JP2022035535A - 路面形状モニタリングシステム - Google Patents

路面形状モニタリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2022035535A
JP2022035535A JP2020139932A JP2020139932A JP2022035535A JP 2022035535 A JP2022035535 A JP 2022035535A JP 2020139932 A JP2020139932 A JP 2020139932A JP 2020139932 A JP2020139932 A JP 2020139932A JP 2022035535 A JP2022035535 A JP 2022035535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
sensor
vehicle
monitoring system
surface shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020139932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7492209B2 (ja
Inventor
博喜 桑野
Hiroki Kuwano
均 北吉
Hitoshi Kitayoshi
千春 高間舘
Chiharu Takamadate
理洋 今野
Michihiro Konno
公一 阿部
Koichi Abe
充英 片岡
Mitsuhide Kataoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEXCO-ENGINEERING TOHOKU CO Ltd
Sendai Smart Machines Co Ltd
Tohoku University NUC
Original Assignee
NEXCO-ENGINEERING TOHOKU CO Ltd
Sendai Smart Machines Co Ltd
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEXCO-ENGINEERING TOHOKU CO Ltd, Sendai Smart Machines Co Ltd, Tohoku University NUC filed Critical NEXCO-ENGINEERING TOHOKU CO Ltd
Priority to JP2020139932A priority Critical patent/JP7492209B2/ja
Publication of JP2022035535A publication Critical patent/JP2022035535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7492209B2 publication Critical patent/JP7492209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Repair (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】容易に路面形状の測定を行うことができ、導入までのコストや測定時のコストを低減可能な路面形状モニタリングシステムを提供する。【解決手段】発電素子14が、車両に取り付けられ、車両の振動で発電可能に設けられている。センサ11が、車両に取り付けられ、発電素子14で発電した電力で駆動して、車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能に設けられている。無線通信手段13が、センサ11に接続され、発電素子14で発電した電力で駆動して、センサ11の測定データを無線送信可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、路面形状モニタリングシステムに関する。
従来、道路の路面形状を測定する装置として、例えば、走行する車両に搭載され、走行中に電波距離計などの距離測定部を、水平面内および鉛直面内で回転させながら路面との距離を測定し、車両の速度や各回転角度等に基づいて、路面までの鉛直距離と水平距離とを算出するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、前後2つの走行輪の間に、上下移動可能に配置された測定輪を有し、測定輪にその上下移動の変位を算出するための変位測定センサと、測定輪の移動距離を算出するための距離測定エンコーダとを接続したものもある(例えば、特許文献2参照)。
なお、高速道路や一般道の道路形状を定量的に計測して、路面の構造的劣化を評価する指標として、1986年に世界銀行により提案されたIRI(International Roughness Index)がある(例えば、非特許文献1参照)。IRIの算出方法は4種類があるが、最も実用的な方法は、任意の測定装置で路面の縦断プロファイルを測定し、QC(クォーターカー)モデルを用いたQCシミュレーションによりIRIを算出する方法(クラス2)である。このクラス2では、QCモデルを一定の速度(80km/h)で走行させたときの、ばね上重量とばね下重量との差異のシミュレーション累計を、プロファイル長Lで割って基準化した量をIRIとし、評価単位の距離(プロファイル長L)として、100m、150m、300m等が選択される。
特開平11-325892号公報 特開2002-188910号公報
Sayers et al., "Guidelines for Conducting and Calibrating Road Roughness Measurements", World Bank Technical Paper Number 46, 1986
特許文献1および2に記載の路面形状測定装置は、電波距離計などの距離測定部や回転機構、あるいは測定輪といった、比較的大型の専用の装置を用いて路面の形状を直接測定しているため、測定時に使用する車両を改良する必要があり、改良のための手間やコストがかさむという課題があった。また、測定時に使用する車両も、測定専用のものとなるため、その車両自体のコストがかさむという課題もあった。また、測定時には、それらの専用の装置を駆動するための駆動電源も必要であり、そのコストもかさむという課題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、容易に路面形状の測定を行うことができ、導入までのコストや測定時のコストを低減可能な路面形状モニタリングシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、車両に取り付けられ、前記車両の振動で発電する発電素子と、前記車両に取り付けられ、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能に設けられたセンサと、前記センサに接続され、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記センサの測定データを無線送信可能に設けられた無線通信手段とを、有することを特徴とする。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、センサにより車両の走行中に路面から伝わる振動を測定するものであり、電波距離計や測定輪などの大型の装置により直接、路面形状を計測するものではないため、車両を改良しなくともセンサによる測定を行うことができる。また、発電素子により車両の振動で発電した電力を用いて、センサや無線通信手段を駆動することができる自立電源型のシステムであり、外部からの給電や駆動用の電池等が不要である。このように、本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、容易に路面形状の測定を行うことができ、導入までのコストや測定時のコストを低減することができる。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムで、無線通信手段は、センサの測定データを、車両に搭載した受信手段に無線送信しても、車外の受信手段に無線送信してもよい。本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、受信手段で受信された測定データに対していかなる処理を行ってもよく、例えば、測定データを記憶装置に記憶したり、測定データを用いて各種の解析を行ったりしてもよい。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムで、前記発電素子は、車両の振動が伝わる箇所であれば、車両のどこに設置されていてもよい。また、前記センサは、車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能であれば、車両のどこに設置されていてもよい。発電素子およびセンサは、例えば、前記車両のサスペンションのコイルスプリング、ロアアーム、およびテンションロッドのうちの少なくとも一つに取り付けられていることが好ましい。また、前記センサは、車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能であればいかなるものであってもよく、例えば、振動センサから成っていてもよく、前記車両の走行中に路面から伝わる振動の振幅を、変位として測定可能に設けられた変位センサから成っていてもよい。
変位センサから成る場合、前記センサは、長さ方向の中央部で鋭角に折曲げた細長い金属板と、それぞれ前記金属板の両端部の表面に貼り付けられた1対の圧電素子とを有し、各圧電素子の間隔に対応した電圧を出力可能に構成されており、前記金属板の両端部が、前記車両のサスペンションのコイルスプリングに、前記コイルスプリングの中心軸に沿って所定の間隔をあけて固定されていてもよい。この場合、センサにより、サスペンションのコイルスプリングの伸縮を測定することができる。サスペンションのコイルスプリングは路面の凹凸等の形状に応じて伸縮するため、センサにより路面の形状を測定することができる。また、サスペンションのコイルスプリングの伸縮が、ばね上重量とばね下重量との間の変位に相当するため、センサの測定データから、IRIを容易に算出することができる。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムで、前記発電素子は、車両の振動により発電可能であればいかなるものであってもよく、例えば、梁状に設けられた基板と、前記基板の表面に貼り付けられた圧電薄膜とを有していてもよい。この場合、車両と共に基板が振動し、圧電薄膜で発電を行うことができる。また、前記発電素子は、サスペンションのコイルスプリングに固定される前記金属板の表面に貼り付けられた圧電薄膜を有していてもよい。この場合、センサの振動を利用して発電を行うことができる。さらに、前記発電素子は、その金属板に貼り付けられた前記1対の各圧電素子のうち少なくともいずれか一方の振動により発電するよう構成されていてもよい。この場合、センサの圧電素子を発電にも利用することができる。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、GPSにより走行中の前記車両の位置情報を測定可能に設けられた測位手段と、前記測位手段で測定された前記位置情報に基づいて、前記センサの測定データを、その測定データを測定したときの前記車両の位置と対応させて保存するデータ保存手段とを、有することが好ましい。この場合、センサで測定した路面の形状のデータを、地図上に正確に表示することができる。
本発明に係る路面形状モニタリングシステムは、前記センサと前記無線通信手段とに接続され、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記センサの動作と前記無線通信手段の動作とを制御可能に設けられた制御部を有することが好ましい。この場合、制御部により、例えば、センサの測定時間間隔や、無線通信手段の通信時間間隔などを制御することができる。また、制御部により、センサの測定データを解析した後、その解析データを無線通信手段で送信してもよい。
本発明によれば、容易に路面形状の測定を行うことができ、導入までのコストや測定時のコストを低減可能な路面形状モニタリングシステムを提供することができる。
本発明の実施の形態の路面形状モニタリングシステムを示すブロック図である。 本発明の実施の形態の路面形状モニタリングシステムの、(a)センサを示す平面図、(b)センサの使用状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態の路面形状モニタリングシステムの、(a)山形自動車道の路面形状の測定結果から求めたRMS値、および既存のIRI値を示すグラフ、(b) (a)に示すRMS値とIRI値との相関を示すグラフである。 本発明の実施の形態の路面形状モニタリングシステムの、センサの圧電素子の(a)長さ(L)、(b)幅(W)を変化させたときの、発電する電力の電圧のシミュレーション結果を示すグラフである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態の路面形状モニタリングシステムを示している。
図1に示すように、路面形状モニタリングシステム10は、センサ11と制御部12と無線通信手段13と発電素子14と電源制御手段15とを有しており、車両に搭載されている。
図2(a)に示すように、センサ11は、細長い金属板21と1対の圧電素子22とを有している。金属板21は、ステンレスや銅などから成り、長さ方向の中央部で鋭角に折曲げられている。各圧電素子22は、PZTや窒化アルミなどから成り、互いに対向するよう、それぞれ金属板21の両端部の内側の表面に貼り付けられている。図2(b)に示すように、センサ11は、車両のサスペンションのコイルスプリング1に取り付けられている。センサ11は、金属板21の両端部が、コイルスプリング1の中心軸に沿って所定の間隔をあけて、コイルスプリング1に固定されている。
センサ11は、各圧電素子22を接続して、各圧電素子22の間隔に対応した電圧を出力可能に構成されている。これにより、センサ11は、サスペンションのコイルスプリング1の伸縮による振動の振幅を、変位として測定可能な変位センサとして構成されている。サスペンションのコイルスプリング1は、車両の走行中に路面の凹凸等の形状に応じて伸縮するため、センサ11は、コイルスプリング1の伸縮を測定することにより、路面の凹凸等の形状を測定可能になっている。図2に示す具体的な一例では、金属板21はステンレス製であり、各圧電素子22は矩形状のPZTから成っている。なお、センサ11は、変位センサに限らず、車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能であればいかなるものであってもよく、例えば、振動センサから成っていてもよい。
図1に示すように、制御部12は、センサ11と無線通信手段13とに接続されている。制御部12は、マイクロコンピュータから成り、例えば、センサ11の測定時間間隔や無線通信手段13の通信時間間隔など、センサ11および無線通信手段13の動作を制御可能に設けられている。また、制御部12は、センサ11で測定された車両の振動に対応する変位データを受信して、無線通信手段13に出力するよう構成されている。なお、制御部12は、例えば、受信した変位データをフーリエ変換したデータ、変位データの一定時間ごとのMAX値やRMS値、IRI値等を算出し、変位データと共に、それらの処理データを無線通信手段13に出力可能に構成されていてもよい。
無線通信手段13は、制御部12を介してセンサ11に接続されている。無線通信手段13は、無線通信モジュールから成り、制御部12から受信した変位データを無線送信可能に設けられている。
発電素子14は、各圧電素子22のいずれか一方から成り、車両の振動により発電可能に設けられている。なお、発電素子14は、センサ11の圧電素子22を利用するものに限らず、車両の振動により発電可能であればいかなるものであってもよく、例えば、梁状に設けられたステンレス等の基板と、その表面に貼り付けられた圧電薄膜とから成っていてもよく、各圧電素子22とは別に、センサ11の金属板21の表面に貼り付けられた圧電薄膜から成っていてもよい。
電源制御手段15は、発電素子14に接続され、発電素子14で発電した交流の電力を、直流に変換するよう構成されている。電源制御手段15は、ICチップから成り、無線通信手段13および制御部12に接続されている。また、制御部12を介してセンサ11にも接続されている。これにより、路面形状モニタリングシステム10は、発電素子14で発電した電力を、電源制御手段15を介して、センサ11、無線通信手段13、および制御部12に供給し、これらを駆動可能に構成されている。
このように、路面形状モニタリングシステム10は、発電素子14により車両の振動で発電した電力を用いて、センサ11や無線通信手段13、制御部12を駆動可能な自立電源型のシステムである。また、センサ11の測定データを無線通信手段13で無線送信可能であり、電源配線だけでなく、外部との信号配線も不要な、完全自立型の構成を有している。
次に、作用について説明する。
路面形状モニタリングシステム10は、サスペンションのコイルスプリング1に取り付けられたセンサ11により、車両の走行中に路面から伝わる振動を測定するものであり、電波距離計や測定輪などの大型の装置により直接、路面形状を計測するものではないため、車両を改良しなくともセンサ11による測定を行うことができる。また、発電素子14による自立電源型のシステムであり、外部からの給電や駆動用の電池等が不要である。このように、路面形状モニタリングシステム10は、容易に路面形状の測定を行うことができ、導入までのコストや測定時のコストを低減することができる。
路面形状モニタリングシステム10は、サスペンションのコイルスプリング1の伸縮が、ばね上重量とばね下重量との間の変位に相当するため、センサ11の測定データからIRIを容易に算出することができる。例えば、センサ11の測定データに係数をかけてIRIを算出したり、測定データから変換表を用いてIRIを求めたりすることができる。これにより、演算量を少なくすることができ、演算による誤差の累積等を排除することができる。また、大型の装置を用いず、比較的簡易な構成でIRIを求めることができる。
路面形状モニタリングシステム10は、センサ11を取り付けたコイルスプリング1の振動が、0.1Hz~500Hz程度であれば、センサ11により、その振動を変位として測定することができる。
なお、路面形状モニタリングシステム10は、車両に搭載された、無線通信手段13からの測定データや処理データを受信可能な受信手段を有していてもよく、無線通信手段13が車外の受信手段に、測定データや処理データを無線送信可能に構成されていてもよい。受信手段は、コンピュータから成ることが好ましく、受信した測定データ等に対していかなる処理を行ってもよい。受信手段は、例えば、測定データ等を記憶装置に記憶したり、測定データ等を用いて各種の解析処理を行ったりしてもよい。
また、路面形状モニタリングシステム10は、GPSにより走行中の車両の位置情報を測定可能に設けられた測位手段と、測位手段で測定された位置情報に基づいて、センサ11の測定データを、その測定データを測定したときの車両の位置と対応させて保存するデータ保存手段とを、有することが好ましい。測位手段は、専用のGPS受信機であってもよいが、例えば、車両に搭載されているカーナビゲーションシステムやドライブレコーダーに内蔵されたGPS受信機から成っていてもよい。データ保存手段は、車両に搭載された受信手段や車外の受信手段に内蔵または接続されたメモリ等からなっていることが好ましい。
この場合、センサ11の測定データと共に、即時にGPSからの位置情報も取得して、その測定データの測定時刻における位置(緯度、経度)との対応を行うことができ、地図上の位置に正確に測定データやIRI値等を表示することができる。また、例えば、高速道路の路面形状を測定する際には、測定データの測定時間に対応するGPSの位置情報により、高速道路上位置の管理指標であるキロポストを計算することができ、一義的に場所を特定して、対応する測定データやIRI値等を表示することができる。
図1に示す路面形状モニタリングシステム10を車両に搭載し、山形自動車道を山形方面に走行して、路面形状の測定を行った。得られた変位データから、走行距離の約20mごとに、その区間でのRMS値を求めた。求めたRMS値を、既存のIRI値と共に図3(a)に、そのRMS値とIRI値との相関を、図3(b)に示す。なお、既存のIRI値は、IRI測定専用の車両により、加速度計測から求められたものである。図3(a)および(b)に示すように、路面形状モニタリングシステム10により得られたRMS値は、既存のIRI値と相関が高く、良く一致していることが確認された。このことから、非常に高価なIRI測定専用の車両を使用しなくとも、簡易な構成の路面形状モニタリングシステム10により、IRI値を正確に測定可能であるといえる。
次に、センサ11の圧電素子22の長さ(L)を変化させたとき、および、圧電素子22の幅(W)を変化させたときの、発電する電力の電圧を、シミュレーションにより求め、それぞれ図4(a)および(b)に示す。それぞれ、センサ11の金属板21への貼付位置が異なる4種類の素子について、シミュレーションを行っている。図4(a)では、圧電素子22の幅(W)を20mmとし、長さ(L)を変化させ、図4(b)では、圧電素子22の長さ(L)を30mmとし、幅(W)を変化させている。また、圧電素子22の厚みは、0.1mmである。
圧電素子22をセンサ11として使用する場合には、変位に対する直線性が良いものが好ましいため、図4(a)では、圧電素子22が長くなるに従って、線形的に電圧の絶対値が増加する範囲が好ましく、図4(b)では、圧電素子22の幅の変化に対して電圧が変化しない範囲が好ましい。また、圧電素子22を発電素子14として使用する場合には、図4(a)および(b)ともに、発電した電圧の絶対値が大きい範囲が好ましい。これらのことから、圧電素子22をセンサ11として使用する場合には、W/Lの値が0.3~2.0の範囲が好ましく、圧電素子22を発電素子14として使用する場合には、W/Lの値が0.1~0.4の範囲が好ましいといえる。
10 路面形状モニタリングシステム
11 センサ
21 金属板
22 圧電素子
12 制御部
13 無線通信手段
14 発電素子
15 電源制御手段


Claims (9)

  1. 車両に取り付けられ、前記車両の振動で発電する発電素子と、
    前記車両に取り付けられ、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記車両の走行中に路面から伝わる振動を測定可能に設けられたセンサと、
    前記センサに接続され、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記センサの測定データを無線送信可能に設けられた無線通信手段とを、
    有することを特徴とする路面形状モニタリングシステム。
  2. 前記発電素子および前記センサは、それぞれ前記車両のサスペンションのコイルスプリング、ロアアーム、およびテンションロッドのうちの少なくとも一つに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の路面形状モニタリングシステム。
  3. 前記センサは、前記車両の走行中に路面から伝わる振動の振幅を、変位として測定可能に設けられた変位センサから成ることを特徴とする請求項1または2記載の路面形状モニタリングシステム。
  4. 前記センサは、長さ方向の中央部で鋭角に折曲げた細長い金属板と、それぞれ前記金属板の両端部の表面に貼り付けられた1対の圧電素子とを有し、各圧電素子の間隔に対応した電圧を出力可能に構成されており、前記金属板の両端部が、前記車両のサスペンションのコイルスプリングに、前記コイルスプリングの中心軸に沿って所定の間隔をあけて固定されていることを特徴とする請求項3記載の路面形状モニタリングシステム。
  5. 前記発電素子は、梁状に設けられた基板と、前記基板の表面に貼り付けられた圧電薄膜とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の路面形状モニタリングシステム。
  6. 前記発電素子は、前記金属板の表面に貼り付けられた圧電薄膜を有することを特徴とする請求項4記載の路面形状モニタリングシステム。
  7. 前記発電素子は、前記1対の各圧電素子のうち少なくともいずれか一方の振動により発電するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の路面形状モニタリングシステム。
  8. GPSにより走行中の前記車両の位置情報を測定可能に設けられた測位手段と、
    前記測位手段で測定された前記位置情報に基づいて、前記センサの測定データを、その測定データを測定したときの前記車両の位置と対応させて保存するデータ保存手段とを、
    有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の路面形状モニタリングシステム。
  9. 前記センサと前記無線通信手段とに接続され、前記発電素子で発電した電力で駆動して、前記センサの動作と前記無線通信手段の動作とを制御可能に設けられた制御部を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の路面形状モニタリングシステム。


JP2020139932A 2020-08-21 2020-08-21 路面形状モニタリングシステム Active JP7492209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020139932A JP7492209B2 (ja) 2020-08-21 2020-08-21 路面形状モニタリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020139932A JP7492209B2 (ja) 2020-08-21 2020-08-21 路面形状モニタリングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022035535A true JP2022035535A (ja) 2022-03-04
JP7492209B2 JP7492209B2 (ja) 2024-05-29

Family

ID=80443463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020139932A Active JP7492209B2 (ja) 2020-08-21 2020-08-21 路面形状モニタリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7492209B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246688A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Taiheiyo Cement Corp エネルギー変換装置並びにこれを備えた移動体及びエネルギー変換システム
JP2010066040A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Kitami Institute Of Technology 路面平坦性測定装置
JP2011528185A (ja) * 2008-07-17 2011-11-10 ジャン−フレデリック・マルタン 電圧を発生するための自律型圧電デバイス

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161580A (ja) 2014-02-27 2015-09-07 株式会社日立製作所 路面点検システム及び路面点検方法
JP6844868B2 (ja) 2019-06-05 2021-03-17 株式会社トライフォース・マネジメント 発電素子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246688A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Taiheiyo Cement Corp エネルギー変換装置並びにこれを備えた移動体及びエネルギー変換システム
JP2011528185A (ja) * 2008-07-17 2011-11-10 ジャン−フレデリック・マルタン 電圧を発生するための自律型圧電デバイス
JP2010066040A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Kitami Institute Of Technology 路面平坦性測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7492209B2 (ja) 2024-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4220929B2 (ja) 路面平坦性測定装置
US7941256B2 (en) Method for vehicle suspension wear prediction and indication
CN102337710A (zh) 一种gps轨道不平顺检测系统及其检测方法
CA3030826C (en) Mileage and speed estimation
JP2007163384A (ja) 疲労損傷評価装置および疲労損傷評価方法
US9869630B2 (en) Methods and systems for monitoring roadway parameters
EP3420308B1 (en) Road monitoring method and system
CN104929024A (zh) 路面平整度检测仪及路面平整度测量方法
CN104005324B (zh) 一种路面构造信息的检测系统
JP6644396B1 (ja) 速度計測装置、地上走行体
US20240302229A1 (en) Distributed fiber-optic sensing systems, devices, and methods
JP7492209B2 (ja) 路面形状モニタリングシステム
GB2434269A (en) Laser measuring apparatus and position determining device for surveying and route clearance measurement
US3459038A (en) Apparatus for testing road surfaces and method
CN106596002A (zh) 高速铁路钢桁拱桥车‑桥共振性能曲线测定方法
CN114485878B (zh) 基于动态能谱分析进行车辆动态重量测量方法及其系统
CN202939306U (zh) 一种车辆速度测量设备
CN106289469B (zh) 对动态车辆进行测重的方法和动态车辆测重系统
RU2521682C2 (ru) Способ прогнозирования срока эксплуатации дорожного покрытия
CN214224309U (zh) 用于公路车辆动态称量的称重装置
RU2162202C1 (ru) Способ определения уклонов, кривизны, неровности и коэффициента сцепления дорожного покрытия и устройство для его осуществления
CN2199233Y (zh) 浮式平度实时动态测试仪
CN113544474B (zh) Wim传感器的校准和位置选择以及wim传感器
RU110703U1 (ru) Устройство для контроля состояния рельсового пути
CN108828255B (zh) 一种列车速度检测装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7492209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150