JP2022034326A - 解体選別システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物を低コストで効率的に解体することでき、かつ、得られた解体物から特定の選別対象物を簡易な構成で効率良く選別することが可能な解体選別システムを提供する。【解決手段】被処理物を解体して解体物を形成する解体装置、および、前記解体物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で前記解体物を撮像した撮像データと予め記憶された選別対象物の参照画像データとを画像比較して、前記解体物に含まれる選別対象物を認識する制御部と、コンベアに載置された前記解体物のうち、前記選別対象物を前記コンベアからピックアップするロボットと、を有し、前記制御部は、前記画像比較の結果に基づいて、前記選別対象物を種類ごとに振り分けるように、前記ロボットの動作を制御する選別装置、を有する。【選択図】図1

Description

この発明は、被処理物を破砕する解体装置と、解体物から特定の選別対象物を選別する選別装置とを有する解体選別システムに関する。
近年、家電リサイクル法の施行に伴い、洗濯機、冷蔵庫、エアコン等の家電品に含まれている有用な部品のリサイクルが普及しつつある。家電リサイクル工場では、使用済みの冷蔵庫、洗濯機、エアコンの多くを手作業で解体を行っている。
しかしながら、こうした手作業で解体は、多くの人手と手間が掛かるという課題があった。このため、例えば、特許文献1には、切断刃である打撃体を周面に設けた回転体を高速回転させ、臨界衝撃速度以上の速度でエア・コンディショナの熱交換器に衝突させることにより、衝突部分の表層を破砕しつつ熱交換器を切断するエア・コンディショナの解体方法が開示されている。
また、特許文献2には、画像処理によって室外機筐体と室外機筐体内のコンプレッサーを固定している複数のスタッドボルトの位置を特定して、このスタッドボルトの周囲を切り抜いて、コンプレッサーと室外機筐体とを分離するエアコン室外機の解体方法が開示されている。
一方、解体された家電品からは、モーター、コンプレッサー、トランスなど、価値の高い金属が多く含まれている特定の部品や、破砕に適さない部品を選別して回収し、それ以外の部品は機械処理工程に投入され、破砕、選別を行うことが一般的である。
こうした家電リサイクル工場において、家電の解体物の中からモーター、コンプレッサー、トランス等の特定の部品を選別して回収する作業は、様々な解体物が流れるコンベアから作業者が直接、手作業で特定の部品をピックアップしている。このような特定の部品のピックアップ作業は、様々な大きさ、形状、重量の部品を直接手で扱うため、作業者の負担が大きく、かつ、単位時間当たりのピックアップ量も限られる。
このため、解体物のピックアップ作業を効率化し、作業者の負担を減らすことができるピックアップ装置が知られている。
例えば、特許文献3には、解体物を振動及び送風によって、重量物と軽量物に選別する家電廃棄物等の分別装置が開示されている。
また、例えば、特許文献4には、解体物を磁力選別機または渦電流選別機の少なくとも一方を用いて、鉄及び銅とアルミニウムとの混合物またはプラスチックの種類毎に選別して回収する使用済み家電類の処理方法が開示されている。
更に、例えば、特許文献5には、解体物を磁力によって磁性物と非磁性物とに選別する工程と、風力によって軽量物と重量物とに選別する工程と、非磁性物とプラスチックとを分離する工程と、物理的性質の差を利用してプラスチックを種類ごとに分離する工程と、を有する廃家電製品の再資源化処理方法が開示されている。
特開2002-071156号公報 特開2012-032021号公報 特開2002-282792号公報 特開2007-319760号公報 特許第3969048号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法は、打撃体を高速回転させて、回収目的の熱交換器に衝突させるため、熱交換器自体が切断されてチップ状になってしまい、回収物の取り扱い性が良くないという課題があった。
また、特許文献2に開示された方法は、画像処理によってスタッドボルトの位置を特定してから、このスタッドボルトの周囲に切断具を正確に位置決めして切り抜く必要があるなど、短時間で効率的に解体を行うことが困難であるという課題があった。また、回収目的の部品がボルト以外の手段で筐体に固定されている場合には適用することができない。
そして、特許文献3~5に開示された装置、方法は、いずれも解体物の磁性や比重などの物理的な特性によって選別するものであり、選別前に被処理物を素材レベルまで細かく解体しておく必要があった。このため、被処理物の解体作業が複雑になり、選別に手間とコストが掛かるという課題があった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、被処理物を低コストで効率的に解体することができ、かつ、得られた解体物から特定の選別対象物を簡易な構成で効率良く選別することが可能な解体選別システムを提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明の解体選別システムは、被処理物を解体して解体物を形成する解体装置、および、前記解体物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で前記解体物を撮像した撮像データと予め記憶された選別対象物の参照画像データとを画像比較して、前記解体物に含まれる選別対象物を認識する制御部と、コンベアに載置された前記解体物のうち、前記選別対象物を前記コンベアからピックアップするロボットと、を有し、前記制御部は、前記画像比較の結果に基づいて、前記選別対象物を種類ごとに振り分けるように、前記ロボットの動作を制御する選別装置、を有することを特徴とする。
本発明の解体選別システムによれば、解体物を撮像して、予め記憶された参照画像データと比較して、解体物に含まれる選別対象物を認識して、ロボットによって選別対象物だけをピックアップして回収することにより、解体物から、例えば有用な金属などを含む選別対象物を効率的に低コストで回収することができる。
また、本発明では、前記解体装置は、被処理物を載置するステージと、前記ステージに載置された前記被処理物を破砕する破砕刃と、を有していてもよい。
これにより、被処理物の構造に応じて破砕刃の位置を調整して、この破砕刃で被処理物を破砕するだけで、被処理物を容易に解体して、解体物を構成部品ごとに分離できる。そして、X線画像撮影などによって部品全体のレイアウトを把握したり、ネジ等を外して樹脂材と部品との締結を解除するなどの手間とコストとの掛かる工程が不要になり、低コストで容易に、かつ効率的に被処理物を解体することが可能になる。
また、本発明では、前記ステージには下方に向けて開く開閉扉が形成され、前記開閉扉の開扉によって、前記解体物を下方に落下させてもよい。
また、本発明では、前記破砕刃を複数有し、複数の前記破砕刃を前記ステージに突出した突出位置と前記ステージから退避した退避位置との間で移動させる破砕刃移動手段を有していてもよい。
また、本発明では、前記制御部には、前記選別対象物を複数の視点から撮像した参照画像データを用いて、前記選別対象物の画像上の特徴を学習させた学習済みモデルが記憶され、前記学習済みモデルを参照して、前記解体物に含まれる前記選別対象物を検出してもよい。
また、本発明では、前記参照画像データは、二次元画像データであってもよい。
また、本発明では、前記ロボットは、前記選別対象物を把持するハンド部を有し、前記制御部は、前記選別対象物の種類に応じて、前記ハンド部の移動速度、移動量、移動高さ、把持方向、把持力、開き幅のうち、少なくとも1つ以上を制御してもよい。
また、本発明では、前記撮像装置の設置位置よりも上流側には、前記解体物に振動を加えて、前記解体物の分離を促進させる振動分離装置が更に設けられていてもよい。
また、本発明では、前記被処理物は、家電品であってもよい。
本発明によれば、簡易な構成で、低コストに、解体物から特定の選別対象物を効率良く選別することが可能な解体選別システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る解体選別システムを示す概略構成図である。 本実施形態の解体選別システムの破砕部を示す概略構成図である。 本実施形態の解体選別システムの選別部を示す概略構成図である。 選別部における解体物の選別方法を段階的に説明したフローチャートである。
以下、本発明を適用した一実施形態である解体選別システムについて図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る解体選別システムの概略構成図である。
本実施形態の解体選別システム10は、例えば、被処理物である各種機器、装置等をそれぞれの構成部品と筐体等に分かれるように破砕し、得られた解体物から、特定の選別対象物を選別するものである。
ここで、被処理物としては、家電品、例えば、廃棄された冷蔵庫、洗濯機、エアコン等が挙げられる。また、選別対象物としては、有用な金属などを含む部品、例えば、モーター、コンプレッサー、トランス、熱交換器等が挙げられる。以下の説明では、被処理物としてエアコン室内機を例示する。
解体選別システム10は、前処理部11で予め配管や電源コードを除去されたエアコン室内機(被処理物)Mを待機させる待機部12と、エアコン室内機Mを破砕する破砕部(解体装置)13と、エアコン室内機Mが破砕部13で破砕されることで生じる解体物Sの分離を促進する分離部14と、解体物Sから特定の選別対象物Tだけをピックアップする選別部(選別装置)15と、を備えている。
また、待機部12と破砕部13との間には、待機部12で待機する複数のエアコン室内機Mを1台ずつ分離するゲート16、およびゲート16から繰り出されたエアコン室内機Mを保持して破砕部13に投入する投入装置17が設けられている。
また、破砕部13と分離部14との間には、解体物Sの待機バッファを兼ねたコンベア18が設けられている。
なお、以下の説明では、解体選別システム10の任意の位置から待機部12に向かう側を上流側、選別部15に向かう側を下流側と称することがある。
解体選別システム10に投入するエアコン室内機Mの前処理を行う前処理部11は、例えば、作業テーブル21を備え、作業者が作業テーブル21に載置されたエアコン室内機Mから外側に延びる冷媒配管やドレン配管などの配管、および電源ケーブルを切断して取り除く。
解体選別システム10の待機部12は、例えばコンベア23などから構成され、このコンベア23上に、前処理部11で前処理されたエアコン室内機Mか、複数、整列して並べられる。
図2は、本実施形態の解体選別システムの破砕部(解体装置)を示す概略構成図である。
破砕部(解体装置)13は、投入装置17(図1を参照)によって1台ずつ破砕部13に投入されるエアコン室内機Mを載置するステージ31と、載置されたエアコン室内機Mを破砕する破砕刃33と、この破砕刃33をエアコン室内機Mに向けて押し出す破砕刃突出手段34と、ステージ31上での破砕刃33の位置を調整する破砕位置調整手段35と、を有している。
ここで、本実施形態における被処理物の一例である、一般的な壁掛型のエアコン室内機Mの概略構成について説明する。エアコン室内機Mは、例えば樹脂材からなる筐体D1と、この筐体D1に締結された熱交換器D2、ファン(クロスフローファン)D3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などの部品が配置されている。
エアコン室内機Mを構成する熱交換器D2は、ファンD3によって取り入れられた空気と、循環する冷媒との間で熱交換を行う部品であり、熱伝導性に優れた銅やアルミニウムなどから形成されている。
ファンD3は、熱交換器D2内に空気を流通させる部品であり、樹脂やアルミニウムなどから形成された円筒状のクロスフローファンである。モーターD4は、ファンD3を回転させる部品であり、外装材としてアルミニウムや鋼材が、またコイルとして銅線などが含まれている。制御基板D5には、配線材料として金線や金を含むハンダなどが含まれている。
これら有用な金属などのリサイクル素材を含む部品である熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などは、破砕部13よりも下流側に配された選別部15において、選別対象物Tとしてピックアップされる。
こうしたエアコン室内機Mを構成する各部品は、メーカーや筐体D1のサイズによらず、ほぼ決まったレイアウトで配置されている。即ち、エアコン室内機Mの取付状態において、上側に熱交換器D2が、また下側にファンD3がそれぞれ配置されている。また、ファンD3に隣接してモーターD4が、また、熱交換器D2に隣接して制御基板D5がそれぞれ配置されている。更に、熱交換器D2の前面側にフィルタD6が配置されている。
このような部品レイアウトのエアコン室内機Mの筐体D1から各部品を破砕によって分離させる際には、筐体D1の一方の側面と、熱交換器D2およびファンD3の一方の端部との間に設定される第1破砕線C1に沿って筐体D1を破砕する。また、熱交換器D2およびファンD3の他方の端部と、モーターD4および制御基板D5との間に設定される第2破砕線C2に沿って筐体D1を破砕する。こうした第1破砕線C1および第2破砕線C2に沿って筐体D1を破砕すれば、樹脂材である筐体D1に締結されている部品である熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などが筐体D1から分離する。
ステージ31は、投入装置17によって待機部12から1台ずつ取り出されたエアコン室内機Mを載置するものである。ステージ31は、底板31Aと、背面板31Bとを備えている。エアコン室内機Mは、例えば、下側が底板31Aに接するように、また、背面側が背面板31Bに接するように載置される。
ステージ31の底板31Aには、下方に向かって回動し、載置されたエアコン室内機Mをステージ31の直下に落下させる開閉扉31Cが設けられている。本実施形態では、開閉扉31Cは、底板31Aを2分割してそれぞれ回動可能に軸着したものからなる。開閉扉31Cは、例えば油圧シリンダーなどで構成される扉開閉機構31Dによって開閉される。
破砕刃33は、本実施形態では2か所に形成され、それぞれ破砕刃33A,33Bとされる。破砕刃33は、所定の厚みの鋼板などから構成されている。破砕刃33は、矩形板状に形成されている。また、破砕刃33のうち、エアコン室内機Mに対面する一辺は、先端に向かって厚みが漸減する刃状に形成されていてもよい。
破砕刃33のうち、一方の破砕刃33Aは第1破砕線C1に沿って筐体D1を破砕し、また、他方の破砕刃33Bは第2破砕線C2に沿って筐体D1を破砕する。
破砕刃突出手段34は、ステージ31に載置されたエアコン室内機Mの前面よりも手前の位置、即ちステージ31上から退避した退避位置P1と、エアコン室内機Mの筐体D1に食い込む位置、即ちステージ31上に突出した突出位置P2との間で破砕刃33を前後動させる装置である。本実施形態では、破砕刃突出手段34は、例えば油圧シリンダーから構成されている。
破砕刃突出手段34は、一方の破砕刃33Aを前後動させる破砕刃突出手段34Aと、他方の破砕刃33Bを前後動させる破砕刃突出手段34Bとを備えている。
なお、破砕刃突出手段34は、油圧シリンダー以外にも、例えば、モーターとギアなどによって構成されていても良い。
破砕位置調整手段35は、破砕刃33及び破砕刃突出手段34をステージ31に沿って移動させるものであり、本実施形態では、破砕刃33の前後動方向に対して直角で、かつステージ31の一辺に沿った幅方向L1に沿って移動させる。こうした破砕位置調整手段35は、例えば、幅方向L1に沿って延びるレールや、このレール上で破砕刃33及び破砕刃突出手段34を移動させるモーターなどから構成されている。
受け台37(図1を参照)は、ステージ31の直下に配置され、開閉扉31Cの開放によって落下した、エアコン室内機Mを破砕した後の解体物Sを受け止めるものであり、全体が鋼材やステンレス材などによって構成されている。こうした受け台37は、着地衝撃によってエアコン室内機Mを破砕した後の解体物Sを構成する筐体D1と各部品との分離を促進させるために、受け面が高強度になるように形成されていることが望ましい。
以上のような構成の破砕部13は、投入装置17によって、下側が底板31Aに接し、背面側が背面板31Bに接するように、エアコン室内機Mがステージ31上に載置される。
次に、破砕位置調整手段35によって、破砕刃33A,33Bを第1破砕線C1、第2破砕線C2にそれぞれ合致する位置に移動させる。なお、本実施形態では、破砕刃33A,33Bは、投入されるエアコン室内機Mの型式等に基づいて、予め位置がプリセットされていればよい。
そして、破砕刃突出手段34A,34Bを構成する油圧シリンダー内の油圧が高められると、破砕刃33A,33Bがそれぞれエアコン室内機Mの前面よりも手前にある退避位置P1から筐体D1に食い込む突出位置P2に向けて突出する。
これにより、樹脂材である筐体D1は、第1破砕線C1および第2破砕線C2に沿ってそれぞれ破砕される。このうち、第1破砕線C1に沿って筐体D1を破砕することで、筐体D1の一方の側面と熱交換器D2およびファンD3のそれぞれの一方の端部との締結が解除される。
また、第2破砕線C2に沿って筐体D1を破砕することで、熱交換器D2、ファンD3、およびフィルタD6が配された領域と、モーターD4および制御基板D5が配された領域との間が分離し、熱交換器D2およびファンD3のそれぞれの他方の端部と筐体D1との締結が解除される。また、モーターD4および制御基板D5と筐体D1との締結が解除される。
このように、筐体D1を、第1破砕線C1および第2破砕線C2に沿って、破砕刃33A,33Bによってそれぞれ破砕することで、金属などを含む部品である熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6を、樹脂材である筐体D1から分離することができる。
この後、ステージ31の開閉扉31Cを回動させて下方に開くことにより、エアコン室内機Mを破砕した解体物Sが受け台(図1を参照)37に向けて落下する。そして、破砕された筐体D1と、熱交換器D2、ファンD3、モーターD4などの部品とは、受け台37への着地衝撃によって、より一層確実に分離される。
そして、互いに分離した筐体D1と、熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などの部品とが、コンベア18によって受け台37から、下流側の分離部14に向けて引き出される。
なお、本実施形態では、破砕刃33A,33Bの位置は、予めプリセットされているが、破砕部13に投入されるエアコン室内機Mに応じて1台ごとに破砕刃33A,33Bの位置を調節する構成であってもよい。
こうした構成では、破砕部13に、エアコン室内機Mの寸法を測定する測定手段が更に形成される。この測定手段は、破砕に先立ってエアコン室内機Mの寸法を測定する装置であり、例えば、レーザー光の反射によって長さを測定する装置であればよい。こうした測定手段によって、エアコン室内機Mの側面にレーザー光を照射して、エアコン室内機Mの寸法を測定する。この寸法は、例えば、ステージ31の幅方向L1に沿ったエアコン室内機Mの幅とすればよい。
そして、測定手段によって測定された個々のエアコン室内機Mの寸法の情報に基づいて、破砕位置調整手段35を駆動させて、第1破砕線C1や第2破砕線C2に対応する位置に破砕刃33及び破砕刃突出手段34を移動させる。このように、破砕部13に投入するエアコン室内機Mを1台ごとに測定手段によって寸法を測定して、その結果を破砕位置調整手段35にフィードバックさせれば、互いに異なる型式の様々なエアコン室内機Mを破砕部13に投入しても、エアコン室内機Mごとに最適な破砕位置で破砕を行うことができる。
分離部14は、例えば、破砕部13で生じた解体物Sの待機バッファを兼ねたコンベア18の下流側に形成された振動スクリーン38を備える。振動スクリーン38は、例えば、所定の目開きの篩(図示略)と、この篩に振動を印加する振動装置(図示略)とから構成されている。
振動スクリーン38を構成する篩の目開きは、例えば、破砕部13で生じた解体物Sのうち、筐体D1が粉砕された細かい樹脂片が篩下に分離される程度であればよい。
コンベア18から分離部14に導入された解体物Sは、振動の印加によって、それぞれの構成部品どうしが更に分離されるとともに、筐体D1のうち、細かい樹脂片が篩によって分離される。分離部14の篩下に分離された細かい樹脂片は、再生樹脂の材料としてリサイクルすることもできる。
図3は、本実施形態の解体選別システムの選別部(選別装置)を示す概略構成図である。
選別部(選別装置)15は、解体物Sを搬送方向L2に搬送するコンベア41と、このコンベア41を上から見下ろす位置に配置された撮像装置42と、撮像装置42で撮像された撮像データと、予め記憶されている参照画像データとを画像比較して、解体物Sに含まれる特定の選別対象物Tを画像認識する制御部43と、この選別対象物Tをハンド部44aで把持してコンベア41の外側に移動(ピックアップ)するロボット44とを有している。
コンベア41は、例えば、無端状のゴムベルト41aをモーター(図示略)で動かすベルトコンベアであればよい。こうしたコンベア41には、ゴムベルト41aの移動量を制御部43に出力するエンコーダ41bが設けられている。
撮像装置42は、例えば、コンベア41のゴムベルト41aを幅方向に跨ぐように設置されたフレーム42cと、このフレーム42cに配され、コンベア41上を移動する解体物Sを全て撮像可能な二次元エリアカメラ42aと、撮像領域を照明するライト42bとを備えている。
こうした撮像装置42で撮像された解体物Sの撮像データは、制御部43に出力される。なお、撮像装置42は、コンベア41が稼働中、連続して撮像を行う構成であっても、解体物Sの到来を検出した時だけ撮像を行う構成であってもよい。
本実施形態においては、こうした撮像装置42で撮像された撮像データは、解体物を鉛直方向から見下ろした二次元画像データとして画像処理される。これにより、例えば、解体物Sを鉛直方向に対して傾斜した斜め方向から撮像した三次元画像データよりも、データ容量が小さくなり、高速に画像処理を行うことができる。また、三次元画像データを用いる場合と比べて、システムを単純化し、低いコストで選別部15を構成できる。
ロボット44は、解体物Sを挟持可能なハンド部44aと、このハンド部44aを上下左右に自在に移動させるアーム部44bとを有する多関節アーム状ロボットであればよい。
ハンド部44aは、アーム部44bに対して着脱自在に構成されている。これにより、例えば、解体物Sの形状やサイズに合わせて、把持するために最適な形状のハンド部44aを選択して装着することができる。
こうしたロボット44は、ロボットコントローラ44cを介して制御部43から制御される。
ロボット44が設置された周囲には、ロボット44によって把持され、コンベア41の外部に移動(ピックアップ)された選別対象物Tを種類ごとに分別して収容する収納箱(フレコン)46,46…が設置されていればよい。
そして、これらコンベア41やロボット44など機械的な可動領域を囲むように、メンテナンス扉49aを備えた安全柵49が設置されている。
制御部43は、画像処理を行うCPUや学習済みモデルを記憶する記憶部を有するパソコン51と、パソコン51によって演算、処理されたデータに基づいて、選別部15の各構成部を制御するPLC(Programmable Logic Controller)52とを有している。
ここでいう学習済みモデルとは、選別が想定される全ての種類の選別対象物T、例えば、本実施形態では、エアコン室内機Mを破砕して得られた解体物Sのうち、熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などを、予め複数の視点から撮像した参照画像データを用いて、その画像上の特徴(形状の特徴)をAI(Artificial Intelligence)が抽出して学習させたモデルである。
学習済みモデルの作成においては、前段階として選別対象物Tの種類、例えば、参照画像データに対して熱交換器D2やモーターD4といった関連付けを行い、こうした参照画像データとその画像が示す選別対象物Tの種類とを関連付けたデータから、AIがその学習過程で、色や形状等の特徴の重み付けを自ら行い、学習済みモデルを生成する。
こうした学習済みモデルは、実際に選別対象物Tを選別する過程で、誤判定を修正する学習を任意のタイミングで行って、その結果を反映させることによって、学習済みモデルを更新することにより、選別精度を向上させていくこともできる。
制御部43を構成するパソコン51は、上述した学習済みモデルを参照して、二次元エリアカメラ42aで撮影した解体物Sの撮像データから、この解体物Sが選別対象物Tであるか物体検出(画像比較)を行い、信頼度スコアが例えば90%以上となる解体物Sを選別対象物Tと判定する。なお、選別対象物Tの判定に必要な信頼度スコアの閾値は、選別対象物Tの種類ごとに設定が可能である。
そして、特定された選別対象物Tの画像上の座標、即ち撮像時のコンベア41上での座標をロボットコントローラ44cに出力し、ロボットコントローラ44cは、エンコーダ41bによって検出されたゴムベルト41aの速度、およびロボット44のアーム部44bの移動速度に基づいて、ロボット44が特定された選別対象物Tを把持するのに最適な把持位置座標を算出する。
そして、ロボットコントローラ44cは、この算出された把持位置座標によりロボット44のハンド部44aを移動させ、特定された選別対象物Tを把持させる。
特定された選別対象物Tを把持したロボット44は、選別対象物Tの種類に応じて対応する収納箱46に選別対象物Tを載置する。
パソコン51に記憶される学習済みモデルは、想定される選別対象物Tの種類ごとに、それぞれ少なくとも6面から撮像した二次元画像データを用いて作成したモデルである。更に、参照画像データには載置可能な姿勢での任意の方向から撮像した選別対象物Tの二次元画像データを含むことが好ましい。
こうした二次元画像データは、例えば、熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6などを互いに区別できる程度の二次元画像データであっても、更に細分化されたそれぞれの部品の個々の型式まで区別できる高精細な二次元画像データであってもよい。
パソコン51には、個々の選別対象物Tのそれぞれに、平面視した時の実寸法、載置姿勢ごとの高さ、硬さ、重さなどの情報が記憶されている。ロボットコントローラ44cは、これら把持位置座標、実寸法、高さ、硬さ、重さなどの情報に基づいて、ロボット44のハンド部44aの向き、把持方向、ハンド部44aの開き量、把持高さ位置、および選別対象物Tを破損させず、かつ脱落することのない把持力をそれぞれ設定して、ロボット44を駆動して、特定された選別対象物Tを把持(ピックアップ)させる。
PLC52には、各部の設定を入力し、また確認するタッチパネル61および操作ボタン62、緊急時に選別部15全体をシャットダウンさせる非常停止ボタン63、動作状態を例えば3色灯で表示するシグナルタワー64がそれぞれ接続されている。
また、PLC52には、最大高さ検知部65が接続されている。最大高さ検知部65は、コンベア41の上流側、即ち破砕部13から供給される解体物Sの高さを検出し、投入可能最大高さを超える高さ、例えば、ピックアップ動作を行うロボット44に当接する高さの解体物S(障害物)が検出された際に、PLC52を介してピックアップ動作中のロボット44をワンサイクル動作終了後、この障害物がロボット44のピックアップ動作範囲外に搬送されるまで、PLC52を介してロボット44を一時停止、および待機させる。
また、撮像データが解体物Sを鉛直方向から見下ろした二次元画像データである場合に、画像から解体物Sの高さは検出できないため、最大高さ検知部65を解体物Sの高さ検出手段として用い、検出した解体物Sの高さに応じて、ロボット44の動作範囲を調節する構成にすることもできる。
また、PLC52には、開扉検知部66が接続されている。この開扉検知部66は、選別部15の動作中に安全柵49のメンテナンス扉49aの開扉を検知して、選別部15を非常停止させる。
このような構成の選別部の作用を説明する。
図4は、選別部における解体物の選別方法を段階的に説明したフローチャートである。
破砕部13から分離部14を介して選別部15に供給される解体物Sは、まず、コンベア41の上流側から選別部15に投入される(解体物投入工程S1)。
投入された解体物Sはコンベア41上を搬送方向L2に沿って搬送され、撮像装置42の下を通過する。この時、解体物Sは、撮像装置42によって上から見下ろすアングルで撮像される(撮像工程S2)。撮像された解体物Sの二次元画像の撮像データは、パソコン51に入力される。
パソコン51は、学習済みモデルを使用して、入力された解体物Sの撮像データより物体検出(画像比較)を行う(画像解析工程S3)。そして、例えば、信頼度スコア90%以上となる解体物Sを、選別対象物Tとして認識する。なお、選別対象物Tの判定に必要な信頼度スコアの閾値は、選別対象物Tの種類ごとに設定が可能である。
画像解析工程S3における物体検出で使用する学習済みモデルは、AIが参照画像データから、選別対象物Tの特徴を抽出し、特徴量(着目点)の獲得、重み付けを自ら行うことで生成する。
パソコン51は、画像解析工程S3によって選別対象物Tを検知すると、特定された選別対象物Tの画像上の座標、即ち撮像時のコンベア41上での座標をロボットコントローラ44cに転送し、ロボットコントローラ44cは、エンコーダ41bによって検出されたゴムベルト41aの速度、およびロボット44のアーム部44bの移動速度に基づいて、ロボット44が特定された選別対象物Tを把持するのに最適な把持位置座標を算出する(把持位置座標算出工程S4)。
パソコン51は、把持位置座標、選別対象物Tの実寸法、高さ情報、硬さなどのデータをロボットコントローラ44cに出力する。ロボットコントローラ44cは、これらのデータおよびゴムベルト41aの速度に基づいて、ロボット44のハンド部44aが実際に選別対象物Tを把持する位置の座標、ハンド部44aの向き、ハンド部44aの把持方向、ハンド部44aの開き量、ハンド部44aの把持高さ位置、およびハンド部44aの把持力をそれぞれ設定して、ロボット44を駆動させる。そして、特定された選別対象物Tを把持して、ゴムベルト41a上から取り除く(ピックアップ工程S5)。
そして、選別対象物Tを把持したロボット44は、把持した選別対象物T(熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6など)を回収する収納箱46を選択して、該当する収納箱46に選別対象物Tを載置する。
このような撮像工程S2からピックアップ工程S5を連続して繰り返すことにより、解体物Sから予め設定した選別対象物Tだけが選別されて取り除かれ、取り除かれた選別対象物Tは、種類別(熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6)に収納箱46、46…に回収される。また、残りの解体物、主に筐体D1は、別工程で例えばシュレッダーによって微細化され、樹脂原料などとして再利用されればよい。
なお、制御部43は、ロボット44に対して選別対象物Tの把持を指示した後に、所定の時間が経過した後も選別対象物Tの把持を検出できない場合、選別対象物Tを回収できなかった(ロスト状態)と判断し、ロボット44を原点位置に戻すようにする制御ステップ(工程)を含むことも好ましい。
これにより、何らかの理由で選別対象物Tをロストした場合に、ロボット44が不必要な動作を行って、別な選別対象物Tの回収が間に合わなくなることを防止できる。なお、ロボット44の把持の検出は、ハンド部44aに圧力センサなどを設けることにより実現できる。
以上のような、解体選別システム10を構成する選別部15において、選別対象物Tの検出精度を向上させるには、画像解析工程S3に使用する学習済みモデルの精度を向上させることが好ましい。このとき、参照画像データの選択が非常に重要であり、多種多様な画像データを繰り返し学習させることにより、選別対象物Tの検出精度を向上させることができる。
例えば、選別対象物は、品目ごとに形状、サイズ、色等が多種多様で、それらを一つの品目として認識させるためには、同じ品目で形状、サイズ、色等の特徴の違う物をバランス良く選び取って、参照画像データを集める必要がある。
二次元エリアカメラで撮像する参照画像データは、コンベア上の照度の不均一性や画像の歪みにより、物の見え方が変わってくるため、同じ物を多数の位置で撮影する必要がある。また、二次元エリアカメラで撮像する画像データは二次元画像であるため、平面的な画像から形状、サイズ、色等の特徴を利用して品目判定を行うことになる。従って、精度の良い品目判定結果を取得する為、コンベア41上を流れる選別対象物T(熱交換器D2、ファンD3、モーターD4、制御基板D5、フィルタD6など)のあらゆる姿勢を撮像して学習させる必要がある。
また、選別対象物Tだけを学習させると、選別対象物Tではないが、一部に選別対象物Tの像と類似する部分を持つ解体物を選別対象物Tとして誤検知する場合がある。信頼度の閾値を設定する(信頼度スコアを上げる)ことで、低信頼度の誤検知を防ぐことができるが、高信頼度の誤検知品に対しては、別の品目に定義して除外させる(除外品目を設定して、学習させる)必要がある。このため、コンベア41上に流れるすべての解体物に対して長期間の検証を行い、高信頼度で誤検知される物を抽出し、分別定義することが好ましい。
上述した本発明の一実施形態においては、被処理物として、家電品であるエアコン室内機を例示して説明したが、本発明の解体選別システムは、被処理物が限定されるものではない。例えば、被処理物として、家電品である冷蔵庫、洗濯機、テレビなどを挙げることができる。
例えば、被処理物が冷蔵庫である場合、破砕部13の破砕刃33によって、冷蔵庫の主に樹脂からなる筐体を破砕して、熱交換器、コンプレッサー、ファン、モーター等を分離させ、これら熱交換器、コンプレッサー、ファン、モーター等を選別対象物として選別部でピックアップすることにより、有用な金属を含む熱交換器、コンプレッサー、ファン、モーター等を効率的に低コストで回収することができる。
また、例えば、被処理物が洗濯機である場合、破砕部13の破砕刃33によって、洗濯機の主に樹脂からなる筐体を破砕して、洗濯槽、モーター等を分離させ、これら洗濯槽、モーター等を選別対象物として選別部でピックアップすることにより、有用な金属を含む洗濯槽、モーター等を効率的に低コストで回収することができる。
また、例えば、被処理物がテレビである場合、破砕部13の破砕刃33によって、テレビの主に樹脂からなる筐体を破砕して、表示パネル、回路基板等を分離させ、これら表示パネル、回路基板等を選別対象物として選別部でピックアップすることにより、有用な金属を含む表示パネル、回路基板等を効率的に低コストで回収することができる。
本実施形態においては、学習済みモデルを参照して解体物Sに含まれる選別対象物Tを検出する構成を例示して説明したが、これに限定されるものではない。例えば、解体物Sを撮像した撮像データと予め記憶された選別対象物Tの参照画像データとを画像比較して選別対象物Tを検出する構成としてもよい。選別対象物Tの種類が少数に限定されている場合には、学習済みモデルを用いなくても、単純に撮像データと参照画像データとを画像比較することで選別対象物Tを検出できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、こうした実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…解体選別システム
11…前処理部
12…待機部
13…破砕部
14…分離部
15…選別部
16…ゲート
17…投入装置
18…コンベア
31…ステージ
33…破砕刃
34…破砕刃突出手段
35…破砕位置調整手段
41…コンベア
42…撮像装置
43…制御部
44…ロボット
M…エアコン室内機(被処理物)
S…解体物
T…選別対象物

Claims (9)

  1. 被処理物を解体して解体物を形成する解体装置、
    および、前記解体物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で前記解体物を撮像した撮像データと予め記憶された選別対象物の参照画像データとを画像比較して、前記解体物に含まれる選別対象物を認識する制御部と、コンベアに載置された前記解体物のうち、前記選別対象物を前記コンベアからピックアップするロボットと、を有し、前記制御部は、前記画像比較の結果に基づいて、前記選別対象物を種類ごとに振り分けるように、前記ロボットの動作を制御する選別装置、を有することを特徴とする解体選別システム。
  2. 前記解体装置は、被処理物を載置するステージと、前記ステージに載置された前記被処理物を破砕する破砕刃と、を有することを特徴とする請求項1に記載の解体選別システム。
  3. 前記ステージには下方に向けて開く開閉扉が形成され、前記開閉扉の開扉によって、前記解体物を下方に落下させることを特徴とする請求項2に記載の解体選別システム。
  4. 前記破砕刃を複数有し、複数の前記破砕刃を前記ステージに突出した突出位置と前記ステージから退避した退避位置との間で移動させる破砕刃移動手段を有することを特徴とする請求項2または3に記載の解体選別システム。
  5. 前記制御部には、前記選別対象物を複数の視点から撮像した参照画像データを用いて、前記選別対象物の画像上の特徴を学習させた学習済みモデルが記憶され、
    前記学習済みモデルを参照して、前記解体物に含まれる前記選別対象物を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の解体選別システム。
  6. 前記参照画像データは、二次元画像データであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の解体選別システム。
  7. 前記ロボットは、前記選別対象物を把持するハンド部を有し、
    前記制御部は、前記選別対象物の種類に応じて、前記ハンド部の移動速度、移動量、移動高さ、把持方向、把持力、開き幅のうち、少なくとも1つ以上を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の解体選別システム。
  8. 前記撮像装置の設置位置よりも上流側には、前記解体物に振動を加えて、前記解体物の分離を促進させる振動分離装置が更に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の解体選別システム。
  9. 前記被処理物は、家電品であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の解体選別システム。
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