JP2022043223A - 医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具 - Google Patents

医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具 Download PDF

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Abstract

【課題】体内に埋め込められて用いられる医療器具における所定箇所を容易に確認することができる医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具を提供する。【解決手段】電力を非接触によって伝送する第2のコイル222を有する送電部22と、送電部22から伝送された電力を受電する第1のコイル15を有する受電部と、受電部を有し、体内に埋め込まれて用いられる医療器具10Gと、を備え、医療器具10Gは、送電部22の移動に伴って、送電部22と受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、受電部で受電した電力を用いて光を発することにより該所定の状態になったことを報知する複数の発光部60で構成される報知部と、注射針が挿通される軟質部13と、を有し、複数の発光部60は、軟質部13の外縁に沿うように配置される。【選択図】図9

Description

本開示は、被検体の体内に埋め込まれて用いられる医療器具の位置を検出する医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具に関する。
医療器具において、体内に薬液を投入するために、体内に本体部が埋め込まれる体内埋込型の医療装置が用いられている。この医療器具は、薬液の投入のために頻繁に注射をしなければならない患者への負担を軽減させるものである。医療器具は、本体部に注射針が挿通される軟質部を有している。この軟質部は、例えば、シリコーンゴム等から形成されて成る。そして、医療器具は、軟質部を通じて薬液容器に薬液が注入される。薬液は、カテーテルを通じて血管に輸送される。
このような医療器具は、本体部が体内に埋め込まれているので、体の外部から視認により軟質部の位置を特定することが困難である。
そこで、特許文献1に提案されている技術を応用して、近赤外励起光が照射されることによって近赤外蛍光を発する発光材を樹脂材料に混合させて軟質部が構成された医療器具が考えられる。このような医療器具であれば、近赤外蛍光を可視光に変換させることにより、軟質部の位置を視認により特定できる可能性がある。
特許第5958922号公報
しかしながら、発光材を樹脂材料に混合させて軟質部を構成した場合、発光材が凝集してしまい、濃度消光により発光材が発する近赤外蛍光量が低減し、結果的に軟質部の位置を特定することが困難となる可能性がある。
なお、ここでは、軟質部を有する医療器具について述べたが、軟質部を有さない体内埋込型の医療装置においても同様の問題を有している。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、体内に埋め込められて用いられる医療器具における所定箇所を容易に確認することができる医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る医療装置は、電力を非接触によって伝送する第2のコイルを有する送電部と、前記送電部から伝送された前記電力を受電する第1のコイルを有する受電部と、前記受電部を有し、体内に埋め込まれて用いられる医療器具と、を備え、前記医療器具は、前記送電部の移動に伴って、前記送電部と前記受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて光を発することにより該所定の状態になったことを報知する複数の発光部で構成される報知部と、注射針が挿通される軟質部と、を有し、前記複数の発光部は、前記軟質部の外縁に沿うように配置される。
また、本開示に係る医療装置は、上記開示において、前記受電部は、複数個あり、前記複数の発光部は、それぞれに接続された前記受電部で受電した電力を用いて光を発する。
また、本開示に係る医療装置は、上記開示において、前記複数の発光部は、前記受電部を共用し、前記受電部で受電した電力を用いて光を発する。
また、本開示に係る医療装置は、上記開示において、前記報知部は、前記軟質部の内径より小さい第1の半径を有する円内において最も明るい場所における第1の光強度と、前記第1の半径より大きい第2の半径を有する円外において最も明るい場所における第2の光強度と、が異なるように構成されている。
また、本開示に係る医療装置は、上記開示において、前記送電部は、板状をなすシート部を有し、前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有し、前記孔の直径Fは、F<(A-2D)により定義される大きさである。
A:前記軟質部の直径
D:前記発光部が発光され得る前記軟質部の中心と前記第2のコイルの中心との距離
また、本開示に係る体外ユニットは、体内に埋め込まれて用いられ、外部から非接触によって伝送された電力を受電する受電部を有する医療器具の所定箇所を検出する体外ユニットであって、電力を非接触によって伝送する第2のコイルを有する送電部を備え、前記送電部は、板状をなすシート部を有し、前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有し、前記孔の直径Fは、F<(A-2D)により定義される大きさである。
A:前記軟質部の直径
D:前記発光部が発光され得る前記軟質部の中心と前記第2のコイルの中心との距離
また、本開示に係る送電シートは、体内に埋め込まれて用いられ、外部から非接触によって伝送された電力を受電する受電部を有する医療器具の所定箇所を検出する体外ユニットに対して着脱自在な送電シートであって、前記送電シートは、板状をなすシート部を有し、前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有し、前記孔の直径Fは、F<(A-2D)により定義される大きさである。
A:前記軟質部の直径
D:前記発光部が発光され得る前記軟質部の中心と前記第2のコイルの中心との距離
また、本開示に係る医療器具は、体内に埋め込まれて用いられる医療器具であって、体外ユニットの送電部から非接触によって伝送された電力を受電する第1のコイルを有する受電部と、前記送電部の移動に伴って、前記送電部と前記受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて光を発することにより該所定の状態になったことを報知する複数の発光部で構成される報知部と、注射針が挿通される軟質部と、を有し、前記複数の発光部は、前記軟質部の外縁に沿うように配置される。
本開示によれば、体内に埋め込められて用いられる医療器具における所定箇所を容易に確認することができるという効果を奏する。
図1は、本開示の実施の形態1に係る医療装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本開示の実施の形態1に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、本開示の実施の形態1に係る医療器具の概略構成を示す模式図である。 図4は、本開示の実施の形態1に係る体外ユニットの概略構成を示す模式図である。 図5は、本開示の実施の形態2に係る医療器具の概略構成を示す模式図である。 図6は、本開示の実施の形態2に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。 図7は、本開示の実施の形態2に係る医療器具の概略構成を示す模式図である。 図8は、本開示の実施の形態2に係る別の医療器具の概略構成を示す模式図である。 図9は、本開示の実施の形態3に係る医療装置の概略構成を示す模式図である。 図10は、本開示の実施の形態3に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。 図11は、医療器具の機能構成を示すブロック図である。 図12は、医療器具の概略構成を示す模式図である。 図13は、第1のコイルと、受電回路と、発光部とから構成される受電部の回路図である。 図14は、受電部の構成を模式的に示す図である。 図15は、第1のコイルを共用する場合の受電部の構成を示す図である。 図16は、医療器具の模式的な外観を示す図である。 図17は、受電部が1個の第1のコイルと、3個の発光部とで構成される場合の回路図である。 図18は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係にある場合についての説明に供する図である。 図19は、第1の光強度と第2の光強度とが第2の関係にある場合についての説明に供する図である。 図20は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係になるように報知部を構成する第1の例についての説明に供する図である。 図21は、発光部が軟質部の中心方向に傾いている様子を模式的に示す図である。 図22は、発光部を側面から見た時の様子を模式的に示す図である。 図23は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係になるように報知部を構成する第2の例についての説明に供する図である。 図24は、発光部が軟質部の外側方向に傾いている様子を模式的に示す図である。 図25は、発光部を側面から見た時の様子を模式的に示す図である。 図26は、発光部を取り付けるための筒孔が形成されている部材を模式的に示す図である。 図27は、送電部の概略構成を示す模式図である。 図28は、孔の直径の説明に供する図である。 図29は、孔と軟質部との関係についての説明に供する第1の図である。 図30は、孔と軟質部との関係についての説明に供する第2の図である。 図31は、孔と軟質部との関係についての説明に供する第3の図である。
以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものでない。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものでない。さらに、以下の説明では、人および動物を含む被検体の生体内に埋め込まれて用いられる医療器具における所定箇所を検出する医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具について詳細に説明する。
(実施の形態1)
〔医療装置の構成〕
図1は、実施の形態1に係る医療装置の概略構成を示す模式図である。図2は、実施の形態1に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。図1および図2に示す医療装置1は、被検体の生体100内に埋め込まれて用いられる医療器具10と、医療器具10における所定箇所を検出する体外ユニット20と、を備える。
〔医療器具の構成〕
まず、医療器具10の詳細な構成について説明する。図3は、医療器具10の概略構成を示す模式図である。
図1、図2および図3に示す医療器具10は、例えば皮下埋込型ポート(CVポート)と称されるものである。医療器具10は、図1、図2および図3に示すように、本体部11が生体100内に埋め込まれて用いられる。
本体部11は、例えばエポキシ樹脂等により構成される筐体である。本体部11は、図1、図2および図3に示すように、薬液容器12と、軟質部13と、カテーテル14と、第1のコイル15と、受電回路16と、第1の通信部17と、を備える。
薬液容器12は、薬液を一時的に貯留する室である。薬液容器12は、体外側に円状をなす開口12aを有する。
軟質部13は、いわゆるセプタムと称されるものである。そして、軟質部13は、薬液容器12の開口12aを閉塞する。軟質部13は、例えばシリコーンゴムにより構成された軟質な蓋体(シリコーン隔膜)であり、本体部11からも露出する態様で設けてある。また、軟質部13は、円柱状をなす。軟質部13は、本体部11が生体100内に埋め込まれたあとに、被検体の体表101より薬液注入(輸液)のための注射針が挿通可能な部分である。
カテーテル14は、一端が薬液容器12に連通し、他端が図示せぬ血管等に挿入されている。このカテーテル14は、薬液容器12に一時的に貯留された薬液を輸送するものである。
第1のコイル15は、薬液容器12の体外側の端面に円環状に複数巻かれて形成されてなり、軟質部13の周囲に設けられてなる。第1のコイル15は、小型で給電電力を大きくするために主には銅線により構成されるが、より軽量化のため、アルミ線により構成されてもよい。例えば、第1のコイル15は、5g程度になるように形成してなる。第1のコイル15は、本体部11と一体となる態様でモールド成型により形成してなる。
受電回路16は、第1のコイル15において発生した電力(誘導起電力)を受電し、この受電した受電結果を第1の通信部17へ出力する。なお、実施の形態1では、第1のコイル15と受電回路16が受電部として機能する。
第1の通信部17は、第1のコイル15を介して受電回路16から入力された受電結果を受けて体外ユニット20へ電波を発信する。なお、受電回路16および第1の通信部17は、ICチップ内に一体的に形成されてもよいし、別々に形成されてもよい。なお、医療器具10を体に埋め込まれた被験者がMRIを利用した場合、ICチップが強磁界に曝露される可能性がある。このため、医療器具10は、第1のコイル15に流れる電流を検出する電流検知機能と、第1のコイルと受電回路16と第1の通信部17とを電気的に遮断するスイッチ等の遮断機能と、を有する構成でもよい。このような構成によれば、ICチップは、電流検知機能で所定の閾値以上の大電流を検知した場合、遮断機能によって第1のコイルと受電回路16と第1の通信部17とを電気的に遮断することで、第1の通信部17に流れる電流を遮断することができる。
〔体外ユニットの構成〕
次に、体外ユニット20の概略構成について説明する。図4は、体外ユニット20の概略構成を示す模式図である。
図1、図2および図4に示す体外ユニット20は、生体100内に埋め込まれて用いられる医療器具10における所定箇所を検出するものである。体外ユニット20は、医療器具10の第1のコイル15と後述する送電部22との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合、第1のコイル15と後述する送電部22との相対的な位置関係が所定の状態になったことを報知する。体外ユニット20は、図1、図2および図4に示すように、筐体部21と、筐体部21に対して着脱自在な送電部22と、を備える。なお、筐体部21および送電部22を一体的に形成してもよい。なお、詳細は後述するが、図1に示すように、孔224の内径寸法R2は、軟質部13の外径寸法R1よりも、小さい設計が好ましい。
〔筐体部の構成〕
まず、筐体部21の構成について説明する。筐体部21は、内部に後述する電源やICチップ等が実装された回路基板を収容する。筐体部21は、送電部22に対して電力を供給するとともに、送電部22が受電した受電結果を受信する。筐体部21は、第1の接続部211と、電源部212と、第2の通信部213と、入力部214と、記録部215と、出力部216と、表示部217と、発光部218と、制御部219と、を備える。
第1の接続部211は、筐体部21に装着される送電部22に対して電気的に接続可能であり、電源部212から入力された電力を送電部22へ供給する。第1の接続部211は、例えばメス型の電気カプラを用いて構成される。
電源部212は、制御部219の制御のもと、第1の接続部211を介して送電部22へ電力を供給する。電源部212は、電池や昇圧回路等を用いて構成される。
第2の通信部213は、制御部219の制御のもと、第1の接続部211を介して送電部22が受信した受電結果(信号)を制御部219へ出力する。
入力部214は、ユーザが操作の入力を受け付ける。入力部214は、ボタン、スイッチおよびタッチパネル等を用いて実現される。ここで、ユーザとは、医者、看護師、介護者および被検体の患者自身のいずれかである。
記録部215は、体外ユニット20が実行する各種のプログラムおよび情報を記録する。記録部215は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを用い実現される。
出力部216は、制御部219の制御のもと、音声を出力する。出力部216は、例えばスピーカ等を用いて実現される。
表示部217は、制御部219の制御のもと、所定の情報を表示する。表示部217は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等を用いて実現される。
発光部218は、制御部219の制御のもと、発光する。発光部218は、LED(Light Emitting Diode)を用いて実現される。
制御部219は、体外ユニット20を構成する各部を制御する。制御部219は、入力部214が押下された場合、電源部212を制御して、第1の接続部211を介して送電部22に電力を供給させる。また、制御部219は、第2の通信部213から受電結果が入力された場合、発光部218を発光させることによって、送電部22と医療器具10との相対的な位置関係が所定の状態になったことを報知させる。具体的には、制御部219は、制御部219は、第2の通信部213から受電結果の電力に基づいて、医療器具10との相対的な位置関係が所定の状態、例えば医療器具10の第1のコイル15上に、後述する送電部22の第2のコイル222が位置する状態となったことを発光部218に発光させることによって報知させる。制御部219は、メモリと、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアを有するプロセッサと、を用いて実現される。
〔医療器具の位置を検出する手順〕
次に、医療器具の位置を検出する手順について説明する。ユーザは、体外ユニット20の入力部214を押下することによって、筐体部21の電源部212から送電部22の第2のコイル222に電力を供給させる。そして、ユーザは、生体100内に埋め込まれた医療器具10を探索しながら体外ユニット20の送電部22を近づける。この場合、第2のコイル222は、第2の接続部223および第1の接続部211を介して電源部212から電力が供給されることによって、磁束を発生させる。
続いて、ユーザは、体外ユニット20を医療器具10にさらに近づける。この状況下において、発光部218は、医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との相対的な位置関係が所定の位置に達した場合、医療器具10における所定箇所に到達したことを示す発光を行うことによってユーザに報知する。この場合において、医療装置1は、医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との位置関係が鉛直方向において互いに重なる位置に到達した場合、発光することによってユーザに報知する。この結果、ユーザは、生体100内に埋め込められて用いられる医療器具10における軟質部13の位置を容易に確認することができる。具体的には、ユーザは、発光部218が発光した場所において、孔224の下方に軟質部13が位置していることを把握することができる。
なお、制御部219は、医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との相対的な位置関係が所定の位置に達した場合、発光部218に発光させるだけでなく、出力部216に音声を出力させることによってユーザに報知してもよい。さらに、制御部219は、表示部217に第2のコイル222が医療器具10における軟質部13に到達したことを示す情報を表示させることによってユーザに報知してもよい。
その後、ユーザは、送電部22の内側に形成されている孔224を目印に注射針を挿通する。これにより、ユーザは、医療器具10の軟質部13の位置を迷うことなく、軟質部13に注射針を挿通することができ、容易に薬液容器12に薬液を注入することができる。
以上説明した実施の形態1によれば、医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との相対的な位置関係が所定の位置に達した場合、発光部218が発光することによって医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との相対的な位置関係が所定の位置に達したことを報知するので、生体100内に埋め込められて用いられる医療器具10における軟質部13の位置を容易に確認することができる。
また、実施の形態1によれば、体外ユニット20の送電部22が筐体部21に対して着脱自在なので、筐体部21を他の被検体であっても使い回すことができるので、医療装置1を導入する際のコストを低減することができる。
また、実施の形態1によれば、第1のコイル15が軟質部13の周囲に円環状に設けられるので、発光部218が発光して報知することによって、医療器具10における軟質部13の位置(形)を容易に確認することができる。
また、実施の形態1によれば、送電部22の第2のコイル222が設けられた中央に孔224を設けたので、医療器具10の第1のコイル15と第2のコイル222との相対的な位置関係が所定の位置に達した状態で、注射針を医療器具10における軟質部13に容易に挿入することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、体外ユニット20の発光部218が発光等を行うことによって医療器具10における第1のコイル15と第2のコイル222の相対的な位置関係が所定の状態になったことを報知していたが、実施の形態2では、医療器具に報知部を設けることによって報知する。なお、上述した実施の形態1に係る医療装置1と同一の構成には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
〔医療装置の構成〕
図5は、実施の形態2に係る医療器具の概略構成を示す模式図である。図6は、実施の形態2に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。
図5および図6に示す医療装置1Dは、被検体の生体100内に埋め込まれて用いられる医療器具10Dと、医療器具10における所定箇所を検出する体外ユニット20Dと、を備える。
〔医療器具の構成〕
まず、医療器具10Dの詳細な構成について説明する。図7は、医療器具10Dの概略構成を示す模式図である。
図5、図6および図7に示す医療器具10Dは、上述した実施の形態1の構成に加えて、複数の発光部60を備え、第1の通信部17が省略されている。
発光部60は、軟質部13の周囲に所定の間隔で円環状に配置される。具体的には、発光部60は、第1のコイル15の中心に120度毎に円環状に軟質部13の周囲に3箇所に配置される。発光部60は、受電回路16Dが受電した電力に応じて発光する。発光部60は、LEDを用いて構成される。具体的には、発光部60は、指向性の高いLEDを用いることが好ましい。より具体的には、発光部60は、被検体等の生体透過上、赤色の波長帯域の光を発光する赤色LEDを用いることが好ましい。なお、図8に示すように、発光部60の数や配置は、適宜変更することができる。
〔体外ユニットの構成〕
次に、体外ユニット20Dの構成について説明する。図5および図6に示す体外ユニット20Dは、上述した実施の形態1の筐体部21の構成から第2の通信部213、出力部216、表示部217および発光部218が省略されている。さらに、体外ユニット20Dは、第2のコイル230をさらに備える。
第2のコイル230は、円環状をなし、電源部212から入力された電力に応じて磁束を発生させ、第1のコイルへ電力を送電する。また、第2のコイル230が供給する電力は、第2のコイル230と第1のコイル15とが所定の距離、例えば例えば数十cm程度の距離であっても、発光部60を発光可能な程度のものである。
このように構成された医療装置1Dは、体外ユニット20Dから電力を供給し、医療器具10Dにおける複数の発光部60が発光することによって医療器具10Dが埋め込まれている場所を報知する。これにより、ユーザは、被検体の外部から医療器具10Dにおける軟質部13の位置および中心を直感的に把握することができる。
以上説明した実施の形態2によれば、医療器具10Dにおける複数の発光部60が発光することによって報知するので、被検体の外部から医療器具10Dにおける軟質部13の位置を直感的に把握することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2と同様に、医療器具に報知部を設けることによって報知する。また、実施の形態2に係る医療装置10Dでは、第1のコイル15が軟質部13の周囲に配置されているが、実施の形態3に係る医療装置10Gでは、第1のコイル15が一の発光部60、または複数の発光部60ごとに配置されている。なお、上述した実施の形態1に係る医療装置1および実施の形態2に係る医療装置10Dと同一の構成には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
〔医療装置の構成〕
図9は、実施の形態3に係る医療装置の概略構成を示す模式図である。図10は、実施の形態3に係る医療装置の機能構成を示すブロック図である。
図9および図10に示す医療装置1Gは、被検体の生体100内に埋め込まれて用いられる医療器具10Gと、医療器具10Gにおける所定箇所を検出する体外ユニット20Gと、を備える。なお、詳細は、後述するが、発光部60は、発光部60a、60b、60cにより構成されるが、3つに限定されない。また、第1のコイル15は、第1のコイル15a、15b、15cにより構成されるが、3つに限定されない。
体外ユニット20Gは、図9に示すように、筐体部21と、筐体部21に対して着脱自在な送電部22と、を備える。なお、本実施の形態では、「送電部」の概念には、「送電シート」が含まれている。筐体部21と送電部22とは、有線または無線により接続される。有線の場合には、所定の長さのケーブルで接続されて、筐体部21から送電部22へ電力が供給される形態が考えられる。また、無線の場合には、例えば、非接触給電を利用して、筐体部21から送電部22へ電力が供給される形態が考えられる。
〔医療器具の構成〕
まず、医療器具10Gの詳細な構成について説明する。図11は、医療器具10Gの機能構成を示すブロック図である。図12は、医療器具10Gの概略構成を示す模式図である。
医療装置1Gは、送電部22と、受電部と、医療器具10Gとを備える。送電部22は、電力を非接触によって伝送する第2のコイル222を有する。
受電部は、第1のコイル15と、受電回路16とを有する。第1のコイル15は、送電部22から伝送された電力を受電する。受電回路16は、第1のコイル15で受電した電力(誘導起電力)を報知部に送電する。なお、報知部は、例えば、後述する発光部60により実現される。また、受電回路16は、第1のコイル15で受電した電力を所定の電力に変換し、変換後の電力を報知部に送電する。
医療器具10Gは、受電部を有し、体内に埋め込まれて用いられる。具体的には、医療器具10Gは、報知部と、軟質部13と、を有する。報知部は、送電部22の移動に伴って、送電部22と受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、受電部で受電した電力を用いて光を発することにより該所定の状態になったことを報知する複数の発光部60で構成される。複数の発光部60は、軟質部13の外縁に沿うように配置される。例えば、複数の発光部60は、軟質部13の外縁に沿って所定の間隔で配置される。軟質部13は、薬液注入のための注射針が挿通される。
なお、実施の形態3では、3個の発光部60を軟質部13の周囲に所定間隔(例えば、120度毎)に配置している例を示すが、発光部60の数は、2個でもよいし、4個以上でもよい。
ここで、受電部の構成について説明する。受電部は、複数個ある。複数の発光部60は、それぞれに接続された受電部で受電した電力を用いて光を発する。
図11には、発光部60と第1のコイル15と受電回路16とを一組とした構成が3組ある例について示す。図12は、医療器具10Gの模式的な外観を示す図である。
具体的には、医療器具10Gは、図11に示すように、第1のコイル15a,15b,15cと、受電回路16a,16b,16cと、発光部60a,60b,60cとを備える。なお、以下では、「第1のコイル15」とは、個々の第1のコイル15a,15b,15cを示す場合と、第1のコイル15a,15b,15cを総称した概念を示す場合がある。同様に、「受電回路16」とは、個々の受電回路16a,16b,16cを示す場合と、受電回路16a,16b,16cを総称した概念を示す場合がある。同様に、「発光部60」とは、個々の発光部60a,60b,60cを示す場合と、発光部60a,60b,60cを総称した概念を示す場合がある。
第1のコイル15aは、受電した電力を、受電回路16aを介して発光部60aに電力を供給する。第1のコイル15bは、受電した電力を、受電回路16bを介して発光部60bに電力を供給する。第1のコイル15cは、受電した電力を、受電回路16cを介して発光部60cに電力を供給する。
図13は、受電部の回路図を示す。なお、図13には、発光部60aと第1のコイル15aと受電回路16aとを一組とした構成について示す。
このような構成の場合には、発光部60a,60b,60cをそれぞれ独立に発光させることができ、また、軟質部13の外径の大きさや形状に依存することなく受電部を作製することができる。
図14は、受電部の具体的な構成を示す図である。発光部60に電力を送るための第1のコイル15aは、小径で円筒型の鉄心Fに巻かれたものでもよい。このように受電部が一体となっているので、薬液容器12の外側の任意の位置に配設させることができる。また、受電部は、一つの発光部に一つのコイルを設ける構成なので、本体外形内に収容可能な範囲で、コイルの巻き数を増やすことにより、受電電力をより大きくすることが可能であり、発光をより明るくすることができ、視認しやすくなる。また、好ましくは、円筒型コイルの径は、2mm以下、高さは5mm以下がよい。
つぎに、受電部の他の構成について説明する。複数の発光部60は、受電部を共用し、受電部で受電した電力を用いて光を発する。
図15は、受電部が1個の第1のコイル15と、3個の発光部60a、60b、60cと、3個の受電回路16a、16b、16cで構成される例について示す図である。図16は、医療器具10Gの模式的な外観を示す図である。図17は、受電部が1個の第1のコイル15と、3個の発光部60a、60b、60cと、3個の受電回路16a,16b,16cとで構成される場合の回路図である。
具体的には、医療器具10Gは、図17に示すように、第1のコイル15と、受電回路16a,16b,16cと、発光部60a,60b,60cとを備える。なお、受電回路16のコンデンサは、1個で構成され、発光部60a,60b,60cに共用されてもよい。
つまり、受電回路16a,16b,16cと、発光部60a,60b,60cとは、第1のコイル15を共用する構成である。
図17は、受電部が第1のコイル15と、3個の発光部60とで構成される場合の回路図を示す。第1のコイル15に対して、受電回路16aと発光部60aとのペアと、受電回路16bと発光部60bとのペアと、受電回路16cと発光部60cとのペアとは、並列に接続されている。
このような構成の場合には、発光部60a,60b,60cを同時に発光させることができ、また、軟質部13の外径の大きさや形状に依存することなく受電部を作成することができる。
なお、図16では、第1のコイル15は、発光部60aの周囲にのみ円環状に設置される構成を示しているが、この構成に限られず、図7に示すように、軟質部13の周囲に円環状に設置される構成でもよい。
つぎに、報知部の具体的な構成について説明する。報知部は、軟質部13の内径より小さい第1の半径を有する円内において最も明るい場所における第1の光強度と、第1の半径より大きい第2の半径を有する円外において最も明るい場所における第2の光強度と、が異なるように構成されている。
図18は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係の場合についての説明に供する図である。第1の関係とは、「第1の光強度」>「第2の光強度」である。r11は、軟質部13の内径を示す。r12は、軟質部13の内径より小さい第1の半径を示す。r13は、第1の半径より大きい第2の半径を示す。c11は、第1の半径r12を有する内円を示す。c12は、第2の半径r13を有する外円を示す。
また、第1の半径r12を有する内円c11において最も明るい場所とは、例えば、内円c11の中心付近である。第2の半径r13を有する外円c12において最も明るい場所とは、例えば、外円c12の円周付近である。
つまり、内円c11の中心付近の方が、外円c12の円周付近よりも明るく見える。このようにして、報知部は、第1の光強度と第2の光強度とを異ならすように発光することができ、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
図19は、第1の光強度と第2の光強度とが第2の関係の場合についての説明に供する図である。第2の関係とは、「第1の光強度」<「第2の光強度」である。r21は、軟質部13の内径を示す。r22は、軟質部13の内径より小さい第1の半径を示す。r23は、第1の半径より大きい第2の半径を示す。c21は、第1の半径r22を有する内円を示す。c22は、第2の半径r23を有する外円を示す。
また、第1の半径r22を有する内円c21において最も明るい場所とは、例えば、内円c21の中心付近である。第2の半径r23を有する外円c22において最も明るい場所とは、例えば、外円c22の円周付近である。
つまり、外円c22の円周付近の方が、内円c21の中心付近よりも明るく見える。このようにして、報知部は、第1の光強度と第2の光強度とが異なるように構成されることにより、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
ここで、発光部60から出射される光は拡散するため、体内から皮膚表面に光が透過した場合に、透過した光がぼやけてしまい、軟質部13の位置が視認しにくくなる場合があり、光の拡散を抑えるほうが好ましい。詳細は後述するが、内面が反射する筒状の部材に発光部を内蔵させれば、光の拡散を抑え、透過した光がぼやけず、軟質部13の位置(中心位置)がより視認しやすくなる。
また、発光部60は、出射角度を有するために光が拡散してしまうが、軟質部13の周囲に配設される発光部60の設置角度を光の出射面に対して垂直方向よりも外側に傾けると、軟質部13の中心付近が軟質部13の周囲よりも暗くなる。これにより軟質部13の中心がより視認しやすくなる。
また、詳細は後述するが、外部の給電装置である体外ユニット20は、電力量を調整できる機能を有する。このような構成によれば、例えば、発光部60から出射された光が明るすぎて、皮膚表面に透過した光が重なり合って、軟質部13の中心が視認しにくい場合には、軟質部13の中心が視認できる程度まで電力量を弱め、発光部60の発光量を調整することができる。一方、例えば、発光部60から出射された光が暗すぎて、皮膚表面に透過した光が弱く、軟質部13の中心が視認しにくい場合には、軟質部13の中心が視認できる程度まで電力量を強め、発光部60の発光量を調整することができる。
図20は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係になるように報知部を構成する第1の例についての説明に供する図である。図20は、軟質部13を上面から見た時の様子を模式的に示す図である。また、図20では、報知部を構成する発光部60a,60b,60cが発光したときの様子を模式的に示している。
図20に示すように、発光部60a,60b,60cは、軟質部13の周囲に所定間隔(例えば、120度毎)に配置されている。図21は、発光部60aが軟質部13の中心方向に傾いている様子を模式的に示す図である。なお、図21には、発光部60aのみを示しているが、発光部60b、60cも同様に軟質部13の中心方向に傾いている。このようにして、発光部60a、60b、60cは、軟質部13の中心方向に所定の角度だけ傾けて配置されている。
このように構成することにより、報知部は、軟質部13の中心付近が外周よりも明るくなるように第1の光強度と第2の光強度とを異ならして発光することができるので、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
なお、発光部60a、60b、60cを互いに異なる色で発光するように構成してもよい。具体的には、例えば、発光部60aが発光する光を赤色(R)とし、発光部60bが発光する光を緑色(G)とし、発光部60cが発光する光を青色(B)とすれば、各色が混合(減色混合)する軟質部13の中心付近は白色になる。よって、軟質部13の中心付近の色(白色)と軟質部13の中心付近以外の色を異ならすことができ、この色の差異によって軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
また、発光部60a,60b,60c自体を傾けなくてもよい。図22は、発光部60aを側面から見た時の様子を模式的に示す図である。なお、図22には、発光部60aのみを示しているが、発光部60b、60cも同様の構成になっている。
発光部60の周囲には、例えば、光の拡散を防止し、光路を軟質部13の中心に誘導する部材61が形成されている構成でもよい。このような構成によっても、発光部60a,60b,60cの各光路を軟質部13の中心に集めることができる。部材61は、例えば、筒形状に構成されてもよい。また、部材61の内側は、発光部60の光を反射するように、アルミなどの反射部材により構成されていてもよい。また、部材61には、発光部60から出射した光を集光するためのレンズなどが配置されてもよい。なお、部材61の形状および構造は上述以外にも考えられ、上述した例に限定されない。
このような構成によっても、報知部は、第1の光強度と第2の光強度とを異ならすように発光することができ、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
図23は、第1の光強度と第2の光強度とが第1の関係になるように報知部を構成する第2の例についての説明に供する図である。図23は、軟質部13を上面から見た時の様子を模式的に図である。また、図23では、報知部を構成する発光部60a,60b,60cが発光したときの様子を模式的に示している。
図23に示すように、発光部60a,60b,60cは、軟質部13の周囲に所定間隔(例えば、120度毎)に配置されている。図24は、発光部60aが軟質部13の外側方向に傾いている様子を模式的に示す図である。なお、図24には、発光部60aのみを示しているが、発光部60b、60cも同様に軟質部13の外側方向に傾いている。このようにして、発光部60a、60b、60cは、軟質部13の外側方向に所定の角度だけ傾けて配置されている。
このように構成することにより、報知部は、軟質部13の中心付近が外周よりも暗くなるように第1の光強度と第2の光強度とを異ならして発光することができるので、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
また、発光部60a,60b,60c自体を傾けなくてもよい。図25は、発光部60を側面から見た時の様子を模式的に示す図である。
発光部60の周囲には、例えば、光の拡散を防止し、光路を軟質部13の周囲に誘導する部材62が形成されている構成でもよい。このような構成によっても、発光部60a,60b,60cの各光路を軟質部13の周囲に集めることができる。部材62は、例えば、筒形状に構成されてもよい。また、部材62の内側は、発光部60の光を反射するように、アルミなどの反射部材により構成されていてもよい。また、部材62には、発光部60から出射した光を集光するためのレンズなどが配置されてもよい。なお、部材62の形状および構造は上述以外にも考えられ、上述した例に限定されない。
このような構成によっても、報知部は、第1の光強度と第2の光強度とを異ならすように発光することができ、軟質部13の中心付近の位置を報知することができる。
ここで、部材61、62の機能の有する部材63について説明する。図26は、発光部60を取り付ける(埋め込む)ための筒孔63a、63b、63cが形成されている部材63を模式的に示す図である。部材63は、円環状に形成されており、中心に所定の大きさの穴が形成されている。部材63は、この穴から軟質部13の表面が露出するように本体部11に配置される。部材63の周囲には、筒孔63a、63b、63cが均等に形成(例えば、120度)されている。筒孔63aには、発光部60aが取り付けられる。筒孔63bには、発光部60bが取り付けられる。筒孔63cには、発光部60cが取り付けられる。
筒孔63a、63b、63cは、部材63の中心側または円周側に傾けて形成されている。例えば、各発光部60の光路を軟質部13の中心に誘導する方向(部材63の中心側)に傾けて筒孔63a、63b、63cを形成すれば、部材61を形成したときと同様の効果を奏する。また、例えば、各発光部60の光路を軟質部13の周囲に誘導する方向(部材63の円周側)に筒孔63a、63b、63cを形成すれば、部材62を形成したときと同様の効果を奏する。
また、部材63は、円周上に均等に筒孔63a、63b、63cが形成されているので、発光部60a、60b、60cの位置決めを容易に行うことができ、発光部60a、60b、60cを筒孔63a、63b、63cに取り付けるだけで、部材61、62を形成した時と同様の効果を奏することができる。
図27は、送電部22の概略構成を示す模式図である。送電部22は、電力を非接触によって伝送する機能を有する。
図1、図2および図27に示す送電部22は、板状をなすシート部221を有する。シート部221は、電力を伝送するための第2のコイル222が一方に設けられており、第2のコイル222内に、注射針を注入可能な孔224を有する。また、シート部221は、第2のコイル222と筐体部21の電源部212とを電気的に接続する第2の接続部223が他方に設けられている。なお、注射針を刺すときに、軟質部13を外れないようにする必要がある。詳細は、後述するが、孔224の大きさは、軟質部13の大きさよりも、少しだけ小さく形成することが好ましい。
シート部221は、長手方向における両端部が円弧状に形成される。シート部221は、例えば不織布等を用いて実現される。また、シート部221は、2枚の不織布によって第2のコイル222および第2の接続部223を挟み込んで形成される。なお、実施の形態3では、シート部221の裏面側(被検体側)に、被検体に貼付可能な貼付部材または粘着部材等が施されたシール部材を設けてもよい。また、実施の形態3は、シート部221の裏面側(被検体側)にシール部材に代えて、被検体の体表101を滑らかに移動できるように潤滑剤が塗布されてもよい。
第2のコイル222は、円環状をなし、シート部221の長手方向における一方に設けられる。第2のコイル222は、第2の接続部223を介して筐体部21から入力された電力に応じて磁束を発生する。
第2の接続部223は、シート部221の長手方向における他方に設けられ、第2のコイル222と筐体部21の電源部212とを電気的に接続する。第2の接続部223は、例えばオス型の電気カプラを用いて構成される。
孔224は、第2のコイル222内に設けられる。例えば、孔224は、第2のコイル222が設けられた中央に設けられる。孔224は、注射針を挿脱可能である。なお、第2のコイル222内径と孔224の直径は、軟質部13の直径に応じて適宜変更可能である。
また、詳細は後述するが、孔224の直径は、注射針の直径よりわずかに大きい寸法である。好ましくは、孔224の直径は、注射針の直径+0.2mm以下であるとよい。このような寸法に設計しておくことで、第2のコイル222の中心検知精度が、数ミリずれた場合に報知しても、注射針は、軟質部13に刺すことが可能となる。そのずれ量は軟質部13の半径以下まで許容されることになり、コイル通しの位置検知精度を緩和することができ、設計が容易になり、製造性、コストの面で有効である。さらに、軟質部13の注射針が刺される場所が一点に集中せず、軟質部13の耐久性を延ばすことも可能である。
ここで、以下に孔224の大きさ(直径F)について説明するが、孔224の直径Fについては、さまざまな考え方があり、以下の説明に限定されるものではない。
図28は、孔224の直径Fの説明に供する図である。図28では、一例として、軟質部13の大きさと第2のコイル222の大きさとが同程度であると仮定している。
図28に基づくと、孔224の直径Fは、
F=(A-2D) ・・・(1)
により定義される。ただし、Aは、軟質部13の直径を示す。Dは、発光部60が発光され得る状態のときの軟質部13の中心と第2のコイル222の中心との距離を示す。つまり、距離Dは、軟質部13の中心と第2のコイル222の中心のズレ量(精度)を示している。孔224の直径Fは、許容でき得るずれ量の大きさで決定される。
例えば、体外ユニット20Gから発生する磁束の大きさを制御することにより、距離Dを制御することができる。体外ユニット20から発生する磁束が大きい場合(以下、第1の構成という)、第2のコイル222と第1のコイル15との距離が一定の距離以上離れていても第1のコイル15により受電した電力によって報知部は、動作(発光)する。第1の構成の場合、第2のコイル222の中心と軟質部13の中心とが離れた位置で報知部による報知が行われ得るので、後述する第2の構成と比較して、孔224の直径Fは小さく形成する必要がある。
図29、図30および図31は、第1の構成の場合における孔224と軟質部13との関係についての説明に供する図である。孔224の内径を(1)式に基づいて、注射針40の外径とほぼ同寸法、または、若干大きめに形成しておけば、第2のコイル222の中心が軟質部13の中心からずれていても、注射針40を孔224に挿入した場合、注射針40が軟質部13に命中させることができる。また、図29、図30および図31に示すように、注射針40を刺すときごとに第2のコイル222の位置を変更することにより、軟質部13の同じ場所を何回も注射針40で刺すことを回避することができ、軟質部13の寿命を延ばすことができる。
また、体外ユニット20から発生する磁束が小さい場合(以下、第2の構成という)、第2のコイル222と第1のコイル15との距離が当該一定の距離以内になったときに、第1のコイル15により受電した電力によって報知部は、動作(発光)する。第2の構成の場合、第2のコイル222の中心と軟質部13の中心とが近い位置で報知部による報知が行われるので、上述した第1の構成と比較して、孔224の直径Fは大きく形成することができる。
具体的には、入力部214は、ユーザの操作に基づいた値を制御部219に入力する。制御部219は、入力部214から入力された値に基づいて、電源部212を制御する。電源部212は、制御部219の制御に基づいて、第2のコイル222に電力を供給する。
例えば、体外ユニット20から大きな磁束を発生させたい場合には、ユーザは、入力部214を利用して、値V1を制御部219に入力する。また、体外ユニット20から小さな磁束を発生させたい場合には、ユーザは、入力部214を利用して、値V2を制御部219に入力する。なお、値V1>値V2、である。なお、上述では、磁束の大きさは2段階で説明したが、これに限られず、磁束の大きさは3段階以上で制御できてもよい。
ここで、孔224の直径Fを軟質部13の直径Aよりも、若干小さく形成する場合には、(2)式に基づいて孔224の直径Fを形成する。
F<(A-2D) ・・・(2)
孔224の直径Fを(2)式に基づいて形成することにより、ユーザである医師や看護師は、軟質部13から外れないように注射針を刺すことができる。
医療器具11は、種々の形状およびサイズが適用されるが、例えば、軟質部13の直径Aを8.0mmとし、孔224の直径Fを1.1mmと仮定すると、(2)式から距離Dは、以下のように求まる。なお、ここでは、孔224の直径Fを注射針の直径と仮定した。また、孔224の直径F(注射針の直径)は、SUS304 呼称19G(外径(mm):1.08±0.02)の上限値になるように仮定した。
D<(8.0-1.1)/2=3.45mm ・・・(3)
ここで距離Dを大きく形成した場合と、距離Dを小さく形成した場合について説明する。距離Dを大きく形成した場合には、第2のコイル222の中心と軟質部13(厳密には第1のコイル15)の中心とが離れていても報知部により軟質部13の位置を報知することができる。このようにして、距離Dを大きく形成した場合、ユーザである医師や看護師は、軟質部13の位置を簡易な手順によって知ることができる。
一方、距離Dを小さく形成した場合には、第2のコイル222の中心を軟質部13(厳密には第1のコイル15)の中心にある程度近接させることにより、報知部により軟質部13の位置を報知することができる。
このようにして、距離Dを大きく形成した場合は、距離Dを小さく形成した場合に比べて、孔224の直径Fを大きく形成することができるので、ユーザである医師や看護師は、注射針を刺す位置を選択することができ、軟質部13の同じ場所を何回も注射針で刺すことを回避することができ、軟質部13の寿命を延ばすことができる。
また、孔224は、注射針を通過させるために、注射針の直径と同程度以上の大きさが考えられる。なお、注射針をシート221に貫通するように設計する場合には、シート221に孔224を形成する必要がない。このような構成の場合には、注射針を突き刺す場所を示す印がシート221(例えば、第2のコイル222の中心に相当する場所)に示されていればよい。
また、(4)式に基づいて孔224の直径Fを形成することにより、孔224が形成されている領域内に軟質部13の中心が入った状態で、軟質部13から外れないように注射針を刺すことができる。
F>2D ・・・(4)
また、(5)式に基づいて孔224の直径Fを形成することにより、孔224が形成されている領域内に軟質部13の中心が入らない状態で、軟質部13から外れないように注射針を刺すことができる。
F<2D ・・・(5)
上述のようにして、(2)式、(4)式または(5)式に基づいて孔224の直径Fを形成することにより、軟質部13から外れないように注射針を刺すことができる。なお、孔224の直径Fは、(2)式、(4)式および(5)式に限られない。
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1,1D,1G 医療装置
10,10D,10G 医療器具
11 本体部
12 薬液容器
12a 開口
13 軟質部
14 カテーテル
15 第1のコイル
16 受電回路
17 第1の通信部
20,20D,20G 体外ユニット
21 筐体部
22 送電部
40 注射針
60 発光部
70 第1のコイル
100 生体
101 体表
102 被検体
211 第1の接続部
212 電源部
213 第2の通信部
214 入力部
215 記録部
216 出力部
217 表示部
218 発光部
219 制御部
221 シート部
222,230 第2のコイル
223 第2の接続部
224 孔

Claims (8)

  1. 電力を非接触によって伝送する第2のコイルを有する送電部と、
    前記送電部から伝送された前記電力を受電する第1のコイルを有する受電部と、
    前記受電部を有し、体内に埋め込まれて用いられる医療器具と、を備え、
    前記医療器具は、
    注射針が挿通される軟質部と、
    複数の発光部で構成される報知部と、を有し、
    前記報知部は、前記送電部の移動に伴って、前記送電部を構成する前記第2のコイルと前記受電部を構成する前記第1のコイルとの相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて前記複数の発光部から光を出射させることにより前記軟質部の位置を報知し、
    前記複数の発光部は、前記軟質部の中心側の光強度と前記軟質部の外側の光強度とを異ならせる医療装置。
  2. 請求項1に記載の医療装置であって、
    前記受電部は、複数個あり、
    前記複数の発光部は、それぞれに接続された前記受電部で受電した電力を用いて光を発する医療装置。
  3. 請求項1に記載の医療装置であって、
    前記複数の発光部は、前記受電部を共用し、前記受電部で受電した電力を用いて光を発する医療装置。
  4. 請求項1~3のいずれか一つに記載の医療装置であって、
    前記複数の発光部は、前記軟質部の中心側の光強度よりも前記軟質部の外側の光強度が高くなるように構成されている医療装置。
  5. 請求項1~4のいずれか一つに記載の医療装置であって、
    前記送電部は、
    板状をなすシート部を有し、
    前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有する。
  6. 体内に埋め込まれて用いられ、外部から非接触によって伝送された電力を受電する受電部と、注射針が挿通される軟質部と、複数の発光部で構成される報知部と、を有する医療器具の所定箇所を検出する体外ユニットであって、
    電力を非接触によって伝送する第2のコイルを有する送電部を備え、
    前記報知部は、前記送電部の移動に伴って、前記送電部と前記受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて前記複数の発光部から光を出射させることにより前記軟質部の位置を報知し、
    前記複数の発光部は、前記軟質部の中心側の光強度と前記軟質部の外側の光強度とを異ならせ、
    前記送電部は、
    板状をなすシート部を有し、
    前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有する。
  7. 体内に埋め込まれて用いられ、外部から非接触によって伝送された電力を受電する受電部と、注射針が挿通される軟質部と、複数の発光部で構成される報知部と、を有する医療器具の所定箇所を検出する体外ユニットに対して着脱自在な送電シートであって、
    前記報知部は、前記送電シートの移動に伴って、前記送電シートと前記受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて前記複数の発光部から光を出射させることにより前記軟質部の位置を報知し、
    前記複数の発光部は、前記軟質部の中心側の光強度と前記軟質部の外側の光強度とを異ならせ、
    前記送電シートは、
    板状をなすシート部を有し、
    前記シート部は、前記電力を伝送するための第2のコイルが設けられており、前記第2のコイル内に、注射針を注入可能な孔を有する。
  8. 体内に埋め込まれて用いられる医療器具であって、
    体外ユニットの送電部から非接触によって伝送された電力を受電する第1のコイルを有する受電部と、
    注射針が挿通される軟質部と、
    複数の発光部で構成される報知部と、を有し、
    前記報知部は、前記送電部の移動に伴って、前記送電部と前記受電部との相対的な位置関係が所定の状態に達した場合に、前記受電部で受電した電力を用いて前記複数の発光部から光を出射させることにより前記軟質部の位置を報知し、
    前記複数の発光部は、前記軟質部の中心側の光強度と前記軟質部の外側の光強度とを異ならせる医療器具。
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