JP2022060848A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査に適した画像を取得することを課題とする。【解決手段】撮像装置は、画像を解析する解析部に送られる画像を撮像するカメラ本体に照明が組み込まれたカメラユニットと、前記カメラユニットが取り付けられ、ワークの所定の位置に圧入された筒状部材に回転可能に挿し込まれる軸部と、を備える撮像部と、前記撮像部を回転させる撮像部回転駆動部と、前記撮像部及び前記撮像部回転駆動部を昇降移動させる昇降駆動部と、を備える。これにより、検査に適した画像を取得することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、吸気ポートや排気ポートに形成されたバルブシートの検査を行う方法として、撮像部(カメラ)と照明とを備えた検査装置を用い、撮像部によって撮像した画像に基づいてバルブシートの加工の良否を判定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された検査装置は、バルブシートが形成された吸気ポート等に反射部材を挿し込み、シリンダヘッドを覆うドーム型の照明に設けられた穴、吸気ポート等及び撮像部を一直線上に配置して、バルブシートを撮像する。
特開2002-66014号公報
しかしながら、特許文献1に開示された検査装置は、ドーム型の照明を用い、しかも、ドーム型の照明の外側に撮像部を配置して、検査を行いたい部分を上方から撮像する。この場合、検査を行いたい部分が適切に照らされず、検査に適した画像を取得できないことが想定される。
そこで、本明細書開示の撮像装置は、検査に適した画像を取得することを課題とする。
本明細書に開示された撮像装置は、画像を解析する解析部に送られる画像を撮像するカメラ本体に照明が組み込まれたカメラユニットと、前記カメラユニットが取り付けられ、ワークの所定の位置に圧入された筒状部材に回転可能に挿し込まれる軸部と、を備える撮像部と、前記撮像部を回転させる撮像部回転駆動部と、前記撮像部及び前記撮像部回転駆動部を昇降移動させる昇降駆動部と、を備える。
本明細書開示の撮像装置によれば、検査に適した画像を取得することができる。
図1は実施形態の撮像装置の概略構成を模式的に示す図である。 図2は実施形態の撮像装置によって検査されるバルブシートが形成されるシリンダヘッドをシリンダブロック組付け側から観た図である。 図3はバルブシートが形成されたシリンダヘッドを図2におけるA-A線で断面とした図である。 図4(A)は実施形態の撮像装置が備える撮像部の正面図であり、図4(B)は図4(A)におけるB-B線断面図である。 図5(A)は実施形態の撮像装置が備える撮像部がバルブガイド(筒状部材)の上方に配置された様子を示す図であり、図5(B)は撮像部が備える先端側シャフトがバルブガイドに挿し込まれた様子を示す図である。 図6は実施形態の撮像装置によって撮像した画像を用いた検査の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。なお、以下の説明では、図1に示すように、便宜上、鉛直方向をZ方向とし、水平面内で直交する2方向をX方向及びY方向とする。図1に示すシリンダヘッド(ワーク)50は、その長手方向(シリンダ並列方向)をX方向に一致させて配置されるものとする。
(実施形態)
まず、図1を参照して、実施形態の撮像装置100の概略構成について説明する。撮像装置100は、カメラユニット10と軸部20を含む撮像部1、撮像部回転駆動部30、スライダ31、昇降ガイド部材32、昇降駆動部33、X方向ガイド部材34、X方向駆動部35及びワーク保持部40を含む。撮像部1には、解析部45が接続されている。また、解析部45には、表示部46が接続されている。撮像装置100は、制御部47を備える。X方向ガイド部材34及びX方向駆動部35は、ワーク保持部40に保持されたシリンダヘッド(ワーク)50に対し、撮像部1をX方向に沿って移動させる。
つぎに、図2及び図3を参照して、撮像装置100の撮像対象について説明する。図2はワークとなるシリンダヘッド50を図示しないシリンダブロックの組付け側から観た様子を示している。シリンダヘッド50は4気筒の内燃機関用であり、4つの燃焼室のそれぞれに、複数の吸気ポート51及び排気ポート52を備えている。吸気ポート51及び排気ポート52は、それぞれシリンダ配列方向(X方向)に沿って設けられている。シリンダヘッド50には、吸気ポート51に連通するバルブガイド挿入孔51aと、排気ポート52に連通するバルブガイド挿入孔52aが設けられている。本実施形態におけるシリンダヘッド50は、アルミニウム合金の鋳物製であるが、他の素材を用いてもよい。
シリンダヘッド50には、図3に示すように吸気ポート51の入口近傍及び排気ポート52の入口近傍にはそれぞれ周状にバルブシート60が形成される。バルブシート60は、アルミニウム合金製のシリンダヘッド50に対し、銅合金など、シリンダヘッド50とは異なる材料をレーザクラッド加工で接合するレーザ肉盛り加工によって形成される。本実施形態の撮像装置100は、このバルブシート60を撮像対象とする。撮像された画像は、バルブシート60が適切に施工されており、欠陥がないかの検査に用いられる。
各バルブシート60には、吸気ポート51や排気ポート52を開閉する不図示のバルブが備えるバルブヘッドに形成されたバルブ側シート部が当接する。このようなバルブは、図3に示すようにシリンダヘッド50のバルブガイド挿入孔51aやバルブガイド挿入孔52aに圧入されたバルブガイド55に摺動可能に支持される。各バルブガイド55は、図3に示すヘッドカバー装着側から圧入される。本実施形態では、これらのバルブガイド55のうち、吸気ポート51と連通するバルブガイド挿入孔51aに圧入されるバルブガイド55が、撮像部1に含まれる軸部20が回転可能に挿し込まれる筒状部材に相当する。すなわち、本実施形態の撮像装置100は、バルブガイド55として機能する筒状部材を撮像部1の位置決めに利用する。
なお、本実施形態では、吸気ポート51に設けられたバルブシート60のみを検査の対象としている。このため、ワーク保持部40に保持されたシリンダヘッド50に対し、撮像部1をY方向に沿って移動させる機構を備えていない。ただし、撮像部1をY方向に沿って移動させる機構を別途備えることで、排気ポート52に設けられたバルブシート60も撮像し、検査の対象とすることができる。この場合、排気ポート52と連通するバルブガイド挿入孔52aに圧入されたバルブガイド55も撮像部1が備える軸部20が回転可能に挿し込まれる筒状部材として機能する。
つぎに、図4(A)及び図4(B)を参照して、撮像部1について詳細に説明する。撮像部1は、カメラユニット10と、このカメラユニット10が取り付けられる軸部20を備える。カメラユニット10は、カメラ本体11を備える。カメラ本体11は、内部に撮像素子を備えるとともにレンズ12を備えたCCD(Charge Coupled Device)カメラである。カメラ本体11には、照明13が組み込まれている。照明13は、レンズ12と並べて設けられている。これにより、カメラ本体11は、レンズ12を向けた撮像対象、すなわちバルブシート60を照明13で適切に照らしながら撮像することができる。照明13がカメラ本体11に組み込まれていることで、いちいちレンズ12と照明13との位置合わせをしなくてもよく、検査時間を短縮することができる。なお、カメラ本体11は、CCDカメラ以外の他の形式のカメラとしてもよい。
カメラユニット10は、軸部20に取り付けられている。軸部20は、先端側シャフト21、枠状部22及び基端側シャフト23を備える。先端側シャフト21は、検査時にバルブガイド55に挿し込まれる部分であり、バルブガイド55に挿し込みやすいように、その先端部が尖った形状とされている。基端側シャフト23には、のちに詳説するように撮像部回転駆動部30(図1参照)が取り付けられる。先端側シャフト21と基端側シャフト23は、共通する中心軸AX上に配置されている。撮像部1は、撮像装置100の使用時において、中心軸AXがZ方向に一致するように軸部20を配置して用いられる。
枠状部22は、並行に配置された一対の縦部材22aと、並行に配置された一対の横部材22bとを組み合わせることで矩形を形成している。先端側シャフト21は、下側の横部材22bから延びている。その方向は、撮像装置100の使用時において、Z方向下側である。基端側シャフト23は、上側の横部材22bから延びている。その方向は、撮像装置100の使用時において、Z方向上側である。
縦部材22aの軸方向はZ方向と一致している。縦部材22aには、それぞれ第1調整部材24が取り付けられている。第1調整部材24は、図4(B)において矢示2fで示すように、それぞれ縦部材22aの軸方向(Z方向)に沿って昇降移動することができ、また、縦部材22aに対して所望の位置に固定することができる。第1調整部材24には、それぞれ第2調整部材25が取り付けられている。第2調整部材25は、図4(B)において矢示2gで示すように、第1調整部材24に対して、それぞれ枠状部22の前後方向に移動することができ、また、第1調整部材24に対して所望の位置で固定することができる。
一対の第2調整部材25の間には、カメラ取付部材26が設けられている。カメラ取付部材26は、第2調整部材25とともに、矢示2gのように移動することができる。また、カメラ取付部材26は、第1調整部材24及び第2調整部材25とともに、矢示2fのように移動することができる。カメラ取付部材26には、図4(B)で示すように、固定バンド27によってカメラユニット10が括り付けられている。カメラユニット10は、レンズ12の中心が中心軸AXを通過するように、カメラ取付部材26に固定されている。このように、第1調整部材24、第2調整部材25及びカメラ取付部材26を介してカメラユニット10を軸部20に取り付けることで、カメラユニット10は、撮影位置の調整やピントの大まかな調整を行うことができる。なお、ピントの微細な調整は、カメラ本体11が備える機能によって行うことができる。
図1に戻って、撮像部1は、基端側シャフト23を介して撮像部回転駆動部30に取り付けられている。撮像部回転駆動部30は、サーボモータを内蔵しており、矢示2aで示すように撮像部1を回転させることができる。撮像部回転駆動部30は、撮像部1を所定の角度毎に回転させることができる。これにより、撮像部1は、所定の角度毎にバルブシート60を撮像することができる。
撮像部回転駆動部30は、スライダ31に取り付けられている。スライダ31は、Z方向に沿って延びる昇降ガイド部材32に摺動可能に取り付けられている。昇降ガイド部材32には、昇降駆動部33が設けられている。昇降駆動部33はサーボモータを内蔵しており、矢示2bで示すようにスライダ31を昇降ガイド部材32に沿って昇降移動させることができる。これにより、撮像部1は、図5(A)で示すように先端側シャフト21がバルブガイド55から抜き取られた状態及び図5(B)で示すように先端側シャフト21がバルブガイド55に挿し込まれた状態となることができる。先端側シャフト21をバルブガイド55に挿し込んだ状態で撮像部回転駆動部30を作動させれば、撮像部1によって、バルブシート60を360°に亘って撮像することができる。
昇降駆動部33は、スライダ31の移動距離を調節することができる。これにより、撮像装置100は、異なる形状を有するシリンダヘッド50に適応することができる。すなわち、シリンダヘッドの多種類対応が可能となる。なお、例えば、単一種類のシリンダヘッドに適用する場合など、バルブガイド55と撮像部1との関係が一定である場合には、例えば、先端側シャフト21の基端側を拡径して段差を設けておくことで、撮像部1のバルブガイド55に対するZ方向の位置決めを容易に行うことができる。
昇降ガイド部材32は、図1に示すようにX方向ガイド部材34に摺動可能に取り付けられている。X方向ガイド部材34は、X方向に沿って配置されている。X方向ガイド部材34は、X方向駆動部35を備えている。X方向駆動部35は、サーボモータを内蔵しており、矢示2cで示すように、昇降ガイド部材32から撮像部1までをX方向に沿って、移動させることができる。なお、図1では、X方向駆動部35による移動対象を分かりやすくするために、対象部分を、ハッチングを付して示している。
つぎに、ワーク保持部40について説明する。ワーク保持部40は、架台41、第1クランプ42及び第2クランプ43を備える。ワーク保持部40は、シリンダヘッド50をシリンダブロック組付け側を上側に向けた状態でクランプする。
第1クランプ42は、架台41に固定されている。第1クランプ42は、第1支持部42aを備えている。第1支持部42aは、ワークであるシリンダヘッド50に押し付けられた状態で、矢示2eで示すように回転することができるように設けられている。第2クランプ43は、第1クランプ42に対向させて、架台41に対して矢示2dで示すようにX方向に沿って移動可能に設けられている。第2クランプ43は、第2支持部43aと、この第2支持部43aを回転させるサーボモータを内蔵した第2支持部回転駆動部44を備えている。第2クランプ43は、第1クランプ42側に移動することで第1支持部42aと第2支持部43aとの間でシリンダヘッド50をクランプする。また、第2支持部回転駆動部44を作動させることで、クランプしたシリンダヘッド50をその長手方向軸回りに回転させる。このようにシリンダヘッド50を回転させることで、撮像部1が挿し込まれるバルブガイド55をZ方向に沿った状態とすることができる。仮に、シリンダヘッド50自体が水平となったままであると、バルブガイド55は、図3に示すようにZ方向に対して傾斜した状態となる。この状態であると、昇降駆動部33を作動させて撮像部1を降下させても、先端側シャフト21をバルブガイド55に挿し込むことができない。そこで、シリンダヘッド50を傾斜させ、バルブガイド55をZ方向に沿う状態とすることで、先端側シャフト21をバルブガイド55に挿し込むことができるようにする。
撮像装置100には、図1に示すように解析部45が接続される。解析部45は、カメラ本体11と接続されている。カメラ本体11と解析部45との接続形式は、無線接続であっても有線接続であってもよい。解析部45には、カメラ本体11で取得された撮像データが送信される。解析部45は、取得した撮像データに基づいて、検査対象部であるバルブシート60に不良が発生していないか否かの判定(検査)を行う。解析部45は、AI(Artificial Intelligence)を用いて、自動でバルブシート60における不良の発生を検出することができる。
本実施形態の撮像装置100は、所定の角度毎(例えば、15°毎)にバルブシート60を撮像する。撮像装置100では、照明13によってバルブシート60を照らした状態で撮像できるので、鮮明な撮像が可能である。さらに、カメラ本体11を検査対象であるバルブシート60に近づけて撮像することができるので、解像度が高い画像を得ることができる。また、本実施形態の撮像装置100によれば、長方形の画像を取得することができる。長方形の画像は、AIを用いた処理に適用し易く、精度の高い検査を短時間で行うことができる。さらに、撮像部1は、バルブガイド55に挿し込まれて支持された状態で回転するので、その回転の際もバルブシート60との位置関係が変わることがない。
解析部45には、表示部46が接続されている。表示部46には、検査結果が表示される。なお、表示部46には、撮像画像を映し出すことができ、検査員による目視の検査を行うこともできる。
撮像装置100は、制御部47を備える。制御部47には、カメラユニット10、撮像部回転駆動部30、昇降駆動部33、X方向駆動部35及び第2支持部回転駆動部44が接続されている。また、第2クランプ43を移動させる図示されていないサーボモータも制御部47に接続されている。制御部47は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))を備える。制御部47は、予め設定されたプログラムに従って、各駆動部に駆動指令を発し、シリンダヘッド50に設けられた複数のバルブシート60の撮像、さらには、検査を自動で行う。
つぎに、図6を参照して、撮像装置100によって撮像した画像を用いた検査の一例について説明する。撮像装置100は、検査の実行に先立って、シリンダヘッド50の型式に応じて、第1調整部材24及び第2調整部材25を調整しておく。これらの調整は、検査実行前に行っておけば、検査が完了するまで調整する必要はない。また、連続して同一型式のシリンダヘッド50を検査する場合には、調整は不要である。
まず、ステップS1では、図示しないワーク搬入出装置によってシリンダヘッド50を図1に示すように架台41上に搬入する。
シリンダヘッド50の搬入が完了したら、制御部47は、ステップS2において、第2クランプ43を第1クランプ42に向かって移動させ、第1支持部42aと第2支持部43aとの間にシリンダヘッド50をクランプする。
ステップS3において、制御部47は、第2支持部回転駆動部44を作動させ、図3に示すバルブガイド55がZ方向に沿うようにシリンダヘッド50を傾斜させる。ステップS3に引き続いて行うステップS4では、制御部47は、X方向駆動部35を作動させ、撮像部1を最初に撮像を行うバルブシート60の上方に配置する。
ステップS5では、制御部47は、昇降駆動部33を作動させ、撮像部1を降下させて先端側シャフト21をバルブガイド55へ挿入する。そして、ステップS6において、制御部47は、撮像部回転駆動部30を作動させ、撮像部1をθ°回転させる。ここで、θ°は、カメラ本体11の解像度等に応じて適宜設定することができる。
ステップS6に引き続いて実行するステップS7では、カメラユニット10による撮像が行われる。撮像時、照明13は、照射状態とされている。また、バルブガイド55が撮像部1のガイドとして機能し、カメラ本体11をバルブシート60に近接させ、レンズ12をバルブシート60の表面(内周面)に対向させた状態で撮像することができる。これにより、バルブシート60をより鮮明に撮像することができ、検査に適した画像を取得することができる。撮像データは、順次、解析部45へ送信される。なお、撮像部1の降下直後は、撮像部1を回転させることなく撮像を行い、その後に回転と撮像とを繰り返すようにしてもよい。
ステップS8では、制御部47は、θ°ずつ回転している撮像部1が360°分の撮像を終えたか否かを判定する。制御部47は、ステップS8で否定判定(No判定)した場合、ステップS6からの工程を繰り返し行う。一方、制御部47は、ステップS8で肯定判定(Yes判定)した場合、ステップS9へ進む。
ステップS9では、解析部45において、取得した撮像データに対して適宜画像処理を行い、処理された画像に基づいてバルブシート60が適切に施工されており、欠陥がないかを検査する。ステップS10では、制御部47は、解析部45がステップS9で行った画像判定の結果に基づいて、不良箇所の有無を判定する。制御部47は、ステップS10で肯定判定(Yes)した場合、ステップS11へ進む。ステップS11では、制御部47は、解析部45を通じて表示部46に不良箇所が検出された旨を表示させる。また、全設備を一旦停止させる。そして、一旦、処理を終了する(エンド)。処理を終了した後は、不良箇所と判定された部分の評価を行い、その後の処理の進め方を検討し、その検討結果に従った処理を行う。
制御部47は、ステップS10で否定判定(No判定)した場合、ステップS12へ進む。ステップS12では、検査対象となるバルブシート60の全箇所について検査(撮像)が終了したか否かを判定する。制御部47は、ステップS12で否定判定(No判定)した場合、ステップS13へ進む。ステップS13では、制御部47は、昇降駆動部33を作動させて撮像部1を上昇させ、先端側シャフト21をバルブガイド55から抜き取る。ステップS13を実行した後は、再び、ステップS4からの処理を繰り返す。繰り返し時のステップS4では、隣接箇所に設けられたバルブシート60の検査を行うべく、撮像部1を移動させる。
ステップS12で肯定判定(Yes判定)した場合、制御部47は、ステップS14へ進み、昇降駆動部33及びX方向駆動部35に指令を出し、これらを元位置に復帰させる。また、制御部47は、ステップS15において第2クランプ43を第1クランプ42から離間させる。そして、図示しないワーク搬入出装置によってシリンダヘッド50を架台41から排出する。その後、処理は終了となる(エンド)。
このように、本実施形態の撮像装置100によれば、撮像部回転駆動部30、昇降駆動部33を備えるので、撮像部1をバルブガイド55に容易に位置決めすることができ、撮像部1と撮像対象との位置合わせに要する時間を短縮することができる。この際、撮像部1は、シリンダヘッド50に元々装備されているバルブガイド55を用いるため、検査のためのジグなどを取り付ける必要がなく、検査の準備に時間がかからない。また、撮像部1は、バルブガイド55に挿し込むだけでバルブシート60との位置関係が調整されるので、撮像部1と検査対象であるバルブシート60との位置合わせに時間がかからない。また、撮像装置100は、撮像部回転駆動部30、昇降駆動部33とともにX方向駆動部35を備えるので、一連の検査を自動で行うことができる。
また、カメラユニット10に照明13が組み込まれているため、いちいち照明13の位置合わせをしなくても、照明13は撮像に適した位置を照らすことができる。さらに、カメラ本体11をバルブシート60に近接させ、レンズ12をバルブシート60に対向させた状態で撮像することができる。これにより、検査に適した画像を取得することができる。
また、撮像装置100は、解析部45と接続されることでAI処理を用いた自動検査を行うことができる。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1 撮像部 10 カメラユニット
11 カメラ本体 12 レンズ
13 照明 20 軸部
21 先端側シャフト 22 枠状部
23 基端側シャフト 30 撮像部回転駆動部
33 昇降駆動部 35 X方向駆動部
40 ワーク保持部 45 解析部
46 表示部 47 制御部
50 シリンダヘッド(ワーク) 51 吸気ポート
51a バルブガイド挿入孔 55 バルブガイド(筒状部材)
60 バルブシート 100 撮像装置

Claims (1)

  1. 画像を解析する解析部に送られる画像を撮像するカメラ本体に照明が組み込まれたカメラユニットと、前記カメラユニットが取り付けられ、ワークの所定の位置に圧入された筒状部材に回転可能に挿し込まれる軸部と、を備える撮像部と、
    前記撮像部を回転させる撮像部回転駆動部と、
    前記撮像部及び前記撮像部回転駆動部を昇降移動させる昇降駆動部と、
    を、備える撮像装置。
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