JP2022063620A - 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法 - Google Patents

異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022063620A
JP2022063620A JP2020171970A JP2020171970A JP2022063620A JP 2022063620 A JP2022063620 A JP 2022063620A JP 2020171970 A JP2020171970 A JP 2020171970A JP 2020171970 A JP2020171970 A JP 2020171970A JP 2022063620 A JP2022063620 A JP 2022063620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feature amount
abnormality detection
unit
abnormality
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020171970A
Other languages
English (en)
Inventor
新伍 川端
Shingo Kawabata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2020171970A priority Critical patent/JP2022063620A/ja
Publication of JP2022063620A publication Critical patent/JP2022063620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

【課題】データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認する。【解決手段】異常検知システムは、検査対象物の振動を検出する振動センサと、前記振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換部と、前記変換部が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成部と、前記特徴量生成部が生成した前記区間の前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する送信部と、前記送信部が送信した前記特徴量に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する前記異常検知装置とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法に関する。
近年、振動を検出して、モータなどの回転機の異常を検知する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、このような異常検知の技術において、振動センサの検出データに、FFT(Fast Fourier Transform)解析を実施して、収集するデータ通信量を低減する試みが行われている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平10-63301号公報 特開2018-152662号公報
しかしながら、特許文献2に記載した技術では、データ通信量が未だ多く、さらなるデータ通信量の低減が求められている。また、データ通信量をさらに低減するために、振動センサにおいて検出データの解析を行い、解析結果を送信する手法が考えられるが、このような手法では、解析結果の元データである検出データが消失しているため、後で検出データの特徴を確認することが困難であった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、検査対象物の振動を検出する振動センサと、前記振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換部と、前記変換部が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成部と、前記特徴量生成部が生成した前記区間の前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する送信部と、前記送信部が送信した前記特徴量に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する前記異常検知装置とを備えることを特徴とする異常検知システムである。
また、本発明の一態様は、検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換部と、前記変換部が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成部と、送信部に対して、前記特徴量生成部が生成した前記区間の前記重心位置を、検知装置に送信させる送信処理部とを備えることを特徴とするデータ処理装置である。
また、本発明の一態様は、検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データが、周波数領域の表現に変換された周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として取得する特徴量取得部と、前記特徴量取得部が取得した、前記区間の前記重心位置に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する異常検知部とを備えることを特徴とする異常検知装置である。
また、本発明の一態様は、変換部が、検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換ステップと、特徴量生成部が、前記変換ステップによって変換された周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成ステップと、送信部が、前記特徴量生成ステップによって生成された前記区間の前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する送信ステップと、前記異常検知装置が、前記送信ステップによって送信された前記特徴量に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する異常検知ステップとを含むことを特徴とする異常検知方法である。
本発明によれば、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる。
本実施形態による異常検知システムの一例を示すブロック図である。 本実施形態における振動センサの検出データの一例を示す図である。 本実施形態における周波数領域表現の検出データの一例を示す図である。 本実施形態における特徴量の一例を示す図である。 本実施形態における分割範囲ごとの重心位置と復元された検出データの一例を示す図である。 本実施形態によるデータ処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態による異常検知装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態による異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法につて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による異常検知システム1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、異常検知システム1は、振動センサ2と、通信装置3と、異常検知装置4とを備える。異常検知システム1は、検査対象物TGを監視し、検査対象物TGの異常を検知するシステムである。
振動センサ2は、検査対象物TGに設置されたセンサであり、検査対象物TGの振動を検出する。振動センサ2は、検査対象物TGの振動を検出した検出データを、通信装置3に供給する。
検査対象物TGは、異常検知システム1で異常を検知する対象物であり、例えば、モータやファンなどの回転機である。
通信装置3は、振動センサ2の検出データを、異常検知の判定のための前処理を行い、異常検知装置4に、異常検知の判定のためデータを送信する。通信装置3は、記憶部31と、制御部32と、無線通信部33とを備える。
記憶部31は、通信装置3が利用する各種情報を記憶する。記憶部31は、検出データ記憶部311と、周波数データ記憶部312と、特徴量記憶部313とを備える。
検出データ記憶部311は、振動センサ2が検出した検出データを記憶する。検出データ記憶部311は、例えば、時系列データ(時間領域のデータ)であり、日時情報と、検出値とを対応付けて記憶する。検出データ記憶部311は、例えば、図2に示すような検出データを記憶する。
図2は、本実施形態における振動センサ2の検出データの一例を示す図である。
図2に示すグラフの横軸は、時間を示し、縦軸は、振動センサ2の検出値を示している。また、波形W1は、振動センサ2が検出した振動の波形を示している。
検出データ記憶部311は、波形W1のような振動を示す時系列データを記憶する。
図1の説明に戻り、周波数データ記憶部312は、振動センサ2の時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換した検出データを記憶する。周波数データ記憶部312は、例えば、図3に示すような、周波数領域表現の検出データを記憶する。
図3は、本実施形態における周波数領域表現の検出データの一例を示す図である。
図3において、グラフの横軸は、周波数を示し、縦軸は、振幅値を示している。また、波形W2は、上述した図2に示す振動センサ2の検出データを、周波数領域表現にした検出データを示している。
周波数データ記憶部312は、図3の波形W2に示すような周波数領域表現の検出データを記憶する。なお、振動センサ2の時系列の検出データから、周波数領域表現の検出データに変換する詳細については、後述する。
再び、図1の説明に戻り、特徴量記憶部313は、振動センサ2の検出データから生成した、特徴量を記憶する。ここで、特徴量は、周波数領域表現の検出データを所定の範囲に分割して、分割した分割範囲ごとの重心位置を算出したものである。特徴量記憶部313は、例えば、分割範囲と、重心位置とを対応付けて記憶する。なお、特徴量の生成処理の詳細については、後述する。
制御部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサなどであり、通信装置3を統括的に制御する。制御部32は、振動センサ2が検出した検出データを取得し、当該検出データを、検出データ記憶部311に記憶させるとともに、当該検出データに基づく特徴量を生成して、後述する無線通信部33を介して、異常検知装置4に特徴量を送信する。
制御部32は、変換部321と、特徴量生成部322と、送信処理部323とを備える。
変換部321は、振動センサ2が検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する。変換部321は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を用いて、時系列の検出データを周波数領域表現の検出データに変換する。
具体的に、変換部321は、検出データ記憶部311が記憶する、図2の波形W1のような時系列の検出データを取得し、FFTを用いて、時系列の検出データを、図3の波形W2のような、周波数領域表現の検出データに変換する。変換部321は、変換した周波数領域表現の検出データを、周波数データ記憶部312に記憶させる。
なお、変換部321は、周波数領域表現の検出データを、周波数を対数スケールに変換してもよい。
特徴量生成部322は、変換部321が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する。特徴量生成部322は、周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数の分割範囲(分割区間の一例)に分割し、分割範囲ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として生成する。特徴量生成部322は、周波数データ記憶部312から周波数領域表現の検出データを取得し、所定の周波数範囲で複数に分割する。所定の周波数範囲は、周波数の範囲を、分割数で等分割した周波数幅の等しい範囲でもよいし、分割範囲ごとに、異なる周波数幅が設定されてもよい。また、所定の周波数範囲は、周波数の対数スケールにより、等分割するようにしてもよい。特徴量生成部322は、分割範囲ごとに、検出データ(振幅値)を積分して面積を生成し、分割範囲ごとの重心位置を生成する。
ここで、重心位置は、横軸の周波数と、縦軸の振幅値とにより表される位置座標である。
具体的に、特徴量生成部322は、図4に示すような、周波数領域表現の検出データの重心位置を特徴量として生成する。
図4は、本実施形態における特徴量の一例を示す図である。
図4(a)は、特徴量生成部322が、周波数範囲を2分割した場合に生成した特徴量を示している。図4(a)に示す例では、特徴量生成部322は、波形W2の周波数領域表現の検出データを、分割範囲DR1及び分割範囲DR2の2つの分割範囲DRに分割し、分割範囲DRごとに重心位置を生成する。
すなわち、特徴量生成部322は、分割範囲DR1の検出データ(振幅値)を積分して面積を算出して、重心位置G1を生成する。また、特徴量生成部322は、分割範囲DR2の検出データ(振幅値)を積分して面積を算出して、重心位置G2を生成する。このように、特徴量生成部322は、重心位置G1及び重心位置G2を特徴量として生成する。
また、図4(b)は、特徴量生成部322が、周波数範囲を10分割した場合に生成した特徴量を示している。図4(b)に示す例では、特徴量生成部322は、波形W2の周波数領域表現の検出データを、10個の分割範囲DRに分割し、分割範囲DRごとに重心位置を生成する。特徴量生成部322は、図4(b)に示すように、10個の重心位置(黒丸)を、特徴量として生成する。
特徴量生成部322は、図4に示すような重心位置と、分割範囲とを対応付けて、特徴量記憶部313に記憶させる。
なお、一般的なモータの監視では、以下の3つの周波数範囲が、故障に影響することが知られている。
(1)0Hz(ヘルツ)~100Hzの周波数範囲は、交流電源やモータ自体の故障による振動に影響する。
(2)100Hz~1000Hzの周波数範囲は、ベヤリング系の末期的な故障による振動に影響する。
(3)1000Hz以上の周波数範囲は、ベヤリング系の初期的な故障による振動に影響する。
特徴量生成部322は、上述した(1)~(3)の周波数範囲を考慮して、3分割以上の分割範囲に分割して、分割範囲ごとの重心位置を生成することが望ましい。
また、特徴量生成部322は、周波数領域表現の検出データの特性に応じて、分割範囲の分割数を変更するようにしてもよい。また、特徴量生成部322は、例えば、モータの回転数に応じて、周波数範囲の分割数及び分割範囲を変更するようにしてもよい。
また、特徴量生成部322は、各分割範囲と重心位置とを対応付けて、特徴量記憶部313に記憶させる。
送信処理部323は、後述する無線通信部33に対して、特徴量生成部322が生成した分割範囲ごとの重心位置を、異常検知装置4に送信させる。送信処理部323は、特徴量記憶部313が記憶する分割範囲ごとの重心位置を取得し、特徴量として、無線通信部33を介して、異常検知装置4に送信する。
無線通信部33(送信部の一例)は、無線通信により異常検知装置4と通信可能な通信部である。無線通信部33は、例えば、LPWA(Low Power Wide Area)規格のZETA(ゼタ)により構築されたメッシュネットワークNW1に接続して、異常検知装置4との間で通信可能である。無線通信部33は、特徴量生成部322が生成した分割範囲ごとの重心位置を、特徴量として、異常検知装置4に送信する。無線通信部33は、例えば、分割数分の分割範囲と重心位置とを対応付けて、異常検知装置4に送信する。なお、分割数及び分割範囲が予め定められている場合には、無線通信部33は、分割範囲ごとの重心位置のみを送信してもよい。
なお、本実施形態において、通信装置3は、データ処理装置10を備えている。データ処理装置10は、上述した記憶部31と、制御部32とを備える。
異常検知装置4は、例えば、メッシュネットワークNW1に接続されたサーバ装置であり、メッシュネットワークNW1を介して、通信装置3から送信された振動センサ2の検出データの特徴量を受信する。異常検知装置4は、受信した特徴量に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。すなわち、異常検知装置4は、無線通信部33が送信した特徴量に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。
また、異常検知装置4は、無線通信部41と、装置記憶部42と、装置制御部43とを備える。
無線通信部41は、例えば、上述した無線通信部33と同様に、無線通信のLPWA規格のZETAにより、通信装置3との間の通信を行う。
装置記憶部42は、異常検知装置4が利用する各種情報を記憶する。装置記憶部42は、特徴量記憶部421と、正常特徴量記憶部422と、復元データ記憶部423とを備える。
特徴量記憶部421は、通信装置3から受信した特徴量を記憶する。特徴量記憶部421は、例えば、通信装置3から受信した受信日時と、特徴量(分割範囲と対応付けた複数の重心位置)とを対応付けて記憶する。
正常特徴量記憶部422は、正常状態における特徴量を記憶する。正常特徴量記憶部422は、例えば、正常状態の特徴量(分割範囲と対応付けた複数の重心位置)と、特徴量の正常状態の許容範囲とを対応付けて記憶する。なお、回転数に応じて、分割範囲及び分割数を変更する場合など、複数パターンの特徴量に対応する場合には、正常特徴量記憶部422は、対応する複数パターンに応じた複数の正常状態の特徴量を記憶するようにしてもよい。
復元データ記憶部423は、通信装置3から受信した特徴量から周波数領域表現の検出データを復元した復元データを記憶する。ここで、復元データは、分割範囲ごとの重心位置に基づいて復元された周波数領域表現の検出データである。復元データ記憶部423は、例えば、図5に示す波形W3のような復元データを記憶する。なお、復元データを生成する詳細については、図5を参照して後述する。
装置制御部43は、例えば、CPUを含むプロセッサなどであり、異常検知装置4を統括的に制御する。装置制御部43は、通信装置3から受信した特徴量に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。また、装置制御部43は、異常が発生した検出データを確認及び解析する場合に、通信装置3から受信した特徴量に基づいて、周波数領域表現の検出データを復元する。
装置制御部43は、特徴量取得部431と、異常検知部432と、復元部433とを備える。
特徴量取得部431は、検査対象物TGの振動を検出する振動センサ2が検出した時系列の検出データが、周波数領域の表現に変換された周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数に分割し、分割範囲ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として取得する。特徴量取得部431は、無線通信部41が通信装置3から受信した特徴量を取得し、取得した特徴量を特徴量記憶部421に記憶させる。特徴量取得部431は、通信装置3から受信した受信日時と、特徴量(分割範囲と対応付けた複数の重心位置)とを対応付けて特徴量記憶部421に記憶させる。なお、特徴量取得部431は、受信した特徴量を受信日時と対応付けて、特徴量の履歴情報として特徴量記憶部421に記憶させる。この特徴量の履歴情報は、異常が検知された際に、検出データを復元する際に利用される。
異常検知部432は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて検査対象物TGの異常を検知する。異常検知部432は、例えば、特徴量記憶部421が記憶する通信装置3から受信した特徴量と、正常特徴量記憶部422が記憶する正常状態における特徴量とに基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。具体的に、異常検知部432は、通信装置3から受信した特徴量が、正常状態における特徴量の許容範囲内であるか否かに応じて、検査対象物TGの異常を判定する。異常検知部432は、通信装置3から受信した特徴量が、正常状態における特徴量の許容範囲外になった場合に、検査対象物TGが異常であると判定し、検査対象物TGの異常を検知したことを示す警報を異常検知装置4の外部に出力する。
復元部433は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、周波数領域表現の検出データの推定波形を復元する。復元部433は、特徴量記憶部421が記憶する履歴情報により、復元対象の受信日時に対応する特徴量を取得する。ここで、復元部433は、分割範囲ごとに、分割範囲と重心位置との組を取得する。復元部433は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、分割範囲ごとに、分割範囲の幅(DR)の一定値を推定値として、例えば、図5に示す波形W3のような推定波形を復元する。
図5は、本実施形態における分割範囲ごとの重心位置と復元された検出データの一例を示す図である。
図5に示すグラフは、横軸が、周波数を示し、縦軸が振幅値を示している、また、この図に示す例は、周波数範囲を10分割した例であり、各分割範囲DRの黒丸が重心位置(特徴量)を示している。
また、波形W3は、上述した重心位置(特徴量)に基づいて、復元部433が復元した検出データの波形を示している。復元部433は、図5に示す10分割した分割範囲の重心位置に基づいて、波形W3に示すような復元波形(復元データ)を生成する。
復元部433は、生成した復元データを、復元データ記憶部423に記憶させる。
なお、復元データ記憶部423が記憶する復元データは、例えば、ネットワークを介して、異常検知装置4に接続された端末装置(不図示)により読み出されて、検査対象物TGの異常の解析に利用される。
次に、図面を参照して、本実施形態による異常検知システム1の動作について説明する。
まず、図6を参照して、本実施形態による異常検知システム1の通信装置3の動作について説明する。
図6は、本実施形態による通信装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、通信装置3(データ処理装置10)は、まず、振動センサ2の検出データをFFTして、周波数領域表現に変換する(ステップS101)。すなわち、通信装置3の変換部321は、検出データ記憶部311が記憶する時系列の検出データ(例えば、図2に示す波形W1のデータ)を取得し、FFTを用いて、時系列の検出データを、図3に示す波形W2のような周波数領域表現の検出データに変換する。変換部321は、変換した周波数領域表現の検出データを、周波数データ記憶部312に記憶させる。
次に、通信装置3は、周波数領域表現の検出データを分割し、分割範囲ごとに、重心位置を生成する(ステップS102)。すなわち、通信装置3の特徴量生成部322は、周波数データ記憶部312から周波数領域表現の検出データを取得し、図4に示すように、所定の周波数範囲で複数に分割する。特徴量生成部322は、分割範囲ごとに、検出データ(振幅値)を積分して面積を生成し、図4に示す黒丸のように、分割範囲ごとの重心位置を特徴量として生成する。特徴量生成部322は、生成した特徴量を、各分割範囲と重心位置とを対応付けて、特徴量記憶部313に記憶させる。
次に、通信装置3は、分割範囲ごとの重心位置を特徴量として、無線通信部33に送信させる(ステップS103)。通信装置3の送信処理部323は、無線通信部33に対して、特徴量生成部322が生成した分割範囲ごとの重心位置を特徴量として、異常検知装置4に送信させる。ステップS103の処理後に、通信装置3は、処理を終了する。
なお、本実施形態による通信装置3は、上述したステップS101からステップS103の処理を、所定の時間間隔で繰り返し実行する。
次に、図7を参照して、本実施形態による異常検知システム1の異常検知装置4の動作について説明する。
図7は、本実施形態による異常検知装置4の動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、異常検知装置4は、まず、分割範囲ごとの重心位置を特徴量として受信する(ステップS201)。異常検知装置4の特徴量取得部431は、通信装置3から送信された分割範囲ごとの重心位置を、無線通信部41を介して受信した分割範囲ごとの重心位置を特徴量として取得し、取得した特徴量を特徴量記憶部421に記憶させる。
次に、異常検知装置4は、受信した特徴量と、正常状態における特徴量とを比較する(ステップS202)。異常検知装置4の異常検知部432は、特徴量記憶部421が記憶する、通信装置3から受信した特徴量と、正常特徴量記憶部422が記憶する正常状態における特徴量とを比較する。
次に、異常検知部432は、受信した特徴量における正常状態の特徴量との変化が許容範囲であるか否かを判定する。すなわち、異常検知部432は、正常状態の特徴量の許容範囲内に、受信した特徴量があるか否かを判定する。異常検知部432は、正常状態の特徴量の許容範囲内に、受信した特徴量がある場合(ステップS203:YES)に、検査対象物TGの異常が検知されていない(検査対象物TGは正常である)と判定し、処理を終了する。また、異常検知部432は、正常状態の特徴量の許容範囲内に、受信した特徴量がない場合(ステップS203:NO)に、処理をステップS204に進める。
ステップS204において、異常検知部432は、検査対象物TGの異常があると判定する。異常検知部432は、例えば、検査対象物TGの異常を検知したことを示す警報を異常検知装置4の外部に出力する。ステップS204の処理後に、異常検知部432は、処理を終了する。
なお、本実施形態による異常検知装置4は、上述したステップS201からステップS204の処理を、通信装置3から特徴量を受信する度に実行する。
以上説明したように、本実施形態による異常検知システム1は、振動センサ2と、変換部321と、特徴量生成部322と、無線通信部33(送信部)と、異常検知装置4とを備える。振動センサ2は、検査対象物TG(例えば、モータなどの回転機)の振動を検出する。変換部321は、振動センサ2が検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する。特徴量生成部322は、変換部321が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する。無線通信部33は、特徴量生成部322が生成した少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、異常検知装置4に送信する。異常検知装置4は、無線通信部33が送信した特徴量に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。また、特徴量生成部322は、例えば、周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数の分割区間(分割範囲)に分割し、分割区間(分割範囲)ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として生成する。無線通信部33は、特徴量生成部322が生成した分割区間(分割範囲)ごとの重心位置を、特徴量として、異常検知装置4に送信する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数に分割し、分割区間(分割範囲)ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として異常検知装置4に送信する。分割区間(分割範囲)ごとの重心位置を特徴量として異常検知装置4に送信するため、本実施形態による異常検知システム1は、周波数領域表現の検出データをそのまま異常検知装置4に送信する場合に比べて、大幅にデータ通信量を低減することができる。また、分割区間(分割範囲)と重心位置とにより、周波数領域表現の検出データをある程度復元できるため、本実施形態による異常検知システム1は、検出データの特徴を確認することができる。よって、本実施形態による異常検知システム1は、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる。
本実施形態による異常検知システム1では、通信装置3から異常検知装置4に送信するデータ量は、重心位置のデータ(例えば、数バイト)×分割数であり、数十バイト程度に収めることが可能である。また、異常検知装置4は、1回の判定ごとにこの数十バイト程度の特徴量を記憶するだけでよいため、どのような過程で異常となるのかを特徴量から解析するのに必要な記憶容量を低減することができる。
また、本実施形態では、変換部321は、高速フーリエ変換を用いて、時系列の検出データを周波数領域表現の検出データに変換する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、高速に周波数領域表現の検出データを生成することができ、通信装置3の処理負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、変換部321は、対数スケールの周波数領域表現の検出データに変換する。特徴量生成部322は、周波数範囲幅の異なる3つ以上の分割範囲に分割する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、例えば、上述した(1)~(3)のように、故障の要因に応じた適切な分割数及び周波数範囲を設定することが可能になり、異常の検知精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、特徴量生成部322は、周波数領域表現の検出データの特性に応じて、分割範囲の数を変更するようにしてもよい。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、周波数領域表現の検出データの特性に応じて、分割範囲の数を変更するため、検査対象物TGのより適切な異常の検知を行うことができる。
また、本実施形態では、異常検知装置4は、異常検知部432と、復元部433とを備える。異常検知部432は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて検査対象物TGの異常を検知する。復元部433は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、周波数領域表現の検出データの推定波形を復元する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、周波数領域表現の検出データの推定波形を復元するため、検出データの特徴を確認することができる。
また、本実施形態では、復元部433は、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、分割範囲ごとに、分割範囲の幅の一定値を推定値として、推定波形を復元する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、簡易な手段により、周波数領域表現の検出データの推定波形を復元することができる。
また、本実施形態では、異常検知部432は、予め取得しておいた検査対象物TGの正常状態における特徴量と、異常検知対象の特徴量とに基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。
これにより、本実施形態による異常検知システム1は、例えば、予め取得しておいた検査対象物TGの正常状態における特徴量と比較して、検査対象物TGの異常を検知できるため、簡易な手段により精度よく検査対象物TGの異常を検知することができる。
また、本実施形態によるデータ処理装置10は、変換部321と、特徴量生成部322と、送信処理部323とを備える。変換部321は、検査対象物TGの振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する。特徴量生成部322は、変換部321が変換した周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数に分割し、分割範囲ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として、生成する。送信処理部323は、無線通信部33に対して、特徴量生成部322が生成した分割範囲ごとの重心位置を、異常検知装置4に送信させる。
これにより、本実施形態によるデータ処理装置10は、上述した異常検知システム1と同様の効果を奏し、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる。
また、本実施形態による異常検知装置4は、特徴量取得部431と、異常検知部432とを備える。特徴量取得部431は、検査対象物TGの振動を検出する振動センサ2が検出した時系列の検出データが、周波数領域の表現に変換された周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数に分割し、分割範囲ごとに、周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として取得する。異常検知部432は、特徴量取得部が取得した、分割範囲ごとの重心位置に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。
これにより、本実施形態による異常検知装置4は、上述した異常検知システム1と同様の効果を奏し、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる。
また、本実施形態による異常検知方法は、変換ステップと、特徴量生成ステップと、送信ステップと、異常検知ステップとを含む。変換ステップとして、変換部321が、検査対象物TGの振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する。特徴量生成ステップとして、特徴量生成部322が、変換ステップによって変換された周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する。送信ステップとして、無線通信部33が、特徴量生成ステップによって生成された少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、異常検知装置4に送信する。異常検知ステップとして、異常検知装置4が、送信ステップによって送信された特徴量に基づいて、検査対象物TGの異常を検知する。
これにより、本実施形態による異常検知方法は、上述した異常検知システム1と同様の効果を奏し、データ通信量を低減しつつ、検出データの特徴を確認することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、検査対象物TGは、モータやファンなどの回転機である例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、発電機、減速機などロボットの駆動部全般、地震計そのもの、など、周期的な振動が発生するものであれば、その対象物であってもよい。
また、振動センサ2は、振動を検出できるものであれば、例えば、変位センサ、速度センサ、加速度センサ、圧力センサ、カメラ(対象物との距離が測れるステレオカメラ、レーダなど)、マイク、負荷電流センサーなどであってもよい。
また、上記の実施形態において、通信装置3は、振動センサ2を含まないものとして説明したが、振動センサ2を含めてセンサ装置として構成してもよい。また、この場合、センサ装置は、無線通信部33を含まない構成であってもよい。
また、上記の実施形態において、異常検知システム1は、1つの振動センサ2を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、複数の振動センサ2を備える形態であってもよい。また、この場合、1台の通信装置3(データ処理装置10)に、複数の振動センサ2を接続するようにしてもよいし、振動センサ2に対応した複数の通信装置3(データ処理装置10)を備えるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、無線通信部33(41)は、LPWA規格のZETAにより通信する例を説明したが、これに限定されるものではなく、無線LAN(Local Area Network)などの他の無線通信であってもよい。また、無線通信の代わりに有線LANなどを適用してもよい。また、通信装置3と異常検知装置4との間は、ネットワーク(メッシュネットワークNW1)を介して接続する例を説明したが、これに限定されるものではなく、直接通信するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、正常特徴量記憶部422は、予め正常状態における特徴量を記憶している例を説明したが、特性の経時変化や部品交換などによる特性の変化に対応できるようにするために、正常特徴量記憶部422が記憶する正常状態における特徴量を更新または過去のデータから自ら生成できるようにしてもよい。これにより、本実施形態による異常検知システム1は、特性の経時変化や部品交換などによる特性の変化に対応させて、適切に異常を検知することができる。
また、上記の実施形態において、特徴量生成部322は、変換部321が変換した周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数に分割する例を説明したが、これに限定されるものではなく、全体を通して分割しなくてもよい(分割数は1でもよい)。
また、上記の実施形態において、異常検知装置4が、復元部433及び復元データ記憶部423を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、復元部433及び復元データ記憶部423を備えずに、復元データの生成及びその記憶を行わない形態であってもよい。
また、上記の実施形態において、通信装置3(データ処理装置10)は、振動センサ2の検出データをFFTして、周波数領域表現に変換する例を説明したが、これに限定されるものではなく、周波数領域表現に変換するフーリエ変換であれば、他の方式を用いてもよい。また、通信装置3(データ処理装置10)は、FFTの前処理として包絡線処理など波形の特徴をより捉えやすくする処理を加えてもよいし、FFTの後処理としてバンドパス処理などノイズとなる周波数特徴をカットする処理を加えてもよい。
また、上記の実施形態において、通信装置3は、図6に示すステップS101からステップS103の処理を、所定の時間間隔で繰り返し実行する例を説明したが、単純な繰り返しの実行だけではなく、ヒトや他センサからの外部信号をきっかけにしてこれらの処理を実行するようにしてもよい。
なお、上述した異常検知システム1が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した異常検知システム1が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した異常検知システム1が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に異常検知システム1が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 異常検知システム
2 振動センサ
3 通信装置
4 異常検知装置
10 データ処理装置
31 記憶部
32 制御部
33、41 無線通信部
42 装置記憶部
43 装置制御部
311 検出データ記憶部
312 周波数データ記憶部
313、421 特徴量記憶部
321 変換部
322 特徴量生成部
323 送信処理部
422 正常特徴量記憶部
423 復元データ記憶部
431 特徴量取得部
432 異常検知部
433 復元部
NW1 メッシュネットワーク
TG 検査対象物

Claims (11)

  1. 検査対象物の振動を検出する振動センサと、
    前記振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換部と、
    前記変換部が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成部と、
    前記特徴量生成部が生成した前記区間の前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する送信部と、
    前記送信部が送信した前記特徴量に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する前記異常検知装置と
    を備えることを特徴とする異常検知システム。
  2. 前記変換部は、高速フーリエ変換を用いて、前記時系列の検出データを前記周波数領域表現の検出データに変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の異常検知システム。
  3. 前記特徴量生成部は、前記周波数領域表現の検出データを所定の周波数範囲で複数の分割区間に分割し、前記分割区間ごとに、前記周波数領域表現の検出データの重心位置を、特徴量として、生成し、
    前記送信部は、前記分割区間ごとの前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異常検知システム。
  4. 前記変換部は、対数スケールの前記周波数領域表現の検出データに変換し、
    前記特徴量生成部は、周波数範囲幅の異なる3つ以上の前記分割区間に分割する
    ことを特徴とする請求項3に記載の異常検知システム。
  5. 前記特徴量生成部は、前記周波数領域表現の検出データの特性に応じて、前記分割区間の数を変更する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の異常検知システム。
  6. 前記異常検知装置は、
    前記分割区間ごとの前記重心位置に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する異常検知部と、
    前記分割区間ごとの前記重心位置に基づいて、前記周波数領域表現の検出データの推定波形を復元する復元部と
    を備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の異常検知システム。
  7. 前記復元部は、前記分割区間ごとの前記重心位置に基づいて、前記分割区間ごとに、前記分割区間の幅の一定値を推定値として、前記推定波形を復元する
    ことを特徴とする請求項6に記載の異常検知システム。
  8. 前記異常検知部は、予め取得しておいた検査対象物の正常状態における前記特徴量と、異常検知対象の前記特徴量とに基づいて、前記検査対象物の異常を検知する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の異常検知システム。
  9. 検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換部と、
    前記変換部が変換した周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成部と、
    送信部に対して、前記特徴量生成部が生成した前記区間の前記重心位置を、検知装置に送信させる送信処理部と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データが、周波数領域の表現に変換された周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として取得する特徴量取得部と、
    前記特徴量取得部が取得した、前記区間の前記重心位置に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する異常検知部と
    を備えることを特徴とする異常検知装置。
  11. 変換部が、検査対象物の振動を検出する振動センサが検出した時系列の検出データを、周波数領域の表現に変換する変換ステップと、
    特徴量生成部が、前記変換ステップによって変換された周波数領域表現の検出データにおける所定の周波数範囲の少なくとも1つの区間の重心位置を、特徴量として、生成する特徴量生成ステップと、
    送信部が、前記特徴量生成ステップによって生成された前記区間の前記重心位置を、特徴量として、異常検知装置に送信する送信ステップと、
    前記異常検知装置が、前記送信ステップによって送信された前記特徴量に基づいて、前記検査対象物の異常を検知する異常検知ステップと
    を含むことを特徴とする異常検知方法。
JP2020171970A 2020-10-12 2020-10-12 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法 Pending JP2022063620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020171970A JP2022063620A (ja) 2020-10-12 2020-10-12 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020171970A JP2022063620A (ja) 2020-10-12 2020-10-12 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022063620A true JP2022063620A (ja) 2022-04-22

Family

ID=81213156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020171970A Pending JP2022063620A (ja) 2020-10-12 2020-10-12 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022063620A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101903283B1 (ko) 발전 설비의 자동 진단 시스템 및 자동 진단 방법
US11579043B2 (en) Information terminal and machine component diagnosis system
JP7139122B2 (ja) 電気的シグネチャ解析に基づく機械の監視と診断のための自律的手順
JP6374466B2 (ja) センサインタフェース装置、測定情報通信システム、測定情報通信方法、及び測定情報通信プログラム
US11178026B2 (en) Monitoring system, processing device, and monitoring device
JP2019096289A (ja) 異常検出装置、異常検出方法、異常検出プログラム及び異常検出システム
JP2023026787A (ja) 機械設備の振動監視装置
US11334414B2 (en) Abnormality detecting apparatus, rotating machine, abnormality detection method, and non- transitory computer readable medium
KR20110074092A (ko) 선박엔진의 모니터링 시스템 및 그 방법
US9456288B2 (en) System and method for use in analyzing vibrations
JP7188464B2 (ja) 解析装置、解析方法、およびプログラム
US11210191B2 (en) Using steady-state changes to discern the operating performance of an individual machine operating on a commonly supplied electrical network connected to multiple machines
JP2022063620A (ja) 異常検知システム、データ処理装置、異常検知装置、及び異常検知方法
JPWO2019186909A1 (ja) 診断装置および診断方法
JP7460545B2 (ja) 電気機械的マシンの調子を監視して故障を予測するシステム及び方法
CN113544486B (zh) 故障诊断系统、故障预测方法及计算机可读取的记录介质
CN111998963B (zh) 一种应用于温度检测设备的报警阈值调节方法及装置
WO2018229836A1 (ja) 軸受診断装置
CN112965791B (zh) 定时任务检测方法、装置、设备及存储介质
CN109074052B (zh) 非稳定检测装置、非稳定检测系统以及非稳定检测方法
JP6718166B1 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法
US20210143762A1 (en) Detecting rotor anomalies by determining vibration trends during transient speed operation
CN112304417A (zh) 振动波形的直流干扰的去除
JPWO2020129818A1 (ja) 機械設備診断システム、機械設備診断方法、および機械設備診断プログラム
WO2022059719A1 (ja) 構造物診断システム、センサノード、構造物診断方法、および構造物診断プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230920