JP2022029994A - 回転速度検出装置、および回転速度検出方法 - Google Patents

回転速度検出装置、および回転速度検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回転速度の検出精度を向上させる回転速度検出装置、および回転速度検出方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る回転速度検出装置は、検出部と、計測部と、算出部とを備える。検出部は、A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する回転センサから出力されるA相信号かB相信号の少なくとも一方に基づいて検出体が第1角度回転したことを検出する。計測部は、検出体が第1角度回転するまでの経過時間を計測する。算出部は、第1角度と経過時間とに基づいて回転速度を算出する。第1角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である。【選択図】図1

Description

本発明は、回転速度検出装置、および回転速度検出方法に関する。
従来、A相信号、およびB相信号をカウントすることによって、例えば、駆動モータの回転速度を算出する回転速度検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-70496号公報
しかしながら、従来技術では、ノイズの影響によって回転速度を正確に検出することができないおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転速度の検出精度を向上させる回転速度検出装置、および回転速度検出方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る回転速度検出装置は、検出部と、計測部と、算出部とを備える。検出部は、A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する回転センサから出力されるA相信号かB相信号の少なくとも一方に基づいて検出体が第1角度回転したことを検出する。計測部は、検出体が第1角度回転するまでの経過時間を計測する。算出部は、第1角度と経過時間とに基づいて回転速度を算出する。第1角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である。
実施形態の一態様によれば、回転速度の検出精度を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る回転速度検出方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る変速機の概略を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る、ドグクラッチの回転速度と、予約角度との関係を示す図である。 図5は、実施形態に係る回転速度算出処理を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る回転速度検出装置、および回転速度検出方法について詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<回転速度検出方法の概要>
まず、図1を用いて実施形態に係る回転速度検出方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る回転速度検出方法の概要を示す図である。実施形態に係る回転速度検出方法は、制御装置5(図2参照)によって実行される。
回転速度検出方法においては、検出対象である検出体の回転速度が検出される。例えば、車両に設けられた変速機1(図2参照)の係合部材の回転速度が検出される。係合部材は、クラッチや、ギヤを含む。クラッチは、例えば、ドグクラッチ20(図2参照)である。ドグクラッチ20は、例えば、入力シャフト2(図2参照)と共に回転する。ギヤは、例えば、入力ギヤ10(図2参照)である。入力ギヤ10は、例えば、出力シャフト3(図2参照)と共に回転する。なお、回転速度検出方法は、係合部材の回転速度検出に限られることはない。
回転速度検出方法では、回転センサ70、71(図2参照)から出力される信号に基づいて回転速度が検出される。回転センサ70、71は、例えば、エンコーダである。エンコーダは、A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力するロータリエンコーダである。
回転速度検出方法では、或る時間t0において、回転速度を検出するための所定角度(第1角度)が設定される(S1)。なお、所定角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である。例えば、所定角度は、A相またはB相で出力されるパルス信号の複数周期分である。
次に、時間t1になると、A相信号、およびB相信号に基づいて回転角度がS1で設定された所定角度に到達したことが検出され、回転角度が所定角度に到達するまでの到達時間(経過時間)が計測される(S2)。すなわち、係合部材が所定角度回転するまでの到達時間が計測される。例えば、時間t1において、回転角度が所定角度になった場合には、時間t0~t1までの時間が、到達時間として計測される。なお、回転角度は、A相信号かB相信号の少なくとも一方に基づいて、所定角度に到達したことが検出されてもよい。
そして、所定角度と、到達時間(経過時間)とに基づいて、回転速度が算出される(S3)。回転速度は、図1に示す、シャフト回転の傾きに対応する。
実施形態に係る回転速度検出方法を用いない比較例では、A相信号、およびB相信号を角度に変換し、一定時間における角度変化量から回転速度を算出することが考えられる。しかし、このような比較例では、ノイズによる角度変化が検出されることによって、回転速度を精度良く検出できないおそれがある。
また、比較例では、Z相信号に基づいて回転速度を算出することが考えられる。Z相信号に基づいて検出される回転速度は、精度がよいものの、エンコーダが1回転する際に1回出力される信号であるため、低回転速度の場合には、Z相信号のパルス信号が出力される時間間隔が長くなり、応答性が低下するおそれがある。
実施形態に係る回転速度検出方法では、設定された所定角度と、所定角度に到達するまでの到達時間とに基づいて回転速度が算出される。そのため、実施形態に係る回転速度検出方法は、ノイズによる角度変化の影響が低減された回転速度を検出することができ、回転速度の検出精度を向上させることができる。また、実施形態に係る回転速度検出方法は、パルスの間隔が短いA相信号、およびB相信号に基づいて回転速度を検出するため、応答性を向上させることができる。
<変速機の全体構成>
次に、回転速度が検出される変速機1について図2を参照し説明する。図2は、実施形態に係る変速機1の概略を示す模式図である。
変速機1は、車両に設けられる。変速機1は、複数の変速段を有する。図2では、前進4段の変速段を有する変速機1を一例として説明するが、これに限られることはない。なお、詳しい説明は省略するが、変速機1は、後進1段の変速段を有する。変速機1は、入力シャフト2と、出力シャフト3と、シフト機構4と、制御装置5とを備える。
入力シャフト2は、エンジンやモータなどの動力源の出力軸に接続される。入力シャフト2は、ベアリングを介して変速機カバーなどに、回転自在に支持される。入力シャフト2には、係合部材として、入力ギヤ10、およびドグクラッチ20が設けられる。入力ギヤ10は、第1入力ギヤ11と、第2入力ギヤ12と、第3入力ギヤ13と、第4入力ギヤ14とを含む。ドグクラッチ20は、第1ドグクラッチ21と、第2ドグクラッチ22とを含む。
出力シャフト3は、差動機構などを介して駆動輪に接続される。出力シャフト3は、ベアリングを介して変速機カバーなどに、回転自在に支持される。出力シャフト3には、出力ギヤ30が設けられる。出力ギヤ30は、第1出力ギヤ31と、第2出力ギヤ32と、第3出力ギヤ33と、第4出力ギヤ34とを含む。
第1入力ギヤ11~第4入力ギヤ14は、入力シャフト2に対して相対回転可能に設けられる。第1出力ギヤ31~第4出力ギヤ34は、出力シャフト3に対して相対回転不能に支持される。すなわち、第1出力ギヤ31~第4出力ギヤ34は、出力シャフト3と一体となり、回転する。
第1出力ギヤ31は、第1入力ギヤ11と噛み合っている。第2出力ギヤ32は、第2入力ギヤ12と噛み合っている。第3出力ギヤ33は、第3入力ギヤ13と噛み合っている。第4出力ギヤ34は、第4入力ギヤ14と噛み合っている。
そのため、第1入力ギヤ11~第4入力ギヤ14は、第1出力ギヤ31~第4出力ギヤ34、すなわち、出力シャフト3と一体となり、回転する。
シフト機構4は、第1ドグクラッチ21と、第2ドグクラッチ22と、シフトバレル40と、第1シフトフォーク41と、第2シフトフォーク42と、アクチュエータ43とを備える。
第1ドグクラッチ21は、入力シャフト2に対して相対回転不能に設けられる。第1ドグクラッチ21は、入力シャフト2の軸方向に沿って移動可能である。第2ドグクラッチ22は、入力シャフト2に対して相対回転不能に設けられる。第2ドグクラッチ22は、入力シャフト2の軸方向に沿って移動可能である。
シフトバレル40は、アクチュエータ43によって回転される。シフトバレル40には、複数のシフト溝40a、40bが形成される。具体的には、シフトバレル40には、2つのシフト溝40a、40bが形成される。2つのシフト溝40a、40bは、シフトバレル40の回転によって第1シフトフォーク41、および第2シフトフォーク42を入力シャフト2の軸方向に沿って移動させるように形成される。
アクチュエータ43は、シフトバレル40と、第1シフトフォーク41または第2シフトフォーク42とを介してドグクラッチ20を動作させる動作装置である。アクチュエータ43は、例えば、ソレノイドによって油圧が制御されてシフトバレル40を回転させる油圧アクチュエータである。なお、アクチュエータ43は、電動モータであってもよい。
アクチュエータ43によって、シフトバレル40が回転すると、第1シフトフォーク41、および第2シフトフォーク42を介してドグクラッチ20が移動する。これにより、ドグクラッチ20と、入力ギヤ10との係合状態が切り替えられ、変速段が切り替えられる。
例えば、第1ドグクラッチ21が第1入力ギヤ11に噛み合うことによって、入力シャフト2の回転が、第1ドグクラッチ21、第1入力ギヤ11、第1出力ギヤ31、および出力シャフト3の順に伝達される。
ドグクラッチ20と入力ギヤ10とが係合される場合には、ドグクラッチ20の噛合歯と、入力ギヤ10の噛合歯とが干渉しないように、ドグクラッチ20の動作タイミングが制御される。
制御装置5は、ドグクラッチ20の回転角度、回転速度、および入力ギヤ10の回転角度、回転速度に基づいて、ドグクラッチ20の動作タイミングを制御し、ドグクラッチ20と入力ギヤ10とを係合させる。
次に、実施形態に係る制御装置5について図3を参照し説明する。図3は、実施形態に係る制御装置5の構成を示すブロック図である。制御装置5は、変速機1の変速要求がある場合に、回転センサ70、71からの信号に基づいて、ドグクラッチ20、および入力ギヤ10の回転角度、および回転速度を検出し、変速段を切り替える。変速機1の変速要求に関する信号は、例えば、車両全体を制御する車両制御装置から出力される。なお、以下では制御装置5の機能のうち、回転速度を検出する機能について説明する。すなわち、回転速度検出装置として機能する制御装置5について説明する。
回転センサ70、71は、例えば、エンコーダである。回転センサ70は、入力シャフト2、すなわちドグクラッチ20の回転に伴うA相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する。回転センサ71は、出力シャフト3、すなわち入力ギヤ10の回転に伴うA相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する。なお、以下では、回転センサ70の回転速度検出を一例として説明するが、回転センサ71の回転速度検出についても同様である。
制御装置5は、制御部50と、記憶部51とを備える。記憶部51は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部50の取得部52、検出部53、設定部54、判定部55、計測部56、および算出部57として機能する。
取得部52は、回転センサ70から出力されるA相信号、B相信号、およびZ相信号を取得する。
検出部53は、取得されたA相信号、B相信号、およびZ相信号に基づいて、ドグクラッチ20の回転を検出する。検出部53は、Z相信号に基づいて、ドグクラッチ20の基準位置を検出する。基準位置は、例えば、0度に対応する位置である。Z相信号は、ドグクラッチ20、すなわち入力シャフト2が1回転すると、1つのパルス信号として出力される。
また、検出部53は、A相信号、およびB相信号に基づいて、ドグクラッチ20が所定角度回転したことを検出する。検出部53は、A相信号、およびB相信号に基づいて、ドグクラッチ20がどの程度回転しているかを検出する。すなわち、検出部53は、A相信号、およびB相信号に基づいて、ドグクラッチ20の相対的な回転角度を検出する。検出部53は、A相信号、およびB相信号のパルス数に基づいて、ドグクラッチ20の回転角度を検出する。検出部53は、後述する判定部55によって、回転角度が、所定角度になったと判定された場合に、ドグクラッチ20が所定角度回転したことを検出する。
設定部54は、ドグクラッチ20の回転速度を検出するための所定角度を設定する。設定部54は、所定周期内に、少なくとも1回の回転速度検出が行われるように、所定角度を設定する。所定周期は、予め設定された制御周期であり、例えば、1msである。所定角度は、現在の回転位置を基準にした角度である。すなわち、所定角度は、現在の回転位置を基準にして予約角度を加算した角度である。
設定部54は、後述する算出部57によって算出された回転速度に基づいて次回の回転速度検出のための所定角度を設定する。設定部54は、例えば、図4に示すデータに基づいて、予約角度を設定する。図4は、実施形態に係る、ドグクラッチ20の回転速度と、予約角度との関係を示す図である。図4に示すデータは、例えば、記憶部51に記憶される。設定部54は、ドグクラッチ20の回転速度が大きくなるにつれて、予約角度を大きく設定する。すなわち、所定角度は、ドグクラッチ20の回転速度が大きくなるにつれて、大きくなる。設定部54は、算出部57によって回転速度が算出されていない場合には、予め設定された初期角度を所定角度として設定する。
判定部55は、回転速度を算出する割り込み処理の発生タイミングであるか否かを判定する。すなわち、判定部55は、ドグクラッチ20の回転速度の算出タイミングであるか否かを判定する。具体的には、判定部55は、検出部53によって検出された回転角度が、所定角度になったか否かを判定する。すなわち、判定部55は、ドグクラッチ20が所定角度となるまで回転したか否かを判定する。
計測部56は、ドグクラッチ20が所定角度となるまでの到達時間を計測する。すなわち、計測部56は、ドグクラッチ20が所定角度回転するまでの到達時間を計測する。計測部56は、所定角度が設定された時間を基準としたカウントを開始し、所定角度に到達するまでの到達時間を計測する。
算出部57は、検出部53によってドグクラッチ20が所定角度回転したことが検出された場合には、計測部56によって計測された到達時間と、所定角度とに基づいて、ドグクラッチ20の回転速度を算出する。算出部57は、検出部53によってドグクラッチ20が所定角度回転したことが検出された場合には、回転速度を算出する割り込み処理を発生させて、ドグクラッチ20の回転速度を算出する。算出部57は、到達時間と、所定角度に含まれる予約角度とに基づいてドグクラッチ20の回転速度を算出する。具体的には、算出部57は、予約角度を到達時間で除算することによって、ドグクラッチ20の回転速度を算出する。
<回転速度算出処理>
次に、実施形態に係る回転速度算出処理について図5を参照し説明する。図5は、実施形態に係る回転速度算出処理を説明するフローチャートである。
制御装置5は、ドグクラッチ20の回転角度を検出する(S100)。制御装置5は、ドグクラッチ20の回転速度の算出タイミングであるか否かを判定する(S101)。
制御装置5は、算出タイミングではない場合(S101:No)、すなわち回転角度が、前回の処理によって設定された所定角度になっていない場合には、ドグクラッチ20の回転角度を検出する(S100)。制御装置5は、算出タイミングである場合(S101:Yes)、すなわち回転角度が、前回の処理によって設定された所定角度になった場合には、到達時間を計測する(S102)。
制御装置5は、到達時間と、所定角度とに基づいて回転速度を算出する(S103)。
制御装置5は、次回の回転速度検出における所定角度を設定し(S104)、到達時間までの時間のカウントを開始する(S105)。
<効果>
制御装置5は、検出部53と、計測部56と、算出部57とを備える。検出部53は、A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する回転センサ70、71から出力されるA相信号、およびB相信号に基づいて、例えば、ドグクラッチ20が所定角度回転したことを検出する。計測部56は、ドグクラッチ20が所定角度回転するまでの到達時間を計測する。算出部57は、所定角度と到達時間とに基づいて回転速度を算出する。所定角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である。
これにより、制御装置5は、ノイズによる角度変化の影響が低減された回転速度を検出することができ、回転速度の検出精度を向上させることができる。また、制御装置5は、パルスの間隔が短いA相信号、およびB相信号に基づいて回転速度を検出するため、応答性を向上させることができる。
制御装置5は、設定部54を備える。設定部54は、算出された回転速度に基づいて次回の回転速度検出のための所定角度を設定する。
これにより、制御装置5は、連続して回転速度を算出することができる。そのため、制御装置5は、回転速度が算出されないデータ抜けを抑制することができる。また、制御装置5は、回転速度が算出されるタイミングで、次回の回転速度検出のための所定角度を設定するため、簡易な処理で連続して回転速度を算出することができ、処理負荷を低減することができる。
設定部54は、算出された回転速度が大きくなるにつれて、所定角度を大きく設定する。
これにより、制御装置5は、例えば、回転速度が小さい場合には、所定角度を小さく設定することによって、回転速度検出の応答性が低下することを抑制することができる。また、制御装置5は、例えば、回転速度が大きい場合には、所定角度を大きく設定することによって、ノイズによる影響を低減し、回転速度の検出精度を向上させることができる。
算出部57は、変速機1におけるドグクラッチ20、および入力ギヤ10の回転速度を算出する。
これにより、制御装置5は、ドグクラッチ20、および入力ギヤ10を精度よく係合させることができる。
<変形例>
変形例に係る制御装置5は、制御部50の取得部52、検出部53、設定部54、計測部56、および算出部57の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成される。
例えば、検出部53は、エンコーダカウンタとしてハードウェアで構成される。また、例えば、計測部56は、タイマとしてハードウェアで構成される。検出部53、および計測部56は、例えば、A相やB相のパルス信号が所定個数検出された場合に、制御装置5に回転速度を算出する割り込み処理を発生させるハードウェア処理部として構成される。
これにより、制御装置5は、回転角度の検出や、到達時間の計測におけるソフトウェア処理のばらつきを低減し、回転速度を精度良く検出することができる。
変形例に係る制御装置5は、算出された回転速度に基づいて所定角度を設定しなくてもよい。すなわち、所定角度は、回転速度によらず、一定の角度であってもよい。変形例に係る制御装置5は、予め設定された所定角度に基づいて回転速度を算出する割り込み処理発生させる。変形例に係る制御装置5は、例えば、A相かB相の少なくとも一方に基づいて所定角度が検出される毎に回転速度を算出する割り込み処理を発生させる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 変速機
2 入力シャフト
3 出力シャフト
4 シフト機構
5 制御装置(回転速度検出装置)
10 入力ギヤ(係合部材)
20 ドグクラッチ(係合部材)
30 出力ギヤ
50 制御部
52 取得部
53 検出部
54 設定部
56 計測部
57 算出部
70 回転センサ
71 回転センサ

Claims (5)

  1. A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する回転センサから出力される前記A相信号か前記B相信号の少なくとも一方に基づいて、検出体が第1角度回転したことを検出する検出部と、
    前記検出体が前記第1角度回転するまでの経過時間を計測する計測部と、
    前記第1角度と前記経過時間とに基づいて回転速度を算出する算出部と
    を備え、
    前記第1角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である
    ことを特徴とする回転速度検出装置。
  2. 算出された前記回転速度に基づいて次回の回転速度検出のための前記第1角度を設定する設定部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の回転速度検出装置。
  3. 前記設定部は、算出された前記回転速度が大きくなるにつれて、前記第1角度を大きく設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転速度検出装置。
  4. 前記算出部は、変速機における係合部材の前記回転速度を算出する
    請求項1~3のいずれか一つに記載の回転速度検出装置。
  5. A相信号、B相信号、およびZ相信号を出力する回転センサから出力される前記A相信号か前記B相信号の少なくとも一方に基づいて、検出体が第1角度回転したことを検出する検出工程と、
    前記検出体が前記第1角度回転するまでの経過時間を計測する計測工程と、
    前記第1角度と前記経過時間とに基づいて回転速度を算出する算出工程と、
    を有し、
    前記第1角度は、A相またはB相で検出可能な最小検出角度よりも大きい角度である
    ことを特徴とする回転速度検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2623762A (en) * 2022-10-24 2024-05-01 Dalmatic Tnv As A rotary encoder

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