本開示は、係る装置およびシステムを操作するにあたっての専門知識を有さないユーザを含む様々なユーザによる使用が可能である本格的な電気刺激の装置、システム、および方法を提供する。
現時点では、本開示で電気刺激装置および/または電気筋肉刺激(EMS)装置とも呼ばれる電気的刺激装置は、本体(例えば電気的インパルスが発生される)と、本体に連結された複数の電極と、を利用し得る。いくつかの事例では、様々な刺激作業の実行(例えば、同時または逐次的)を可能にする能力を有する完全な機能を有するEMS装置は、巨大であるかまたは扱いにくく日常的な使用には適さない本体を含み得る。ポータブル型EMS装置でさえも日常的な使用へと統合化されるにあたり好適である本体を有し得ない。例えば、ポータブル型EMS装置は、ユーザによる取り扱いおよび調整が行われるよう意図された様々な制御を有する本体を有し得る。代替的にまたは追加的に、ポータブル型EMS装置は、広範な刺激作業を同時におよび/または逐次的に実行する能力が欠如しており、その機能および/または応用において制限され得る。
したがって、日常的な使用への統合化が可能である本格的なEMS装置に対する必要性がここで認められる。スマートな外形を有するEMS装置が提供され得る。このEMS装置はポータブル型であり得る。このEMS装置は長期間にわたりユーザに取り付けられ得、例えば、複数の処理が可能となるよう、または、日常的に使用されるよう、衣服の下での着用が可能となるよう、その外形は小型であり得る。このEMS装置は追加的に様々なセンサを、装置上に、または装置内に、含み得る。いくつかの事例では、このEMS装置は、複数のEMS装置が、範囲において多様であるかまたは広範化された刺激作業を提供することが可能となるよう、装置間接続性が提供され得る。このEMS装置は、追加的に、刺激作業の管理または記録を実行するためのプラットフォームを利用し得る。
したがって一態様では、ユーザを刺激するための電気的刺激装置が提供され得る。この装置は、ユーザからの1つまたは複数の信号を検知するよう構成されたセンサを、(i)刺激プログラムを実行するよう、かつ(ii)センサを使用し、それによりユーザからの1つまたは複数の信号を検出するよう、構成された処理ユニットを、および、処理ユニットに動作可能に連結されたパルス発生装置であって、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するよう構成された、パルス発生装置を、含む中央本体と、中央本体におけるパルス発生装置に電気連通する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取りつけられるよう、かつ電気パルスを伝達し、それにより刺激プログラムにしたがってユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数パッドと、を含む。
いくつかの実施形態では、中央本体の処理ユニットは検知された信号を解析するようさらに構成される。いくつかの実施形態では、この解析は歩行または握力の解析に関する。所望により、中央本体の処理ユニットは、ユーザを刺激し、同時にまたは逐次的に検知された信号を解析するよう、構成される。
いくつかの実施形態では、センサ・システムにより検知される信号は筋音図(MMG)表示値である。所望により、センサ・システムは加速度計またはジャイロスコープを含む。いくつかの実施形態では、MMG表示値は筋肉能力パラメータの検出においてさらに利用される。いくつかの実施形態では、MMG表示値は筋肉疲労のレベルを検出することにおいてさらに利用される。
いくつかの実施形態では、この装置は、基部ユニットに対して着脱可能に取り付けられるよう構成される。いくつかの実施形態では、基部ユニットは異なるターゲットに取り付けられるよう構成された異なる種類の基部ユニットを含む。所望により、異なるターゲットはユーザの膝、大腿部、または前腕を含む。いくつかの実施形態では、基部ユニットは1つまたは複数のストラップを含む。いくつかの実施形態では、基部ユニットは粘着部を含む。
いくつかの実施形態では、中央本体の処理ユニットは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。所望により、複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または位相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含む。
いくつかの実施形態では、中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。
いくつかの実施形態では、この装置はモバイル装置に対して通信するよう構成される。いくつかの実施形態では、刺激プログラムはモバイル装置からアップロードされる。いくつかの実施形態では、中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
いくつかの実施形態では、この装置はユーザを刺激するためのキットにおいて提供され得る。このキットは、本明細書で記載の装置のいずれか1つの装置と、ユーザに対してこの装置を適切に配置するための指示書と、を含み得る。いくつかの実施形態では、指示書は、ユーザの必要に応じてこの装置を複数の異なる位置に適切に配置することを含む。いくつかの実施形態では、複数の異なる位置に適切に配置することは、この装置をユーザの膝、大腿部、または前腕に配置することを含む。
いくつかの実施形態では、この装置はユーザを刺激するためのキットにおいて提供され得る。このキットは、本明細書で記載の装置のいずれか1つの装置と、刺激プログラムを選択し、その刺激プログラムに応じてこの装置を適切に配置するための指示書と、を含み得る。いくつかの実施形態では、刺激プログラムは下垂足支援プログラムであり、この装置の適切な配置はユーザの腓骨神経またはふくらはぎ筋の上またはその近傍である。いくつかの実施形態では、刺激プログラムは大腿部リハビリプログラムであり、この装置の適切な配置はユーザのクワッド(quad)またはハムストリング筋上である。いくつかの実施形態では、刺激プログラムは手リハビリプログラムであり、この装置の適切な配置はユーザの前腕の上である。
他の態様では、ユーザを刺激するためのシステムが提供される。このシステムは、ユーザが刺激プログラムを選択するモバイル装置と、刺激プログラムが受け取られる中央本体であって、ユーザからの1つまたは複数の信号を検知するよう構成されたセンサを、(i)刺激プログラムを実行するよう、かつ、(ii)センサを使用し、それにより、ユーザからの1つまたは複数の信号を検出するよう、構成された処理ユニットを、および、処理ユニットに対して動作可能に連結されたパルス発生装置であって、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するよう構成された、パルス発生装置を、含む中央本体と、中央本体におけるパルス発生装置に対して電気連通する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを使用し、それにより刺激プログラムにしたがってユーザを刺激するよう、構成された、複数のパッドと、を含む。
他の態様では、ユーザを刺激するための方法が提供される。この方法は、信号を検知するよう構成されたセンサ・システムを含む中央本体においてモバイル装置から刺激プログラムを受け取ることと、中央本体の処理ユニットにおいて刺激プログラムを実行することと、処理ユニットに対して動作可能に連結されたパルス発生装置において刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生することと、1)ユーザに取り付けられるよう、かつ、2)中央本体に対して連通するよう、構成された1つまたは複数のパッドにおいて、電気パルスを伝達し、それにより刺激プログラムにしたがってユーザを刺激することと、を含む。
他の態様では、ユーザを刺激するための電気的刺激装置が提供される。この装置は、刺激プログラムを実行するよう構成された処理ユニットを、および、処理ユニットに動作可能に連結されたパルス発生装置であって、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するよう構成されたパルス発生装置を、含む中央本体であって、1)通信チャネル上でコマンドをブロードキャストするよう、かつ2)中央本体に実質的に類似した1つまたは複数の他の本体であって、通信チャネル上でブロードキャストコマンドを受け取り、それに応答して電気的インパルスを発生するよう構成された1つまたは複数の本体に対して通信するよう、構成された中央本体と、中央本体に対して、または1つもしくは複数の他の本体に対して、通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それにより刺激プログラムにしたがってユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含む。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他の本体のうちの各本体は形状またはサイズにおいて中央本体に実質的に類似する。代替的にまたは追加的に、1つまたは複数の他の本体のうちの各本体は、中央本体の内部電気構成部品に実質的に類似する内部電気構成部品を含む。
いくつかの実施形態では、中央本体は、刺激プログラムを実行することの結果として通信チャネル上でコマンドをブロードキャストするよう構成される。
いくつかの実施形態では、この装置はモバイル装置に対して通信するよう構成される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他の処理本体はモバイル装置に対して直接的には通信しない。いくつかの実施形態では、刺激プログラムはモバイル装置からアップロードされる。
いくつかの実施形態では、中央本体はユーザ上の第1場所に配置されるよう構成され、1つまたは複数の処理本体はユーザ上の異なる場所に配置されるよう構成される。所望により、通信チャネルは無線周波数(RF)プロトコルを利用する。RFプロトコルは、ANT+プロトコル、Gazellプロトコル、またはBluetooth(登録商標)低エネルギープロトコルであり得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他の本体は2つ以上の本体を含む。いくつかの実施形態では、2つ以上の本体の部分集合は単一の刺激プログラムにおいて利用される。
いくつかの実施形態では、中央本体は、複数のシミュレーション・プログラムを同時に実行するよう構成される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他の本体の異なる部分集合は異なる刺激プログラムを同時に実行する。
いくつかの実施形態では、中央本体は基部ユニットに対して着脱可能に取り付けられるよう構成される。いくつかの実施形態では、基部ユニットは異なるターゲットに取り付けられるよう構成された異なる種類の基部ユニットを含む。いくつかの実施形態では、異なるターゲットはユーザの膝、大腿部、または前腕を含む。いくつかの実施形態では、基部ユニットは1つまたは複数のストラップを含む。いくつかの実施形態では、基部ユニットは粘着部を含む。
いくつかの実施形態では、処理ユニットは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または位相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含む。
いくつかの実施形態では、中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。
いくつかの実施形態では、この装置はモバイル装置に対して通信するよう構成される。いくつかの実施形態では、刺激プログラムはモバイル装置からアップロードされる。
いくつかの実施形態では、中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
いくつかの実施形態では、ユーザを刺激するためのキットが提供される。このキットは、本明細書で記載の装置のいずれか1つと、装置のうちの2つ以上をユーザ上に適切に配置するための指示書と、を含む。
他の態様では、ユーザを刺激するためのシステムが提供される。このシステムは、刺激プログラムを実行するよう構成された処理ユニットを、および、処理ユニットに対して動作可能に連結されたパルス発生装置であって、刺激プログラムに応答して第1セットの電気的インパルスを発生するよう構成されたパルス発生装置を、含む第1中央本体であって、通信チャネル上でコマンドをブロードキャストするよう構成された第1中央本体と、第1中央本体に実質的に類似した第2中央本体であって、通信チャネル上でブロードキャストコマンドを受け取り、それに応答して電気的インパルスを発生するよう構成された第2中央本体と、第1中央本体に対してまたは第2中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それにより刺激プログラムにしたがってユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含む。
他の態様では、ユーザを刺激するための方法が提供される。この方法は、ユーザ上の第1場所上に第1中央本体を配置することと、第1中央本体に実質的に類似した第2中央本体をユーザ上の第2場所上に配置することと、第1中央本体に搭載された処理ユニットの支援を用いて刺激プログラムを実行することと、第1中央本体の支援を用いて通信チャネル上でコマンドをブロードキャストすることと、コマンドを第2中央本体において受け取ることと、パルス発生装置の支援を用いて刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生することと、1つまたは複数のパッドの支援を用いて電気パルスをユーザに伝達し、それにより、刺激プログラムにしたがってユーザを刺激することと、を含む。
他の態様では、刺激作業の追跡および更新を実行するためのシステムが提供される。このシステムは、1つまたは複数の刺激プログラムを提供するよう構成されたサーバと、サーバから1つまたは複数の刺激プログラムを受け取るよう構成されたモバイル装置と、1)モバイル装置から刺激プログラムを受け取るよう、2)刺激プログラムを実行するよう、かつ、3)電気パルスを発生するよう、構成された中央本体を含む電気的刺激装置と、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドであって、a)ユーザに取り付けられるよう、かつ、b)電気パルスを使用し、それにより1つまたは複数の刺激プログラムにしたがってユーザを刺激するよう、構成された1つまたは複数のパッドと、を含み、中央本体は、実行された刺激プログラムに関するデータを記録するよう、かつ、データを、モバイル装置を介してサーバにアップロードするよう、構成されている。
いくつかの実施形態では、このサーバは、カスタマイズ化された刺激プログラムをユーザが開発するためのプラットフォームを提供するよう構成される。いくつかの実施形態では、データは、使用される刺激パラメータ、中央本体の一意的な特定、または全体的刺激作業時間を含む。いくつかの実施形態では、カスタムユーザ刺激プログラムはサーバにアップロードされ得る。
いくつかの実施形態では、このサーバは、ユーザに対するアップロードされたデータを記録および追跡するよう構成される。いくつかの実施形態では、このサーバは、ユーザに対するアップロードされたデータの表示を提供するよう構成される。
いくつかの実施形態では、中央本体は複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムはサーバにおいてユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または位相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含む。
いくつかの実施形態では、中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。いくつかの実施形態では、中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
他の態様では、ユーザを刺激するための方法が提供される。この方法は、サーバにより提供された1つまたは複数の刺激プログラムをモバイル装置において受け取ることと、モバイル装置から1つまたは複数の刺激プログラムを中央本体において受け取ることと、刺激プログラムを中央本体において実行することと、電気パルスを中央本体において発生することと、1つまたは複数のパッドの支援を用いて電気パルスをユーザに伝達し、それにより1つまたは複数の刺激プログラムにしたがってユーザを刺激することと、実行された刺激プログラムに関するデータを記録することと、モバイル装置を介してそのデータをサーバにアップロードすることと、を含む。
本発明の異なる態様が、個別的に、集合的に、または互いに組み合わされた状態で、理解され得ることを理解すべきである。本明細書で記載の本発明の様々な態様は、以下で説明される特定の応用のうちのいずれにも、または、任意の他の種類の装置にも、適用され得る。航空機に関する本明細書における任意の記載は、任意の装置(例えば刺激装置など)に対して適用および使用され得る。加えて、電気的刺激の文脈における本明細書で記載のシステム、装置、および方法は、他種類の刺激(例えば機械的刺激など)の文脈においても適用され得る。
いくつかの態様では、本開示は、ユーザに電気的刺激を提供するためのシステムを提供する。いくつかの態様では、このシステムは、1つまたは複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信し、それによりユーザに関する情報を取得するよう個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、このシステムは、ユーザに関する情報を解析するよう個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、このシステムは、前述の解析に基づいてユーザに対する調製済み刺激プログラムを生成するよう個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、このシステムは、調製済み刺激プログラムを実行するよう個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、このシステムは、刺激プログラムの実行に応答して電気パルスを発生するよう構成されたパルス発生装置を含む。いくつかの態様では、このシステムは、パルス発生装置に対して通信する1つまたは複数のパッドを含み、これらの1つまたは複数のパッドは、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成される。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数のプロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサはモバイル装置上に配置される。いくつかの実施形態では、このシステムはモバイル装置を含み、このモバイル装置はセル電話、タブレット、またはPDAを含む。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数プロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサは、調製済み刺激プログラムを実行する前に、調製済み刺激プログラムを推薦し、ユーザからの確認を受け取るよう構成される。いくつかの態様では、このシステムは、1つまたは複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信し、それによりユーザに関する情報を取得するよう個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含み、この通信はAPIコールを含む。いくつかの実施形態では、APIコールは、1つまたは複数のアプリケーションプログラムのうちの少なくとも1つのアプリケーションプログラムを使用して実行される。いくつかの実施形態では、APIコールはサーバを使用して実行される。いくつかの実施形態では、サーバと1つまたは複数のアプリケーションプログラムとの間の通信はプッシュ配信を含む。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含み、これらの1つまたは複数のアプリケーションプログラムはモバイル装置上で実行可能である。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含み、これらの1つまたは複数のアプリケーションプログラムはサードパーティ製プログラムを含む。いくつかの実施形態では、このシステムはサードパーティ製プログラムを含み、これらのサードパーティ製プログラムはユーザにリンクされる。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数のAPIを含み、これらの1つまたは複数のAPIは健康および/またはフィットネスに関連するAPIを含む。いくつかの実施形態では、このシステムは健康および/またはフィットネスに関連するAPIを含み、これらの健康および/またはフィットネスに関連するAPIは、Apple Health、Fitbit、Google Fit、JawBone Up、MapMyFitness、Mind Body、Moves、Nike+、RunKeeper、Strava、Under Armour Connected Fit、Wahoo Fitness、Withings、およびWodifyからなる群より選択される。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報は、ユーザの場所に、またはユーザの場所変化に、関する情報を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報はユーザの活動に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより取られた歩数に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより経験される加速度に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザによる電話使用期間に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより実行された活動の種類に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザにより実行された活動の種類を含み、ユーザにより実行された活動の種類は、ランニング、サイクリング、およびウエイトリフティングからなる群より選択された少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動は消費されたカロリー数に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はバイタルサインに関する。いくつかの実施形態では、このシステムはバイタルサインを含み、このバイタルサインは体温、血圧、心拍数、および呼吸速度からなる群より選択された少なくとも1つであり得る。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより取られた経路に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより実行されたワークアウトルーチンに関する。いくつかの実施形態では、このシステムはワークアウトルーチンを含み、このワークアウトルーチンは、反復の回数および反復のセット数からなる群より選択された少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報はユーザの健康に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザに関する情報を含み、このユーザの健康に関する情報はユーザの健康記録を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの健康に関する情報を含み、このユーザの健康に関する情報はユーザの体重を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザに関する情報を含み、ユーザは、ユーザにより利用されるサードパーティ製装置により取得された情報を含む。いくつかの実施形態では、このシステムは調製済み刺激プログラムを含み、この調製済み刺激プログラムは1つまたは複数の他の刺激プログラムとともに生産される。いくつかの態様では、このシステムは調製済み刺激プログラムを実行する前、および調製済み刺激プログラムを生成した後に、ユーザからの調製済み刺激プログラムの選択をユーザから受け取るよう、さらに構成される。いくつかの実施形態では、このシステムは調製済み刺激プログラムを含み、この調製済み刺激プログラムは複数の異なる刺激プログラムから選択される。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、複数の異なる刺激プログラムのうちの2つ以上の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはパルス発生装置を含み、このパルス発生装置は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。いくつかの実施形態では、このシステムは電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激することを含み、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激することにより、ユーザの状態が改善される。
いくつかの態様では、本開示はユーザに電気的刺激を提供するための方法を提供する。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、1つまたは複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信し、それによりユーザに関する情報を取得することを含む。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、ユーザに関する情報を解析することを含む。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援により、個別的にまたは集合的に、前述の解析に基づいてユーザに対して調製された刺激プログラムを生成することを含む。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、調製済み刺激プログラムを実行することを含む。いくつかの態様では、この方法は、パルス発生装置の支援を用いて、刺激プログラムの実行に応答して電気パルスを発生することを含む。いくつかの態様では、この方法は、ユーザに取りつけられ、かつ、パルス発生装置に対して通信する、1つまたは複数のパッドを用いて電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激することを含む。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数のプロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサはモバイル装置上に配置される。いくつかの実施形態では、この方法はモバイル装置を含み、このモバイル装置はセル電話、タブレット、またはPDAを含む。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数プロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサは、調製済み刺激プログラムを実行する前に、調製済み刺激プログラムを推薦し、ユーザからの確認を受け取るよう構成される。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、1つまたは複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信し、それによりユーザに関する情報を取得することを含み、係る通信はAPIコールを含む。いくつかの実施形態では、APIコールは、1つまたは複数のアプリケーションプログラムのうちの少なくとも1つのアプリケーションプログラムを使用して実行される。いくつかの実施形態では、APIコールはサーバを使用して実行される。いくつかの実施形態では、サーバと1つまたは複数のアプリケーションプログラムとの間の通信はプッシュ配信を含む。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含み、これらの1つまたは複数のアプリケーションプログラムはモバイル装置上で実行可能である。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含み、これらの1つまたは複数のアプリケーションプログラムはサードパーティ製プログラムを含む。いくつかの実施形態では、この方法はサードパーティ製プログラムを含み、これらのサードパーティ製プログラムはユーザにリンクされる。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数のAPIを含み、これらの1つまたは複数のAPIは健康および/またはフィットネスに関連するAPIを含む。いくつかの実施形態では、この方法は健康および/またはフィットネスに関連するAPIを含み、これらの健康および/またはフィットネスに関連するAPIは、Apple Health、Fitbit、Google Fit、JawBone Up、MapMyFitness、Mind Body、Moves、Nike+、RunKeeper、Strava、Under Armour Connected Fit、Wahoo Fitness、Withings、およびWodifyからなる群より選択される。いくつかの実施形態では、この方法はユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報は、ユーザの場所に、またはユーザの場所変化に、関する情報を含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報はユーザの活動に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより取られた歩数に関する。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより経験される加速度に関する。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザによる電話使用期間に関する。いくつかの実施形態では、このシステムはユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより実行された活動の種類に関する。いくつかの実施形態では、この方法はユーザにより実行された活動の種類を含み、このユーザにより実行された活動の種類は、ランニング、サイクリング、およびウエイトリフティングからなる群より選択された少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動は消費されたカロリー数に関する。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はバイタルサインに関する。いくつかの実施形態では、この方法はバイタルサインを含み、このバイタルサインは体温、血圧、心拍数、および呼吸速度からなる群より選択された少なくとも1つであり得る。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより取られた経路に関する。いくつかの実施形態では、この方法はユーザの活動を含み、このユーザの活動はユーザにより実行されたワークアウトルーチンに関する。いくつかの実施形態では、この方法はワークアウトルーチンを含み、このワークアウトルーチンは、反復の回数および反復のセット数からなる群より選択された少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報はユーザの健康に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザに関する情報を含み、このユーザの健康に関する情報はユーザの健康記録を含む。いくつかの実施形態では、この方法は、ユーザの健康に関する情報を含み、このユーザの健康に関する情報はユーザの体重を含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザに関する情報を含み、このユーザに関する情報はユーザにより利用されるサードパーティ製装置により取得された情報を含む。いくつかの実施形態では、この方法は調製済み刺激プログラムを含み、この調製済み刺激プログラムは1つまたは複数の他の刺激プログラムとともに生産される。いくつかの態様では、この方法は、ユーザに対する調製済み刺激プログラムが生産された後、調製済み刺激プログラムを実行する前に、ユーザからの調製済み刺激プログラムの選択をユーザから受け取ることをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は調製済み刺激プログラムを含み、この調製済み刺激プログラムは複数の異なる刺激プログラムから選択される。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムのうちの2つ以上の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、またはバーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態では、この方法はパルス発生装置を含み、このパルス発生装置は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。いくつかの実施形態では、この方法は電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激することを含み、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激することにより、ユーザの状態が改善される。
いくつかの態様では、本開示はユーザを刺激するための電気的刺激装置を提供する。いくつかの態様では、この刺激装置は中央本体を含む。いくつかの態様では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は刺激プログラムを実行するよう構成された処理ユニットを含む。いくつかの態様では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は刺激プログラムに応答して電気パルスを発生するよう構成されたパルス発生装置を含む。いくつかの態様では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は、中央本体の外部表面上でアクセス可能なユーザインターフェースを含み、このユーザインターフェースは、入力の度合いに応じて2つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすよう構成された作動可能機構を含む。いくつかの態様では、この刺激装置は、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドを含み、この1つまたは複数のパッドは、ユーザに取り付けられるよう、かつ、刺激プログラムの状態に応じて電気パルスを伝達するよう、構成される。いくつかの実施形態では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。いくつかの実施形態では、この刺激装置は中央本体を含み、この中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。いくつかの実施形態では、この刺激装置は処理ユニットを含み、この処理ユニットは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの態様では、この刺激装置はモバイル装置を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置はモバイル装置を含み、この刺激装置はモバイル装置に対して通信するよう構成される。いくつかの実施形態では、この刺激装置はモバイル装置を含み、ユーザはモバイル装置上で刺激プログラムを選択する。いくつかの実施形態では、この刺激装置は刺激プログラムを含み、この刺激プログラムはモバイル装置からアップロードされる。いくつかの実施形態では、この刺激装置はユーザインターフェースを含み、このユーザインターフェースは単一の作動可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は単一の作動可能機構を含み、この単一の作動可能機構の作動は複数の異なる刺激プログラム間でサイクルする。いくつかの実施形態では、この刺激装置は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、この刺激装置は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムのうちの2つ以上の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、またはバーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、この刺激装置は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構は押下可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は押下可能機構を含み、この押下可能機構はボタンを含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構は摺動可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構は回転可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構は実質的に外部表面の中心に配置される。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は刺激プログラムを停止および/または再開させる。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は刺激プログラムの強度を増加および/または減少させる。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は電気的刺激装置を有効化および/または無効化させる。いくつかの実施形態では、この刺激装置は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は、入力の度合いに応じて4つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすよう構成される。いくつかの実施形態では、この刺激装置は、刺激プログラムの状態に影響を及ぼすための4つ以上の異なる方法を含み、これらの4つ以上の異なる方法は、刺激プログラムの停止、刺激プログラムの再開、刺激プログラムの強度の増加、および刺激プログラムの強度の減少を含む。いくつかの実施形態では、この刺激装置は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力の期間である。いくつかの実施形態では、この刺激装置は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力に対して作用された力である。いくつかの実施形態では、この刺激装置は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力の方向である。いくつかの実施形態では、この刺激装置は入力を含み、この入力は作動可能機構の作動を含む。
いくつかの態様では、本開示はユーザを刺激するための方法を提供する。いくつかの態様では、この方法はモバイルデバイスから刺激プログラムを中央本体において受け取ることを含む。いくつかの態様では、この方法は、中央本体の処理ユニットにおいて刺激プログラムを実行することを含む。いくつかの態様では、この方法は刺激プログラムに応答して中央本体のパルス発生装置において電気パルスを発生することを含む。いくつかの態様では、この方法は1つまたは複数のパッドにおいて電気パルスを伝達することを含む。この1つまたは複数のパッドは、ユーザに取り付けられ、かつ、中央本体に対して通信し、それにより伝達された電気パルスを用いてユーザを刺激する。いくつかの態様では、この方法は、作動可能機構を含むユーザインターフェースにおける入力の度合いに応じて2つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすことを含む。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。いくつかの実施形態では、この方法は処理ユニットを含み、この処理ユニットは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの態様では、この方法は、モバイル装置から刺激プログラムを受け取る前にユーザによりモバイル装置上で刺激プログラムを選択することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は刺激プログラムを含み、この刺激プログラムはモバイル装置からアップロードされる。いくつかの実施形態では、この方法は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力の期間である。いくつかの実施形態では、この方法は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力に対して作用された力を含む。いくつかの実施形態では、この方法は入力の度合いを含み、この入力の度合いは入力の方向である。いくつかの実施形態では、この刺激装置は入力を含み、この入力は作動可能機構の作動を含む。いくつかの実施形態では、この方法はユーザインターフェースを含み、このユーザインターフェースは単一の作動可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この方法は単一の作動可能機構を含み、この単一の作動可能機構の作動は複数の異なる刺激プログラム間でサイクルする。いくつかの実施形態では、この刺激装置は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムのうちの2つ以上の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、またはバーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構は押下可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この方法は押下可能機構を含み、この押下可能機構はボタンを含む。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構は摺動可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構は回転可能機構を含む。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構は実質的に外部表面の中心に配置される。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は刺激プログラムを停止および/または再開させる。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は刺激プログラムの強度を増加および/または減少させる。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は電気的刺激装置を有効化および/または無効化させる。いくつかの実施形態では、この方法は作動可能機構を含み、この作動可能機構の作動は、入力の度合いに応じて4つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすよう構成される。いくつかの実施形態では、この方法は、刺激プログラムの状態に影響を及ぼすための4つ以上の異なる方法を含み、これらの4つ以上の異なる方法は、刺激プログラムの停止、刺激プログラムの再開、刺激プログラムの強度の増加、および刺激プログラムの強度の減少を含む。
いくつかの態様では、本開示は、ユーザに電気的刺激を提供するためのシステムを提供する。いくつかの態様では、このシステムは、刺激プログラムに関する入力を受け取るよう、個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、本開示はユーザに電気的刺激を提供するためのシステムを提供する。いくつかの態様では、このシステムは、1つまたは複数の刺激パラメータの値を処理するよう、個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。この値は、刺激プログラムに対する事前定義された範囲から実質的にランダムに選択される。いくつかの態様では、本開示はユーザに電気的刺激を提供するためのシステムを提供する。いくつかの態様では、このシステムは、刺激プログラムを実行するよう、個別的にまたは集合的に構成された1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの態様では、このシステムは、刺激プログラムの実行に応答して電気パルスを発生するよう構成されたパルス発生装置を含む。いくつかの態様では、このシステムは中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドを含み、この1つまたは複数のパッドは、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成される。いくつかの態様では、このシステムはモバイル装置を含む。いくつかの実施形態では、このシステムはモバイルフォンを含み、ユーザはモバイル装置上で刺激プログラムを選択する。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数の刺激パラメータを含み、この1つまたは複数刺激プログラムは、刺激収縮周波数、休止周波数、刺激デューティサイクル、刺激パルス幅、刺激長さ、バーストパルス・パラメータ、上昇時間、および下降時間からなる群より選択される。いくつかの実施形態では、このシステムは事前定義された範囲を含み、この事前決定された範囲はユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、このシステムは事前定義された範囲を含み、この事前決定された範囲は刺激プログラムに対して事前設定される。いくつかの実施形態では、このシステムは刺激プログラムを含み、この刺激プログラムは5つ以上の刺激パラメータを含み、この刺激パラメータの値は、刺激プログラムに対する事前定義された範囲からランダムに選択される。いくつかの実施形態では、このシステムは5つ以上の刺激パラメータを含み、これらの5つ以上の刺激パラメータの部分集合は刺激プログラムに対する事前定義された範囲からランダムに選択される。いくつかの実施形態では、このシステムは5つ以上の刺激パラメータの部分集合を含み、この部分集合はランダムに選択される。いくつかの実施形態では、このシステムは1つまたは複数のプロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは異なるレベルにカテゴリー化される。いくつかの実施形態では、このシステムは、異なるレベルにカテゴリー化された複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの異なるレベルは3つ以上のレベルを含む。いくつかの実施形態では、このシステムは、異なるレベルにカテゴリー化された複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの異なるレベルは事前定義された範囲を決定する。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、複数の異なる刺激プログラムのうちの2つ以上の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、このシステムは複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含む。いくつかの実施形態では、このシステムは中央本体を含み、この中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、このシステムは中央本体を含み、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。いくつかの実施形態では、このシステムは中央本体を含み、この中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
いくつかの態様では、本開示はユーザを刺激するための方法を提供する。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、刺激プログラムに関する入力を受け取ることを含む。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数の処理の支援を用いて、個別的にまたは集合的に、刺激プログラムの1つまたは複数の刺激パラメータの値を処理することを含む。この値は、刺激プログラムに対する事前定義された範囲から実質的にランダムに決定される。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、個別的にまたは集合的に、刺激プログラムを実行することを含む。いくつかの態様では、この方法は、パルス発生装置において、刺激プログラムの実行に応答して電気パルスを発生することを含む。いくつかの態様では、この方法は、1つまたは複数のパッドにおいて電気パルスを伝達することを含む。この1つまたは複数のパッドは、ユーザに取りつけられるよう構成され、中央本体に対して通信し、それによりユーザを刺激する。いくつかの態様では、この方法は、刺激プログラムに関する入力を受け取る前に、ユーザによりモバイル装置上で刺激プログラムを選択することを含む。いくつかの態様では、この方法は、モバイル装置から刺激プログラムをアップロードすることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数の刺激パラメータを含み、これらの1つまたは複数の刺激パラメータは、刺激収縮周波数、休止周波数、刺激デューティサイクル、刺激パルス幅、刺激長さ、バーストパルス・パラメータ、上昇時間、および下降時間からなる群より選択される。いくつかの実施形態では、この方法は事前定義された範囲を含み、この事前決定された範囲はユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、この方法は事前定義された範囲を含み、この事前決定された範囲は刺激プログラムに対して事前設定される。いくつかの実施形態では、この方法は刺激プログラムを含み、この刺激プログラムは5つ以上の刺激パラメータを含み、この刺激パラメータの値は、刺激プログラムに対する事前定義された範囲からランダムに選択される。いくつかの実施形態では、この方法は5つ以上の刺激パラメータを含み、これらの5つ以上の刺激パラメータの部分集合の値は刺激プログラムに対する事前定義された範囲からランダムに選択される。いくつかの実施形態では、この方法は5つ以上の刺激パラメータの部分集合を含み、この部分集合はランダムに選択される。いくつかの実施形態では、この方法は1つまたは複数のプロセッサを含み、これらの1つまたは複数のプロセッサは複数の異なる刺激プログラムを実行するよう構成される。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは異なるレベルにカテゴリー化される。いくつかの実施形態では、この方法は、異なるレベルにカテゴリー化された複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの異なるレベルは3つ以上のレベルを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、異なるレベルにカテゴリー化された複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの異なるレベルは事前定義された範囲を決定する。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能である。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムのうちの少なくとも1つの刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、またはバーストパルス・パラメータのうちの少なくとも1つにおいて異なる。いくつかの実施形態では、この方法は複数の異なる刺激プログラムを含み、これらの複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含む。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有する。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有する。いくつかの実施形態では、この方法は中央本体を含み、この中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
本発明の他の目的および特徴は、本明細書、特許請求項、および添付の図面を綿密に検討することにより、明らかとなることであろう。
参照による援用
本明細書で言及される文献、特許および特許出願はいずれも、個々の文献、特許または特許出願が、参照により援用されることが具体的かつ個々に示されている場合と同程度に、参照により本明細書に援用される。
本発明の新規の特徴が特に添付の特許請求項において説明される。本発明の特徴および利点に関するより良好な理解は、本発明の原理が利用される例示的な実施形態について説明する以下の詳細な説明を、および以下の添付の図面を、参照することにより、得られるであろう。
本明細書で提供されるシステム、方法、および装置は、電気的刺激または電気筋肉刺激(EMS)装置の改善された機能性および有用性を提供し得る。本明細書で記載のEMS装置は、ユーザに対する電気的インパルスを発生するよう、および/または伝達するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。EMS装置は、例えばユーザに対して刺激作業を実装するよう、プログラムされるかまたは別様に構成された装置であり得る。刺激作業は、治療、療法、リラクセーション、フィットネス、競技者能力強化、娯楽、その他の目的のためにEMS装置を介してユーザに電気的インパルスが伝達される始点および終点を有する作業を指し得る。いくつかの事例では、本開示のシステム、方法、および装置は、筋肉疲労耐性(例えば持久力)の改善、筋力および筋パワーの増強、筋耐性および筋肉強度の改善、筋肉回復力(例えば血流の増加による)および/または潜在的筋肉の改善を支援し得る。いくつかの事例では、刺激作業は、1セットの命令(例えばコード、プログラム、その他)を介して実装された始点および終点を有する作業を指し得る。いくつかの事例では、刺激作業は刺激プログラムとも呼ばれ得る。
本明細書において以前で説明されたように、EMS装置は多様な用途のために利用され得る。EMS装置は筋肉萎縮を防止するために利用され得る。例えばEMS装置は脳からの神経インパルスを模倣するために電気的インパルスを筋肉に伝達し得る。係る電気的インパルスの伝達により、特定筋肉を利用することが不可能である患者に対して、筋肉が刺激され、萎縮が防止される。EMS装置は筋肉のリラクセーションまたは痛みの軽減のために利用され得る。例えば、EMS装置を介して伝達される電気的インパルスは筋肉痙攣を生じさせる神経インパルスを抑制し、それによりリラクセーションが支援され得る。EMS装置は娯楽または全般的な刺激のために利用され得る。例えば、EMS装置は、様々な様式の娯楽(例えばバーチャルリアリティ)に対して接続された刺激を供給するための媒体として利用され得る。EMS装置は医療目的のために利用され得る。例えば、EMS装置を介して伝達される電気的インパルスは血液循環を増加させ得、血液循環の増加により、血栓が防止され得、および/または治療が向上し得る。例えば、EMS装置を介して伝達される電気的インパルスは筋肉のリハビリテーションを支援し得、または、必要に応じて筋肉の収縮を支援し得る(例えば下垂足支援)。EMS装置は全般的なフィットネスまたは競技者能力強化のために利用され得る。例えばEMS装置を介して伝達される電気的インパルスは、ワークアウトからの回復を支援し得、または筋肉活動を模倣することによりワークアウトを補足し得る。
EMS装置は本体を含み得る。本明細書では中央本体とも呼ばれる本体は、電気的インパルスを発生するために使用されるEMS装置の構成要素を指し得る。例えば中央本体は、バッテリー(例えばEMS装置上に搭載される)から、または、コンセントから、電流を受け取ることにより、電気的インパルスを発生し得る。いくつかの事例では、EMS装置は、1つまたは複数の電極をさらに含み得る。これらの電極を介して電気的インパルスがユーザに伝達され得る。いくつかの事例ではEMS装置は、携帯性および/または操作性を欠如し得る。代替的に、ポータブル型EMS装置は、大型システムの完全な機能性を、または専門技師、ヘルスケア専門家、または他のサービス提供者により管理される刺激作業により提供され得る利益を、欠如し得る。
いくつかの事例では、EMS装置の、本明細書では中央本体とも呼ばれる本体は、センサ・システムを含み得る。センサ・システムは、信号(例えば、ユーザの筋肉からの信号、センサの状態に関する信号、および/または外部環境に関する信号など)を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。センサ・システムは、有用な情報を与えるために、および/または、EMS装置の機能性を向上させるために、刺激作業とともに相乗効果的に利用され得る。いくつかの事例では、検知モジュールを本体に対して一体化された状態で搭載することにより、EMS装置に対する可能な用途が向上する一方で、EMS装置は、使用が簡単となり、ユーザに対して取り扱いが容易であることが、確保され得る。
いくつかの事例では、複数のEMS装置が互いに通信し得る。複数のEMS装置は、刺激作業を実装する上で1つのユニットとして一緒に機能し得る。代替的にまたは追加的に、複数のEMS装置は複数の刺激作業を実装し得る。複数のEMS装置は、単一の人に対して、または異なる位置における複数の人々に対して、刺激作業を実装し得る。いくつかの事例では、各EMS装置が依然として適用にあたり簡単であり、かつ取り扱いが容易でありながらも、複数のEMS装置が単一のモバイル装置により制御されることにより、多様で、かつ範囲において広範な刺激が実装され得る。複数のEMS装置を介して収集されたデータはさらに、追跡および格納が簡便となるよう、モバイル装置に伝達され得、サーバ(例えばクラウドサーバ)にアップロードされ得る。
いくつかの事例では、EMS装置とともに使用するためのプラットフォームが提供され得る。このプラットフォームは、データベースまたはサーバを含み得、ここで刺激プログラムが管理され(例えば、作成、計画、スケジュール化、その他が行われ)得る。いくつかの事例では、EMS装置および/またはモバイル装置により追跡されるデータは、管理および監視が容易となるよう、このプラットフォームにアップロードされ得る。このプラットフォームは、刺激作業の管理および追跡を行うための中央データベースとして機能し得る。このプラットフォームはそのユーザに対して有益であり得る。例えばこのプラットフォームは、エンドユーザに対する刺激作業を管理および追跡するための便利なツールを提供し得る。例えばこのプラットフォームは、クライアントであり得るエンドユーザに対する刺激作業を、専門技師、ヘルスケア専門家、または他のサービス提供者が管理および追跡するための便利なツールを提供し得る。
本発明の異なる態様が、個別的に、集合的に、または互いに組み合わされた状態で、理解され得ることを理解すべきである。本明細書で記載の本発明の様々な態様は、以下で説明される特定の応用のうちのいずれの応用に対しても、または、任意の他の種類の刺激装置にも対しても、適用され得る。
図1では、様々な実施形態に係る刺激作業を実装するためのシステム100が図示されている。このシステムはEMS装置101を利用し得る。このEMS装置はユーザ103に連結されるよう構成され得る。このEMS装置は、電気的インパルスを発生し、その電気的インパルスをユーザに伝達するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例ではこのEMS装置は刺激作業を実装し得る。このEMS装置は、中央本体、1つまたは複数のパッド、および/または、さらに以下で説明される他の様々な構成要素を含み得る。
いくつかの事例では、このEMS装置は外部装置105と併せて利用され得る。例えばこのEMS装置は、外部装置105から信号またはデータを受け取るよう、および/または、外部装置にデータを伝達するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。外部装置はモバイル装置を含み得る。代替的にまたは追加的に、外部装置は、コンピュータ(例えばデスクトップ・コンピュータ)を、またはユーザからの入力が受け取られ得る任意の他の種類の装置を、含み得る。モバイル装置の使用が主に本明細書で論じられているが、任意の他の外部装置がモバイル装置に関して本明細書で説明される目的のために利用され得ることを理解すべきである。
このモバイル装置はセル電話、タブレット、PDA、時計(例えばスマートウォッチ)、または任意の他種類のモバイル装置を含み得る。このモバイル装置はユーザからコマンドまたは命令を受け取るためのユーザインターフェースを含み得る。いくつかの事例ではこのモバイル装置は中央本体またはEMS装置を制御するためのアプリケーションを含み得る。所望により、刺激作業の実装に関する様々なパラメータが、このモバイル装置から制御され得る。このモバイル装置は刺激作業の管理および追跡のために利用され得る。例えば、ユーザは、モバイル装置を、またはモバイル装置上のアプリケーションを、利用して、刺激作業を、および刺激作業の制御パラメータを、作り(例えば作成し)、スケジュールし、または計画し得る。
例えば、アプリケーションはモバイル装置上で実行され得る。アプリケーション内で、ユーザは、中央本体により実行される所望の刺激作業を選択し得る。いくつかの事例では、いくつかの事前決定された刺激作業が、ユーザによる選択のために利用可能であり得る。刺激作業は、事前にロードされてもよく(例えばアプリケーション内に含まれる)、またはオンライン・データベースからダウンロードされてもよい。代替的にまたは追加的に、ユーザは実行する刺激作業をカスタム設計し得る。例えばユーザは、収縮および休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または位相間間隔を含むがこれらに限定されないパラメータを変化させることにより、刺激作業を設計し得る。異なる刺激作業は、所望の効果(例えば、治療、フィットネス、能力強化、刺激、その他)、アプリケーション、および/または特定のパラメータ(例えば、収縮または休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、またはバーストパルス・パラメータ、その他)において異なり得る。
他の事例として刺激作業はモバイル装置上で計画され得る。例えば、ユーザ上で実装されるべき刺激作業の順序またはスケジュールは、例えばモバイル装置を使用して、計画され得る。この順序またはスケジュールは、一定時間(例えば時間、日、週間、月、その他)にわたりユーザ上で実装されることを意図された刺激作業を含み得る。
ユーザは、所望の(例えば選択された)刺激作業を実行するための命令を提供し得る。これらの命令(例えば信号、データ、その他)は有線またはワイヤレス通信107を使用してEMS装置に伝達され得る。いくつかの事例ではワイヤレス通信では無線周波数(RF)プロトコルが利用され得る。いくつかの事例ではワイヤレス通信ではANT+、Bluetooth(登録商標)低エネルギー、Gazellプロトコルなどが利用され得る。代替的にまたは追加的にユーザは、例えばモバイル装置において刺激作業を停止、休止、および/または再開するための命令を提供し得る。いくつかの事例ではユーザは、刺激作業に関する他のパラメータを調整するための命令を提供し得る。例えばユーザは、刺激作業の刺激強度レベルを調整するための命令を提供し得る。これらの命令は、例えば本明細書において上記で説明したワイヤレス通信プロトコルを使用して、中央本体に伝達され得る。
所望により、刺激作業の管理または追跡を実行するためのプラットフォームが提供され得る。いくつかの事例では、このプラットフォームはデータベースまたはサーバ109(例えばクラウド・サーバなど)上で提供され得る。このサーバは刺激作業の管理および追跡を実行するために利用され得る。例えば、ユーザは、このプラットフォームを利用して、刺激作業を、および刺激作業の制御パラメータを、作り(例えば作成し)、スケジュールし、または計画し得る。いくつかの事例では、このEMS装置により追跡されるデータは、例えばモバイル装置を介して、このプラットフォームにアップロードされ得る。このプラットフォームは、エンドユーザ103に対する刺激作業の管理および追跡の両方を実行するための便利なツールを提供し得る。
図2では、様々な実施形態に係るセンサ・システムを有するEMS装置200が図示されている。EMS装置200は本願を通じて、システム100において、または他において、利用され得る。このEMS装置は中央本体202を含み得る。いくつかの事例では、本明細書で記載のEMS装置は、中央本体を、または電極および/またはワイヤを一緒に有する中央本体を、指し得る。例えば中央本体は、モバイル装置から信号またはデータを受け取り、所望の刺激作業を実行および/または実装するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば中央本体は処理ユニットを含み得る。この処理ユニットは、受け取られた信号に応答して刺激プログラムを実行するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。この中央本体はパルス発生装置を含み得る。本パルス発生装置は、例えば刺激プログラムの実行に応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。本パルス発生装置は、バッテリーまたはコンセントから電流を受け入れることにより電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、この中央本体はバッテリーを含み得る。バッテリーは、交換可能バッテリーまたは一体化されたバッテリーであり得る。バッテリーは充電式バッテリー(例えば充電式リチウム・バッテリーなど)であり得る。いくつかの事例では、中央本体を充電するためのポートが提供され得る。例えば、マイクロUSBポートが、中央本体を充電するためのアプローチとして提供され得る。
中央本体は刺激チャネルを含み得る。この刺激チャネルは発生された電気的インパルスに対する出力チャネルを指し得る。この中央本体は任意個数の刺激チャネルを含み得る。いくつかの事例ではこの中央本体は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11以上の刺激チャネルを含み得る。刺激チャネルの個数は電気的インパルスに対する独立的な出力チャネルの個数に対応し得る。例えば、各刺激チャネルに対して、異なる電気的インパルスが生成され、および/または、さらに中央本体により伝達され得る。いくつかの事例では、中央本体の全刺激チャネルの強度レベルは、例えばモバイル装置上で提供されるユーザの命令にしたがって調整され得る。代替的に、各刺激チャネルの強度レベルはユーザの命令にしたがって個別的に調整され得る。
この中央本体は、1つまたは複数の電極に対して、またはパッド201、203に対して、通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、電極の個数は中央本体の刺激チャネルの個数に対応し得る。代替的に、電極の個数は刺激チャネルの個数よりも少数であり得る。代替的に、電極の個数は刺激チャネルの個数よりも多数であり得る。これらの電極またはパッドはユーザに、貼り付けられるよう、または取り付けられるよう、構成され得る。これらの1つまたは複数のパッドは粘着部を含み得る。いくつかの事例では、これらの1つまたは複数のパッドは、取り付けおよび/または取り外しを支援するためにタブ205、207を含み得る。
これらの電極またはパッドは、パルス発生装置により発生された電気的インパルスをユーザに伝達し、それによりユーザが刺激されるよう、構成され得る。例えば、中央本体において発生された電気的インパルスは接続部210を介して1つまたは複数のパッドに伝達され、例えば、それによりユーザに対して刺激作業が実装され得る。この接続部は有線接続であり得る。例えば、1つまたは複数のパッドは、中央本体上のポートを介して中央本体に物理的に接続され得る。係るポートはマイクロUSBポートであり得る。いくつかの事例では、ポートは中央本体のバッテリーを充電する際に利用されるポートであり得る。バッテリーの充電に対して、および1つまたは複数の電極との接続に対して、同一のポートを利用することは、中央本体の小型化を支援し得る。
この中央本体は1個、2個、3個、4個、5個、または6個以上のLEDインジケータを含み得る。本LEDインジケータはこの装置の異なる状態を表示するために利用され得る。例えばこの中央本体は2個のLEDインジケータを含み得る。第1LEDインジケータは、この装置が電源投入されているかどうかを、および/または、この装置が現在稼働中、または刺激作業を実行中であるかどうかを、表示するために使用され得る。第2LEDインジケータは中央本体のバッテリー充電状態を表示するために使用され得る。
いくつかの事例では、この中央本体はユーザに対して取り付けられるよう、または配置されるよう、構成され得る。例えば、この中央本体は基部ユニット204を介してユーザに取り付けられるか、または連結され得る。この基部ユニットはこの中央本体に対して一体化され得る。代替的にこの基部ユニットは、この中央本体に対して取り付け可能/取り外し可能である構成要素を含み得る。この基部ユニットは、任意の機構(例えばスナップ嵌合機構、摺動嵌合機構、粘着部、等)を介して、この中央本体に対して取り付けられ、または取り外され得る。この基部ユニットは再利用可能であり得る。代替的にまたは追加的に、この基部ユニットは、単回使用の後、または制限回数の使用の後(例えばユーザに対する貼り付け)に、交換されるよう構成され得る。この基部ユニットは、ユーザに対して取り付けるための任意のユニット(単数または複数)を含み得る。例えば、この基部ユニットは粘着部を含み得る。いくつかの事例では、この粘着部は、EMS装置の貼り付けおよび/または取り外しを支援する1つまたは複数のタブ206を含み得る。代替的にまたは追加的に、この基部ユニットは1つまたは複数のストラップを含み得る。
このEMS装置はユーザの身体上に配置された任意の筋肉群に連結され得る。いくつかの事例では、この基部ユニットを用いることにより、所望の刺激位置および/または作業に応じて、ユーザの身体上の任意の所望の位置にこのEMS装置を連結することが可能となる。例えば粘着部を用いることにより、広くユーザの身体上の任意の所望の位置上(例えば、腕、脚、膝、胸、腹部、背中、首、肩、その他の上)にEMS装置を貼り付けることが可能となり得る。代替的にこの基部ユニットはユーザに対して選択的に連結されるよう設計され得る。例えば、1つまたは複数のストラップは、ユーザの腕、腹部、脚、首、胸、その他に連結されるようなサイズまたは形状を有し得る。
この中央本体は小型の外形を含み得る。例えば、この中央本体は、ユーザの衣服の下方にシームレスに着用可能となるような低い外形を含み得る。この中央本体は、5cm、4cm、3cm、2cm、1.5cm、1cm、0.75cm、または0.5cmに等しいか、またはこれよりも小さい高さを含み得る。この中央本体の高さは、基部から垂直に延長するこの装置の長さを指し得る。例えば、図2に関して、この中央本体の高さは図面から外側に延長し得る。いくつかの事例では、この中央本体は、日常的な活動が干渉されることなくこの中央本体がユーザに(例えば基部ユニットを介して)連結され得るよう、人間工学的であり得る。いくつかの事例では、この中央本体は、この中央本体がユーザの衣服の下方でユーザに(例えば基部を介して)連結され、通常の活動を行うことが可能となり得るよう、人間工学的であり得る。いくつかの事例では、この中央本体の最大寸法は、約20cm、18cm、16cm、14cm、12cm、10cm、8cm、6cm、4cm、もしくは2cmに等しいか、またはこれよりも小さい値であり得る。いくつかの事例では、この中央本体の最大体積は、約500cm3、300cm3、100cm3、75cm3、50cm3、25cm3、もしくは10cm3に等しいか、またはこれよりも小さい値であり得る。いくつかの事例では、この中央本体の重量は、約100グラム、90グラム、80グラム、70グラム、60グラム、50グラム、40グラム、30グラム、20グラム、10グラム、もしくは5グラムに等しいかまたはこれよりも小さい値であり得る。
いくつかの事例では、この中央本体は簡易インターフェース208を含み得る。この簡易インターフェースはユーザから入力から受け取るために利用され得る。この簡易インターフェースはこの装置を電源投入または電源切断するために利用され得る。代替的にまたは追加的に、この簡易インターフェースは、このEMS装置をリセットするため、刺激作業を休止するため、刺激作業を再開するため、および/または刺激作業の強度を調整するために、利用され得る。この簡易インターフェースはボタンまたはスイッチを含み得る。いくつかの事例では、この簡易インターフェースは、ユーザによる閲覧が可能であるディスプレイを含まない場合もある。いくつかの事例では、この簡易インターフェースは最大で1個、2個、3個、4個、または5個のボタンまたはスイッチを含み得る。例えば、この簡易インターフェースは単一のボタン・インターフェースを含み得る。本単一ボタンは、このEMS装置を電源投入および電源切断するために、ならびに、このEMS装置をリセットするため、刺激作業を休止もしくは再開するため、および刺激作業の強度を調整するために、利用され得る。
いくつかの事例では、この中央本体はセンサ・システム212を含み得る。このセンサ・システムは、この中央本体上またはこの中央本体内の任意の場所に配置され得る。代替的にまたは追加的に、このセンサ・システムは基部ユニット204上に配置され得る。このセンサ・システムは、ユーザからの信号を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムは、筋肉が収縮したときの筋肉表面からの信号を記憶するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。これらの信号は、機械的信号および/または電気信号を含み得る。例えば、筋音図(MMG)または低周波振動がこのセンサ・システムを利用して観察および/または記録され得る。このセンサ・システムは信号を検知するための任意の好適なユニット(単数または複数)を含み得る。例えば、このセンサ・システムは加速度計、ジャイロスコープ、および/またはマイクロフォンを含み得る。いくつかの事例では、加速度計は3軸加速度計であり得る。このセンサ・システムは、刺激作業の実行中にユーザから信号を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。
例えば刺激作業が実装されている間、1つまたは複数のパッドの近位にある筋肉は、伝達された電気的インパルスにより収縮を経験し得る。このセンサ・システムは、収縮を経験している筋肉の表面から信号(例えば振動)を検知し、係る信号を解析のために記録し得る。この解析はこのEMS装置の処理ユニット上で実行され得る。代替的にまたは追加的に、検知済みデータはモバイル装置に伝達され、解析はモバイル装置上で実行され得る。代替的にまたは追加的に、解析は他の場所でも実行され得る。例えば、このデータはサーバ(例えばクラウド・サーバ)に伝達され、このサーバ上で解析が実行され得る。いくつかの事例では、処理済みデータは、モバイル装置および/またはサーバに、さらに伝達され得る。例えば、処理済みデータは、処理ユニットにより処理または解析され、次にモバイル装置および/またはサーバに伝達され得る。
いくつかの事例では、このセンサ・システムは、例えば環境的要因を取得するために、環境からの信号を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、加速度計は、基準座標系に対する加速度および/または速度を記録するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、ジャイロスコープは、回転基準座標系における回転角速度を記録するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。記録されたデータは、ユーザの運動を解析するために利用され得る。例えば、この記録されたデータに基づいて、リアルタイム歩行および/またはハンドグリップ解析が実行され得る。この解析はこのEMS装置の処理ユニット上で実行され得る。代替的にまたは追加的に、検知済みデータはモバイル装置に伝達され、解析はモバイル装置上で実行され得る。代替的にまたは追加的に、解析は他の場所でも実行され得る。例えば、このデータはサーバ(例えばクラウド・サーバ)に伝達され、このサーバ上で解析が実行され得る。いくつかの事例では、処理済みデータは、モバイル装置および/またはサーバに、さらに伝達され得る。例えば、処理済みデータは、処理ユニットにより処理または解析され、次にモバイル装置および/またはサーバに伝達され得る。
このセンサ・システムは電気的インパルスの発生と併せて使用されるよう構成され得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムから読み出されたデータに基づいて、このEMS装置は、適切な時間において電気的インパルスを発生するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、このEMS装置は、(例えば腓骨神経および/またはふくらはぎ筋に連結された場合)下垂足支援装置として機能し得、このセンサ・システムにより検知されたデータに基づいて適切な時間に電気的インパルスを発生し得る。いくつかの事例では、このデータは、刺激下の筋肉の疲労レベルを判定するために、刺激作業の間にこのセンサ・システムにより読み取られるかまたは検知され得る。検知および/または記録されたMMGパラメータにしたがって、刺激作業は調整され得る(例えば刺激の強度、および/または他の刺激パラメータ)。
収集されたデータ(処理済みまたは未処理)は、モバイル装置に伝達され得る。いくつかの事例では、実装された刺激作業に関するデータは記録または追跡され得る。例えば、刺激に関するパラメータは、例えば中央本体の処理ユニットにより、記録され得る。いくつかの事例では、刺激長さ、刺激強度、刺激作業回数、または他のパラメータ(例えば収縮もしくは休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、バーストパルス・パラメータ、刺激強度、波形形状、または位相間間隔、その他など)が記録され得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムからのデータは記録または追跡され得る。記録または追跡されたデータは、例えばワイヤレス通信チャネルを介して、モバイル装置に伝達されるよう構成され得る。
収集されたデータ(処理済みまたは未処理)はサーバに伝達され得る。いくつかの事例では、収集されたデータ(処理済みまたは未処理)はモバイル装置を介してサーバに伝達され得る。いくつかの事例では、実装された刺激作業に関するデータは記録または追跡され得る。例えば、刺激に関するパラメータは、例えば中央本体の処理ユニットにより、記録され得る。いくつかの事例では、刺激長さ、刺激強度、刺激作業回数、または他のパラメータ(例えば収縮もしくは休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、バーストパルス・パラメータ、刺激強度、波形形状、または位相間間隔、その他など)が記録され得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムからのデータは記録または追跡され得る。記録または追跡されたデータは、例えばモバイル装置などの中間物を使用して、サーバに伝達されるよう構成され得る。
中央本体は、中央本体がユーザに連結された後は忘れることが可能となるよう、取り扱い難さが最小化されるよう設計され得る。そのため、モバイル装置と併せておよび/またはセンサ・システムと一体化されての使用される能力がある前述の小型外形の簡易インターフェースは有利であり得る。例えば、この中央本体は粘着部またはストラップを介して、人間工学的にかつ取り扱いやすく、ユーザに連結され得る。ユーザは、日常生活で使用されるモバイル装置を介して刺激作業を実装し得、その一方で、小型EMS装置は取り扱いやすい状態で(例えばユーザの衣服の下方で)刺激を実行する。ユーザは、必要時に簡易インターフェースを介してこのEMS装置と相互作用し得る。このEMS装置は、このEMS装置が使用にあたり簡単でかつ取り扱いやすくなるよう追加的なアタッチメントを必要とすることなく、一体化されたセンサ・システムを有するEMS装置に、様々な追加的機能を、さらに提供し得る。センサ・システムが中央本体に対して一体化されていることは、センサ・システムがユーザからの信号をピックアップまたは検知する能力を有するよう基部ユニットを介して中央本体がユーザに対して近接して取り付けられる場合には、有意義であり得る。刺激作業に関するデータ、および/または、他の検知済み信号はさらに、管理および追跡の利便性のために、モバイル装置に、および/または、プラットフォーム(例えばサーバ)に、アップロードされ得る。
図3では、様々な実施形態に係る、複数のEMS装置304、306、308に対して通信するモバイル装置302が図示されている。これらのEMS装置の各EMS装置は本明細書で前述のEMS装置であり得る。例えばこれらのEMS装置の各EMS装置は、低い外形を備え得、人間工学的であり得、簡易インターフェースを含み得、センサ・システムを含み得、および/またはモバイル装置と併せて使用され得る。単一のモバイル装置は、1個、2個、3個、5個、7個、10個、15個、20個、50個、100個、500個、1000個、2000個、5000個、10000個、20000個、50000個、100000個、またはそれ以上のEMS装置に対して通信し得る。単一のモバイル装置は、これらのEMS装置の各EMS装置に対して直接的に通信し得る。いくつかの事例では、このモバイル装置は、無線周波数(RF)プロトコルを利用することによりワイヤレス通信を介して、これらのEMS装置の各EMS装置に対して通信し得る。いくつかの事例では、このモバイル装置は、実質的に本明細書で記載のANT+、Bluetooth(登録商標)、またはGazellプロトコルを利用することによりワイヤレス通信を介して、これらのEMS装置の各EMS装置に対して通信し得る。いくつかの事例では、このモバイル装置は、異なるEMS装置304、306、308の各EMS装置上で刺激作業を実装するための命令を伝達し得る。このEMS装置により記録または追跡された全データ(例えば刺激作業のパラメータに関するデータまたはセンサ・システムからのデータ)はさらに、モバイル装置302に戻されるよう構成され得る。
このモバイル装置は、異なるEMS装置の各EMS装置に1セットの命令を伝達するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。異なるEMS装置の各EMS装置に伝達される1セットの命令は、互いに異なってもよく、または異ならなくてもよい。異なるEMS装置の各EMS装置に伝達される1セットの命令は、異なる時間に伝達されてもよく、または同時に伝達されてもよい。したがって、異なる刺激作業または同一の刺激作業が、異なる時間に、または同時に、異なるEMS装置を介して実装され得る。
例えば異なるEMS装置がユーザの異なる場所上に配置され得る。このモバイル装置は、同一セットの命令を異なるEMS装置の各EMS装置に同時に伝達し、それによりユーザ上の異なる場所上で同一の刺激作業(例えばフィットネス用)を実装し得る。他の事例では、異なるEMS装置が異なるユーザ上に配置され得る。このモバイル装置は、異なるEMS装置の各EMS装置に同一セットの命令を伝達し、それにより異なるユーザ上で同一の刺激作業を実装し得る。これは、例えば、同時にまたは逐次的に他者に対して同一の刺激作業を実装することを望む、ヘルスケア専門家(例えば、医者、療法士、看護師、その他)または他のサービス提供者(例えばトレーナー)に対して、特に応用され得る。
他の事例では、異なるEMS装置がユーザの異なる場所上に配置され得る。このモバイル装置は、異なるEMS装置の各EMS装置に異なるセットの命令を伝達し、それによりユーザの上の異なる場所上で異なる刺激作業を実装し得る。例えば、EMS装置204は、ユーザの腓骨神経上またはその近位に配置されて、下垂足支援を提供し得る。EMS装置206は、クワッドまたはハムストリング筋上またはその近位に配置されて、大腿部脆弱性リハビリテーションを提供し得る。一方、EMS装置208は、ユーザの前腕に取り付けられて手のリハビリテーションにおいて援助し得る。他の事例では、異なるEMS装置が異なるユーザ上に配置され得る。このモバイル装置は、異なるEMS装置の各EMS装置に異なるセットの命令を伝達し、それにより異なるユーザ上で異なる刺激作業を実装し得る。例えば、競技者トレーナーが、パーソナライズされたおよび/またはターゲット化された刺激作業を、異なる個人に提供し得る。これは、例えば、同時にまたは逐次的に他者に対して異なる刺激作業を実装することを望む、ヘルスケア専門家(例えば、医者、療法士、看護師、その他)または他のサービス提供者(例えばトレーナー)に対して、特に応用され得る。
いくつかの事例では、各EMS装置(例えば中央本体)は、他の装置に対して通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、各EMS装置は、当該EMS装置に実質的に類似した他の装置に対して通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。図4では、様々な実施形態に係る、実質的に類似した装置404、406、408、410に対して通信するEMS装置402が図示されている。実質的に類似した装置は、EMS装置402に対して実質的に形状またはサイズにおいて類似し得る。例えば、これらの類似した装置は、EMS装置402と同一の低い外形を備え得、取り扱いやすい状態でユーザに連結されるよう構成され得る。いくつかの事例では、ユーザは、複数のEMS装置が身体に(例えば衣服の下方に)取り付けられた状態で、通常の日常的活動を行い得る。代替的にまたは追加的に、これらの類似した装置は、EMS装置402の内部電気構成部品に実質的に類似した内部電気構成部品を含み得る。いくつかの実施形態では、これらの実質的に類似した装置は、EMS装置402と同一であり得る。
EMS装置は、有線接続またはワイヤレス接続を介して、他の装置に対して通信し得る。例えばEMS装置は、ワイヤレス通信チャネルを通してデータの送信および/または受信を行うことにより、他の類似した装置に対して通信し得る。いくつかの事例では、ワイヤレス通信チャネルは無線周波数(RF)プロトコルを利用し得る。例えば、ワイヤレス通信チャネルはANT+、Gazell、またはBluetooth(登録商標)プロトコルを利用し得る。
いくつかの事例では、類似した装置404、406、408、410と併せてEMS装置402は、1セットEMS装置400を含み得る。1セットのEMS装置は、1個、2個、3個、4個、5個、7個、10個、15個、20個、50個、100個、500個、1000個、2000個、5000個、10000個、20000個、50000個、100000個、またはそれ以上のEMS装置を含み得る。この1セットのEMS装置は、以下でさらに説明される1つまたは複数の刺激作業を実装するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。この1セットのEMS装置により記録または追跡された全データ(例えば刺激作業のパラメータに関するデータまたはセンサ・システムからのデータ)はさらに、モバイル装置420に戻されるよう構成され得る。1セットのEMS装置はマスター装置402を含み得る。いくつかの事例では、このセットのEMS装置は単一のマスター装置を含み得る。いくつかの事例では、このマスター装置のみがモバイル装置420に対して通信し得る。このマスター装置は、ワイヤレス通信チャネルを介して複数の他の類似した装置404、406、408、410、その他にコマンドをブロードキャストまたは分配するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。これらのコマンドは、刺激作業の実装および/または実行に関し得る。代替的にまたは追加的に、このマスター装置は、他の類似した装置の各装置からデータまたは信号を受け取るよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。
これらの類似した装置は、マスター装置からコマンドを受け取るよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。マスター装置からコマンドを受け取るようプログラムされるかまたは別様に構成されたこれらの類似した装置は、スレーブ装置とも呼ばれ得る。これらのスレーブ装置はコマンドを受け取り、刺激作業を実装し得る。加えて、これらのスレーブ装置の各スレーブ装置は、実質的に上述のEMS装置に対して説明したデータの収集および/または解析を実行するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。これらのデータは、刺激作業に関するデータ、および/またはセンサ・システムにより検知された他のデータであり得る。収集および/または解析されたデータはさらにマスター装置に伝達され得る。いくつかの事例では、これらのスレーブ装置の各スレーブ装置は、マスター装置に対してのみ通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。代替的に、これらのスレーブ装置の一部または全部は、他のスレーブ装置に対して通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。
この1セットのEMS装置は、1つまたは複数の刺激作業を実装するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、この1セットのEMS装置は協働して単一の刺激作業を実装し得る。例えば、マスター装置402は1セットの命令をモバイル装置420から受け取り得る。マスター装置の処理ユニットは、この1セットの命令を実行し、さらに、この1セットの命令またはこれらの命令の関連する部分をスレーブ装置に伝達(例えばブロードキャスト)し得る。これらのスレーブ装置の各スレーブ装置は受け取られた命令をさらに実行し得る。結果として、このセットのEMS装置は協働して刺激作業を実装し得る。いくつかの事例では、このセットのEMS装置内の全装置が刺激作業を実装し得る。代替的に、このセットのEMS装置内の全装置の部分集合が刺激作業を実装し得る。刺激作業は、装置402、404、406、408、または410に対して異なるパラメータを含み得る。例えば、刺激作業を集合的に実装するが、装置402、404、406、408、または410は、刺激長さ、刺激強度、刺激作業回数などのパラメータにおいて、または、他のパラメータ(例えば収縮または休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、バーストパルス・パラメータ、刺激強度、波形形状、または位相間間隔など)において、異なる電気パルスを出力し得る。
代替的に、この1セットのEMS装置は複数の刺激作業を実装する。例えば、マスター装置402は1セットの命令をモバイル装置420から受け取り得る。このマスター装置の処理ユニットは、この1セットの命令を実行し、さらに、この1セットの命令またはこれらの命令の関連する部分をスレーブ装置の部分集合に伝達(例えばブロードキャスト)し得る。これらの命令を受け取ったこれらのスレーブ装置の各スレーブ装置はさらに、受け取られた命令を実行し、それにより刺激作業を実装し得る。同時にまたは逐次的に、このマスター装置は第2セットの命令をモバイル装置から受け取り得る。このマスター装置の処理ユニットは、この第2セットの命令を実行し、さらに、この第2セットの命令またはこれらの命令の関連する部分をスレーブ装置の第2部分集合に伝達(例えばブロードキャスト)し得る。第2セットの命令を受け取ったこれらのスレーブ装置の各スレーブ装置はさらに、受け取られた命令を実行し、それにより第2刺激作業を実装し得る。このセットのEMS装置は、1個、2個、5個、10個、15個、20個、30個、またはそれ以上の刺激作業を実装し得る。いくつかの事例では、このセットのEMS装置は、同時に1個、2個、5個、10個、15個、20個、30個、またはそれ以上の刺激作業を実装し得る。
図5では、様々な実施形態に係る、複数セットのEMS装置504、506、508に対して通信するモバイル装置502が図示されている。図5で示されているように、単一のモバイル装置が複数のセットのEMS装置に連結され得る。各セットのEMS装置は1つまたは複数の刺激作業を実装する能力を有し得る。例えば、単一のモバイル装置が、例えば異なる場所にわたって刺激作業を実装することにおいて、ヘルスケア専門家(例えば医者、療法士、看護師、その他)または他のサービス提供者(例えばトレーナー)により、利用され得る。例えば第1セットのEMS装置504が第1場所に配置され得る。サービス提供者は、自分のモバイル装置を使用して適切な刺激プログラム(単数または複数)をエンドユーザに提供し、データ(例えばセンサ・システムからのデータ、または刺激作業に関するデータ)を適宜収集し得る。引き続きサービス提供者は第2セットのEMS装置506を第2場所に移動させ得る。第2場所において、サービス提供者は、同一のモバイル装置を使用して他のエンドユーザに適切な刺激プログラム(単数または複数)を提供し、データ(例えばセンサ・システムからのテータ、または刺激作業に関するデータ)を適宜収集し得る。引き続きサービス提供者は第3セットのEMS装置508を第3場所に移動させ得る。第3場所において、サービス提供者は、同一のモバイル装置を使用して他のエンドユーザに適切な刺激プログラム(単数または複数)を提供し、データ(例えばセンサ・システムからのテータ、または刺激作業に関するデータ)を適宜収集し得る。したがって、図5で提供される構成は、サービス提供者が様々な場所において単一のモバイル装置を利用することを可能にし得る。それにより、効率が向上し、サービス提供者のクライアントに関するデータをキャプチャするための集中化されたプラットフォームが可能となる。
これらのEMS装置は、相互に通信し合う能力、または実質的に類似した装置に対して通信する能力を有するため、各EMS装置は、EMS装置群が必要時に多様で広範な範囲の刺激作業を提供することが可能である一方で、各EMS装置が日常生活に組み込まれることが可能となるよう、小型の外形を保ち、取り扱い易さが失われ得ない。さらに、単一のモバイル装置を用いて刺激作業の管理および追跡を実行することが可能であるため、効率性および利便性がエンドユーザに対して提供されるのみではなく、サービス提供者が効率的にクライアントを管理すること、または、プロフェッショナル品質の刺激作業を実行および/または実演することが可能となり、それによりクライアントは、同一の取り扱いが容易であるEMS装置を便利に使用し得る。
図6では、様々な実施形態に係る刺激作業を実装するためのシステムが図示されている。実質的に本明細書で説明されるように、このシステムは、図1に関して説明した、1つまたは複数のEMS装置601、モバイル装置603、エンドユーザ605、および/またはサーバ607を含むがこれらに限定されない複数の構成要素を含み得る。いくつかの事例では、このシステムは他のユーザ609を追加的に含み得る。いくつかの事例では、これらの他のユーザはEMS装置(例えばEMS装置601とは異なるEMS装置)の他のユーザであり得る。いくつかの事例では、これらの他のユーザは、EMS装置または電気的刺激に関して関心を有する個人であり得る。いくつかの事例では、これらの他のユーザは、専門技師、ヘルスケア専門家、および/または他のサービス提供者であり得る。
いくつかの事例では、他のユーザは、実質的に本明細書で記載の(例えばサーバ607上の)プラットフォームを使用して刺激作業を創るかまたは考案し得る。所望により、この創られた刺激作業は、エンドユーザ605がダウンロードするよう公開され得る。このダウンロードされる刺激作業は、モバイル装置および/またはEMS装置を使用して実質的に本明細書で記載のように実行および実装され得る。いくつかの事例では、公開済みの刺激作業は、様々なパラメータ(例えば人気度、ダウンロード回数、その他)を使用して、カテゴリー化またはランク付けされ得る。したがってこのプラットフォームは、カスタム設計された刺激作業を、ユーザが考案、共有、およびダウンロードすることを可能にする。
いくつかの事例では、他のユーザは、様々な刺激作業の計画またはスケジュールを、創るかまたは考案し得る。例えば他のユーザは、このプラットフォーム上で刺激作業を計画し得る。例えば、ユーザに対して実装されるべき刺激作業の順序またはスケジュールは、このプラットフォームを使用して、計画され得る。この順序またはスケジュールは、一定時間(例えば時間、数日、数週間、数ヶ月、その他)にわたりユーザ上で実装されることを意図された刺激作業を含み得る。刺激作業のスケジュールおよび計画は、実質的に上述のように、エンドユーザがダウンロードするために公開され得る。
いくつかの事例では、このプラットフォームは、他のユーザ609が、エンドユーザ605に対する刺激作業を計画、管理、追跡することを可能にする。いくつかの事例では、エンドユーザに対するアカウントが他のユーザにより登録および/または管理され得る。特に、このプラットフォームは、ある時間的期間にわたりクライアントにカスタム化された、広範な、および/または多様な刺激作業を提供することを意図するサービス提供者に対して有利であり得る。
例えば、専門ユーザ(例えばサービス提供者)は、計画またはカスタム化された刺激作業の提供を望む新規のエンドユーザに遭遇し得る。専門ユーザは、プラットフォームまたはサーバ607を用いて、新規エンドユーザに対するアカウント(例えば患者アカウント)を登録し得る。代替的にまたは追加的に、新規エンドユーザは自分のアカウントをプラットフォームまたはサーバを用いて登録し得る。いくつかの事例では、専門ユーザおよび新規エンドユーザの両方は、登録済みアカウントに対して異なる度合いのアクセシビリティを有し得る。
専門ユーザは、例えばこのプラットフォームを使用して、新規の刺激作業を提示し、および/または、この新規刺激作業と、新規エンドユーザのアカウントと、を関連付け得る。いくつかの事例では、新規刺激作業は、新規エンドユーザに対するカスタム設計された刺激作業であり得る。代替的にまたは追加的に、新規刺激作業は、新規エンドユーザの所与の目的に適した既存の刺激作業であり得る。専門ユーザは追加的に、新規エンドユーザのための刺激作業に対する計画を考案および提示し得る。例えば、専門ユーザは、時間の経過とともに、様々な刺激作業を登録済みアカウントに関連付け得る。専門ユーザはさらに、刺激作業に関する統計を、および/またはユーザから伝達された他のセンサデータを、追跡し得る。
サーバから、刺激計画および/または刺激作業は、ユーザのモバイル装置603に取得され得る。いくつかの事例では、この取得は自動的に実施され得る。代替的に、この取得は、エンドユーザによる要求がなされたとき、または設定された間隔で、実施され得る。いくつかの事例では、この取得は、エンドユーザの承認または確認が実行された後にのみ、許可され得る。例えば、SSL/TLSセキュアプロトコルを使用して、エンドユーザ(例えばエンドユーザのモバイル装置)は、刺激計画および/または刺激作業を取得するにあたり適切な要員であるものとして、サーバにより認証され得る。
エンドユーザ605は刺激装置601を自分の身体に貼り付け得る。エンドユーザは追加的にモバイル装置を利用し、刺激装置を制御するための関連アプリケーションを実行し得る。いくつかの事例では、エンドユーザは1種類の刺激作業を選択し得る。例えば、エンドユーザは、専門ユーザにより準備された計画済み刺激作業を選択し得る。代替的にまたは追加的に、エンドユーザは日常的な刺激作業を、および/または他の事前ロードまたはダウンロードされた刺激作業を、選択し得る。エンドユーザは、刺激作業を実行し、および/または、刺激作業の進行を管理し得る。いくつかの事例では、エンドユーザは刺激作業の強度を、例えばモバイル装置を使用して、調整し得る。いくつかの事例では、エンドユーザは、例えばモバイル装置を使用して、刺激装置の構成、アクティブ化、および/または非アクティブ化を実行し得る。
刺激装置は、刺激作業および/または他の検知済みデータに関するデータを記録し得る。刺激装置は、通信チャネルを使用して、刺激作業および/または他の検知済みデータに関する統計またはデータをモバイル装置に伝達し得る。伝達された統計またはデータはさらに、プラットフォームまたはサーバに伝達され、専門ユーザにより追跡され得る。
図7では、様々な実施形態に係るユーザを刺激するための方法が示されている。方法700は、本明細書を通じて説明される装置およびシステムが利用される方法の1例であり得る。ステップ701では、中央本体(例えばEMS装置の中央本体)がモバイル装置から刺激プログラムを受け取り得る。この中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有し得る。いくつかの事例では、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有し得る。この中央本体は、実質的に上述の、信号を検知するようプログラムされるかまたは別様に構成されたセンサ・システムを、刺激プログラムを起動するようプログラムされるかまたは別様に構成された処理ユニットを、および/または、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成されたパルス発生装置を、を含み得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムは加速度計またはジャイロスコープを含み得る。
ステップ703では、中央本体の処理ユニットは、刺激プログラムを起動または実行し得る。いくつかの事例では、処理ユニットは複数の異なる刺激プログラムを実行するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。複数の異なる刺激プログラムはユーザによる設定が可能であり得る。いくつかの事例では、複数の異なる刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて異なり得る。複数の異なる刺激プログラムは特定の用途に対するものであり得る。例えば、異なる刺激プログラムは、リハビリテーション目的のために、回復のために、リラクセーションのために、または能力向上のために、下垂足支援プログラムを提供し得る。
ステップ705では、中央本体のパルス発生装置は、実行される刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生し得る。ステップ707では、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドは電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激し得る。この1つまたは複数のパッドは、ユーザに対して取り付けられるよう、かつ中央本体に対して通信するよう、構成され得る。いくつかの事例では、中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続し得る。
いくつかの事例では、この方法は、センサ・システムの支援を用いて信号を検知することをさらに含み得る。検知された信号は筋音図(MMG)表示値を含み得る。代替的にまたは追加的に、検知された信号は他のEMG表示値または他種類の表示値を含み得る。
いくつかの事例では、この方法は、センサ・システムにより検知された信号を解析することをさらに含み得る。例えば、MMG表示値は筋肉能力パラメータを検出するために解析され得る。例えば、MMG表示値は筋肉疲労のレベルを検出するために解析され得る。いくつかの実施形態では、解析ステップはユーザの歩行または握力の解析に関し得る。いくつかの事例では、中央本体の処理ユニットは、ユーザを刺激し、同時にまたは逐次的に検知された信号を解析するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。
いくつかの事例では、この方法は、中央本体を基部ユニットに対して取り付けることを、および/または取り外すことを、さらに含み得る。取り付けるステップは、刺激プログラムの起動の前に実施され得る。基部ユニットは異なるターゲットに取り付けるよう構成された異なる種類の基部ユニットを含み得る。いくつかの事例では、異なるターゲットは、ユーザの膝、大腿部、または前腕を含み得る。いくつかの事例では、基部ユニットは1つまたは複数のストラップを含む。代替的にまたは追加的に、この基部ユニットは1つまたは複数の粘着部を含み得る。
いくつかの事例では、方法700を実装するための電気的刺激装置が提供され得る。この装置は、信号を検知するようプログラムされるかまたは別様に構成されたセンサ・システムを、刺激プログラムを実行するようプログラムされるかまたは別様に構成された処理ユニットを、および、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成されたパルス発生装置を、含む中央本体と、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含み得る。
いくつかの事例では、方法700を実装するためのシステムが提供され得る。このシステムは、ユーザが刺激プログラムを選択するモバイル装置と、刺激プログラムが受け取られる中央本体であって、信号を検知するようプログラムされるかまたは別様に構成されたセンサ・システムを、刺激プログラムを起動するようプログラムされるかまたは別様に構成された処理ユニットを、および、刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成されたパルス発生装置を、を含む、中央本体と、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含み得る。
いくつかの事例では、方法700を、または本明細書の全体を通じて提供される任意の実施形態を、実装するための装置は、キットにおいて提供され得る。このキットは、本明細書の全体を通して記載される装置(例えばEMS装置)のいずれかと、ユーザに対してこの装置を適切に配置するための指示書と、を含み得る。いくつかの事例では、この指示書は、ユーザの必要に応じてこの装置を複数の異なる位置に適切に配置することを含み得る。いくつかの事例では、複数の異なる位置に適切に配置することは、この装置をユーザの膝、大腿部、または前腕に配置することを含む。例えば、この指示書は、中央本体を含むEMS装置がユーザの様々な箇所上に配置され得るかについて、説明するかまたは図示し得る。いくつかの事例では、この指示書は、EMS装置がユーザ上に広く配置され得るかについて、説明するかまたは図示し得る。いくつかの事例では、この指示書は、ユーザが日常的な活動を実行している間にEMS装置を利用することが可能となるよう、EMS装置がユーザの衣服の下方に配置され得るかについて、説明するかまたは図示し得る。
代替的にまたは追加的に、このキットは、本明細書の全体を通して説明される装置(例えばEMS装置)のいずれかと、刺激プログラムを選択し、刺激プログラムにしたがってこの装置を適切に配置するための指示書と、を含み得る。例えば、この指示書は、下垂足支援のためのこの装置の利用を説明し得、ユーザの身体上のいずれの箇所にこの装置が適切に配置され得るかについて図示および/または説明し得る。この指示書は、追加的に、握力解析を実行するためのこの装置の利用を説明し得、ユーザの身体上のいずれの箇所にこの装置が適切に配置され得るかについて図示および/または説明し得る。いくつかの事例では、この刺激プログラムは下垂足支援プログラムであり得、この装置の適切な配置はユーザの腓骨神経またはふくらはぎ筋の上またはその近傍である。いくつかの事例では、この刺激プログラムは大腿部リハビリプログラムであり、この装置の適切な配置はユーザのクワッド(quad)またはハムストリング筋上である。いくつかの事例では、この刺激プログラムは手リハビリプログラムであり、この装置の適切な配置はユーザの前腕の上である。
図8では、様々な実施形態に係る類似した装置を用いてユーザを刺激するための方法が示されている。方法800は、本明細書の全体を通じて説明される装置およびシステムが利用される方法の1例であり得る。ステップ801では、第1中央本体はユーザ上の第1場所上に配置され得る。例えば第1中央本体は基部ユニットに対して着脱可能に取り付けられるよう構成され得、この基部ユニットはユーザに対して貼り付けられるかまたは取り付けられ得る。例えば、基部ユニットは1つまたは複数のストラップおよび/または粘着部を含み得る。基部ユニットは異なるターゲットに取り付けるよう構成された異なる種類の基部ユニットを含み得る。いくつかの事例では、異なるターゲットは、ユーザの膝、大腿部、または前腕を含み得る。第1中央本体は、実質的に本明細書の全体を通して説明されるEMS装置などの装置の中央本体であり得る。いくつかの事例では、第1中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有し得る。代替的にまたは追加的に、第1中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有し得る。
ステップ803では、第2中央本体はユーザの第2場所上に配置され得る。例えば第2中央本体は基部ユニットに対して着脱可能に取り付けられるよう構成され得、この基部ユニットはユーザに対して貼り付けられるかまたは取り付けられ得る。例えば、基部ユニットは1つまたは複数のストラップおよび/または粘着部を含み得る。基部ユニットは異なるターゲットに取り付けるよう構成された異なる種類の基部ユニットを含み得る。いくつかの事例では、異なるターゲットは、ユーザの膝、大腿部、または前腕を含み得る。第2中央本体は、EMS装置などの装置の中央本体であり得る。第2中央本体はいくつかの事例では、実質的に第1中央本体に類似し得る。いくつかの事例では、第2中央本体は実質的に形状またはサイズにおいて第1中央本体に類似し得る。例えば、第2中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有し得る。代替的にまたは追加的に、第2中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有し得る。いくつかの事例では、第2中央本体は、実質的に第1中央本体の内部電気構成部品に類似した内部電気構成部品を含み得る。
ステップ805では、刺激プログラムが第1中央本体上に搭載された処理ユニットの支援を用いて実行され得る。いくつかの事例では、この刺激プログラムは、第1中央本体に対して通信するモバイル装置から伝達またはアップロードされるプログラムであり得る。このモバイル装置は第1中央本体に対して直接的に通信し得る。いくつかの事例では、このモバイル装置は、RFプロトコル(例えば、ANT+、Gazell、またはBluetooth(登録商標)低エネルギープロトコルなど)を利用することにより第1中央本体に対して通信し得る。このモバイル装置は第2中央本体に対して直接的に通信しない場合もある。所望により、複数の刺激プログラムが、第1中央本体上に搭載された処理ユニットの支援を用いて実行され得る。複数の刺激プログラムは同時にまたは逐次的に実行され得る。複数の刺激プログラムは同一であってもよく、または互いに異なってもよい。いくつかの事例では、複数の刺激プログラムはユーザによる設定が可能であり得、および/またはユーザ構成され得る。いくつかの事例では、複数の刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて互いに異なり得る。いくつかの事例では、複数の刺激プログラムは異なる目的のための目的を含み得る。例えば、これらのプログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含み得る。
ステップ807では、コマンドが通信チャネル上でブロードキャストされ得る。このブロードキャストは第1中央本体から発せられ得る。いくつかの事例では、このコマンドは、刺激プログラムの起動の結果として、通信チャネル上でブロードキャストされ得る。
ステップ809では、ブロードキャストコマンドは第2中央本体において受け取られ得る。例えば、通信チャネルが第1中央本体と第2中央本体との間に存在し得る。この通信チャネルはワイヤレス通信チャネルであり得、RFプロトコル(例えばANT+プロトコル、Bluetooth(登録商標)プロトコル、またはGazellプロトコルなど)を利用し得る。
ステップ811では、電気的インパルスが、刺激プログラムに応答して発生され得る。いくつかの事例では、電気的インパルスは第1中央本体において発生され得る。代替的にまたは追加的に、電気的インパルスは第2中央本体において発生され得る。例えば、電気的インパルスは、第1中央本体上または第2中央本体上に搭載されたパルス発生装置の支援を用いて発生され得る。
ステップ813では、電気的インパルスは、1つまたは複数のパッドを用いてユーザに伝達され、それによりユーザが刺激され得る。いくつかの事例では、これらの中央本体の各中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続し得る。
いくつかの事例では、方法800は、ユーザ上の第3場所に第3中央本体を配置することを含み得る。所望により、追加的な中央本体がユーザ上の異なる場所上に配置され得る。いくつかの実施形態では、第2、第3、または追加的な中央本体の部分集合は単一の刺激プログラムにおいて利用され得る。代替的に、第2、第3、または追加的な中央本体の全部は単一の刺激プログラムにおいて利用され得る。いくつかの事例では、第2、第3、または追加的な中央本体の部分集合または全部は、複数の異なる刺激プログラムにおいて利用され得る。
いくつかの事例では、方法800を実装するための電気的刺激装置が提供され得る。この装置は、刺激プログラムを実行するようプログラムされるかまたは別様に構成された処理ユニットを、および、この刺激プログラムに応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成されたパルス発生装置を、含む中央本体であって、1)通信チャネル上でコマンドをブロードキャストするよう、かつ2)中央本体に実質的に類似した1つまたは複数の他の本体であって、通信チャネル上でブロードキャストコマンドを受け取り、それに応答して電気的インパルスを発生するよう構成された1つまたは複数の本体に対して通信するよう、構成された、中央本体と、中央本体に対して、または1つもしくは複数の他の本体に対して、通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含み得る。
いくつかの事例では、方法800を実装するためのシステムが提供され得る。このシステムは、刺激プログラムを実行するようプログラムされるかまたは別様に構成された処理ユニットを、およびこの刺激プログラムに応答して第1セットの電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成されたパルス発生装置を、含む第1中央本体であって、通信チャネル上でコマンドをブロードキャストするようプログラムされるかまたは別様に構成された、第1中央本体と、第1中央本体に実質的に類似した第2中央本体であって、通信チャネル上でブロードキャストコマンドを受け取り、それに応答して電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成された第2中央本体と、第1中央本体に対してまたは第2中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドであって、ユーザに取り付けられるよう、かつ、電気パルスを伝達し、それによりユーザを刺激するよう、構成された、1つまたは複数のパッドと、を含み得る。
いくつかの事例では、方法800を、または本明細書の全体を通して提供される任意の実施形態を、実装するための装置は、キットにおいて提供され得る。このキットは、本明細書の全体を通して記載される装置(例えばEMS装置)のいずれかと、ユーザに対してこれらの装置の2つ以上の装置を適切に配置するための指示書と、を含み得る。いくつかの事例では、この指示書は、これらのEMS装置の2つ以上の装置を単一のユーザ上に配置することを、説明するかまたは視覚的に示し得る。
図9では、様々な実施形態に係るサーバを使用してユーザを刺激するための方法が示されている。方法900は、本明細書の全体を通じて説明される装置およびシステムが利用される方法の1例であり得る。ステップ901では、サーバにより提供される1つまたは複数の刺激プログラムは、モバイル装置により受け取られ得る。このサーバは、実質的に本明細書の全体を通して説明されるサーバであり得る。例えば、このサーバは、カスタマイズ化された刺激プログラムをユーザが開発するためのプラットフォームを提供するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、カスタム化ユーザ刺激プログラムはサーバにアップロードされ得る。サーバにより提供される1つまたは複数の刺激プログラムはユーザ(例えばEMS装置のユーザなど)からアップロードされ得る。代替的にまたは追加的に、1つまたは複数の刺激プログラムは、実質的に本明細書の全体を通して説明されるように、専門ユーザまたはサービス提供者によりサーバにアップロードされ得る。代替的にまたは追加的に、1つまたは複数の刺激プログラムは、他(例えばサーバを起動する事業主体)により、サーバにアップロードされ得る。
ステップ903では、1つまたは複数の刺激プログラムは中央本体において受け取られ得る。いくつかの事例では、中央本体は10cmに等しいかまたは10cmよりも小さい最大寸法を有し得る。いくつかの事例では、この中央本体は30グラムに等しいかまたは30グラムよりも小さい重量を有し得る。1つまたは複数の刺激プログラムは、例えば通信方法(例えばワイヤレス通信方法など)を使用して、モバイル装置から伝達され得る。いくつかの事例では、この無線通信方法はRFプロトコル(例えばANT+プロトコル、Bluetooth(登録商標)低エネルギープロトコル、またはGazellプロトコルなど)を利用し得る。いくつかの事例では、任意の他の無線周波数プロトコルが利用され得る。
ステップ905では、刺激プログラムは中央本体により実行または起動され得る。例えば中央本体のファームウェアが刺激プログラムを実行し得る。いくつかの事例では、中央本体は、複数の異なる刺激プログラムを起動するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。複数の異なる刺激プログラムはサーバにおいてユーザによる設定が可能であり得る。いくつかの事例では、複数の異なる刺激プログラムは、刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値および下降値、バーストパルス・パラメータ、波形形状、または相間間隔のうちの少なくとも1つにおいて異なり得る。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、下垂足支援プログラム、リハビリテーション・プログラム、回復プログラム、リラクセーション・プログラム、または改善性能プログラムを含み得る。
ステップ907では、電気パルスは中央本体において発生され得る。いくつかの事例では、電気パルスは、刺激プログラムの実行に応答して発生され得る。ステップ909では、電気パルスは1つまたは複数のパッドの支援によりユーザに伝達され、それによりユーザが刺激され得る。いくつかの事例では、中央本体は有線接続を介して1つまたは複数のパッドに対してインターフェース接続する。
ステップ911では、実行された刺激プログラムに関するデータが記録され得る。このデータは、使用される刺激プログラム、中央本体の一意的なID、または合計刺激作業時間に関する情報を含み得る。いくつかの事例では、このデータはメモリユニット上に記録され得る。いくつかの事例では、このメモリユニットは中央本体上に搭載され得る。代替的にまたは追加的に、このデータはモバイル装置のメモリユニット上に記録され得る。ステップ913では、このデータはモバイル装置を介してサーバにアップロードされ得る。サーバは、ユーザに関するアップロードされたデータの記録および追跡を実行するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、サーバは、ユーザに関するアップロードされたデータを表示するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。
図10では、ユーザ1001に調製済み刺激プログラムを生成および提供することを含む本開示のいくつかの実施形態が図示されている。いくつかの実施形態では、この調製済み刺激プログラムは、ユーザに関する情報を取得および解析するために1つまたは複数のアプリケーションプログラミングインタフェースを介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信するようプログラムされるかまたは別様に構成された1つまたは複数のプロセッサを含むシステムにより生成および実行され得る。いくつかの実施形態では、本明細書で開示される方法は、ユーザに関する情報を取得および解析するために1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信する1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて調製済み刺激プログラムを生成および実行することを含み得る。
全般的に、プロセッサは、データソースからの情報またはデータに対して1つまたは複数の演算を実行する電子回路を指し得る。プロセッサは、プロセッサへの、および/またはプロセッサからの、情報の伝達を実行するための複数の入力/出力(I/O)ポートを有し得、これらのI/Oポートは複数の特定種類のポートにグループ化され得る。いくつかの事例では、本開示の様々な実施形態は1つまたは複数のプロセッサを含み得る。いくつかの事例では、本開示の様々な実施形態は処理ユニットを含み、この処理ユニットは1つまたは複数のプロセッサを含む。いくつかの実施形態では、本明細書で開示のシステム、方法、および/または装置は1つのプロセッサを含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書で開示のシステム、方法、および/または装置は2つ以上のプロセッサを含み得る。本開示の様々な実施形態は、1個のプロセッサ、2個のプロセッサ、3個のプロセッサ、4個のプロセッサ、5個のプロセッサ、6個のプロセッサ、7個のプロセッサ、8個のプロセッサ、9個のプロセッサ、または10個以上のプロセッサを含み得る。プロセッサは、物理的に別個(単一チップあたり1個のプロセッサ)であってもよく、または同一チップ上に一緒に組み合わされ(例えば単位チップあたり複数のプロセッサ)てもよい。本開示のいくつかの実施形態は、単一チップ上に組み合わされた2個のプロセッサ(例えばデュアルコア・プロセッサ)を含み得る。いくつかの実施形態では、2個のプロセッサはが単一チップ上に組み合わされ(例えばデュアルコア・プロセッサ)てもよく、3個のプロセッサが単一チップ上に組み合わされ(例えばトリコア・プロセッサ)てもよく、4個のプロセッサが単一チップ上に組み合わされ(例えばクアッドコア・プロセッサ)てもよく、6個のプロセッサが単一チップ上に組み合わされ(例えばヘクサコア・プロセッサ)てもよく、8個のプロセッサが単一チップ上に組み合わされ(例えばオクタコア・プロセッサ)てもよく、および/または、10個のプロセッサが単一チップ上に組み合わされ(例えばデカコア・プロセッサ)てもよい。これらの1つまたは複数のプロセッサの各プロセッサは、個別的にまたは集合的に、動作し得る。例えば、本開示で開示のシステムは2個のプロセッサを含み得、これらの2個のプロセッサは並列動作(例えば、計算が、スケジューラにより、より小さいタスクに細分化され少なくとも2つのプロセッサに割り当てられる、コンピューティングの1つの形態)し得る。
いくつかの事例では、これらの1つまたは複数のプロセッサはモバイル装置1003(例えばセル電話など)上に配置され得る。モバイル装置の非限定的な例としては、セル電話、ハンドヘルド型ゲーミングコンソール、頭部搭載ディスプレイ、ヘッドバンド、ヘッドフォン、埋入可能装置、摂取可能装置、モバイル・コンピュータ、モバイルフォン、携帯情報端末(PDA)、携帯メディアプレーヤ、スマートブレスレット、スマートフォン、スマートウォッチ、およびタブレットが挙げられる。例えば、本開示で開示のシステムは2個のプロセッサを含み得、これらの2個のプロセッサはセル電話上に配置され得る。他の事例では、本開示で開示のシステムはクアッドコア・プロセッサを含み得、このクアッドコア・プロセッサは頭部搭載ディスプレイ上に配置され得る。いくつかの実施形態では、筋肉刺激装置の中央本体1005は1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
いくつかの実施形態では、これらの1つまたは複数のプロセッサは、ユーザに関する情報を取得および解析するために1つまたは複数のアプリケーションプログラミングインタフェース1007を介して1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの実施形態では、このアプリケーションプログラムはモバイル装置1003上で実行され得る。本開示の様々な実施形態に対して有用であり得る1つのカテゴリーのアプリケーションプログラムは、健康関連またはフィットネス関連のアプリケーションである。健康関連およびフィットネス関連のアプリケーションプログラムは、ユーザに関する情報(例えば取られた歩数)をログ記録または追跡するために広く使用される。アプリケーションプログラムの非限定的な例としては、Apple Health、Fitbit、Google Fit、JawBone Up、MapMyFitness、Mind Body、Moves、Nike+、RunKeeper、Strava、Under Armour Connected Fit、Wahoo Fitness、Withings、およびWodifyが挙げられる。いくつかの態様では、本開示の様々な実施形態は、1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信可能に連結された1つまたは複数のプロセッサを含み得る。当業者は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのアプリケーションプログラムとの間で情報が伝達され得るよう1つまたは複数のプロセッサと1つまたは複数のアプリケーションプログラムとの間に物理的(例えば電子回路)なまたは非物理的(例えばワイヤレス)なリンクが存在するならば、1つまたは複数のプロセッサが1つまたは複数のアプリケーションプログラムに対して通信可能に連結され得ることを理解するであろう。いくつかの事例では、アプリケーションプログラムは、モバイルフォン上でダウンロードおよび/または実行可能であり得るサードパーティ製プログラム(例えば、本願の発明者以外により開発されたソフトウェア部品)を指し得る。1つまたは複数のプロセッサと1つまたは複数のアプリケーションとの間の通信は少なくとも1つのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)1007を使用して達成され得る。APIは、全般的に、所与のアプリケーションと相互作用し得るソフトウェアアプリケーションを構築するための1セットのルーチン、プロトコル、またはツールを指し得る。本開示のいくつかの実施形態では、APIは、アプリケーションプログラムにより取得されるユーザに関する情報にアクセスするために使用され得る。いくつかの実施形態では、これらの1つまたは複数のアプリケーションプログラムはサードパーティ製プログラムを含み、これらのサードパーティ製プログラムは、サードパーティ製プログラムがユーザに関する情報を取得すること、および/または受け取ることが可能となるよう、ユーザにリンクされ得る。例えば、このサードパーティ製プログラムはユーザの運動にリンクされ得る。ここでは、サードパーティ製プログラムはユーザにより取られた歩数を計測するために加速度計を使用する。他の事例では、このサードパーティ製プログラムは、ユーザに関する情報を取得する能力を有するサードパーティ製装置(例えばスマートウォッチ)にリンクされ得る。さらに他の事例では、このサードパーティ製プログラムはユーザにリンクされ得る。ここでは、ユーザは、サードパーティ製プログラムに情報を入力する。当業者は、各アプリケーションプログラムがアプリケーションプログラムに対して通信するための一意的なAPIを有し得ることを理解するであろう。したがって、本開示の様々な実施形態の任意の実施形態は、アプリケーションプログラムからユーザに関する情報に対してアクセス、取り出し、および/または取得を行うために、所与のアプリケーションプログラムに対して通信するにあたり必要な任意のAPIを含み得る。例えば、本明細書で開示のシステムは、FitbitAPIを介してFitbitアプリケーションプログラムに対して通信可能に連結された1つまたは複数のプロセッサを含み得る。他の事例では、方法は、1つまたは複数のプロセッサの支援を用いて、StravaAPIを介してStravaアプリケーションプログラムに対して通信することを含み得る。いくつかの実施形態では、アプリケーションプログラムはカスタムプログラムであり得る。いくつかの実施形態では、このAPIはカスタム化されたアプリケーションプログラミングインタフェースであり得る。本開示におけるすべての実施形態の任意の実施形態は、ユーザに関する情報を取得するためにカスタム化APIを介して1つまたは複数のカスタム化されるかまたはサードパーティ製のアプリケーションプログラムに通信可能にリンクされた1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
本明細書で開示の全部の実施形態のいずれの実施形態においても、少なくとも1つのアプリケーションプログラムとAPIとの間の通信はAPIコールを含み得る。例えば、アプリケーションプログラムとAPIとの間の通信はAPIコールにより起動され得る。いくつかの実施形態では、APIコールはアプリケーションプログラムにより実行および/または起動され得る。いくつかの実施形態では、APIコールはサーバにより実行および/または起動され得る。いくつかの実施形態では、サーバは直接的にモバイルアプリケーションに対して通信し得る。いくつかの実施形態では、サーバは間接的に(例えばプッシュ配信を使用して)モバイルアプリケーションに対して通信し得る。
本明細書で開示の全部の実施形態のいずれにおいても、ユーザに関する情報は、ユーザの場所にもしくはユーザの場所変化に関する情報を、ユーザの活動に関する情報を、ユーザの健康に関する情報を、ユーザにより利用されるサードパーティ製装置により取得された情報を、および/または、これらの任意の組み合わせを、含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザに関する情報は、ユーザの場所にまたはユーザの場所変化に、関する情報を含み得る。いくつかの態様では、ユーザの場所にまたはユーザの場所変化に、関する情報は、ユーザの場所を特定すること、ユーザにより取られる経路を監視すること、ユーザにより移動された距離を判定すること、または、ユーザの平均スピードを判定すること、に対して有用であり得る。例えば、本明細書で開示のシステムは、ユーザにより取られた経路を監視するようプログラムされるかまたは別様に構成されたアプリケーションプログラムに対して通信可能に連結された2個のプロセッサを含み得る。なお、ユーザにより取られた経路を含む情報は、アプリケーションプログラムと2個のプロセッサとの間で伝達され得る。
いくつかの実施形態では、ユーザに関する情報はユーザの活動を含み得る。例えばモバイルフォン上のアプリケーションは、ユーザにより消費されたカロリー数を記録するために使用され得る。ここでモバイルフォンは、ユーザによるカロリー消費に関する情報がアプリケーションとデュアルコア・プロセッサとの間で伝達され得るようアプリケーションに対して通信可能に連結されたデュアルコア・プロセッサを含む。ユーザの活動の非限定的な例としては、ユーザにより取られた歩数、ユーザにより経験された加速度、ユーザによる電話使用期間、ユーザにより実行された活動の種類、ユーザにより消費されたカロリー数、ユーザのバイタルサイン、ユーザにより取られた経路、ユーザにより実行されたワークアウトルーチン、および/または、これらの任意の組み合わせが挙げられる。1つの事例では、クアッドコア・プロセッサは、ユーザによる電話使用期間がアプリケーションとクアッドコア・プロセッサとの間で伝達され得るようユーザによる電話使用期間を記録するアプリケーションに対して通信可能に連結され得る。当業者は、ユーザの活動(例えばユーザにより取られた歩数、またはユーザにより経験された加速度)が多様な方法で判定され得ることを理解するであろう。例えば、アプリケーションプログラムは加速度計センサに通信可能に連結され得、この加速度計センサは、ユーザの加速度変化を監視し、加速度変化に関する情報をアプリケーションプログラムに伝達するために、使用され得る。ここでは、このアプリケーションプログラムは、歩行がなされたかを判定する。他の事例では、アプリケーションプログラムは、ユーザにより移動された距離に関する情報を取得し、平均歩幅に基づいて、ユーザによりとられた歩数を近似し得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動はユーザの活動の種類を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動の種類はランニングを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動の種類はウォーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動の種類はサイクリングを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動の種類は健康体操を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの活動の種類はウエイトリフティングを含み得る。本明細書で提供される活動の種類の例示的な実施形態が限定されることを意図するものではないことが理解されるべきであり、当業者は、ユーザの活動の種類がユーザによる実行が可能である多様な活動を指し得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、ユーザの活動はユーザのバイタルサインを含み得る。いくつかの態様では、ユーザのバイタルサインを含む情報は、ユーザの全般的な健康を判定し、ユーザのリアルタイムに関するユーザ情報にフィードバック(例えばリアルタイム・フィードバック)を提供するにあたり有用であり得る。ユーザのバイタルサインの非限定的な例としては、体温、血圧、心拍数、呼吸速度、パルスオキシメトリ、およびこれらの任意の組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、ユーザの活動はユーザにより実行されたワークアウトルーチンを含み得る。ワークアウトルーチンは、ユーザにより実行されるエクササイズの組み合わせであってもよく、および/または、特定エクササイズの反復回数、および/または特定エクササイズの反復のセット回数を含み得る。例えば、ワークアウトルーチンは、ユーザが30キログラムのウェイトを10回リフト(例えば10反復)し、そのエクササイズを5回反復すること(例えば10反復の5セット)を含み得る。
いくつかの実施形態では、ユーザに関する情報はユーザの健康に関する情報を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの健康はユーザの健康記録を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの健康記録はユーザにより提供され得る。いくつかの実施形態では、ユーザの健康記録は電子医療記録(EUR)を含み得る。全般的に、ユーザの健康記録は、ユーザの人口統計学データ、ユーザのバイタルサイン、ユーザの病歴、およびユーザの薬物治療に関する情報を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの健康はユーザの体重を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザの健康はユーザの体重変化を含み得る。例えば、ユーザの健康は特定の時間的期間にわたり体重減少量を含み得る。いくつかの事例では、ユーザの健康はユーザの体重から少なくとも部分的に誘導される値を含み得る。例えば、ユーザの健康はユーザのボディマス指数(BMI)を含み得る。
本明細書で記載のアプリケーションプログラムは、ユーザから直接的1009(例えばユーザが情報をアプリケーションプログラムに入力する)に、または間接的1011(例えば、サードパーティ製装置1013を使用することによる。ここで、サードパーティ製装置はユーザに関する情報を取得し、アプリケーションプログラムはユーザに関する情報をサードパーティ製装置からアクセスまたは取得する)に、情報を取得し得る。本願のすべての実施形態の任意の実施形態において、ユーザに関する情報はユーザにより利用されるサードパーティ製装置により取得された情報を含み得る。例えば、本開示で開示のシステムはスマートウォッチを含む。このスマートウォッチはユーザに関する情報を取得し、アプリケーションプログラムはユーザに関する情報をスマートウォッチから取得するかもしくは取り出すようプログラムされるかまたは別様に構成される。他の事例では、本明細書で開示の方法はAPIを介してアプリケーションプログラムに対して通信することを含み得る。このアプリケーションプログラムは、ユーザに関する情報を頭部搭載ディスプレイから取得するかもしくは取り出すようプログラムされるかまたは別様に構成される。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、アプリケーションプログラムから取得されたユーザに関する情報を解析し、その解析に基づいて、ユーザに対する調製済み刺激プログラムを生産および実行するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。一実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、ユーザの最近のワークアウトルーチンを含むユーザに関する情報を解析し、その解析に基づいて、ワークアウトルーチンにおいてエクササイズされた筋肉の刺激を含む調製済み刺激プログラムを生産および実行するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、本明細書で開示のシステムは、ユーザが最近ランニングを実行したという指標を含む情報を解析するようプログラムされるかまたは別様に構成された、クアッドコア・プロセッサを含み得る。この情報に基づいて、このプロセッサは、ふくらはぎおよび/または大腿四頭筋の回復刺激を含む刺激作業を推薦するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。他の事例では、本明細書で開示の方法は、ユーザが強化トレーニング作業に参加し二頭筋が緊張されたという指標を含む情報を解析することを含み得る。したがって、この方法は、プロセッサの支援を用いて、二頭筋の回復刺激を含む調製済み刺激作業を生産することを含み得る。さらに他の事例では、本明細書で開示のシステムは、ユーザが第1場所から第2場所へ最近移動したという指標を含む情報を解析するようプログラムされるかまたは別様に構成されたデュアルコア・プロセッサを含み得る。この情報に基づいて、このプロセッサは、第2場所に配置されたマッサージ・プログラムを含む刺激作業を推薦するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。本開示のいくつかの実施形態では、ユーザに関する情報を解析することは、ユーザに関する単一の情報の解析(例えばユーザの場所を解析して、当該場所で利用可能なマッサージ・プログラムを推薦すること)を含み得る。他の実施形態では、ユーザに関する情報を解析することは、ユーザに関する複数の情報を解析すること(例えば、ユーザにより取られた歩数およびユーザの加速度を解析し、それによりユーザが歩行中であるかまたはランニング中であるかを判定すること)を含み得る。
いくつかの事例では、いくつかの事前決定された刺激作業が、ユーザによる選択のために利用可能であり得る。本開示のいくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、事前ロードされるか、オンライン・データベースからダウンロードされるか、またはユーザにより設計され得る1つまたは複数の事前決定された刺激プログラムとともに、ユーザに関する情報の解析に基づいて調製済み刺激プログラムを生産するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの態様では、本開示に係るシステムおよび/または方法は、プロセッサにより実行される刺激プログラムを複数の刺激プログラムからユーザにより選択することを含み得る。例えば、本明細書で開示のシステムは、複数の事前決定された刺激プログラムとともに調製済み刺激プログラムを生産するようプログラムされるかまたは別様に構成されたプロセッサを含み得る。なおユーザは、プロセッサにより実行される事前決定された刺激プログラムを選択することができる。他の事例では、本明細書で開示の方法は、複数の事前定義された刺激プログラムとともに調製済み刺激プログラムを生産することを含み得る。なおユーザは、プロセッサにより実行される調製済み刺激プログラムを選択することができる。いくつかの実施形態では、この調製済み刺激プログラムはこれらの事前定義された刺激プログラムとは異なり得る。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムの2個以上の刺激プログラムは、所望の効果(例えば、治療、フィットネス、能力強化、刺激、その他)、応用、および/または特定パラメータ(例えば、収縮または休止期間に対する刺激周波数、パルス幅、デューティサイクル・パラメータ、上昇値、下降値、またはバーストパルス・パラメータ、その他)において異なり得る。さらに、本開示の様々な実施形態のうちのいくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムは、ユーザに下垂足支援を提供するために、リハビリテーション目的のために、回復のために、リラクセーションのために、または性能改善のために、個別的にまたは任意の組み合わせで、使用され得る。これらのシステムおよび/または方法のうちのいずれもが、電気パルスをユーザに伝達するために、刺激プログラムの実行に応答して電気パルスを発生するためのパルス発生装置と、パルス発生装置に対して通信し、かつ、ユーザに取りつけられた、1つまたは複数のパッドと、をさらに含み得る。本明細書で開示のシステムおよび方法のいくつかの実施形態では、ユーザに電気パルスを伝達することによりユーザの状態が改善され得る。例えば、ユーザに電気パルスを伝達することにより痛みが軽減され得る。他の事例では、ユーザに電気パルスを伝達することにより筋肉疲労が軽減され得る。
作動可能機構の作動が柔軟性を有するため、刺激プログラムをユーザに対して調整することにおいてより大きい自由度がユーザにもたらされることが可能である。図11では、ユーザ1101を刺激するための装置および/または方法を含む本開示のいくつかの実施形態が図示されている。ここで、ユーザは、ユーザインターフェースを介して、入力の度合いに応じて2つ以上の異なる方法で刺激状態に影響を及ぼし得る。いくつかの実施形態では、本明細書で開示の電気的刺激装置は、中央本体1103の外部表面上でアクセス可能なユーザインターフェースを含み得る。このユーザインターフェースは、入力の度合いに応じて2つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすようプログラムされるかまたは別様に構成された作動可能機構1105を含む。いくつかの実施形態では、この装置は、中央本体に対して通信する1つまたは複数のパッドをさらに含み得る。なお、これらの1つまたは複数のパッドは、ユーザに取り付けられるよう、かつ、刺激プログラムの状態に対応して電気パルスを伝達するよう、構成されている。いくつかの実施形態では、本明細書で開示のユーザを刺激するための方法は、ユーザインターフェースにおける入力の度合いに応じて2つ以上の異なる方法で刺激プログラムの状態に影響を及ぼすことをさらに含み得る。なお、このユーザインターフェースは作動可能機構を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示の装置または方法は、作動されたときに刺激プログラムの状態に影響を及ぼす能力を有する少なくとも1つの作動可能機構を含み得る。いくつかの態様では、本開示の様々な実施形態は1個の作動可能機構を含み得る。いくつかの態様では、本開示の様々な実施形態は2個の作動可能機構、3個の作動可能機構、4個の作動可能機構、または5個以上の作動可能機構を含み得る。例えば、本明細書で開示の電気刺激装置は1個の作動可能機構を含み得る。
いくつかの実施形態では、この作動可能機構は押下可能機構1105(例えばボタンまたはマイクロスイッチなど)であり得る。他の実施形態では、この作動可能機構は、摺動可能機構または回転可能機構であり得る。2個以上の作動可能機構を含むいくつかの実施形態では、各作動可能機構は、押下可能機構、摺動可能機構、および回転可能機構からなる群より別個に選択され得る。いくつかの実施形態では、この機構は物理的な機構であり得る。いくつかの実施形態では、この作動可能機構は接触感応式1107であり得る。いくつかの実施形態では、この機構は接触感応式仮想機構1109(例えば仮想ボタン)であり得る。いくつかの実施形態では、この仮想機構は、物理的な作動可能機構であるかのような錯覚が与えられるよう、仮想的に押下可能、仮想的に摺動可能、または仮想的に回転可能であり得る。例えば、本開示のいくつかの実施形態は、接続1113を用いて電気刺激装置に対して通信可能に連結されたモバイル装置1111を含み得る。なお、モバイルフォンにおいて仮想的にコード化されたこの作動可能機構を押下することにより、信号がモバイル装置から電気刺激装置に伝達され、それにより刺激プログラムが影響される。いくつかの実施形態では、接続1113は、単一方向または双方向の有線接続またはワイヤレス接続(例えばWifi接続、Bluetooth(登録商標)接続、Bluetooth(登録商標)LE、ANT+接続、またはGazell接続)を含み得る。いくつかの実施形態では、中央本体1103は、接触接続1115を通してユーザ1101に対して取り付けられるか、貼り付けられるか、または別様に連結され得る。
当業者は、1つまたは複数の作動可能機構が電気刺激装置の外部表面上の任意の場所に配置され得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の前部表面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の左側面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の右側面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の左側面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の上側面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は電気刺激装置の中央本体の底側面上に配置され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構は実質的に電気刺激装置の中央本体の外部表面の中心に配置され得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の作動可能機構を作動させることにより、ユーザは複数の異なる刺激プログラム間でサイクルすることが可能であり得る。例えば、作動可能機構を作動させることにより、電気刺激装置は第1刺激プログラムが実行される状態から第2刺激プログラムに切り替えられ得る。他の事例では、作動可能機構を作動させることにより、電気刺激装置はオフ状態から第1刺激プログラムが実行される状態に切り替えられ得る。同一の事例では、作動可能機構を2度目に作動させることにより、電気刺激装置は第1刺激プログラムが実行される状態からオフ状態に切り替えられ得る。本明細書で開示される全部の実施形態の任意の実施形態におけるオフ状態は、アイドル状態(例えば、装置はオン状態にあるが刺激プログラムは休止された状態)または電源停止状態(例えば電気刺激装置が電源オフされた状態)を指し得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構を作動させることは、刺激プログラムの強度に影響を及ぼし得る。例えば、本明細書で開示の電気刺激装置は押下可能機構を含み得、この押下可能機構を作動させることによりパルス幅が増加し得る。他の事例では、本明細書で開示の電気刺激装置は回転可能機構を含み得、この回転可能機構を作動させることにより刺激周波数が増加し得る。本発明の全部の実施形態の任意の実施形態は2個以上の作動可能機構を含み得、2個以上の作動可能機構を作動させることが、刺激プログラムに影響を及ぼすにあたり要求され得る。
いくつかの実施形態では、入力の度合いは刺激プログラムの状態に影響を及ぼし得る。変動され得る入力の度合いの非限定的な例としては、入力の回数(例えば、作動可能機構が連続的に作動および解放された回数)、入力の速さ(例えば、作動可能機構が作動および/または解放される速さ)、入力の期間(例えば、作動可能機構が作動される時間量)、入力に対して作用された力(例えば、作動可能機構が作動される際に用いられる力)、または、入力の方向が挙げられ得る。本明細書で開示の全部の実施形態の任意の実施形態では、入力は作動可能機構の作動を含み得る。1つの事例では、電気刺激装置は押下可能機構を含み得、押下可能機構を短く(例えば0.5秒未満)押下および解放することにより、現在の刺激作業が休止され得る。他の事例では、休止された刺激作業は押下可能機構を1~2秒間押下することにより再開され得る。さらに他の事例では、電気刺激装置は押下可能機構を含み得、押下可能機構を2秒より長く押下することにより、現在の刺激作業の強度が増加される。いくつかの実施形態では、作動可能機構を作動させることは、刺激プログラムの状態を1つの方法で影響を及ぼすよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構を作動させることは、入力の度合いに応じて、刺激プログラムの状態を2つ以上の方法で影響を及ぼすよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの実施形態では、作動可能機構を作動させることは、入力の度合いに応じて、刺激プログラムの状態を2つの方法、3つの方法、4つの方法、5つの方法、7つの方法、8つの方法、9つの方法、または10以上の方法で影響を及ぼすよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。刺激プログラムの状態を2つの方法で影響を及ぼすようプログラムされるかまたは別様に構成された作動可能機構を含む1つの事例では、電気刺激装置は押下可能機構を含み得、押下可能機構を短く(例えば0.5秒未満)押下および解放することにより、現在の刺激作業は1レベルだけ強度が増加され得、一方、押下可能機構を1~2秒間押下することにより、現在の刺激作業は1レベルだけ強度が減少され得る。当業者は、シゲプログラムの状態が多様な方法で影響を及ぼされ得ることを理解するであろう。刺激プログラムの状態が影響を及ぼされる方法の非限定的な方法としては、刺激プログラムの休止、刺激をオフ状態にして異なる刺激プログラムに切り替えること、刺激プログラムの再開、刺激プログラムの強度の増加、および刺激プログラムの強度の減少が挙げられ得る。1つの事例では、作動可能機構は、刺激の状態に対して4つ以上の異なる方法で影響を及ぼすようプログラムされるかまたは別様に構成されうる。なお、4つ以上の異なる方法は、刺激プログラムの休止、刺激プログラムの再開、刺激プログラムの強度の増加、および刺激プログラムの強度の減少を含む。
少なくとも1つの刺激パラメータを、連続した刺激実行、刺激プログラム位相、またはレベル間でランダムに変更することは、筋肉が同一の電気的刺激様相に適応することを防止し、それにより刺激効率が改善され得る。例えば少なくとも1つの刺激パラメータをランダムに変更することは疲労耐性(例えば持久力)を改善し得る。他の事例では、少なくとも1つの刺激パラメータをランダムに変更することは力生成を改善し得る。図12では、複数のステップを含むユーザを刺激するための方法1200を含む本開示のいくつかの実施形態が図示されている。なお各ステップは1つまたは複数の下位ステップを含む。方法1200の1つもしくは複数のステップまたは下位ステップは、所望の方法でユーザを刺激するにあたり必要に応じて、反復されてもよく、省略されてもよく、または本明細書で記載の順序とは異なる順序で実行されてもよい。ステップ1201では、1つまたは複数の刺激プログラムに関する入力が、本明細書で開示の装置またはシステムの任意の構成要素(例えばEMS装置、中央本体、プロセッサ、またはモバイル装置)により受け取られ得る。ステップ1203では、1つまたは複数の刺激パラメータの値が処理され得る。処理された刺激パラメータは、本明細書で記載の事前定義された範囲からランダムに選択され得る。ステップ1205では、刺激プログラムは、1つまたは複数の刺激パラメータに対するランダムに選択された値を用いて実行され得る。ステップ1207では、電気パルスがユーザに伝達され得る。ステップ1209では、1つまたは複数の刺激パラメータの値が選択され得る事前定義された範囲はユーザによる設定が可能であり得る。本開示における全部の刺激パラメータの任意の刺激パラメータは事前定義された範囲内でランダム化され得る。ランダム化され得るパラメータの非限定的な例としては、刺激収縮周波数、休止周波数、刺激デューティサイクル、刺激パルス幅、刺激の長さまたは期間、バーストパルス・パラメータ、上昇時間、下降時間、またはこれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。1つの事例では、収縮周波数は80~100Hz間の値からランダムに選択され得る。いくつかの実施形態において、単一の刺激パラメータがランダム化され得る。いくつかの実施形態では、2個の刺激パラメータ、3個の刺激パラメータ、4個の刺激パラメータ、5個の刺激パラメータ、6個の刺激パラメータ、7個の刺激パラメータ、8個の刺激パラメータ、9個の刺激パラメータ、または10個以上の刺激パラメータがランダム化され得る。なお各刺激パラメータは特定の刺激プログラムに対する一意的に定義された範囲内に含まれる。いくつかの実施形態では、2個の刺激パラメータの部分集合、3個の刺激パラメータの部分集合、4個の刺激パラメータの部分集合、5個の刺激パラメータの部分集合、6個の刺激パラメータの部分集合、7個の刺激パラメータの部分集合、8個の刺激パラメータの部分集合、9個の刺激パラメータの部分集合、または10個以上の刺激パラメータの部分集合がランダム化され得る。なお各刺激パラメータは特定の刺激プログラムに対する一意的に定義された範囲内に含まれる。いくつかの実施形態では、複数の異なる刺激プログラムの2個以上の刺激プログラムは、所望の効果(例えば治療、フィットネス、能力強化、刺激、その他)において異なり得る。したがって、所与の刺激パラメータに対する事前定義された範囲は異なる刺激プログラムに対して異なり得る。いくつかの実施形態では、事前定義された範囲はユーザによる設定が可能1209であり得る。いくつかの実施形態では、事前定義された範囲は特定の刺激プログラムに対して事前設定され得る。1つの事例では、強度電気筋肉刺激プログラムの1つの位相の刺激パラメータは、以下の範囲内、すなわち、収縮周波数:80~100ヘルツ(Hz)で、休止周波数:0~5Hzで、収縮時間:3~5秒で、休止時間:15~30秒で、パルス幅:200~400μSで、刺激長さ:20~50収縮で、上昇期間:0.5~3秒で、および、下降期間:0.5~1.5秒で、変動し得る。
所望により、収縮周波数は、約20Hz、40Hz、60Hz、80Hz、100Hz、120Hz、140Hz、または160Hzに等しいかまたはこれらの周波数よりも大きい値であり得る。所望により、休止周波数は、約10Hz、9Hz、8Hz、7Hz、6Hz、5Hz、4Hz、3Hz、2Hz、1Hz、または0Hzに等しいかまたはこれらの周波数よりも小さい値であり得る。所望により収縮時間は約1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、6秒、7秒、8秒、9秒、10秒、12秒、または15秒に等しいかまたはこれらの時間よりも長い値であり得る。所望により休止時間は、約5秒、7秒、10秒、12秒、14秒、16秒、18秒、20秒、22秒、24秒、26秒、28秒、30秒、32秒、34秒、36秒、38秒、または40秒に等しいかまたはこれらの時間よりも大きい値であり得る。所望によりパルス幅は、約100μS、125μS、150μS、175μS、200μS、225μS、250μS、275μS、300μS、325μS、350μS、375μS、400μS、425μS、450μS、475μS、または500μSに等しいかまたはこれらの時間よりも大きい値であり得る。所望により刺激長さは、約5収縮、10収縮、15収縮、20収縮、25収縮、30収縮、35収縮、40収縮、45収縮、50収縮、55収縮、60収縮、70収縮、80収縮、90収縮、または100収縮に等しいかまたはこれらよりも大きい値であり得る。所望により上昇期間は、約0.1秒、0.2秒、0.5秒、1秒、1.5秒、2秒、2.5秒、3秒、3.5秒、4秒、4.5秒、もしくは5秒に等しいかまたはこれらの時間よりも長い値であり得る。所望により下降期間は、約0.1秒、0.2秒、0.5秒、1秒、1.5秒、2秒、2.5秒、3秒、3.5秒、4秒、4.5秒、または5秒に等しいかまたはこれらの時間よりも長い値であり得る。いくつかの事例では、波形は周期波形であり得る。所望により波形は、サイン波、矩形波、三角波、または鋸歯状波、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。波形は、いくつかの事例では、複合波形を含む。
いくつかの実施形態では、刺激プログラムは位相またはレベルに分割され、各位相またはレベルは、一意的なセットの事前定義された範囲を含み得、この内で1つまたは複数の刺激パラメータは変動し得る。いくつかの実施形態では、刺激プログラムは単一のレベルを含み得る。いくつかの実施形態では、刺激プログラムは、2レベル、3レベル、4レベル、5レベル、6レベル、7レベル、8レベル、9レベル、または10以上のレベルを含み得る。1つの事例では、刺激プログラムは3レベル(ウォーミングアップ・レベル、主要レベル、クールダウン・レベル)を含み得る。刺激プログラムは、複数のレベルを含み得、複数のレベルの各レベルは別個にユーザによる設定が可能であり得る。
図13では、様々な実施形態に係るポータブル型EMS装置1300の拡大図が図示されている。図13で提供される装置は、本明細書の全体を通して説明されたEMS装置の1つの実施形態(例えば図2のEMS200)を例示する。いくつかの事例では、この装置は、1つまたは複数のパーツを含み得るか、または1つまたは複数のパーツから形成され得る。例えば、この装置は、上方ケーシング1301、プリント回路基板(PCB)1307、および底部ケーシング1309を含み得る。上方ケーシング、PCB、および底部ケーシングが一緒に連結されると、実質的に本明細書の全体を通して説明された中央本体が形成され得る。いくつかの事例では、上方ケーシングはボタン1303を含み得る。このボタン1303は作動可能機構であってもよく、または作動可能機構ではなくてもよい。いくつかの事例では、このボタンは、この装置をオン状態またはオフ状態の切り替えを実行する電源ボタンであり得るが、代替的または追加的に、刺激作業を休止または制御し得る。
この装置は、いくつかの事例では、電極1311に連結されるよう構成され得る。いくつかの事例では、電極1311は、嵌め合い機構1312を介して、この装置(例えば、この装置の底部ケーシング)に連結されるよう構成され得る。この装置(例えば、この装置の底部ケーシング)および電極のそれぞれは、嵌め合い機構を含み得る。この嵌め合い機構は、スナップオン機構またはスライドオン機構を含み得るが、これらに限定されない。この嵌め合い機構は、粘着部、磁石を利用してもよく、または、フォームフィット連結を可能にし得る。この嵌め合い機構は、永続的または一時的な連結を可能にし得る。いくつかの事例では、この嵌め合い機構は、この装置をユーザの所望により電極に対して着脱することが可能となるよう、電極および装置が互いに対して着脱可能に連結されることを可能にし得る。
この装置は、いくつかの事例では、ワイヤおよび/または追加的な電極に連結されるよう構成され得る。ワイヤ1313および追加的電極1315が図13で示されているが、この構成に限定されることを意図しないことが理解されるべきである。例えば、ワイヤおよび追加的電極が不必要となる場合があり、この装置は、装置1300に直接的に連結された電極1311を介して電気的インパルスを送達するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。所望により、この装置は、電極1311および1315の両方を介して電気的インパルスを送達するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、電気的インパルスはパルス発生装置上(例えばPCB上)で発生され、コネクタ1305(例えばマイクロUSBコネクタなど)を介してワイヤ(例えばケーブル)に伝達され得る。これらのワイヤは2チャンネル・リード線ケーブルを含み得る。これらのワイヤは、1個、2個、3個、4個、5個以上の電極(例えば電極1315)に連結され得る。いくつかの事例では、電極1315は、嵌め合い機構を介して、ワイヤに連結されるよう構成され得る。これらのワイヤおよび電極のそれぞれが嵌め合い機構を含み得る。この嵌め合い機構は、スナップオン機構またはスライドオン機構を含み得るが、これらに限定されない。この嵌め合い機構は、粘着部、磁石を利用してもよく、または、フォームフィット連結を可能にし得る。この嵌め合い機構は、永続的または一時的な連結を可能にし得る。いくつかの事例では、この嵌め合い機構は、これらのワイヤをユーザの所望により電極に対して着脱することが可能となるよう、電極およびワイヤが互いに対して着脱可能に連結されることを可能にし得る。
いくつかの事例ではPCB1307において発生された電気パルスはユーザに伝達され得る。このPCBは、電気的刺激がユーザに送達されることを可能にする様々な構成要素を含み得る。図14では、様々な実施形態に係るポータブル型EMS装置の構成要素が図示されている。いくつかの事例では、様々な電子構成要素は、PCB1400に連結されるかまたはPCB1400の一部であり得る。PCB1400は図13に図示されたPCB1307の拡大図の一例であり得る。PCBに連結された(またはPCBの一部である)様々な電子構成要素は、ワイヤおよび/または電極に対する接続を可能にするコネクタ(例えば、マイクロUSBコネクタ)1401、EMS装置に電力を供給するバッテリー1403、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)1405、センサ・システム1407、パルス発生装置1409、ボタン1411、嵌め合い機構1413、処理ユニット1415、および通信モジュール1417を含み得るが、これらに限定されない。本明細書で記載の構成要素の各構成要素は、互いに対して動作可能に連結されてもよく、または連結されなくてもよい。本明細書で記載の構成要素の各構成要素は、互いに対して電気的に連結されてもよく、または連結されなくてもよい。
様々な構成要素は、刺激作業、電気的インパルス、および/または電気的刺激をユーザに送達することを可能にし得る。1つの事例として、ユーザは、モバイル装置上のアプリケーションを使用して、所望の刺激作業を指定し得、および/または、所望の刺激パラメータを指定し得る。例えば、ユーザは、1)筋肉疲労耐性を改善する(例えば持久力を構築する)こと、2)筋力および筋パワーを増大すること、3)筋耐性および筋肉強度の両方を改善すること、4)筋肉回復を改善すること(例えば血流を増加することを通して)、または、5)筋肉を強化すること、をターゲットとする刺激プログラムを指定し得る。これらの刺激作業の各刺激作業は、実質的に本明細書の全体を通して説明されたように、異なる刺激パラメータを含み得る。データまたは信号は、アプリケーションの実行に応答して発生され得、EMS装置に(例えばワイヤレスで)伝達され得る。いくつかの事例では、通信モジュール1417は、モバイル装置から伝達された信号および/またはデータを受け取るようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。この通信モジュールは有線通信またはワイヤレス通信を可能にする任意の構成要素を含み得る。例えば、この通信モジュールはBluetooth(登録商標)チップセット、アンテナ、および/または無線機を含み得る。
この通信モジュールはさらに、信号またはデータを処理ユニット1415にリレーし得る。処理ユニット1415は、1つまたは複数のプロセッサを含み得る。この処理ユニットは、いくつかの事例では、特定用途向け集積回路を含む。この処理ユニットは、いくつかの事例では、(例えば通信モジュールを介して)受け取られたデータまたは信号を処理し得る。この処理ユニットは所望により、刺激作業を実装するための1つまたは複数のアルゴリズムを実行し得る。例えば、受け取られたデータまたは信号にしたがって、この処理ユニットはさらに、信号またはデータを生成し、パルス発生装置1409および/またはバッテリー1403に伝達し得る。このパルス発生装置は、所望の刺激作業および/または刺激パラメータに対応した電気パルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、このパルス発生装置は、バッテリーまたはコンセントから電流を受け取ることにより電気的インパルスを発生するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。発生したパルスまたは電気的インパルスはコネクタ1401に伝達され得、コネクタ1401はケーブル(例えば2チャンネル・リード線ケーブル)に連結され得る。いくつかの事例では、コネクタ1401はマイクロUSBコネクタを含み得る。このケーブルは、いくつかの事例では、さらに電極に連結され得る。このケーブルは電気パルスを電極に伝達し得る。これらの電極はさらに、電気的刺激または電気パルスをユーザに送達し、それにより刺激作業が実装され得る。
所望により、このコネクタは、電力またはエネルギーをEMS装置に提供するバッテリー1403を充電するために、ケーブルに連結されるよう構成され得る。例えば、このバッテリーは電力またはエネルギーを通信モジュール、処理ユニット、パルス発生装置、および/またはセンサ・システム1407に提供し得る。このセンサ・システムは、ユーザからの信号を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、このセンサ・システムは、筋肉が収縮したときに筋肉表面からの信号を記憶するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。これらの信号は、機械的信号および/または電気信号を含み得る。例えば、筋音図(MMG)または低周波振動がこのセンサ・システムを利用して観察および/または記録され得る。このセンサ・システムは1個、2個、3個、4個、5個以上のセンサを含み得る。このセンサ・システムは信号を検知するための任意の好適なアプローチを含み得る。例えば、このセンサ・システムは加速度計、ジャイロスコープ、および/またはマイクロフォンを含み得る。いくつかの事例では、加速度計は3軸加速度計であり得る。このセンサ・システムは、刺激作業の実行中にユーザから信号を検知するよう、プログラムされるかまたは別様に構成され得る。このセンサ・システムは、刺激作業が存在しない場合でさえもユーザから信号を検知するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。
このバッテリーは、いくつかの事例では、電力をLED1405に提供し得る。このLEDは装置の指標をユーザに提供するために利用され得る。このLEDは複数の異なる色を表示するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。例えば、このLEDは、この装置の現在状況(例えば、この装置が休止状態、充電中、刺激作業の実行中、バッテリー消耗状態にある、など)に応じて異なる色を表示するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。このLEDが発する光は、いくつかの事例では、1つまたは複数のライトトンネルを介して、EMS装置の外部に伝達され得る。所望により、これらのライトトンネルは、EMS装置に対するハウジングの一部であり得る。例えば、これらのライトトンネルは、図13で記載の上方ケーシングまたは下方ケーシングの一部であり得る。
このPCBボードはさらにボタン1411を含み得る。このボタンは、図2で記載の簡易インターフェース208の一例であり得る。このホタンはユーザからの入力を受け取るために利用され得る。このボタンは、この装置を電源投入および電源切断するために利用され得る。代替的にまたは追加的に、このボタンは、EMS装置をリセットするため、刺激作業を休止するため、刺激作業を再開するため、および/または刺激作業の強度を調整するために、利用され得る。
このPCBはさらに嵌め合い機構1413を含み得る。この嵌め合い機構は、実質的に図13を参照して記載した機構であり得る。いくつかの事例では、この嵌め合い機構は、電気的インパルスがユーザに送達されることを可能にし得る。例えば、この嵌め合い機構は、パルス発生装置が1つまたは複数の電極に対して連結されることを可能し得、パルス発生装置において発生した電気的インパルスは、嵌め合い機構および/または電極を通してユーザに送達され得る。
コンピュータ制御システムおよびソフトウェア
本開示では、本開示の方法を実装するようプログラムされたコンピュータ制御システムが提供される。図15では、電気刺激装置(例えばEMS装置)を動作させるようプログラムされるかたまは別様に構成されたコンピュータ・システム1501が示されている。コンピュータ・システム1501は、本開示の刺激装置、システム、および方法の様々な態様(例えば刺激作業または刺激パラメータ)を管理し得る。コンピュータ・システム1501は刺激プログラムを実行し得る。コンピュータ・システム1501は、ユーザの電子装置または電子装置から遠隔に配置されたコンピュータ・システムであり得る。この電子装置はモバイル電子装置(例えば電話、IPAD、タブレット、その他)であり得る。
コンピュータ・システム1501は中央処理装置(CPU、本明細書では「プロセッサ」および「コンピュータ・プロセッサ」ともよばれる)1505を含む。この中央処理装置は、シングルコアもしくはマルチコア・プロセッサであってもよく、または並列処理用の複数プロセッサであり得る。コンピュータ・システム1501は、メモリまたはメモリロケーション1510(例えば、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、フラッシュメモリ)、電子記憶ユニット1515(例えばハードディスク)、1つまたは複数の他のシステムに対して通信するための通信インターフェース1520(例えば、ネットワークアダプタ)、および、周辺装置1525(例えばキャッシュ、他のメモリ、データ記憶装置、および/または電子ディスプレイ・アダプタなど)も含む。メモリ1510、格納ユニット1515、インターフェース1520、および周辺装置1525はマザーボードなどの通信バス(実線)を通してCPU1505に対して通信する。格納ユニット1515はデータを格納するためのデータ格納ユニット(またはデータ・リポジトリ)であり得る。コンピュータ・システム1501は、通信インターフェース1520の支援を用いてコンピュータ・ネットワーク(「ネットワーク」)1530に動作可能に連結され得る。ネットワーク1530はインターネット、インターネット、および/またはエクストラネットであってもよく、または、インターネットに対して通信するイントラネットおよび/またはエクストラネットであってもよい。ネットワーク1530は、いくつかの場合では、遠距離通信および/またはデータネットワークである。ネットワーク1530は1つまたは複数のコンピュータ・サーバを含み得、それにより分散コンピューティング(例えばクラウドコンピューティングなど)が可能となり得る。ネットワーク1530は、いくつかの場合では、コンピュータ・システム1501の支援を用いて、ピア・トゥ・ピア・ネットワークを実装し得る。それにより、コンピュータ・システム1501に接続された装置は、クライアントまたはサーバとして挙動することが可能となり得る。
CPU1505は、プログラムまたはソフトとして具体化され得る一連の機械可読命令を実行し得る。これらの命令は、メモリ1510などのメモリロケーションに格納され得る。これらの命令はCPU1505に誘導され得、引き続き、本開示の方法を実装するようCPU1505をプログラムするかまたは別様に構成し得る。CPU1505により実行される演算の例としては、フェッチ、復号化、実行、およびライトバックが挙げられ得る。
CPU1505は回路(例えば集積回路など)の一部であり得る。システム1501の1つまたは複数の他の構成要素は、この回路に含まれ得る。いくつかの場合では、この回路は特定用途向け集積回路(ASIC)である。
格納ユニット1515は、ファイル(例えば、ドライバ、ライブラリ、および保存されたプログラムなど)を格納し得る。格納ユニット1515は、ユーザデータ(例えばユーザ選好およびユーザプログラム)を格納し得る。コンピュータ・システム1501は、いくつかの場合では、コンピュータ・システム1501の外部に位置する1つまたは複数の追加的なデータ格納ユニット(例えば、イントラネットまたはインターネットを通してコンピュータ・システム1501に対して通信する遠隔サーバ上に配置されるデータ格納ユニットなど)を含み得る。
コンピュータ・システム1501はネットワーク1530を通して1つまたは複数の遠隔コンピュータ・システムに対して通信し得る。例えば、コンピュータ・システム1501はユーザ(例えば、運動競技者、ヘルスケア・サービス労働者、またはトレーナー)の遠隔コンピュータ・システムに対して通信し得る。遠隔コンピュータ・システムの例としては、パーソナル・コンピュータ(例えば、ポータブル型のPC)、スレートまたはタブレット型のPC(例えばApple(登録商標)iPAD、Samsung(登録商標)GalaxyTab)、電話、スマートフォン(例えば、Apple(登録商標)iPhone(登録商標)、Android使用可能な装置、Blackberry(登録商標))、または携帯情報端末が挙げられる。ユーザはネットワーク1530を介してコンピュータ・システム1501にアクセスし得る。
本明細書で記載の方法は、コンピュータ・システム1501の電子格納ロケーション上(例えばメモリ1510上または電子記憶ユニット1515上)に格納された機械(例えばコンピュータ・プロセッサ)実行可能コードにより実装され得る。機械実行可能コードまたは機械可読コードはソフトウェアの形態で提供され得る。使用中、このコードはプロセッサ1505により実行され得る。いくつかの場合では、このコードは、格納ユニット1515から取り出され、プロセッサ1505によるアクセスが容易となるようメモリ1510上に格納され得る。いくつかの状況では、電子格納ユニット1515は除外され得、これらの機械実行可能命令はメモリ1510上に格納される。
このコードは、コードを実行するよう適応されたプロセッサを有する機械とともに使用されるよう事前コンパイルおよび構成されてもよく、またはランタイム中にコンパイルされてもよい。このコードは、コードが事前コンパイルまたは実行時コンパイルの様式で実行されるよう選択され得るプログラミング言語において供給され得る。
本明細書で提供されるシステムおよび方法(例えばコンピュータ・システム1501など)の態様は、プログラミングにおいて具体化され得る。この技術の様々な態様は、通常は、機械(またはプロセッサ)実行可能コードおよび/または一種の機械可読媒体上に担持されるかまたは係る機械可読媒体において具体化された関連するデータの形態における「製品」または「製造品」としてみなされ得る。機械実行可能コードは、例えばメモリ(例えばリードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ)またはハードディスクなどの電子記憶ユニット上に格納され得る。「格納」型の媒体は、ソフトウェアプログラミングに対する任意の時間における非一時的格納を提供し得る、コンピュータ、プロセッサ、その他の実体的メモリ、またはその関連するモジュールの一部または全部(例えば様々な半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブ、その他)を含み得る。ソフトウェアの全部または一部は時々インターネットまたは様々な他の遠距離通信ネットワークを通して通信され得る。係る通信は、例えば、ソフトウェアが1つのコンピュータまたはプロセッサから他のコンピュータまたはプロセッサに(例えば、管理サーバまたはホスト・コンピュータからアプリケーション・サーバのコンピュータ・プラットフォームに)ロードされることを可能にし得る。したがって、ソフトウェア要素を担持し得る媒体の他の種類は、例えばローカル装置間の物理インターフェース間で、有線および光陸上通信線ネットワークを通して、および様々なエアリンク上で、使用される、光、電気、および電磁波を含む。係る波を担持する物理的要素(例えば有線またはワイヤレスのリンク、光リンク、その他)も、ソフトウェアを担持する媒体とみなされ得る。本明細書で使用されるように、非一時的、実体的な「格納」媒体に限定されない限り、コンピュータまたは機械「可読媒体」という用語は、プロセッサに実行のための命令をプロセッサに提供することに参加する任意の媒体を指す。
したがって機械可読媒体(例えばコンピュータ実行可能コードなど)は、実体的な記憶媒体、キャリア波媒体、または物理的伝送媒体を含むがこれらに限定されない多数の形態を取り得る。不揮発性格納媒体は、例えば、これらの図面で示されるデータベース、その他を実装するために使用され得るような任意のコンピュータ(単数または複数)、その他などにおけるこれらの格納装置の任意の格納装置などの、光または磁気ディスクを含む。揮発性記憶媒体はダイナミックメモリ(例えば、係るコンピュータ・プラットフォームの主要メモリなど)を含む。実体的な伝送媒体は、コンピュータ・システム内のバスを含むワイヤを含む同軸ケーブル、銅線、および光ファイバを含む。搬送波伝送媒体は、無線周波数(RF)および赤外線(IR)データ通信の際に発生する信号などの電気もしくは電磁信号または音波もしくは光波の形態を取り得る。したがって、コンピュータ可読媒体の一般的な形態としては例えば、フロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD-ROM、DVD、もしくはDVD-ROM、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理的格納媒体、RAM、ROM、PROM、およびEPROM、フラッシュEEPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、データもしくは命令を輸送する搬送波、係る搬送波を輸送するケーブルもしくはリンク、またはプログラミング・コードおよび/またはデータをコンピュータが読み出し得る任意の他の媒体、が挙げられる。コンピュータ可読媒体のこれらの形態の多くが、1つまたは複数の一連の1つまたは複数の命令を実行されるようプロセッサに搬送することに関与し得る。
コンピュータ・システム1501は刺激(例えばEMS)装置1535に対して通信し得る。1個の刺激装置1535が示されているが、コンピュータ・システム1501は複数の刺激装置(例えば図3および図5で記載の刺激装置)に対して通信し得る。刺激装置1535は本明細書の他の箇所で記載の装置(例えば図2のEMS200)であり得る。
コンピュータ・システム1501は、例えば、ユーザが刺激装置1535を制御することを可能にする1つまたは複数の制御要素または入力要素を提供するためのユーザインターフェース(UI)を含む電子的ディスプレイ(図示せず)を含むか、または係るディスプレイに対して通信し得る。UIの例としては、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)およびWEBベースのユーザインターフェースが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法およびシステムは1つまたは複数のアルゴリズムにより実装され得る。アルゴリズムは、中央処理装置1505による実行されたときにソフトウェアにより実装され得る。このアルゴリズムは、いくつかの事例では、ユーザからの命令が(例えばコンピュータ・システム1501を通して)受け取られると実行され得、刺激装置1535の動作を生じさせ得る。このアルゴリズムは、刺激装置1535の1つまたは複数のセンサを通して1つまたは複数の信号を受け取り得、いくつかの場合では、刺激装置1535を通して刺激がユーザに提供される様式を調整し得る。
いくつかの事例では、このアルゴリズムは、ユーザが様々なアプリケーション・プログラミング・インターフェースに対して通信することを可能にし得る。このアルゴリズムは、本明細書で提供される方法(例えば図7~図9の方法など)の様々な態様を実行または実装し得る。例えば、このアルゴリズムが実行されると、命令(例えば、データまたは信号の形態の命令)が生成され得、次に、この命令はEMS装置にワイヤレス伝達され得る。EMS装置(例えば、EMS装置の処理ユニット)はさらにこの命令を処理し、それにより、これらの方法(例えば図7~図9の方法など)の様々な態様が実装または実行され得る。所望により、このアルゴリズムが実行されると、本開示の方法が、全体的にまたは部分的に、実装され得る。例えば、このアルゴリズムは図8の方法800のステップ805~813を実行し得る。
いくつかの事例では、このアルゴリズムは、効果的な刺激作業を提供するにあたっての適切な刺激パラメータを判定または選択するようプログラムされるかまたは別様に構成され得る。いくつかの事例では、このアルゴリズムが実行されると、ユーザに提供された刺激作業が、所望の効果(例えば、強度、持久力、リラクセーション、潜在的な筋肉の構築、その他)を達成するにあたり、より良好であるかまたはより効率的となるよう、ランダムな刺激パラメータが提供され得る。所望により、このアルゴリズムが実行されると、EMS装置に対してさらなる命令が提供され得る。例えば、このアルゴリズムの実行を介して、EMS装置上に搭載されたプロセッサに刺激プログラムを実行させる命令が生成され得、次に、パルス発生装置が、刺激プログラムの実行に応答して電気的インパルスが発生され、次に、この電気的インパルスがユーザに伝達され得る。他の事例として、このアルゴリズムの実行を介して、信号またはコマンドを通信チャネル上でブロードキャストするようEMS装置上に搭載されたプロセッサに命令する命令が生成され得、この信号またはコマンドは他のEMS装置により受け取られる。次に、この他のEMS装置はこのコマンドに応答して刺激プログラムを実行し得、次に、この他のEMS装置のパルス発生装置がこの刺激プログラムの実行に応答して電気的インパルスを発生させ、次に、この電気的インパルスはユーザに伝達される。
いくつかの事例では、このアルゴリズムは第三者により実行され得る。例えば、このあるアルゴリズムはヘルスケア提供者により実行され得る。このヘルスケア提供者は入力(例えば、命令)をクラウドベースのプラットフォームに提供し得、このクラウドベース・プラットフォームは、ユーザのモバイル装置に伝達される命令を発生させ得、次に、このユーザのモバイル装置がこのアルゴリズムを実行する。このアルゴリズムの実行はさらに命令を生成し得、これらの命令はEMS装置に伝達される。これらの命令は、刺激プログラムを実行するようこのEMS装置上に搭載されたプロセッサに命令し得、次に、パルス発生装置が、この刺激プログラムの実行に応答して電気的インパルスを発生させ得、次に、この電気的インパルスがユーザに伝達される。
コンピュータ・システム1501がこのアルゴリズムを実行すると、1セットの刺激命令が提供され得る。係る一セットの刺激命令は、EMS装置1535の通信モジュールに(例えばワイヤレスで)伝達され、処理ユニット(例えば、EMS装置1535)により受け取られ得る。この処理ユニットは、この一セット刺激命令を処理する場合もあり、または処理しない場合もあり、さらに、1つまたは複数の電極またはパッドに伝達するための1つまたは複数のパルスを生成するようパルス発生装置に命令し、それにより、刺激作業がユーザに送達される。いくつかの事例では、刺激装置1535は、ユーザに送達されるパルスを生成してもよく、または刺激装置1535は、パルス発生から生成されたパルスをユーザに誘導してもよい。1つまたは複数のパルスは、少なくとも1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、20個、30個、40個、50個、100個、200個、300個、400個、500個、1000個、またはそれ以上のパルスを含み得る。
本明細書で使用されるAおよび/またはBは、AまたはBのうちの1つまたは複数、およびこれらの組み合わせ(例えばAおよびBなど)を含む。「第1」、「第2」、「第3」、その他の用語が本明細書では様々な要素、構成要素、領域、および/または区域を説明するために使用され得るが、これらの要素、構成要素、領域、および/または区域がこれらの用語により限定されるべきではないことが理解されるであろう。これらの用語は1つの要素、構成要素、領域、物質、または区域を他の要素、構成要素、領域、物質、または区域から単に区別するために用いられる。したがって以下で説明される第1の要素、構成要素、領域、または区域は、本発明の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、または区域と呼ばれることが可能である。
本明細書で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上明らかに別の意味を示すものでない限り、複数形を含むことを意図する。「含む」および/または「含んでいる」または「備える」および/または「備えている」という用語は、本明細書において使用される場合、説明される特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはこれらの群の存在または追加を除外しないことを、さらに理解すべきである。
さらに「下方」または「底部」および「上方」または「上部」などの相対的な用語は、本明細書では、図面において示される1つの要素と他の要素との相対関係を説明するために使用され得る。相対的な用語は、図面に示された方向に加えて要素の異なる方向を含むことを意図されることが理解されるべきである。例えば、図面の1つにおける要素が上下反転された場合、他の要素の「下方」側面上に位置するものとして説明される要素は、当該の他の要素の「上方」側面上に向けられることとなるであろう。例示的な用語「下方」は、したがって、図面の特定の方向に応じて、「下方」および「上方」の方向の両方を含み得る。同様に、図面の1つにおける要素が上下反転された場合、他の要素の「下方」または「下」に位置するものとして説明される要素は、当該の他の要素の「上方」に向けられることとなるであろう。例示的な用語「下方」または「下」は、したがって、「上方」および「下方」の方向の両方を含み得る。
本発明の好適な実施形態について本明細書で図示および説明してきたが、係る実施形態が単に事例として提供されたものであることは当業者には明らかであろう。多数の変形、変化および置換が、本発明から逸脱することなく、当業者にここで想起されるであろう。本明細書で記載の本発明の実施形態に対する様々な代替が本発明の実施において利用されうることが理解されるべきである。本明細書で記載の実施形態の多数の異なる組み合わせが可能であり、係る組み合わせは本開示の一部であるとみなされる。加えて、本明細書における任意の1つの実施形態に関連して説明される全部の特徴は、本明細書における他の実施形態において使用されるよう容易に適応され得る。以下の請求項が本発明の範囲を定義すること、および、これらの請求項の範囲内の方法および構造物およびそれらの均等物が本発明に含まれること、が意図される。