレハロース、ナイゼリアベリー抽出物、ニゲロオリゴ糖(ニゲロース等)、ネオテーム、ネオトレハロース、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、パラチニット、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、パラチノースシロップ、フコース、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストース等)、フラクトシルトランスフェラーゼ処理ステビア、フラクトフラノシルニストース、ブラジルカンゾウ抽出物、フルクトース、ポリデキストロース、マルチトール、マルトース、マルトシル β-サイクロデキストリン、マルトテトライトール、マルトトリイトール、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、テトラオース、ペンタオース、ヘキサオース、ヘプタオース等)、マンニトール、ミラクルフルーツ抽出物、メリビオース、ラカンカ抽出物、ラクチトール、ラクチュロース、ラクトース、ラフィノース、ラムノース、リボース、アルロース(プシコース)、異性化液糖、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元麦芽糖水飴、還元水飴、酵素処理カンゾウ、酵素分解カンゾウ、砂糖結合水飴(カップリングシュガー)、大豆オリゴ糖、転化糖、水飴、蜂蜜等の甘味成分が例示できる。
(配糖体含有製剤)
本発明の配糖体含有製剤は、製剤中に、前記A成分(配糖体)と、B成分及びC成分の少なくとも1種とを含む製剤であり、その製剤形態には、粉末、顆粒、固形(錠剤、丸剤等)、及び液体が含まれる。好ましくは粉末、顆粒または固形である。
本発明の配糖体含有製剤は、製剤中に、前記A成分(配糖体)と、B成分及びC成分の少なくとも1種とを含む製剤であり、その製剤形態には、粉末、顆粒、固形(錠剤、丸剤等)、及び液体が含まれる。好ましくは粉末、顆粒または固形である。
当該配糖体含有製剤は、形態に応じて、定法に従って調製することができる。例えば、粉末または顆粒の形態を有する配糖体含有製剤は、A成分とB成分及びC成分の少なくとも1種の粉体同士を混合して粉体混合物として調製する方法、A成分の粉末又は顆粒にB成分及びC成分の少なくとも1種を含有する溶液を噴霧して調製する方法、逆にB成分及びC成分の少なくとも1種を含有する溶液をA成分の粉末又は顆粒に噴霧して調製する方法、A成分とB成分及びC成分の少なくとも1種を混合して溶液中に分散させてスラリー状に調製した後、押し出し造粒する方法、及びステビオール配糖体と上記各成分を混合溶解した溶液を乾燥して調製する方法などを挙げることができる。なお、上記乾燥は任意の方法で行うことができ、例えばスプレードライ、ドラムドライ、凍結乾燥など種々の方法を挙げることができる。
本発明の配糖体含有製剤は、甘味料として通常使用される砂糖やその他の甘味料に代替する目的で、それ自身調理用甘味料又は卓上甘味料として用いることができるとともに、あらゆる可食性製品(例えば、飲食品、経口医薬品、口内清涼剤、口内洗浄剤、歯磨き剤等)の甘味料としてそれらに配合して用いることができる。本発明の配糖体含有製剤は、後述する実験例で示すように、前記B成分及び/又はC成分を配合することで、配糖体であるA成分の起泡性が抑制されてなることを特徴とする。このため、例えば前記のような可食性製品の製造に際して、甘味料として、本発明の配糖体含有製剤を使用することで、B成分及び/又はC成分を含有しない配糖体含有製剤を使用した場合と比べて、製品やその製造中間物の泡立ちを抑制することができる。
前記可食性製品として、好ましくは飲食品を挙げることができる。好ましくは飲料である。飲料には、清涼飲料水、炭酸飲料水、ゼリー飲料、アルコール飲料、茶、珈琲、紅茶、ニアウォーター、野菜飲料、果樹飲料、ミネラル含有飲料等が含まれる。制限されないが、好ましくは炭酸入り飲料である。
(II)配糖体の起泡性抑制方法
本発明の配糖体の起泡性抑制方法は、配糖体である前記A成分を、前述するB成分及び/又はC成分と混合して、これらの少なくとも一方の成分と共存させることで実施することができる。
B成分及び/又はC成分は、前述した通りであり、またこれらの成分を配糖体であるA成分に共存させる割合も前述した通りである。
本発明の配糖体の起泡性抑制方法は、配糖体である前記A成分を、前述するB成分及び/又はC成分と混合して、これらの少なくとも一方の成分と共存させることで実施することができる。
B成分及び/又はC成分は、前述した通りであり、またこれらの成分を配糖体であるA成分に共存させる割合も前述した通りである。
(III)配糖体含有組成物の製造方法
本発明は、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法を提供する。当該製造方法は、配糖体である前記A成分を含有する組成物に、前述するB成分及び/又はC成分を配合し、当該組成物中にA成分と前記B成分及び/又はC成分を共存させる工程を含む。当該工程は、配糖体含有組成物を容器に充填する前に行われることが好ましい。
本発明は、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法を提供する。当該製造方法は、配糖体である前記A成分を含有する組成物に、前述するB成分及び/又はC成分を配合し、当該組成物中にA成分と前記B成分及び/又はC成分を共存させる工程を含む。当該工程は、配糖体含有組成物を容器に充填する前に行われることが好ましい。
ここで配糖体含有組成物は、好ましくは配糖体であるA成分を含有する可食性製品である。当該可食性製品には、経口的に摂取される製品並びに口内で利用される製品が広く含まれ、例えば飲食品;口腔・喉スプレー剤及びシロップ剤を含む経口用医薬品;並びにマウススプレー等の口内清涼剤、マウスウォッシュ,うがい剤及び歯磨き等の口内殺菌又は口内洗浄剤などの医薬品部外品等を挙げることができる。好ましくは飲食品である。
具体的な飲食品としては、特に制限はされないが、各種の果汁を含む果実飲料又は野菜ジュース、コーラやジンジャエール又はサイダー等の炭酸飲料、スポーツドリンクやニアウォーター等の清涼飲料水、ゼリー飲料、コーヒー、紅茶や抹茶等の茶系飲料、ココアや乳酸菌飲料等の乳飲料などの飲料一般;アルコール飲料;ヨーグルト、ゼリー、プディング及びムース等のデザート類:ケーキや饅頭等といった洋菓子及び和菓子を含む焼菓子や蒸菓子、スナック菓子等の製菓:アイスクリームやシャーベット等の冷菓並びに氷菓:調理用甘味料や卓上甘味料などの粉末、顆粒状若しくは固形状(粒、錠剤)のドライ甘味料、その他各種調味料;ケーキミックス、プリンミックス及びババロアミックス等の粉末菓子調合ミックスや粉末飲料等のドライミックス製品;果実フレーバーソースやチョコレートソースを含むソース類;バタークリームや生クリーム等のクリーム類;イチゴジャムやマーマレード等のジャム;菓子パン等を含むパン;焼き肉、焼き鳥、鰻蒲焼き等に用いられるタレやトマトケチャップ等のソース類;蒲鉾等の練り製品、レトルト食品、漬け物、佃煮、総菜並びに冷凍食品等を含む農畜水産加工品を広く例示することができる。好ましくは飲料であり、制限されないが、好ましくは炭酸入り飲料である。
これらの可食性製品に配合されるA成分の量は、可食性製品に所望の甘味を付与するために有効な量であればよく特に制限されない。甘味は対象とする可食性製品の種類、可食性製品に含まれる他の成分、並びに甘味の個々の嗜好性等の要因によって種々変動し得るものであるため、A成分の配合量も、最終可食性製品において所望の呈味を得るために、当業者の通常の能力に応じて裁量的に変化して用いることができる。
配糖体含有組成物に配合するB成分及び/又はC成分の割合は、配糖体含有組成物中のA成分の含有量に基づいて調整することができ、その割合は前述した通りである。
配糖体含有組成物に配合するB成分及び/又はC成分の割合は、配糖体含有組成物中のA成分の含有量に基づいて調整することができ、その割合は前述した通りである。
以上、本明細書において、「含む」及び「含有する」の用語には、「からなる」及び「から実質的になる」という意味が含まれる。
以下、本発明の構成及び効果について、その理解を助けるために、実験例を用いて本発明を説明する。但し、本発明はこれらの実験例によって何ら制限を受けるものではない。以下の実験は、特に言及しない限り、室温(25±5℃)、及び大気圧条件下で実施した。なお、特に言及しない限り、以下に記載する「%」は「質量%」、「部」は「質量部」を意味する。
実験例1 アミノ酸又は/及び酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果(その1) ステビオール配糖体を含むステビア抽出物として、レバウディオサイドA(ステビオール配糖体)を95%以上含むレバウディオJ-100(乾燥粉末製品、守田化学工業(株)製)を用いて(以下、実験例2及び3も同じ)、アミノ酸又は/及び酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料1-1~1-11、対照試料1)を調製した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表1参照
酸の塩付加物 表1参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料1-1~1-11、対照試料1)を調製した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表1参照
酸の塩付加物 表1参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
調製した各炭酸飲料を品温が5℃になるように冷却し、これを50mL、メスシリンダー(100mL容量)に0.3秒かけて注ぎ、1秒後にメスシリンダーの目盛りから、泡の容量(mL)を測定した。この測定作業を、各飲料について3回ずつ実施し、泡の平均容量(n=3)を算出した。
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料1のそれと比較して、その相対比(対照試料1の平均容量100に対する相対比)から、下記の基準に従ってアミノ酸及び酸の塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
[泡立ち抑制効果]
◎:対照試料1との相対比が70未満
○:対照試料1との相対比が70以上85未満
△:対照試料1との相対比が85以上100未満
×:対照試料1との相対比が100以上
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料1のそれと比較して、その相対比(対照試料1の平均容量100に対する相対比)から、下記の基準に従ってアミノ酸及び酸の塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
[泡立ち抑制効果]
◎:対照試料1との相対比が70未満
○:対照試料1との相対比が70以上85未満
△:対照試料1との相対比が85以上100未満
×:対照試料1との相対比が100以上
結果を表1に示す。
表1に示すように、アミノ酸及び酸の塩付加物のいずれもステビオール配糖体に起因する泡立ち(ステビオール配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料1-1~1-5)。その効果は、酸の塩付加物に高く認められ(被験試料1-4及び1-5)、また酸の塩付加物とアミノ酸を併用することで、より高い効果が得られることが確認された(被験試料1-8~1-11)。
実験例2 アミノ酸又は/及び酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果(その2) 実験例1の結果を踏まえて、前記ステビア抽出物を用いて、各種のアミノ酸または酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料2-1~2-11、対照試料2)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表2参照
酸または酸の塩付加物 表2参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料2-1~2-11、対照試料2)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表2参照
酸または酸の塩付加物 表2参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料2のそれと比較して、その相対比(対照試料2の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸、酸またはその塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料2のそれと比較して、その相対比(対照試料2の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸、酸またはその塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
結果を表2に示す。
表2に示すように、いずれのアミノ酸、酸、及び酸の塩付加物にも、ステビオール配糖体に起因する泡立ち(ステビオール配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料2-1~2-11)。このことから、アミノ酸はその種類に関わらず、広く泡立ち抑制効果があること、また酸も有機酸及び無機酸の別や、塩付加の有無に関わらず、泡立ち抑制効果があることが確認された。
実験例3 アミノ酸又は/及び酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果(その3) 実験例1及び2の結果を踏まえて、ステビオール配糖体の起泡性抑制効果に対するアミノ酸または酸の量依存性を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料3-1~3-6、被験試料3-A~3-F、対照試料3)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表3参照
酸または酸の塩付加物 表3参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料3-1~3-6、被験試料3-A~3-F、対照試料3)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ステビア抽出物 0.5g
アミノ酸 表3参照
酸または酸の塩付加物 表3参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料3のそれと比較して、その相対比(対照試料3の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従って泡立ち抑制効果を評価した。
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料3のそれと比較して、その相対比(対照試料3の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従って泡立ち抑制効果を評価した。
結果を表3に示す。
表3に示すように、アミノ酸、酸の塩付加物は、0.01%もの低濃度から広範囲の濃度にわたって、ステビオール配糖体に起因する泡立ち(ステビオール配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料3-1~3-6、3-A~3-F)。
実験例4 アミノ酸又は/及び酸によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果(その4) ステビオール配糖体を含有する製品として、レバウディオサイドB含有製品(95%含有品)、レバウディオサイドD含有製品(95%含有品)、及びステビオサイド含有製品(90%含有品)、及び酵素処理ステビア含有製品(85%含有品)をそれぞれ用いて、実験例1と同様の方法により、アミノ酸及び/又は酸の塩付加物によるステビオール配糖体の起泡性抑制効果を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料4A-1~4A-2、4B-1~4B-2、4C-1~4C-2、4D-1~4D-2、対照試料4A~4D)を調製した。
[炭酸飲料]
ステビオール配糖体含有製品 表4参照
アミノ酸 表4参照
酸の塩付加物 表4参照
水にて合計 50mL
炭酸水 50mL
合 計 100mL
調製した各炭酸飲料を品温が5℃になるように冷却し、これを50mL、メスシリンダー(100mL容量)に0.3秒かけて注ぎ、1秒後にメスシリンダーの目盛りから、泡の容量(mL)を測定した。この測定作業を、各飲料について3回ずつ実施し、泡の平均容量(n=3)を算出した。
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料4A-1~4A-2、4B-1~4B-2、4C-1~4C-2、4D-1~4D-2、対照試料4A~4D)を調製した。
[炭酸飲料]
ステビオール配糖体含有製品 表4参照
アミノ酸 表4参照
酸の塩付加物 表4参照
水にて合計 50mL
炭酸水 50mL
合 計 100mL
調製した各炭酸飲料を品温が5℃になるように冷却し、これを50mL、メスシリンダー(100mL容量)に0.3秒かけて注ぎ、1秒後にメスシリンダーの目盛りから、泡の容量(mL)を測定した。この測定作業を、各飲料について3回ずつ実施し、泡の平均容量(n=3)を算出した。
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対応する対照試料のそれと比較して、その相対比(対照試料の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸及び酸の塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対応する対照試料のそれと比較して、その相対比(対照試料の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸及び酸の塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
結果を表4に示す。
表4に示すように、アミノ酸及び酸の塩付加物のいずれもステビオール配糖体に起因する泡立ち(ステビオール配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料4A-1~4D-2)。
実験例5 アミノ酸又は/及び酸による羅漢果配糖体の起泡性抑制効果(その1)
羅漢果配糖体を含むラカンカ抽出物として、モグロシドV(羅漢果配糖体)を50質量%含有するサンナチュレ(登録商標)M50(乾燥粉末製品、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)を用いて(以下、実験例6も同じ)、実験例1と同様の方法により、アミノ酸、酸又はもの塩付加物による羅漢果配糖体の起泡性抑制効果を評価した。
羅漢果配糖体を含むラカンカ抽出物として、モグロシドV(羅漢果配糖体)を50質量%含有するサンナチュレ(登録商標)M50(乾燥粉末製品、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)を用いて(以下、実験例6も同じ)、実験例1と同様の方法により、アミノ酸、酸又はもの塩付加物による羅漢果配糖体の起泡性抑制効果を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料5-1~5-16、対照試料5)を調製した。
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料5-1~5-16、対照試料5)を調製した。
[炭酸飲料](被験試料5-1~5-9)
ラカンカ抽出物 0.5g
アミノ酸 表5参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
ラカンカ抽出物 0.5g
アミノ酸 表5参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
[炭酸飲料](被験資料5-10~5-16)
ラカンカ抽出物 0.5g
酸又はその塩付加物 表6参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
ラカンカ抽出物 0.5g
酸又はその塩付加物 表6参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
調製した各炭酸飲料を品温が5℃になるように冷却し、これを50mL、メスシリンダー(100mL容量)に0.3秒かけて注ぎ、1秒後にメスシリンダーの目盛りから、泡の容量(mL)を測定した。この測定作業を、各飲料について3回ずつ実施し、泡の平均容量(n=3)を算出した。
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対応する対照試料5のそれと比較して、その相対比(対照試料5の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸、酸又はその塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対応する対照試料5のそれと比較して、その相対比(対照試料5の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従ってアミノ酸、酸又はその塩付加物の泡立ち抑制効果を評価した。
アミノ酸の泡立ち抑制効果の結果を表5に、酸又はその塩付加物の泡立ち抑制効果を表6に示す。
表5及び6に示すように、アミノ酸、酸及び酸の塩付加物のいずれも羅漢果配糖体に起因する泡立ち(羅漢果配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料5-1~5-16)。
表5及び6に示すように、アミノ酸、酸及び酸の塩付加物のいずれも羅漢果配糖体に起因する泡立ち(羅漢果配糖体の起泡性)を抑制する作用があることが確認された(被験試料5-1~5-16)。
実験例6 アミノ酸又は/及び酸による羅漢果配糖体の起泡性抑制効果(その2)
実験例5の結果を踏まえて、羅漢果配糖体の起泡性抑制効果に対するアミノ酸または酸の量依存性を評価した。
実験例5の結果を踏まえて、羅漢果配糖体の起泡性抑制効果に対するアミノ酸または酸の量依存性を評価した。
(1)実験方法
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料6-1~6-5、被験試料6-A~6-E、対照試料6)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ラカンカ抽出物 0.5g
アミノ酸 表7参照
酸の塩付加物 表7参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
下記処方からなる炭酸飲料(被験試料6-1~6-5、被験試料6-A~6-E、対照試料6)を調製し、実験例1と同様の方法で、各飲料をメスシリンダーに注いだときの泡の容量(mL)を測定し、3回の平均容量(n=3)を算出した。
[炭酸飲料]
ラカンカ抽出物 0.5g
アミノ酸 表7参照
酸の塩付加物 表7参照
水にて合計 25mL
炭酸水 25mL
合 計 50mL
(2)実験結果
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料6のそれと比較して、その相対比(対照試料6の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従って泡立ち抑制効果を評価した。
被験試料について得られた泡の平均容量(mL)を対照試料6のそれと比較して、その相対比(対照試料6の平均容量100に対する相対比)から、実験例1と同じ基準に従って泡立ち抑制効果を評価した。
Claims (9)
- (A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1つの配糖体、並びに
下記(B)及び/又は(C)を含有する、配糖体含有製剤:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。 - 甘味料である、請求項1に記載する配糖体含有製剤。
- 請求項1又は2に記載の配糖体含有製剤を含有する飲食品。
- 請求項1又は2に記載する配糖体含有製剤を配合する工程を有する、可食性製品の製造方法。
- (A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1つの配糖体を、下記(B)及び/又は(C)と混合して(B)及び/又は(C)と共存させることを特徴とする、前記配糖体の起泡性を抑制する方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。 - (A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1つの配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に(A)と(B)及び/又は(C)を共存させる工程を有する、泡立ちが抑制された配糖体含有組成物の製造方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。 - 前記工程後に、配糖体含有組成物の容器充填工程を有する、請求項6に記載する製造方法。
- 前記配糖体含有組成物が炭酸入り組成物である、請求項6または7に記載する製造方法。
- (A)ステビオール配糖体、及び羅漢果配糖体からなる群より選択される少なくとも1つの配糖体を含有する組成物に、下記(B)及び/又は(C)を配合し、当該組成物中に(A)と(B)及び/又は(C)を共存させることを特徴とする、前記組成物の泡立ち抑制方法:
(B)アミノ酸、その塩付加物、酸付加物、及び水和物からなる群より選択される少なくとも1種、
(C)有機酸、無機酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
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JP2021168375A Pending JP2022065647A (ja) | 2020-10-15 | 2021-10-13 | 配糖体含有製剤、及び配糖体含有組成物の泡立ち抑制方法 |
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2021
- 2021-10-13 JP JP2021168375A patent/JP2022065647A/ja active Pending
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