JP2022035481A - 調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、静音性にすぐれ、フードプロセッサーモードとミキサーモードの切替えが容易な調理器を提供する。【解決手段】本発明に係る調理器10は、モーター40を具える本体30と、前記本体に装着される調理容器20,21と、前記モーターの動力を受けて、前記調理容器内で回転する調理具28と、を具えた調理器であって、前記本体内には、前記モーターの入力軸41と、前記調理具の出力軸50を第1の変速比で連繋する第1連繋機構60と、前記入力軸と前記出力軸を前記第1の変速比とは異なる第2の変速比で連繋する第2連繋機構70と、前記入力軸と前記出力軸を前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構で連繋させるカップリング80を有し、前記カップリングは、調理容器を前記本体に載置することで前記入力軸と前記出力軸を前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構で連繋する。【選択図】図4

Description

本発明は、フードプロセッサーやミキサーのように回転する調理具を具えた調理器に関するものであり、より具体的には、1つのモーターでフードプロセッサーとミキサーの両モードを行なうことのできる調理器に関するものである。
フードプロセッサーやミキサーのような調理器では、ブレードを有する調理具を調理空間で回転させて、食材の調理を行なう。フードプロセッサーでは、調理具は高トルク且つ低速での回転が求められ、ミキサーでは、調理具は低トルク且つ高速での回転が求められる。このため、一般的には、調理器としてフードプロセッサーとミキサーは別装置であり、夫々を保有して利用する必要がある。しかしながら、これらは何れも調理具を回転させる機能では共通するから、その共用化が求められている。
そこで、特許文献1では、モーターと調理具との間にギア機構を設け、モードによって噛合するギアを変えた調理器が提案されている。
特公昭47-010025号公報
しかしながら、ギア機構での動力伝達は、騒音や摩耗が激しく、また、駆動力の伝達ロスも大きいため、実用的ではない。
本発明の目的は、静音性にすぐれ、フードプロセッサーモードとミキサーモードの切替えが容易な調理器を提供することである。
本発明に係る調理器は、
モーターを具える本体と、
前記本体に装着される調理容器であって、第1調理容器又は前記第1調理容器とは形状の異なる第2調理容器と、
前記モーターの動力を受けて、前記調理容器内で回転する調理具と、
を具えた調理器であって、
前記本体内には、
前記モーターの入力軸と、前記調理具の出力軸を第1の変速比で連繋する第1連繋機構と、
前記入力軸と前記出力軸を前記第1の変速比とは異なる第2の変速比で連繋する第2連繋機構と、
前記入力軸と前記出力軸を前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構で連繋させるカップリングを有し、
前記カップリングは、前記第1調理容器を前記本体に載置したときに前記第1連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋し、前記第2調理容器を前記本体に載置したときに前記第2連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋する。
前記第1連繋機構は、前記入力軸の回転を等速で前記出力軸に伝達し、
前記第2連繋機構は、前記入力軸の回転を増速又は減速して前記出力軸に伝達する構成とすることができる。
前記第2連繋機構は、プーリー及びベルトを含んで構成することができる。
前記カップリングは、前記本体内に上下動可能且つ上向きに付勢した状態で配備され、
前記第1調理容器又は前記第2調理容器を前記本体に装着することで下方に押し下げられて前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋することができる。
前記本体は、前記カップリングを上下動可能に案内するガイドを有することができる。
前記第1調理容器又は前記第2調理容器の下面に形成された操作突起と、
前記本体の上面に開設された貫通孔から臨出し、前記操作突起に当接して前記カップリングを下方に押し下げる操作片を有し、
前記貫通孔と前記操作片は、シールパッキンにより防水され、
前記貫通孔の周囲には、側方に延びる排水溝が形成する構成としてもよい。
本発明の調理器によれば、調理器に応じて、モーターの入力軸から調理具の出力軸に伝達される動力の変速比を可変とすることができる。入力軸と出力軸を動力伝達可能に連繋する連繋機構にプーリーとベルトを採用することで、静音性を達成できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る調理器であって、フードプロセッサーモードの斜視図である。 図2は、図1の平面図である。 図3は、図2の線M-Mに沿う断面図である。 図4は、図2の線N-Nに沿う断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る調理器であって、ミキサーモードの斜視図である。 図6は、図5の平面図である。 図7は、図6の線M-Mに沿う断面図である。 図8は、図6の線N-Nに沿う断面図である。 図9は、本体の斜視図である。 図10は、フードプロセッサー用調理容器の下面側斜視図である。 図11は、ミキサー用調理容器の下面側斜視図である。 図12は、連繋機構を斜め上方から見た分解斜視図である。 図13は、連繋機構を斜め下方から見た分解斜視図である。 図14は、カップリングの断面図である。 図15は、第1連繋機構により入力軸と出力軸を連繋した連繋機構の断面図である。 図16は、第2連繋機構により入力軸と出力軸を連繋した連繋機構の断面図である。
本発明の調理器10について図面を参照しながら説明を行なう。なお、以下では、調理容器として、図1乃至図4に示すフードプロセッサー用調理容器20と、図5乃至図8に示すミキサー用調理容器21を装着できる調理器10を例示して説明するが、ジューサー用調理容器、ミル用調理容器等を調理容器として用いる調理器にも本発明は適用できる。
図1及び図2は、調理容器としてフードプロセッサー用調理容器20(第1調理容器)を装着した調理器10の斜視図、平面図、図3、図4は断面図を示している。同じく、図5及び図6は、調理容器としてミキサー用調理容器21(第2調理容器)を装着した調理器10の斜視図、平面図、図7、図8は断面図を示している。また、図9は、本体30の斜視図、図10はフードプロセッサー用調理容器20の下面側斜視図、図11はミキサー用調理容器の下面側斜視図である。
調理器10は、本体30と、本体30に調理用途に応じて装着されるフードプロセッサー用調理容器20とミキサー用調理容器21から構成される。フードプロセッサー用調理容器20は、図1乃至図4、図10に示すように広口の浅容器であり、ミキサー用調理容器21は、図5乃至図8、図11に示すように細型形状の深容器である。フードプロセッサー用調理容器20には、フードプロセッサー用の調理具28、ミキサー用調理容器21にはミキサー用の調理具28が夫々配備されている。
本体30は、フードプロセッサー用調理容器20とミキサー用調理容器21で共通しており、内部に駆動機構となるモーター40が配置される。本体30の上面には、モーター40の入力軸41に動力伝達可能に接続される出力軸50が臨出しており、当該出力軸50には、調理具28が係合されるコネクタ51が設けられている。
本体30には、コネクタ51の周囲に図9に示すように円板状の取付台31が設けられており、調理容器20,21には、図10、図11に示すように取付台31の周囲に嵌まる環状の取付脚部22が設けられている。また、取付台31には1又は複数の切欠き32が周面に設けられており、調理容器20,21には取付脚部22の内側に切欠き32に嵌まる係合爪23が設けられている。そして、取付台31に取付脚部22を嵌め、切欠き32と係合爪23を位置合わせして所定角度だけ調理容器20,21を時計回りに回転させることで、切欠き32に係合爪23が嵌まり、取付台31に調理容器20,21を取り付けることができる。
また、調理容器20,21には、取っ手24が配備されており、取っ手24と同じ側の周面には、内部にモーター40のスイッチ操作を行なうための操作棒25が内装されている。操作棒25は図3及び図7に示すように本体30の内部に設けられたスイッチ33を押圧操作可能となっており、調理を行なう際には、調理容器20,21の取っ手24側を下方に押し込むことで、操作棒25がスイッチ33を操作し、モーター40が駆動する。
本体30の内部構成について説明すると、図3、図4、図7及び図8に示すように、モーター40は、入力軸41が上向きとなるように配置されている。入力軸41と上記したコネクタ51に接続される出力軸50との間は、連繋機構60,70により動力伝達可能に連繋される。
連繋機構は、入力軸41と出力軸50を異なる変速比で連繋する第1連繋機構60と第2連繋機構70を具える。第1連繋機構60と第2連繋機構70との切替えは、後述する上下に移動するカップリング80により行なわれる。本実施形態では第1連繋機構60は、入力軸41と出力軸50を1:1の変速比(第1の変速比)、すなわち、等倍で接続し、第2連繋機構70は、入力軸41と出力軸50を1:6の変速比(第2の変速比)、すなわち、6倍増速で接続する構成を例示する。もちろん、変速比はこれに限定されるものではなく、たとえば第2連繋機構70は入力軸41を減速して出力軸50に連繋してもよい。
本実施形態では、モーター40はインダクションモーターを採用することができる。インダクションモーターは、一般的に高トルク且つ低速回転であるため、第1連繋機構60による等倍接続(ダイレクトドライブ)は、調理容器としてフードプロセッサー用調理容器20を装着したフードプロセッサーモードで用いる。フードプロセッサーモードでは、調理具28に高トルク且つ低速回転が求められるためである。一方、ミキサー用調理容器21を装着したミキサーモードでは、調理具28はトルクよりも高速の回転が求められるため、低トルク且つ高速回転となる増速の第2連繋機構70による接続を用いる。なお、モーター40としてたとえばユニバーサルモーターを採用した場合には、一般的に低トルク且つ高速回転であるから、ミキサーモードに等倍接続(ダイレクトドライブ)の第1連繋機構60を用い、フードプロセッサーモードでは減速の第2連繋機構70を用いることができる。以下、第1連繋機構60は等倍接続、第2連繋機構70は増速接続とした構成について詳細を説明する。
連繋機構60,70は、上記した図3、図4、図7及び図8に示されているが、より詳細には図12乃至図16にその構成を示す。図12及び図13に分解斜視図、図14にカップリング80の断面図、図15に第1連繋機構60による接続状態、図16に第2連繋機構70による接続状態を示している。カップリング80は、次に説明するとおり、調理容器20又は21を本体30に装着することで上下(本実施形態では下方)に移動し、入力軸41と出力軸50の接続を第1連繋機構60又は第2連繋機構70に切り替える。
カップリング80は、図4、図8、図12乃至図14に示すように、上下に延びるカップリング枠81から出力軸50側となる内向きに上カップリング83と下カップリング85が突出した構成である。カップリング枠81の上端は、図4及び図8に示すように、本体30の上面に形成された貫通孔34に出没可能に配備された操作片82を具える。
また、カップリング枠81の下端は、外向き屈曲しており、図4及び図8に示すように、本体30内の支持プレート44に設けられたガイド46に上下動可能且つ上向きに付勢されている。ガイド46は、上面の開口した筒体であり、内部にコイルバネ47が配備されている。カップリング枠81の下端は、ガイド46内に侵入して横方向の動きが阻止されると共に、上下方向の動きのみが許容されるよう案内される。また、ガイド46内のコイルバネ47によりカップリング枠81は上向きに付勢される。無負荷の状態では(図4)、カップリング80は、カップリング枠81の上端が本体30の上面に当たってそれ以上の上方向の動きは規制されている。この状態で、カップリング80は、後述のとおり、入力軸41と出力軸50を第1連繋機構60により等倍接続する。
然して、カップリング80は、上記のとおり無負荷の状態では図4に示すようにコイルバネ47により上向きに付勢されているが、図8に示すように本体30から臨出する操作片82を下方に押し込むことで下に移動する。本実施形態では、操作片82は、ミキサー用調理容器21を本体30に装着したときに、操作片82が下方に押し込まれる構造としている。具体的には、図4、図8及び図9に示すように、本体30は取付台31の上面に上記した操作片82が臨出する貫通孔34が形成されているが、当該貫通孔34は、取付台31に凹設された円弧溝35の底面の一端、時計回り方向終端に形成している。円弧溝35は、図9に示すように、取付台31の周面に向けて排水溝36が形成されており、円弧溝35に水や液体が溜まることを防止している。また、図4及び図8に示すように貫通孔34と操作片82との間には水や液体の浸入を阻止するシールパッキン37が配備され、防水構造となっている。
一方、図11に示すように、ミキサー用調理容器21は、取付脚部22の内周側に円弧溝35に嵌まり、図8に示すように操作片82を下方に押し込む操作突起26が形成されている。そして、ミキサー用調理容器21は、取付台31に取付脚部22を嵌めた状態で、時計回りに回転させることで、上記した係合爪23が切欠き32に嵌まると共に、操作突起26が図8に示すように操作片82を下方に押し込み、カップリング80はコイルバネ47の付勢に抗して下側に移動する。これにより、カップリング80は、後述のとおり、入力軸41と出力軸50を第2連繋機構70により回転数が増倍する接続(以下「増倍接続」という)する。
カップリング80により第1連繋機構60又は第2連繋機構70に切り替えて出力軸50に接続されるモーター40の入力軸41は、図3等に示すようにモーター40の上部に延びている。入力軸41の先端には、図12等に示すように入力軸角筒42が配備されている。入力軸角筒42は、外周形状が六角形の角筒である。なお、以下では外形が多角形形状の連結部材を角筒、孔形が多角形形状の連結部材を角孔と称し、角筒は外形六角形、角孔は内形十二角形を例示するが、形状、面の数などは例示であり、これに限定されないことはもちろんである。角筒が六角形の形状に対し、それに嵌まる角孔を十二角形としているのは、角筒を角孔に嵌め易くするためである。
入力軸角筒42の直上には、入力軸41と同軸且つ入力軸角筒42から僅かに離間して出力軸50が配備されている。出力軸50は、下端に入力軸角筒42と同じ形状、寸法の出力軸下角筒52を具える。出力軸50は、図3等に示すように、本体30の上面の裏面側に設けられたベアリング88aと、本体30内に配備された支持プレート45のベアリング88bに回転自在且つ上下動不能に支持されている。出力軸50の上端は、本体30から臨出し、先端にコネクタ51が取り付けられている。
第1連繋機構60は、入力軸41の入力軸角筒42と、出力軸50の出力軸下角筒52を直接接続する。具体的には、入力軸角筒42と出力軸下角筒52は、カップリング80により直接接続される。第1連繋機構60は、図14に断面図を示すように、カップリング80のカップリング枠81の下方から出力軸50に向けて下カップリング85が突出している。下カップリング85は、先端にベアリング88cが配備されており、ベアリング88cには、図12乃至図14に示すように、内面が下カップリング角孔86を構成し、外面が下カップリング角筒87を構成する下カップリング85を具える。下カップリング85は、カップリング枠81の上端が本体30の上面に当たっている状態(図4)で、図3、図4、図15に示すように下カップリング角孔86が入力軸角筒42と出力軸下角筒52に嵌まり、入力軸角筒42と出力軸下角筒52を直接接続し、入力軸41と出力軸50は一体回転可能となる。
入力軸41と出力軸50は、入力軸角筒42と出力軸下角筒52が、第1連繋機構60によりダイレクトに接続されることで等倍接続されるから、モーター40を作動させることにより、入力軸41の回転は、低回転且つ高トルクで出力軸50を回転させる。なお、後述するとおりカップリング80が下方に移動した状態では、下カップリング角孔86は、出力軸下角筒52から外れて、入力軸41と出力軸50の等倍接続は解かれる。
一方、第2連繋機構70は、図12及び図13、図16等に示す下駆動プーリー71、下従動プーリー73、上駆動プーリー75、上従動プーリー76の4つのプーリーと、下駆動プーリー71と下従動プーリー73を連繋する下ベルト74、上駆動プーリー75と上従動プーリー76を連繋する上ベルト78を具え、上記したカップリング80が下方向に押し込まれた状態で入力軸41と出力軸50を増倍接続する。
より詳細には、下駆動プーリー71は、入力軸41にベアリング88dを介して回転自在に支持されており、中央に下駆動プーリー角孔72が凹設されている。下駆動プーリー71は、下従動プーリー73よりも大径であり、減速比が本実施形態では6倍になるように設定されている。下従動プーリー73は、支持プレート44,45間にベアリング88e,88fにより回転自在に支持されたプーリー軸79に取り付けられており、下駆動プーリー71と下従動プーリー73は下ベルト74により連繋されている。下駆動プーリー角孔72は、操作片82が下向きに押されてカップリング80が下方に移動した状態で、下カップリング角筒87と噛合する。すなわち、下カップリング85は、下カップリング角孔86が入力軸角筒42に嵌まった状態で、下カップリング角筒87が下駆動プーリー角孔72に嵌まることで、入力軸41と下駆動プーリー71を一体回転可能に連繋する。
また、プーリー軸79の上端側には、上駆動プーリー75が取り付けられている。上駆動プーリー75は、同じ平面内に配備され、出力軸50にベアリング88gを介して嵌められた上従動プーリー76と上ベルト78を介して連繋されている。本実施形態では、上駆動プーリー75と上従動プーリー76は同じ外径としている。そして、上従動プーリー76には、上側に上従動プーリー角筒77が形成される。出力軸50には、上従動プーリー角筒77の直上に出力軸上角筒53が取り付けられている。上記したカップリング80のカップリング枠81から出力軸50側に向けて上カップリング83が突出されており、上カップリング83には、先端が環状であり内側にベアリング88hを具える。ベアリング88hの中央には、図12乃至図14に示すように、内面に上カップリング角孔84が形成されており、上カップリング83は、カップリング枠81の上端が本体30の上面に当たっている状態(図4)では、図15に示すように上カップリング角孔84が出力軸上角筒53のみに嵌まっている状態であるが、図8に示すように、操作突起26が操作片82を下向きに押して、カップリング80が図16に矢印で示すように下方に移動すると、上カップリング角孔84は、図8及び図16に示すように、出力軸上角筒53だけでなく上従動プーリー角筒77にも嵌まり、出力軸上角筒53と上従動プーリー角筒77を一体回転可能に連繋する。
すなわち、上記構成の第2連繋機構70は、カップリング80を下方に移動することで、入力軸41をプーリー71,73,75,76、ベルト74,78を介して出力軸50と接続する。これにより、後述するとおり、入力軸41は6倍の増速比で出力軸50と連繋される。
上記のとおり、カップリング80が上位置にあることで第1連繋機構60により入力軸41と出力軸50が等倍接続され、カップリング80が下方に移動することで第2連繋機構70により入力軸41と出力軸50が増倍接続できる。
然して、調理器10をフードプロセッサーモードで使用する場合、図1乃至図4に示すようにフードプロセッサー用調理容器20を本体30に載置し、コネクタ51に調理具28を接続する。フードプロセッサー用調理容器20には操作突起26はないから、カップリング80はコイルバネ47により上位置に付勢される。この状態では、図3、図4及び図15に示すように、カップリング80は、下カップリング85の下カップリング角孔86が、入力軸41の入力軸角筒42と出力軸50の出力軸下角筒52を直接接続する。その結果、モーター40を駆動すると、入力軸41の回転は等倍で出力軸50に伝達され、調理具28は低速ではあるが、高トルクで回転する。これにより、フードプロセッサー用調理容器20内の食材に撹拌、切断、すり潰し、刻み等の調理を行なうことができる。
調理器10をミキサーモードで使用する場合、図5乃至図8に示すようにミキサー用調理容器21を本体30に載置し、コネクタ51に調理具28を接続する。ミキサー用調理容器21は、取付脚部22の内側に操作突起26が設けられているから、本体30にミキサー用調理容器21を装着し、時計回りに回転させることで、操作突起26は操作片82を下方に押し込む。これにより、下カップリング85による入力軸41の入力軸角筒42と出力軸50の出力軸下角筒52の直接接続は解かれる。そして、入力軸41は、入力軸角筒42が下カップリング角孔86に連繋され、下カップリング角筒87が下駆動プーリー角孔72に嵌まり、上カップリング83の上カップリング角孔84に上従動プーリー角筒77と出力軸上角筒53が嵌まることで、入力軸41はプーリー71,73,75,76、ベルト74,78により出力軸50に増倍接続される。この状態で、モーター40を駆動すると、入力軸41は、低トルクにはなるが、6倍に増倍されて回転する。これにより、食材の撹拌や切断等の調理を行なうことができる。入力軸41と出力軸50はギア機構ではなく、プーリー71,73,75,76、ベルト74,78による動力伝達となるため、静音であり、駆動力の伝達ロスも抑えることができる。
上記のように、本発明の調理器10によれば、ユーザーが意識することなく、装着する調理容器20,21によって入力軸41と出力軸50の変速比を変えることができるから簡便である。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、上記実施形態では、調理容器を2種類準備し、調理容器によって変速比を変えているが、カップリング80を別途ボタン操作等により上下動可能とすることで、同じ調理器、調理具を使用した場合であっても、食材やその調理用途に応じて調理具の回転数、トルクを調整することもできる。
10 調理器
20 フードプロセッサー用調理容器(第1調理容器)
21 ミキサー用調理容器(第2調理容器)
26 操作突起
30 本体
40 モーター
41 入力軸
50 出力軸
60 第1連繋機構
70 第2連繋機構
80 カップリング
82 操作片

Claims (6)

  1. モーターを具える本体と、
    前記本体に装着される調理容器であって、第1調理容器又は前記第1調理容器とは形状の異なる第2調理容器と、
    前記モーターの動力を受けて、前記調理容器内で回転する調理具と、
    を具えた調理器であって、
    前記本体内には、
    前記モーターの入力軸と、前記調理具の出力軸を第1の変速比で連繋する第1連繋機構と、
    前記入力軸と前記出力軸を前記第1の変速比とは異なる第2の変速比で連繋する第2連繋機構と、
    前記入力軸と前記出力軸を前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構で連繋させるカップリングを有し、
    前記カップリングは、前記第1調理容器を前記本体に載置したときに前記第1連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋し、前記第2調理容器を前記本体に載置したときに前記第2連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋する、
    調理器。
  2. 前記第1連繋機構は、前記入力軸の回転を等速で前記出力軸に伝達し、
    前記第2連繋機構は、前記入力軸の回転を増速又は減速して前記出力軸に伝達する、
    請求項1に記載の調理器。
  3. 前記第2連繋機構は、プーリー及びベルトを含んでいる、
    請求項1又は請求項2に記載の調理器。
  4. 前記カップリングは、前記本体内に上下動可能且つ上向きに付勢した状態で配備され、
    前記第1調理容器又は前記第2調理容器を前記本体に装着することで下方に押し下げられて前記第1連繋機構又は前記第2連繋機構により前記入力軸と前記出力軸を連繋する、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の調理器。
  5. 前記本体は、前記カップリングを上下動可能に案内するガイドを有する、
    請求項4に記載の調理器。
  6. 前記第1調理容器又は前記第2調理容器の下面に形成された操作突起と、
    前記本体の上面に開設された貫通孔から臨出し、前記操作突起に当接して前記カップリングを下方に押し下げる操作片を有し、
    前記貫通孔と前記操作片は、シールパッキンにより防水され、
    前記貫通孔の周囲には、側方に延びる排水溝が形成される、
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の調理器。
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