JP2022063807A - ホルダー - Google Patents

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JP2022063807A
JP2022063807A JP2020172236A JP2020172236A JP2022063807A JP 2022063807 A JP2022063807 A JP 2022063807A JP 2020172236 A JP2020172236 A JP 2020172236A JP 2020172236 A JP2020172236 A JP 2020172236A JP 2022063807 A JP2022063807 A JP 2022063807A
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雅之 神山
Masayuki Kamiyama
佳明 土室
Yoshiaki Tsuchimura
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

Figure 2022063807000001
【課題】固定具を用いない、簡易な構成のホルダーで袋容器を確実に保持する。
【解決手段】内容液が充填された袋容器の注出口を支持して保持するホルダーであって、筒状の本体と、前記本体の一端開口部の周縁部に連設され、周縁部の一部に沿って折り曲げられて天面部を形成する2つの天面フラップ部と、を備え、天面フラップ部は、天面部を貫通する孔が設けられており、孔は、天面部を形成したときに、袋容器の注出口の外周面に設けられたフランジが挿通不可能で、フランジよりも下部に設けられた被保持部が挿通可能な大きさの保持用孔を形成するための第1領域と、天面部を形成する前に、フランジが挿通可能な大きさの挿通孔を形成するための第2領域と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホルダーに関し、特に、ディスペンサー等を取り付けた袋容器を装着するためのホルダーに関する。
近年、環境負荷の低減や省資源化等を目的として、内容液を収容する容器として、プラスチック製やガラス製の硬質の容器に代えて、樹脂製のシート材料を用いて形成された袋状の容器本体を有する袋容器が用いられている。このような袋容器においても、例えば、外装容器内に配置することによって、袋容器にポンプディスペンサーを着脱可能に装着できるものもある。ポンプディスペンサーは、袋容器の内容液を吸い上げて吐出する公知の吐出具であり、袋容器の天面部に設けられた注出口に着脱可能に取り付けて使用できるので、袋容器を交換等しながら、繰り返し使用できる。
袋容器にポンプディスペンサーを装着した場合、容器本体は、軟質の柔らかいシート材料が用いられているため、ポンプディスペンサーを押し下げる場合の押し下げ力を、容器本体によって支持することができない。
そのため、例えば、特許文献1には、コ字形の吊支腕を有する吊下スタンドを備えるディスペンサーであって、吊支腕の間に袋容器のつば部を挟み込んで吊り下げるディスペンサーが開示されている。また、特許文献2には、外箱と、注出口の首部分に嵌合して、袋容器の注出口を回動不能な状態で固定するシート状のストッパーとからなる液体容器が開示されている。さらに、特許文献3には、U字形状の差込固定具を有する袋容器ホルダーであって、天面壁部と環状張出し係止フランジとの間に差込固定具を差し込んで、袋容器とホルダーとを固定するものが開示されている。
実用新案登録第3066831号公報 特開2007-204059号公報 特開2020-70065号公報
しかしながら、特許文献1に記載のディスペンサーでは、片側が開放されたコ字形の吊支腕なので、材料や材質によっては袋容器を確実に保持することができない場合があった。また、特許文献2に記載の液体容器および特許文献3に記載の袋容器用ホルダーでは、液体容器やホルダーとは別個にストッパーまたは差込固定具を必要とするので、製造コストが上昇したり、紛失したりするので、簡易な構成のホルダーで袋容器を保持することができなかった。
したがって、本発明の課題は、固定具を用いなくても袋容器を容易に取り付けることができ、ポンプディスペンサーの使用時には袋容器を確実に保持できるホルダーに関する。
本発明は、内容液が充填された袋容器の注出口を支持して保持するホルダーであって、筒状の本体と、前記本体の一端開口部の周縁部に連設された、前記周縁部の一部に沿って折り曲げられて天面部を形成する少なくとも2つの天面フラップ部と、を備え、前記天面フラップ部は、前記天面部を貫通する孔が設けられており、前記孔は、前記天面部を形成したときに、前記袋容器の前記注出口の外周面に設けられたフランジが挿通不可能で、前記フランジよりも下部に設けられた被保持部が挿通可能な大きさの保持用孔を形成するための第1領域と、前記天面部を形成する前に、前記フランジが挿通可能な大きさの挿通孔を形成するための第2領域と、を有する、ホルダーに関する。
本発明のホルダーによれば、固定具を用いない、簡易な構成のホルダーで袋容器を確実に保持できる。
本発明の第1実施形態に係るホルダーの(a)天面フラップを閉じる前の斜視図、(b)天面フラップを閉じた状態の上面図である。 本発明の第2実施形態に係るホルダーの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るホルダーを薄板状部材から形成する場合の薄板状部材の展開図である。 本発明の第2実施形態に係るホルダーに保持される袋容器の一例を示す(a)全体斜視図、(b)スパウトの拡大側面図である。 本発明の第2実施形態に係るホルダーの(a)天面フラップ部を開いた状態の上面図、(b)天面フラップ部を閉じた状態の上面図、(c)天面部の上面図、(d)保持用孔の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るホルダーにより袋容器を支持した場合の注出口の部分拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るホルダーの(a)天面フラップ部を開いた状態の上面図、(b)天面フラップ部を閉じた状態の上面図、(c)天面部の上面図、(d)保持用孔の部分拡大図である。 本発明の第4実施形態に係るホルダーの(a)天面フラップ部を開いた状態の上面図、(b)天面部の上面図である。 本発明の第5実施形態に係るホルダーを薄板状部材から形成する場合の薄板状部材の展開図ある。
[第1実施形態]
<本実施形態の構造について>
以下、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るホルダーについて説明する。ホルダー10は、注出口やスパウトを有する袋容器を直立状態で使用するために用いられる保持器具である。ホルダー10は、内容液が充填された袋容器の注出口を支持して保持する。ホルダー10は、図1(a)に示すように本体11、少なくとも2つの天面フラップ部12,13を備える。本体11は、筒状である。天面フラップ部12,13は、本体11の一端開口部の周縁部11aに連設されている。天面フラップ部12,13は、周縁部11aの一部に沿って折り曲げられて天面部18を形成する。天面フラップ部12,13は、天面部18を貫通する孔が設けられており、孔は、第1領域14と、第2領域15とを有する。第2領域15は、天面フラップ部12,13を周縁部11aの一部に沿って折り曲げて図1(b)に示すように天面部18を形成する前に、袋容器の注出口の外周面に設けられたフランジが挿通可能な大きさの挿通孔16を形成するための領域である。第1領域14は、天面フラップ部12,13を周縁部の一部に沿って折り曲げて天面部18を形成したときに、フランジが挿通不可能で、フランジよりも下部に設けられた被保持部が挿通可能な大きさの保持用孔17を形成するための領域である。
<効果>
本実施形態によれば、固定具を用いない、簡易な構成のホルダーで袋容器を保持することができる。
[第2実施形態]
<本実施形態の構造について>
次に、本発明の第2実施形態に係るホルダーについて、図2~図6を参照して説明する。ホルダー20は、注出口やスパウトを有する袋容器を直立状態で使用するために用いられる保持器具である。まず、図2および図3を参照して、ホルダー20の構成について説明する。
ホルダー20は、直方体の箱型の器具であり、本体21と天面部27とを有している。本体21は、筒状の胴部に相当し、天面部27は、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを折り畳んで、重ね合わせることで形成される。なお、ホルダー20の底面部分は、貫通しており、開放されている。
<フラップの構造・組み立てについて>
本体21は、正面部22、背面部23、右側面部24および左側面部25から形成され、天面部27は、正面天面フラップ部27a、背面天面フラップ部27b、右側面天面フラップ部27cおよび左側面天面フラップ部27dから形成される。各天面フラップ部27a,27b,27c,27dは、本体21の一端である上端開口部の周縁部21aに連設されており、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dには、第2領域28,第1領域29が設けられている。各天面フラップ部27a,27b,27c,27dは、本体21の内側部分(中空部分)に向けて折り曲げられ、重ね合わせられ、天面部27が形成される。
<フラップの孔の形状・位置関係について>
各天面フラップ部27a,27b,27c,27dには、2つの第2領域28及び第1領域29が設けられている。各天面フラップ部27a,27b,27c,27dにおいて、第2領域28は、第1領域29よりも大きく、周縁部21aに近い側に設けられている。大きい方の第2領域28の上に小さい方の第1領域29が連設され、全体の形状として、頭部が小さく胴部が大きい雪だるまのような形状となっている。つまり、第2領域28及び第1領域29を合わせて形成される孔は、大円の一部と小円の一部とを重ねた形状となっている。第2領域28は、正面天面フラップ部27a、背面天面フラップ部27b、右側面天面フラップ部27cおよび左側面天面フラップ部27dの各天面フラップ部において、第1領域29よりも、周縁部21aに近い側に配置されている。また、第1領域29は、半径の小さい円弧で囲まれた領域となっており、第2領域28は、第1領域29を囲む円弧よりも半径の大きい円弧で囲まれた領域となっている。
<ホルダーの材料・製造方法・その他について>
次に、図3をさらに参照しながら、ホルダー20の構成の詳細について説明する。ホルダー20は、薄板状材料(シート材)から一体に形成される。薄板状材料は、例えば、合成樹脂製の薄板状シート材料(例えば、低発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のシート)や、ダンボール、マイクロフルート等による紙製の薄板状のシート材料、プラスチックダンボール等を、所定平面形状となるように成形したり、打ち抜いて裁断したりすることにより容易に得られる。薄板状材料の厚みは、約0.3~0.4mmであるが、これには限定されない。また、薄板状材料は、透明であっても、半透明であっても、色付きであってもよい。
ホルダー20は、前後一対の正面部22および背面部23と、正面部22の両側縁にそれぞれ連設する左右一対の右側面部24および左側面部25と、を含む中空の直方体形状を有している。
<正面天面フラップ部27aの構造について>
そして、正面天面フラップ部27aは、正面部22に折曲線22aを介して連設されている。正面天面フラップ部27aには、第2領域28及び第1領域29が設けられている。第2領域28は、第1領域29よりも本体21の上端開口部の周縁部21aの一部である折曲線22aに近い側に配置されている。図示したように、第2領域28の底部部分は、折曲線22aとほぼ接触する位置に配置されている。第2領域28の外周線は、約3/4円の円弧部分に相当し、第1領域29の外周線は、約1/2円の円弧部分に相当する。第2領域28の直径(半径)は、第1領域29の直径(半径)よりも大きい。第2領域28及び第1領域29は、縦方向(垂直方向)の軸が重なるように配置され、横方向(水平方向)の軸は平行に配置されているが、縦方向の軸のように重ならず所定距離ずれて配置されている。
<留めフラップ部27jの構造について>
留めフック27kを有する留めフラップ部27jは、正面天面フラップ部27aに折曲線27hを介して連設されている。留めフラップ部27jに設けられた留めフック27kは、円弧(半円)の切込線により囲まれた領域であり、ユーザが、指で押すと、押された方向に留めフラップ部27jから留めフック27kが浮き上がった状態となる。また、ユーザが指を放すと、留めフック27kは、元の位置に戻る。
<差込片27eの構造について>
左側面天面フラップ部27dは、正面部22に折曲線22cを介して連設された左側面部25に折曲線25aを介して連設されている。左側面天面フラップ部27dには、正面天面フラップ部27aと同様に第2領域28及び第1領域29が設けられている。第2領域28及び第1領域29は、折曲線25aから少し離れた位置に配置されている。
差込片27eは、左側面天面フラップ部27dに折曲線27lを介して連設されている。差込片27eは、六角形の小片であり、左側面天面フラップ部27dの上端部の中央付近に設けられている。差込片27eは、六角形を横倒しにした配置となっており、六角形の2つの頂点が、横を向いている。差込片27eの先端の幅は、中央付近の幅(対向する2つの頂点間を結ぶ線の長さ)よりも狭くなっている。このように、差込片27eの中央付近の幅が広くなっていることにより、後述する差込片挿入部27fに差込片27eを差し込んだ場合、幅広部分が引っ掛かり、差込片27eが差込片挿入部27fから抜け難くなる。
<フック孔23cの構造について>
フック孔23cは、左側面部25に折曲線23bを介して連設された背面部23に設けられた、留めフラップ部27jの留めフック27kが係止される。フック孔23cは、背面部23の上部、折曲線23aに近くに配置された孔であり、留めフック27kを引っ掛けるための孔である。つまり、留めフラップ部27jから浮き上がった留めフック27kが、フック孔23cに差し入れるようにして、留めフック27kが引っ掛けられる。
<右側面天面フラップ部27cの構造について>
右側面天面フラップ部27cは、正面部22に折曲線22bを介して連設された右側面部24に折曲線24aを介して連設されている。右側面天面フラップ部27cには、正面天面フラップ部27aなどと同様に第2領域28及び第1領域29が設けられている。第2領域28及び第1領域29は、折曲線24aから少し離れた位置に配置されている。
<差込片挿入部27fの構造について>
そして、差込片挿入部27fには、左側面天面フラップ部27dに設けられた、差込片27eが差し込まれる。差込片挿入部27fは、折曲線24aの中央付近に沿って開けられた孔である。差込片挿入部27fの口径は、差込片27eの最大幅より僅かに狭くなっている。そのため、差込片27eを差込片挿入部27fに差し込む場合、差込片27eを少し撓ませた状態で、差込片挿入部27fに差し込む必要がある。差込片挿入部27fを通過した差込片27eは、その後、弾性力により元の形状に復帰し、差込片挿入部27fから外れ難くなる。差込片27eを差込片挿入部27fから引き抜く場合、差し込む場合と同様に差込片27eを少し撓ませた状態で、差込片挿入部27fから引き抜けばよい。
<接着接合部26について>
接着接合部26は、折曲線24bを介して右側面部24に連設されている。接着接合部26は、細長い台形状の部材であり、表面に接着剤や粘着剤などが塗布され、背面部23の裏面側に貼り付けられ、背面部23と右側面部24とが接着接合部26を介して接合される。
各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを各折曲線22a,23a,24a,25aに沿って折り曲げて、重ね合わせると、後述する保持用孔29aが形成される。ホルダー20の底面部は、好ましくは開放されている方がよいが、閉じられていてもよい。ホルダー20の底面部が解放されていることで、水場での使用時に底面が汚れにくくなる。
<袋容器40の構造について>
次に、図4を参照して、ホルダー10、20に保持される袋容器40について説明する。袋容器40は、可撓性を備える軟質のシート材料を用いて形成される。袋容器40は、内容液を収容する袋本体45の上端部を形成する天面シート部46にディスペンサーが取り付けられて、使用される。ディスペンサーを取り付ける場合、スパウト42(注出口)に取り付けられたキャップ41を取り外し、キャップ41と交換にディスペンサーを取り付ける。キャップ41は、スパウト42を塞いで、内容液が漏れないようにするための部材である。キャップ41はスパウト42の雄ネジ44にネジ止めされる。そして、袋容器40の内容液がなくなった場合には、ディスペンサーを取り外し、新たな袋容器40に付け替えることで、ディスペンサーを再利用できるようになっている。フランジ43は、スパウト42に設けられた出っ張り部分であり、袋容器40をホルダー20に保持させる際の引っ掛かりとなる部分である。袋容器40は、フランジ43の下部に設けられた被保持部47において保持される。保持用孔29aは、スパウト42の水平方向の位置を規制できる大きさの円形の孔となっている。
<フラップの配置と閉じ方について>
図5を参照して、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dの閉じ方およびスパウト42の配置位置等について説明する。図5(a)に示したように、ホルダー20の本体21を組み立て、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを開いた状態で、上から下に向けて袋容器40を落とすように本体21の中空部分に収容する。袋容器40を収容したら、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じる。閉じる順序は、例えば、右側面天面フラップ部27cを閉じ、次に、対向する位置にある左側面天面フラップ部27dを閉じる。続けて、差込片27eを少し撓ませた状態で、差込片挿入部27fに差し込む。次に、背面天面フラップ部27bを閉じ、差込フラップ部27gを本体21の内側に差し込み、最後に、対向する位置にある正面天面フラップ部27aを閉じて、留めフック27kをフック孔23cに引っ掛ける。これにより、正面天面フラップ部27aにより、他の3つの天面フラップ部27b,27c,27dが抑え込まれる(図5(b)参照)。なお、各天面フラップ部を閉じる順序は、ここに示した順序には限定されない。
天面部27を閉じる際に、スパウトを第2領域28に形成された挿通孔28aに通す。天面部27が閉じられると、天面部27の中央に保持用孔29aが形成される。挿通孔28aは、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じる際に、スパウト42に設けられた最も外側に向けて出っ張った部分であるフランジ43やキャップ41を通すための孔である。つまり、ユーザは、例えば、右側面天面フラップ部27cの周縁部21aとは反対側の端部を摘まんで、本体21の中空部分に向けて引っ張る。第2領域28が周縁部21aに近い側に配置されているので、ユーザは、右側面天面フラップ部27cを引っ張りながらキャップ41を通せるので、作業性が高い。保持用孔29aの縁部には、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dの第1領域29の縁部が位置している。つまり、天面部27を平面視した場合、保持用孔29aの全周に沿って、すなわち、保持用孔29aの周縁部に、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dの4つの領域の縁部が位置している。
そして、ユーザは、キャップ41やフランジ43を通す第2領域28にスパウト42を通す(図5(c)参照)。スパウト42が通ったら、ユーザは、右側面天面フラップ部27cを引っ張る力を弱めると、保持用孔29aがフランジ43よりも下部に設けられた被保持部47に引っ掛かるので、袋容器40を保持できる。このように、保持用孔29aは、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dに設けられた第1領域29がそれぞれ重ね合わさって形成される孔である。つまり、それぞれの大きさは保持用孔29a<キャップ41、フランジ43<挿通孔28aという関係となっている(図5(c)及び(d)参照)。そして、図5(b)及び(d)に示すように、第2領域28の最大幅xは、天面部を形成した状態において、第1領域29の被保持部47と接触することになる縁上の2点間yの最大幅より大きくなっている。ここで、第1領域29および第2領域28の最大幅は、天面フラップと本体の一端開口部とを連設している周縁部21aに沿った方向の長さをいう。
図6に示したように、天面部27は、上から、正面天面フラップ部27a、背面天面フラップ部27b、左側面天面フラップ部27d、右側面天面フラップ部27cの順に並んでいる。これは、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じたときとは逆の順序となっている。すなわち、最後に閉じられた正面天面フラップ部27aが、最上位(最も外側)に位置している。そして、フランジ43と正面天面フラップ部27aとが密着するので、スパウト42の上下方向の位置が規制され、袋容器40を上下方向に固定でき、天面部27により袋容器40の荷重を支える。
<第1及び第2領域の効果>
本実施形態によれば、固定具を用いないので、ホルダー作成時の部品の点数を減らせる。また、薄いシート材料のみから作成できるので、容易に加工できる。また、大きさの異なる2つの領域を各天面フラップ部に設けたので、直径の大きな部分であるキャップやフランジを容易に通すことができ、ユーザにとって、作業がし易いホルダーとなっている。
[第3実施形態]
<本実施形態の構造について>
次に本発明の第3実施形態に係るホルダーについて、図7を用いて説明する。本実施形態に係るホルダー50は、上記第1実施形態および第2実施形態と比べると、各天面フラップ部に設けられる領域の形状が異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
ホルダー50においては、図7(a)に示したように、正面天面フラップ部27aおよび背面天面フラップ部27bに第2領域51及び第1領域52が設けられている。第2領域51は、矩形形状であり、第1領域52は、三角形形状である。ここでは、第1領域52は、三角形形状であるが、五角形以上の多角形形状であってもよい。そして、各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じると、天面部27の中央に保持用孔52a、保持用孔52aを取り囲むように挿通孔51aが形成される。右側面天面フラップ部27cおよび左側面天面フラップ部27dには、円形の領域53が設けられており、袋容器40のキャップ41やフランジ43を通すことができる。なお、右側面天面フラップ部27c及び左側面天面フラップ部27dは、設けても、設けなくてもよい。そして、保持用孔52aの縁部には、各天面フラップ部27a,27bの第1領域52の縁部が位置している。つまり、天面部27を平面視した場合、保持用孔52aの周縁部に、各天面フラップ部27a,27bの2つの第1領域52の直線状の縁部が位置している。保持用孔52aは、平面視で、複数の直線状の辺を有しており、第1領域52は、保持用孔52aの5辺に配される直線状の辺を有する形状となっている。
そして、図7(b)及び(d)に示すように、第2領域51の最大幅xは、天面部を形成した状態において、第1領域29の被保持部47と接触することになる縁上の2点間yの最大幅より大きくなっている。また、図7(b)及び(d)に示すように、第1領域52と第2領域51の最大幅は、横方向を示す。
上述したように、挿通孔51aは、挿通孔28aと同様に袋容器40のキャップ41やフランジ43を通すための孔であり、保持用孔52aは、保持用孔29aと同様にスパウト42の被保持部47を保持して、袋容器40を保持するための孔である(図7(b)参照)。袋容器40のキャップ41やフランジ43を通す場合には、図7(c)に示したように、挿通孔51aを用いる。
各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じて天面部27を形成すると、保持用孔52aは、ひし形の頂点が削られた形状の孔となる。しかしながら、図7(d)に示したように、4つの長辺部分で被保持部47を確実に保持できる。
本実施形態によれば、スパウトの被保持部を確実に保持できる保持用孔の形状であれば、いずれの形状であっても袋容器を確実に保持できる。
[第4実施形態]
<本実施形態の構造について>
次に本発明の第4実施形態に係るホルダーについて、図8を用いて説明する。本実施形態に係るホルダー60は、上記第1実施形態~第3実施形態と比べると、背面天面フラップ延設部および長円孔を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態~第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図8(a)に示したように、ホルダー60は、背面天面フラップ延設部61を有する。背面天面フラップ延設部61は、背面天面フラップ部27bに折曲線61aを介して連設されている。背面天面フラップ延設部61は、折曲線61aに対して背面天面フラップ部27bと線対称の形状をしている。つまり、背面天面フラップ延設部61と背面天面フラップ部27bとは、同じ形状、同じ面積である。そして、背面天面フラップ部27bと背面天面フラップ延設部61を貫くように楕円形の長円孔62が設けられている。長円孔62は、折曲線61aを挟んで対称な形状をしている。
<フラップの閉じ方について>
そして、背面天面フラップ延設部61および各天面フラップ部27a,27b,27c,27dを閉じると、図8(b)に示したように、天面部27が形成される。天面部27は、上記第1実施形態~第3実施形態と比べて、天面部27を構成する天面フラップ部の枚数が1枚多い。つまり、天面部27を形成する場合、まず、背面天面フラップ延設部61を折曲線61aに沿って折り畳み、後は、第2実施形態および第3実施形態と同様に、右側面天面フラップ部27c、左側面天面フラップ部27d、背面天面フラップ部27b、正面天面フラップ部27aの順に各天面フラップ部を折り曲げて、重ねる。このように、背面天面フラップ部27bを二つ折り構造としたので、天面部が5枚の天面フラップで構成されるので、天面部27の強度をより高くできる。
背面天面フラップ部27bおよび背面天面フラップ延設部61を折曲線61aに沿って折り畳んでできる天面フラップ部には、一端が開放された開口部を有する挿通孔62aが形成される。すなわち、図8(b)に示したように、挿通孔62aは、紙面下方に向かって開放された開口部を有している。そのため、袋容器40のキャップ41やフランジ43を通す際に、開放部からキャップ41やフランジ43を通すと通し易くなる。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、天面フラップ部を二つ折りにして、天面部を構成する天面フラップ部の枚数を増やしたので、ホルダーの天面部の強度が上がり、より確実に袋容器を支持できる。
[第5実施形態]
<本実施形態の構造について>
次に本発明の第5実施形態に係るホルダーについて、図9を用いて説明する。本実施形態に係るホルダー70は、上記第1実施形態~第4実施形態と比べると、ホルダー70の本体を構成する各部の形状が台形形状となっている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態~第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
ホルダー70は、1枚のシート材から形成され、正面部71、背面部72、右側面部73、左側面部74および接着接合部75を有し、これらは、台形形状となっている。これらの部材で、ホルダー70の本体が形成される。右側面部73および左側面部74の中央には、鉛直方向に折曲線73a,74aが設けられている。シート材からホルダー70を組み立てた際、右側面部73および左側面部74を折曲線73a,74aに沿って、折り曲げ、上から見て、山型形状となるようにする。ホルダー70を上から見ると、ホルダー70は、六角形形状となるため、図4に示した形状の袋容器40の場合、ホルダー70によりフィットし易くなる。
ホルダー70は、正面部71、背面部72、右側面部73、左側面部74および接着接合部75を有し、これらは台形形状となっている。詳述すると、正面部71、背面部72は下端の長さより上端の長さの方が大きい。右側面部73、左側面部74は、上端より下端の長さの方が大きい。つまり、交互に正立の台形形状と倒立の台形形状が並んでいる。
正面部71、背面部72の上端の長さが、右側面部73、左側面部74の上端の長さより長くなっている。一方、正面部71、背面部72の下端の長さと、右側面部73、左側面部74の下端の長さとの差は上端に比べて小さい。
そうすることにより、ホルダー70を組み立てた際に、上部側が長方形状になる一方、下端側が正方形に近い形となるため、正立時に安定しやすくなる。
右側面部73の中央には、鉛直方向に折曲線73aが設けられており、折曲線73aと差込片27eとが交差している。差込片挿入部27fに差込片27eを挿入した際に、右側面部73及び差込片挿入部27fは折曲線73aによって撓んだ状態になっているため、ホルダー70の使用時に差込片27eが外れにくくなる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたホルダーも、本発明の範疇に含まれる。また、本発明の効果が奏される限りにおいて、例えば、挿通孔および保持用孔の形状はいかなる形状であってもよい。
10 ホルダー
11 本体
11a 周縁部
12 天面フラップ部
13 天面フラップ部
14,29,52 第1領域
15,28,51 第2領域
16 挿通孔
17 保持用孔
18 天面部
20 ホルダー
21 本体
21a 周縁部
22 正面部
22a,22b,22c 折曲線
23 背面部
23a,23b 折曲線
23c フック孔
24 右側面部
24a,24b 折曲線
25 左側面部
25a 折曲線
26 接着接合部
27 天面部
27a 正面天面フラップ部
27b 背面天面フラップ部
27c 右側面天面フラップ部
27d 左側面天面フラップ部
27e 差込片
27f 差込片挿入部
27g 差込フラップ部
27h,27i 折曲線
27j 留めフラップ部
27k 留めフック
27l 折曲線
28a 挿通孔
29a 保持用孔
40 袋容器
41 キャップ
42 スパウト(注出口)
43 フランジ
44 雄ネジ
45 袋本体
46 天面シート部
47 被保持部
50 ホルダー
53 領域
51a 挿通孔
52a 保持用孔
60 ホルダー
61 背面天面フラップ延設部
61a 折曲線
62 長円孔
62a 挿通孔
70 ホルダー
71 正面部
72 背面部
73 右側面部
73a 折曲線
74 左側面部
74a 折曲線
75 接着接合部

Claims (7)

  1. 内容液が充填された袋容器の注出口を支持して保持するホルダーであって、
    筒状の本体と、
    前記本体の一端開口部の周縁部に連設され、前記周縁部の一部に沿って折り曲げられて天面部を形成する少なくとも2つの天面フラップ部と、
    を備え、
    前記天面フラップ部は、前記天面部を貫通する孔が設けられており、
    前記孔は、
    前記天面部を形成したときに、前記袋容器の前記注出口の外周面に設けられたフランジが挿通不可能で、前記フランジよりも下部に設けられた被保持部が挿通可能な大きさの保持用孔を形成するための第1領域と、
    前記天面部を形成する前に、前記フランジが挿通可能な大きさの挿通孔を形成するための第2領域と、
    を有する、ホルダー。
  2. 前記第2領域の最大幅は、前記天面部を形成した状態において、前記第1領域の前記被保持部と接触する縁上の2点間の最大幅よりも大きい、請求項1に記載のホルダー。
  3. 前記孔は、大円の一部と小円の一部とを重ねた形状となっており、
    前記第1領域は、半径の小さい円弧で囲まれた領域であり、前記第2領域は、前記第1領域を囲む円弧よりも半径の大きい円弧で囲まれた領域である請求項1又は2に記載のホルダー。
  4. 前記第1領域は、矩形形状であり、
    前記第2領域は、多角形形状である、請求項1又は2に記載のホルダー。
  5. 前記第2領域は、前記天面フラップ部において、前記第1領域よりも、前記周縁部に近い側に配置されている請求項1~4のいずれか1項に記載のホルダー。
  6. 前記本体は、薄板状材料から一体に形成され、前後一対の正面部および背面部と、前記正面部の両側縁にそれぞれ連設する左右一対の左側面部および右側面部と、を含む中空の直方体形状を有し、
    前記天面フラップ部は、正面天面フラップ部、左側面天面フラップ部および右側面天面フラップ部を含み、
    前記正面部に折曲線を介して連設された前記正面天面フラップ部と、
    前記正面天面フラップ部に折曲線を介して連設された留めフックを有する留めフラップ部と、
    前記正面部に折曲線を介して連設された前記左側面部に折曲線を介して連設された前記左側面天面フラップ部と、
    前記左側面天面フラップ部に折曲線を介して連設された差込片と、
    前記左側面部に折曲線を介して連設された前記背面部に設けられた、前記留めフラップ部の前記留めフックが係止されるフック孔と、
    前記正面部に折曲線を介して連設された前記右側面部に折曲線を介して連設された前記右側面天面フラップ部と、
    前記右側面天面フラップ部に設けられた、前記差込片が差し込まれる差込口と、
    をさらに有する、請求項1~5のいずれか1項に記載のホルダー。
  7. 前記背面部に折曲線を介して連設された第1背面天面フラップ部と、
    前記第1背面天面フラップ部に折曲線を介して連設された第2背面天面フラップ部と、
    を有し、
    前記第2背面天面フラップ部を、前記第1背面天面フラップ部と前記第2背面天面フラップ部との間の折曲線に沿って折り畳んだ場合、一端が開放された開口部有する第3孔が形成される、請求項6に記載のホルダー。
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