JP2022047493A - Substrate processing apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、基板処理装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to a substrate processing apparatus.
インプリント用テンプレート、フォトリソグラフィ用マスク基板、半導体ウェーハなどの基板の表面には、微細な凹凸部が設けられている。
ここで、基板の表面に付着したパーティクルなどの汚染物を除去する方法として、超音波洗浄法や二流体スプレー洗浄法などが知られている。しかしながら、基板に超音波を加えたり、基板の表面に流体を噴射したりすれば、基板の表面に形成された微細な凹凸部が破損するおそれがある。また、近年においては凹凸部の微細化が進み、凹凸部がさらに破損しやすくなっている。
Fine uneven portions are provided on the surface of substrates such as imprint templates, photolithography mask substrates, and semiconductor wafers.
Here, as a method for removing contaminants such as particles adhering to the surface of the substrate, an ultrasonic cleaning method, a two-fluid spray cleaning method, and the like are known. However, if ultrasonic waves are applied to the substrate or a fluid is sprayed onto the surface of the substrate, the fine uneven portions formed on the surface of the substrate may be damaged. Further, in recent years, the uneven portion has become finer and the uneven portion is more easily damaged.
そこで、基板の表面に付着した汚染物を除去する装置として、凍結洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この様な凍結洗浄装置には、基板を吸着保持する円板状部材と、円板状部材に保持された基板の表面に純水を供給する純水供給ノズルと、円板状部材の、基板が保持される側とは反対側の面に冷却媒体を供給する冷却ノズルと、が設けられている。この場合、凍結洗浄が行われるのは、純水が供給される基板の表面であり、純水が供給されない基板の裏面は凍結洗浄が行われない。
Therefore, a freeze-cleaning device has been proposed as a device for removing contaminants adhering to the surface of the substrate (see, for example, Patent Document 1).
Such a freeze-cleaning device includes a disk-shaped member that adsorbs and holds the substrate, a pure water supply nozzle that supplies pure water to the surface of the substrate held by the disk-shaped member, and a disk-shaped member. A cooling nozzle for supplying a cooling medium is provided on the surface opposite to the side where the cooling medium is held. In this case, the freeze-cleaning is performed on the front surface of the substrate to which pure water is supplied, and the back surface of the substrate to which pure water is not supplied is not freeze-cleaned.
近年においては、基板の裏面に付着したパーティクルなどの汚染物をも除去することが求められている。この場合、基板の表面を凍結洗浄した後に、基板を反転させて、基板の裏面を凍結洗浄すれば、基板の裏面に付着したパーティクルなどの汚染物をも除去することができる。ところが、この様にすると、装置の構成が複雑となり、また、基板の洗浄に要する時間が長くなる。
そこで、基板の表面および裏面を順次洗浄することができる基板処理装置の開発が望まれていた。
In recent years, it has been required to remove contaminants such as particles adhering to the back surface of the substrate. In this case, if the front surface of the substrate is freeze-cleaned, the substrate is inverted, and the back surface of the substrate is freeze-cleaned, contaminants such as particles adhering to the back surface of the substrate can also be removed. However, in this way, the configuration of the apparatus becomes complicated, and the time required for cleaning the substrate becomes long.
Therefore, it has been desired to develop a substrate processing apparatus capable of sequentially cleaning the front surface and the back surface of the substrate.
本発明が解決しようとする課題は、基板の表面および裏面を順次洗浄することができる基板処理装置を提供することである。 An object to be solved by the present invention is to provide a substrate processing apparatus capable of sequentially cleaning the front surface and the back surface of a substrate.
実施形態に係る基板処理装置は、略円板状を呈し、中央部分に孔を有する載置台と、前記載置台の側面に接触し、前記載置台を回転させるローラと、前記載置台に設けられ、基板を保持する複数の保持ピンと、前記基板の、前記載置台側とは反対側の第1の面に第1の液体を供給する第1の液体ノズルと、前記第1の液体ノズルの位置を移動させる第1の駆動部と、前記載置台の前記孔から、前記基板の、前記載置台側の第2の面に第2の液体を供給する第2の液体ノズルと、前記第2の液体ノズルの位置を移動させる第2の駆動部と、前記載置台の前記孔から、前記第2の面に冷却ガスを供給する冷却ノズルと、前記冷却ノズルの位置を移動させる第3の駆動部と、前記第1の駆動部、前記第2の駆動部、および前記第3の駆動部を制御するコントローラと、を備えている。前記第2の面に前記冷却ガスを供給する場合には、前記コントローラは、前記第3の駆動部を制御して、前記冷却ノズルを前記第2の面の下方に配置し、前記第2の駆動部を制御して、前記第2の液体ノズルを前記第2の液体ノズルの退避位置に移動させる。または、前記第2の面に前記第2の液体を供給する場合には、前記コントローラは、前記第2の駆動部を制御して、前記第2の液体ノズルを前記第2の面の下方に配置し、前記第3の駆動部を制御して、前記冷却ノズルを前記冷却ノズルの退避位置に移動させる。 The substrate processing apparatus according to the embodiment is provided on a mounting table having a substantially disk shape and a hole in the central portion, a roller that comes into contact with the side surface of the described table and rotates the table, and the table. , The positions of the plurality of holding pins for holding the substrate, the first liquid nozzle for supplying the first liquid to the first surface of the substrate opposite to the above-mentioned pedestal side, and the position of the first liquid nozzle. A first drive unit for moving the liquid, a second liquid nozzle for supplying a second liquid to the second surface of the substrate on the side of the above-mentioned pedestal from the hole of the above-mentioned pedestal, and the second liquid nozzle. A second drive unit that moves the position of the liquid nozzle, a cooling nozzle that supplies cooling gas to the second surface from the hole of the above-mentioned table, and a third drive unit that moves the position of the cooling nozzle. And a controller for controlling the first drive unit, the second drive unit, and the third drive unit. When supplying the cooling gas to the second surface, the controller controls the third drive unit to dispose the cooling nozzle below the second surface, and the second surface is located. The drive unit is controlled to move the second liquid nozzle to the retracted position of the second liquid nozzle. Alternatively, when supplying the second liquid to the second surface, the controller controls the second drive unit to move the second liquid nozzle below the second surface. The third drive unit is arranged and the cooling nozzle is moved to the retracted position of the cooling nozzle.
本発明の実施形態によれば、基板の表面および裏面を順次洗浄することができる基板処理装置が提供される。 According to an embodiment of the present invention, there is provided a substrate processing apparatus capable of sequentially cleaning the front surface and the back surface of a substrate.
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下に例示をする基板100は、例えば、半導体ウェーハ、インプリント用テンプレート、フォトリソグラフィ用マスク基板、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)に用いられる板状体などとすることができる。
ただし、基板100の用途はこれらに限定されるわけではない。
Hereinafter, embodiments will be illustrated with reference to the drawings. In each drawing, similar components are designated by the same reference numerals and detailed description thereof will be omitted as appropriate.
The
However, the use of the
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置1を例示するための模式図である。
図1に示すように、基板処理装置1には、載置部2、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、筐体6、送風部7、排気部8、およびコントローラ9が設けられている。
FIG. 1 is a schematic diagram for illustrating the
As shown in FIG. 1, the
載置部2は、載置台21、保持ピン22、昇降部23、および回転部24を有する。
載置台21は、筐体6の内部に回転可能に設けられている。載置台21は、例えば、略円板状を呈し、側面21cがテーパ面となっている。載置台21の中央部分には、載置台21の厚み方向を貫通する孔21aが設けられている。
The
The mounting table 21 is rotatably provided inside the
また、載置台21の厚み方向を貫通する複数の孔21bが設けられている。例えば、複数の孔21bは、基板100の周縁に沿って設けることができる。例えば、基板100の平面形状が円の場合には、基板100の中心を中心とする円周上に複数の孔21bを等間隔で設けることができる。例えば、基板100の平面形状が四角形の場合には、基板100の角部の近傍に孔21bを設けることができる。
Further, a plurality of
複数の孔21bは、基板100側の開口径が、基板100側とは反対側の開口径よりも大きい段付き孔とすることができる。孔21bの内部には、保持ピン22が移動可能に設けられている。
The plurality of
保持ピン22は、複数設けられ、基板100の側面100aと、基板100の裏面100b(第2の面の一例に相当する)の縁に接触することができる。すなわち、複数の保持ピン22は、載置台21に設けられ、基板100を保持する。基板100を複数の保持ピン22に保持させる際には、基板100の表面100c(第1の面の一例に相当する)が、載置台21側とは反対の方を向くようにする。
A plurality of
保持ピン22は、柱状を呈し、ガイド部22a、支持部22b、保持部22c、および緩衝部22dを有することができる。ガイド部22a、支持部22b、および保持部22cは、一体に形成することができる。ガイド部22a、支持部22b、および保持部22cは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
The
ガイド部22aは、円柱状を呈し、孔21bの内部に設けることができる。ガイド部22aと、孔21bの、基板100側とは反対側の部分の内壁と、の間には僅かな隙間が設けられ、ガイド部22a(保持ピン22)が孔21bに沿って移動可能となっている。
The
支持部22bは、円柱状を呈し、ガイド部22aの一方の端部に設けることができる。支持部22bの直径寸法は、ガイド部22aの直径寸法よりも大きくすることができる。支持部22bの、ガイド部22a側とは反対側の端部はテーパ面となっている。支持部22bの端部がテーパ面となっていれば、保持ピン22が、基板100の裏面100bの縁に接触し、基板100の裏面100bに接触しないようにすることが容易となる。
The
保持部22cは、円柱状を呈し、支持部22bの、ガイド部22a側とは反対側の端部に設けることができる。保持部22cの直径寸法は、支持部22bの直径寸法よりも小さくすることができる。保持部22cの、先端はテーパ面となっている。保持部22cの先端がテーパ面となっていれば、複数の保持ピン22が設けられた領域に、基板100を上方から挿入するのが容易となる。
The holding
緩衝部22dは、円柱状を呈し、ガイド部22aの、支持部22b側とは反対側の端部に設けられている。緩衝部22dの先端は、例えば、半球状とすることができる。緩衝部22dは、例えば、シリコンゴムなどの弾性体から形成することができる。緩衝部22dは、例えば、ガイド部22aの端部に接着することができる。
The
保持ピン22を孔21bの内部に装着した際には、支持部22bの、ガイド部22a側の端部が、孔21bの段付き部分の底面と接触する。そのため、載置台21に対する複数の保持ピン22の位置、ひいては、載置台21に対する基板100の位置が略一定となる。また、複数の保持ピン22(保持部22c)が基板100の側面100aと接触するので、基板100が回転した際に、遠心力により基板100の位置がズレるのを抑制することができる。
When the holding
昇降部23は、プッシャ23a、および駆動部23bを有することができる。
プッシャ23aは、筐体6の内部に設けることができる。プッシャ23aは、複数の保持ピン22と対向する位置に設けることができる。プッシャ23aは、例えば、平面形状が環状の板状体とすることができる。前述したように、複数の保持ピン22の配置は、基板100の平面形状および平面寸法に応じて変更される。そのため、プッシャ23aの平面形状および平面寸法は、基板100の平面形状および平面寸法(複数の保持ピン22の配置)に応じて変更することができる。例えば、基板100の平面形状が円の場合には、プッシャ23aの平面形状は、円環状とすることができる。例えば、基板100の平面形状が四角形の場合には、プッシャ23aの平面形状は、四角形の環状とすることができる。
The elevating
The
駆動部23bは、筐体6の外部に設けることができる。駆動部23bは、昇降方向におけるプッシャ23aの位置を移動させる。駆動部23bは、プッシャ23aを昇降させることができるものであれば特に限定はない。駆動部23b、例えば、エアシリンダやサーボモータなどの機器とガイド機構などを備えたものとすることができる。
The
例えば、図示しない搬送装置と載置部2との間で基板100の受け渡しを行う際には、後述する図5に示すように、駆動部23bによりプッシャ23aを上昇させる。プッシャ23aが上昇すると、プッシャ23aにより複数の保持ピン22が持ち上げられ、基板100と載置台21との間の距離が大きくなる。基板100と載置台21との間の距離が大きくなれば、図示しない搬送装置と載置部2との間における基板100の受け渡しが容易となる。
For example, when the
例えば、後述する凍結洗浄などのために基板100を回転させる際には、駆動部23bによりプッシャ23aを下降させる。プッシャ23aが下降すると、複数の保持ピン22が下降して、基板100が載置台21の上の所定の位置に保持される。この際、図1に示すように、保持ピン22とプッシャ23aとの間には所定の隙間が設けられる。そのため、載置台21(基板100)が回転した際に、保持ピン22とプッシャ23aとが干渉することがない。
For example, when the
回転部24は、載置台21の中心軸を中心として載置台21を回転させる。前述したように、基板100は、載置台21に設けられた複数の保持ピン22に保持されている。そのため、回転部24は、載置台21および複数の保持ピン22を介して、基板100を回転させる。この様にすれば、基板100を間接的に回転させることができるので、基板100の側面などに擦れなどの損傷が発生するのを抑制することができる。また、複数の保持ピン22の数や配置を変更するだけで、平面形状や平面寸法が異なる種々の基板100に対応することができる。また、回転部24は、載置台21を支持する。
The rotating
回転部24は、ローラ24a、駆動部24b、および支持部24cを有する。
ローラ24aは、載置台21の側面21cに接触し、載置台21を回転させる。例えば、ローラ24aは、載置台21の中心軸を中心とする円周上に複数設けることができる。例えば、複数のローラ24aは、等間隔に設けることができる。ローラ24aは、例えば、側面の中央近傍が窪んだ形状(例えば、鼓状)を有することができる。ローラ24aの側面の形状は、載置台21の側面21cの形状に適合させることができる。この様にすれば、ローラ24aの側面と、載置台21の側面21cとの接触部分を大きくすることができるので、ローラ24aの回転力を載置台21に効率的に伝えることができる。
The rotating
The
駆動部24bは、筐体6の外部に設けることができる。駆動部24bは、複数のローラ24aのうちの1つと接続することができる。この場合、駆動部24bが接続されたローラ24aを駆動ローラとし、他のローラ24aをガイドローラとすることができる。また、駆動部24bが接続されたローラ24aと、他のローラ24aの少なくとも一部とをタイミングベルトなどの伝導部材により連結することもできる。駆動部24bは、モータなどの回転機器を有することができる。駆動部24bは、回転の開始と回転の停止のみならず、回転数(回転速度)を変化させることができる。駆動部24bは、例えば、サーボモータなどの制御モータを備えたものとすることができる。他のローラ24aは、支持部24cによって回転可能に支持される。
The
支持部24cは、ローラ24aを回転可能に支持する部材である。例えば、一方の端部にフランジが取り付けられた円柱である。フランジが取り付けられた支持部24cの一方の端部は、筐体6に固定される。支持部24cの他方の端部は、ローラ24aの回転軸と支持部24cの中心軸とが一致するように、ローラ24aの下面と接続される。支持部24cの材質は、例えば、SUSやアルミなどの金属とすることができる。しかし、これらの材質に限定されない。載置台21の荷重によって折れない強度を備えていれば、樹脂やセラミックなどを用いてもよい。
The
支持部24cがローラ24aと共に回転する場合、支持部24cの一方の端部は、フランジと回転可能に接続されている。例えば、ボールベアリングを介してフランジと接続されている。支持部24cがローラ24aと共に回転しない場合、支持部24cの他方の端部は、ローラ24aの下面と回転可能に接続されている。例えば、ボールベアリングを介してローラ24aの下面と接続されている。
ローラ24aが駆動部および支持部24cによって回転可能に支持されることによって、ローラ24aは、載置台21を回転可能に支持することができる。つまり、回転部24は、ローラ24aを介して載置台21を回転可能に支持する。
When the
Since the
図2は、冷却部3、第1液体供給部4、および第2液体供給部5の構成と配置を例示するための模式平面図である。
冷却部3は、基板100の裏面100bに冷却ガス3aを直接供給する。
図1および図2に示すように、冷却部3は、冷却液部31、フィルタ32、流量制御部33、冷却ノズル34、駆動部35(第3の駆動部の一例に相当する)、および配管36を有する。冷却液部31、フィルタ32、および流量制御部33は、筐体6の外部に設けられている。
FIG. 2 is a schematic plan view for illustrating the configuration and arrangement of the
The
As shown in FIGS. 1 and 2, the
冷却液部31は、冷却液の収納、および冷却ガス3aの生成を行う。冷却液は、冷却ガス3aを液化したものである。冷却ガス3aは、基板100の材料と反応し難いガスであれば特に限定はない。冷却ガス3aは、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガスなどの不活性ガスとすることができる。この場合、比熱の高いガスを用いれば基板100の冷却時間を短縮することができる。例えば、ヘリウムガスを用いれば基板100の冷却時間を短縮することができる。また、窒素ガスを用いれば基板100の処理費用を低減させることができる。
The
冷却液部31は、冷却液を収納するタンクと、タンクに収納された冷却液を気化させる気化部とを有する。タンクには、冷却液の温度を維持するための冷却装置が設けられている。気化部は、冷却液の温度を上昇させて、冷却液から冷却ガス3aを生成する。冷却ガス3aの温度は、液体101(第1の液体の一例に相当する)を凝固点以下の温度にまで冷却して過冷却状態とすることが可能な程度の温度であればよい。例えば、冷却ガス3aの温度は、液体101の凝固点以下の温度であればよい。例えば、冷却ガス3aの温度は、-170℃とすることができる。
The
フィルタ32は、配管を介して、冷却液部31に接続されている。フィルタ32は、冷却液に含まれていたパーティクルなどの汚染物が、基板100側に流出するのを抑制する。
The
流量制御部33は、配管を介して、フィルタ32に接続されている。流量制御部33は、冷却ガス3aの流量を制御する。冷却液部31において冷却液から生成された冷却ガス3aの温度は、ほぼ所定の温度となっている。そのため、流量制御部33は、冷却ガス3aの流量を制御することで基板100の温度、ひいては基板100の上の液体101の温度を制御することができる。
The flow
流量制御部33は、例えば、MFC(Mass Flow Controller)などとすることができる。また、流量制御部33は、冷却ガス3aの供給圧力を制御することで冷却ガス3aの流量を間接的に制御するものであってもよい。この場合、流量制御部33は、例えば、APC(Auto Pressure Controller)などとすることができる。
The flow
冷却ノズル34は、載置台21の孔21aから、基板100の裏面100bに冷却ガス3aを供給する。冷却ノズル34の一方の端部は、配管36を介して流量制御部33に接続されている。冷却ノズル34は、流量制御部33により流量が制御された冷却ガス3aを、基板100の裏面100bに直接供給する。
The cooling
冷却ノズル34は、筒状を呈し、基板100の側に向かうに従い内径が漸増するテーパ形状を有している。冷却ノズル34は、例えば、ロート状を呈するものとすることができる。この場合、冷却ノズル34のテーパ部分の角度θを大きくし過ぎると、冷却ガス3aの流れがテーパ部分の内壁から離れ、乱流が発生する。乱流が発生すると、基板100と載置台21の間にある空気が巻き込まれ、冷却ガス3aの温度が上昇したり、基板100の温度に面内分布が生じたりするおそれがある。一方、冷却ノズル34のテーパ部分の角度θを小さくし過ぎると、基板100の裏面100bが局所的に冷却され、基板100の温度に面内分布が生じ易くなる。本発明者の得た知見によれば、冷却ノズル34のテーパ部分の角度θは、0°より大きく、8°以下とすることが好ましい。
The cooling
駆動部35は、基板100に対する冷却ノズル34の位置を移動させる。図2に示すように、例えば、駆動部35は、多関節ロボットなどとすることができる。ただし、駆動部35は、多関節ロボットに限定されるわけではなく、基板100の下方において冷却ガス3aを供給する位置と、基板100の外側の退避位置と、の間で冷却ノズル34を移動可能なものであればよい。
The
配管36は、熱伝導性の良い材質で形成された配管です。配管36は、例えば、SUSや銅などの金属から成る。また、配管36は、配管の一部が蛇腹となった形状となっている。配管36は、駆動部35に接続される。配管36は、配管の一部が蛇腹形状となっているので、駆動部35の動作に追従することができる。なお、配管36は、断熱材によって覆われていてもよい。
The
第1液体供給部4は、基板100の、表面100c(載置台21側とは反対側の面)に液体101を供給する。液体101は、例えば、水(例えば、純水や超純水など)や、水を主成分とする液体などとすることができる。水を主成分とする液体は、例えば、水とアルコールの混合液、水と酸性溶液の混合液、水とアルカリ溶液の混合液などとすることができる。この場合、水以外の成分が余り多くなると、後述する体積増加に伴う物理力を利用することが難しくなる。そのため、水以外の成分の濃度は、5wt%以上、30wt%以下とすることが好ましい。また、液体101にはガスを溶存させることもできる。ガスは、例えば、炭酸ガス、オゾンガス、水素ガスなどとすることができる。液体101の温度は、例えば、常温(20℃)程度とすることができる。
The first
図1に示すように、第1液体供給部4は、液体収納部41、供給部42、流量制御部43、液体ノズル44(第1の液体ノズルの一例に相当する)、駆動部45、および配管46を有する。液体収納部41、供給部42、および流量制御部43は、筐体6の外部に設けることができる。
As shown in FIG. 1, the first
液体収納部41は、液体101を収納する。
供給部42は、配管46を介して、液体収納部41に接続されている。供給部42は、液体収納部41に収納されている液体101を液体ノズル44に向けて供給する。
流量制御部43は、配管を介して、供給部42に接続されている。流量制御部43は、供給部42により供給された液体101の流量を制御する。流量制御部43は、例えば、流量制御弁とすることができる。また、流量制御部43は、液体101の供給の開始と供給の停止をも行うことができる。
The
The
The flow
液体ノズル44は、筐体6の内部に設けられている。液体ノズル44は、基板100の表面100cに液体101を供給する。液体ノズル44は、筒状を呈している。液体ノズル44の一方の端部は、配管を介して、流量制御部43に接続されている。液体101を基板100の表面100cに供給する際には、液体ノズル44の他方の端部は、載置台21に載置された基板100の表面100cに対峙させる。この場合、液体ノズル44の他方の端部(液体101の吐出口)は、基板100の表面100cの略中央に対峙させることができる。
The
駆動部45は、基板100に対する液体ノズル44の位置を移動させる。図2に示すように、例えば、駆動部45は、多関節ロボットなどとすることができる。ただし、駆動部45は、多関節ロボットに限定されるわけではなく、基板100の上方において液体101を供給する位置と、基板100の外側の退避位置と、の間で液体ノズル44を移動可能なものであればよい。
The
配管46は、フレキシブルな配管である。配管46は、例えば、樹脂から成るチューブである。例えば、PU(ポリウレタン)、ナイロン、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、CTFE(クロトリフロロエチレン)或いはポリオレフィンなどとすることができる。配管46は、駆動部45の動作に追従できるように、駆動部45に接続される。
The
第2液体供給部5は、基板100の裏面100bに液体102(第2の液体の一例に相当する)を供給する。液体102は、後述する裏面洗浄工程において用いられる。そのため、液体102は、基板100の材料と反応し難く、且つ、後述する乾燥工程において基板100に残留し難いものであれば特に限定はない。液体102は、例えば、水(例えば、純水や超純水など)や、水とアルコールの混合液などとすることができる。液体102の温度は、例えば、常温(20℃)程度とすることができる。
The second
図1に示すように、第2液体供給部5は、液体収納部51、供給部52、流量制御部53、液体ノズル54(第2の液体ノズルの一例に相当する)、駆動部55(第2の駆動部の一例に相当する)、および配管56を有する。
液体収納部51は、前述した液体収納部41と同様とすることができる。供給部52は、前述した供給部42と同様とすることができる。流量制御部53は、前述した流量制御部43と同様とすることができる。液体ノズル54は、前述した液体ノズル44と同様とすることができる。ただし、液体ノズル54は、載置台21の孔21aから、基板100の、裏面100bに液体102を供給する。
As shown in FIG. 1, the second
The
駆動部55は、基板100に対する液体ノズル54の位置を移動させる。図2に示すように、例えば、駆動部55は、多関節ロボットなどとすることができる。ただし、駆動部55は、多関節ロボットに限定されるわけではなく、基板100の下方において液体102を供給する位置と、基板100の外側の退避位置と、の間で液体ノズル54を移動可能なものであればよい。
The
なお、液体102と液体101が同じである場合には、例えば、液体収納部51、供給部52、および流量制御部53を省き、切替弁を介して、流量制御部43と液体ノズル54を接続すればよい。
When the liquid 102 and the liquid 101 are the same, for example, the
ここで、後述するように、基板100の表面100cを凍結洗浄する際には、予備工程、液膜の形成工程、冷却工程、および解凍工程が実行される。また、この凍結洗浄の後に、基板100の裏面100bの洗浄工程が実行される。また、基板100の裏面100bの洗浄の後に乾燥工程が実行される。なお、基板100の裏面100bの洗浄の後に、基板100の表面100cを凍結洗浄してもよい。またさらに、洗浄前の基板100を載置部2に受け渡す搬入工程と、洗浄済みの基板100を載置部2から受け取る搬出工程が実行される。
Here, as will be described later, when the
この場合、冷却ノズル34、液体ノズル44、および液体ノズル54は、これらの工程の内容に応じて、適切な位置に配置する必要がある。そのため、前述したように、冷却ノズル34は駆動部35により移動可能とされ、液体ノズル44は駆動部45により移動可能とされ、液体ノズル54は駆動部55により移動可能とされている。なお、各工程の内容や各工程におけるノズルの配置に関する詳細な説明は後述する。
In this case, the cooling
筐体6は、箱状を呈している。筐体6の内部にはカバー61を設けることができる。カバー61は、基板100が回転することで基板100の外側に排出された液体101と液体102を受け止める。カバー61が設けられていれば、液体101と液体102の捕集を効果的に行うことができる。筐体6の底面には、捕集された液体101と液体102を筐体6の外部に排出するためのドレイン63を設けることができる。
The
送風部7は、筐体6の天井面に設けられている。なお、送風部7は、筐体6の天井側の側面に設けることもできる。送風部7は、ファンなどの送風機とフィルタを備えたものとすることができる。送風部7が設けられていれば、筐体6の内部の圧力が外部の圧力より高くなる。その結果、使用済みの冷却ガス3aを排出口62に導くことが容易となる。また、パーティクルなどの汚染物が、筐体6の内部に侵入するのを抑制することができる。
The
排気部8は、筐体6の底面側に設けられた排出口62に接続されている。排気部8は、使用済みの冷却ガス3aと、送風部7から供給された空気を、排出口62から筐体6の外部に排出する。排気部8は、例えば、ブロアなどとすることができる。
The
コントローラ9は、基板処理装置1に設けられた各要素の動作を制御する。コントローラ9は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算素子と、半導体メモリなどの記憶素子を有することができる。コントローラ9は、例えば、コンピュータとすることができる。記憶素子には、基板処理装置1に設けられた各要素の動作を制御する制御プログラムを格納することができる。演算素子は、記憶素子に格納されている制御プログラム、操作者により入力されたデータなどを用いて、基板処理装置1に設けられた各要素の動作を制御する。
The
例えば、液体101の冷却速度は、液膜の厚みと相関関係がある。例えば、液膜の厚みが薄くなる程、液体101の冷却速度が速くなる。逆に、液膜の厚みが厚くなる程、液体101の冷却速度が遅くなる。そのため、コントローラ9は、液体101の厚み(液膜の厚み)に基づいて、冷却部3を制御して、冷却ガス3aの流量、ひいては液体101の冷却速度を制御することができる。この場合、液体101の冷却速度と液膜の厚みとの相関関係は、予め実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。
For example, the cooling rate of the liquid 101 correlates with the thickness of the liquid film. For example, the thinner the liquid film, the faster the cooling rate of the liquid 101. Conversely, the thicker the liquid film, the slower the cooling rate of the liquid 101. Therefore, the
次に、基板処理装置1の作用について例示をする。
図3は、基板処理装置1の作用を例示するためのタイミングチャートである。
図4は、凍結洗浄工程(表面洗浄工程)、裏面洗浄工程、および乾燥工程における温度変化を例示するためのグラフである。
なお、図3および図4は、基板100が6025クオーツ(Qz)基板(152mm×152mm×6.35mm)、液体101および液体102が純水の場合である。
図5は、搬入工程、および搬出工程を行う際のノズルの配置を例示するための模式図である。
図6は、凍結洗浄工程を行う際のノズルの配置を例示するための模式図である。
図7は、裏面洗浄工程を行う際のノズルの配置を例示するための模式図である。
図8は、乾燥工程を行う際のノズルの配置を例示するための模式図である。
Next, the operation of the
FIG. 3 is a timing chart for exemplifying the operation of the
FIG. 4 is a graph for exemplifying temperature changes in the freeze-cleaning step (front surface cleaning step), the back surface cleaning step, and the drying step.
3 and 4 show the case where the
FIG. 5 is a schematic diagram for exemplifying the arrangement of nozzles when performing the carry-in step and the carry-out step.
FIG. 6 is a schematic diagram for exemplifying the arrangement of nozzles when performing the freeze-cleaning step.
FIG. 7 is a schematic diagram for exemplifying the arrangement of nozzles when performing the back surface cleaning step.
FIG. 8 is a schematic diagram for exemplifying the arrangement of nozzles when performing the drying step.
まず、筐体6の図示しない搬入搬出口を介して、基板100が筐体6の内部に搬入される。搬入工程においては、図5に示すように、コントローラ9が、駆動部23bを制御して、プッシャ23aを上昇させる。プッシャ23aが上昇すると、複数の保持ピン22が持ち上げられるので、基板100の複数の保持ピン22への載置位置と、載置台21との間の距離が大きくなる。そのため、図示しない搬送装置と載置部2との間における基板100の受け渡しが容易となる。
First, the
続いて、コントローラ9が、駆動部23bを制御して、プッシャ23aを下降させる。プッシャ23aが下降すると、複数の保持ピン22が下降して、基板100が載置台21の上方の所定の位置に保持される。
Subsequently, the
次に、図6に示すように、コントローラ9が、駆動部45を制御して、液体ノズル44を基板100の表面100cの略中心の上方に配置する。また、コントローラ9が、駆動部35を制御して、冷却ノズル34を基板100の裏面100bの略中心の下方に配置する。図6に示すように、冷却ノズル34が設けられた部分の寸法L2は、保持ピン22と昇降部23との間の隙間寸法L1よりも小さい。そのため、冷却ノズル34は、保持ピン22と昇降部23との間の隙間を通過できる。
Next, as shown in FIG. 6, the
続いて、図3に示すように予備工程、液膜の形成工程、冷却工程、および解凍工程を含む凍結洗浄工程が行われる。 Subsequently, as shown in FIG. 3, a freeze-cleaning step including a preliminary step, a liquid film forming step, a cooling step, and a thawing step is performed.
まず、図3および図4に示すように予備工程が実行される。予備工程においては、コントローラ9が、供給部42および流量制御部43を制御して、基板100の表面100cに、所定の流量の液体101を供給する。また、コントローラ9が、流量制御部33を制御して、基板100の裏面100bに、所定の流量の冷却ガス3aを供給する。また、コントローラ9が、駆動部24bを制御して、基板100を所定の回転数で回転させる。
First, a preliminary step is performed as shown in FIGS. 3 and 4. In the preliminary step, the
この際、コントローラ9は、駆動部45を制御して、液体101が吐出している液体ノズル44を、基板100の表面100cに沿って揺動させることができる。この様にすれば、基板100の表面100cのより広い領域に液体101を供給することができるので、均一な厚みの液膜を形成するのが容易となる。
At this time, the
また、コントローラ9は、駆動部35を制御して、冷却ガス3aが吐出している冷却ノズル34を、基板100の裏面100bに沿って揺動させることができる。この様にすれば、基板100の裏面100bのより広い領域に冷却ガス3aを供給することができるので、基板100をより均一に冷却することができ、ひいては、基板100の表面100cのより広い領域において液体101を均一に冷却することができる。
Further, the
ここで、冷却ガス3aの供給により筐体6の内部の雰囲気が冷やされると、雰囲気中のダストを含んだ霜が基板100に付着し、汚染の原因となる可能性がある。予備工程においては、基板100の表面100cに液体101を供給し続けているので、基板100を均一に冷却しつつ、基板100の表面100cへの霜の付着を防止することができる。
Here, when the atmosphere inside the
例えば、図3に例示したものの場合には、第2の回転数を20rpm~500rpm程度、液体101の流量を0.1L/min~1.0L/min程度、冷却ガス3aの流量を40NL/min~200NL/min程度、予備工程の工程時間を1800秒程度とすることができる。なお、予備工程の工程時間は、基板100の面内温度が略均一となる時間であればよく、実験やシミュレーションを行うことで適宜決定する。
For example, in the case of the example shown in FIG. 3, the second rotation speed is about 20 rpm to 500 rpm, the flow rate of the liquid 101 is about 0.1 L / min to 1.0 L / min, and the flow rate of the cooling
予備工程における液膜の温度は、液体101がかけ流し状態であるため、供給される液体101の温度とほぼ同じとなる。例えば、供給される液体101の温度が常温(20℃)程度である場合には、液膜の温度は常温(20℃)程度となる。 The temperature of the liquid film in the preliminary step is substantially the same as the temperature of the supplied liquid 101 because the liquid 101 is in a flowing state. For example, when the temperature of the supplied liquid 101 is about normal temperature (20 ° C.), the temperature of the liquid film is about normal temperature (20 ° C.).
次に、図3および図4に示すように液膜の形成工程が実行される。液膜の形成工程における基板100の回転数は、液膜が高い除去率が得られる所定の厚みとなる回転数(第1の回転数)とする。例えば、第1の回転数は、0rpm~100rpmである。つまり、コントローラ9は、予備工程時の回転数よりも少ない回転数で基板100を回転させる。そして、図4に例示するように、予備工程において供給されていた液体101の供給を停止する。第1の回転数は、遠心力により液膜の厚みがばらつくのを抑制することができる回転数であればよい。なお、液膜の形成工程の間、冷却ガス3aの流量は、予備工程と同じ供給量に維持されている。これにより、基板100の面内温度を略均一とした状態を維持することができる。
Next, the liquid film forming step is executed as shown in FIGS. 3 and 4. The rotation speed of the
なお、予備工程から第1の回転数としてもよい。この場合、液膜形成工程において、予備工程と同じ回転数を維持するようにすればよい。また、第2の回転数を第1の回転数以下の回転数としてもよい。 The number of revolutions may be the first from the preliminary step. In this case, in the liquid film forming step, the same rotation speed as in the preliminary step may be maintained. Further, the second rotation speed may be set to a rotation speed equal to or lower than the first rotation speed.
また、予備工程から液膜の形成工程に移行する際に、液体101の供給を停止させた後、予備工程において供給された液体101を、基板100を高速で回転させることで排出してもよい。この場合、液体101の排出後、基板100の回転数を均一な厚みの液膜が維持される程度の回転数(50rpm)以下、あるいは基板100の回転を停止させた後に、所定の量の液体101を基板100に供給すればよい。この様にすれば、所定の厚みを有する液膜を容易に形成することができる。
Further, when shifting from the preliminary step to the liquid film forming step, the supply of the liquid 101 may be stopped, and then the liquid 101 supplied in the preliminary step may be discharged by rotating the
例えば、冷却工程を行う際の液膜の厚みは、30μm~1300μm程度とすることができる。この場合、コントローラ9は、液体101の供給量および基板100の回転数を制御して、基板100の表面100cの上にある液膜の厚みを30μm~1300μm程度にする。
For example, the thickness of the liquid film when performing the cooling step can be about 30 μm to 1300 μm. In this case, the
次に、図3および図4に示すように冷却工程が実行される。なお、本実施の形態では、冷却工程のうち、過冷却状態となった液体101の凍結が始まる前までの間を「過冷却工程」、過冷却状態の液体101の凍結が開始し、凍結が完全に完了する前までの間を「凍結工程(固液相)」、凍結した液体101をさらに冷却してひび割れを生じさせるまでの間を「凍結工程(固相)」と呼称する。過冷却工程では、基板100の表面100cに液体101のみが存在する。凍結工程(固液相)では、基板100の表面100cに、液体101と液体101が凍結したものが存在する。凍結工程(固相)では、基板100の表面100cに、液体101が凍結したもののみが存在する。
なお、固液相とは、液体101と液体101が凍結したものとが、同時に存在している状態を意味する。
Next, a cooling step is performed as shown in FIGS. 3 and 4. In the present embodiment, in the cooling step, the "supercooling step" starts before the freezing of the liquid 101 in the overcooled state starts, and the freezing of the liquid 101 in the overcooled state starts and freezes. The period until it is completely completed is called a "freezing step (solid-liquid phase)", and the period until the
The solid-liquid phase means a state in which the liquid 101 and the
まず、過冷却工程では、基板100の裏面100bに供給され続けている冷却ガス3aにより、基板100上の液膜の温度が、液膜の形成工程における液膜の温度よりもさらに下がり、過冷却状態となる。
First, in the supercooling step, the temperature of the liquid film on the
ここで、液体101の冷却速度が余り速くなると液体101が過冷却状態とならず、すぐに凍結してしまう。そのため、コントローラ9は、基板100の回転数、冷却ガス3aの流量、および、液体101の供給量の少なくともいずれかを制御することで、基板100の表面100cの液体101が過冷却状態となるようにする。
Here, if the cooling rate of the liquid 101 becomes too high, the liquid 101 does not become a supercooled state and freezes immediately. Therefore, the
液体101が過冷却状態となる制御条件は、基板100の大きさ、液体101の粘度、冷却ガス3aの比熱などの影響を受ける。そのため、液体101が過冷却状態となる制御条件は、実験やシミュレーションを行うことで適宜決定することが好ましい。
The control conditions under which the liquid 101 is in the supercooled state are affected by the size of the
過冷却状態においては、例えば、液膜の温度、パーティクルなどの汚染物の存在、振動などにより、液体101の凍結が開始する。例えば、パーティクルなどの汚染物が存在する場合、液体101の温度Tが、-35℃以上、-20℃以下になると液体101の凍結が開始する。 In the supercooled state, freezing of the liquid 101 starts due to, for example, the temperature of the liquid film, the presence of contaminants such as particles, vibration, and the like. For example, in the presence of contaminants such as particles, freezing of the liquid 101 starts when the temperature T of the liquid 101 becomes −35 ° C. or higher and −20 ° C. or lower.
過冷却状態の液体101の凍結が開始すると、過冷却工程から凍結工程(固液相)に移行する。凍結工程(固液相)においては、基板100の表面100cに、液体101と液体101が凍結したものが存在する。前述したように、過冷却状態の液体101においては、汚染物が凍結開始の起点となる場合があり、汚染物が固体に取り込まれると考えられる。また、液体101が固体に変化した際の体積変化に伴う圧力波や、体積増加に伴う物理力などにより、基板100の表面100cに付着している汚染物が分離されると考えられる。そのため、汚染物が固体に取り込まれたり、液体101の一部が凍結した際に生じた圧力波や物理力などにより、基板100の表面100cに付着している汚染物が分離されたりして、洗浄が行われると考えられる。
When the supercooled liquid 101 starts to freeze, the process shifts from the supercooling step to the freezing step (solid-liquid phase). In the freezing step (solid-liquid phase), the liquid 101 and the liquid 101 are frozen on the
基板100の表面100cの液膜が完全に凍結すると、凍結工程(固液相)から凍結工程(固相)に移行する。凍結工程(固相)においては、基板100の表面100cの凍結膜の温度がさらに低下する。ここで、液体101には、主に、水が含まれている。そのため、基板100の表面100cの液膜が完全に凍結して凍結膜が形成され、凍結膜の温度がさらに低下すると、凍結膜の体積が縮小して凍結膜に応力が発生する。
When the liquid film on the
この場合、例えば、凍結膜の温度が-50℃以下になると、凍結膜にひび割れが発生する。凍結膜にひび割れが発生すると、基板100の表面100cに付着していた汚染物が、基板100の表面100cからさらに分離されやすくなる。
In this case, for example, when the temperature of the frozen membrane becomes −50 ° C. or lower, the frozen membrane cracks. When the frozen film is cracked, the contaminants adhering to the
次に、凍結膜にひび割れが発生した後に、図3および図4に示すように解凍工程が実行される。ひび割れの発生は、例えば、図示しないセンサーなどにより検出することができる。なお、図3および図4に例示をしたものは、第1液体供給部4により液体101を供給して凍結膜の解凍を行う場合である。そのため、コントローラ9が、供給部42および流量制御部43を制御して、基板100の表面100cに、所定の流量の液体101を供給する。
Next, after the frozen membrane is cracked, a thawing step is performed as shown in FIGS. 3 and 4. The occurrence of cracks can be detected by, for example, a sensor (not shown). The example shown in FIGS. 3 and 4 is a case where the liquid 101 is supplied by the first
また、コントローラ9が、流量制御部33を制御して、冷却ガス3aの供給を停止させる。また、コントローラ9が、駆動部24bを制御して、基板100の回転数を第3の回転数とする。第3の回転数は、例えば、200rpm~700rpmである。基板100の回転が速くなれば、液体101を遠心力で振り切ることができる。そのため、液体101を基板100の表面100cから排出することができる。この際、基板100の表面100cから分離された汚染物も液体101とともに排出される。
なお、液体101の供給量は、解凍ができるのであれば特に限定はない。また、基板100の回転数は、液体101および汚染物が排出できるのであれば特に限定はない。
Further, the
The supply amount of the liquid 101 is not particularly limited as long as it can be thawed. Further, the rotation speed of the
次に、図3および図4に示すように、裏面洗浄工程が実行される。
裏面洗浄工程においては、図7に示すように、コントローラ9が、駆動部45を制御して、液体ノズル44を基板100の外側の退避位置に移動させる。コントローラ9が、駆動部35を制御して、冷却ノズル34を基板100の外側の退避位置に移動させる。そして、コントローラ9が、駆動部55を制御して、液体ノズル54を基板100の裏面100bの略中心の下方に配置する。
Next, as shown in FIGS. 3 and 4, a back surface cleaning step is performed.
In the back surface cleaning step, as shown in FIG. 7, the
続いて、図3に示すように、コントローラ9が、供給部52および流量制御部53を制御して、基板100の裏面100bに、所定の流量の液体102を供給する。また、コントローラ9が、駆動部24bを制御して、基板100を所定の回転数で回転させる。
Subsequently, as shown in FIG. 3, the
この際、コントローラ9は、駆動部55を制御して、液体102が吐出している液体ノズル54を、基板100の裏面100bに沿って揺動させることができる。この様にすれば、基板100の裏面100bのより広い領域に液体102を供給することができるので、基板100の裏面100bをより均一に洗浄することができる。
At this time, the
なお、一例として、液体102の流量を0.1L/min~1.0L/min程度、基板100の回転数を20rpm~500rpm程度としたが、これらに限定されるわけではない。液体102の流量、基板100の回転数、および洗浄時間などは、基板100の大きさ、基板100の裏面100bの汚染の程度、液体102の成分などに応じて適宜変更することができる。
As an example, the flow rate of the liquid 102 is set to about 0.1 L / min to 1.0 L / min, and the rotation speed of the
次に、図3および図4に示すように乾燥工程が実行される。
乾燥工程においては、コントローラ9が、供給部52および流量制御部53を制御して、液体102の供給を停止させる。続いて、図8に示すように、コントローラ9が、駆動部55を制御して、液体ノズル54を基板100の外側の退避位置に移動させる。
Next, a drying step is performed as shown in FIGS. 3 and 4.
In the drying step, the
そして、コントローラ9が、駆動部24bを制御して、基板100の回転数を第3の回転数より速い第4の回転数に増加させる。基板100の回転が速くなれば、基板100の乾燥を迅速に行うことができる。なお、基板100の回転数は、乾燥ができるのであれば特に限定はない。
Then, the
次に、乾燥工程が終了した基板100は、図示しない搬送装置により、筐体6の図示しない搬入搬出口を介して、筐体6の外部に搬出される。搬出工程においては、図5に示すように、コントローラ9が、駆動部23bを制御して、プッシャ23aを上昇させる。プッシャ23aが上昇すると、複数の保持ピン22を介して基板100が持ち上げられるので、基板100と、載置台21との間の距離が大きくなる。そのため、図示しない搬送装置と載置部2との間における基板100の受け渡しが容易となる。
Next, the
以上の様にすることで、基板100の表面100cと基板100の裏面100bとを1回洗浄することができる。なお、表面100cの洗浄および裏面100bの洗浄は、それぞれ複数回行うこともできる。この場合、表面100cの洗浄回数と、裏面100bの洗浄回数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、前述した、一連の工程を複数回行うこともできる。
By doing the above, the
以上に説明した様に、基板100の裏面100bに冷却ガス3aを供給する場合には、コントローラ9は、駆動部35を制御して、冷却ノズル34を基板100の裏面100bの下方に配置し、駆動部55を制御して、液体ノズル54を液体ノズル54の退避位置に移動させることができる。
また、基板100の裏面100bに液体102を供給する場合には、コントローラ9は、駆動部55を制御して液体ノズル54を基板100の裏面100bの下方に配置し、駆動部35を制御して、冷却ノズル34を冷却ノズル34の退避位置に移動させることができる。
As described above, when the cooling
When supplying the liquid 102 to the
基板100の裏面100bに冷却ガス3aを供給する場合には、コントローラ9は、駆動部45を制御して、液体ノズル44を基板100の表面100cの上方に配置することができる。
この場合、コントローラ9は、駆動部45を制御して、基板100の表面100cの上方に配置され、液体101を吐出している液体ノズル44を基板100の表面100cに沿って揺動させることができる。
When supplying the cooling
In this case, the
また、基板100の裏面100bに冷却ガス3aを供給する場合には、コントローラ9は、駆動部35を制御して、冷却ガス3aを吐出している冷却ノズル34を、基板100の裏面100bに沿って揺動させることができる。
When supplying the cooling
また、基板100の裏面100bに液体102を供給する場合には、コントローラ9は、駆動部55を制御して、液体102を吐出している液体ノズル54を基板100の裏面100bに沿って揺動させることができる。
When supplying the liquid 102 to the
図9は、他の実施形態に係る基板処理装置1aを例示するための模式断面図である。
基板処理装置1aには、載置部202、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、筐体6、送風部7、排気部8、およびコントローラ9が設けられている。
なお、繁雑となるのを避けるために、図9においては、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、送風部7、排気部8、およびコントローラ9などを適宜省略して描いている。
図10(a)は、載置部202の模式平面図である。
図10(b)は、他の実施形態に係る保持ピンカバー26aの模式平面図である。
FIG. 9 is a schematic cross-sectional view for illustrating the
The
In addition, in order to avoid complication, in FIG. 9, the
FIG. 10A is a schematic plan view of the mounting
FIG. 10B is a schematic plan view of the holding
図9、および図10(a)に示すように、載置部202は、載置台21、保持ピン222、昇降部223、回転部24、ローラカバー25、および保持ピンカバー26を有する。
基板100に供給された液体101、102は、載置台21の上面、あるいは、開口21aから載置台21の下面を流れ、載置台21の周縁から外部に排出される。ところが、載置台21の周縁には回転部24が設けられ、載置台21の表面と裏面を貫通するように、支持部22が設けられている。そのため、ローラ24a、支持部24cおよび支持部22の少なくともいずれかにおいて、液体101、102が付着するおそれがある。冷却部3から供給された冷却ガス3a、あるいは、冷却ガス3aにより冷却された載置台21により、ローラ24a、支持部24cおよび支持部22の少なくともいずれかに付着した液体101、102が凍結する場合がある。あるいは、載置台21の上面または下面にある液体101、102が凍結し、載置台21の上面または下面から剥がれて、ローラ24a、支持部24cおよび支持部22の少なくともいずれかと衝突する場合がある。
As shown in FIGS. 9 and 10A, the mounting
The
そこで、液体101、102が回転部24のローラ24a、支持部24c、および保持ピン22に触れないよう、載置部202には、ローラカバー25が設けられている。
Therefore, the mounting
図9に示すように、ローラカバー25は、例えば、上部ローラカバー25a、および下部ローラカバー25bを有する。
上部ローラカバー25aは、載置台21の上面の周縁近傍、ローラ24aの上面、およびローラ24aの載置台21側を覆うための部材である。上部ローラカバー25aは、載置台21の上面に設けられている。上部ローラカバー25aは、例えば、一方の端部にフランジを有する円柱形状である。上部ローラカバー25aにおける円柱形状の部分の径は、ローラ24aとの接触を防止するため、載置台21の径よりも小さい。上部ローラカバー25aの他方の端部は、載置台21と接触する。また、上部ローラカバー25aには、載置台21の開口21aと対応する開口を設けることができる。この開口は、開口21aと同じ形、同じ大きさとすればよい。また、保持ピン222のガイド部22aと支持部22bとが挿入される孔を設けることができる。なお、保持ピン222は、上部ローラカバー25aおよび載置台21を貫通するように設けられる。そのため、保持部22と比べて、ガイド部22aの長さが長い。
As shown in FIG. 9, the
The
上部ローラカバー25aは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
また、保持ピン222のガイド部22aと支持部22bとが挿入される孔の内部を撥液材料でコーティングしてもよい。このようにすることで、保持ピン222に付着した液体101、102が凍結してしまったとしても、保持ピン222が上部ローラカバー25aから剥がれやすくなる。
上部ローラカバー25aは、ネジなどの締結部材を用いて載置台21に固定することもできるし、載置台21と一体に形成することもできる。
The
Further, the inside of the hole into which the
The
前述したように、液体101、102が載置台21の開口21aから載置台21の下面へと流れ、載置台21の下面の周縁近傍からローラ24aまたは支持部24cに液体101、102が付着するおそれがある。下部ローラカバー25bは、ローラ24aおよび支持部24cへの液体101、102の付着を防止する役割を有する。
As described above, the
下部ローラカバー25bは、例えば、円筒形状であり、載置台21の下面の周縁近傍、ローラ24aの載置台21側、および支持部24cの載置台21側を覆っている。
下部ローラカバー25bは、載置台21の下面の周縁近傍に設けられている。下部ローラカバー25bの径は、ローラ24aとの接触を防止するため、載置台21の径よりも小さい。
下部ローラカバー25bの下端(載置台21側とは反対側の端部)は、ローラ24aの下端よりも下方に位置することが好ましい。より好ましくは、支持部24cの下端よりも下方に位置することが好ましい。
The
The
The lower end of the
下部ローラカバー25bは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
下部ローラカバー25bは、ネジなどの締結部材を用いて載置台21に固定することもできるし、載置台21と一体に形成することもできる。
The
The
ローラカバー25が設けられていれば、載置台21の周縁近傍、ローラ24a、および支持部24cにおいて、液体101、102の凍結が発生するのを抑制することができる。そのため、液体101、102の凍結により、載置台21の回転が妨げられることを防ぐことができる。
If the
前述したように、液体101、102が載置台21の開口21aから載置台21の下面へと流れるおそれがある。また、載置台21および上部ローラカバー25aを貫通するように、保持ピン222が上部ローラカバー25aに設けられている。そのため、ガイド部22aにおいて、液体101、102が凍結すると、保持ピン222の昇降ができなくなるおそれがある。そこで、載置部202には、保持ピンカバー26が設けられている。
As described above, the
保持ピンカバー26は、載置台21の下面の保持ピン222の近傍に設けられている。保持ピンカバー26は、下部ローラカバー25bの内側に設けることができる。保持ピンカバー26は、載置台21の下面から突出するガイド部22aの側面を覆っている。保持ピンカバー26は、筒状を呈し、保持ピン222ごとに設けることができる(図10(b)参照)。
また、保持ピンカバー26は、複数の保持ピン222を覆うように設けることができる。例えば、図10(a)に示すように、保持ピンカバー26は、隣接する2つの保持ピン222のガイド部22aの側面を覆うため、円と円が重なったような断面を有する筒状を呈する。
また、保持ピンカバー26は、複数の保持ピン222の内側に設けられた四角い環状凸部と、複数の保持ピン222の外側に設けられた四角い環状凸部とを有していてもよい。
例えば、複数の保持ピン222の内側に設けられた環状凸部は、載置台21の開口21aに沿って設けられる。また、複数の保持ピン222の外側に設けられた環状凸部は、複数の保持ピン222の内側に設けられた環状凸部と相似形状の環状凸部であり、複数の保持ピン222を外側から囲むように設けられる。
また、図10(b)に示すように、保持ピンカバー26aは、隣接する2つの保持ピン222毎に設けられ、保持ピンカバー26a同士が重ならない様にすることもできる。
The holding
Further, the holding
Further, the holding
For example, the annular protrusion provided inside the plurality of holding
Further, as shown in FIG. 10B, the holding
保持ピンカバー26は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
保持ピンカバー26は、ネジなどの締結部材を用いて載置台21に固定することもできるし、載置台21と一体に形成することもできる。
保持ピンカバー26の下端(載置台21側とは反対側の端部)は、基板100に冷却ガスあるいは、液体101,102を供給する際の、冷却ノズル34の噴出口の位置、液体ノズル54の吐出口の位置、およびガイド部22aの下端よりも下方に位置している。
The holding
The holding
The lower end of the holding pin cover 26 (the end opposite to the mounting table 21 side) is the position of the ejection port of the cooling
保持ピンカバー26が設けられていれば、ガイド部22aにおいて、液体101、102の凍結が発生するのを抑制することができる。
なお、載置台21の上面側においては、上部ローラカバー25aにより、保持ピン222のガイド部22aと支持部22bとが覆われている。そのため、上部ローラカバー25aにより、保持ピン222の凍結を防ぐことができる。
If the holding
On the upper surface side of the mounting table 21, the
昇降部223は、プッシャ23a、駆動部23b、および凸部23cを有する。
凸部23cは、柱状を呈し、プッシャ23aの上面に複数設けられている。凸部23cは、保持ピン222のガイド部22aと対向する位置に設けられている。凸部23cの断面寸法は、保持ピンカバー26の内寸よりも小さい。そのため、プッシャ23aが上昇した際に、凸部23cを保持ピンカバー26の内部に挿入することができる。凸部23cを保持ピンカバー26の内部に挿入することができれば、保持ピンカバー26の内部にあるガイド部22aの下端を押すことができる。
なお、コントローラ9は、載置台21の回転位置を監視している。そのため、コントローラ9が載置部21の回転を停止させるときには、保持ピン222が凸部23cに対向する位置となるように停止させる。
The elevating
The
The
以上に説明した様に、ローラカバー25および保持ピンカバー26が設けられていれば、予備工程、液膜の形成工程、解凍工程および裏面洗浄工程において、液体101、102が、ローラ24aや保持ピン222などに付着するのを抑制することができる。そのため、ローラ24aや保持ピン222などが凍結するのを抑制することができる。
As described above, if the
基板100の搬入搬出工程、液膜の形成工程、および冷却工程などにおいては、載置台21の回転が停止する場合がある。載置台21の回転が停止すると、液体101、102が載置台21に留まりやすくなる。そのため、載置台21の回転が停止する場合には、ローラ24aや保持ピン222などの凍結が発生しやすくなる。ローラカバー25および保持ピンカバー26が設けられていれば、載置台21の回転が停止したとしても、ローラ24aや保持ピン222などが凍結するのを抑制することができる。
また、載置台21の表面で凍結された液体101、102が載置台21の表面から剥がれ、ローラ24aと衝突し、載置台21の回転を妨げることも防止できる。
In the loading / unloading step of the
Further, it is possible to prevent the
図11は、他の実施形態に係る基板処理装置1bを例示するための模式断面図である。 基板処理装置1bには、載置部302、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、筐体6、送風部7、排気部8、およびコントローラ9が設けられている。
なお、繁雑となるのを避けるために、図11においては、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、送風部7、排気部8、およびコントローラ9などを適宜省略して描いている。
FIG. 11 is a schematic cross-sectional view for illustrating the
In addition, in order to avoid complication, in FIG. 11, the
図11に示すように、載置部302は、載置台21、保持ピン222、昇降部223、回転部24、ローラカバー325、および保持ピンカバー26を有する。
ローラカバー325は、例えば、上部ローラカバー25c、および下部ローラカバー25bを有する。
As shown in FIG. 11, the mounting
The
上部ローラカバー25cは、載置台21の上面の周縁近傍に設けられている。上部ローラカバー25cは、載置台21の上面の周縁近傍、ローラ24aの上面、およびローラ24aの載置台21側を覆っている。上部ローラカバー25cは、保持ピン222の外側に設けられている。上部ローラカバー25cは、例えば、円筒状を呈し、上端の外縁側がローラ24aよりも外側に張り出した形状を有している。また、上部ローラカバー25cの内縁側の厚みは、外縁側の厚みよりも小さい。そのため、上部ローラカバー25cの内縁は、下端から上端に向かって拡径している。つまり、内縁側の端部は、外縁側の上端から内縁側の下端に向かう傾斜面となるよう形成される。そのため、上部ローラカバー25cの上面は、載置台21の表面と平行な面と傾斜面を有する。
The
上部ローラカバー25cは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
上部ローラカバー25cは、ネジなどの締結部材を用いて載置台21に固定することもできるし、載置台21と一体に形成することもできる。
The
The
ローラカバー325および保持ピンカバー26を設ければ、前述したローラカバー25および保持ピンカバー26と同様に、載置台21の回転が停止したとしても、ローラ24aや保持ピン222などが凍結するのを抑制することができる。また、載置台21の表面で凍結された液体101、102が載置台21の表面から剥がれ、ローラ24aと衝突し、載置台21の回転を妨げることも防止できる。
If the
また、上部ローラカバー25cの内縁側の厚みは、外縁側の厚みよりも小さい。そのため、上部ローラカバー25cの上面は、傾斜面を有する。上部ローラカバー25cの上面が開口21aからローラ24aに向かって傾斜する傾斜面を有していれば、上部ローラカバー25cの内側にある液体101を、遠心力により上部ローラカバー25cの外側に排出するのが容易となる。
また、上部ローラカバー25aに比べて重量を軽くすることができる。
Further, the thickness of the
Further, the weight can be reduced as compared with the
図12は、他の実施形態に係る基板処理装置1cを例示するための模式断面図である。 基板処理装置1cには、載置部402、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、筐体6、送風部7、排気部8、およびコントローラ9が設けられている。
なお、繁雑となるのを避けるために、図12においては、冷却部3、第1液体供給部4、第2液体供給部5、送風部7、排気部8、およびコントローラ9などを適宜省略して描いている。
図13(a)は、載置部402の模式平面図である。
図13(b)は、他の実施形態に係る保持ピンカバー26aの模式平面図である。
FIG. 12 is a schematic cross-sectional view for illustrating the
In addition, in order to avoid complication, in FIG. 12, the
FIG. 13A is a schematic plan view of the mounting
FIG. 13B is a schematic plan view of the holding
図12、および図13(a)に示すように、載置部402は、載置台21、保持ピン222、昇降部223、回転部24、ローラカバー425、および保持ピンカバー26を有する。
ローラカバー425は、例えば、上部ローラカバー25d、および下部ローラカバー25bを有する。
As shown in FIGS. 12 and 13A, the mounting
The
上部ローラカバー25dは、載置台21の上面の周縁近傍に設けられている。上部ローラカバー25dは、載置台21の上面の周縁近傍、ローラ24aの上面、およびローラ24aの載置台21側を覆っている。上部ローラカバー25dは、例えば、円筒状を呈し、上端に、載置台21の外側に張り出した板状体を有する。板状体は、ローラ24aの上面を覆っている。上部ローラカバー25dは、保持ピン222の外側に設けられている。
The
上部ローラカバー25dは、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
上部ローラカバー25dは、ネジなどの締結部材を用いて載置台21に固定することもできるし、載置台21と一体に形成することもできる。
The
The
ローラカバー425および保持ピンカバー26を設ければ、前述したローラカバー25および保持ピンカバー26と同様に、載置台21の回転が停止したとしても、ローラ24aや保持ピン222などが凍結するのを抑制することができる。
If the
前述したように、上部ローラカバー25dは、円筒状を呈し、上端に、載置台21の外側に張り出した板状体を有する。板状体は、ローラ24aの上面を覆っている。
この様な構成を有する上部ローラカバー25dとすれば、上部ローラカバー25a、25cに比べて、重量を軽くすることができる。
As described above, the
If the
また、載置台21には、少なくとも1つの孔21dを設けることができる。孔21dは、載置台21の上面と下面との間を貫通している。孔21dの、載置台21の上面側の端部は、上部ローラカバー25dの内側面の近傍に開口している。孔21dの、載置台21の下面側の端部は、下部ローラカバー25bと保持ピンカバー26との間に開口している。
Further, the mounting table 21 may be provided with at least one
孔21dが設けられていれば、上部ローラカバー25dの内側にある液体101を、載置台21の下方に排出することができる。この場合、液体101は、下部ローラカバー25bと保持ピンカバー26との間に排出されるので、排出された液体101が、ローラ24aおよび支持部24cに付着するのを抑制することができる。
また、前述したローラカバー25および保持ピンカバー26と同様に、載置台21の回転が停止したとしても、ローラ24aや保持ピン222などが凍結するのを抑制することができる。また、載置台21の表面で凍結された液体101、102が載置台21の表面から剥がれ、ローラ24aと衝突し、載置台21の回転を抑制することも防止できる。
If the
Further, similarly to the
また、図13(a)に示すように、本実施形態の保持ピンカバー26は、隣接する2つの保持ピン222のガイド部22aの側面を覆うため、円と円が重なったような断面を有する。
また、図13(b)に示すように、保持ピンカバー26aは、隣接する2つの保持ピン222毎に設けられ、保持ピンカバー26a同士が重ならない様にすることもできる。
Further, as shown in FIG. 13A, the holding
Further, as shown in FIG. 13B, the holding pin covers 26a are provided for each of the two adjacent holding pins 222, and the holding pin covers 26a can be prevented from overlapping each other.
以上、実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、基板処理装置1が備える各要素の形状、寸法、数、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
The embodiment has been illustrated above. However, the present invention is not limited to these descriptions.
The above-mentioned embodiments which have been appropriately designed by those skilled in the art are also included in the scope of the present invention as long as they have the features of the present invention.
For example, the shape, dimensions, number, arrangement, and the like of each element included in the
例えば、前述した実施形態においては、冷却液を気化させることで冷却ガス3aを生成する冷却液部31としたが、例えば、冷却液部は、常温のガスをチラー循環により冷却するものであってもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
例えば、凍結工程(固相)は、凍結膜にひびが入る前に解凍工程を行うようにしてもよい。
例えば、凍結工程(固液相)の後、凍結工程(固相)を実行すること無く、解凍工程を行うようにしてもよい。
For example, in the freezing step (solid phase), the thawing step may be performed before the frozen membrane is cracked.
For example, after the freezing step (solid-liquid phase), the thawing step may be performed without executing the freezing step (solid phase).
1 基板処理装置、2 載置部、21 載置台、22 保持ピン、3 冷却部、3a 冷却ガス、34 冷却ノズル、35 駆動部、4 第1液体供給部、44 液体ノズル、45 駆動部、5 第2液体供給部、54 液体ノズル、55 駆動部、9 コントローラ、100 基板、100b 裏面、100c 表面、101 液体、102 液体 1 Board processing device, 2 mounting unit, 21 mounting table, 22 holding pin, 3 cooling unit, 3a cooling gas, 34 cooling nozzle, 35 drive unit, 4 first liquid supply unit, 44 liquid nozzle, 45 drive unit, 5 2nd liquid supply unit, 54 liquid nozzle, 55 drive unit, 9 controller, 100 substrate, 100b back surface, 100c front surface, 101 liquid, 102 liquid
駆動部24bは、筐体6の外部に設けることができる。駆動部24bは、複数のローラ24aのうちの1つと接続することができる。この場合、駆動部24bが接続されたローラ24aを駆動ローラとし、他のローラ24aをガイドローラとすることができる。また、駆動部24bが接続されたローラ24aと、他のローラ24aの少なくとも一部とをタイミングベルトなどの伝動部材により連結することもできる。駆動部24bは、モータなどの回転機器を有することができる。駆動部24bは、回転の開始と回転の停止のみならず、回転数(回転速度)を変化させることができる。駆動部24bは、例えば、サーボモータなどの制御モータを備えたものとすることができる。他のローラ24aは、支持部24cによって回転可能に支持される。
The
支持部24cがローラ24aと共に回転する場合、支持部24cの一方の端部は、フランジと回転可能に接続されている。例えば、ボールベアリングを介してフランジと接続されている。支持部24cがローラ24aと共に回転しない場合、支持部24cの他方の端部は、ローラ24aの下面と回転可能に接続されている。例えば、ボールベアリングを介してローラ24aの下面と接続されている。
ローラ24aが駆動部24bおよび支持部24cによって回転可能に支持されることによって、ローラ24aは、載置台21を回転可能に支持することができる。つまり、回転部24は、ローラ24aを介して載置台21を回転可能に支持する。
When the
By rotatably supporting the
図9、および図10(a)に示すように、載置部202は、載置台21、保持ピン222、昇降部223、回転部24、ローラカバー25、および保持ピンカバー26を有する。
基板100に供給された液体101、102は、載置台21の上面、あるいは、孔21aから載置台21の下面を流れ、載置台21の周縁から外部に排出される。ところが、載置台21の周縁には回転部24が設けられ、載置台21の表面と裏面を貫通するように、保持ピン22が設けられている。そのため、ローラ24a、支持部24cおよび保持ピン22の少なくともいずれかにおいて、液体101、102が付着するおそれがある。冷却部3から供給された冷却ガス3a、あるいは、冷却ガス3aにより冷却された載置台21により、ローラ24a、支持部24cおよび保持ピン22の少なくともいずれかに付着した液体101、102が凍結する場合がある。あるいは、載置台21の上面または下面にある液体101、102が凍結し、載置台21の上面または下面から剥がれて、ローラ24a、支持部24cおよび保持ピン22の少なくともいずれかと衝突する場合がある。
As shown in FIGS. 9 and 10A, the mounting
The
そこで、液体101、102が回転部24のローラ24a、支持部24c、および保持ピン222に触れないよう、載置部202には、ローラカバー25が設けられている。
Therefore, the mounting
図9に示すように、ローラカバー25は、例えば、上部ローラカバー25a、および下部ローラカバー25bを有する。
上部ローラカバー25aは、載置台21の上面の周縁近傍、ローラ24aの上面、およびローラ24aの載置台21側を覆うための部材である。上部ローラカバー25aは、載置台21の上面に設けられている。上部ローラカバー25aは、例えば、一方の端部にフランジを有する円柱形状である。上部ローラカバー25aにおける円柱形状の部分の径は、ローラ24aとの接触を防止するため、載置台21の径よりも小さい。上部ローラカバー25aの他方の端部は、載置台21と接触する。また、上部ローラカバー25aには、載置台21の孔21aと対応する開口を設けることができる。この開口は、孔21aと同じ形、同じ大きさとすればよい。また、保持ピン222のガイド部22aと支持部22bとが挿入される孔を設けることができる。なお、保持ピン222は、上部ローラカバー25aおよび載置台21を貫通するように設けられる。そのため、保持ピン22と比べて、ガイド部22aの長さが長い。
As shown in FIG. 9, the
The
前述したように、液体101、102が載置台21の孔21aから載置台21の下面へと流れ、載置台21の下面の周縁近傍からローラ24aまたは支持部24cに液体101、102が付着するおそれがある。下部ローラカバー25bは、ローラ24aおよび支持部24cへの液体101、102の付着を防止する役割を有する。
As described above, the
前述したように、液体101、102が載置台21の孔21aから載置台21の下面へと流れるおそれがある。また、載置台21および上部ローラカバー25aを貫通するように、保持ピン222が上部ローラカバー25aに設けられている。そのため、ガイド部22aにおいて、液体101、102が凍結すると、保持ピン222の昇降ができなくなるおそれがある。そこで、載置部202には、保持ピンカバー26が設けられている。
As described above, the
保持ピンカバー26は、載置台21の下面の保持ピン222の近傍に設けられている。保持ピンカバー26は、下部ローラカバー25bの内側に設けることができる。保持ピンカバー26は、載置台21の下面から突出するガイド部22aの側面を覆っている。保持ピンカバー26は、筒状を呈し、保持ピン222ごとに設けることができる(図10(b)参照)。
また、保持ピンカバー26は、複数の保持ピン222を覆うように設けることができる。例えば、図10(a)に示すように、保持ピンカバー26は、隣接する2つの保持ピン222のガイド部22aの側面を覆うため、円と円が重なったような断面を有する筒状を呈する。
また、保持ピンカバー26は、複数の保持ピン222の内側に設けられた四角い環状凸部と、複数の保持ピン222の外側に設けられた四角い環状凸部とを有していてもよい。
例えば、複数の保持ピン222の内側に設けられた環状凸部は、載置台21の孔21aに沿って設けられる。また、複数の保持ピン222の外側に設けられた環状凸部は、複数の保持ピン222の内側に設けられた環状凸部と相似形状の環状凸部であり、複数の保持ピン222を外側から囲むように設けられる。
また、図10(b)に示すように、保持ピンカバー26aは、隣接する2つの保持ピン222毎に設けられ、保持ピンカバー26a同士が重ならない様にすることもできる。
The holding
Further, the holding
Further, the holding
For example, the annular convex portion provided inside the plurality of holding
Further, as shown in FIG. 10B, the holding
昇降部223は、プッシャ23a、駆動部23b、および凸部23cを有する。
凸部23cは、柱状を呈し、プッシャ23aの上面に複数設けられている。凸部23cは、保持ピン222のガイド部22aと対向する位置に設けられている。凸部23cの断面寸法は、保持ピンカバー26の内寸よりも小さい。そのため、プッシャ23aが上昇した際に、凸部23cを保持ピンカバー26の内部に挿入することができる。凸部23cを保持ピンカバー26の内部に挿入することができれば、保持ピンカバー26の内部にあるガイド部22aの下端を押すことができる。
なお、コントローラ9は、載置台21の回転位置を監視している。そのため、コントローラ9が載置台21の回転を停止させるときには、保持ピン222が凸部23cに対向する位置となるように停止させる。
The elevating
The
The
また、上部ローラカバー25cの内縁側の厚みは、外縁側の厚みよりも小さい。そのため、上部ローラカバー25cの上面は、傾斜面を有する。上部ローラカバー25cの上面が孔21aからローラ24aに向かって傾斜する傾斜面を有していれば、上部ローラカバー25cの内側にある液体101を、遠心力により上部ローラカバー25cの外側に排出するのが容易となる。
また、上部ローラカバー25aに比べて重量を軽くすることができる。
Further, the thickness of the
Further, the weight can be reduced as compared with the
Claims (14)
前記載置台の側面に接触し、前記載置台を回転させるローラと、
前記載置台に設けられ、基板を保持する複数の保持ピンと、
前記基板の、前記載置台側とは反対側の第1の面に第1の液体を供給する第1の液体ノズルと、
前記第1の液体ノズルの位置を移動させる第1の駆動部と、
前記載置台の前記孔から、前記基板の、前記載置台側の第2の面に第2の液体を供給する第2の液体ノズルと、
前記第2の液体ノズルの位置を移動させる第2の駆動部と、
前記載置台の前記孔から、前記第2の面に冷却ガスを供給する冷却ノズルと、
前記冷却ノズルの位置を移動させる第3の駆動部と、
前記第1の駆動部、前記第2の駆動部、および前記第3の駆動部を制御するコントローラと、
を備え、
前記第2の面に前記冷却ガスを供給する場合には、前記コントローラは、前記第3の駆動部を制御して、前記冷却ノズルを前記第2の面の下方に配置し、前記第2の駆動部を制御して、前記第2の液体ノズルを前記第2の液体ノズルの退避位置に移動させる、
または、
前記第2の面に前記第2の液体を供給する場合には、前記コントローラは、前記第2の駆動部を制御して、前記第2の液体ノズルを前記第2の面の下方に配置し、前記第3の駆動部を制御して、前記冷却ノズルを前記冷却ノズルの退避位置に移動させる基板処理装置。 A mounting table that is roughly disk-shaped and has a hole in the center,
With a roller that contacts the side surface of the above-mentioned pedestal and rotates the above-mentioned pedestal,
A plurality of holding pins provided on the above-mentioned stand to hold the board, and
A first liquid nozzle for supplying a first liquid to a first surface of the substrate opposite to the above-mentioned pedestal side,
A first drive unit that moves the position of the first liquid nozzle, and
A second liquid nozzle that supplies a second liquid from the hole of the above-mentioned pedestal to the second surface of the substrate on the side of the above-mentioned pedestal.
A second drive unit that moves the position of the second liquid nozzle,
A cooling nozzle that supplies cooling gas to the second surface from the hole of the above-mentioned stand, and
A third drive unit that moves the position of the cooling nozzle,
A controller that controls the first drive unit, the second drive unit, and the third drive unit.
Equipped with
When supplying the cooling gas to the second surface, the controller controls the third drive unit to dispose the cooling nozzle below the second surface, and the second surface is located. By controlling the drive unit, the second liquid nozzle is moved to the retracted position of the second liquid nozzle.
or,
When supplying the second liquid to the second surface, the controller controls the second drive unit to dispose the second liquid nozzle below the second surface. , A substrate processing device that controls the third drive unit to move the cooling nozzle to a retracted position of the cooling nozzle.
前記複数の保持ピンは、
前記第2の孔の内部に設けられ、かつ、前記載置台における前記基板を保持する側とは反対側に突出したガイド部を備え、前記載置台に対して、前記第1の面とは直交する方向に沿って個別に移動可能であり、
前記複数の保持ピンとは別体で設けられ、前記複数の保持ピンの前記ガイド部に接離動
可能に構成され、前記複数の保持ピンを前記第1の面とは直交する方向に一括して移動させる昇降部をさらに備えた請求項1に記載の基板処理装置。 The pre-described pedestal comprises a plurality of second holes penetrating the thickness direction of the pre-described pedestal.
The plurality of holding pins are
It is provided inside the second hole and has a guide portion protruding to the side opposite to the side holding the substrate in the above-mentioned pedestal, and is orthogonal to the first surface with respect to the above-mentioned pedestal. Can be moved individually along the direction of
The plurality of holding pins are provided separately from the plurality of holding pins, are configured to be movable in contact with the guide portion of the plurality of holding pins, and the plurality of holding pins are collectively arranged in a direction orthogonal to the first surface. The substrate processing apparatus according to claim 1, further comprising an elevating unit to be moved.
前記上部ローラカバーの内縁側の端部は、前記端部の外縁側の上端から内縁側の下端に向かう傾斜面となるよう形成されている請求項9記載の基板処理装置。 The upper roller cover has a cylindrical shape, and has a shape in which the outer edge side of the upper end projects outward from the roller.
The substrate processing apparatus according to claim 9, wherein the end portion on the inner edge side of the upper roller cover is formed so as to be an inclined surface from the upper end on the outer edge side of the end portion toward the lower end on the inner edge side.
前記板状体は、前記ローラの上面を覆っている請求項9記載の基板処理装置。 The upper roller cover has a cylindrical shape, and has a plate-like body at the upper end, which overhangs the outside of the above-mentioned stand.
The substrate processing apparatus according to claim 9, wherein the plate-shaped body covers the upper surface of the roller.
前記昇降部は、前記ガイド部と対向する位置に設けられた凸部をさらに有する請求項2~12のいずれか1つに記載の基板処理装置。 The side surface of the guide portion of the above-mentioned pedestal, which is provided on the surface of the above-mentioned pedestal on the side opposite to the side of holding the board and protrudes on the side of the plurality of holding pins opposite to the side of the above-mentioned pedestal on which the board is held. Further equipped with a holding pin cover to cover
The substrate processing apparatus according to any one of claims 2 to 12, wherein the elevating portion further has a convex portion provided at a position facing the guide portion.
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