JP2022059708A - レーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法 - Google Patents

レーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法 Download PDF

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【課題】レーザ発振器がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するときに発生する誘導ラマン散乱を効果的に抑制することができるレーザ発振器を提供する。【解決手段】パルス生成部11は、パルス信号よりなる出力指令信号に基づいて、パルス信号よりなる駆動電圧信号を生成する。レーザ発振モジュール12は、駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振する。パルス生成部11は、出力指令信号が、ハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と電圧値を駆動電圧信号のローの期間の電圧値まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調する。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法に関する。
近年、レーザ加工機に搭載されているレーザ発振器は高輝度・高出力化が進み、レーザ出力が10kW以上のレーザ発振器を搭載するレーザ加工機が市場に投入されている。レーザ加工機によって薄板の板金を高速に切断するには、高輝度で集光性のよいレーザビームを板金に照射することが必要である。そのために、レーザ発振器が備える光ファイバのコア径を小さくするのが一般的である。
レーザ発振器が高出力化すると、光ファイバの非線形現象の1つである誘導ラマン散乱(Stimulated Raman Scattering)が発生しやすくなる。以下、誘導ラマン散乱をSRSと略記することがある。また、光ファイバのコア径を小さくすると、SRSが発生しやすくなる。SRSが発生するレーザパワーの閾値であるSRS発生閾値Psrs_thは、光ファイバの有効コア断面積をAeff、定数である偏光因子をfp、定数であるラマン利得をGr、光ファイバの有効ファイバ長をLeffとすると、式(1)で計算される。
Psrs_th=16×(Aeff/(fp×Gr×Leff)) …(1)
式(1)より分かるように、光ファイバのコア径が小さいとSRS発生閾値Psrs_thが小さくなって、SRSが発生しやすくなる。コア径を大きくするとレーザビームのビーム品質が悪化して薄板の加工品質を低下させてしまうので、コア径を大きくすることはできない。光ファイバの有効ファイバ長Leffを短くすればSRS発生閾値Psrs_thは大きくなるが、レーザ発振器が備えるフィーディングファイバは10m~20mの長さを有するので、有効ファイバ長Leffを短くすることは困難である。
特開2020-61512号公報
レーザ発振器でSRSが多く発生すると、レーザ発振器より射出されるレーザビームの出力が不安定となり、ビーム品質が悪化する。すると、板金を切断する加工速度または加工品質を低下させてしまう。レーザ発振器は、連続波(CW)発振動作とパルス発振動作とのいずれかを行ってレーザビームを発振する。SRSは、レーザ発振器がCW発振動作を行うときにはほとんど発生しないが、パルス発振動作を行うときに多く発生する。レーザ発振器がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するときに発生するSRSを抑制することが求められる。
本発明は、レーザ発振器がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するときに発生する誘導ラマン散乱を効果的に抑制することができるレーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法を提供することを目的とする。
本発明は、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号に基づいて、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成するパルス生成部と、前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するレーザ発振モジュールとを備え、前記パルス生成部は、前記出力指令信号が、ハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と電圧値を前記駆動電圧信号のローの期間の電圧値まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳し、前記出力指令信号が、ハイの期間に前記所定のレーザ出力以下のレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調せず、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳しないレーザ発振器を提供する。
本発明は、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号を生成する制御装置と、前記出力指令信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振して、レーザビームを射出するレーザ発振器と、前記レーザ発振器が射出するレーザビームを用いて板金を加工する加工部とを備え、前記レーザ発振器は、前記出力指令信号に基づいてハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成するパルス生成部と、前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するレーザ発振モジュールとを備え、前記パルス生成部は、前記出力指令信号が、ハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と電圧値を前記駆動電圧信号のローの期間の電圧値まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳し、前記出力指令信号が、ハイの期間に前記所定のレーザ出力以下のレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調せず、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳しないレーザ加工機を提供する。
本発明は、制御装置が、レーザ発振器によってレーザビームを射出させるために、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号を生成し、ハイの期間の電圧指令値を前記レーザ発振器が射出するレーザビームのレーザ出力に応じて設定し、前記レーザ発振器が備えるパルス生成部が、前記制御装置から供給される前記出力指令信号に基づいてハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成し、前記レーザ発振器が備えるレーザ発振モジュールが、前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振し、前記出力指令信号が、ハイの期間に誘導ラマン散乱が発生するレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記パルス生成部が生成する前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と、誘導ラマン散乱が発生しないレーザ出力に対応する電圧指令値に対応する電圧値まで低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳する誘導ラマン散乱抑制方法を提供する。
本発明のレーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法によれば、レーザ発振器がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するときに発生する誘導ラマン散乱を効果的に抑制することができる。
一実施形態のレーザ発振器を備える一実施形態のレーザ加工機を示す図である。 図1におけるNC装置30がパルス生成部11に供給する出力指令信号の第1の例を示す波形図である。 図2Aに示す出力指令信号が入力されるパルス生成部11が生成する駆動電圧信号を示す波形図である。 NC装置30がパルス生成部11に供給する出力指令信号の第2の例を示す波形図である。 図3Aに示す出力指令信号が入力されるパルス生成部11が生成する駆動電圧信号を示す波形図である。 NC装置30がパルス生成部11に供給する出力指令信号の第3の例を示す波形図である。 図4Aに示す出力指令信号が入力されるパルス生成部11が生成する駆動電圧信号を示す波形図である。 駆動電圧信号のハイの期間に重畳されるサブパルスの詳細を説明するための部分拡大波形図である。 図1におけるレーザ発振モジュール12が、ハイの期間にサブパルスを重畳しない駆動電圧信号に基づいてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生する誘導ラマン散乱の出力を示す波形図である。 レーザ発振モジュール12が、ハイの期間にサブパルスを重畳した駆動電圧信号に基づいてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生する誘導ラマン散乱の出力を示す波形図である。 レーザ発振モジュール12が、サブパルスを重畳せず、ハイの期間の立ち上がり時刻から所定の時間だけ一律に電圧値を低減させた駆動電圧信号に基づいてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生する誘導ラマン散乱の出力を示す波形図である。 出力指令信号の周波数を変化させたときの誘導ラマン散乱の出力割合の変化を示す特性図である。 出力指令信号の周波数を変化させたときのビームパラメータ積の比の変化を示す特性図である。
以下、一実施形態のレーザ発振器、レーザ加工機、及び誘導ラマン散乱抑制方法について、添付図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態のレーザ加工機100を示す。レーザ加工機100は、板金Wを切断するレーザ切断機である。レーザ加工機100は、板金Wを溶接するレーザ溶接機であってもよい。図1に示すように、レーザ加工機100は、ファイバレーザ発振器10、プロセスファイバ15、加工部20、NC装置30を備える。ファイバレーザ発振器10は、一実施形態のレーザ発振器である。プロセスファイバ15は、ファイバレーザ発振器10が射出するレーザビームを加工部20に伝送する。NC装置30は、レーザ加工機100による板金Wの加工を制御する。NC装置30はレーザ加工機100を制御する制御装置の一例である。レーザ発振器はファイバレーザ発振器に限定されない。
ファイバレーザ発振器10は、パルス生成部11、レーザ発振モジュール12、フィーディングファイバ13、ビームカプラ14を備える。後に詳述するように、パルス生成部11は、NC装置30から供給される出力指令信号に基づいて、レーザ発振モジュール12を駆動するための駆動電圧信号を生成してレーザ発振モジュール12に供給する。
レーザ発振モジュール12は、複数のレーザダイオードと、コンバイナと、高反射ファイバブラッググレーティング、アクティブファイバ、低反射ファイバブラッググレーティングを備える公知の構成を有する。コンバイナは、複数のレーザダイオードから射出されて光ファイバによって伝送されるレーザビームを光結合させる。アクティブファイバのコアには、典型的にはYb(イッテルビウム)である希土類の元素が添加されている。コンバイナより射出されたレーザビームは、高反射ファイバブラッググレーティングと低反射ファイバブラッググレーティングとの間に設けられたアクティブファイバに入射される。
アクティブファイバから射出されたレーザビームは、高反射ファイバブラッググレーティングと低反射ファイバブラッググレーティングとの間で往復を繰り返す。低反射ファイバブラッググレーティングは、レーザダイオードが射出するレーザビームの波長とは異なる例えば波長1060nm~1080nmのレーザビームを射出する。
レーザ発振モジュール12より射出されたレーザビームは、フィーディングファイバ13のコアに入射される。フィーディングファイバ13は、レーザビームをビームカプラ14へと伝送する。
ビームカプラ14は、コリメートレンズ141、全反射ミラー142、集束レンズ143を備える。コリメートレンズ141は、フィーディングファイバ13の射出端より射出された発散光のレーザビームを平行化して、コリメート光に変換する。全反射ミラー142は、入射されたコリメート光を全反射させて集束レンズ143に入射させる。集束レンズ143は、入射されたコリメート光のレーザビームを集束して収束光に変換して、プロセスファイバ15のコアに入射させる。プロセスファイバ15は、レーザビームを加工部20へと伝送する。
加工部20は、加工ヘッド21と、加工ヘッド21を駆動する駆動部22とを備える。加工ヘッド21は、コリメートレンズ211と集束レンズ212とを備える。コリメートレンズ211は、プロセスファイバ15の射出端より射出された発散光のレーザビームを平行化して、コリメート光に変換する。集束レンズ212は、入射されたコリメート光のレーザビームを集束して収束光に変換し、板金Wに照射する。駆動部22は、板金Wに照射されるレーザビームを移動させて板金Wを切断するよう、加工ヘッド21を板金Wに沿って移動させる。駆動部22は、加工ヘッド21が固定されていて、板金Wを移動させてもよい。駆動部22は、板金Wを切断するよう板金Wに対して相対的に加工ヘッド21を移動させればよい。
次に、以上のように構成されるレーザ加工機100において、ファイバレーザ発振器10がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するときのNC装置30及びパルス生成部11の動作を説明する。
図2Aに示すように、NC装置30は、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号をパルス生成部11に供給する。出力指令信号はデジタル信号で構成されており、ハイの期間の各パルスの高さは電圧指令値を示す。NC装置30は、ハイの期間の電圧指令値をファイバレーザ発振器10(レーザ発振モジュール12)が射出するレーザビームの所望のレーザ出力(レーザパワー)に応じて設定する。図2Aは、レーザ出力100%に対応する電圧指令値(100%の電圧指令値)を有する出力指令信号を示す。
出力指令信号の周期をT0、ハイの期間をH0とすると、デューティ比は(H0/T0)×100で表される。図2Aに示す出力指令信号及び後述する出力指令信号は、デューティ比50%である場合を例としている。デューティ比は50%に限定されるものではなく、例えば10%~90%のうちの任意のデューティ比に設定されていればよい。図2Aに示す出力指令信号においては、期間H0は一例として600μsである。
図2Bは、図2Aに示す出力指令信号がパルス生成部11に供給されたときにパルス生成部11が生成する駆動電圧信号を示す。パルス生成部11が生成する駆動電圧信号は例えばアナログ信号である。但し、パルス生成部11が生成する駆動電圧信号はアナログ信号に限定されるものではない。
パルス生成部11は、入力される出力指令信号に基づいて、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成する。出力指令信号のハイの期間H0の電圧指令値が100%であるので、パルス生成部11は、ハイの期間に100%の電圧値を有する駆動電圧信号を生成する。このとき、図2Bに示すように、パルス生成部11は、ハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値をパルス状に変調する。パルス生成部11は、駆動電圧信号の電圧値を維持するハイの状態と、電圧値を、駆動電圧信号のローの期間の電圧値(最小電圧値)まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すように、電圧値をパルス状に変調する。
電圧値の変調によって駆動電圧信号に重畳されるパルス波形をサブパルスと称することとする。ハイの期間にサブパルスを重畳する時間は、ハイの期間の立ち上がり時刻から一例として400μsである。
図2Aに示す出力指令信号は期間H0が600μsであるため、駆動電圧信号のハイの期間も600μsであり、そのうちの一部である400μsの期間にサブパルスが重畳されている。ハイの期間の立ち上がり時刻から400μsを超えた時間には、サブパルスは重畳されていない。
図3Aは、レーザ出力90%に対応する90%の電圧指令値を有し、期間H0が400μsである出力指令信号を示している。図3Bは、パルス生成部11が生成する駆動電圧信号を示している。図3Aに示す出力指令信号は期間H0が400μsであるため、図3Bに示すように、駆動電圧信号のハイの期間も400μsであり、400μsの全期間にサブパルスが重畳されている。駆動電圧信号のハイの期間が上記の予め設定した時間以下であれば、駆動電圧信号のハイの全期間にサブパルスが重畳される。
このように、パルス生成部11は、出力指令信号がハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調して、駆動電圧信号にサブパルスを重畳するように構成されている。一方、パルス生成部11は、出力指令信号がハイの期間に所定のレーザ出力以下のレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調せず、駆動電圧信号にサブパルスを重畳しないように構成されている。所定のレーザ出力とは、レーザ出力100%に対する所定の割合であり、所定の割合は例えば80%である。
図4Aは、レーザ出力70%に対応する70%の電圧指令値を有する出力指令信号を示している。パルス生成部11は、図4Aに示す出力指令信号が入力された場合には、80%以下の電圧指令値を有する出力指令信号であるため、図4Bに示すように、ハイの期間にサブパルスを重畳しない駆動電圧信号を生成する。
図5に示す駆動電圧信号の1つのパルスの拡大図を用いて、サブパルスを詳細に説明する。0%の電圧指令値に対応する0%の電圧値(最小電圧値)からサブパルスがローとなっている期間の電圧値までを出力制限率PLRと称することとする。なお、最小電圧値は電圧値0ではない所定の小さな電圧値である。
レーザ発振モジュール12がパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するとき、レーザ出力が高出力であれば誘導ラマン散乱(SRS)が発生し、低出力であればSRSは発生しない。出力制限率PLRはSRSが発生しないレーザ出力に対応する電圧値に設定されている。出力制限率PLRは、SRSが発生しないできるだけ高出力のレーザ出力に対応する電圧値に設定するのがよい。電圧指令値が80%であるときにSRSが発生しない場合、上記のように、パルス生成部11は80%以下の電圧指令値でサブパルスを重畳しない。このときの出力制限率PLRは、80%の電圧指令値に対応して80%の電圧値とすればよい。
図5に示すように駆動電圧信号のハイの期間の電圧値が100%であるとすれば、パルス生成部11は、駆動電圧信号のハイの期間を電圧値100%と電圧値80%とを交互に繰り返すように変調する。これにより、パルス生成部11は、駆動電圧信号のハイの期間に、サブパルスのハイの期間に電圧値100%でサブパルスのローの期間に電圧値80%のサブパルスを重畳する。
サブパルスの周期T1は例えば20μsである。サブパルスのデューティ比は例えば50%である。図2B、図3B、図5では図示の都合上、周期T1を時間方向に拡大している。サブパルスが重畳されている期間において、レーザ発振モジュール12が射出するレーザビームの単位時間当たりのレーザ出力の平均値は、サブパルスを重畳しない場合と比較して低下する。しかしながら、サブパルスが重畳されている期間においても、レーザ出力の電圧指令値で指令されている最大値は維持されている。サブパルスを重畳する期間を出力制限時間PLTと称することとする。上記のように、出力制限時間PLTは一例として400μsである。
レーザ発振モジュール12においてSRSが発生し始める駆動電圧信号の電圧値は、レーザ発振モジュール12の個体差によって変化する。よって、出力制限率PLRは各個体のレーザ発振モジュール12によって設定すればよい。サブパルスの周期T1及びデューティ比は特に限定されない。
図6及び図7を用いて、パルス生成部11が駆動電圧信号にサブパルスを重畳することによる作用効果を説明する。図6は、レーザ発振モジュール12が、サブパルスを重畳しない駆動電圧信号に基づいてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生するSRS出力を示している。SRS出力とは、SRSの発生量を示すレーザパワーである。図6に示す例では、駆動電圧信号のハイの期間を500μs、デューティ比を50%、周波数を1kHzとした場合のレーザ出力及びSRS出力を示している。
図6に示すように、実線で示すレーザ出力は、駆動電圧信号の時刻0での立ち上がりに伴って最小値から急増し、その後、漸増して最大値となって最大値を維持する。レーザ出力は、500μs経過した時点の駆動電圧信号の立ち下がりに伴って最大値から急減し、その後、漸減して最小値となる。破線で示すSRS出力は、レーザ出力の立ち上がりに伴って最小値から漸増して最大値に至り、その後、漸減して300μs程度経過した時点で最小値となる。SRSは一例として1110nm~1130nmを中心波長として発生する。最小値は、ほぼ0の極めて小さい値である。なお、図6及び図7において、レーザ出力とSRS出力とは、各出力値が発生する時間的なタイミングを示し、縦軸方向の各出力値は両者の絶対的な値の関係を示すものではない。
図6より分かるように、本発明者による検証によって、SRSは、駆動電圧信号のハイの期間が500μsのように300μsより長くても、時刻0から300μs程度の時間でしか発生しないことが確認されている。SRSは、長くても時刻0から400μsの時間でしか発生しない。
図7は、レーザ発振モジュール12が、サブパルスを重畳した駆動電圧信号に基づいてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生するSRS出力を示している。図7においても、駆動電圧信号のハイの期間を500μs、デューティ比を50%、周波数を1kHzとした場合のレーザ出力及びSRS出力を示している。図7においては、出力制限時間PLTを300μsとしている。
図7に示すように、SRSが発生する時刻0から300μsの出力制限時間PLTにサブパルスを重畳すると、サブパルスのハイの期間ではSRSがわずかに発生するものの、サブパルスのローの期間ではSRSが発生しない。従って、SRS出力は、サブパルスのハイの期間で一旦増加するものの、サブパルスのローの期間で減少するので、図6に示すように山状の大きな値となることはなく、小さな値で増減を繰り返す。レーザ発振モジュール12が駆動電圧信号にサブパルスを重畳することによって、SRS出力を大幅に減少させることができる。上記の例において、出力制限時間PLTを400μsとしているのは、SRSは、長くても時刻0から400μsの時間でしか発生しないからである。
このように、本実施形態の誘導ラマン散乱抑制方法は、出力指令信号が、ハイの期間にSRSが発生するレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、次のようにしてSRSを抑制する。パルス生成部11が、生成する駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、パルス状に変調して、駆動電圧信号にサブパルスを重畳する。パルス生成部11が重畳するサブパルスは、駆動電圧信号の電圧値を維持するハイの状態と、SRSが発生しないレーザ出力に対応する電圧指令値に対応する電圧値まで低下させるローの状態とを交互に繰り返す。
以上のようにして、本実施形態のレーザ発振器であるレーザ発振モジュール12を備えるファイバレーザ発振器10、及び本実施形態の誘導ラマン散乱抑制方法によれば、SRSを効果的に抑制することができる。本実施形態のレーザ加工機であるレーザ加工機100によれば、SRSの抑制によってビーム品質をほとんど悪化させることがないので、板金Wを良好な加工品質で加工することができる。
上記のように、駆動電圧信号にサブパルスを重畳してもレーザ出力の電圧指令値で指令されている最大値は維持されているから、レーザ加工機100は、高輝度のレーザビームを用いて板金Wを加工することができる。
図8は比較例であり、レーザ発振モジュール12が、サブパルスを重畳するのではなく、時刻0から200μsの時間に一律に電圧値を80%に低減させてレーザビームを発振したときのレーザ出力と、そのときに発生するSRS出力を示している。図8においても、駆動電圧信号のハイの期間を500μs、デューティ比を50%、周波数を1kHzとした場合のレーザ出力及びSRS出力を示している。
図8に示すように、時刻0から200μsの時間に電圧値を80%に低減させると、時刻0から200μsの時間にSRSは発生しない。ところが、200μsの時点で電圧値を100%に増加させると、200μsの時点以降に、図6と同様の山状の比較的大きな値のSRSが発生する。これに対して、図7に示すように、駆動電圧信号にサブパルスを重畳した場合には、出力制限時間PLTを経過した後に山状のSRSは発生しない。
図9及び図10を用いて、パルス生成部11が駆動電圧信号にサブパルスを重畳することによって得られる効果をさらに説明する。図9は、出力指令信号(駆動電圧信号)の周波数を変化させたときのSRS出力割合の変化を示している。ここでのSRS出力割合とは、SRS出力をレーザ出力とSRS出力との加算値で除算した値である。即ち、SRS出力割合とは、1060nm~1080nmと1110nm~1130nmを含む全体のレーザパワーのうちの1110nm~1130nmのレーザパワーの割合である。図9及び図10において、三角を結んだ折れ線は駆動電圧信号をサブパルスで変調しなかった場合、丸を結んだ折れ線は駆動電圧信号をサブパルスで変調した場合のSRS出力割合を示している。周波数の最小値は100Hzである。
図9に示すように、駆動電圧信号をサブパルスで変調することにより、100Hz~10kHzの全周波数範囲でSRSがわずかしか発生しないことが分かる。駆動電圧信号をサブパルスで変調しないと、SRS出力割合は周波数2kHzで最大の25%も発生し、全周波数範囲でSRSが多く発生していることが分かる。
図10は、出力指令信号の周波数を変化させたときのBPP比の変化を示している。BPPとはビームパラメータ積(Beam Parameter Products)を示し、ビームウェストの半径とビームの発散角の半値半幅の積として定義されるビーム品質を表す指標である。ここでのBPP比とは、レーザ発振モジュール12がレーザ出力100%、デューティ比50%でパルス発振動作したときのBPPを、レーザ発振モジュール12がレーザ出力50%でCW発振動作したときのBPPで除算した値である。
なお、NC装置30がパルス信号ではなく一定値の出力指令信号をパルス生成部11に供給すれば、パルス生成部11は一定値の駆動電圧信号をレーザ発振モジュール12に供給して、レーザ発振モジュール12はCW発振動作を行う。
レーザ出力100%、デューティ比50%でパルス発振動作したときの平均出力と、レーザ出力50%でCW発振動作したときの平均出力とはいずれも50%である。平均出力が同じであるため、ファイバレーザ発振器10及び測定光学系にかかる単位時間当たりの熱負荷は同等である。熱負荷が大きくなると熱レンズを引き起こしてBPPが悪化する。熱負荷を同等にしているので両者のBPPを適切に比較することができる。
前述のようにレーザ発振モジュール12がCW発振動作を行うときにはSRSはほとんど発生しない。よって、レーザ発振モジュール12がレーザ出力100%、デューティ比50%でパルス発振動作するときにSRSが少ないほど、BPP比は100%に近付くことになる。逆に言えば、図10において、BPP比が100%に近いほど、レーザ発振モジュール12がレーザ出力100%でパルス発振動作するときにSRSが発生しないということである。
図10に示すように、駆動電圧信号をサブパルスで変調することにより、100Hz~10kHzの全周波数範囲でSRSがわずかしか発生しないことが分かる。駆動電圧信号をサブパルスで変調しないと、BPP比は周波数3kHzで最大の150%近くまで達しており、全周波数範囲でSRSの発生によってBPPが悪化していることが分かる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
10 ファイバレーザ発振器
11 パルス生成部
12 レーザ発振モジュール
13 フィーディングファイバ
14 ビームカプラ
15 プロセスファイバ
20 加工部
21 加工ヘッド
22 駆動部
30 NC装置(制御装置)
100 レーザ加工機
W 板金

Claims (5)

  1. ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号に基づいて、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成するパルス生成部と、
    前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するレーザ発振モジュールと、
    を備え、
    前記パルス生成部は、
    前記出力指令信号が、ハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と電圧値を前記駆動電圧信号のローの期間の電圧値まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳し、
    前記出力指令信号が、ハイの期間に前記所定のレーザ出力以下のレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調せず、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳しない
    レーザ発振器。
  2. 前記パルス生成部は、前記サブパルスのローの期間の電圧値が、前記所定のレーザ出力に対応する電圧指令値に対応する電圧値となるよう、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を変調する請求項1に記載のレーザ発振器。
  3. 前記パルス生成部は、
    前記駆動電圧信号のハイの期間が前記予め設定した時間より長いときには、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から前記予め設定した時間だけ前記サブパルスを重畳し、前記駆動電圧信号のハイの期間の前記予め設定した時間を超えた期間には前記サブパルスを重畳せず、
    前記駆動電圧信号のハイの期間が前記予め設定した時間以下であるときには、前記駆動電圧信号のハイの全期間前記サブパルスを重畳する
    請求項1または2に記載のレーザ発振器。
  4. ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号を生成する制御装置と、
    前記出力指令信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振して、レーザビームを射出するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器が射出するレーザビームを用いて板金を加工する加工部と、
    を備え、
    前記レーザ発振器は、
    前記出力指令信号に基づいてハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成するパルス生成部と、
    前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振するレーザ発振モジュールと、
    を備え、
    前記パルス生成部は、
    前記出力指令信号が、ハイの期間に所定のレーザ出力を超えるレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と電圧値を前記駆動電圧信号のローの期間の電圧値まで低下させることなく所定の電圧値だけ低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳し、
    前記出力指令信号が、ハイの期間に前記所定のレーザ出力以下のレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値をパルス状に変調せず、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳しない
    レーザ加工機。
  5. 制御装置が、レーザ発振器によってレーザビームを射出させるために、ハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる出力指令信号を生成し、ハイの期間の電圧指令値を前記レーザ発振器が射出するレーザビームのレーザ出力に応じて設定し、
    前記レーザ発振器が備えるパルス生成部が、前記制御装置から供給される前記出力指令信号に基づいてハイとローとを交互に繰り返すパルス信号よりなる駆動電圧信号を生成し、
    前記レーザ発振器が備えるレーザ発振モジュールが、前記駆動電圧信号に基づいてパルス発振動作を行ってレーザビームを発振し、
    前記出力指令信号が、ハイの期間に誘導ラマン散乱が発生するレーザ出力に対応する電圧指令値を有するとき、前記パルス生成部が生成する前記駆動電圧信号のハイの期間の電圧値を、前記駆動電圧信号のハイの期間の立ち上がり時刻から予め設定した時間だけ、電圧値を維持するハイの状態と、誘導ラマン散乱が発生しないレーザ出力に対応する電圧指令値に対応する電圧値まで低下させるローの状態とを交互に繰り返すようにパルス状に変調して、前記駆動電圧信号にサブパルスを重畳する
    誘導ラマン散乱抑制方法。
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