JP2022029594A - 回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力トランジスターのゲート電圧が判定電圧に達したか否かに基づいて波形成形を制御できる回路装置等を提供すること。【解決手段】回路装置100は、出力端子TQと出力トランジスター110とゲート電圧制御回路120とを含む。出力トランジスター110は、第1電源ノードNVSSと出力端子TQとの間に設けられる。ゲート電圧制御回路120は、入力信号TXが第1論理レベルから第2論理レベルに遷移した後、出力トランジスター110のゲート電圧Vgateを第1時間電圧変化率で変化させ、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaに達した後、ゲート電圧Vgateを、第1時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させ、ゲート電圧Vgateが第2判定電圧Vbに達した後、ゲート電圧Vgateを、第2時間電圧変化率より大きい第3時間電圧変化率で変化させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、回路装置等に関する。
特許文献1には、矩形パルスを成形するパルス成形用構成ユニットが開示されている。このパルス成形用構成ユニットは、矩形パルスが供給される信号エッジ生成器と、信号エッジ生成器の出力信号が入力される演算増幅器及び出力増幅段と、を含む。出力増幅段の出力信号は出力端子に出力され、その出力信号は演算増幅器に帰還されている。信号エッジ生成器は、緩慢化された上昇と下降と丸みのある状態遷移部とを有するパルスを、矩形パルスから生成する。信号エッジ生成器は、一定の電流で内部コンデンサを充電し、下降エッジを得るために放電し、電流ソース及びシンクの能率を制限することで信号波形を丸み付けする。
特開平6-97784号公報
上記のように、特許文献1には、信号波形を丸み付けする信号エッジ生成器の構成が簡単に記載されるのみであり、どのような条件等によって波形を変化させるのかといった具体的な構成は開示されていない。
本開示の一態様は、出力端子と、第1電源電圧が供給される第1電源ノードと、前記出力端子との間に設けられる出力トランジスターと、入力信号と、前記出力トランジスターのゲート電圧と、第1判定電圧と、前記第1判定電圧より高い第2判定電圧とに基づいて前記ゲート電圧を制御するゲート電圧制御回路と、を含み、前記ゲート電圧制御回路は、前記入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに遷移した後、前記ゲート電圧を第1時間電圧変化率で変化させ、前記ゲート電圧が前記第1判定電圧に達した後、前記ゲート電圧を、前記第1時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させ、前記ゲート電圧が前記第2判定電圧に達した後、前記ゲート電圧を、前記第2時間電圧変化率より大きい第3時間電圧変化率で変化させる回路装置に関係する。
回路装置の構成例。 回路装置の動作を説明する波形図。 ゲート電圧制御回路の詳細構成例。 ゲート電圧制御回路の動作を説明する波形図。 電圧生成回路の詳細構成例。 スイッチ制御回路の詳細構成例。 出力回路の詳細構成例。
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
1.回路装置
図1は、回路装置100の構成例である。回路装置100は、出力トランジスター110と出力抵抗115とゲート電圧制御回路120とダイオードDD1、DD2と出力端子TQとを含む。回路装置100は、例えば半導体装置により構成される。半導体装置は、半導体基板に回路素子が集積された集積回路装置である。このとき、出力端子TQは、半導体基板に形成されたパッド、又は半導体装置のパッケージに設けられた端子である。
ゲート電圧制御回路120は、矩形波のデジタル信号である入力信号TXを波形成形することで、ゲート電圧Vgateを生成する。このとき、ゲート電圧Vgateをモニターすることで波形成形を制御する。出力トランジスター110及び出力抵抗115は、出力回路を構成しており、その出力回路は、ゲート電圧Vgateに基づいて出力信号SQを出力端子TQに出力する。ダイオードDD1、DD2は、保護素子として設けられており、具体的には逆流防止のために設けられている。この出力回路は、例えば車載ネットワーク規格であるLIN規格の出力回路であるが、出力回路の用途はLINに限定されない。LINは、Local Interconnect Networkの略である。
出力トランジスター110は、第1電源電圧VSSが供給される第1電源ノードNVSSと、出力端子TQとの間に設けられる。具体的には、出力トランジスター110はN型トランジスターである。出力トランジスター110のソースは第1電源ノードNVSSに接続され、ドレインはダイオードDD2のカソードに接続される。ダイオードDD2のアノードは出力端子TQに接続される。第1電源電圧VSSは、第2電源ノードNVsupに供給される第2電源電圧Vsupより低い電圧である。第1電源電圧VSSは、例えばグランド電圧である。第1電源電圧VSSと第2電源電圧Vsupは、例えば回路装置100の外部から回路装置100に供給されるが、回路装置100に内蔵された電源回路から供給されてもよい。
出力抵抗115は、第2電源ノードNVsupと出力端子TQとの間に設けられる。具体的には、出力抵抗115の一端は第2電源ノードNVsupに接続され、他端はダイオードDD1のアノードに接続される。ダイオードDD1のカソードは出力端子TQに接続される。
図2は、回路装置100の動作を説明する波形図である。ゲート電圧制御回路120は、入力信号TXが入力され、出力トランジスター110のゲート電圧Vgateを制御する。具体的には、ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateと判定電圧とを比較し、その比較結果と入力信号TXとに基づいてゲート電圧Vgateを制御することで、入力信号TXに対応した出力信号SQを出力端子TQに出力する。より具体的には、ゲート電圧制御回路120は、入力信号TXがハイレベルからローレベルに遷移した後、ゲート電圧Vgateを第1時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaに達した後、ゲート電圧Vgateを、第1時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが、第1判定電圧Vaより高い第2判定電圧Vbに達した後、ゲート電圧Vgateを、第2時間電圧変化率より大きい第3時間電圧変化率で変化させる。
入力信号TXがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングをt1とし、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaに達するタイミングをt2とする。ゲート電圧制御回路120は、タイミングt1からタイミングt2までの期間において、ゲート電圧Vgateを第1時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧Vgateが第2判定電圧Vbに達するタイミングをt3とすると、ゲート電圧制御回路120は、タイミングt2からタイミングt3までの期間において、ゲート電圧Vgateを第2時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、タイミングt3から、後述するタイミングt4までの期間において、ゲート電圧Vgateを第3時間電圧変化率で変化させる。
なお、時間電圧変化率は、時間変化に対する電圧の変化である。即ち、時間電圧変化率は、図2におけるゲート電圧Vgateの波形の傾き、或いはゲート電圧Vgateの時間微分に相当する。第1時間電圧変化率~第3時間電圧変化率は、正の変化率である。また図2の入力信号TXにおいて、タイミングt1以前の論理レベルを第1論理レベルとし、タイミングt1からタイミングt5までの論理レベルを第2論理レベルとする。図2では第1論理レベルがハイレベルであり、第2論理レベルがローレベルであるが、第1論理レベルがローレベルであり、第2論理レベルがハイレベルであってもよい。
本実施形態によれば、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaに達したタイミングt2から第2判定電圧Vbに達したタイミングt3までの期間において、ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateを、第1時間電圧変化率及び第3時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させる。これにより、出力信号SQの立ち下がり開始の角を丸めることが可能となる。
具体的には、第1判定電圧Va及び第2判定電圧Vbは、図5等で後述するように出力トランジスター110のしきい値電圧付近に設定されている。ゲート電圧Vgateがしきい値電圧付近であるとき、出力信号SQが立ち下がり始めるが、このとき、ゲート電圧Vgateが、緩やかな第2時間電圧変化率で変化することになる。これにより、出力信号SQの立ち下がり開始において出力信号SQの時間電圧変化率が小さくなり、立ち下がり開始の角が丸くなる。
このように、本実施形態ではゲート電圧制御回路120がゲート電圧Vgateをモニターすることで、出力トランジスター110のしきい値電圧付近におけるゲート電圧Vgateの波形を制御することが可能となっており、それによって効果的な波形成形が可能となっている。出力信号SQの角が丸くなることで、例えば出力信号SQを伝送する信号線から放射されるノイズが低減する。
次に、出力信号SQの立ち下がり終了の角を丸める手法を説明する。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが、第2判定電圧Vbより高い第3判定電圧Vcに達した後、ゲート電圧Vgateを、第3時間電圧変化率より小さい第4時間電圧変化率で変化させる。第4時間電圧変化率は、正の変化率である。
ゲート電圧Vgateが第3判定電圧Vcに達するタイミングをt4とすると、ゲート電圧制御回路120は、タイミングt4以後において、ゲート電圧Vgateを第4時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧Vgateが所定電圧に達した後、入力信号TXがローレベルからハイレベルに変化するタイミングt5まで、ゲート電圧Vgateが所定電圧に維持される。所定電圧は、図5等で後述するように、第3判定電圧Vcより高い第4ゲート駆動電圧V4である。
本実施形態によれば、ゲート電圧Vgateが第3判定電圧Vcに達したタイミングt4以後において、ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateを、第3時間電圧変化率より小さい第4時間電圧変化率で変化させる。出力信号SQが第1電源電圧VSSに達したとき出力信号SQの立ち下がりが終了するが、本実施形態によれば、出力信号SQが第1電源電圧VSSに近づいたタイミングt4で、ゲート電圧Vgateの時間電圧変化率が、緩やかな第4時間電圧変化率となる。これにより、出力信号SQが第1電源電圧VSSに近づくときに、出力信号SQの時間電圧変化率が小さくなり、立ち下がり終了の角が丸くなる。
出力信号SQの立ち下がり開始及び終了の角についても、ゲート電圧制御回路120は上記と同様な手法によって角を丸める。
具体的には、ゲート電圧制御回路120は、入力信号TXがローレベルからハイレベルに遷移した後、ゲート電圧Vgateを第5時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが第3判定電圧Vcに達した後、ゲート電圧Vgateを第6時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが第2判定電圧Vbに達した後、ゲート電圧Vgateを第7時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路120は、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaに達した後、ゲート電圧Vgateを第8時間電圧変化率で変化させる。第7時間電圧変化率は、第8時間電圧変化率よりも小さい。第6時間電圧変化率は、第7時間電圧変化率よりも大きい。第5時間電圧変化率は、第6時間電圧変化率よりも小さい。なお、第5~第8時間電圧変化率は、負の変化率であるが、上記の大小関係は絶対値における大小関係を意味する。
本実施形態によれば、タイミングt5において出力信号SQが立ち上がり始めるが、ゲート電圧Vgateの時間電圧変化率が、緩やかな第5時間電圧変化率となっている。これにより、出力信号SQの時間電圧変化率が小さくなり、立ち上がり開始の角が丸くなる。また、ゲート電圧Vgateがしきい値電圧付近であるとき、出力信号SQの立ち上がりが終了していくが、このとき、ゲート電圧Vgateが、緩やかな第7時間電圧変化率で変化する。これにより、出力信号SQの立ち下がり終了において出力信号SQの時間電圧変化率が小さくなり、立ち下がり終了の角が丸くなる。
2.詳細構成例
図3に、ゲート電圧制御回路120の詳細構成例を示す。ゲート電圧制御回路120は、電圧生成回路130と、スイッチ制御回路140と、第1スイッチSW1~第7スイッチSW7と、第1電源用スイッチSW8と、第1抵抗RA1~第7抵抗RA7と、第1電源用抵抗RA8と、キャパシターCAとを含む。なお以下では、スイッチSW1~SW8、抵抗RA1~RA8と省略して呼ぶ。
電圧生成回路130は、第1判定電圧Va、第2判定電圧Vb及び第3判定電圧Vcを生成し、それらをスイッチ制御回路140に出力する。また電圧生成回路130は、第1ゲート駆動電圧V1~第7ゲート駆動電圧V7を生成し、その第1ゲート駆動電圧V1~第7ゲート駆動電圧V7を第1ノードN1~第7ノードN7に出力する。
スイッチSW1と抵抗RA1は、第1ノードN1と出力トランジスター110のゲートとの間に直列接続される。具体的には、スイッチSW1の一端が第1ノードN1に接続され、他端が抵抗RA1の一端に接続される。抵抗RA1の他端は出力トランジスター110のゲートに接続される。同様に、スイッチSW2~SW7と抵抗RA2~RA7は、第2~第7ノードN2~N7と出力トランジスター110のゲートとの間に直列接続される。スイッチSW8と抵抗RA8は、第1電源ノードNVSSと出力トランジスター110のゲートとの間に接続される。スイッチSW1~SW8は、トランジスターにより構成される。スイッチSW1~SW8は、例えばP型トランジスター又はN型トランジスターであってもよいし、或いはP型トランジスターとN型トランジスターが並列接続されたトランスファーゲートであってもよい。
キャパシターCAの一端は、出力トランジスター110のゲートに接続され、他端は第1電源ノードNVSSに接続される。
スイッチ制御回路140は、入力信号TXと、出力トランジスター110のゲート電圧Vgateと、第1判定電圧Vaと、第2判定電圧Vbと、第3判定電圧Vcとに基づいて、スイッチSW1~SW8をオン又はオフに制御する。具体的には、スイッチ制御回路140は、ゲート電圧Vgateと、第1判定電圧Va、第2判定電圧Vb及び第3判定電圧Vcとを比較することで、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Va、第2判定電圧Vb及び第3判定電圧Vcに達したか否かを判定する。そして、スイッチ制御回路140は、その判定結果と入力信号TXの論理レベルとに基づいて制御信号CSW1~CSW8を出力することで、スイッチSW1~SW8をオン又はオフに切り替える。スイッチ制御回路140は、スイッチSW1~SW8のうち、いずれか1つのスイッチをオンにし、それ以外のスイッチをオフにする。
例えばスイッチ制御回路140がスイッチSW1をオンにすると、第1ゲート駆動電圧V1が抵抗RA1を介して出力トランジスター110のゲートに出力され、キャパシターCAが充電される。このとき、第1ゲート駆動電圧V1と抵抗RA1の抵抗値とによって、キャパシターCAの充電スピード、即ちゲート電圧Vgateの時間電圧変化率が決まる。スイッチ制御回路140がスイッチSW1~SW8のいずれをオンするかによって、ゲート電圧Vgateの時間電圧変化率を制御することが可能となり、図2のような波形成形が可能となる。
図4は、ゲート電圧制御回路120の動作を説明する波形図である。ここでは、制御信号CSW1~CSW8がハイレベルのときスイッチSW1~SW8がオンになるものとする。VACPは、第1判定電圧Vaとゲート電圧Vgateを比較するコンパレーター141の判定信号であり、VBCPは、第2判定電圧Vbとゲート電圧Vgateを比較するコンパレーター142の判定信号であり、VCCPは、第3判定電圧Vcとゲート電圧Vgateを比較するコンパレーター143の判定信号である。コンパレーター141~143については、図6で後述する。コンパレーター141~143は、ゲート電圧VgateがVa~Vcより高いときハイレベルを出力するものとする。
スイッチ制御回路140は、入力信号TXがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングt1から、判定信号VACPがローレベルからハイレベルに遷移したタイミングt2までの期間において、制御信号CSW1をハイレベルにし、スイッチSW1をオンさせる。このとき、第1ゲート駆動電圧V1と抵抗RA1の抵抗値で決まる第1時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt2から、判定信号VBCPがローレベルからハイレベルに遷移したタイミングt3までの期間において、制御信号CSW2をハイレベルにし、スイッチSW2をオンさせる。このとき、第2ゲート駆動電圧V2と抵抗RA2の抵抗値で決まる第2時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt3から、判定信号VCCPがローレベルからハイレベルに遷移したタイミングt4までの期間において、制御信号CSW3をハイレベルにし、スイッチSW3をオンさせる。このとき、第3ゲート駆動電圧V3と抵抗RA3の抵抗値で決まる第3時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt4から、入力信号TXがローレベルからハイレベルに遷移したタイミングt5までの期間において、制御信号CSW4をハイレベルにし、スイッチSW4をオンさせる。このとき、第4ゲート駆動電圧V4と抵抗RA4の抵抗値で決まる第4時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
抵抗RA1~RA4の抵抗値は、次の大小関係となっている。抵抗RA2の抵抗値は、抵抗RA1の抵抗値より大きく、抵抗RA3の抵抗値は、抵抗RA2の抵抗値より小さく、抵抗RA4の抵抗値は、抵抗RA3の抵抗値より大きい。これにより、第2時間電圧変化率が第1時間電圧変化率より小さくなり、第3時間電圧変化率が第2時間電圧変化率より大きくなり、第4時間電圧変化率が第3時間電圧変化率より小さくなる。図2で説明したように、第2時間電圧変化率と第4時間電圧変化率が小さいことで、出力信号SQの立ち下がり開始及び終了の角が丸くなる。また、第3時間電圧変化率が大きいことで、出力信号SQの立ち下がりが急峻になる。
次に、スイッチ制御回路140は、入力信号TXがローレベルからハイレベルに遷移したタイミングt5から、判定信号VCCPがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングt6までの期間において、制御信号CSW5をハイレベルにし、スイッチSW5をオンさせる。このとき、第5ゲート駆動電圧V5と抵抗RA5の抵抗値で決まる第5時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt6から、判定信号VBCPがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングt7までの期間において、制御信号CSW6をハイレベルにし、スイッチSW6をオンさせる。このとき、第6ゲート駆動電圧V6と抵抗RA6の抵抗値で決まる第6時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt6から、判定信号VACPがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングt7までの期間において、制御信号CSW7をハイレベルにし、スイッチSW7をオンさせる。このとき、第7ゲート駆動電圧V7と抵抗RA7の抵抗値で決まる第7時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
次に、スイッチ制御回路140は、タイミングt7から、入力信号TXがハイレベルからローレベルに遷移したタイミングまでの期間において、制御信号CSW8をハイレベルにし、スイッチSW8をオンさせる。このとき、第1電源電圧VSSと抵抗RA8の抵抗値で決まる第8時間電圧変化率でゲート電圧Vgateが変化する。
抵抗RA5~RA8の抵抗値は、次の大小関係となっている。抵抗RA7の抵抗値は、抵抗RA8の抵抗値より大きく、抵抗RA6の抵抗値は、抵抗RA7の抵抗値より小さく、抵抗RA5の抵抗値は、抵抗RA6の抵抗値より大きい。これにより、第7時間電圧変化率が第8時間電圧変化率より小さくなり、第6時間電圧変化率が第7時間電圧変化率より大きくなり、第5時間電圧変化率が第6時間電圧変化率より小さくなる。図2で説明したように、第5時間電圧変化率と第7時間電圧変化率が小さいことで、出力信号SQの立ち上がり開始及び終了の角が丸くなる。また、第6時間電圧変化率が大きいことで、出力信号SQの立ち上がりが急峻になる。
図5は、電圧生成回路130の詳細構成例である。電圧生成回路130は、第1分圧回路131と第2分圧回路132とN型トランジスター133と電流源回路134を含む。なお、出力トランジスター110を第1N型トランジスターとし、N型トランジスター133を第2N型トランジスターとする。
N型トランジスター133はダイオード接続される。即ち、N型トランジスター133のゲートとドレインは接続され、ソースは第1電源ノードNVSSに接続される。これにより、N型トランジスター133のドレインは、N型トランジスター133のしきい値電圧付近となる。N型トランジスター133は、出力トランジスター110と同じプロセスで形成されているため、N型トランジスター133のドレインは、出力トランジスター110のしきい値電圧付近となる。
第1分圧回路131は、N型トランジスター133のドレインと第1電源ノードNVSSの間に設けられ、N型トランジスター133のドレイン電圧と第1電源電圧VSSの間を分圧することで第1判定電圧Vaと第2判定電圧Vbと第1ゲート駆動電圧V1と第6ゲート駆動電圧V6と第7ゲート駆動電圧V7とを生成する。具体的には、第1分圧回路131は、直列接続された抵抗RC1~RC5を含む。直列接続された抵抗RC1~RC5の一端は、N型トランジスター133のドレインに接続され、他端は、第1電源ノードNVSSに接続される。抵抗RC1と抵抗RC2の間のノードから第2判定電圧Vbが出力され、抵抗RC2と抵抗RC3の間のノードから第1ゲート駆動電圧V1が出力され、抵抗RC3と抵抗RC4の間のノードから第1判定電圧Vaが出力され、抵抗RC4と抵抗RC5の間のノードから第6ゲート駆動電圧V6が出力される。直列接続された抵抗RC1~RC5の他端から第7ゲート駆動電圧V7が出力される。即ち、第7ゲート駆動電圧V7は第1電源電圧VSSである。電圧の大小関係は、Vb>V1>Va>V6>V7となっている。
N型トランジスター133のドレインは、出力トランジスター110のしきい値電圧付近なので、そのしきい値電圧を基準として第1判定電圧Vaと第2判定電圧Vbが生成されることになる。これにより、第1判定電圧Vaと第2判定電圧Vbを出力トランジスター110のしきい値電圧付近に設定することが可能となり、図2で説明したように、それらの判定電圧を用いることで、しきい値電圧付近におけるゲート電圧Vgateの時間電圧変化率を制御できる。第1判定電圧Va及び第2判定電圧Vbと出力トランジスター110のしきい値電圧との関係は、種々考えられるが、一例としては、第2判定電圧Vbが出力トランジスター110のしきい値電圧と同一に設定される。なお、第2判定電圧Vbが出力トランジスター110のしきい値電圧と略同一であればよい。但し、これに限定されず、例えば第2判定電圧Vbと第1判定電圧Vaの間に出力トランジスター110のしきい値電圧がくるように、第2判定電圧Vbと第1判定電圧Vaを設定してもよい。
N型トランジスター133と出力トランジスター110は同じプロセスで形成されるので、プロセス変動に対して出力トランジスター110のしきい値電圧とN型トランジスター133のしきい値電圧が同じ傾向でばらつく。これにより、第1判定電圧Va及び第2判定電圧Vbと出力トランジスター110のしきい値電圧との関係が、プロセス変動の影響を受けにくくなり、プロセス変動の影響を受けにくい波形成形が可能となる。
第2分圧回路132は、N型トランジスター133のドレインと第2電源ノードNVsupの間に設けられ、N型トランジスター133のドレイン電圧と第2電源電圧Vsupの間を分圧することで第3判定電圧Vcと第2ゲート駆動電圧V2と第3ゲート駆動電圧V3と第4ゲート駆動電圧V4と第5ゲート駆動電圧V5とを生成する。具体的には、第2分圧回路132は、直列接続された抵抗RB1~RB5を含む。電流源回路134の一端は第2電源ノードNVsupに接続され、他端は、直列接続された抵抗RB1~RB5の一端に接続される。直列接続された抵抗RB1~RB5の他端は、N型トランジスター133のドレインに接続される。直列接続された抵抗RB1~RB5の一端から第2ゲート駆動電圧V2が出力される。抵抗RB1と抵抗RB2の間のノードから第3ゲート駆動電圧V3が出力され、抵抗RB2と抵抗RB3の間のノードから第4ゲート駆動電圧V4が出力され、抵抗RB3と抵抗RB4の間のノードから第3判定電圧Vcが出力され、抵抗RB4と抵抗RB5の間のノードから第5ゲート駆動電圧V5が出力される。電圧の大小関係は、V2>V3>V4>Vc>V5>Vbとなっている。
第3判定電圧Vcも同様に、しきい値電圧を基準として生成されるので、第3判定電圧Vcと出力トランジスター110のしきい値電圧との関係が、プロセス変動の影響を受けにくくなり、プロセス変動の影響を受けにくい波形成形が可能となる。
出力信号SQの立ち下がりに関係する電圧について、V2>V3>V4>Vc>Vb>V1>Vaとなっている。V1>Vaなので、スイッチSW1がオンになりV1が選択されることで、ゲート電圧VgateがVaに達する。また、V2>Vbなので、スイッチSW2がオンになりV2が選択されることで、ゲート電圧VgateがVbに達する。また、V3>Vcなので、スイッチSW3がオンになりV3が選択されることで、ゲート電圧VgateがVcに達する。また、スイッチSW4がオンになりV4が選択されることで、ゲート電圧VgateがVcからV4まで上昇し、その後はV4に維持される。
出力信号SQの立ち上がりに関係する電圧について、Vc>V5>Vb>Va>V6>V7=VSSとなっている。Vc>V5なので、スイッチSW5がオンになりV5が選択されることで、ゲート電圧VgateがVcに達する。また、Vb>V6なので、スイッチSW6がオンになりV6が選択されることで、ゲート電圧VgateがVbに達する。また、Va>V7なので、スイッチSW7がオンになりV7が選択されることで、ゲート電圧VgateがVaに達する。また、スイッチSW8がオンになりVSSが選択されることで、ゲート電圧VgateがVaからVSSまで下降し、その後はVSSに維持される。
図6は、スイッチ制御回路140の詳細構成例である。スイッチ制御回路140は、コンパレーター141~143と出力回路144とインバーターIVC1~IVC5とを含む。
コンパレーター141は、ゲート電圧Vgateが第1判定電圧Vaより高いか否かを判定し、その結果である判定信号VACPを出力する。コンパレーター142は、ゲート電圧Vgateが第2判定電圧Vbより高いか否かを判定し、その結果である判定信号VBCPを出力する。コンパレーター143は、ゲート電圧Vgateが第3判定電圧Vcより高いか否かを判定し、その結果である判定信号VCCPを出力する。
インバーターIVC1は、入力信号TXを論理反転し、その結果である信号XTXを出力する。インバーターIVC2は、信号XTXを論理反転し、その結果である信号TXIを出力する。インバーターIVC3は、判定信号VACPを論理反転し、その結果である信号XVACPを出力する。インバーターIVC4は、判定信号VBCPを論理反転し、その結果である信号XVBCPを出力する。インバーターIVC5は、判定信号VCCPを論理反転し、その結果である信号XVCCPを出力する。
出力回路144は、信号XTX、信号XTI、信号XVACP、判定信号VACP、信号XVBCP、判定信号VBCP、信号XVCCP、判定信号VCCPに基づいて、制御信号CSW1~CSW8を出力する。
図7は、出力回路144の詳細構成例である。出力回路144は、アンド回路ANE1~ANE8とインバーターIVE1とオア回路ORE2、ORE3とインバーターIVE4、IVE5とオア回路ORE6、ORE7とインバーターIVE8とを含む。
信号XTX及び信号XVACPがハイレベルのとき、インバーターIVE1は、ハイレベルの制御信号CSW1を出力する。即ち、入力信号TX及び判定信号VACPがローレベルのとき、スイッチSW1がオンである。信号VACP及び信号XVBCPがハイレベル且つ信号TXIがローレベルのとき、オア回路ORE2は、ハイレベルの制御信号CSW2を出力する。即ち、入力信号TXがローレベル、判定信号VACPがハイレベル、且つ判定信号VBCPがローレベルのとき、スイッチSW2がオンである。信号VBCP及び信号XVCCPがハイレベル且つ信号TXIがローレベルのとき、オア回路ORE3は、ハイレベルの制御信号CSW3を出力する。即ち、入力信号TXがローレベル、判定信号VBCPがハイレベル、且つ判定信号VCCPがローレベルのとき、スイッチSW3がオンである。信号XTX及び信号VCCPがハイレベルのとき、インバーターIVE4は、ハイレベルの制御信号CSW4を出力する。即ち、入力信号TXがローレベル且つ判定信号VCCPがハイレベルのとき、スイッチSW4がオンである。
同様に、入力信号TX及び判定信号VCCPがハイレベルのとき、スイッチSW5がオンである。入力信号TXがハイレベル、判定信号VCCPがローレベル、且つ判定信号VBCPがハイレベルのとき、スイッチSW6がオンである。入力信号TXがハイレベル、判定信号VBCPがローレベル、且つ判定信号VACPがハイレベルのとき、スイッチSW7がオンである。入力信号TXがハイレベル且つ判定信号VACPがローレベルのとき、スイッチSW8がオンである。以上のようにして、出力回路144は図4の信号波形を出力する。
以上に説明した本実施形態の回路装置は、出力端子と出力トランジスターとゲート電圧制御回路とを含む。出力トランジスターは、第1電源電圧が供給される第1電源ノードと、出力端子との間に設けられる。ゲート電圧制御回路は、入力信号が入力され、出力トランジスターのゲート電圧を制御する。ゲート電圧制御回路は、入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに遷移した後、ゲート電圧を第1時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路は、ゲート電圧が第1判定電圧に達した後、ゲート電圧を、第1時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させる。ゲート電圧制御回路は、ゲート電圧が、第1判定電圧より高い第2判定電圧に達した後、ゲート電圧を、第2時間電圧変化率より大きい第3時間電圧変化率で変化させる。
本実施形態によれば、ゲート電圧が第1判定電圧に達した後、第2判定電圧に達するまで、ゲート電圧制御回路は、ゲート電圧を、第1時間電圧変化率及び第3時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させる。これにより、出力トランジスターが出力端子に出力する出力信号の変化が緩やかになる。具体的には、出力信号の立ち下がり開始の角を、丸めることが可能となる。
また本実施形態では、ゲート電圧制御回路は、ゲート電圧が、第2判定電圧より高い第3判定電圧に達した後、ゲート電圧を、第3時間電圧変化率より小さい第4時間電圧変化率で変化させてもよい。
出力信号が第1電源電圧に達したとき出力信号の立ち下がりが終了する。本実施形態によれば、ゲート電圧が第3判定電圧に達した後、ゲート電圧の時間電圧変化率が、緩やかな第4時間電圧変化率となる。これにより、出力信号が第1電源電圧に近づくときに、出力信号の時間電圧変化率が小さくなり、立ち下がり終了の角が丸くなる。
また本実施形態では、ゲート電圧制御回路は、電圧生成回路と第1スイッチ及び第1抵抗と第2スイッチ及び第2抵抗と第3スイッチ及び第3抵抗と第1電源用スイッチ及び第1電源用抵抗とキャパシターとスイッチ制御回路とを含んでもよい。電圧生成回路は、第1判定電圧と、第2判定電圧と、第1判定電圧と第2判定電圧の間の第1ゲート駆動電圧と、第2判定電圧より高い第2ゲート駆動電圧及び第3ゲート駆動電圧とを生成してもよい。第1スイッチ及び第1抵抗は、第1ゲート駆動電圧が出力される第1ノードと、出力トランジスターのゲートとの間に直列接続されてもよい。第2スイッチ及び第2抵抗は、第2ゲート駆動電圧が出力される第2ノードと、ゲートとの間に直列接続されてもよい。第3スイッチ及び第3抵抗は、第3ゲート駆動電圧が出力される第3ノードと、ゲートとの間に直列接続されてもよい。第1電源用スイッチ及び第1電源用抵抗は、第1電源ノードと、ゲートとの間に直列接続されてもよい。キャパシターの一端はゲートに接続されてもよい。スイッチ制御回路は、入力信号とゲート電圧と第1判定電圧と第2判定電圧とに基づいて第1スイッチ~第3スイッチ及び第1電源用スイッチをオン又はオフに制御してもよい。
本実施形態によれば、スイッチ制御回路が第1スイッチをオンにすると、第1ゲート駆動電圧が第1抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、キャパシターが充電される。このとき、第1ゲート駆動電圧と第1抵抗の抵抗値とによって、キャパシターの充電スピードが決まる。即ち、ゲート電圧が第1時間電圧変化率で変化する。同様に、スイッチ制御回路が第2スイッチをオンにしたとき、ゲート電圧が第2時間電圧変化率で変化し、スイッチ制御回路が第3スイッチをオンにしたとき、ゲート電圧が第3時間電圧変化率で変化する。このように、いずれのスイッチをオンするかによって、ゲート電圧の時間電圧変化率が制御される。
また本実施形態では、第2抵抗の抵抗値は、第1抵抗の抵抗値より大きくてもよい。第3抵抗の抵抗値は、第2抵抗の抵抗値より小さくてもよい。
本実施形態によれば、第2時間電圧変化率が第1時間電圧変化率より小さくなり、第3時間電圧変化率が第2時間電圧変化率より大きくなる。
また本実施形態では、スイッチ制御回路は、入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに遷移したとき、第1電源用スイッチをオンからオフにし、第1スイッチをオフからオンにしてもよい。スイッチ制御回路は、ゲート電圧が第1判定電圧に達したとき、第1スイッチをオンからオフにし、第2スイッチをオフからオンにしてもよい。スイッチ制御回路は、ゲート電圧が第2判定電圧に達したとき、第2スイッチをオンからオフにし、第3スイッチをオフからオンにしてもよい。
本実施形態によれば、入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに遷移したとき第1スイッチがオンになるので、第1ゲート駆動電圧が第1抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、ゲート電圧が第1時間電圧変化率で変化する。ゲート電圧が第1判定電圧に達したとき第2スイッチがオンになるので、第2ゲート駆動電圧が第2抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、ゲート電圧が第2時間電圧変化率で変化する。ゲート電圧が第2判定電圧に達したとき第3スイッチがオンになるので、第3ゲート駆動電圧が第3抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、ゲート電圧が第3時間電圧変化率で変化する。
また本実施形態では、電圧生成回路は、第2判定電圧より高い第3判定電圧より高い第4ゲート駆動電圧を生成してもよい。ゲート電圧制御回路は、第4ゲート駆動電圧が出力される第4ノードと、ゲートとの間に直列接続される第4スイッチ及び第4抵抗を含んでもよい。
本実施形態によれば、スイッチ制御回路が第4スイッチをオンにすると、第4ゲート駆動電圧が第4抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、ゲート電圧が第4時間電圧変化率で変化する。
また本実施形態では、第4抵抗の抵抗値は、第3抵抗の抵抗値より大きくてもよい。
本実施形態によれば、第4時間電圧変化率は第3時間電圧変化率より小さくなる。これにより、出力信号の立ち下がり終了において出力トランジスターのゲート電圧が、緩やかな時間電圧変化率で変化するので、出力信号の立ち下がり終了の角が丸くなる。
またスイッチ制御回路は、ゲート電圧が第3判定電圧に達したとき、第3スイッチをオンからオフにし、第4スイッチをオフからオンにしてもよい。
本実施形態によれば、ゲート電圧が第3判定電圧に達したとき第4スイッチがオンになるので、第4ゲート駆動電圧が第4抵抗を介して出力トランジスターのゲートに出力され、ゲート電圧が第4時間電圧変化率で変化する。
また本実施形態の回路装置は、第1電源電圧より高い第2電源電圧が供給される第2電源ノードと出力端子との間に設けられる出力抵抗を含んでもよい。
本実施形態によれば、第2電源ノードと出力端子との間に設けられる出力抵抗と、出力端子と第1電源ノードとの間に設けられる出力トランジスターとによって出力回路が構成され、出力トランジスターのゲート電圧に応じた出力信号が出力端子に出力される。
また本実施形態では、出力トランジスターは、第1N型トランジスターであってもよい。第1判定電圧及び第2判定電圧は、第2N型トランジスターのしきい値電圧に基づいて設定されてもよい。
本実施形態によれば、プロセス変動に対して、出力トランジスターと第2N型トランジスターのしきい値電圧がほぼ同様な傾向でばらつく。そして、第2N型トランジスターのしきい値電圧に基づいて第1判定電圧及び第2判定電圧が設定されるので、出力トランジスターのしきい値電圧と第1判定電圧及び第2判定電圧の関係が、プロセス変動の影響を受けにくくなる。これにより、プロセス変動の影響を受けにくい波形成形が可能となる。
また本実施形態では、第1判定電圧及び第2判定電圧は、ダイオード接続された第2N型トランジスターのドレイン電圧に基づき設定されてもよい。
ダイオード接続された第2N型トランジスターのドレイン電圧は、第2N型トランジスターのしきい値電圧付近となる。これにより、第1判定電圧及び第2判定電圧が、第2N型トランジスターのしきい値電圧に基づいて設定される。
また本実施形態では、出力トランジスターは、第1N型トランジスターであってもよい。電圧生成回路は、ダイオード接続された第2N型トランジスターと、第1分圧回路と、第2分圧回路と、を含んでもよい。第1分圧回路は、第2N型トランジスターのドレインと第1電源ノードの間に設けられ、第2N型トランジスターのドレイン電圧と第1電源電圧の間を分圧することで第1判定電圧と第2判定電圧と第1ゲート駆動電圧を生成してもよい。第2分圧回路は、第1電源電圧より高い第2電源電圧が供給される第2電源ノードと第2N型トランジスターのドレインとの間に設けられ、第2電源電圧と第2N型トランジスターのドレイン電圧の間を分圧することで第2ゲート駆動電圧及び第3ゲート駆動電圧を生成してもよい。
本実施形態によれば、しきい値電圧付近である第2N型トランジスターのドレイン電圧を基準として、第1判定電圧、第2判定電圧、第1ゲート駆動電圧、第2ゲート駆動電圧及び第3ゲート駆動電圧を生成できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また回路装置等の構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100…回路装置、110…出力トランジスター、115…出力抵抗、120…ゲート電圧制御回路、130…電圧生成回路、131…第1分圧回路、132…第2分圧回路、133…N型トランジスター、134…電流源回路、140…スイッチ制御回路、141~143…コンパレーター、144…出力回路、CA…キャパシター、NVSS…第1電源ノード、NVsup…第2電源ノード、RA1~RA7…第1~第7抵抗、RA8…第1電源用抵抗、SQ…出力信号、SW1~SW7…第1~第7スイッチ、SW8…第1電源用スイッチ、TQ…出力端子、TX…入力信号、V1~V7…第1~第7ゲート駆動電圧、VSS…第1電源電圧、Va…第1判定電圧、Vb…第2判定電圧、Vc…第3判定電圧、Vgate…ゲート電圧、Vsup…第2電源電圧

Claims (12)

  1. 出力端子と、
    第1電源電圧が供給される第1電源ノードと、前記出力端子との間に設けられる出力トランジスターと、
    入力信号が入力され、前記出力トランジスターのゲート電圧を制御するゲート電圧制御回路と、
    を含み、
    前記ゲート電圧制御回路は、
    前記入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに遷移した後、前記ゲート電圧を第1時間電圧変化率で変化させ、
    前記ゲート電圧が第1判定電圧に達した後、前記ゲート電圧を、前記第1時間電圧変化率より小さい第2時間電圧変化率で変化させ、
    前記ゲート電圧が、前記第1判定電圧より高い第2判定電圧に達した後、前記ゲート電圧を、前記第2時間電圧変化率より大きい第3時間電圧変化率で変化させることを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記ゲート電圧制御回路は、
    前記ゲート電圧が、前記第2判定電圧より高い第3判定電圧に達した後、前記ゲート電圧を、前記第3時間電圧変化率より小さい第4時間電圧変化率で変化させることを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記ゲート電圧制御回路は、
    前記第1判定電圧と、前記第2判定電圧と、前記第1判定電圧と前記第2判定電圧の間の第1ゲート駆動電圧と、前記第2判定電圧より高い第2ゲート駆動電圧及び第3ゲート駆動電圧とを生成する電圧生成回路と、
    前記第1ゲート駆動電圧が出力される第1ノードと、前記出力トランジスターのゲートとの間に直列接続される第1スイッチ及び第1抵抗と、
    前記第2ゲート駆動電圧が出力される第2ノードと、前記ゲートとの間に直列接続される第2スイッチ及び第2抵抗と、
    前記第3ゲート駆動電圧が出力される第3ノードと、前記ゲートとの間に直列接続される第3スイッチ及び第3抵抗と、
    前記第1電源ノードと、前記ゲートとの間に直列接続される第1電源用スイッチ及び第1電源用抵抗と、
    一端が前記ゲートに接続されるキャパシターと、
    前記入力信号と前記ゲート電圧と前記第1判定電圧と前記第2判定電圧とに基づいて前記第1スイッチ~前記第3スイッチ及び前記第1電源用スイッチをオン又はオフに制御するスイッチ制御回路と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  4. 請求項3に記載の回路装置において、
    前記第2抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗の抵抗値より大きく、
    前記第3抵抗の抵抗値は、前記第2抵抗の抵抗値より小さいことを特徴とする回路装置。
  5. 請求項3又は4に記載の回路装置において、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記入力信号が前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに遷移したとき、前記第1電源用スイッチをオンからオフにし、前記第1スイッチをオフからオンにし、
    前記ゲート電圧が前記第1判定電圧に達したとき、前記第1スイッチをオンからオフにし、前記第2スイッチをオフからオンにし、
    前記ゲート電圧が前記第2判定電圧に達したとき、前記第2スイッチをオンからオフにし、前記第3スイッチをオフからオンにすることを特徴とする回路装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記電圧生成回路は、
    前記第2判定電圧より高い第3判定電圧より高い第4ゲート駆動電圧を生成し、
    前記ゲート電圧制御回路は、
    前記第4ゲート駆動電圧が出力される第4ノードと、前記ゲートとの間に直列接続される第4スイッチ及び第4抵抗を含むことを特徴とする回路装置。
  7. 請求項6に記載の回路装置において、
    前記第4抵抗の抵抗値は、前記第3抵抗の抵抗値より大きいことを特徴とする回路装置。
  8. 請求項6又は7に記載の回路装置において、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記ゲート電圧が前記第3判定電圧に達したとき、前記第3スイッチをオンからオフにし、前記第4スイッチをオフからオンにすることを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記第1電源電圧より高い第2電源電圧が供給される第2電源ノードと前記出力端子との間に設けられる出力抵抗を含むことを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記出力トランジスターは、第1N型トランジスターであり、
    前記第1判定電圧及び前記第2判定電圧は、第2N型トランジスターのしきい値電圧に基づいて設定されることを特徴とする回路装置。
  11. 請求項10に記載の回路装置において、
    前記第1判定電圧及び前記第2判定電圧は、ダイオード接続された前記第2N型トランジスターのドレイン電圧に基づき設定されることを特徴とする回路装置。
  12. 請求項3乃至8のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記出力トランジスターは、第1N型トランジスターであり、
    前記電圧生成回路は、
    ダイオード接続された第2N型トランジスターと、
    前記第2N型トランジスターのドレインと前記第1電源ノードの間に設けられ、前記第2N型トランジスターのドレイン電圧と前記第1電源電圧の間を分圧することで前記第1判定電圧と前記第2判定電圧と前記第1ゲート駆動電圧を生成する第1分圧回路と、
    前記第1電源電圧より高い第2電源電圧が供給される第2電源ノードと前記第2N型トランジスターの前記ドレインとの間に設けられ、前記第2電源電圧と前記第2N型トランジスターの前記ドレイン電圧の間を分圧することで前記第2ゲート駆動電圧及び前記第3ゲート駆動電圧を生成する第2分圧回路と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
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