JP2022054514A - Engraving device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、金、白金、銀などの貴金属や他の金属の地金に所定の文字、図形等を刻印する装置に関する。 The present invention relates to a device for engraving predetermined characters, figures, etc. on a precious metal such as gold, platinum, or silver, or a bullion of another metal.
金、白金、銀などの貴金属や、パラジウム、銅、鉛、アルミニウム、亜鉛などの他の金属の地金は、製造会社名、標章、ロット番号、重量など文字や図形等の識別表示が刻印されて流通されている。従来、これらの地金に種々の識別表示を刻印する装置が知られている。 Precious metals such as gold, platinum and silver, and bullions of other metals such as palladium, copper, lead, aluminum and zinc are engraved with identification marks such as letters and figures such as manufacturer name, mark, lot number and weight. It is distributed. Conventionally, there are known devices for engraving various identification marks on these bullions.
例えば特許文献1には、貴金属地金を一定方向に移動させるときに、その貴金属地金の対向する側面に、凸状に形成された文字や図形等を外周面に有する一対の回転子を挟持しながら刻印する装置が開示されている。
For example, in
しかしながら、特許文献1の刻印装置では、貴金属地金を油圧シリンダーと一体となり往復運動する駆動架台に載置し固定用止め金で固定し、駆動架台が移動するとともに、駆動架台の両サイドに位置する突起を有する回転子が回転して、貴金属地金の両側面を刻印する装置であるが、一枚一枚刻印しようとする貴金属地金を駆動架台に載置して固定用止め金で固定するというように、一枚一枚所定の箇所にきっちりと固定する必要があり、より簡便に設置して貴金属地金の刻印を行いたいという課題もあった。
However, in the engraving device of
そのため、本発明においては、金、白金、銀などの貴金属や、パラジウム、銅、鉛、アルミニウム、亜鉛などの他の金属の地金に、製造会社名、標章、ロット番号、重量など文字や図形等の識別表示を刻印するに際して、地金を所定の位置にきっちりと整えた状態で搬送しなくとも地金の方向を調整して刻印品質の差異を防ぎ刻印することができる刻印装置を提供することを目的とする。 Therefore, in the present invention, precious metals such as gold, platinum, and silver, and bullions of other metals such as palladium, copper, lead, aluminum, and zinc, as well as characters such as the manufacturer name, mark, lot number, and weight are used. Provided is an engraving device that can adjust the direction of the bullion to prevent the difference in engraving quality and engrave it without transporting the bullion in a neatly arranged state when engraving the identification display such as a figure. The purpose is to do.
〔1〕すなわち、地金(In)を載置し前記地金(In)の少なくとも二辺又は少なくとも二点又は少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接可能である送り側当接部(11)が表面に配設されている載置部(12)を一端側に有し、前記載置部(12)を移動させる前記搬送部(1)と、前記地金(In)を載置する前記載置部(12)が移動されると、前記送り側当接部(11)と当接可能である辺又は点とは異なる前記地金(In)の少なくとも二辺又は少なくとも二点又は少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接する受け側当接部(21)が表面に配設されている刻印台(2)と、前記刻印台(2)に移動された前記地金(In)の表面に所定の識別表示を刻印する刻印部(3)と、前記搬送部(1)、前記刻印部(3)と接続され、それらの動作を制御する制御部(4)と、を備えることを特徴とする刻印装置である。 [1] That is, the feed side contact portion (11) on which the bullion (In) is placed and can be brought into contact with at least two sides or at least two points or at least one side and one point of the bullion (In). ) Has a mounting portion (12) arranged on the surface on one end side, and the transport portion (1) for moving the previously described mounting portion (12) and the bullion (In) are mounted. When the above-mentioned placement portion (12) is moved, at least two sides or at least two points or at least of the bullion (In) different from the side or point capable of contacting the feed side contact portion (11). Of the marking table (2) in which the receiving side contact portion (21) that abuts on one side or one selected from one point is arranged on the surface, and the bullion (In) moved to the marking table (2). It is provided with a marking unit (3) for engraving a predetermined identification mark on the surface, and a control unit (4) connected to the transport unit (1) and the engraved unit (3) and controlling their operation. It is a characteristic engraving device.
〔2〕そして、前記制御部(4)と接続され、前記地金(In)を保持する保持部(51)を有し、前記保持部(51)により保持した前記地金(In)を前記載置部(12)へ移動可能である運搬部(5)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の刻印装置である。 [2] Then, the bullion (In) connected to the control unit (4), has a holding unit (51) for holding the bullion (In), and holds the bullion (In) in front of the holding unit (51). The marking device according to the above [1], characterized in that it is provided with a transport unit (5) that can be moved to the description unit (12).
〔3〕そして、前記受け側当接部(21)は、板状である前記載置部(22)の厚みよりも大きい隙間を設けて前記刻印台(2)に固設されていることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の刻印装置である。 [3] Then, the receiving side contact portion (21) is fixed to the stamping table (2) with a gap larger than the thickness of the plate-shaped previously described placement portion (22). The marking device according to the above [1] or the above [2].
〔4〕そして、前記地金(In)を載置する前記載置部(12)が移動させられると、前記送り側当接部(11)と前記受け側当接部(21)が前記地金(In)の対向する辺又は点と当接して、前記地金(In)を挟持することを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれかに記載の刻印装置である。 [4] Then, when the previously described placing portion (12) on which the bullion (In) is placed is moved, the sending side contact portion (11) and the receiving side contact portion (21) become the ground. The marking device according to any one of the above [1] to [3], wherein the bullion (In) is sandwiched by abutting on the opposite side or point of the gold (In).
〔5〕そして、前記送り側当接部(11)は略L字状又は略V字状に配設され、前記受け側当接部(21)は略L字状又は略V字状に配設され、前記送り側当接部(11)及び前記受け側当接部(21)は、互いの辺が対向して間に前記地金(In)を収容する空間を生じるように配設されていることを特徴とする前記〔1〕から前記〔4〕のいずれかに記載の刻印装置である。 [5] The sending-side contact portion (11) is arranged in a substantially L-shape or a substantially V-shape, and the receiving-side contact portion (21) is arranged in a substantially L-shape or a substantially V-shape. The sending side contact portion (11) and the receiving side contact portion (21) are arranged so that the sides face each other to create a space for accommodating the bullion (In) between them. The marking device according to any one of the above [1] to the above [4].
本発明の刻印装置によれば、金、白金、銀などの貴金属や、パラジウム、銅、鉛、アルミニウム、亜鉛などの他の金属の地金に、製造会社名、標章、ロット番号、重量など文字や図形等の識別表示を刻印するに際して、地金を所定の位置にきっちりと整えた状態で搬送しなくとも地金の方向を調整して刻印品質の差異を防ぎ刻印することができる。 According to the engraving device of the present invention, the bullion of precious metals such as gold, platinum and silver and other metals such as palladium, copper, lead, aluminum and zinc, the manufacturer name, mark, lot number, weight, etc. When engraving an identification display such as a character or a figure, the direction of the bullion can be adjusted to prevent a difference in engraving quality and the engraving can be performed without transporting the bullion in a state where the bullion is neatly arranged at a predetermined position.
以下、本発明に係る刻印装置に関する実施の形態について、添付の図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the marking device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Since the embodiments described below are preferable specific examples for carrying out the present invention, various technical restrictions are made, but the present invention is particularly limited in the following description. Unless otherwise stated, it is not limited to this form.
図1から図11に示すように、刻印装置は、搬送部1、刻印台2、刻印部3、制御部4、運搬部5、刻印基台6などから構成され、金、白金、銀などの貴金属や、パラジウム、銅、鉛、アルミニウム、亜鉛などの他の金属の地金Inに刻印する装置である。
As shown in FIGS. 1 to 11, the engraving device is composed of a
搬送部1は、地金Inを載置する載置部12を一端側に有し、載置部12を移動させる機器である。そして、載置部12は、地金Inの少なくとも二辺、少なくとも二点、又は、少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接可能である送り側当接部11が表面に配設されている。具体的には、搬送部1は、搬送部1と電気的に接続された制御部4との間で各種情報の送受信を行うことにより、一端側に設けられた載置部12に地金Inが載置されることで、載置部12を刻印台2まで移動させる。こうして、搬送部1によって、刻印部3と干渉せずに、載置部12に載置した地金Inを、刻印部3の下方に位置する刻印台2まで移動させることができる。また、載置部12の一面である表面であって、載置部12が刻印台2へ移動させられる方向とは逆方向側に設けられた送り側当接部11は、地金Inと当接し得る部材であり、例えば、地金Inが正方形、長方形などの四角形、若しくは他の多角形状の板状等であるときには、その少なくとも二辺、少なくとも二点、又は、少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接可能である立方体、直方体などの多角柱形状や円柱、楕円柱などの閉曲線の柱形状、或いはそれらを組み合わせた形状を有し、若しくは、地金Inが円形、楕円形、長円形など曲線形状の板状等であるときには、その少なくとも二点と当接可能である立方体、直方体なの多角柱形状や円柱、楕円柱などの閉曲線の柱形状、或いはそれらを組み合わせた形状を有している。送り側当接部11によって、載置部12を移動するときに載置部12に載置した地金Inが滑り落ちることがなく、さらに、後述するように、載置部12が刻印台2まで移動されたときに刻印台2に設けられた受け側当接部21と協力して、地金Inを所定位置に固定することができる。
The
本実施形態において、搬送部1は、アクチュエータであり、制御部4と接続されており、運搬部5であるロボットアームによって矩形板状の載置部12に地金Inが載置され、ロボットアームが所定の位置に戻ったことを制御部4から通知されて、図5に示すように、アクチュエータの筐体から出たり入ったりすることができる棒状部13を直線状にアクチュエータの筐体から出すことで、棒状部13の端部に設けられた載置部12を刻印台2へ向かって移動させる。そして、図6、図7に示すように、載置部12に載置された地金Inが、刻印台2に設けられ平面視が略L字状の受け側当接部21と当接し、さらに、平面視が略L字状に配設された送り側当接部11と当接するまで、載置部12が棒状部13によって移動される。このとき、図7に示すように、矩形状の地金Inは、右側辺及び底辺の二辺を送り側当接部11と当接され、左側辺及び上辺を受け側当接部21と当接されている。さらに、棒状部13は、所定の圧力の負荷が加わるように、受け側当接部21に向かって押し出されるので、載置部12に載置された地金Inは、送り側当接部11と受け側当接部21によって挟持されて固定される。このように、地金Inは、送り側当接部11と受け側当接部21によって挟持されることによって、刻印部3によって刻印されるときに動くことがないために、地金Inの表面に所定の識別表示を適切に刻印することができる。また、本実施形態のような地金Inが直方体形状などの多角柱形状のときには、送り側当接部11は、平面視で略L字状に配設されていることが好ましい。送り側当接部11がこのような形状であると、載置部22に地金Inが少々傾いて載置されても送り側当接部11及び受け側当接部21と当接しながら方向が容易に整えられるとともに、受け側当接部21と協力してしっかりと地金Inを固定することができる。さらに、地金Inが所定の方向に整えられやすいようにするために、図5に示すように、棒状部13によって載置部12が、略L字状に配設された送り側当接部11の各辺が為す小さい角に向かって移動されることが好ましい。なお、本実施形態において、送り側当接部11は、載置部12の一面である表面であって、載置部12が刻印台2へ移動させられる方向とは逆方向側に平面視で略L字状の多角柱形状に配設されているが、受け側当接部21とで地金Inを当接することができる限りにおいて、上述したように、円柱、楕円柱などの閉曲線の柱形状、或いはその閉曲線の柱形状及び多角柱形状を組み合わせた形状としてもよい。
In the present embodiment, the
刻印台2は、刻印部3により地金Inを刻印するときに、載置部12を介して地金Inを受ける部材である。刻印台2の表面には、地金Inを載置する載置部12が移動されたときに送り側当接部11と当接可能である辺又は点とは異なる地金Inの少なくとも二辺、少なくとも二点、又は、少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接する受け側当接部21が設けられている。具体的には、刻印台2は、角形状又は円形状の平板状の部材である。そして、受け側当接部21は、刻印台2の表面に設けられ、地金Inが正方形、長方形などの四角形、若しくは他の多角形状の板状等であるときには、送り側当接部11と当接可能である地金Inの辺又は点とは異なる地金Inの少なくとも二辺、少なくとも二点、又は、少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接可能である立方体、直方体などの多角柱形状や円柱、楕円柱などの閉曲線の柱形状、或いはそれらを組み合わせた形状を有し、又は、地金Inが円形、楕円形、長円形など曲線形状の板状等であるときには、送り側当接部11と当接可能である地金Inの点とは異なる地金Inの少なくとも二点と当接可能である立方体、直方体なの多角柱形状や円柱、楕円柱などの閉曲線の柱形状、或いはそれらを組み合わせた形状を有している。受け側当接部21によって、載置部12により移動された地金Inを送り側当接部11と協力して、地金Inを所定位置に固定することができる。このため、地金Inは、運搬部5より移動されて載置部12に載置されたとき、又は人の手によって載置部12に載置されたとき、刻印される正しい向きに対して少々傾いて載置されたとしても、載置部12よって移動されると送り側当接部11と受け側当接部21と当接しながら刻印される正しい向きに容易に整えられるので、地金Inを載置部12の所定の位置に厳密に載置する必要がなく、より迅速に一連の刻印作業を行うことができる。
The engraving table 2 is a member that receives the bullion In via the mounting
本実施形態において、図6などに示すように、刻印台2は、刻印部3の下方に位置しており、平面視で略正方形の板状であり、刻印台2を収容する刻印基台6の窪みに刻印基台6の表面と略面一となるように収容可能であり、刻印基台6とは分離した部材である。そして、本実施形態のような地金Inが直方体形状などの多角柱形状のときには、受け側当接部21は、略L字状の送り側当接部11と、それぞれの辺が対向して間に地金Inを収容する空間を生じるように、平面視で略L字状に配設されていることが好ましい。受け側当接部21がこのような形状であると、載置部12に地金Inが少々傾いて載置されても送り側当接部11及び受け側当接部21と当接しながら方向が容易に整えられるとともに、送り側当接部11と協力してしっかりと地金Inを固定することができる。刻印台2は、本実施形態において、平面視で略正方形であるが、他の実施形態において、長方形、六角形、八角形などの多角形状や、円形、楕円形などの閉曲線状の形状とすることもできる。なお、送り側当接部11における略L字状又は略V字状と、受け側当接部21における略L字状又は略V字状とは、それぞれを構成する部材の配置がおおよそアルファベットのL又はV字と認識することができればよく、二つの辺が為す角度のうち小さい角度が必ずしも90°に限定されるわけでない。この角度は、地金Inの形状に合わせて変更することができ、例えば、平面視で四角形だけでなく、五角形、六角形、八角形などの形状に対応することができるように、30°~150°の範囲であることが好ましく、60°~135°の範囲であることがより好ましい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 6 and the like, the marking
また、本実施形態において、受け側当接部21は、図8に示すように、刻印台2からは隙間を開けて固設されており、その隙間は載置部12の厚みよりも大きい。このように、受け側当接部21が、載置部12の厚みよりも大きい隙間を設けて刻印台2に固設されていることにより、地金Inを載置した載置部12が刻印台2に移動されると、載置部12の一部が受け側当接部21に干渉しないように受け側当接部21と刻印台2の隙間に入り込むことで、地金Inを送り側当接部11と受け側当接部21によって挟持されて固定される。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 8, the receiving
そして、本実施形態において、地金Inが、図11に示すように、平面視において六角形の形状のときには、送り側当接部11は、地金Inの一辺及び頂点である一点と当接し、受け側当接部21は、送り側当接部11と当接する辺及び点とは異なる他の一辺及び他の頂点である一点と当接する。
Then, in the present embodiment, as shown in FIG. 11, when the bullion In has a hexagonal shape in a plan view, the feed
そして、第二実施形態における搬送部1と載置部2について示した図12に示すように、受け側当接部21は、刻印する地金Inの大きさによって、複数の種類を用意することができる。例えば、地金Inが1kg、500g、300g、200g、100gなどの重さであるときの大きさは、その重さに従って小さくなるので、受け側当接部21は、逆に大きくなることとなる。このため、図12に示す受け側当接部21は、図7に示す受け側当接部21にて当接する地金Inよりも小さな地金Inを当接して挟持することができる。また、送り側当接部11は、載置部12に固定されているが、螺子などで固定されていれば、螺子などを外して載置部12から取り外すこともできる。このようにして、送り側当接部11を異なる大きさの送り側当接部11と取り換えて、大きさの異なる地金Inに対応して用いることもできる。
Then, as shown in FIG. 12 showing the
そして、第三実施形態における搬送部1と載置部2について示した図13に示すように、送り側当接部11は、地金Inの相異なる二辺上の二点と当接可能な配置にて載置部12に固設されており、受け側当接部21は、送り側当接部11と当接する二辺上の点とは異なる他の相異なる二辺上の二点と当接可能な配置にて刻印台2に固設されている。このため、第三実施形態は、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、地金Inは、載置部12よって移動されると送り側当接部11と受け側当接部21と当接しながら刻印される正しい向きに容易に整えられるという作用効果を奏する。
Then, as shown in FIG. 13 showing the
そして、第四実施形態における搬送部1と載置部2について示した図14に示すように、送り側当接部11において、地金Inの一辺と他の辺上の二点と当接可能なように、略L字状であるとともに、その一部から地金Inに向かって2つの送り側突設部11aが角形状に突設されている。そして、受け側当接部21においても、送り側当接部11と当接する一辺及び他の辺上の点とは異なる他の一辺及びさらに他の辺上二点と当接可能なように、略L字状であるとともに、その一部から地金Inに向かって2つの受け側突設部21aが角形状に突設されている。このため、第四実施形態も、第一実施形態から第三施形態と同様に、地金Inは、載置部12よって移動されると送り側当接部11と受け側当接部21と当接しながら刻印される正しい向きに容易に整えられるという作用効果を奏する。
Then, as shown in FIG. 14 showing the
刻印部3は、刻印台2に移動された地金Inの表面に所定の識別表示を刻印する機器である。具体的に、刻印部3は、刻印部3と電気的に接続された制御部4との間で各種情報の送受信を行うことにより、載置部12に載置された地金Inが送り側当接部11と受け側当接部21によって挟持されて固定された情報を受けて、地金Inの表面に所定の識別表示を刻印する。なお、地金Inに刻印する識別表示としては、例えば、製造会社名、標章、ロット番号、重量など文字や図形等などである。
The
本実施形態において、刻印部3は、その下部に刻印用の刻印ペン31を有するドット式の刻印機器であり、電気的に制御部4と接続されており、載置部12に載置された地金Inが送り側当接部11により押し込まれて受け側当接部21とで挟持されたことを制御部4から通知されて、図9に示すように、刻印ペン31が地金Inに当接するまで刻印部3が地金Inに向かって下降し、そして、刻印ペン31にて細かな点を複数打刻することによって、刻印部3の記憶装置に予め記憶されている所定の識別表示を、地金Inの表面に刻印する。そして、所定の識別表示の刻印が終了すると、刻印部3は元に位置に上昇して待機する。なお、刻印部3は、本実施形態において、ドット式の刻印機器であるが、他の実施形態において、電気的に制御部4と接続され制御部4により刻印作業を制御することができる限りにおいて、予め用意された凸状の文字又は図形を有する部材を地金Inの表面に衝突させる衝撃で打刻する押圧式(プレス式)の刻印機器、刻印ペン31を超音波によって微細に振動させることで地金Inの表面に所定の刻印を行う超音波式の刻印機器、地金Inの表面にレーザーを照射させて地金Inの表面で発生する化学変化によって刻印するレーザー式の刻印機器とすることもできる。
In the present embodiment, the
制御部4は、搬送部1、刻印部3、運搬部5と接続され、それらの動作を制御する部材である。具体的に、制御部4は、その内部に中央演算処理装置、記憶装置などのデバイスを備え、運搬部1、搬送部1、刻印部3、運搬部5と電気的に接続されており、刻印前の地金Inの移動、地金Inへの刻印、刻印後の地金Inの移動を連続して円滑に進めるために、搬送部1、刻印部3、運搬部5と通信を行いながらそれぞれの機器に動作のタイミング等を指示している。
The
地金Inを刻印する一連の作業をすべて自動化するために、運搬部5を設けることができる。運搬部5は、制御部4と接続され、地金Inを保持する保持部51を有し、保持部51により保持した地金Inを載置部12へ移動可能である機器である。具体的には、運搬部5は、運搬部5と電気的に接続された制御部4との間で各種情報の送受信を行うことにより、刻印前の地金Inが複数個載置されている載置テーブルT1から所定の手段により任意の地金Inを選択して、運搬部1の一端側に設けられた保持部51によって、その選択された一つの地金Inを保持しながら、搬送部2の載置部12まで移動させる。こうして、運搬部5によって、載置テーブルT1に載置された複数の地金Inから任意の地金Inを、搬送部1の載置部12まで移動などさせることができ、上述したとおり、地金Inの刻印作業を自動化することができる。
A
本実施形態において、運搬部5は、多関節のロボットアームであり、電気的に制御部4と接続されており、その一端側に設けられた撮像装置52によって複数の地金を撮像して、その画像を制御部4に送信する。そして、制御部4は、その画像の情報を元に制御部4における地金選択手段によって一つの地金Inを選択し、その選択された地金Inの位置情報を算出して、ロボットアームに対して、撮像装置52と同じ一端側に設けられた保持部51である吸着パッドを、選択された地金Inの位置の上方まで移動させて、選択された地金Inに当接させるように指示する。そして、図3に示すように、運搬部5であるロボットアームは、保持部51である吸着パッドを、選択された地金Inに当接させて、図示しない給排装置により吸着パッド内を脱気することで、吸着パッドに選択された地金Inを吸着させて保持させ、そして、運搬部1であるロボットアームは、そのようにして保持された地金Inを、予め位置情報が知らされている搬送部1の載置部12の少し上方まで移動させる。そして、最後に、運搬部1であるロボットアームは、図4に示すように、載置部12の上方にて、図示しない給排装置により吸着パッド内に空気を流入させ、吸着パッドが地金Inを保持できないようにすることで、地金Inを載置部12に移動させる。なお、本実施形態において、保持部51として吸着パッドを用いているが、金のような柔らかい貴金属を傷つけないように保持する限りにおいて、地金Inの対向側面を挟んで保持するような一対のアームハンドを使用してもよい。
In the present embodiment, the
刻印基台6は、受け側当接部21を露出して刻印台2を収容可能な窪みを有する部材である。具体的に、刻印基台6は、刻印部3によって刻印するときの台座の一部として機能しているが、刻印部3の下方には窪みを有しており、その窪みに受け側当接部21を上方に露出した状態で刻印台2を収容することができる。刻印する地金Inの大きさが変わると、地金Inを当接して挟持する受け側当接部21をその都度刻印台2から取り外し別のサイズの受け側当接部21をその刻印台2に付け替える必要があるが、刻印基台6と刻印台2を分離することで、受け側当接部21をいちいち取り替えなくても、刻印台2ごと取り替えることで簡便に、大きさの異なる地金Inの刻印に対応することができる。
The marking
本実施形態において、刻印基台6は、図1などに示すように、テーブルとなっており、その表面の中央近傍に、刻印基台6の表面と刻印台2の表面がおおよそ同一平面を形成するような深さとなるように、刻印台2の外形とおおよそ同じ形の外形を有する窪みが設けられている。そして、刻印基台6の窪みの外縁には、刻印時の振動によって刻印台2が動かないようにするために、刻印台2の表面を押圧して留める固定部61が設けられている。また、刻印基台6の窪みの外形は、本実施形態において、刻印台2の形状に合わせて略正方向であるが、他の実施形態において、刻印台2の形状に合わせて六角形、八角形などの多角形などとすることもできる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the marking
次に、本発明の刻印装置について、地金Inを刻印する一連の作業をすべて自動化したときの実施例の一連の動作の手順を説明する。 Next, regarding the marking device of the present invention, a procedure of a series of operations of an embodiment when all the series of operations for marking the bullion In are automated will be described.
まず、図3、図4に示すように、運搬部5は、制御部4から一連動の動作開始の指示を受けて、載置テーブルT1に載置された刻印前の複数の地金Inから任意の地金Inを保持部51により保持し、そして、地金Inを保持した状態で搬送部1の載置部12まで移動する。
First, as shown in FIGS. 3 and 4, the
そして、図5から図7に示すように、搬送部1は、運搬部5が所定の位置に戻ったことを制御部4から通知されると、搬送部1の筐体から棒状部13が進出してきて、棒状部13の端部に設けられた載置部12を刻印台2へ向かって移動させる。そして、載置部12に載置された地金Inが、刻印台2に設けられ平面視が略L字状の受け側当接部21と当接し、さらに、平面視が略L字状に配設された送り側当接部11と当接するまで、載置部12が棒状部13によって移動される。棒状部13は、所定の圧力の負荷が加わるように、受け側当接部21に向かって押し出され、載置部12に載置された地金Inは、その外周が送り側当接部11と受け側当接部21に当接されることで挟持されて固定される。
Then, as shown in FIGS. 5 to 7, when the
そして、図9に示すように、刻印用の刻印ペン31を有する刻印部3は、載置部12に載置された地金Inが送り側当接部11により押し込まれて受け側当接部21とで挟持されたことを制御部4から通知されて、刻印ペン31によって、刻印部3の記憶装置に予め記憶されている所定の識別表示を、地金Inの表面に刻印する。そして、所定の識別表示の刻印が終了すると、刻印部3は元に位置に上昇して待機する。
Then, as shown in FIG. 9, in the
そして、搬送部1は、制御部4から刻印部3が上昇して元の位置に戻ったことを通知されると、搬送部1の筐体へ棒状部13が退出して、刻印された地金Inが載置された載置部12を搬送部1の筐体へ向かって移動させる。
Then, when the
そして、図10に示すように、運搬部5は、制御部4から載置部12が搬送部1の筐体への移動が完了したことを通知されると、載置部12に載置された刻印後の地金Inを保持部51により保持し、そして、地金Inを保持した状態で刻印後の地金Inを載置するための載置テーブルT2まで移動して、所定の位置に載置する。
Then, as shown in FIG. 10, when the
このようにして、一つの地金Inの刻印作業が完了し、刻印されていない地金Inがなくなるまで、或いは、予め設定された所定の個数の刻印作業を終えるまで、同様の操作を繰り返して、複数個の地金Inの刻印作業を自動的に行う。 In this way, the same operation is repeated until the engraving work of one bullion In is completed and there is no unengraved bullion In, or until a predetermined number of preset engraving operations are completed. , The engraving work of a plurality of bullions In is automatically performed.
1・・・搬送部
11・・・送り側当接部
12・・・載置部
13・・・棒状部
2・・・刻印台
21・・・受け側当接部
3・・・刻印部
31・・・刻印ペン
4・・・制御部
5・・・運搬部
51・・・保持部
52・・・撮像装置
6・・・刻印基台
61・・・固定部
In・・・地金
T1、T2・・・載置テーブル
1 ...
Claims (5)
前記地金を載置する前記載置部が移動されると、前記送り側当接部と当接可能である辺又は点とは異なる前記地金の少なくとも二辺、少なくとも二点又は少なくとも一辺及び一点から選ばれるいずれかと当接する受け側当接部が表面に配設されている刻印台と、
前記刻印台に移動された前記地金の表面に所定の識別表示を刻印する刻印部と、
前記搬送部、前記刻印部と接続され、それらの動作を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする刻印装置。 One end of the mounting portion where the bullion is placed and the feed side contact portion capable of contacting at least two sides, at least two points, or at least one side and one point of the bullion is arranged on the surface. The transport unit, which is held on the side and moves the above-mentioned placement unit,
When the previously described mounting portion on which the bullion is placed is moved, at least two sides, at least two points or at least one side of the bullion, which are different from the sides or points capable of contacting the feeding side contact portion, and A stamping stand on the surface of which has a receiving side contact part that comes into contact with any of the ones selected from one point.
An engraving portion that engraves a predetermined identification mark on the surface of the bullion that has been moved to the engraving table, and a marking portion.
A control unit connected to the transport unit and the engraved unit and controlling their operation,
A marking device characterized by being provided with.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020161609A JP2022054514A (en) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | Engraving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020161609A JP2022054514A (en) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | Engraving device |
Publications (1)
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ID=80997658
Family Applications (1)
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JP2020161609A Pending JP2022054514A (en) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | Engraving device |
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2020
- 2020-09-28 JP JP2020161609A patent/JP2022054514A/en active Pending
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