JP2022038398A - 遊技用手袋 - Google Patents

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詳也 山崎
Yoshiya Yamazaki
巧始 末次
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Abstract

【課題】遊技機での遊技の際に、遊技者の手に加わる衝撃を吸収することができる遊技用手袋を提供しようとするものである。【解決手段】本発明は、手袋本体と、手袋本体に複数の指のそれぞれを覆う複数の指部とを備える遊技用手袋であって、手袋本体の小指側の掌側面部において、小指の中手骨に対応する位置に沿って、小指の根本から手首部に掛けて延在する緩衝部材を備え、緩衝部材が、小指の基節骨と小指の中手骨との間の第1の関節と対応する第1の位置と、小指の中手骨と有鈎骨との間の第2の関節であって甲部側の関節位置と対応する第2の位置と、前記第2の関節であって手首側の関節位置と対応する第3の位置とを含み、第1の位置と第2の位置とを結ぶ第1辺部と、第1辺部と対向する第2辺部とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技用手袋に関し、例えば、パチスロ、パチンコ等の遊技機で遊技する利用者(遊技者)が着用する手袋に適用し得るものである。
例えばゴルフ、野球、自転車等のスポーツをする際に、利用者が着用する手袋には様々なものが提案されている。これらスポーツ用手袋の中には、スポーツをする利用者の掌や指に加わる衝撃を吸収するため、緩衝部材が付与されているものがある(特許文献1参照)。
特開2006-265804号公報
ところで、昨今、新型ウイルス感染症の流行に伴い、感染や罹患することを回避するため、手袋を着用して遊技機で遊技する遊技者が増えている。他方、従来、遊技に適した手袋は少なく、遊技関連の事業者や遊技者等から遊技に適した手袋が強く求められている。
例えばパチスロでは、遊技者が、コインを挿入口に挿入し、掌側部等でスタートバーを叩くことでリールが回転し始め、3個のスロットボタン(ストップボタン)を順番に押すことでリール目を停止させることが行なわれれる。遊技者の中には、長時間遊技する者も多い。遊技者によっては、手を握った状態でスタートバーを叩くことがある。長時間に亘って掌側部等でスタートバーを繰り返し叩き続けると、その衝撃により、小指のつけ根から掌の側面に掛けて痛みが生じてしまうことがある。また、手を握った状態でスタートバーを叩くので、小指や薬指等の指先が掌に当たる箇所にマメ(胼胝)ができてしまうこともある。
従来の手袋は、例えばゴルフクラブを握ったときの掌部や指関節に関する技術が提案されている。しかし、掌側部等の同じ箇所に、長い時間に亘って、繰り返し加わる衝撃を充分に吸収できるものではなく、快適な遊技を行なうことができない。
そのため、本発明は、上述した課題に鑑み、遊技機での遊技の際に、遊技者の手に加わる衝撃を吸収することができる遊技用手袋を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、本発明は、手袋本体と、手袋本体に複数の指のそれぞれを覆う複数の指部とを備える遊技用手袋であって、手袋本体の小指側の掌側面部において、小指の中手骨に対応する位置に沿って、小指の根本から手首部に掛けて延在する緩衝部材を備え、緩衝部材が、小指の基節骨と小指の中手骨との間の第1の関節と対応する第1の位置と、小指の中手骨と有鈎骨との間の第2の関節であって甲部側の関節位置と対応する第2の位置と、前記第2の関節であって手首側の関節位置と対応する第3の位置とを含み、第1の位置と第2の位置とを結ぶ第1辺部と、第1辺部と対向する第2辺部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、遊技者の手に加わる衝撃を吸収することができる。
第1の実施形態に係る遊技用手袋の掌部側の構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る遊技用手袋の甲部側の構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る遊技用手袋の小指側の掌側面部の構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る遊技用手袋の緩衝部材の構成を示す構成図である。 人間の右手の骨の構造を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る遊技用手袋の掌部側の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係る遊技用手袋の甲部側の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係る遊技用手袋の緩衝部材の構成を示す構成図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る遊技用手袋の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)第1の実施形態の構成
この実施形態では、遊技機で遊技する遊技者が着用する手袋に、本発明を適用した場合を例示する。遊技機は、例えばパチスロ、パチンコ、スロットマシーン等を適用できる。実施形態で説明する遊技用手袋は、特にパチスロで遊技する際に好適である。従って、この実施形態では、遊技機がパチスロである場合を例示する。
図1は、第1の実施形態に係る遊技用手袋の掌部側の構成を示す構成図であり、図2は、第1の実施形態に係る遊技用手袋の甲部側の構成を示す構成図である。図3は、第1の実施形態に係る遊技用手袋の小指側の掌側面部の構成を示す構成図である。図4は、第1の実施形態に係る遊技用手袋の緩衝部材の構成を示す構成図である。
なお、図1~図3では、右手用の遊技用手袋1を例示しているが、左手用の遊技用手袋も、図1~図3に例示する遊技用手袋1と同様の構造を備える。
図1及び図2において、第1の実施形態の遊技用手袋1は、手の掌を覆う掌部2及び手の甲を覆う甲部3を有する手袋本体4と、手袋本体4の下端に備えて手首を覆う手首部5と、手袋本体4の上方に5本の各指を覆う指部として、親指を覆う第1指部6、人差し指を覆う第2指部7、中指を覆う第3指部8、薬指を覆う第4指部9、小指を覆う第5指部10を備える。さらに、遊技用手袋1は、小指側の掌側面部に緩衝部材20を備える。
手袋本体4、第1指部6、第2指部7、第3指部8、第4指部9、及び、第5指部10は、基本的には、同じ繊維素材で形成されている。これらの繊維素材は、特に限定されず、例えば、綿、絹、合成繊維等を用いることができる。例えば、遊技者が遊技用手袋1を長時間着用することによって蒸れが生じないようにするため、熱伝導率の高い繊維素材(いわゆる接触冷感繊維素材等)で形成されてもよい。例えば、接触冷感繊維素材等の生地で、手袋本体4が形成されることで通気性を良くし、長時間の遊技を行なう場合でも快適な遊技となる。
図1及び図2では、5本の指部(第1指部6、第2指部7、第3指部8、第4指部9及び第5指部10)のうち、指と指との間の股部分には、着用したときの指のフィット感を向上させるために、略V字状の指股部11を設けている場合を例示している。なお、指と指との間の指股部11の繊維素材も、特に限定されず、手袋本体4等と同様に、接触冷感繊維素材を用いることができる。
なお、遊技用手袋1は、指と指との間の指股部11を設けず、各指部(第1指部6、第2指部7、第3指部8、第4指部9、及び、第5指部10)が袋状に形成されているものでもよい。
手首部5には、ループ部51及びフック部52を有する面ファスナー50が形成されている。手首の締め付けを良好にして、フィット感のある遊技用手袋1を提供できる。
緩衝部材20は、小指を覆う第5指部10の延在方向に沿って、第5指部10の下端部から手首部5の上端部に掛けて形成されている。遊技用手袋1における緩衝部材20は、遊技用手袋1を着用している遊技者が遊技機(例えばパチスロ)のスタートバーを叩く際に、スタートバーと接触する位置に配置されている。
緩衝部材20は、図4(B)に示すように、例えば裏生地23と表生地21との間に、衝撃を吸収する緩衝材25を挟み、裏生地23と表生地21とを合わせた外形端部を縫合して形成されている。
ここで、緩衝材25は、例えば、ウレタン、エラストラマー、シリコンゴム等のゴム材等のように弾性を有する材料を用いることができる。緩衝材25の厚さは、衝撃を吸収する緩衝材25の硬度にもよるが、約2mm~6mm程度とすることができる。緩衝材25の硬度が比較的高いものであってもよいし、緩衝材25の硬度が比較的低いものであってもよい。硬度の高い緩衝材25とする場合、衝撃を吸収する緩衝材25の厚さを比較的薄くすることができるが、遊技者が手を握ったときの着用の感触に硬さが生じ得る。他方、硬度の低い緩衝材25とする場合、着用したときの感触を向上できる。
表生地21は、スタートバーを叩くときのすべり防止や衝撃吸収のため、例えば、ナイロンやポリエステル等の合成樹脂生地の表面に、ポリウレタン等の樹脂層をコーティングした合成皮革、人工皮革等を用いることができる。なお、表生地21の繊維素材は、これらに限定されず、すべり止めとしての機能を有する素材を広く用いることができる。
厚みのある緩衝材を有する緩衝部材20は、遊技用手袋1の手袋本体4に対して突出した部分として形成される。言い換えると、数mm程度(例えば、おおよそ2mm~6mm程度)の緩衝材25の厚さの分だけ、緩衝部材20は凸となって現われる。
緩衝部材20の下面には、補助部材22が、手袋本体4に対して縫合されている。補助部材22は、手袋本体4を補強するための部材である。補助部材22は、手袋本体4の生地よりも少し厚手の生地で形成されている。また、補助部材22の外形は、緩衝部材20の外形よりも広く形成されている。従って、遊技用手袋1を着用している遊技者が、緩衝部材20の箇所以外の周辺箇所でスタートバーを叩いたときでも、補助部材22がある程度の衝撃を吸収することができる。
補助部材22は、手袋本体4の掌側面部において、小指を覆う第5指部10の位置に沿って、第5指部10の下端部から手首部5の上端部に掛けて延在している。
ここで、遊技用手袋1の緩衝部材20及び補助部材22の配置に関して、遊技用手袋1を着用する遊技者の手の骨等の構造と対応させながら説明する。図5は、人間の右手の骨の構造を説明する説明図である。
図5に示すように、各指の骨は、先端から、末節骨、中節骨、基節骨91、中手骨92からなり、各指の中手骨92は、有鈎骨95、有頭骨等の手の根本側にある骨に繋がっている。
他方、図4(A)は、緩衝部材20及び補助部材22の展開図である。図4(A)に示すように、緩衝部材20は、丸みを帯びた略三角形の形状とすることができる。
緩衝部材20は、小指側の掌側面部において、小指の中手骨92に沿って、小指の基節骨91と中手骨92との間の第1の関節(中手指節関節:MP関節)93に対応する第1の位置931と、小指の中手骨92と有鈎骨95との間の第2の関節(手根中手関節:CM関節)94であって、手の甲側の関節位置に対応する第2の位置941と、第2の関節(手根中手関節:CM関節)94であって、手首側の関節位置に対応する第3の位置942とを含む範囲に配置される。
略三角形状の緩衝部材20では、第1の関節93に対応する第1の位置931が、第1頂点201の付近となり、第2の関節94であって手の甲側の関節位置に対応する第2の位置941が、第2頂点202の付近となり、第2の関節94であって手首側の関節位置に対応する第3の位置942が、第3頂点203の付近となるようにする。
また、緩衝部材20の第1頂点201と第2頂点202とを含む第1辺部204は、小指の中手骨92の骨に沿って、中手骨92を覆うように配置される。言い換えると、図2の甲部3において、緩衝部材20の第1辺部204は、小指の中手骨92の位置(中手骨92の左側端部の位置)とほぼ同じ位置、若しくは、わずかに左側(甲部3の中央部に寄せた側)に位置するように形成される。なお、遊技者が遊技用手袋1を装着したときには、第1辺部204は略直線状に配置されるが、図4(A)のように、緩衝部材20のパーツの展開図では曲線状に形成される。
さらに、緩衝部材20の第1頂点201と第2頂点202に対向する第2辺部(すなわち、第1頂点201と第3頂点203とを含む辺部)205は、小指側の掌側面部に沿って湾曲して形成される。例えば、図1の掌部2から見たとき、掌側面部の稜線に沿って、緩衝部材20の第2辺部205が配置される。
ここで、緩衝部材20の形状を略三角形状としたのは、遊技用手袋1を着用した遊技者が手を握ったときに、小指が緩衝部材20に当たらないようにするためである。つまり、厚みのある緩衝材25を有する緩衝部材20は、小指の第5指部10の下端部から手首部5の上端部に掛けて、掌側面部に配置されるが、緩衝部材20の第2辺部205を、掌部2の内側まで位置させるのではなく、握った小指が触れない位置となるようにしている。
また、遊技者によっては、掌の小指球付近でスタートバーを叩く者もいるので、緩衝部材20の外形よりも広い外形の補助部材22を設けるようにしている。これにより、掌の小指球付近でスタートバーを叩く場合でも、補助部材22が衝撃を吸収できるようにしている。
(A-2)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、感染予防等の観点から、他の客が接触する遊技機であっても、遊技者は遊技用手袋1を装着することで、安心して遊技を行なうことができる。
また、第1の実施形態によれば、掌側面部に緩衝部材20を設けることで、長時間に亘って遊技を行なう場合でも、手に加わる衝撃を有効に吸収できるので、快適な遊技を行なうことができる。
さらに、第1の実施形態では、遊技者が手を握ったときでも、小指が触れない位置に、略三角形状に形成した緩衝部材20を設けることで、緩衝部材20が遊技の邪魔にならずに遊技を行なうことができる。
また、第1の実施形態では、緩衝部材20の外形よりも広い外形の補助部材22を、緩衝部材20の周縁に設けることにより、緩衝部材20の周縁を使って遊技するときでも衝撃を吸収することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る本発明に係る遊技用手袋の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B-1)第2の実施形態の構成
図6は、第2の実施形態に係る遊技用手袋の掌部側の構成を示す構成図であり、図7は、第2の実施形態に係る遊技用手袋の甲部側の構成を示す構成図である。
第2の実施形態の遊技用手袋1Aは、掌部2及び甲部3を有する手袋本体4と、手袋本体4の下端に備えて手首を覆う手首部5と、手袋本体4の上方に3本の各指を覆う指部として、親指を覆う第1指部6、人差し指を覆う第2指部7、中指を覆う第3指部8、遊技者の薬指及び小指を挿入させる指開口部12を備える。さらに、遊技用手袋1Aは、小指側の掌側面部に緩衝部材20Aを備える。
第1の実施形態の遊技用手袋1と同一の構成要素については既に説明したので、ここでは、第2の実施形態の遊技用手袋1Aに特徴的な構成要素を中心に説明する。また、第1の実施形態と同様に、右手用の遊技用手袋1Aを例示するが、左手用の遊技用手袋も、図6及び図7に例示する遊技用手袋1Aと同様の構造を備える。
また、第2の実施形態で説明する遊技用手袋1Aの特徴的な構成要素の全部又は一部を、第1の実施形態の遊技用手袋1に適用することができる。
指開口部12は、遊技者の薬指と小指とを挿入する開口である。一般的に、パチスロ等の遊技機で遊技する遊技者は、親指、人差し指、中指を使って、コインの挿入やストップボタンの押下などを行なう。従って、衛生面を考慮すると、他の客が接触した可能性のあるコインや遊技機の構成部材への接触を回避するため、遊技用手袋1Aは、親指を覆う第1指部6、人差し指を覆う第2指部7、中指を覆う第3指部8を備えるようにしている。
他方、パチスロ等の遊技機の種類によっては、遊技演出用及び又はコインの排出(すなわち、現金を使ってコインを貸与する処理)などのために、タッチセンサーを備えるものがある。一般的に、タッチセンサーは、静電容量型センサーが多く使用されている。そのため、遊技開始時又は遊技中に遊技者は、手をタッチセンサーにかざすことが一般的になされている。このとき、5本の指が手袋で覆われている場合、正しくタッチセンサーで感知できないこともある。そこで、第2の実施形態では、タッチセンサーの感知を可能とするため、遊技にさほど使用されない薬指及び小指を露出する指開口部12を設けるようにしている。
また、指開口部12は、薬指と小指の基節骨91の下端部付近に設けられている。これにより、薬指と小指の伸縮の自由度が向上すると共に、長時間使用したときでも通気性が良好となるというメリットもある。
図8は、第2の実施形態に係る遊技用手袋1Aの緩衝部材20Aの構成を示す構成図である。
図8(A)では、緩衝部材20Aの全体の外形が、丸みを帯びた略長方形の形状である場合を例示している。なお、緩衝部材20Aの全体の外形は、第1の実施形態と同様に、略三角形の形状としてもよい。
第1の実施形態では、緩衝部材20が、1部材の緩衝材25で形成されている場合を例示した。これに対して、第2の実施形態の緩衝部材20Aは、複数に分割されて形成されている。例えば、図8(A)では、緩衝部材20Aのうち、上方に位置する第1の緩衝部材(以下では、「第1の分割緩衝部材」とも呼ぶ。)40と、下方に位置する第2の緩衝部材(以下では、「第2の分割緩衝部材」とも呼ぶ。)41とを有する場合を例示する。なお、緩衝部材20Aは、3個以上に分割されたものであってもよい。
緩衝部材20Aは、小指側の掌側面部において、小指の中手骨92に沿って、小指の基節骨91と中手骨92との間の第1の関節(中手指節関節)93に対応する第1の位置931と、小指の中手骨92と有鈎骨95との間の第2の関節(手根中手関節)94であって、手の甲側の関節位置に対応する第2の位置941と、第2の関節(手根中手関節)94であって、手首側の関節位置に対応する第3の位置942とを含む範囲に延在する。
より具体的には、略長方形状の緩衝部材20Aにおいて、第1の関節93に対応する第1の位置931が、第1の緩衝部材40の第1頂点206の付近となり、第2の関節94であって、手の甲側の関節位置に対応する第2の位置941が、第2の緩衝部材41の第2頂点207の付近となり、第2の関節94であって、手首側の関節位置に対応する第3の位置942が、第2の緩衝部材41の第4頂点209の付近となるようにする。
また、緩衝部材20Aにおいて、第1の緩衝部材40の第1頂点206と、第2の緩衝部材41の第2頂点207とを含む第1辺部210は、小指の中手骨92の骨に沿って、中手骨92を覆うように配置される。
さらに、緩衝部材20Aにおいて、第1の緩衝部材40の第3頂点208と、第2の緩衝部材41の第4頂点209とを含む第2辺部211は、小指側の掌側面部に沿って湾曲して曲線状に形成される。例えば、図6の掌部2から見たとき、掌側面部の稜線に沿って、緩衝部材20Aの第2辺部211が配置される。
図8(B)に示すように、第1の緩衝部材40及び第2の緩衝部材41はそれぞれ、裏生地23と表生地21と間に、それぞれ対応する位置に緩衝材25を挟んで縫合し、さらに、第1の緩衝部材40と第2の緩衝部材41との間の境界部43を縫合して形成されている。
緩衝部材20Aは、第1の緩衝部材40と第2の緩衝部材41とを分割して形成されているので、その境界部43を起点として緩衝部材20A全体が曲がりやすくなる。すなわち、遊技用手袋1Aを着用している遊技者が手を握りやすくなる。
第1の緩衝部材40に設ける緩衝材25と、第2の緩衝部材41に設ける緩衝材25とは、それぞれ同じ素材、同じ厚さの緩衝材としてよい。又は、別の素材の緩衝材でもよい。更には、それぞれ同じ素材又はそれぞれ異なる素材で、それぞれ異なる厚さの緩衝材であってもよい。
例えば、それぞれ異なる緩衝材25とする場合、小指の基節骨91と中手骨92との間の第1の関節93は、皮膚や筋肉が少ないので、衝撃により手が受けるダメージ(負担)が大きくなる可能性がある。従って、第1の緩衝部材40には、比較的硬度の高い緩衝材25、若しくは、厚みのある緩衝材25を用いるようにし、他方、第2の緩衝部材41には、第1の緩衝部材40の緩衝材25よりも、比較的硬度の低い緩衝材25、若しくは、厚さが薄い緩衝材25を用いるようにしてもよい。このように、遊技者の手に受ける負担や衝撃力の強さを考慮し、第1の緩衝部材40には、比較的強い衝撃を吸収可能な緩衝材25を用いて、第2の緩衝部材41には、比較的弱い衝撃を吸収可能な緩衝材25を用いるようにしてもよい。
図6において、掌部2の中央部から、わずかに小指側に寄った箇所には、小指及び又は薬指の指先が、掌部2に接触する衝撃を吸収する指先緩衝部材30が形成されている。
長時間に亘って遊技をする遊技者は手を握った状態で遊技を継続して行なうので、小指及び又は薬指の指先と掌との接触箇所にマメ(胼胝)ができてしまうこともある。特に、第2の実施形態のように、小指と薬指とが露出したような手袋を着用しても同様である。したがって、遊技用手袋1Aの掌部2で、小指及び又は薬指の指先が接触する箇所に、指先緩衝部材30を設けることにより、マメが生じにくくなる。
指先緩衝部材30は、丸みを帯びた逆三角形の形状をしている。指先緩衝部材30は、掌部2の中央部から手首部5に向けて、略四角形の第1の指先緩衝部材32、略四角形の第2の指先緩衝部材33、略逆三角形の第3の指先緩衝部材34を順番に有する。
指先緩衝部材30において、第1の指先緩衝部材32、第2の指先緩衝部材33、及び、第3の指先緩衝部材34はそれぞれ、表生地31と裏生地(図示しない)との間に緩衝材を挟んで縫合することで形成される。したがって、緩衝材の厚さに応じて、厚みのある指先緩衝部材30が形成される。
表生地31は、小指及び又は薬指の指先との接触感を良好にするため、例えば、ナイロンやポリエステル等の合成樹脂生地の表面に、ポリウレタン等の樹脂層をコーティングした合成皮革、人工皮革等を用いることができる。
指先緩衝部材30に設ける緩衝材は、緩衝部材20又は緩衝部材20Aと同様の素材を用いることができる。緩衝材の厚さも、数mm程度(例えば、おおよそ2mm~6mm程度)のものを使用することができる。
なお、図6では、指先緩衝部材30の全体の外形が、略三角形状である場合を例示したが、これに限らず、略長方形、略台形等、略楕円形、略円形などであってもよい。また、図6では、3個に分割された指先緩衝部材30を例示したが、これに限らず、1個、2個、又は4個以上の部材に分割されて形成されたものであってもよい。
図6の遊技用手袋1Aにおいて、親指を覆う第1指部6、人差し指を覆う第2指部7、中指を覆う第3指部8の先端表面には、指パッド61、71、81が形成されている。つまり、遊技者の手の指先(親指、人差し指、中指の指先の腹)に対応する位置に、指パッド61、71、81を縫合して形成されている。
遊技者は、コイン挿入やストップボタンの押下など指先を頻繁に使うので、各指の指先部分の生地が劣化してしまう。そのため、指先の生地を補強するため、指パッド61、71、81を設けるようにしている。
また、遊技者がコインを挿入するときにすべってしまい上手く扱えないこともある。そうすると、テンポよく遊技できず、快適な遊技を行なえないこともある。したがって、コインを扱いやすくするため、指パッド61、71、81を設けている。
指パッド61、71、81の素材は、手袋本体4の素材と同じものであってもよいし、コインをつかむときにすべり止め機能を有する素材であってもよい。例えば、綿等の繊維、ポリウレタンやポリスチレン等の合成樹脂繊維、ゴム材等としてもよい。
指パッド61、71、81の形状は、略四角形の場合を例示するが、これに限定されず、略円形、略楕円形状、略台形等であってもよい。
(B-2)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
第2の実施形態によれば、小指側の掌側面部に設ける緩衝部材20Aを、複数の部材(第1の緩衝部材40、第2の緩衝部材41)に分割して形成することにより、境界部43を起点として緩衝部材20A全体が曲がりやすくなるので、衝撃を有効に吸収できると共に、握りやすくなり遊技用手袋1Aの装着感を向上させることができる。
また、第2の実施形態によれば、小指と薬指を挿入する指開口部12を備えることにより、通気性を良好にでき、遊技演出用などのタッチセンサーによる感知を可能とすることができる。
さらに、掌部2の略中央部であって、手を握ったときに小指及び又は薬指の指先が接触する箇所に指先緩衝部材30を設けることにより、手を握ったときの指先が掌に与える衝撃を吸収できる。
また、親指、人差し指、中指の各指部の上部に指パッド61、71、81を設けることにより、指先の生地を補強でき、コインの取り扱いをしやすくなる。
(C)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の実施形態も適用できる。
(C-1)上述した第1及び第2の実施形態において、遊技用手袋を形成する生地は、抗菌性、脱臭性、即乾性を有するものであってもよい。
(C-2)上述した第1の実施形態で説明した遊技用手袋の構成要素を、第2の実施形態の遊技用手袋に適用してもよいし、第2の実施形態の遊技用手袋の構成要素を、第1の実施形態の遊技用手袋に適用してもよい。
1及び1A…遊技用手袋、2…掌部、3…甲部、4…手袋本体、5…手首部、6…第1指部、7…第2指部、8…第3指部、9…第4指部、10…第5指部、11…指股部、12…指開口部、
20及び20A…緩衝部材、201…第1頂点、202…第2頂点、203…第3頂点、204…第1辺部、205…第2辺部、206…第1頂点、207…第2頂点、208…第3頂点、209…第4頂点、210…第1辺部、211…第2辺部、
21…表生地、22…補助部材、23…裏生地、25…緩衝材、30…指先緩衝部材、31…表生地、32…第1の指先緩衝部材、33…第2の指先緩衝部材、34…指先緩衝部材、40…第1の緩衝部材、41…第2の緩衝部材、50…面ファスナー、51…ループ部、52…フック部、61、71、81…指パッド、91…基節部、92…中手骨、93…第1の関節、94…第2の関節、95…有鈎骨。

Claims (6)

  1. 手袋本体と、前記手袋本体に複数の指のそれぞれを覆う複数の指部とを備える遊技用手袋であって、
    前記手袋本体の小指側の掌側面部において、小指の中手骨に対応する位置に沿って、小指の根本から手首部に掛けて延在する緩衝部材を備え、
    前記緩衝部材が、
    小指の基節骨と小指の中手骨との間の第1の関節と対応する第1の位置と、小指の中手骨と有鈎骨との間の第2の関節であって甲部側の関節位置と対応する第2の位置と、前記第2の関節であって手首側の関節位置と対応する第3の位置とを含み、
    前記第1の位置と前記第2の位置とを結ぶ第1辺部と、前記第1辺部と対向する第2辺部とを有する
    ことを特徴とする遊技用手袋。
  2. 前記緩衝部材の前記第1辺部が、前記手袋本体の甲部側において、小指の中手骨に沿って、当該中手骨を覆うように延在しており、
    前記第2辺部が、前記第1の位置と前記第3の位置とを含み、前記掌側面部の稜線に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の遊技用手袋。
  3. 前記緩衝部材が、前記第1の位置を含む第1の分割緩衝部材と、前記第2の位置と前記第3の位置とを含む第2の分割緩衝部材とを備え、前記第1の分割緩衝部材と前記第2の分割緩衝部材との間の境界部が縫合されて区分されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用手袋。
  4. 前記手袋本体における前記緩衝部材の下面に、衝撃を吸収する補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遊技用手袋。
  5. 前記手袋本体の掌部であって、手を握ったときに小指及び又は薬指の指先が当たる箇所に、指先を通じて加わる衝撃を吸収する指先緩衝部材を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の遊技用手袋。
  6. 少なくとも、親指、人差し指、中指の前記各指部の先端部に指パッドを有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の遊技用手袋。
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