JP2022040518A - バルブ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このうち、特許文献2のバルブでは、弁体部の先端部に樹脂製のシール部材を配置し、このシール部材がバルブボディ側の弁座に当接・離間させるようにして、バルブ閉時の閉塞性を高めている。この樹脂製のシール部材は、略円筒状を有し、その外周部に嵌合する弁体部本体の環状突起部分をカシメることにより、固定されている(特許文献2参照)。
この点、特許文献2のバルブ装置のシール部材は、例えばPCTFEなどの樹脂から形成されているため、熱膨張率が大きく、高温のガスに接して熱膨張した後に冷却されて収縮すると、膨張したシール部材がカシメの変形部分に引っかかり、応力集中が生じて、シール部材が千切れる恐れがあるという問題があった。
また、バルブ全開時の大流量を流す能力(Cv値)は、弁体部を駆動するステムが上端位置に退いたときのシール部材の下端と弁座との間隙によって決まるが、シール部材が熱膨張すると、この間隙が小さくなり、バルブの所定のCv値が得られなくなるという問題もあった。特にシール部材がカシメによって保持されている構造では、シール部材のステム軸方向の寸法が大きいため、熱膨張量も大きくなり、上記Cv値の問題が無視できない場合もあった。
前記弁室を覆うように設けられ、前記弁室の気密を保持するダイヤフラムと、
前記弁座に対し近接および離間移動するステムと、
前記ダイヤフラムの中央部に挿通され、前記ステムに連結されて、前記弁座に当接および前記弁座から離間して前記流体通路を開閉する弁体部と、を備え、
前記弁体部は、前記ステムに連結された弁体部本体と、該弁体部本体の前記弁座側の面に貼付されて前記弁座に当接する柔軟性を有する材料からなる環状のシール部材とを含むことを特徴とする。
ステム4の下端部から軸方向に、ネジ穴である螺合孔4cが形成されている。
弁体部本体6aは、上端部6dから、略半球形の嵌入孔6hが形成され、前記連結部材5の半球状部5cが嵌め込まれている。この嵌入孔6hの周壁はカシメられ、これにより、弁体部6と連結部材5の半球状部5cとは、互いに回転及び揺動可能に連結されている。
一方、弁体部本体6aの外周側には、下側が拡径した段差部6cが形成されている。弁体部本体6aの段差部6cより上側の上端部6dは、後述するダイヤフラム8の中央部の挿通孔8aに挿通され、ダイヤフラム8と溶接されている。
弁体部本体6aの下端部6eは、さらに拡径し、下端面6f(弁座側の面)は、円環状のシール部材6bの形状に合わせて円環状の平坦面をなし、その内周側には凹み6gを設けている。この円環状の下端面6fに、シール部材6bが貼付されている。
シール部材6bの断面形状は略矩形でもよいが、本実施形態では、バルブ閉時の弁座2dとの間のシール性を高めるため、幅方向中央が弁座側に突出した凸型の断面形状としている。
シール部材6bは、柔軟性材料から形成されており、樹脂又はゴムから形成されていることが好ましく、フッ素ゴムから形成されていることがさらに好ましく、例えば300℃以上の高温にも耐え得るフッ素ゴム(例えば、デュポン社製のフッ素ゴム材料「カルレッツ(登録商標)」)から形成されていることが特に好ましい。
ダイヤフラム8の中央部には、弁体部本体6aの上端部6dが挿通する挿通孔8aが形成されている。この挿通孔8aに、弁体部本体6aの上端部6dが、段差部6cが突き当たるまで挿入され、挿通孔8aの全周にわたって溶接されている。溶接としては、電子ビーム溶接、レーザ溶接等が用いられる。この溶接により、ダイヤフラム8と弁体部本体6aを結合すると共に、ダイヤフラム8下側の弁室2aを気密に封止している。
一方、ダイヤフラム8の外周部8bは、バルブボディ2の弁室2aの内周面に設けられた段差部2fに載置され、その上に円環状の押えアダプタ7がさらに載置されている。ボンネット3を締め付けることにより、ダイヤフラム8の外周部8bは、押えアダプタ7とバルブボディ2とにより気密状態で挟圧され保持されている。
本実施形態のバルブ装置1では、ハンドル10の回転操作によりステム4を上下動させると、連結部材5を介して連結された弁体部6が上下動すると共に、ダイヤフラム8が弾性変形し、弁体部6のシール部材6bが弁座2dに当接および弁座2dから離間して、流入路2bと流出路2cとの間を開閉するようになっている。
この状態は、ハンドル10を一杯に締め込んだ状態で、ステム4が下端位置にあり、その下側に連結部材5を介して連結された弁体部6のシール部材6bが、バルブボディ2側の弁座2dに当接している。これにより、流入路2bと流出路2cとの連通は遮断され、バルブ装置1は閉状態になっている。このとき、シール部材6bの凸型断面の上部は、弁座2dへの押圧により弾性変形して、該弁座2d面と面接触し、高いシール性を実現している。
この状態は、ハンドル10を一杯に緩めた状態で、ステム4が上端位置にあり、その下側に連結部材5を介して連結された弁体部6のシール部材6bが、バルブボディ2側の弁座2dから離間している。これにより、流入路2bと流出路2cは、シール部材6bと弁座2dとの間の隙間を通って連通し、バルブ装置1は開状態になっている。このとき、シール部材6bの断面形状は、弁座2dへの押圧が解除されて、本来の凸型の形状に戻っている。
ここで、Cv値は、流体がガス体の場合においては、下記の式(1)で求められる。
本実施形態のバルブ装置1では、シール部材6bを貼付する構造にしたので、シール部材6bのうち、カシメのために弁体部本体6aに嵌め込まれる部分が不要で、シール部材6bのステム軸方向の寸法を小さくでき、シール部材6bの熱膨張量が抑えられて、Cv値の問題を低減できる。
2 :バルブボディ
2a:弁室
2b:流入路
2c:流出路
2d:弁座
2e:雌ねじ部
2f:段差部
3 :ボンネット
3a:天井部
3b:雄ねじ部
3c:六面取り部
4 :ステム
4a:フランジ部
4b:雄ねじ部
4c:螺合孔
5 :連結部材
5a:雄ねじ部
5b:円柱部
5c:半球状部
6 :弁体部
6a:弁体部本体
6b:シール部材
6c:段差部
6d:上端部
6e:下端部
6f:下端面(弁座側の面)
6g:凹み
6h:嵌入孔
7 :押えアダプタ
8 :ダイヤフラム
8a:挿通孔
8b:外周部
9 :コイルバネ
10:ハンドル
11:ロックナット
Claims (4)
- 流体通路および弁室が形成され、弁座を備えたバルブボディと、
前記弁室を覆うように設けられ、前記弁室の気密を保持するダイヤフラムと、
前記弁座に対し近接および離間移動するステムと、
前記ダイヤフラムの中央部に挿通され、前記ステムに連結されて、前記弁座に当接および前記弁座から離間して前記流体通路を開閉する弁体部と、を備え、
前記弁体部は、前記ステムに連結された弁体部本体と、該弁体部本体の前記弁座側の面に貼付されて前記弁座に当接する柔軟性を有する材料からなる環状のシール部材とを含むことを特徴とする、バルブ装置。 - 前記シール部材は、前記弁座側に突出した凸型の断面を有する、請求項1に記載のバルブ装置。
- 前記シール部材は、略矩形の断面を有する、請求項1に記載のバルブ装置。
- 前記シール部材はフッ素ゴムからなる、請求項1に記載のバルブ装置。
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2020
- 2020-08-31 JP JP2020145279A patent/JP2022040518A/ja active Pending
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