JP2022054262A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置10は、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子110、及び、複数の蓄電素子110を収容する外装体120を有する蓄電ユニット100と、蓄電ユニット100の第一方向と交差する第二方向に配置され、蓄電ユニット100を下方から支持する支持部材220と、を備え、支持部材220は、蓄電ユニット100の、第一方向及び第二方向と交差する第三方向における端部と離間して配置される第一支持部222を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を収容する外装体とを有する蓄電ユニットを備える蓄電装置に関する。
従来、複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を収容する外装体とを有する蓄電ユニットを備え、蓄電ユニットを支持部材で下方から支持する構成の蓄電装置が広く知られている。例えば、特許文献1には、複数の二次電池(蓄電素子)がケース(外装体)に収容された構成(蓄電ユニット)を、ベースプレート(支持部材)で下方から支持する電池モジュール(蓄電装置)が開示されている。
特開2015-141765号公報
上記従来のような構成の蓄電装置では、支持部材が蓄電ユニットに当接して配置されているため、蓄電ユニット内の蓄電素子が過熱した場合に、支持部材を介して周囲の他の蓄電素子に熱が伝わり、蓄電素子の熱連鎖が発生するおそれがある。例えば、上記特許文献1に開示された蓄電装置では、支持部材(ベースプレート)に、蓄電ユニットの幅方向に延びる多数のフィンが設けられており、これらのフィンに蓄電ユニットが載置されて支持されている。このため、蓄電ユニット内の蓄電素子が過熱した場合に、蓄電素子を収容する外装体が融解し、当該フィンを介して周囲の他の蓄電素子に熱が伝わっていき、蓄電素子の熱連鎖が発生するおそれがある。
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子、及び、前記複数の蓄電素子を収容する外装体を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットの前記第一方向と交差する第二方向に配置され、前記蓄電ユニットを下方から支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記蓄電ユニットの、前記第一方向及び前記第二方向と交差する第三方向における端部と離間して配置される第一支持部を有する。
これによれば、蓄電装置は、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子及び外装体を有する蓄電ユニットの第二方向に、蓄電ユニットを下方から支持する支持部材を備えており、支持部材は、蓄電ユニットの第三方向の端部と離間して配置される第一支持部を有している。ここで、本願発明者は、第一支持部が蓄電ユニットの第三方向の端部に当接していると、蓄電素子が過熱した場合に、外装体の第三方向の端部が融解し、外装体の融解が、当該端部に当接する第一支持部を介して第一方向に広がっていくおそれがあることを見出した。外装体の融解の熱が、第一方向(複数の蓄電素子の並び方向)に広がることで、当該熱が周囲の他の蓄電素子に伝わっていき、蓄電素子の熱連鎖が発生するおそれがある。このため、支持部材の第一支持部を、蓄電ユニットの第三方向における端部と離間して配置する。これにより、蓄電素子が過熱して、蓄電ユニットの外装体の第三方向における端部が融解した場合でも、外装体の融解が第一方向に広がるのが抑制されるため、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
前記支持部材は、さらに、前記蓄電ユニットの前記第二方向に、前記蓄電ユニットに対向し、かつ、前記蓄電ユニットと離間して配置される板状部を有することにしてもよい。
これによれば、支持部材において、蓄電ユニットの第二方向に、蓄電ユニットと離間した状態で板状部を配置することで、蓄電素子が過熱して外装体が融解した場合でも、外装体の融解が第一方向に広がるのが抑制される。つまり、板状部が、外装体が融解した箇所に当接していると、外装体の融解が第一方向に広がるおそれがあるが、板状部が外装体と離間して配置されるため、外装体の融解が第一方向に広がるのが抑制される。これにより、外装体の融解の熱が他の蓄電素子に伝わるのが抑制されるため、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
前記第一支持部は、前記蓄電ユニットの前記第一方向における一端部から他端部までに亘って延設されて配置されることにしてもよい。
これによれば、支持部材の第一支持部が、蓄電ユニットの第一方向における一端部から他端部まで延設されることで、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制しつつ、蓄電ユニットを安定して支持することができる。
前記蓄電ユニットは、前記第一方向に長尺な形状を有し、前記支持部材は、さらに、前記蓄電ユニットの前記第一方向における端部を支持する第二支持部を有することにしてもよい。
これによれば、蓄電ユニットが、第一方向に長尺な形状を有することで、蓄電ユニットの長手方向において外装体の融解が広がるのを抑制することができる。また、支持部材が、蓄電ユニットの長手方向(第一方向)における端部を支持する第二支持部を有することで、蓄電ユニットを安定して支持することができる。これらにより、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制しつつ、蓄電ユニットを安定して支持することができる。
前記外装体は、樹脂によって形成されていることにしてもよい。
これによれば、蓄電ユニットの外装体が樹脂によって形成されていることで、蓄電素子が過熱すると外装体が融解しやすくなるため、従来の構成では、蓄電素子の熱連鎖が発生しやすい。これに対し、本発明の構成によって、外装体が融解した場合でも外装体の融解が広がるのが抑制されることにより、外装体が樹脂によって形成されている場合でも、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
本発明は、このような蓄電装置として実現することができるだけでなく、支持部材としても実現することができる。
本発明における蓄電装置によれば、蓄電素子の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
実施の形態に係る蓄電装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電ユニットの構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る支持部材の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る支持部材と蓄電ユニットとの位置関係を示す斜視図である。 実施の形態の変形例1に係る支持部材の構成、及び、支持部材と蓄電ユニットとの位置関係を示す斜視図である。 実施の形態の変形例2に係る支持部材の構成、及び、支持部材と蓄電ユニットとの位置関係を示す斜視図である。 実施の形態の変形例3に係る支持部材の構成、及び、支持部材と蓄電ユニットとの位置関係を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(その変形例も含む)に係る蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。各図は、模式図であり、寸法等は必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、同一または同様な構成要素については同じ符号を付している。
以下の説明及び図面中において、ラックの幅方向、ラックの支持部材(棚板)上の蓄電ユニットの並び方向、蓄電ユニットの長側面の対向方向、または、蓄電素子の短側面の対向方向を、X軸方向と定義する。ラックの奥行方向、蓄電ユニットの短側面の対向方向(蓄電ユニットの長手方向)、1つの蓄電ユニットにおける蓄電素子の並び方向、または、蓄電素子の長側面の対向方向を、Y軸方向と定義する。ラックの高さ方向、支持部材を挟む蓄電ユニットの並び方向、蓄電ユニットと支持部材との並び方向、または、上下方向を、Z軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。
以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。以下では、Y軸方向を第一方向とも呼び、Z軸方向(またはZ軸マイナス方向)を第二方向とも呼び、X軸方向を第三方向とも呼ぶ場合がある。平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が直交している、とは、当該2つの方向が完全に直交していることを意味するだけでなく、実質的に直交していること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[1 蓄電装置10の全般的な説明]
まず、本実施の形態における蓄電装置10の全般的な説明を行う。図1は、本実施の形態に係る蓄電装置10の構成を示す斜視図である。図1では、蓄電装置10のラック200の一部を透視して、ラック200の内部の一部を破線で示している。図2は、本実施の形態に係る蓄電ユニット100の構成を示す斜視図である。図2では、蓄電ユニット100の外装体120を透視して、外装体120の内部を破線で示している。
蓄電装置10は、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電することができる装置であり、本実施の形態では、直方体形状を有している。蓄電装置10は、電力貯蔵用途または電源用途等に使用される。具体的には、蓄電装置10は、家庭用または産業用の蓄電設備等に使用される定置用のバッテリ等として用いられる。本実施の形態では、蓄電装置10は、風力発電、太陽光発電等によって発電された電力を蓄え、外部の設備に安定的に電力を供給する定置型の蓄電池盤である。なお、蓄電装置10は、自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、船舶、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用またはエンジン始動用等のバッテリ等として用いることもできる。上記の自動車としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)及びガソリン自動車が例示される。上記の電気鉄道用の鉄道車両としては、電車、モノレール、リニアモーターカー、並びに、ディーゼル機関及び電気モーターの両方を備えるハイブリッド電車が例示される。
図1に示すように、蓄電装置10は、蓄電ユニット100と、蓄電ユニット100を収容するラック200と、を備えている。本実施の形態では、ラック200内において、X軸方向に並ぶ3つの蓄電ユニット100が、Z軸方向に4段並べられて配置されている。
蓄電ユニット100は、Y軸方向(第一方向)に長尺な直方体形状の電池モジュール(組電池)である。図2に示すように、蓄電ユニット100は、Y軸方向(第一方向)に並ぶ複数の蓄電素子110、及び、当該複数の蓄電素子110を収容する外装体120を有している。蓄電ユニット100が有する蓄電素子110の個数は特に限定されないが、例えば、16個の蓄電素子110がY軸方向に配列されて、外装体120に収容されている。蓄電ユニット100は、これらの構成の他、複数の蓄電素子110の電極端子同士を接続するバスバー等も備えているが、図示は省略し、詳細な説明も省略する。蓄電ユニット100は、蓄電素子110間に配置されるスペーサ、蓄電素子110を拘束する拘束部材(エンドプレート、サイドプレート等)、バスバーの位置決めを行うバスバーフレーム、蓄電素子110の充電状態や放電状態を監視するための回路基板やリレー等の電気機器等も備えていてもよいが、これらの図示及び説明も省略する。
蓄電素子110は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池(単電池)であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。蓄電素子110は、扁平な直方体形状(角形)を有している。なお、蓄電素子110の形状は、直方体形状には限定されず、直方体形状以外の多角柱形状、円柱形状、長円柱形状等であってもよい。蓄電素子110は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。蓄電素子110は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。蓄電素子110は、パウチタイプの蓄電素子であってもよい。蓄電素子110の構成の詳細な説明については、後述する。
外装体120は、蓄電ユニット100の外装体を構成する、Y軸方向に長尺な箱形(直方体形状)の容器(モジュールケース)である。外装体120は、複数の蓄電素子110の外方に配置され、複数の蓄電素子110を所定の位置で固定し、衝撃等から保護する。外装体120の材質は特に限定されないが、本実施の形態では、外装体120は、熱によって融解(燃焼)する部材、具体的には樹脂によって形成されている。例えば、外装体120は、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリフェニレンエーテル(PPE(変性PPEを含む))、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ABS樹脂、若しくは、それらの複合材料等の絶縁性の樹脂部材により形成されている。外装体120は、これにより、複数の蓄電素子110が外部の金属部材等に接触することを回避する。
外装体120は、外装体120の本体を構成する外装体本体121と、外装体120の蓋体を構成する外装体蓋体122と、を有している。外装体本体121は、開口が形成された有底矩形筒状のハウジング(筐体)であり、蓄電素子110等を収容する。外装体本体121は、Z軸プラス方向に向く開口が形成された有底矩形筒状のハウジング(筐体)であり、蓄電素子110等を収容する。つまり、外装体本体121は、X軸方向両側の側面に、対向する一対の矩形状かつ平板状の長側壁部を有し、Y軸方向両側の側面に、対向する一対の矩形状かつ平板状の短側壁部を有し、Z軸マイナス方向側に、矩形状かつ平板状の底壁部を有している。外装体蓋体122は、外装体本体121の開口を閉塞する、Y軸方向に延びる扁平な矩形状の部材である。外装体蓋体122は、外装体本体121と係合または嵌合され、接着剤、ヒートシールまたは超音波溶着等によって接合される。外装体120には、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電するための外部端子(正極外部端子及び負極外部端子)が設けられているが、図示は省略する。
ラック200は、直方体形状(箱形)の収容体(棚)であり、複数の蓄電ユニット100が収容されるラック本体部210と、複数の蓄電ユニット100を支持する支持部材220と、を有している。ラック200(ラック本体部210及び支持部材220)は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属で形成されている。なお、ラック200は、上述の外装体120に使用可能ないずれかの樹脂等で形成されていてもよいが、ラック本体部210は、強度が高い部材で形成されるのが好ましく、支持部材220は、強度及び耐熱性が高い部材で形成されるのが好ましい。
ラック本体部210は、Y軸マイナス方向側の面(前面)が開口した形状を有している。つまり、ラック本体部210は、2つの側面部211と、上面部212と、底面部213と、背面部214と、仕切部215と、を有している。なお、ラック本体部210は、Y軸マイナス方向側の面(前面)の開口を開閉可能(開閉自在)に閉塞するカバー部材(扉)を有していてもよい。
2つの側面部211は、ラック本体部210のX軸方向両側に配置される平板状かつ矩形状の壁部である。上面部212は、ラック本体部210のZ軸プラス方向側に配置される平板状かつ矩形状の壁部である。底面部213は、ラック本体部210のZ軸マイナス方向側に配置される平板状かつ矩形状の壁部である。背面部214は、ラック本体部210のY軸プラス方向側に配置される平板状かつ矩形状の壁部である。背面部214は、ラック本体部210のY軸プラス方向側の面(背面)の開口を開閉可能(開閉自在)に閉塞するカバー部材(扉)であってもよい。仕切部215は、蓄電ユニット100が収容される収容空間230と、制御機器等の蓄電ユニット100以外の設備が収容される収容空間240とを仕切る平板状かつ矩形状の壁部である。
支持部材220は、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向(第一方向と交差する第二方向)に配置され、蓄電ユニット100を下方(Z軸マイナス方向)から支持する扁平な矩形状の棚板である。本実施の形態では、複数(4つ)のXY平面に平行な支持部材220が、Z軸方向に並んで配置されて、ラック本体部210の内方の空間を仕切っている。これにより、ラック本体部210の内方には、Z軸方向に並ぶ4つの収容空間230が形成されている。収容空間230は、1以上の蓄電ユニット100(本実施の形態では3つの蓄電ユニット100)が収容される直方体形状の空間である。つまり、ラック200は、4段の収容空間230を有しており、4段の収容空間230のそれぞれに、3つの蓄電ユニット100が収容されている。言い換えれば、4つの支持部材220上に、3つの蓄電ユニット100がそれぞれ載置されている。支持部材220の構成の詳細な説明については、後述する。
[2 蓄電素子110の構成の説明]
次に、蓄電素子110の構成について、詳細に説明する。なお、蓄電ユニット100が有する蓄電素子110は全て同様の構成を有するため、以下では、1つの蓄電素子110の構成について詳細に説明する。図3は、本実施の形態に係る蓄電素子110の構成を示す斜視図である。
図3に示すように、蓄電素子110は、容器111と、一対の電極端子114(正極端子及び負極端子)と、を備えている。容器111の内方には、電極体、集電体(正極集電体及び負極集電体)、及び、電解液(非水電解質)等が収容されているが、これらの図示は省略する。当該電解液としては、蓄電素子110の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択することができる。容器111(後述の容器蓋体113)と電極端子114との間、及び、容器111(容器蓋体113)と集電体との間には、絶縁性及び気密性を高めるためにガスケット等が配置されているが、これらの図示も省略する。集電体の側方等にスペーサが配置されていてもよいし、容器111の外面を覆う絶縁シートが配置されていてもよい。
容器111は、開口が形成された容器本体112と、容器本体112の開口を閉塞する容器蓋体113とを有する直方体形状(角形)の容器である。容器111の材質は特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板など溶接可能な金属であるのが好ましい。
容器本体112は、容器111の本体部を構成する矩形筒状で底を備える部材である。容器本体112は、Y軸方向両側の側面に、対向する一対の矩形状かつ平面状の長側面部を有し、X軸方向両側の側面に、対向する一対の矩形状かつ平面状の短側面部を有し、Z軸マイナス方向側に、矩形状かつ平面状の底面部を有している。容器蓋体113は、容器111の蓋部を構成する平板状かつ矩形状の部材であり、容器本体112のZ軸プラス方向に、X軸方向に延設されて配置されている。容器蓋体113には、容器111内方の圧力が上昇した場合に当該圧力を開放するガス排出弁115が配置されている。容器111(例えば容器蓋体113)には、容器111内方に電解液を注液するための注液部等も設けられていてもよい。
電極端子114は、容器111の容器蓋体113に配置される蓄電素子110の端子(正極端子及び負極端子)であり、集電体を介して、電極体の正極板及び負極板に電気的に接続されている。つまり、電極端子114は、電極体に蓄えられている電気を蓄電素子110の外部空間に導出し、また、電極体に電気を蓄えるために蓄電素子110の内部空間に電気を導入するための金属製の部材である。電極端子114は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等で形成されている。
電極体は、正極板と負極板とセパレータとが積層されて形成された蓄電要素(発電要素)である。電極体が有する正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属からなる集電箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。負極板は、銅または銅合金等の金属からなる集電箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。正極活物質層に用いられる正極活物質、及び、負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能なものであれば、適宜公知の材料を使用できる。セパレータは、微多孔性のシートであり、樹脂等の適宜公知の材料を使用できる。電極体は、複数の平板状の極板(正極板及び負極板)が積層されて形成されたスタック型の電極体であってもよいし、極板を蛇腹状に折り畳んだ蛇腹型の電極体、または、極板が巻回されて形成された巻回型の電極体等であってもよい。
集電体は、電極端子114と電極体とに電気的に接続される導電性の部材(正極集電体及び負極集電体)である。正極集電体は、正極板の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成され、負極集電体は、負極板の負極基材層と同様、銅または銅合金などで形成されている。
[3 支持部材220の構成の説明]
次に、支持部材220の構成について、詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る支持部材220の構成を示す斜視図である。なお、ラック200が有する支持部材220は全て同様の構成を有するため、図4では、1つの支持部材220の構成を図示している。図5は、本実施の形態に係る支持部材220と蓄電ユニット100との位置関係を示す斜視図である。具体的には、図5は、支持部材220のX軸プラス方向側の部位において、支持部材220に蓄電ユニット100が載置された状態を示している。
支持部材220は、複数(本実施の形態では、3つ)の蓄電ユニット100を下方から支持する部材であり、図4及び図5に示すように、板状部221と、第一支持部222と、第二支持部223と、を有している。
板状部221は、XY平面に平行な平板状かつ矩形状の部位であり、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向(第二方向)に、蓄電ユニット100に対向し、かつ、蓄電ユニット100と離間して配置される。具体的には、板状部221は、Z軸方向において、複数(3つ)の蓄電ユニット100と間隔を空けて並んで配置される。また、板状部221は、当該複数の蓄電ユニット100に亘ってX軸方向に延設され、かつ、当該複数の蓄電ユニット100のY軸方向の一端部(一端縁)から他端部(他端縁)までに亘ってY軸方向に延設されて配置される。これにより、板状部221は、Z軸マイナス方向(第二方向)から見て、当該複数の蓄電ユニット100の全体を覆うように配置される。
第一支持部222は、板状部221からZ軸プラス方向に突出し、かつ、板状部221のY軸方向の一端部から他端部までに亘ってY軸方向に延設される、YZ平面に平行な平板状かつ矩形状の部位である。本実施の形態では、3つの蓄電ユニット100に対応して、板状部221のX軸方向両側及び中央部に、3つの第一支持部222が配置されている。第一支持部222は、板状部221(及び第二支持部223)と溶接、嵌合、係合、ボルト締結、接着、溶着等によって接合されていてもよいし、鋳造、鍛造、プレス加工等によって板状部221(及び第二支持部223)と一体形成されていてもよい。
それぞれの第一支持部222は、蓄電ユニット100のX軸方向中央部、かつ、蓄電ユニット100のY軸方向(第一方向)における一端部から他端部までに亘って延設されて配置される。第一支持部222は、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向に配置されて、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向の面(外装体120の底壁部)に当接した状態で、蓄電ユニット100を載置して支持する。第一支持部222は、Z軸プラス方向の面(上面)が平面(水平面)に形成されており、当該平面に蓄電ユニット100が当接した状態で載置され支持される。
このように、第一支持部222は、蓄電ユニット100のX軸方向(第一方向及び第二方向と交差する第三方向)における端部と離間して配置される。つまり、第一支持部222は、Z軸方向から見て、蓄電ユニット100のX軸方向における端部とは重ならない位置に配置される。当該X軸方向における端部とは、例えば、蓄電ユニット100(外装体120)のX軸方向における幅を3等分した場合の端部に位置する領域の部位である。なお、当該X軸方向における端部は、蓄電ユニット100(外装体120)のX軸方向における幅を、5等分した場合の端部に位置する領域の部位であるのがより好ましく、10等分した場合の端部に位置する領域の部位であるのがさらに好ましい。
第二支持部223は、板状部221からZ軸プラス方向に突出し、かつ、板状部221のX軸方向の一端部(一端縁)から他端部(他端縁)までに亘ってX軸方向に延設される、XZ平面に平行な平板状かつ矩形状の部位である。具体的には、板状部221のY軸方向両端部において、板状部221のY軸方向両側の端縁からZ軸プラス方向に突出する2つの第二支持部223が配置されている。2つの第二支持部223は、Y軸方向において3つの第一支持部222を挟む位置に、3つの第一支持部222の両端部と接続されて配置されている。
本実施の形態では、第二支持部223は、板状部221と接続され、かつ、板状部221と一体化されて形成(一体形成)されている。例えば、1枚の平板状部材の端部を折り曲げることにより、板状部221及び第二支持部223を形成することができる。なお、第二支持部223は、鋳造、鍛造、プレス加工等によって板状部221(及び第一支持部222)と一体形成されていてもよい。第二支持部223は、板状部221と別体で構成され、板状部221(及び第一支持部222)と溶接、嵌合、係合、ボルト締結、接着、溶着等によって接合されていてもよい。
第二支持部223は、蓄電ユニット100のY軸方向(第一方向)における端部を支持する。つまり、複数(3つ)の蓄電ユニット100のY軸方向両端部において、2つの第二支持部223が、当該複数の蓄電ユニット100に亘ってX軸方向に延設されて配置され、当該複数の蓄電ユニット100のY軸方向における両端部を支持する。第二支持部223は、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向に配置されて、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向の面(外装体120の底壁部)に当接した状態で、蓄電ユニット100を載置して支持する。第二支持部223は、Z軸プラス方向の面(上面)が平面(水平面)に形成されており、当該平面に蓄電ユニット100が当接した状態で載置され支持される。
このように、2つの第二支持部223は、Z軸方向から見て、蓄電ユニット100のY軸方向における両端部(両端縁)と重なる位置に配置される。第一支持部222は、2つの第二支持部223の間に配置されるため、第一支持部222は、Z軸方向から見て、蓄電ユニット100のY軸方向における端部とは異なる部分を支持する。つまり、第一支持部222は、蓄電ユニット100(外装体120)のY軸方向における端縁とは異なる部分に当接し、当該端縁とは異なる部分を支持する。
[4 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電装置10によれば、第一方向(Y軸方向)に並ぶ複数の蓄電素子110及び外装体120を有する蓄電ユニット100の第二方向(Z軸マイナス方向)に、蓄電ユニット100を下方から支持する支持部材220を備えている。支持部材220は、蓄電ユニット100の第三方向(X軸方向)の端部と離間して配置される第一支持部222を有している。ここで、本願発明者は、第一支持部222が蓄電ユニット100の第三方向の端部に当接していると、蓄電素子110が過熱した場合に、外装体120の第三方向の端部が融解し、外装体120の融解が、当該端部に当接する第一支持部222を介して第一方向に広がっていくおそれがあることを見出した。外装体120の融解の熱が、第一方向(複数の蓄電素子110の並び方向)に広がることで、当該熱が周囲の他の蓄電素子110に伝わっていき、蓄電素子110の熱連鎖が発生するおそれがある。このため、支持部材220の第一支持部222を、蓄電ユニット100の第三方向における端部と離間して配置する。これにより、蓄電素子110が過熱して、蓄電ユニット100の外装体120の第三方向における端部が融解した場合でも、外装体120の融解が第一方向に広がるのが抑制されるため、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
支持部材220において、蓄電ユニット100の第二方向に、蓄電ユニット100と離間した状態で板状部221を配置することで、蓄電素子110が過熱して外装体120が融解した場合でも、外装体120の融解が第一方向に広がるのが抑制される。つまり、板状部221が、外装体120が融解した箇所に当接していると、外装体120の融解が第一方向に広がるおそれがあるが、板状部221が外装体120と離間して配置されるため、外装体120の融解が第一方向に広がるのが抑制される。これにより、外装体120の融解の熱が他の蓄電素子110に伝わるのが抑制されるため、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。また、外装体120の融解物が外装体120から落下しても板状部221で留まることで、蓄電ユニット100の下方の他の蓄電ユニット100に熱連鎖するのも抑制できる。
支持部材220の第一支持部222が、蓄電ユニット100の第一方向における一端部から他端部まで延設されることで、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制しつつ、蓄電ユニット100を安定して支持することができる。
第一支持部222が、第二方向から見て蓄電ユニット100の第三方向における端部とは重ならない位置に配置されることで、外装体120の第三方向における端部が融解しても、融解物が第一支持部222上に落下するのが抑制される。これにより、外装体120の融解が第一方向に広がるのが抑制されるため、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
第一支持部222は、蓄電ユニット100の第一方向における端部以外を支持する。つまり、蓄電ユニット100の第一方向における端部には、第三方向の端部を支持する別の支持部(第二支持部223)を配置することで、蓄電ユニット100を安定して支持することができる。
蓄電ユニット100が、第一方向に長尺な形状を有することで、蓄電ユニット100の長手方向において外装体120の融解が広がるのを抑制することができる。また、支持部材220が、蓄電ユニット100の長手方向(第一方向)における端部を支持する第二支持部223を有することで、蓄電ユニット100を安定して支持することができる。これらにより、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制しつつ、蓄電ユニット100を安定して支持することができる。
蓄電ユニット100の外装体120が樹脂によって形成されていることで、蓄電素子110が過熱すると外装体120が融解しやすくなるため、従来の構成では、蓄電素子110の熱連鎖が発生しやすい。これに対し、本実施の形態の構成によって、外装体120が融解した場合でも外装体120の融解が広がるのが抑制されることにより、外装体120が樹脂によって形成されている場合でも、蓄電素子110の熱連鎖が発生するのを抑制することができる。
[5 変形例の説明]
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、説明する。図6は、本実施の形態の変形例1に係る支持部材220aの構成、及び、支持部材220aと蓄電ユニット100との位置関係を示す斜視図である。具体的には、図6は、図5に対応する図である。
図6に示すように、本変形例における支持部材220aは、上記実施の形態における支持部材220の第一支持部222に代えて、第一支持部222aを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、詳細な説明は省略する。
第一支持部222aは、板状部221のY軸方向中央部からZ軸プラス方向に突出する円柱形状の部位である。本変形例では、3つの蓄電ユニット100に対応して、蓄電ユニット100のX軸方向中央部かつY軸方向中央部に、3つの第一支持部222aがそれぞれ配置されている。第一支持部222aは、板状部221と溶接、嵌合、係合、ボルト締結、接着、溶着等によって接合されていてもよいし、鋳造、鍛造、プレス加工等によって板状部221と一体形成されていてもよい。
それぞれの第一支持部222aは、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向のX軸方向中央部及びY軸方向中央部に配置されて、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向の面(外装体120の底壁部)に当接した状態で、蓄電ユニット100を載置して支持する。第一支持部222aは、Z軸プラス方向の面(上面)が平面(水平面)に形成されており、当該平面に蓄電ユニット100が当接した状態で載置され支持される。このように、第一支持部222aは、蓄電ユニット100のX軸方向(第三方向)における端部と離間して配置される。
以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。このように、第一支持部222aは、蓄電ユニット100のX軸方向における端部と離間して配置されていればよく、その位置及び形状は特に限定されない。なお、本変形例において、第一支持部222aは、蓄電ユニット100のX軸方向中央部及びY軸方向中央部からずれた位置に配置されていてもよいし、長円柱形状、楕円柱形状、角柱形状、円筒形状等の筒状、中空形状等の円柱形状以外の形状でもよい。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、説明する。図7は、本実施の形態の変形例2に係る支持部材220bの構成、及び、支持部材220bと蓄電ユニット100との位置関係を示す斜視図である。具体的には、図7は、図5に対応する図である。
図7に示すように、本変形例における支持部材220bは、上記実施の形態における支持部材220の第一支持部222に代えて、第一支持部222bを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、詳細な説明は省略する。
第一支持部222bは、板状部221のY軸方向中央部からZ軸プラス方向に突出し、かつ、板状部221のX軸方向の一端部(一端縁)から他端部(他端縁)までに亘ってX軸方向に延設される、XZ平面に平行な平板状かつ矩形状の部位である。本変形例では、第一支持部222bは、複数(3つ)の蓄電ユニット100のY軸方向中央部において、当該複数の蓄電ユニット100に亘ってX軸方向に延設されて配置され、当該複数の蓄電ユニット100のY軸方向中央部を支持する。第一支持部222bは、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向のY軸方向中央部に配置されて、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向の面(外装体120の底壁部)に当接した状態で、蓄電ユニット100を載置して支持する。第一支持部222bは、Z軸プラス方向の面(上面)が平面(水平面)に形成されており、当該平面に蓄電ユニット100が当接した状態で載置され支持される。
第一支持部222bには、蓄電ユニット100のX軸方向における端部に対向する位置に、Z軸マイナス方向に凹む凹部224が形成されている。本変形例では、凹部224は、Y軸方向から見て半円形状に凹んだ凹部である。このように、第一支持部222bは、Z軸方向から見て蓄電ユニット100のX軸方向における端部と重なる位置に配置されるものの、蓄電ユニット100のX軸方向における端部と離間して配置される。第一支持部222bは、板状部221と溶接、嵌合、係合、ボルト締結、接着、溶着等によって接合されていてもよいし、鋳造、鍛造、プレス加工等によって板状部221と一体形成されていてもよい。
以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。このように、第一支持部222bは、蓄電ユニット100のX軸方向における端部と離間して配置されていればよく、その位置及び形状は特に限定されない。なお、本変形例において、第一支持部222bの凹部224の形状は、特に限定されず、Y軸方向から見て半長円形状、半楕円形状、矩形状、三角形状、その他の多角形状等の半円形状以外の形状でもよい。3つの蓄電ユニット100に対応して、第一支持部222bが3分割されて配置されていてもよい。
(変形例3)
次に、上記実施の形態の変形例3について、説明する。図8は、本実施の形態の変形例3に係る支持部材220cの構成、及び、支持部材220cと蓄電ユニット100との位置関係を示す斜視図である。具体的には、図8は、図5に対応する図である。
図8に示すように、本変形例における支持部材220cは、上記実施の形態における支持部材220の第一支持部222及び第二支持部223に代えて、第一支持部222cを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、詳細な説明は省略する。
第一支持部222cは、板状部221からZ軸プラス方向に突出し、かつ、板状部221のY軸方向の一端部(一端縁)から他端部(他端縁)までに亘ってY軸方向に延設される、Y軸方向から見て逆U字状の部位である。つまり、第一支持部222cは、Y軸方向に延びる直方体形状の角柱のZ軸マイナス方向の面がZ軸プラス方向に矩形状に凹んだ形状を有している。本変形例では、それぞれの蓄電ユニット100に対して、X軸方向に並ぶ2つの第一支持部222cが配置されている。第一支持部222cは、板状部221と溶接、嵌合、係合、ボルト締結、接着、溶着等によって接合されていてもよいし、鋳造、鍛造等によって板状部221と一体形成されていてもよい。
それぞれの第一支持部222cは、蓄電ユニット100のX軸方向の端部を避けた位置、かつ、蓄電ユニット100のY軸方向(第一方向)における一端部から他端部までに亘って延設されて配置される。つまり、第一支持部222cは、蓄電ユニット100のX軸方向(第三方向)における端部と離間して配置される。第一支持部222cは、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向に配置されて、蓄電ユニット100のZ軸マイナス方向の面(外装体120の底壁部)に当接した状態で、蓄電ユニット100を載置して支持する。第一支持部222cは、Z軸プラス方向の面(上面)が平面(水平面)に形成されており、当該平面に蓄電ユニット100が当接した状態で載置され支持される。
以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、本変形例では、支持部材220cは、上記実施の形態における支持部材220が有していた第二支持部223を有していないが、このような構成でも、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、本変形例において、第一支持部222cの形状は、特に限定されず、Z軸プラス方向の面が凹んだ形状でもよく、その他の面が凹んだ形状でもよく、いずれの面も凹んでいなくてもよく、Y軸方向から見て半円形状、半長円形状、半楕円形状、三角形状、その他の多角形状等でもよい。第一支持部222cの数も特に限定されず、3つ以上の第一支持部222cがX軸方向に並べられていてもよいし、X軸方向の幅が大きい1つの第一支持部222cが配置されていてもよい。
(その他の変形例)
以上、本発明の実施の形態(その変形例も含む)に係る蓄電装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されない。今回開示された実施の形態は全ての点で例示であり、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、支持部材は、蓄電ユニット100の鉛直方向下方(第二方向)に配置され、蓄電ユニット100を下方から支持することとした。しかし、支持部材は、蓄電ユニット100の鉛直方向下方から少し傾いた方向に配置されて、蓄電ユニット100を下方から支持することにしてもよい。つまり、第二方向を、鉛直方向下方から傾いた方向と定義してもよい。
上記実施の形態では、支持部材は、板状部221を有していることとしたが、板状部221を有していなくてもよい。
上記実施の形態では、蓄電ユニット100は、Y軸方向に長尺な形状を有しており、第二支持部223は、蓄電ユニット100の長手方向における端部を支持することとした。しかし、蓄電ユニット100は、X軸方向に長尺な形状(Y軸方向が短い形状)を有しており、第二支持部223は、蓄電ユニット100の短手方向における端部を支持することにしてもよい。または、蓄電ユニット100は、Z軸方向に長尺な形状を有していてもよい。
上記実施の形態では、ラック200は、複数(4つ)の支持部材を有していることとしたが、ラック200が有する支持部材の数は特に限定されず、ラック200は、1つの支持部材しか有していなくてもよい。また、支持部材は、複数(3つ)の蓄電ユニット100を支持する部材であることとしたが、支持部材が支持する蓄電ユニット100の個数は特に限定されず、支持部材が1つの蓄電ユニット100しか支持しない構成でもよい。つまり、支持部材は、1つの蓄電ユニット100に対応する第一支持部等しか有していない構成でもよい。
上記実施の形態では、ラック200が有する全ての支持部材が上記の構成を有していることとしたが、いずれかの支持部材が上記の構成を有していなくてもよい。また、1つの支持部材において、全ての蓄電ユニット100に対して上記の構成を有していることとしたが、いずれかの蓄電ユニット100に対しては、上記の構成を有していないことにしてもよい。
上記実施の形態では、蓄電ユニット100は、支持部材に当接して載置されて支持されることとした。しかし、蓄電ユニット100は、支持部材に直接当接せずに、絶縁部材等を介して間接的に当接して載置されることにしてもよい。なお、この場合でも、当該絶縁部材等を支持部材に含める、または、当該絶縁部材等を蓄電ユニット100に含めて定義すれば、蓄電ユニット100は、支持部材に直接当接して載置されることとなる。
上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、このような蓄電装置として実現することができるだけでなく、支持部材としても実現することができる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を備える蓄電装置等に適用できる。
10 蓄電装置
100 蓄電ユニット
110 蓄電素子
111 容器
114 電極端子
120 外装体
200 ラック
210 ラック本体部
211 側面部
212 上面部
213 底面部
214 背面部
215 仕切部
220、220a、220b、220c 支持部材
221 板状部
222、222a、222b、222c 第一支持部
223 第二支持部
224 凹部
230、240 収容空間

Claims (5)

  1. 第一方向に並ぶ複数の蓄電素子、及び、前記複数の蓄電素子を収容する外装体を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットの前記第一方向と交差する第二方向に配置され、前記蓄電ユニットを下方から支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記蓄電ユニットの、前記第一方向及び前記第二方向と交差する第三方向における端部と離間して配置される第一支持部を有する
    蓄電装置。
  2. 前記支持部材は、さらに、前記蓄電ユニットの前記第二方向に、前記蓄電ユニットに対向し、かつ、前記蓄電ユニットと離間して配置される板状部を有する
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第一支持部は、前記蓄電ユニットの前記第一方向における一端部から他端部までに亘って延設されて配置される
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電ユニットは、前記第一方向に長尺な形状を有し、
    前記支持部材は、さらに、前記蓄電ユニットの前記第一方向における端部を支持する第二支持部を有する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記外装体は、樹脂によって形成されている
    請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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