JP2022056065A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】高音質のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供する。【解決手段】ライブ会場における実演をストリーム配信するためのシステムであって、映像データ及び音声データを、取得するカメラ及びマイクロフォンと、アナログ/デジタル変換し圧縮する変換器と、同期をとる合成器と、ストリーミング形式データに変換するストリーミングサーバと、編集する映像編集部と、ネットワークを介して配信する、それぞれの可能配信者数が同数である1又は複数の配信サーバと、IDとパスワードを認証し配信を許可する電子チケット認証サーバと、再生する再生装置とを備え、実演は課金により電子チケット認証サーバがIDとパスワードを発行し、チケット販売は実演の配信より所定日数前までに終了し、チケット販売終了時点で決定された視聴者数に基づき配信サーバの稼働数を決定する。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムに関し、特に、高音質のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムに関する。
近年、動画配信は、視聴スタイルの多様化に対応するように進化を遂げつつある。コンサートやライブ会場での演奏者の演奏を、インターネットを介してリアルタイムでストリーミングし、あたかもコンサート会場で観覧するようにそのコンサート会場とは異なる場所で観覧する動画配信サービスに対する需要が高まっている。こういった動画配信サービスにおいて、高い音質で有料配信を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1には、ユーザに対して配信するコンテンツごとに課金することによってそのコンテンツを視聴可能とするシステムが開示されている。特許文献2には、実演家の著作権を管理しながら、ユーザに対して課金してコンテンツを配信するシステムが開示されている。
特開2019-201302号公報 特開2004-328377号公報
既存の動画配信システムで高音質の動画配信を行うとすると、配信サーバのデータ転送量が増大する。サブスクリプションサービス等の、定額制の動画配信サービスは、一定額でサービスを回数の制限なく受けられるものであるが、こういった定額制や広告収入を基にした無料の動画配信サービスに対しては、配信サーバの転送量の増大に伴うコスト増大のために高音質の動画配信を行うことができない。また、特許文献1に開示されているような、コンテンツごとに課金された有料の動画配信サービスにおいても、高音質の動画配信を行えば、配信サーバの稼働コストが大きくなる。コンテンツごとに課金された動画配信サービスであっても、コンサート等の運営費に対する配信サーバの稼働コストの比重が過分に大きいと、売り上げに基づく利益を実演者をはじめとする関係者に適正に分配できなくなる。
上記問題点を鑑み、本発明は、高音質のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供する事を目的とする。
本発明の第1の態様は、1又は複数のライブ会場のそれぞれにおける1又は複数の実演をリアルタイムでストリーム配信するためのシステムであって、1又は複数の実演を撮影し、映像データを取得するための1又は複数のカメラと、1又は複数の実演の音声を録音し、音声データを取得するための1又は複数のマイクロフォンと、映像データをアナログデータからデジタルデータに変換し圧縮するための映像データ変換器と、音声データをアナログデータからデジタルデータに変換し圧縮するための音声データ変換器と、デジタル変換し圧縮された映像データと、デジタル変換し圧縮された音声データの同期をとる合成器と、同期をとられた映像データと音声データをストリーミング形式のデータに変換するストリーミングサーバと、ストリーミング形式に変換された映像データと音声データを編集する映像編集部と、編集された映像データと音声データをネットワークを介して配信する、それぞれの可能配信者数が同数である1又は複数の配信サーバと、IDとパスワードを認証することにより1又は複数の配信サーバが編集された映像データと音声データを配信することを許可する電子チケット認証サーバと、編集された映像データと音声データを再生するための再生装置とを備え、又は複数の実演は課金することによって視聴可能であり、視聴者による課金によって電子チケット認証サーバはIDとパスワードを視聴者に対して発行し、1又は複数の実演を視聴するためのチケットの販売は実演の配信時より所定日数前までに終了し、チケットの販売終了時点で決定された視聴者数に基づき配信サーバの稼働数を決定することを要旨とする。
本発明の第1の態様において、音声データは、ハイレゾ音源のデータであってもよい。
本発明の第1の態様において、音声データは、圧縮率が384kbpsのAAC-LC音源のデータであってもよい。
本発明の第1の態様において、1又は複数の配信サーバの可能配信者数は、コンサート会場の最大収容人数以下であってもよい。
本発明の第1の態様において、1又は複数の配信サーバの可能配信者数は、コンサート会場の最大収容人数の70%以下であってもよい。
本発明の第1の態様において、映像データと音声データの複製を作成する行為を防止するための著作権管理機能を有してもよい。
本発明の第1の態様において、1又は複数の実演のコンテンツを配信する際、1又は複数の実演が行われる1又は複数のライブ会場と1又は複数の実演のそれぞれの開演時刻が記録されたタイムテーブルに従って作成された、IDとパスワードに関連づけられた視聴リストを生成し、記憶させるためのタイムテーブル管理サーバをさらに備え、IDとパスワードを認証することにより認証されたIDとパスワードに関連付けられた視聴リストに基づき1又は複数の配信サーバが編集された映像データと音声データを配信することを許可してもよい。
本発明の第1の態様において、視聴リストは、視聴者がタイムテーブルに記載された1又は複数実演の中から見たい実演を選択することによって作成されてもよい。
本発明の第1の態様において、視聴リストは、視聴者がタイムテーブルに記載された1又は複数の実演を行う1又は複数の実演者のリストの中から1又は複数の見たい実演者を選択することによって作成されてもよい。
本発明の第1の態様において、視聴者の感情を測定する装置と、視聴者の感情を測定する装置によって得られた視聴者の感情データをアナログデータからデジタルデータに変換するコンバータと、視聴者の感情データから視聴者の感情を表現する特徴を読み出し、数値化する画像解析部と、数値化された特徴を感情数値データとしてネットワークを介して送信する送信部と、ネットワークを介して送信された感情数値データを送信部から受信する受信部と、受信部から感情数値データを受信し、感情数値データを音声に変換して視聴者の感情を表現する装置とを更に備えてもよい。
本発明の第1の態様において、視聴者の感情を測定する装置はカメラであってもよい。
本発明の第1の態様において、視聴者の感情を測定する装置はマイクロフォンであってもよい。
本発明の第1の態様において、音声は拍手音であってもよい。
本発明の第1の態様において、音声は歓声であってもよい。
本発明の第1の態様において、解析部に接続された入力部を更に備え、入力部から視聴者の性別を入力してもよい。
本発明の第2の態様は、電子チケットを購入した視聴者の視聴者情報を電子チケット管理サーバに登録するステップと、登録された視聴者情報に対して、実演を視聴するためのIDとパスワードを発行するステップと、IDとパスワードを、電子チケット管理サーバに登録するステップと、電子チケットの販売を、実演が実演されるよりも所定日数前に終了するステップと、電子チケット管理サーバに登録された視聴者情報から、実演の視聴者数を把握するステップと、実演の配信時に、実演とは別の実演が配信されるか否かを確認するステップと、実演の配信時に、実演のみが配信される場合、実演の視聴者数をもとに、実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定するステップと、実演の配信時に、実演に加え、実演とは別の実演が配信される場合、実演とは別の実演を視聴するための電子チケットの販売が終了したのち、実演及び実演とは別の実演のそれぞれの視聴者数の合計をもとに、実演及び実演とは別の実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定するステップと、電子チケット管理サーバに送信されたIDとパスワードによって認証された視聴者に対して、実演を配信するステップとを備えたことを要旨とする。
本発明の第3態様は、コンピュータに、電子チケットを購入した視聴者の視聴者情報を電子チケット管理サーバに登録する手順と、登録された視聴者情報に対して、実演を視聴するためのIDとパスワードを発行する手順と、IDとパスワードを、電子チケット管理サーバに登録するステップと、電子チケットの販売を、実演が実演されるよりも所定日数前に終了する手順と、電子チケット管理サーバに登録された視聴者情報から、実演の視聴者数を把握する手順と、実演の配信時に、実演とは別の実演が配信されるか否かを確認する手順と、実演の配信時に、実演のみが配信される場合、実演の視聴者数をもとに、実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定する手順と、実演の配信時に、実演に加え、実演とは別の実演が配信される場合、実演とは別の実演を視聴するための電子チケットの販売が終了したのち、実演及び実演とは別の実演のそれぞれの視聴者数の合計をもとに、実演及び実演とは別の実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定する手順と、電子チケット管理サーバに送信されたIDとパスワードによって認証された視聴者に対して、実演を配信する手順とを実行させることを要旨とする。
本発明によれば、高音質のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の手続の流れを説明するフローチャートである。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによる開催者側の手続の流れを説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の視聴リスト作成の流れを説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の視聴の流れを説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。実施形態に係る図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、図面相互間においても互いの関係が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、各構成要素の構成等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによるコンテンツ配信方法を以下に説明する。図1に、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム10の構成の一例を示す。図1に示すコンテンツ配信システム10は、カメラ102、マイクロフォン103、映像データ変換器115、音声データ変換器116、映像変換装置118、配信サーバ107a、107b、107c、ネットワーク108、電子チケット管理サーバ113、及び、再生装置であるパーソナルコンピュータ110とディスプレイ112から構成される。映像変換装置118は、合成器104、エンコーダー105、ストリーミングサーバ106、映像編集部117から構成される。
ライブ会場101において、実演者109の実演が行われる。実演者109による実演とは、実演者109がミュージシャンである場合、実演は例えば音楽演奏である。図1に示す実演者109による実演を実演Aとする。本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、高音質のコンテンツを配信するものであり、ライブ会場101における実演者109による実演Aを、高音質でパーソナルコンピュータ110やディスプレイ112にリアルタイムに配信する。視聴者は、パーソナルコンピュータ110やディスプレイ112でライブ会場101における実演者109による実演をリアルタイムで視聴する。この際、視聴者は、実演者109による実演Aを視聴するための電子チケットを予め購入しておき、視聴の際は、電子チケット管理サーバ113によって認証を受けることで、視聴が可能となる。
ライブ会場101において実演者109による実演Aが行われる。映像取得装置102によって実演Aの映像データが取得され、それと同時に音声取得装置103によって実演Aの音声データが取得される。カメラ102は1又は複数の動画撮影カメラであり、マイクロフォン103は1又は複数のマイクロフォンである。カメラ102で取得された映像データは、映像データ変換器115においてアナログデータからデジタルデータに変換され、更に、H.264/MPEG-4 AVC等の方式によって圧縮される。マイクロフォン103で取得された音声データは、音声データ変換器115においてアナログデータからデジタルデータに変換され、更に、AAC-LC等の方式によって圧縮される。映像データの圧縮方式はH.264/MPEG-4 AVCに限定されない。音声データの圧縮方式についても同様に、AAC-LCに限定されない。これらの映像データ及び音声データは合成器104において同期がとられる。更に、ストリーミングサーバ106においてストリーミング形式のデータに変換される。ストリーミング形式に変換されたデータは、映像編集部117において編集がなされたのち、1又は複数の配信サーバ107a~107cからネットワーク108を通じてパーソナルコンピュータ110及びディスプレイ112等へ送信され、再生される。
ネットワーク108は、インターネット、光ネットワーク、電話回線網等、いかなる通信網であってもよい。ストリーミング形式に変換されたデータが再生される再生装置は、図1に示すパーソナルコンピュータ110及びディスプレイ112に加え、モバイル端末等であってもよく、また音声のみを視聴する際は、ネットワークに接続されたオーディオ装置等、音声再生装置であってもよい。
視聴者は、実演者109による実演Aを視聴するために、実演に先立って、視聴するための電子チケットを購入しておく。実演Aはリアルタイムで配信される。視聴者数に応じた1又は複数の配信サーバ107a~107cの詳細は後述するが、視聴者数に応じた1又は複数の配信サーバ107a~107cを用意するためには、予め実演Aの視聴者数を把握しておく必要がある。そのため、電子チケットの販売は、実演Aが実演されるよりも所定日数前に終了することとする。例えば、電子チケットの販売を実演Aの公演日の7日前に終了することとすると、電子チケット販売終了時点で実演Aの視聴者数を把握でき、電子チケット販売終了時点から実演Aの公演日までの間に、実演Aの視聴者数に基づき1又は複数の配信サーバ107a~107cを用意することが出来る。
視聴者は実演Aの所定日数前までに電子チケットを購入する手続きを行うと、IDとパスワードが発行され、電子チケット管理サーバ113にIDとパスワードが登録される。視聴の際は、電子チケット購入の際発行されたIDとパスワードを用いて電子チケット管理サーバ113によって認証を受けることで、1又は複数の配信サーバ107a~107cにアクセスすることができ、視聴が可能となる。
視聴者が実演Aを視聴するための視聴者側の手続の流れの一例を図2を参照しながら以下に説明する。視聴者が例えばパーソナルコンピュータ110から、電子チケット販売者が販売する実演Aの電子チケットを購入する。パーソナルコンピュータ110は電子チケット販売のためのサーバである電子チケット管理サーバ113に接続し、電子チケット管理サーバ113において電子チケット販売を扱っている実演の一覧、それぞれの実演の実演者、上演日程等の実演情報を取得する(ステップS201)。視聴者は、パーソナルコンピュータ110が取得した実演の一覧の中から、視聴を所望する実演Aを選択する。パーソナルコンピュータ110は、視聴する実演として実演Aが選択されたことを電子チケット管理サーバ113に送信する(ステップS202)。次に、パーソナルコンピュータ110は電子チケット管理サーバ113から実演Aの電子チケットの金額を受信する。視聴者がパーソナルコンピュータ110に、氏名、電話番号、住所等の連絡先、支払方法等の視聴者情報を入力すると、パーソナルコンピュータ110は電子チケット管理サーバ113に視聴者情報を送信する(ステップS203)。電子チケット管理サーバ113に送信された視聴者情報は電子チケット管理サーバ113に登録される。支払方法としては、例えば、クレジットカードや電子マネー等によるオンラインでの決済や、指定日までの銀行振り込み等が挙げられる。登録された視聴者情報に対して、電子チケット管理サーバ113によって実演Aを視聴するためのIDとパスワードが発行され、パーソナルコンピュータ110は発行されたIDとパスワードを受信する(ステップS204)。IDとパスワードは、支払いが完了した時点若しくは支払いが完了したことが電子チケット販売者によって確認された時点で発行される。発行されたIDとパスワードは、例えばIDとパスワードが記載された電子メールが視聴者に送信される、等の方法で電子チケットを購入した視聴者に知らされる。
実演Aの電子チケットを購入した視聴者は、実演Aの開始時刻よりも一定時間前の時刻から実演Aの終了時刻までの間、1又は複数の配信サーバ107a~107cから送信される実演Aのコンテンツを受信することができる。視聴者はパーソナルコンピュータ110のディスプレイ上において実演Aのコンテンツを視聴するものとする。まず、パーソナルコンピュータ110は電子チケット管理サーバ113に接続し、IDとパスワードを電子チケット管理サーバ113に送信する(ステップS205)。電子チケット管理サーバ113において、送信されたIDとパスワードが認証される。電子チケット管理サーバ113において、IDとパスワードが認証されると、電子チケット管理サーバ113から1又は複数の配信サーバ107a~107cにリクエスト信号が送信される。1又は複数の配信サーバ107a~107cは、視聴者に対して、実演Aのコンテンツのストリーミング配信を開始する。パーソナルコンピュータ110は1又は複数の配信サーバ107a~107cから実演Aのコンテンツを受信する(ステップS206)。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムによれば、高い音質でのコンテンツの配信が可能である。ここで、高い音質とは、例えば、ハイレゾ音源や、AAC-LC等の通常音源であっても、圧縮率が320kbps以上である音源の音質を含む。本実施形態において、圧縮率が384kbpsのAAC-LC音源をストリーミング配信するものとする。また、本実地形態において、映像形式が1080pであるフルHD(Full High-Definition)映像によりストリーミング配信を行う。動画の形式はMP4とした。配信ビットレートは、回線に依存するが、2.3Mbps~6Mbpsである。本実施形態においては、最大6Mbpsでの配信を実現している。低い音質や画質でライブ動画をストリーミングする場合と比較して、ハイレゾ音源や、圧縮率が384kbpsのAAC-LC音源とともにライブ動画をストリーミング配信する場合、容量の十分大きな配信サーバを必要とする。
より容量の大きな配信サーバを稼働させると、配信サーバの稼働コストはより大きくなる。現時点での、国内の屋内コンサート会場のうち、最大のものは、収容人数が約70000人であり、屋外コンサート会場では収容人数が10万人を超えるものもある。ライブ会場における実演をコンテンツとして配信するにあたり、配信サーバの配信可能な視聴者数を実在するコンサート会場の収容人数の最大数を十分上回るように設定すれば、全てのライブ会場における実演をコンテンツとして配信が可能となるというのが従来の一般的な考え方であった。
しかしながら、現時点での日本国内において、音楽活動をする実演者による、全てのコンサートのうち、50000人以上の観客を収容する大規模のコンサート会場でのコンサートは、全体の20~30パーセント程度である。コンサート全体の70~80%は観客数が50000人に満たない小~中規模のコンサート会場で行われていることになる。小~中規模のコンサート会場における実演をコンテンツとして配信する際、配信可能な視聴者数が実在するコンサート会場の収容人数の最大数を十分上回る程度に大きな容量を有する配信サーバを使用すると、コンサートのすべての運営費に対する配信サーバの稼働コストの比重が過分に大きくなり、チケットの売り上げに基づく利益を実演者をはじめとする関係者に適正に分配できなくなる。
チケットの売り上げに基づく利益を関係者に適正に分配するためには、コンサートの運営費に対する配信サーバの稼働コストをある程度固定化し、かつ可能な限り低コストとする必要がある。そのためには、配信サーバの配信可能視聴者数は、コンテンツ配信時の視聴者数よりも多いが、配信時の視聴者数にできるだけ近いことが望ましい。音楽活動をする実演者によるコンサートを配信するにおいて、コンテンツ配信時の視聴者数は現時点での日本国内のコンサート会場の最大収容人数以下であると考えられる。よって、配信サーバの配信可能視聴者数は、現時点での日本国内のコンサート会場の最大収容人数以下であることが望ましい。日本国内の、音楽活動をする実演者による、全てのコンサートのうち、50000人以上の観客を収容するコンサート会場でのコンサートは全体の20~30パーセント程度であることを考慮すると、配信サーバの配信可能視聴者数を国内のコンサート会場の最大収容人数と同等とすると、70~80%のコンサートについては配信サーバの配信可能視聴者数が大きすぎることになる。したがって、本発明のコンテンツ配信システムの配信サーバは、図1に示すように1又は複数の配信サーバ107a~107cから構成される。1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信可能視聴者数は互いに同じであるとする。また、1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信可能視聴者数は国内のコンサート会場の最大収容人数以下であることが望ましい。さらに、次に述べるように、1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信可能視聴者数は国内のコンサート会場の最大収容人数の70%以下であることがより望ましい。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムにおいては、1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信サーバの配信可能視聴者数を最大30000人とする。収容人数が30000人以下のコンサート会場数は、コンサート会場の全会場数の70%程度である。例えば視聴者数が50000人となるようなコンテンツを配信する際には、1又は複数の配信サーバ107a~107cのうち2つの配信サーバを使用すればよい。視聴者数が50~3000人の小規模コンサートの実演に対しては、1又は複数の配信サーバ107a~107cのうち1つの配信サーバ、又はより容量の小さい配信サーバを使用すればよい。本実施形態によれば、チケット売上金の主催者還元率を、40~50%とすることができ、チケットの売り上げに基づく利益を実演者をはじめとする関係者に適正に分配できると考えられる。
図1には3つの配信サーバ107a~107cが示されているが、配信サーバは4つ以上であってもよい。電子チケットを購入した視聴者数に応じて配信サーバを稼働すればよく、従って視聴者数に制限なくコンテンツを配信することが出来る。また、コンテンツBを配信する同時刻に別のコンテンツCを配信しても構わない。この場合、コンテンツCの配信は、コンテンツBの配信と同様、コンテンツCを視聴するための電子チケットはコンテンツCの配信日時よりも所定日数前までに販売を終了する。コンテンツBとコンテンツCを同時刻に配信する際、コンテンツBとコンテンツCの視聴者数の和に応じて配信サーバを稼働させればよい。
図1に示すように、視聴者は、コンテンツを視聴するための一人分の電子チケットを購入し、1台のパーソナルコンピュータ110上において配信されたコンテンツを再生して視聴してもよい。また、図1に示すように、ライブハウス114内にディスプレイ112を設置し、コンテンツをライブハウス114において視聴するための電子チケットを購入した1又は複数の視聴者が、あたかもライブ会場101において視聴するように、コンテンツCをライブハウス114内で視聴する形態をなしてもよい。コンテンツをライブハウス114内で視聴する形態によれば、例えばライブ会場101における実演Dをライブ会場101において観覧するにおいて、観覧希望者がライブ会場101の収容人数を超える場合や、ライブ会場101の遠方に居住しておりライブ会場101に来場することができない場合、ライブ会場101における実演DをコンテンツDとしてライブハウス104に配信してもよい。ライブ会場101で観覧するためのチケットを購入できなかった観覧希望者が、ライブハウス104において配信されたコンテンツDをリアルタイムで観覧することができる。
開催者が実演Aを開催するための流れの一例を図3を参照しながら以下に説明する。まず、ライブ開催が広く告知され、実演Aを視聴するための電子チケットの販売が開始される(ステップS301)。電子チケットを購入した視聴者の視聴者情報が電子チケット管理サーバ113に登録され、登録された視聴者情報に対して、実演Aを視聴するためのIDとパスワードが発行され、IDとパスワードは、電子チケット管理サーバ113に登録される(ステップS302)。電子チケットの販売が、実演Aが実演されるよりも所定日数前に終了される(ステップS303)。電子チケット管理サーバ113に登録された視聴者情報から、実演Aの視聴者数が把握される(ステップS304)。
ここで、実演A配信時に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムによって実演Aとは別の実演をコンテンツとして配信するか否かの確認が行われる(ステップS305)。実演A配信時に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムによって実演Aのみが配信される場合、実演Aの視聴者数をもとに、実演A配信時の1又は複数の配信サーバ107a~107cの稼働台数が決定される(ステップS306)。例えば、実演Aの視聴者数が50000人であり、1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信可能視聴者数が30000人であれば、1又は複数の配信サーバ107a~107cの稼働台数は2台である。続いて、実演A配信時に、電子チケット管理サーバ113に送信されたIDとパスワードによって認証された視聴者に対して、実演Aを配信する(ステップS307)。実演A配信時に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムによって実演Aに加え、例えば実演Bのコンテンツが配信される場合、実演Bを視聴するための電子チケットの販売が終了したのち、実演A及び実演Bの視聴者数の合計をもとに、実演A及び実演B配信時の1又は複数の配信サーバ107a~107cの稼働台数が決定される(ステップS308)。例えば、実演Aの視聴者数が50000人であり、実演Bの視聴者数が20000人であれば、合計視聴者数は70000人であるから、1又は複数の配信サーバ107a~107cのそれぞれの配信可能視聴者数が30000人であれば、1又は複数の配信サーバ107a~107cの稼働台数は3台である。実演Aを視聴するためのIDとパスワードによって認証された視聴者に対して、実演Aを配信し、実演Bを視聴するためのIDとパスワードによって認証された視聴者に対して、実演Bを配信する(ステップS309)。
(著作権管理機能)
本実施形態に係るコンテンツ配信システムは、本システムによって配信されるライブのコンテンツに対するコピー、キャプチャー等の違法な複製等の著作権侵害行為を防止するため著作権管理機能を有する。図1に示す1又は複数の配信サーバ107a~107cは、ストリーミングデータにDRM(Digital Rights Management、デジタル著作権管理)暗号化処理を施す。DRM暗号化とは、デジタルコンテンツを暗号化し、DRM暗号化されたデジタルコンテンツを復号化する複合キーを有する者のみがデジタルコンテンツにアクセス可能となる技術である。本実施形態に係るコンテンツ配信システムは、DRM技術として、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)に対応し、HDCP規格に適合した機器でのみ配信されたコンテンツが再生可能であるとする。
(第2の実施形態)
1つのライブ会場における実演を一人分のチケットを購入して観覧する場合と異なり、複数のライブ会場のそれぞれにおいて実演者が同時に実演を行い、一人の観覧者が一人分のチケットを購入して複数のライブ会場における実演の中で見たい実演を観覧する、音楽フェスティバルと呼ばれるコンサートの形態がある。こういった音楽フェスティバルでは、音楽フェスティバル会場内の複数のライブ会場のそれぞれにおいて実演が同時並行に行われ、かつ、複数のライブ会場のそれぞれにおいて、複数の実演が、時間を区切って順番に行われる。複数のライブ会場のそれぞれにおいて行われる複数の実演のそれぞれの実演会時刻は音楽フェスティバルの開催に先立ち予め決定され、複数のライブ会場のそれぞれにおいて行われる複数の実演タイムテーブルが作成される。タイムテーブルには、どのライブ会場の何時からどの実演者による実演が行われるかが記載されている。一人の観覧者は、一人分のチケットを購入すれば、音楽フェスティバル会場に入場し、複数のライブ会場で行われる実演を観覧することができる。観覧者は、タイムテーブルを見ることによって、見たい実演が行われるライブ会場と時間を把握し、見たい実演が行われる時間にライブ会場に移動し、観覧する。
本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、こういった音楽フェスティバルのコンテンツ配信に対応した配信システムである。音楽フェスティバル会場内の複数のライブ会場のそれぞれにおいて行われる複数の実演のタイムテーブルに対して視聴したい実演のリスト(視聴リスト)を作成し、視聴リストに従って音楽フェスティバルのコンテンツを配信する。図4に、第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム40の構成の一例を示す。図4に示すコンテンツ配信システム40は、図1に示すコンテンツ配信システム10と比較すると、音楽フェスティバルDの会場内の3つのライブ会場401、402、403から構成され、3つのライブ会場401、402、403のそれぞれにおける実演が、1又は複数の配信サーバ107a~107cからネットワーク108を通じてパーソナルコンピュータ110及びディスプレイ112等へストリーミング配信される。
図4に示す3つのライブ会場401、402、403に設置されたカメラ102a~102c、マイクロフォン103a~103cは、それぞれ図1に示すカメラ102、マイクロフォン103に相当する。映像データ変換器115a~115c、音声データ変換器116a~116c、映像変換装置118a~118cについても同様に、図1に示す映像データ変換装置115、音声データ変換装置116、映像変換装置118に相当する。図4に示すコンテンツ配信システム40は、タイムテーブル管理サーバ404を更に有する。
図5及び図6を参照しながら、第2の実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の視聴までの流れを以下に説明する。図5に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の視聴リスト作成までの流れを示す。視聴者が電子チケットを購入すると、視聴者情報は電子チケット管理サーバ113に登録される(ステップS501)。登録された視聴者情報に対して、視聴するためのID及びパスワードが発行され、電子チケット管理サーバ113及びタイムテーブル管理サーバ404にIDとパスワードが登録される(ステップS502)。チケットを購入した視聴者は、3つのライブ会場201、202、203のそれぞれにおける実演のタイムテーブルを基に、視聴リストを作成し、タイムテーブル管理サーバ404に登録する。
視聴者は以下の手順で視聴リストを作成する。視聴者はIDとパスワードを使用してタイムテーブル管理サーバ404に接続し、3つのライブ会場201、202、203のそれぞれにおける実演のタイムテーブルを取得する(ステップS503)。視聴者はタイムテーブルから見たい実演を選択し、タイムテーブル管理サーバ404に送信する(ステップS504)。視聴者は、タイムテーブルから見たい実演を選択するのではなく、視聴したい実演者を選択し、タイムテーブル管理サーバ404に送信してもよい。視聴者が視聴したい実演者を選択する場合、視聴者が選択した実演者の実演が同時刻に行われる場合がある。これに対して、視聴者が視聴したい実演者を選択する際に予め視聴したい優先順位を決めるようにしてもよい。又は視聴者が選択した実演者の実演が同時刻に行われることが明らかとなった時点で、同時刻に行われる実演のどれを視聴するかを視聴者に選択させてもよい。視聴リストは視聴者のIDとパスワードに関連付けられて、タイムテーブル管理サーバ404に記録される(ステップS505)。
音楽フェスティバルDの電子チケットを購入した視聴者は、音楽フェスティバルDの開始時刻よりも一定時間前の時刻から音楽フェスティバルDの終了時刻までの間、1又は複数の配信サーバ107a~107cから送信される3つのライブ会場201、202、203のそれぞれにおける実演のコンテンツのいずれかを受信することができる。図6に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムによる視聴者側の視聴の流れを示す。視聴者はまず、タイムテーブル管理サーバ404に接続し、IDとパスワードをタイムテーブル管理サーバ404に送信する(ステップS601)。タイムテーブル管理サーバ404において、送信されたIDとパスワードが認証される(ステップS602)。タイムテーブル管理サーバ404において、IDとパスワードが認証されると、視聴者のIDとパスワードに関連付けられた視聴リストが読み出され、1又は複数の配信サーバ107a~107cに、視聴したい実演のリストのその時点で行われている実演Eのコンテンツを受信するためのリクエスト信号が送信される(ステップS603)。1又は複数の配信サーバ107a~107cは、視聴者に対して、実演Eのコンテンツのストリーミング配信を開始する(ステップS604)。視聴リスト内にその時点で行われている実演が含まれない場合は、例えば3つのライブ会場201、202、203のうちメイン会場における実演のコンテンツを配信する等、その時点で行われている実演のいずれかを適宜選択してもよい。実演Eのコンテンツの配信が終了した時点で、視聴リスト内の、実演Eの次の実演のコンテンツを受信するためのリクエスト信号が送信され、配信が開始される(ステップS605)。
(第3の実施形態)
動画配信は、配信元と視聴者側との間に時差が発生する。そのため、視聴者側が動画を受け取り、例えば実演に対する拍手等の、その動画に対する応答を配信元に送ろうとしても、時差のため配信元はタイミングよく受信することができない。本実施形態に係るコンテンツ配信システムは、視聴者側の実演に対する例えば手拍子等の反応を数値化して計測し、実演の区切りの良いタイミングにおいて、数値化された反応の大きさに応じて、例えば歓声の大きさとして配信する機能を有する。以下では、この機能を、拍手の前借り機能と称する。
図7に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの拍手の前借り機能装置70の構成の一例を示す。拍手の前借り機能装置70は、カメラ701、画像解析装置711、ネットワーク705、拍手音生成装置712、音声発生部708とから構成される。画像解析装置711は、コンバータ702、画像解析部703、送信部704とから構成される。拍手音生成装置712は、受信部706、拍手音生成部707、記憶部708、出力制御部709とから構成される。図7に示す拍手の前借り機能システム70は、図1に示す本実施形態に係るコンテンツ配信システム10と併せて使用される。
カメラ701及び画像解析装置711は、視聴者の近辺に設置される。カメラ701は、図1に示すパーソナルコンピュータ110又はディスプレイ112上で配信されているコンテンツを視聴する視聴者を撮影する。カメラ701は、パーソナルコンピュータ110に予め設置されているカメラであっても構わない。その場合、パーソナルコンピュータ110に画像解析装置711の機能を有するソフトウェアを予めインストールしておき、コンテンツを視聴する際に、画像解析装置711の機能を有するソフトウェアを起動させる形態をとっても構わない。ライブ会場101にカメラ701を設置する場合、カメラ701として複数台のカメラを設置し、ライブ会場101内の複数人の視聴者を撮影する形態でも構わない。視聴者は、コンテンツを視聴しながら、感動した瞬間に、拍手をしたり、歓声を上げたり、驚きの表情を見せる等の反応を示す。カメラ701は、カメラ701は視聴者の拍手、歓声、表情等を動画撮影し、撮影して得られた動画画像データを画像解析装置709のコンバータ702に送信する。
コンバータ702において、動画画像データはアナログデータからデジタルデータに変換され、画像解析部703に送信される。画像解析部703において、動画画像データに対して画像解析を行うことにより、拍手の回数、歓声を上げた回数、笑いや驚きの表情の回数や度合いを計測する。この計測により、視聴者の感情を数値化する。
視聴者の感情を数値化したデータを含む感情データを、送信部704に送信する。送信部704は、感情データを、ネットワーク705を通じて受信部706に送信する。ネットワーク705は、インターネット、光ネットワーク、電話回線網等、いかなる通信網であってもよく、ネットワーク108と同一のものであってもよい。カメラ701から取得した動画画像データではなく、感情を数値化したデータを含む感情データを受信部に送信することによって、送信するデータの量を抑えることができる。
受信部706は受信した感情データを記憶部707に送信する。記憶部708において感情データが保存され、蓄積される。拍手の回数、歓声を上げた回数、笑いや驚きの表情の回数が多い程、また表情の度合いが大きい程、感情の数値が高くなるとする。出力制御部709は記憶部708及び図1に示す映像編集部117に接続される。映像編集部117から実演の区切りの良いタイミングを示す信号を受け取ると、出力部709は蓄積された感情データを拍手音生成部707に送信する。拍手音生成部707において、蓄積された感情データに含まれる感情の数値をもとに、拍手の音データが生成される。蓄積された感情の数値が高い程、生成される拍手の回数及び音の大きさが大きくなる。拍手音生成部707において生成された拍手の音データは、音声発生部710及び/又は映像編集部117に送信される。ここで、実演の区切りの良いタイミングとは、実演が音楽演奏であれば、1曲が終わったタイミングであり、実演が演劇であれば、幕が下りるタイミングである等、実演中に拍手が起こるタイミングである。実演の区切りの良いタイミングにおいて音声発生部710に送信される拍手の音データは、実演の区切りの良い1つ前のタイミングから、実演の区切りの良いタイミングの間に蓄積された感情データをもとに生成される。
音声発生部710は図1に示すライブ会場音101に設置される。音声発生部710はデジタル-アナログ変換器とスピーカーを含み、音声発生部710において拍手の音データはアナログデータに変換され、スピーカーから拍手の音としてライブ会場101に向けて出力される。実演者は音声発生部410から聞こえる拍手の音により、視聴者の感情が実演によっていかに盛り上がったかを知ることができる。同時に、音声発生部710から聞こえる拍手の音は図1に示すマイク103によってストリーミングデータに取り込まれ、視聴者も実演による盛り上がりを知ることができる。
拍手音生成部707において生成された拍手の音データを映像編集部117に送信して、映像編集部117においてストリーミングデータと併せることにより、図1に示すマイク103を通すことなく視聴者は拍手音を聞くことができる。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムの拍手の前借り機能システムでは、視聴者の感情を拍手音として実演者に知らせたが、拍手音に限らず、例えば歓声等の他の手段によって表現してもよい。又、視聴者の感情を測定する手段としてカメラを使用したが、カメラだけでなく、マイクロフォンを使用しても構わない。この場合、カメラを用いた場合と同様に、マイクロフォンから得られた視聴者の歓声等の感情を表現する音声を、音声認識によって数値化し、例えば拍手音に変換してもよい。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムの拍手の前借り機能システム70のカメラ701によって撮影する視聴者数は、出来るだけ多い方が望ましい。より多くの視聴者の感情を反映した拍手音を発生させることができるからである。
(第3の実施形態の変形例)
性別、体格、年齢等によって、拍手音の波形は異なる。第3の実施形態の変形例に係るコンテンツ配信システムの拍手の前借り機能システムは、図8に示すように、図7に示す拍手の前借り機能システムに、入力部801を追加した構成をなす。図8に示すように、解析部703に入力部801を接続し、視聴者の性別等を入力部801より解析部703に登録することによって、視聴者の感情を数値化したデータを含む感情データに視聴者の性別等の情報を含めることができる。視聴者の感情を数値化したデータ及び視聴者の性別等の情報を含む感情データはネットワーク705及び受信部706を通じて拍手音生成部707に送信される。拍手音生成部707には性別、体格、年齢等に応じた複数の種類の異なる波形を予め登録しておく。拍手音生成部707において、視聴者の感情を数値化したデータ及び視聴者の性別等の情報をもとに、複数の種類の異なる波形からなる拍手音が生成される。1種類の波形から成る拍手音と比較して、数の種類の異なる波形からなる拍手音を発生させることによって、実際の拍手音により近い拍手音を発生させることができる。
拍手音生成部707は拍手音だけでなく、歓声を発生することで、視聴者の感情を歓声で実演者に知らせることもできる。この場合、視聴者の性別、年齢等により完成の大きさ、声色が異なるため、1種類の音声から成る歓声と比較して、複数種類の互いに異なる音声からなる歓声を発生させることによって、実際の歓声により近い歓声を発生させることができる。
以上、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10、40 コンテンツ配信システム
101、401、402、403 ライブ会場
102 カメラ
103 マイクロフォン
104 合成器
105 エンコーダー
106 ストリーミングサーバ
107a、107b、107c 配信サーバ
108 ネットワーク
109 実演者
110 パーソナルコンピュータ
112 ディスプレイ
113 電子チケット管理サーバ
115 映像データ変換器
116 音声データ変換器
117 映像編集部
118 映像変換装置
404 タイムテーブル管理サーバ
70 拍手の前借り機能装置
701 カメラ
702 コンバータ
703 画像解析部
704 送信部
705 ネットワーク
706 受信サーバ
707 変換部
708 音声発生部
709 画像解析装置
801 入力部

Claims (18)

  1. 1又は複数のライブ会場のそれぞれにおける1又は複数の実演をリアルタイムでストリーム配信するためのシステムであって、
    前記1又は複数の実演を撮影し、映像データを取得するための1又は複数のカメラと、
    前記1又は複数の実演の音声を録音し、音声データを取得するための1又は複数のマイクロフォンと、
    前記映像データをアナログデータからデジタルデータに変換し圧縮するための映像データ変換器と、
    前記音声データをアナログデータからデジタルデータに変換し圧縮するための音声データ変換器と、
    デジタル変換し圧縮された前記映像データと、デジタル変換し圧縮された前記音声データの同期をとる合成器と、
    同期をとられた前記映像データと前記音声データをストリーミング形式のデータに変換するストリーミングサーバと、
    ストリーミング形式に変換された前記映像データと前記音声データを編集する映像編集部と、
    編集された前記映像データと前記音声データをネットワークを介して配信する、それぞれの可能配信者数が同数である1又は複数の配信サーバと、
    IDとパスワードを認証することにより前記1又は複数の配信サーバが前記編集された前記映像データと前記音声データを配信することを許可する電子チケット認証サーバと
    編集された前記映像データと前記音声データを再生するための再生装置と
    を備え、前記1又は複数の実演は課金することによって視聴可能であり、視聴者による前記課金によって前記電子チケット認証サーバは前記IDとパスワードを前記視聴者に対して発行し、前記1又は複数の実演を視聴するためのチケットの販売は前記実演の配信時より所定日数前までに終了し、前記チケットの販売終了時点で決定された視聴者数に基づき前記1又は複数の配信サーバの稼働数を決定することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記稼働数は、前記1又は複数の配信サーバの可能配信者数と前記稼働数の積が前記チケットの販売終了時点で決定された視聴者数以上となる数のうち最小の数であるように決定されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記音声データは、ハイレゾ音源のデータであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシステム。
  4. 前記音声データは、圧縮率が384kbpsのAAC-LC音源のデータであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記1又は複数の配信サーバの前記可能配信者数は、国内のコンサート会場の最大収容人数以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記1又は複数の配信サーバの前記可能配信者数は、国内のコンサート会場の最大収容人数の70%以下であることを特徴とする請求項5項に記載のシステム。
  7. 前記映像データと前記音声データの複製を作成する行為を防止するための著作権管理機能を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記1又は複数の実演のコンテンツを配信する際、前記1又は複数の実演が行われる前記1又は複数のライブ会場と前記1又は複数の実演のそれぞれの開演時刻が記録されたタイムテーブルに従って作成された、前記IDとパスワードに関連づけられた視聴リストを生成し、記憶させるためのタイムテーブル管理サーバをさらに備え、前記IDとパスワードを認証することにより認証された前記IDとパスワードに関連付けられた前記視聴リストに基づき前記1又は複数の配信サーバが前記編集された前記映像データと前記音声データを配信することを許可することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記視聴リストは、前記視聴者が前記タイムテーブルに記載された前記1又は複数の実演の中から見たい実演を選択することによって作成されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記視聴リストは、前記視聴者が前記タイムテーブルに記載された前記1又は複数の実演を行う1又は複数の実演者のリストの中から1又は複数の見たい実演者を選択することによって作成されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  11. 視聴者の感情を測定する装置と、
    前記視聴者の感情を測定する装置によって得られた視聴者の感情データをアナログデータからデジタルデータに変換するコンバータと、
    前記視聴者の感情データから前記視聴者の感情を表現する特徴を読み出し、数値化する画像解析部と、
    前記数値化された特徴を感情数値データとして前記ネットワークを介して送信する送信部と、
    前記ネットワークを介して送信された前記感情数値データを前記送信部から受信する受信部と、
    前記受信部から前記感情数値データを受信し、前記感情数値データを音声に変換して視聴者の感情を表現する装置と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 前記視聴者の感情を測定する装置はカメラであることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 前記視聴者の感情を測定する装置はマイクロフォンであることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  14. 前記音声は拍手音であることを特徴とする請求項11乃至13に記載のシステム。
  15. 前記音声は歓声であることを特徴とする請求項11乃至13に記載のシステム。
  16. 前記画像解析部に接続され、前記視聴者の性別を入力し、前記性別を前記感情数値データに加える入力部を更に備え、前記入力部から前記性別を入力することで、前記視聴者の感情を表現する装置において、前記音声を前記性別に応じた音声とすることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載のシステム。
  17. 電子チケットを購入した視聴者の視聴者情報を電子チケット管理サーバに登録するステップと、
    登録された前記視聴者情報に対して、実演を視聴するためのIDとパスワードを発行するステップと、
    前記IDとパスワードを、前記電子チケット管理サーバに登録するステップと、
    前記電子チケットの販売を、前記実演が実演されるよりも所定日数前に終了するステップと、
    前記電子チケット管理サーバに登録された前記視聴者情報から、前記実演の視聴者数を把握するステップと、
    前記実演の配信時に、前記実演とは別の実演が配信されるか否かを確認するステップと、
    前記実演の配信時に、前記実演のみが配信される場合、前記実演の前記視聴者数をもとに、前記実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定するステップと、
    前記実演の配信時に、前記実演に加え、前記実演とは別の実演が配信される場合、前記実演とは別の実演を視聴するための電子チケットの販売が終了したのち、前記実演及び前記実演とは別の実演のそれぞれの前記視聴者数の合計をもとに、前記実演及び前記実演とは別の実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定するステップと、
    前記電子チケット管理サーバに送信された前記IDとパスワードによって認証された視聴者に対して、前記実演を配信するステップと
    を備えたことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  18. コンピュータに、
    電子チケットを購入した視聴者の視聴者情報を電子チケット管理サーバに登録する手順と、
    登録された前記視聴者情報に対して、実演を視聴するためのIDとパスワードを発行する手順と、
    前記IDとパスワードを、前記電子チケット管理サーバに登録するステップと、
    前記電子チケットの販売を、前記実演が実演されるよりも所定日数前に終了する手順と、
    前記電子チケット管理サーバに登録された前記視聴者情報から、前記実演の視聴者数を把握する手順と、
    前記実演の配信時に、前記実演とは別の実演が配信されるか否かを確認する手順と、
    前記実演の配信時に、前記実演のみが配信される場合、前記実演の前記視聴者数をもとに、前記実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定する手順と、
    前記実演の配信時に、前記実演に加え、前記実演とは別の実演が配信される場合、前記実演とは別の実演を視聴するための電子チケットの販売が終了したのち、前記実演及び前記実演とは別の実演のそれぞれの前記視聴者数の合計をもとに、前記実演及び前記実演とは別の実演の配信時の1又は複数の配信サーバの稼働台数を決定する手順と、
    前記電子チケット管理サーバに送信された前記IDとパスワードによって認証された視聴者に対して、前記実演を配信する手順と
    を実行させるためのコンテンツ配信プログラム。
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