JP2022038034A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体ギャザーの肌当たりを柔らかくし、立体ギャザーの防漏機能を低下させない。【解決手段】表面シート3の肌当接面側の両側部にそれぞれ着用者の肌側に向かって起立する左右対の立体ギャザーBSを形成するサイドシート7が、生理用ナプキン1の前後方向の全長に亘って配設されている。サイドシート7は、一方面のセルロース系繊維層10と他方面の合成繊維層11とを含み、立体ギャザーBSを形成する幅方向内方側部分が、合成繊維層11を内側にして幅方向に折り返された二重シート部分12を有している。二重シート部分12においては、折り返しによって対向している合成繊維層11間に接着剤が施されて接着剤層13が形成されている。接着剤層13は、立体ギャザーBSの起立方向に対して表面シート3側の基端部から所定の高さを有するとともに、生理用ナプキン1の前後方向に連続する面状に形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に係り、詳細には装着時に着用者の肌側に向かって起立する左右対の立体ギャザーを形成するサイドシートが、セルロース系繊維を含むシートからなる吸収性物品に関する。
従来より、吸収性物品を構成するシートのうち、装着時に着用者の肌面に接触するシートとして綿繊維(コットン)を素材としたものが提案されている。例えば、下記特許文献1では、吸収性物品のためのトップシートであって、コットン不織布と、熱可塑性樹脂繊維を構成繊維とするスパンボンド不織布とが積層されており、かつ、コットン不織布とスパンボンド不織布とが構成繊維同士の三次元的な交絡により一体化されたものが開示されている。下記特許文献1には、かかるトップシートを用いることにより、良好な肌触り性を達成することができるとともに、コットン不織布とスパンボンド不織布とが構成繊維同士の三次元的な交絡により一体化しているため、熱可塑性樹脂繊維を構成繊維とするスパンボンド不織布がコットン不織布を補強するように機能し、このため所要の強度を備えたトップシートとすることができるなどの効果が記載されている。
一方、側部からの漏れを効果的に防止するため、下記特許文献2には、左右両側縁部における表面層上には、それぞれ、一面が親水性であり且つ他面が疎水性又は非液吸収性のシート材から形成され、自由端部を有する防漏壁部が固着されており、上記防漏壁部は、上記シート材の上記一面を肌当接面側に向けて配して形成されている吸収性物品が開示されている。
実用新案登録第3218416号公報 特開2000-5232号公報
上記特許文献2記載の防漏壁部では、疎水性シートがその両側縁部において弾性部材を覆った親水性シートを更に覆っているため、防漏壁部の先端の柔軟性が低下するおそれがあった。
立体ギャザーを形成するシートとして綿繊維を用いた場合、柔らかい肌触りを実現できる利点を有するものの、綿繊維は保液性が高いため、綿繊維単層では、防漏材としての機能が低下する問題があった。
また、立体ギャザーを形成するシートとして綿繊維を用いた上で、この綿繊維と他の部材とを接着剤で接合した場合、綿繊維が吸水することによって、接着剤が剥がれやすくなるため、立体ギャザーの防漏機能が損なわれることがあった。
更に、立体ギャザーを形成するシートとして、上記特許文献1に記載のコットン不織布とスパンボンド不織布とを水流交絡により一体化したものを用いた場合、製造過程の前記水流交絡によってスパンボンド不織布がダメージを負い、シート自体の強度が低下するため、立体ギャザーが吸水したときに破れやすく、そこから漏れが生じるなどの問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、立体ギャザーの肌当たりを柔らかくし、立体ギャザーの防漏機能が低下することのない吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の態様として、表面シートの肌当接面側の両側部にそれぞれ着用者の肌側に向かって起立する左右対の立体ギャザーを形成するサイドシートが、吸収性物品の前後方向の全長に亘って配設され、
前記サイドシートは、一方面のセルロース系繊維層と他方面の合成繊維層とを含み、前記立体ギャザーを形成する幅方向内方側部分が、前記合成繊維層を内側にして幅方向に折り返された二重シート部分を有しており、
前記二重シート部分においては、折り返しによって対向している前記合成繊維層間に接着剤が施されて接着剤層が形成されており、
前記接着剤層は、前記立体ギャザーの起立方向に対して前記表面シート側の基端部から所定の高さを有するとともに、吸収性物品の前後方向に連続する面状に形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記第1の態様では、立体ギャザーを形成するシートとして、一方面がセルロース系繊維層からなり、他方面が合成繊維層からなるサイドシートが用いられ、このサイドシートの幅方向内方側部分を、前記合成繊維層を内側にして幅方向に折り返した二重シート部分によって立体ギャザーが形成されている。これにより、立体ギャザーの表面がセルロース系繊維層からなるため、装着時の肌当たりが柔らかくなる。
また、立体ギャザーを形成するための前記二重シート部分においては、折り返しによって対向している前記合成繊維層間に接着剤が施されて接着剤層が形成されており、この接着剤層が、前記立体ギャザーの起立方向に対して前記表面シート側の基端部から所定の高さを有するとともに、吸収性物品の前後方向に連続する面状に形成されているため、接着剤層が防漏壁となって立体ギャザーから外側に体液が浸み出るのを防止することができる。また、前記接着剤層は、前記合成繊維層同士を接合しているため、表面のセルロース系繊維層が吸水しても、疎水性の合成繊維層同士の接着に影響を与えず、接着剤が剥がれて立体ギャザーの防漏機能が低下するおそれがない。更に、前記セルロース系繊維層と合成繊維層との水流交絡によりシート自体の強度が低下した場合でも、前記二重シート部分に前記接着剤層が設けられているため、この接着剤層によって補強され、セルロース系繊維層が吸水したときでもサイドシートの破れなどがなく、防漏機能が低下するおそれがない。
第2の態様として、前記接着剤層は、前記立体ギャザーの先端部には設けられていない請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記第2の態様では、立体ギャザーの柔軟性を維持するため、硬化して柔軟性を低下させるおそれのある接着剤層を、立体ギャザーの先端部には設けないこととしている。
第3の態様として、前記接着剤層は、前記立体ギャザーの基端部から少なくとも6mmの高さで設けられている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第3の態様では、前記接着剤層が防漏壁として充分に機能できるようにするため、前記接着剤層の立体ギャザー基端部からの高さ寸法について具体的に規定している。
第4の態様として、前記サイドシートと表面シートとの間に接着剤が施されて第2接着剤層が形成されており、
前記接着剤層と第2接着剤層とが連続的に設けられている請求項1~3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第4の態様では、立体ギャザーの基端部から体液が浸み出るのをより確実に防止するため、サイドシートと表面シートとを前記第2接着剤層によって接合するとともに、この第2接着剤層が前記接着剤層と連続的に設けられるようにしている。
第5の態様として、前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部は、前記接着剤層によって対向する前記合成繊維層間が接合されるとともに、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が前記表面シートに対向するように幅方向外側に折り返されており、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が前記表面シートに接合されている請求項1~4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第5の態様では、前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部が、前記接着剤層によって対向する前記合成繊維層間が接合されるとともに、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が表面シートに対向するように幅方向外側に折り返され、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が表面シートに接合されているため、立体ギャザーの表面が基端部から先端部までの全体に亘ってセルロース系繊維層で構成され、立体ギャザーの肌当たりをより確実に柔らかくすることができる。
第6の態様として、前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部には前記接着剤層が設けられておらず、該折り返し端部の前記合成繊維層が前記表面シートに対向するように幅方向内側に折り返されており、
この幅方向内側に折り返された折り返し端部のうち、折り返し基端部から中間位置までの範囲と前記表面シートとの間に、前記接着剤層から連続して延びる第3接着剤層が形成され、これより先端側には接着剤層が設けられていない請求項1~4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第6の態様は、立体ギャザーの変形例であり、前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部には前記接着剤層が設けられておらず、該折り返し端部の前記合成繊維層が表面シートに対向するように幅方向内側に折り返されており、この幅方向内側に折り返された折り返し端部のうち、折り返し基端部から中間位置までの範囲が、前記表面シートに対し前記第3接着剤層によって接合され、これより先端側には接着剤層が設けられていない。これによって、幅方向内側に折り返された折り返し端部のうち表面シートに非接着の先端部がめくれ上がることで、疎水性の合成繊維層が幅方向内側に向けて配置された小さな起立壁が形成されるようになるため、この小さな起立壁によって少量の体液が塞き止められ、立体ギャザーに流れる体液の量を低減させることができる。このため、立体ギャザーの外側に体液が浸み出るのをより確実に抑えることができる。また、表面シートとの接合面が前記合成繊維層となるため、前記第3接着剤層による表面シートとの接合強度が増すとともに、セルロース系繊維層が吸水しても接合強度が低下して接着剤が剥がれるおそれがない。
第7の態様として、前記立体ギャザーの起立方向中間部の前記セルロース系繊維層側の面に、吸収性物品の前後方向に沿って延びる連続線状の圧搾部が設けられている請求項1~6いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第7の態様では、前記立体ギャザーの起立方向中間部の前記綿繊維層側の面に、吸収性物品の前後方向に沿って延びる連続線状の圧搾部を設けているため、前記圧搾部によってセルロース系繊維層を伝って立体ギャザーの基端部から先端部に向けて拡散する体液を塞き止めることができ、肌面に体液が付着しにくくなる。
第8の態様として、前記圧搾部は、前記接着剤層と重なる位置に設けられている請求項7記載の吸収性物品が提供される。
上記第8の態様では、前記圧搾部によって塞き止められた体液が立体ギャザーの外側に浸み出るのを防止するため、前記圧搾部を接着剤層と重なる位置に設けている。
以上詳説のとおり本発明によれば、立体ギャザーの肌当たりが柔らかくなり、立体ギャザーの防漏機能の低下が抑えられる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII-II線矢視図である。 図1のIII-III線矢視図である。 立体ギャザーBSの拡大断面図である。 変形例に係る立体ギャザーBSの拡大断面図である。 変形例に係る立体ギャザーBSの拡大断面図である。 圧搾部18の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
(生理用ナプキン1の基本構造)
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1~図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性の裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に前後方向のほぼ全長に亘って設けられたサイドシート7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その前後端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイドシート7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合されることにより、吸収体が介在しないフラップ部が形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5は設けなくてもよい。また、図示しないが、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシートを配設してもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記吸収体4が介在する本体部分の裏面シート2の非肌側面(外面)にはナプキン前後方向に沿って1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。前記裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
次いで、前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
前記表面シート3として、肌側のセルロース系繊維層と、非肌側の合成繊維層とを含む多層構造を成すシート材を用いてもよい。前記セルロース系繊維層は、特に、綿繊維100重量%からなるスパンレース不織布で構成するのが望ましい。前記合成繊維層は、非熱融着性の繊維、具体的にはセルロース系繊維を含まないのが好ましく、熱融着性繊維、具体的には合成繊維のみによって構成するのが好ましい。前記セルロース系繊維層と合成繊維層との接合は、接着剤などによるのではなく、互いの繊維を交絡させて接合するのが好ましい。このような繊維の交絡による接合法としては、高圧水流を噴射して繊維同士を絡み合わせる水流交絡法や、針の突き刺しにより機械的に繊維同士を絡み合わせる突き刺し法などがある。
前記裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえば綿状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
(サイドシート)
前記表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2及び図3の横断面図に示されるように、吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記表面シート3とは別のサイドシート7が、生理用ナプキン1の前後方向の全長に亘って配設されている。
前記サイドシート7は、図2及び図3に示されるように、幅方向中間部より外側部分を所定の内側位置から裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、これら前記サイドシート7と裏面シート2との積層シート部分により吸収体4の両側部に吸収体4が介在しないフラップ部が形成されている。このフラップ部は、ほぼ着用者の体液排出部Hに相当する吸収体側部位置に左右一対のウイング状フラップW、Wを形成するとともに、これより臀部側(後部側)位置にヒップホールド用フラップW、Wを形成している。これらウイング状フラップW、Wおよびヒップホールド用フラップW、Wの外面側にはそれぞれ粘着剤層(図示せず)が備えられ、ショーツに対する装着時に、前記ウイング状フラップW、Wを基端部の折返し線RL(図1参照。)位置にて反対側(裏面シート2側)に折り返し、ショーツのクロッチ部分に巻き付けて止着するとともに、前記ヒップホールド用フラップWをショーツの内面に止着するようになっている。
一方、前記サイドシート7の幅方向内方側部分はほぼ二重に折り返されるとともに、この二重シート内部の前後方向中間部に、両端または前後方向の適宜の位置が固定された1又は複数本の、図示例では1本の糸状弾性伸縮部材9が伸長状態で配設されている。この二重シート部分は前後端部では図3に示されるように、折り畳んで積層された状態で吸収体4側に接着されている。これによって、図2に示されるように、前後方向中間部の前記糸状弾性伸縮部材9の配置範囲が、前記糸状弾性伸縮部材9の収縮力により着用者の肌側に向かって起立する左右対の立体ギャザーBS、BSを形成している。
前記サイドシート7は、図4に示されるように、一方面のセルロース系繊維層10と、他方面の合成繊維層11とを含む多層構造を成している。前記サイドシート7は、前記セルロース系繊維層10と合成繊維層11とからなる2層構造とするのが望ましいが、その中間にセルロース系繊維や合成繊維などからなる中間層を設けてもよい。
前記セルロース系繊維層10は、親水性のセルロース系繊維を含有する不織布で構成されている。前記親水性のセルロース系繊維としては、コットン繊維(綿繊維)やパルプ繊維などの天然由来のものや、レーヨン繊維、アセテート繊維、リヨセル繊維などの人工セルロース系繊維が挙げられる。前記コットン繊維としては、木綿の原綿、精錬・漂白した綿繊維あるいは精錬・漂白後、染色を施した綿繊維、精錬・漂白した脱脂綿繊維、さらには糸もしくは布帛になったものを解繊した反毛等、あらゆるコットン繊維を使用できるが、特に綿繊維の表面に付着しているコットンワックスの天然油脂により、繊維の状態でも若干撥水性を備えた未脱脂綿を使用するのが好ましい。
前記セルロース系繊維層10は、特に、コットン繊維100重量%からなるスパンレース不織布で構成するのが望ましい。コットン繊維のみで構成することによって、柔らかい肌触りが得られ、長時間装着しても痒みやかぶれ等装着時の肌トラブルを生じ難くできる。また、スパンレース不織布は、接着剤を使用しない、柔軟性を有する等の利点を有する。
前記セルロース系繊維層10の目付としては、セルロース系繊維の柔軟性や風合いが発揮できるように、10~30g/m、好ましくは10~15g/mとするのがよい。不織布の目付は50mm×50mm(±2mm)の寸法の試料を切り取って重量を測定し、1m当たりの重さに換算して求めたものである。
前記サイドシート7の他面を形成する合成繊維層11は、有孔または無孔の不織布が用いられる。不織布の繊維素材としては、合成繊維が含有されている。たとえば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の熱可塑性の合成繊維の他、これら合成繊維に、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を含めることができる。前記不織布としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記合成繊維層11が合成繊維を含有する不織布からなることにより、液保持しにくく、体液の疎水性に優れ、立体ギャザーの防漏効果を高めることができる。
前記合成繊維層11は、非熱融着性の繊維、具体的には上述のセルロース系繊維を含まないのが好ましく、熱融着性繊維、具体的には合成繊維のみによって構成するのが好ましい。
前記合成繊維層11の目付としては、前記セルロース系繊維層10の目付より大きいのが好ましく、具体的には10~40g/m、好ましくは15~20g/mとするのがよい。合成繊維層11の目付をセルロース系繊維層10より大きくすることにより、立体ギャザーの表面の柔軟性を維持しながら体液の防漏効果を高めることができるようになる。
前記セルロース系繊維層10と合成繊維層11とは、所定の接合法によって接合するのが望ましい。仮に、各層10、11を接合しないで単に積層しただけの状態で設けた場合には、セルロース系繊維層10の強度が弱く、破れやすくなるので好ましくない。すなわち、セルロース系繊維層10を合成繊維層11と接合することにより、セルロース系繊維層10が合成繊維層11によって補強され、サイドシート7の破れが防止できる点で好ましい。また、サイドシートを同じ目付とした場合、セルロース系繊維層10のみで構成したときと比べて、セルロース系繊維層10と合成繊維層11との積層構造とすることにより、合成繊維に比べて高価なセルロース系繊維の使用量を低減できるため、サイドシート7のコストを抑えることができる点でも、セルロース系繊維層10と合成繊維層11とを接合した積層構造とするのが好ましい。
前記セルロース系繊維層10と合成繊維層11との接合は、接着剤などによるのではなく、互いの繊維を交絡させて接合するのが好ましい。これらの繊維を互いに交絡させて接合することにより、互いに交絡した繊維を通じてセルロース系繊維層10から合成繊維層11に体液が移行しやすくなる。このような繊維の交絡による接合法としては、高圧水流を噴射して繊維同士を絡み合わせる水流交絡法や、針の突き刺しにより機械的に繊維同士を絡み合わせる突き刺し法などがある。
前記サイドシート7には撥水剤が外添塗布される。前記撥水剤の塗布量は、綿繊維100重量部に対して、0.3重量部以上とされており、特に0.5~3.0重量部、好ましくは1.0~2.0重量部、より好ましくは1.2~1.7重量部とするのが望ましい(両面塗布の場合は両面の塗布量合計)。これは通常の表面材が綿繊維からなる吸収性物品の表面シートに塗布される撥水剤の塗布量が0.15重量部であるのと比べて格段に多くしている。このため、サイドシート7の保液性が大幅に低下し、立体ギャザー表面の液残りがなくなり、立体ギャザー表面のべたつき感が解消されるようになる。撥水剤の塗布量を0.3重量部以上とすることにより、十分な撥水効果が得られる。また、3.0重量部以下とすることにより、体液排出前の吸湿性が良く、肌面のさらさら感が維持できるとともに、体液排出直後に肌面に付着した体液を吸収できるようになり、べたつき感が感じられなくなる。
前記撥水剤としては、パラフィン系、シリコン系等の既知のもののうち、肌への刺激性の少ないものを適宜選択して使用することができるが、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸マグネシウム等の刺激性の少ない油脂を適宜選択して使用することがより好ましい。中でも、ステアリン酸アミド(オクタデカンアミド)が含有されたものを用いるのが特に好ましい。このステアリン酸アミドは、肌への刺激が特に少なく、痒みやかぶれなどの肌トラブルが特に生じ難いという利点があり、撥水剤の塗布量を多くした本生理用ナプキン1においては好適である。前記撥水剤は、前記ステアリン酸アミドの他に牛脂硬化油などの動物性油脂や植物性油脂が配合された複数の油脂からなるものとするのが好ましい。前記牛脂硬化油を配合することにより、撥水剤の塗布のバラツキが低減できるなどの利点がある。
前記撥水剤の塗布方法は、転写、噴霧、刷毛塗り、含浸、ディッピング等の既知の方法を適宜使用できる。シートの両面の吸水度に差異を持たせる場合には、転写による塗布方法を好ましく使用できる。
前記サイドシート7は、図4に示されるように、前記立体ギャザーBSを形成する幅方向内方側部分が、前記合成繊維層11を内側にして幅方向に折り返された二重シート部分12を形成している。これにより、二重シート部分12の外方側面には、前記セルロース系繊維層10が配置される。このため、生理用ナプキン1の装着時に立体ギャザーBSの肌当たりが柔らかくなる。この二重シート部分12の折り返し部(立体ギャザーBSの先端部)の内部に、前記糸状弾性伸縮部材9が、生理用ナプキン1の前後方向に沿って配設されている。
前記二重シート部分12においては、サイドシート7の折り返しによって対向している前記合成繊維層11、11間に接着剤が施されて接着剤層13が形成されている。 前記接着剤層13を構成する接着剤は、ホットメルト接着剤によることが望ましい。ホットメルト接着剤の種類については限定はないが、特にSBS(スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体)系ホットメルト接着剤が望ましい。
前記接着剤層13は、立体ギャザーBSの起立方向に対して、表面シート3側の基端部から所定の高さL1を有するとともに、生理用ナプキン1の前後方向に連続する面状に形成されている。接着剤を隙間なく連続する面状に塗布するには、前記接着剤の塗工方法として、スロットコーター等によるべた塗りが望ましい。前記接着剤の塗布量は、15g/m~50g/mであることが好ましい。
前記接着剤層13を立体ギャザーBSの基端部から所定の高さで連続する面状に形成することによって、前記接着剤層13が防漏壁となって立体ギャザーBSから外側に体液が浸み出るのが防止できる。また、この接着剤層13は、合成繊維層11、11同士を接合しているため、表面のセルロース系繊維層10が吸水しても、疎水性の合成繊維層11、11同士の接着に影響を与えず、接着剤が剥がれて立体ギャザーBSの防漏機能が低下するおそれがない。
図4に示されるように、前記接着剤層13が設けられる立体ギャザーBSの基端部からの高さL1は、少なくとも6mmの高さを有するのが好ましい。基端部からの高さ寸法を6mm以上とすることにより、接着剤層13が防漏壁として確実に機能するようになる。立体ギャザーBSの基端部とは、サイドシート7が表面シート3の肌当接面から肌側に起立する端部のことであり、前記高さL1は、図4に示される横断面図において、この立体ギャザーBSの基端部から立体ギャザーBSが起立する方向に沿った長さのことである。
前記接着剤層13は、立体ギャザーBSの先端部には設けられていない。つまり、図4に示されるように、立体ギャザーBSの起立方向に対して、先端部から所定の長さL2には前記接着剤層13が設けられておらず、合成繊維層11、11同士が互いに接合されずに単に積層された状態となっている。この長さL2としては、少なくとも3mm確保するのが好ましい。立体ギャザーBSの先端部に接着剤層13を設けないことにより、接着剤層13の硬化により立体ギャザー先端部の柔軟性が低下するのが防止できる。
図4に示される形態例について更に詳しく説明すると、前記二重シート部分12を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部14は、前記接着剤層13によって対向する合成繊維層11、11間が接合されるとともに、該折り返し端部14のセルロース系繊維層10が表面シート3に対向するように幅方向外側に折り返され、この折り返し端部14のセルロース系繊維層10が第2接着剤層15によって表面シート3に接合されている。本形態例では、接着剤層13が二重シート部分12の折り返し端部14まで設けられているため、接着剤層13が立体ギャザーBSの基端部まで確実に配置され、接着剤層13による防漏機能がより確実に発揮される。また、前記折り返し端部14を含めたサイドシート7と表面シート3との間には、前記第2接着剤層15が設けられているため、サイドシート7と表面シート3との間の隙間を伝って体液が外側に浸み出るのも防止できるようになっている。
上述したように、前記サイドシート7と表面シート3との間には接着剤が施されて第2接着剤層15が形成されている。この第2接着剤層15は、前記接着剤層13と連続的に設けられるようにするのがよい。すなわち、図4に示される形態例では、対向する合成繊維層11、11間を接合する接着剤層13が、サイドシート7の折り返し端部14まで設けられ、この接着剤層13の基端側の端縁が、前記サイドシート7と表面シート3とを接合する第2接着剤層15にほぼ接続して設けられている。図面上は、前記接着剤層13と第2接着剤層15とが離隔して図示されているが、実際には、互いの接着剤の浸み出しなどにより、前記接着剤層13と第2接着剤層15とは折り返し端部14の端縁において隙間なく連続して配設されるようになる。このため、表面シート3とサイドシート7との間の隙間を伝って体液が外側に浸み出るのが防止できる。
前記立体ギャザーBSを形成するためにサイドシート7を折り返す他の形態例として、図5に示されるように、二重シート部分12を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部14には、前記接着剤層13が設けられておらず、該折り返し端部14の合成繊維層11が表面シート3に対向するように幅方向内側に折り返されており、この幅方向内側に折り返された折り返し端部14のうち、折り返し基端部から中間位置までの範囲と表面シート3との間に、前記接着剤層13から連続して延びる第3接着剤層16が形成され、これより先端側には接着剤層が設けられないようにしたものが挙げられる。これにより、幅方向内側に折り返された折り返し端部14のうち表面シート3に非接着の先端部がめくれ上がることで、疎水性の合成繊維層11を幅方向内側に向けた小さな起立壁17が形成されるため、この小さな起立壁17によって少量の体液が塞き止められ、立体ギャザーBSに流れる体液の量を低減させることができる。このため、立体ギャザーBSの外側に体液が浸み出るのをより確実に抑えることができるようになる。また、表面シート3との接合面が合成繊維層11となるため、第3接着剤層16による表面シート3との接合強度が増すとともに、セルロース系繊維層10が吸水しても接合強度が低下して接着剤が剥がれるおそれがない。なお、前記第3接着剤層16と第2接着剤層15とは、連続して配置されるのが好ましく、これらの境界は必ずしも明確である必要はない。
他の変形例として、図6に示されるように、立体ギャザーBSの起立方向中間部のセルロース系繊維層10側の面に、生理用ナプキン1の前後方向に沿って延びる連続線状の圧搾部18を設けてもよい。前記圧搾部18を設けることにより、セルロース系繊維層10を伝って立体ギャザーBSの基端部から先端部に向けて拡散する体液を、前記圧搾部18によって塞き止めることができ、肌面に体液が付着するのが防止できるとともに、立体ギャザーBSの外側に体液が浸み出るのが防止できる。前記圧搾部18は、サイドシート7の二重シート部分12のうち、少なくとも幅方向内側のセルロース系繊維層10の面にセルロース系繊維層10及び合成繊維層11を一体的に窪ませて設けられており、好ましくは図示例のように幅方向内側及び幅方向外側の両方のセルロース系繊維層10の面にそれぞれ設けられるようにするのがよい。
前記圧搾部18は、立体ギャザーBSの起立方向の中央部より基端側に設けるのが好ましい。これにより、肌面への体液の付着がより確実に防止できるようになる。
また、前記圧搾部18は、前記接着剤層13と重なる位置に設けるのがよい。これにより、前記圧搾部18によって塞き止められた体液が、立体ギャザーBSの外側に浸み出るのがより確実に防止できるようになる。
前記圧搾部18の平面パターンは任意であるが、図7に示されるように、(A)直線、(B)折れ線(ジグザグ線)、(C)波線、(D)2本の波線を同軸上に逆位相で配置してなる線、(E)周期的に線幅を変化させた線、のいずれかとすることができる。これらのうち、(E)周期的に線幅を変化させた線からなる圧搾部18は、線幅によって高剛性部と低剛性部ができることで、ギャザーの襞が形成しやすくなるため、特に好ましい。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、糸状弾性伸縮部材9を立体ギャザーBSの先端部に1本配置していたが、立体ギャザーBSの起立方向に間隔をあけて複数の糸状弾性伸縮部材9…を配置してもよい。また、糸状弾性伸縮部材9に代えて、帯状の弾性伸縮シートを配置してもよい。
(2)上記形態例では、立体ギャザーBSの断面形状は、起立方向に屈折部のない直線形としていたが、起立方向の中間部に1箇所以上の屈折部を有するZ形、Σ形などで形成してもよい。
1…生理用ナプキン、2…裏面シート、3…表面シート、4…吸収体、5…被包シート、7…サイドシート、9…糸状弾性伸縮部材、10…セルロース系繊維層、11…合成繊維層、12…二重シート部分、13…接着剤層、14…折り返し端部、15…第2接着剤層、16…第3接着剤層、17…起立壁、18…圧搾部

Claims (8)

  1. 表面シートの肌当接面側の両側部にそれぞれ着用者の肌側に向かって起立する左右対の立体ギャザーを形成するサイドシートが、吸収性物品の前後方向の全長に亘って配設され、
    前記サイドシートは、一方面のセルロース系繊維層と他方面の合成繊維層とを含み、前記立体ギャザーを形成する幅方向内方側部分が、前記合成繊維層を内側にして幅方向に折り返された二重シート部分を有しており、
    前記二重シート部分においては、折り返しによって対向している前記合成繊維層間に接着剤が施されて接着剤層が形成されており、
    前記接着剤層は、前記立体ギャザーの起立方向に対して前記表面シート側の基端部から所定の高さを有するとともに、吸収性物品の前後方向に連続する面状に形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記接着剤層は、前記立体ギャザーの先端部には設けられていない請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記接着剤層は、前記立体ギャザーの基端部から少なくとも6mmの高さで設けられている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記サイドシートと表面シートとの間に接着剤が施されて第2接着剤層が形成されており、
    前記接着剤層と第2接着剤層とが連続的に設けられている請求項1~3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部は、前記接着剤層によって対向する前記合成繊維層間が接合されるとともに、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が前記表面シートに対向するように幅方向外側に折り返されており、該折り返し端部の前記セルロース系繊維層が前記表面シートに接合されている請求項1~4いずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記二重シート部分を形成するために折り返された折り返し部分の折り返し端部には前記接着剤層が設けられておらず、該折り返し端部の前記合成繊維層が前記表面シートに対向するように幅方向内側に折り返されており、
    この幅方向内側に折り返された折り返し端部のうち、折り返し基端部から中間位置までの範囲と前記表面シートとの間に、前記接着剤層から連続して延びる第3接着剤層が形成され、これより先端側には接着剤層が設けられていない請求項1~4いずれかに記載の吸収性物品。
  7. 前記立体ギャザーの起立方向中間部の前記セルロース系繊維層側の面に、吸収性物品の前後方向に沿って延びる連続線状の圧搾部が設けられている請求項1~6いずれかに記載の吸収性物品。
  8. 前記圧搾部は、前記接着剤層と重なる位置に設けられている請求項7記載の吸収性物品。
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