JP2022040543A - 冷蔵庫扉および冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル部分を容易に交換可能な冷蔵庫扉を提供する。【解決手段】冷蔵庫1は、冷蔵室扉11を備えている。冷蔵室扉11は、扉の前面側に位置する鋼板21(正面板)と、扉の背面側に位置する背面樹脂板(背面部)と、扉の側方端部に配置され、鋼板21および背面樹脂板の端部を支持する側方キャップ25(扉キャップ)とを備えている。この冷蔵庫扉11において、側方キャップ25には、扉の開閉時に取っ手となる凹部35が設けられている。この凹部35の少なくとも一部は、扉の側方端部において上下方向に延びるハンドル部材31で覆われている。【選択図】図4

Description

本発明は、冷蔵庫扉、およびこの冷蔵庫扉を備えている冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の扉には、側端部に凹部が形成されているものがある。この凹部には、扉の開閉時に使用者の手が差し込まれる。すなわち、扉の側端部に設けられている凹部は、扉の取っ手部となる。
例えば、特許文献1には、庫室開口を覆い開閉により収納物を前記庫室に収納する冷蔵庫扉と、前記冷蔵庫扉の外表面に配置され内側に組み合わされる扉内板との間に断熱材を有する鋼鈑で形成された扉外板と、この扉外板の1側端に固定され前記冷蔵庫扉開閉時に外部から手を差し込む凹部と手掛けする凸部からなる手掛け部を有するハンドルと、前記ハンドルと前記扉外板の両方の上縁および下縁に嵌合され前記冷蔵庫扉を一体に形成する扉キャップと、を備え、前記ハンドルをアルミ等の金属押し出し成形品で構成したことを特徴とする冷蔵庫が開示されている。
特開2006-46837号公報
冷蔵庫の扉の取っ手部は、使用者の手が直接触れる機会が多く、汚れや雑菌などが付着しやすい。また、取っ手部には、傷などもつきやすい。そのため、取っ手部分を取り外して新品と交換することへの要望が高まっている。取っ手部を取り外すことができれば、取っ手部の表面に抗菌効果および防傷効果などを有する保護コートを容易に塗布することも可能となる。しかし、特許文献1に開示されている冷蔵庫の扉のように、扉ハンドル13が扉内部の発泡断熱材と直接接触している構成では、容易に扉ハンドル13を取り外すことはできない。
そこで、本発明では、ハンドル部分を容易に交換可能な冷蔵庫扉を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉は、扉の前面側に位置する正面板と、前記扉の背面側に位置する背面部と、前記扉の側方端部に配置され、前記正面板および前記背面部の端部を支持する扉キャップとを備えている。この冷蔵庫扉において、前記扉キャップには、前記扉の開閉時に取っ手となる凹部が設けられており、前記凹部の少なくとも一部は、前記扉の側方端部において上下方向に延びるハンドル部材で覆われている。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉によれば、ハンドル部分を容易に交換することができる。
本発明の一実施の形態にかかる冷蔵庫の内部構成を示す断面模式図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫に備えられた冷蔵室扉の外観を示す正面図である。 図2に示す冷蔵室扉から背面樹脂板を取り外した状態を示す斜視図である。 図3に示す冷蔵室扉を構成する部品を分解した状態で示す分解斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉のA-A線部分の内部構成を示す断面図である。 図2に示す冷蔵室扉の取っ手部を構成する側方キャップとハンドル部材とを示す分解斜視図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫に備えられた冷蔵室扉の外観を示す正面図である。 図7に示す冷蔵室扉の外観を示す斜視図である。 図7に示す冷蔵室扉を構成する部品を分解した状態で示す分解斜視図である。 図7に示す冷蔵室扉のD-D線部分の内部構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
<冷蔵庫の全体構成>
先ず、第1の実施形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を説明する。図1には、冷蔵庫1の内部構成を示す。
冷蔵庫1には、各貯蔵空間を周囲から断熱するための断熱構造として、断熱箱体50が設けられている。断熱箱体50は、冷蔵庫1の外周を覆うように設けられている。断熱箱体50の内部は、断熱材56で充填されている。
図1に示すように、断熱箱体50で形成される貯蔵空間は、仕切り部59によって、複数の貯蔵室に区分けされている。例えば、冷蔵庫1は、冷蔵室41、野菜室42、および冷凍室43などの複数の貯蔵室を有している。
各貯蔵室には、扉がそれぞれ設けられている。具体的には、冷蔵室41には、冷蔵室扉(冷蔵庫扉)11が設けられている。野菜室42には、野菜室扉12が設けられている。冷凍室43には、冷凍室扉13が設けられている。冷蔵室扉11は、左右何れかの端部から開閉可能な構成となっている。野菜室扉12および冷凍室扉13は、引き出し式の扉となっている。
なお、冷蔵庫1における各扉の構成は、上記のものに限定はされない。各貯蔵室の扉は、各貯蔵室の構造、用途、位置などに応じて、例えば、左右両側から開閉可能な方式、観音開き方式、左右の何れかの端部から開閉する方式、引き出し式などを適宜採用することができる。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫1の前面(正面)とする。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1および冷蔵室扉11の各面を、上面、側面、後面(背面)、及び底面とする。また、冷蔵庫1および冷蔵室扉11を正面側から見た状態で、左に位置する側を冷蔵庫1または冷蔵室扉11の左側と呼び、右に位置する側を冷蔵庫1または冷蔵室扉11の右側と呼ぶ。
また、本明細書中において、「前面側(前方側、正面側ともいう)」または「背面側(後方側ともいう)」と規定するときは、任意の位置を基準として前面又は背面が設けられている側、あるいは、任意の位置から前面又は背面へ向かう方向のことを意味する。
冷蔵庫1の背面側には、冷凍サイクルが設けられている。冷凍サイクルは、冷媒が流通する冷媒管を介して、圧縮機61、凝縮器(図示せず)、膨張器(図示せず)、及び、冷却器62などが接続されて構成されている。冷却器62は、貯蔵室の背面側に設けられた冷却室63内に配置されている。圧縮機61は、冷蔵庫1の背面側下方に設けられた機械室64内に配置されている。
<冷蔵室扉の構成>
続いて、冷蔵室扉11の構成について説明する。図2は、冷蔵室扉11の正面図である。図3は、背面樹脂板(背面部)を取り外した状態での冷蔵室扉11の背面側および側方側(具体的には、取っ手側)を示す斜視図である。図4は、図3に示す冷蔵室扉11の各構成部品を分解した状態で示す図である。
冷蔵室扉11は、正面視で略長方形状を有している。冷蔵室扉11の外形は、主として、鋼板(正面板)21、背面樹脂板(背面部)(図示せず)、および複数の扉キャップ(具体的には、上部キャップ23、底部キャップ24、および側方キャップ25)などで構成されている。冷蔵室扉11は、これらの各構成部材によってその外形が形成され、内部に、発泡断熱材(例えば、発泡ポリウレタンなど)および真空断熱材などで構成される断熱層29が形成されている。
冷蔵室扉11の左側には、取っ手部30が設けられている。また、冷蔵室扉11の右側には、ヒンジ部27が設けられている。なお、本実施形態では、正面から見て冷蔵室扉11の左側に取っ手部30が位置し、右側にヒンジ部27が位置しているが、別の実施態様では、冷蔵室扉11の右側に取っ手部30が位置し、左側にヒンジ部27が位置していてもよい。
鋼板21は、冷蔵室扉11の前面側に位置する。鋼板21は、例えば、ステンレス、鉄などの金属製の薄板で形成されている。鋼板21は、一枚の金属製の薄板を所定形状に折り曲げて形成されている。図4に示すように、鋼板21は、主として、正面部21a、側面部21b、および複数の嵌め込み端部21cを有している。
正面部21aは、冷蔵室扉11の正面部分を形成している。側面部21bは、冷蔵室扉11のヒンジ部27が設けられている側の側面を形成している。嵌め込み端部21cは、正面部21aの上側端部、下側端部、および左側端部を折り曲げて形成されている。これらの嵌め込み端部21cは、扉キャップ(具体的には、上部キャップ23、底部キャップ24、および側方キャップ25)に形成されている溝に差し込まれる。
背面樹脂板は、冷蔵室扉11の背面側に位置する。背面樹脂板は、樹脂製の板状部材を所定形状に成型して形成されている。背面樹脂板は、冷蔵室扉11が閉じられた状態で庫内側に位置し、庫内空間を形成する庫内壁の一部となる。背面樹脂板には、複数の収納ポケットが取り付けられる。
扉キャップは、上部キャップ23、底部キャップ24、および側方キャップ25で構成されている。各扉キャップは、冷蔵室扉11の外周端部に設けられている。各扉キャップは、鋼板21および背面樹脂板を保持し、鋼板21と背面樹脂板とを連結している。
上部キャップ23は、冷蔵室扉11の上部に設けられている。上部キャップ23は、主として、樹脂製の本体部、および金属製の補強部材などで構成されている。底部キャップ24は、冷蔵室扉11の底部に設けられている。底部キャップ24は、主として、樹脂製の本体部、および金属製の補強部材などで構成されている。上部キャップ23および底部キャップ24の右側の端部には、ヒンジ部27が設けられている。
側方キャップ25は、冷蔵室扉11の側方端部に設けられている。本実施形態では、側方キャップ25は、正面から見て冷蔵室扉11の左側に設けられている。側方キャップ25は、例えば、樹脂などの比較的柔らかく、多少の変形に耐え得る材料で形成されている。
側方キャップ25が設けられている冷蔵室扉11の左側端部には、凹部35が形成されている。凹部35は、冷蔵室扉11の側方端部において上下方向に延びている。この凹部35には、冷蔵室扉11を開ける際などに使用者の手が差し込まれる。すなわち、凹部35は、冷蔵室扉11の取っ手部30となる。
<取っ手部の構成>
続いて、冷蔵室扉11の取っ手部30のより詳細な構成について説明する。図5には、冷蔵室扉11の取っ手部30周辺の内部構造を示す。図5は、図2のA-A線部分の断面図である。図2のA-A線で示す箇所は、側方キャップ25において爪部25cが形成されている部分に相当する。図5では、背面樹脂板の図示は省略している。図6は、取っ手部30を構成する側方キャップ25とハンドル部材31とを示す斜視図である。
図4に示すように、取っ手部30は、主として、側方キャップ25、ハンドル部材31、並びに2つのカバー部材32aおよび32bで構成されている。
側方キャップ25は、上述したように、冷蔵室扉11の外周端部に設けられている扉キャップの一つである。側方キャップ25は、鋼板21および背面樹脂板の側方端部を支持し、鋼板21と背面樹脂板とを連結している。
側方キャップ25は、主として、凹部形成部25a、後方平面部25b、複数の爪部25c、および溝25dなどで構成されている。凹部形成部25aは、側方キャップ25の長手方向に延びており、取っ手部30の凹部35の概略的な形状を規定している。後方平面部25bは、凹部形成部25aの背面側(後方側)に設けられている。冷蔵室扉11の各構成部品が組み立てられた状態で、後方平面部25bは、冷蔵室扉11の左側端部の背面側を形成している。
爪部25cは、凹部形成部25aの背面部25abの底部近傍に設けられている。爪部25cは、ハンドル部材31に設けられている嵌め込み穴(穴)31dに対応する位置に設けられている(図6参照)。各爪部25cは、各嵌め込み穴31dに嵌め込まれている。図6に示す例では、6個の爪部25cと、6個の嵌め込み穴31dとがそれぞれ設けられているが、爪部および嵌め込み穴の個数はこれに限定されない。
溝25dは、凹部形成部25aの正面部25aaの前面側に設けられている。図5に示すように、溝25dには、鋼板21の嵌め込み端部21cが差し込まれる。
ハンドル部材31は、冷蔵室扉11の側方端部(具体的には、左側端部)に沿って上下方向に延びている。ハンドル部材31は、側方キャップ25の一部分を覆うように設けられている。具体的には、ハンドル部材31は、側方キャップ25の凹部形成部25aの正面部25aaを覆うように設けられている。
ハンドル部材31は、側方キャップ25よりも硬い材料(例えば、金属など)で形成されている。例えば、ハンドル部材31は、アルミ等の金属を押し出し成形することによって形成される。
ハンドル部材31は、主として、把持部31a、前面部31b、および後端部31cで構成されている。
把持部31aは、取っ手部30の凹部35の一部を形成している。把持部31aは、略L字状の断面形状を有しており、凹部形成部25aの正面部25aaを覆うように設けられている。なお、凹部形成部25aの背面部25abは、把持部31aによって覆われておらず、露出している。
前面部31bは、把持部31aの前方側で折り返されるように形成されている。図5に示すように、前面部31bの背面と、把持部31aの前面とで形成されている空間に、側方キャップ25の凹部形成部25aの正面部25aaが配置される。ハンドル部材31が側方キャップ25に取り付けられた状態で、前面部31bの端部は、側方キャップ25の溝25dを覆い隠すことのできる位置にまで延びている。
そして、溝25dに差し込まれた鋼板21の嵌め込み端部21cと、鋼板21の正面部21aの左側端部とが、前面部31bの裏側に位置する(図5参照)。これにより、鋼板21の左側端部がハンドル部材31によってカバーされて、正面から見えない状態とすることができ、冷蔵庫1の正面側の美観を向上させることができる。
後端部31cは、把持部31aの後方側の端部を折り曲げて形成されている。後端部31cには、側方キャップ25に設けられている各爪部25cと対応する位置に、複数の嵌め込み穴31dが形成されている。
カバー部材は、冷蔵室扉11の上端部側に配置されているカバー部材32aと、冷蔵室扉11の下端部側に配置されているカバー部材32bとで構成されている。これらのカバー部材32aおよび32bは、比較的柔らかい樹脂製の材料で形成されている。
カバー部材32aは、側方キャップ25の上端部を覆うように設けられている。カバー部材32bは、側方キャップ25の下端部を覆うように設けられている。
以上のように、本実施形態では、側方キャップ25の凹部形成部25aの一部(すなわち、正面側)を覆うように設けられているハンドル部材31によって、取っ手部30の把持部31aが形成されている。ハンドル部材31は、冷蔵室扉11の外形を形成している側方キャップ25とは別体となっている。そのため、簡単な作業でハンドル部材31を取り外して交換することができる。
また、ハンドル部材31は、側方キャップ25に設けられている各爪部25cを嵌め込み穴31dに嵌め込むことによって固定されている。そのため、ビスなどの固定部材を用いることなく、ハンドル部材31を冷蔵室扉11に固定させることができる。
なお、ハンドル部材31を側方キャップ25に取り付ける際には、ハンドル部材31を若干後方に傾けた状態(図5においては時計回りに若干回転させた状態)で、図5の矢印Bで示すように、側方キャップ25の凹部形成部25aの背面部25abの形状に沿って前方側へ傾斜する方向へハンドル部材を差し込む。側方キャップ25の各爪部25cは背面部25abに沿う方向に傾斜しているため、各爪部25cを変形させるほどの応力をかけずに、ハンドル部材31の嵌め込み穴31dを、側方キャップ25の各爪部25cに差し込むことができる。
そして、ハンドル部材31の嵌め込み穴31dを、側方キャップ25の各爪部25cに引っ掛けた状態で、ハンドル部材31を前方側(図5中、反時計回り(矢印C)の方向)へ引く。すなわち、後端部31cを基点としてハンドル部材31を回転させることで、比較的容易にハンドル部材31を取り付けることができる。ハンドル部材31は冷蔵室扉11を開ける際に用いられるため、使用者は、ハンドル部材31の把持部31aを前方(図5中、矢印Cの方向)に引いて使用することになる。すなわち、ハンドル部材31を側方キャップ25に固定する方向と、使用者がハンドル部材31に応力をかける方向が同じとなるため、使用者のハンドル操作によって、ハンドル部材31が側方キャップ25から外れたり緩んだりすることがない。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1は、冷蔵室扉11を備えている。冷蔵室扉11は、扉の前面側に位置する鋼板21と、扉の背面側に位置する背面樹脂板と、扉の側方端部に配置され、鋼板21および背面樹脂板の端部を支持する側方キャップ25とを備えている。側方キャップ25には、扉の開閉時に取っ手となる凹部35が設けられている。この凹部35の少なくとも一部は、扉の側方端部において上下方向に延びるハンドル部材31で覆われている。具体的には、ハンドル部材31は、側方キャップ25の凹部形成部25aの正面側を覆うように設けられている。
この構成によれば、ハンドル部材31が冷蔵室扉11の外形を形成している側方キャップ25とは別体となっているため、簡単な作業でハンドル部材31を取り外して交換することができる。扉の開閉時に使用者の手が触れる可能性の高い把持部31aが、取り外して交換可能なハンドル部材31で形成されていることで、汚れや雑菌などが付着しやすい把持部31aを清潔な状態に維持しやすくなる。
また、本実施形態では、発泡断熱材などの断熱層29と直接接触する冷蔵室扉11の側方端部が、金属よりも柔軟性の高い樹脂製の側方キャップ25で形成されている。これにより、特許文献1に開示されている扉ハンドルのように、扉の側端部をアルミなどの金属で形成する場合と比較して、扉の内部に発泡断熱材を充填したときに発泡断熱材の膨張や収縮に合わせて扉キャップの形状をある程度変形させて追従させることができる。これにより、冷蔵室扉11の内部に発泡断熱材が含まれない領域が形成されることを抑制することができ、冷蔵室扉11の断熱性能の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、ハンドル部材31の把持部31aが、側方キャップ25の凹部形成部25aの正面部25aa側を覆うように設けられている。一方、凹部形成部25aの背面部25abは、把持部31aによって覆われておらず、露出している。すなわち、扉の開閉時に使用者の手が触れる可能性のより高い凹部35の正面側のみが、ハンドル部材31でカバーされている。
これにより、側方キャップ25に対するハンドル部材31の取り付け、取り外し作業をより行い易い構成とすることができる。また、ハンドル部材31を、側方キャップ25の凹部35の正面側のみを覆うような構成とすることで、ハンドル部材31の軽量化および使用する金属板の減量化を実現することができる。
また、本実施形態では、ハンドル部材31の嵌め込み穴31dと、側方キャップ25に設けられている爪部25cとによって、ハンドル部材31が冷蔵室扉11に取り付けられている。これにより、ビスなどの固定部材を用いることなく、ハンドル部材31を冷蔵室扉11に固定させることができるため、取っ手部30を構成する部品点数を減らすことができるとともに、ハンドル部材31の交換作業がより容易になる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、冷蔵室扉の取っ手部の構成が第1の実施形態とは異なっている。以下では、本実施形態にかかる冷蔵庫1に備えらえた冷蔵室扉11の取っ手部130の構成を中心に説明する。
図7は、第2の実施形態にかかる冷蔵室扉11の正面図である。図8は、本実施形態にかかる冷蔵室扉11の正面側および側方側(具体的には、取っ手側)を示す斜視図である。図9は、本実施形態にかかる冷蔵室扉11の各構成部品を分解した状態で示す図である。
図10には、本実施形態にかかる冷蔵庫1の冷蔵室扉11の取っ手部130の断面構成を示す。図10は、図7に示す冷蔵室扉11のD-D線部分に相当する箇所の断面構成を示す図である。図7のD-D線で示す箇所は、ハンドル部材31を固定するためのビス133が設けられている部分に相当する。図10では、背面樹脂板の図示は省略している。
第1の実施形態と同様に、冷蔵室扉11の外形は、主として、鋼板(正面板)21、背面樹脂板(背面部)、および複数の扉キャップ(具体的には、上部キャップ23、底部キャップ24、および側方キャップ125)などで構成されている。冷蔵室扉11は、これらの各構成部材によってその外形が形成され、内部に、発泡断熱材(例えば、発泡ポリウレタンなど)および真空断熱材などで構成される断熱層29が形成されている。冷蔵室扉11の外形を形成しているこれらの各構成部材のうち、鋼板21、背面樹脂板、上部キャップ23、および底部キャップ24については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
側方キャップ125は、冷蔵室扉11の側方端部(例えば、左側端部)に設けられている。第1の実施形態と同様に、側方キャップ125は、例えば、樹脂などの比較的柔らかく、多少の変形に耐え得る材料で形成されている。
図8に示すように、側方キャップ125が設けられている冷蔵室扉11の左側端部には、凹部35が形成されている。この凹部35には、冷蔵室扉11を開ける際などに使用者の手が差し込まれる。すなわち、凹部35は、冷蔵室扉11の取っ手部130となる。
図9に示すように、取っ手部130は、主として、側方キャップ125、ハンドル部材131、およびカバー部材132などで構成されている。
側方キャップ125は、上述したように、冷蔵室扉11の外周端部に設けられている扉キャップの一つである。側方キャップ125は、鋼板21および背面樹脂板の側方端部を支持し、鋼板21と背面樹脂板とを連結している。
側方キャップ125は、主として、凹部形成部125a、後端部125b、複数のビス差し込み穴125c、および溝125dなどで構成されている。凹部形成部125aは、側方キャップ125の長手方向に延びており、取っ手部130の凹部35の概略的な形状を規定している。
後端部125bは、凹部形成部125aの背面側(後方側)に設けられている。後端部125bには、その長手方向に沿って複数のビス差し込み穴125cが並んで配置されている。ビス差し込み穴125cには、側方キャップ125に対してハンドル部材131を固定させるためのビス133が差し込まれる。
溝125dは、凹部形成部125aの正面部分の前面側に設けられている。図10に示すように、溝125dには、鋼板21の嵌め込み端部21cが差し込まれる。
ハンドル部材131は、冷蔵室扉11の側方端部(具体的には、左側端部)に沿って上下方向に延びている。ハンドル部材131は、側方キャップ125の一部分を覆うように設けられている。具体的には、ハンドル部材131は、側方キャップ125の凹部形成部125aの略全領域を覆うように設けられている。
ハンドル部材131は、側方キャップ125よりも硬い材料(例えば、金属など)で形成されている。例えば、ハンドル部材131は、アルミ等の金属を押し出し成形することによって形成される。
ハンドル部材131は、主として、凹部131a、前面部131b、および後端部131cで構成されている。
凹部131aは、側方キャップ125の凹部形成部125aを覆うように設けられている。この凹部131aによって、取っ手部130の凹部35が形成される。凹部131aの正面部131aaは、冷蔵室扉11を開ける際などに使用者の指が接触する箇所となる。
前面部131bは、凹部131aの正面部131aa側で折り返されるように形成されている。図10に示すように、前面部131bの背面と、凹部131aの正面部131aaの前面とで形成されている空間に、側方キャップ125の凹部形成部125aの前方部分が配置される。ハンドル部材131が側方キャップ125に取り付けられた状態で、前面部131bの端部は、側方キャップ125の溝125dを覆い隠すことのできる位置にまで延びている。
そして、溝125dに差し込まれた鋼板21の嵌め込み端部21cと、鋼板21の正面部21aの左側端部とが、前面部131bの裏側に位置する(図10参照)。これにより、鋼板21の左側端部がハンドル部材131によってカバーされて、正面から見えない状態とすることができる。
後端部131cは、凹部131aの背面部131abの背面から後方へ向かって延びている。後端部131cには、側方キャップ125に設けられているビス差し込み穴125cと対応する位置に、複数の穴131dが形成されている。この穴131dには、ビス133が挿通され、これにより、ハンドル部材131は側方キャップ125に固定される。
カバー部材132は、冷蔵室扉11の側方端部(具体的には、左側端部)に沿って上下方向に延びている。カバー部材132は、側方キャップ125およびハンドル部材131の一部分を覆うように設けられている。具体的には、カバー部材132は、固定用のビス133が配置される側方キャップ125の後端部125bおよびハンドル部材131の後端部131cに対応する位置に配置される。これにより、ビス133が配置されている箇所を外側から見えないように覆い隠すことができる。
ビス133は、ハンドル部材131の穴131dおよび側方キャップ125のビス差し込み穴125cに差し込まれる。本実施形態では、図9に示すように、ビス差し込み穴125cおよび穴131dの個数に合わせて6個のビス133が設けられている。しかし、ビス133、ビス差し込み穴125c、および穴131dの個数はこれに限定されない。
以上のように、本実施形態では、側方キャップ125の凹部形成部125aの略全体を覆うように設けられているハンドル部材131によって、取っ手部130の把持部が形成されている。ハンドル部材131は、冷蔵室扉11の外形を形成している側方キャップ125とは別体となっている。そのため、簡単な作業でハンドル部材131を取り外して交換することができる。
なお、扉の開閉時に使用者の手が触れる可能性のある凹部35の全体が交換可能なハンドル部材131で形成されていることで、取っ手部130に汚れなどが付着した場合には、ハンドル部材131を交換することで、取っ手部130をより清潔な状態にすることができる。すなわち、本実施形態にかかる構成は、扉の開放時だけでなく、閉鎖時にもハンドルを掴むような、例えば、大型の扉を有する冷蔵庫に好適である。また、本実施形態では、ハンドル部材131の凹部131aが背面部131abを有しているため、使用者に相対する背面部131abもハンドル部材131で覆われることになり、冷蔵庫1の正面側の美観をさらに向上させることができる。
〔まとめ〕
本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室扉11)は、扉の前面側に位置する正面板(例えば、鋼板21)と、前記扉の背面側に位置する背面部(例えば、背面樹脂板)と、前記扉の側方端部に配置され、前記正面板および前記背面部の端部を支持する扉キャップ(例えば、側方キャップ25、125)とを備えている。この冷蔵庫扉において、前記扉キャップには、前記扉の開閉時に取っ手となる凹部(例えば、凹部35)が設けられており、前記凹部の少なくとも一部は、前記扉の側方端部において上下方向に延びるハンドル部材(例えば、ハンドル部材31、131)で覆われている。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室扉11)において、前記ハンドル部材(例えば、ハンドル部材31、131)は、前記正面板(例えば、鋼板21)の側端部(例えば、嵌め込み端部)を覆い隠していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室扉11)において、前記ハンドル部材(例えば、ハンドル部材31、131)は、前記扉キャップ(例えば、樹脂製の側方キャップ25、125)よりも硬い材料(例えば、金属)で形成されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室扉11)において、前記扉キャップ(例えば、側方キャップ25)は、前記ハンドル部材(例えば、ハンドル部材31)を固定させる爪部(例えば、爪部25c)を有しており、前記ハンドル部材は、前記爪部が嵌め込まれる穴(例えば、嵌め込み穴31d)を有していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室扉11)において、前記ハンドル部材(例えば、ハンドル部材31)は、前記扉キャップ(例えば、側方キャップ25)の正面側(例えば、正面部25aa)を覆っており、前記扉キャップの背面側(例えば、背面部25ab)は露出していてもよい。
さらに、本発明のもう一つの局面は、冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)に関する。この冷蔵庫は、本発明の何れかの局面にかかる冷蔵室扉(例えば、冷蔵室扉11)を備えている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
11 :冷蔵室扉(冷蔵庫扉)
21 :鋼板(正面板)
21c :嵌め込み端部(正面板の側端部)
25 :側方キャップ(扉キャップ)
25a :(側方キャップの)凹部形成部
25aa :(凹部形成部の)正面部(扉キャップの正面側)
25ab :(凹部形成部の)背面部(扉キャップの背面側)
25c :(側方キャップの)爪部
30 :取っ手部
31 :ハンドル部材
31d :(ハンドル部材の)嵌め込み穴(穴)
35 :凹部
125 :側方キャップ(扉キャップ)
130 :取っ手部
131 :ハンドル部材
132 :カバー部材
133 :ビス

Claims (6)

  1. 扉の前面側に位置する正面板と、
    前記扉の背面側に位置する背面部と、
    前記扉の側方端部に配置され、前記正面板および前記背面部の端部を支持する扉キャップと
    を備えている冷蔵庫扉であって、
    前記扉キャップには、前記扉の開閉時に取っ手となる凹部が設けられており、
    前記凹部の少なくとも一部は、前記扉の側方端部において上下方向に延びるハンドル部材で覆われている、冷蔵庫扉。
  2. 前記ハンドル部材は、前記正面板の側端部を覆い隠している、請求項1に記載の冷蔵庫扉。
  3. 前記ハンドル部材は、前記扉キャップよりも硬い材料で形成されている、請求項1または2に記載の冷蔵庫扉。
  4. 前記扉キャップは、前記ハンドル部材を固定させる爪部を有しており、
    前記ハンドル部材は、前記爪部が嵌め込まれる穴を有している、
    請求項1から3の何れか1項に記載の冷蔵庫扉。
  5. 前記ハンドル部材は、前記扉キャップの正面側を覆っており、
    前記扉キャップの背面側は露出している、
    請求項4に記載の冷蔵庫扉。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫扉を備えている冷蔵庫。
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