JP2022065218A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】最新の共有データを適切に管理する。【解決手段】車両制御装置1は、車両に搭載される電気及び電子部品の機能に関する安全性要求レベルの異なる複数のアプリケーション111,112を有するアプリケーション部110と、複数のアプリケーション各々で使用する共有データを記録する記録部210と、複数のアプリケーション各々のタスク実行時間を制御する制御部220と、を備える。記録部は、ASILアプリケーション111がアクセス可能で且つQMアプリケーション112がアクセス不可能な汎用データベース211と、ASILアプリケーションがアクセス不可能で且つQMアプリケーションがアクセス可能なキャッシュ領域212とを有する。汎用データベースとキャッシュ領域とは、共有データを共有可能に構成されている。制御部は、アプリケーションの安全性要求レベルに応じて、汎用データベースとキャッシュ領域とを使い分ける。【選択図】図1
Description
本発明は、車両制御装置に関する。
自動車向けの国際標準規格ISO26262には、機能安全の指標としてASIL(Automotive Safety Integrity Level)が定められている。ISO26262では、ソフトウェアによるパーティショニングによって無干渉(FFI:Freedom From Interference)が実現されていることを前提として、ASILの異なるアプリケーションが1つのマイコンに混在することを許容している。そのため、異なる安全性要求レベルのアプリケーション間の従属故障を防止する技術が必要とされる。
ここで、プロセス空間を分離することによって、アプリケーションのメモリを保護することが可能である。異なるプロセスに属するアプリケーション間でデータをやり取りする場合、データ授受用の一時領域を用いることが一般的である。
特許文献1には、ソフトウェア間でデータを授受する技術が開示されている。この技術では、必要なメモリ容量を低減することを課題としている。この技術の車載ECUに搭載されたマイコンは、2つのコアと、各々のコアにより実行される第1ソフト及び第2ソフトと、第3ソフトによってアクセスされないASIL領域と、を備える。これら第1ソフト及び第2ソフトには、第3ソフトよりも高い安全度が設定されている。第2コアの要求部は、予め定められたタイミング毎に、第1ソフトから第2ソフトに提供される全てのデータのうちの一部であって、当該タイミングにて第2ソフトが必要とする一部のデータを第1コアに要求する。第1コアの書込部は、要求部によって要求されたデータをASIL領域に書き込み、書込完了を第2コアに通知する。そして、第2コアの読出部は、ASIL領域からデータを読み出している。
このように特許文献1には、ASILソフトウェア間でデータを授受する技術が開示されている。この技術では、QM(Quality Management)ソフトウェアからアクセスできないASIL専用の授受領域を介して、必要なデータに絞ってやり取りすることによって、メモリ消費量を抑制している。
時間駆動スケジューリングによってアプリケーションの実行時間を保証する環境においては、規定の時間内にアプリケーションが実行完了することが求められる。それに対して、プロセス空間を跨いでデータを授受する場合、プロセス間通信で発生するオーバーヘッドによって、ある程度の遅延が伴う。
例えば、汎用データベースを用いてデータを一元管理するシステムにおいては、安全性要求レベルの異なるアプリケーションが1つのマイコンに混在することが想定される。そのため、安全性要求レベルの高いアプリケーションが属するプロセスに汎用データベースを配置することが望ましい。その場合、安全性要求レベルの低いアプリケーションは、プロセス間通信で汎用データベースにアクセスすることとなり、その際に発生するオーバーヘッドがアプリケーションの実行時間を保証する上での課題となる。例えば、特許文献1のアクセス方法では、データを要求するアプリケーションの数やデータのサイズに応じて処理負荷が増大し、タスクの実行時間を保証することが困難になる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決し、最新の共有データを適切に管理することを主な目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、車両に搭載される電気及び電子部品の機能に関する安全性要求レベルの異なる複数のアプリケーションを有するアプリケーション部と、前記複数のアプリケーション各々で使用する共有データが記録される記録部と、前記複数のアプリケーション各々のタスク実行時間を制御する制御部と、を備えた車両制御装置であって、前記記録部は、前記安全性要求レベルの高いアプリケーションがアクセス可能で且つ前記安全性要求レベルの低いアプリケーションがアクセス不可能なデータベースと、前記安全性要求レベルの高いアプリケーションがアクセス不可能で且つ前記安全性要求レベルの低いアプリケーションがアクセス可能なキャッシュと、を有し、前記データベースとキャッシュとは、前記共有データを共有可能に構成されており、前記制御部は、前記アプリケーションの安全性要求レベルに応じて、前記データベースと前記キャッシュとを使い分ける。
本発明によれば、最新の共有データを適切に管理することができる。
以下、添付図面を参照して幾つかの実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については、同一の参照符号が付されている。
<車両制御装置>
図1は、第1実施形態に係る車両制御装置を示すブロック図である。
図1は、第1実施形態に係る車両制御装置を示すブロック図である。
車両制御装置1は、ハードウェアとして、メモリ100と、CPU(Central Processing Unit)130と、タイマ140とを有する。メモリ100は、ソフトウェアを格納する。メモリ100は、ソフトウェアとして、アプリケーション部110と、時分割ミドル部200と、OS(Operating System)120とを有する。
アプリケーション部110には、種別が異なる複数のアプリケーションを有する。種別が異なる複数のアプリケーションは、ASILアプリケーション111と、QMアプリケーション112とでよい。例えば、ASILアプリケーション111は、診断アプリケーションであり、QMアプリケーション112は、センサフュージョンアプリケーションである。ASILアプリケーション111と、QMアプリケーション112とは、プロセス間通信可能に構成されている。アプリケーション部110には、QMアプリケーションである軌道計画アプリケーション113が含まれてよい。
時分割ミドル部200には、記録部210と、制御部220とが含まれる。記録部210には、「データベース」の一例としての汎用データベース211と、「キャッシュ」の一例としてのキャッシュ領域212とが含まれる。汎用データベース211は、ASILアプリケーション111がアクセス可能で且つQMアプリケーション112がアクセス不可能である。汎用データベース211には、各アプリケーション111,112各々で使用される共有データが記録される。キャッシュ領域212は、ASILアプリケーション111がアクセス不可能で且つQMアプリケーション112がアクセス可能である。キャッシュ領域212には、各アプリケーション111,112各々で使用される共有データが一時的に記録される。制御部220には、メイン処理を実行するメイン処理部221と、コピー及び書き戻し処理を実行するコピー及び書き戻し処理部222とが含まれる。制御部220は、タイマ140に各アプリケーション111,112の起動タイミングを設定する。制御部220が設定した各アプリケーション111,112の起動タイミングが到来した場合、タイマ140は、各アプリケーション111,112のタスクの割り込みを発生させる。メイン処理部221は、タイマ140が発生させた各アプリケーション111,112の割り込み時間に、各アプリケーション111,112を起動する。
制御部220は、アプリケーション111,112の種別に応じて、汎用データベース211とキャッシュ領域212とを使い分ける。アプリケーション111,112の種別は、例えば、各アプリケーション111,112の安全性要求レベルである。安全性要求レベルは、自動車に搭載される電気及び電子部品の機能安全に関する基準であってよい。制御部220は、実行される各アプリケーション111,112の安全性要求レベルに応じて、汎用データベース211又はキャッシュ領域212へのコピー処理及び書き戻し処理222を実行する。尚、アプリケーション111,112の種別は、各アプリケーション111,112の優先順位でもよい。
<アプリケーション>
制御部220は、各アプリケーション111,112にタスクを割り当て、時間駆動スケジューリングで割り当てたタスクを実行する。ISO26262では、機能安全の視点から、危険事象が低い順に、QM、ASIL-A、ASIL-B、ASIL-C、及びASIL-Dに、タスクの安全性要求レベルを分類している。アプリケーションは、大きく分類すると、安全性を担保しなければならないASILアプリケーション(診断アプリケーション)111と、安全性保障に関係がないQMアプリケーション(センサフュージョンアプリケーション)112とがある。例えば、ASILアプリケーション111は、ソフトウェア及びハードウェアの故障を検知する処理を実行する。QMアプリケーション112は、センサなどの周辺装置から外部情報を取得する処理を実行する。
制御部220は、各アプリケーション111,112にタスクを割り当て、時間駆動スケジューリングで割り当てたタスクを実行する。ISO26262では、機能安全の視点から、危険事象が低い順に、QM、ASIL-A、ASIL-B、ASIL-C、及びASIL-Dに、タスクの安全性要求レベルを分類している。アプリケーションは、大きく分類すると、安全性を担保しなければならないASILアプリケーション(診断アプリケーション)111と、安全性保障に関係がないQMアプリケーション(センサフュージョンアプリケーション)112とがある。例えば、ASILアプリケーション111は、ソフトウェア及びハードウェアの故障を検知する処理を実行する。QMアプリケーション112は、センサなどの周辺装置から外部情報を取得する処理を実行する。
<時間駆動スケジューリング>
図2は、実施例1に係る時間駆動スケジューリング処理を示すタイムチャートである。
図2は、実施例1に係る時間駆動スケジューリング処理を示すタイムチャートである。
時分割ミドルウェア304は、ASILアプリケーション111に割り当てられたスロット301と、QMアプリケーション112に割り当てられたスロット302との実行単位で、各アプリケーション111,112の起動・停止を管理する。図2中のOS303は、各スロット301,302と、時分割ミドルウェア304との切り替えに要する時間である。
QMアプリケーション112が汎用データベース211にアクセスする際には、専用のAPI(Application Programming Interface)が使用される。この専用のAPIの処理では、次の実行タイミングで必要な共有データの取得要求310が時分割ミドルウェア304に発行される。時分割ミドルウェア304は、次のQMアプリケーション112に割り当てられたスロット302の起動直前で汎用データベース211からキャッシュ領域212に共有データを予めコピーするコピー処理を実行する(図2中の符号S1)。時分割ミドルウェア304は、時間駆動スケジューリングによって知り得る各アプリケーション111,112の起動タイミングに基づいて、汎用データベース211からキャッシュ領域212に共有データをコピーするタイミングを制御する。これにより、QMアプリケーション112は、キャッシュ領域212から実行に必要な共有データにアクセスする読み出し処理を実行する。これにより、QMアプリケーション112は、最新の共有データを参照することが可能になる(図2中の符号S2)。尚、汎用データベース211からキャッシュ領域212にコピーされる共有データは、QMアプリケーション112が必要な共有データに限定してよい。これにより、メモリ消費を抑えることができる。
次に、時分割ミドルウェア304は、QMアプリケーション112の実行結果を汎用データベース211に格納する書き戻し処理を実行する。書き戻し処理では、QMアプリケーション112がキャッシュ領域212に実行結果の共有データをコピーする書き込み処理を実行し(図2中の符号S3)、専用のAPIの処理において、書き込み要求311が時分割ミドルウェア304に発行される。時分割ミドルウェア304は、QMアプリケーション112に割り当てられたスロット302の終了直後にキャッシュ領域212から汎用データベース211に共有データを格納する書き戻し処理を実行する(図2中の符号S4)。これにより、ASILアプリケーション111は、常に最新の共有データを参照可能となる。
一方、ASILアプリケーション111が汎用データベース211にアクセスする際には、ASILアプリケーション111は、最新の共有データを参照することができる。ASILアプリケーション111は、ASILアプリケーション111の実行結果を汎用データベース211に格納する。これにより、ASILアプリケーション111及びQMアプリケーション112は、常に最新の共有データを参照可能となる。
<時分割ミドルウェア>
時分割ミドルウェア304は、QMアプリケーション112による汎用データベース211の共有データの読み出し及び書き込み処理(図2中のS2及びS3)を実行する。
時分割ミドルウェア304は、QMアプリケーション112による汎用データベース211の共有データの読み出し及び書き込み処理(図2中のS2及びS3)を実行する。
図3は、実施例1に係る読み出し及び書き込み処理を示すフローチャートである。
時分割ミドルウェア304は、前のスロットが正常に実行完了しているか否かを判定する(S401)。S401の判定結果が偽の場合(S401:NO)、時分割ミドルウェア304は、時間保護違反の処理を実行する(S402)。S401の判定結果が真の場合(S401:YES)、時分割ミドルウェア304は、コピー及び書き戻し処理を呼び出す(S500)。その後、時分割ミドルウェア304は、タイマ140に対して次のスロットの割り込みタイミングの設定処理を実行し(S403)、現在のスロットのタスクを実行状態に設定する(S404)。
図4は、実施例1に係るコピー及び書き戻し処理を示すフローチャートである。
図4の上半分が、QMアプリケーション112の直後の書き戻し処理(S510。図2中のS4)である。時分割ミドルウェア304は、直前のスロットがQMアプリケーション112か否かを判定する(S511)。S401の判定結果が真の場合(S401:YES)、時分割ミドルウェア304は、キャッシュ領域212から汎用データベース211にQMアプリケーション112の実行結果である共有データを格納する書き戻し処理を実行する(S512)。これにより、汎用データベース211の共有データを最新の状態に保つことが可能である。
図4の下半分が、QMアプリケーション112の直前のコピー処理(S520。図2中のS1)である。時分割ミドルウェア304は、直後のスロットがQMアプリケーション112か否かを判定する(S521)。S521の判定結果が真の場合(S521:YES)、時分割ミドルウェア304は、QMアプリケーション112の実行に必要な共有データを汎用データベース211からキャッシュ領域212にコピーするコピー処理を実行する(S522)。これにより、QMアプリケーション112は、最新の共有データを参照することが可能になる。
この構成によれば、車両制御装置1は、車両に搭載される電気及び電子部品の機能に関する安全性要求レベルの異なる複数のアプリケーション111,112を有するアプリケーション部110と、複数のアプリケーション111,112各々で使用する共有データを記録する記録部210と、複数のアプリケーション111,112各々のタスク実行時間を制御する制御部220と、を備える。記録部210は、安全性要求レベルの高いASILアプリケーション111がアクセス可能で且つ安全性要求レベル低いQMアプリケーション112がアクセス不可能な汎用データベース211と、安全性要求レベルの高いASILアプリケーション111がアクセス不可能で且つ安全性要求レベル低いQMアプリケーション112がアクセス可能なキャッシュ領域212とを有する。汎用データベース211とキャッシュ領域212とは、共有データを共有可能に構成されている。制御部220は、アプリケーション111,112の安全性要求レベルに応じて、汎用データベース211とキャッシュ領域212とを使い分ける。
これにより、車両制御装置1は、ASILアプリケーション111及びQMアプリケーション112各々で使用される共有データを最新な状態に管理することが可能となる。
さらに、制御部220は、安全性要求レベルの低いQMアプリケーション112を実行する場合、QMアプリケーション112の実行に必要な共有データを汎用データベース211からキャッシュ領域212に予めコピーするコピー処理を実行する。これにより、時間駆動スケジューリングによってタスクを実行する環境において、プロセス間通信を行わずに汎用データベース211を更新することができ、汎用データベース211へのアクセスに伴う遅延を抑制することができる。したがって、プロセス間通信で発生するオーバーヘッドの影響を低減し、アプリケーション111,112の実行時間を保障することが可能となる。
さらに、制御部220は、安全性要求レベルの低いQMアプリケーションの実行結果をキャッシュ領域212から汎用データベース211に格納する書き戻し処理を実行する。これにより、ASILアプリケーション111が汎用データベース211内の最新の共有データを参照することができる。
さらに、制御部220は、安全性要求レベルの高いASILアプリケーション111を実行する場合、ASILアプリケーション111の実行結果を汎用データベース211に格納する。これにより、ASILアプリケーション111及びQMアプリケーション112は、常に最新の共有データを参照可能となる。
実施例2に係る車両制御装置について説明する。実施例1は、車両制御装置が時間駆動スケジューリングを実行した。しかし、実施例2では、車両制御装置がラウンドロビンスケジューリングを実行する。第2実施形態に係る車両制御装置は、第1実施形態に係る車両制御装置とは、スケジューリングの構成が異なるだけであり、その他の構成は、第1実施形態に係る車両制御装置と同様である。したがって、第1実施形態との相違点を中心に述べる。
ラウンドロビンスケジューリングでは、実行可能なタスクにタイムスロット(実行時間)を割り当て、タイムスロット内にタスクの処理が完了しなかった場合、当該タスクを中断して別のタスクに処理を渡す。例えば、複数の端末が一つの回線を共有する環境におけるネットワークのスケジューリングにも適用可能であり、車載向けソフトウェア以外でも利用される方式である。
図5は、実施例2に係るラウンドロビンスケジューリング処理を示すタイムチャートである。
ラウンドロビンスケジューリング処理では、制御部220は、QMアプリケーションに割り当てられたスロット302の実行タイミングの前後で時分割ミドルウェア304を起動する。これにより、時分割ミドルウェア304は、汎用データベース211とキャッシュ領域212とを利用したコピー及び書き戻し処理を実行する。なお、ASILアプリケーション111は、汎用データベース211にアクセスする。このため、ASIL1アプリケーション601と、ASIL2アプリケーション602との間では、時分割ミドルウェア304を起動しない。
この構成によれば、制御部220は、各タスクに所定の実行時間を割り当てて、所定の実行時間内に一のタスクが完了しない場合、他のタスクを実行する。これにより、タスクが完了しない場合でも、別のタスクの実行に切り替えることができ、タスク実行の効率を高めることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく様々な変形例が含まれる。上記した各実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明されたものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。さらに、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、さらに、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:車両制御装置、110:アプリケーション部、111:ASILアプリケーション、112:QMアプリケーション、210:記録部、211:汎用データベース、212:キャッシュ領域、220:制御部
Claims (5)
- 車両に搭載される電気及び電子部品の機能に関する安全性要求レベルの異なる複数のアプリケーションを有するアプリケーション部と、
前記複数のアプリケーション各々で使用する共有データを記録する記録部と、
前記複数のアプリケーション各々のタスク実行時間を制御する制御部と、を備えた車両制御装置であって、
前記記録部は、
前記安全性要求レベルの高いアプリケーションがアクセス可能で且つ前記安全性要求レベルの低いアプリケーションがアクセス不可能なデータベースと、
前記安全性要求レベルの高いアプリケーションがアクセス不可能で且つ前記安全性要求レベルの低いアプリケーションがアクセス可能なキャッシュと、を有し、
前記データベースと前記キャッシュとは、前記共有データを共有可能に構成されており、
前記制御部は、前記アプリケーションの安全性要求レベルに応じて、前記データベースと前記キャッシュを使い分ける車両制御装置。 - 前記制御部は、前記安全性要求レベルの低いアプリケーションを実行する場合、当該アプリケーションの実行に必要な共有データを前記データベースから前記キャッシュに予めコピーするコピー処理を実行する、
前記1に記載の車両制御装置。 - 前記制御部は、前記安全性要求レベルの低いアプリケーションの実行結果を前記キャッシュから前記データベースに格納する書き戻し処理を実行する、
請求項2に記載の車両制御装置。 - 前記制御部は、前記安全性要求レベルが高いアプリケーションを実行する場合、当該アプリケーションの実行結果を前記データベースに格納する、
請求項3に記載の車両制御装置。 - 前記制御部は、各タスクに所定の実行時間を割り当てて、当該所定の実行時間内に一のタスクが完了しない場合、他のタスクを実行する、
請求項4に記載の車両制御装置。
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