JP2022048436A - バックアップ電源システム - Google Patents

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侑吾 薛
Yugo Setsu
貴司 東出
Takashi Higashide
克則 愛宕
Katsunori Atago
洋一 影山
Yoichi Kageyama
一雄 竹中
Kazuo Takenaka
久雄 平城
Hisao Hirashiro
悠輔 井手
Yusuke Ide
裕介 畑田
Yusuke Hatada
大貴 西中
Daiki Nishinaka
真一 谷田
Shinichi Tanida
司 小野寺
Tsukasa Onodera
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Abstract

【課題】バックアップ電源システムからの電力出力の効率を向上させる。【解決手段】入力部2と出力部3と蓄電部4とアクチュエータ5と指示部6と制御部7と充電回路8と、双方向動作が可能な放電回路9と、を含み、制御部7が放電回路9に昇圧動作を実行させている期間において、第1指示によってアクチュエータ5が動作しているときに、出力部3の電圧が予め設定されていた閾値を超えたことを制御部7が検出すると、アクチュエータ5が少なくとも第1方向とは異なる方向および第1変位量とは異なる変位量のいずれかで動作したと判断し、制御部7は、放電回路9に昇圧動作を停止させて、さらにそのあと放電回路9に、少なくとも出力部3で検出されている電圧が閾値を超えている間にわたって出力部3の電圧を降圧させて、蓄電部4を充電する降圧動作を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、各種電気機器に使用されるバックアップ電源システムに関するものである。
以下、従来のバックアップ電源について説明する。従来のバックアップ電源では、バックアップ電源の出力部に電力の出力方向とは逆方向からの電力が発生した場合の対策として、バックアップ電源に逆方向の電流が流れないように、バックアップ電源から負荷への方向を順方向とした整流素子が設けられていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2014-33533号公報
しかしながら従来のバックアップ電源では、負荷からバックアップ電源への逆方向の電力を防止するための整流素子が設けられた場合、順方向の電力供給時に整流素子による順方向損失が生じることでバックアップ電源の出力電力の効率が低下するという課題があった。
そこで本発明は電力の出力効率を向上させることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、入力部と、出力部と、蓄電部と、前記出力部に接続されたアクチュエータと、前記入力部から前記蓄電部への充電経路に接続された充電回路と、前記蓄電部から前記出力部への放電経路に接続された放電回路と、第1指示によって前記アクチュエータを第1方向に第1変位量で動作させる指示部と、前記出力部の電圧を検出可能で、かつ、前記放電回路の動作を制御可能な制御部と、を備え、前記放電回路は双方向動作が可能なDCDCコンバータを有し、前記制御部が前記放電回路からの電力出力が必要であると判断したときに、前記制御部は前記放電回路に、前記蓄電部の電圧を昇圧し、そして前記出力部から前記アクチュエータへ第1電圧を給電する、昇圧動作を実行させ、前記制御部が前記放電回路に前記昇圧動作を実行させている期間において、前記第1指示によって前記アクチュエータが動作しているときに、前記出力部の電圧が予め設定されていた閾値を超えたことを前記制御部が検出すると、前記制御部は、前記アクチュエータが少なくとも前記第1方向とは異なる方向および前記第1変位量とは異なる変位量のいずれかで動作したと判断し、前記制御部は、前記放電回路に前記昇圧動作を停止させて、さらにそのあと前記放電回路に、少なくとも前記出力部で検出されている電圧が前記閾値を超えている間にわたって前記出力部の電圧を降圧させて、前記蓄電部を充電する降圧動作を実行させ、前記降圧動作の完了後に、再度前記放電回路からの電力出力が必要であると判断したときに、前記制御部は前記放電回路に前記蓄電部の電圧を昇圧して前記出力部から前記アクチュエータへ給電する昇圧動作を実行させる、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、アクチュエータへの電力供給の際に抵抗成分を伴うデバイスを追加して配置することが不要となる。これにより大きな電流が流れるときの直流抵抗による損失が抑制され、この結果としてバックアップ電源システムからアクチュエータへの電力供給時の出力効率を向上させることができる。
またさらに、バックアップ電源システムの出力部に逆方向からの電力が印加された場合には、出力部に逆方向から高い電圧が継続して印加される時間は限定され、逆方向からの電力はバックアップ電源システムの蓄電部への充電によって吸収される。このため、バックアップ電源システムを構成する素子に耐電圧が大きなデバイスを用いる必要はなく、またデバイスに耐電圧の不足によって破損が生じることが抑制される。
さらに、バックアップ電源システムではバックアップのための電力を出力中にアクチュエータに対する操作状態と、アクチュエータの反応との間に異常が生じていることを制御部が検出する。これによって、制御部は蓄電部からアクチュエータへバックアップ電力の供給を一時的に停止し、そしてアクチュエータから逆流する電力を用いてバックアップ電源システムは降圧動作によって蓄電部を充電する。またさらに、逆流する電力を用いた蓄電部への充電の完了後に、再充電された状態の蓄電部から必要に応じてアクチュエータへ改めてバックアップ電力の供給が可能となる。この結果として、アクチュエータへの長期間にわたってのバックアップ電力の供給が可能となる。
本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの構成を示す第1回路ブロック図 本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの構成を示す第2回路ブロック図 本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの動作を示すタイミングチャート
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの構成を示す第1回路ブロック図である。バックアップ電源システム1は、入力部2と出力部3と蓄電部4とアクチュエータ5と指示部6と制御部7と充電回路8と放電回路9とを含む。
アクチュエータ5は出力部3に接続されている。充電回路8は、入力部2から蓄電部4への充電経路8Aに接続されている。放電回路9は、蓄電部4から出力部3への放電経路9Aに接続されている。指示部6はアクチュエータ5に対する動作指示を行い、指示部6は第1指示によってアクチュエータ5を第1方向に第1変位量で動作させる。制御部7は出力部3の電圧を検出することができ、かつ、放電回路9の動作を制御することができる。また、放電回路9は双方向動作が可能なDCDCコンバータを有し、放電回路9は厳密には充放電が可能な機能を有している。
制御部7が放電回路9からの電力出力が必要であると判断したときに、制御部7は放電回路9に昇圧動作を実行させる。ここで昇圧動作は、蓄電部4の電圧を昇圧し、そして、蓄電部4に蓄えられた電力を出力部3からアクチュエータ5へ第1電圧で給電する動作である。
ここで制御部7が放電回路9に昇圧動作を実行させている期間において、指示部6によ
る第1指示によってアクチュエータ5が動作しているときに、出力部3の電圧が予め設定されていた閾値を超えたことを制御部7が検出すると、アクチュエータが5少なくとも第1方向とは異なる方向および第1変位量とは異なる変位量のいずれかでの動作をしたと、制御部7は判断する。
そして制御部7は、放電回路9に昇圧動作を停止させる。さらにそのあと、少なくとも出力部3で検出されている電圧が閾値を超えている間にわたって、出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作を、放電回路9に制御部7は実行させる。
そして降圧動作の完了後に、再度の放電回路9からの電力出力が必要であると制御部7が判断したときに、蓄電部4の電圧を昇圧して出力部3からアクチュエータ5へ給電する昇圧動作を、制御部7は放電回路9に実行させる。
以上の構成および動作によって、アクチュエータ5から出力部3へと向かう電力が発生した場合に備えて設けられ、出力部3からアクチュエータ5への順方向の電力供給の際に抵抗成分を伴うデバイスを追加して配置することが不要となる。これにより大きな電流が順方向に流れるときの直流抵抗による損失が抑制される。この結果としてバックアップ電源システム1からアクチュエータ5への電力供給時の出力効率を向上させることができる。
またさらに、バックアップ電源システム1の出力部3に逆方向からの電力が印加された場合には、アクチュエータ5から出力部3に向かう方向である逆方向の高い電圧が耐電圧を必要とする状態で継続して印加され時間は限定される。あるいは、アクチュエータ5から出力部3に向かう方向である逆方向の高い電圧に伴う短絡電流などの発生は抑制される。そして逆方向からの電力はバックアップ電源システム1の蓄電部4への充電によって吸収される。このため、バックアップ電源システム1を構成する素子に耐電圧が大きなデバイスを用いる必要はなく、またデバイスに耐電圧の不足によって破損が生じることが抑制される。
そしてさらに、バックアップ電源システム1ではバックアップのための電力を出力している最中にアクチュエータ5に対する操作状態と、アクチュエータ5の反応との間に異常が生じていることを制御部7が検出する。これによって、制御部7は蓄電部4からアクチュエータ5へバックアップ電力の供給を一時的に停止し、そしてアクチュエータ5から逆流する電力を用いてバックアップ電源システム1は降圧動作を用いることによって蓄電部4を充電する。またさらに、逆流する電力を用いた蓄電部4への充電の完了後に、再度充電された状態の蓄電部4から必要に応じてアクチュエータ5へ改めてバックアップ電力を供給することが可能となる。この結果として、アクチュエータ5への長期間にわたってのバックアップ電力の供給が可能となる。
以下で、バックアップ電源システム1の構成および動作について図2の本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの構成を示す第2回路ブロック図および図3の本発明の実施の形態におけるバックアップ電源システムの動作を示すタイミングチャートを用いて説明する。
ここでは実施例として車両10の車体11に搭載されたバックアップ電源システム1の動作を用いて説明する。またここで、車両10においては指示部6はステアリングホイールなどに相当する。また、アクチュエータ5は電磁エネルギーを運動エネルギーに変換するモータであって、車両10においてはパワーステアリング用モータなどに相当する。
車体11に搭載されたバックアップ電源システム1は、入力部2と出力部3と蓄電部4
とアクチュエータ5と指示部6と制御部7と充電回路8と放電回路9とを含む。アクチュエータ5は出力部3および指示部6に接続されている。入力部2には車体11に搭載された車両バッテリー12が接続されている。充電回路8は、入力部2から蓄電部4への充電経路8Aに接続されている。放電回路9は、蓄電部4から出力部3への放電経路9Aに接続されている。指示部6はアクチュエータ5に対する動作指示を行い、指示部6は第1指示によってアクチュエータ5を第1方向に第1変位量で動作させる。制御部7は出力部3の電圧を検出することができ、かつ、放電回路9の動作を制御することができる。また、放電回路9は双方向動作が可能なDCDCコンバータを有する。また制御部7はアクチュエータ5に対する指示部6からの指示を常時において監視している。
また、車両バッテリー12とアクチュエータ5とは電力経路13によって接続されている。いいかえると、蓄電部4と充電回路8と放電回路9とを有するバックアップ電源回路1Aと、電力経路13とは、並列で車両バッテリー12とアクチュエータ5とを接続している。電力経路13には整流素子14が配置されていて、整流素子14のカソードがアクチュエータ5に接続され、整流素子14のアノードが車両バッテリー12に接続されている。
先に述べたように、充電回路8は、入力部2から蓄電部4への充電経路8Aに接続されている。充電回路8は、車両バッテリー12の電圧を変換したうえで蓄電部4を充電する機能を有する場合、昇圧回路や降圧回路によって構成されているとよい。あるいは、車両バッテリー12の電圧そのままで蓄電部4を充電する場合は、単に導体によって構成されている充電回路8であってよい。
また先に述べたように、放電回路9は双方向動作が可能なDCDCコンバータを有する。放電回路9に用いる双方向DCDCコンバータの構成の一例としては、蓄電部4から出力部3へと直列で順に接続された、第1インダクタ15と第1スイッチ素子16と第2インダクタ17とを有する。そして、第1インダクタ15と第1スイッチ素子16との接続点18とグランドGとに接続された第2スイッチ素子19と、第2インダクタ17と出力部3との接続点20とグランドGとに接続された第1平滑コンデンサ21とを有する。場合によってはさらに、第1スイッチ素子16と第2インダクタ17との接続点22とグランドGとに接続された第2平滑コンデンサ23が設けられてもよい。
放電回路9が蓄電部4に蓄えられた電力をアクチュエータ5へ電圧を昇圧たうえで放電する場合は、第1スイッチ素子16が接続状態とされたうえで、第2スイッチ素子19がオンオフを繰り返すスイッチング動作を行う。ここでの第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子19との動作は制御部7によって制御される。この一方で、アクチュエータ5で発生した電力を用いて電圧を降圧したうえで蓄電部4を充電する場合は、第2スイッチ素子19が接続状態とされたうえで、第1スイッチ素子16がオンオフを繰り返すスイッチング動作を行う。ここでの第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子19との動作は制御部7によって制御される。
先にも述べたように、放電回路9は双方向DCDCコンバータとして動作することが可能であり、蓄電部4の電力を放電する動作と、蓄電部4を充電する動作との双方が可能である。蓄電部4の電力を放電する動作では、放電回路9は昇圧回路として、第1スイッチ素子16が遮断された状態で、第2スイッチ素子19をオン、オフさせてスイッチング動作するように制御部7によって制御されるとよい。また、蓄電部4を充電する動作では、放電回路9は降圧回路として、第2スイッチ素子19が遮断された状態で、第1スイッチ素子16をオン、オフさせてスイッチング動作するように制御部7によって制御されるとよい。
ここで、放電回路9に用いるスイッチ素子としては電界効果型トランジスタ(FET)が主に用いられるが、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)などが用いられてもよい。
以上が、バックアップ電源システム1の主に構成についての説明である。次に、車両10を含めたうえでのバックアップ電源システム1の動作について説明する。
車両10が正常な状態で駆動しているときの動作であるT0のタイミング以前における動作について説明する。車両10が駆動しているとき充電回路8は蓄電部4を充電する。あるいは充電回路8は蓄電部4の充電状態を維持するように動作する。充電回路8は車両10が休止状態から駆動状態へと切り替わったタイミングで始められてよい。蓄電部4の充電状態はT0のタイミング以前において満充電に近い電圧で、かつ、劣化が進行し難い水準の電圧となっている状態であることがよい。
また、T0のタイミング以前では、放電回路9は休止状態あるいは、動作していても出力部3へは電力を出力しない。いいかえるとT0のタイミング以前では、放電回路9は蓄電部4に蓄えられた電力を放出しない状態である。また、T0のタイミング以前では、車両バッテリー12や電力経路13は健全な状態であり、アクチュエータ5への車両バッテリー12からの電力供給が正常な状態である。このため、T0のタイミング以前での出力部3の電圧は、車両バッテリー12からの12Vが検出されている。
次にT0のタイミング以降について説明する。たとえばT0のタイミングは、車両10が何らかのアクシデントによって車両バッテリー12が失陥したタイミングである。これは車両バッテリー12が破損状態となることや電力経路13における接続状態の不具合、あるいは電力経路13であるハーネスに切断が生じたことなどにより、車両バッテリー12からの電力供給が不可能となったタイミングに相当する。またあるいは、T0のタイミングは車両10に設けられた異常検出部(図示せず)が警告信号を発したタイミングに相当する。
ここで制御部7はT0のタイミングで、車両10の駆動スイッチ(図示せず)がオン状態であるにもかかわらず車両バッテリー12の電圧が閾値以下へと低下したことを検出することによって、車両バッテリー12からの電力供給が不可能なバッテリー失陥状態となり、バックアップ電源システム1からの電力供給が必要になったと判断するとよい。また、制御部7はT0のタイミングで、車両バッテリー12からの電力供給が不可能となった異常な状態を車体11に設けられた異常検出部(図示せず)から発せられる警告信号を検出することによって、バックアップ電源システム1からの電力供給が必要になったと判断するとよい。またあるいは、制御部7はT0のタイミングで、車体11に設けられた異常検出部(図示せず)から発せられる車両衝突信号を検出することによって、バックアップ電源システム1からの電力供給が必要になったと判断するとよい。
さらには、制御部7はT0のタイミングで、バッテリー失陥と、車体11に設けられた異常検出部(図示せず)から発せられる信号との、双方を検出したことによって、バックアップ電源システム1からの電力供給が必要になったと判断するとよい。
上記のようにT0のタイミングで制御部7が車両バッテリー12の失陥や車両10の異常を検出すると、制御部7はアクチュエータ5へ電力を供給するようにバックアップ電源システム1の特に放電回路9を動作させる。いいかえると、T0のタイミングは、制御部7が放電回路9からの電力出力が必要であると判断するときである。このとき制御部7は放電回路9に昇圧動作を実行させる。ここで昇圧動作は、蓄電部4の電圧を昇圧し、そして、蓄電部4に蓄えられた電力を出力部3からアクチュエータ5へ第1電圧V1で給電す
る動作である。また、車両バッテリー12の失陥状態においては、制御部7が駆動するための電力は、蓄電部4あるいは放電回路9から供給されるとよい。
ここでは車両バッテリー12が失陥状態となった場合であっても、T0のタイミングからT2のタイミングにかけて、アクチュエータ5への電力供給がバックアップ電源システム1によって維持、継続される。そして、T0のタイミングからT2のタイミングにかけては、指示部6であるステアリングホイールの操作によって指示変位量に応じてアクチュエータ5を動作させ、車両10の操舵可能な状態が維持される。
厳密には、T0のタイミングで放電回路9からアクチュエータ5への電力供給が可能となり、T0のタイミングの後のT1のタイミングで車両10の搭乗者が指示部6であるステアリングホイールの操作を始める。そして搭乗者の操作に対応して蓄電部4に蓄えられた電力が出力部3を通じてアクチュエータ5へ供給され始める。これにより、蓄電部4に蓄えられた電力によってアクチュエータ5は動作し、車両10は操舵されることとなる。ここで、T0のタイミングとT1のタイミングは時間差を設けた状態で例示しているが、T0のタイミングとT1のタイミングは同時であっても構わない。
このようにT1のタイミングで車両10の搭乗者が指示部6であるステアリングホイールの操作を始めると、指示部6による指示に対応した指示方向と指示変位量でアクチュエータ5は動作し、車両10は操舵されることとなる。例えば、アクチュエータ5が第1方向に、第1変位量に動作するときには、指示部6が第1指示を実行しているときである。いいかえると、指示部6からの指示とアクチュエータ5の動作とは相応する関係となっている。当然ながら、ステアリングホイールに相当する指示部6からの指示は一定状態であっても、あるいは時々刻々変化することも可能である。したがって、アクチュエータ5の動作方向と変位量も、指示部6に対応して一定状態であっても時々刻々変化することも可能である。
T1のタイミングでは、蓄電部4に蓄えられた電力を出力部3からアクチュエータ5へ第1電圧V1で印加され始める。そして、指示部6からの指示に応じてアクチュエータ5には蓄電部4から放電回路9を通じて電力が供給される。例えば、指示部6からの指示が単位時間当たりで大きな指示幅である場合は、アクチュエータ5には大きな電力が供給され、アクチュエータ5は短時間で大きな変位量の急な動作を実行する。この一方で、指示部6からの指示が単位時間当たりで小さな指示幅である場合は、アクチュエータ5には小さな電力が供給され、アクチュエータ5はゆっくりとした動作を実行する。当然ながら、指示部6からの指示があるポイントで止まっている場合は、アクチュエータ5には電力が供給されなく、アクチュエータ5は動作を実行しない。
ここで、指示部6からの指示に対してアクチュエータ5が指示通りの方向に指示通りの変化量で正常に動作することによって出力部3から出力される第1電圧V1は電力の供給状態によって多少は変動するものの、その変動幅は小さい。例えば、指示部6からの指示に対してアクチュエータ5が指示通りの方向に指示通りの変化量で正常に動作する場合、出力部3から出力される電圧は、第1電圧V1+V2と、第1電圧V1-V2との間で収まる。そして、あとで説明する電圧閾値Vthは、第1電圧V1+V2よりも高い値の電圧値となる。
ここで、蓄電部4には二次電池が用いられ、特に高い電流密度が得られる電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタなどが用いられるとよい。また、蓄電部4にキャパシタが用いられている場合などは、蓄電部4の電力によってアクチュエータ5が動作することにより蓄電部4に蓄えられた電力は漸減する。しかしながら、放電回路9が正常に動作可能な電圧よりも高い電圧を蓄電部4が維持している間は、放電回路9は第1電圧V1
を出力し続けることが可能である。
上記では、T0のタイミングか以降の、車両バッテリー12が失陥状態となった非常時において、アクチュエータ5への電力供給が蓄電部4の電力によって維持、継続されるとして説明した。また、T0のタイミングからT2のタイミングにかけての非常時において、指示部6による指示に対応した指示方向と指示変位量でアクチュエータ5は動作が可能な状態となっている。
ここでT2のタイミングは、何らかの外力に伴って、搭乗者が操作することによる指示部6による指示と、アクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったときに相当する。いいかえるとT2のタイミングは、指示部6が第1指示を実行しているときに、アクチュエータ5が第1指示に対応する第1方向とは異なる方向に動いたとき、あるいは、アクチュエータ5が第1指示に対応する第1変位量から所定の変位量閾値を越えて異なる変位量へと動いたときの、少なくとも何れか一方が生じたタイミングに相当する。一例としては、車両10の車輪(図示せず)が路側に設けられた縁石(図示せず)などの障害物に乗り上げて一時的に搭乗者の操舵と車輪(図示せず)の方向や変化などが一致しなくなる状態が始まったタイミングがT2に相当することとなる。
アクチュエータ5が例えば電磁誘導によって動作するモータである場合、指示部6が第1指示を実行しているときに、アクチュエータ5が第1指示に対応する第1方向とは異なる方向に動いたとき、あるいは、アクチュエータ5がある第1指示に対応する第1変位量から第1変位量とは異なる変位量へと動いた場合、アクチュエータ5には逆起電力が発生する。アクチュエータ5に電磁式モータが用いられた場合、アクチュエータ5の起動時や停止時には、アクチュエータ5の巻線部(図示せず)の両端に逆起電力が発生する。しかしながら、上記のように指示部6からの指示とは異なる動作がアクチュエータ5に生じると、通常の起動や停止時に比較して大きな逆起電力が発生することとなる。
上記の状態における動作推移の一例を図3のタイミングチャートを用いて説明すると、指示の曲線は指示部6による指示変位量の状態を示している。ここで仮に、破線よりも上側は左方向への操舵、破線よりも下側は右方向への操舵を示し、破線は操舵がニュートラルの状態であるとすると、ニュートラル位置である破線からの隔たりが左方向への操舵における変位量を示しているとする。通常は、指示部6からの指示に相当する指示の曲線と、アクチュエータ5の動作に相当する動作の曲線とは概ね相似形の曲線となる。
制御部7は出力部3の電圧を常時において検出しているが、T2のタイミングにおいてアクチュエータ5に逆起電力が発生し始め、出力部3の電圧がT0のタイミングからT2のタイミングにかけて出力していた第1電圧V1から電圧閾値Vthよりも高い電圧へとT3のタイミングで上昇したことを制御部7が検出する。そして、制御部7は指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判定する。このタイミングはT3に相当する。いいかえると、T3のタイミングで、制御部7は指示部6が第1指示を実行しているときに、アクチュエータ5が第1方向とは異なる方向に動いた、あるいは、アクチュエータ5が、第1指示に対応する第1変位量から所定の変位量閾値を越えて異なる変位量へと動いたことの、少なくとも何れか一方が生じたと判定し、指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判断する。
ここで電圧閾値Vthは、予め設定された所定の電圧値として固定された値で設定されても、あるいは、第1電圧V1から所定の電位差を隔てた値として設定されてもよい。例えば、第1電圧V1は車両バッテリー12の電圧である12Vと同等あるいは、第1電圧V1は標準の電圧として車両バッテリー12の電圧である12Vよりも低い値の11V程度が出力されるように設定したうえで、電圧閾値Vthは15V程度として設定してもよ
い。そして、出力部3の電圧が電圧閾値Vthの15Vよりも上昇したときに、制御部7は指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判定するとよい。
また例えば、電圧閾値Vthは第1電圧V1から所定の電位差4Vを隔てたと設定し、出力部3において直前に検出された第1電圧V1に対して、4V相当高い値の電圧閾値Vth以上に上昇する変動が生じたときに制御部7は指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判定するとよい。そして、先にも述べたように、指示部6からの指示に対してアクチュエータ5が正常に動作することによって出力部3から出力される第1電圧V1は±V2程度の変動幅を有する。このため、電位差として設定した場合の電圧閾値Vthである4Vは、指示部6からの指示に対してアクチュエータ5が正常に動作する際の第1電圧V1からのの変動幅であるV2よりも大きな値として設定するとよい。
指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判断する場合の他の判定手順としては、指示部6とアクチュエータ5との対応のずれが発生する第1条件と、出力部3の電圧が電圧閾値Vthよりも高い電圧となる第2条件との、2つの条件を満たした場合としてもよい。例えば、制御部7は、指示部6の指示内容と、アクチュエータ5の動作状態との双方を常時検出する。指示部6の指示内容と、アクチュエータ5の動作状態との正常な関係については予め制御部7が記憶している。そして、指示部6の指示内容と、アクチュエータ5の動作状態とが正常な状態から逸脱したと制御部7が判断した場合に、第1条件が満たされる。第2条件に関しては先にも説明したように、出力部3の電圧が電圧閾値Vthよりも高い電圧上昇したことを制御部7が検出したことによって満たされる。
指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判断する場合のさらに他の判定手順としては、出力部3において検出された電圧における単位時間あたりの電圧上昇率が所定の値よりも大きくなったときに、制御部7は指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったと判定してもよい。
制御部7は、指示部6による指示とアクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなったとT3のタイミングで判定すると、放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧する動作を停止させる。そして、放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧する動作を停止させると同時に、あるいは、放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧する動作を停止させたあとに、制御部7は放電回路9に出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作を実行させる。制御部7が放電回路9に出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作を実行させる期間は、少なくとも出力部3で検出されている電圧が電圧閾値Vthを超越している期間にわたって実行される。制御部7が放電回路9に出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作を終了させるタイミングはT4に相当する。いいかえると、T3のタイミングからT4のタイミングまでは出力部3からの回生電力を用いて蓄電部4を充電している。
ここで、制御部7はT3のタイミングで放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧する動作を停止させると、制御部7は所定期間にわたって指示部6に対する搭乗者からの指示を受け付けなくしてもよい。いいかえると、制御部7はT3のタイミングで放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧する動作を停止させると、制御部7は所定期間にわたって指示部6から指示には関係なく、T4のタイミングまで放電回路9に蓄電部4を充電させる動作させるとよい。ここでは、上記の制御部7が放電回路9に出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作は非常に短期間で完了する。そしてその後、一時的に放電回路9は降圧動作も昇圧動作も実施しないで、動作を停止した状態となる。このため、放電回路9が無
駄に蓄電部4の電力を消費することが回避でき、蓄電部4の充電後に改めて放電回路9が蓄電部4の放電に備えることが可能となる。またあるいは、制御部7はT4のタイミングで放電回路9に出力部3の電圧を降圧させて蓄電部4を充電する降圧動作を終了させると、放電回路9が停止状態となったT4のタイミングの直後で、指示部6による指示に対応した指示方向と指示変位量でアクチュエータ5は動作させられることで、車両10の操舵が可能な状態となってもよい。
上記でも記載したように、T4のタイミングで制御部7は放電回路9を停止状態に制御したうえで、T5のタイミングで改めて、放電回路9からの電力出力が必要であると判断したときに、制御部7は放電回路9に蓄電部4の電圧を昇圧して3出力部からアクチュエータ5へ給電することができるように昇圧動作を実行させる。ここでT5のタイミングは、車両10の搭乗者が指示部6であるステアリングホイールの操作を再度始めるタイミングに相当する。そして、T5のタイミングで、車両10の搭乗者が指示部6であるステアリングホイールの操作を再度始めると、指示部6による指示に対応した指示方向と指示変位量でアクチュエータ5は動作し、車両10は操舵されることとなる。同時にT5のタイミングでは、制御部7は放電回路9に昇圧動作を実行させる。ここで昇圧動作は、蓄電部4の電圧を昇圧し、そして、蓄電部4に蓄えられた電力を出力部3からアクチュエータ5へ第1電圧V1で印加する動作である。
T5のタイミング以降で、制御部7は放電回路9に昇圧動作を実行させ、この昇圧動作は蓄電部4の電力が放電回路9での昇圧動作が不可能となる水準まで、継続されてもよい。いいかえると、蓄電部4の電力を使いきってもかわない。これについてはT0のタイミング以降でも同様であり、T2のタイミングで搭乗者が操作することによる指示部6による指示と、アクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなることが生じなかったときには、蓄電部4の電力を使いきってもかわない。
また、T5のタイミング以降で、T2のタイミングと同様に搭乗者が操作することによる指示部6による指示と、アクチュエータ5の動作との関係が一致しなくなることが生じた際には、T2のタイミングからT5のタイミングにかけての動作を再度、制御部7は実行させるとよい。
以上の構成および動作により、アクチュエータ5から出力部3へと向かう逆電力がアクチュエータ5で発生した場合に備えて設けられ、出力部3からアクチュエータ5への順方向の電力供給の際に抵抗成分を伴うデバイスを追加して配置することが不要となる。これにより大きな電流が順方向に流れるときの直流抵抗による損失が抑制される。この結果としてバックアップ電源システム1からアクチュエータ5への電力供給時の出力効率を向上させることができる。
またさらに、バックアップ電源システム1の出力部3に逆方向からの電力が印加された場合には、アクチュエータ5から出力部3に向かう方向である逆方向の高い電圧がバックアップ電源システム1における耐電圧を必要とする状態で継続して印加され時間は限定される。あるいは、アクチュエータ5から出力部3に向かう方向の高い電圧に伴う短絡電流などの発生は抑制される。そして、アクチュエータ5から出力部3に向かう逆方向からの電力はバックアップ電源システム1の蓄電部4への充電によって吸収される。このため、バックアップ電源システム1を構成する素子に耐電圧が大きなデバイスを用いる必要はなく、またデバイスに耐電圧の不足によって破損が生じることが抑制される。
例えば図3の出力部3の電圧の曲線において一部破線で示した部分は、仮に逆起電力が蓄電部4で吸収されない場合に、出力部3に逆起電力として印加される電圧の軌跡である。この場合は高い電圧が長い期間にわたって継続して出力部3に印加され続けるため、バ
ックアップ電源システム1を構成する素子に耐電圧が大きなデバイスを用いる必要が生じることとなる。
これに対して、バックアップ電源システム1ではバックアップのための電力を出力している最中にアクチュエータ5に対する操作状態と、アクチュエータ5の反応との間に異常が生じていることを制御部7が検出する。これによって、制御部7は蓄電部4からアクチュエータ5へバックアップ電力の供給を一時的に停止し、そしてアクチュエータ5から逆流する電力を用いてバックアップ電源システム1は降圧動作を用いることによって蓄電部4を充電する。またさらに、逆流する電力を用いた蓄電部4への充電の完了後に、再度充電された状態の蓄電部4から必要に応じてアクチュエータ5へ改めてバックアップ電力を供給することが可能となる。この結果として、アクチュエータ5への断続的に、総合的な供給期間として長期間にわたってのバックアップ電力の供給が可能となる。
以上の実施例では先にも述べたように、車両10に搭載されたバックアップ電源システム1の動作について、指示部6はステアリングホイール、アクチュエータ5はパワーステアリングモータとして説明した。しかしながら、バックアップ電源システム1は車両への適用に限らず、例えば作業用ロボットに搭載されたバックアップ電源システム1であってもよい。この場合、指示部6はリモートコントローラ、アクチュエータ5は動作用の回転モータや直動機構として説明してもよい。
本発明のバックアップ電源システムは、バックアップ電源システム1からの電力出力の効率を向上させることができるという効果を有し、各種電子機器において有用である。
1 バックアップ電源システム
1A バックアップ電源回路
2 入力部
3 出力部
4 蓄電部
5 アクチュエータ
6 指示部
7 制御部
8 充電回路
8A 充電経路
9 放電回路
9A 放電経路
10 車両
11 車体
12 車両バッテリー
13 電力経路
14 整流素子
15 第1インダクタ
16 第1スイッチ素子
17 第2インダクタ
18 接続点
19 第2スイッチ素子
20 接続点
21 第1平滑コンデンサ
22 接続点
23 第2平滑コンデンサ

Claims (4)

  1. 入力部と、
    出力部と、
    蓄電部と、
    前記出力部に接続されたアクチュエータと、
    前記入力部から前記蓄電部への充電経路に接続された充電回路と、
    前記蓄電部から前記出力部への放電経路に接続された放電回路と、
    第1指示によって前記アクチュエータを第1方向に第1変位量で動作させる指示部と、
    前記出力部の電圧を検出可能で、かつ、前記放電回路の動作を制御可能な制御部と、
    を備え、
    前記放電回路は双方向動作が可能なDCDCコンバータを有し、
    前記制御部が前記放電回路からの電力出力が必要であると判断したときに、前記制御部は前記放電回路に、前記蓄電部の電圧を昇圧し、そして前記出力部から前記アクチュエータへ第1電圧を給電する、昇圧動作を実行させ、
    前記制御部が前記放電回路に前記昇圧動作を実行させている期間において、前記第1指示によって前記アクチュエータが動作しているときに、前記出力部の電圧が予め設定されていた閾値を超えたことを前記制御部が検出すると、
    前記制御部は、前記アクチュエータが少なくとも前記第1方向とは異なる方向および前記第1変位量とは異なる変位量のいずれかで動作したと判断し、
    前記制御部は、前記放電回路に前記昇圧動作を停止させて、さらにそのあと前記放電回路に、少なくとも前記出力部で検出されている電圧が前記閾値を超えている間にわたって前記出力部の電圧を降圧させて、前記蓄電部を充電する降圧動作を実行させ、
    前記降圧動作の完了後に、再度前記放電回路からの電力出力が必要であると判断したときに、前記制御部は前記放電回路に前記蓄電部の電圧を昇圧して前記出力部から前記アクチュエータへ給電する昇圧動作を実行させる、
    バックアップ電源システム。
  2. 前記制御部が前記放電回路に前記昇圧動作を実行させている期間において、前記第1指示によって前記アクチュエータが動作しているときに、前記出力部の電圧が予め設定されていた閾値を超えたことを前記制御部が検出すると、
    前記制御部は、前記アクチュエータが少なくとも前記第1方向とは異なる方向および前記第1変位量とは異なる変位量のいずれかで動作したと判断し、
    前記制御部は、前記放電回路に前記昇圧動作を停止させて、さらにそのあと前記放電回路に、少なくとも前記出力部で検出されている電圧が前記閾値を超えている間にわたって前記出力部の電圧を降圧させて、前記蓄電部を充電する降圧動作を実行させ、
    前記降圧動作の完了後に、前記制御部は前記放電回路を所定期間停止状態としたうえで再度前記放電回路からの電力出力が必要であると判断したときに、前記制御部は前記放電回路に前記蓄電部の電圧を昇圧して前記出力部から前記アクチュエータへ給電する昇圧動作を実行させる、
    請求項1に記載のバックアップ電源システム。
  3. 前記閾値は所定の固定された電圧値とした、
    請求項1に記載のバックアップ電源システム。
  4. 前記閾値は、前記出力部においで直前に検出された電圧に所定の電圧を加えた値とした、請求項1に記載のバックアップ電源システム。
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