JP2022045827A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法 Download PDF

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Abstract

【課題】面内均一性の高いプラズマを生成することができるプラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法を提供する。【解決手段】プラズマ処理装置は、真空排気可能な処理容器と、処理容器内に設けられた電極と、電極の背面の周辺部に接続される複数の給電体と、複数の給電体を介して電極に高周波電力を供給する高周波電源と、制御部と、を有し、制御部は、複数の給電体のそれぞれに、周期的に高周波電力を印加するようプラズマ処理装置を制御するように構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法に関する。
プラズマ処理装置として、例えば、容量結合型のプラズマ処理装置が知られている。容量結合型のプラズマ処理装置では、例えば、チャンバ内に一対の平行平板電極(上部電極および下部電極)を配置し、処理ガスをチャンバ内に導入するとともに、一方の電極に高周波を印加することで処理ガスのプラズマを形成する。ここで、プラズマの密度を高くするために、電極に印加する高周波の周波数を高くすると、高調波により電極表面に定在波が生成されやすくなる。定在波が生じると電極表面の電界分布が不均一となり、プラズマ生成分布も不均一となる。これに対し、電極に高周波を印加する給電棒と、電極の反対側とに導電性の部材を設けて接地することで、プラズマ生成分布を均一にすることが提案されている。また、電極裏面の給電棒を中心部と複数の外周部とに分けて、高周波電力の供給を分配することで、プラズマ生成分布を制御することが提案されている。
特開2000-331996号公報 特開2007-266231号公報
本開示は、面内均一性の高いプラズマを生成することができるプラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、真空排気可能な処理容器と、処理容器内に設けられた電極と、電極の背面の周辺部に接続される複数の給電体と、複数の給電体を介して電極に高周波電力を供給する高周波電源と、制御部と、を有し、制御部は、複数の給電体のそれぞれに、周期的に高周波電力を印加するようプラズマ処理装置を制御するように構成される。
本開示によれば、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。 図2は、上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図3は、下部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図4は、電極の中心部に給電する場合と、外周部にパルス給電する場合とにおける電圧の分布の一例を示す図である。 図5は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す断面図である。 図6は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す斜視図である。 図7は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す上面図と、給電体が位置する円周上における電圧分布とを示す図である。 図8は、パルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。 図9は、図8の印加タイミングにおける電極の電圧が最大となる位置の遷移の一例を示す図である。 図10は、図8の印加タイミングにおける各給電体が位置する円周上における電圧分布を示す図である。 図11は、本実施形態におけるプラズマ処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、変形例1における給電体を奇数個配置した場合の配置の一例を示す図である。 図13は、変形例1における給電体を偶数個配置した場合の配置の一例を示す図である。 図14は、変形例1における給電体を複数の円周上に配置した場合の配置の一例を示す図である。 図15は、変形例2の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図16は、変形例3の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図17は、変形例4のパルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。 図18は、図17の印加タイミングにおける各給電体が位置する円周上における電圧分布を示す図である。 図19は、本実施形態および変形例5の各給電体への高周波電力の印加の順番の一例を示す図である。 図20は、変形例6の各給電体への高周波電力の印加の順番の一例を示す図である。 図21は、変形例7の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図22は、変形例8の下部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。 図23は、電極の中心部にパルス給電する場合と、外周部にパルス給電する場合とを組み合わせた場合における電圧の分布の一例を示す図である。 図24は、変形例7のパルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。 図25は、図24の印加タイミングにおける電極の電圧が最大となる位置の遷移の一例を示す図である。 図26は、変形例7,8における高周波電力の出力に応じた電極の中心部および外周部の電圧分布の変化の一例を示す図である。
以下に、開示するプラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波電力印加方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により開示技術が限定されるものではない。
近年、プラズマ処理装置では、さらなる微細化に対応するために、より高い周波数(例えば、100MHz程度。)の高周波電力を供給することが求められている。周波数がより高くなると、電極内の電界強度分布が大きくなる。例えば、電極の中心部の電界強度が高く、プラズマ密度が高い状態となり、電極の外周部では電界強度が低く、プラズマ密度が低い状態といった分布となる場合がある。このため、プラズマ処理における均一性等への影響が大きくなる。そこで、面内均一性の高いプラズマを生成することが期待されている。
[プラズマ処理装置1の構成]
図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。プラズマ処理装置1は、被処理体の一例である半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に対してエッチングや成膜等のプラズマ処理を行う装置である。プラズマ処理装置1は、装置本体10および制御装置100を備える。プラズマ処理装置1は、空気の温度および湿度が所定範囲に制御されたクリーンルーム内等に配置されている。
装置本体10は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等からなる略円筒状のチャンバ11を有する。チャンバ11は保安接地されている。チャンバ11の底部には、例えば石英等からなる円筒状の支持部材26を介して円柱状の支持台14が配置され、支持台14の上に例えばアルミニウム等からなる載置台16が設けられている。載置台16は下部電極としても機能する。
載置台16の上面には、ウエハWを静電力で吸着保持する静電チャック18が設けられている。静電チャック18は、導電膜からなる電極20を一対の絶縁層または絶縁シートで挟んだ構造を有する。電極20には直流電源22が電気的に接続されている。ウエハWは、直流電源22から印加された直流電圧により静電チャック18の上面に生じたクーロン力等の静電力により、静電チャック18の上面に吸着保持される。
静電チャック18の周囲であって、載置台16の上面の位置には、エッチングの均一性を向上させるための、例えばシリコンからなる導電性のエッジリング24が配置されている。載置台16および支持台14の側面には、支持部材26が配置されている。
支持台14の内部には流路28が設けられており、流路28内には、配管30aを介して、チャンバ11の外部に設けられたチラーユニットからの冷媒が供給される。また、流路28内に供給された冷媒は、配管30bを介してチラーユニットに戻される。チラーユニットは、流路28内に供給される冷媒の温度を制御する。温度制御された冷媒が流路28内を循環することにより、支持台14の温度が制御され、支持台14上の載置台16および静電チャック18を介して、静電チャック18上のウエハWの温度が制御される。
支持台14、載置台16、および静電チャック18内には、配管32が設けられている。図示しない伝熱ガス供給機構から配管32に供給された伝熱ガスは、配管32を通ってウエハWと静電チャック18との間に供給される。伝熱ガスは、例えばヘリウムガスである。ウエハWと静電チャック18との間に供給される伝熱ガスの圧力を制御することにより、ウエハWと静電チャック18との間の熱の伝達率を制御することができる。
載置台16の上方には、載置台16と略平行に対向するようにシャワーヘッド34が設けられている。シャワーヘッド34は、上部電極としても機能する。すなわち、シャワーヘッド34と載置台16とは、一対の電極(上部電極および下部電極、あるいは、第1の電極および第2の電極)として機能する。シャワーヘッド34と載置台16との間の空間がプラズマ生成空間となる。
シャワーヘッド34は、絶縁性の遮蔽部材42を介して、チャンバ11の上部に支持されている。シャワーヘッド34は、載置台16と対向するように配置された天板36と、天板36を上方から支持するベース部材38とを備える。
天板36には、厚さ方向に貫通し、チャンバ11内に処理ガスを噴出する複数の吐出穴37が形成されている。天板36は、例えばシリコンやSiC等により形成されている。
ベース部材38は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等の導電性材料により構成され、その下部に天板36を着脱自在に支持する。ベース部材38の内部には、処理ガスを複数の吐出穴37に供給するための拡散室40が形成されている。ベース部材38の底部には、拡散室40の下部に位置するように、複数の流通穴41が形成されている。複数の流通穴41は、複数の吐出穴37にそれぞれ連通している。
ベース部材38には、拡散室40へ処理ガスを導入するための導入口62が形成されている。導入口62には、配管51の一端が接続されている。配管51の他端には、板状部材11aに設けられた導入口を介して、配管64の一端が接続されている。配管64の他端には、処理ガスを供給するガス供給源66が接続されている。配管64には、上流側から順に流量制御器67、および、バルブ68が設けられている。なお、流量制御器67は、フローコントロールシステム(FCS)またはマスフローコントローラ(MFC)である。静電チャック18上のウエハWに対してプラズマ処理が行われる場合、ガス供給源66から供給された処理ガスは、配管64および配管51を介して拡散室40内に供給され、拡散室40内を拡散する。拡散室40内を拡散した処理ガスは、流通穴41および吐出穴37を介して、チャンバ11内にシャワー状に供給される。
また、ベース部材38の内部には流路92が設けられており、流路92内には、図示しない配管および配管52を介して、チャンバ11の外部に設けられた図示しないチラーユニットからの冷媒が供給される。配管52の一端は、流路92に接続されている。配管52の他端には、板状部材11aに設けられた導入口を介して、図示しない配管が接続されている。なお、図1では、配管52の途中からチラーユニットまでを省略している。また、配管52の材料は、それぞれの誘電率が同じか近い材料であればよく、例えば、PPS(Poly Phenylene Sulfide)やPTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)等のフッ素樹脂等を用いることができる。
図示しないチラーユニットから配管52を介してベース部材38の流路92内に供給された冷媒は、流路92内を循環し、配管52を介してチラーユニットに戻される。チラーユニットは、流路92内に供給される冷媒の温度を制御する。チラーユニットは、温度制御部の一例である。温度制御された冷媒が流路92内を循環することにより、載置台16とシャワーヘッド34との間に生成されたプラズマからの入熱によるシャワーヘッド34の温度上昇が抑制される。
流路92内を循環する冷媒の温度は、チャンバ11の外気の露点温度よりも低い温度である。本実施形態において、冷媒の温度は、例えば0℃以下の温度である。流路92が形成されたベース部材38は、冷却部の一例である。
また、ベース部材38には、RF(Radio Frequency)導入部43a~43dが設けられ、給電体44a~44dおよび整合器46a~46dを介して、高周波電源48a~48dが電気的に接続されている。給電体44a~44dは、それぞれベース部材38の中心から同一半径の円周上に同一間隔で配置される。なお、以下の説明において、給電体44a~44dを区別しない場合は給電体44と表現する。また、図1では、RF導入部43b、給電体44b、整合器46bおよび高周波電源48bは、断面の手前側に位置するため図示を省略している。本実施形態において、給電体44a~44dは、アルミニウム等の導電性の金属で構成された中空の円筒状の部材である。高周波電源48a~48dは、プラズマ生成用の電源であり、13.56MHz以上の周波数、例えば60MHzから100MHzの高周波電力(以下、RF電力ともいう。)を発生させる。高周波電源48a~48dが発生させた高周波電力は、それぞれ、整合器46a~46dおよび給電体44a~44dを介して、ベース部材38に供給される。ベース部材38は、図示はしないが給電体44a~44dのそれぞれに対応する領域が互いに絶縁されている。整合器46a~46dは、高周波電源48a~48dの内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。整合器46a~46dは、チャンバ11内にプラズマが生成されている時に高周波電源48a~48dの出力インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。整合器46a~46dの出力端子は、給電体44a~44dの上端に電気的に接続されている。
シャワーヘッド34および給電体44a~44dは、チャンバ11の側壁よりも上方に設けられた略円筒状のカバー部材11dによって覆われている。カバー部材11dは、アルミニウム等の導電性の材料により構成されており、チャンバ11を介して接地されている。これにより、シャワーヘッド34に供給された高周波電力の、装置本体10の外部への漏洩が抑制される。カバー部材11dは、板状部材11aと、筒状部材11bと、壁部材11cとを有する。板状部材11aは、カバー部材11dの天壁部分であってシャワーヘッド34と略平行となるように設けられている。筒状部材11bは、給電体44a~44dの周囲を覆い、板状部材11aと整合器46a~46dとを接続する。壁部材11cは、チャンバ11の側壁の上端部から板状部材11aまでを接続する。板状部材11aには、配管51と、配管64との接続を介する導入口が設けられている。また、板状部材11aには、図示はしないが配管52とチラーユニットへの配管との接続を介する導入口が設けられている。給電体44a~44dは、それぞれ筒状部材11bの中心部を通り、ベース部材38と整合器46a~46dとを接続している。なお、カバー部材11dによって覆われた空間は大気圧下である。
下部電極として機能する載置台16には、給電体89および整合器87を介して高周波電源88が電気的に接続されている。高周波電源88は、イオン引き込み用(バイアス用)の電源であり、300kHz~13.56MHzの範囲内の周波数、例えば2MHzの高周波電力を載置台16に供給する。整合器87は、高周波電源88の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。整合器87は、チャンバ11内にプラズマが生成されている時に高周波電源88の内部インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。
チャンバ11の底部には排気口80が設けられている。排気口80には、排気管82およびAPC(Auto Pressure Control)バルブ83を介して排気装置84が接続されている。排気装置84は、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプを有しており、チャンバ11内を所望の真空度まで減圧可能となっている。APCバルブ83は、チャンバ11内の圧力を調整する。
チャンバ11の側壁にはウエハWの搬入および搬出を行うための開口85が設けられており、開口85は、ゲートバルブ86により開閉される。また、チャンバ11の内側壁には、チャンバ11にエッチング副生成物(デポ)が付着することを防止するためのデポシールド12が着脱自在に設けられている。デポシールド12は、支持部材26の外周にも設けられている。チャンバ11の底部であって、チャンバ11の側壁側のデポシールド12と、支持部材26側のデポシールド12との間には排気プレート81が設けられている。デポシールド12および排気プレート81としては、アルミニウム材にY2O3等のセラミックスを被覆したもの等を好適に用いることができる。
チャンバ11の内壁に沿って配置されたデポシールド12のウエハWとほぼ同じ高さの位置には、導電性部材により構成され、直流的にグランドに接続されたGNDブロック91が設けられている。GNDブロック91により、チャンバ11内の異常放電が防止される。
上記のように構成された装置本体10は、制御装置100によって、その動作が統括的に制御される。制御装置100は、プロセッサ、メモリ、および入出力インターフェイスを有する。メモリには、プログラムや処理レシピ等が格納される。プロセッサは、メモリから読み出されたプログラムを実行することにより、メモリから読み出された処理レシピに従って、入出力インターフェイスを介して装置本体10の各部を制御する。
このように構成されたプラズマ処理装置1においてウエハWにプラズマを用いた処理が行われる場合、制御装置100は、プラズマ処理装置1の各部に対して、例えば以下の制御を行う。まず、制御装置100は、静電チャック18上にウエハWが載置された状態で、流量制御器67およびバルブ68を制御して、拡散室40内に所定の流量の処理ガスを供給する。拡散室40内に供給された処理ガスは、拡散室40内を拡散し、複数の流通穴41および吐出穴37を介してチャンバ11内にシャワー状に供給される。また、制御装置100は、APCバルブ83および排気装置84を制御し、チャンバ11内を所定の圧力に制御する。
そして、制御装置100は、高周波電源48a~48dにプラズマの発生に用いられる所定周波数の高周波電力を発生させ給電体44a~44dを介してシャワーヘッド34に供給させる。これにより、チャンバ11内の処理ガスがプラズマ化される。また、制御装置100は、高周波電源88にイオンの引き込み(バイアス)に用いられる所定周波数の高周波電力を発生させ載置台16に供給させる。これにより、プラズマ中のイオン等の荷電粒子が静電チャック18上のウエハWに引き込まれる。これにより、静電チャック18上のウエハWにエッチング等の所定のプラズマ処理が施される。
[電極への給電体の接続]
図2は、上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図2は、上部電極であるシャワーヘッド34のベース部材38への給電体44a~44dの接続を斜視図で表している。給電体44a~44dは、それぞれベース部材38の中心から同一半径の円周上に同一間隔で配置される。また、給電体44a~44dには、高周波電源48a~48dが接続されている。なお、整合器46a~46dは省略している。また、ベース部材38は、図示はしないが給電体44a~44dのそれぞれに対応する領域が互いに絶縁されている。
高周波電源48a~48dは、給電体44a~44dに、周期的にRF電力(高周波電力)を印加する。つまり、高周波電源48a~48dは、断続的にRF電力を出力可能なパルス電源である。この場合、例えば、給電体44cにRF電力が印加されると、シャワーヘッド34の給電体44a直下の電圧が高くなり、プラズマPに流れ込む電流が増加する。高周波電源48a~48dは、給電体44a~44dに、例えば、所定の円周方向に隣接する順番でRF電力を印加することで、プラズマPの密度を平均化できる。
図3は、下部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図3は、下部電極である載置台16への給電体89を複数とした場合における接続を示している。図3では、載置台16aへの給電体89a~89dの接続を斜視図で表している。給電体89a~89dは、上部電極の場合と同様に、それぞれ載置台16aの中心から同一半径の円周上に同一間隔で配置される。また、給電体89a~89dには、高周波電源88a~88dが接続されている。なお、整合器は省略している。また、載置台16aは、図示はしないが給電体89a~89dのそれぞれに対応する領域が互いに絶縁されている。高周波電源88a~88dは、上部電極の場合と同様に、給電体89a~89dに、周期的にRF電力を印加することで、プラズマPの密度を平均化できる。
[電極の中心部に給電する場合との比較]
図4は、電極の中心部に給電する場合と、外周部にパルス給電する場合とにおける電圧の分布の一例を示す図である。なお、以下の説明では、上部電極を反転させた状態で説明している。図4の中心給電200では、上部電極201の中心に接続された給電体202によってRF電力203が供給されている。このとき、上部電極201の電圧分布は、グラフ204に示すように、上部電極201の中心部が高く、外周部が低くなるような状態である。
これに対し、外周部パルス給電210では、状態211と状態212とが交互に繰り返される。なお、図4では、説明のために給電体は直線上に位置する2つとしている。状態211の場合、上部電極213の外周部の図中左側に接続された給電体214によってRF電力215が供給されている。このとき、上部電極213の電圧分布は、グラフ216に示すように、給電体214と反対側の外周部が高く、給電体214の直上側の外周部が低くなる。一方、状態212の場合、上部電極213の外周部の図中右側に接続された給電体217によってRF電力218が供給されている。このとき、上部電極213の電圧分布は、グラフ219に示すように、給電体217と反対側の外周部が高く、給電体217の直上側の外周部が低くなる。外周部パルス給電210では、状態211と状態212とが交互に繰り返されるので、グラフ216とグラフ219は、時間的に平均化され、上部電極213における電圧分布はグラフ220に示すようになる。グラフ220は、中心給電200の場合のグラフ204と比較して、電圧分布の均一性が改善していることがわかる。
[一本の給電体における電圧分布]
図5は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す断面図である。図5に示す状態211における上部電極213では、半径rの円周上において給電体214と反対側の上部電極213の表面に、電圧が最大、つまりプラズマに流入する電流の大きさを表す矢印の大きさが最大となる点205が位置している。つまり、給電体214から上部電極213の面に沿って等距離の位置である点205は、電圧が最大となっている。
図6は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す斜視図である。図6は、状態211における上部電極213を斜めから見た場合における、RF電力の経路215a~215h上のプラズマに流入する電流の大きさを表す矢印を示している。状態211aは、給電体214と、点205とを最短距離で結ぶ経路215a,215e上の矢印のみを抜き出して示している。状態211bは、上部電極213における電圧分布を見るために、上部電極213の円周を略等間隔に分けるような経路215a~215h上の矢印を示している。図6に示すように、上部電極213の表面において、プラズマに流入する電流の大きさを表す矢印、つまり電圧が最も高いのは、点205であることがわかる。
図7は、電極の給電体の位置と電圧が最大となる位置との関係の一例を示す上面図と、給電体が位置する円周上における電圧分布とを示す図である。図7の上面図に示すように、上部電極213において、給電体214を投影した領域221、および、点205を含む領域222の位置は、半径rの円周223上にある。また、電圧分布は領域222を中心とした同心円状となっている。このとき、円周223における電圧分布をθ方向に1周分プロットするとグラフ224となる。グラフ224に示すように、円周223における電圧は、領域221に対応する区間221aで最小となり、領域222に対応する区間222aで最大となる。
[位相シフトパルス給電]
図8は、パルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。図9は、図8の印加タイミングにおける電極の電圧が最大となる位置の遷移の一例を示す図である。図8に示すように、本実施形態では、給電体44a~44dへのRF電力のパルスの印加タイミングをシフトする。図8の例では、給電体44aから円周方向に隣接する順番に、給電体44b、給電体44c、給電体44d、給電体44a、・・・というように、円を描くようにRF電力のパルスの印加タイミングをシフトさせていく。すると、図9に示すように、給電体44a~44dの投影位置230a~230dと中心を挟んで反対側の半径rの円周上の領域231a~231dが、順番に電圧分布が最大となる状態を繰り返す。すなわち、領域231a~231dに対して順番に定在波の腹部が位置することになり、偏ったプラズマが生成される。偏ったプラズマは、パルスの位相変化に応じた定在波の腹部の回転により、同様に回転することになる。また、パルスの周波数を変更することで、偏ったプラズマの回転数を制御することができる。つまり、位相変化やパルス入力パラメータ等によって回転プラズマを制御することで、任意の分布のプロセスを形成することができる。
図10は、図8の印加タイミングにおける各給電体が位置する円周上における電圧分布を示す図である。給電体44a~44dそれぞれに対してRF電力が印加された場合における半径rの円周上の電圧分布を、図10のグラフ232a~232dに示す。給電体44a~44dに対して図8に示すタイミングでRF電力のパルスが印加されると、時間的に平均化されてグラフ232eに示すように、均一性が高い電圧分布となる。なお、給電体の数を増加させることで、さらに均一性を向上させることができる。
なお、例えば、給電体44a対して高周波電力を印加しているタイミングと、給電体44bに対して高周波電力を印加しているタイミングとが重なる期間がある場合、給電体44aからの定在波と給電体44bからの定在波とが干渉してしまい、上部電極213の表面上の電圧分布において干渉縞が生じ、均一性に影響する虞がある。そのため、上述の図8に示すように、給電体44a~44dに対する高周波電力の印加タイミングは、周期的であることと同時に、排他的であることが望ましい。
しかしながら、上部電極213の大きさや、給電体44a~44dの投影位置230a~230dの相互間距離によっては、干渉縞を利用してさらなる電圧分布の均一性を向上させることが期待できる。
また、排他的である場合、例えば、給電体44aへの高周波電力の印加をオフした後に給電体44bへの高周波電力の印加をオンすることとなるため、瞬時的にプラズマの生成が不安定になる虞がある。そのため、例えば、給電体44aへの高周波電力の印加をオフする前に給電体44bへの高周波電力の印加をオンするといった、若干の時間の間、給電体44a対して高周波電力を印加しているタイミングと、給電体44bに対して高周波電力を印加しているタイミングとが重なる期間を設けることによって、プラズマが安定する可能性がある。なお、高周波電力の印加は、図8に示すような矩形的な印加ではなく、例えば、給電体44a対して高周波電力を印加しているタイミングと、給電体44bに対して高周波電力を印加しているタイミングとが重なる期間において、段階的または勾配的にオン/オフを行ってもよい。
よって、高周波電力の印加タイミングが排他的であることに限定されるものではない。
[プラズマ処理方法]
次に本実施形態におけるプラズマ処理方法について説明する。図11は、本実施形態におけるプラズマ処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態におけるプラズマ処理方法では、制御装置100は、図示しない搬送装置によりチャンバ11内にウエハWを搬入し、静電チャック18上に載置させる。制御装置100は、静電チャック18上にウエハWが載置された状態で、流量制御器67およびバルブ68を制御して、拡散室40を介して所定の流量の処理ガスをチャンバ11内に供給する(ステップS1)。また、制御装置100は、APCバルブ83および排気装置84を制御し、チャンバ11内を所定の圧力に制御する。
制御装置100は、高周波電源48a~48dを制御して、例えば上述の図8に示す印加タイミングのように、給電体44a~44dに周期的に高周波電力を印加し、高周波電力をシャワーヘッド34に供給させる(ステップS2)。また、制御装置100は、高周波電源88にバイアス用の高周波電力を発生させ載置台16に供給させる。これにより、チャンバ11内に発生したプラズマにより、ウエハWに対してエッチング等の所定のプラズマ処理が施される。
制御装置100は、所定のプラズマ処理が完了すると、高周波電源48a~48dおよび高周波電源88の高周波電力を停止する(ステップS3)。その後、制御装置100は、図示しない搬送装置によりチャンバ11内からウエハWを搬出し、プラズマ処理を終了する。このように、本実施形態では、給電体44a~44dに周期的に高周波電力を印加するので、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
[変形例1]
ここで、変形例1として、図12から図14を用いて給電体44の配置の変形例について説明する。図12は、変形例1における給電体を奇数個配置した場合の配置の一例を示す図である。図12に示す配置例240は、3個の給電体44をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。配置例241は、5個の給電体44をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。なお、配置例241では、各給電体44は中心角θごとに配置される。また、奇数個配置の例としては、3個以上であれば個数は限定されず、7個、9個といった、さらに多くの給電体44を配置してもよい。なお、給電体44は、奇数個配置した場合、回転対称に配置されることになる。
図13は、変形例1における給電体を偶数個配置した場合の配置の一例を示す図である。図13に示す配置例242は、6個の給電体44をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。配置例243は、8個の給電体44をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。また、偶数個配置の例としては、4個以上であれば個数は限定されず、10個、12個といった、さらに多くの給電体44を配置してもよい。なお、給電体44は、偶数個配置した場合、軸対称に配置されることになり、また、奇数個配置した場合と同様に回転対称に配置されることになる。
図14は、変形例1における給電体を複数の円周上に配置した場合の配置の一例を示す図である。図14に示す配置例244は、ベース部材38上の2つの円周245,246上に、それぞれ6個の給電体44を均等配置し、円周245,246上の各給電体44が半径方向に重ならないように配置した例である。この場合、給電体44は、円周245,246上それぞれで回転対称または軸対称に配置される。なお、円周245,246上それぞれにおける給電体44の数は、奇数個配置では3個以上、偶数個配置では4個以上であれば個数は限定されない。配置例244では、例えば、円周245上の給電体44と、円周246上の給電体44とに、交互に円周方向の順番にRF電力のパルスを印加する。なお、配置例244では、例えば、円周245上の給電体44のみにRF電力のパルスを印加するようにしてもよいし、円周246上の給電体44のみにRF電力のパルスを印加するようにしてもよい。また、図12から図14では、給電体44の数が多い程、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
[変形例2,3]
次に、高周波電源の接続方法の変形例を変形例2,3として説明する。図15は、変形例2の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図15では、上記実施形態における高周波電源48a~48eに代えて、1つの高周波電源48eと、給電体44a~44dのそれぞれに設けられたスイッチ45a~45dとを有する。高周波電源48eは、スイッチ45a~45dに接続される。図15では、スイッチ45a~45dを制御装置100から制御することで、パルス給電を行う。スイッチ45a~45dは、例えば、FET(Field Effect Transistor)スイッチ等のRFスイッチである。制御装置100は、例えば図8に示す印加タイミングにて給電体44a~44dに高周波電力が印加されるように、スイッチ45a~45dを制御する。これにより、高周波電源の数を減らすことができる。
図16は、変形例3の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図16では、上記実施形態における高周波電源48a~48eに代えて、1つの高周波電源48eと、給電体44a~44dのそれぞれに設けられた可変コンデンサ47a~47dとを有する。高周波電源48eは、可変コンデンサ47a~47dに接続される。図16では、可変コンデンサ47a~47dを制御装置100から制御することで、パルス給電を行う。可変コンデンサ47a~47dは、例えば、バリアブルコンデンサ等である。制御装置100は、例えば図8に示す印加タイミングにて給電体44a~44dに高周波電力が印加されるように、可変コンデンサ47a~47dを制御する。これにより、高周波電源の数を減らすことができる。
[変形例4]
続いて、パルス給電の波形により電圧分布を調整する変形例4について説明する。図17は、変形例4のパルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。図17に示すように、給電体44a~44dへ印加されるRF電力のパルスについて、例えばパルス250に示すように一部のパルスの電圧を下げる。
図18は、図17の印加タイミングにおける各給電体が位置する円周上における電圧分布を示す図である。給電体44a~44dそれぞれに対して、図17の印加タイミングでRF電力が印加された場合における半径rの円周上の電圧分布を、図18のグラフ251a~251dに示す。このとき、給電体44cのグラフ251cでは、パルス250に対応する領域250aのピーク電圧が下がることになる。グラフ251a~251dを時間的に平均化したグラブ251eでは、パルス250に対応する領域250bの電圧が下がることになる。つまり、給電体44a~44dに印加するパルスの波形を変化させることで、周方向におけるプラズマの均一性について特定箇所を敢えて偏らせることができる。すなわち、給電部以外の要因、例えば排気系や組付け誤差等でプラズマが偏った場合に、パルスの波形によってプラズマの均一性を調整することができる。
[変形例5,6]
次に、給電体44へのRF電力の印加の順番について説明する。図19は、本実施形態および変形例5の各給電体への高周波電力の印加の順番の一例を示す図である。図19に示す印加順260は、上記実施形態の給電体44a~44dと同様に、ベース部材38の円周261に配置された4本の給電体44に順番にRF電力を印加する場合を示す。印加順260では、各給電体44に対して、所定の円周方向、例えば円周261の左回りの方向に隣接する順番でRF電力を印加する。
同様に、給電体44が5本および8本の場合を変形例5として説明する。印加順262は、ベース部材38の円周263上に配置された5本の給電体44に順番にRF電力を印加する場合を示す。印加順262では、各給電体44に対して、所定の円周方向、例えば円周263の左回りの方向に隣接する順番でRF電力を印加する。印加順264は、ベース部材38の円周265上に配置された8本の給電体44に順番にRF電力を印加する場合を示す。印加順264では、各給電体44に対して、所定の円周方向、例えば円周265の左回りの方向に隣接する順番でRF電力を印加する。
図20は、変形例6の各給電体への高周波電力の印加の順番の一例を示す図である。図20に示す変形例6では、各給電体44を頂点とする多角形の対角線、または、四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番で、RF電力を印加する場合を示す。印加順266では、ベース部材38の円周261に配置された4本の給電体44に対して、各給電体44を頂点とする四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番にRF電力を印加する。
印加順267では、ベース部材38の円周263に配置された5本の給電体44に対して、各給電体44を頂点とする五角形の対角線を一筆書きとなる順番にRF電力を印加する。印加順268では、ベース部材38の円周265に配置された8本の給電体44に対して、各給電体44を頂点とする八角形の対角線を一筆書きとなる順番にRF電力を印加する。
[変形例7,8]
続いて、電極の外周部に加え、中心部にも給電体を追加した変形例を変形例7,8として説明する。図21は、変形例7の上部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図21では、上部電極であるシャワーヘッド34のベース部材38の外周部に位置する給電体44a~44dに加えて、ベース部材38の中心部に給電体49aを設ける。給電体49aには、給電体44a~44dに接続される高周波電源48a~48dと同様に、高周波電源49bが接続されている。なお、整合器は省略している。ベース部材38は、図示はしないが給電体44a~44d,49aのそれぞれに対応する領域が互いに絶縁されている。
図22は、変形例8の下部電極に対する高周波電源および給電体の接続の一例を示す図である。図22は、図3に示す下部電極である載置台16aの外周部に給電体89a~89dを接続する場合に、さらに載置台16aの中心部に給電体95aを設ける。給電体95aには、給電体89a~89dに接続される高周波電源88a~88dと同様に、高周波電源95bが接続されている。なお、整合器は省略している。また、載置台16aは、図示はしないが給電体89a~89d,95aのそれぞれに対応する領域が互いに絶縁されている。
次に、電極の中心部へのパルス給電と外周部へのパルス給電とを組み合わせる場合について説明する。図23は、電極の中心部にパルス給電する場合と、外周部にパルス給電する場合とを組み合わせた場合における電圧の分布の一例を示す図である。なお、以下の説明では、上部電極を反転させた状態で説明している。図23の中心給電の状態270では、上部電極273の中心に接続された給電体274によってRF電力275が供給されている。このとき、上部電極273の電圧分布は、グラフ276に示すように、上部電極273の中心部が高く、外周部が低くなるような状態である。
外周部パルス給電では、状態271と状態272とが状態270を間に挟んで交互に繰り返される。なお、図23では、説明のために給電体は直線上に位置する2つとしている。状態271の場合、上部電極273の外周部の図中左側に接続された給電体277によってRF電力278が供給されている。このとき、上部電極273の電圧分布は、グラフ279に示すように、給電体277と反対側の外周部が高く、給電体277の直上側の外周部が低くなる。一方、状態272の場合、上部電極273の外周部の図中右側に接続された給電体280によってRF電力281が供給されている。このとき、上部電極273の電圧分布は、グラフ282に示すように、給電体280と反対側の外周部が高く、給電体280の直上側の外周部が低くなる。
中心部へのパルス給電と外周部へのパルス給電とを組み合わせると、電圧分布はグラフ283に示すようになる。グラフ283は、中心部へのパルス給電のグラフ276と、外周部へのパルス給電の状態271と状態272とを平均化したグラフ284とを、さらに平均化したグラフとなる。グラフ283では、上部電極の中心部も含めて、より電圧分布の均一性が改善していることがわかる。
図24は、変形例7のパルス給電における印加タイミングの一例を示す図である。図25は、図24の印加タイミングにおける電極の電圧が最大となる位置の遷移の一例を示す図である。図24に示すように、変形例7では、給電体44a~44dへのRF電力のパルスの印加タイミングをシフトするとともに、給電体44a~44dのパルスの間に給電体49aへのRF電力のパルスを挿入する。図24の例では、給電体44aから順番に、給電体49a、給電体44b、給電体49a、給電体44c、給電体49a、給電体44d、給電体49a、給電体44a、・・・というように、RF電力のパルスの印加タイミングをシフトさせていく。すると、図25に示すように、給電体44a~44dの投影位置230a~230dと中心を挟んで反対側の半径rの円周上の領域231a~231dと、給電体49aの投影位置290を含む領域291とが、交互に電圧分布が最大となる状態を繰り返す。つまり、領域231a、領域291、領域231b、領域291、領域231c、領域291、領域231d、領域291、領域231a、・・・というように、電圧分布が最大となる状態が移動することになる。これにより、中心部のRF電力の印加時間に応じて、中心部と外周部との間でプラズマの均一性の制御を行うことができる。
図26は、変形例7,8における高周波電力の出力に応じた電極の中心部および外周部の電圧分布の変化の一例を示す図である。図26に示すように、高周波電力(RF電力)の出力が高い場合ほど、電圧分布の変化が大きい。このため、中心部へのパルス給電と外周部へのパルス給電との組み合わせは、RF電力の出力が低い場合から高い場合まで、いずれの領域でも、プラズマの均一性の制御を行うことができる。なお、RF電力の周波数についても同様に、周波数が高いほど電圧分布の変化が大きいので、同様に中心部へのパルス給電と外周部へのパルス給電とを組み合わせることで、プラズマの均一性の制御を行うことができる。
なお、例えば、給電体44a対して高周波電力を印加しているタイミングと、給電体49aに対して高周波電力を印加しているタイミングとが重なる期間がある場合、給電体44aからの定在波と給電体49aからの定在波が干渉してしまい、上部電極273の表面上の電圧分布において干渉縞が生じ、均一性に影響を及ぼす虞がある。そのため、上述の図24に示すように、給電体44a~44dおよび49aに対する高周波電力の印加タイミングは、周期的であることと同時に、排他的であることが望ましい。
しかしながら、上部電極273の大きさや、給電体44a~44d,49aの投影位置230a~230d,290の相互間距離によっては、干渉縞を利用してさらなる電圧分布の均一性を向上させることも期待されることや、例えば、給電体44aへの高周波電力の印加をオフする前に給電体49aへの高周波電力の印加をオンするといった、若干の時間の間、給電体44a対して高周波電力を印加しているタイミングと、給電体49aに対して高周波電力を印加しているタイミングとが重なる期間を設けることによって、プラズマが安定する可能性があることから、高周波電力の印加タイミングが排他的であることに限定されるものではない。
以上、本実施形態によれば、プラズマ処理装置1は、真空排気可能な処理容器(チャンバ11)と、処理容器内に設けられた電極(シャワーヘッド34)と、電極の背面の周辺部に接続される複数の給電体44a~44dと、複数の給電体を介して電極に高周波電力を供給する高周波電源(48a~48d)と、制御部(制御装置100)とを有する。制御部は、複数の給電体のそれぞれに、周期的に高周波電力を印加するようプラズマ処理装置1を制御するように構成される。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、本実施形態によれば、複数の給電体は、電極の背面において、電極の中心から同一半径の円周上に同一間隔で配置される。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、本実施形態によれば、複数の給電体の数は、3つ以上である。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、本実施形態によれば、高周波電源は、複数の給電体44a~44dのそれぞれと対になる複数の高周波電源48a~48dであり、複数の高周波電源48a~48dのそれぞれは、断続的に高周波電力を出力可能なパルス電源である。その結果、複数の給電体44a~44dへの高周波電力の印加タイミングを制御することができる。
また、変形例2によれば、高周波電源は、複数の給電体44a~44dのそれぞれと対になる複数のスイッチ45a~45dを介して、複数の給電体44a~44dのそれぞれと接続される。その結果、1つの高周波電源から給電体44a~44dのそれぞれに供給する高周波電力の印加タイミングを制御することができる。
また、変形例3によれば、高周波電源は、複数の給電体44a~44dのそれぞれと対になる複数の可変コンデンサ47a~47dを介して、複数の給電体44a~44dのそれぞれと接続される。その結果、1つの高周波電源から給電体44a~44dのそれぞれに供給する高周波電力の印加タイミングを制御することができる。
また、本実施形態および変形例5によれば、制御部は、複数の給電体44のそれぞれに、所定の円周方向に隣接する順番で高周波電力を印加する。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、変形例6によれば、制御部は、複数の給電体44のそれぞれに、複数の給電体44のそれぞれを頂点とする多角形の対角線、または、四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番で、高周波電力を印加する。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、変形例4によれば、制御部は、複数の給電体44に供給される高周波電力のうち、特定の給電体44に供給される高周波電力を他の給電体44に供給される高周波電力と異なる値とする。その結果、周方向におけるプラズマの均一性を調整することができる。
また、変形例7,8によれば、さらに、電極の背面の中心部に接続される中心給電体(49a,95a)を有し、高周波電源(49b,95b)は、中心給電体を介して電極に高周波電力を供給し、制御部は、複数の給電体(44,89)のそれぞれ、および、中心給電体に、周期的に高周波電力を印加するようプラズマ処理装置1を制御するように構成される。その結果、電極の中心部のRF電力の印加時間に応じて、中心部と外周部との間でプラズマの均一性の制御を行うことができる。
また、変形例7,8によれば、高周波電源は、複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体と対になる複数の高周波電源(44a~44d,49b,88a~88d,95b)であり、複数の高周波電源のそれぞれ、および、中心給電体は、断続的に高周波電力を出力可能なパルス電源である。その結果、電極の中心部のRF電力の印加時間に応じて、中心部と外周部との間でプラズマの均一性の制御を行うことができる。
また、変形例2,7,8によれば、高周波電源は、複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体と対になる複数のスイッチを介して、複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体と接続される。その結果、1つの高周波電源から複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体に供給する高周波電力の印加タイミングを制御することができる。
また、変形例3,7,8によれば、高周波電源は、複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体と対になる複数の可変コンデンサを介して、複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体と接続される。その結果、1つの高周波電源から複数の給電体のそれぞれ、および、中心給電体に供給する高周波電力の印加タイミングを制御することができる。
また、変形例7によれば、制御部は、複数の給電体のそれぞれに、所定の円周方向に隣接する順番で高周波電力を印加するとともに、複数の給電体のそれぞれへの高周波電力の印加の間に、中心給電体に高周波電力を印加する。その結果、電極の中心部のRF電力の印加時間に応じて、中心部と外周部との間でプラズマの均一性の制御を行うことができる。
また、変形例7によれば、制御部は、複数の給電体のそれぞれに、複数の給電体のそれぞれを頂点とする多角形の対角線、または、四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番で、高周波電力を印加するとともに、複数の給電体のそれぞれへの高周波電力の印加の間に、中心給電体に高周波電力を印加する。その結果、電極の中心部のRF電力の印加時間に応じて、中心部と外周部との間でプラズマの均一性の制御を行うことができる。
また、変形例4,7によれば、制御部は、複数の給電体および中心給電体に供給される高周波電力のうち、特定の給電体に供給される高周波電力を他の給電体に供給される高周波電力と異なる値とする。その結果、周方向および半径方向におけるプラズマの均一性を調整することができる。
また、本実施形態によれば、制御部は、さらに排他的に高周波電力を印加するようプラズマ処理装置1を制御するように構成される。その結果、面内均一性の高いプラズマを生成することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形体で省略、置換、変更されてもよい。
また、上記した実施形態では、カバー部材によって覆われた空間は大気圧下としたが、これに限定されない。例えば、真空ポンプによってカバー部材によって覆われた空間を減圧して、真空状態にしてもよい。これにより、露点温度より低いチラー冷媒を用いた場合もカバー部材によって覆われた空間において結露の発生を抑制できる。
1 プラズマ処理装置
10 装置本体
11 チャンバ
11a 板状部材
11d カバー部材
16 載置台
18 静電チャック
34 シャワーヘッド
36 天板
38 ベース部材
44a~44d,49a,89a~89d,95a 給電体
45a~45d スイッチ
46a~46d,87 整合器
47a~47d 可変コンデンサ
48a~48e,49b,88,88a~88d,95b 高周波電源
51,52,64 配管
66 ガス供給源
83 APCバルブ
84 排気装置
100 制御装置
W ウエハ

Claims (18)

  1. プラズマ処理装置であって、
    真空排気可能な処理容器と、
    前記処理容器内に設けられた電極と、
    前記電極の背面の周辺部に接続される複数の給電体と、
    前記複数の給電体を介して前記電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれに、周期的に前記高周波電力を印加するよう前記プラズマ処理装置を制御するように構成される、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記複数の給電体は、前記電極の背面において、前記電極の中心から同一半径の円周上に同一間隔で配置される、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記複数の給電体の数は、3つ以上である、
    請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれと対になる複数の高周波電源であり、前記複数の高周波電源のそれぞれは、断続的に高周波電力を出力可能なパルス電源である、
    請求項1~3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれと対になる複数のスイッチを介して、前記複数の給電体のそれぞれと接続される、
    請求項1~3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれと対になる複数の可変コンデンサを介して、前記複数の給電体のそれぞれと接続される、
    請求項1~3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれに、所定の円周方向に隣接する順番で前記高周波電力を印加する、
    請求項1~6のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれに、前記複数の給電体のそれぞれを頂点とする多角形の対角線、または、四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番で、前記高周波電力を印加する、
    請求項1~6のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の給電体に供給される前記高周波電力のうち、特定の給電体に供給される前記高周波電力を他の給電体に供給される前記高周波電力と異なる値とする、
    請求項1~8のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  10. さらに、前記電極の背面の中心部に接続される中心給電体を有し、
    前記高周波電源は、前記中心給電体を介して前記電極に前記高周波電力を供給し、
    前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体に、周期的に前記高周波電力を印加するよう前記プラズマ処理装置を制御するように構成される、
    請求項1~3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体と対になる複数の高周波電源であり、前記複数の高周波電源のそれぞれ、および、前記中心給電体は、断続的に高周波電力を出力可能なパルス電源である、
    請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体と対になる複数のスイッチを介して、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体と接続される、
    請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記高周波電源は、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体と対になる複数の可変コンデンサを介して、前記複数の給電体のそれぞれ、および、前記中心給電体と接続される、
    請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれに、所定の円周方向に隣接する順番で前記高周波電力を印加するとともに、前記複数の給電体のそれぞれへの前記高周波電力の印加の間に、前記中心給電体に前記高周波電力を印加する、
    請求項10~13のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記制御部は、前記複数の給電体のそれぞれに、前記複数の給電体のそれぞれを頂点とする多角形の対角線、または、四角形の対角線および辺を一筆書きとなる順番で、前記高周波電力を印加するとともに、前記複数の給電体のそれぞれへの前記高周波電力の印加の間に、前記中心給電体に前記高周波電力を印加する、
    請求項10~13のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記制御部は、前記複数の給電体および前記中心給電体に供給される前記高周波電力のうち、特定の給電体に供給される前記高周波電力を他の給電体に供給される前記高周波電力と異なる値とする、
    請求項10~15のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記制御部は、さらに排他的に前記高周波電力を印加するよう前記プラズマ処理装置を制御するように構成される、
    請求項1~16のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  18. プラズマ処理装置の高周波電力印加方法であって、
    前記プラズマ処理装置は、
    真空排気可能な処理容器と、
    前記処理容器内に設けられた電極と、
    前記電極の背面の周辺部に接続される複数の給電体と、
    前記複数の給電体を介して前記電極に高周波電力を供給する高周波電源と、を備え、
    前記複数の給電体のそれぞれに、周期的に前記高周波電力を印加する工程と、
    前記高周波電力の印加を停止する工程と、
    を有するプラズマ処理装置の高周波電力印加方法。
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