JP2022041474A - 飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法 - Google Patents

飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法 Download PDF

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宏夫 大波
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Abstract

Figure 2022041474000001
【課題】店舗への回訪の頻度を減らしつつ、店舗における発泡性飲料の品質を高精度に把握することができる飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る飲料提供品質監視システムは、飲料サーバーによって飲料の提供を行う複数の店舗における飲料の品質を監視する飲料提供品質監視システムであって、飲料は、液体B1と、液体B1の上に載せられる泡B2とを含む発泡性飲料Bであり、提供される発泡性飲料Bの液体B1の状態、及び提供される発泡性飲料Bの泡B2の状態、の少なくともいずれかを測定するセンサを含むセンサユニットと、センサユニットによって測定された飲料の状態を受信する飲料提供情報受信部と、を備える。
【選択図】図7

Description

本開示は、飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法に関する。
特開2018-103999号公報には、飲料ディスペンサシステム及び情報処理方法が記載されている。飲料ディスペンサシステムは、ビールディスペンサと外部コンピュータとを含む。外部コンピュータは、ビールディスペンサのモーションに関する情報を受信する受信部と、モーションに関する情報を解析する解析部と、モーションに関する情報に応じて定まるメッセージを送信する送信部とを備える。
モーションに関する情報は、ビールディスペンサのレバーの動き、ビールディスペンサのコックの取り外し動作、ビール樽からのディスペンスヘッドの取り外し動作、を含む。解析部は、レバーの動き、コックの取り外し動作、及びディスペンスヘッドの取り外し動作を解析して、レバーの使用頻度、並びに、コック及びディスペンスヘッドの洗浄頻度を算出する。送信部は、解析部によって算出されたレバーの使用頻度、並びに、コック及びディスペンスヘッドの洗浄頻度に応じてメッセージを生成し、生成したメッセージを飲料販売会社の担当者の携帯端末に送信する。
特開2018-103999号公報
前述した飲料ディスペンサシステムは、飲料ディスペンサシステムの各部の状態を測定する複数のセンサと、複数のセンサの測定結果を受信する外部コンピュータとを備え、当該測定結果に応じたメッセージが飲料販売会社の担当者の携帯端末に送信される。このように、ビールディスペンサの各部の状態に関する情報が携帯端末に送信される。
しかしながら、前述した飲料ディスペンサシステムでは、実際に顧客に提供される発泡性飲料の情報に関しては外部コンピュータに送信されないので、提供される発泡性飲料そのものの情報を取得することは困難である。従って、発泡性飲料を提供する店舗から実際に顧客にどのような状態で発泡性飲料が提供されているかについては十分に把握することができない。よって、実際にどのような状態で発泡性飲料が提供されているかを把握するには、店舗にヒアリングしたり実際に店舗に回訪したりしなければならないので、店舗における発泡性飲料の品質の管理において改善の余地がある。
本開示は、店舗への回訪の頻度を減らしつつ、店舗における発泡性飲料の品質を高精度に把握することができる飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法を提供することを目的とする。
本開示に係る飲料提供品質監視システムは、飲料サーバーによって飲料の提供を行う複数の店舗における飲料の品質を監視する飲料提供品質監視システムであって、飲料は、液体と、液体の上に載せられる泡とを含む発泡性飲料であり、提供される発泡性飲料の液体の状態、及び提供される発泡性飲料の泡の状態、の少なくともいずれかを測定するセンサを含むセンサユニットと、センサユニットによって測定された飲料の状態を受信する飲料提供情報受信部と、を備える。
この飲料提供品質監視システムでは、提供される発泡性飲料の液体の状態、及び提供される発泡性飲料の泡の状態、の少なくともいずれかを測定するセンサが含まれたセンサユニットを備える。センサユニットは、飲料サーバーから提供される発泡性飲料の状態を測定する。そして、センサユニットによって測定された発泡性飲料の状態は飲料提供情報受信部によって受信される。従って、飲料サーバーから実際に提供される発泡性飲料の情報を受信することができるので、提供される発泡性飲料そのものの情報を取得することができる。よって、提供される発泡性飲料の情報を取得することができるので、店舗において実際に顧客にどのような状態で発泡性飲料が提供されているかを十分に把握することができる。その結果、発泡性飲料の提供の状態を把握するために店舗にヒアリングをしたり回訪したりする手間を軽減できると共に、店舗における発泡性飲料の提供品質を容易に且つ高精度に把握することができる。また、センサユニットのセンサは、提供される発泡性飲料の液体の状態、及び提供される発泡性飲料の泡の状態、の少なくといずれかを測定するので、提供される発泡性飲料に対する高精度な測定が可能となる。
センサユニットは、飲料が注出された飲料容器の上端と泡の上端との距離を測定する量測定センサを含んでもよい。この場合、飲料容器の上端と泡の上端との距離を量測定センサが測定することによって、発泡性飲料の量が適切かどうかを把握することができる。従って、発泡性飲料の提供品質をより高精度に把握することができる。
センサユニットは、飲料が注出された飲料容器における泡の領域と液体の領域との比率を測定する泡液比率測定センサを含んでもよい。この場合、泡液比率測定センサが泡と液体との比率を測定するので、提供される発泡性飲料における泡と液体との比率が適切かどうかを把握することができる。従って、泡と液体との比率が推奨される比率となっているかどうかを把握できるので、発泡性飲料の提供品質をより高精度に把握することができる。
センサユニットは、飲料が注出された飲料容器における泡と液体との境界部分に生成されるフロスティミストを測定するフロスティミスト測定センサを含んでもよい。フロスティミストは、発泡性飲料の液体と泡との間に生成される微小な粒状気泡であって、フロスティミストが飲用時等に刺激されるときめ細かい泡が再生することが知られている。従って、フロスティミストを測定するフロスティミスト測定センサを備える場合、提供される発泡性飲料における泡の再生量を推測することができるので、発泡性飲料の提供品質をより高精度に把握できる。
センサユニットは、発泡性飲料の液体の濁度を測定する濁度測定センサを含んでもよい。この場合、提供される発泡性飲料における液体の濁度を濁度測定センサが測定するので、提供される飲料に濁りがないかどうかを把握することができる。
センサユニットは、飲料が注出された飲料容器における異物の有無を測定する液体測定センサを含んでもよい。この場合、液体測定センサによって飲料容器における異物の有無を把握することができる。従って、異物が付着した飲料容器を使用する店舗に注意を促すことができるので、飲料の提供品質を高めることができる。
センサユニットは、発泡性飲料、及び発泡性飲料が注出される飲料容器における臭気の有無を測定する臭気センサを含んでもよい。この場合、発泡性飲料及び飲料容器の臭気の有無を臭気センサが測定することにより、発泡性飲料及び飲料容器に臭気が生じていないかをどうかを速やかに把握することができる。
センサユニットは、発泡性飲料が注出された飲料容器の内面に形成される環状の泡跡を測定するレーシング測定センサを含んでもよい。この環状の泡跡(レーシング)が飲料容器の内面に形成される場合には、飲料容器が適切に洗浄されており、発泡性飲料の本来の美味しさを提供できていると考えられる。従って、レーシング測定センサが飲料容器の内面に付着するレーシングを測定することにより、美味しい発泡性飲料が提供できているかどうかを把握することができる。
本開示に係る飲料提供品質監視方法は、飲料サーバーによって発泡性飲料の提供を行う複数の店舗における飲料の品質を監視する飲料提供品質監視方法であって、提供される発泡性飲料の液体の状態、及び提供される発泡性飲料の泡の状態、の少なくともいずれかをセンサユニットのセンサが測定する工程と、複数の店舗のそれぞれから、センサによって測定された液体の状態の測定結果、及び泡の状態の測定結果、の少なくともいずれかを受信する工程と、を備える。
この飲料提供品質監視方法では、複数の店舗における飲料の品質が監視され、センサユニットのセンサの測定結果が受信される。よって、前述した飲料提供品質監視システムと同様、実際に提供される発泡性飲料そのものの情報を受信することができる。従って、店舗において実際に顧客にどのような状態で発泡性飲料が提供されているかを十分に把握することができるので、発泡性飲料の状態を把握するために店舗にヒアリングをしたり回訪したりする手間を軽減できる。そして、店舗における発泡性飲料の提供品質を容易に且つ高精度に把握することができる。また、提供される発泡性飲料の液体の状態、及び提供される発泡性飲料の泡の状態、の少なくといずれかがセンサユニットのセンサによって測定されるので、提供される発泡性飲料に対する高精度な測定が可能となる。
本開示によれば、店舗への回訪の頻度を減らしつつ、店舗における発泡性飲料の品質を高精度に把握することができる。
飲料提供品質監視システムの機能構成の例を示す図である。 飲料提供品質監視システムに用いられるサーバ又は端末のハードウェア構成の例を示す図である。 図1の飲料提供品質監視システムを構成する飲料サーバーを含む飲料提供装置の構成の例を示す図である。 図3の飲料提供装置の各部の例示的な機能構成を示すブロック図である。 図1の飲料提供品質監視システムのセンサユニットの例を示す斜視図である。 図5のセンサユニットの機能構成の例を示すブロック図である。 図1の飲料提供品質監視システムの飲料サーバーから提供される飲料におけるフロスティミストの例を示す図である。 (a)、(b)及び(c)は、図1の飲料提供品質監視システムの飲料サーバーから提供される飲料におけるレーシングの測定の例を示す図である。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法の実施形態について説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は模式的に描いている場合があり、寸法比率及び配置状態等は図面に記載のものに限定されない。
本実施形態に係る飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法では、一例として、複数の店舗のそれぞれにおける飲料サーバーの周辺に各種センサが取り付けられており、当該各種センサーの測定結果を受信することにより、当該複数の店舗における飲料の提供品質を監視する。
本実施形態に係る飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法では、複数の店舗における飲料の提供品質を監視することにより、品質チェックのための店舗への回訪を効率よく行うことが可能となる。すなわち、複数の店舗に対する飲料の提供品質の監視を遠隔で行うことが可能となるため、飲料の提供品質が高い店舗に対しては回訪の頻度を低減させることができ、飲料の提供品質が低い店舗に対しては品質向上のための指導を速やかに行うことができる。例えば、洗浄が足りていない店舗に対して飲料サーバーの洗浄を促すことが可能となる。
本実施形態に係る飲料提供品質監視システムでは、複数の店舗に配置された複数の飲料サーバーの状態を遠隔で把握することが可能である。従って、複数の飲料サーバーのメンテナンスのタイミングを把握することが可能となる。また、本実施形態に係る飲料提供品質監視システムでは飲料サーバーの使用状態を把握可能であるため、店舗の廃業等で飲料サーバーが使用されていないこと、及び店舗から飲料サーバーが移動したこと等を検知することが可能である。
本開示において、「飲料」とは、飲用可能な液体又は半個体を示している。「飲料」としては、ビール、チューハイ、発泡酒及びワイン等のアルコール飲料、並びにアルコールを含まない炭酸飲料及び清涼飲料等も含まれる。「飲料」は、例えば、発泡性飲料である。「発泡性飲料」は、例えば、炭酸ガス等のガス含有発酵酒を含んでおり、飲料容器に注出されたときに液体の上に発泡体の層が形成される泡立ち特性と、形成された発泡体が一定時間以上保たれる泡持ち特性とを有する飲料である。
発泡性飲料は、例えば、EBC(European Brewery Convention:欧州醸造協会)法によるNIBEM値が50秒以上を示す飲料である。NIBEM値は飲料の泡持ち特性を示す指標値である。発泡性飲料はビールテイスト飲料であってもよい。ビールテイスト飲料は、ビールのような味わいを奏する飲料、及び、ビールを飲用した感覚を飲用者に与える飲料を含む。アルコール度数が1%以上であるビールテイスト飲料は、ビールテイストアルコール飲料とも称される。
更に、ビールテイスト飲料は、原料として麦芽を使用するビール、発泡酒、ノンアルコールビール、リキュール(例えば、酒税法上「リキュール(発泡性)(1)」に分類される飲料)等の麦芽発酵飲料、及び、原料として麦又は麦芽を使用しないビールテイスト飲料(例えば、酒税法上「その他の醸造酒(発泡性)(1)」に分類される飲料)を含んでいる。なお、「発泡性飲料」は、ビールテイスト飲料ではない飲料であってもよい。本実施形態では、一例として、発泡性飲料がビールであって、発泡性飲料の液体がビール液である例について説明する。
「飲料の提供の品質」及び「提供品質」とは、提供される飲料そのものの品質、及び、飲料サーバーの品質を含む。「飲料の提供の品質」及び「提供品質」は、更に、飲料が提供される店舗の品質(例えば、店舗内の気温等)を含んでいてもよい。「店舗」は、顧客(飲用者)に飲料が提供される店舗である。「店舗」は、例えば、居酒屋、レストラン若しくはビアガーデン等の飲食店、又は、飲料が提供されるイベント会場等を含んでいてもよい。
図1は、本実施形態に係る飲料提供品質監視システム1の機能構成の例を示すブロック図である。飲料提供品質監視システム1は、例えば、複数の店舗における飲料の提供の品質を監視するために用いられるコンピュータシステムである。例えば、飲料提供品質監視システム1は、単体のコンピュータで構成されてもよく、例えば、タブレット端末、高機能携帯電話機(スマートフォン)、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ等の携帯端末を含んでいてもよいし、据置型のパーソナルコンピュータ等の情報端末を含んでいてもよい。あるいは、飲料提供品質監視システム1は、複数のコンピュータによって構成される分散処理システムであってもよいし、クライアント-サーバシステム、又はクラウドシステムであってもよい。
飲料提供品質監視システム1は、飲料提供品質監視プログラムを備えていてもよい。本実施形態に係る飲料提供品質監視プログラムは、例えば、メインモジュール、データ取得モジュール、画像解析モジュール、判定モジュール、及び出力モジュールを含む。メインモジュールは、飲料提供品質監視システム1の機能を統括的に管理するモジュールである。データ取得モジュール、画像解析モジュール、判定モジュール、及び出力モジュールが実行されることで、飲料提供品質監視システム1の各機能的構成要素が機能する。飲料提供品質監視プログラムは、例えば、CD-ROM、DVD-ROM、若しくは半導体メモリ等の有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。また、飲料提供品質監視プログラムは、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
飲料提供品質監視システム1は、例えば、サーバ2を備える。例示的なサーバ2は、複数の店舗のそれぞれに配置された飲料サーバー10に固定された飲料サーバーセンサ20、及び飲料サーバー10の外部において飲料サーバー10とは別体として配置されたセンサユニット40、のそれぞれと通信可能とされている。「センサユニット」は、提供される飲料の状態を測定する1又は複数のセンサを示している。「提供される飲料」は、飲料サーバー10から注出される前の飲料、及び飲料サーバー10から注出された後の飲料の双方を含む。
図1の例では、複数の店舗の例として、1台の飲料サーバー10を備える店舗A1、及び複数台の飲料サーバー10を備える店舗A2を示している。しかしながら、飲料提供品質監視システム1が対象とする店舗の数は、3つ以上であってもよいし、場合によっては1つであってもよい。また、店舗に配置される飲料サーバー10の数は特に限定されない。また、店舗における飲料サーバー10の数とセンサユニット40の数は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。
サーバ2は、機能的構成要素として、例えば、飲料提供情報受信部3、データ分析部4、データ表示部5、及びアラート出力部6を備える。飲料提供情報受信部3は、飲料サーバー10から飲料サーバー10の状態を示す飲料サーバー状態情報D1を受信する。更に、飲料提供情報受信部3は、センサユニット40から、飲料サーバー10の外部における飲料の状態の情報を示すサーバー外飲料状態情報D2を受信する。サーバー外飲料状態情報D2は、例えば、飲料サーバー10から注出された飲料の状態であってもよいし、飲料サーバー10に供給される前の飲料の状態であってもよい。
データ分析部4は、例えば、飲料提供情報受信部3が受信した飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2を解析する機能要素である。一例として、データ分析部4は、飲料サーバー状態情報D1の良否、及びサーバー外飲料状態情報D2の良否を判定してもよい。具体例として、データ分析部4は、飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2の双方が所定の基準を満たしている店舗に対して合格と判定してもよいし、飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2のいずれかが当該基準を満たしていない店舗に対して不合格と判定してもよい。
データ表示部5は、データ分析部4による飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2の分析結果を表示する機能要素である。データ表示部5は、当該分析結果を、例えば、円グラフ、棒グラフ、及び折れ線グラフの少なくともいずれかを含むダッシュボードとして表示してもよい。データ分析部4及びデータ表示部5は、BIツール(Business Intelligence tools)によって構成されていてもよい。
アラート出力部6は、例えば、データ分析部4によって不合格と判定された店舗の情報を出力する機能要素である。一例として、アラート出力部6は、データ分析部4によって不合格と判定された店舗の情報を情報端末Tに出力する。情報端末Tは、例えば、本部(一例として飲料を提供する会社の担当者)の携帯端末であって、アラート出力部6によって不合格と判定された店舗の情報が当該携帯端末に出力される。
アラート出力部6は、例えば、Eメール、又は飲料提供品質監視プログラムのアプリケーションによって情報端末Tに当該店舗の情報を出力する。これにより、例えば飲料を提供する会社の担当者は不合格と判定された店舗の情報を速やかに把握できるので、当該店舗に対する指導を迅速に行うことが可能となる。
図2は、飲料提供品質監視システム1(一例としてサーバ2及び端末)のハードウェア構成の例を示す図である。一例として、サーバ2の前述した各機能要素は、当該ハードウェア構成によって実現される。例えば、サーバ2は、プロセッサ2b、主記憶部2c、補助記憶部2d、通信モジュール2f、ディスプレイ2g、及び入力インタフェース2hを含む。
プロセッサ2bは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを実行する演算装置である。主記憶部2cは、例えば、ROM又はRAMで構成され、ロードされたプログラム又は演算結果等を一時的に記憶する。補助記憶部2dはフラッシュメモリ又はハードディスク等で構成され、プログラム又はデータを永続的に記憶する。通信モジュール2fは無線通信モジュール又はネットワークカードで構成され、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。ディスプレイ2gはタッチパネル又はモニタで構成され、ユーザが視認できるようにデータ又は指示の入力を受け付ける装置である。
例えば、サーバ2の前述した各機能要素(飲料提供情報受信部3、データ分析部4、データ表示部5及びアラート出力部6)は、プロセッサ2b又は主記憶部2cに所定のソフトウェア(例えば前述した飲料提供品質監視プログラム)を読み込ませてそのソフトウェアを実行することによって実現される。プロセッサ2bはそのソフトウェアに従って通信モジュール2f、ディスプレイ2g又は入力インタフェース2hを動作させ、主記憶部2c又は補助記憶部2dにおけるデータの読み出し及び書き出しを行う。データベース化されたデータ等は、主記憶部2c又は補助記憶部2dに格納される。
前述したように、サーバ2は、1台のコンピュータによって構成されていてもよいし、複数台のコンピュータによって構成されていてもよい。例えば、複数台のコンピュータで構成される場合には、複数のコンピュータがインターネット又はイントラネット等の通信ネットワークを介して互いに接続されることによって、論理的に1つのサーバ2が構成される。
次に、図1及び図3を参照しながら飲料サーバー10を含む例示的な飲料提供装置11について説明する。本実施形態において、飲料提供装置11は店舗A1及び店舗A2のそれぞれに配置される。例示的な飲料提供装置11は、顧客の注文等に応じて飲料サーバー10のカラン10bから飲料(一例としてビール)を注出する装置である。
飲料提供装置11は、本実施形態の飲料サーバー10の他、ボンベ12と、減圧弁13と、炭酸ガスホース14と、ビールが収容されている樽15と、ヘッド16と、ホース17とを備える。ボンベ12は、例えば、炭酸ガスが高圧で充填された容器であって、樽15の内部の飲料を飲料サーバー10に押し出す機能を有すると共に、樽15の内部の飲料に含まれる炭酸ガスの量を適正に維持する機能を有する。
ボンベ12の内部において、炭酸ガスは、液体の状態で充填されており、例えば、6~8MPaの圧力で充填されている。ボンベ12は、例えば、ボンベ12の内部の炭酸ガスの量を表示する残量表示計を備える。この残量表示計を備えることにより、ボンベ12の内部の炭酸ガスの量を認識可能となっている。
減圧弁13は、樽15の内部の飲料に付与される炭酸ガスによる圧力(以下、ガス圧と称する)を調整するための装置である。減圧弁13は、ボンベ12の内部の炭酸ガスの残圧を表示する残圧表示計13bと、ガス圧を調整するための操作部13cとを備える。
樽15は、飲料が詰められた容器である。例えば、樽15の表面には、液温検出部15bを貼り付けることが可能となっており、液温検出部15bによって樽15の飲料の温度を検出することが可能である。また、樽15の内部には、飲料が流通するチューブ15cと口金15dとが設けられる。
ヘッド16は、例えば、ボンベ12の内部の炭酸ガスを減圧弁13及び炭酸ガスホース14を介して樽15の内部に送り込むと共に、樽15の内部の飲料を飲料サーバー10に送り出す機能を有する。一例として、ヘッド16は、本体部16fと、上下に移動させることによって炭酸ガスと飲料の流路を開閉可能な操作ハンドル16bと、炭酸ガスホース14に接続されるガス継手16cと、ホース17に接続される飲料継手16dとを備える。
例えば、ヘッド16の下部を口金15dに接続させた状態でヘッド16の操作ハンドル16bを下げることにより炭酸ガスホース14及びホース17の流路が開き、操作ハンドル16bを上げることにより炭酸ガスホース14及びホース17の流路が閉塞される。なお、ガス継手16c及び飲料継手16dは、本体部16fに対して着脱自在となっており、ガス継手16c、飲料継手16d及び本体部16fが分解可能となっていることにより、ヘッド16は洗浄しやすい構造とされている。
飲料サーバー10は、ホース17を介してヘッド16に接続されており、樽15からヘッド16及びホース17を介して送り出された飲料を冷却する機能を有する。飲料サーバー10は、例えば、電気冷却式の瞬間冷却式サーバーである。飲料サーバー10の内部には、ホース17からの飲料を冷却し、カラン10bに飲料を供給する供給装置として機能する冷却装置10cが設けられている。
飲料サーバー10は、カラン10bから注出される飲料の飲料容器が載せられる受け台10jを備える。受け台10jに飲料容器を載せた状態でカラン10bを引くことによって当該飲料容器に飲料を注出することが可能である。受け台10jは、飲料容器が載せられると共に、零れた飲料等を受け入れて収容する。受け台10jは、飲料サーバー10から着脱可能とされており、例えば、定期的に飲料サーバー10から外されて洗浄される。
冷却装置10cは、内部に冷却水を収容する水槽10dと、ホース17に接続されており水槽10dの内部に配置された螺旋状の飲料管10fとを備える。水槽10dの内側面には、冷却装置10cの冷凍サイクル装置に接続された冷媒管10gが配置されている。当該冷凍サイクル装置が冷媒を冷媒管10gに循環させる冷凍サイクルにより、冷媒管10gの周囲の冷却水が冷却されて冷媒管10gに氷10hが形成される。この氷10hによって更に水槽10dの冷却水が冷却されて飲料管10fの内部の飲料が冷却される。
上記では、飲料サーバー10が電気冷却式の瞬間冷却式サーバーである例について説明した。しかしながら、飲料サーバー10の各部の構成は上記の例に限定されず、飲料サーバー10は電気冷却式の瞬間冷却式サーバー以外のサーバーであってもよい。例えば、飲料サーバー10は、氷冷却式の瞬間冷却サーバー、又は、樽15、ヘッド16及びホース17が冷蔵庫内部に設けられた樽格納式サーバーであってもよい。
氷冷却式の瞬間冷却式サーバーとは、冷却槽の内部に氷が設けられており、飲料管がコールドプレートを介して当該氷によって冷却されるサーバーである。一方、樽格納式サーバーとは、樽、ヘッド及びホースが冷蔵庫に格納された構造を備えるサーバーであり、この場合、ホース17は当該冷蔵庫によって冷却される。
また、店舗A1に設けられる飲料サーバー10の種類と、店舗A2に設けられる飲料サーバー10の種類とが互いに異なっていてもよい。更に、店舗A2に設けられる複数の飲料サーバー10の種類が互いに異なっていてもよい。本実施形態に係る飲料提供品質監視システム1及び飲料提供品質監視方法において、飲料サーバーの種類は特に限定されない。以下では、飲料提供品質監視システム1の飲料サーバーセンサ20及びセンサユニット40の具体例について説明する。
図3及び図4に示されるように、飲料サーバーセンサ20及びセンサユニット40のそれぞれは、例えば、複数のセンサを備えて構成されている。まず、飲料サーバーセンサ20を構成する各センサについて説明する。飲料サーバーセンサ20は、例えば、水槽温度センサ21、製氷量測定センサ22、サーバー電源通電センサ23、漏電遮断器作動センサ24、撹拌モータ回転数センサ25、飲料ライン取り付けセンサ26、水槽水位センサ27、受け台水量センサ28、ファンモータ電流計測センサ29、外表面結露センサ30、水槽水質センサ31、冷凍装置電流計測センサ32、注出レバー開閉センサ33、カラン出口温度センサ34、及び、通信部35の少なくともいずれかを含む。
通信部35は、例えば、サーバ2との通信機能を有する。通信部35は、サーバ2との無線通信機能を備えていてもよい。通信部35は、飲料サーバーセンサ20を構成する各センサが測定した測定結果をサーバ2に送信する。当該測定結果のサーバ2への送信のタイミングは、例えば、リアルタイムであってもよいし、時系列データとして連続的に送信してもよいし、一定時間おきに送信してもよく、特に限定されない。
通信部35は、1台の飲料サーバー10ごとに一意に割り振られるサーバー固体番号(識別ID)を測定結果と共にサーバ2に送信する。通信部35による飲料サーバーセンサ20とサーバ2との通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。飲料サーバーセンサ20(通信部35)とサーバ2との通信手段は特に限定されない。
水槽温度センサ21は、水槽10dの温度を測定する。水槽温度センサ21は、水槽10dそのものの温度、及び水槽10dに収容された冷却水の温度、の少なくともいずれかを測定する。例えば、水槽温度センサ21は、氷10hによる影響を回避するため、氷10hと接触しない位置に配置される。
製氷量測定センサ22は、冷却装置10cによって水槽10dに生成された氷10hの量を測定する。一例として、製氷量測定センサ22は、水槽10dの内側面に固定されている。例えば、製氷量測定センサ22は、互いに異なる長さの複数の金属棒を有し、当該複数の金属棒の導通状態を検出することによって氷10hの量を測定する。この場合、氷10hの量が一定量よりも少ない場合には複数の金属棒の導通状態が維持されるが、氷10hの量が当該一定量以上になると1本の金属棒が氷10hに埋もれることによって上記導通状態が遮断される。すなわち、製氷量測定センサ22は、上記導通状態を検出することによって氷10hの量が一定量以上になったか否かを測定する。
サーバー電源通電センサ23は、飲料サーバー10に所定の電圧の電力が供給されているかどうかを測定する。このようにサーバー電源通電センサ23が飲料サーバー10への電力供給を測定することによって、飲料サーバー10の使用状態を測定可能である。飲料サーバー10で扱われる電力の電圧は例えばAC100Vであるため、サーバー電源通電センサ23は、飲料サーバー10にAC100Vが供給されているか否かを測定する。サーバー電源通電センサ23が飲料サーバー10への電力の状態を測定することにより、店舗において飲料サーバー10が適切に使用されているか否かを把握することができる。
漏電遮断器作動センサ24は、飲料サーバー10の漏電遮断器の作動状態を測定する。飲料サーバー10の漏電遮断器は、飲料サーバー10における漏電の発生有無を検出し、漏電を検出したときに飲料サーバー10の内部における電気回路を遮断する。例えば、漏電遮断器作動センサ24は、飲料サーバー10の漏電遮断器が作動しているか否かを測定する。
撹拌モータ回転数センサ25は、水槽10dの冷却水を撹拌する撹拌部材(一例としてプロペラ)を回転させるモータの回転数を測定する。具体例として、撹拌モータ回転数センサ25は、当該モータの回転を制御するコントローラから、当該モータの回転数、及び回転状態(例えば高速回転か低速回転か)に関する情報を取得する。
飲料ライン取り付けセンサ26は、飲料サーバー10に飲料管10fが取り付けられているか否かを測定する。具体例として、飲料サーバー10には複数の飲料管10fを着脱可能とされており、飲料ライン取り付けセンサ26は当該複数の飲料管10fのうちどの飲料管10fが取り付けられているかを測定する。これにより、飲料管10fの取付状態(飲料管10fが水槽10dに取り付けられているか否か)を把握できる。
水槽水位センサ27は、水槽10dに収容された冷却水の水位を測定する。例えば、水槽10dに収容された冷却水の水位が所定量以上であるか否かが水槽水位センサ27によって測定される。このように水槽水位センサ27が冷却水の水位を測定することによって、水槽10dの冷却水の水位が適正か否かを把握することが可能である。
受け台水量センサ28は、飲料サーバー10の受け台10jの水量を測定する。例えば、受け台水量センサ28は、受け台10j又はその周辺に取り付けられており、受け台10jに収容されている水の量が一定量以上か否かを測定する。受け台10jに収容されている水の量は少ないほど好ましく、受け台10jの水の量が少ないほど受け台10jの洗浄頻度が高いことが分かる。従って、受け台水量センサ28が受け台10jの水の量を測定することによって受け台10jの洗浄が適切に行われているか否かを把握できる。
なお、水槽10dは、室温よりも低いため、空気中の水蒸気が液化し、水槽10dの表面に液化した水蒸気が結露水として付着することがある。この結露水が水槽10dに入ると水槽10dの内部の水面が上昇する。水槽10dは、上部にオーバーフロー用のドレン配管(不図示)を備え、水槽10dの内部の水面がこのドレン配管に達すると水がドレン配管から流れ出し、例えば、当該ドレン配管以外の経路を通って水槽10dから外部に水が流れないようになっている。
上記の水槽10dのオーバーフロー用のドレン配管は、受け台10jに接続されており、水槽10dからオーバーフローした水は当該ドレン配管を通って受け台10jに流れ込む。よって、例えば、夏場の梅雨時等、湿度が高いときには、数日で受け台10jが満杯になることがある。そこで、受け台水量センサ28が受け台10jの水量が一定量以上か否かを測定する場合、店舗内の湿度の状況、及び受け台10jの洗浄等の状態を遠隔で把握することができる。
ファンモータ電流計測センサ29は、飲料サーバー10の冷凍サイクル装置を構成するファンを回転駆動するファンモータへ流れる電流を測定する。飲料サーバー10の冷凍サイクル装置のファンは、当該冷凍サイクル装置の凝縮器に空気を送り込み、当該凝縮器における冷媒管10gへの冷媒の熱交換を効率よく行わせる。ファンモータ電流計測センサ29が上記のファンモータに流れる電流を測定することによって、上記のファンモータへの負荷の状態を把握できる。
外表面結露センサ30は、例えば、飲料サーバー10の筐体の表面に固定されたモイスチャーセンサである。一例として、外表面結露センサ30は、2本の金属部材を備える。外表面結露センサ30は、2本の金属部材の間に水滴が生じたときにおける当該2本の金属部材の間の導通を検知することによって、結露を測定する。
水槽水質センサ31は、飲料サーバー10の水槽10dに収容された冷却水の水質を測定する。例えば、水槽水質センサ31は、水槽10dの冷却水の水質が純水に近いか否かを測定する。また、水槽水質センサ31は、水槽10dの冷却水の濁度を測定してもよい。このように、水槽水質センサ31が水槽10dの冷却水の水質を測定することによって、水槽10dの冷却水の状態を把握できる。冷凍装置電流計測センサ32は、例えば、飲料サーバー10の冷凍サイクル装置の前述した凝縮器(圧縮機)のモータに流れる電流を測定する。
注出レバー開閉センサ33は、飲料サーバー10のカラン10bのレバーの動きを測定する。また、注出レバー開閉センサ33は、カラン10bの内部に配置されており当該レバー操作によって移動するスライド弁の動作を検出してもよい。注出レバー開閉センサ33がカラン10bのレバー操作を検出することによって、カラン10bの内部における飲料の流路の開閉状態を測定可能とされている。カラン出口温度センサ34は、カラン10bから飲料が注出されるカラン10bの出口部分の温度を測定する。
以上のように、飲料サーバーセンサ20は水槽温度センサ21、製氷量測定センサ22、サーバー電源通電センサ23、漏電遮断器作動センサ24、撹拌モータ回転数センサ25、飲料ライン取り付けセンサ26、水槽水位センサ27、受け台水量センサ28、ファンモータ電流計測センサ29、外表面結露センサ30、水槽水質センサ31、冷凍装置電流計測センサ32、注出レバー開閉センサ33、及びカラン出口温度センサ34の少なくともいずれかを含む。
これにより、飲料サーバーセンサ20によって、水槽10dの温度、冷却水の水位及び水質、氷10hの量、飲料サーバー10への通電状態、漏電遮断器の状態、撹拌モータの状態、飲料管10fの状態、冷却装置10cの状態、並びに、カラン10bの動作状態、の少なくともいずれかを測定してサーバ2に送信することが可能である。
次に、センサユニット40について説明する。センサユニット40は、例えば、飲料サーバー10から離間した位置において飲料サーバー10から提供される飲料の状態を測定する。飲料提供品質監視システム1は、例えば、飲料サーバー10から離間した位置においてホース17を収容する収容部材1Aと、樽15が載せられる樽置き台1Bとを備える。収容部材1Aは、例えば、飲料サーバー10から離間した位置に配置された外付けボックスであり、ホース17に対して着脱可能とされている。
例えば、センサユニット40は、収容部材1Aにホース17と共に収容された第1センサ群40Aと、樽置き台1Bに配置された第2センサ群40Bと、ボンベ12に固定された状態でボンベ12の気体の状態を測定するセンサ41とを含む。センサ41は、例えば、ボンベ12の内部のガス圧を測定するガス圧測定部41bと、ボンベ12の内部の気体の残量を測定する残量測定部41cと、通信部41dとを含んでいてもよい。
ガス圧測定部41bは、例えば、ボンベ12に取り付けられた減圧弁13の1次圧力と2次圧力を測定する。通信部41dは、前述した通信部35と同様、サーバ2との通信機能を有する。従って、例えば、ガス圧測定部41bによって測定されたボンベ12のガス圧、及び残量測定部41cによって測定されたボンベ12の気体の残量は、通信部41dによってサーバ2に送信される。
センサユニット40は、収容部材1Aの内部において、温度測定センサ42と、流量センサ43と、導電率測定センサ44と、濁度測定センサ45と、気泡測定センサ46と、圧力測定センサ47と、外気温測定センサ48と、通信部49とを含んでいる。通信部49は、前述した通信部35と同様、サーバ2との通信機能を有する。従って、収容部材1Aの内部に配置されたセンサユニット40の各センサによって測定された測定結果は、通信部49によってサーバ2に送信される。
温度測定センサ42は、ホース17の内部を通る飲料の温度を測定する。温度測定センサ42は、ホース17に接触した状態でホース17に固定されており、例えば、ホース17を抱きかかえるようにホース17に固定されていてもよい。温度測定センサ42は金属継手を備えていてもよく、当該金属継手の両端にホース17が接続されてもよい。この場合、ホース17に当該金属継手を介して温度測定センサ42が取り付けられるので、より正確にホース17を通る飲料の温度を把握することが可能である。
流量センサ43は、一例として、ホース17の内部を通る飲料の流量を測定する静電容量式非接触センサである。流量センサ43は、例えば、ホース17に取り付けられる流量計である。一例として、流量センサ43は、ホース17を挟み込んだ状態でホース17に固定される。流量センサ43がホース17を通る飲料の流量を測定することにより、一定期間(例えば1日)あたりの飲料の注出量、飲料の消費量、及び飲料の売り上げを推測することが可能となる。
導電率測定センサ44は、ホース17の内部を通る飲料の導電率を測定する。例えば、導電率測定センサ44は、一対の電極と継手とを備え、当該継手の両端にホース17が接続される。そして、導電率測定センサ44は、一対の電極間の電気抵抗を測定することによって飲料の導電率を測定する。飲料の種類(液種)によって導電率が異なるため、導電率測定センサ44が飲料の導電率を測定することによって、ホース17を通る飲料の液種を把握することが可能となる。
濁度測定センサ45は、ホース17の内部を通る飲料の濁度を測定する。例えば、濁度測定センサ45は、ホース17を抱えるようにホース17に固定される光学センサである。この場合、濁度測定センサ45は発光部と受光部とを備え、発光部からホース17の内部に光を照射し、当該照射に伴ってホース17を透過(又は反射)する光を受光部が受光する。そして、濁度測定センサ45は、上記の受光部が受光した光の光量からホース17の飲料の濁度を測定する。
気泡測定センサ46は、ホース17の内部を通る飲料中の気泡を測定する。気泡測定センサ46としては、例えば、濁度測定センサ45と同様の光学センサを用いることが可能である。一例として、気泡測定センサ46は、発光部からホース17の内部に光を照射し、当該照射に伴って受光部が受光した光の状態から気泡の有無を測定する。例えば、気泡測定センサ46は、受光部が受光する光の強度変化が連続的に発生している場合に気泡が生じていると判断する。このように気泡測定センサ46がホース17の内部の気泡を測定することにより、ホース17の内部における異物の有無、泡走り又は過飽和の測定が可能となる。
圧力測定センサ47は、例えば、ホース17の内部を通る飲料の圧力を測定する。一例として、圧力測定センサ47は、ホース17に接続される継手と、当該継手に内蔵された圧力センサとを備える。圧力測定センサ47は、当該継手を介してホース17に固定された状態でホース17の内部における飲料の圧力を測定する。これにより、ホース17に過大な圧力がかかっていないかを把握できるので、ホース17及び飲料サーバー10の設置状態が妥当であるか否かを把握することも可能である。
外気温測定センサ48は、飲料サーバー10の外部の外気の温度を測定する温度計である。外気温測定センサ48は、飲料サーバー10が配置された場所の温度を測定する。外気温測定センサ48は、温度と共に湿度を測定してもよい。外気温測定センサ48が飲料サーバー10の周辺の温度を測定することにより、飲料サーバー10の設置環境が適切か否かを把握することが可能である。
以上、収容部材1Aに設けられたセンサユニット40の各種センサについて説明したが、収容部材1Aに設けられるセンサユニット40のセンサは、上記の例に限られず、適宜変更可能である。例えば、飲料サーバー10の位置を測定するGPS、又は時刻測定(時計)等が収容部材1Aに設けられていてもよい。
また、収容部材1Aに設けられたセンサユニット40の各種センサは、飲料サーバーセンサ20に含まれていてもよい。すなわち、飲料サーバーセンサ20のセンサとして、飲料サーバー10の内部を通るホース17における飲料の測定をするセンサ(例えば、前述した温度測定センサ42等と同様のセンサ)が設けられてもよい。
例えば、センサユニット40は、樽置き台1Bに配置されたセンサを含んでいてもよく、当該センサは、例えば、樽液温度測定センサ51、残量測定センサ52及び通信部53を含んでいる。通信部53は、前述した通信部35と同様、サーバ2との通信機能を有する。従って、樽置き台1Bに配置されたセンサユニット40の各センサによって測定された測定結果は、通信部53によってサーバ2に送信される。
一例として、樽置き台1Bは、樽15が載せられる載置部1bを有し、載置部1bにセンサユニット40の第2センサ群40Bが埋め込まれている。例えば、載置部1bは円板状を呈し、載置部1bの中央に第2センサ群40Bが固定されている。この場合、載置部1bに樽15が載せられると、第2センサ群40Bの樽液温度測定センサ51が樽15の温度を測定すると共に残量測定センサ52が樽15の残量を測定する。
樽液温度測定センサ51は、例えば、樽15の底の温度の測定を経て樽15の内部における飲料の温度を推定してもよい。残量測定センサ52は、樽置き台1Bに載せられた樽15の重量から樽15の飲料の残量を測定する。樽液温度測定センサ51が樽15の温度を測定することによって、樽15の飲料の温度を把握することができる。また、残量測定センサ52が例えば樽15の残量の時系列データを測定することにより、樽15の飲料の消費量を把握することが可能となる。
以上、センサユニット40の収容部材1Aに配置された第1センサ群40A、樽置き台1Bに配置された第2センサ群40B、及びセンサ41について説明した。第1センサ群40Aを構成する各種センサ、第2センサ群40Bを構成する各種センサ、及びセンサ41によって飲料提供装置11の各部の状態がサーバ2に送信されるので、店舗A1及び店舗A2における飲料提供装置11の状態を高精度に把握することが可能となる。
次に、センサユニット40とは異なる例示的なセンサユニット60について図5及び図6を参照しながら説明する。センサユニット60は、例えば、飲料サーバー10から注出された後の飲料の状態を測定する。センサユニット60は、センサユニット40と共に使用されてもよいし、センサユニット60単独で使用されてもよい。
例示的なセンサユニット60は、リアルタイム測定センサ60A、静止測定センサ60B、及び別置き測定装置60Cの少なくともいずれかを含む。なお、図5では、リアルタイム測定センサ60A、静止測定センサ60B及び別置き測定装置60Cを模式的に示しており、リアルタイム測定センサ60A、静止測定センサ60B及び別置き測定装置60Cの形状及び大きさは図5の例に限られない。
例えば、リアルタイム測定センサ60Aは、カラン10bから注出された飲料を撮影可能な位置に配置されている。静止測定センサ60Bは、一例として、受け台10jに配置されており、別置き測定装置60Cは飲料サーバー10から離間した位置に配置されている。
リアルタイム測定センサ60Aは、カラン10bから注出された直後の飲料の状態を測定する。リアルタイム測定センサ60Aは、例えば、複数のセンサを含んでいる。一例として、リアルタイム測定センサ60Aは、量測定センサ61、泡液比率測定センサ62、泡測定センサ63、液体測定センサ64、容器内飲料温度測定センサ65、飲料容器温度測定センサ66、及び通信部67を含む。
図7は、飲料サーバー10から注出された飲料の例を示している。図7に示されるように、本実施形態の飲料サーバー10からは、例えば、発泡性飲料Bが注出される。一例として、発泡性飲料Bは飲料容器Cに注出される。発泡性飲料Bは、飲料容器Cの内部において、液体B1と、液体B1の上部に位置する泡B2とを備える。飲料容器Cは、例えば、ジョッキ、グラス、又はコップ等、発泡性飲料Bを注出することが可能とされた容器である。
発泡性飲料Bの泡B2は、所謂きめ細かい泡を含んでおり、このきめ細かい泡は、例えば、飲料容器Cへの液体B1の衝撃等によって生成する粗い泡とは異なる。きめ細かい泡は、発泡性飲料Bに対する意匠性及び口当たりを良好にするクリーミーな泡であり、更に、液体B1の香り又は炭酸ガスの抜け、及び液体B1の酸化を防ぐ蓋としての機能を果たすため多く生成されることが好ましい。
図5、図6及び図7に示されるように、量測定センサ61は、飲料容器Cにおける発泡性飲料Bの量を測定する。量測定センサ61は、飲料容器Cの上端C1と泡B2の上端B4との距離Dを測定するセンサである。量測定センサ61は、例えば、泡B2があるかどうかを測定するカメラであってもよく、注出された発泡性飲料Bの泡B2を撮影してもよい。なお、量測定センサ61は、飲料容器Cの上端C1から泡B2の上端B4までの距離Dを測定する光学式の高さセンサであってもよい。このように、距離Dを測定することによって、顧客に提供される発泡性飲料Bの量が適正か否かを把握することが可能となる。
泡液比率測定センサ62は、飲料容器Cに注出された液体B1と泡B2の割合を測定する。すなわち、泡液比率測定センサ62は、飲料容器Cにおける泡B2の領域と液体B1の領域との比率を測定するセンサである。泡液比率測定センサ62は、例えば、飲料容器Cの側方から発泡性飲料Bの画像を撮影するカメラである。この場合、泡液比率測定センサ62は、撮影した画像における泡B2の高さH2と液体B1の高さH1との比を算出する。
このように泡液比率測定センサ62が泡B2と液体B1との比を測定することによって、泡B2及び液体B1の量が適正か否かを把握することが可能となる。一例として、泡B2と液体B1の比をX:Y(X及びYは実数)とすると、X=3、Y=7であることが好ましい。従って、泡液比率測定センサ62は、例えば、X/(X+Y)の値を測定し、X/(X+Y)の値が所定範囲内であるか否かが判定されてもよい。
具体例として、X/(X+Y)の値が0.1以上且つ0.5以下であるか否かが判定されてもよい。一例として、X/(X+Y)の値が0.1以上且つ0.5以下である場合は泡B2と液体B1の比率が良好であり、X/(X+Y)の値が0.1未満又は0.5を超える場合には当該比率が良好でないと判定される。このように、泡B2と液体B1との比率が適正か否かを判定することができる。
泡測定センサ63は、例えば、注出された泡B2そのものを測定する。泡測定センサ63は、泡B2の表面を撮影するカメラであってもよく、撮影した画像から泡B2の表面を測定してもよい。具体例として、泡測定センサ63は撮影した泡B2の模様を測定し、測定した泡B2の模様から泡B2におけるきめ細かい泡と粗い泡との比率を算出してもよい。これは、きめ細かい泡の撮影画像の模様が白色であるのに対し、粗い泡の撮影画像の模様が斑模様であるという特性を利用している。このように泡測定センサ63を用いることによって泡B2の状態を把握することが可能である。
液体測定センサ64は、例えば、注出された液体B1そのものを測定する。液体測定センサ64は、飲料容器Cの側方から液体B1を撮影するカメラであってもよい。液体測定センサ64は、液体B1中における気泡及び異物の有無を測定してもよい。例えば、飲料容器Cの底部又は内側面から液体B1中に気泡が生じている場合、飲料容器Cに微小な異物が残存している可能性があるので、飲料容器Cの洗浄をより十分に行った方がよいと考えられる。従って、液体測定センサ64が液体B1中の気泡及び異物の測定を行うことにより、飲料容器Cの洗浄の程度を把握することが可能となる。
容器内飲料温度測定センサ65は、飲料容器に注出された飲料の温度を測定するセンサである。例えば、容器内飲料温度測定センサ65は、飲料容器Cに注出された発泡性飲料Bの温度を測定するサーモカメラであってもよい。このように、容器内飲料温度測定センサ65が注出された発泡性飲料Bの温度を測定することにより、注出された発泡性飲料Bの温度が適切か否かを判断することが可能となる。
飲料容器温度測定センサ66は、飲料容器の温度を測定するセンサである。飲料容器温度測定センサ66は、例えば、飲料サーバー10の受け台10jに載せられた飲料容器Cの温度を測定するサーモカメラであってもよい。飲料容器温度測定センサ66が飲料容器Cの温度を測定することにより、飲料容器Cの温度が適切か否かを判断することが可能となる。なお、飲料容器温度測定センサ66及び前述した容器内飲料温度測定センサ65は、一体とされていてもよい。
また、容器内飲料温度測定センサ65及び飲料容器温度測定センサ66は、サーモカメラ以外のセンサであってもよい。なお、通信部67は、前述した通信部35と同様、サーバ2との通信機能を有する。従って、リアルタイム測定センサ60Aの各センサによって測定された測定結果は、通信部67によってサーバ2に送信される。
静止測定センサ60Bは、例えば、発泡性飲料Bが飲料容器Cに注出された後に発泡性飲料B及び飲料容器Cの測定を行う。静止測定センサ60Bには、スイッチが設けられていてもよく、スイッチが操作されて一定時間(一例として5秒)で発泡性飲料B及び飲料容器Cの測定を行ってもよい。
静止測定センサ60Bを構成するセンサとして、例えば、発泡性飲料B及び飲料容器Cの重量を測定するセンサが含まれる。この場合、発泡性飲料B及び飲料容器Cの重量を把握できるので、例えば、決められた量の発泡性飲料Bが提供されているか否かを判断できる。また、静止測定センサ60Bには、後述する別置き測定装置60Cを構成するセンサの一部が組み込まれていてもよい。
リアルタイム測定センサ60A及び静止測定センサ60Bは、例えば、実際に顧客に提供する発泡性飲料B及び飲料容器Cに対して測定を行う。これに対し、別置き測定装置60Cは、顧客に提供しない発泡性飲料B及び飲料容器Cに対して測定を行う。このように、顧客に提供する発泡性飲料B、及び顧客に提供しない発泡性飲料Bの双方に対して測定を行うことにより、発泡性飲料Bの測定をより高精度に行うことが可能である。
例えば、別置き測定装置60Cは、カラン10bから飲料容器Cに注出された直後の発泡性飲料Bを測定する。具体例として、別置き測定装置60Cは、飲料容器Cが載せられる台60dと、台60dに対して上方に延在する測定部60fとを備える。カラン10bから発泡性飲料Bが注出された飲料容器Cが別置き測定装置60Cの台60dに載せられる。測定部60fは、例えば、台60dに載せられた飲料容器Cを側方から撮影して発泡性飲料Bの測定を行う。
ところで、前述した発泡性飲料Bのきめ細かい泡は、液体B1と泡B2との境界部分に現れるフロスティミストB3からも生成される。フロスティミストB3は、液体B1と泡B2との境界部分に設けられる霧状の層であり、例えば、外径が20μm以下である微細な泡の集合体である。
フロスティミストB3の量は、発泡性飲料Bの種類(銘柄)、発泡性飲料Bの成分、又は発泡性飲料Bの注出の方法によって異なる。フロスティミストB3は、発泡性飲料Bが飲料容器Cに注出されるときにガス圧が加えられることによって発生する。なお、フロスティミストB3は、ガス圧だけでなく、超音波等、ガス圧以外の作用によって発生することもある。フロスティミストB3は、例えば、発泡性飲料Bが飲用されたときに泡B2を再生するため、きめ細かい泡の泡持ちを良好にする効果を奏する。
具体例として、発泡性飲料Bが飲用されると、フロスティミストB3が液体B1、泡B2又は飲料容器Cに接触して刺激されることにより、フロスティミストB3から新たな泡B2が再生する。フロスティミストB3が鮮明に現れてフロスティミストB3が増えると泡B2の再生量が増加する。従って、きめ細かい泡の泡持ちを良好にして泡B2の再生を図るためにはフロスティミストB3の量を測定することが重要となりうる。
例えば、センサユニット60は、別置き測定装置60Cに、フロスティミストB3の量を測定するフロスティミスト測定センサ71と、臭気センサ72と、容器状態測定センサ73と、レーシング測定センサ74と、通信部75とを備える。通信部75は、前述した通信部35と同様、サーバ2との通信機能を有し、別置き測定装置60Cの各センサによって測定された測定結果は、通信部75によってサーバ2に送信される。
フロスティミスト測定センサ71は、泡B2と液体B1との境界部分に生成されるフロスティミストB3を測定するセンサである。フロスティミスト測定センサ71は、飲料容器Cの側方から液体B1と泡B2との境目付近を撮影するカメラを含んでいてもよい。例えば、フロスティミスト測定センサ71は、飲料容器Cに発泡性飲料Bを注出してから一定時間(一例として60秒)経過後にフロスティミストB3を測定してもよい。フロスティミスト測定センサ71は、乾燥気体(ドライエア)を飲料容器Cの表面に噴きつける気体噴きつけ部を含んでいてもよく、この場合、飲料容器Cの表面の結露を乾燥気体によって除去した状態でカメラによる撮影を行うことが可能となる。
また、フロスティミスト測定センサ71は、飲料容器Cの色パラメータを取得し、発泡性飲料Bの色パラメータのうち少なくともフロスティミストB3の色パラメータを用いてフロスティミストB3の量を測定してもよい。色パラメータは、色彩を示すパラメータであり、例えば、発泡性飲料Bの色彩のL*値、a*値及びb*値の少なくともいずれかであってもよい。このように、フロスティミスト測定センサ71が発泡性飲料BのフロスティミストB3を測定することにより、きめ細かい泡の再生力の強さを飲料サーバー10ごと及び店舗ごとに把握することが可能となる。
臭気センサ72は、発泡性飲料B及び飲料容器Cにおける臭気の有無を測定するセンサである。臭気センサ72は、例えば、発泡性飲料B及び飲料容器Cからの臭気を数値化して測定してもよい。臭気センサ72が発泡性飲料B及び飲料容器Cの臭気を測定することにより、発泡性飲料B及び飲料容器Cに臭気が生じていないかどうかを速やかに把握することが可能となる。
なお、臭気センサ72は、リアルタイム測定センサ60Aに配置されていてもよい。容器状態測定センサ73は、飲料容器Cを測定するセンサであり、例えば、飲料容器Cの温度を測定する。容器状態測定センサ73の機能は、例えば、前述したリアルタイム測定センサ60Aの飲料容器温度測定センサ66と同様であってもよい。従って、容器状態測定センサ73を省略することも可能である。
レーシング測定センサ74は、飲料容器Cの内面に形成される環状の泡跡(レーシング)を測定する。図8(a)、図8(b)及び図8(c)に例示されるように、レーシング測定センサ74による測定を行うときに台60dは傾斜する。レーシング測定センサ74による測定を行うときには、例えば、飲料容器Cに開口付きの蓋Fが装着される。
例えば、飲料容器Cを台60dに設置し、水平面Hに対して角度θを成すように台60dを傾けて蓋Fの開口から発泡性飲料Bを飲料容器Cの外部に注出する。そして、台60dの傾斜を元に戻したときにレーシング測定センサ74が飲料容器Cを撮影し、飲料容器Cの撮影画像から飲料容器Cの内面に付着した泡B2を測定する。一例として、レーシング測定センサ74は、飲料容器Cの撮影画像から泡B2の画素の数、及び泡B2の画素の分布状態を測定し、飲料容器Cの内面に形成された環状の泡跡(レーシング)の数、形状及び大きさを測定してもよい。
前述したレーシングが飲料容器Cの内面に形成される場合には、飲料容器Cが正しく洗浄されており、発泡性飲料Bの本来の美味しさを提供できていると考えられる。このため、前述したようにレーシング測定センサ74が飲料容器Cの内面に付着するレーシングを測定することにより、飲料サーバー10から美味しい発泡性飲料Bを提供できているかどうかを把握することができる。
次に、本実施形態に係る飲料提供品質監視方法の例について説明する。図1、図3及び図5に例示されるように、飲料サーバー10に飲料サーバーセンサ20を取り付けてセンサユニット40,60を飲料サーバー10の周辺に設置する。そして、飲料サーバーセンサ20の各センサによって飲料サーバー10の状態を測定し、飲料サーバーセンサ20が飲料サーバー状態情報D1を生成する(飲料サーバー状態情報を生成する工程)。
一方、センサユニット40によって飲料サーバー10から提供される飲料の状態を測定する。例えば、収容部材1Aに配置された第1センサ群40Aの各センサがホース17の飲料の状態を測定し、樽置き台1Bに配置された第2センサ群40Bが樽15の飲料の状態を測定すると共に、センサ41がボンベ12の状態を測定する。このように、飲料サーバー10の外部に設けられたセンサユニット40の各センサによって提供される飲料の状態を測定してサーバー外飲料状態情報D2を生成する(サーバー外飲料状態情報を生成する工程)。
また、センサユニット60によって飲料サーバー10から注出された飲料の状態を測定してもよい。例えば、リアルタイム測定センサ60Aの各センサ、静止測定センサ60Bの各センサ、及び別置き測定装置60Cの各センサによって発泡性飲料Bの測定を行う。このように、センサユニット60の各センサによって注出された飲料の状態を測定してサーバー外飲料状態情報D2を生成する(サーバー外飲料状態情報を生成する工程)。
以上の飲料サーバー状態情報D1の生成、及びサーバー外飲料状態情報D2の生成は、例えば、複数の店舗(一例として店舗A1及び店舗A2のそれぞれ)において行われる。そして、飲料提供情報受信部3が複数の店舗のそれぞれから飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2を受信する(受信する工程)。
飲料提供情報受信部3が受信した飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2は、例えば、データ分析部4によって分析される。例えば、データ分析部4は、取得した飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2から、飲料サーバー10及び提供される飲料が最低限の品質を満たしているか否か、並びに、提供される飲料が高品質とされているか否かを分析する(分析する工程)。
最低限の品質を満たしているか否かは、例えば、飲料提供装置11の各部及び飲料容器Cの洗浄が適切に行われているか否か、臭気が生じていないか否か、飲料容器Cに注出された発泡性飲料Bの量が適切か否か、を示している。提供される飲料が高品質とされているか否かは、例えば、飲料容器Cにおける液体B1と泡B2の比率が適切か否か、カラン10bの出口、発泡性飲料B及び飲料容器Cの温度が適切か否か、フロスティミストB3が生成されているか否か、レーシングが形成されているか否か、を示している。飲料提供情報受信部3が飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2を受信することによって、上記の最低限の品質を満たしているか否か、及び提供される飲料が高品質とされているか否か、の双方を分析することが可能である。
また、データ分析部4は、飲料サーバー状態情報D1の良否、及びサーバー外飲料状態情報D2の良否を判定してもよい。すなわち、データ分析部4は、複数の店舗のそれぞれに対し、飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2の合否判定を行ってもよい。
以上のようにデータ分析部4が飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2の分析を行った後には、データ表示部5が、データ分析部4による飲料サーバー状態情報D1及びサーバー外飲料状態情報D2の分析結果を表示する(分析結果を表示する工程)。
例えば、データ表示部5は、当該分析結果を本部の情報端末に表示する。また、データ表示部5は、例えば、当該分析結果のうち店舗A1の分析結果を店舗A1の内部に設置された情報端末に表示してもよい。この場合、店舗A1における飲料の提供者自らが飲料サーバー10の飲料の提供品質を把握することが可能となる。
また、アラート出力部6がアラートを情報端末に出力してもよい(アラートを出力する工程)。一例として、アラート出力部6は、データ分析部4によって不合格と判定された店舗の情報を情報端末に出力してもよい。このように必要に応じてアラート出力部6が情報端末にアラートを出力した後に一連の工程を完了する。
次に、本実施形態に係る飲料提供品質監視システム1及び飲料提供品質監視方法から得られる作用効果について詳細に説明する。飲料提供品質監視システム1では、提供される発泡性飲料Bの液体B1の状態、及び提供される発泡性飲料Bの泡B2の状態、の少なくともいずれかを測定するセンサを含むセンサユニット40,60を備える。センサユニット40,60は、飲料サーバー10から提供される発泡性飲料Bの状態を測定する。
そして、センサユニット40,60によって測定された発泡性飲料Bの状態は飲料提供情報受信部3によって受信される。従って、飲料サーバー10から実際に提供される発泡性飲料Bの情報を受信することができるので、提供される発泡性飲料Bそのものの情報を取得することができる。よって、提供される発泡性飲料Bの情報を取得することができるので、店舗において実際に顧客にどのような状態で発泡性飲料Bが提供されているかを十分に把握することができる。
その結果、発泡性飲料Bの提供の状態を把握するために店舗にヒアリングをしたり回訪したりする手間を軽減できると共に、店舗における発泡性飲料Bの提供品質を容易に且つ高精度に把握することができる。また、センサユニット40,60のセンサは、提供される発泡性飲料Bの液体B1の状態、及び提供される発泡性飲料Bの泡B2の状態、の少なくともいずれかを測定するので、提供される発泡性飲料Bに対する高精度な測定が可能となる。
センサユニット60は、発泡性飲料Bが注出された飲料容器Cの上端C1と泡B2の上端B4との距離Dを測定する量測定センサ61を含んでもよい。この場合、飲料容器Cの上端C1と泡B2の上端B4との距離Dを量測定センサ61が測定することによって、発泡性飲料Bの量が適切かどうかを把握することができる。従って、発泡性飲料Bの提供品質をより高精度に把握することができる。
センサユニット60は、発泡性飲料Bが注出された飲料容器Cにおける泡B2の領域と液体B1の領域との比率を測定する泡液比率測定センサ62を含んでもよい。この場合、泡液比率測定センサ62が泡B2と液体B1との比率を測定するので、提供される発泡性飲料Bにおける泡B2と液体B1との比率が適切かどうかを把握することができる。従って、泡B2と液体B1との比率が推奨される比率となっているかどうかを把握できるので、発泡性飲料Bの提供品質をより高精度に把握することができる。
センサユニット60は、発泡性飲料Bが注出された飲料容器Cにおける泡B2と液体B1との境界部分に生成されるフロスティミストB3を測定するフロスティミスト測定センサ71を含んでもよい。フロスティミストB3は、発泡性飲料Bの液体B1と泡B2との間に生成される微小な粒状気泡であって、フロスティミストB3が飲用時等に刺激されるときめ細かい泡B2が再生することが知られている。従って、フロスティミストB3を測定するフロスティミスト測定センサ71を備える場合、提供される発泡性飲料Bにおける泡B2の再生量を推測することができるので、発泡性飲料Bの提供品質をより高精度に把握できる。
例えば、発泡性飲料Bが注出されてから10秒以内に泡B2及び液体B1の測定が行われてもよい。そして、発泡性飲料Bが注出されてから20秒以上且つ90秒以下経過した後にフロスティミストB3の測定が行われてもよい。この場合、より適切なタイミング(上記の例では、泡B2及び液体B1は発泡性飲料Bの注出から10秒以内、フロスティミストB3は発泡性飲料Bの注出から20秒以上且つ90秒以下)で発泡性飲料Bの測定を行うことができる。その結果、発泡性飲料Bの測定に関し、より高精度な測定結果を得ることができる。
センサユニット40は、発泡性飲料Bの液体B1の濁度を測定する濁度測定センサ45を含んでもよい。この場合、提供される発泡性飲料Bにおける液体B1の濁度を濁度測定センサ45が測定するので、提供される発泡性飲料Bに濁りがないかどうかを把握することができる。なお、センサユニット60の液体測定センサ64が液体B1の濁度を測定してもよい。
センサユニット60は、発泡性飲料B、及び発泡性飲料Bが注出される飲料容器Cにおける臭気の有無を測定する臭気センサ72を含んでもよい。この場合、発泡性飲料B及び飲料容器Cの臭気の有無を臭気センサ72が測定することにより、発泡性飲料B及び飲料容器Cに臭気が生じていないかどうかを速やかに把握することができる。
センサユニット60は、図8に示されるように、発泡性飲料Bが注出された飲料容器Cの内面に形成される環状の泡跡を測定するレーシング測定センサ74を含んでもよい。この環状の泡跡(レーシング)が飲料容器Cの内面に形成される場合には、飲料容器Cが適切に洗浄されており、発泡性飲料Bの本来の美味しさを提供できていると考えられる。従って、レーシング測定センサ74が飲料容器Cの内面に付着するレーシングを測定することにより、美味しい発泡性飲料Bが提供できているかを把握することができる。
本実施形態に係る飲料提供品質監視方法では、複数の店舗における発泡性飲料Bの品質が監視され、センサユニット40,60のセンサの測定結果が受信される。よって、飲料提供品質監視システム1と同様、実際に提供される発泡性飲料Bそのものの情報を受信することができる。従って、店舗において実際に顧客にどのような状態で発泡性飲料Bが提供されているかを十分に把握することができるので、発泡性飲料Bの状態を把握するために店舗にヒアリングをしたり回訪したりする手間を軽減できる。そして、店舗における発泡性飲料Bの提供品質を容易に且つ高精度に把握することができる。また、提供される発泡性飲料Bの液体B1の状態、及び提供される発泡性飲料Bの泡B2の状態、の少なくともいずれかがセンサユニット40,60のセンサによって測定されるので、提供される発泡性飲料Bに対する高精度な測定が可能となる。
特に、本実施形態では、飲料サーバー10に到達する前の飲料の状態(例えば、ホース17又は樽15に収容されている飲料の状態)、飲料サーバー10の状態、及び飲料サーバー10から注出された飲料の状態、を複数の店舗のそれぞれにおいて測定することにより、複数の店舗のそれぞれておいて、顧客に飲料が提供されるまでの一連の工程における飲料の提供品質を把握できる。従って、飲料サーバー10又は飲料に限られず、飲料の提供全体に関する情報を各店舗から集約できるので、店舗間の提供品質の比較を行うことが可能である。
更に、本実施形態では、飲料提供品質監視システム1が飲料サーバーセンサ20、注出前の飲料を測定するセンサユニット40、及び注出後の飲料を測定するセンサユニット60を備える。そして、飲料サーバーセンサ20、センサユニット40及びセンサユニット60のそれぞれが複数のセンサによって構成されている。従って、顧客への飲料の提供までの各工程において高精度に飲料及び飲料サーバー10の測定を行うことが可能である。
以上、本開示に係る飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法の実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能であり、飲料提供品質監視システムの各部の構成、機能、形状、大きさ、数、材料及び配置態様、並びに、飲料提供品質監視方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、水槽温度センサ21、製氷量測定センサ22、サーバー電源通電センサ23、漏電遮断器作動センサ24、撹拌モータ回転数センサ25、飲料ライン取り付けセンサ26、水槽水位センサ27、受け台水量センサ28、ファンモータ電流計測センサ29、外表面結露センサ30、水槽水質センサ31、冷凍装置電流計測センサ32、注出レバー開閉センサ33、カラン出口温度センサ34、及び通信部35を備える飲料サーバーセンサ20について説明した。しかしながら、飲料サーバーセンサは、上記のセンサの少なくとも一部が省略されたセンサであってもよく、飲料サーバーセンサのセンサの構成は適宜変更可能である。センサユニット40及びセンサユニット60についても同様である。
また、前述の実施形態では、センサユニット40及びセンサユニット60の少なくともいずれかが飲料サーバー10から着脱可能である例について説明した。しかしながら、センサユニットは、飲料サーバー10から着脱不能であってもよく、飲料サーバー10と一体で提供されるものであってもよい。
また、前述の実施形態では、飲料が発泡性飲料Bであって発泡性飲料Bがビールである例について説明した。しかしながら、本開示に係る飲料提供品質監視システム及び飲料提供品質監視方法は、ビール以外の発泡性飲料、及び発泡性飲料以外の飲料にも適用させることが可能である。具体例として、飲料は、泡持ち特性を有する発泡酒、ノンアルコールビール、チューハイ、サワー、ハイボール、RTD(Ready To Drink)、コーラ、ソーダ又はサイダー等であってもよい。
1…飲料提供品質監視システム、1A…収容部材、1B…樽置き台、1b…載置部、2…サーバ、2b…プロセッサ、2c…主記憶部、2d…補助記憶部、2f…通信モジュール、2g…ディスプレイ、2h…入力インタフェース、3…飲料提供情報受信部、4…データ分析部、5…データ表示部、6…アラート出力部、10…飲料サーバー、10b…カラン、10c…冷却装置、10d…水槽、10f…飲料管、10g…冷媒管、10h…氷、10j…受け台、11…飲料提供装置、12…ボンベ、13…減圧弁、13b…残圧表示計、13c…操作部、14…炭酸ガスホース、15…樽、15b…液温検出部、15c…チューブ、15d…口金、16…ヘッド、16b…操作ハンドル、16c…ガス継手、16d…飲料継手、16f…本体部、17…ホース、20…飲料サーバーセンサ、21…水槽温度センサ、22…製氷量測定センサ、23…サーバー電源通電センサ、24…漏電遮断器作動センサ、25…撹拌モータ回転数センサ、26…飲料ライン取り付けセンサ、27…水槽水位センサ、28…受け台水量センサ、29…ファンモータ電流計測センサ、30…外表面結露センサ、31…水槽水質センサ、32…冷凍装置電流計測センサ、33…注出レバー開閉センサ、34…カラン出口温度センサ、35…通信部、40…センサユニット、40A…第1センサ群、40B…第2センサ群、41…センサ、41b…ガス圧測定部、41c…残量測定部、41d…通信部、42…温度測定センサ、43…流量センサ、44…導電率測定センサ、45…濁度測定センサ、46…気泡測定センサ、47…圧力測定センサ、48…外気温測定センサ、49…通信部、51…樽液温度測定センサ、52…残量測定センサ、53…通信部、60…センサユニット、60A…リアルタイム測定センサ、60B…静止測定センサ、60C…別置き測定装置、60d…台、60f…測定部、61…量測定センサ、62…泡液比率測定センサ、63…泡測定センサ、64…液体測定センサ、65…容器内飲料温度測定センサ、66…飲料容器温度測定センサ、67…通信部、71…フロスティミスト測定センサ、72…臭気センサ、73…容器状態測定センサ、74…レーシング測定センサ、75…通信部、A1,A2…店舗、B…発泡性飲料(飲料)、B1…液体、B2…泡、B3…フロスティミスト、B4…上端、C…飲料容器、C1…上端、D…距離、D1…飲料サーバー状態情報、D2…サーバー外飲料状態情報、F…蓋、H…水平面、T…情報端末、θ…角度。

Claims (9)

  1. 飲料サーバーによって飲料の提供を行う複数の店舗における前記飲料の品質を監視する飲料提供品質監視システムであって、
    前記飲料は、液体と、前記液体の上に載せられる泡とを含む発泡性飲料であり、
    提供される前記発泡性飲料の前記液体の状態、及び提供される前記発泡性飲料の前記泡の状態、の少なくともいずれかを測定するセンサを含むセンサユニットと、
    前記センサユニットによって測定された前記飲料の状態を受信する飲料提供情報受信部と、
    を備える飲料提供品質監視システム。
  2. 前記センサユニットは、前記飲料が注出された飲料容器の上端と前記泡の上端との距離を測定する量測定センサを含む、
    請求項1に記載の飲料提供品質監視システム。
  3. 前記センサユニットは、前記飲料が注出された飲料容器における前記泡の領域と前記液体の領域との比率を測定する泡液比率測定センサを含む、
    請求項1又は2に記載の飲料提供品質監視システム。
  4. 前記センサユニットは、前記飲料が注出された飲料容器における前記泡と前記液体との境界部分に生成されるフロスティミストを測定するフロスティミスト測定センサを含む、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料提供品質監視システム。
  5. 前記センサユニットは、前記発泡性飲料の前記液体の濁度を測定する濁度測定センサを含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料提供品質監視システム。
  6. 前記センサユニットは、前記飲料が注出された飲料容器における異物の有無を測定する液体測定センサを含む、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料提供品質監視システム。
  7. 前記センサユニットは、前記発泡性飲料、及び前記発泡性飲料が注出される飲料容器における臭気の有無を測定する臭気センサを含む、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の飲料提供品質監視システム。
  8. 前記センサユニットは、前記発泡性飲料が注出された飲料容器の内面に形成される環状の泡跡を測定するレーシング測定センサを含む、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の飲料提供品質監視システム。
  9. 飲料サーバーによって発泡性飲料の提供を行う複数の店舗における前記飲料の品質を監視する飲料提供品質監視方法であって、
    提供される前記発泡性飲料の液体の状態、及び提供される前記発泡性飲料の泡の状態、の少なくともいずれかをセンサユニットのセンサが測定する工程と、
    複数の前記店舗のそれぞれから、前記センサによって測定された前記液体の状態の測定結果、及び前記泡の状態の測定結果、の少なくともいずれかを受信する工程と、
    を備える飲料提供品質監視方法。
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