JP2022061467A - マルチチャネルの生理学的信号のデータ圧縮のためのブレインコンピューターのインターフェイス装置 - Google Patents

マルチチャネルの生理学的信号のデータ圧縮のためのブレインコンピューターのインターフェイス装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮信号を利用することによって、一時的な短い期間内であっても、歪が少ないデータを送信可能なマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置を提供する。【解決手段】A/Dコンバータはクロック信号に基づいて、マルチプレクサの出力をデジタル信号に変換し、メモリはA/Dコンバータに接続されてデジタル信号を保存するのに用いられ、処理器はメモリとマルチプレクサに接続されて、クロック信号は各複数のデジタル値にヘッダを付加し、処理器はクロック信号に基づいて各複数のデジタル値にヘッダを付加し、複数のヘッダはチャネルにそれぞれ対応し、且つ、同一のチャネルの各デジタル値における一つ前のデジタル値に対応する同一の上位ビットを削除することにより圧縮信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明はデータ送受信の技術に関し、特に、マルチチャネルの生理学的信号のデータ圧縮のためのブレインコンピューターのインターフェイス装置に関する。
近年、医療技術が進歩し、生理学的信号(脳波信号、心電図信号、筋電信号等)の収集、測定等の医療技術に利用される電子機器が欠かせない存在となっている。
とりわけ、脳波信号は、複数の信号チャネルを使用して収集する必要がある。たとえば、複数の電極が脳に接続され、脳波信号の測定装置は、これらの電極を介して複数の脳波信号を取得する。
上述の複数の信号チャネルを使用して生理学的信号を収集する場合、データ量が比較的多くなるため、データ送信は有線接続によって送信されるのが一般的である。
しかし、生理学的信号の測定装置は、一般的に患者に装着されるため、有線接続によって信号を伝送しようとすると、患者がその間身動きが取れず、しかも、生理学的信号の測定装置のサイズも大きくなりがちで、運搬が困難となる。
また、一般的な無線伝送にはデータ伝送の帯域幅の制限があり、大量のデータを伝送することができない。したがって、マルチチャネルの生理学的信号の測定装置が無線信号によってデータを送信する場合、所定の短い期間内に歪みやノイズが少ないデータを大量に送信することは理論上困難である。
さらに、生理学的信号に関連する生理学的データの送信効率を最もよくするためには、無線による送信の際に多くの電力を消費してしまう。その結果、マルチチャネルの生理学的信号を測定するための装置の電力消費が増加してしまう場合がある。また、消費電力の増加によって発熱量が増えてしまうが、この発熱を抑えるためには、広いスペースを確保して、内部モジュールを収容するためのスペースを増やす必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて、生理学的信号の処理を適切に行い、データの歪やノイズが少ない圧縮信号を生成し、この圧縮信号を利用することによって、一時的な短い期間内(又は、一度の機会に)であっても、歪が少ない又は歪がないデータを無線通信によって送信可能とし、消費電力を少なくすると共に内部モジュールが占める体積を減らすことができるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置を提供することを目的とする。
本発明は上述の問題に鑑みて以下の構成を備える。即ち、
複数のプリアンプと、マルチプレクサと、A/Dコンバータと、メモリとを備えると共に、複数の生理学的信号の処理に用いられるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置であって、
前記複数のプリアンプは、増幅信号をそれぞれ出力するために、それぞれ前記複数の生理学的信号を増幅するのに用いられ、各前記プリアンプは一つのチャネルに対応し、
前記マルチプレクサは制御信号とクロック信号に基づいて、増幅信号をそれぞれ出力し、
前記A/Dコンバータは前記クロック信号に基づいて、前記マルチプレクサの前記出力をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号は複数のデジタル値を含み、前記クロック信号は複数のクロックを含み、前記デジタル値は前記複数のクロック信号にそれぞれ対応しており、各前記複数のデジタル値は複数のビット値を含み、
前記メモリは前記A/Dコンバータに接続されて前記デジタル信号を保存するのに用いられ、
前記処理器は前記メモリと前記マルチプレクサに接続されて、
前記クロック信号は、各前記複数のデジタル値にヘッダを付加し、
前記処理器は、前記クロック信号に基づいて、各前記複数のデジタル値にヘッダを付加し、前記複数のヘッダは前記チャネルにそれぞれ対応し、
同一の前記チャネルの各前記デジタル値における一つ前の前記デジタル値に対応する同一の上位ビットを削除することにより圧縮信号を出力する。
また、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、
更にコンパレータを備え、
前記コンパレータは前記クロック信号、前記マルチプレクサの前記出力、及び閾値に基づいて、比較結果を取得し、
前記コンパレータは前記マルチプレクサの前記出力が前記閾値より大きいとき、前記出力を前記比較結果とし、前記コンパレータは前記出力が閾値より大きくないとき、所定のレベルを前記比較結果とし、
前記A/Dコンバータは前記クロック信号に基づいて、前記比較結果を前記デジタル信号に変換するのに用いられ、
前記処理器は、
同一の前記チャネルの各前記デジタル値における一つ前の前記デジタル値に対応する同一の上位ビットを削除し、前記上位ビットは最下位ビットを含まない。
また、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、設定値を前記閾値に変換するD/Aコンバータを更に含む。
また、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、複数のフィルタ回路を更に含み、
前記複数のフィルタ回路は前記複数の増幅信号に対してそれぞれフィルタリングをするように用いられ、前記マルチプレクサは前記制御信号と前記クロック信号に基づいて、前記フィルタ信号をそれぞれ出力する。
また、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、無線通信回路を更に備え、前記無線通信回路は前記圧縮信号を送信するために用いられる。
また、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、前記無線通信回路はWi-Fi回路、ブルートゥース回路、又は無線周波数回路の何れかである。
また、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、前記クロック信号の周波数が15000ヘルツより高い。
本発明の効果
以上のように、本発明の実施形態によれば各チャネルによって生理学的信号を受信し、この生理学的信号をA/Dコンバータによってデジタル信号に変換し、同一のチャネルの各デジタル値における一つ前のデジタル値に対応する同一の上位ビットを削除することにより圧縮信号を出力する。
この圧縮信号は、圧縮されているので、各チャネルに関連付けられた生理学的信号のデジタル値に加えて、少ないデータ容量のデータ送信によって生理学的信号に関連付けられた複数のデジタル値をカバーできる。そして、外部のデータ受信処理端末(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、その他のコンピューティング装置等)が、圧縮信号をデコードして、デコード後は、生理学的信号に関連する大容量の生理学的データ(例えば脳波等)を取得し得る。
従って、データ伝送の効率が向上し、無線による伝送中に一度に大容量の歪が少ない又は歪が無いデータを伝送することができ、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置の内部モジュールのために多くのスペースを必要とせず、更に消費電力も抑制できる。
さらに、本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、マルチプレクサの出力がコンパレーターを介して閾値より大きいか否かを比較して、データ判断に必要がない生理学的信号(例えば、信号レベルが低いノイズ等)をフィルタリングによって除去することもできる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示す波形である。 本発明の実施形態におけるマルチプレクサの出力信号を示す図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるコンパレータの比較結果を示す図である。 本発明の比較結果に基づいて変換されたデジタル信号を示す図である。 図6Aデジタル信号のデジタル値を示した図である。 比較結果に基づいて変換されたデジタル信号のビット値を削除するプロセスを経て得られた圧縮信号を示す図である。 図7Aにおける圧縮信号のデジタル値を示した図である。
本発明の本明細書における説明においては「ある名詞」について特定の用語を使用する場合があるが、当業者であっても他のメーカの異なる名詞を用いる場合があり、仮に名詞が異なっていても両者に機能的な差異が無ければ両者は同じものである。よって、使用する名詞が異なることを以って、本発明の特許請求の範囲に記載した発明特定事項をすべて含む第三者の製品が、本発明の特許請求の範囲の範囲外となることはない。
また、本明細書及び請求の範囲では「・・・を含む」という表現を用いる場合があるが、この表現は本明細書又は特許請求の範囲に記載した発明特定事項以外の他の構成要素を含んだ製品であっても、本願の明細書又は特許請求の範囲に記載した発明特定事項を含んでさえいれば、本発明の権利範囲に入るという趣旨である。また、本発明では「接続する、又は接続されている」という表現があるが、これは両者を直接的に接続する場合の他、他の部品やパターンを介して間接的に電気的な接続が得られている場合も含むものとする。
このため、もし第1の装置が第2の装置に接続されているという記載があれば、第1の装置が第2の装置に直接接続されて電気的な接続を得られている場合も勿論含むが、例えば、他の装置、パターン又はジャンパー線といった電気を通す部材又は部品を介して第1の装置が第2の装置と電気的な接続が得られている場合も含むものとする。
次に、図1を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100の実施形態を説明するブロック図である。本発明によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は複数の生理学的信号を処理するのに適している。
前記生理的信号は脳波信号の生物信号であっても良い。ここでは、理解の容易のために、生理学的信号の例として脳波信号を使用するが、本発明の技術的範囲が脳波信号に限定されるものではない。
マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、例えば人の脳200に取り付けられた複数の電極210A~210Pに接続され、これら複数の電極210A~210Pを介して複数のチャネル(「マルチチャネル」とも言う。)110A~110Pを形成し、これらは脳200からの複数の脳波信号(すなわち、生理学的信号)をそれぞれ受信する。
前記チャネル110A~110Pは信号チャネルである。ここで、理解の容易のために、電極210A~210Pとチャネル110A~110Pの数が16個である場合を例にとり説明する。勿論、電極等の数は16個には限られず、2個、4個、8個、32個、64個等でも差し支えない。
本実施形態において、電極210A~210Pとチャネル110A~110Pの数量は2の倍数である。例えば、電極210A~210Pは頭皮に電極の一部を差し込むタイプの電極でも良く、頭皮に張り付けるタイプの電極でも良い。
マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、複数の信号が入力される回路を動作させるために用いられるデータトランシーバ(データの送受信機)である。とりわけ、本実施形態では、複数の生理的信号が入力される回路を動作させることが可能なデータトランシーバである。前記回路は増幅信号回路、A/D変換回路及び信号処理回路のいずれもが組み合わされて構成された電気回路である。前記データトランシーバは前記回路を備えた集積回路等で構成しても差し支えない。
本実施形態において、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は複数のプリアンプ120A~120P、マルチプレクサ130、A/Dコンバータ140、メモリ150、及びCPU、プロセッサー等からなる処理器160を備える。
前記複数のプリアンプ120A~120Pは前記複数の電極210A~210Pに一対一の関係でそれぞれ接続されている。マルチプレクサ130は前記複数のプリアンプ120A~120Pに接続されている。
A/Dコンバータ140はマルチプレクサに接続されている。メモリ150はA/Dコンバータ140に接続されている。CPU等である処理器160はメモリ150とマルチプレクサ130に接続されている。
本実施形態において、前記複数のプリアンプ120A~120Pは、前記複数のチャネル110A~110Pを介して前記複数の電極210A~210Pにそれぞれ接続されている。このため、各プリアンプ120A~120Pはそれぞれ一つのチャネル110A~110Pに対応しており、且つ前記複数のプリアンプ120A~120Pの数は前記複数の電極210A~210P及び前記複数のチャネル110A~110Pの数と同じ数である。
図1に加え、図2を併せて参照して説明する。ここで図2は本実施形態の増幅信号E1~E16の波形を示す図である。理解の容易のために、図2では増幅信号E1、E2、及びE16の波形のみを示している。
図1のプリアンプ120A~120Pは前記複数の電極210A~210Pから受信した(入力された)前記複数の生理的信号を増幅して、増幅信号E1~E16としてそれぞれマルチプレクサ130に出力する。たとえば、プリアンプ120A~120Pはそれぞれ前記複数の生理的信号の電圧の振幅を増幅するために用いられる。
ここで、生理的信号は一般的には微弱な信号である。つまり、微弱な電圧の変化しか現れない。このため、プリアンプ120A~120Pによって生理的信号をそれぞれ増幅して増幅信号E1~E16を出力する。微弱な信号を増幅することにより、後段に接続される電気部品(A/Dコンバータ140等)の仕様(定格)で規定された範囲内に電圧値を調整できる。
脳波信号を例にとると、その電圧変化(電圧の振幅の変化)は10マイクロボルト(μV)~から100μVの間である。従って、仮にそれらの信号を増幅しなければ、その他の電気回路部品の定格で規定された電圧範囲に入らず、正常に動作できないか、又は正確な結果が得られないものとなってしまう。
前述のプリアンプ120A~120Pは、例えばオペアンプ、各種のパワーアンプ、差動アンプ等によって構成される。これらの実施形態において、増幅信号E1~E16はアナログ信号である。
図2~図3を参照して説明する。ここで、図3は本発明の実施形態におけるマルチプレクサ130の出力信号Wを示す図である。理解の容易のため、図3ではマルチプレクサ130が出力する信号Wの電圧値を例示しており、実際の波形を示している訳ではない。また、信号Wにおける増幅信号E1、E2、及びE16の電圧値のみを示しており、例えば増幅信号E3、E4等は図示を省略している。
マルチプレクサ130は制御信号とクロック信号CLKに基づいて、前記複数の増幅信号E1~E16(つまり信号W)をそれぞれ出力する。本実施形態において、マルチプレクサ130は複数の入力端子、一つの出力端子、一つの制御端子、及びクロック信号の入力端子を備える。
マルチプレクサ130は自己の前記複数の入力端子を介して前記複数のプリアンプ120A~120Pからの増幅信号E1~E16をそれぞれ受信する。マルチプレクサ130は自己の制御端子に入力された制御信号とクロック端子に入力されたクロック信号CLKによって制御され、入力された前記複数の増幅信号E1~E16をそれぞれ出力する。
具体的には、マルチプレクサ130はクロック信号CLKのクロックQ(図3を参照のこと)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジ、並びに制御信号の論理値に応じて、出力端子から出力する増幅信号E1~E16を切り換える。
例えば、立ち上がりエッジと16個のチャネルを例として説明すると、マルチプレクサ130は、クロックQ(ここでは第1のクロックと言う。)の立ち上がりエッジによってトリガーされる。また、処理器160からの制御信号の論理値に基づいて、マルチプレクサ130の出力端子は、プリアンプ120Aからの増幅信号E1を出力するよう切り換える。
そして、次のクロックQ(第2のクロックと言う。)の立ち上がりエッジのとき、制御信号の論理値に基づいて、マルチプレクサ130の出力端子は、プリアンプ120Bからの増幅信号E2を出力するよう切り換える。
第3のクロック以降についても、上述した要領で、第16のクロックの立ち上がりエッジと制御信号の論理値に基づいて、マルチプレクサ130の出力端子は、プリアンプ120Pからの増幅信号E16を出力するまで、出力すべき増幅信号の切換を続ける。換言すると、マルチプレクサ130は同じ期間において電圧値に対応する各増幅信号E1~E16を別々に出力するように切り換える。例えば、図3の期間D1の間或いは期間D5の間等である。
そして、次のパルスQの立ち上がりエッジのとき、制御信号の論理値に基づいて、マルチプレクサ130の出力端子は、プリアンプ120Aの増幅信号E1を出力するように切り換えて、上述した動作を繰り返して行うことにより、出力端子から出力する増幅信号E1~E16を順に且つ連続的に切り換える。すなわち、後続の期間に対応する各増幅信号E1~E16の電圧値が連続して出力される。ここで、期間とは、例えば、期間D2、D3、D4又は期間D6、D7、D8を意味する。
これらの実施形態において、制御信号とは論理信号であり、且つ当該制御信号の論理値はクロックQに基づいて改変され、このようにして、処理器160は、制御信号によってマルチプレクサ130を制御し、出力端子から出力する増幅信号E1~E16を次々に切り換える。
これらの実施形態において、マルチプレクサ130は受信した同一の期間に対応した各増幅信号E1~E16を、いずれも出力端子によって出力し、上述の例に倣い各増幅信号E1~E16を連続して出力する。
続いて、他の実施例にて説明する。マルチプレクサ130が、制御信号に基づいて特定の順序で出力端子から出力する増幅信号E1~E16を切り替える方法を説明する。
例えば、第1クロック~第8クロックの立ち上がりエッジが来ると、マルチプレクサ130は、制御信号に基づいて、出力端子にプリアンプ120B、120D、120F、120H、120J、120L、120N、120Pからの増幅信号E2、E4、E6、E8、E10、E12、E14、E16をそれぞれ出力する。
ただし、本発明はこれには限られず、他の実施形態においてマルチプレクサ130は複数に対して一つのマルチプレクサを使用することによって実現しても良い。
再び図1を参照して説明する。A/Dコンバータ(Analog-to-digital converter,ADC)140はクロック信号CLKに基づいて、マルチプレクサ130の出力(信号W)をデジタル信号Yに変換するために使用される。
クロック信号CLKは複数のクロックQ(図3を参照)を含む。具体的には、A/D変換器140はクロック信号CLKのクロックQに基づいて動作し、異なるクロックQで受信したマルチプレクサ130からの増幅信号E1~E16をデジタル化し、デジタル信号Yを生成する。
デジタル信号Yは複数のデジタル値を含む。前記デジタル値は論理値であっても良い。前記複数のデジタル値はそれぞれ前記複数のクロックQに対応する。各デジタル値は、その対応するクロックQでA/Dコンバータ140が受信した増幅信号E1~E16に対応する。
換言すると、A/Dコンバータは、増幅信号E1~E16の電圧値をデジタル化して、論理値即ちデジタル値を生成する。なお、各デジタル値には、複数のビット値が含まれる。
ビット値の数は、デジタル値のビットの数、つまり、A/Dコンバータ140の分解能である。また、本実施形態では、各デジタル値のビット値の数は14であり得る。すなわち、A/Dコンバータ140は14ビットの分解能を有するが、それに限定されるものではない。
また、実施形態では、A/D変換器140は、例えば、一般的なA/D変換器、一体型A/D変換器、又は他のタイプのA/D変換器であるが、これらに限定されない。
メモリ150は、デジタル信号Yを記憶するために使用される。 具体的には、メモリ150は、デジタル信号Yのデジタル値を記憶する。 他の実施形態としては、メモリ150は、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory,SRAM)、命令レジスタ(register)、アドレスレジスタ、汎用レジスタ、フラグレジスタ、キャッシュメモリ等のうちの1つ又は2つ以上の組み合わせであるが、これらに限定されない。
処理器160は、マルチプレクサ130を制御するための制御信号を送信し、クロック信号CLKに従って各デジタル値にヘッダHを追加するために使用され、ヘッダHは、チャネル110A~110Pに対応する。
例えば、処理器160は、クロック信号CLKのクロックQに従って、メモリ150内のデジタル信号Yを読み取る。
そして、処理器160は、クロック信号CLKのクロックQに従って、各デジタル値に対応する増幅信号E1~E16を判定し、増幅信号E1~E16に対応するプリアンプ120A~120Pを決定する。
さらに、処理器160は、各デジタル値に対応するチャネル110A~110Pを決定し、これらのチャネル110A~110Pのそれぞれに対応するヘッダHを各デジタル値に追加する。
ヘッダHは、各デジタル値が110A~110Pに対応するチャネルを識別するために、処理器160又は外部のデータ受信処理器300のために事前に設定されたビット長(例えば、2ビットの論理値)を有する論理値であり得る。
処理器160は、同一チャネル110A~110Pに対応する各デジタル値における一つ前のデジタル値と同じ上位ビットを削除して、圧縮信号Zを出力する。
データ受信処理器300は、圧縮された信号Zを受信し、復号化プロセスを実行して、歪みが無い又は少ない生理学的信号に関連する生理学的データを取得する(詳細は後述する)。
たとえば、各デジタル値のビット値の数が例として14ビットである場合を例にとると、同じチャネル110A~110Pに対応する前記複数のデジタル値のうち、ある一つのデジタル値(以下、第2のデジタル値と呼ぶ)の前記複数のビット値を組み合わせた論理値が「10101000111010」のとき、
その一つ前のデジタル値(ここでは第1のデジタル値と呼ぶ。)の前記複数のビット値を組み合わせた論理値は「10101010101010」である。
次に、第2のデジタル値が第1のデジタル値と同じである上位ビットのビット値を削除する。たとえば、最上位ビット(Most significant bit)から最下位ビット(Least significant bit)に計算された6ビット値を削除する。
そうすると、第2のデジタル値の上位ビットのビット値「101010」が削除され、第2のデジタル値が「00111010」のみとなる(つまり、下位の8ビット値のみが残る)。
処理器160はメモリ150を読み取り、デジタル信号Yに対して前述の手順を実行して、圧縮をした後(デジタル値のビット値の数を削減する)に圧縮信号Zを出力する。
前記一つ前のデジタル値は同一の前記チャネル110A~110Pに対応する前記複数のデジタル値のうち、もし、第1のデジタル値に対応するクロックQのタイミング(ここでは第1のタイミングと呼ぶ)が、第2のデジタル値に対応するクロックQのタイミング(ここでは第2のタイミングと呼ぶ)よりも早く、且つ、第1のタイミングがその他の同様の第2のタイミングの前記複数のデジタル値が対応するタイミングより早く、更に、第2のタイミングに隣接するとき、第1のデジタル値は第2のデジタル値の一つ前のデジタル値となる。
例えば、図2と図3に示すように、期間D1の増幅信号E1に対応するデジタル値は、期間D2の増幅信号E1に対応するデジタル値の一つ前のデジタル値である。
また、他の実施形態としては、処理器160は、例えば、中央処理装置、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC,Application-specific Integrated Circuit)、又はシステムオンチップ(SOC,System on a Chip)であるが、他の算術回路でも良く特に限定されるものではない。
図4を参照して説明する。図4は本発明の他の実施形態によるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100のブロック図を示している。
本実施形態では、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、コンパレータ170を更に含む。コンパレータ170は、マルチプレクサ130とA/Dコンバータ140に接続されている。
コンパレータ170は、クロック信号CLK、マルチプレクサ130の出力信号W、及び閾値に基づいて比較結果Xを取得するために使用される。
具体的には、コンパレータ170は、クロック信号CLKに基づいて動作し、マルチプレクサ130から出力された信号Wと閾値に基づいて比較結果Xを取得する。
また、他の実施形態としては、コンパレータ170は、例えば、オープンコレクター形式、又はプッシュプル形式等であるが、これらには限定されない。本実施形態では、比較結果Xは、アナログ信号である。
図5を参照して説明する。図5は、本発明の他の実施形態によるコンパレータ170の比較結果Xとクロック信号CLKの関係を示している。説明の便宜のため、図5は例として各クロックQにおける比較結果Xの電圧値のみを示しており、実際の波形は示しておらず、比較結果Xの増幅信号E1、E2、E16に対応する電圧値のみを詳細に示している。
マルチプレクサ130の出力信号の電圧値が閾値よりも大きい場合、コンパレータ170は、マルチプレクサ130によって出力された信号W(の電圧値)を比較結果Xとして使用する。コンパレータ170は、マルチプレクサ130によって出力された信号の電圧値が閾値より低い場合、比較結果Xとして所定のレベル(の電圧値)を使用する。
所定のレベルは、低電圧のデータ、又は低レベルのアナログレベル値であり、例えば0v(ボルト)の電圧値等である。脳波信号を例にとると、一般に、脳が活動していないときは、脳波信号の電圧レベルは低くなり、例えば0.1vより低く、或いはノイズが発生したときその生成された電圧レベルも低い。
したがって、閾値を0.1vに設定することにより、効果のない、つまり意味をなさない低レベルの脳波信号をフィルタリングできる(例えば、ノイズや脳が活動状態ではないときに測定された信号をフィルタリングできる)。
例えば、コンパレータ170は、閾値とマルチプレクサ130によって出力された各増幅信号E1~E16の電圧値と比較し、電圧値が閾値より大きい場合、マルチプレクサ130によって出力された増幅信号E1~E16の電圧値を保持し、比較結果Xとして使用する。
そして、電圧値が閾値以下の場合、所定のレベルが比較結果Xとして使用される。換言すると、閾値以下であるマルチプレクサ130によって出力された増幅信号E1~E16の電圧値は、所定のレベルに置き換えられる。
図4を参照して説明する。本発明の他の実施形態としては、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、D/Aコンバータ(Digital to analog converter,DAC)180を更に含む。D/Aコンバータ180は、コンパレータ170に接続されている。
D/Aコンバータ180は設定値を閾値に変換するために使用される。具体的には、D/Aコンバータ180は設定値をアナログ値に変換して閾値を生成する。コンパレータ170はD/Aコンバータ180から閾値を取得する。ここで、前記設定値は論理値でも差し支えない。
なお、前記設定値や閾値は、生理学的信号の特性に応じて設定できる。例えば、脳が活動していないときは、上述のように、脳波信号の電圧レベルが0.1ボルト以下と低くなる。従って、設定値を0.1vに対応する論理値に設定して、D/Aコンバータ180による変換で閾値を生成することができる。ここで、閾値はアナログ値である。
また、他の実施形態としては、設定値は、D/Aコンバータ180のレジスタに格納することができる。また、本実施形態では、設定値はマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100が出荷される前に、又はメンテナンス中に、D/Aコンバータ180のレジスタに記録され得る。
図6Aと6Bを参照して説明する。ここで、図6Aは本発明の比較結果に基づいて変換されたデジタル信号を示す図である。また、図6Bは図6Aのデジタル信号のデジタル値を示した図である。
説明の便宜上、図6Bは、増幅信号E1、E2、及びE16のデジタル値に対応するデジタル信号Yのみを詳細に示している。本発明の他の実施形態としては、A/Dコンバータ140を使用して、比較結果Xをクロック信号CLKに基づいてデジタル信号Yに変換する。
続いて、図7Aと図7Bを参照して説明する。ここで、図7Aは比較結果に基づいて変換されたデジタル信号のビット値を削除するプロセスを経て得られた圧縮信号を示す図である。また、図7Bは図7Aにおける圧縮信号のデジタル値を示した図である。
説明の便宜上、図7Bは、圧縮信号Zの増幅信号E1、E2、及びE16に対応するデジタル値のみを詳細に示している。ここで、各チャネル110A~110Pに対応するヘッダHは、2ビットの論理値「00」で表されている(以下に示す表と図7Bの下線が引かれている箇所を参照)が、本発明はこれには限定されない。
処理器160は、同一チャネル110A~110Pに対応する各デジタル値における一つ前のデジタル値と同一の上位ビットのビット値を削除するために使用される。ここで、上位ビットには最下位ビット(つまり最下位の有効ビット)は含まれない。そして、所定のレベルに対応するビット値の前記複数のビット値を削除して、圧縮信号Zを出力する。
具体的には、各デジタル値の最下位ビットのビット値を除いて、残りのビット値は、条件に基づいて処理器160によって選択的に削除することができる。
図6A~図7Bに加え、次の表から以下の事項が理解できる。処理器160は、デジタル値における同一の上位ビットのビット値を削除することによって、デジタル信号Yを圧縮する。出力された圧縮信号Zは、一度に複数のデジタル値に対応することができ、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100の圧縮信号Zによって一度に出力されるデータ量の上限を増加させる。
次の表はデジタル信号Yと圧縮信号Zのデジタル値の比較表である。
Figure 2022061467000002

再び図4に戻り説明する。本発明の他の実施形態では、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、複数のフィルタ回路190A~190Pを更に含む。フィルタ回路190A~190Pは、それぞれ、プリアンプ120A~120Pとマルチプレクサ130に接続されている。
フィルタ回路190A~190Pは、それぞれ、増幅信号E1~E16をフィルタリングするために使用され、フィルタリングされた信号をそれぞれ出力する。マルチプレクサ130は、処理器160からの制御信号とクロック信号CLKに基づいてフィルタリングされた信号(すなわち、信号W)を出力する。
例えば、フィルタ回路190A~190Pは、プリアンプ120A~120Pから入力された高周波及び低周波成分の信号をフィルタリングして(バンドパスフィルタの役割を果たしても良いという意味。)、フィルタリングされた信号(すなわち、フィルタリング後の増幅信号E1、E2・・・E16)をそれぞれ出力する。
マルチプレクサ130は、処理器160からの制御信号及びクロック信号CLKに基づいて、これらのフィルタリングされた信号Wをそれぞれ出力する。
本実施形態では、フィルタ回路190A~190Pは、例えば、これらに限定されないが、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、バンドリジェクトフィルタ等である。
他の実施形態としては、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、無線通信回路195を更に含む。無線通信回路195は処理器160に接続されている。また、無線通信回路195は、圧縮信号Zを送信するために使用される。
具体的には、無線通信回路195は、処理器160によって制御されて、圧縮信号Zを処理器160から外部に送信し、データ受信処理装置300は、生理学的信号に関連する生理学的データを取得するため、圧縮信号Zを受信して処理する(例えば、圧縮された信号に対して復号手順を実行する。)。
また、他の実施形態としては、無線通信回路195は、ワイヤレス フィデリティ(Wireless Fidelity,Wi-Fi)回路、ブルートゥース(Bluetooth)回路、又は無線周波数回路である。
本発明の他の実施形態としては、大量のデータを送信しながらも、送信する際の電力消費を極力削減するために、無線周波数回路を無線通信回路195として選択することもできる。
また、本実施形態では、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、クロック回路196を更に含む。クロック回路196は、マルチプレクサ130、A/Dコンバータ回路140、処理器160、及びコンパレータ170に接続されている。
クロック回路196は、マルチプレクサ130、A/Dコンバータ140、処理器160、及びコンパレータ170で使用されるクロック信号CLKを出力するために使用される。なお、本発明の実施形態ではクロック信号CLKの周波数は、15,000Hzより高く、好ましくは30,000Hzである。
また、本実施形態では、クロック信号CLKの周波数は、測定対象となる生理学的な部位(小脳や大脳)によって、出力する生理学的信号の周波数を調整することができる。
たとえば、測定される生理学的部位が小脳であり、小脳によって生成される生理学的信号の周波数が比較的高い場合(たとえば、7,500Hz)には、小脳から複数の生理学的信号を取得するために、クロック信号CLKの周波数を15,000Hz、好ましくは30,000Hzより高く設定することにより小脳からの生理学的信号をより正確に受信することができる。
また、本実施形態では、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、クロック信号CLKの周波数、増幅信号E1~E16のサンプリングのサイズ、及びチャネル110A~110Pの数に基づいて、自身のサンプリングの容量を計算する。
例えば、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100の処理器160は、メモリ150を読み取り、クロック信号CLKの周波数値、サンプリングのサイズ、及びチャネル110A~110Pの数を取得する。クロック信号CLKの周波数値にサンプリングのサイズとチャネル110A~110Pを掛け算し、サンプリングの容量を計算する。
たとえば、サンプリングのサイズが14ビットであり、クロック信号CLKの周波数は15,000Hzであり、チャネル数110A~110Pは16の場合が考えら、この場合はサンプリングの容量は336万ビット/秒であるが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、他の実施形態としては、サンプリングのサイズが16ビットであっても良い。
また、本発明の実施形態では、データ受信処理装置300は、無線通信モジュール(図示せず)、記憶モジュール(図示せず)、及び処理モジュール(図示せず)の機能を含む。また、無線通信モジュールは、圧縮信号Zを受信するために使用される。記憶モジュールは無線通信モジュールに接続されている。
記憶モジュールは、圧縮信号Z、複数のプログラム、及び無線通信モジュールからのタイミングデータを記録する。処理モジュールは、無線通信モジュールと記憶モジュールに結合されている。処理モジュールは、記憶モジュール内のプログラムを読み取り、圧縮信号Zをデコードするために使用される。
例えば、処理モジュールは、圧縮信号Z内の各デジタル値のタイミングデータ及びヘッダHに基づいて、圧縮信号Zのビット値を補完する動作を実行する。つまり、例えば予め設定されたデジタル値のビット値の総数が14の場合、デジタル値にヘッダーHしかない場合、デジタル値は予め設定されていた補完データで補完される。たとえば、論理値がゼロの14ビット値を使用してデジタル値を完成させても良い。
デジタル値のビット値の数が14未満の場合は、削除された同一の上位ビットのビット値で補完することで各デジタル値が14個のビット値を具備する(たとえ各デジタル値がいずれも完全に予め設定されたビット値の総数を具備する場合でも)ように、同じチャネル110A~110Pに対応する一つ前のデジタル値と比較することにより、生理学的信号(脳波信号等)に関連する生理学的データ(脳波のデータ等)を歪みなく取得できる。
また、他の実施形態としては、データ受信処理装置300は、例えば、サーバ、ラップトップ、デスクトップコンピュータ等が考えられるが、これらに限定されない。無線通信モジュールは、例えば、通信インターフェースであるが、これには限定されない。記憶モジュールには、書き換え可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ等が含まれるが、これらに限定されない。
本実施形態では、無線通信モジュールは無線通信回路195と通信可能な状態に一致させることができ、無線通信回路195が無線周波数回路である場合、無線通信モジュールは無線周波数モジュールであり、その結果、相互に情報のやり取りができる。
本実施形態では、データ受信処理回路300は、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100と共に動作することができる。
データ受信処理装置300はマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100に対応し、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は測定される生物学的部位に対応する。
マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置100は、所定の周波数に基づいて圧縮信号Zの出力を自動的に返すことができ、データ受信処理デバイス300は、圧縮信号Zをリアルタイムで取得し、圧縮信号Zをデコードして生理学的データを取得することができる。
更に、データ受信処理装置300は、十分な生理学的データが収集されると、特定の生物学的部位(小脳など)の生理学的データを分析して、生物学的部位の短期又は長期の健康又は活動状態を取得することができる。
要約すると、本実施形態によれば、各チャネル110A~110Pを介して生理学的信号を受信し、生理学的信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
また、同一チャネルの各デジタル値における一つ前のデジタル値に対応する同一の上位ビットのビット値を削除することによって圧縮信号を生成する。
また、圧縮信号は、各チャネルに関連付けられた生理学的信号のデジタル値に加えて、最小量のデータ送信でこれらの生理学的信号に関連する複数のデジタル値をカバーすることができ、外部のデータ受信処理端末(例えばデスクトップパソコン、ノートパソコン等)が圧縮された信号に対してデーコードした後、一度に大量の生理学的信号に関連する生理学的データ(例えば脳電図EEG等)を獲得できる。
そのため、データ伝送の効率が向上し、無線伝送中に一度に大量の歪みのない又は歪が少ないデータを伝送することができる。また、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置の消費電力を少なくすることができ、内部モジュールが占めるスペースを減らすことができる。
さらに、マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置は、マルチプレクサの出力がコンパレータを介して閾値よりも大きいか比較することもでき、閾値より小さいノイズ等の効果が無い生理学的信号をフィルタリングをして取り除けるので、より正確なデータを取得できる。
符号の簡単な説明
100 マルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置
110A~110P チャネル
120A~120P プリアンプ
130 マルチプレクサ
140 A/Dコンバータ
150 メモリ
160 処理器
170 コンパレータ
180 D/Aコンバータ
190A~190P フィルタ回路
195 無線通信回路
196 クロック回路
200 脳
210A~210P 電極
300 データ受信処理装置
E1~E16 増幅信号
CLK クロック信号
D1~D8 期間
W 信号
X 比較結果
Y デジタル信号
Z 圧縮信号
H ヘッダ
Q クロック

Claims (7)

  1. 複数のプリアンプと、マルチプレクサと、A/Dコンバータと、メモリとを備えると共に、複数の生理学的信号の処理に用いられるマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置であって、
    前記複数のプリアンプは、増幅信号をそれぞれ出力するために、それぞれ前記複数の生理学的信号を増幅するのに用いられ、各前記プリアンプは一つのチャネルに対応し、
    前記マルチプレクサは制御信号とクロック信号に基づいて、増幅信号をそれぞれ出力し、
    前記A/Dコンバータは前記クロック信号に基づいて、前記マルチプレクサの前記出力をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号は複数のデジタル値を含み、前記クロック信号は複数のクロックを含み、前記デジタル値は前記複数のクロック信号にそれぞれ対応しており、各前記複数のデジタル値は複数のビット値を含み、
    前記メモリは前記A/Dコンバータに接続されて前記デジタル信号を保存するのに用いられ、
    前記処理器は前記メモリと前記マルチプレクサに接続されて、
    前記クロック信号は、各前記複数のデジタル値にヘッダを付加し、
    前記処理器は、前記クロック信号に基づいて、各前記複数のデジタル値にヘッダを付加し、前記複数のヘッダは前記チャネルにそれぞれ対応し、
    同一の前記チャネルの各前記デジタル値における一つ前の前記デジタル値に対応する同一の上位ビットを削除することにより圧縮信号を出力する
    ことを特徴とするマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  2. 更にコンパレータを備え、
    前記コンパレータは前記クロック信号、前記マルチプレクサの前記出力、及び閾値に基づいて、比較結果を取得し、
    前記コンパレータは前記マルチプレクサの前記出力が前記閾値より大きいとき、前記出力を前記比較結果とし、前記コンパレータは前記出力が閾値より大きくないとき、所定のレベルを前記比較結果とし、
    前記A/Dコンバータは前記クロック信号に基づいて、前記比較結果を前記デジタル信号に変換するのに用いられ、
    前記処理器は、
    同一の前記チャネルの各前記デジタル値における一つ前の前記デジタル値に対応する同一の上位ビットを削除し、前記上位ビットは最下位ビットを含まない、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  3. 設定値を前記閾値に変換するD/Aコンバータを更に含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  4. 複数のフィルタ回路を更に含み、
    前記複数のフィルタ回路は前記複数の増幅信号に対してそれぞれフィルタリングをするように用いられ、前記マルチプレクサは前記制御信号と前記クロック信号に基づいて、前記フィルタ信号をそれぞれ出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  5. 無線通信回路を更に備え、前記無線通信回路は前記圧縮信号を送信するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  6. 前記無線通信回路はWi-Fi回路、ブルートゥース回路、又は無線周波数回路の何れかである
    ことを特徴とする請求項5に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
  7. 前記クロック信号の周波数は15000ヘルツより高い
    ことを特徴とする請求項5に記載のマルチチャネルを備えたブレインコンピューターのインターフェイス装置。
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