JP2022041677A - 車載装置、及び運転学習の支援方法 - Google Patents

車載装置、及び運転学習の支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自動運転機能を備える車両において、ユーザの運転技術の低下を抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】車載装置は、自動運転の実行中にユーザによりなされた前記車両に対する操作を示す操作情報を取得する取得部と、操作情報に基づいて、車両に対する操作によって車両がユーザに運転された場合に予測される車両の走行軌跡である第1の走行軌跡を生成する生成部と、第1の走行軌跡を表示画面に表示する表示部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車載装置、及び運転学習の支援方法に関する。
近年、ユーザ(主に運転者)による手動運転の負担を軽減するために、車両の運転を自動的に行う自動運転システムを備えた車両が知られている。このような自動運転システムは、ユーザが目的地を設定して自動運転を選択すると、ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作などの各種の操作手段を制御することにより目的地まで自動で車両を走行させる。一方で、ユーザ自らが車両を運転しなくてはならない場合もあるため、自動運転システムを備える車両であっても自動運転から手動運転への切り替えが可能となっている。
特開2018-83517号公報 特開2014-58309号公報
しかしながら、自動運転システムはユーザの手動運転の負担を軽減するという点を主目的としているため、従来の技術は、自動運転中にユーザに対して運転操作を行う機会を積極的に与えるものではなかった。そのため、ユーザが長期間にわたって自動運転を利用し続けると、ユーザ自身の運転技術を向上させる機会が減少することが予想される。その結果、ユーザの運転技術が低下し、手動運転の必要に迫られた機会に適切な運転ができなくなる虞がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、自動運転機能を備える車両において、ユーザの運転技術の低下を抑制することが可能な技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用した。即ち、本発明は、
自動運転が可能な車両に設けられる車載装置であって、
前記自動運転の実行中にユーザによりなされた前記車両に対する操作を示す操作情報を取得する取得部と、
前記操作情報に基づいて、前記車両に対する操作によって前記車両がユーザに運転された場合に予測される前記車両の走行軌跡である第1の走行軌跡を生成する生成部と、
前記第1の走行軌跡を表示画面に表示する表示部と、を備える、
車載装置である。
本発明によると、自動運転の実行中にユーザが行った車両に対する操作により車両が運転された場合に車両がどのような軌跡で走行するのかを第1の走行軌跡によりシミュレーションすることができる。第1の走行軌跡をユーザに対して表示することで、ユーザは車両に対する自身の操作が適切であったか否かを確認することができる。これにより、ユーザにとっては運転を学習する機会となる。また、この走行シミュレーションは自動運転の実行中にユーザ自身がした操作に基づいて行われることから、ユーザは車両が実際に走行している道路で運転の練習を行うことができる。つまり、ユーザは実践的な練習を行うことができる。また、ユーザは、自動運転による車両の走行中に運転の練習を行うことがで
きるから、車両により移動する度に運転の練習の機会を得ることができる。これにより、ユーザの運転技術を向上させる機会を増やすことができる。その結果、本発明によれば、ユーザの運転学習を効率的に支援することで、ユーザの運転技術の低下を抑制できる。
また、本発明において、前記表示部は、前記表示画面において前記車両を示す表示物が前記第1の走行軌跡に沿って移動する様子を俯瞰図で表示してもよい。
また、本発明において、前記表示部は、前記表示画面において前記車両が前記第1の走行軌跡に沿って移動する場合のユーザから視認されると予測される映像を表示してもよい。
また、本発明において、前記生成部は、前記自動運転によって前記車両が実際に走行する第2の走行軌跡を更に生成し、前記表示部は、前記第1の走行軌跡と前記第2の走行軌跡とを重畳して前記表示画面に表示してもよい。
また、本発明に係る車載装置は、前記第1の走行軌跡と前記第2の走行軌跡との差に基づいて前記操作の適切度を判定する判定部を更に備え、前記表示部は、前記判定部による判定結果を前記表示画面に表示してもよい。
また、本発明に係る車載装置は、前記操作情報を前記取得部が取得する処理が実行された実行回数及び実行された合計時間の少なくとも1つと前記取得部が取得した前記操作情報と前記操作情報から推定される走行状態と前記走行状態に対応する基準値とに基づいて、前記操作の種別ごとにユーザの練度を評価する評価部を更に備え、前記表示部は、前記評価部による評価結果を前記表示画面に表示してもよい。
また、本発明に係る車載装置は、前記操作情報を取得する処理の開始と終了を受け付ける受付部を更に備えてもよい。
また、本発明に係る車載装置は、前記受付部が前記処理の開始を受け付けたとき及び前記処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において、現在時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づく助言を出力する出力部を更に備えてもよい。
本発明によれば、自動運転機能を備える車両において、ユーザの運転技術の低下を抑制することが可能となる。
実施形態1に係る運転支援システムの全体構成を示す図である。 学習支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態1に係る学習支援装置が実行する運転学習の支援処理のフローチャートである。 図4(a)及び図4(b)は、識別部によって難度が高いと判定される道路形態の例を示す図である。 実施形態1において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(1)。 実施形態1において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(2)。 実施形態2に係る運転支援システムの全体構成を示す図である。 実施形態2に係る学習支援装置が実行する運転学習の支援処理のフローチャートである。 実施形態2において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(1)。 実施形態2において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(2)。 実施形態2において許否部が行う手動運転の許否判断処理のフローチャートである。 実施形態3に係る運転支援システムの全体構成を示す図である。 実施形態3において行われる運転練度の評価処理のフローチャートである。 実施形態3において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(1)。 実施形態3において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である(2)。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。但し、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下に説明する態様に限定されない。
<実施形態1>
[全体構成]
図1は、実施形態1に係る運転支援システム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る運転支援システム1は、ナビゲーション装置100と、自動運転装置200と、学習支援装置300(本発明における車載装置の一例)と、各種の検出手段400,500,600,700と、入出力手段800と、制御機構900と、を備える。運転支援システム1は、車両Vに搭載され、ユーザの運転を支援する。
入出力手段800は、表示装置801と入力装置802とを含む。表示装置801は、ナビゲーション装置100、自動運転装置200、及び学習支援装置300から供給される各種の視覚情報を表示画面に表示する装置である。表示装置801は、例えば、液晶ディスプレイである。表示装置801は、ナビゲーション装置100と一体に構成されていてもよい。また、表示装置801は、スピーカ等の音声出力機器を備え、ガイド音声や警告音等の各種の音声情報をユーザ(主に運転者)に出力してもよい。入力装置802は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号をナビゲーション装置100、自動運転装置200、及び学習支援装置300へ出力する装置である。入力装置802は、表示装置801に設けられたディスプレイに重畳配置されたタッチパネルや、物理的なボタン等を有する。ユーザは、タッチパネルの接触操作やボタンの押下操作によってナビゲーション装置100、自動運転装置200、及び学習支援装置300を操作する。また、入力装置802は、マイクロフォン等の音声入力機器によってユーザの声を受け付け、声に応じた信号をナビゲーション装置100や学習支援装置300に出力してもよい。
検出手段は、車両Vに関する情報を検出する。検出手段は、車両Vの周辺環境を示す情報である環境情報を検出する環境情報検出手段400と、車両Vの走行状態を示す情報である車両情報を検出する車両情報検出手段500と、ユーザによりなされた車両Vに対する操作を示す情報である操作情報を検出する操作情報検出手段600と、車両Vの現在位置座標を検出するGPS(Global Positioning System)装置700と、を含む。
環境情報検出手段400は、車両Vの周辺の画像を撮影するカメラ401と、車両Vの周辺の物標(主に前方車両あるいは後方車両)の有無や物標の速度を検出するミリ波レー
ダ402と、外部サーバとの通信を実行することで各種の環境情報を取得する通信装置403のうち少なくとも一つを含む。ミリ波レーダ402は、周囲にミリ波(波長が1~10mm程度で、周波数が30G~300GHzの電波)を送信し、物標からの反射波を受信して、送信波と反射波との偏差に基づいて物標との相対距離や物標の相対速度等を算出する。通信装置403は、車両間の通信や路車間の通信を実行する。また、通信装置403は、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System(登録商標))センター等の情報センターが管理する外部サーバとの通信を実行することによって、道路交通情報や道路環境情報を取得する。
環境情報は、車両Vの周辺環境を示す情報のことを指す。より具体的には、環境情報は、走行路の法定速度に関する情報(法定速度情報)、走行路の車線に関する情報(車線情報)、車両Vの周辺の信号機の表示情報に関する情報(信号機情報)、車両Vの周辺の障害物に関する情報(障害物情報)、周辺車両の有無及び前方車両との車間距離に関する情報(周辺車両情報)、を含む。
車両情報検出手段500は、車両Vの速度を測定する車速度センサ501と、車両Vに作用する加速度及び減速度を測定する加速度センサ502と、車両Vのヨーレート(回転角速度)を測定するヨーレートセンサ503と、を含む。
車両情報は、車両Vの走行状態を示す情報のことを指す。より具体的には、車両情報は、車両Vの速度に関する情報(車速度情報)、車両Vの加速度及び減速度に関する情報(加減速度情報)、車両Vのヨーレートに関する情報(ヨーレート情報)を含む。
操作情報検出手段600は、アクセル操作を検出するアクセルセンサ601と、エンジンのスロットルの開度を検出するスロットルセンサ602と、ブレーキ操作を検出するブレーキセンサ603と、ハンドル操作(操舵)を検出するステアリングセンサ604と、を含む。
操作情報は、ユーザによる車両Vに対する操作を示す情報のことを指す。車両Vに対する操作とは、例えば、アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作である。操作情報は、アクセル操作情報と、ブレーキ操作情報と、ハンドル操作情報と、を含む。アクセル操作情報は、アクセルの踏込量、スロットル開度、アクセルの操作速度、アクセル操作のタイミング等の情報を含む。ブレーキ操作情報は、ブレーキの踏込量、ブレーキ圧、ブレーキの操作速度、ブレーキのタイミング等の情報を含む。ハンドル操作情報は、操舵角度、操舵角速度、ハンドル操作のタイミング等の情報を含む。
GPS装置700は、GPSアンテナを介してGPS用の人工衛星からのGPS情報を受信し、受信した信号に基づいて当該GPS装置(ひいては、車両V)の現在の位置座標を検出する。
制御機構900は、自動運転装置200の制御に応じて車両Vの各部のアクチュエータを制御することにより、車両Vの加減速、操舵及び制動の少なくとも一つを調整する機構である。制御機構900は、スロットル制御機構901と、ブレーキ制御機構902と、ステアリング制御機構903と、を備えている。スロットル制御機構901は、自動運転装置200の制御に基づいてエンジンへの燃料供給やモータへの電力供給を行うことで、車両Vの加速を調整する。ブレーキ制御機構902は、自動運転装置200の制御に基づいてブレーキを動作させることで、車両Vを減速又は停止させる。ステアリング制御機構903は、自動運転装置200の制御に基づいて操舵を行うことで、車両Vの進行方向を調整する。
ナビゲーション装置100は、ユーザによる車両Vの走行経路の設定と経路案内とを実行する装置である。ナビゲーション装置100は、車両位置算出部101と経路案内部102と記憶部103とを備える。また、ナビゲーション装置100の所定の記憶領域には、主に道路形状を表すために用いられる道路データや各種施設の名称や位置、種類、電話番号等を表すPOI(Point Of Interest)データを含む地図データが記憶されている。
車両位置算出部101は、GPS装置700から取得した車両Vの位置座標と地図データに基づいて車両Vの現在位置を算出する。経路案内部102は、入力装置802を介してユーザによる目的地の設定を受け付けると、現在地から目的地までの走行経路を設定するとともに車両Vが走行している道路を特定し、設定された走行経路に従った経路案内を表示装置801のディスプレイやスピーカを用いて実行する。また、経路案内部102は、設定された走行経路を示す情報を自動運転装置200に提供する。また記憶部103は、上述した地図データによって構成された地図データベースDB1と、車両Vが過去に走行した経路の情報が蓄積される経路データベースDB2と、を有する。
自動運転装置200は、自動運転を実行することによって、ナビゲーション装置100から取得した走行経路に従って車両Vを目的地まで自動で走行させる。自動運転装置200は、自動運転実行部201と運転方法切替部202とを有する。自動運転実行部201は、制御機構900を制御することによって自動運転を実行する。運転方法切替部202は、車両Vの運転方法を手動運転と自動運転とで切り替える。手動運転の実行中は、ユーザの車両Vに対する操作(アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作)に基づいて制御機構900が制御され、自動運転の実行中は、自動運転実行部201により制御機構900が制御される。運転方法切替部202は、例えば、入力装置802を介してユーザにより入力された指定操作を受け付けて運転方法を切り替える。
学習支援装置300は、自動運転が可能な車両に設けられる車載装置であって、車両Vの自動運転実行中に運転技術向上のためのユーザの運転学習を支援する。学習支援装置300は、取得部301と受付部302と生成部303と識別部304と表示部305と記憶部306とを有する。
取得部301は、車両Vの自動運転実行中に操作情報検出手段600からユーザの操作情報を取得する。取得部301の処理が実行されることによって、自動運転の実行中にユーザによって行われた車両Vに対する操作を示す操作情報が取得される。
受付部302は、取得部301が操作情報を取得する処理の開始と終了を受け付ける。受付部302は、ユーザによる入力装置802の操作により、取得部301の処理の開始又は終了の指定を受け付ける。受付部302が処理の開始を受け付けることで取得部301による処理が開始し、受付部302が処理の終了を受け付けることで取得部301による処理が終了する。
生成部303は、自動運転の実行中に取得部301によって取得された操作情報に基づいて、ユーザによる車両Vに対する操作に基づき予測される車両Vの走行軌跡(以下、第1走行軌跡)を生成する。つまり、第1走行軌跡は、ユーザが実際に車両Vを当該操作によって運転した場合の車両Vの位置の変化を予測したものである。
識別部304は、自動運転の実行中に取得部301が取得した各種の情報に基づいて、現時点から所定時間経過後に車両Vが通過すると予測される地点における道路の形態を特定し、当該形態の難度を識別する。道路の形態については後述する。
表示部305は、生成部303が生成した第1走行軌跡を表示装置801の表示画面に表示する。
記憶部306は、学習支援装置300の各処理部が実行する処理に応じて、各種の情報を記憶する。記憶部306は、各種の検出手段400,500,600,700が取得した情報や生成部303が生成した走行軌跡が蓄積される結果データベースDB3と、識別部304が道路の形態を識別するための基準となる情報が蓄積される基準データベースDB4と、を有する。
図2は、学習支援装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、学習支援装置300は、接続バス50によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)10、メモリ20、通信IF30、入出力IF40を有する。CPU
10は、学習支援装置300全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU10は、プロセッサとも呼ばれる。ただし、CPU10は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU10がマルチコア構成であってもよい。学習支援装置300は、CPU10が学習支援プログラムを実行することにより、図1に示す取得部301、受付部302、生成部303、識別部304、及び表示部305の各処理部として機能する。但し、上記各処理部の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって提供されてもよい。また、上記各処理部
の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部にアナログ回路を含む構成としてもよい。
メモリ20は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、図1に示す記憶部306として機能するほか、CPU10がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶装置は、例えば、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶装置は、図1に示す結果データベースDB3や基準データベースDB4が主として記録された記録媒体である。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State
Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、USBメモ
リ、メモリカードを含む。
通信IF30は、無線電話回線を通じて基地局を経由して汎用のネットワークに接続可能なインターフェースである。また、通信IF30は、無線LANのアクセスポイント(AP)と通信可能となっており、任意の通信手段を経由してネットワークへの接続が可能となっている。
入出力IF40は、ナビゲーション装置100、自動運転装置200、表示装置801、入力装置802、ECU等の機器との間でデータの入出力を行うインターフェースである。
なお、本実施形態では、ナビゲーション装置100と自動運転装置200と学習支援装置300とが別々の装置として構成されているが、本発明はこれに限定されず、これらの装置が1つの装置によって実現されてもよい。
[運転学習の支援処理]
図3は、実施形態1に係る学習支援装置300が実行する運転学習の支援処理(支援方法)のフローチャートである。本実施形態に係る学習支援装置300は、自動運転の実行中にユーザによってなされた車両Vに対する操作に基づいて当該操作による走行をシミュレーションすることで、ユーザによる運転学習を支援する。図3に示す運転学習の支援処理は、自動運転の実行中であって且つ取得部301による操作情報の取得処理の実行中に
、繰り返し実行される。自動運転の実行中に受付部302が取得部301の処理の開始を受け付けることで当該処理が開始してもよいし、自動運転が開始される前に受付部302が当該処理の開始を受け付けることで自動運転の開始とともに当該処理が開始してもよい。また、自動運転の実行中に受付部302が取得部301の処理の終了を受け付けることで当該処理が終了してもよいし、受付部302が当該処理の終了を受け付けなくとも、自動運転が終了することによっても当該処理が終了してもよい。取得部301は、その処理が開始してから終了するまでの間に操作情報検出手段600からユーザの操作情報を繰り返し取得する。そのため、取得部301の処理中(即ち、運転学習の支援処理中)は、ユーザによってなされたアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作といった車両Vに対する各種の操作を示す操作情報が取得部301によって取得される。なお、運転学習処理の実行中は、ユーザの車両Vに対する操作に基づく制御機構900の制御が禁止され、ユーザが学習支援装置300を使用することで行われる運転学習は、自動運転に干渉しない。以下、実施形態1に係る運転学習の支援処理の流れについて説明する。
先ず、ステップS1では、識別部304が、現時点から所定時間経過後に車両Vが通過すると予測される地点(以下、通過予測地点)の形態を特定する(ステップS1)。具体的には、識別部304は、ナビゲーション装置100から地図データ、走行経路の情報及び車両Vの位置情報を取得し、環境情報検出手段400から環境情報を取得し、車両情報検出手段500から車両情報を取得し、これらの情報に基づいて通過予測地点における道路の形態を特定する。
次に、ステップS2では、識別部304が、ステップS1で特定した通過予測地点における道路の形態の難度を識別する(ステップS2)。ここで、道路における難度の高い形態とは、ユーザが実際に運転した場合に高い運転技術が求められることが想定される形態のことを指す。通過地点においてハンドル操作やブレーキ操作といった操作を通常よりも適切なタイミングで行う必要がある場合、その通過地点における道路形態の難度は高いといえる。図4(a)及び図4(b)は、識別部304によって難度が高いと判定される道路形態の例を示す。図4(a)では、難易度の高い形態の一例として、走行経路上の角度が急なカーブ(以下、急カーブと称する)が図示されている。図4(b)では、走行経路上の角度が急な曲がり角(以下、急コーナーと称する)が図示されている。道路における難度の高い形態としては、他にも、高低差の大きな坂、合流地点、車線変更地点、右折地点、ラウンドアバウト等が挙げられる。基準データベースDB4には、識別部304が道路形態の難度を識別するための基準や条件を示す情報が含まれている。基準データベースDB4には、例えば、走行経路上のカーブを急カーブと判定するための曲率半径が基準値として含まれている。識別部304は、通過予測地点における道路形態がカーブであった場合、そのカーブの曲率半径が基準となる曲率半径未満であった場合に、そのカーブが急カーブであるとして、通過予測地点における道路形態の難度が高いと識別する。反対に、通過予測地点における道路形態が単なる直線である場合には、識別部304は、通過予測地点における道路形態の難度が低いと識別する。ステップS2において、通過予測地点における道路形態の難度が高いものと識別される場合(S2-YES)には、ステップS3に進み、難度が低いものと識別される場合(S2-NO)には、ステップS5に進む。
ステップS3では、生成部303が、取得部301によって取得された操作情報に基づいて、第1走行軌跡を生成する(ステップS3)。ステップS3の処理は、ステップS2の処理時点から所定時間経過後のタイミングで、即ち、ステップS2で特定した通過予測地点を車両Vが自動運転により実際に通過しているタイミングで実行される。生成部303は、通過予測地点を車両Vが実際に通過しているタイミングで取得部301が取得した操作情報に基づいて、第1走行軌跡を生成する。そのため、ステップS3で生成される第1走行軌跡は、車両Vがユーザの操作により通過予測地点を通過する場合に予測される車両Vの走行軌跡となる。
生成部303は、操作情報(アクセルの踏込量、スロットル開度、アクセルの操作速度、アクセル操作のタイミング、ブレーキの踏込量、ブレーキ圧、ブレーキの操作速度、ブレーキのタイミング、ハンドルの操舵角度、操舵角速度、ハンドル操作のタイミング等)に加え、地図データ、走行経路の情報、車両Vの位置情報、及び車両情報(車速度、加減速度、ヨーレート等)に基づいて、第1走行軌跡を生成する。生成部303は、例えば、上述した情報に基づいて一定時間ごとの車両Vの位置を予測することで第1走行軌跡を生成する。生成された第1走行軌跡は、記憶部306の結果データベースDB3に蓄積される。
ステップS3の次に、ステップS4では、表示部305が、生成部303が生成した第1走行軌跡を表示装置801の表示画面に表示する(ステップS4)。表示部305は、ステップS1で特定した通過予測地点を車両Vが自動運転により実際に通過しているタイミングで、車両Vがユーザの操作により通過予測地点を通過する場合に予測される第1走行軌跡を表示する。
図5は、ステップS4において表示装置801の表示画面に表示される画像の一例を示す図である。図5では、難度の高い通過予測地点の一例としての急カーブを車両Vが走行している場合に表示される画像が示されている。符号801aは表示画面であり、符号L1はセンターラインであり、符号T1で示す点線の矢印は第1走行軌跡であり、符号C1は表示画面801a内で車両Vを示す表示物である。図5に示すように、ステップS4では、表示部305が、表示画面801aにおいて車両Vを示す表示物が第1走行軌跡に沿って移動する様子を俯瞰図で表示する。これにより、第1走行軌跡が表示画面801aに表される。ステップS4では、表示部305は、ナビゲーション装置100から取得した地図データ及び走行経路の情報に基づいて、通過予測地点を含む走行経路上を表示物C1が第1走行軌跡に沿って移動する様子を表す俯瞰図を作成し、表示画面801aに表示する。なお、図5では、第1走行軌跡を符号T1で示す点線の矢印で直接的に表示しているが、表示物C1の動きのみによって間接的に第1走行軌跡を表示してもよい。ステップS4の処理が終了することにより、運転学習の支援処理が終了する。
ステップS5では、生成部303が、取得部301によって取得された操作情報に基づいて、第1走行軌跡を生成する(ステップS5)。ステップS5の処理は、ステップS3の処理と同様である。即ち、生成部303は、通過予測地点を車両Vが自動運転により実際に通過しているタイミングで取得部301が取得した操作情報に基づいて、第1走行軌跡を生成する。生成された第1走行軌跡は、記憶部306の結果データベースDB3に蓄積される。
ステップS5の次に、ステップS6では、表示部305が、生成部303が生成した第1走行軌跡を表示装置801の表示画面に表示する(ステップS6)。ステップS4と同様に、表示部305は、通過予測地点を車両Vが自動運転により実際に通過しているタイミングで、車両Vがユーザの操作により通過予測地点を通過する場合に予測される第1走行軌跡を表示する。
図6は、ステップS6において表示装置801の表示画面801aに表示される画像の一例を示す図である。図6では、難度の低い通過予測地点の一例としての直線道路を車両Vが走行している場合に表示される画像が示されている。図6に示すように、ステップS6では、表示部305が、表示画面801aにおいて車両Vが第1走行軌跡に沿って移動する場合のユーザから視認されると予測される映像を表示する。即ち、ステップS6では、車両Vが第1走行軌跡に沿って移動する場合に予測されるユーザの一人称視点の映像が表示される。これにより、第1走行軌跡が表示画面801aに表される。ステップS6で
は、表示部305は、ナビゲーション装置100から取得した地図データ及び走行経路の情報に基づいてユーザの一人称視点の映像を作成し、表示画面801aに表示する。ステップS6の処理が終了することにより、運転学習の支援処理が終了する。
[作用・効果]
以上のように、実施形態1に係る学習支援装置300は、自動運転の実行中になされたユーザの車両Vに対する操作を示す操作情報を取得する取得部301と、当該操作情報に基づいて、当該操作で実際に車両Vが運転された場合に予測される車両Vの走行軌跡である第1走行軌跡を生成する生成部303と、第1走行軌跡を表示画面に表示する表示部305と、を備える。
これによると、自動運転の実行中にユーザが行った車両Vに対する操作により車両Vが実際に運転された場合に車両Vがどのような軌跡で走行するのかを第1走行軌跡によりシミュレーションすることができる。第1走行軌跡をユーザに対して表示することで、ユーザは車両Vに対する自身の操作が適切であったか否かを確認することができる。これにより、ユーザにとっては運転を学習する機会となる。また、この走行シミュレーションは自動運転の実行中にユーザ自身が車両Vに対して行った操作に基づいて行われることから、ユーザは車両Vが実際に走行している道路で運転の練習を行うことができる。つまり、ユーザは実践的な練習を行うことができる。また、ユーザは、自動運転による車両Vの走行中に運転の練習を行うことができるから、車両Vにより移動する度に運転の練習の機会を得ることができる。これにより、ユーザの運転技術を向上させる機会を増やすことができる。以上のように、本実施形態に係る学習支援装置300によれば、ユーザの運転学習を効率的に支援することで、ユーザの運転技術の低下を抑制できる。
更に、本実施形態に係る表示部305は、表示画面801aにおいて車両Vを示す表示物C1が第1走行軌跡に沿って移動する様子を俯瞰図で表示するように構成されている。これによると、ユーザに第1走行軌跡を分かり易く表示することができる。
更に、本実施形態に係る表示部305は、急カーブや急コーナーなど、通過地点において道路の形態の難度が高い場合に第1走行軌跡を俯瞰表示するように構成されている。これにより、ユーザは、難度の高い道路での車両Vに対する自身の操作における改善すべきところを確認し易くなる。
また、本実施形態に係る表示部305は、表示画面801aにおいて車両Vが第1走行軌跡に沿って移動する場合のユーザから視認されると予測される映像を表示すように構成されている。これによると、ユーザは、車両Vに対する自身の操作により車両Vが実際に運転された場合に、どのように視界が変化するのかを確認できる。
なお、本実施形態では、通過点における難度が高い場合には第1走行軌跡を俯瞰表示し、難度の低い場合にはユーザの一人称視点を表示したが、本発明はこれに限定されない。通過点における難度が高い場合に一人称視点で表示し、難度の低い場合に俯瞰表示してもよいし、常に俯瞰表示又は一人称視点表示してもよい。
また、本実施形態に係る学習支援装置300は、取得部301が操作情報を取得する処理の開始と終了を受け付ける受付部302を備えている。つまり、受付部302は、第1走行軌跡によるシミュレーションの開始と終了とを受け付けることができる。これにより、ユーザは、運転の学習を行いたいタイミングで運転の学習を行うことができる。
<実施形態2>
図7は、実施形態2に係る運転支援システム2を示す図である。実施形態2に係る学習
支援装置300Aは、判定部307と許否部308とを有する点で実施形態1に係る学習支援装置300と相違する。以下、実施形態2について、実施形態1との相違点を中心に説明し、同一の構成については同一の符号を付すことにより、詳細な説明は割愛する。
図7に示す判定部307は、第1走行軌跡と後述する第2走行軌跡との差に基づいてユーザによる車両Vに対する操作の適切度を判定する。また、許否部308は、現在時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づいて、自動運転から手動運転への切り替えの許否判断を行う。判定部307及び許否部308の処理の詳細については後述する。
図8は、実施形態2に係る学習支援装置300Aが実行する運転学習の支援処理のフローチャートである。以下、実施形態2に係る運転学習の支援処理の流れについて説明する。
先ず、ステップS1では、識別部304が、通過予測地点の形態を特定する(ステップS1)。
次に、ステップS2では、識別部304が、ステップS1で特定した通過予測地点における道路の形態の難度を識別する(ステップS2)。ステップS2において、通過予測地点の難度が高いものと識別される場合(S2-YES)には、ステップS7に進み、通過予測地点の難度が低いものと識別される場合(S2-NO)には、ステップS5に進む。ステップS5及びステップS6については、図3で説明した実施形態1と同様であるため、説明は割愛する。
ステップS7では、生成部303が、第1走行軌跡と第2走行軌跡を生成する(ステップS7)。ここで、第2走行軌跡とは、自動運転によって車両Vが実際に走行する走行軌跡のことを指す。第2走行軌跡は、即ち、自動運転による車両Vの理想的な(適切な)走行の軌跡といえる。生成部303は、ナビゲーション装置100又はGPS装置700から取得した車両Vの位置情報に基づいて第2走行軌跡を生成する。生成部303は、例えば、一定時間ごとの車両Vの位置を特定することで第2走行軌跡を生成する。実施形態1と同様に、ステップS7で生成される第1走行軌跡は、車両Vがユーザの車両Vに対する操作により通過予測地点を通過する場合に予測される車両Vの走行軌跡である。そして、ステップS7で生成される第2走行軌跡は、車両Vが通過予測地点を通過するときに車両Vが実際に走行する走行軌跡である。つまり、第1走行軌跡と第2走行軌跡は、共に、同じ通過地点における車両Vの走行軌跡を示している。
ステップS7の次に、ステップS8では、判定部307が、第1走行軌跡と第2走行軌跡との差に基づいて、ユーザによる車両Vに対する操作の適切度を判定する(ステップS8)。より具体的には、判定部307は、第1走行軌跡の元となったユーザの車両Vに対する操作がどの程度適切であったかを、第1走行軌跡と理想的な走行軌跡である第2走行軌跡との差分に基づいて判定する。基準データベースDB4には、判定部307が適切度を判定するための第1走行軌跡と第2走行軌跡との差分の基準や条件を示す情報が含まれている。判定部307は、例えば、第1走行軌跡と第2走行軌跡との一定の時間ごとに対応する位置座標の差を算出し、これに基づいて適切度を判定してもよい。また、判定部307は、例えば、第1走行軌跡と第2走行軌跡の差分の面積に基づいて適切度を判定してもよい。また、判定部307は、例えば、第1走行軌跡と第2走行軌跡の曲率の差に基づいて適切度を判定してもよい。判定部307は、第1走行軌跡と第2走行軌跡との差が小さいほど、つまり、第1走行軌跡が第2走行軌跡に近似しているほど、ユーザの車両Vに対する操作がより適切であったと判定する。本例では、判定部307は、第1走行軌跡と第2走行軌跡との差が基準値以下である場合にはユーザの車両Vに対する操作を「優良(適切度が高い)」と判定し、差が基準値よりも大きい場合には「非優良(適切度が低い)
」と判定する。判定部307による判定結果は、記憶部306の結果データベースDB3に蓄積される。
ステップS8の次に、ステップS9では、表示部305が、生成部303が生成した第1走行軌跡及び第2走行軌跡と判定部307による判定結果を表示装置801の表示画面801aに表示する(ステップS9)。表示部305は、第1走行軌跡と第2走行軌跡とを重畳して表示装置801の表示画面801aに表示する。表示部305は、ステップS1で特定した通過予測地点を車両Vが自動運転により実際に通過しているタイミングで、車両Vがユーザの車両Vに対する操作により通過予測地点を通過する場合に予測される第1走行軌跡と自動運転によって車両Vが実際に走行する第2走行軌跡とを重畳して表示する。これにより、車両Vの自動運転による走行に対応するように第1走行軌跡と第2走行軌跡とが表示される。また、表示部305は、ステップS8で判定部307が判定した車両Vに対する操作の適切度に応じて、表示画面801aに判定結果としてのメッセージを表示する。これにより、運転学習の支援処理が終了する。
図9及び図10は、ステップS9において表示装置801の表示画面801aに表示される画像の一例を示す図である。図9及び図10では、難度の高い通過予測地点の一例としての急カーブを車両Vが走行している場合に表示される画像が示されている。また、符号T2で示す矢印は第2走行軌跡である。図9では、車両Vに対する操作が「非優良」と判定された場合に表示される画像が示されている。図10では、車両Vに対する操作が「非優良」と判定された場合に表示される画像が示されている。
図9及び図10に示すように、ステップS9では、表示部305が、第1走行軌跡と第2走行軌跡とを重畳した俯瞰図を表示する。
また、図9に示すように、判定部307によってユーザの車両Vに対する操作が「非優良(適切度が低い)」と判定された場合には、車両Vに対する操作をより適切なものへと改善するための注意喚起のメッセージが判定結果として表示される。図9では、注意喚起のメッセージの一例として、「道路のカーブに対して車体の曲がりが大きすぎです。もっと小さく曲がるようにして下さい。」というアドバイスが表示されている。
また、図10に示すように、判定部307によってユーザの車両Vに対する操作が「優良(適切度が高い)」と判定された場合には、ユーザの車両Vに対する操作が適切である旨を伝えるメッセージが判定結果として表示される。図10では、車両Vに対する操作が適切である旨のメッセージの一例として、「良い調子です。このまま頑張りましょう!」というメッセージが表示されている。
以上のように、実施形態2に係る生成部303は、第1走行軌跡に加えて、自動運転によって車両Vが実際に走行する第2走行軌跡を更に生成し、表示部305は、第1走行軌跡と第2走行軌跡とを重畳して表示画面801aに表示するように構成されている。これにより、ユーザは、第1走行軌跡と第2走行軌跡との違い、ひいては車両Vに対する自身の操作による車両Vの走行と自動運転による理想的な車両Vの走行との違いを容易に確認することができる。その結果、ユーザが効率的に運転の学習を行うことができる。
更に、実施形態2に係る学習支援装置300Aは、第1走行軌跡と第2走行軌跡との差に基づいてユーザの車両Vに対する操作の適切性を判定する判定部307を更に備え、表示部305は、判定部307による判定結果を表示画面801aに表示するように構成されている。これにより、ユーザは、車両Vに対する自身の操作の適切度を確認することができる。その結果、ユーザが効率的に運転の学習を行うことができる。
図11は、実施形態2において許否部308が行う手動運転の許否判断処理のフローチャートである。上述のように、許否部308は、判定部307の判定結果に基づいて、自動運転から手動運転への切り替えの許否判断を行う。許否部308による許否判断処理は、受付部302が取得部301の処理の開始を受け付けたとき及び当該処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において実行される。
先ず、ステップS101では、許否部308が、結果データベースDB3から、ユーザの車両Vに対する操作の適切度についての判定部307による判定結果を取得する(ステップS101)。
次に、ステップS102では、許否部308が、ユーザの車両Vに対する操作の適切度についての判定部307による判定処理が規定の回数以上実行されたか否かを判定する(ステップS102)。判定部307による判定処理が規定回数上実行されていた場合(ステップS102-YES)、ステップS103に進み、判定処理の実行回数が規定回数未満であった場合(ステップS102-NO)、ステップS105に進む。
ステップS103では、許否部308が、判定結果が「優良(適切度が高い)」だった回数が所定の回数以上であったか否かを判定する(ステップS103)。所定回数以上「優良」判定があった場合(ステップS103-YES)、ステップS104に進み、「優良」判定が所定回数未満であった場合(ステップS103-NO)、ステップS105に進む。
ステップS104では、許否部308が、ユーザの運転技能(練度)が手動運転に必要な水準以上であるとして、自動運転から手動運転への切り替えを許可する(ステップS104)。許否部308は、自動運転装置200の運転方法切替部202に対して、ユーザの指定操作による自動運転から手動運転への切り替えを許可するように指令する。これにより、手動運転の許否判断処理が終了する。自動運転装置200の運転方法切替部202が自動運転から手動運転への切り替えを許可することで、ユーザは手動運転を行うことが可能となる。つまり、ユーザは手動運転での運転練習を行うことができるようになる。
ステップS105では、許否部308が、ユーザの運転技能(練度)が手動運転に必要な水準に達していないとして、自動運転から手動運転への切り替えを制限する(ステップS105)。許否部308は、自動運転装置200の運転方法切替部202に対して、ユーザの指定操作による自動運転から手動運転への切り替えを制限するように指令する。これにより、手動運転の許否判断処理が終了する。自動運転装置200の運転方法切替部202が自動運転から手動運転への切り替えを制限することで、ユーザは手動運転を行うことが制限又は禁止される。つまり、ユーザは、自身の運転技能(練度)が手動運転に必要な水準に達するまでは自動運転での運転練習を要求されることとなる。
以上のように、許否部308がユーザの練度に基づいて自動運転から手動運転への切り替えの許否判断を行うことで、ユーザが安全に手動運転を行うことができる。
<実施形態3>
図12は、実施形態3に係る運転支援システム3を示す図である。実施形態3に係る学習支援装置300Bは、判定部307と許否部308に加えて、評価部309と出力部310とを有する点で実施形態2に係る学習支援装置300Aと相違する。以下、実施形態3について、実施形態2との相違点を中心に説明し、同一の構成については同一の符号を付すことにより、詳細な説明は割愛する。
図12に示す評価部309は、操作情報を取得部301が取得する処理が実行された実
行回数及び実行された合計時間の少なくとも1つと取得部301が取得した操作情報と操作情報から予測される走行状態と走行状態に対応する基準値とに基づいて、車両Vに対する操作の種別ごとにユーザの練度を評価する。また、出力部310は、受付部302が取得部301の処理の開始を受け付けたとき及び当該処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において、現在時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づく助言を出力する。評価部309及び出力部310の処理の詳細については後述する。
図13は、実施形態3において行われる運転練度の評価処理のフローチャートである。評価処理は、受付部302が取得部301の処理の開始を受け付けたとき及び当該処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において実行される。
先ず、ステップS201において、評価部309が、ユーザの練度を評価するために必要な情報を結果データベースDB3から取得する(ステップS201)。結果データベースDB3には、生成部303により生成された第1走行軌跡と、当該第1走行軌跡の元となる車両Vに対する操作を示す操作情報(アクセルの踏込量、スロットル開度、アクセルの操作速度、アクセル操作のタイミング、ブレーキの踏込量、ブレーキ圧、ブレーキの操作速度、ブレーキのタイミング、ハンドルの操舵角度、操舵角速度、ハンドル操作のタイミング等)と、当該操作が行われたときの車両Vの状態を示す車両情報(車速度、加減速度、ヨーレート等)と、当該操作が行われたときの車両Vの周辺環境を示す環境情報(法定速度情報、車線情報、信号機情報、障害物情報、周辺車両情報等)とが、互いに関連付けられて蓄積されている。評価部309は、これらの関連付けられた情報を取得する。また、評価部309は、操作情報を取得部301が取得する処理が実行された実行回数を取得する。
次に、ステップS202において、評価部309は、操作情報を取得部301が取得する処理が実行された実行回数が規定回数以上であったか否かを判定する(ステップS202)。取得部301の処理が規定回数以上実行されていた場合(ステップS202-YES)、ステップS203に進み、実行回数が規定回数未満であった場合(ステップS202-NO)、練度を評価するのに十分な量の情報が蓄積されていないとして、運転練度の評価処理を終了する。なお、評価部309は、取得部301による処理が実行された合計時間に基づいて、ステップS202の判定を行ってもよい。その場合、評価部309は、取得部301の処理が実行された合計時間が規定時間以上であった場合(ステップS202-YES)、ステップS203に進み、合計時間が規定時間未満であった場合(ステップS202-NO)、練度を評価するのに十分な量の情報が蓄積されていないとして、運転練度の評価処理を終了する。
ステップS203において、評価部309は、車両Vに対する操作の種別ごとにユーザの運転の練度を評価する(ステップS203)。
ステップS203では、評価部309は、先ず、操作情報、車両情報、環境情報に基づいて、操作情報の元となる車両Vに対する操作によって車両Vが運転された場合の走行状態を予測する。ここで、走行状態としては、本例では、右折時/左折時におけるハンドルの切り方/走行スピード、直進走行中の車両Vの左右位置/走行安定性、前方車両との車間距離、急加速/急停止/急発進の頻度、減速から停止までに要する時間等が挙げられる。次に、評価部309は、操作情報と該操作情報等から予測した走行状態とを関連付ける。これにより、操作情報に示される車両Vに対する操作と当該操作が行われた場合に予測される走行状態とが関連付けられる。
次に、評価部309は、車両Vに対する操作の種別(ハンドル操作、ブレーキ・アクセル操作)ごとに割り当てられた評価項目について、ユーザの運転の練度を評価する。評価
項目は、上述の走行状態に対応するものである。本例では、車両Vに対する操作の種別である「ハンドル操作」についての評価項目として、「右折時/左折時のハンドルの切り方(タイミング・角度・スピード)の適切さ」、「車両Vの直進走行中の走行位置の適切さ(車線中央により近い位置で走行できており、片側に寄っていないか)」、「車両Vの直進走行中の走行安定性(進路に左右の振れがないか)」が設定されている。また、車両Vに対する操作の種別である「ブレーキ・アクセル操作」についての評価項目として、「前方車両との車間距離の適切さ」、「急加速/急停止/急発進の頻度の適切さ」、「右折時/左折時の走行スピードの適切さ」、「ブレーキを踏んでから車両Vが停止するまでに要した時間の適切さ」が設定されている。基準データベースDB4には、上記の各評価項目に対応する基準値が蓄積されている。評価部309は、操作情報と該操作情報等から予測される走行状態と各評価項目に対応する基準値とに基づいて、各評価項目における適切度を判定することで、各評価項目に対応する操作の種別ごとの練度を評価する。
次に、ステップS204では、出力部310が、評価部309による現時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づいて、ユーザの運転における練度を向上させるための助言を出力する(ステップS204)。出力部310によって出力される助言は、車両Vに対する操作の種別ごとの練度の評価結果に応じて、当該操作における練度を向上させる内容となっている。つまり、出力部310は、車両Vに対する操作を改善するための助言を出力する。
次に、ステップS205では、表示部305が、評価部309による練度の評価結果として、出力部310が出力した車両Vに対する操作の種別ごとの助言を表示画面801aに表示する(ステップS205)。
図14及び図15は、ステップS205において表示装置801の表示画面801aに表示される画像の一例を示す図である。図14では、ハンドル操作についての助言が表示されている場合の一例が示されている。また、図15では、ブレーキ・アクセル操作についての助言が表示されている場合の一例が示されている。図14及び図15に示すように、表示部205は、文字によって助言の内容を表現すると共に、符号A1及びA2で示すアニメーションを用いて助言の内容を視覚的に表現することで、ユーザに助言の内容を分かり易く説明している。図14では、ハンドル操作についての助言の一例として、「右折/左折時に大きく回りがちです。アニメーションのようにハンドルの回転は小さめを意識しましょう。」というメッセージや「直進走行で左に寄りがちです。」というメッセージが表示されている。図15では、ブレーキ・アクセル操作についての助言の一例として、「アクセル/ブレーキ共に踏む力が強く、急停車する傾向が高いようです。アニメーションのように緩めに踏むように意識しましょう。」というメッセージが表示されている。
以上のように、実施形態3では、評価部309が、操作情報を取得部301が取得する処理が実行された実行回数及び実行された合計時間の少なくとも1つと取得部301が取得した操作情報と操作情報から推定される走行状態と走行状態に対応する基準値とに基づいて、車両Vに対する操作の種別ごとにユーザの練度を評価し、表示部305が、評価部309による評価結果を表示画面801aに表示するように構成されている。これにより、ユーザは、車両Vに対する自身の操作の練度を確認することができる。その結果、ユーザが効率的に運転の学習を行うことができる。
また、実施形態3では、出力部310が、受付部302が取得部301の処理の開始を受け付けたとき及び当該処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において、現在時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づく助言を出力するように構成されている。これにより、ユーザは、自身の運転技術を改善し易くなる。その結果、ユーザが効率的に運転の学習を行うことができる。
<その他>
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態は、矛盾のない限り組み合わせることができる。
例えば、実施形態3に係る学習支援装置300Bにおいて、許否部308が、評価部309による運転練度の評価結果に基づいて、自動運転から手動運転への切り替えの許否判断を行ってもよい。
また、運転支援システムにおいて、受付部302は、ユーザによる指定操作によって取得部301の処理の開始又は終了の指定を受け付けるときに、ユーザが運転の練習として走行したい走行経路の設定を受け付けてもよい。具体的には、受付部302は、ユーザによる走行経路の条件の指定を受け付け、ナビゲーション装置100に出力する。ナビゲーション装置100の経路案内部102は、ユーザに指定された条件で走行経路を設定し、自動運転装置200の自動運転実行部201は、自動運転を実行することでナビゲーション装置100から取得した走行経路に従って車両Vを目的地まで自動で走行させる。受付部302が受け付ける走行経路の条件としては、例えば、条件1として「通過地点(特定の通過地点が走行経路に含まれること)」、条件2として「走行経路の特徴」が挙げられる。条件2には、更に「高速道路が走行経路に含まれること」、「踏切が走行経路に含まれること」、「制限速度(例えば、制限速度50[km/h]以上の区間が走行経路に含まれること)」、「カーブの曲率半径(例えば、曲率が所定以下のカーブが走行経路に含まれること)、「道路幅の範囲」、「上り坂/下り坂が走行経路に含まれること」等が挙げられる。
1,2,3・・・運転支援システム
300,300A,300B・・・学習支援装置(車載装置の一例)
301・・・取得部
302・・・受付部
303・・・生成部
304・・・識別部
305・・・表示部
306・・・記憶部
307・・・判定部
308・・・許否部
309・・・評価部
310・・・出力部
100・・・ナビゲーション装置
200・・・自動運転装置

Claims (9)

  1. 自動運転が可能な車両に設けられる車載装置であって、
    前記自動運転の実行中にユーザによりなされた前記車両に対する操作を示す操作情報を取得する取得部と、
    前記操作情報に基づいて、前記車両に対する操作によって前記車両がユーザに運転された場合に予測される前記車両の走行軌跡である第1の走行軌跡を生成する生成部と、
    前記第1の走行軌跡を表示画面に表示する表示部と、を備える、
    車載装置。
  2. 前記表示部は、前記表示画面において前記車両を示す表示物が前記第1の走行軌跡に沿って移動する様子を俯瞰図で表示する、
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記表示部は、前記表示画面において前記車両が前記第1の走行軌跡に沿って移動する場合のユーザから視認されると予測される映像を表示する、
    請求項1または2に記載の車載装置。
  4. 前記生成部は、前記自動運転によって前記車両が実際に走行する第2の走行軌跡を更に生成し、
    前記表示部は、前記第1の走行軌跡と前記第2の走行軌跡とを重畳して前記表示画面に表示する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の車載装置。
  5. 前記第1の走行軌跡と前記第2の走行軌跡との差に基づいて前記操作の適切度を判定する判定部を更に備え、
    前記表示部は、前記判定部による判定結果を前記表示画面に表示する、
    請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記操作情報を前記取得部が取得する処理が実行された実行回数及び実行された合計時間の少なくとも1つと前記取得部が取得した前記操作情報と前記操作情報から推定される走行状態と前記走行状態に対応する基準値とに基づいて、前記操作の種別ごとにユーザの練度を評価する評価部を更に備え、
    前記表示部は、前記評価部による評価結果を前記表示画面に表示する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の車載装置。
  7. 前記操作情報を取得する処理の開始と終了を受け付ける受付部を更に備える請求項1から6の何れか一項に記載の車載装置。
  8. 前記受付部が前記処理の開始を受け付けたとき及び前記処理の終了を受け付けたときの少なくとも一方において、現在時点でのユーザの運転における練度の評価結果に基づく助言を出力する出力部を更に備える、
    請求項7に記載の車載装置。
  9. 自動運転が可能な車両において、前記自動運転の実行中にユーザによりなされた前記車両に対する操作を示す操作情報を取得するステップと、
    前記操作情報に基づいて、前記車両に対する操作によって前記車両がユーザに運転された場合に予測される前記車両の走行軌跡である第1の走行軌跡を生成するステップと、
    前記第1の走行軌跡を表示画面に表示するステップと、を含む、
    運転学習の支援方法。
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