JP2022031219A - 遠隔医療システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、医師が遠隔医療で行う看取り・見守りを行う遠隔医療システムに関する。
従来この種の判定装置として、特開2019-181173号では、判定対象者の呼吸を測定する第1の測定部と、前記判定対象者の脈拍を測定する第2の測定部と、前記判定対象者の瞳の対光反射を測定する第3の測定部と、前記第1の測定部、前記第2の測定部及び前記第3の測定部の測定結果の全てがそれぞれの所定の死亡推定条件を満たす場合、前記判定対象者が死亡していると判定する判定部とを備えた構造が知られており、更に、測定結果または判定結果と死亡が判定された時刻を特定の送信先に送信する送信部も用いられている。
しかし、上記構成では、呼吸の測定と脈拍の測定と瞳の対光反射の全てが死亡推定条件を満たす場合には死亡と判定するが、死への段階的なプロセスを確認しながら死の判定を行うことができず、蘇生可能な状態か否かについても判定することができないという問題があった。これらは、判定対象者の無呼吸後の微少な体動について測定しないことによる。
しかし、上記構成では、呼吸の測定と脈拍の測定と瞳の対光反射の全てが死亡推定条件を満たす場合には死亡と判定するが、死への段階的なプロセスを確認しながら死の判定を行うことができず、蘇生可能な状態か否かについても判定することができないという問題があった。これらは、判定対象者の無呼吸後の微少な体動について測定しないことによる。
この発明が解決しようとする問題点は、呼吸停止・心停止後の微少体動を被判定者の死の兆候を確認しながら遠隔地にいる医師が正確に死亡診断を行うことができるようにした看取り装置およびその方法を提供することにある。
死亡診断書は、医師が自己の判断で死亡を認定し作成することができる。
即ち、医師は、呼吸停止、心停止、体温低下、瞳孔散大等の判定条件が確認できれば、死亡を判定することができる。
そこで、この発明では、前記判定対象者である被判定者と判定者である医師とが離れた場所にいる場合に、生体センサと瞳孔カメラを用いリモートで、医師に前記判定条件や死の兆候の状態を分析した情報を提供することを目的とする。
死亡診断書は、医師が自己の判断で死亡を認定し作成することができる。
即ち、医師は、呼吸停止、心停止、体温低下、瞳孔散大等の判定条件が確認できれば、死亡を判定することができる。
そこで、この発明では、前記判定対象者である被判定者と判定者である医師とが離れた場所にいる場合に、生体センサと瞳孔カメラを用いリモートで、医師に前記判定条件や死の兆候の状態を分析した情報を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を達成するために、請求項1の発明では、
被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、
被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、
呼吸停止およびまたは心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、
前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、
前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなり、
看取り判定部が、
前記呼吸停止と心停止後の微少体動の活動を測定する蘇生可能状態表示手段と、
蘇生不可能状態になると瞳孔カメラの使用を指示する瞳孔カメラ撮影指示手段と、前記測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを基に一次死亡判定を行う一次死亡判定手段とを有してなることを特徴とする。
被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、
被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、
呼吸停止およびまたは心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、
前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、
前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなり、
看取り判定部が、
前記呼吸停止と心停止後の微少体動の活動を測定する蘇生可能状態表示手段と、
蘇生不可能状態になると瞳孔カメラの使用を指示する瞳孔カメラ撮影指示手段と、前記測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを基に一次死亡判定を行う一次死亡判定手段とを有してなることを特徴とする。
請求項5の発明では、
被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、呼吸停止および心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなる看取り装置の看取り方法において、
看取り判定部が、呼吸停止および心停止を判定する呼吸・心停止判定手段と、
呼吸・心停止後の微少体動の活動の有無を判定する微少体動判定手段と、
前記微少体動の活動があると蘇生可能状態と表示する蘇生可能状態表示手段と、
前記蘇生可能状態と判定されてから一定時間が経過しても無呼吸または心停止が復活しないと蘇生不可能状態と判定する蘇生不可能状態表示手段と、
前記瞳孔カメラを用いた瞳孔反応の画像データの記録を指示する瞳孔反応記録指示手段と、
該瞳孔反応記録手段に基づいて瞳孔カメラより得られた被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する手段と、
前記呼吸停止、心停止、微少体動、および瞳孔反応の画像データを元に死亡の一次診断を行う一次死亡判定手段とからなっていることを特徴とする。
被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、呼吸停止および心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなる看取り装置の看取り方法において、
看取り判定部が、呼吸停止および心停止を判定する呼吸・心停止判定手段と、
呼吸・心停止後の微少体動の活動の有無を判定する微少体動判定手段と、
前記微少体動の活動があると蘇生可能状態と表示する蘇生可能状態表示手段と、
前記蘇生可能状態と判定されてから一定時間が経過しても無呼吸または心停止が復活しないと蘇生不可能状態と判定する蘇生不可能状態表示手段と、
前記瞳孔カメラを用いた瞳孔反応の画像データの記録を指示する瞳孔反応記録指示手段と、
該瞳孔反応記録手段に基づいて瞳孔カメラより得られた被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する手段と、
前記呼吸停止、心停止、微少体動、および瞳孔反応の画像データを元に死亡の一次診断を行う一次死亡判定手段とからなっていることを特徴とする。
遠隔地の医師は、被判定者および被判定者の看護要員と通信装置で通話することができる。そして、判定が必要と判断すると、被判定者の呼吸停止と心停止のデータと、微少体動のデータと、瞳孔散大の画像データを受信して、死の兆候を含めた一次死亡の判定の情報を取得することができる。
これにより遠隔医療であっても、医師は死亡判定を行うことができるようになる。
これにより遠隔医療であっても、医師は死亡判定を行うことができるようになる。
以下にこの発明の好適実施例について、図面を参照しながら説明する。
この発明の看取り装置1は、患者などの被判定者に装着して呼吸停止と心停止と微少体動のデータを測定する生体センサー2が用いられる。
呼吸停止は、生体センサー2内の高精度の加速度センタ-により横隔膜の動き、および心臓の動きと、微少体動とを物理的に計測する。
心停止は、生体センサー2内のECGセンサー(心電型センサー)により、心電による電流を計測する。
この生体センサー2は、心拍と呼吸の有無、微少体動、表皮温度について常時測定することができる
生体センサーの分析グラフの一例を図3、図4に示す。
ここで分析グラフは、イ ECG、ロ 副交感神経/交感神経、ハ 脈拍数、ニ 呼吸数、ホ 消費エネルギー/皮膚温度、へ 姿勢、ト 微少体動である。
この生体センサー2は、特願2020-78916などのような公知センサーを用いることもできるが、個別に心拍、呼吸、微少体動、表皮温度などを個別に測定するものでも、全部または複数測定できるものでもよい。
呼吸停止は、生体センサー2内の高精度の加速度センタ-により横隔膜の動き、および心臓の動きと、微少体動とを物理的に計測する。
心停止は、生体センサー2内のECGセンサー(心電型センサー)により、心電による電流を計測する。
この生体センサー2は、心拍と呼吸の有無、微少体動、表皮温度について常時測定することができる
生体センサーの分析グラフの一例を図3、図4に示す。
ここで分析グラフは、イ ECG、ロ 副交感神経/交感神経、ハ 脈拍数、ニ 呼吸数、ホ 消費エネルギー/皮膚温度、へ 姿勢、ト 微少体動である。
この生体センサー2は、特願2020-78916などのような公知センサーを用いることもできるが、個別に心拍、呼吸、微少体動、表皮温度などを個別に測定するものでも、全部または複数測定できるものでもよい。
瞳孔カメラ3は、瞳孔散大の映像データを測定するもので、医師が瞳孔反応を判定できる映像を撮影するものである。
この瞳孔カメラ3は、瞳孔反応を確認するもので、一例を示すと図1に例示するように、先端にシャッター32を備えたGCD LED31を有し、照明スイッチ34を有する制御基板33と電源スイッチ36を有する電池35と、画像データをコントロールユニット4に送信する無線モジュール37とからなっている。
瞳孔カメラ3は、瞳孔反応の確認時に、医師が判定するために、LEDの発光した光が眼球に写っている状態での写真を撮ることが必要であり、LEDと瞳孔を鮮明に写真撮影させることができればその構成は特に限定されない。
この瞳孔カメラ3は、瞳孔反応を確認するもので、一例を示すと図1に例示するように、先端にシャッター32を備えたGCD LED31を有し、照明スイッチ34を有する制御基板33と電源スイッチ36を有する電池35と、画像データをコントロールユニット4に送信する無線モジュール37とからなっている。
瞳孔カメラ3は、瞳孔反応の確認時に、医師が判定するために、LEDの発光した光が眼球に写っている状態での写真を撮ることが必要であり、LEDと瞳孔を鮮明に写真撮影させることができればその構成は特に限定されない。
各種センサーの情報は、直接に、またはサーバーにアップするなどして看取り用のコントロールユニット4に送信される。
また、コントロールユニット4には、必要に応じて、在宅の被判定者に付き添う資格のある看護師(以下、単に看護要員とする)と医師との間の通話システムを構築する。
このコントロールユニット4の操作は手動、音声、自動などにより操作を可能とする。
音声の操作は、例えば、公知のAI GoogleのSPEECH-TO-TEXTを利用することができる。
また、コントロールユニット4には、必要に応じて、在宅の被判定者に付き添う資格のある看護師(以下、単に看護要員とする)と医師との間の通話システムを構築する。
このコントロールユニット4の操作は手動、音声、自動などにより操作を可能とする。
音声の操作は、例えば、公知のAI GoogleのSPEECH-TO-TEXTを利用することができる。
[コントロールユニット]
このコントロールユニット4には、看取り判定部を有しており、生体センサー2で測定された心肺停止の有無と呼吸停止の有無を測定すると共に、心肺停止および呼吸停止したタイミングを判定した信号が連続しまたは一定間隔で入力される。
医師は、必要に応じて、任意の段階で、通話システムを用いて、前記看護要員に被判定者に付き沿うよう連絡する。
逆に、被判定者の近傍にいる看護要員(救助要員でもよい)から通話システムを用いて、医師に連絡してもよい。
このコントロールユニット4には、看取り判定部を有しており、生体センサー2で測定された心肺停止の有無と呼吸停止の有無を測定すると共に、心肺停止および呼吸停止したタイミングを判定した信号が連続しまたは一定間隔で入力される。
医師は、必要に応じて、任意の段階で、通話システムを用いて、前記看護要員に被判定者に付き沿うよう連絡する。
逆に、被判定者の近傍にいる看護要員(救助要員でもよい)から通話システムを用いて、医師に連絡してもよい。
前記上記心肺停止・呼吸停止のタイミング(図3、図4のa)の後も被判定者の表皮温度は測定されている。
そして、無呼吸後の微少体動(b)が測定され、体温低下(c)の前に(d)で一旦無呼吸が解除され、微少体動が停止(b’)する(例えば約30分間)。
そこで、微少体動の活動から、(体温低下の前に、一旦、無呼吸が解除されたと判定され)、蘇生可能状態と判定し、可能であれば蘇生を行う。
一定時間経過(例えば30分の経過)し、微少体動が一旦停止した(体温が低下して下限値に達する)時点で蘇生不可能と判定する。
瞳孔カメラ3は、前記心肺停止および呼吸停止し、体温低下時に1回目の測定を行い、その5分後に2度目の計測が行われ、画像データが記録され、両方とも瞳孔反応停止が見られた場合は、瞳孔反応停止として判断する。
そして、無呼吸後の微少体動(b)が測定され、体温低下(c)の前に(d)で一旦無呼吸が解除され、微少体動が停止(b’)する(例えば約30分間)。
そこで、微少体動の活動から、(体温低下の前に、一旦、無呼吸が解除されたと判定され)、蘇生可能状態と判定し、可能であれば蘇生を行う。
一定時間経過(例えば30分の経過)し、微少体動が一旦停止した(体温が低下して下限値に達する)時点で蘇生不可能と判定する。
瞳孔カメラ3は、前記心肺停止および呼吸停止し、体温低下時に1回目の測定を行い、その5分後に2度目の計測が行われ、画像データが記録され、両方とも瞳孔反応停止が見られた場合は、瞳孔反応停止として判断する。
これらの生体センサのデータ分析および瞳孔カメラによる写真判定により、死の兆候および一次死亡判定が可能である。
一般的に、微少体動が停止(図4のd)して一定時間(例えば2時間)経過後に死の確定状態を判断できる。
よって、これらの死の兆候による情報をコンピューターによりソフトウェアで分析することにより死亡診断をソフトウェアで1次診断することが可能となる。
これにより、医師の診断方法は、分析ソフトウェアで1次判断後に遠隔医療を用いて、コンピューターが判断した結果を医師が確認し承認するという方法により、医師による死亡診断が行われる。
そして、必要に応じて現場にいる正看護師などの看護要員が死亡診断書を代筆し提出することも可能となる。
一般的に、微少体動が停止(図4のd)して一定時間(例えば2時間)経過後に死の確定状態を判断できる。
よって、これらの死の兆候による情報をコンピューターによりソフトウェアで分析することにより死亡診断をソフトウェアで1次診断することが可能となる。
これにより、医師の診断方法は、分析ソフトウェアで1次判断後に遠隔医療を用いて、コンピューターが判断した結果を医師が確認し承認するという方法により、医師による死亡診断が行われる。
そして、必要に応じて現場にいる正看護師などの看護要員が死亡診断書を代筆し提出することも可能となる。
次に、遠隔医療や介護を行う看取りや見守りにおいて、在宅する看護対象者と遠隔地の医療者(医師、薬剤師、看護士など)との間にはリモート診療やアドバイスが行えるように在宅にあるテレビジョン装置10をモニターとして利用したビデオ通話が可能となっている。
このようなリモート診療では、看護対象者側に設置しているテレビジョン装置10とビデオ通信可能な第1画像/音声入力装置12とが設けられており、遠隔地にある医師側に設置しているビデオ通信可能な第2画像/音声入力装置15とがネットワークによって接続されてビデオ通話が実行可能な構成となっている。
このようなリモート診療では、看護対象者側に設置しているテレビジョン装置10とビデオ通信可能な第1画像/音声入力装置12とが設けられており、遠隔地にある医師側に設置しているビデオ通信可能な第2画像/音声入力装置15とがネットワークによって接続されてビデオ通話が実行可能な構成となっている。
そこで、在宅の場合は、汎用のテレビジョン装置10をモニタとして使用し、テレビジョン装置10のリモコン11を操作端末として使用するシステムも提案されている
例えば、特開2017-84211号公報では、テレビジョン装置をモニタとしてビデオ通話に活用するに際しては、リモコンの操作方法次第では必ずしも操作が簡単になるとはいえず、またテレビジョン装置の電源がOFFである場合には利用することができない等、各種の欠点が生じる。
例えば、特開2017-84211号公報では、テレビジョン装置をモニタとしてビデオ通話に活用するに際しては、リモコンの操作方法次第では必ずしも操作が簡単になるとはいえず、またテレビジョン装置の電源がOFFである場合には利用することができない等、各種の欠点が生じる。
そこで、特開2019-29824号の遠隔支援システムでは、テレビジョン装置のリモコンのボタン操作に基づく操作信号を受信する受信部が滞在地に設置されており、前記受信部及び前記テレビジョン装置と、前記ネットワークとに接続された制御装置を備え、前記制御装置は、前記リモコンの特定のボタンが操作されたか否かを、前記受信部が受信した操作信号に基づいて認識する認識部と、前記認識部により前記特定のボタンが操作されたと認識された場合に、前記テレビジョン装置に前記ビデオ通話画像を表示させるための切換処理を実行する切換部と、前記認識部により前記特定のボタンが操作されたと認識された場合に、前記遠隔地にプッシュ通知を前記ネットワークを介して行うための通知処理を実行する通知部とを備える構成が開示されている。
しかし、上記構成では、特定のボタンが操作されたか否か認識する際に、特定のボタン以外に色ボタンのいずれかが押された場合に特定のボタンが操作されたものと認識して、特定ボタンの操作を確認して前記テレビジョン装置に前記ビデオ通話画像を表示させる構成となっているため、特定のボタンや色ボタンが誤操作された場合にもプッシュ通知が行われる惧れがある。
この実施例では、テレビジョン装置10のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標、以下同じ)の端子に、リモート診療の医師側端末20の画像/音声入力装置15からの信号が接続されている。
一方で、テレビジョン装置10からHDMI経由で前記テレビジョン装置10をコントロールする場合は、HDMIのI/Fにあるシリアル通信を用いて制御するが、この全てのコマンドの仕様に対応していない。
テレビジョン装置10の電源On/Offに関してはHDMI規格のコマンドにより制御できるので、テレビジョン装置10の電源がOffの場合にはこれをONにしてから、テレビジョン装置10のHDMI端子に接続された外部入力を切り替える。
映像入力信号の切替えは、T∨ Control Unit(以下TCU)13からリモコン11と同等の機能でテレビジョン装置10の外部入力の選択をする。
これらは、HDMIのCEC通信プロトコルが使用される。
なお、リモコン11は、本実施例では前記公知のHDMI端子切替ボタンを有したものを用いることができる。
また、リモコン11には、リモート診療画面への切替をするための特定のボタンが設けられており、誰でもリモコン11からワンタッチで切替操作をしやすいようになっている。
一方で、テレビジョン装置10からHDMI経由で前記テレビジョン装置10をコントロールする場合は、HDMIのI/Fにあるシリアル通信を用いて制御するが、この全てのコマンドの仕様に対応していない。
テレビジョン装置10の電源On/Offに関してはHDMI規格のコマンドにより制御できるので、テレビジョン装置10の電源がOffの場合にはこれをONにしてから、テレビジョン装置10のHDMI端子に接続された外部入力を切り替える。
映像入力信号の切替えは、T∨ Control Unit(以下TCU)13からリモコン11と同等の機能でテレビジョン装置10の外部入力の選択をする。
これらは、HDMIのCEC通信プロトコルが使用される。
なお、リモコン11は、本実施例では前記公知のHDMI端子切替ボタンを有したものを用いることができる。
また、リモコン11には、リモート診療画面への切替をするための特定のボタンが設けられており、誰でもリモコン11からワンタッチで切替操作をしやすいようになっている。
表示したい外部入力画面(リモート診療画面)では、テレビジョン装置10で前記画面に切り替わると、人が聞き取りにくい特定周波数(例えば20KHz前後の周波数)の音(音声でもよい)を発信しておくように設定する。
これは、テレビジョン装置側でリモート診療画面の入力に切り替わったと判定した場合に特定周波数の音を発生させる構成となっているが、リモート診療画面側に特定周波数の音を流しておくようにしてもよい。
また、特定の音声でもよい。
そこで、上記特定の周波数の音は、TCUに設置されたマイク13aで検知したらテレビジョン装置10の外部入力がリモート診療用の画面に切り替え成功と判断する。
前記特定の周波数の音が検知されない場合には、音が確認されるまで特定のボタンBを手動でまたは自動で繰り返し押すことができる。
これは、テレビジョン装置側でリモート診療画面の入力に切り替わったと判定した場合に特定周波数の音を発生させる構成となっているが、リモート診療画面側に特定周波数の音を流しておくようにしてもよい。
また、特定の音声でもよい。
そこで、上記特定の周波数の音は、TCUに設置されたマイク13aで検知したらテレビジョン装置10の外部入力がリモート診療用の画面に切り替え成功と判断する。
前記特定の周波数の音が検知されない場合には、音が確認されるまで特定のボタンBを手動でまたは自動で繰り返し押すことができる。
ここでリモート診療画面への切替をする前記特定のボタンBは、リモコン11と同じ赤外線信号(IR)や高周波(RF)の電磁波信号を用いた外部入力の切替用のボタンBであり、リモコン11の公知構成とは別に設けられているが、HDM1の切替ボタンの1つを用いるものでもよい。
この信号は、予めTCUに対してテレビ専用のリモコンから外部入力ボタンを押して記憶させることができる。
この信号は、予めTCUに対してテレビ専用のリモコンから外部入力ボタンを押して記憶させることができる。
そこで、リモート診療画面への切替の完了が判定されるとテレビジョン装置10の音量を予め設定した音量にする。
そして、リモート診療画面へは、リモコン11の公知のカーソルキーを使用して、TCUのリモコンの信号を送って、リモート診療画面を動かしたり操作することができる。
このようにして、在宅の看護対象者は、テレビジョン装置10のリモコン11の特定のボタンBを押すことで、テレビジョン装置10を用いた遠隔診療を行うことができる。
なお、遠隔地の医師はテレビジョン装置10に接続された第1画像/音声入力装置12を用いて、看護対象者の表情や反応を見ることができ、会話することもできる。
看護対象者がいない場合や意識がない場合などには、同室にいる看護士や見守り管理者などがリモコン11を利用して、リモート診療や相談を受けることができる。
そして、リモート診療画面へは、リモコン11の公知のカーソルキーを使用して、TCUのリモコンの信号を送って、リモート診療画面を動かしたり操作することができる。
このようにして、在宅の看護対象者は、テレビジョン装置10のリモコン11の特定のボタンBを押すことで、テレビジョン装置10を用いた遠隔診療を行うことができる。
なお、遠隔地の医師はテレビジョン装置10に接続された第1画像/音声入力装置12を用いて、看護対象者の表情や反応を見ることができ、会話することもできる。
看護対象者がいない場合や意識がない場合などには、同室にいる看護士や見守り管理者などがリモコン11を利用して、リモート診療や相談を受けることができる。
医師側は、医師側端末(コンピュータ端末、図示省略)を用いて、特定の看護対象者のTCU15 へサーバからテレビの接続を要求してもよい。
この要求があると、看護対象者のTCU15は、HDMI経由でテレビジョン装置10の状況を判断し、電源がOffの場合はONにし、ONになると外部入力をリモート診療のチャンネルに変更して、外部入力信号を出力する。
その画面では、人には聞き取りにくくセンサで判別しやすい20KHz前後の識別音(ビーピー音)をテレビジョン装置10のスピーカーから出力する。
ここで発する音の大きさ、音圧は上記数値に限定されず、また識別音もピーピー音その他のビープ音に限らず特定のメロディ音その他であってもよく、この発明では特に限定されるものではない。
その音をTCU13にあるマイク14で受信することにより、リモート診療用の所定の画面が表示されたことが判断される。
所定の画面に切り替わったら、前記音の発生を停止して、リモート診療が行われる。
この要求があると、看護対象者のTCU15は、HDMI経由でテレビジョン装置10の状況を判断し、電源がOffの場合はONにし、ONになると外部入力をリモート診療のチャンネルに変更して、外部入力信号を出力する。
その画面では、人には聞き取りにくくセンサで判別しやすい20KHz前後の識別音(ビーピー音)をテレビジョン装置10のスピーカーから出力する。
ここで発する音の大きさ、音圧は上記数値に限定されず、また識別音もピーピー音その他のビープ音に限らず特定のメロディ音その他であってもよく、この発明では特に限定されるものではない。
その音をTCU13にあるマイク14で受信することにより、リモート診療用の所定の画面が表示されたことが判断される。
所定の画面に切り替わったら、前記音の発生を停止して、リモート診療が行われる。
上記実施例では、看護対象者と医師とのリモート診療がテレビのリモコンを用いて簡単且つ確実に行われる構成を示したが、この相手方は医師に限らず看護士、薬剤師などの医療関係者との相談に用いてもよい。
前記実施例1の見守りシステムにおいては、監視対象者が呼吸停止になっている場合、監視者が遠隔操作によりテレビの電源をONにして、所定の外部入力にする必要があり、テレビの画面には見守りを担当している人が表示され、3者通話が開始される。
また、テレビが既に外部入力の他チェンネルになっている可能性もあり、テレビがどの状態にあっても、指定した画面になる必要がある。
その他の構成は前記実施例の説明に準ずる。
その他要するに、この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
前記実施例1の見守りシステムにおいては、監視対象者が呼吸停止になっている場合、監視者が遠隔操作によりテレビの電源をONにして、所定の外部入力にする必要があり、テレビの画面には見守りを担当している人が表示され、3者通話が開始される。
また、テレビが既に外部入力の他チェンネルになっている可能性もあり、テレビがどの状態にあっても、指定した画面になる必要がある。
その他の構成は前記実施例の説明に準ずる。
その他要するに、この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 看取り装置
2 生体センサー
3 瞳孔カメラ
4 コントロールユニット
10 テレビジョン装置
11 リモコン
12 第1画像/音声入力装置
13 TCU
14 マイク
15 第2画像/音声入力装置
2 生体センサー
3 瞳孔カメラ
4 コントロールユニット
10 テレビジョン装置
11 リモコン
12 第1画像/音声入力装置
13 TCU
14 マイク
15 第2画像/音声入力装置
Claims (7)
- 被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、
被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、
呼吸停止およびまたは心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、
前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、
前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなり、
看取り判定部が、
前記呼吸停止と心停止後の微少体動の活動を測定する蘇生可能状態表示手段と、
蘇生不可能状態になると瞳孔カメラの使用を指示する瞳孔カメラ撮影指示手段と、前記測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを基に一次死亡判定を行う一次死亡判定手段とを有してなることを特徴とする看取り装置を備えた遠隔医療システム。 - 看取り判定部が、呼吸停止と心停止を判定する呼吸・心停止判定手段と、
呼吸停止と心停止後の微少体動の停止を判定する微少体動判定手段と、
前記微少体動の停止後に瞳孔カメラの使用を指示する瞳孔カメラ撮影指示手段と、
瞳孔カメラから得られた画像データを記録すると共に、瞳孔散大の有無を判定する瞳孔反応判定手段と、
前記判定手段で得られたデータを元に死亡の一次診断を行う一次死亡判定手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載の看取り装置を備えた遠隔医療システム。 - コントロールユニットは、看取り判定部に入力されたデータを連続的に記録していることを特徴とする請求項1または2に記載の看取り装置を備えた遠隔医療システム。
- コントロールユニットから得られた一次死亡判定結果を遠隔地の所定の医師の受信装置に送信する送信手段と、前記所定の医師と被判定者の看護要員とが通信可能な通信手段とが備えてなることを特徴とする請求項1または2に記載の看取り装置を備えた遠隔医療システム。
- 被判定者の呼吸の有無から呼吸停止を測定する呼吸停止測定部と、被判定者の心停止を測定する心停止測定部と、呼吸停止および心停止後の被判定者の微少体動を測定する微少体動測定部と、前記被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する瞳孔カメラと、前記各測定部の測定結果および瞳孔カメラの画像データを入力すると共に一次死亡判定を行う看取り判定部を有するコントロールユニットとからなる看取り装置の看取り方法において、
看取り判定部が、呼吸停止および心停止を判定する呼吸・心停止判定手段と、
呼吸・心停止後の微少体動の活動の有無を判定する微少体動判定手段と、
前記微少体動の活動があると蘇生可能状態と表示する蘇生可能状態表示手段と、
前記蘇生可能状態と判定されてから一定時間が経過しても無呼吸または心停止が復活しないと蘇生不可能状態と判定する蘇生不可能状態表示手段と、
前記瞳孔カメラを用いた瞳孔反応の画像データの記録を指示する瞳孔反応記録指示手段と、
該瞳孔反応記録手段に基づいて瞳孔カメラより得られた被判定者の瞳孔散大の画像データを記録する手段と、
前記呼吸停止、心停止、微少体動、および瞳孔反応の画像データを元に死亡の一次診断を行う一次死亡判定手段とからなっていることを特徴とする看取り方法を備えた遠隔医療システム。 - 診療対象者のテレビジョン装置をリモート医療のモニターとして使用する遠隔医療システムであって、
ネットワークを介してリモート医療の医師側端末と接続される外部入力端子を選択可能に有しTCUで制御されるテレビジョン装置と、該テレビジョン装置を操作するリモコンとからなり、
該リモコンは、外部入力を医師側端末と接続された外部入力端子に切り替えるボタンを有しており、
該ボタンが操作されると、テレビジョン装置の電源がOFFの場合はONに切替え、ONの場合は外部入力端子を切替え、
前記医師側端末と接続される外部入力端子に切り替わると、テレビジョン装置のスピーカーから所定の音圧の音を発生させ、
上記音はTCUに設けたマイクまたはセンサーで検知されると、外部入力端子からの画面が表示されたものと判断し、音の発生を停止してなることを特徴とする請求項1に係る遠隔医療システム。 - テレビジョン装置に、第1画像/音声入力装置が接続されており、画像と音声を遠隔地へ送信しうることを特徴とする請求項1に記載の遠隔医療システム。
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