JP2022065316A - 飛行支援装置、飛行支援プログラム及び飛行支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】パイロットと協調して飛行を支援することが可能な飛行支援装置、飛行支援プログラム及び飛行支援システムを提供することを図る。【解決手段】飛行支援装置は、基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する飛行支援部を具備する。【選択図】図12

Description

本発明は、パイロットの飛行を支援する飛行支援装置、飛行支援プログラム及び飛行支援システムに関する。
空域容量を向上させる4D飛行(航空機が特定地点を指定時刻に通過する運航)と環境負荷を低減させる低燃費飛行の両立を目指し、気象情報を活用してパイロットに最適な経路を表示する航空機の機上システムが提案されている(特許文献1-3、非特許文献1)。
米国特許第8977482号明細書 米国特許第10102756号明細書 特開2003-034300号公報
Sharon E. Woods, et al., "Traffic Aware Planner for Cockpit-based Trajectory Optimization", AIAA Aviation Forum 13-17 June 2016
実運航では、パイロット自身の判断で意図的に飛行経路・諸元を変更する場合もあるため、システム側が一方的に飛行経路・諸元を提示する従来技術ではパイロットの運航の意図に合わない場合が考えられる。そこで、システム側の一方的な飛行経路・諸元の提示のみならず、システムとパイロットが協調して飛行経路・諸元の意思決定可能なシステムを提供することが望ましい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、パイロットと協調して飛行を支援することが可能な飛行支援装置、飛行支援プログラム及び飛行支援システムを提供することを図る。
本発明の一形態に係る飛行支援装置は、
基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
飛行支援部
を具備する。
本実施形態では、飛行支援装置は、修正飛行プロファイルを基準飛行プロファイルとともに表示することで、ユーザ(パイロット)の状況認識が向上し、ユーザが最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。これにより、飛行支援装置とパイロットとの協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、ユーザに一方的に飛行経路を提示するのではなく、飛行支援装置とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。これにより、飛行支援装置は、パイロットと協調して飛行を支援することができる。
前記飛行プロファイルは、二次元座標の一方の軸を前記出発地からの距離とし、他方の軸を飛行諸元としたときの、前記複数の地点それぞれの距離及び飛行諸元を示す点を結んだ線である。
本実施形態では、修正飛行プロファイル及び基準飛行プロファイルを、距離と飛行諸元の二次元座標上でグラフィカルに示すため、修正飛行プロファイル及び基準飛行プロファイルとの飛行諸元や時間の差がユーザにとって容易に理解しやすい。これにより、ユーザの状況認識が向上し、ユーザが最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
前記飛行支援部は、ユーザが入力する飛行条件に従って前記修正飛行プロファイルを再修正することにより、別の修正飛行プロファイルを作成し、
作成した前記別の修正飛行プロファイルを、前記基準飛行プロファイル及び再修正前の前記修正飛行プロファイルとともに表示する。
これにより、飛行支援装置が提示した修正飛行プロファイルをさらにユーザの判断で再修正することにより、最適且つユーザの意図に沿った飛行プロファイルが作成される。これにより、飛行支援装置とパイロットとの益々協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、飛行支援装置が提示する飛行プロファイルをさらに部分的にユーザが変更することで、協調して飛行プロファイルを決定し、協調して飛行を支援することができる。
前記飛行支援部は、
前記基準飛行プロファイルに対して飛行諸元が異なる複数のサンプル飛行プロファイルを作成し、
前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイルで飛行した場合に同一時刻に到着することが予測される地点である等到着時刻点を、前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイル上にそれぞれプロットし、
プロットした複数の前記等到着時刻点を結ぶことにより等到着時刻線を作成し、
作成した前記等到着時刻線を、前記基準飛行プロファイル及び前記修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する。
基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと、等到着時刻線とが交差又は接触する交点は、同一時刻に航空機が位置する(到着する)地点を示す。等到着時刻線を指標として、ユーザは、複数の飛行プロファイルの到着時刻を比較可能であり、運航上有益である。ユーザは、等到着時刻線を参照することで、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルとの差異を直感的に理解することができるため、益々、最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
前記飛行支援部は、
前記基準飛行プロファイルに対して飛行諸元が異なる複数のサンプル飛行プロファイルを作成し、
前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイルで飛行した場合に残燃料の量が同一であることが予測される地点である等残燃料点を、前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイル上にそれぞれプロットし、
プロットした複数の前記等残燃料点を結ぶことにより等残燃料線を作成し、
作成した前記等残燃料線を、前記基準飛行プロファイル及び前記修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する。
基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと、等残燃料線とが交差又は接触する交点は、残燃料の量が同一になる地点を示す。等残燃料線を指標として、ユーザは、複数の飛行プロファイルの残燃料の量を比較可能であり、運航上有益である。ユーザは、等残燃料線を参照することで、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルとの差異を直感的に理解することができるため、益々、最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
前記飛行支援部は、
前記修正飛行プロファイルのうち、1個の修正飛行プロファイルを、新たな前記基準飛行プロファイルとして選択するようユーザに提案する。
これにより、ユーザに一方的に飛行経路を提示するのではなく、飛行支援装置とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。
前記飛行支援部は、
前記修正飛行プロファイルのうち、ユーザが選択した1個の修正飛行プロファイルを、新たな前記基準飛行プロファイルとして表示する。
飛行支援装置は、ユーザが入力する飛行条件に従って作成された修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとする。これにより、飛行支援装置とパイロットとの協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、ユーザに一方的に飛行経路を提示するのではなく、飛行支援装置とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。
ユーザが入力する前記飛行条件は、前記複数の地点のうち少なくとも1個の地点と、前記少なくとも1個の地点を含む経路での飛行諸元と、を含む。
特定の地点を含む経路で、特定の飛行諸元で飛行することを意味する飛行条件を、ユーザが入力することができる。これにより、飛行支援装置は、ユーザの希望に近い飛行プロファイルを作成することができる。これにより、益々、飛行支援装置とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。
ユーザが入力する前記飛行条件は、燃費優先、快適性優先、定時性優先、最速優先、及びこれらのうち少なくとも何れか2個のバランス優先、のうち少なくとも何れか1個を含む。
これにより、飛行支援装置は、ユーザが意図した観点に従った飛行プロファイルをオートマティックに作成及び表示することができる。
前記飛行支援部は、飛行環境に関する情報に基づき、前記修正飛行プロファイルを作成する。
飛行支援装置は、例えば、飛行環境に関する情報として、気象予測データ及び飛行データ、さらに、これを補正した情報に基づき、リアルタイムに修正飛行プロファイルを作成することができる。
飛行支援装置は、加速度センサをさらに具備し、
前記飛行支援部は、
前記加速度センサが検出した加速度に基づき、前記飛行支援装置の揺れを判断し、
前記揺れに基づき、前記飛行環境に関する情報を補正する。
これにより、飛行支援装置は、内蔵する加速度センサが検出した加速度に基づき、飛行支援装置の揺れを判断し、航空機の揺れを算出することができる。飛行支援装置は、算出した航空機の揺れに基づき、飛行中にリアルタイムに飛行環境に関する情報補正することができる。これにより、リアルタイムな情報に基づきより適切に、修正飛行プロファイルを作成することができる。
本発明の一形態に係る飛行支援プログラムは、
飛行支援装置の制御回路を、
基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
よう動作させる。
本発明の一形態に係る飛行支援システムは、
飛行環境に関する情報を収集し、飛行支援装置に供給するサーバと、
基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
前記飛行環境に関する情報に基づき、ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
制御回路
を有する前記飛行支援装置と、
を具備する。
本発明によれば、パイロットと協調して飛行を支援することが可能な飛行支援装置、飛行支援プログラム及び飛行支援システムを提供することを図れる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明の一実施形態に係る飛行支援システムを概略的に示す。 飛行支援システムの機能的構成を示す。 飛行支援装置のハードウェア構成を示す。 飛行支援装置の動作フローを示す。 飛行支援装置の動作を模式的に示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の一例を示す。 飛行支援画面の別の一例を示す。 飛行支援画面の別の一例を示す。 飛行支援画面の別の一例を示す。 等到着時刻線及び等残燃料線の一例を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
1.飛行支援システム
図1は、本発明の一実施形態に係る飛行支援システムを概略的に示す。
飛行支援システム1は、飛行支援装置10と、サーバ20とを有する。飛行支援装置10と、サーバ20とは、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能である
飛行支援装置10は、典型的には、タブレットコンピュータ等のモバイルデバイスである。飛行支援装置10は、所謂、電子飛行バッグ(EFB、Electronic Flight Bag)である。典型的には、飛行支援装置10のユーザはパイロット(以下ユーザと称する場合がある)である。パイロット(ユーザ)は、飛行支援装置10を航空機のコックピットに持ち込み、飛行中に使用する。飛行支援装置10は、飛行支援プログラムを実行することにより飛行支援部110として動作する。
サーバ20は、飛行環境に関する情報を収集し、飛行支援装置10に供給する。飛行環境に関する情報は、気象予測データ201を含む。気象予測データ201は、風や乱気流の情報を含む。サーバ20は、さらに、出発時刻及び到着時刻を含むフライトプランデータ202と、機体特性データ204とを飛行支援装置10に供給する。サーバ20は、サーバシステムであり、単一の装置とは限らない。飛行支援装置10には、さらに、サーバ20外の飛行管理システム(FMS、Flight Management System)210から、飛行データ203が入力される。飛行データ203は、風等の気象データを含み、航空機観測を用いて気象予測を逐次補正したデータである。また、飛行データ203は、航空機の位置情報を含み、逐次更新されるデータである。なお、出発時刻及び到着時刻は、フライトプランデータ202から抽出してもよいし、ユーザから飛行支援装置10に入力されてもよい。
飛行支援装置10は、気象予測データ201及び飛行データ203と、フライトプランデータ202に含まれる出発時刻及び到着時刻とに基づき、飛行経路を算出する。具体的には、飛行支援装置10は、フライトプランデータ202に含まれる出発時刻及び到着時刻を満たしつつ、気象予測データ201及び飛行データ203に基づき、低燃費な飛行経路や、乱気流を回避する飛行経路を算出し、出力する。本実施形態で「飛行経路」は、出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点(ウェイポイント)での高度を含む。
図2は、飛行支援システムの機能的構成を示す。
サーバ20は、気象予測データ201、フライトプランデータ202及び機体特性データ204を、飛行支援装置10に例えばネットワークを介して供給する。サーバ20外の飛行管理システム210は、飛行データ203等の様々な情報を、飛行支援装置10に例えばネットワークを介して供給する。なお、飛行管理システム210と飛行支援装置10とが通信可能に接続されないケースもある。この場合には、基本的には、飛行支援装置10が持ち込まれた航空機は、サーバ20で作成されたフライトプランデータ202に沿って飛行し、自機位置は、ユーザによる手動又は飛行支援装置10の位置情報で自動的にアップデートされる。
飛行支援装置10の飛行支援部110は、リアルタイムに機体特性を推定し、リアルタイムに飛行環境に関する情報を補正する。例えば、飛行支援装置10は、加速度センサ18が検出した加速度に基づき、飛行支援装置10の揺れを判断し、航空機(飛行支援装置10は、航空機のコックピット内にある)の揺れを算出する。飛行支援装置10は、算出した航空機の揺れに基づき、飛行中にリアルタイムに飛行環境に関する情報を補正する。
飛行支援装置10は、推定された機体特性、補正された飛行環境に関する情報やその誤差、フライトプラン202に含まれる出発時刻及び到着時刻を含む飛行情報に基づき、リアルタイムに、最適な飛行経路113を算出する。最適な飛行経路113は、最適速度、降下開始位置情報等を含む。飛行支援部110は、最適な飛行経路113をパイロットインターフェース114に出力することにより、最適な飛行経路113をユーザに提案及び誘導する。パイロットインターフェース114を実現するハードウェアは飛行支援装置10の表示装置(図3)である。
2.飛行支援装置のハードウェア構成
図3は、飛行支援装置のハードウェア構成を示す。
飛行支援装置10は、制御回路100、記憶装置14、通信インターフェース15、操作装置16、表示装置17、加速度センサ18及びこれらを相互に接続するバスBを有する。
制御回路100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12及びRAM(Random Access Memory)13を含むSoC(System-on-a-chip)である。CPU11は、ROM12が記憶する飛行支援プログラムをRAM13にロードして実行する。ROM12は、CPU11が実行するプログラムやデータ等を固定的に記憶する。ROM12は、非一過性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例である。制御回路100は、さらに、専用のハードウェア回路やGPU(Graphics Processing Unit)等を含む(不図示)。
記憶装置14は、(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性の記録媒体を含む。
操作装置16は、タッチパネル及び各種スイッチ等を含む。操作装置16は、ユーザからの操作を検出してCPU11に出力する。操作装置16は、入力装置の一形態である。飛行支援装置10は、さらに、マイクロフォン等の音声入力装置を有してもよい。
表示装置17は、タッチパネルと一体であるLCDや有機ELディスプレイ等を含む。表示装置17は、制御回路100から受け取った情報に基づいて演算処理を行い、生成した画像信号を画面に表示する。表示装置17は、出力装置の一形態である。飛行支援装置10は、さらに、スピーカ等の音声出力装置を有してもよい。
通信インターフェース15は、インターネット等のネットワークNに接続するためのインターフェースである。
加速度センサ18は、加速度を検出する。
3.飛行支援装置の動作フロー
図4は、飛行支援装置の動作フローを示す。図5は、飛行支援装置の動作を模式的に示す。
図6は、飛行支援画面の一例を示す。
飛行支援装置10は、基準となる飛行プロファイル(基準飛行プロファイル121)を表示装置17の飛行支援画面120に表示する(ステップS101)。飛行プロファイルは、飛行経路をグラフィカルに示す。飛行プロファイルは、出発地(不図示)から目的地RJTTまでの経路に含まれる複数の地点(ウェイポイント)での飛行諸元を含む。飛行諸元は、例えば、航空機の高度、速度又は水平方向の位置である。本実施形態では、飛行諸元を航空機の高度として説明する。より具体的には、飛行プロファイルは、二次元座標の一方の軸(横軸)を出発地からの距離NMとし、他方の軸(縦軸)を飛行諸元(本実施形態では、高度FT)としたときの、複数の地点それぞれの距離NM及び飛行諸元(本実施形態では、高度FT)を示す点を結んだ線である。基準飛行プロファイル121は、典型的には、サーバ20に含まれる管制システムや飛行管理システムが初期設定として作成した飛行プロファイルである。速度インジケータ122及び高度インジケータ123は、飛行プロファイル121上の任意の点における速度KT及び高度FTをそれぞれ示す。
ユーザ(パイロット)は、基準飛行プロファイル121を修正するための飛行条件を入力する。具体的には、ユーザは、最適化ボタン群124又はパレット125の何れか一方を操作することにより、飛行条件を入力することができる(ステップS102)。最適化ボタン群124は、燃費優先ボタン124A、快適性優先ボタン124B、定時性優先ボタン124C、最速優先ボタン124E及びバランス優先ボタン124D等を含む。燃費優先は、燃費が良い、即ち、所定時点での残燃料が多いことを優先することを意味する。定時性優先は、到着予定時刻通りに到着することを優先することを意味する。最速優先は、早く到着することを優先することを意味する。バランス優先は、これらのうち少なくとも何れか2個のバランス(例えば、燃費と定時性とのバランス)を優先することを意味する。ユーザが最適化ボタン群124の何れか1個、例えば、燃費優先ボタン124Aを操作すると、飛行支援装置10は、燃費優先の(燃費の良い)飛行プロファイルをオートマティックに算出する。一方、パレット125を用いると、飛行支援装置10は、ユーザがマニュアルで入力した値に基づき飛行プロファイルを算出する。
ユーザは、パレット125を操作して飛行条件を入力したい場合、マニュアルボタン126を操作する(ステップS103)。すると、同図に示すように、パレット125がマニュアルボタン126からポップアップする(ステップS104)。パレット125は、マニュアルで変更可能な項目CHGとして、高度ALT、指示対気速度KIAS、速度Mach列を含む。同図では、ユーザは、高度ALTとして、FL310からFL390までの5段階からFL350(=35000FT)を選択し、入力する(ステップS105)。
図7は、飛行支援画面の一例を示す。
続いて、ユーザは、地点POSとして、始点FROM又は終点UNTILの何れかを選択する。同図では、ユーザは、地点POSとして、始点FROMを選択する(ステップS106)。
図8は、飛行支援画面の一例を示す。
続いて、ユーザは、始点FROMとして、目的地RJTTまでの何れかの地点(ウェイポイント)又は現在位置NOWを選択する。同図では、ユーザは、始点FROMとして、地点FLUTEを選択する(ステップS106)。なお、始点FROMとして、現在位置NOW又は任意の地点(ウェイポイント)だけでなくトップオブクライムTOC又は降下開始点(トップオブディセンド)TODを選択してもよい。
ユーザは、マニュアルで入力した飛行条件(高度ALT=FL350、始点FROM=地点FLUTE)を確認する(ステップS107)。この飛行条件は、地点FLUTEを始点として含む経路で、高度FL350で飛行することを意味する。ユーザは、入力した飛行条件がOKでなければClearボタン128を操作し(ステップS108)、飛行条件を再入力する(ステップS105乃至ステップS106)。一方、ユーザは、入力した飛行条件がOKであればEnterボタン127を操作する(ステップS109)。すると、飛行支援装置10は、パレット125のポップアップ表示を終了する。
図9は、飛行支援画面の一例を示す。
飛行支援装置10は、ユーザが入力した飛行条件(高度ALT=FL350、始点FROM=地点FLUTE)に従って基準飛行プロファイル121を修正することにより、修正飛行プロファイル129を作成し、一時保存する。飛行支援装置10は、推定された機体特性及び補正された気象予測(飛行環境に関する情報)に基づき修正飛行プロファイル129を作成する。飛行支援装置10は、作成した修正飛行プロファイル129を基準飛行プロファイル121とともに表示する。具体的には、修正飛行プロファイル129は、基準飛行プロファイル121とは異なる線種(色、破線等)で表示される。同図では、修正飛行プロファイル129は、遅くとも地点FLUTEからその先の降下開始点まで、高度FL350(=35000FT)で飛行することを示す。飛行支援装置10は、修正飛行プロファイル129に従って飛行する場合の、地点FLUTEの到着予定時刻ETA「12:11」及び残燃料Fuel「15686LB」と、目的地RJTTであるの到着予定時刻ETA「12:50」及び残燃料Fuel「13710LB」とを算出及び表示する(ステップS110)。この到着予定時刻ETAがマニュアルで入力されたことを示すマニュアルアイコン130がさらに表示される。
図10は、飛行支援画面の一例を示す。
ユーザは、修正飛行プロファイル129と、到着予定時刻ETA及び残燃料Fuelを確認する。ユーザは、修正飛行プロファイル129の他に、別の修正飛行プロファイルを作成したり、修正飛行プロファイル129を再修正したりするかを判断する(ステップS111)。ユーザは、別の修正飛行プロファイルを作成しないでよく、修正飛行プロファイル129を再修正しないでよければ(ステップS111、NO)、選択したい修正飛行プロファイル129を示すチェックボックス131をチェックする(ステップS112)。
図11は、飛行支援画面の一例を示す。
ユーザは、チェックボックス131をチェックすることにより選択した修正飛行プロファイル129を、新たな基準飛行プロファイルとするかどうかを判断する(ステップS113)。言い換えれば、ユーザは、選択した修正飛行プロファイル129に従って飛行するかどうかを判断する。ユーザは、修正飛行プロファイル129を新たな基準飛行プロファイルとする(即ち、修正飛行プロファイル129に従って飛行する)場合(ステップS113、YES)、Executeボタン132を操作する(ステップS114)。すると、飛行支援装置10は、修正飛行プロファイル129が存在する経路については、従前の基準飛行プロファイル121の表示を消す。そして、飛行支援装置10は、修正飛行プロファイル129を、新たな基準飛行プロファイル133として表示する。言い換えれば、飛行支援装置10は、修正飛行プロファイル129を、従前の基準飛行プロファイル121と同じ線種で表示することにより、新たな基準飛行プロファイル133として表示する(ステップS115)。
一方、ユーザは、修正飛行プロファイル129を新たな基準飛行プロファイルとしない(即ち、修正飛行プロファイル129に従って飛行しない)場合(ステップS113、NO)、Cancelボタン134を操作する(ステップS116)。すると、飛行支援装置10は、一時保存及び表示した修正飛行プロファイル129を削除し、修正飛行プロファイル129に従って飛行する場合の到着予定時刻ETA及び残燃料Fuelも削除する。飛行支援装置10は、飛行支援画面120を、基準飛行プロファイル121だけが表示されている状態に戻す(ステップS101)。
一方、ユーザは、別の修正飛行プロファイルを作成又は修正飛行プロファイル129を再修正したい場合がある(ステップS111、YES)。この場合、ユーザは、修正飛行プロファイル129を基準として再修正したい場合、再修正すべき修正飛行プロファイル129を選択する(ステップS117)。この場合、飛行支援装置10は、ユーザが入力する飛行条件に従って修正飛行プロファイル129を再修正することにより、別の修正飛行プロファイル(不図示)を作成し、作成した別の修正飛行プロファイル(不図示)を、基準飛行プロファイル121及び再修正前の修正飛行プロファイル129とともに表示することになる。一方、ユーザは、従前の基準飛行プロファイル121を基準として新たな修正飛行プロファイルを作成したい場合、ステップS117を省略する。
図12は、飛行支援画面の別の一例を示す。
ユーザは、最適化ボタン群124又はパレット125の何れか一方を操作することにより、基準飛行プロファイル121を修正するための飛行条件を入力する(ステップS102)。最適化ボタン群124は、燃費優先ボタン124A、快適性優先ボタン124B、定時性優先ボタン124C、最速優先ボタン124E及びバランス優先ボタン124D等を含む。本例では、ユーザは、快適性優先ボタン124B及びバランス優先ボタン124Dを操作する(ステップS118)。
飛行支援装置10は、ユーザが入力した飛行条件(快適性優先、バランス優先)に従って基準飛行プロファイル121を修正することにより、快適性優先の修正飛行プロファイル135と、バランス優先の修正飛行プロファイル136とを作成し、一時保存する。飛行支援装置10は、機体特性及び気象予測(飛行環境に関する情報)に基づき、快適性優先の修正飛行プロファイル135と、バランス優先の修正飛行プロファイル136とを作成する。飛行支援装置10は、快適性優先の修正飛行プロファイル135と、バランス優先の修正飛行プロファイル136と、先に作成したマニュアルの修正飛行プロファイル129とを、基準飛行プロファイル121とともに表示する。具体的には、快適性優先の修正飛行プロファイル135と、バランス優先の修正飛行プロファイル136と、マニュアルの修正飛行プロファイル129と、基準飛行プロファイル121とは、全て、異なる線種(色、破線等)で表示される。快適性優先の修正飛行プロファイル135には、快適性優先アイコン137が表示される。バランス優先の修正飛行プロファイル136には、バランス優先アイコン138が表示される。マニュアルの修正飛行プロファイル129には、マニュアルアイコン139が表示される。
飛行支援装置10は、快適性優先の修正飛行プロファイル135に従って飛行する場合の、次の地点MARCOの到着予定時刻ETA「08:00」及び残燃料Fuel「5490LB」と、目的地RJFRの到着予定時刻ETA「09:20」及び残燃料Fuel「5240LB」とを算出及び表示する。快適性優先の修正飛行プロファイル135であることを示す快適性優先アイコン140が表示される。飛行支援装置10は、バランス優先の修正飛行プロファイル136に従って飛行する場合の、次の地点MARCOの到着予定時刻ETA「08:02」及び残燃料Fuel「5500LB」と、目的地RJFRの到着予定時刻ETA「09:25」及び残燃料Fuel「5250LB」とを算出及び表示する。バランス優先の修正飛行プロファイル136であることを示すバランス優先アイコン141が表示される。飛行支援装置10は、マニュアルの修正飛行プロファイル129に従って飛行する場合の、次の地点MARCOの到着予定時刻ETA「08:04」及び残燃料Fuel「5600LB」と、目的地RJFRの到着予定時刻ETA「09:30」及び残燃料Fuel「5300LB」とを算出及び表示する。マニュアルの修正飛行プロファイル129であることを示すマニュアルアイコン130が表示される(ステップS110)。
図13は、飛行支援画面の別の一例を示す。
ユーザは、別の修正飛行プロファイルを作成しないでよく、修正飛行プロファイル129、135、136を再修正しないでよければ(ステップS111、NO)、選択したい快適性優先の修正飛行プロファイル135を示すチェックボックス143をチェックする(ステップS112)。飛行支援装置10は、複数の修正飛行プロファイル129、135、136のうち、1個の修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとして選択するようユーザに明示的(強調表示、メッセージ等)に提案(提示)してもよい。
図14は、飛行支援画面の別の一例を示す。
ユーザは、チェックボックス143をチェックすることにより選択した快適性優先の修正飛行プロファイル135を、新たな基準飛行プロファイルとするかどうかを判断する(ステップS113)。言い換えれば、ユーザは、選択した快適性優先の修正飛行プロファイル135に従って飛行するかどうかを判断する。ユーザは、快適性優先の修正飛行プロファイル135を新たな基準飛行プロファイルとする(即ち、快適性優先の修正飛行プロファイル135に従って飛行する)場合(ステップS113、YES)、Executeボタン132を操作する(ステップS114)。すると、飛行支援装置10は、快適性優先の修正飛行プロファイル135が存在する経路については、従前の基準飛行プロファイル121の表示を消す。そして、飛行支援装置10は、快適性優先の修正飛行プロファイル135を、新たな基準飛行プロファイル144として表示する。言い換えれば、飛行支援装置10は、快適性優先の修正飛行プロファイル135を、従前の基準飛行プロファイル121と同じ線種で表示することにより、新たな基準飛行プロファイル144として表示する(ステップS115)。
4.等到着時刻線及び等残燃料線
図12を再び参照する。ユーザが等到着時刻アイコン145を操作すると、飛行支援装置10は、等到着時刻線147を表示する。ユーザが等残燃料アイコン146を操作すると、飛行支援装置10は、等残燃料線148を表示する。飛行支援装置10は、等到着時刻線147及び等残燃料線148を表示することにより、複数の修正飛行プロファイル129、135、136のうち、1個の修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとして選択するようユーザに提案(提示)する。逆に言えば、ユーザは、等到着時刻線147及び等残燃料線148を参照することで、最適な修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとして選択しやすくなる。
等到着時刻線147は、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136で飛行した場合に同一時刻(08:00)に到着することが予測される地点(出発地RJNSからの距離NM)を示す線(曲線又は折れ線)である。飛行支援装置10は、等到着時刻線147を、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136と交差又は接触するように表示する。要するに、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136と、等到着時刻線147とが交差又は接触する交点は、同一時刻(08:00)に航空機が位置する(到着する)地点(出発地RJNSからの距離NM)を示す。
等残燃料線148は、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136で飛行した場合に残燃料の量が同一(5400LB)であることが予測される地点(出発地RJNSからの距離NM)を示す線(曲線又は折れ線)である。飛行支援装置10は、等残燃料線148を、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136と交差又は接触するように表示する。要するに、基準飛行プロファイル121及び複数の修正飛行プロファイル129、135、136と、等残燃料線148とが交差又は接触する交点は、残燃料の量が同一(5400LB)になる地点(出発地RJNSからの距離NM)を示す。
飛行支援装置10は、基準飛行プロファイル121を基準として、バックグラウンドで、等到着時刻線147及び等残燃料線148を作成する。言い換えれば、飛行支援装置10は、修正飛行プロファイル129、135、136に基づくものではなく、等到着時刻線147及び等残燃料線148を作成する。その作成方法を説明する。
図15は、等到着時刻線及び等残燃料線の一例を示す。
飛行支援装置10は、基準飛行プロファイル150に対して高度が異なる複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154を作成する。例えば、サンプル飛行プロファイル151,152,153,154は、基準飛行プロファイル150の高度にそれぞれ2000FT×(-2,-1,+1,+2)を加算した値である。
飛行支援装置10は、基準飛行プロファイル150及び複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154で飛行した場合に同一時刻に到着することが予測される地点である等到着時刻点を、基準飛行プロファイル150及び複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154上にそれぞれプロットする。例えば、基準飛行プロファイルでの特定のウェイポイントまでの所要時間(残燃料の量)に基づき、各高度の飛行プロファイルでの所要時間(残燃料の量)が同一になる地点を等到着時間点(等残燃料点)として算出すればよい。飛行支援装置10は、プロットした複数の等到着時刻点を結ぶことにより等到着時刻線を作成する。
飛行支援装置10は、基準飛行プロファイル150及び複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154で飛行した場合に残燃料の量が同一になることが予測される地点である等残燃料点を、基準飛行プロファイル150及び複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154上にそれぞれプロットする。例えば、基準飛行プロファイルでの特定のウェイポイントまでの所要時間(残燃料の量)に基づき、各高度の飛行プロファイルでの所要時間(残燃料の量)が同一になる地点を等到着時間点(等残燃料点)として算出すればよい。飛行支援装置10は、プロットした複数の等残燃料点を結ぶことにより等残燃料線を作成する。
上記では、飛行支援装置10は、基準飛行プロファイル150に対して高度が異なる複数のサンプル飛行プロファイル151,152,153,154を作成する。これに対して、飛行支援装置10は、基準飛行プロファイルに対して速度が異なる複数のサンプル飛行プロファイルを作成してもよい(不図示)。その場合、サンプル飛行プロファイルは、基準飛行プロファイルの速度にそれぞれ指示対気速度(IAS)10KT、Mach0.02×(-2,-1,+1,+2)を加算した値とすればよい。
5.応用例
本実施形態では、パイロット(ユーザ)は、飛行支援装置10を航空機のコックピットに持ち込み、飛行中に使用する。この他に、本実施形態は、例えば、以下の応用例(いずれも不図示)を実現可能である。
応用例1は、自律飛行支援システムに関する。ユーザは、飛行支援装置10を用いて最適な飛行プロファイルを選択する。飛行支援装置10は、選択された飛行プロファイルを航空機の制御系に送信する。航空機の制御系は、選択された飛行プロファイルを受信し、選択された飛行プロファイルに従って自律飛行する。ユーザは、航空機内のパイロットでもよいし、地上から航空機を遠隔誘導する者でもよい。航空機の制御系への送信は、地上で計算した情報がデータリンクにより転送されるものであってもよい。また、地上で計算した情報は、その場で遠隔自動経路誘導コマンドに変換されて航空機に転送され、機上の操縦装置に直接反映されるものであってもよい。
応用例2は、飛行ヘルプシステムに関する。パイロットは、日常運航又は非日常運航(エンジン故障等のハイワークロード時)に、航空機内で、飛行支援装置10を所定の方法で操作(例えば、航空機のヘルプボタンを操作)する。すると、飛行支援装置10は、機体情報を、地上の制御系に送信するとともに、最適な飛行プロファイルを作成し、ユーザにアドバイス的に提案する。
応用例3は、自律型フローコントロールシステムに関する。飛行支援装置10は、複数の航空機の離陸時刻を調整するのに利用される。
応用例4は、ピアツーピア型の自律飛行支援システムに関する。複数の航空機内の複数の飛行支援装置10は、相互に情報を交換しながら自律的に飛行したり、パイロットの飛行を支援したりする。
6.結語
本実施形態によれば、飛行支援装置10は、ユーザが入力する飛行条件に従って基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、作成した修正飛行プロファイルを基準飛行プロファイルとともに表示する。
航空機の実運航では、パイロット自身の判断で意図的に飛行経路を変更する場合がある。そこで、本実施形態では、飛行支援装置10は、修正飛行プロファイルを基準飛行プロファイルとともに表示することで、ユーザ(パイロット)の状況認識が向上し、ユーザが最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。これにより、飛行支援装置10とパイロットとの協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、ユーザに一方的に飛行経路を提示するのではなく、飛行支援装置10とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。これにより、飛行支援装置10は、パイロットと協調して飛行を支援することができる。
本実施形態によれば、さらに、以下の様な効果が付随的に得られることが期待される。運航効率(燃費、定時性、揺れ、最速)が向上する。パイロットのワークロードが低減する。パイロットの運航品質に関するスキルが向上する。パイロットの振り返り・技術の伝承・教育に役立つ。他機も含めた最適運航・空港容量増大につながる。低コストな航空券を提供することができ、同時に、定時性を守れる。乗客の運航に対する満足度が向上する。
飛行プロファイルは、二次元座標の一方の軸(横軸)を出発地からの距離NMとし、他方の軸(縦軸)を高度FTとしたときの、複数の地点それぞれの距離NM及び高度FTを示す点を結んだ線である。
本実施形態では、修正飛行プロファイル及び基準飛行プロファイルを、距離と高度の二次元座標上でグラフィカルに示すため、修正飛行プロファイル及び基準飛行プロファイルとの高度や時間の差がユーザにとって容易に理解しやすい。これにより、ユーザ(パイロット)の状況認識が向上し、ユーザが最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
飛行支援装置10は、ユーザが入力する飛行条件に従って修正飛行プロファイルを再修正することにより、別の修正飛行プロファイルを作成し、作成した別の修正飛行プロファイルを、基準飛行プロファイル及び再修正前の修正飛行プロファイルとともに表示する。
これにより、飛行支援装置10が提示した修正飛行プロファイルをさらにユーザの判断で再修正することにより、最適且つユーザの意図に沿った飛行プロファイルが作成される。例えば、修正飛行プロファイル中の任意の地点において、高度・速度を部分的に変更することができる。これにより、飛行支援装置10とパイロットとの益々協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、飛行支援装置10が提示する飛行プロファイルをさらに部分的にユーザが変更することで、協調して飛行プロファイルを決定し、協調して飛行を支援することができる。
飛行支援装置10は、同一時刻に到着することが予測される地点を表す等到着時刻線を、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する。
基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと、等到着時刻線とが交差又は接触する交点は、同一時刻に航空機が位置する(到着する)地点を示す。等到着時刻線を指標として、ユーザは、複数の飛行プロファイルの到着時刻を比較可能であり、運航上有益である。ユーザは、等到着時刻線を参照することで、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルとの差異を直感的に理解することができるため、益々、最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
飛行支援装置10は、残燃料の量が同一であることが予測される地点を表す等残燃料線を、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する。
基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルと、等残燃料線とが交差又は接触する交点は、残燃料の量が同一になる地点を示す。等到着時刻線を指標として、ユーザは、複数の飛行プロファイルの残燃料の量を比較可能であり、運航上有益である。ユーザは、等残燃料線を参照することで、基準飛行プロファイル及び修正飛行プロファイルとの差異を直感的に理解することができるため、益々、最適な修正飛行プロファイルを選択しやすくなる。
飛行支援装置10は、修正飛行プロファイルのうち、ユーザが選択した1個の修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとして表示する。
飛行支援装置10は、ユーザが入力する飛行条件に従って作成された修正飛行プロファイルを、新たな基準飛行プロファイルとする。これにより、飛行支援装置10とパイロットとの協調的な飛行経路の決定が実現される。言い換えれば、ユーザに一方的に飛行経路を提示するのではなく、飛行支援装置10とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。
ユーザが入力する飛行条件は、複数の地点のうち少なくとも1個の地点と、少なくとも1個の地点を含む経路での飛行諸元と、を含む。
特定の地点を含む経路で、特定の飛行諸元で飛行することを意味する飛行条件を、ユーザが入力することができる。これにより、飛行支援装置10は、ユーザの希望に近い飛行プロファイルを作成することができる。これにより、益々、飛行支援装置10とパイロットが協調して飛行経路の意思決定を行うことができる。
ユーザが入力する飛行条件は、燃費優先、快適性優先、定時性優先及びバランス優先、のうち少なくとも何れか1個を含む。
これにより、飛行支援装置10は、ユーザが意図した観点に従った飛行プロファイルをオートマティックに作成及び表示することができる。
飛行支援装置10は、飛行環境に関する情報に基づき、修正飛行プロファイルを作成する。
飛行支援装置10は、例えば、飛行環境に関する情報として、気象予測データ及び飛行データ、さらに、これを補正した情報に基づき、リアルタイムに修正飛行プロファイルを作成することができる。
飛行支援装置10は、加速度センサ18が検出した加速度に基づき、飛行支援装置の揺れを判断し、揺れに基づき、飛行環境に関する情報を補正する。
これにより、飛行支援装置10は、内蔵する加速度センサ18が検出した加速度に基づき、飛行支援装置10の揺れを判断し、航空機の揺れを算出することができる。飛行支援装置10は、算出した航空機の揺れに基づき、飛行中にリアルタイムに飛行環境に関する情報を補正することができる。これにより、リアルタイムな情報に基づきより適切に、修正飛行プロファイルを作成することができる。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 飛行支援システム
10 飛行支援装置
110 飛行支援部
120 飛行支援画面
121 基準飛行プロファイル
122 速度インジケータ
123 高度インジケータ
124 最適化ボタン群
124A 燃費優先ボタン
124B 快適性優先ボタン
124C 定時性優先ボタン
124D バランス優先ボタン
124E 最速優先ボタン
125 パレット
126 マニュアルボタン
129 修正飛行プロファイル
133 基準飛行プロファイル
135 修正飛行プロファイル
136 修正飛行プロファイル
144 基準飛行プロファイル
147 等到着時刻線
148 等残燃料線

Claims (13)

  1. 基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
    ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
    作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
    飛行支援部
    を具備する飛行支援装置。
  2. 請求項1に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行プロファイルは、二次元座標の一方の軸を前記出発地からの距離とし、他方の軸を飛行諸元としたときの、前記複数の地点それぞれの距離及び飛行諸元を示す点を結んだ線である
    飛行支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、ユーザが入力する飛行条件に従って前記修正飛行プロファイルを再修正することにより、別の修正飛行プロファイルを作成し、
    作成した前記別の修正飛行プロファイルを、前記基準飛行プロファイル及び再修正前の前記修正飛行プロファイルとともに表示する
    飛行支援装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、
    前記基準飛行プロファイルに対して飛行諸元が異なる複数のサンプル飛行プロファイルを作成し、
    前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイルで飛行した場合に同一時刻に到着することが予測される地点である等到着時刻点を、前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイル上にそれぞれプロットし、
    プロットした複数の前記等到着時刻点を結ぶことにより等到着時刻線を作成し、
    作成した前記等到着時刻線を、前記基準飛行プロファイル及び前記修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する
    飛行支援装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、
    前記基準飛行プロファイルに対して飛行諸元が異なる複数のサンプル飛行プロファイルを作成し、
    前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイルで飛行した場合に残燃料の量が同一であることが予測される地点である等残燃料点を、前記基準飛行プロファイル及び前記複数のサンプル飛行プロファイル上にそれぞれプロットし、
    プロットした複数の前記等残燃料点を結ぶことにより等残燃料線を作成し、
    作成した前記等残燃料線を、前記基準飛行プロファイル及び前記修正飛行プロファイルと交差又は接触するように表示する
    飛行支援装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、
    前記修正飛行プロファイルのうち、1個の修正飛行プロファイルを、新たな前記基準飛行プロファイルとして選択するようユーザに提案する
    飛行支援装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、
    前記修正飛行プロファイルのうち、ユーザが選択した1個の修正飛行プロファイルを、新たな前記基準飛行プロファイルとして表示する
    飛行支援装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    ユーザが入力する前記飛行条件は、前記複数の地点のうち少なくとも1個の地点と、前記少なくとも1個の地点を含む経路での飛行諸元と、を含む
    飛行支援装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    ユーザが入力する前記飛行条件は、燃費優先、快適性優先、定時性優先、最速優先、及びこれらのうち少なくとも何れか2個のバランス優先、のうち少なくとも何れか1個を含む
    飛行支援装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    前記飛行支援部は、飛行環境に関する情報に基づき、前記修正飛行プロファイルを作成する
    飛行支援装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の飛行支援装置であって、
    加速度センサをさらに具備し、
    前記飛行支援部は、
    前記加速度センサが検出した加速度に基づき、前記飛行支援装置の揺れを判断し、
    前記揺れに基づき、前記飛行環境に関する情報を補正する
    飛行支援装置。
  12. 飛行支援装置の制御回路を、
    基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
    ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
    作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
    よう動作させる飛行支援プログラム。
  13. 飛行環境に関する情報を収集し、飛行支援装置に供給するサーバと、
    基準となる飛行プロファイルである基準飛行プロファイルを表示し、前記飛行プロファイルは出発地から目的地までの経路に含まれる複数の地点での飛行諸元を示し、
    前記飛行環境に関する情報に基づき、ユーザが入力する飛行条件に従って前記基準飛行プロファイルを修正することにより、修正飛行プロファイルを作成し、
    作成した前記修正飛行プロファイルを前記基準飛行プロファイルとともに表示する
    飛行支援部
    を有する前記飛行支援装置と、
    を具備する飛行支援システム。
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