JP2022036818A - 画像形成装置及び画像位置調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より高精度に色合わせ制御を行うことができる画像形成装置を提供することである。【解決手段】実施形態の画像形成装置は、画像形成部と、センサと、制御部とを持つ。画像形成部は、複数の直線で構成されるパターンを像担持体上に形成する。センサは、前記像担持体上に形成された前記パターンを構成する前記複数の直線を検知する。制御部は、前記センサによって検知された前記複数の直線のうち第1の直線と第2の直線との間における第1の値と、前記複数の直線のうち前記第2の直線と第3の直線との間における第2の値との加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて前記パターンから得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置及び画像位置調整方法に関する。
画像形成装置では、転写ベルト上に形成された角度の異なる直線で構成される検出パターンをセンサにより読み取ることによって、カラー色合わせの制御が行われていた。
しかしながら、このような方法では、色合わせの制御で使用する補正値に大きなずれがある場合、色合わせ制御の精度が低下してしまう場合があった。
特開2003-107842号公報
本発明が解決しようとする課題は、より高精度に色合わせ制御を行うことができる画像形成装置を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、画像形成部と、センサと、制御部とを持つ。画像形成部は、複数の直線で構成されるパターンを像担持体上に形成する。センサは、前記像担持体上に形成された前記パターンを構成する前記複数の直線を検知する。制御部は、前記センサによって検知された前記複数の直線のうち第1の直線と第2の直線との間における第1の値と、前記複数の直線のうち前記第2の直線と第3の直線との間における第2の値との加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて前記パターンから得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。
実施形態の画像形成装置の全体構成例を示す外観図。 実施形態における補正パターンの一例を示す図。 色ずれが生じていない場合の実施形態における転写ベルト上に形成される色毎の補正パターンの一例を示す図。 色ずれが生じている場合の実施形態における転写ベルト上に形成される色毎の補正パターンの一例を示す図。 実施形態における位置ずれが生じた補正パターンを説明するための図。 実施形態における位置ずれが生じた補正パターンを説明するための図。 実施形態の画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図。 実施形態における画像形成装置が行う処理の流れを示すフローチャート。 他の補正パターンの一例を示す図。
以下、実施形態の画像形成装置及び画像位置調整方法を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像形成装置1の全体構成例を示す外観図である。実施形態の画像形成装置1は、複合機(MFP;Multi Function Peripheral)である。画像形成装置1は、画像形成処理及び画像定着処理による印刷を実行する。画像形成処理は、シート上に画像を形成する処理である。画像定着処理は、シート上に形成された画像を定着する処理である。シートは、例えば文字や画像などが形成される紙などである。シートは、画像形成装置1が画像形成できる物であればどのような物であってもよい。
画像形成装置1は、画像読取部10、コントロールパネル20、画像形成部30、シート収容部40、定着器50、搬送ローラ611,612、排紙ローラ621,622及び制御装置70を備える。
画像読取部10は、原稿上の読み取り対象の画像を光の明暗として読み取る。例えば、画像読取部10は、原稿読み取り台にセットされた読み取り対象の原稿に印刷されている画像を読み取る。画像読取部10は、読み取った画像情報を記録する。記録された画像情報は、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信されてもよい。記録された画像情報は、画像形成部30によってシート上に画像形成されてもよい。
コントロールパネル20は、表示部および操作部を備える。表示部は、液晶ディスプレイおよび有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。表示部は、制御装置70の制御に応じて、画像形成装置1に関する種々の情報を表示する。操作部は、複数のボタンなどを備える。操作部は、ユーザの操作を受け付ける。例えば、操作部は、画像位置調整を実行する旨の指示を受け付ける。操作部は、ユーザによって行われた操作に応じた信号を制御装置70に出力する。なお、表示部と操作部とは一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
画像形成部30は、画像形成処理を実行する。具体的には、画像形成部30は、画像読取部10によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づく画像をシート上に形成する。例えば、画像形成部30は、トナーによりシート上にトナー像を形成する。本実施形態における画像形成部30は、複数色の色合わせ制御を行うために、転写ベルト31(像担持体)上に色毎の補正パターンを形成する。ここで、色合わせ制御とは、転写ベルト31上に色毎の補正パターンを形成して、色毎の位置ずれや倍率を補正する制御である。画像形成部30は、補正パターンをシート(像担持体)上に形成してもよいし、感光体ドラム(像担持体)上に形成してもよい。補正パターンは、複数の直線(例えば、3本の直線)で構成される。より具体的には、補正パターンは、第1の直線と第3の直線が同じ角度であり、第2の直線の角度が第1の直線及び第3の直線の角度とは異なる。さらに、補正パターンは、第2の直線の中心点がパターンの点対称となるように配置されたパターンである。
画像形成部30は、転写ベルト31、露光部32、複数の現像器33(現像器331、332、333及び334)、複数の感光体ドラム34(感光体ドラム341、342、343及び344)、転写部35、複数の1次転写ローラ36(36-1~36-4)及び複数のセンサ37を備える。
転写ベルト31は、無端状の中間転写体である。転写ベルト31は、ローラの回転により矢印で示す方向(反時計回り)に回転する。
露光部32は、現像器33と帯電器(不図示)の間の感光体ドラム34に対向する位置に設けられる。露光部32は、各感光体ドラム341、342、343及び344の表面(感光体層)に対して、画像情報に基づいたレーザ光を照射する。感光体ドラムに対してレーザ光が走査する方向が主走査方向であり、その主走査方向と直交する方向が副走査方向である。例えば、本実施形態において、主走査方向は感光体ドラムの軸方向と一致し、副走査方向は転写ベルトの回転方向と一致する。
レーザ光の照射により、各感光体ドラム341、342、343及び344の表面(感光体層)上の電荷が消失する。この結果、感光体ドラム341、342、343及び344の表面には、レーザ光が照射された位置に静電気のパターンが形成される。すなわち、露光部32によるレーザ光の照射によって、感光体ドラム341、342、343及び344の表面には、静電潜像が形成される。なお、露光部32は、レーザ光の代わりに、LED(Light Emitting Diode)光を用いてもよい。露光部32は、制御装置70の制御によって、画像情報に基づいて発光制御される。
現像器331、332、333及び334は、トナーを感光体ドラム341、342、343及び344に供給する。例えば、現像器331は、感光体ドラム341の表面上の静電潜像をイエロー(Y)により現像する。また、現像器332は、感光体ドラム342の表面上の静電潜像をマゼンタ(M)により現像する。また、現像器333は、感光体ドラム343の表面上の静電潜像をシアン(C)により現像する。また、現像器334は、感光体ドラム344の表面上の静電潜像をブラック(K)のトナーにより現像する。
現像器331、332、333及び334は、感光体ドラム341、342、343及び344上に可視像としてのトナー像を形成する。感光体ドラム341、342、343及び344上に形成されたトナー像は、1次転写ローラ36-1~36-4により転写ベルト31上に転写(1次転写)される。1次転写ローラ36-1は、転写ベルト31を挟んで感光体ドラム341に対向する位置に設けられる。1次転写ローラ36-2は、転写ベルト31を挟んで感光体ドラム342に対向する位置に設けられる。1次転写ローラ36-3は、転写ベルト31を挟んで感光体ドラム343に対向する位置に設けられる。1次転写ローラ36-4は、転写ベルト31を挟んで感光体ドラム344に対向する位置に設けられる。
転写部35は、支持ローラ35a及び2次転写ローラ35bを有する。転写部35は、転写ベルト31上のトナー像を2次転写位置Uにおいてシート41に転写する。2次転写位置Uは、支持ローラ35a及び2次転写ローラ35bが転写ベルト31を挟んで対向する位置である。転写部35は、転写電流によって制御する転写バイアスを転写ベルト31に与える。転写部35は、転写バイアスにより転写ベルト31上のトナー像をシート41に転写する。転写電流は、制御装置70により制御される。
センサ37は、転写ベルト31上に形成された補正パターンを色(Y、M、C、K)毎に検知する。センサ37は、主走査方向に2か所(フロントの位置と、リアの位置)又は3か所(フロントの位置と、リアの位置と、フロントとリアの中間位置のセンタ)に設けられる。センサ37は、補正パターンの検知結果を制御装置70に送信する。
シート収容部40は、単数又は複数の給紙カセットを備える。給紙カセットは、所定のサイズ及び所定の種類のシート41を収納する。給紙カセットは、ピックアップローラを備える。ピックアップローラは、給紙カセットからシート41を1枚ずつ取り出す。ピックアップローラは、取り出したシート41を搬送部80へ供給する。
定着器50は、画像定着処理を実行する。具体的には、定着器50は、シート41に対して加熱及び加圧を行うことによって、シート41上に形成された画像(例えば、トナー像)をシート41上に定着させる。定着器50は、加熱源51、ヒートローラ52、及び加圧ローラ53を備える。加熱源51は、ハロゲンランプを有するヒータランプまたは誘導加熱(IH)方式のヒーターなどである。加熱源51は、制御装置70からの通電の有無に応じて、点灯又は消灯する。ヒートローラ52は、加熱源51に通電されて発する熱で温められる。ヒートローラ52は、シート41に対して熱を与える。加圧ローラ53は、ヒートローラ52と対向して設置される。加圧ローラ53は、シート41をヒートローラ52に押圧する。
搬送ローラ611及び612は、給紙カセットから給紙されたシート41を画像形成部30へ供給する。搬送ローラ611及び612は、対向する位置に設置される。
排紙ローラ621及び622は、定着器50によって画像が形成されたシート41を排出部に排紙する。排紙ローラ621及び622は、対向する位置に設置される。
制御装置70は、画像形成装置1の各機能部を制御する。
搬送部80は、シート41を搬送する。搬送部80は、搬送路と、不図示の複数のローラを備える。搬送路は、シート41が搬送される経路である。ローラは、制御装置70の制御に応じて回転することによってシート41を搬送する。
図2は、実施形態における補正パターン100の一例を示す図である。
図2に示すように、補正パターン100は、第1の直線101、第2の直線102及び第3の直線103で構成される。図2に示す補正パターン100では、第1の直線101と第3の直線103とが主走査方向に対して平行である。補正パターン100を構成する第2の直線102は、第1の直線101と第3の直線103とは異なる角度の直線である。さらに、第2の直線102の中心点104が3本の直線の配置が点対称となるように配置されている。第1の直線101から第2の直線102までの距離L1と、第2の直線102から第3の直線までの距離L2とは同じ値である。
ここで、距離L1は、検知ライン110上における第1の直線101の中心線111の位置から第2の直線102の中心線112の位置までの距離である。距離L2は、検知ライン110上における第2の直線102の中心線112の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの距離である。この場合、検知ライン110上における第1の直線101の中心線111の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの距離は、距離L1と距離L2の和となる。以下、距離L1と距離L2の和を加算値Wとする。第1の直線101の主走査方向の長さは、およそ5mm~20mmである。
検知ライン110は、センサ37が転写ベルト31上に形成された補正パターンを検知する範囲を表す。図2に示す補正パターン100が形成されている場合、センサ37は3か所で直線を検知する。図2では、補正パターンを1色分だけ示したが、転写ベルト31又はシートには各色に対応する補正パターン100が形成される。
図3は、色ずれが生じていない場合の実施形態における転写ベルト31上に形成される色毎の補正パターン100の一例を示す図である。図4は、色ずれが生じている場合の実施形態における転写ベルト31上に形成される色毎の補正パターン100の一例を示す図である。
図3及び図4において、センサ37-1は、フロント位置において補正パターン100を検知するセンサである。センサ37-2は、センタ位置において補正パターン100を検知するセンサである。センサ37-3は、リア位置において補正パターン100を検知するセンサである。図3及び図4に示すように、画像形成部30は、各色の補正パターン100を1セットとし、Nセット分の補正パターン100を転写ベルト31上に形成する。なお、Nは、2以上の整数である。画像形成装置1が、補正パターン100をNセット分形成するのは、補正パターン100が機構的な変動などにより計測値がばらつくことがあるためである。そして、画像形成装置1では、各色においてそれぞれ計測値の平均値を算出し、算出した平均値を色合わせ制御の補正量として算出する。図4では、図3と比べてK色、C色及びM色にずれが生じている。
図5及び図6は、実施形態における位置ずれが生じた補正パターン100を説明するための図である。図5では、補正パターン100の中心点(例えば、第2の直線102の中心点104)が検知ライン110上からずれた場所(例えば、ライン120上)に位置している。センサ37では、検知ライン110上で直線を検知するため、距離L1と距離L2との関係はL1<L2となる。一方で、図5の状態における距離L1と距離L2との加算値は、図2に示す補正パターン100で得られる距離の加算値Wと同じである。
それに対して、図6では、符号120で示す位置において転写ベルト31の挙動変動が発生した状態を示している。この場合、センサ37では、検知ライン110上で直線を検知するため、距離L1と距離L2との関係はL1<L2となる。そして、図6の状態における距離L1と距離L2との加算値は、図2に示す補正パターン100で得られる加算値Wよりも小さい値となる。これは、符号120で示す位置において転写ベルト31の挙動変動が発生したことにより、図2に示す補正パターン100と異なる補正パターン100になったためである。このような現象は、転写ベルト31の挙動変動に限らず、転写ベルト31の回転速度、転写ベルト31表面の凹凸などにより生じうる。そして、図2に示す補正パターン100と異なる補正パターン100が形成されると、得られる計測値も誤ったものとなる。画像形成装置1が、この誤った計測値を用いた場合には、色合わせ制御の精度が低下してしまう。
そこで、画像形成装置1では、加算値Wが、閾値として定められる範囲外である場合に、加算値Wが範囲外となった補正パターン100から得られる計測値を除外する。すなわち、画像形成装置1は、加算値Wが範囲外となった補正パターン100から得られる計測値を、色合わせ制御の補正値算出に用いない。ここで、閾値は、加算値Wの±αの範囲である。αは、例えば100ミクロンである。
図7は、実施形態の画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、図7では、本実施形態における画像形成装置1の特徴的なハードウェア構成のみ示している。
画像形成装置1は、画像読取部10、コントロールパネル20、画像形成部30、センサ37、シート収容部40、定着器50、制御装置70、補助記憶装置120及びネットワークインタフェース130を備える。各機能部は、システムバス2を介してデータ通信可能に接続されている。
画像読取部10、コントロールパネル20、画像形成部30、センサ37、シート収容部40及び定着器50については、上記で説明したため説明を省略する。以下、制御装置70、補助記憶装置120及びネットワークインタフェース130について説明する。
制御装置70は、制御部71、ROM(Read Only Memory)72、及びRAM(Random Access Memory)73を備える。制御部71は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサである。制御部71は、画像形成装置1の各機能部の動作を制御する。制御部71は、ROM72に記憶されたプログラムをRAM73に展開して実行することによって各種の処理を実行する。なお、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が、制御部71が実現する適宜の機能を担ってもよい。ASICは、特定の機能を実現するための専用の回路である。
次に、制御部71の具体的な動作について説明する。
制御部71は、センサ37によって検知された第1の直線101と第2の直線102との間の距離L1と、第2の直線102と第3の直線103との間の距離L2との加算値を算出する。制御部71は、算出した加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて補正パターン100から得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。制御部71は、加算値が、閾値として定められる範囲外の場合、加算値が範囲外となった補正パターン100から得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いないと決定する。
ROM72は、制御部71を動作させるためのプログラムを記憶する。RAM73は、画像形成装置1が備える各機能部が用いるデータを一時的に記憶する。例えば、RAM73は、補正パターン100及び主走査方向のずらし量を記憶する。なお、RAM73は、画像読取部10が生成するデジタルデータを記憶してもよい。RAM73は、ジョブ及びジョブログを一時的に記憶してもよい。
補助記憶装置120は、例えばハードディスク又はSSD(solid state drive)であり、各種データを記憶する。各種データは、例えばデジタルデータ、ジョブ、ジョブログ、補正パターン100及び主走査方向のずらし量などである。
ネットワークインタフェース130は、他の装置との間でデータの送受信を行う。ここで、他の装置とは、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ネットワークインタフェース130は、入力インタフェースとして動作し、他の装置から送信されるデータ、又は、指示を受信する。他の装置から送信される指示としては、印刷の実行指示などである。また、ネットワークインタフェース130は、出力インタフェースとして動作し、他の装置に対してデータを送信する。
図8は、実施形態における画像形成装置1が行う処理の流れを示すフローチャートである。図8の処理は、色合わせ制御の指示がなされた場合に実行される。
画像形成部30は、転写ベルト31上に補正パターン100を色毎に形成する(ACT101)。センサ37は、転写ベルト31上に形成された補正パターン100を読み取ることによって補正パターン100の検知結果を制御装置70に出力する(ACT102)。センサ37は、色毎の検知結果を制御装置70に出力する。例えば、センサ37は、直線を検知している間を1とし、直線を検知していない間を0とする検知結果を制御装置70に出力する。センサ37が、補正パターン100を読み取ると、1つの補正パターン100で3回(第1の直線、第2の直線及び第3の直線)検知することになる。そのため、検知結果には、直線を3度検知したことを示す結果が含まれる。
制御部71は、センサ37から出力された色毎の検知結果を取得する。制御部71は、取得した色毎の検知結果を参照し、1つの補正パターン100における距離L1及びL2を算出する(ACT103)。一例として、センサ37から1つの色の検知結果が得られた場合を例に説明する。まず制御部71は、センサ37から得られた検知結果を用いて、第1の直線101の中心線111の位置から第2の直線102の中心線112の位置までの距離L1を算出する。第1の直線101の中心線111の位置は、検知結果に含まれる一番目の立ち上がり部分の中心位置である。第2の直線102の中心線112の位置は、検知結果に含まれる二番目の立ち上がり部分の中心位置である。制御部71は、第1の直線101の中心線111の位置から第2の直線102の中心線112の位置までの経過時間に基づいて距離L1を算出する。
次に、制御部71は、センサ37から得られた検知結果を用いて、第2の直線102の中心線112の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの距離L2を算出する。第3の直線103の中心線113の位置は、検知結果に含まれる三番目の立ち上がり部分の中心位置である。制御部71は、第2の直線102の中心線112の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの経過時間に基づいて距離L2を算出する。制御部71は、算出した距離L1と距離L2の加算値Wを算出する(ACT104)。
制御部71は、加算値Wと、閾値とを比較して、加算値Wが所定の範囲内であるか否かを判定する(ACT105)。加算値Wが所定の範囲内である場合(ACT105:YES)、制御部71は加算値Wの算出に用いた補正パターン100を正常パターンと判定する(ACT106)。
加算値Wが所定の範囲外である場合(ACT105:NO)、制御部71は加算値Wの算出に用いた補正パターン100を異常パターンと判定する(ACT107)。
制御部71は、ACT103からパターンの判定までの処理を、各色の補正パターン100に対して行う。そして、制御部71は、各色の補正パターン100それぞれに対してずれ量を算出する。ずれ量の算出方法は、従来から行われている色合わせ制御の算出方法と同じであるため、説明を省略する。制御部71は、算出したずれ量の情報と、パターンの判定結果とを対応付けて色毎にRAM73に記録する。その後、制御部71は、ACT102からからパターンの判定までの処理をNセット分実行したか否かを判定する(ACT108)。
ACT102からからパターンの判定までの処理をNセット分実行していない場合(ACT108:NO)、制御部71はACT102以降の処理を実行する。
ACT102からからパターンの判定までの処理をNセット分実行した場合(ACT108:YES)、制御部71は補正量を算出する(ACT109)。具体的には、制御部71は、RAM73に記録したずれ量のうち、正常パターンのずれ量のみを用いて補正量を算出する。例えば、制御部71は、正常パターンのずれ量の平均値を色毎に算出することによって、色毎の補正量を算出するする。
以上のように構成された画像形成装置1によれば、より高精度に色合わせ制御を行うことが可能となる。具体的には、画像形成装置1は、画像形成部30と、センサ37と、制御部70とを備える。画像形成部30は、複数の直線で構成される補正パターン100を転写ベルト31上に形成する。センサ37は、転写ベルト31上に形成された補正パターン100を構成する複数の直線を検知する。制御部70は、距離L1と距離L2との加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて補正パターン100から得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。これにより、画像形成装置1は、従来のように、センサ37によって検知された計測値全てを用いて色合わせ制御の補正値を色毎に算出しない。例えば、転写ベルト31の挙動変動等により本来の補正パターンと異なるパターンで形成されたとしても、従来ではその補正パターン100で得られた計測値も用いていた。この場合、補正値の値にもずれが生じてしまい、色合わせ制御の精度が低下してしまう場合があった。それに対して、本実施形態における画像形成装置1は、補正パターン100毎に、得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。これにより、従来のように全ての計測値を用いて補正値を算出しない。例えば、異常な補正パターン100の計測値を補正値の算出に用いないなどの選択が可能になる。そのため、より高精度に色合わせ制御を行うことが可能となる。
画像形成装置1は、加算値が、閾値として定められる範囲外である場合に、加算値が範囲外となった補正パターン100から得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いないと決定する。これにより、異常な補正パターン100の計測値を補正値の算出に用いることがない。そのため、より高精度に色合わせ制御を行うことが可能となる。
画像形成装置1は、距離L1と距離L2とが同じ値となる補正パターン100を転写ベルト37条に形成する。これにより、画像形成装置1は、距離L1と距離L2との値にずれがある場合に、補正パターン100が正しく形成されていないと判定することができる。そして、画像形成装置1は、形成された補正パターン100のずれの大きさに応じて、計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する。これにより、本来の補正パターン100からずれが大きい補正パターン100から得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いなくて済む。その結果、より高精度に色合わせ制御を行うことが可能となる。
画像形成装置1は、図2に示すような第2の直線の中心点がパターンの点対称となるように配置された補正パターン100を形成する。このように、補正パターン100が点対象となるパターンであるため、容易に位置ずれを検出することができる。したがって、補正値の算出に用いる補正パターン100か否かを容易に決定することができる。その結果、より高精度に色合わせ制御を行うことが可能となる。
以下、画像形成装置1の変形例について説明する。
上記の実施形態では、制御部71が、距離L1と距離L2との加算値Wと、閾値とを比較する構成を示した。制御部71は、経過時間t1と、経過時間t2との加算値W1と、閾値とを比較するように構成されてもよい。この場合、経過時間t1は、検知ライン110上における第1の直線101の中心線111の位置から第2の直線102の中心線112の位置までの経過時間である。経過時間t2は、検知ライン110上における第2の直線102の中心線112の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの経過時間である。そして、検知ライン110上における第1の直線101の中心線111の位置から第3の直線103の中心線113の位置までの経過時間は、経過時間t1と経過時間t2の和となる。この場合の閾値は、加算値W1の±βの範囲である。βは、例えば0.5ミリ秒である。
上記の実施形態では、補正パターン100の例として、図2に示す補正パターン100を示した。補正パターン100は、上記のパターンに限定される必要はない。例えば、補正パターン100として図9に示すパターンが用いられてもよい。図9は、他の補正パターン200の一例を示す図である。図9に示すように、補正パターン200は、補正パターン100と同様に、第1の直線201、第2の直線202及び第3の直線203で構成される。補正パターン200が、補正パターン100と異なる点は、第1の直線201と第3の直線203とが主走査方向に対して平行ではない点である。例えば、第1の直線201と第3の直線203とは主走査方向に対して+45度の角度を有し、第2の直線202は主走査方向に対して-45度(+135度)の角度を有する。すなわち、第1の直線201と第3の直線203とは検知ライン110に対して+45度の角度を有し、第2の直線202は検知ライン110に対して-45度の角度を有する。さらに、第2の直線202の中心点204が3本の直線の配置が点対称となるように配置されている。第1の直線201の中心点から第2の直線202の中心点204までの距離と、第2の直線202の中心点204から第3の直線203の中心点までの距離とは同じ値である。
ここで、距離Z1は、検知ライン110上における第1の直線201の中心線の位置から第2の直線202の中心線の位置までの距離である。距離Z2は、検知ライン110上における第2の直線202の中心線の位置から第3の直線203の中心線の位置までの距離である。この場合、検知ライン110上における第1の直線201の中心線の位置から第3の直線203の中心線の位置までの距離は、距離Z1と距離Z2の和となる。距離Z1と距離Z2の和を加算値W1とする。図9に補正パターン200においても、補正パターン100と同様に、位置ずれが生じた場合には距離Z1と距離Z2とが同じ値にならない。すなわち、距離Z1と距離Z2との関係が、Z1<Z2又はZ1>Z2となる。補正パターン200を用いた具体的な処理は、補正パターン100の場合と同様であるため説明を省略する。
上述した実施形態における画像形成装置1の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置,30…画像形成部,37…センサ,71…制御部

Claims (5)

  1. 複数の直線で構成されるパターンを像担持体上に形成する画像形成部と、
    前記像担持体上に形成された前記パターンを構成する前記複数の直線を検知するセンサと、
    前記センサによって検知された前記複数の直線のうち第1の直線と第2の直線との間における第1の値と、前記複数の直線のうち前記第2の直線と第3の直線との間における第2の値との加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて前記パターンから得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記加算値が、前記閾値として定められる範囲外である場合に、前記加算値が範囲外となったパターンから得られる計測値を前記色合わせ制御の補正に用いないと決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の値及び前記第2の値が距離又は時間であり、
    前記画像形成部は、前記センサが読み取る副走査方向で検知される、前記第1の値と前記第2の値とが同じ値となる前記パターンを形成する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、前記第1の直線と前記第3の直線が同じ角度であり、前記第2の直線の角度が前記第1の直線及び前記第3の直線の角度とは異なり、前記第2の直線の中心点がパターンの点対称となるように配置された前記パターンを形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の直線で構成されるパターンを像担持体上に形成し、
    前記像担持体上に形成された前記パターンを構成する前記複数の直線を検知し、
    前記センサによって検知された前記複数の直線のうち第1の直線と第2の直線との間における第1の値と、前記複数の直線のうち前記第2の直線と第3の直線との間における第2の値との加算値と、閾値とを比較し、比較結果に応じて前記パターンから得られる計測値を色合わせ制御の補正に用いるか否かを決定する画像位置調整方法。
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