JP2022056081A - 点火動作検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検電器を用いることなく、ガス炉の点火動作を検査できる技術を提供する。【解決手段】点火動作検査装置10は、燃料ガスを点火させる点火プラグ112と、点火プラグ112に接続されている高圧ケーブル113と、を備える点火装置110において、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出する静電容量近接センサ20を有し、点火装置110の点火動作が正常に行われているかどうかを検査する。【選択図】図5

Description

本発明は、ガス炉の点火動作検査装置に関する。
燃料ガスを燃焼するバーナを複数有する加熱炉(以下、ガス炉ともいう)では、バーナを確実に点火し、かつ安定して燃焼させる必要がある。例えば、特許文献1では、ラジアントチューブから排ガスを排出する排ガス配管にそれぞれガス採取装置を取付け、排ガス中のCO濃度を測定するCO濃度測定機を1機設置して、通常の操業時には、ガス採取装置を一定周期で順次切替えて作動させて排ガスを採取しさらにCO濃度測定機へ送給してCO濃度を測定する一方、バーナの点火時には、点火するバーナを内蔵するラジアントチューブの排ガス配管に取付けられたガス採取装置を点火終了まで作動させて排ガスを採取しさらにCO濃度測定機へ送給してCO濃度を測定するガス炉の点火制御方法が開示されている。
特開2009-139002号公報
ガス炉では、例えば、点火トランスの二次側に高圧電気を発生させ、その先に接続した点火プラグによって火花を飛ばしてバーナを点火させる。従来、この点火動作は、作業者が検電器を用いて手動で点検していた。
しかしながら、複数のバーナを有するガス炉においては、作業者が検電器を持って移動する必要がある。また、点火プラグに接続されている高圧ケーブルには、高圧電流が流れるため、検電時に感電する恐れがある。さらに、バーナの燃焼中に不具合が発生した場合、作業者が気付かない恐れがある。
本発明の一実施形態は、検電器を用いることなく、ガス炉の点火動作を検査できる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
燃料ガスを点火させる点火プラグと、前記点火プラグに接続されている高圧ケーブルと、を備える点火装置を有するガス炉の点火動作検査装置であって、
前記高圧ケーブルに流れる高圧電流を検出する静電容量近接センサを有する、点火動作検査装置である。
本発明の第2の態様は、
前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
前記静電容量近接センサは、前記点火プラグ近傍に配置されている、上記第1の態様に記載の点火動作検査装置である。
本発明の第3の態様は、
前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
前記静電容量近接センサは、他の高圧ケーブルに流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置されている、上記第1または第2の態様に記載の点火動作検査装置である。
本発明の第4の態様は、
前記静電容量近接センサを前記高圧ケーブルに取り付ける、非磁性の金属からなる取り付け治具をさらに有する、上記第1から第3のいずれか1つの態様に記載の点火動作検査装置である。
本発明の第5の態様は、
前記静電容量近接センサの動作時に点灯する表示灯を備えた表示部をさらに有する、上記第1から第4のいずれか1つの態様に記載の点火動作検査装置である。
本発明の一実施形態によれば、検電器を用いることなく、ガス炉の点火動作を検査することができる。
図1は、第1実施形態に係るガス炉100の構成の一例を示す概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係るガス炉100を上方から見た際の概略構成図である。 図3は、第1実施形態に係る点火装置110の構成の一例を示す概略構成図である。 図4は、第1実施形態に係る点火動作検査装置10の構成の一例を示す概略構成図である。 図5は、第1実施形態に係る点火動作検査装置10を点火装置110に取り付けた状態を示す概略図である。
本発明の一実施形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<本発明の第1実施形態>
(1)ガス炉100の構成
まず、本実施形態の点火動作検査装置10を適用するガス炉100の構成について説明する。
図1は、ガス炉100の構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、ガス炉100は、例えば、底部101の上部に円筒形状の側壁部102が形成され、側壁部102の上部に天井部103が形成されて構成されている。ガス炉100は、複数の点火装置110を有している。複数の点火装置110のそれぞれは、例えば、ガス炉100の高さ方向に沿って所定の間隔を空けて多段に配置されるとともに、側壁部102の外周に沿って所定の間隔を空けて分散配置されている。また、複数の点火装置110のそれぞれには、バーナ111がそれぞれ接続されており、バーナ111の先端部は、側壁部102の外側から内部に向けて挿入されている。バーナ111は、例えば、天井部103から投入される被加熱材200を加熱するように構成されている。
図2は、ガス炉100を上方(天井部103側)から見た際の概略構成図である。図2に示すように、複数の点火装置110は、例えば、側壁部102の外周に沿って略等間隔に配置されている。なお、図1においては、ガス炉100の高さ方向に沿って点火装置110が3段配置されており、図2においては、1段あたりに6つの点火装置110が配置されている場合を図示しているが、ガス炉100が有する点火装置110の段数や1段あたりの個数は特に限定されない。
バーナ111のそれぞれには、燃料ガス供給ライン121と、空気供給ライン122とがそれぞれ接続されている。燃料ガス供給ライン121は、例えば、燃料ガス供給源(図示せず)に接続され、燃料ガスをバーナ111に供給するように構成されている。空気供給ライン122は、例えば、空気供給ポンプ(図示せず)に接続され、燃料ガスを燃焼させるために必要な燃焼用空気をバーナ111に供給するように構成されている。
バーナ111は、燃料ガス供給ライン121から供給された燃料ガスを燃焼させるように構成されている。また、バーナ111には、燃料ガスと同時に、空気供給ライン122から燃焼用空気が供給されるように構成されている。燃料ガス供給ライン121および空気供給ライン122のそれぞれには、調整弁(図示せず)がそれぞれ設けられており、調整弁の開度を調整することで、バーナ111の出力を調整可能となっている。
図3は、点火装置110の構成の一例を示す概略構成図である。複数の点火装置110の各々は、例えば、点火プラグ112と、高圧ケーブル113と、点火トランス114と、点火スイッチ115と、を備えている。
点火プラグ112は、高圧電流によって火花を発生させ、バーナ111に供給される燃料ガスを点火させるように構成されている。なお、本明細書において、バーナ111に供給される燃料ガスを点火させることを、煩雑性を避けるために、単にバーナ111を点火させるともいう。点火プラグ112は、放電の衝撃や高熱によって電極が摩耗しやすいため、定期的なメンテナンスが必要である。また、点火プラグ112に不具合が生じた場合、バーナ111が点火されない可能性があるため、早急に点火プラグ112を交換する必要がある。
高圧ケーブル113は、点火プラグ112に接続され、バーナ111を点火させるための高圧電流が流れるように構成されている。高圧ケーブル113は、絶縁性および耐熱性を備えた被覆材で被覆されていることが好ましい。
点火トランス114は、一次側(点火スイッチ115側)の低圧ケーブルに流れる低圧電流により引き起こされる誘導起電力を利用して、二次側(点火プラグ112側)の高圧ケーブル113に高圧電流を流すように構成されている。
点火スイッチ115は、電源(図示せず)に接続され、点火トランス114の一次側の低圧ケーブルに低圧電流を流すように構成されている。
なお、図2にも示したが、複数の点火装置110は、ガス炉100の中心(軸中心)から径方向外側に向けて放射状に配置されている。これに伴い、複数本の高圧ケーブル113のそれぞれも、点火プラグ112から、ガス炉100の径方向外側に向けて、所定の長さ分だけ放射状に配設されることになる。複数本の高圧ケーブル113は、点火プラグ112から点火トランス114に至る配設経路上のいずれかの位置において、集合し、近接して配される(束ねられる)ことになる。複数本の高圧ケーブル113をこのように配設する場合、隣接する高圧ケーブル113同士の間隔が最大となるのは、ガス炉100(点火プラグ112)の近傍の位置となる。
(2)点火動作検査装置10の構成
次に、本実施形態の点火動作検査装置10の構成について説明する。
図4は、点火動作検査装置10の構成の一例を示す概略構成図である。図4に示すように、点火動作検査装置10は、複数の静電容量近接センサ20と、複数の取り付け治具30と、表示部40と、を有している。図5は、点火動作検査装置10を点火装置110に取り付けた状態を示す概略図である。点火動作検査装置10は、静電容量近接センサ20を点火装置110に取り付けることで、点火装置110の点火動作が正常に行われているかどうかを検査することができる。点火動作検査装置10は、複数の点火装置110ごとに複数の静電容量近接センサ20を有していることが好ましく、複数の静電容量近接センサ20を、複数の点火装置110のそれぞれに取り付けることが好ましい。これにより、作業者が移動することなく、複数の点火装置110の点火動作を検査することができる。なお、図4においては、6つの静電容量近接センサ20および取り付け治具30を図示しているが、点火動作検査装置10が有する静電容量近接センサ20および取り付け治具30の数は特に限定されない。
静電容量近接センサ20は、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出するように構成されている。静電容量近接センサ20は、例えば、取り付け治具30によって高圧ケーブル113に近接するように、また、高圧ケーブル113に対して非接触となるように、取り付けられている。高圧ケーブル113に高圧電流が流れると、高圧ケーブル113の周囲に電磁波が発生するため、静電容量近接センサ20の静電容量が変化する。これにより、静電容量近接センサ20は、高圧ケーブル113に対して非接触の状態であっても、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出することができる。なお、本明細書において、静電容量近接センサ20が、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出している状態を、動作状態ともいう。
静電容量近接センサ20は、他の高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置されていることが好ましい。これにより、静電容量近接センサ20の誤動作を防ぐことができる。なお、本明細書において、他の高圧ケーブル113とは、その静電容量近接センサ20が取り付けられている点火装置110が備える高圧ケーブル113以外の高圧ケーブル113を意味する。また、高圧電流による電磁波の影響を受けないとは、該電磁波によって、その静電容量近接センサ20が動作状態にならないことを意味する。
静電容量近接センサ20は、点火プラグ112近傍に配置されていることが好ましい。上述したように、点火プラグ112を有する点火装置110は、例えば、側壁部102の外周に沿って略等間隔に配置されているため、静電容量近接センサ20を点火プラグ112近傍に配置することで、静電容量近接センサ20と他の高圧ケーブル113との間隔を保ちやすくなる。つまり、静電容量近接センサ20を、他の高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置しやすくなる。
取り付け治具30は、静電容量近接センサ20を高圧ケーブル113に取り付けるように構成されている。取り付け治具30は、高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を低減するため、また、ガス炉100の周囲という高温環境で使用されるため、アルミニウム等の非磁性の金属からなることが好ましい。
表示部40は、複数の表示灯41を備えている。複数の表示灯41のそれぞれは、複数の静電容量近接センサ20のそれぞれに対応しており、対応する静電容量近接センサ20が動作状態の際に点灯するように構成されている。つまり、表示灯41は、対応する静電容量近接センサ20が動作状態を維持している限り、点灯し続けるように構成されている。これにより、点火装置110の点火動作を常時監視し、不具合が発生した場合には、直ちに認識することができる。
以上のような構成を有する点火動作検査装置10を用いることで、検電器を用いることなく、ガス炉100(点火装置110)の点火動作を検査することができる。
(3)ガス炉100および点火動作検査装置10の動作
次に、ガス炉100および点火動作検査装置10の動作について説明する。
まず、ガス炉100の天井部103から、ガス炉100内に、銅板等の被加熱材200を投入する。被加熱材200の大きさや材質等に応じて、目標温度を適宜設定し、以下、被加熱材200の温度が目標温度となるように、被加熱材200の加熱を行う。
被加熱材200をガス炉100内に投入したら、点火装置110の点火動作を行う。点火動作は、ガス炉100の下方(底部101側)に配置された点火装置110から、上方(天井部103側)に配置された点火装置110の順に行うことが好ましい。複数の点火装置110の点火動作を一度に行う場合、不具合の発生を作業者が認識できない可能性がある。これに対し、ガス炉100の下方に配置された点火装置110から、上方に配置された点火装置110の順に点火動作を行うことで、不具合の発生を認識しやすくすることができる。また、ガス炉100の加熱効率を向上させることができる。なお、必ずしも複数の点火装置110の点火動作を1つ1つ順に行う必要はなく、複数の点火装置110をいくつかのグループに分け、該グループごとに点火動作を順に行ってもよい。
点火動作を行う際は、燃料ガス供給ライン121および空気供給ライン122から、燃料ガスおよび燃焼用空気をバーナ111に供給する。燃料ガスおよび燃焼用空気の供給を開始したら、点火スイッチ115および点火トランス114を用いて、高圧ケーブル113に高圧電流を流し、点火プラグ112によって、バーナ111を点火する。
点火装置110の点火動作は、所定時間以上(例えば、30分以上)継続して行うことが好ましい。つまり、高圧ケーブル113に、高圧電流を所定時間以上流し続けることが好ましい。被加熱材200の加熱時、特に、点火装置110の点火直後は、ガス炉100内の熱対流が不安定になりやすいため、燃料ガスが途中で燃焼しなくなる可能性がある。点火装置110の点火動作を所定時間以上継続して行うことで、不具合の発生を低減することができる。
点火動作を行う際は、点火動作検査装置10を用いて、点火装置110の点火動作が正常に行われているかどうかを検査する。高圧ケーブル113に高圧電流が流れると、静電容量近接センサ20の静電容量が変化するため、静電容量近接センサ20は動作状態となる。つまり、静電容量近接センサ20が動作状態である場合、高圧ケーブル113には高圧電流が正常に流れていると判断することができる。
静電容量近接センサ20が動作状態の際、対応する表示灯41が点灯する。作業者は、表示灯41が点灯していることを確認することで、点火動作が正常に行われていることを確認できる。また、点火動作が継続して行われている間は、表示灯41が点灯し続けるため、途中で不具合が発生した場合には、直ちに認識することができる。点火動作を行ったにもかかわらず、対応する表示灯41が点灯しない場合には、不具合が発生していると判断し、例えば、すべての点火装置110を停止し、点火装置110のメンテナンスを行えばよい。
点火動作が正常に行われていることを確認したら、例えば、燃料ガス供給ライン121および空気供給ライン122に設けられた調整弁を用いて、バーナ111の出力を調整し、被加熱材200の温度が目標温度となるように、被加熱材200の加熱を行う。
(4)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
(a)本実施形態の点火動作検査装置10においては、静電容量近接センサ20によって、検電器を用いることなく、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出することができる。また、静電容量近接センサ20が高圧ケーブル113に対して非接触の状態であっても、高圧ケーブル113に流れる高圧電流を検出することができる。したがって、簡易な構成により、安全に点火動作の検査を行うことが可能となる。
(b)本実施形態の点火動作検査装置10においては、複数の静電容量近接センサ20を、複数の点火装置110のそれぞれに取り付けることにより、作業者が移動することなく、複数の点火装置110の点火動作を検査することができる。したがって、点火動作の検査にかかるコストを低減することが可能となる。
(c)本実施形態の点火動作検査装置10においては、静電容量近接センサ20を、他の高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置することで、静電容量近接センサ20の誤動作を防ぐことができる。具体的には、例えば、静電容量近接センサ20を、点火プラグ112近傍に配置することで、静電容量近接センサ20と他の高圧ケーブル113との間隔を保ちやすくなり、静電容量近接センサ20を、他の高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置しやすくなる。
(d)本実施形態の点火動作検査装置10においては、アルミニウム等の非磁性の金属からなる取り付け治具30を用いて、静電容量近接センサ20を高圧ケーブル113に取り付けることで、高圧ケーブル113に流れる高圧電流による電磁波の影響を低減することができる。また、ガス炉100の周囲という高温環境においても、静電容量近接センサ20を高圧ケーブル113に取り付けることができる。
(e)本実施形態の点火動作検査装置10においては、静電容量近接センサ20が動作状態の際に、対応する表示灯41が点灯することで、点火装置110の点火動作を常時監視し、不具合が発生した場合には、直ちに認識することができる。したがって、本実施形態の点火動作検査装置10は、点火装置110の点火動作を所定時間以上継続して行う場合等に、特に好適に用いることできる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上述の実施形態では、複数の点火装置110のそれぞれに、静電容量近接センサ20を取り付ける場合について説明したが、必ずしもすべての点火装置110に静電容量近接センサ20を取り付けなくてもよい。この場合、例えば、点火装置110の使用状況等を考慮して、静電容量近接センサ20を取り付ける点火装置110を選択してもよい。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
燃料ガスを点火させる点火プラグと、前記点火プラグに接続されている高圧ケーブルと、を備える点火装置を有するガス炉の点火動作検査装置であって、
前記高圧ケーブルに流れる高圧電流を検出する静電容量近接センサを有する、点火動作検査装置が提供される。
好ましくは、前記ガス炉は、前記点火装置を複数有する。
好ましくは、前記点火装置ごとに複数の前記静電容量近接センサを有する。
好ましくは、前記静電容量近接センサは、前記高圧ケーブルに対して非接触となるように配置されている。
(付記2)
付記1に記載の点火動作検査装置であって、
前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
前記静電容量近接センサは、前記点火プラグ近傍に配置されている。
(付記3)
付記1または付記2に記載の点火動作検査装置であって、
前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
前記静電容量近接センサは、他の高圧ケーブルに流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置されている。
(付記4)
付記1から付記3のいずれか1つに記載の点火動作検査装置であって、
前記静電容量近接センサを前記高圧ケーブルに取り付ける、非磁性の金属からなる取り付け治具をさらに有する。
(付記5)
付記1から付記3のいずれか1つに記載の点火動作検査装置であって、
前記静電容量近接センサの動作時に点灯する表示灯を備えた表示部をさらに有する。
10 点火動作検査装置
20 静電容量近接センサ
30 取り付け治具
40 表示部
41 表示灯
100 ガス炉
101 底部
102 側壁部
103 天井部
110 点火装置
111 バーナ
112 点火プラグ
113 高圧ケーブル
114 点火トランス
115 点火スイッチ
121 燃料ガス供給ライン
122 空気供給ライン
200 被加熱材

Claims (5)

  1. 燃料ガスを点火させる点火プラグと、前記点火プラグに接続されている高圧ケーブルと、を備える点火装置を有するガス炉の点火動作検査装置であって、
    前記高圧ケーブルに流れる高圧電流を検出する静電容量近接センサを有する、点火動作検査装置。
  2. 前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
    前記静電容量近接センサは、前記点火プラグ近傍に配置されている、請求項1に記載の点火動作検査装置。
  3. 前記ガス炉は、前記点火装置を複数有し、
    前記静電容量近接センサは、他の高圧ケーブルに流れる高圧電流による電磁波の影響を受けない位置に配置されている、請求項1または請求項2に記載の点火動作検査装置。
  4. 前記静電容量近接センサを前記高圧ケーブルに取り付ける、非磁性の金属からなる取り付け治具をさらに有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の点火動作検査装置。
  5. 前記静電容量近接センサが動作状態の際に点灯する表示灯を備えた表示部をさらに有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の点火動作検査装置。
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