JP2022057169A - 電子機器、及び液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤動作が生じるおそれを低減できる電子機器を提供すること。【解決手段】交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、直流電圧が供給される負荷と、交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、を備え、電源制御回路は、交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力し、放電回路は、電源供給信号に基づいて、電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える、電子機器。【選択図】図5
Description
本発明は、電子機器、及び液体吐出装置に関する。
液体吐出装置を含む電子機器では、電源回路において、例えば100Vの商用交流電源電圧を任意の電圧値の直流電圧に変換し、変換した直流電圧を電子機器に含まれる各構成に供給することで動作している。このような電子機器では、商用交流電源の供給が停止した後、再度商用交流電源が供給された場合に、商用交流電源の供給が停止する直前の動作状態で起動する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、停電が発生した後に復旧した場合に、自動的に起動するプリンターが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、商用交流電源の供給が短時間のみ停止した場合等において、電子機器に誤動作が生じるおそれがあった。
本発明に係る電子機器の一態様は、
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記直流電圧が供給される負荷と、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記直流電圧が供給される負荷と、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
本発明に係る液体吐出装置の一態様は、
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記電源回路が出力する前記直流電圧が供給され、液体を吐出するヘッドユニットと、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記電源回路が出力する前記直流電圧が供給され、液体を吐出するヘッドユニットと、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、本発明に係る電子機器の一例として、媒体に対して液体を吐出する液体吐出装置であって、液体との一例としインクを吐出するインクジェットプリンターを例示して説明を行う。なお、電子機器は、液体吐出装置に限るものではなく、商用交流電圧を任意の直流電圧に変換し出力する電源回路を有する電子機器であればよく、例えば、プロジェクター、パーソナルコンピューター、スキャナー等であってもよい。
1.液体吐出装置の概要
図1は、電子機器の一例としての液体吐出装置1の構造を示す図である。図1に示すように、液体吐出装置1は、移動体2を主走査方向に沿った方向に往復動させる移動ユニット3を備える。
図1は、電子機器の一例としての液体吐出装置1の構造を示す図である。図1に示すように、液体吐出装置1は、移動体2を主走査方向に沿った方向に往復動させる移動ユニット3を備える。
移動ユニット3は、移動体2の移動の駆動源となるキャリッジモーター31と、両端が固定されたキャリッジガイド軸32と、キャリッジガイド軸32とほぼ平行に延在し、キャリッジモーター31により駆動されるタイミングベルト33とを有する。
移動体2は、キャリッジ24を有する。キャリッジ24は、キャリッジガイド軸32に往復動自在に支持されるとともに、タイミングベルト33の一部に固定されている。これにより、キャリッジモーター31によりタイミングベルト33を正逆走行することで、移動体2がキャリッジガイド軸32に案内されて往復動する。移動体2のうち、媒体Pと対向する部分にはヘッドユニット20が設けられている。このヘッドユニット20の媒体Pと対向する面には、インクを吐出する多数のノズルが位置している。そして、ヘッドユニット20には、フレキシブルケーブル190を介してヘッドユニット20の動作を制御する各種制御信号が供給される。
また、液体吐出装置1は、媒体Pを搬送方向に沿ってプラテン40上で搬送させる搬送ユニット4を備える。搬送ユニット4は、媒体Pの搬送の駆動源である搬送モーター41と、搬送モーター41により回転し、媒体Pを搬送方向に沿って搬送する搬送ローラー42とを有する。
以上のように構成された液体吐出装置1では、媒体Pが搬送ユニット4によって搬送されるタイミングで、ヘッドユニット20から当該媒体Pにインクが吐出されることで、媒体Pの表面に所望の画像が形成される。
次に、液体吐出装置1の機能構成について説明する。図2は、液体吐出装置1の機能構成を示す図である。図2に示すように液体吐出装置1は、制御ユニット10、ヘッドユニット20、及び制御ユニット10とヘッドユニット20とを電気的に接続するフレキシブルケーブル190を備える。
制御ユニット10は、制御部100、駆動信号出力回路50、電源回路70、自動復帰制御回路80、及び操作部110を有する。
操作部110には、ユーザーにより各種の操作指示が入力される。操作部110に入力されるユーザーの操作指示としては、例えば、液体吐出装置1の起動、停止、印刷処理の実行、エラーの解除などが挙げられる。そして、操作部110は、入力されたユーザーの操作指示を示す操作情報信号を生成し、制御部100に出力する。
電源回路70は、交流電源電圧である電圧ACに基づいて直流電圧である電圧VHV,VDDを生成し、液体吐出装置1の各部に供給する。具体的には、電源回路70は、液体吐出装置1の外部から供給される電圧ACに基づいて、例えば、42Vの直流電圧である電圧VHVと、5Vの直流電圧である電圧VDDとを生成し、液体吐出装置1の構成に出力する。このような電源回路70は、交流電源電圧である電圧ACを直流電圧である電圧VHVに変換するAC/DCコンバーターと、電圧VHVを降圧することで電圧VDDを生成するDA/DAコンバーターとを含んで構成される。なお、電源回路70は、電圧VHV,VDDに加えて、若しくは電圧VHV,VDDに替えて異なる電圧値の電圧信号を生成してもよい。
制御部100には、液体吐出装置1の外部に設けられる不図示の外部機器であって、例えば、ホストコンピューター等から画像データが供給されるとともに、操作部110から操作指示情報UCが入力される。そして、制御部100は、供給される画像データに各種の画像処理等を施すことで、液体吐出装置1の各部を制御するための各種制御信号を生成し、対応する構成に出力する。
具体的には、制御部100は、駆動信号出力回路50に基駆動データdAを出力する。ここで、基駆動データdAは、ヘッドユニット20に供給される駆動信号COMの波形を規定するデータを含むデジタル信号である。そして、駆動信号出力回路50は、入力される基駆動データdAをアナログ信号に変換した後、変換した信号を増幅することで駆動信号COMを生成し、ヘッドユニット20に供給する。
また、制御部100は、ヘッドユニット20の動作を制御するための駆動データ信号DATAを生成し、ヘッドユニット20に出力する。ヘッドユニット20は、選択制御部210、複数の選択部230、及び吐出ヘッド21を有する。また、吐出ヘッド21は、圧電素子60を含む吐出部600を複数個有する。ここで、複数の選択部230のそれぞれは、吐出ヘッド21が有する複数の吐出部600のそれぞれに含まれる圧電素子60に対応して設けられている。
選択制御部210には、駆動データ信号DATAが入力される。選択制御部210は、入力される駆動データ信号DATAに基づいて選択部230のそれぞれに対して駆動信号COMを選択すべきか又は非選択とすべきかを指示する選択制御信号を生成し、複数の選択部230のそれぞれに出力する。複数の選択部230のそれぞれは、入力される選択制御信号に基づいて、駆動信号COMを選択、又は非選択とすることで駆動信号VOUTを生成する。そして、選択部230は、生成した駆動信号VOUTを吐出ヘッド21に含まれる対応する吐出部600に含まれる圧電素子60の一端に供給する。また、圧電素子60の他端には、圧電素子60の駆動の基準となる基準電圧信号VBSが供給されている。ここで、基準電圧信号VBSは、5Vの直流電圧の信号であってもよく、また、グラウンドの電位であってもよい。
圧電素子60は、ヘッドユニット20における複数のノズルのそれぞれに対応して設けられる。そして、圧電素子60が、一端に供給される駆動信号VOUTと、他端に供給される基準電圧信号VBSとの電位差に応じて駆動することで、対応するノズルからインクが吐出される。
また、制御部100は、自動復帰制御回路80の動作を制御する制御信号Ctrlを出力する。また、自動復帰制御回路80には、交流電源電圧である電圧ACも供給される。そして、自動復帰制御回路80は、交流電源電圧である電圧ACの供給が停止した場合に、供給が停止した旨を示す制御信号Ctrlを制御部100に出力するとともに、交流電源電圧である電圧ACの供給が開始した場合に、制御部100から入力される制御信号Ctrlに基づいて、電源回路70を起動するか否かを判断し、判断結果を示す電源制御信号AOを電源回路70に出力する。なお、自動復帰制御回路80の詳細については後述する。
以上のように、本実施形態における液体吐出装置1では、電源回路70に交流電源電圧である電圧ACが供給され、電源回路70は、供給される電圧ACから直流電圧である電圧VHV,VDDを生成し出力する。そして、電源回路70が生成した電圧VHVが、液体を吐出するヘッドユニット20、制御部100、及び駆動信号出力回路50を含む液体吐出装置1の各部に供給されることで、液体吐出装置1の各部は、所望の動作を実行する。この電圧VHVが供給されるヘッドユニット20、制御部100、及び駆動信号出力回路50の少なくとも1つが負荷の一例である。
2.吐出部の構成
次に、ヘッドユニット20において、液体を吐出する吐出部600の構成、及び動作について説明する。図3は、ヘッドユニット20が有する複数の吐出部600の配置の一例を示す図である。なお、図3では、ヘッドユニット20が4個の吐出ヘッド21を有する場合を例示している。
次に、ヘッドユニット20において、液体を吐出する吐出部600の構成、及び動作について説明する。図3は、ヘッドユニット20が有する複数の吐出部600の配置の一例を示す図である。なお、図3では、ヘッドユニット20が4個の吐出ヘッド21を有する場合を例示している。
図3に示すように、吐出ヘッド21は、一方向に列状に設けられた複数の吐出部600を有する。すなわち、ヘッドユニット20には、吐出部600に含まれるノズル651が一方向に並ぶノズル列Lが、吐出ヘッド21の数だけ形成されている。なお、吐出ヘッド21が有するノズル列Lにおけるノズル651の配置は、一列に限るものではなく、例えば、吐出ヘッド21は、複数のノズル651が、端から数えて偶数番目のノズル651と奇数番目のノズル651とが、互いに位置が相違するように千鳥状に配置されたノズル列Lを有してもよく、また、複数のノズル651が2列以上で並設されノズル列Lを含んでもよい。
図4は、吐出部600の概略構成を示す図である。図4に示すように、吐出部600は、圧電素子60と、振動板621と、キャビティー631と、ノズル651とを含む。キャビティー631には、リザーバー641からインクが供給されるインクが充填している。また、リザーバー641には、不図示のインクカートリッジから供給口661を経由してインクが導入される。すなわち、キャビティー631には、対応するインクカートリッジに貯留されているインクが充填している。
振動板621は、図4において上面に設けられた圧電素子60の駆動によって変位する。そして、振動板621の変位に伴って、インクが充填されるキャビティー631の内部容積が拡大、縮小する。すなわち、振動板621は、キャビティー631の内部容積を変化させるダイヤフラムとして機能する。ノズル651は、ノズルプレート632に設けられ開口部であって、キャビティー631と連通している。そして、キャビティー631の内部容積が変化することで、内部容積の変化に応じた量のインクが、キャビティー631に導入されるとともに、ノズル651から吐出される。
圧電素子60は、圧電体601を一対の電極611,電極612で挟んだ構造である。このような構造の圧電体601は、電極611,電極612により供給された電圧の電位差に応じて、電極611,電極612の中央部分が、振動板621とともに上下方向に撓む。具体的には、圧電素子60の電極611には駆動信号VOUTが供給され、電極612には、基準電位の信号が供給される。そして、電極611に供給される駆動信号VOUTの電圧レベルが低くなると、対応する圧電素子60は上方向に撓み、電極611に供給される駆動信号VOUTの電圧レベルが高くなると、対応する圧電素子60は下方向に撓む。
以上のように構成された吐出部600では、圧電素子60が上方向に撓むことで、振動板621が上方向に変位し、キャビティー631の内部容積が拡大する。これにより、リザーバー641からインクが引き込まれる。一方、圧電素子60が下方向に撓むことで、振動板621が下方向に変位し、キャビティー631の内部容積が縮小する。これにより、縮小の程度に応じた量のインクが、ノズル651から吐出される。なお、圧電素子60は、図4に示す構造に限られるものではなく、圧電素子60の駆動に伴ってノズル651からインクが吐出できる構造であればよい。また、圧電素子60は、上述した屈曲振動の構成に限られず、例えば、縦振動を用いる構造でもよい。さらに、圧電素子60は、電極611に供給される駆動信号VOUTの電圧レベルが高くなると、対応する圧電素子60は上方向に撓み、電極611に供給される駆動信号VOUTの電圧レベルが低くなると、対応する圧電素子60は下方向に撓む構成であってもよい。
3.自動復帰制御回路の構成、及び動作
次に、自動復帰制御回路80の構成、及び動作について図5を用いて説明する。図5は、自動復帰制御回路80の構成を示す図である。図5に示すように、自動復帰制御回路80は、電源供給検出回路81と、放電回路82と、電源制御回路83と、を含む複数の回路及び回路素子により構成されている。なお、図5には、電圧VDD1~VDD4を図示している。この電圧VDD1~VDD4は、電源回路70が出力する電圧信号に基づく信号であって、それぞれが同じ電位の信号であってもよく、また、異なる電位の信号であってもよい。
次に、自動復帰制御回路80の構成、及び動作について図5を用いて説明する。図5は、自動復帰制御回路80の構成を示す図である。図5に示すように、自動復帰制御回路80は、電源供給検出回路81と、放電回路82と、電源制御回路83と、を含む複数の回路及び回路素子により構成されている。なお、図5には、電圧VDD1~VDD4を図示している。この電圧VDD1~VDD4は、電源回路70が出力する電圧信号に基づく信号であって、それぞれが同じ電位の信号であってもよく、また、異なる電位の信号であってもよい。
電源供給検出回路81は、交流電源電圧である電圧ACの供給の有無を検出し、電圧ACの供給の有無を示す電源供給信号TDを出力する。
電源供給検出回路81には、電圧ACが供給される。電源供給検出回路81に供給された電圧ACは、整流回路84にて整流された後、抵抗R1、R2で分圧される。そして、抵抗R1,R2で分圧された信号がトランジスターQ1のベース端子に供給される。トランジスターQ1のコレクター端子には、フォトカプラU1のカソード端子が接続されている。また、フォトカプラU1のアノード端子には、電圧VDD1が供給され、フォトカプラU1のコレクター端子には、抵抗R3を介して電圧VDD2が供給され、フォトカプラU1のエミッター端子には、抵抗R4とトランジスターQ2のベースが接続されている。
トランジスターQ2のコレクター端子には、抵抗R5,R6が直列に接続され、エミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給されている。具体的には、抵抗R5の一端には、ダイオードD1を介して電圧VDD2が供給され、抵抗R5の他端は、抵抗R6の一端と接続されている。抵抗R6の他端は、トランジスターQ2のコレクター端子と接続され、トランジスターQ2のエミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給される。そして、直列に接続された抵抗R5,R6の接続点は、コンパレータCMP1の+側入力端子と接続されるとともに、一端にグラウンド電位GND2が供給されるコンデンサーC2が接続されている。
また、コンパレータCMP1の-側入力端子には、抵抗R7,R8が接続されている。具体的には、抵抗R7の一端には、ダイオードD1を介して電圧VDD2が供給され、抵抗R7の他端が、コンパレータCMP1の-側入力端子、及び抵抗R8の一端と接続され、抵抗R8の他端には、グラウンド電位GND2が供給されている。
そして、コンパレータCMP1の出力端子には、抵抗R9が接続されている。抵抗R9の一端には、ダイオードD1を介して電圧VDD2が供給され、他端がコンパレータCMP1の出力端子と接続されている。このコンパレータCMP1の出力端子と抵抗R9の他端との接続点の電圧信号が、電源供給検出回路81から出力される電源供給信号TDに相当する。
電源供給検出回路81が出力する電源供給信号TDは、トランジスターQ3のベース端子、及び放電回路82に入力される。
トランジスターQ3のコレクター端子には、抵抗R11を介して電圧VDD3が供給され、トランジスターQ3のエミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給されている。そして、トランジスターQ3のコレクター端子の電圧信号が、制御信号Ctrlとしての電源供給判定信号TDRであるとして、制御部100に出力される。
放電回路82は、トランジスターQ4を含む。トランジスターQ4のコレクター端子には、抵抗R12,R13を介して電圧VDD4が供給されている。また、トランジスターQ4のエミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給されている。
電源制御回路83は、電源回路70の動作を制御する電源制御信号AOを出力する。
電源制御回路83には、電圧VDD4が供給される。電源制御回路83に供給された電圧VDD4は、抵抗R12と抵抗R14とで分圧された後、分圧された電圧信号がトランジスターQ6のベース端子に供給される。トランジスターQ6のエミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給されている。そして、トランジスターQ6のコレクター端子の電圧信号が、電源制御信号AOとして電源回路70に出力される。ここで、本実施形態における電源回路70は、電源制御回路83から入力される電源制御信号AOがLレベルである場合、電圧VHV,VDDの出力を停止する。すなわち、電源制御回路83は、トランジスターQ6を有し、電源回路70の動作を制御する電源制御信号AOを出力する。ここで、トランジスターQ6が、電源制御回路83が有するトランジスターの一例であり、トランジスターQ6のベース端子が制御端子の一例である。
また、電源制御回路83は、複数のコンデンサーC3を有する。複数のコンデンサーC3は、トランジスターQ6のベース端子とグラウンド電位GND2との間で並列に接続されている。この並列に接続された複数のコンデンサーC3と抵抗R12,R14には、トランジスターQ4のベース端子に供給される電圧VDD4に基づく電圧信号の電位が、トランジスターQ6の閾値電圧に達するまでの時間を規定する。具体的には、複数のコンデンサーC3と抵抗R12,R14によって規定されるトランジスターQ6のベース端子の電位が、トランジスターQ6の閾値電圧に到達するまでの時間は、制御部100に電源電圧が供給された後、制御部100が起動するのに要する時間よりも長くなるように設定される。ここで、複数のコンデンサーC3が複数の第2容量素子の一例である。
トランジスターQ5のベース端子には、制御部100が出力する制御信号Ctrlとしての電源供給制御信号PSが入力される。トランジスターQ5のコレクター端子には、抵抗R12,R13を介して電圧VDD4が供給されている。また、トランジスターQ5のエミッター端子には、グラウンド電位GND2が供給されている。
以上のように構成された自動復帰制御回路80の動作について説明する。まず、液体吐出装置1に、交流電源電圧としての電圧ACが供給されているか否かを判定する際の自動復帰制御回路80の動作について説明する。
自動復帰制御回路80に入力される電圧ACの電圧振幅が所定の値以上である場合、すなわち、自動復帰制御回路80に電圧ACが供給されている場合、トランジスターQ1が導通に制御される。その結果、フォトカプラU1の二次側が導通に制御され、トランジスターQ2のベース端子には、電圧VDD2を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した電圧信号が供給される。これにより、トランジスターQ2は、導通に制御される。その結果、コンパレータCMP1の+側入力端子には、ダイオードD1を介して供給される電圧VDD2を抵抗R5とR6とで分圧した電位の電圧信号が供給される。
この場合において、ダイオードD1を介して供給される電圧VDD2を抵抗R5とR6とで分圧した電圧信号の電位は、コンパレータCMP1の-側入力端子に入力されるダイオードD1を介して供給される電圧VDD2を抵抗R7と抵抗R8とで分圧した電圧信号の電位よりも低くなるように、抵抗R5と抵抗R6の抵抗値により設定されている。したがって、コンパレータCMP1の出力端子から、ダイオードD1を介して供給される電圧VDD2の電位の電圧信号が電源供給信号TDとして出力される。
一方で、自動復帰制御回路80に入力される電圧ACの電圧振幅が所定の値未満である場合、すなわち、自動復帰制御回路80に電圧ACが供給されていない場合、トランジスターQ1が非導通に制御される。その結果、フォトカプラU1の二次側が非導通に制御され、トランジスターQ2のベース端子には、電圧信号が供給されない。これにより、トランジスターQ2は、非導通に制御される。その結果、コンパレータCMP1の+側入力端子には、ダイオードD1、抵抗R5を介して電圧VDD2が供給される。この場合において、コンパレータCMP1の-側入力端子に入力される電圧信号が、ダイオードD1を介して供給される電圧VDD2を抵抗R7と抵抗R8とで分圧した電圧信号であるが故に、コンパレータCMP1の-側入力端子に入力される電圧信号の電位は、コンパレータCMP1の+側入力端子に入力される電圧信号の電位よりも小さい。したがって、コンパレータCMP1の出力端子から、グラウンド電位GND2の電圧信号が電源供給信号TDとして出力される。
すなわち、自動復帰制御回路80が有する電源供給検出回路81は、電圧ACが供給されている場合、ダイオードD1を介して供給される電圧VDD2の電位の電源供給信号TDを出力し、電圧ACが供給されていない場合、グラウンド電位GND2の電源供給信号TDを出力する。なお、以下の説明において、電圧VDD2の電位の電源供給信号TDをHレベルの電源供給信号TDと称し、グラウンド電位GND2の電源供給信号TDをLレベルの電源供給信号TDと称する場合がある。
ここで、液体吐出装置1に供給される電圧ACは、交流電圧であるが故に、電圧ACが液体吐出装置1に供給されている場合であっても、電圧ACのゼロクロス付近においてトランジスターQ1は非導通に制御され、そのため、フォトカプラU1の二次側、及びトランジスターQ2は、非導通に制御される。したがって、電源供給検出回路81は、電圧ACが液体吐出装置1に供給されている場合であっても、電圧ACのゼロクロス付近においてLレベルの電源供給信号TDを誤出力するおそれがある。このような問題に対して、コンデンサーC2は、コンパレータCMP1の+側入力端子に入力される信号を平滑する。これにより、電圧ACのゼロクロス付近において電源供給検出回路81が電源供給信号TDを誤出力するおそれを低減し、電源供給検出回路81が出力する電源供給信号TDの精度を向上させることができる。
また、電源供給検出回路81において、ダイオードD2のカソード端子とグラウンド電位GND2との間にコンデンサーC1が接続されている。換言すれば、電源供給検出回路81は、アノード端子に電圧VDD2が供給されるダイオードD2と、一端がダイオードD2のカソード端子と接続され、他端にグラウンド電位GND2が供給されるコンデンサーC2を有する。
液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止した場合、電源回路70も動作を停止し、その結果、電源供給検出回路81に供給される電圧VDD2の電位も低下する。そして、電源供給検出回路81に供給される電圧VDD2の電位が低下すると、電源供給検出回路81の動作が不安定となり、電源供給検出回路81が出力する電源供給信号TDの信頼性が低下する。すなわち、液体吐出装置1への電圧ACの供給の有無を検出する電源供給検出回路81が、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止することで、動作が不安定になり、その結果、液体吐出装置1への電圧ACの供給の停止の検出精度が低下するとの問題がある。このような問題に対して、電源供給検出回路81がダイオードD2とコンデンサーC1とを有することで、液体吐出装置1に電圧ACの供給が停止した場合であっても、電源供給検出回路81は、コンデンサーC1に蓄えられた電荷により継続して動作させることが可能となり、その結果、電源供給検出回路81の動作が不安定となるおそれが低減される。すなわち、コンデンサーC1が、電源供給検出回路81の電源電圧を出力することで、電源供給検出回路81の動作が安定する。このコンデンサーC1が第1容量素子の一例である。
電源供給検出回路81から出力される電源供給信号TDは、トランジスターQ3のベースに供給される。そして、トランジスターQ3は、Hレベルの電源供給信号TDが供給された場合、Lレベルの電源供給判定信号TDRを制御部100に出力し、Lレベルの電源供給信号TDが供給された場合、Hレベルの電源供給判定信号TDRを制御部100に出力する。制御部100は、入力される電源供給判定信号TDRの論理レベルを不図示の記憶部に記憶する。すなわち、電圧ACが供給されている場合、不図示の記憶部には、Lレベルの電源供給判定信号TDRが記憶され、電圧ACが供給されていない場合、不図示の記憶部には、Hレベルの電源供給判定信号TDRが記憶される。
ここで、液体吐出装置1に電圧ACが供給されている場合において、ユーザーの操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行された場合、制御部100は動作を停止する。そのため、液体吐出装置1の停止処理が実行された状態で、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止した場合、不図示の記憶部には、Lレベルの電源供給判定信号TDRが記憶された状態となる。一方で、ユーザーの操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行されていない状態で、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止した場合、不図示の記憶部には、Hレベルの電源供給判定信号TDRが記憶された状態となる。すなわち、記憶部には、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止する直前の、液体吐出装置1に動作状態が保持されることとなる。
次に、液体吐出装置1に、交流電源電圧としての電圧ACが供給されていない状態から、液体吐出装置1に電圧ACの供給が開始された場合における自動復帰制御回路80の動作について説明する。
液体吐出装置1に電圧ACが供給されると、電源回路70は、動作を開始し、電圧VHV,VDDを含む電源電圧としての複数の電圧信号を生成し出力する。その結果、電源制御回路83にも電圧VDD4の供給が開始される。そして、電圧VDD4が電源制御回路83に供給されることで、複数のコンデンサーC3に徐々に電荷が蓄えられ、その結果、トランジスターQ6のベース端子の電位が上昇する。そして、前述の通り、トランジスターQ6のベース端子の電位が閾値電圧に到達するまでの期間において、制御部100が動作を開始する。
そして、制御部100は、動作を開始することで記憶部に記憶されている電源供給判定信号TDRを読み出し、読み出した電源供給判定信号TDRがLレベルである場合、液体吐出装置1に電圧ACの供給が停止される直前の液体吐出装置1の動作状態は、ユーザーによる操作部110の操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行された状態であった判断し、Lレベルの電源供給制御信号PSを出力する。電源供給制御信号PSは、自動復帰制御回路80が有するトランジスターQ5のベース端子に入力される。したがって、トランジスターQ5は、非導通に制御される。そのため、電源制御回路83が有する複数のコンデンサーC3の両端の電位は徐々に上昇し、トランジスターQ6のゲート端子の電位が閾値電圧に到達することで、トランジスターQ6は導通に制御される。その結果、電源制御回路83は、Lレベルの電源制御信号AOを電源回路70に出力し、電源制御回路83は、Lレベルの電源制御信号AOが入力されることで、電圧VHV,VDDの生成を停止する。これにより、制御部100は動作を停止する。すなわち、液体吐出装置1は、ユーザーによる操作部110の操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行された状態となる。
一方で、制御部100が読み出した電源供給判定信号TDRがHレベルである場合、液体吐出装置1に電圧ACの供給が停止される直前の液体吐出装置1の動作状態は、ユーザーによる操作部110の操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行されていない状態であってと判断し、Hレベルの電源供給制御信号PSを出力する。電源供給制御信号PSは、自動復帰制御回路80が有するトランジスターQ5のベース端子に入力される。したがって、トランジスターQ5は、導通に制御される。これにより、電源制御回路83の複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷は、トランジスターQ5を介して放出され、トランジスターQ6は非導通に制御される。その結果、電源制御回路83は、Lレベルの電源制御信号AOを電源回路70に出力せず、したがって、電源回路70は、電圧VHV,VDDの出力を継続するとともに、制御部100は、動作を継続する。すなわち、液体吐出装置1は、ユーザーによる操作部110の操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行されていない状態となる。
以上のように、自動復帰制御回路80は、電源制御回路83が、交流電源電圧である電圧ACの供給が停止する直前の動作状態を示す電源供給制御信号PSに基づいて、電源回路70の動作を制御する電源制御信号AOを出力することで、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止した後、再度、液体吐出装置1に電圧ACが供給された場合に、液体吐出装置1を、電圧ACの供給が停止する直前の状態で復帰させる。
ここで、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止される期間が短時間である場合、電源制御回路83が有する複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷が十分に放出されず、その結果、制御部100が動作を開始するよりも前に、トランジスターQ6が導通に制御される。その結果、液体吐出装置1に電圧ACの供給が停止される前に、ユーザーによる操作部110の操作により、液体吐出装置1の停止処理が実行されていない場合であっても、電源制御回路83が、Lレベルの電源制御信号AOを電源回路70に出力し、電源制御回路83が、電圧VHV,VDDの生成を停止し、制御部100は動作を停止する。すなわち、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止される期間が短時間である場合、液体吐出装置1を、電圧ACの供給が停止する直前の状態で復帰させることが出来ない可能性がある。
このような問題に対して、本実施形態における自動復帰制御回路80は、放電回路82を有する。そして、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止されることで、放電回路82は、電源制御回路83の複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷を放出する。
具体的には、電源供給検出回路81から出力される電源供給信号TDは、放電回路82が有するトランジスターQ4にも供給される。そして、トランジスターQ4は、電源供給信号TDがHレベルである場合、導通に制御される。その結果、電源制御回路83に供給される電圧VDD4、及び電源制御回路83が有する複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷が放出される。すなわち、放電回路82は、電圧ACが供給されていない場合、電源制御回路83に供給される電圧VDD4、及び電源制御回路83が有する複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷を放出する。換言すれば、放電回路82は、電源供給信号TDに基づいて、電源制御回路83の電荷を放出するか否かを切り替える。
これにより、液体吐出装置1への電圧ACの供給が停止される期間が短時間であったとしても、液体吐出装置1を、電圧ACの供給が停止する直前の状態で復帰させることできる。なお、電源制御回路83が有する複数のコンデンサーC3に蓄えられた電荷を放出する構成として例えば、トランジスターQ4に替えて放電抵抗を用いることも可能であるのかもしれないが、仮にトランジスターQ4に替えて放電抵抗を用いた場合、当該放電抵抗には、電圧VDD4に基づく電流が常に流れ続けることとなり、その結果、当該放電抵抗での発熱が大きくおそれがあり、さらに、液体吐出装置1の電力消費が大きくなる。すなわち、放電回路82がトランジスターQ4を用いて、電源制御回路83の電荷を放出するか否かを切り替えることで、液体吐出装置1の消費電力を低減することもできる。
4.作用効果
以上のように、本実施形態における電子機器の一例としての液体吐出装置1では、電源供給検出回路81において、交流電源電圧である電圧ACが供給されているか否かを検出し、電源制御回路83において、電圧ACの供給が開始した際に、電圧ACの供給が停止する直前の動作状態に基づいて、電源回路70の動作を制御する。そして、放電回路82は、電源供給検出回路81が検出した電圧ACが供給されているか否かに基づいて、電源制御回路83の電荷を放出する。電圧ACの供給が停止する期間が短い場合、電源制御回路83に意図しない電荷が蓄えられた状態で、電源制御回路83が、電源回路70の動作を制御すると、電源制御回路83は、蓄えられた電荷の影響により、電源回路70を誤った動作状態に制御するおそれがある。このような問題に対して、放電回路82が、電圧ACの供給が停止した場合に、電源制御回路83の電荷を放出することで、電源制御回路83に意図しない電荷が蓄えられた状態で、電圧ACの供給が再開されるおそれが低減し、その結果、電子機器の一例である液体吐出装置1に誤動作が生じるおそれが低減される。
以上のように、本実施形態における電子機器の一例としての液体吐出装置1では、電源供給検出回路81において、交流電源電圧である電圧ACが供給されているか否かを検出し、電源制御回路83において、電圧ACの供給が開始した際に、電圧ACの供給が停止する直前の動作状態に基づいて、電源回路70の動作を制御する。そして、放電回路82は、電源供給検出回路81が検出した電圧ACが供給されているか否かに基づいて、電源制御回路83の電荷を放出する。電圧ACの供給が停止する期間が短い場合、電源制御回路83に意図しない電荷が蓄えられた状態で、電源制御回路83が、電源回路70の動作を制御すると、電源制御回路83は、蓄えられた電荷の影響により、電源回路70を誤った動作状態に制御するおそれがある。このような問題に対して、放電回路82が、電圧ACの供給が停止した場合に、電源制御回路83の電荷を放出することで、電源制御回路83に意図しない電荷が蓄えられた状態で、電圧ACの供給が再開されるおそれが低減し、その結果、電子機器の一例である液体吐出装置1に誤動作が生じるおそれが低減される。
以上、実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態から以下の内容が導き出される。
電子機器の一態様は、
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記直流電圧が供給される負荷と、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記直流電圧が供給される負荷と、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える。
この電子機器によれば、電源の供給が停止された場合に、放電回路が、交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路に蓄えられた電荷を放出することができ、その結果、電源の供給が開始された場合に、電源制御信号に意図しない電荷が蓄えられていることに起因する誤動作が発生するおそれを低減することができる。
前記電子機器の一態様において、
前記電源供給検出回路は、
アノード端子に前記直流電圧が供給されるダイオードと、
一端が前記ダイオードのカソード端子と接続され、他端にグラウンド電位が供給され、前記電源供給検出回路の電源電圧を出力する第1容量素子と、
を有してもよい。
前記電源供給検出回路は、
アノード端子に前記直流電圧が供給されるダイオードと、
一端が前記ダイオードのカソード端子と接続され、他端にグラウンド電位が供給され、前記電源供給検出回路の電源電圧を出力する第1容量素子と、
を有してもよい。
この電子機器によれば、第1容量素子に蓄えられた電荷により電源供給制御回路が動作することが可能となり、その結果、電源の供給が停止されることに起因して、電源供給検出回路に誤動作が生じるおそれが低減される。
前記電子機器の一態様において、
前記電源制御回路は、トランジスターと複数の第2容量素子とを有し、
前記トランジスターは、前記電源制御信号を出力し、
前記複数の第2容量素子は、前記トランジスターの制御端子とグラウンド電位との間で並列に接続され、
前記放電回路は、前記複数の第2容量素子に蓄えられた電荷を放出してもよい。
前記電源制御回路は、トランジスターと複数の第2容量素子とを有し、
前記トランジスターは、前記電源制御信号を出力し、
前記複数の第2容量素子は、前記トランジスターの制御端子とグラウンド電位との間で並列に接続され、
前記放電回路は、前記複数の第2容量素子に蓄えられた電荷を放出してもよい。
この電子機器によれば、出源制御回路が有する複数の第2容量素子の電荷を放電回路による放出することが可能となり、源制御信号に意図しない電荷が蓄えられていることに起因する誤動作が発生するおそれを低減することができる。
液体吐出装置の一態様は、
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記電源回路が出力する前記直流電圧が供給され、液体を吐出するヘッドユニットと、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替えてもよい。
交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記電源回路が出力する前記直流電圧が供給され、液体を吐出するヘッドユニットと、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替えてもよい。
この液体吐出装置によれば、電源の供給が停止された場合に、放電回路が、交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路に蓄えられた電荷を放出することができ、その結果、電源の供給が開始された場合に、電源制御信号に意図しない電荷が蓄えられていることに起因する誤動作が発生するおそれを低減することができる。
1…液体吐出装置、2…移動体、3…移動ユニット、4…搬送ユニット、10…制御ユニット、20…ヘッドユニット、21…吐出ヘッド、24…キャリッジ、31…キャリッジモーター、32…キャリッジガイド軸、33…タイミングベルト、40…プラテン、41…搬送モーター、42…搬送ローラー、50…駆動信号出力回路、60…圧電素子、70…電源回路、80…自動復帰制御回路、81…電源供給検出回路、82…放電回路、83…電源制御回路、84…整流回路、100…制御部、110…操作部、190…フレキシブルケーブル、210…選択制御部、230…選択部、600…吐出部、601…圧電体、611,612…電極、621…振動板、631…キャビティー、632…ノズルプレート、641…リザーバー、651…ノズル、661…供給口、C1,C2,C3…コンデンサー、CMP1…コンパレータ、D1,D2…ダイオード、L…ノズル列、P…媒体、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,6…トランジスター、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R11,R12,R13,R14…抵抗、U1…フォトカプラ
Claims (4)
- 交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記直流電圧が供給される負荷と、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記電源供給検出回路は、
アノード端子に前記直流電圧が供給されるダイオードと、
一端が前記ダイオードのカソード端子と接続され、他端にグラウンド電位が供給され、前記電源供給検出回路の電源電圧を出力する第1容量素子と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記電源制御回路は、トランジスターと複数の第2容量素子とを有し、
前記トランジスターは、前記電源制御信号を出力し、
前記複数の第2容量素子は、前記トランジスターの制御端子とグラウンド電位との間で並列に接続され、
前記放電回路は、前記複数の第2容量素子に蓄えられた電荷を放出する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 交流電源電圧が供給され、直流電圧を出力する電源回路と、
前記電源回路が出力する前記直流電圧が供給され、液体を吐出するヘッドユニットと、
前記交流電源電圧の供給の有無を示す電源供給信号を出力する電源供給検出回路と、
前記電源回路の動作を制御する電源制御信号を出力する電源制御回路と、
前記電源制御回路の電荷を放出する放電回路と、
を備え、
前記電源制御回路は、前記交流電源電圧の供給が停止する直前の動作状態に基づいて、前記電源回路の動作を制御する前記電源制御信号を出力し、
前記放電回路は、前記電源供給信号に基づいて、前記電源制御回路の電荷を放出するか否かを切り替える、
ことを特徴とする液体吐出装置。
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